JPH11114269A - ミシンの下糸自動供給装置 - Google Patents

ミシンの下糸自動供給装置

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JPH11114269A
JPH11114269A JP9293613A JP29361397A JPH11114269A JP H11114269 A JPH11114269 A JP H11114269A JP 9293613 A JP9293613 A JP 9293613A JP 29361397 A JP29361397 A JP 29361397A JP H11114269 A JPH11114269 A JP H11114269A
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乾 大久保
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    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B59/00Applications of bobbin-winding or -changing devices; Indicating or control devices associated therewith
    • D05B59/04Devices for changing the bobbin

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  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】長期にわたって良好な動作を安定的に得ること
ができるとともに、ミシン本体に対する取付を容易かつ
正確に行うことができ、さらに取付後の位置調整を容易
に行うことを可能とする。 【解決手段】 釜15の軸方向におけるミシン外方に逃
がすように配置した支持板22を介してボビン交換装置
14の搬送機構部19及び他の装置12,13を取り付
けることによって、釜15や送り歯側から落下する布埃
や油が搬送機構部19及び他の装置12,13に対して
直接的に付着することをなくして上記各装置19,1
2,13を清浄に維持するとともに、搬送機構部19及
び他の装置12,13をミシン操作者から離して配置す
ることによって、ミシン取扱い時に操作者が搬送機構部
及び他の装置に接触することを回避し、さらに搬送機構
部19の支持板22を取付基準面21に当接させること
によって搬送機構部19の装着を容易かつ簡易とし、釜
15に対する搬送機構部の取付精度を向上させるように
したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボビンケースを所
定の経路で移動させて釜内のボビンの交換を行うように
したミシンの下糸自動供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上糸と下糸とを使用して縫製を行うミシ
ン、特に高速の縫製作業を行う工業用のミシン等にあっ
ては、下糸を巻回したボビンを頻繁に交換する必要があ
る。一般には、下糸が消費された時にミシンの運転を一
旦停止し、ボビンを収容したボビンケースを釜から抜き
取った後に、ボビンに下糸を巻回して再度釜に装着する
か、或は予め用意しておいた下糸巻回済みのボビンをボ
ビンケースに収容してから釜に装着するという一連の操
作を手作業で行っている。
【0003】しかしながら、このような人手によるボビ
ンへの下糸の巻回作業及びボビンケースの交換作業は極
めて非能率的であり、生産性の低下の原因となってい
る。そこで、本出願人は、特開平7−68071号公報
や特願平6−285932号明細書等において、ボビン
に対する下糸巻回作業及びボビン交換作業を自動的に行
うようにした下糸自動供給装置を提案している。
【0004】このような下糸自動供給装置におけるボビ
ン交換装置は、図9及び図10に示されているように、
ボビンを収容したボビンケース1を保持・解放して釜内
のボビンケースを取り出し再装着するボビンケース把持
手段を備えており、このボビンケース把持手段を搬送機
構手段2によって所定の経路で移動させることにより、
ボビンケース1を、釜3、残糸除去装置4、及び下糸巻
回装置5の間でサイクル的に移動させる構成になされて
いる。
【0005】そして、ボビン交換要求があった場合に
は、下糸が消費された釜内のボビンケース1がボビンケ
ース把持手段により釜3内から抜き取られ、その抜き取
られたボビンケース1が残糸除去装置4に移送されてボ
ビンに残された下糸が完全に除去される。空になされた
ボビンを収容するボビンケース1は、下糸巻回装置5に
搬送され、そこで、空のボビンに対して下糸が巻回され
る。そして、その下糸が巻回されたボビンがボビンケー
ス1とともに釜3内に装着されることとなる。
【0006】このような従来の下糸自動供給装置は、釜
3の直下位置に配置されており、この下糸自動供給装置
を構成する残糸除去装置4、下糸巻回装置5及びボビン
交換装置の搬送機構手段2が、釜3の下方にそれぞれ設
けられている。
【0007】また、この下糸自動供給装置は、ミシン本
体に対して取付け・取外しができるように構成されてお
り、例えば、ミシン本体側のベッド部6下方の装置支持
部7に対して下糸自動供給装置が着脱されるように構成
されており、装着したときには、当該下糸自動供給装置
を構成する前記各部2,4,5が、釜3の位置に対して
所定の位置関係を備えるように配置されることとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
下糸自動供給装置は、ミシンの釜3の下方に配置されて
いるために、ミシンの送り歯等から落下してくる布埃
や、ミシンの糸切り装置で生じた糸の切り屑が、搬送機
構手段2や各種センサ部に落下して付着し易くなってい
るとともに、釜3に供給されている潤滑油が垂れたり飛
び散って付着することがある。そのため、上述した布埃
や糸の切り屑等は、ヘドロ状に堆積することもあり、そ
のため装置が動作不良を起こしてしまうことがある。
【0009】この種の下糸自動供給装置は、ミシンの釜
位置、特に釜軸線との位置関係を適正にしないとボビン
ケース把持手段によるボビンケースの着脱が確実に行わ
れなくなる。従って、下糸自動供給装置の取付にあたっ
ては、位置精度を出すための面倒な調整及び設定作業を
要している。また、従来の下糸自動供給装置では、ミシ
ンの機種(頭部)ごとに異なる取付関係を有するため
に、別個の装置を各々に対応して準備しなければならな
いという問題がある。
【0010】さらに、下糸自動供給装置を取り付けた後
には、ミシンの機種(頭部)、あるいは個々のミシンの
寸法誤差及び組立誤差に対応して、搬送機構の移動制御
量を調整する必要があることから、装置外に設けられた
制御基板内に記憶されている位置データ(調整パラメー
タ)を入れ替えるようにして再記憶させる作業を行わな
ければならない。
【0011】そこで本発明は、長期にわたって良好な動
作を安定的に得ることができるとともに、ミシン本体に
対する取付を容易かつ正確に行うことができ、さらに取
付後の位置調整を容易に行うことができるようにした下
糸自動供給装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、ボビンケースを保持・解
放するボビンケース把持手段と、このボビンケース把持
手段をミシンの釜に対して接離する所定の経路で移動さ
せる搬送機構部と、を有するボビン交換装置を備えたミ
シンの下糸自動供給装置において、上記釜の軸線に対し
て所定の位置となるようにミシンベッドに設けたベッド
側固定手段と、前記ボビン交換装置を固定した保持体
と、前記ボビン交換装置の各手段に対して所定の位置と
なるように、前記保持体をベッド側固定手段に固定する
保持体側固定手段と、を有し、上記ベッド側固定手段と
保持体側固定手段とを固定することにより保持体上の各
手段が釜の軸線に対して所定の位置に設定されている。
【0013】また、請求項2記載の発明では、上記請求
項1記載の保持体を、ボビン交換装置を含め下糸自動供
給装置のすべての構成を釜よりもミシン操作者とは反対
側に配置するようにユニット化している。
【0014】さらに、請求項3記載の発明では、上記請
求項1記載のベッド側固定手段を、ミシンベッドに対し
て直接設けるとともに、保持体側固定手段が、釜の少な
くとも前方を開放する開口部を備えている。
【0015】さらにまた、請求項4記載の発明では、上
記請求項1記載のベッド側固定手段は、釜の少なくとも
下方を開放する開口部を有し、ベッド側固定手段は、前
記保持体を釜に対して釜軸線方向に離隔させた位置に固
定する構成としている。
【0016】さらにまた、請求項5記載の発明では、上
記請求項1記載のベッド側固定手段に取付基準面を設
け、この取付基準面に対して保持体側固定手段を当接さ
せることによって搬送機構手段の回転移動軸を釜位置に
対して所定の位置関係に配置させるようにしている。
【0017】さらにまた、請求項6記載の発明では、ボ
ビンケースを保持・解放するボビンケース把持手段及び
ボビンケースを保持して、釜と他の装置との間でボビン
ケースを移動させる搬送機構手段を備えたボビン交換装
置を有し、上記ボビン交換装置の搬送機構手段が、釜軸
と略平行に延在する所定の回転移動軸を中心として前記
ボビンケース把持手段を回転移動させ、かつ上記回転移
動軸に沿ってボビンケース把持手段を直線移動させる構
成を備えたミシンの下糸自動供給装置において、上記搬
送機構手段の回転移動軸及び前記他の装置を、前記釜の
直下位置からミシン操作者と反対側に離して配置すると
ともに、上記釜位置から、搬送機構手段部における回転
移動軸のミシン外方側に向かって所定量離して保持体を
設け、当該保持体に対してミシン外方側から搬送機構手
段を取り付けたものであって、前記保持体を装着する取
付基準面をミシン本体側に設け、上記保持体を取付基準
面に当接させることによって搬送機構手段の回転移動軸
を釜位置に対して所定の位置関係に配置させている。
【0018】さらにまた、請求項7記載の発明では、上
記請求項6記載の他の装置が、ボビンケース内に収容し
たボビンの残糸を引き出して除去する残糸除去装置と、
ボビンに対して下糸を所定量巻き付ける下糸巻回装置
と、をからなり、これら残糸除去装置及び下糸巻回装置
を、前記釜の直下位置からミシン操作者と反対側に離し
て配置している。
【0019】さらにまた、請求項8記載の発明では、上
記請求項5又は6記載の取付部の取付基準面は、釜軸の
方向に搬送機構手段を位置決めする軸方向基準面と、釜
軸と直交する平面内において搬送機構手段を上下方向に
位置決めする高さ方向基準面と、釜軸と直交する平面内
において搬送機構手段を奥行方向に位置決めする前後方
向基準面と、を備えている。
【0020】さらにまた、請求項9記載の発明では、上
記請求項2又は6記載のボビン交換装置は、釜に対する
各部の位置関係を設定する制御設定記憶部を備えてい
る。
【0021】このような請求項1記載の下糸自動供給装
置によれば、ボビン交換装置の保持体を、ミシンベッド
側のベッド側固定手段に対して固定することによって、
ボビン交換装置の各手段が、釜に対してボビン交換装置
が精度よく配置され、釜に対してボビンケースが確実に
着脱されるようになっている。
【0022】さらに、請求項2記載の下糸自動供給装置
によれば、下糸自動供給装置がミシンの奥側に逃がすよ
うに配置されているために、釜や送り歯側から落下する
布埃や油が、下糸自動供給装置に対して直接的に付着す
ることがなく、そのため、下糸自動供給装置が清浄に維
持されるとともに、釜に対するメンテナンス等の作業が
容易に行われるようになっている。また、下糸自動供給
装置のユニット化によって、ミシン側に対する組み付け
や交換作業が容易化される。
【0023】さらに、請求項3記載の下糸自動供給装置
によれば、釜に対する作業空間が一層広く確保されるた
め、釜に対するメンテナンス等の作業がさらに容易化さ
れるとともに、構成の簡易化が図られるようになってい
る。
【0024】また、請求項4記載の下糸自動供給装置に
よれば、下糸自動供給装置がミシンの外側に逃がすよう
に配置されているために、釜や送り歯側から落下する布
埃や油が、下糸自動供給装置に対して直接的に付着する
ことがなく、そのため、下糸自動供給装置が清浄に維持
されるとともに、釜の前方部分が広く確保されるため、
釜に対するメンテナンス等の作業が容易化されるように
なっている。
【0025】また、請求項5記載の下糸自動供給装置に
よれば、保持体側固定手段をミシン本体側の取付基準面
に当接させるようにして装着するだけで、釜に対して搬
送機構手段が精度よく配置されるようになっている。
【0026】さらに、請求項6記載の下糸自動供給装置
によれば、釜軸方向におけるミシン外方側に逃がすよう
に配置された保持体に、ミシンの奥側に逃がすようにし
てボビン交換装置及び他の装置を配置しているので、釜
や送り歯側から落下する布埃や油は、ボビン交換装置搬
送装置及び他の装置に対して直接的に付着することがな
く、そのため、搬送機構手段及び他の装置が清浄に維持
されるようになっている。
【0027】また、ボビン交換装置の搬送機構手段及び
他の装置が、ミシン操作者から離されているために、釜
に対するメンテナンス等の作業が容易に行われるととも
に、ミシン取扱い時に操作者が、ボビン交換装置の搬送
機構手段及び他の装置に接触することが回避されるよう
になっている。これに加えて、ボビン交換装置における
搬送機構手段側の保持体を、ミシン本体側の取付基準面
に当接させるようにして装着するだけで、釜に対して搬
送機構手段が精度よく配置されるようになっている。
【0028】さらにまた、請求項7記載の下糸自動供給
装置によれば、請求項6におけるボビン交換装置の搬送
機構手段に加えて残糸除去装置及び下糸巻回装置を、釜
軸方向におけるミシン外方側に逃がすように配置された
保持体に取り付けて、ミシンの奥側に逃がすようにして
配置しているので、釜や送り歯側から落下する布埃や油
は、残糸除去装置及び下糸巻回装置に対して直接的に付
着することがなく、そのため、残糸除去装置及び下糸巻
回装置が清浄に維持されるようになっている。
【0029】また、残糸除去装置及び下糸巻回装置がミ
シン操作者から離されているために、釜に対するメンテ
ナンス等の作業が容易に行われるとともに、ミシン取扱
い時に操作者が残糸除去装置及び下糸巻回装置に接触す
ることが回避されるようになっている。これに加えて、
残糸除去装置及び下糸巻回装置側の保持体を、ミシン本
体側の取付基準面に当接させるようにして装着するだけ
で、釜に対して残糸除去装置及び下糸巻回装置が精度よ
く配置されるようになっている。
【0030】さらに、請求項8記載の下糸自動供給装置
によれば、ボビン交換装置、残糸除去装置及び下糸巻回
装置が、釜軸の方向、高さ方向及び奥行方向に精度よく
配置されるようになっている。
【0031】さらにまた、請求項9記載の下糸自動供給
装置によれば、内部に設けられた制御設定記憶部を操作
することによって、下糸自動供給装置自体での位置調整
が可能となっている。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。本実施形態の下糸自動供給装
置は、図1、図2、図3及び図5に示されているよう
に、保持枠3内に一体的にユニット化されている。すな
わち、上記保持枠3は、後述するミシンベッドフレーム
11に固定するための板状部材からなる支持部3aと、
この支持部3aよりミシン奥側に向かって側方に延長し
て後述する下糸巻回装置12、残糸除去装置13等を保
持する保持体3bと、これら支持部3a及び保持体3b
の上端よりそれぞれ釜軸方向の手前側に向かって延長す
る上梁部3c,3dと、上記支持部3a及び保持体3b
の下端よりそれぞれ釜軸方向の手前側に向かって延長す
る下梁部3e,3fと、上記両上梁部3c,3dどうし
を接続する上側梁部3g等により構成されている。
【0033】また、前記支持部3a,3bには、ミシン
側への取付時に釜15側となる突出部31a,31bが
保持体側固定手段を構成するように形成されており、こ
れら突出部31a,31bに、取り付け用のネジ39
a,39bが貫通する穴40a,40bが形成されてい
る。さらに、ミシンベッド11への取付時に釜15の前
方を開放するように開口部3hが設けられている(図5
参照)。
【0034】前記保持体3bの内側端面(釜15とは反
対側)には、ステッピングモータM1が固定されてい
る。このステッピングモータM1に回転駆動されるよう
に連結された駆動軸16は、当該駆動軸16の先端部分
が上側梁部13gに支持されており、釜15の軸線に平
行に配置されている。この駆動軸16には、駆動アーム
17が回転不可能且つ軸線方向に摺動可能に取り付けら
れているとともに、この駆動アーム17と一体的に形成
されたベアリング32が、上記駆動軸16に対して回転
可能且つ摺動可能に装着されている。これらのステッピ
ングモータM1及び駆動軸16ならびに駆動アーム17
等により、搬送機構手段19が構成されている。
【0035】上記駆動アーム17の先端には、ソレノイ
ド33が固定され、また本願出願人により先に出願され
た特開平8−191978号公報に記載されたボビン交
換装置14が固定支持されている。このボビン交換装置
14は、前記ソレノイド33の付勢によりリンク機構3
3Aを介してボビンケース18の開放爪(図示せず)を
把持し、消勢により開放するものであって、釜15、あ
るいは下糸巻回装置12、あるいは残糸除去装置13に
対して釜軸線方向へ移動することにより、ボビンケース
18を取り出して保持しあるいはそれぞれに対して装着
する機能を備えている。
【0036】上記両上梁部3c,3dに両端を回転可能
に支持された連結軸34には、両端に歯車35a,35
bが固定されているとともに、上梁部3cに回転可能に
支持された歯車36と、前記歯車35aとの間にタイミ
ングベルト37が掛け渡されている。このタイミングベ
ルト37の外周部には、上記ベアリング32の係止部3
2aが固定されている。一方、上記上梁部3dには、ス
テッピングモータM2が固定されているとともに、この
ステッピングモータM2に駆動される歯車45が回転可
能に支持されており、当該歯車45と、前記歯車35b
との間にタイミングベルト44が掛け渡されている。こ
れにより、前記連結軸34を介してタイミングベルト3
7が作動され、ベアリング32及び駆動腕17(ボビン
交換装置14)を釜軸線方向に移動させるようになって
いる。
【0037】上記ベアリング32の外周部には、突出部
32bが設けられており、この突出部32bが、上側梁
部3gに設けられたリミットスイッチSに近接するとき
に検出が行われるようになっている。
【0038】下糸巻回装置12は、特開平8−2292
62号公報に記載されているような構成を有しており、
ボビンケース内のボビンに、当該ボビンの回転により糸
を絡み付かせてから巻付け、所定量の糸を巻き付けたと
きボビンの回転を停止し、その後、糸をボビンケースの
下糸張力ばね下に挿入させる迄の工程を自動的に行うも
のである。
【0039】残糸除去装置13は、特開平8−1919
76号公報に記載されているように、釜15から取り出
したボビンケース内のボビンに残された下糸の先端がボ
ビンケースから垂れ下がるのを一対のローラが挟持し、
少なくとも一方のローラが駆動されることにより、両ロ
ーラの回転によりボビンから下糸を繰出し除去するもの
である。
【0040】前記ボビン交換装置14は、前記ステッピ
ングモータM2により前記駆動軸16を中心とする回転
軌跡上を上記下糸巻回装置12の下糸巻回位置12a、
残糸除去装置13の残糸除去位置13a、及び釜15の
位置15aに順次移動させられる。
【0041】図5にも示されているように、前記保持体
3に設けられた前記突出部31a,31bには、突出端
面Z,Z’、及び突出側面X、並びに突出底面Y,Y’
が取付基準面として設けられており、それらの各面を基
準として、駆動軸16あるいは下糸巻回位置12a、残
糸除去位置13a等の保持体3上の各位置が設定されて
いる。
【0042】一方、図4に示されているように、前記ミ
シン本体におけるミシンベッド11の釜15の配置部分
には、一対の足状をなす取付部21が、上記ミシンベッ
ド11から下方に延びるように一体に設けられている。
この取付部21は、ベッド側固定手段を構成するもので
あって、前記保持体3の孔40a,40bに連通し、ね
じ39,39’が螺入するねじ孔41a,41bが形成
されている。このねじ孔41a,41bは、釜15の軸
線に対して、後述する取付基準面A,B,Cがそれぞれ
所定の位置となる位置に設定されている。
【0043】このとき、上記保持体3の保持体3bは、
釜15の軸線方向において、当該釜15の直下位置から
ミシン外方(図1及び図2の左方)に所定量離れるよう
に設けられているとともに、この保持体3bに対して、
上記搬送機構手段19は、ミシン外方(図1及び図2の
左方)から装着された構造になされている。従って、釜
15の直下位置には、ボビン交換装置14の搬送機構手
段19は配置されておらず、ミシン外方側の搬送機構手
段19の配置空間が、上記保持体3bによって釜15の
直下位置の空間から遮断されている。
【0044】また、上記保持体3bは、釜15の直下位
置からミシン操作者の反対側に向かって奥側に長く延在
するように形成されており、それにともなって、上記搬
送機構手段19の回転移動軸16の中心位置16aが、
釜15の直下位置からミシン操作者の反対側に向かって
奥側に、ややずらして配置されている。また、前記残糸
除去装置13及び下糸巻回装置12も、釜15の直下位
置からミシン操作者の反対側に向かって奥側に配置され
ている。このように、上記ボビン交換装置14の搬送機
構手段19、残糸除去装置13及び下糸巻回装置12
は、釜15の直下位置に存在しない配置関係になされて
いる。
【0045】一方、図4に示すように、ミシンヘッド1
1の取付部21,21には、前記保持体3の突出部31
a,31bの突出端面Z,Z’に係合可能とする軸方向
基準面C,C’、突出側面Xに係合可能とする前後方向
基準面A、突出底面Y,Y’に係合可能とする高さ方向
基準面B,B’とが形成されている。これら各基準面は
釜15の釜軸線に対して所定の距離あるいは回転方向位
置(θ)が設定されて位置決めされており、また位置精
度を確実にするように平端面に仕上げられているととも
に、各平面が直交するように仕上げられている。
【0046】そして、上記取付部21の軸方向基準面
C,C’に対しては、前記保持体3の突出部31a,3
1bの突出端面Z,Z’が当接され、これにより、搬送
機構手段19が釜軸方向に位置決めされるとともに、前
後方向基準面Aに対しては、突出部31bの側壁面Xが
当接され、これにより搬送機構手段19が奥行方向に位
置決めされる。また、取付部21の高さ方向基準面B,
B’に対しては、搬送機構手段19側における両突出部
31a,31bの下端面Y,Y’が当接され、これによ
り搬送機構手段19が上下方向に位置決めされるように
なっているとともに、釜15の軸に対し回転方向の位置
決めもなされる。
【0047】さらにまた、特に図3に示されているよう
に、本実施形態におけるボビン交換装置14には、釜1
5に対する各部の位置関係を設定する制御設定記憶部5
1が設けられている。この制御設定記憶部51は、基板
52上に記憶素子53を装荷したものであって、基本的
には、ミシンの機種ごとに異なる釜15の位置に対し
て、ボビン交換装置14における搬送機構19の動作制
御量を設定するものであるが、同一の機種であっても、
個々の下糸自動供給装置の寸法誤差及び組立誤差、例え
ば位置センサーの取付位置の誤差等に基づく装置の取付
面と釜軸心が合うように調整をするように、所定の位置
データ(調整パラメータ)が記憶可能になっている。
【0048】このような実施形態にかかる下糸自動供給
装置においては、ボビン交換装置14における搬送機構
手段19、残糸除去装置13及び下糸巻回装置12が、
ミシン本体の釜15の位置から奥側に逃がすようにして
配置されているとともに、ボビン交換装置14の搬送機
構手段19が、釜15の軸方向においてミシン外方に逃
がすように配置されているので、釜15や送り歯側から
落下する布埃や油は、上記搬送機構手段19、残糸除去
装置13及び下糸巻回装置12に対して、直接的に付着
することがない。そのため、搬送機構手段19、残糸除
去装置13及び下糸巻回装置12が清浄に維持されて良
好な動作が安定的に得られるようになっている。
【0049】同様に、搬送機構手段19、残糸除去装置
13及び下糸巻回装置12がミシン操作者から離されて
配置されているために、ミシン取扱い時に操作者が、搬
送機構手段19、残糸除去装置13及び下糸巻回装置1
2に接触することが回避され、損傷や怪我等が防止され
るようになっている。また、釜15に対するメンテナン
ス等の作業が容易化されるようになっている。
【0050】特に、本実施形態では、釜15の軸方向に
おいてミシン外方に逃がすように配置された保持体3b
を介して、ボビン交換装置14の搬送機構手段19が取
り付けられているので、その保持体3bが、釜15の直
下部分と搬送機構手段19とを遮蔽することとなり、そ
の遮断機能によって、搬送機構手段19の清浄性がさら
に高められるようになっている。
【0051】また、本実施形態では、ミシン本体側の取
付部21に設けられた各方向の取付基準面に対して、ボ
ビン交換装置14における搬送機構手段19の保持体3
bを当接させることによって、釜15の位置に対する位
置決めが行われるため、下糸自動供給装置の装着が高精
度かつ容易に行われこととなる。
【0052】さらに、本実施形態にかかる下糸自動供給
装置においては、装置の内部に設けられた制御設定記憶
部51を操作することによって、下糸自動供給装置自体
での位置調整が可能となっている。
【0053】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変形可能であるというのはいうまでもない。
【0054】例えば、上記実施形態では、ミシン本体側
の取付部21をミシンベッド11と一体に形成している
が(図4参照)、図6乃至図8に示されているように、
同様な取付体61を有する取付構造部材を、ミシン本体
側とは別個に形成しておき、各ミシンの機種ごとにアタ
ッチメントのようにして用いることも可能である。
【0055】すなわち、図6に示されているように、上
記取付体61は、取付基板61aの両端部分に所定間隔
離して一対の足状部材からなる取付部61b,61cを
有している。これらの両取付部61b,61cは、上記
取付基板61aから略L字形状に折れ曲がって垂下する
ように延在しており、前述した実施形態における取付部
21と同様なねじ孔61d,61e及び取付基準面A,
B,C面を有しているとともに、上下方向及び前後方向
に開口する開口部61fが形成され、さらに、ミシンベ
ッド11の下面側に固定するための4個の支持穴62が
上下方向に貫通形成されている。
【0056】そして、図7及び図8に示されているよう
に、上記取付体61は、ミシンベッド11の下端面に形
成された4個のねじ穴11a内に装着された4本の螺子
63により固定されている。このミシンベッド11のね
じ穴11aに対する取付体61の固定によって、前記取
付基準面A,B,C面と釜軸との位置が適正となるよう
に設定されている。従って、ミシンベッド11側に取り
付けられた取付体61に対して、上述したように保持体
3が適正に取り付けられることとなり、保持体上の各部
材の位置が釜軸に対して適正な位置となる。この保持体
3を取付体61に取り付けた状態では、前記保持体3の
開口部3hと取付体61fの前方部とはほぼ一致し、釜
15の前方側が開放状態になされるようになっている。
【0057】また、図7及び図8に示されているよう
に、取付体61がミシンベッド11側に取り付けられた
状態においては、前記開口部61fが、釜15の下方に
位置して取付部61b,61cは、釜15よりも左方
(釜軸線方向一方)に離隔するように張り出した位置に
設定されている。これにより、釜前が広く、また開口部
61fにより釜下も広くなり、開口部61fの下からの
釜に対するメンテナンス作業が容易となり、さらに、釜
15からの油の落下あるいは布塵埃の落下による各装置
への悪影響が防止される。
【0058】また、上記実施形態においては、ボビン交
換動作を回転により行う実施形態について述べたが、ボ
ビン交換等の各動作を直線運動によって行うようにした
装置に対しても同様に適用することができる。
【0059】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1記載の下糸
自動供給装置は、ボビン交換装置の保持体を、ミシンベ
ッド側のベッド側固定手段に対して固定することによっ
て、ボビン交換装置の各手段を、釜に対してボビン交換
装置を精度よく配置し、釜に対してボビンケースを確実
に着脱させるように構成したものであるから、長期にわ
たって良好な動作を安定的に得ることができるととも
に、ミシン本体に対する取付を容易かつ正確に行うこと
ができ、下糸自動供給装置の信頼性を向上させることが
できる。
【0060】また、請求項2記載の下糸自動供給装置
は、下糸自動供給装置をミシンの奥側に逃がすように配
置し、釜や送り歯側から落下する布埃や油が下糸自動供
給装置に対して直接的に付着することを防止して下糸自
動供給装置を清浄に維持するとともに、釜に対するメン
テナンス等の作業を容易に行い得るように構成し、ま
た、下糸自動供給装置のユニット化によってミシン側に
対する組み付けや交換作業を容易化するように構成した
ものであるから、上述した効果をさらに高めることがで
きる。
【0061】さらに、請求項3記載の下糸自動供給装置
は、保持体側固定手段の開口部によって、釜に対する作
業空間を一層広く確保し、釜に対するメンテナンス等の
作業がさらに容易化されるとともに、構成の簡易化が図
られるようになっており、上述した効果をさらに高める
ことができる。
【0062】また、請求項4記載の下糸自動供給装置
は、下糸自動供給装置をミシンの外側に逃がすように配
置して釜や送り歯側から落下する布埃や油が、下糸自動
供給装置に対して直接的に付着することを防止し、下糸
自動供給装置を清浄に維持するとともに、釜の前方部分
を広く確保して釜に対するメンテナンス等の作業を容易
化するようにしたものであるから、上述した効果をさら
に高めることができる。
【0063】また、請求項5記載の下糸自動供給装置
は、保持体側固定手段をミシン本体側の取付基準面に当
接させるようにして装着するだけで、釜に対して搬送機
構手段を容易・かつ高精度に配置可能としたものである
から、上述した効果に加えて、下糸自動供給装置の生産
性を向上させることができる。
【0064】さらに、請求項6記載の下糸自動供給装置
は、釜軸方向のミシン外方に逃がすように配置した保持
体を介してボビン交換装置の搬送機構手段及び他の装置
を取り付けることによって、釜や送り歯側から落下する
布埃や油が搬送機構手段及び他の装置に対して直接的に
付着することをなくして搬送機構手段及び他の装置を清
浄に維持するとともに、搬送機構手段及び他の装置をミ
シン操作者から離して配置することによって、ミシン取
扱い時に操作者が搬送機構手段及び他の装置に接触する
ことを回避し、さらに搬送機構手段の保持体を取付基準
面に当接させることによって搬送機構手段の装着を容易
かつ簡易とし、釜に対する搬送機構手段の取付精度を向
上させるようにしたものであるから、下糸自動供給装置
の信頼性及び生産性の双方を向上させることができる。
【0065】さらにまた、請求項7記載の下糸自動供給
装置は、請求項6におけるボビン交換装置の搬送機構手
段に加えて、残糸除去装置及び下糸巻回装置を釜軸方向
におけるミシン外方に逃がすように配置することによっ
て、釜や送り歯側から落下する布埃や油がボビン交換装
置の搬送機構手段、残糸除去装置及び下糸巻回装置に対
して直接的に付着することをなくして上記各装置を清浄
に維持するとともに、搬送機構手段、残糸除去装置及び
下糸巻回装置をミシン操作者から離して配置することに
よって、ミシン取扱い時に操作者が各装置に接触するこ
とを回避し、これに加えて、保持体を介して取付基準面
に対して搬送機構手段、残糸除去装置及び下糸巻回装置
を当接させることによって、釜に対する搬送機構手段、
残糸除去装置及び下糸巻回装置を容易かつ高精度に配置
可能としたものであるから、下糸自動供給装置の信頼性
及び生産性の双方を向上させることができる。
【0066】さらにまた、請求項8記載の下糸自動供給
装置によれば、ボビン交換装置、残糸除去装置及び下糸
巻回装置が、釜軸方向、高さ方向及び奥行方向に容易か
つ精度良く配置させることができ、請求項5又は6記載
の発明の効果を一層向上させることができる。
【0067】さらに、請求項9記載の下糸自動供給装置
によれば、内部に設けられた制御設定記憶部を操作する
ことによって、下糸自動供給装置自体での位置調整が可
能となり、請求項2又は6記載の発明の効果を一層向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における下糸自動供給装置
を表した平面説明図である。
【図2】図1に表した下糸自動供給装置の側面説明図で
ある。
【図3】図1に表した下糸自動供給装置の正面説明図で
ある。
【図4】ミシン本体側に設けた取付部における基準面の
構成を表した外観斜視説明図である。
【図5】図3における取付部に対して嵌合される保持体
の面構成を表した外観斜視説明図である。
【図6】他の実施形態としての取付体を表した外観斜視
説明図である。
【図7】下糸自動供給装置を取付体に装着した状態を表
した平面説明図である。
【図8】下糸自動供給装置を取付体に装着した状態を表
した側面説明図である。
【図9】従来の下糸自動供給装置を表した側面説明図で
ある。
【図10】図9に表した下糸自動供給装置の正面説明図
である。
【符号の説明】
3 保持体 3a 支持部 3b 保持体 12 下糸巻回装置 13 残糸除去装置 14 ボビン交換装置 15 釜 19 搬送機構手段 21,61 取付部 31a,31b 突出部 50 取付体 51 制御設定記憶部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボビンケースを保持・解放するボビンケ
    ース把持手段と、このボビンケース把持手段をミシンの
    釜に対して接離する所定の経路で移動させる搬送機構部
    と、を有するボビン交換装置を備えたミシンの下糸自動
    供給装置において、 上記釜の軸線に対して所定の位置となるようにミシンベ
    ッドに設けたベッド側固定手段と、 前記ボビン交換装置を固定した保持体と、 前記ボビン交換装置の各手段に対して所定の位置となる
    ように、前記保持体をベッド側固定手段に固定する保持
    体側固定手段と、を有し、 上記ベッド側固定手段と保持体側固定手段とを固定する
    ことにより保持体上の各手段が釜の軸線に対して所定の
    位置に設定されることを特徴とするミシンの下糸自動供
    給装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の保持体を、ボビン交換装
    置を含め下糸自動供給装置のすべての構成を釜よりもミ
    シン操作者とは反対側に配置するようにユニット化した
    ことを特徴とするミシンの下糸自動供給装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のベッド側固定手段を、ミ
    シンベッドに対して直接設けるとともに、保持体側固定
    手段が、釜の少なくとも前方を開放する開口部を備えて
    いることを特徴とするミシンの下糸自動供給装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のベッド側固定手段は、釜
    の少なくとも下方を開放する開口部を有し、ベッド側固
    定手段は、前記保持体を釜に対して釜軸線方向に離隔さ
    せた位置に固定する構成としたことを特徴とする下糸自
    動供給装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のベッド側固定手段に取付
    基準面を設け、この取付基準面に対して保持体側固定手
    段を当接させることによって搬送機構手段の回転移動軸
    を釜位置に対して所定の位置関係に配置させることを特
    徴とするミシンの下糸自動供給装置。
  6. 【請求項6】 ボビンケースを保持・解放するボビンケ
    ース把持手段及びボビンケースを保持して、釜と他の装
    置との間でボビンケースを移動させる搬送機構手段を備
    えたボビン交換装置を有し、 上記ボビン交換装置の搬送機構手段が、釜軸と略平行に
    延在する所定の回転移動軸を中心として前記ボビンケー
    ス把持手段を回転移動させ、かつ上記回転移動軸に沿っ
    てボビンケース把持手段を直線移動させる構成を備えた
    ミシンの下糸自動供給装置において、 上記搬送機構手段の回転移動軸及び前記他の装置を、前
    記釜の直下位置からミシン操作者と反対側に離して配置
    するとともに、 上記釜位置から、搬送機構手段部における回転移動軸の
    ミシン外方側に向かって所定量離して保持体を設け、当
    該保持体に対してミシン外方側から搬送機構手段を取り
    付けたものであって、 前記保持体を装着する取付基準面をミシン本体側に設
    け、上記保持体を取付基準面に当接させることによって
    搬送機構手段の回転移動軸を釜位置に対して所定の位置
    関係に配置させることを特徴とするミシンの下糸自動供
    給装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の他の装置が、ボビンケー
    ス内に収容したボビンの残糸を引き出して除去する残糸
    除去装置と、ボビンに対して下糸を所定量巻き付ける下
    糸巻回装置と、をからなり、 これら残糸除去装置及び下糸巻回装置を、前記釜の直下
    位置からミシン操作者と反対側に離して配置したことを
    特徴とするミシンの下糸自動供給装置。
  8. 【請求項8】 請求項5又は6記載の取付基準面は、釜
    軸の方向に搬送機構手段を位置決めする軸方向基準面
    と、釜軸と直交する平面内において搬送機構手段を上下
    方向に位置決めする高さ方向基準面と、釜軸と直交する
    平面内において搬送機構手段を奥行方向に位置決めする
    前後方向基準面と、を備えていることを特徴とするミシ
    ンの下糸自動供給装置。
  9. 【請求項9】 請求項2又は6記載のボビン交換装置
    は、釜に対する各部の位置関係を設定する制御設定記憶
    部を備えていることを特徴とするミシンの下糸自動供給
    装置。
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