JPH09769A - 下糸自動供給装置 - Google Patents

下糸自動供給装置

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JPH09769A
JPH09769A JP7155798A JP15579895A JPH09769A JP H09769 A JPH09769 A JP H09769A JP 7155798 A JP7155798 A JP 7155798A JP 15579895 A JP15579895 A JP 15579895A JP H09769 A JPH09769 A JP H09769A
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JP
Japan
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bobbin
thread
residual
winding
air
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JP7155798A
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English (en)
Inventor
Hisanobu Shinozuka
寿信 篠塚
Takayoshi Mori
隆良 森
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Juki Corp
Original Assignee
Juki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手作業を必要とするボビンケースの着脱を容
易にすると共に、装置の小型化を図り、その上残糸除去
装置において排出された残糸が他の装置に絡みつかない
ようにする。 【構成】 ミシンの釜1下方において、ボビンを交換す
るボビン交換装置160と、ボビンへ下糸を巻回する下
糸巻回装置162と、ボビンの残糸を除去する残糸除去
装置161と、を備えた下糸自動供給装置において、残
糸除去装置161を下糸巻回装置162の下方に配置す
ると共に、残糸除去装置161の下に集塵袋163を配
置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ミシンの下糸自動供給
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上糸と下糸とを使用して縫製を行うミシ
ン、特に高速の縫製作業を行う工業用のミシンにあって
は、下糸を巻回したボビンを頻繁に交換する必要があ
る。一般には、下糸が消費された時にミシンの運転を一
旦停止し、ボビンケースを釜から抜き取った後に、ボビ
ンに下糸を巻回し、この下糸が新たに巻回されたボビン
をボビンケースに収容して該ボビンケースを釜内に装着
する一連の操作を手作業で行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな人手によるボビンへの下糸の巻回作業及びボビンケ
ースの交換作業は極めて非能率的であり、生産性の低下
の原因となっている。そこで、本出願人は、先に出願し
た特開平5−192476号公報記載のミシンの下糸自
動供給装置において上記問題点の解決を図っており、さ
らにこの問題の解決を図ると共にボビンの残糸も自動的
に除去し得る装置の提案を、特願平5−203612号
明細書において行っている。
【0004】上記装置の基本的構成を示したのが図11
及び図12である。この装置は、ミシンベッド101の
下方の底が油溜となっている空間内に配されており、ボ
ビンケ−ス着脱位置A、残糸除去位置G及び下糸巻回位
置Hがガイド軸50の回りに120°間隔に配されてい
る。該ボビンケ−ス着脱位置Aには釜1が、残糸除去位
置Gにはボビン7の残糸を除去する残糸除去装置61
が、下糸巻回位置Hにはボビン7へ下糸を巻回すると共
にボビンケ−スへの糸掛け及び下糸切断を行う下糸巻回
装置62が、それぞれ配設されている。
【0005】上記ガイド軸50の両端部は、メインベ−
スに立設された各起立部(不図示)にそれぞれ回転可能
に支持されており、このガイド軸50には、当該ガイド
軸50に沿って摺動可能、且つガイド軸50と共に回転
可能な回動ア−ム51が支持されている。この回動ア−
ム51のガイド軸50に沿った前進・後退動作は例えば
エア−シリンダにより駆動される前後進レバ−52によ
りなされ、正回転または逆回転動作は図示されない回転
駆動装置により60°単位になされる。回動ア−ム51
の各端部付近には、ボビン7を内蔵するボビンケ−ス2
を保持または開放可能なボビンケ−ス把持手段が設けら
れており、これらボビンケ−ス把持手段及び回動ア−ム
51によりボビン交換装置60が構成されている。な
お、図12における符号5は中釜軸を、104、105
は下軸をそれぞれ示している。
【0006】そして、回動ア−ム51を適宜回転、前進
または後退することによって、釜内のボビンケ−スを、
該ボビンケ−ス把持手段により把持して釜内から抜き取
ると共に、下糸巻回済みのボビンを収容したボビンケ−
スを、該ボビンケ−ス把持手段により把持して釜内に装
着できるようになっている。また、ボビンケ−スを残糸
除去位置Gに位置することによって、ボビン7の残糸を
除去できるようになっており、下糸巻回位置Hに位置す
ることによって、ボビンへ下糸を巻回すると共に、ボビ
ンケ−スへの糸掛け及び下糸切断を行うことができるよ
うになっている。
【0007】このように、上記装置にあっては、ボビン
7への下糸の巻回作業(ボビンケ−スへの糸掛け及び下
糸切断を含む)及び残糸除去作業並びにボビンケ−ス2
の交換作業が全て自動的に行われるようになっており、
作業効率及び生産性の向上が図られている。ところで、
上記ボビン交換装置60、残糸除去装置61、下糸巻回
装置62は、ミシンベッド101の下部に設けらえてお
り、従ってミシン頭部を引き起こす場合には、図12に
示されるミシンベッド101の回動軸103を支点とし
て、これら装置60、61、62も一緒に回動される。
【0008】しかしながら、上述のように、この装置に
あっては、ボビンケ−ス着脱位置A、残糸除去位置G及
び下糸巻回位置Hがガイド軸50の回りに120°等配
で配されていて、下糸巻回装置62が上記ミシン頭部を
引き起こす際の外周部の回動軌跡X内の近傍に配置され
ていることから、ミシン頭部引き起こし時に、該下糸巻
回装置62が回動軌跡X側のミシンテ−ブル102に干
渉(接触)する畏れがある。
【0009】そこで本発明は、ミシン頭部引き起こし時
の残糸除去装置、下糸巻回装置のミシンテ−ブルやオイ
ルパンに対する干渉を、構成部品を小さくせずに防止で
き、装置の低コスト化が図られると共に、ボビンケ−ス
把持手段の移動動作の無駄が低減され、且つ残糸除去装
置により引き出された残糸が他の装置に巻き付いたりす
ることがなく、残糸が所定の集塵袋に収納される下糸自
動供給装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の下糸自動供給装置は、ボビンケースを把
持または開放可能なボビンケース把持手段と、このボビ
ンケ−ス把持手段をミシンの釜軸に平行な軸線方向に移
動させる第1移動手段と、前記ボビンケ−ス把持手段を
ミシンの釜軸と交差する方向に移動させる第2移動手段
と、を備えたボビン交換装置と、ボビンへ下糸を巻回す
る下糸巻回装置と、ボビンの残糸を除去する残糸除去装
置と、を具備し、前記第2移動手段の移動軌跡の対向位
置に、残糸除去装置におけるボビンの残糸を除去する残
糸除去位置、下糸巻回装置における下糸を巻回する下糸
巻回位置を配置して、前記第1移動手段及び第2移動手
段を移動することにより、前記ボビンケ−ス把持手段
を、釜位置、前記残糸除去位置、前記下糸巻回位置に移
動可能とし、これらボビン交換装置、残糸除去装置、下
糸巻回装置を、ミシンベッド下部に設けた下糸自動供給
装置であって、残糸除去位置を下糸巻回位置より下方に
配置したことを特徴とする下糸自動供給装置。
【0011】上記目的を達成するために、請求項2のボ
ビン交換装置は、請求項1に加えて、残糸除去装置より
排出される残糸を収納する集塵袋を、残糸除去装置の下
方に配置したことを特徴としている。上記目的を達成す
るために、請求項3記載の下糸自動供給装置は、請求項
1及び請求項2に加えて、残糸除去装置はボビンケ−ス
より排出された残糸を装置下方に案内するエア−案内手
段を備え、集塵袋は前記エア−案内手段によるエア−を
通過させるために、通気性を有することを特徴としてい
る。
【0012】
【作用】このような請求項1における下糸自動供給装置
によれば、残糸除去装置は下糸巻回装置より下方に配置
されているので、残糸除去装置より排出された残糸は自
由落下し、下糸巻回装置に絡みつくことがない。このよ
うな請求項2における下糸自動供給装置によれば、残糸
除去装置の下方に集塵袋を配置したので、残糸除去装置
より排出された残糸は前記集塵袋に速やかに収納され
る。
【0013】このような請求項3における下糸自動供給
装置によれば、残糸除去装置より排出された残糸はエア
−案内手段により案内される。また、集塵袋は通気性を
有しているので、エア−案内手段によるエア−吐出経路
に干渉することがない。従って、残糸除去装置より排出
された残糸は確実に集塵袋に収納される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。本実施例の下糸自動供給装置は、図1に示
されるように、下糸巻回装置162と、残糸除去装置1
61と、集塵袋163と、これら下糸巻回装置162の
下糸巻回位置C、残糸除去装置161の残糸除去位置
B,釜位置(ボビンケ−ス着脱位置)A、ダミ−軸(ボ
ビンケ−ス保持手段)6のボビンケ−ス着脱位置Dにボ
ビンケ−ス2を移動可能なボビン交換装置160と、か
ら概略が構成されており、該下糸自動供給装置はミシン
ベッド101の下部に設けられている。先ず、図2から
図6を参照しながら、ボビン交換装置160について説
明する。
【0015】図2から図6において、符号1はボビンケ
−ス2が装着される釜を、1aは釜軸をしめす。3はベ
−ス板で、ミシン本体底部に取り付けられたメインベ−
スに立設すると共に釜1の直下に配設された支持体であ
る。該ベ−ス板3には、釜軸1aに平行な軸心を有する
搬送軸4の基端4aが固定され、該搬送軸4はベ−ス板
3に片持ち支持された状態となっている。
【0016】この搬送軸4の先端4b(反ベ−ス板側)
には、中空円筒の外周面を軸線方向に沿って2箇所切断
し該切断面同士が対向するよう形成された搬送ブロック
12(図2参照)が、当該搬送軸4に対して回転可能且
つ摺動可能に支持されている。搬送ブロック12の各切
断面には、L字状に折曲された搬送板10、10のL字
を構成する一方の板状部分がそれぞれ固定されており、
L字を構成する他方の板状部分は、図2に示されるよう
に、軸線を挟んで互いに対向した状態となっている。
【0017】各搬送板10、10には、軸線方向に沿っ
て釜側に折曲された保持部11、11の一方の端部がそ
れぞれ固定されており、これら保持部11、11の他方
の端部(釜側を向く端部)には、ボビンケ−スを把持ま
たは開放可能なボビンケ−ス把持手段(不図示)がそれ
ぞれ固定されている。このボビンケ−ス把持手段として
は、例えば特開平5−192476号公報の下糸自動供
給装置や本出願人が先に出願した特願平5−12196
0号明細書のミシンの下糸自動供給装置に記載されてい
る一対の電磁石吸着ヘッドを始めとして、例えば本出願
人が先に出願した特願平5−116363号明細書のミ
シンの下糸自動供給装置に記載されているレバ−爪によ
るもの等、適宜のものを採用することができ、要は、ボ
ビンケ−ス2を必要に応じて対向部材(例えば、釜1)
に対して着脱できるものであれば良い。
【0018】上記搬送ブロック12の外周には回動歯車
13が固定されており、該回動歯車13には、図3に示
されるように、釜軸1a方向に沿って駆動歯車19が噛
合している。この駆動歯車19は、その一端が、ベ−ス
板3に取り付けらえたモ−タ固定板21の搬送軸他端側
に突出した部分に回転可能に支持されており、他端はモ
−タ固定板21に固定された第2移動手段としての回動
モ−タ20の出力軸に直結された状態となっている。
【0019】従って、回動モ−タ20が回転すると、駆
動歯車19、回動歯車13を介して、搬送ブロック12
及び搬送板10、10並びに保持部11、11から構成
される回転手段としての回動ア−ム70が回転するよう
になっている。なお、この回動ア−ム70の回転動作
は、本実施例にあっては、該回動ア−ム70が退避位置
にある時(図3乃至図5参照)に、行われるようになっ
ている。また、搬送軸4は片持ち支持であるが、上記駆
動歯車19によりガイドされていることから、その支持
強度は充分となっている。
【0020】上記搬送ブロック12の外周における上記
回動歯車13より搬送軸4の固定端側には、図示されな
い例えばストップリングが固定されており、該搬送ブロ
ック12の外周における回動歯車13とストップリング
との間には、直動カラ−14が回転可能に支持されてい
る。この直動カラ−14には、図4に示されるように、
直動リンク15の一端が枢着されている。この直動リン
ク15の他端は、くの字状の駆動リンク16の一端に枢
着されており、該駆動リンク16のくの字を形成する折
曲部は、ベ−ス板3に固定されたブラケットに枢着され
ている。そして、該駆動リンク16の他端はベ−ス板3
に固定された第1移動手段としてのエア−シリンダ18
のナックル17に枢着されている。
【0021】従って、エア−シリンダ18が駆動する
と、ナックル17、駆動リンク16、直動リンク15を
介して、直動カラ−14と共に回動ア−ム70が搬送軸
4の軸線方向に沿って移動するようになっている。すな
わち、回動ア−ム70は、搬送軸4に対して回転できる
と共に、搬送軸4に沿って摺動できるようになってい
る。
【0022】上記搬送軸4の開放端側には、センサ固定
板33が取り付けられており、このセンサ固定板33上
には、発光素子31aと受光素子31bとからなる回動
センサ31が取り付けられている。また、上記回動ア−
ム70には、図2及び図3に示されるように、センサ板
32が固定されており、該回動ア−ム70の回転時に、
センサ板32が発光素子31aと受光素子31bとの間
を通過し得るように、回動センサ31及びセンサ固定板
33並びにセンサ板32の位置調整がなされている。
【0023】また、ベ−ス板3における上記ボビンケ−
ス把持手段の回転軌跡の対向位置であって、図1に示さ
れるように、釜1直下の位置Dには、ボビンケ−ス保持
手段としてのダミ−軸6が固定されている。このダミ−
軸6は、図6に示されるように、中釜軸5と同構造とな
っており、ボビンが収容されたボビンケ−ス2を押し込
めば、該ボビンケ−ス2を保持できるようになってい
る。そして、押し込められたボビンケ−ス2の既設のボ
ビン係止爪2dが、図1に示されるように、ダミ−軸6
の近傍に突設された回り止め部材5aaの係止溝に係合
するよう構成されている。すなわち、ボビンケ−ス2は
所定の位置に位置決めされて保持されるようになってい
る。
【0024】ところで、上記下糸巻回位置C、残糸除去
位置Bは、図1に示されるように、搬送軸4の下方の範
囲V且つ同軸線に沿った直立平面よりミシンベッド10
1を起こす際の回動支点103側の範囲Wであって、ボ
ビンケ−ス把持手段の回転軌跡の対向位置に配置されて
いる。また、残糸除去位置Bは下糸巻回位置Cより下方
に配置されている。また、残糸除去位置Bの搬送軸線方
向(図1における紙面に垂直な方向)の位置はボビンケ
−ス把持手段の退避位置にあり、下糸巻回位置Cの搬送
軸線方向の位置はボビンケ−ス把持手段を退避位置から
多少前進させた位置(図1における紙面に向かって進め
た位置)にある。
【0025】上記下糸巻回位置Cには下糸巻回装置16
2が配設されている。この下糸巻回装置162として
は、例えばモ−タの駆動等により自動的にボビンに下糸
が巻回可能で、その後ボビンケ−ス2への糸掛け及び下
糸切断が可能なものであればどのようなものであっても
良く、例えば特開平5−192476号公報の下糸自動
供給装置や本出願人が先に出願した特願平5−1219
60号明細書のミシンの下糸自動供給装置や特願平5−
116363号明細書のミシンの下糸自動供給装置に記
載されている下糸巻回装置を始めとして、適宜のものを
採用することができる。
【0026】また、上記残糸除去位置Bには、残糸除去
装置161が配設されている。以下図7及び図8を参照
しながら残糸除去装置について説明する。図7におい
て、符号81は回転軸を示している。この回転軸81は
コの字状プレ−ト80の両側板80a,80bに回転可
能に支持されており、両端は各側板80a,80bより
外方に突出している。側板80aから図示左側に突出す
る軸部分には回転体としての駆動ロ−ラ60が固定さ
れ、側板80bから図示右側に突出する軸部分には歯車
82が固定されている。この歯車82の上方には当該歯
車82に噛合する歯車83が配置されており、この歯車
83は、側板80bに固定された駆動モ−タ84の出力
軸に固定されている。
【0027】すなわち、駆動モ−タ84が駆動すると、
その回転は歯車83、82により減速されて軸81に伝
達され、駆動ロ−ラ60が回転するようになっている。
61は従動ロ−ラで、コの字状プレ−ト80の80a,
80bに回転可能に支持された回転軸99の図示左端部
分に固定されている。そして、従動ロ−ラ61は前記駆
動ロ−ラ60にその外周が当接し、ボビンケ−スより導
出する下糸端部を巻き込み、残糸除去装置161下方に
排出する位置に設けられている。
【0028】また、この残糸除去装置161は、図8に
示すように、ボビンケ−ス2から導出する下糸Mを所定
の位置に案内するエア−案内手段51、100、57、
57が設けられている。このエア−案内手段51、10
0、57、57は図示せぬ圧縮空気源に連通し、圧縮空
気(エア−)を吐出するエア−ノズルである。エア−ノ
ズル100は糸垂らし用のエア−ノズルで、回動ア−ム
70により残糸除去位置Bにセットされたボビンケ−ス
2のその下糸導出部に向かってエア−を吐出することに
よって、ボビンケ−ス2に付着している下糸を確実に下
方に垂らす。
【0029】エア−ノズル51は下糸吹き寄せ用エア−
ノズルである。エア−ノズル51からのエア−(圧縮空
気)は、ボビンケ−ス2の外周面に向かって吹き出し、
当該外周面に沿って駆動ロ−ラ60の外周面に向かう流
れを作り出す。そして、ボビンケ−ス2より垂れる下糸
端を従動ロ−ラ61上に案内する。エア−ノズル57、
57(図8参照)は糸絡まり防止用エア−ノズルで、各
ロ−ラ60、61回転時の接線方向に対する逆方向にエ
ア−を吹き付け、ロ−ラの回転により排出された残糸が
ロ−ラに絡まることを防止する。また、各ロ−ラ60、
61に対しては、支持体55、55に支持された各ロ−
ラに当接する扱き板56、56が設けられ、排出された
下糸(残糸)が各ロ−ラ60、61に絡まることを防止
している。
【0030】163は集塵袋で、テ−プ状の高分子材料
を網込んで袋状に形成したものや、ポリ袋に複数の孔を
設けたもの等、エア−案内手段によるエア−(圧縮空
気)の流れを阻害しないもの、すなわち通気性を有する
袋である。また、集塵体163は透明性の材料から形成
されており、外側より残糸の量や収納状態が透視でき
る。
【0031】164、165は一対の集塵袋保持手段
で、一方が磁性材料(例えば鋼材)で他方がマグネット
より形成されている。集塵袋保持手段164、165は
ミシン本体底部(170)に取り付けられたメインベ−
スに設けられた孔(170a)の下側に設けられ、共に
中央部に残糸を通過する為の開口部を有する枠状部材で
ある。集塵袋保持手段165はミシン本体底部の孔(1
70a)下側に固定されており、集塵袋保持手段164
は磁力により容易に着脱可能である。
【0032】そして、集塵袋163は集塵袋保持手段1
64、165により挟持され、図8に示す残糸除去装置
直下で、ミシン本体底部外側に保持される。従って、各
ロ−ラ及びエア−案内手段手段により案内される残糸を
速やかに収納すると共に、残糸により集塵袋が満たされ
た場合、ミシンベッド101を回動しなくとも、集塵袋
保持手段164の着脱により集塵袋163の着脱・交換
を容易に行うことができる。
【0033】また、ミシン本体底部にはミシン駆動部潤
滑用のオイル溜まり(オイルパン)が設けらているが、
本実施例の集塵袋の設置位置はこのオイル溜まりとは図
示せぬ突壁により区分されており、オイルがこの集塵袋
163から漏れる恐れはない。このように構成された残
糸除去装置の動作について、図9のフロ−チャ−トを参
照しながら、以下説明する。
【0034】先ず、上記下糸自動供給装置にあっては、
回動ア−ム70は、回動モータ−20の回動によって所
望の回動を行うと共に、エア−シリンダ18の往復動に
より搬送軸4に沿って前進、後退を繰り返す。これによ
って、ボビンケ−ス2を各作業位置、釜位置A,下糸巻
回位置C,残糸除去位置B、ボビンケ−ス保持位置D,
へ確実に運搬し、作業を実行したり、受けることができ
る。
【0035】例えば、回動ア−ム70の一端にボビンケ
−スを保持せず、他端に下糸巻回装置により下糸の巻か
れたボビン7内蔵のボビンケ−ス2を保持し、且つ、ボ
ビンケ−ス2を保持していない一端がAとCの間の位置
に待機している、待機状態とする。この状態で所定の縫
製が終了すると(ステップ1)、次のステップ2におい
てボビンケ−スの交換を行う。すなわち、回動ア−ム7
0が図1における時計回りに回転すると共に図4におけ
る釜側に前進し、ボビンケ−ス着脱機構により、釜内の
残糸のあるボビン内蔵のボビンケ−ス2を回動ア−ム7
0の一端に保持し、次いで回動ア−ム70がガイド軸の
後退位置に後退すると共に、180°回転し、前進する
ことにより、回動ア−ム70の他端に保持された下糸巻
回済みのボビン内蔵のボビンケ−ス2をボビンケ−ス着
脱位置Aの釜1に装着する。
【0036】そして、ステップ3に進み、ステップ3に
おいて、回動ア−ム70を後退すると共に図1における
反時計方向に所定量回転して、回動ア−ム70の一端に
保持している残糸付きボビン内蔵のボビンケ−ス2を残
糸除去位置Bに移動する。次に、ステップ4において、
駆動モ−タ84を駆動して駆動ロ−ラ60を回転すると
共に、この駆動ロ−ラに当接している従動ロ−ラ61を
協働回転する。
【0037】そして、ステップ5に進み、ステップ5に
おいて、糸垂らし用のエア−ノズル100より糸垂らし
エア−を、所定の間、間欠に吹き付けて、ボビンケ−ス
2の下糸導出部から確実に下糸を下方に垂らす。次に、
ステップ6に進み、ステップ6において、ボビン7の残
糸除去が行われているか否かを判定する。これは、ロ−
ラ60、61の協働回転により残糸ロ−ラ60、61に
巻き込まれながら下流に排出されている(残糸除去が行
われている)と、ボビン7が回転し、排出れていない
(残糸除去が行われていない)と、ボビン7が回転しな
いということから判定される。この回転の有無は、前述
した反射型センサからの出力信号により判断される。
【0038】ここで、ステップ5までの状態で、ボビン
ケ−ス2からの下糸端部が従動ロ−ラ61の上に乗って
いない場合には、ロ−ラ60、61間に巻き込むことが
できない。従ってステップ6においてボビン7が回転し
ないので、残糸除去がされて無いと判定される。ステッ
プ6においてボビン7が回転しない、すなわち残糸除去
がされてないと判定されると、ステップ7に進み、ステ
ップ7において、エア−ノズル51によるエア−の吹き
付けを行う。
【0039】次に、ステップ8へ進み、ステップ8にお
いて、このエア−ノズル51によるエア−の吹き付けを
停止してステップ6へリタ−ンする。すなわち、このス
テップ7及び8では、エア−ノズル51によるエア−の
吹き付けを一時行うことにより、ボビンケ−ス2より垂
れる下糸端部Mを従動ロ−ラ61の上に乗せるようにし
ている。そして、このリトライ動作を3回連続して行っ
たら、残糸除去が出来ない何らかの故障が発生したとし
て、アラ−ムを発生し作業者に異常を知らせるようにな
っている。
【0040】前記したように、ステップ6をリタ−ンす
ると、この時点では既にロ−ラ60、61は共働回転し
ているので、エア−ノズル51によるエア−の吹き付け
によって、ボビンケ−ス2より垂れる下糸端部が従動ロ
−ラ61の上に乗った場合には、該下糸端部はロ−ラ6
0、61間に巻き込まれて下流に排出されることにな
る。この時、各ロ−ラ60、61に対しては、エア−ノ
ズル(エア−案内手段)57、57によるエア−の吹き
付けが行われており、ロ−ラの下流に排出される下糸が
当該各ロ−ラ60、61に絡みつかないようになってい
る。これと同時に、各ロ−ラ60、61に対しては、捌
き板56、56が当接しており、下糸の各ロ−ラ60、
61への絡み付きを、さらに防止できるようになってい
る。そして、前記ロ−ラ60、61及びエア−ノズル
(エア−案内手段)57、57により残糸除去位置下方
に案内された下糸は残糸除去装置の下方に配置された集
塵袋163に速やかに収納される。この時集塵袋163
は前記したように通気性を有しているので、前記エア−
手段によるエア−の流れを阻害しないし、また先に収納
されている残糸が集塵袋よりはみ出たり、飛び出すこと
がない。
【0041】ステップ6において、ボビン7が回転して
いる、すなわち残糸除去が行われていると判定した場合
にはステップ9に進む。そして、ステップ9において、
今度はボビン7が停止したか否かを判定し、ボビン7が
停止せずに未だ残糸除去を続行していると判定した場合
には、ボビン7が停止するまで同様な判定を繰り返し、
一方ボビン7が停止し残糸除去が終了したと判定した場
合には、ステップ10に進む。
【0042】ステップ10において駆動モ−タ84を停
止すると共に、エア−ノズル57、57のエア−の吹き
付けを停止して、このフロ−を終了とする。そして、こ
のように残糸の除去がなされたら、回動ア−ム70を図
1における時計方向に所定量回転し、後退することによ
り、残糸の除去された空ボビン内蔵のボビンケ−ス2を
下糸巻回位置Cへ移動し、そこの下糸巻回装置によって
空ボビンに下糸を巻回する。次に、回動ア−ム70を所
定量反時計方向に回転させ、ステップ1の待機状態にす
る。以後これらの動作を繰り返す。
【0043】前記下糸自動供給装置によれば、残糸除去
装置161は下糸巻回装置162より下方に配置されて
いるので、残糸除去装置161より排出された残糸は自
由落下し、下糸巻回装置162に絡みつくことがない。
また、残糸除去装置161の下方に集塵袋163を配置
したので、残糸除去装置161より排出された残糸は前
記集塵袋163に収納される。
【0044】さらに、残糸除去装置161より排出され
た残糸はエア−案内手段(51、57、57、100)
により案内される。そして、集塵袋163は通気性を有
しているので、エア−案内手段によるエア−吐出経路に
干渉することがない。従って、残糸除去装置161より
排出された残糸は確実に集塵袋163に収納されると共
に、先に収納された残糸がエア−により吹き飛ばされる
ことがないという効果を奏する。
【0045】次に、本発明の第2実施例を説明する。図
10は本発明の第2実施例における下糸自動供給装置の
斜視図で、先の第1実施例及び先行技術で説明したもの
と同じものに対しては同一符号を付す。この第2実施例
にあっては、前記第1実施例と同様なボビンケース把持
手段(不図示)が把持ユニット40に設けられており、
この把持ユニット40は、搬送ベース42上に固定され
た前後スライド機構41により、釜軸に平行な軸線方向
に移動可能にガイドされている。該把持ユニット40に
は、上記釜軸に平行な軸線方向に沿って延在するラック
43が固定されている。このラック43にはピニオン4
4が噛合しており、このピニオン44は、搬送ベース4
2上に固定された第1移動手段としての前後モータ45
の出力軸に固定されている。
【0046】搬送ベース42は、メインベースに立設さ
れた上下スライド機構(例えばリニアガイド等)46に
より、上下方向に移動可能にガイドされており、該搬送
ベース42には、上下方向に延在するラック47が固定
されている。このラック47にはピニオン48が噛合し
ており、このピニオン48は、メインベースに固定され
た第2移動手段としての上下モータ49の出力軸に固定
されている。
【0047】また、上記釜1の直下には、図10に示さ
れるように上から下に向かって、メインベ−スに立設す
る支持体(不図示)に、複数のダミ−軸(不図示)下糸
巻回装置162、残糸除去装置161、が配設されてい
る。残糸除去装置161下部のミシン本体底部には、所
定の孔が形成され前記第1実施例と同様に通気性を有す
ると共に透明材料よりなる集塵袋163が、前記孔外周
部に設けた集塵袋保持手段によりミシン本体底部外側に
保持されている。
【0048】そして、上下モータ49が駆動すると、ボ
ビンケース把持手段が上下方向に直線移動し、該ボビン
ケース把持手段を、釜1、ダミー軸、ダミー軸、下糸巻
回装置162、残糸除去装置161、に適宜対向できる
ようになっている。また、前後モータ45が駆動する
と、ボビンケース把持手段が釜軸に平行な軸線方向に直
線移動し、該ボビンケース把持手段を、釜1、ダミー
軸、ダミー軸、下糸巻回装置162に前進・後退でき
る。また、必要とあれば、残糸除去装置161に対して
も、前進・後退できるようになっている。
【0049】このように、本第2実施例においても、残
糸除去装置161は下糸巻回装置162より下方に配置
されているので、残糸除去装置161より排出された残
糸は自由落下し、下糸巻回装置162に絡みつくことが
ない。また、残糸除去装置161の下方に集塵袋163
を配置したので、残糸除去装置161より排出された残
糸は前記集塵袋163に収納される。
【0050】さらに、残糸除去装置161より排出され
た残糸はエア−案内手段(51、57、57、100)
により案内される。そして、集塵袋163は通気性を有
しているので、エア−案内手段によるエア−吐出経路に
干渉することがない。従って、残糸除去装置161より
排出された残糸は確実に集塵袋163に収納されると共
に、先に収納された残糸がエア−により吹き飛ばされる
ことがない。また、集塵袋163は第1実施例と同様に
透明性を有する材料で形成されると共に、集塵袋163
はマグネットよりなる集塵保持手段により保持されてい
るので、その着脱が容易であり、かつ作業者が容易にそ
の交換時期を判定することができる。また、残糸により
集塵袋が満たされた場合、ミシンベッド101を回動し
なくとも、集塵袋保持手段の着脱により集塵袋163の
着脱・交換を容易に行うことができる。
【0051】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変形可能である。例えば、前記第1、第2実施例の
残糸除去装置に代えて、本出願人が先に出願した特願平
7−30027号明細書に記載の残糸除去装置も適用可
能である。その残糸除去装置とは、一対の駆動ロ−ラ従
動ロ−ラからなり、その従動ロ−ラが一軸を支点として
回動可能に支持されている。そして、前記従動ロ−ラは
糸を排出可能な作業位置と、回動ロ−ラから離間した待
機位置に移動可能である。この残糸除去装置は、従動ロ
−ラが待機位置にある時、残糸除去装置に設けたエア−
ノズルからのエア−により、ボビンに収容された残糸端
を従動ロ−ラと駆動ロ−ラの間に案内した後、従動ロ−
ラが作業位置に移動して残糸端を挟持し、次に駆動ロ−
ラの回転により糸を排出するものである。
【0052】また、本第1、第2実施例では集塵袋保持
手段として、マグネットと磁性材料を用いたが、これに
代えて、メインベ−ス孔の下側に固定されると共に開口
部を有する上側枠部材と、この上側枠部材に一端が軸支
され他端が揺動(開閉)可能でかつ常に上方向に付勢さ
れているコの字状レバ−を用いることも容易に考えられ
る。
【0053】また、本第1、第2実施例ではエア案内手
段として、エア−ノズル51、57、57、100を用
いたが、これに代えて、エア−ノズル51のみ用いても
良く、さらにはエア−ノズル51からのエア−を間欠エ
ア−でなく残糸除去作業中は連続吐出することも容易に
考えられる。すなわち、ボビンケ−ス開口部より導出す
る下糸に所望の下糸案内動作を行うことを目的するエア
−案内手段は種々変更可能である。
【0054】また、本第1、第2実施例の残糸除去装置
ではボビンケ−ス開口部より導出する下糸を一対のロ−
ラ間に導き排出するが、これに代えて、吸引源に連通す
る吸引ノズルを前記ボビンケ−ス開口部に近づけ吸引
し、残糸除去動作を行うことも容易に考えられる。ま
た、本第1、第2実施例の集塵袋163はボビンケ−ス
の残糸を収納することのみを述べたが、次にのべる他の
利用方法もある。例えば、ボビンケ−スやボビンの装着
不良等により下糸巻回が出来ないボビンや、残糸除去が
行われないボビン等、不良とされたボビンやボビンケ−
スの一時保管として、前記集塵袋を利用することができ
る。
【0055】また、本第1、第2実施例において、残糸
除去位置、下糸巻回位置を通過する直線は第2移動手段
20、49の移動軌跡とほぼ平行であるが、これに代え
て、残糸除去位置、下糸巻回位置を通過する直線は第2
移動手段の移動軌跡と交差する方向に形成すること、す
なわち、第2移動手段の移動軌跡の対向位置に残糸除去
位置、下糸巻回位置を配置することも容易に考えられ
る。
【0056】また、本第1、第2実施例において、ボビ
ンケ−ス把持手段は第2移動手段20、49により釜軸
と直交する平面にその移動軌跡を形成するが、これに代
えて、釜軸と交差する平面にその移動軌跡を形成するこ
とも容易に考えられる。
【0057】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の下糸自動
供給装置によれば、残糸除去装置は下糸巻回装置より下
方に配置されているので、残糸除去装置より排出された
残糸は自由落下し、下糸巻回装置に絡みつくことがな
い。また、ミシン頭部引き起こし時の残糸除去装置、下
糸巻回装置のミシンテ−ブルやオイルパンに対する干渉
を、構成部品を小さくせずに防止でき、装置の低コスト
化が図られると共に、ボビンケ−ス把持手段の回動動作
の無駄が低減される。
【0058】このような請求項2における下糸自動供給
装置によれば、請求項1に加えて、残糸除去装置の下方
に集塵袋を配置したので、残糸除去装置より排出された
残糸は速やかに集塵袋に収納される。このような請求項
3における下糸自動供給装置によれば、残糸除去装置よ
り排出された残糸はエア−案内手段により案内される。
そして、集塵袋は通気性を有しているので、エア−案内
手段によるエア−吐出経路に干渉することがない。従っ
て、残糸除去装置より排出された残糸は確実に集塵袋に
収納されると共に、先に収納された残糸がエア−により
吹き飛ばされることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における下糸自動供給装置
の概略構成を表した正面図
【図2】同上下糸自動供給装置に用いられるボビン交換
装置の正面図
【図3】同上ボビン交換装置の平面図
【図4】同上ボビン交換装置の左側側面図
【図5】同上ボビン交換装置の右側側面図
【図6】ダミ−ポジション及びダミ−軸を説明するため
の概略側面図
【図7】同上下糸自動供給装置に用いられる残糸除去装
置の平面図
【図8】同上残糸除去装置の動作を説明するための正面
【図9】同上残糸除去装置の動作フロ−チャ−ト
【図10】本発明の第2実施例における下糸自動供給装
置の斜視図
【図11】先行技術のおける下糸自動供給装置を表した
概略斜視図。
【図12】図11に示した下糸自動供給装置の概略構成
を示した正面図。
【符号の説明】
1 釜 1a 釜軸 2 ボビンケース 18 第1移動手段 20 第2移動手段 45 第1移動手段 49 第2移動手段 51 エア−案内手段 57 エア−案内手段 100 エア−案内手段 101 ミシンベッド 160 ボビン交換装置 161 残糸除去装置 162 下糸巻回装置 163 集塵袋 A ボビン着脱位置 B 残糸除去位置 C 下糸巻回位置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボビンケースを把持または開放可能なボビ
    ンケース把持手段と、このボビンケ−ス把持手段をミシ
    ンの釜軸に平行な軸線方向に移動させる第1移動手段
    と、 前記ボビンケ−ス把持手段をミシンの釜軸と交差する方
    向に移動させる第2移動手段と、を備えたボビン交換装
    置と、 ボビンへ下糸を巻回する下糸巻回装置と、 ボビンの残糸を除去する残糸除去装置と、を具備し、 前記第2移動手段の移動軌跡の対向位置に、残糸除去装
    置におけるボビンの残糸を除去する残糸除去位置、下糸
    巻回装置における下糸を巻回する下糸巻回位置を配置し
    て、 前記第1移動手段及び第2移動手段を移動することによ
    り、前記ボビンケ−ス把持手段を、釜位置、前記残糸除
    去位置、前記下糸巻回位置に移動可能とし、 前記ボビン交換装置、残糸除去装置、下糸巻回装置を、
    ミシンベッド下部に設けた下糸自動供給装置であって、 残糸除去位置を下糸巻回位置より下方に配置したことを
    特徴とする下糸自動供給装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の下糸自動供給装置におい
    て、 残糸除去装置より排出される残糸を収納する集塵袋を、
    残糸除去装置の下方に配置したことを特徴とする下糸自
    動供給装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の下糸自動供給装置におい
    て、 残糸除去装置は、ボビンケ−スより排出された残糸を装
    置下方に案内するエア−案内手段を備え、 前記集塵袋は通気性を有し、前記エア−案内手段による
    エア−を通過可能であることを特徴とする下糸自動供給
    装置。
JP7155798A 1995-06-22 1995-06-22 下糸自動供給装置 Pending JPH09769A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04278601A (ja) * 1991-03-06 1992-10-05 Oki Electric Ind Co Ltd 生産設備機械の制御方式
KR20210008288A (ko) * 2019-07-10 2021-01-21 치 시앙 인더스트리얼 컴퍼니 리미티드 잔여 보빈 실 제거 장치 및 재봉틀

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