JPH11113071A - 無線通信網および無線通信網コントローラを制御する方法ならびにシステム - Google Patents

無線通信網および無線通信網コントローラを制御する方法ならびにシステム

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JPH11113071A
JPH11113071A JP10215996A JP21599698A JPH11113071A JP H11113071 A JPH11113071 A JP H11113071A JP 10215996 A JP10215996 A JP 10215996A JP 21599698 A JP21599698 A JP 21599698A JP H11113071 A JPH11113071 A JP H11113071A
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controller
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wireless
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Mika Rinne
リンネ ミカ
Laitinen Lauri
ライチネン ラウリ
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Nokia Mobile Phones Ltd
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
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    • H04W36/10Reselecting an access point controller
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W28/00Network traffic management; Network resource management
    • H04W28/16Central resource management; Negotiation of resources or communication parameters, e.g. negotiating bandwidth or QoS [Quality of Service]
    • H04W28/26Resource reservation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基地局および無線通信網コントローラのハン
ドオーバーが頻繁に行なわれる第3世代のディジタルセ
ルラーシステムにおいて、交換センターのハードウェア
に課される容量および速度に関する要求に適度のコスト
で答える無線通信網制御方法およびシステムを提供す
る。 【解決手段】 本発明の方法およびシステムにおいて
は、端末装置と通信システムCN、GRANとの無線通
信を制御する際、該システムと該端末装置との通信接続
がアクティブな無線通信網コントローラとアクティブな
基地局とを介して確立されており、該通信接続は第2の
無線通信網コントローラを介して前記のアクティブな無
線通信網コントローラに向けられることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信網を制御
する方法およびシステムおよび無線通信網コントローラ
に関する。本発明は、とくに、セルラーシステムにおけ
るハンドオーバー処理手順に関する。固定した通信網サ
ービスをユーザーに提供する広帯域無線通信網に本発明
を有利に使用することができる。
【0002】
【従来の技術】つぎに、広く普及している第2世代のセ
ルラーシステムの動作、とくに、ハンドオーバー(すな
わちセルラー通信網の受信可能範囲(coverage area)
内を移動している移動局にサービスをするアクティブな
基地局の変更)について初めに解説することによって従
来技術を説明する。そのつぎに、新しい第3世代のセル
ラーシステムの特徴と、従来技術のハンドオーバー手法
に関連する問題を開示する。
【0003】つぎに、「第2世代のセルラーシステム」
について説明する。
【0004】セルラー無線システムの端末装置は、基地
局の受信可能範囲すなわちセルで動作するために基地局
を選択しようと試みる。従来は、その選択は、端末装置
および基地局において受信される無線信号の強度の測定
に基づいて行われる。たとえば、GSM(Global Syste
m for Mobile telecommunications(移動通信用広域シ
ステム))では、各基地局がいわゆる放送制御チャネル
(BCCHと略記)で信号を送信し、端末装置は受信し
たBCCH信号の強度を測定して、それに基づいて、無
線リンクの質に関してどのセルが最も有利であるか決定
する。基地局は、隣接するセルで使用されているBCC
H周波数に関する情報も端末装置に送るので、端末装置
は、隣接するセルのBCCH通信メッセージを発見する
ためにどの周波数を聞かなければならないかを知ること
ができる。
【0005】図14は、セルラーシステムのコア通信網
(Core Network(CN))に属する移動交換センター
(MSCと略記)と、無線インターフェースを介して移
動局(MSと略記)が接続される無線アクセス通信網
(Radio Access Network(RANと略記))に属する基
地局コントローラ(BSCと略記)および基地局(B
S)とからなる第2世代のセルラーシステムを示してい
る。図15は第2世代のセルラーシステムの基地局BS
21−BS28の受信可能範囲C21−C28を示して
いる。
【0006】GSMなどの第2世代のセルラーシステム
では、基地局BSとコア通信網CNとの通信は基地局コ
ントローラBSCを介して行われる。普通は、1つの基
地局コントローラは多数の基地局を制御しており、端末
装置が1つのセルの受信可能範囲から他のセルの受信可
能範囲へ移動するとき、その旧セルおよび新セルの両方
の基地局が同じ基地局コントローラに接続されている。
したがってハンドオーバーをその基地局コントローラで
実行することができる。したがって、たとえば従来のG
SMシステムでは、第1の基地局コントローラの基地局
と第2の基地局コントローラの基地局とのあいだでハン
ドオーバーが行われることはかなり稀である。その様な
場合には、交換センターは第1基地局コントローラとの
接続を解放して新しい基地局コントローラとの新しい接
続を確立しなければならない。そのような事象は当該基
地局コントローラと交換センターとのあいだでの多量の
信号のやりとりを必要とし、また、それらの基地局コン
トローラと交換センターとのあいだの距離が大きいこと
もあるので、その様なハンドオーバー中に接続に乱れが
生じる可能性がある。
【0007】つぎに「第3世代のセルラーシステム」に
ついて説明する。
【0008】このような従来技術のハンドオーバー手法
は、GSMなどのいわゆる第2世代のセルラー無線シス
テムおよびその拡張システムDCS1800(Digital
Communications System at 1800 MHz(1800MHz
でのディジタル通信システム))、IS−54(Interi
m Standard 54(暫定規格54))、およびPDC(Per
sonal Digital Cellular(パーソナル・ディジタル・セ
ルラー))に適している。しかし、未来の第3世代ディ
ジタルセルラーシステムではセルから端末装置に提供さ
れるサービスのレベルがセル毎に相当違っていてもよい
ということが提唱されている。第3世代システムについ
ての提案は、UMTS(Universal Mobile Telecommuni
cations System(ユニバーサル移動通信システム))お
よびFPLMTS/IMT−2000(Future Public
Land Mobile TelecommunicationsSystem / Internation
al Mobile Telecommunications at 2000 MHz(将来型公
衆陸上移動通信システム/2000MHzでの国際移動
通信))を含んでいる。これらのプランではセルはその
サイズおよび特性に応じてピコセル、ナノセル、マイク
ロセルおよびマクロセルに分類され、そのサービス・レ
ベルの例はビットレートである。ビットレートはピコセ
ルで最大であり、マクロセルで最小である。セル同士が
部分的にあるいは完全に重なり合うことがあり、また種
々の端末装置があるので、全ての端末装置がセルによっ
て提供される全てのサービス・レベルを利用できるとは
限らない。
【0009】図16は、公知のGSMシステムと比べて
全く新しい訳ではなくて、公知のエレメントと完全に新
しいエレメントとを含む将来型セルラー無線システムの
1つのバージョンを示している。現在のセルラー無線シ
ステムでは、より進化したサービスを端末装置に提供す
ることを妨げている障害は、基地局と基地局コントロー
ラとを含む無線アクセス通信網RANである。セルラー
無線システムのコア通信網は、移動サービス交換センタ
ー(MSC)と、他の通信網要素(GSMでは、たとえ
ばSGSNおよびGGSN、すなわちServing GPRS Sup
port Node(サービングGPRS支援ノード)およびGat
eway GPRS Support Node(ゲートウェイGPRS支援ノ
ード)。このGPRSはGeneral Packet Radio Service
(一般パケット無線サービス)を表す)と、関連する伝
送システムとから成っている。たとえば、GSMから発
展したGSM+仕様によると、コア通信網は新しいサー
ビスも提供することができる。
【0010】図16において、セルラー無線システム3
0のコア通信網は、3つの並列無線アクセス通信網が接
続されているGSM+コア通信網31からなる。それら
のうちの、通信網32および33はUMTS無線アクセ
ス通信網であり、通信網34はGSM+無線アクセス通
信網である。上側のUMTS無線アクセス通信網32は
たとえば通信オペレータに所有され移動サービスを提供
する商用無線アクセス通信網であって、前記通信オペレ
ータの全ての加入者に平等にサービスをする。下側のU
MTS無線アクセス通信網33はたとえば前記無線アク
セス通信網がその構内で稼働する会社に所有されている
私設通信網である。通常、私設無線アクセス通信網33
のセルはナノセルおよび/またはピコセルであって、そ
の中では前記会社の従業員の端末装置だけが動作するこ
とができる。3つの無線アクセス通信網は全て種々のサ
ービスを提供する種々のサイズのセルを有することがで
きる。また、3つの無線アクセス通信網32,33およ
び34は全て完全にまたは部分的に重なり合っていても
よい。与えられた時点で使用されるビットレートは、と
くに、無線通話路(radio path)の状態、使用されるサ
ービスの特性、セルラーシステムの地域総容量、および
他のユーザーの容量ニーズに依存する。前述した新種の
無線アクセス通信網は一般無線アクセス通信網(generi
c radio access networks(GRANと略記))と呼ば
れている。この種の通信網は、種々の固定コア通信網C
N、とくにGSMシステムのGPRS通信網と、協力す
ることができる。一般無線アクセス通信網(GRAN)
を、信号メッセージを使って相互に通信することのでき
る基地局(BS)および無線通信網コントローラ(RN
Cと略記)の集合であると定義することができる。以下
の記述では、一般無線アクセス通信網を略して無線通信
網GRANと称する。
【0011】図16に示されている端末装置35は、好
ましくは、それぞれ個々の場所で利用可能なサービスの
種類とユーザーの通信ニーズとに応じて第2世代のGS
M端末装置としてあるいは第3世代のUMTS端末装置
として動作することのできるいわゆるデュアルモード端
末装置である。それは、必要と、利用可能なサービスと
に応じて幾つかの異なる通信システムの端末装置として
機能することのできるマルチモード端末装置であっても
よい。ユーザーが利用することのできる無線アクセス通
信網とサービスとは、その端末装置に接続されている加
入者識別モジュール36(SIM)で指定されている。
【0012】図17は、第3世代のセルラーシステムの
コア通信網CNを詳しく示しており、このセルラーシス
テムは、交換センターMSCと、該コア通信網に接続さ
れた無線通信網GRANとからなる。無線通信網GRA
Nは、無線通信網コントローラRNCと、これに接続さ
れた基地局BSとからなる。与えられた無線通信網コン
トローラRNCと、それに接続された基地局とは放送サ
ービスを提供することができるが、第2の無線通信網コ
ントローラと、それに接続されている基地局とは在来の
狭帯域サービスだけを提供できるが、その受信可能範囲
はより大きいこともある。
【0013】図18は第3世代のセルラーシステムの基
地局51−56の受信可能範囲51a−56aを示して
いる。図18から分かるように、短い距離を移動するだ
けの移動局は無線リンクを得るために多くの基地局の中
から選択をすることができる。
【0014】新しいセルラーシステムは、CDMAシス
テムに関連するいわゆるマクロダイバーシティー結合技
術を採用することができる。このことは、ダウンリンク
経路で端末装置が少なくとも2つの基地局からユーザー
データを受信し、端末装置が受信するユーザーデータが
少なくとも2つの基地局に受信されることを意味する。
この場合には、1つではなくて、2つ以上のアクティブ
な基地局、すなわちいわゆるアクティブな集合、があ
る。マクロダイバーシティー結合法を使用すれば、与え
られた伝送路で発生した瞬間的フェードアウトおよび妨
害を第2の伝送路を介して送信されるデータによって補
償することができるので、良質のデータ通信を行うこと
が可能である。
【0015】アクティブな集合を選択するために、アク
ティブな無線通信網コントローラは、たとえば地理的位
置に基づいて、基地局の候補集合を決定するが、これ
は、たとえばパイロット信号を使って一般信号強度情報
を測定するために使用される基地局の集合である。以下
の記述では基地局の候補集合を単に候補集合(CS)と
称する。IS−41などのいくつかのシステムでは、別
々の候補基地局を使用する。
【0016】つぎに「従来技術に関連する問題」につい
て説明する。
【0017】提案されている第3世代のディジタルセル
ラーシステムへの従来技術の適用を考察しよう。第3世
代のシステムでは、基地局のハンドオーバーおよび無線
通信網コントローラのハンドオーバーは第2世代のシス
テムの場合より頻繁に行われる。その理由の1つは、セ
ルのサイズが著しく小さくて、またたとえば通話中に狭
帯域から広帯域への変更などの、サービスの種類を変更
することが必要になることがあることである。
【0018】従来技術では、無線通信網コントローラ間
でのハンドオーバーは、交換センターといわゆる旧アク
ティブ無線通信網コントローラ/基地局とのあいだのユ
ーザーデータ接続が解放されて新しい接続が、交換セン
ターといわゆる新しいアクティブ無線通信網コントロー
ラ/基地局とのあいだに確立されるように行われる。こ
のとき交換センターは多数の接続を解放/確立しなけれ
ばならず、そのために交換センターと無線通信網コント
ローラとのあいだで大量の信号をやりとりしなければな
らない。さらに、1つの交換センターの受信可能範囲の
中に非常に多くの小さなセルがあり、また広帯域アプリ
ケーションでは送信されるユーザー・データの量は非常
に多い。そのために交換センターのハードウェアに容量
および速度に関して非常にきつい要求が課されることに
なり、それに対して現在の技術では大規模なシステムは
適度のコストで答えることはできない。
【0019】第2に、公知のシステムには、コア通信網
CNの信号およびデータと無線通信網の信号とを該無線
通信網の受信可能範囲内を移動している端末装置にどの
ようにして送るかという問題がある。CNの信号および
データはとくに端末装置宛のものであって、無線通信網
コントローラを介して経路指定される。無線通信網の信
号は、その受信可能範囲内の無線資源を最適に使用でき
るように端末装置にあるいは該無線通信網自体に宛てら
れる。問題は移動する端末装置と、それが無線通信網の
受信可能範囲内でのデータの流れに及ぼす影響とから引
き起こされる。
【0020】マクロダイバーシティー結合を使用すると
き、従来技術には、無線通信網コントローラ間でのハン
ドオーバー後に新無線通信網コントローラはマクロダイ
バーシティー結合に適する基地局についての知識がない
ので、新無線通信網コントローラが自分自身の候補集合
を確立するまではマクロダイバーシティー結合を使用す
ることができないという問題がある。したがって、送信
電力を大きくしなければならず、一時的にシステムと端
末装置とのあいだで使用することのできる伝送路は1つ
だけである。そのために通信の質が悪くなり、安定性の
問題が生じて、それを一定の調節で補正しなければなら
ない。
【0021】つぎに、「本発明の全般的説明」について
述べる。
【0022】端末装置にサービスを提供するアクティブ
な基地局間でのハンドオーバーは下記のように分類され
る: 1.基地局(基地局セクター)間でのハンドオーバー
(RNC内でのハンドオーバー) 2.一般無線通信網内での無線通信網コントローラ間で
のハンドオーバー(RNC間ハンドオーバー)および 3.一般無線通信網間でのハンドオーバー(GRAN間
ハンドオーバー)。
【0023】本発明は、主として一般無線通信網内での
無線通信網コントローラ間でのハンドオーバー(前述し
た第2項)に関する。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
技術に関連する前述した欠点を解消する無線通信網を制
御する方法およびシステムを提供することである。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明の1つのアイデア
は、接続に無線通信網コントローラが割り当てられて、
それを通して、他の無線通信網コントローラがアクティ
ブな無線通信網コントローラであるときにもユーザー・
データが向けられるということである。この、接続に割
り当てられる無線通信網コントローラを、ここではアン
カー・コントローラと称することにする。接続中に、他
の無線通信網コントローラに接続されている基地局がア
クティブな基地局として選択されると、ユーザー・デー
タはアンカー・コントローラを介してそのアクティブな
無線通信網コントローラへ進むように向けられる。
【0026】本発明によるアンカー・コントローラの使
用は従来技術に比べて顕著な利益をもたらす。第1に、
無線通信網のトポロジーが単純明快になり、通信網を容
易に拡張し再構成することができる。第2に、無線通信
網での内部トラヒック・イベントは、アンカー機能によ
り制御される無線通信網内で処理されるので、−無線通
信網コントローラ間でのハンドオーバーは高速であるの
で、継ぎ目とロスの無いハンドオーバーを実現するため
の要件を満たすことがより容易であり、−移動交換セン
ターMSCの負荷が適度のレベルにとどまる。
【0027】とくに顕著な利点は、無線通信網の動作を
無線資源の利用に関して最適化できることである。さら
に、アンカー・コントローラを使用するときには、アン
カー・コントローラでデータを暗号化できるので、接続
中に暗号化鍵(encryption keys)を無線通信網コントロ
ーラから他の無線通信網コントローラに送る必要がな
い。
【0028】アンカー・コントローラからアクティブな
無線通信網コントローラへの伝送経路指定をチェーニン
グ(chaining)によって実行することができるので、通
話中に使用される全てのアクティブな無線通信網コント
ローラが、その通話が続く間は伝送リンクとして作用し
続ける。もう一つの選択肢は、アンカー・コントローラ
とアクティブな無線通信網コントローラとのあいだの無
線通信網コントローラを迂回する最適経路を使用するこ
とである。
【0029】本発明との関係で最適無線通信網コントロ
ーラ経路指定を使用すれば、さらに利益がもたらされ
る。第1に、無線通信網の内部信号負荷が適度のレベル
にとどまり、信号を充分に高速で容易に伝えることがで
きる。また、無線通信網コントローラの処理要件が適度
のレベルにとどまるので、実用的解決策を達成できる。
【0030】本発明の2番目のアイデアは、もし隣接す
る無線通信網コントローラがアクティブな無線通信網コ
ントローラにされたならば、ハンドオーバーに備えて、
その隣接する無線通信網コントローラで、候補集合を構
成する基地局のリストが作成(compile)されることで
ある。このとき、アクティブな集合ASはハンドオーバ
ーに関連して新しいアクティブな集合AS′となる。前
記リストをここでは外部基地局候補集合(external bas
e station candidate set)と称する。外部候補集合を
作成するとき、ハンドオーバーが行われそうであるか否
か判定するのに役立つ境界基地局リスト(boundary bas
e station list(BBSLと略記))を使用するのが有
利である。また、外部基地局集合のためにいわゆる強力
監視法(intense monitoring)を使用することができ
る。
【0031】外部基地局候補集合を使用すると、たとえ
ばつぎのような利益がもたらされる。第1に、ハンドオ
ーバーに関連する送信電力の変化は境界では大きくなく
て、電力の使用が「滑らか」(smooth)である。その結
果として、境界領域での総電力消費量が少なくて、混信
により誘起されるノイズのレベルは低い。また、この解
決策は、通信網に関して連続状態を達成し、ハンドオー
バーが通常の動作からの逸脱を生じさせないので、安定
性に関する問題が生じない。
【0032】本発明の方法は、端末装置と通信システム
とのあいだでの無線トラヒックを制御する方法であり、
この通信システムは、無線通信網コントローラと、該シ
ステムおよびそれに接続されている該端末装置のあいだ
に通信接続を確立する基地局とからなっていて、該接続
中に第1無線通信網コントローラと第2無線通信網コン
トローラとがアクティブな無線通信網コントローラとし
て作用するようになっており、この方法は、前記第2無
線通信網コントローラがアクティブであるときには、そ
の接続は前記第1無線通信網コントローラを介して前記
第2無線通信網コントローラへ経路指定されることを特
徴とする。
【0033】本発明の通信システムは、無線通信網コン
トローラと、該システムおよびそれに接続されている該
端末装置のあいだに通信接続を確立する基地局とからな
っていて、該接続中に第1無線通信網コントローラと第
2無線通信網コントローラとがアクティブな無線通信網
コントローラとして作用するようになっており、この通
信システムは、前記第2無線通信網コントローラがアク
ティブであるときには、その接続が前記第1無線通信網
コントローラを介して前記第2無線通信網コントローラ
へ経路指定されることを特徴とする。
【0034】本発明の通信システム無線通信網コントロ
ーラは、接続中に通信メッセージを他の無線通信網コン
トローラへ経路指定するための手段を有することを特徴
とする。
【0035】本発明の第2無線通信網コントローラは、
基地局と該第2無線通信網コントローラとのあいだの接
続に関連するトラヒックを経路指定するための手段を有
することを特徴とする。
【0036】本発明の好ましい実施例が従属請求項で開
示されている。
【0037】「アクティブな」基地局という用語は、こ
こでは、端末装置とのユーザー・データ接続を有する基
地局を意味する。「アクティブな」無線通信網コントロ
ーラという用語は、ここでは、ユーザー・データをアク
ティブな基地局へ送信できるようにアクティブな基地局
と直接接続している無線通信網コントローラを意味す
る。
【0038】「旧」基地局および「旧」無線通信網コン
トローラという用語は、ハンドオーバーの前にアクティ
ブであった基地局または無線通信網コントローラを意味
し、「新」基地局または「新」無線通信網コントローラ
という用語はハンドオーバー後にアクティブになった基
地局または無線通信網コントローラを意味する。数個の
無線通信網コントローラが同時にアクティブになってい
ることもあり得る。
【0039】「ハンドオーバー」は、本明細書では、基
地局、無線通信網コントローラまたは無線通信網のあい
だでのハンドオーバーを指す。ハンドオーバー後に旧基
地局/無線通信網コントローラが同時にアクティブであ
り続けることもあり得る。
【0040】「ユーザー・データ」は、本明細書では、
2つのセルラーシステム・ユーザー/端末装置のあいだ
で、またはセルラーシステム・ユーザー/端末装置と他
の端末装置とのあいだでコア通信網を介していわゆるト
ラヒックチャネルで普通送信される情報を意味する。そ
れはたとえば符号化された音声データ、ファクシミリ・
データ、あるいは画像ファイルやテキスト・ファイルで
ある。「信号」は該通信システムの内部機能の管理に関
連する通信を指す。
【0041】
【発明の実施の形態】好ましい実施例と添付図面とを参
照して本発明をさらに詳しく解説する。
【0042】図14〜図18については従来技術の説明
に関連して既に説明した。以下の記述では、図1および
図2を参照して本発明の方法を簡潔に説明する。つぎ
に、図3を参照して、2つの無線通信網コントローラ間
で信号およびユーザー・データを伝送するための本発明
のセルラーシステムおよび実施例について説明する。そ
ののち、図4を参照して、第1無線通信網の無線通信網
コントローラと第2無線通信網の無線通信網コントロー
ラとのあいだでのハンドオーバーについて解説する。
【0043】つぎに、図5および図6を参照して、無線
通信網コントローラ間の経路を確立するためのチェーニ
ングがされ、かつ、最適化された実施例について説明す
る。そののち、図7および図8を参照して、最適化経路
指定を実行するための2つの実施例について説明する。
そののち、本発明の無線通信網においてマクロダイバー
シティー結合(macrodiversity combining)を実行する
ための2つの実施例について説明する。
【0044】つぎに、図9および図10を参照して本発
明のハンドオーバーと関連する無線通信網コントローラ
の機能について説明する。最後に、図9〜図13を参照
して、マクロダイバーシティー結合および外部候補集合
を使用する無線通信網におけるハンドオーバーに関連す
るステップについて説明する。
【0045】明細書の末尾に、図および明細書において
使用される略語のリストが掲載されている。
【0046】つぎに「本発明の方法の主要なステップ」
について説明する。
【0047】図1および図2は、アクティブな基地局、
アクティブな無線通信網コントローラおよびアクティブ
な無線通信網が関わるハンドオーバーのための本発明の
方法の流れ図を示している。初めに、下記のステップか
らなるシステムの静的構成600が実行される。ステッ
プ601で、交換センターMSCと無線通信網コントロ
ーラとの接続が検出され、ステップ602で無線通信網
コントローラ用のGRAN−ワイド経路指定テーブルが
作成される。つぎに、ステップ603で無線通信網GR
ANにおける固定接続を確立する。
【0048】そののち、つぎのように接続確立ステップ
および接続ステップからなる、無線通信網の動的構成6
10が実行される。始めに、ステップ611でアンカー
・コントローラが指定され、そののちに、ステップ61
2で、無線通信網コントローラRNC[i]と基地局BS
[a(i).....k(i)]とのあいだの固定無線通信網固有接続
が確立される。そののち、無線通信網コントローラRN
C[i]と移動局MS[α]とのあいだの無線接続が確立さ
れ、ステップ614で基地局BS[a(i).....c(i)]と移
動局MS[α]とのあいだで無線リンクが確立される。そ
ののち、無線通信網コントローラ内で実行可能なハンド
オーバーがステップ615で実行される。
【0049】移動局が外部の無線通信網コントローラの
基地局から強い信号を受信すると(ステップ620)、
新しいRNC−RNC接続が追加され(ステップ62
1)、経路指定が更新され最適化される(ステップ62
2および623)。そののち、無線通信網コントローラ
RNC[j]と基地局BS[a(j)....f(j)]とのあいだに無
線通信網コントローラ固有固定接続が確立される(ステ
ップ624)。つぎに、無線通信網コントローラRNC
[j]と移動局MS[α]とのあいだに無線接続が確立さ
れ、基地局BS[a(j)....d(j)]と移動局MS[α]とのあ
いだに無線リンクが確立される(ステップ625)。ス
テップ626で、無線通信網コントローラRNC[i]と
RNC[j]とのあいだでハンドオーバーが実行される。
【0050】両方の無線通信網コントローラの基地局を
使用するのが有利である間は両方の無線通信網コントロ
ーラがアクティブであってよい。移動局と無線通信網コ
ントローラの基地局とのあいだの全ての信号接続が終了
したならば、無線通信網コントローラをチェーンから外
すことができる。他の無線通信網コントローラの基地局
がもっと良好な信号接続を提供するときには、無線通信
網コントローラをチェーンから強制的に外してもよい。
図1および図2では、無線通信網コントローラRNC
[i]と移動局とのあいだの無線接続がステップ627で
除去され、無線通信網コントローラRNC[i]と基地局
BS[a(i).....c(i)]とのあいだの無線通信網コントロ
ーラ固有固定接続も除去される。
【0051】図1および図2は、異なる2つの無線通信
網GRANAおよびGRANBに属する無線通信網コン
トローラ間のハンドオーバー(Inter-GRAN HO)も示し
ている。このようなハンドオーバーでは、新しい無線通
信網において動的構成が反復され、旧無線通信網での処
理手順と同じ処理手順が新無線通信網で実行される(ス
テップ631および632)。
【0052】つぎに、「無線通信網コントローラ間の通
信の手配」について説明する。
【0053】図3は、セルラーシステムのコア通信網C
Nを詳しく示しており、これは交換センターMSCと、
該コア通信網に接続された無線通信網GRANとから成
っている。無線通信網GRANは、無線通信網コントロ
ーラaRNCおよびbRNCと、これらに接続された基
地局BS1〜BS4とからなる。端末装置TEは、基地
局を介して無線でシステムに接続される。図3は、無線
通信網GRANにおける普通の数の無線通信網コントロ
ーラおよび基地局のうちのほんの一部分だけを示してい
るに過ぎないことに注意しなければならない。
【0054】図3は、本発明のハンドオーバーのいくつ
かの実施例を示している。接続を確立するとき、1つの
無線通信網コントローラがアンカー・コントローラとさ
れ、図3によって示される場合には、このアンカー・コ
ントローラはその接続の初期段階でアクティブな無線通
信網コントローラとしても作用する。この場合にはアン
カー・コントローラにはaRNCという符号が付されて
いる。この図では、無線通信網コントローラbRNCは
その接続中、アクティブなコントローラとされる。
【0055】本発明の1実施例では、RNC間ハンドオ
ーバー信号メッセージは、無線アクセス通信網内の他の
無線資源管理メッセージやユーザー・データと同じく、
カプセル化された(encapsulated)形でコア通信網CN
を介して伝送される。このときコア通信網CNは、トン
ネル・ポイントとして機能する2つの無線通信網コント
ローラ間のメッセージ・ルータおよびリンクとして作用
するに過ぎない。無線通信網コントローラは、それらの
メッセージの作成および復号方法と、それに必要な機能
の実現方法とを知っている。この実施例の利点は、無線
通信網コントローラ間に独立の物理的伝送路を必要とし
ないことである。
【0056】本発明の第2実施例では、2つの無線通信
網コントローラ間に、たとえばケーブルや無線通信網接
続などの物理的リンクが存在する。この場合、ハンドオ
ーバー信号をコア通信網CNの関与無しに無線通信網コ
ントローラから他の無線通信網コントローラに直接送る
ことができる。従来技術から、無線通信網コントローラ
間でプロトコル層L1−L2で信号をやりとりすること
が知られているけれども、それはハンドオーバーのため
の厳密な意味での信号のやりとりには加わらない。
【0057】本発明の第3の実施例は、2つの無線通信
網コントローラ間に連続的な接続が無い状況に関連して
いる。その場合、1基地局を2つの通信網コントローラ
と接続する解決策を使用することができる。基地局は、
2つの無線通信網コントローラのうちのいずれに自分が
制御メッセージを送るかを積極的に選ぶことができる。
このとき基地局は無線通信網コントローラ間の仲介者と
しても作用し、一方の無線通信網コントローラからのメ
ッセージは他方の無線通信網コントローラへ該基地局を
介して両方向に、ユーザーにわからないように(transp
arently)進む。この場合、基地局と無線通信網コント
ローラとのあいだでのメッセージおよび厳密な意味での
トラヒックを区別するために識別符号が使用される。
【0058】図4は、異なる無線通信網の無線通信網コ
ントローラ間でのハンドオーバーが必要な場合を示して
いる。この場合、アンカー機能は旧無線通信網には残ら
なくて、新無線通信網の無線通信網コントローラがアン
カー・コントローラとされる。その様なハンドオーバー
では、たとえばGSMシステムのMAPなどの、積極的
に関与するプロトコルを用いて2つの無線通信網GRA
N間での信号のやりとりを実行することができる。その
ときMAPは、両方のGRANのアンカー無線通信網コ
ントローラと別々に通信して、ハンドオーバーに関連す
る信号ハンドオーバーメッセージを、コア通信網CNと
無線通信網GRANとのあいだの他のメッセージと同様
に処理する。
【0059】つぎに、「無線通信網コントローラ間での
経路指定」について説明する。
【0060】端末装置が無線通信網GRANの受信可能
範囲内を移動している場合を検討しよう。このとき、無
線通信網アンカー機能は、接続のために指定されている
無線通信網コントローラにとどまっており、このこと
は、コア通信網からの端末装置宛の全てのメッセージが
初めにアンカー無線通信網コントローラに送られ、この
コントローラが該メッセージをさらに他の無線通信網コ
ントローラを介して、基地局を介して該端末装置に該メ
ッセージを配送するターゲット無線通信網コントローラ
に送るということを意味する。
【0061】アンカー機能を使用するには、アンカーR
NCがメッセージを無線通信網GRANの他の無線通信
網コントローラにどのように送るのかを知っていること
が必要である。アンカーRNCが他の無線通信網コント
ローラへの経路を知ることができるようにGRAN−ワ
イド・アドレス・メカニズムを用いることによって、こ
のことを実現することができるが、この場合にはいわゆ
る固定経路指定テーブルが使用される。あるいは、無線
通信網コントローラが、メッセージに添付されているア
ドレスからそのメッセージが自分宛のものであることに
気づくまでメッセージが常に順方向に送られてくるよう
に無線通信網コントローラが他の1つの無線通信網コン
トローラだけに接続されている。
【0062】そのような方式を採用する場合には、アン
カーRNCは無線通信網のどの無線通信網コントローラ
であってもよいということを考慮に入れなければならな
い。小規模な無線通信網では、接続に特定のアンカーR
NCが不要となるように全ての端末装置に共通の唯一の
アンカーRNCを使用して本発明の方法を実施すること
が可能である。そのアンカーRNCはマスターとして機
能し、他の通信網コントローラはスレーブとして機能す
る。その無線通信網コントローラを選択することができ
る場合には、アンカーの決定はコア通信網CNまたは無
線通信網GRANで行われる。端末装置TEと交換セン
ターMSCとの各接続において、コア通信網と無線通信
網との両方が、どの無線通信網コントローラがアンカー
として作用するかを知っていなければならない。
【0063】図5および図6は、接続のいろいろな段階
での無線通信網コントローラ間の経路指定を実行するた
めの2つの実施例を示している。図5は、接続をチェー
ニングによって経路指定する方式を示し、図6は接続を
最適に経路指定するための方式を示している。図5およ
び図6において、円は無線通信網コントローラを表し、
線は、たとえば本発明の前述した方法の1つで実現され
る無線通信網コントローラ間の接続を表している。太い
線は無線通信網内を移動している端末装置とコア通信網
CNとのアクティブな接続経路を表している。端末装置
の位置は図において無線通信網コントローラによっての
み表されている。
【0064】図5および図6において段階A0およびB
0は、端末装置が無線通信網コントローラ100および
900を通してコア通信網と通信する最初の状態を表し
ている。段階A1およびB1は、端末装置が無線通信網
コントローラ111および911にハンドオーバーさ
れ、アンカーが旧無線通信網コントローラに残っている
状態を表している。
【0065】最適化実施例の利点は、端末装置の接続が
さらにアンカー無線通信網コントローラにまたはその他
の無線通信網コントローラにハンドオーバーされる場合
に見られる。段階A2およびB2では、つぎのハンドオ
ーバーは無線通信網コントローラ122および922へ
行われる。チェーニング方式では、新しい通信リンクは
単に旧無線通信網コントローラ921と新無線通信網コ
ントローラ922とのあいだに確立される。最適化方式
では、新しい通信リンクがアンカーRNC120と新無
線通信網コントローラ122とのあいだに確立され、ア
ンカーRNC120と旧無線通信網コントローラ121
とのあいだのリンクは除去される。
【0066】段階A3およびB3は、端末装置の接続が
段階A2およびB2の最初の状態からアンカーRNCに
ハンドオーバーされて戻されている状態を示している。
最適化方式の場合には、旧無線通信網コントローラ13
2とアンカーRNC130とのあいだの通信リンクは除
去される。新無線通信網コントローラはアンカーRNC
であるので、新しい通信リンクを確立する必要はない。
伝統的なチェーニング方法では、端末装置が接続中に使
用した全ての無線通信網コントローラを通してアンカー
RNC930からアンカーRNC930へとループが形
成される。
【0067】ハンドオーバー中に旧無線通信網コントロ
ーラとの信号接続を使えるか否かにより、二通りの方法
で最適化ハンドオーバーを実行することができる。いわ
ゆる逆方向型ハンドオーバーでは、ハンドオーバー中に
信号をやりとりするために旧無線通信網コントローラが
使用され、いわゆる順方向型ハンドオーバーではハンド
オーバー中の信号のやりとりのために旧無線通信網コン
トローラは使用されない。図7および図8は、前述した
逆方向型および順方向型のハンドオーバーを実行する幾
つかの方法を示している。つぎに続く解説は、図5およ
び図6のハンドオーバーにもあてはまる。図で使用され
ている略号は、明細書の末尾の略号リストに掲載されて
いる。
【0068】つぎに、「逆方向型ハンドオーバー」につ
いて説明する。
【0069】図7は、無線通信網コントローラ間での最
適化逆方向型ハンドオーバーの信号流れ図を例示してい
る。逆方向型ハンドオーバーでは、旧無線通信網コント
ローラ111を介して新しい場所の無線通話路パラメー
タを端末装置に送ることができるように、端末装置との
旧接続がハンドオーバーの期間全体にわたって維持され
る。本発明者らの例では、端末装置は、図6に示されて
いる状態A1から状態A2へ、すなわち旧無線通信網コ
ントローラ111から新無線通信網コントローラ112
へ、移行する。
【0070】無線通信網コントローラ間での図7の最適
化逆方向型ハンドオーバーは、つぎのようなステップか
らなっている。
【0071】基地局間のハンドオーバーを必要とする端
末装置TEは旧無線通信網コントローラoRNCにメッ
セージを送る。旧無線通信網コントローラは、端末装置
が必要とする新基地局が他の無線通信網コントローラn
RNCに属することを発見すると、逆方向型ハンドオー
バーを求める要求についてアンカー・コントローラaR
NCに知らせる。
【0072】旧無線通信網コントローラoRNCからそ
のメッセージを受け取ると、アンカー・コントローラa
RNCは、該端末装置のためにベアラー(bearer)情報
(BI)に応じて固定された無線接続を予約するように
新無線通信網コントローラnRNCに要求する。
【0073】新無線通信網コントローラnRNCのもと
での接続の予約についての肯定応答すなわち確認を新無
線通信網コントローラから受け取ると、アンカー・コン
トローラaRNCは新無線通信網コントローラnRNC
と交渉を行ってユーザー・データ伝送リンクを確立す
る。
【0074】つぎに、アンカー・コントローラaRNC
は、新無線通信網コントローラnRNCのもとで予約さ
れた無線通話路についての無線通話路情報を、なお稼働
している旧接続を使用している端末装置に送るように旧
無線通信網コントローラoRNCに要求する。
【0075】新無線通話路についての情報を端末装置に
送る旨の確認を旧無線通信網コントローラoRNCから
受け取ると、アンカーRNCは該端末装置への送信を開
始するように新無線通信網コントローラに要求する。最
後に、アンカー・コントローラaRNCは、該端末装置
に配分されている資源を解放するように旧無線通信網コ
ントローラoRNCに要求する。これは、新基地局の集
合がもっと良好な接続を提供した後の強制解放であって
もよく、あるいは、通信網コントローラのどの基地局も
該端末装置にサービスしない場合にその解放を行うよう
にしてもよい。
【0076】つぎに、「順方向型ハンドオーバー」につ
いて説明する。
【0077】図8は、無線通信網コントローラ間での最
適化順方向型ハンドオーバーの信号流れ図を例示してい
る。順方向型ハンドオーバーでは、旧無線通信網コント
ローラoRNC111を介する旧接続はもはや使用され
ない。図8の例では、端末装置は、図6に示されている
状態A1から状態A2に、すなわち旧無線通信網コント
ローラoRNC111から新無線通信網コントローラn
RNC112に、移行する。
【0078】無線通信網コントローラ間での図8の最適
化順方向型ハンドオーバーは下記のステップからなる。
【0079】端末装置がハンドオーバーを必要としてい
ることを端末装置および/または新基地局nBSが発見
し、旧基地局が他の無線通信網コントローラoRNCに
属することを新基地局を制御する無線通信網コントロー
ラnRNCが発見したとき、新無線通信網コントローラ
nRNCは、順方向型ハンドオーバーが必要であること
を指摘するメッセージを直接に(図8のように)または
アンカー・コントローラaRNCを介して旧基地局oR
NCに送る。
【0080】旧無線通信網コントローラoRNCは要求
−肯定応答(a request-acknowledge)を新無線通信網コ
ントローラnRNCに送り、ハンドオーバーが必要であ
ることをアンカー・コントローラに知らせる。そのの
ち、アンカー・コントローラaRNCと新無線通信網コ
ントローラnRNCとは交渉を行って専用ユーザー・デ
ータ伝送リンクを確立する。
【0081】アンカー・コントローラaRNCからその
ハンドオーバー要求についての肯定応答を受け取ると、
旧無線通信網コントローラは該端末装置に配分されてい
た固定された無線接続を解放する。少なくとも新無線通
信網コントローラがアンカー・コントローラaRNCか
らのユーザー・データ接続を確立して稼働状態にしたな
らば、新無線通信網コントローラnRNCは基地局およ
び端末装置間の所要の固定された無線接続を確立する。
【0082】最後に、新無線通信網コントローラnRN
Cは、ハンドオーバーが完了したことを指摘するメッセ
ージをアンカー・コントローラaRNCに送る。
【0083】つぎに、「本発明による無線通信網でのマ
クロダイバーシティー結合法の使用」について説明す
る。
【0084】多数の基地局からの信号の結合、すなわち
マクロダイバーシティー結合、を容易にするCDMA型
の無線通信網に使用される場合、本発明の構成は幾つか
の特殊な機能により特徴づけられる。マクロダイバーシ
ティー結合は、第1に端末装置と基地局セクターとのあ
いだ、第2に端末装置と個々の基地局とのあいだの多数
の同時接続を使用する。アップリンク伝送路では、端末
装置は、1つの信号と、数個の基地局で受信される1つ
の拡散符号とを使用する。あるいは、端末装置は1つの
信号を、数個の基地局で受信される数個の拡散符号と共
に使用することもできる。最終の信号はマクロダイバー
シティー結合の結果である。ダウンリンク方向では、数
個の基地局が、種々の拡散符号で拡散された同一の信号
を、マクロダイバーシティー結合を実行する端末装置に
送る。合意された電力レベルで充分な信号強度を提供す
る信号接続は、いわゆるアクティブな集合に属する。
【0085】もしアクティブな集合がいろいろな無線通
信網コントローラと接続されている基地局を含んでいる
ならば、各無線通信網コントローラのために別々にマク
ロダイバーシティー結合を実行することができる。最終
的な信号結合はアンカーRNCでのみ完成される。他の
実施例では、信号はアンカーRNCへ別々に経路指定さ
れ、そこでマクロダイバーシティー結合が実行される。
各ダイバーシティー結合のために、その中でビット・レ
ベル信号結合を実行することのできる枠を示すたとえば
256チップの精度の粗タイミング情報が必要である。
【0086】あるいは、基地局がチップ・レベルのタイ
ミングを処理してソフト・ビット決定を行うようにマク
ロダイバーシティー結合を実行することもできる。それ
らのビットは、数個のビットによって画定されるいっそ
う詳しい表示で表され、無線通信網コントローラに送ら
れ、そこでダイバーシティー法によって結合が実行され
る。
【0087】好ましい実施例では、同じパケットが異な
る2つの基地局を介して伝送されることの無いようにパ
ケット送信を実施することができる。各パケットを送信
する時点でどの無線通話路が最も有利かをその時点で判
定するようにしてもよい。その判定は、たとえば、無線
接続の質についての予測、質の計算、あるいは質の測定
に基づいて行われる。マクロダイバーシティー結合の利
点は、その場合、各時点でより良好な質の無線伝送路ブ
ランチが使用されることである。パケット受信の失敗に
起因する再送の経路をさらにたとえば下記の無線伝送路
ブランチ選択基準にしたがって選択することができる: −前の送信に使用された無線伝送路ブランチを使用して
再送を行う、 −前の送信に使用されたブランチ以外のブランチを使用
して再送を行う、 −無線接続の質が最善であると評価されたブランチを使
用して再送を行う。
【0088】これは再送が成功する確率を高めるためで
ある。この実施例の利点は、たとえば、同じデータが2
つのブランチを介して伝送されることは普通は無いので
無線通話路の負荷が減少することである。
【0089】その基地局が同じ無線通信網コントローラ
に接続されている基地局接続だけを包含するようにアク
ティブな集合を限定することができる。しかし、この実
施例には、端末装置が2つの無線通信網コントローラ間
の境界を横切るときにマクロダイバーシティーを瞬間的
に中断させなければならないという欠点がある。
【0090】無線通信網コントローラがコア通信網CN
だけを通して接続される実施例では、CNを介して非結
合信号を伝送する必要が生じないように、マクロダイバ
ーシティー結合は最も近い無線通信網コントローラで有
利に実施される。
【0091】無線通信網コントローラ同士が直接接続さ
れる場合には、本発明のマクロダイバーシティー結合に
は2つの実施例がある。第1実施例は、マクロダイバー
シティー結合が連続する無線通信網コントローラで、そ
して最後にアンカーRNCで実行される場合を含んでい
る。第2実施例は、全ての信号が別々にアンカーRNC
に集められ、そこでマクロダイバーシティー結合が実行
される場合を含んでいる。この実施例は、無線通信網G
RANの全ての接続についてアンカーRNCが同一であ
って他の無線通信網コントローラが単なるルータに過ぎ
ない構成において有利である。
【0092】本発明のメカニズムは、種々の無線通信網
トポロジーを容易にもたらす。しかし、好ましい実施例
では、無線通信網のトポロジーは複雑にはされず、無線
通信網はできるだけ効率よくコア通信網を利用して自分
のメッセージを受動的にあるいは能動的に送信すること
を許される。無線通信網資源の使用に関して、その信号
が端末装置によって最善に検出される基地局のできるだ
け近くに無線リンク層を配置するのが好ましいので、充
分な機能分布を維持するのが有利である。
【0093】つぎに、「無線通信網コントローラにおけ
る本発明の機能」について説明する。
【0094】本発明にしたがって、無線通信網コントロ
ーラは有利なことに下記の新しい特徴を有している。
【0095】−アンカー機能を実現するための手段、 −無線通信網内の他のコントローラへの経路指定に関す
る情報を記憶するための手段、 −コア通信網CNへのデータ経路指定を実行するための
手段、 −他の無線通信網コントローラへのデータ経路指定を実
行するための手段、 −他のコントローラと通信するための手段、 −瞬間的に最強の信号接続を選択しあるいはいろいろな
接続の信号を結合させることによってマクロダイバーシ
ティー結合を実行するための手段。
【0096】図9は、ハンドオーバー以前の無線通信網
コントローラ機能を示し、図10はハンドオーバー直後
の無線通信網コントローラ機能を示す。図9および図1
0に示されている状態では、無線通信網コントローラR
NC0がアンカー・コントローラであり、無線通信網コ
ントローラRNC1がハンドオーバー以前にアクティブ
でRNC2がハンドオーバー後にアクティブとなる。図
9および図10では、固定通信網内の太い線はユーザー
・データの送信を表し、細い線は信号接続を表してい
る。基地局と端末装置とのあいだの細い線は測定動作を
表し、ギザギザの線すなわちフラッシュ記号はユーザー
・データの送信を表している。
【0097】アンカーRNC機能(ARNCF)の他
に、アンカー・コントローラRNC0はアクティブな無
線通信網コントローラへのユーザー・データ中継(UD
R)も実行する。アクティブな無線通信網コントローラ
RNC1にはマクロダイバーシティー・コントローラ
(MDC)がある。アクティブなRNC1はアップリン
ク方向用のマクロダイバーシティー結合ポイント(MD
CP)も含んでいる。ダウンリンク方向用の対応する結
合ポイントは端末装置TEに配置されている。アクティ
ブな無線通信網コントローラRNC1は集合コントロー
ラ(SC)も含んでいる。各端末装置のためにアクティ
ブな無線通信網コントローラRNC1には候補集合(C
S)と、CSの部分集合としてのアクティブな集合(A
S)とがある。
【0098】アクティブな無線通信網コントローラRN
C1の基地局の集合の直ぐ近くにある基地局(ハンドオ
ーバーが行われるかも知れない)を制御する1つまたは
それ以上の無線通信網コントローラ(RNC2)は、外
部候補集合(ECS)を制御することができる。外部候
補集合ECSは、無線通信網コントローラRNC2によ
って制御される1つまたはそれ以上の基地局を含むこと
ができる。無線通信網コントローラRNC2は、外部候
補集合を制御するための外部候補集合コントローラ(E
CSC)を含んでいる。
【0099】アンカー・コントローラRNC0またはア
クティブなRNC1(位置選択可能)は、無線通信網コ
ントローラRNC間でのハンドオーバーの必要性を監視
し、所要の外部候補集合ECSを作成し、ハンドオーバ
ーを実行するいわゆる集合制御機能(SCF)を包含し
ている。
【0100】アンカー・コントローラを二通りの代わる
べき方法で確立することができる:* 初めにそれを通
して接続が確立された無線通信網コントローラRNCを
アンカー・コントローラとして選択する。このとき、原
則として全ての無線通信網コントローラRNCがアンカ
ーとして機能することができる。実際には、この方法で
は、無線通信網GRANの全ての無線通信網コントロー
ラRNCのあいだの論理的RNC−RNC接続が必要で
ある。
【0101】* 無線通信網GRAN内で、全てのアン
カーが常に唯一の無線通信網コントローラ、すなわちい
わゆるマスターRNC、において確立されており、それ
は同時におそらくはコア通信網CNと接続されている唯
一の無線通信網コントローラである。マスターRNCは
アンカーRNC機能(ARNCF)を包含している。マ
スターRNCは、無線通信網コントローラ間の接続のた
めの星形トポロジーを容易に実現する。
【0102】図9および図10に示されている例は、ア
ンカーが選択されていて、アンカーRNCでない1つの
アクティブなRNCがそれと接続されている状態に基づ
いている。
【0103】アンカー・コントローラRNC0は無線通
信網コントローラRNC1およびRNC2の両方との論
理通信接続を有していなければならない。無線通信網コ
ントローラRNC1およびRNC2間の論理RNC−R
NC通信接続の物理的実現態様は直結RNC1−RNC
2リンクであってもよく、あるいは無線通信網コントロ
ーラRNC1およびRNC2間の通信はアンカー・コン
トローラRNC0を介して中継を行うことによって実行
されてもよい。
【0104】図9では、集合制御機能0SCFがアンカ
ー・コントローラRNC0に置かれているので、無線通
信網コントローラRNC1およびRNC2間の論理接続
は不要である。他の論理RNC−RNC接続を前述した
3つの方法で(CNを介して、RNC−RNCケーブル
/無線リンクを用いて、あるいは基地局を介して)物理
的に実現することができる。論理RNC−RNC通信接
続は、原則として物理的施設と無関係である。たとえば
最適化経路指定では、論理通信接続はアンカー・コント
ローラとアクティブな無線通信網コントローラRNCと
のあいだに存在し、必要ならば前のアクティブな無線通
信網コントローラRNCを介して物理的接続を中継する
ことさえできる。
【0105】アンカーRNF機能ARNCFはつぎの役
割を持っている: −アンカー・コントローラとアクティブな無線通信網コ
ントローラRNCとの論理RNC−RNC接続を確立す
る、 −ユーザー・データの中継UDR、すなわち、ダウンリ
ンク方向のデータを無線通信網コントローラRNC2に
向け、アップリンク方向のデータを無線通信網コントロ
ーラRNC2のマクロダイバーシティー結合ポイントM
DCP−up/RNC2から受け取り、 −コア通信網CNと無線通信網との論理接続を確立し、
制御し、解放する。
【0106】ユーザー・データ中継UDRはつぎの役割
を有している: −端末装置TEとコア通信網CNとのトラヒックを、自
分の無線通信網コントローラRNCにより制御される基
地局の代わりにアンカーRNC機能ARNCFからの指
令にしたがって他の無線通信網コントローラRNCに中
継する。
【0107】このユーザー・データ中継は、ユーザー・
データの流れを直接制御し、あるいは論理リンク制御L
LCの動作を制御する。論理リンク制御LLCは、無線
通信網コントローラRNCと端末装置とのあいだの接続
を制御する。論理リンク制御LLCの役割は、誤り検
出、誤り訂正、および誤りがあった場合の再送を含む。
また、論理リンク制御LLCは、所要のバッファーおよ
び肯定応答ウインドウを制御する機能を含む。論理リン
ク制御ユニットLLCは、一般化された意味を有してお
り、このユニットは、端末装置の対応するLLCプロト
コルを終了させることができるけれども、その代わりに
LLC中継機能として作用することもできる。LLC中
継機能では、論理リンク制御ユニットは、無線通信網の
メッセージを普通の態様で終了させることができるけれ
ども、該ユニットはコア通信網のメッセージ(コア通信
網のデータおよび信号)をさらにコア通信網CNの定め
られたノードに中継する。その一例は、端末装置と一般
パケット無線サービスGPRSのコア通信網とのあいだ
でのメッセージの中継である。この場合、サービングG
PRS支援ノード(SGSN)は終端ユニットとして作
用する。
【0108】論理リンク制御LLCを、常にアンカー・
コントローラに存在するように配置することができる。
その場合、アクティブな無線通信網コントローラRNC
のハンドオーバーとの関係で無線通信網内で大きなLL
Cバッファーを送信する必要はない。あるいは、論理リ
ンク制御を常にアクティブな無線通信網コントローラR
NCに置いてもよく、その場合には無線通信網コントロ
ーラ間でのハンドオーバーと関連してLLCバッファー
を転送しなければならない。無線通信網コントローラか
ら他の無線通信網コントローラへの論理リンク制御の転
送は、アンカー・コントローラのユーザー・データ中継
UDRの制御下で実行される。アクティブな無線通信網
コントローラでの論理リンク制御の位置は図9および図
10において破線で示されている。
【0109】ユーザー・データ中継UDRは、たとえば
いわゆるミニマム・モードのとき、すなわち論理リンク
制御が何の役割も有していないときなど、論理リンク制
御の役割が小さい場合にもデータ中継を実行する。論理
リンク制御の、ありうる位置は、部分的には使用される
マクロダイバーシティー結合によっても決定される。
【0110】無線通信網コントローラ・マネージャー
は、内部インプリメンテーション方法により、端末装置
に特有の機能(たとえばECSC、MDCおよびMDC
Pなど)を無線通信網コントローラに作ったり取り除い
たりし、また信号メッセージを無線通信網コントローラ
の正しい機能に宛てて送る。
【0111】マクロダイバーシティー結合ポイントMD
CPおよびマクロダイバーシティー・コントローラMD
Cは、使用されるマクロダイバーシティー・インプリメ
ンテーションに関連する普通の機能を表す。ユーザー・
データ中継UDRは、無線通信網内でのRNC間通信に
関連している。ハンドオーバー中にのみアクティブとな
るアンカーRNC機能(ARNCF)は、ここに開示し
た本発明のアンカーに基づくハンドオーバー構成に属す
る。集合制御機能SCF、集合コントローラSCおよび
外部候補集合コントローラECSCは、外部候補集合を
使用する本発明の開示した構成に属する。
【0112】端末装置においてアップリンク伝送路に唯
一の送信を有するマクロダイバーシティーの実行に際
し、マクロダイバーシティー結合ポイントMDCP/u
pは無線通信網コントローラに置かれる。多数の送信の
あるダウンリンク伝送路では(各基地局が自分の送信を
有する)マクロダイバーシティー結合ポイントMDCP
/downは端末装置に置かれる。
【0113】マクロダイバーシティー結合ポイントMD
CPおよびマクロダイバーシティー・コントローラMD
Cは、使用されるマクロダイバーシティーの実行にした
がってのマクロダイバーシティー結合に属する機能を実
行する。それらの機能は、基地局を内部候補集合および
アクティブな集合に加えたり除去したりする。
【0114】さらに、本発明のマクロダイバーシティー
・コントローラMDCは、 −基地局のアクティブな集合に対して行われた基地局の
追加および除去を集合コントローラSCに示し、 −外部候補集合に対して追加/除去された基地局を端末
装置に見える候補集合に追加/除去し、 −外部候補集合コントローラECSCに相当する所要の
無線通話路の品質についての報告を集合コントローラの
ために作成し、 −集合コントローラSCからの要求に応じて、全く新し
いアクティブな集合(以前の外部候補集合)が使用され
るようになっていることを端末装置に知らせることがで
きなければならない。
【0115】集合コントローラSCは下記の任務を実行
する: −アクティブな集合に追加/除去された基地局が、隣接
する無線通信網コントローラのいわゆる境界基地局に属
するか否かを境界基地局リストBBSLを使ってチェッ
クする。
【0116】−隣接する無線通信網コントローラの外部
候補集合の作成/除去を実行し、要求を発した基地局の
識別情報(アイデンティティー)、端末装置の識別情報
などの必要な情報を提供するように集合制御機能SCF
に要求する。
【0117】−外部候補集合が変化するとき、端末装置
が外部候補集合測定に必要とする情報をマクロダイバー
シティー・コントローラMDCを介して端末装置に送
る。
【0118】−強力監視法が使用されているならば、外
部候補集合コントローラECSCによって制御される強
力監視と同等の情報を作成して集合制御機能SCFに送
る。
【0119】−アクティブになりかけている外部基地局
集合の無線技術パラメータをマクロダイバーシティー・
コントローラMDCに伝える。マクロダイバーシティー
・コントローラMDCはそれらをさらに、自分自身が作
成したパラメータと同様に、端末装置に送る。
【0120】−集合制御機能SCFからの要求に応じ
て、それ自身の無線通信網コントローラRNC1におけ
る端末装置の動作を終了させ、あるいは、それ自身の無
線通信網コントローラのアクティブな集合を新しいアク
ティブな無線通信網コントローラRNC2の外部候補集
合に変換する。
【0121】集合制御機能SCFは下記の任務を有す
る: −集合コントローラSCからの要求に応じて、場合によ
ってはたとえば目標とする無線通信網コントローラと交
渉しながら、外部候補集合ECSの作成を許可/禁止す
る。
【0122】−隣接する無線通信網コントローラに一定
の端末装置のために外部候補集合を作成するように要求
し、アクティブな無線通信網コントローラRNCによっ
て作成された情報(たとえば、基地局の識別情報)を隣
接する無線通信網コントローラRNC2に送る。
【0123】−外部基地局集合を作りあるいは修正する
とき、端末装置が測定に必要とするデータを集合コント
ローラSCに送る。
【0124】−集合コントローラSCおよび外部候補集
合コントローラの接続品質報告を受け取り、それらに基
づいてハンドオーバー決定を行う。
【0125】−隣接する無線通信網コントローラRNC
へのハンドオーバーについてあるいは強力監視について
決定を行う。
【0126】−もし強力監視が可能ならば、強力監視を
開始するように外部候補集合コントローラECSCに要
求する。強力監視のために必要なデータをマクロダイバ
ーシティー・コントローラに要求し、必要なデータを外
部候補集合コントローラに送る。外部候補集合コントロ
ーラECSCにより作成された強力監視データと同等の
データを、もし前記データが通常の参照データとは異な
るならば、作成するようにマクロダイバーシティー・コ
ントローラに要求する。外部候補集合コントローラEC
SCから強力監視結果を受け取り、それを、集合コント
ローラSCから受け取った品質データと比較する。
【0127】−ハンドオーバーが完了したことを外部候
補集合コントローラECSCに知らせ、外部候補集合コ
ントローラECSCのアクティブな外部基地局集合の無
線技術パラメータを受け取って、それらをさらに集合コ
ントローラSCに送る。
【0128】−2つの無線通信網コントローラ間でハン
ドオーバーが完了したことをアンカーRNC機能ARN
CFに知らせる。
【0129】−無線通信網コントローラRNC2の基地
局集合がアクティブな集合になったとき、動作を終了さ
せて端末装置に関連する残りの機能を無線通信網コント
ローラRNC1から除去するように旧無線通信網コント
ローラRNC1の集合コントローラSC/RNC1に要
求し、あるいは、無線通信網コントローラRNC1を無
線通信網コントローラRNC2のための外部候補集合コ
ントローラに転換する。
【0130】外部候補集合コントローラECSCは下記
の任務を持っている: −与えられた端末装置のために動作を開始するとき、そ
の準備のきっかけを作った基地局BS/RNC1のため
に、たとえば地理データおよび/または伝播技術位置デ
ータに基づいて適当な外部候補集合ECSを作り、外部
候補集合ECSが存在するときには、アクティブな集合
に追加/除去された基地局に応じてそれをつねに更新す
る。
【0131】−端末装置での外部候補集合ECS測定に
必要なデータを集合制御機能SCFに伝える。
【0132】−強力監視時には、集合制御機能によって
作成された端末装置固有の情報に基づいて、無線通信網
コントローラRNC2においてアップリンク品質サンプ
リングに必要な機能を確立してサンプリングの結果を集
合制御機能SCFに知らせる。
【0133】−ハンドオーバーが始まるとき、アクティ
ブになりかけている外部基地局集合の無線技術パラメー
タを集合制御機能SCFに送る。外部候補集合を新しい
アクティブな集合についての初期状態として使って、ア
クティブな無線通信網コントローラで必要なアップリン
ク・マクロダイバーシティー・コントローラMDC/R
NC2およびマクロダイバーシティー結合ポイントMD
CP−up/RNC2を無線通信網コントローラRNC
2において始動させる。同時に、アクティブな集合に必
要とされる固定かつ無線の接続を確立する。
【0134】つぎに、「無線通信網コントローラ間での
ハンドオーバーの実行」について説明する。
【0135】図9および図10に描かれている典型的な
状態における無線通信網コントローラ間でのハンドオー
バーの実行について考察する。無線通信網コントローラ
間でのハンドオーバーには下記の2つのフェーズがあ
る: −RNC間ハンドオーバー準備フェーズ、および −RNC間ハンドオーバー実行フェーズ。
【0136】つぎに、「ハンドオーバー準備フェーズ」
について説明する。
【0137】準備フェーズのつぎの例では、集合制御機
能SCFがアンカー・コントローラRNC0にあるので
無線通信網コントローラRNC1とRNC2とのあいだ
の接続は不要であると仮定されている。準備フェーズは
アップリンク方向およびダウンリンク方向の両方で同一
である。
【0138】図9および図10に描かれている状態で
は、ハンドオーバー準備は下記のステップから成ってい
る。
【0139】初めに、無線通信網コントローラRNC1
は基地局をアクティブな集合ASに追加する。図11の
信号流れ図は、基地局をアクティブな集合に追加する1
つの方法を示す。集合コントローラSC/RNC1は、
隣接する無線通信網コントローラRNC2によって制御
されている基地局の直ぐ近くに位置する基地局がアクテ
ィブな集合に追加されていることを境界基地局リストB
BSLに基づいて検出する。集合コントローラSC/R
NC1は、そのことに関するメッセージを集合制御機能
SCFに送る。それがその様な基地局のうちの最初の基
地局であるならば、集合制御機能SCFは、隣の無線通
信網コントローラRNC2で外部候補集合コントローラ
ECSCを始動させることを要求する。
【0140】つぎに無線通信網コントローラRNC2は
端末装置のために外部候補集合コントローラECSCを
始動させる。たとえば地理的位置データに基づいて、外
部候補集合コントローラECSCは、端末装置のために
適当な外部候補集合ECSを決定して、その外部候補集
合に属する基地局に関する情報を集合制御機能SCFを
介して無線通信網コントローラRNC1に送る。あるい
は、無線通信網コントローラRNC1とRNC2とのあ
いだに直接信号接続があるならば、これを集合コントロ
ーラSC/RNC1に対して直接行うことができる。集
合コントローラSC/RNC1は、端末装置において測
定されるべき基地局の集合に外部候補集合ECSを追加
する。この追加は、内部候補集合の場合と同様にマクロ
ダイバーシティー結合MDC/RNC1によって制御さ
れて実行される。
【0141】そののち、端末装置は、たとえばパイロッ
ト信号を使って、候補集合CSおよび外部候補集合EC
Sを含む基地局の集合についての普通の測定を実行す
る。この例では、アクティブな集合と候補集合とのあい
だで基地局を移転させるための決定または提案を端末装
置が行い、マクロダイバーシティー結合ポイントMDC
Pおよびマクロダイバーシティー・コントローラMDC
がその移転を実行することができるということが仮定さ
れている。集合コントローラSC/RNC1はその移転
について通知を受ける。外部候補集合ECSに属する基
地局をアクティブな集合に移転させることを求める要求
をマクロダイバーシティー・コントローラMDC/RN
C1が発見すると、その要求は集合コントローラSC/
RNC1に送られてさらに検討されあるいは実行され
る。
【0142】無線通信網コントローラRNC2の近くの
唯一の境界基地局がアクティブな集合から除去される場
合には、集合コントローラSC/RNC1は、そのこと
を発見すると、除去要求を集合制御機能SCF/RNC
0に送ることによって無線通信網コントローラRNC2
から外部候補集合コントローラECSCを除去する(図
12)。集合制御機能SCF/RNCはその要求を無線
通信網コントローラRNC2に伝え、このコントローラ
は外部候補集合コントローラECSCを除去する。この
処理手順は初めからもう一度始まる。さもなければ、集
合コントローラ(SC/RNC1)は無線通信網コント
ローラRNC2における外部候補集合の更新を要求す
る。
【0143】無線通信網コントローラRNC2によって
制御されている基地局がより良好な信号を与えることを
集合制御機能SCFが発見すると、集合制御機能SCF
は、無線通信網コントローラRNC1およびRNC2間
のハンドオーバーを命じることもでき、また、単に無線
通信網コントローラRNC2で随意的な強力監視を開始
させることもできる。
【0144】強力監視時には、マクロダイバーシティー
結合ポイントに似ているプリプロセスMDCP′がアッ
プリンク伝送路のために無線通信網コントローラRNC
2で確立され、前記プリプロセスは、端末装置から時々
データを受け取るけれども、自分ではデータを送信しな
くて、接続品質報告を集合制御機能SCFに送るだけで
ある。
【0145】無線通信網コントローラRNC2によって
制御されている基地局へのハンドオーバーが必要である
ことが測定または強力監視に基づいて発見されたなら
ば、集合制御機能SCFは無線通信網コントローラRN
C1と無線通信網コントローラRNC2とのあいだのハ
ンドオーバーの実行フェーズを開始する。
【0146】つぎに、「ハンドオーバー実行フェーズ」
について説明する。
【0147】RNC間ハンドオーバーを下記のように実
行することができる:−アクティブな集合は新無線通信
網コントローラRNC2に完全に移される。したがっ
て、1つの無線通信網だけが一度にアクティブである。
ハンドオーバー実行フェーズでは無線通信網コントロー
ラRNC2の外部候補集合ECS2が完全に端末装置の
アクティブな集合ASになり、無線通信網コントローラ
RNC1のアクティブな集合AS1と候補集合CS1と
は除去される。随意に、無線通信網コントローラRNC
1のアクティブな集合ASが候補集合ECS1として残
留してもよい。その場合には、階層的結合法にあるRN
C同期化の問題を回避できる。
【0148】−階層的結合法では、各無線通信網コント
ローラが自分自身のアクティブな集合を有する。全ての
アクティブな無線通信網コントローラがアップリンク方
向のデータのために自分自身の結合動作を実行する。最
終アップリンク結合を無線通信網コントローラRNC0
で実行することができる。このとき、最終の結合が無線
通信網コントローラRNC0で実行されやすくなる方法
でアクティブな無線通信網コントローラの結合ポイント
が最終結果を固定送信向けに前処理することができるな
らば、無線通信網コントローラRNC0においてマクロ
ダイバーシティー・コントローラMDC/RNC0また
はマクロダイバーシティー結合ポイントMDCP−up
/RNC0と同等の機能を確立する必要はない。あるい
は、アクティブな無線通信網コントローラのうちの1つ
がいわゆる結合アンカーとして作用して、無線通信網コ
ントローラRNC0に送信する前に他のアクティブな無
線通信網コントローラのユーザー・データを結合させて
もよい。ユーザー・データ中継UDR/RNC0は、端
末装置で結合されるダウンリンク接続向けのダウンリン
ク・ユーザー・データを複製しなければならない。ま
た、いろいろな無線通信網コントローラのアクティブな
集合の基地局は、使用されるCDMA法に必要とされる
とおりに同期化されなければならない。階層的結合は数
個の階層レベルからなる。
【0149】−たとえば、ダウンリンク方向ではアクテ
ィブな集合を完全に移し、アップリンク方向では階層的
結合を行う方法で、前述した選択肢を組み合わせる。こ
のとき、新しい基地局集合の方が良好であることが測定
によって証明されるまでは、ダウンリンク方向のユーザ
ー・データは前のアクティブな集合を介して伝送され
る。そののち、ダウンリンク・データは新しい集合を介
して伝送される。この方式では、アップリンク方向では
階層的結合の利点が維持されるが、ダウンリンク方向で
はデータの複製を避ける。
【0150】RNC間ハンドオーバーの実行フェーズに
ついてのつぎの例は、アップリンク方向およびダウンリ
ンク方向の両方でアクティブな集合を完全に移転させる
ことを基礎としている(選択肢1)。この実行フェーズ
例では、集合制御機能SCFがアンカー・コントローラ
RNC0に置かれるので無線通信網コントローラRNC
1およびRNC2のあいだに論理RNC−RNC接続は
不要であることが仮定されている。この実行フェーズ例
は、一般CDMAシステムにマクロダイバーシティーを
使用することを基礎としている。この例は図13のメッ
セージ流れ図に図解されている。
【0151】ここで説明する例では、ハンドオーバー実
行は、集合制御機能(SCF)がハンドオーバー決定を
行った後、下記のステップからなる。
【0152】初めに、アンカー・コントローラRNC0
のアンカー機能ARNCFは、アンカー・コントローラ
RNC0と新しいアクティブな無線通信網コントローラ
RNC2とのあいだに論理RNC−RNC接続を確立す
る。集合制御機能SCFは無線通信網コントローラRN
C2にハンドオーバーを実行することを知らせる。外部
候補集合コントローラECSCは、さらに端末装置に送
られるべきアクティブになる基地局の集合の無線技術パ
ラメータを集合制御機能SCFに送るか、あるいは旧集
合コントローラSC/RNC1に差し向ける。無線通信
網コントローラRNC2の内部動作は、通常の「呼」の
設定との関係での動作と大部分は同じであるけれども、
外部候補集合が直ちに最終のアクティブな集合とされる
点で異なっている。外部候補集合の代わりに、集合コン
トローラSC/RNC2、マクロダイバーシティー・コ
ントローラMDC/RNC2およびマクロダイバーシテ
ィー結合ポイントMDCP/RNC2がアップリンク方
向のために確立される。無線通信網コントローラRNC
2によって制御されて、無線通信網コントローラとアク
ティブな集合に属する基地局とのあいだのユーザー・デ
ータ伝送に必要とされる端末装置固有の固定ベアラー
と、基地局と端末装置とのあいだの無線ベアラーとが、
その様な接続が準備フェーズでの強力監視で既に完全に
作られていなければ、無線通信網で使用される方法で予
約されあるいは作られる。
【0153】集合制御機能SCFからの要求に応じてア
ンカーRNC機能ARNCFのユーザー・データ中継U
DRはその動作をつぎのように修正する。ユーザー・デ
ータ中継UDRは、無線通信網コントローラRNC2の
マクロダイバーシティー結合ポイントMDC−up/R
NC2からアップリンク・ユーザー・データを受け取る
準備をする。ユーザー・データ中継UDRは、そのダウ
ンリンク・ユーザー・データを無線通信網コントローラ
RNC2に差し向ける。
【0154】つぎに、集合制御機能SCF/RNC2
は、無線通信網コントローラRNC2のアクティブな集
合に属する基地局のパイロット信号のパラメータ(たと
えば時間参照(time reference)や、使用されるスクラ
ンブリング(scrambling)符号および/または拡散符
号)を無線通信網コントローラRNC1の集合コントロ
ーラSC/RNC1に送る。無線通信網コントローラR
NC1の集合コントローラSC/RNC1は、新しいア
クティブな集合のパラメータを端末装置に送る。
【0155】そののち、無線通信網コントローラRNC
2のマクロダイバーシティー結合ポイントMDCP/R
NC2は新しいアクティブな集合AS/RNC2と送信
を開始する。このことが集合制御機能SCFを介してア
ンカーRNC機能ARNCFに知らされる。
【0156】最後に、アンカー機能ARNCFは、端末
装置の集合コントローラSC/RNC1、マクロダイバ
ーシティー・コントローラMDC/RNC1およびマク
ロダイバーシティー結合ポイントMDCP/RNC1を
除去すると共に、無線通信網コントローラと基地局との
あいだの端末装置固有の固定ベアラーおよび場合によっ
ては残っている無線通話路予約を解放するように無線通
信網コントローラRNC1に要求することができる。あ
るいは、アンカー・コントローラは、無線通信網コント
ローラRNC1のアクティブな集合を外部候補集合EC
Sに転換するように無線通信網コントローラRNC1に
要求することができる。このことが確認されると、RN
C間ハンドオーバーが完了する。
【0157】前述した例では、外部候補集合が当該候補
集合と同じ周波数を有するように、外部候補集合ECS
の周波数はCDMAシステムに特有の再使用1(re-use
1)に従うということが仮定されている。しかし、他の
周波数で外部候補集合を確立することも可能である。そ
の場合、唯一の候補集合のアクティブな集合ASを使用
することができる。たとえマクロダイバーシティー結合
がいろいろな周波数間での有利な解決手段ではなくて
も、この実施例は、前述した原理による候補集合ASか
ら新しい候補集合AS′への変更を依然として容易にす
る。
【0158】つぎに、「発明の利用分野」について説明
する。
【0159】多数の利用分野との関係で本発明を使用す
ることができる。それは、たとえば、データベース検索
サービス、データ・ダウンロード、ビデオ会議、通信網
からの「オンデマンド」データ購入、ウェブ・ブラウジ
ング等を含むインターネットのWWWサービスなどを含
んでいる。
【0160】前述した実施例は当然に例を示しているも
のであって、発明を限定するものではない。たとえば、
端末装置は、移動局、携帯端末装置、あるいはコードレ
ス加入者結線の端末装置などの固定端末装置であってよ
い。
【0161】とくに、データ通信がたとえばアンカー・
コントローラのような他の無線通信網コントローラを介
して新しいアクティブな基地局へ経路指定されるか否か
ということとは無関係にRNC間ハンドオーバーのため
の外部候補集合の作成を実行できることに注意しなけれ
ばならない。
【0162】本発明の前述した方法のステップを前述し
た順序以外の順序で実行することも可能であり、不要な
幾つかのステップをとばしてもよい。
【0163】以上の記述では、無線通信網がCDMAシ
ステムを採用している実施例について説明した。しか
し、本発明はCDMAシステムに限定されるものではな
く、たとえばTDMAシステムなどの他のシステムで本
発明を利用することもできる。
【0164】
【発明の効果】以上のように、本発明により、従来技術
に関連した欠点を解消した無線通信網を制御する方法お
よびシステムを提供することができる。
【0165】なお、本明細書および図面で使用されてい
る略語の意味はつぎのとおりである。
【0166】CN コア通信網 GRAN 一般無線アクセス通信網 TDMA 時分割多重接続 CDMA 符号分割多重接続 TE 端末装置 BS 基地局 nBS 新基地局 oBS 旧基地局 BSC 基地局コントローラ RNC 無線通信網コントローラ nRNC 新無線通信網コントローラ oRNC 旧無線通信網コントローラ aRNC アンカー無線通信網コントローラ aRNCF アンカー無線通信網コントローラ機能 bRNC アンカーRNCではないアクティブな無線
通信網コントローラ UDR ユーザー・データ中継 CS 候補集合 AS アクティブな集合 ECS 外部候補集合 ECSC 外部候補集合コントローラ MDC マクロダイバーシティー・コントローラ SC 集合コントローラ SCF 集合制御機能 BBSL 境界基地局リスト MDCP マクロダイバーシティー結合ポイント RI 無線通話路情報 BI ベアラー情報 ID 識別情報(アイデンティティー) HO ハンドオーバー ack 確認(肯定応答) up アップリンク down ダウンリンク req 要求 resp 応答
【図面の簡単な説明】
【図1】基地局、無線通信網コントローラおよび無線通
信網のあいだでのハンドオーバーを実行するための本発
明の方法の主なステップの流れ図である。
【図2】基地局、無線通信網コントローラおよび無線通
信網のあいだでのハンドオーバーを実行するための本発
明の方法の主なステップの流れ図である。
【図3】本発明のセルラーシステムと、無線通信網コン
トローラ間の通信を手配するための実施例とを示す説明
図。
【図4】コア通信網のアクティブなプロトコルによって
種々の無線通信網の無線通信網コントローラ間の通信を
手配するための本発明の実施例を示す説明図。
【図5】チェーニングによって無線通信網コントローラ
間の経路指定を実行するための本発明の手法を示す説明
図。
【図6】無線通信網コントローラ間で最適に経路指定を
実行するための本発明の手法を示す説明図。
【図7】本発明のセルラーシステムでの逆方向ハンドオ
ーバーの信号フローチャートを示す説明図。
【図8】本発明のセルラーシステムでの順方向ハンドオ
ーバーの信号フローチャートを示す説明図。
【図9】本発明のセルラーシステムでのハンドオーバー
の前の無線通信網コントローラの機能を示す説明図。
【図10】本発明のセルラーシステムでのハンドオーバ
ー後の無線通信網コントローラの機能を示す説明図。
【図11】ハンドオーバー準備中に新しい隣接基地局を
アクティブな集合に加える本発明の処理手順の信号図で
ある。
【図12】ハンドオーバー準備中に隣接基地局をアクテ
ィブな集合から除去するための本発明の処理手順の信号
図である。
【図13】本発明のセルラーシステムでのハンドオーバ
ーの実行の信号フローチャートである。
【図14】従来技術の第2世代のセルラーシステムを示
す説明図。
【図15】従来技術の第2世代のセルラーシステムの基
地局の受信可能範囲を示す説明図。
【図16】第3世代のセルラーシステムを示す説明図。
【図17】従来技術の第3世代のセルラーシステムのコ
ア通信網CNと、これと接続している無線通信網GRA
Nとを示している説明図。
【図18】従来技術のセルラーシステムの基地局の受信
可能範囲を示す説明図。
【符号の説明】 BS 基地局 CN、GRAN 通信システム MS、TE 端末装置 RNC 無線通信網コントローラ 30 セルラー無線システム 31 GSM+コア通信網

Claims (52)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信システムにおいて端末装置(MS、
    TE)と通信システム(CN、GRAN)との無線通信
    を制御する方法であって、該システムと該端末装置との
    通信接続がアクティブな無線通信網コントローラ(RN
    C)とアクティブな基地局(BS)とを介して確立され
    ており、該通信接続は第2の無線通信網コントローラ
    (621−628)を介して前記のアクティブな無線通
    信網コントローラに向けられることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 アンカー無線通信網コントローラ(aR
    NC、RNC0)すなわちアンカー・コントローラが選
    択され(611)、これを通して前記接続のデータ通信
    が該接続の全持続時間にわたって行われ、可能な他のア
    クティブな無線通信網コントローラ(bRNC、RNC
    1、RNC2)との通信は前記アンカー・コントローラ
    を介して向けられることを特徴とする請求項1記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 前記選択(611)は、前記接続を確立
    するときにとくにその接続のために実行されることを特
    徴とする請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記選択(611)はシステム構成と関
    連して実行されることを特徴とする請求項2記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 前記接続中にチェーニング(B2、B
    3)によって確立された新しい無線通信網コントローラ
    へ該アンカー・コントローラから通信が向けられること
    を特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】 前のアクティブな無線通信網コントロー
    ラを迂回する(A2、A3)ように該アンカー・コント
    ローラと新しいアクティブな無線通信網コントローラと
    のあいだの新しい経路を決定することによって、データ
    通信に使用される無線通信網コントローラの数を最小に
    することを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の
    方法。
  7. 【請求項7】 無線通信網コントローラ間のハンドオー
    バーは逆方向型ハンドオーバーであって、そのハンドオ
    ーバーのあいだは信号は旧無線通信網コントローラを介
    して向けられることを特徴とする請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 無線通信網コントローラ間のハンドオー
    バーは順方向型であって、そのハンドオーバーのあいだ
    は信号は新無線通信網コントローラを介して向けられる
    ことを特徴とする請求項6記載の方法。
  9. 【請求項9】 該通信システムはマクロダイバーシティ
    ー結合を使用し、拡散符号/信号成分は、通信リンクと
    して作用する無線通信網コントローラによって形成され
    るチェーンで実行されることを特徴とする上記請求項の
    いずれかに記載の方法。
  10. 【請求項10】 該通信システムはマクロダイバーシテ
    ィー結合を使用し、拡散符号結合は前記アンカー・コン
    トローラで実行されることを特徴とする請求項2〜8の
    いずれかに記載の方法。
  11. 【請求項11】 無線通信網コントローラ間でのハンド
    オーバーの前に外部候補集合が確立され、新しいアクテ
    ィブな無線通信網コントローラの候補集合が前記外部候
    補集合に基づいて確立されることを特徴とする上記請求
    項のいずれかに記載の方法。
  12. 【請求項12】 無線通信網コントローラ間のハンドオ
    ーバーは準備フェーズと実行フェーズとからなることを
    特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記準備フェーズは、基地局をアクテ
    ィブな集合に追加するステップを含むことを特徴とする
    請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記実行フェーズは、アクティブな無
    線通信網コントローラとアクティブな基地局の集合を変
    更するステップを含むことを特徴とする請求項12また
    は13記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記実行フェーズは、少なくとも2つ
    の無線通信網コントローラと、その基地局の集合とをア
    クティブに保つためのステップを含むことを特徴とする
    請求項12または13記載の方法。
  16. 【請求項16】 アクティブな無線通信網コントローラ
    と基地局の集合とが完全に移転されることを特徴とする
    上記請求項のいずれかに記載の方法。
  17. 【請求項17】 第1および第2の無線通信網コントロ
    ーラ(RNC)と、該無線通信網コントローラに接続さ
    れて通信システム(CN、GRAN)およびそれに接続
    されている端末装置(TE)のあいだに通信接続を提供
    する基地局(BS)とからなる通信システムであって、
    該通信システムがアクティブな無線通信網コントローラ
    (bRNC、RNC1、RNC2)へ他の無線通信網コ
    ントローラ(aRNC、RNC0)を介して該通信接続
    を向けるための手段を有することを特徴とする通信シス
    テム。
  18. 【請求項18】 前記通信システムがアンカー・コント
    ローラ(aRNC、RNC0)を選択するための手段
    と、前記接続のデータ通信を前記アンカー・コントロー
    ラを介して他の可能なアクティブな無線通信網コントロ
    ーラ(bRNC、RNC1、RNC2)へ向けるための
    手段とを有することを特徴とする請求項17記載の通信
    システム。
  19. 【請求項19】 前記通信システムが無線通信網コント
    ローラ間のハンドオーバーの前に外部候補集合を作るた
    めの手段と、前記外部候補集合に基づいて新しい候補集
    合を作るための手段とを有することを特徴とする請求項
    17または18記載の通信システム。
  20. 【請求項20】 マクロダイバーシティー結合を実行す
    るための手段を有することを特徴とする請求項17〜1
    9のいずれかに記載の通信システム。
  21. 【請求項21】 通信システムの無線通信網コントロー
    ラであって、接続中に通信を他の無線通信網コントロー
    ラへ経路指定するための手段を有することを特徴とする
    無線通信網コントローラ。
  22. 【請求項22】 他の無線通信網コントローラへの経路
    指定に関する情報を蓄積しておくための手段を有するこ
    とを特徴とする請求項21記載の無線通信網コントロー
    ラ。
  23. 【請求項23】 セルラー通信網のコア通信網を介して
    他の無線通信網コントローラとカプセルに封入されたハ
    ンドオーバー・メッセージをやりとりするための手段を
    有することを特徴とする請求項21または22記載の無
    線通信網コントローラ。
  24. 【請求項24】 2つの無線通信網コントローラ間のケ
    ーブルまたは無線リンクなどの物理的接続を介して他の
    無線通信網コントローラとハンドオーバー・メッセージ
    およびユーザー・データをやりとりするための手段を有
    することを特徴とする請求項21〜23のいずれかに記
    載の無線通信網コントローラ。
  25. 【請求項25】 前記無線通信網コントローラが、前記
    両方の無線通信網コントローラと接続されている基地局
    を介してハンドオーバー・メッセージおよびユーザー・
    データをユーザーにわからないように他の無線通信網コ
    ントローラとやりとりするための手段を有することを特
    徴とする請求項21〜24のいずれかに記載の無線通信
    網コントローラ。
  26. 【請求項26】 前記無線通信網コントローラが、セル
    ラー通信網のコア通信網のアクティブなプロトコルと自
    立的に通信することによって該コア通信網を介して他の
    無線通信網コントローラとハンドオーバー・メッセージ
    およびユーザー・データをやりとりするための手段を有
    することを特徴とする請求項21〜24のいずれかに記
    載の無線通信網コントローラ。
  27. 【請求項27】 前記無線通信網コントローラが、アン
    カー機能を実行するための手段(ARNCF)を有する
    ことを特徴とする請求項21〜26のいずれかに記載の
    無線通信網コントローラ。
  28. 【請求項28】 アンカー機能を実行するための前記手
    段(ARNCF)は、該アンカー・コントローラとアク
    ティブな無線通信網コントローラとの論理RNC間接続
    を生じさせるための手段からなることを特徴とする請求
    項27に記載の無線通信網コントローラ。
  29. 【請求項29】 前記無線通信網コントローラが、アン
    カー機能を実行するための前記手段による指令に基づい
    てユーザー・データを他の無線通信網コントローラへ中
    継するための手段(UDR)を有することを特徴とする
    請求項27または28記載の無線通信網コントローラ。
  30. 【請求項30】 前記無線通信網コントローラが、無線
    通信網コントローラ(aRNC)および端末装置(T
    E)間のデータ通信を制御するための論理的リンク制御
    ユニット(LLC)を有することを特徴とする請求項2
    1〜29のいずれかに記載の無線通信網コントローラ。
  31. 【請求項31】 前記無線通信網コントローラが、端末
    装置と前記無線通信網コントローラとのあいだで論理的
    リンク制御ユニット(LLC)のメッセージを制御し終
    了させるための手段を有することを特徴とする請求項3
    0記載の無線通信網コントローラ。
  32. 【請求項32】 前記無線通信網が、前記端末装置と前
    記コア通信網とのあいだで前記論理リンク制御ユニット
    (LLC)のメッセージを中継するための手段を有する
    ことを特徴とする請求項30または31記載の無線通信
    網コントローラ。
  33. 【請求項33】 前記無線通信網が、前記端末装置と前
    記無線通信網コントローラとのあいだで前記論理リンク
    制御ユニットの第1メッセージを制御し終了させるため
    の手段と、前記端末装置と前記コア通信網とのあいだで
    第2メッセージを中継するための手段とを有することを
    特徴とする請求項31および32記載の無線通信網コン
    トローラ。
  34. 【請求項34】 前記無線通信網コントローラが同一の
    または他の無線通信網コントローラの論理リンク制御ユ
    ニット(LLC)を制御するための手段(UDR)を有
    することを特徴とする請求項21〜33のいずれかに記
    載の無線通信網コントローラ。
  35. 【請求項35】 前記無線通信網が、集合制御機能(S
    CF)を実行するための手段を有することを特徴とする
    請求項21〜34のいずれかに記載の無線通信網コント
    ローラ。
  36. 【請求項36】 前記無線通信網が、チェーンの中の他
    の無線通信網コントローラと共にマクロダイバーシティ
    ー拡散符号/マクロダイバーシティー信号成分を結合さ
    せるための手段を有することを特徴とする請求項21〜
    35のいずれかに記載の無線通信網コントローラ。
  37. 【請求項37】 前記無線通信網が、マクロダイバーシ
    ティー拡散符号を独立的に結合させるための手段を有す
    ることを特徴とする請求項21〜36のいずれかに記載
    の無線通信網コントローラ。
  38. 【請求項38】 マクロダイバーシティー拡散符号/マ
    クロダイバーシティー信号成分を結合させるための前記
    手段は、瞬間的に最強の伝送接続を選択するための手段
    からなることを特徴とする請求項36または37記載の
    無線通信網コントローラ。
  39. 【請求項39】 マクロダイバーシティー拡散符号/マ
    クロダイバーシティー信号成分を結合させるための前記
    手段は、少なくとも2つの伝送路の信号を結合させるこ
    とによって信号を作る手段からなることを特徴とする請
    求項36または37記載の無線通信網コントローラ。
  40. 【請求項40】 前記無線通信網が、パケット伝送時に
    各パケット伝送のために別々に無線通話路を選択するた
    めの手段を有することを特徴とする請求項21〜39の
    いずれかに記載の無線通信網コントローラ。
  41. 【請求項41】 前記無線通信網が、各パケット伝送の
    ために正確に1つの無線通話路を選択するための手段を
    有することを特徴とする請求項40記載の無線通信網コ
    ントローラ。
  42. 【請求項42】 前記無線通信網が、基地局と他の無線
    通信網コントローラとの通信接続に関連するデータ通信
    を経路指定するための手段を有することを特徴とする無
    線通信網コントローラ。
  43. 【請求項43】 前記無線通信網が、外部候補集合を確
    立するための手段を有することを特徴とする請求項42
    記載の無線通信網コントローラ。
  44. 【請求項44】 前記無線通信網が、境界基地局リスト
    を作成するための手段と、前記境界基地局リストに基づ
    いて外部候補集合を確立するための手段とを有すること
    を特徴とする請求項43記載の無線通信網コントロー
    ラ。
  45. 【請求項45】 前記無線通信網が、外部候補集合を候
    補集合に転換させるための手段を有することを特徴とす
    る請求項43または44記載の無線通信網コントロー
    ラ。
  46. 【請求項46】 前記無線通信網が、無線通信網コント
    ローラ(RNC)と端末装置(TE)とのあいだの通信
    を制御するための論理リンク制御ユニット(LLC)を
    有することを特徴とする請求項42〜45のいずれかに
    記載の無線通信網コントローラ。
  47. 【請求項47】 前記無線通信網が、集合コントローラ
    (SC)を有することを特徴とする請求項42〜46の
    いずれかに記載の無線通信網コントローラ。
  48. 【請求項48】 前記無線通信網が、外部候補集合コン
    トローラ(ECSC)を有することを特徴とする請求項
    42〜47のいずれかに記載の無線通信網コントロー
    ラ。
  49. 【請求項49】 前記無線通信網が、マクロダイバーシ
    ティー・コントローラ(MDC)を有することを特徴と
    する請求項21〜48のいずれかに記載の無線通信網コ
    ントローラ。
  50. 【請求項50】 前記無線通信網が、マクロダイバーシ
    ティー結合ポイント(MDCP)を有することを特徴と
    する請求項21〜49のいずれかに記載の無線通信網コ
    ントローラ。
  51. 【請求項51】 前記無線通信網が、アンカー・モード
    および/またはアクティブ・モードとなっている無線通
    信網コントローラにおいてデータ暗号化またはアクセス
    制御スクランブリングを行うための手段を有することを
    特徴とする請求項21〜50のいずれかに記載の無線通
    信網コントローラ。
  52. 【請求項52】 通信に使用される無線通信網がUMT
    S通信網であることを特徴とする請求項1〜16のいず
    れかに記載の方法、請求項17〜20のいずれかに記載
    の通信システム、または請求項21〜51のいずれかに
    記載の無線通信網コントローラ。
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