JP2000005477A - 下糸自動供給装置 - Google Patents

下糸自動供給装置

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JP2000005477A
JP2000005477A JP17494598A JP17494598A JP2000005477A JP 2000005477 A JP2000005477 A JP 2000005477A JP 17494598 A JP17494598 A JP 17494598A JP 17494598 A JP17494598 A JP 17494598A JP 2000005477 A JP2000005477 A JP 2000005477A
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sewing machine
bobbin
thread
lower thread
control unit
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Ken Okubo
乾 大久保
Hisanobu Shinozuka
寿信 篠塚
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Juki Corp
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Juki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動の影響を極力防ぎ、ボビンケースの着脱
や糸絡め等を確実に行うことができる下糸自動供給装置
を提供する。 【解決手段】 ボビンケース10を把持するボビン把持
手段2と、把持手段2をボビンの回転軸の軸線方向に移
動させる直動駆動手段5と、ボビン15の貫通孔15c
にはめ込まれてボビンおよびボビンケースを保持するボ
ビン保持軸r1、r2と、制御部とを備え、前記制御部
の制御の元、直動駆動手段5による把持手段2の移動が
行われてボビンケースが軸r1、r2に対して着脱され
る下糸自動供給装置100において、ミシンの縫製動作
を制御するミシン制御部93は、ミシンが縫製動作して
いる場合、縫製動作信号を前記制御部に対して出力し、
前記制御部は、直動駆動手段5による把持手段2の移動
を行う際に、軸r1、r2に対してのボビンケースの着
脱を許容するか否かを判断し、縫製動作信号が入力され
ていない場合、ボビンケースの着脱を許容する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ミシンの下糸を
自動的に供給する下糸自動供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に、ミシンの縫製に用い
られる下糸をボビンに自動的に供給する下糸自動供給装
置を開発すると共に、この下糸自動供給装置やこれを構
成する装置等を特開平7−68071号公報、特開平9
−75570号公報、特開平9−108471号公報に
おいて開示している。
【0003】この下糸自動供給装置は、ボビンを内部に
収容するボビンケースの移動を行うボビン交換装置と、
釜から出されたボビンに残された残糸を除去する残糸除
去装置と、残糸除去されたボビンに新たに下糸を巻き付
ける下糸巻回装置等から構成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記下糸自
動供給装置では、釜内のボビンケースの糸が残り少なく
なってくると、ミシンの縫製動作を停止し、ボビン交換
装置によって、釜内のボビンケースを取り出し、下糸が
十分巻き付けられたボビンを収容するボビンケースを釜
に装着し、再び、縫製動作を再開するように制御されて
いるが、それ以後の動作、すなわち、残糸の除去や、下
糸の巻き付け等の一連の動作については、縫製動作とは
全く無関係に行われていたために、これらの動作が縫製
動作による振動の影響を受けて、不良に終わることがあ
った。
【0005】たとえば、残糸処理後、ボビン交換装置の
アームによって、残糸除去の際に取り付けられていた残
糸軸からボビンケースを取り外すとき、あるいは下糸が
巻かれたボビンケースを一時的に待機させるダミー軸に
装着するときに、ミシンが動作していると、残糸軸及び
ダミー軸のベースと、前記アームのそれとが異なってい
るので、これら軸とアームに生じる振動が一致せず、軸
の中心と、これに対応するアームの中心が合わず、ボビ
ンケースをこれら軸に装着することができなくなった
り、逆にこれら軸からボビンケースを取り外すときには
アームがボビンケースを把持できない、といったことが
起こることがあった。
【0006】また、ボビンに下糸巻回装置によって糸を
巻き付ける工程においては、まず、下糸供給源からの糸
を糸供給ノズルによって放出してボビンに対して糸を絡
めるが、このときミシンが縫製動作中であると、前記糸
供給ノズルが振動し、ノズルの口から放出された糸がボ
ビンケースの開口に入っていかず、ボビンに糸を絡める
ことができないことがあった。あるいは、糸巻き終了
後、ボビンに巻き付けられた下糸の一端を捌いてボビン
ケースの所定の箇所導く、糸捌き・糸掛けや、糸掛け終
了後、下糸供給源に連なる下糸を切断する糸切りの工程
において、ミシンが縫製動作中であると、糸が振動した
り、これら工程に関わる部材が振動することにより、こ
れらの工程が確実に行われず不良に終わることがあっ
た。
【0007】この発明は、上記実状に鑑みてなされたも
ので、ミシンの縫製動作による振動の影響を極力防ぎ、
ボビンケースの着脱や、糸絡めや、糸捌き・糸掛け・糸
切り等の作業を確実に行うことができる下糸自動供給装
置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべ
く、請求項1に記載の発明は、下糸供給源から導出した
糸とボビンを収容しているボビンケースについて、一連
の工程を行うことによって、ミシンの下糸を自動的に供
給し、前記ボビンケースを、把持および開放するボビン
把持手段と、前記ボビン把持手段を、ボビンの回転軸の
軸線方向に移動させる移動手段と、前記一連の工程にお
いて使用され、ボビンの貫通孔にはめ込まれてボビンお
よびボビンケースを保持する、1つ以上の保持軸と、前
記一連の工程を制御する制御部とを備え、前記制御部の
制御に基づいて、前記移動手段による前記把持手段の移
動が行われて前記ボビンケースが前記保持軸に対して着
脱されるように構成されている下糸自動供給装置におい
て、振動に関するミシンの状態を検知し、その検知結果
を前記制御部に送信する検知手段を備え、前記制御部
は、前記検知結果に応じて、前記保持軸に対してのボビ
ンケースの着脱を許容するか否かを判断することを特徴
とする。
【0009】ここで、「振動に関するミシンの状態」と
は、ミシンの動作によって生じる振動に関して、直接
的、あるいは間接的に示すミシンの状態である。よっ
て、検知手段としては、たとえば、ミシンが動作状態で
あれば振動が発生しているし、停止状態であれば振動が
生じないので、ミシンが動作しているか否かを検知する
ものであってもよい。また、ミシンの回転数が大きいほ
どミシンに生じる振動は大きくなるので、回転数を検知
するものであってもよい。また、直接的にミシンに生じ
ている振動を検知するものであってもよい。
【0010】請求項1に記載の下糸自動供給装置によれ
ば、振動に関するミシンの状態を検知し、その検知結果
を制御部に送信する検知手段を備え、前記制御部は、前
記検知結果に応じて、前記保持軸に対しての着脱を許容
するか否かを判断することから、振動によってボビンケ
ースの着脱が確実に行われにくいような状態、たとえ
ば、ミシンが縫製動作中であって激しく振動しているよ
うな場合には、許容されず、ボビンケースの着脱は行わ
れない。逆に、ミシンが縫製動作中でない場合や、ミシ
ンが縫製動作中であっても振動が激しくないような場合
には、ボビンケースの着脱が許容され、その着脱が行わ
れる。したがって、ミシンの振動による影響をあまり受
けずに、ボビンケースの着脱を確実に行うことができ
る。
【0011】請求項2に記載の発明は、下糸供給源から
導出した糸とボビンを収容しているボビンケースについ
て、一連の工程を行うことによって、ミシンの下糸を自
動的に供給し、前記一連の工程の中に、前記下糸供給源
から導出した糸を、ボビンケースに設けられた開口部を
通して、ボビンに絡める糸絡め工程を含み、前記一連の
工程を制御する制御部を備える下糸自動供給装置におい
て、振動に関するミシンの状態を検知し、その検知結果
を前記制御部に送信する検知手段を備え、前記制御部
は、前記検知結果に応じて、前記糸絡め工程を行うこと
を許容するか否かを判断することを特徴とする。ここ
で、検知手段は請求項1と同様のものである。
【0012】請求項2に記載の下糸自動供給装置によれ
ば、振動に関するミシンの状態を検知し、その検知結果
を制御部に送信する検知手段を備え、前記制御部は、前
記検知結果に応じて、前記糸絡め工程を行うことを許容
するか否かを判断することから、糸絡めが行われにくい
ような状態、たとえば、ミシンが縫製動作中であって振
動し、糸が激しく振るえていたり糸絡めに関係する各部
材が振動しているような場合には許容されず、糸絡め工
程は行われない。逆に、ミシンが縫製動作中でない場合
や、ミシンが縫製動作中であっても振動が激しくないよ
うな場合には、許容されて、糸絡め工程が行われる。し
たがって、ミシンの振動による影響をあまり受けずに、
糸絡めの工程を確実に行うことができる。
【0013】請求項3に記載の発明は、下糸供給源から
導出した糸とボビンを収容しているボビンケースについ
て、一連の工程を行うことによって、ミシンの下糸を自
動的に供給し、前記一連の工程の中に、前記下糸供給源
から導出した糸をボビンケースの開口部を通してボビン
に巻き付けた後に、前記開口部から下糸供給源に延出し
ている下糸を、前記ボビンケースの開口部から該ボビン
ケースの周側面に設けられた所定の箇所に導き、その後
切断する、糸処理後工程を含み、前記一連の工程を制御
する制御部を備える下糸自動供給装置において、振動に
関するミシンの状態を検知し、その検知結果を前記制御
部に送信する検知手段を備え、前記制御部は、前記検知
結果に応じて、糸処理後工程を行うことを許容するか否
かを判断することを特徴とする。ここで、検知手段は請
求項1と同様である。
【0014】請求項3に記載の下糸自動供給装置によれ
ば、振動に関するミシンの状態を検知し、その検知結果
を制御部に送信する検知手段を備え、前記制御部は、前
記検知結果に応じて、前記糸処理後工程を行うことを許
容するか否かを判断することから、振動によって糸処理
後工程が行われにくいような状態、たとえば、ミシンが
縫製動作中であって、糸が激しく振るえていたり糸処理
に関係する各部材が振動しているような場合には、許容
されず、糸処理後工程は行われない。逆に、ミシンが縫
製動作中でない場合や、ミシンが縫製動作中であっても
振動が激しくないような場合には、許容されて、糸処理
後工程が行われる。したがって、ミシンの振動による影
響をあまり受けずに、糸処理後工程を確実に行うことが
できる。
【0015】請求項1〜3に記載の下糸自動供給装置に
ついて具体的に示せば、請求項4〜9に記載の発明のよ
うに構成すればよい。
【0016】すなわち、請求項4に記載の発明は、前記
検知手段は、ミシンの縫製動作が停止しているか否かを
検知し、前記制御部はミシンが停止しているときに、前
記の許容するという判断を行うことを特徴とする。請求
項4に記載の下糸自動供給装置によれば、ミシンが停止
しているときにボビンの着脱、糸絡め工程、あるいは糸
処理後工程といった作業を行うことになるので、振動の
影響を全く受けないでこれらの作業を行うことができ
る。
【0017】また、請求項5に記載の発明は、前記検知
手段は、ミシンの縫製動作が停止しているか否かを検知
し、前記制御部は、ミシンが停止しているときに前記の
許容するという判断を行い、かつ、前記判断の際にミシ
ンが動作していれば縫製動作を制御するミシン制御部に
対して縫製動作を停止させることを特徴とする。請求項
5に記載の下糸自動供給装置によれば、制御部は、単に
検知手段の検知結果に応じて、判断するだけでなく、そ
の判断の際に、ミシンが動作していれば強制的にミシン
の縫製動作を停止させてしまうので、振動の影響を全く
受けないで、ボビンの着脱、糸絡め工程、あるいは糸処
理後工程といった作業を行うことができる。
【0018】請求項6に記載の発明は、前記検知手段
は、ミシンの回転数が所定の値以下であるか否かを検知
し、前記制御部はミシンの回転数が前記所定の値以下で
あるときに、前記の許容するという判断を行うことを特
徴とする。ここで、「所定の値」とは、ボビンの着脱、
糸絡め工程、あるいは糸処理後工程といった作業に悪影
響を及ばさない振動しか生じさせないミシンの回転数で
ある。
【0019】請求項6に記載の下糸自動供給装置によれ
ば、ミシンの回転数が所定の値以下であるときにボビン
の着脱、糸絡め工程、あるいは糸処理後工程といった作
業を行うことになるので、振動によって実質的に悪影響
を受けないでこれらの作業を行うことができる。
【0020】請求項7に記載の発明は、前記検知手段
は、ミシンの回転数が所定の値以下であるか否かを検知
し、前記制御部は、ミシンの回転数が前記所定の値以下
であるときには前記の許容するという判断を行い、ミシ
ンの回転数が前記所定の値を超えているときには、許容
しないという判断をし、かつ、ミシンの縫製動作を制御
するミシン制御部に対して回転数を前記所定の値以下に
なるように下げさせることを特徴とする。ここで、「所
定の値」については、請求項6と同様である。
【0021】請求項7に記載の下糸自動供給装置によれ
ば、制御部は、単に検知手段の検知結果に応じて、判断
するだけでなく、ミシンの回転数が所定の値を超えてい
るときには強制的にミシンの回転数を下げさせてしまう
ので、振動の影響をほとんど受けないで、ボビンの着
脱、糸絡め工程、あるいは糸処理後工程といった作業を
行うことができる。
【0022】請求項8に記載の発明は、前記検知手段
は、ミシンの振動が所定の値以下であるか否かを検知す
る振動検出部であって、前記制御部は、ミシンの振動が
所定の値以下であるときに、前記の許容するという判断
を行うことを特徴とする。ここで、「所定の値」とは、
ボビンの着脱、糸絡め工程、あるいは糸処理後工程とい
った作業に悪影響を及ばさない値である。
【0023】請求項8に記載の下糸自動供給装置によれ
ば、ミシンの振動が所定の値以下であるときにボビンの
着脱、糸絡め工程、あるいは糸処理後工程といった作業
を行うことになるので、振動によって実質的に悪影響を
受けないでこれらの作業を行うことができる。
【0024】請求項9に記載の発明は、前記検知手段
は、ミシンの振動が所定の値以下であるか否かを検知す
る振動検出部であって、前記制御部は、ミシンの振動が
前記所定の値以下であるときには前記の許容するという
判断を行い、ミシンの振動が前記所定の値を超えている
ときには、許容しないという判断をし、かつ、ミシンの
縫製動作を制御するミシン制御部に対して、振動が前記
所定の値以下になるように、ミシンの回転数を下げさせ
ることを特徴とする。請求項9に記載の下糸自動供給装
置によれば、制御部は、単に検知手段の検知結果に応じ
て、判断するだけでなく、ミシンの振動が前記所定の値
を超えているときは、強制的にミシンの回転数を下げさ
せてしまうので、振動の影響をほとんど受けないで、ボ
ビンの着脱、糸絡め工程、あるいは糸処理後工程といっ
た作業を行うことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づいて説明する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明の一例としての第
1の実施の形態における、下糸自動供給装置100の正
面図である。同図中、Kはミシン釜、Tはミシンベッド
である。図2は、下糸自動供給装置100に備えられて
いるボビン交換装置1の構成を示す側面図である。図3
は、下糸巻回装置30を示すもので、(a)はその上面
図、(b)は正面図である。
【0026】この下糸自動供給装置100は、ミシン釜
K内のボビンの下糸が消費されて所定量より少なくなっ
た場合に、ミシン釜K内のボビンおよびボビンケースを
自動的に下糸のセットされたボビンおよびボビンケース
と交換すると共に、下糸の消費されたボビンおよびボビ
ンケースに自動的に下糸を供給する装置である。
【0027】下糸自動供給装置100は、ボビン及びボ
ビンケースの交換を行うボビン交換装置1、図示略の残
糸除去装置、並びに、ボビンに下糸を供給する下糸巻回
装置30等から構成される。図1中、L1は既に下糸を
巻き付けられたボビンおよびボビンケースを待機させる
ダミー位置、L2は残糸除去装置によりボビンの下糸の
残りを除去するときの残糸除去位置、L3はボビンに下
糸を巻き付けるための下糸巻回位置である。また、ミシ
ン釜Kの中心には縫製時にボビン15の貫通孔15cに
はめこまれることによってボビン15およびボビンケー
ス10を保持する縫製軸r0が設けられている。ダミー
位置L1、および残糸除去位置L2の中心には、ボビン
15の貫通孔15cにはめこまれてボビンおよびボビン
ケースを保持するボビン保持軸r1、r2がそれぞれ設
けられている。
【0028】ボビン交換装置1は、図1及び図2に示す
ように、ボビンケース10の把持および開放を行うボビ
ン把持手段2、このボビン把持手段2を支持軸3を中心
に回動させたり支持軸3に沿って直線方向に移動(直
動)させたりする搬送アーム4、搬送アーム4を回動さ
せる回転駆動手段5、搬送アーム4を直動させる直動駆
動手段6、等から構成され、また、後述するCPU82
とドライバ87を介して接続されている。
【0029】このうち、回転駆動手段5は、回動モータ
5a、回動モータの回転子5aaに固着されている第1
回動プーリ5b、第2回動プーリ5c、回動ベルト5
d、さらに、支持軸3に沿って直動可能であると共に支
持軸2の回転に伴って回転し、搬送アーム4が取り付け
られているスプラインナット5e等から構成される。こ
の回転駆動手段5では、回動モータ5aが駆動すると、
その回転が、第1回動プーリ5b、回動ベルト5d、第
2回動プーリ5cを介して支持軸3に伝達され、支持軸
3の回転に伴って、スプラインナット5eおよび搬送ア
ーム4が回動するようになっている。
【0030】また、直動駆動手段6(移動手段)は、直
動モータ6a、直動モータ6aの回転子6aaに固着さ
れている第1直動プーリ6b、第2直動プーリ6c、直
動ベルト6d、さらに、支持軸3に沿って直動可能で、
かつ、支持軸3の回動に追従しない直動リング6e等か
ら構成され、直動リング6eに直動ベルト6dが固着さ
れている。また、前記スプラインナット5eも直動リン
グ6eに取り付けられている。この直動駆動手段6で
は、直動モータ6aが駆動すると、第1直動プーリ6b
を介して直動ベルト6dが回動して、直動リング6eが
支持軸3の軸線方向に移動する。そのとき、直動リング
6eとともにスプラインナット5eおよび搬送アーム4
が支持軸3に沿って直動するようになっている。
【0031】ミシン釜K、ダミー位置L1、残糸除去位
置L2、下糸巻回位置L3は、支持軸3を中心とした1
つの円弧上に設けられており、ボビン交換装置1は、C
PU82の制御の元、回転駆動手段5によって搬送アー
ム4を回動させることで、ミシン釜Kから残糸除去位置
L2へ、ダミー位置L1からミシン釜Kへ、残糸除去位
置L2から下糸巻回位置L3へ、および下糸巻回位置L
3からダミー位置L1への、ボビンおよびボビンケース
の各移動を行い、また直動駆動手段によって搬送アーム
4を直動させることで各軸r0、r1、r2に対してボ
ビンおよびボビンケースを装着したり、逆にこれら軸か
ら取り外したり、さらに下糸巻回位置L3における所定
の位置への移動を行うようになっている。
【0032】下糸巻回装置30は、図3に示すように、
ボビン回転手段20および下糸供給手段31、並びに下
糸収納・導出手段50、糸供給検知手段60、下糸供給
時の下糸ガイドや下糸供給後の糸捌きや糸切りを行うた
めの動メス付き糸捌き40、図示略の糸掛け機構(図6
参照)等から構成される。
【0033】ボビン回転手段20は、図3に示したよう
に、巻取モータM1を駆動することにより、この回転駆
動力を、モータ軸プーリ21、タイミングベルト22、
巻取プーリ23を介して回転体である巻取クラッチ板2
5に伝達し、この巻取クラッチ板25の回転により、下
糸巻回位置L3に把持されているボビンケース10内の
ボビン15を回転させるものである。この巻取クラッチ
板25はクラッチ機構24を介して巻取プーリ23に連
結されており、巻取クラッチ板25をその回転軸線方向
に所定ストローク押込み可能になっていると共に、該巻
取クラッチ板25を押込んだ場合に逆方向に付勢力が負
荷されるようになっている。また、図5に示すように、
上記巻取クラッチ板25には、ボビン15の回転を安定
させるべくボビン15の貫通孔15cに挿入される基軸
25cと、ボビン15のフランジ15Aに既設された穴
部15bに挿入されてボビン15に回転運動を伝達する
凸部25b,25bとが設けられている。
【0034】このボビン回転手段20によれば、下糸巻
回位置L3において把持手段2がボビンケース10を把
持したまま、搬送アーム4を巻取クラッチ板25方向に
直動させて、ボビン15を巻取クラッチ板25に当接・
押圧させることで、巻取クラッチ板25の回転がボビン
15に伝達される一方、搬送アーム4を巻取クラッチ板
25から引き離す方向に直動し、ボビン15を巻取クラ
ッチ板25から離隔させることで、巻取クラッチ板25
の回転がボビン15に伝達されないようになっている。
そして、ボビン15と巻取クラッチ板25とが当接し、
且つ、両者の押圧力がない(又は押圧力が弱い)状態が
半クラッチ状態となる。
【0035】半クラッチ状態では、ボビン15がボビン
ケース10の内底に設けられた空転防止ばね(図示しな
い)の作用力によりボビンケース10の底から浮き上が
り、ボビンケース10の開放面10f側(ボビンケース
10外側)のボビンフランジ15Aの内端面がボビンケ
ース10の開放端10gの端縁とほぼ同一面上になるよ
うに位置するようになる。また、半クラッチ状態では、
巻取クラッチ板25の凸部25b,25bがボビン15
の穴部15b,15bに挿入された状態にあり、ボビン
15は空回りせず、巻取クラッチ板25の回転に伴って
回転するようになっている。
【0036】下糸供給手段31は、下糸供給源から下糸
収納・導出手段50を介して導かれた下糸Lを内部に配
した糸吸引器32と、糸供給ノズル36と、電磁弁37
の開動作により上記糸吸引器32内の下糸供給経路にエ
アーを供給するエアー源と、上記糸吸引器32を軸33
を支点として回動させることにより糸供給ノズル36
を、初期作動位置N1、下糸巻回位置N2、糸切り位置
N5(図3(b))に移動させる下糸供給回動モータM
2と、を備えている。
【0037】この下糸供給手段31によれば、予め糸供
給ノズル36の先端から絡み付けに必要な長さの下糸L
を導出しつつ、上記下糸供給回動モータM2の駆動によ
り上記糸供給ノズル36の先端をボビンケース開口部1
0a近傍の初期作業位置N1に位置させ、この時エアー
を供給して糸供給ノズル36の先端から当該エアーを吹
き出すことによって、導出糸をボビンケース開口部10
aから内部に案内し、さらにこの時、上述した巻取モー
タM1の駆動により回転しているボビン15に上記エア
ーを吹き込んで、ボビン軸15aの周りに渦流を形成す
ることにより、ボビンケース内部に案内された上記下糸
Lをボビン軸15aに絡み付け、その後所謂均一巻を行
い得るように上記下糸供給回動モータM2を駆動して上
記糸供給ノズル36の先端を上記初期作業位置N1から
下糸巻回位置N2に移動し、下糸巻回を行うようになっ
ている。
【0038】糸供給検知手段60は、下糸供給源と糸吸
引器32との間で下糸Lの送りを検出するものであり、
下糸収納・導出手段50は、上記糸供給検知手段60と
上記糸吸引器32との間の下糸Lに対して、下糸Lを一
時的に引き込み収納又はこの収納した下糸Lを開放して
導出するものである。
【0039】動メス付き糸捌き40は、図4に示すよう
に、円弧状に湾曲した形状に形成され、クラッチ板25
の回動軸25aと同一軸線を回転軸として回転可能に機
枠に支持されており、動メス付糸捌き回動モータ41
(図7)の駆動により下糸巻回位置L3で把持されてい
るボビンケース10の周側面に沿って回動しながら、糸
捌き等を行うものである。
【0040】この動メス付き糸捌き40には、その先端
側(図4(a)で左側)に、下糸供給時に下糸をガイド
する下糸ガイド用の切欠部40aが、その隣の中腹部
に、下糸供給後に糸供給ノズル36とボビン15に渡る
下糸Lを捌いてボビンケース10の開口部10aからス
リット10bまで導くU字状に形成された糸捌き用の切
欠部40bが、後端側(図4(a)で右側)に、V字状
に形成された糸切断用の切欠部40cと、この切欠部4
0cの頂点から周面に沿う延長線上に切断用の目玉(動
メス)40dとが設けられている。
【0041】糸掛け機構は(図6参照)、動メス付糸捌
き40により、ボビンケース10の周側面に既設された
スリット10bまで下糸Lが導かれた後、この下糸Lを
引っ掛けて誘導し、下糸Lを下糸張力調整バネ11とボ
ビンケース10周側面との間に通して糸導出部10dま
で導くものであり、例えば、下糸自動供給装置100の
基枠等に固定されたベース48、このベース48に支点
48aを中心に回動可能に取り付けられているワイパー
47、並びに、ワイパー47を回動駆動させる駆動手段
等から構成されている。ワイパー47は、ボビン15の
回転軸線方向に延出した糸案内部材47bと、この糸案
内部材47bと垂直に設けられた糸引掛け部材47aと
を一体的に形成した部材であり、糸供給ノズル36の先
端からボビンケース10に導出された下糸Lを、後述の
糸捌き処理中に糸案内部材47bで保持する一方、この
糸捌き処理後に糸引掛け部材47aにより糸を引っ掛け
て糸掛けを行うようになっている。
【0042】図7には、上記構成の下糸自動供給装置1
00の制御部の構成を示すブロック図を示す。下糸自動
供給装置100の制御部は、CPU(Central
Processing Unit )82、RAM(R
andom Access Memory)91、RO
M(Read Only Memory)90、I/O
ポート81、下糸自動供給装置100の各駆動部のドラ
イバ83〜89等から構成される。I/Oポート81に
は、操作表示パネル88や糸供給検知手段(機構)6
0、各ドライバ83〜89を介してボビン交換装置1、
残糸除去装置50、動メス付糸捌き回動モータ41、ボ
ビン回転手段20の巻取モータM1、下糸供給手段30
の下糸供給回動モータM2および電磁弁37等の各駆動
機器が接続されている。また、本実施の形態におけるI
/Oポート81は、図8(a)に示すように、この下糸
自動供給装置100が取り付けられるミシンの縫製動作
等を制御する、ミシン制御部93と接続されていて、ミ
シン制御部93から、I/Oポート81を介して、CP
U82に対して、ミシンが縫製動作中であることに対応
する縫製動作信号が出力されるようになっている。すな
わち、本実施の形態では、ミシン制御部93が本発明の
検知手段となっている CPU82は、この縫製動作信号が入力されている間
は、縫製による振動によって好ましくない影響を受け得
る、ボビンの着脱や糸捌き処理等の動作を行わないよう
になっている。また、CPU82は、下糸が消費され
て、ボビン交換装置1によるボビンの交換が行われてい
る間、ミシン制御部93に対して、ミシンが動き出さな
いよう、その動作を禁止する動作禁止信号を出力し、ボ
ビンの交換が終了すれば、ミシン制御部93に対して、
ミシンの動作を許可する動作許可信号を出力するように
なっている。そして、上記CPU82、RAM91、R
OM90によるシーケンス処理により、下糸自動供給装
置100の各駆動部が所定の制御内容で制御されるよう
になっている。
【0043】次に、上記構成の下糸自動供給装置100
により行われる、下糸自動供給処理について説明する。
【0044】縫製中に下糸が消費されてミシン釜K内の
ボビン15の下糸が所定量より少なくなり、ボビンの交
換の必要性が生じると、ミシン側の糸切りがなされた
後、ミシンの駆動が一時的に停止され、下糸の自動供給
処理が開始される。まず、搬送アーム4の回動および直
動によって、釜K内のボビンケース10が把持手段2に
把持されて、釜K内から取り出され、このボビンケース
10は、残糸除去位置L2に送られ、ボビン保持軸r2
に取り付けられる。次いで、搬送アーム4の把持手段2
によってダミー位置L1の軸r1に取り付けられている
ボビンケース10(予め下糸が巻き付けられた状態にあ
る)が、把持されて、釜K内に装着され、下糸が補充さ
れたことが作業者に報知されるとともにミシンの動作禁
止が解除される。作業者は、この報知により再び縫製作
業を続行することができる。
【0045】ボビンケース10が釜K中に装着される
と、次いで、下糸の消費されたボビン15およびボビン
ケース10から残糸を除去する残糸除去処理が行われ、
ボビン15中の残糸が全て抜き取られる。残糸除去処理
が完了すると、ミシンの縫製動作が停止していれば、搬
送アーム4および把持手段2によって、残糸除去位置L
2のボビン保持軸r2からボビンケース10が抜き取ら
れて、下糸巻回位置L3に移される。残糸除去処理完了
後、ミシンが縫製動作中であれば、動作が停止するま
で、把持手段2が残糸除去位置L2の直前で待機する。
【0046】次に、下糸巻回処理が開始される。図9
(a)〜(h)には、下糸巻回処理における下糸の絡み
付け(糸絡め)から、糸巻き、糸捌き、糸掛け、糸切り
までの各処理の流れを示すボビンケース10周辺の側面
図を示す。下糸巻回処理が開始されると、搬送アーム4
が直動して把持しているボビンケース10内のボビン1
5を巻取クラッチ板25に当接させ、更に巻取クラッチ
板25を所定ストローク押し込んで、ボビン15と巻取
クラッチ板25とが互いに押圧された状態にする。
【0047】この状態で、前述したように、下糸供給手
段30の糸供給ノズル36が初期作業位置N1に移され
る(図3(b)参照)。このとき、ミシンの縫製動作が
停止していれば、ボビン15内にエアー出力すると共
に、巻取りモータM1が駆動してボビン15を回転さ
せ、下糸Lをボビン軸15aに絡み付かせる(糸絡め、
図9(a))。この絡み付きにより下糸Lが送られて糸
供給検知手段60に検出されると、この検出に基づき下
糸供給回動モータM2が駆動されて糸供給ノズル36が
下糸巻回位置N2に移される(図9(b))。なお、糸
供給ノズル36が初期作業位置N1に移されたときに、
ミシンが縫製動作中であれば、その動作が停止するま
で、エアーの出力等の糸絡めに関連する動作は行われ
ず、待機状態になる。待機状態において、ミシンの動作
が停止すれば、上記糸絡めが行われる。
【0048】上記糸絡め後、動メス付糸捌き40が図9
の反時計方向に回動して、下糸ガイド用の切欠部40a
に下糸Lを掛け、該下糸Lをガイドしながら、ボビン1
5に下糸Lを巻き付けていく(糸巻き、図9(c)〜
(d))。
【0049】所定量の下糸Lがボビン15に巻回される
と、巻取モータM1の駆動が停止されると共に、動メス
付糸捌き40が図9の時計方向に回動して、一旦、下糸
Lから離される(図9(e))。
【0050】次に、ボビンケース開口部10aから延出
された下糸Lをボビンケース10周側面に既設されたス
リット10bまで捌いて導く、糸捌き処理が開始され
る。図10〜図14は、糸捌き処理から糸切り処理まで
の、ボビンケースと動メス付糸捌き40との位置関係を
説明するための平面図を示す。これらの図中、矢印CC
W方向が図9における反時計周りの回動方向を、矢印C
W方向が図9における時計周りの回動方向を示してい
る。なお、これらの図における、実際の動きは、動メス
付糸捌き40のCCW方向およびCW方向の移動は、動
メス付糸捌き40のボビンケース10の周側面に沿った
回動から得られ、動メス付糸捌き40の横方向(図10
〜図14で左右方向)の移動は、搬送アーム4の直動に
よるボビンケース10の移動から得られる。
【0051】糸捌き処理は、図10〜図13に示す経路
i1からi10で、動メス付糸捌き40がボビンケース
10に対して相対移動することで行われる。糸捌き処理
が開始されると、先ず、図10に示す初期位置から動メ
ス付糸捌き40がCCW方向に回動して、動メス付糸捌
き40の先端部がボビンケース開口部10aの端に重な
る前まで移動される(図11、経路i1)。次いで、経
路i2の移動が行われ、動メス付糸捌き40の糸捌き用
の切欠部40bがボビンケース10底側のボビンフラン
ジ15Aに重なる位置まで移動される。ここで、ミシン
の縫製動作が停止していれば、次の経路i3の移動が行
われるが、ミシンが縫製動作中であれば、図11の状態
で、動メス付糸捌き40およびボビンケースは待機す
る。
【0052】次に、図12に示す経路i3、i4の移動
により、開口部10aから延出した下糸Lが動メス付糸
捌き40の切欠部40bに掛けられる。次いで、経路i
5の移動が行われ、動メス付糸捌き40がCCW方向に
回動して、動メス付糸捌き40の切欠部40bが所定量
前進される。この移動により、ボビンケース開口部10
aから延出している下糸Lが、ボビンケース開口部10
aの開放端に設けられた切欠10aaまで誘導される。
次いで、経路i6の移動が行われ、動メス付糸捌き40
の切欠部40bがボビンケース10の開放端10gより
大きく外側(図10〜図14で右方)に移動され、この
移動量は、巻取クラッチ板25が半クラッチ状態でボビ
ン15に当接される量である。
【0053】上記動メス付糸捌き40の切欠部40bが
ボビンケース10の開放端10gより大きく外側に移動
することで、ボビンケース10から延出する下糸Lが寝
た状態になり(ボビンケース10からの下糸Lの延出角
度が小さくなり)、下糸Lがスムーズにボビンケース開
放端10gとボビンフランジ15Aとの間を通るように
なる。
【0054】次いで、経路i7の移動によって、動メス
付糸捌き40の切欠部40bがスリット10bの入り口
まで達さない所定位置まで前進される。この移動によ
り、ボビンケース開放端10gとボビンフランジ15A
との間に下糸Lが通される。
【0055】次いで、経路i8の移動により、ボビンケ
ース開放端10gから延出している下糸Lが、該開放端
10gにおいて折り返される。次いで、経路i9の移動
が行われると、動メス付糸捌き40の切欠部40bがス
リット10bの入り口より大きく前方(図10〜図13
で上方)に移動するので、ボビンケース10より延出し
ている下糸Lは、スリット10bの入り口を越えるかス
リット10b内に通される。
【0056】また、動メス付糸捌き40の上記経路i
5,i7,i9の移動に連動して、巻取クラッチ板25
が下糸Lを誘導する方向と同方向に回転し、ボビン15
を同方向に回転させることで、下糸Lの誘導に伴ってボ
ビン15上の下糸Lの導出点も同様に移動する。
【0057】次いで、図13に示すように、経路i10
の移動が行われ、動メス付糸捌き40の切欠部40bが
スリット10bの入り口より少し後方(開口部10a
側)の位置まで後退される。この移動により、下糸Lが
確実にスリット10bに通される。次いで、経路i11
の移動により下糸Lが下糸張力調整バネ11まで確実に
導かれ、その後、糸捌き40のCW方向への移動によ
り、下糸Lが動メス付糸捌き40の切欠部40bから外
される。また、上記経路i10,i11の移動に連動し
て、巻取クラッチ板25が下糸Lを巻き込む方向と同方
向に回転し、ボビン15を同方向に回転させることで、
下糸Lをボビン15内に引き込んで下糸Lに張力を付与
し、この張力により下糸Lをスリット10b及び下糸張
力調整ばね11まで確実に導くことが出来る。次いで、
動メス付糸捌き40が図10に示す初期位置に戻され
て、糸捌き処理が完了する。
【0058】次に糸掛け機構による糸掛け処理が開始さ
れ、図6に示すごとく、ワイパー47が支点48aを中
心に回動駆動されて、糸引掛け部材47aによって下糸
Lが引っ掛けられて、ボビンケース10周側面に沿って
横方に誘導される(図6(b))。そして、この誘導に
より、下糸張力調整バネ11の下に通された下糸Lが糸
導出部10dまで導かれる。その後、ワイパー47が元
の位置に戻されて糸掛け処理が完了する。
【0059】次いで、糸切り処理が開始され、図9
(g)に示すように、動メス付糸捌き40が時計方向に
一回転して、ボビンケース10の糸導出部10dからワ
イパー47に渡された下糸Lが、糸切り用の切欠部40
cに保持され、そのまま動メス付糸捌き40が時計方向
に回転を続けて、固定メス45と重なることで、糸切り
用の切欠部40cに保持された下糸Lが固定メス45と
目玉40dとの間に挟み込まれ、下糸Lが所定の箇所で
切断され(図9(h))、図14の状態になる。
【0060】糸切り後、搬送アーム4によって、ボビン
ケース10およびボビン15はダミー位置L1に移され
て、ミシンの縫製動作が停止していれば、ダミー位置L
1のボビン保持軸r1にボビンケース10およびボビン
15は装着され、動作中であれば、待機し、動作停止
後、軸r1に装着される。
【0061】次に、図7に示す制御部および該制御部と
の関連でミシン制御部93とによって行われる制御処理
について、図15のフローチャートに参照しながら説明
する。この制御処理が開始すると、まず、ステップS1
において、縫製作業が行われながら、次のステップS2
において、ボビンの交換を要するほど下糸が消費された
か否かの判別処理される。ステップS2において、ボビ
ンの交換を要すると判断すると、ステップS3に移行す
る。
【0062】ステップS3では、ミシン制御部93から
の信号に基づいて、ミシンの縫製動作とミシン側の糸切
り動作が停止しているか否か判断され、ミシンの動作が
停止していれば、ステップS4に移行する。また、ミシ
ンが動作中であれば、ミシンの動作が停止するまで待機
する。ステップS4においては、ミシンが動き出すこと
を禁止する動作禁止信号をミシン制御部93に出力する
処理が行われる。次に、ステップS5に移行し、ボビン
交換装置1によって、ミシン釜K内のボビンおよびボビ
ンケースが残糸除去位置L2に移されボビン保持軸r2
に装着され、ダミー位置L1に装着されているすでに下
糸が巻かれているボビンおよびボビンケースがミシン釜
Kにセットされる。このボビンの交換が終了すると、ス
テップS6に移行し、ミシンの動作を許可する動作許可
信号をミシン制御部93に対して出力する処理が行われ
る。
【0063】次に、ステップS7に移行し、図示しない
残糸除去装置によって残糸除去処理が行われる。この残
糸除去処理が終了すると、ステップS8に移行する。ス
テップS8では、ミシンが縫製動作中であるか否か判断
され、ミシンの動作が停止していれば、ステップS9に
移行する。また、ミシンが動作中であれば、ミシンの動
作が停止するまで待機する。ステップS9さらにステッ
プS10では、残糸除去位置L2のボビン保持軸r2か
ら、搬送アーム4および把持手段2によって下糸が完全
に取り除かれたボビンおよびボビンケースが取り外さ
れ、下糸巻回位置L3に搬送される。次にステップS1
1に移行し、下糸巻回処理が行われ、前述の糸絡め、糸
巻き、糸捌き、糸掛け、糸切りの各処理が行われる。こ
の下糸巻回処理において、すでに述べたように、糸絡め
の前、糸捌きの開始直後においては、ミシンの動作が停
止しているか否かの判別処理がなされ、停止している場
合のみ各処理が行われる。ミシンが動作中であれば、そ
の動作が停止するまで待機する。
【0064】次に、ステップS12において、下糸が巻
かれたボビンおよびボビンケースが搬送アーム4および
把持手段2によってダミー位置L1の手前まで搬送され
る。次に、ステップS13に移行し、ここで、ミシンの
動作が停止しているか否かの判別処理がなされ、停止し
ている場合、ステップS14に移行し、ダミー位置L1
のボビン保持軸r1にボビンおよびボビンケースは装着
され、ボビンの交換を要するまで待機することになる。
また、ステップS13において、ミシンが動作中であれ
ば、その動作が停止するまで待機する。
【0065】以上の下糸自動供給装置100によれば、
ミシンの縫製動作が停止している状態で、ボビン保持軸
r1、r2に対する、ボビン10およびボビンケース1
5の着脱が行われるので、振動の影響を全く受けずに、
確実にこれらの工程を行うことができる。また、糸絡め
や、糸捌き・糸掛け・糸切り(糸処理後工程)について
も、ミシンの縫製動作が停止している状態で行うので振
動の影響を受けることがない。具体的には、糸絡めにお
いては糸供給ノズル36から放出された糸を確実にボビ
ン10の開口部10aからボビンに絡めることができる
し、糸捌き・糸掛け・糸切りにおいては、動メス付糸捌
き40で糸をすくったり、ワイパー47に糸を掛けたり
する作業を確実に行うことができる。また、糸捌き中、
本実施の形態で行われる半クラッチ状態で、激しく振動
すると、クラッチ板25がボビン15から外れてしまい
ボビン15に回転を伝達できなくなってしまう可能性が
あったが、糸捌きがミシンの停止を確認してから行われ
るので、半クラッチ状態を容易に保つことができ、ボビ
ン15を所望の量回転させて、確実に糸捌きを行うこと
ができる。
【0066】(第2の実施の形態)以下、本発明の第2
の実施の形態について説明する。この実施の形態におけ
る、下糸自動供給装置200(図1)は、第1の実施の
形態と同様の構成を有し、下糸自動供給装置200を構
成する、ボビン交換装置、残糸除去装置、下糸巻回装置
等の構成、具体的な動作についても同様である。したが
って、以下においては、第1の実施の形態と異なる点を
主に説明し、また、第1の実施の形態と同じ部材等につ
いては同じ符号を用いる。
【0067】本実施の形態における下糸自動供給装置2
00の制御部の構成・機能は、図7に示すものとほぼ同
様であり、I/Oポート81は、図8(b)に示すよう
に、ミシンの縫製動作等を制御するミシン制御部93と
接続されている。そして、ミシン制御部93から、I/
Oポート81を介して、CPU82に対して、ミシンが
縫製動作中であることに対応する縫製動作信号が出力さ
れるようになっている。すなわち、本実施の形態では、
ミシン制御部93が本発明における検知手段である。C
PU82は、縫製による振動によって好ましくない影響
を受け得る、糸捌き処理等の動作や処理を行う際、ミシ
ンの動作を停止させるべく、動作停止信号をI/Oポー
ト81を介してミシン制御部93に対して、出力する。
ミシン制御部93は、動作停止信号が入力すると、ミシ
ンが動作中であれば、ミシンの動作を停止させ、かつ、
一時的にミシンの動作を禁止し、また、動作停止信号が
入力したときにミシンが動作していなければ、一時的に
ミシンの動作を禁止するようになっている。
【0068】また、CPU82は、前記縫製動作信号が
入力している間は、糸捌き処理等の動作や処理を行わな
いようになっている。さらに、これら動作や処理等が済
めば、ミシンの動作を許可する動作許可信号をI/Oポ
ート81を介してミシン制御部93に対して出力するよ
うになっている。また、CPU82は、下糸が消費され
て、ボビン交換装置1によるボビンの交換が行われてい
る間は、ミシン制御部93に対して、ミシンが動き出さ
ないよう、その動作を禁止する動作禁止信号を出力し、
ボビンの交換が終了すれば、ミシン制御部93に対し
て、ミシンの動作を許可する動作許可信号を出力するよ
うになっている。
【0069】上記制御部と、該制御部との関連でミシン
制御部93によって行われる制御処理について、図16
のフローチャートに基づいて説明する。この制御処理が
開始してから、ステップS20〜ステップS26まで
は、図15のステップS1〜ステップS7と同様であ
る。ステップS26の残糸除去処理が終了すると、ステ
ップS27に移行する。ステップS27においては、ミ
シンの動作を強制的に停止する動作停止信号をミシン制
御部93に対して出力する処理が行われる。次に、ステ
ップS28に移行し、完全にミシンの動作が停止したか
否かの確認が行われ、その動作が停止していれば、ステ
ップS29に移行する。ステップS29において残糸除
去位置L2のボビン保持軸r2からボビン等が取り外さ
れると、ステップS30に移行する。このステップS3
0において、ミシンの動作を許可する動作許可信号を出
力する処理が行われる。次に、図15のステップS10
〜ステップS12と同様に、ステップS31〜ステップ
S33が行われる。なお、ステップS32の下糸巻回処
理においては、糸絡めの前、および糸捌きが開始して直
後において、CPU82からミシン制御部93に対して
動作停止信号が出力され、ミシンの動作が完全に停止す
れば、これらの作業を行い、また、糸絡め終了後、およ
び糸捌き・糸掛け・糸切りが全て終了した後、CPU8
2は、ミシン制御部93に対して動作許可信号を出力す
る。
【0070】次いで、ステップS34において、ミシン
の動作を強制的に停止する動作停止信号を出力する処理
が行われる。その後、ステップS35に移行し、完全に
ミシンの動作が停止したか否かの確認が行われ、その動
作が停止していれば、ステップS36に移行し、ダミー
位置L1のボビン保持軸r1にボビン等を装着する。そ
して、ステップS37に移行し、ミシンの動作を許可す
る動作許可信号を出力する処理が行われる。この状態
で、ミシン釜K内のボビンの下糸が消費されてボビンの
交換を要するまで待機となる。
【0071】以上の下糸自動供給装置200によれば、
第1の実施の形態と同様に、ミシンの縫製動作が停止し
ている状態で、ボビン保持軸r1、r2に対するボビン
10とボビンケース15の着脱、および糸絡めや、糸捌
き・糸掛け・糸切りが行われるので、振動の影響を全く
受けずに、確実にこれらの工程を行うことができる。加
えて、第2の実施の形態においては、ミシンを強制的に
停止してしまうので、より迅速に上記の工程を行うこと
ができるようになる。
【0072】(第3の実施の形態)以下、本発明の第3
の実施の形態について説明する。この実施の形態におけ
る、下糸自動供給装置300(図1)は、第1の実施の
形態と同様の構成を有し、下糸自動供給装置300を構
成する、ボビン交換装置、残糸除去装置、下糸巻回装置
等の構成、具体的な動作についても同様である。したが
って、以下においては、第1の実施の形態と異なる点を
主に説明し、また、第1の実施の形態と同じ部材等につ
いては同じ符号を用いる。
【0073】本実施の形態における下糸自動供給装置3
00の制御部の構成・機能は、図7に示すものとほぼ同
様であり、I/Oポート81は、図8(c)に示すよう
に、ミシンの縫製動作等を制御するミシン制御部93と
接続されている。このミシン制御部93は、ミシンの適
正な動作を図るために、ミシンを駆動するミシンモータ
の回転数を検出しながら制御するミシンモータ回転数制
御部94を備えている。そして、ミシン制御部93から
は、I/Oポート81を介して、CPU82に対して、
ミシンが縫製動作中であることに対応する縫製動作信号
とともに、ミシンモータの回転数に応じた回転数検出信
号が出力されるようになっている。すなわち、ミシン制
御部93が本発明の検知手段であると言える。CPU8
2は、前記縫製動作信号が入力し、かつ回転数検出信号
からミシンモータの回転数が4000spm(1分間に
行われる針の往復動作の回数)を超えている場合は、縫
製による振動によって好ましくない影響を受け得る、糸
捌き処理等の動作や処理を行わないようになっている。
4000spmを基準値としているのは、4000sp
m程度までであれば、ミシンが縫製動作をしていても、
それによって生じる振動はそれほど大きくなく、下糸自
動供給装置側の各処理等に悪影響を及ぼすことがほとん
どないからである。
【0074】また、CPU82は、下糸が消費されて、
ボビン交換装置1によるボビンの交換が行われている間
は、ミシン制御部93に対して、I/Oポート81を介
して、ミシンが動き出さないよう、その動作を禁止する
動作禁止信号を出力し、ボビンの交換が終了すれば、ミ
シン制御部93に対して、ミシンの動作を許可する動作
許可信号を出力する。
【0075】上記制御部と、該制御部との関連でミシン
制御部93によって行われる制御処理について、図17
のフローチャートに基づいて説明する。この制御処理が
開始してから、ステップS40〜ステップS47まで
は、図15のステップS1〜ステップS8と同様であ
る。
【0076】ステップS47では、ミシンが縫製動作中
であるか否か判断され、ミシンの動作が停止していれ
ば、ステップS49に移行する。また、ミシンが動作中
であれば、ステップS48に移行し、ミシンモータの回
転数が4000spm以下であるか否か判断され、40
00spm以下であれば、ステップS49に移行する。
また、4000spmを超えていれば、4000rpm
以下になるまで、ステップS47、48を繰り返す。ス
テップS49〜ステップS52は、図15のステップS
9〜ステップS12と同様である。なお、ステップS5
1の下糸巻回処理においては、糸絡めの前、および糸捌
きの処理が開始して直後において、ミシンが動作中か否
か、動作中であれば回転数が4000spm以下である
か否かの判断を行い、ミシンの動作が停止中または回転
数4000spm以下であれば、これらの作業を行い、
4000spmを超えていれば4000spm以下にな
るまで待機状態になる。
【0077】ステップS52において、下糸が巻かれた
ボビンおよびボビンケースが搬送アーム4および把持手
段2によってダミー位置L1の手前まで搬送されるとス
テップS53に移行し、ここで、ミシンの動作が停止し
ているか否かの判別処理がなされる。停止している場
合、ステップS55に移行し、ダミー位置L1のボビン
保持軸r1にボビンおよびボビンケースは装着され、ミ
シン釜K内のボビンの下糸が消費されて、ボビンの交換
を要するまで待機となる。また、ステップS53におい
て、ミシンが動作中であれば、ステップS54に移行
し、ミシンモータの回転数が4000spm以下である
か否か判断され、4000spm以下であれば、ステッ
プS55に移行し、4000spmを超えていれば、4
000spm以下になるまで、ステップS53、S54
を繰り返す。
【0078】以上の下糸自動供給装置300によれば、
ミシンの縫製動作が停止しているか、動作中であっても
回転数が4000spm以下である状態で、ボビン保持
軸r1、r2に対するボビン10とボビンケース15の
着脱、および糸絡めや、糸捌き・糸掛け・糸切りが行わ
れるので、振動の影響を全くあるいはあまり受けずに、
確実にこれらの工程を行うことができる。
【0079】(第4の実施の形態)以下、本発明の第4
の実施の形態について説明する。この実施の形態におけ
る、下糸自動供給装置400(図1)は、第3の実施の
形態と同様の構成を有し、下糸自動供給装置400を構
成する、ボビン交換装置、残糸除去装置、下糸巻回装置
等の構成、具体的な動作についても同様である。したが
って、以下においては、第3の実施の形態と異なる点を
主に説明し、また、第3の実施の形態と同じ部材等につ
いては同じ符号を用いる。
【0080】本実施の形態における下糸自動供給装置4
00の制御部の構成・機能は、第3の実施の形態とほぼ
同様であり、I/Oポート81は、図8(d)に示すよ
うに、ミシンの縫製動作等を制御するミシン制御部93
と接続されている。本実施の形態において第3の実施の
形態と異なる点は、CPU82は、前記縫製動作信号が
入力し、かつ回転数検出信号からミシンモータの回転数
が4000spmを超えているときは、I/Oポート8
1を介して、ミシン制御部93に対して、回転数ダウン
信号を出力するようになっていて、ミシン制御部93
は、この信号を受けて、ミシンモータの回転数を400
0spm以下に下げるところである。
【0081】上記制御部と、該制御部との関連でミシン
制御部93によって行われる制御処理について、図18
のフローチャートに基づいて説明する。この制御処理が
開始してから、ステップS60〜ステップS67は、図
17のステップS40〜ステップS47と同様である。
【0082】ステップS67では、ミシンが縫製動作中
であるか否か判断され、ミシンの動作が停止していれ
ば、ステップS71に移行する。また、ミシンが動作中
であれば、ステップS68に移行し、ミシンモータの回
転数が4000spm以下であるか否か判断され、40
00spm以下であれば、ステップS71に移行する。
4000spmを超えていれば、ステップS69に移行
し、回転数ダウン信号を出力する処理を行ってから、ス
テップS70に移行し、4000spm以下であるか否
か判断され、4000spm以下であれば、ステップS
71に移行し、4000spmを超えていれば、さらに
ステップS69、S70を繰り返す。ステップS71〜
ステップS75は、図17のステップS49〜ステップ
S53と同様である。なお、ステップS73の下糸巻回
処理においては、糸絡めの前、および糸捌きの処理が開
始して直後において、ミシンが動作中か否か、動作中で
あれば回転数が4000spm以下であるか否かを判断
し、ミシンが停止しているか回転数4000spm以下
であれば、これらの作業を行う。ミシンの回転数が40
00spmを超えている場合には、回転数ダウン信号を
出力する処理を行い、回転数が4000spm以下にな
ったときに、これら作業を行う。
【0083】ステップS75において、ミシンの動作が
停止しているか否かの判別処理がなされると、停止して
いる場合、ステップS79に移行し、ダミー位置L1の
ボビン保持軸r1にボビンおよびボビンケースは装着さ
れ、ボビンの交換を要するまで待機することになる。ま
た、ステップS75において、ミシンが動作中であれ
ば、ステップS76に移行し、ミシンモータの回転数が
4000spm以下であるか否か判断され、4000s
pm以下であれば、ステップS79に移行する。400
0spmを超えていれば、ステップS77に移行し、回
転数ダウン信号を出力する処理を行ってから、ステップ
S78に移行し、4000spm以下であるか否か判断
され、4000spm以下であれば、ステップS79に
移行し、4000spmを超えていれば、ステップS7
7、S78を繰り返す。
【0084】以上の下糸自動供給装置400によれば、
第3の実施の形態と同様に、ミシンの縫製動作が停止し
ている状態、または動作中であっても回転数が4000
spm以下であるときに、ボビン保持軸r1、r2に対
するボビン10とボビンケース15の着脱、および糸絡
めや、糸捌き・糸掛け・糸切りが行われるので、振動の
影響を全くあるいはあまり受けずに、確実にこれらの工
程を行うことができる。加えて、第4の実施の形態にお
いては、ミシンの回転数を強制的に下げさせてしまうの
で、より迅速に上記の工程を行うことができるようにな
る。
【0085】(第5の実施の形態)以下、本発明の第5
の実施の形態について説明する。この実施の形態におけ
る、下糸自動供給装置500(図1)は、第3の実施の
形態と同様の構成を有し、下糸自動供給装置500を構
成する、ボビン交換装置、残糸除去装置、下糸巻回装置
等の構成、具体的な動作についても同様である。したが
って、以下においては、第3の実施の形態と異なる点を
主に説明し、また、第1の実施の形態と同じ部材等につ
いては同じ符号を用いる。
【0086】本実施の形態における下糸自動供給装置5
00の制御部の構成・機能は、図7に示すものとほぼ同
様であり、I/Oポート81は、図8(e)に示すよう
に、ミシンの縫製動作等を制御するミシン制御部93と
接続されている。そして、ミシン制御部93からは、I
/Oポート81を介して、CPU82に対して、ミシン
が縫製動作中であることに対応する縫製動作信号が出力
されるようになっている。また、CPU82は、下糸が
消費されて、ボビン交換装置1によるボビンの交換が行
われている間は、ミシン制御部93に対して、I/Oポ
ート81を介して、ミシンが動き出さないよう、その動
作を禁止する動作禁止信号を出力し、ボビンの交換が終
了すれば、ミシン制御部93に対して、ミシンの動作を
許可する動作許可信号を出力する。
【0087】また、本実施の形態の下糸自動供給装置5
00は、図1、図2に示すように、ミシンベットTに取
り付けられている振動検出部95を備えていて、この振
動検出部95は、たとえば、圧電素子を含み、ミシンベ
ッドTで生じている振動をその大きさに応じて電気的信
号に変えて、振動検出信号としてI/Oポート81を介
してCPU82に対して出力する。すなわち、本実施の
形態においては、前記ミシン制御部93とともに振動検
出部95が、本発明の検知手段であると言える。CPU
82は、前記縫製動作信号が入力していて、かつ前記振
動検出信号からミシンの振動が一定の値を超えている場
合には、振動によって好ましくない影響を受け得る、糸
捌き処理等の動作や処理を行わないようになっている。
ここで、「一定の値」とは、下糸自動供給装置側の各処
理等に悪影響を及ぼすことがほとんどない程度の振動の
値である。
【0088】上記制御部と、該制御部との関連でミシン
制御部93によって行われる制御処理について、図19
のフローチャートに基づいて説明する。この制御処理が
開始してから、ステップS80〜ステップS87まで
は、図17のステップS40〜ステップS47と同様で
ある。
【0089】ステップS87では、ミシンが縫製動作中
であるか否か判断され、ミシンの動作が停止していれ
ば、ステップS89に移行する。また、ミシンが動作中
であれば、ステップS88に移行し、ミシン側の振動が
一定の値以下であるか否か判断され、一定の値以下であ
れば、ステップS89に移行する。また、一定の値以下
でなければ、ステップS87に戻り、一定の値以下にな
るまで、ステップS87、S88を繰り返す。ステップ
S89〜ステップS93は、図17のステップS49〜
ステップS53と同様である。なお、ステップS91の
下糸巻回処理においては、糸絡めの前、および糸捌きの
処理が開始して直後において、ミシンが動作中か否か、
動作中であれば振動が所定の値以下であるか否かの判断
を行い、ミシンの動作が停止しているか、振動が所定の
値以下であればこれらの作業を行い、動作中であって振
動が所定の値を超えていれば、振動が所定の値以下にな
るまで待機状態になる。
【0090】ステップS93において、ミシンの動作が
停止しているか否かの判別処理がなされる。停止してい
る場合、ステップS95に移行し、ダミー位置L1のボ
ビン保持軸r1にボビンおよびボビンケースは装着さ
れ、ボビンの交換を要するまで待機することになる。ま
た、ステップS93において、ミシンが動作中であれ
ば、ステップS94に移行し、ミシン側の振動が一定の
値以下であるか否か判断され、一定の値以下であれば、
ステップS95に移行する。また、一定の値以下でなけ
れば、ステップS93に戻り、一定の値以下になるま
で、ステップS93、S94を繰り返す。
【0091】以上の下糸自動供給装置500によれば、
ミシンの縫製動作が停止しているか、動作中であっても
振動が所定の値以下である状態で、ボビン保持軸r1、
r2に対するボビン10とボビンケース15の着脱、お
よび糸絡めや、糸捌き・糸掛け・糸切りが行われるの
で、振動の影響を全くあるいはあまり受けずに、確実に
これらの工程を行うことができる。
【0092】(第6の実施の形態)以下、本発明の第6
の実施の形態について説明する。この実施の形態におけ
る、下糸自動供給装置600(図1)は、第5の実施の
形態と同様の構成を有し、下糸自動供給装置600を構
成する、ボビン交換装置、残糸除去装置、下糸巻回装置
等の構成、具体的な動作についても同様である。したが
って、以下においては、第5の実施の形態と異なる点を
主に説明し、また、第5の実施の形態と同じ部材等につ
いては同じ符号を用いる。
【0093】本実施の形態における下糸自動供給装置6
00の制御部の構成・機能は、第5の実施の形態とほぼ
同様であり、I/Oポート81は、図8(f)に示すよ
うに、ミシンの縫製動作等を制御するミシン制御部93
と振動検出部95とに接続されている。そして、第5の
実施の形態同様に、本実施の形態においては、ミシン制
御部93とともに振動検出部95が、本発明の検知手段
であると言える。本実施の形態において第5の実施の形
態と異なる点は、CPU82は、前記縫製動作信号が入
力し、かつ振動検出信号からミシン側の振動が一定の値
を超えているときは、I/Oポート81を介して、ミシ
ン制御部93に対して、回転数ダウン信号を出力するよ
うになっていて、ミシン制御部93は、この信号を受け
て、ミシンモータの回転数を下げるようになっていると
ころである。
【0094】上記制御部と、該制御部との関連でミシン
制御部93によって行われる制御処理について、図20
のフローチャートに基づいて説明する。この制御処理が
開始してから、ステップS100〜ステップS107
は、図19のステップS80〜ステップS87と同様で
ある。
【0095】ステップS107では、ミシンが縫製動作
中であるか否か判断され、ミシンの動作が停止していれ
ば、ステップS111に移行する。また、ミシンが動作
中であれば、ステップS108に移行し、ミシン側の振
動が一定の以下であるか否か判断され、一定の値以下で
あれば、ステップS111に移行する。一定の値以下で
なければ、ステップS109に移行し、回転数ダウン信
号を出力する処理を行ってから、ステップS110に移
行し、ここで、振動が一定の値以下であるか否か判断さ
れ、一定の値以下になれば、ステップS111に移行す
る。一定の値を超えていれば、ステップS109に戻
り、振動が一定の値以下になるまで、ステップS10
9、S110が繰り返される。ステップS111〜ステ
ップS115は、図19のステップS89〜ステップS
93と同様である。なお、ステップS113の下糸巻回
処理においては、糸絡めの前、および糸捌きの処理が開
始して直後において、ミシンの動作中か否か、動作中で
あれば振動が所定の値以下であるか否かを判断し、ミシ
ンが停止しているか振動が所定の値以下であれば、これ
らの作業を行う。ミシンの振動が所定の値を超えている
場合には、回転数ダウン信号を出力する処理を行い、振
動が所定の値以下になったときに、これら作業を行う。
【0096】ステップS115において、ミシンの動作
が停止しているか否かの判別処理がなされる。停止して
いる場合、ステップS119に移行し、ダミー位置L1
のボビン保持軸r1にボビンおよびボビンケースは装着
され、ミシン釜K内のボビンの下糸が消費されて、ボビ
ンの交換を要するまで待機する。また、ステップS11
5において、ミシンが動作中であれば、ステップS11
6に移行し、ミシン側の振動が一定の以下であるか否か
判断され、一定の値以下であれば、ステップS119に
移行する。一定の値を超えていれば、ステップS117
に移行し、回転数ダウン信号を出力する処理を行ってか
ら、ステップS118に移行し、ここで、振動が一定の
値以下であるか否か判断され、一定の値以下になれば、
ステップS119に移行する。一定の値を超えていれ
ば、ステップS117に戻り、振動が一定の値以下にな
るまで、ステップS117、S118が繰り返される。
【0097】以上の下糸自動供給装置600によれば、
第5実施の形態と同様に、ミシンの縫製動作が停止して
いる状態、または動作中であっても振動が一定の値以下
であるときに、ボビン保持軸r1、r2に対するボビン
10とボビンケース15の着脱、および糸絡めや、糸捌
き・糸掛け・糸切りが行われるので、振動の影響を全く
あるいはあまり受けずに、確実にこれらの工程を行うこ
とができる。加えて、第6の実施の形態においては、ミ
シンの回転数を強制的に下げさせてしまうので、より迅
速に上記の工程を行うことができるようになる。
【0098】なお、上記の第1〜第6の実施の形態のそ
れぞれで示したミシンの動作状態の検知手段について
は、1つのミシンに複数備えられていてもよく、たとえ
ば、ミシンの振動と回転数を検出し、両方の信号から、
下糸自動供給装置の各動作が制御されるように構成して
もよい。
【0099】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、ミシン
の振動による影響をあまり受けずに、ボビンケースの着
脱を確実に行うことができる。請求項2に記載の発明に
よれば、ミシンの振動による影響をあまり受けずに、糸
絡めの工程を確実に行うことができる。請求項3に記載
の発明によれば、ミシンの振動による影響をあまり受け
ずに、糸捌き・糸掛け・糸切りといった糸処理後工程を
確実に行うことができる。請求項4〜請求項9に記載の
発明によれば、請求項1〜3に記載の発明を、好適に実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例としての第1の実施の形態におけ
る、下糸自動供給装置の正面図である。
【図2】図1の下糸自動供給装置に備えられているボビ
ン交換装置の構成を示す側面図である。
【図3】図1の下糸自動供給装置に備えられている下糸
巻回装置を示すもので、(a)はその上面図、(b)は
正面図である。
【図4】図3の下糸巻回装置の動メス付き糸捌きを示す
もので、(a)はその平面図、(b)は側面図である。
【図5】図1の下糸自動供給装置で扱うボビンケース及
びボビン、クラッチ板の概要を示す斜視図である。
【図6】糸掛け機構による糸掛け処理の概要を示す斜視
図であり、(a)はワイパーの作動前を示し、(b)は
ワイパーの作動後を示す。
【図7】図1の下糸自動供給装置の制御部の構成を示す
ブロック図である。
【図8】第1〜第6の実施の形態における、下糸自動供
給装置の制御部の構成の一部を示すものである。
【図9】図3の下糸巻回装置による糸絡め、糸巻き、糸
捌き、糸切りの一連の処理の流れを示す側面図である。
【図10】糸捌きから糸切り処理にかけてのボビンケー
スと動メス付き糸捌きとの位置関係を説明するための平
面図である。
【図11】糸捌きから糸切り処理にかけてのボビンケー
スと動メス付き糸捌きとの位置関係を説明するための平
面図である。
【図12】糸捌きから糸切り処理にかけてのボビンケー
スと動メス付き糸捌きとの位置関係を説明するための平
面図である。
【図13】糸捌きから糸切り処理にかけてのボビンケー
スと動メス付き糸捌きとの位置関係を説明するための平
面図である。
【図14】糸捌きから糸切り処理にかけてのボビンケー
スと動メス付き糸捌きとの位置関係を説明するための平
面図である。
【図15】第1の実施の形態の下糸自動供給装置の制御
部による制御処理を示すフローチャートである。
【図16】第2の実施の形態の下糸自動供給装置の制御
部による制御処理を示すフローチャートである。
【図17】第3の実施の形態の下糸自動供給装置の制御
部による制御処理を示すフローチャートである。
【図18】第4の実施の形態の下糸自動供給装置の制御
部による制御処理を示すフローチャートである。
【図19】第5の実施の形態の下糸自動供給装置の制御
部による制御処理を示すフローチャートである。
【図20】第6の実施の形態の下糸自動供給装置の制御
部による制御処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ボビン交換装置 2 把持手段 4 搬送アーム 5 回転駆動手段 6 直動駆動手段(移動手段) 10 ボビンケース 15 ボビン 15c 貫通孔 30 下糸巻回装置 36 糸供給ノズル 40 動メス付糸捌き 81 I/Oポート 82 CPU 93 ミシン制御部 94 ミシンモータ回転数制御部 95 振動検出部 100、200、300、400、500、600
下糸自動供給装置 K ミシン釜(釜) r0 縫製軸 r1、r2 ボビン保持軸

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下糸供給源から導出した糸とボビンを収
    容しているボビンケースについて、一連の工程を行うこ
    とによって、ミシンの下糸を自動的に供給し、 前記ボビンケースを、把持および開放するボビン把持手
    段と、 前記ボビン把持手段を、ボビンの回転軸の軸線方向に移
    動させる移動手段と、 前記一連の工程において使用され、ボビンの貫通孔には
    め込まれてボビンおよびボビンケースを保持する、1つ
    以上の保持軸と、 前記一連の工程を制御する制御部とを備え、 前記制御部の制御に基づいて、前記移動手段による前記
    把持手段の移動が行われて前記ボビンケースが前記保持
    軸に対して着脱されるように構成されている下糸自動供
    給装置において、 振動に関するミシンの状態を検知し、その検知結果を前
    記制御部に送信する検知手段を備え、 前記制御部は、前記検知結果に応じて、前記保持軸に対
    してのボビンケースの着脱を許容するか否かを判断する
    ことを特徴とする下糸自動供給装置。
  2. 【請求項2】 下糸供給源から導出した糸とボビンを収
    容しているボビンケースについて、一連の工程を行うこ
    とによって、ミシンの下糸を自動的に供給し、 前記一連の工程の中に、前記下糸供給源から導出した糸
    を、ボビンケースに設けられた開口部を通して、ボビン
    に絡める糸絡め工程を含み、 前記一連の工程を制御する制御部を備える下糸自動供給
    装置において、 振動に関するミシンの状態を検知し、その検知結果を前
    記制御部に送信する検知手段を備え、 前記制御部は、前記検知結果に応じて、前記糸絡め工程
    を行うことを許容するか否かを判断することを特徴とす
    る下糸自動供給装置。
  3. 【請求項3】 下糸供給源から導出した糸とボビンを収
    容しているボビンケースについて、一連の工程を行うこ
    とによって、ミシンの下糸を自動的に供給し、 前記一連の工程の中に、前記下糸供給源から導出した糸
    をボビンケースの開口部を通してボビンに巻き付けた後
    に、前記開口部から下糸供給源に延出している下糸を、
    前記ボビンケースの開口部から該ボビンケースの周側面
    に設けられた所定の箇所に導き、その後切断する、糸処
    理後工程を含み、 前記一連の工程を制御する制御部を備える下糸自動供給
    装置において、 振動に関するミシンの状態を検知し、その検知結果を前
    記制御部に送信する検知手段を備え、 前記制御部は、前記検知結果に応じて、糸処理後工程を
    行うことを許容するか否かを判断することを特徴とする
    下糸自動供給装置。
  4. 【請求項4】 前記検知手段は、ミシンの縫製動作が停
    止しているか否かを検知し、前記制御部はミシンが停止
    しているときに、前記の許容するという判断を行うこと
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の下糸自動
    供給装置。
  5. 【請求項5】 前記検知手段は、ミシンの縫製動作が停
    止しているか否かを検知し、前記制御部は、ミシンが停
    止しているときに前記の許容するという判断を行い、か
    つ、前記判断の際にミシンが動作していれば縫製動作を
    制御するミシン制御部に対して縫製動作を停止させるこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の下糸自
    動供給装置。
  6. 【請求項6】 前記検知手段は、ミシンの回転数が所定
    の値以下であるか否かを検知し、前記制御部はミシンの
    回転数が前記所定の値以下であるときに、前記の許容す
    るという判断を行うことを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載の下糸自動供給装置。
  7. 【請求項7】 前記検知手段は、ミシンの回転数が所定
    の値以下であるか否かを検知し、前記制御部は、ミシン
    の回転数が前記所定の値以下であるときには前記の許容
    するという判断を行い、ミシンの回転数が前記所定の値
    を超えているときには、許容しないという判断をし、か
    つ、ミシンの縫製動作を制御するミシン制御部に対して
    回転数を前記所定の値以下になるように下げさせること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の下糸自動
    供給装置。
  8. 【請求項8】 前記検知手段は、ミシンの振動が所定の
    値以下であるか否かを検知する振動検出部であって、前
    記制御部は、ミシンの振動が所定の値以下であるとき
    に、前記の許容するという判断を行うことを特徴とする
    請求項1〜3のいずれかに記載の下糸自動供給装置。
  9. 【請求項9】 前記検知手段は、ミシンの振動が所定の
    値以下であるか否かを検知する振動検出部であって、前
    記制御部は、ミシンの振動が前記所定の値以下であると
    きには前記の許容するという判断を行い、ミシンの振動
    が前記所定の値を超えているときには、許容しないとい
    う判断をし、かつ、ミシンの縫製動作を制御するミシン
    制御部に対して、振動が前記所定の値以下になるよう
    に、ミシンの回転数を下げさせることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載の下糸自動供給装置。
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