JP2003530796A - 異なるスペクトル機能をもつデジタル基地局のためのハンドオフ方法 - Google Patents

異なるスペクトル機能をもつデジタル基地局のためのハンドオフ方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、異なるスペクトル機能の複数の基地局と、データを前記複数の基地局に送信するとともに前記複数の基地局からのデータを受信することができる複数の遠隔局とを含むデジタルワイヤレス遠隔通信システムに関するものである。本発明は、より狭いスペクトル機能の基地局と、より広いスペクトル機能の基地局間の遠隔局ハンドオフのための方法を提供する。遠隔局が、基地局の両タイプの管轄エリアにあるときに、一組の狭帯域準拠の基地局から少なくとも1つの広帯域準拠の基地局への遠隔局ハンドオフを容易にするための一方法がワイヤレス遠隔通信インフラストラクチャに対して提供される。加えて、本発明は、本発明のハンドオフ手法を実現するために遠隔局装置、基地局装置そして基地局コントローラ装置を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の背景 1.発明の分野 本発明は、ワイヤレス遠隔通信に関する。より詳細には、本発明は、異なるス
ペクトル機能をもつデジタル基地局間でのハンドオフを容易にするための新規な
方法に関する。
【0002】 2.関連技術の記載 符号分割多元接続(CDMA)スペクトル拡散通信システムにおいて、当該シ
ステム内の全ての基地局と通信を行なうのに、共通の周波数帯域が使用される。
そのようなシステムの一例は、ここに参照として組み込まれ、“二重モード広帯
域スペクトル拡散セルラシステムのための移動局−基地局両立性基準”を名称と
する、TIA/EIA中間標準IS−95−Aに記載されている。CDMA信号
の生成及び受信については、“衛星または地上リピータを使用するスペクトル拡
散多元接続通信システム”を名称とする、米国特許第4901307号及び、“
CDMAセルラ電話システムにおける波形を生成するためのシステム及び方法”
を名称とする米国特許第5103459号(両方の特許が本発明の譲受人に譲渡
されており、ここに参照として組み込まれている)に開示されている。
【0003】 共通の周波数帯域を占有する信号は、高レート疑似雑音(PN)符号の使用に
基づいてスペクトル拡散CDMA波形特性によって受信局で識別される。PN符
号は、基地局及び遠隔局から送信される信号を変調するのに使用される。異なる
基地局からの信号は、各基地局に割当てられたPN符号に導入される独自の時間
オフセットの識別によって受信局で別個に受信される。高レートPN変調はまた
、受信局が、単一の送信局からの信号を受信することを可能にする。この場合の
信号は別個の伝搬路を介して移動したものである。複数信号の復調は、“複数信
号を受信することができるシステムにおける復調要素の割当て”を名称とする米
国特許第5490165号及び、“CDMAセルラ電話システムにおけるダイバ
ーシチレシーバ”を名称とする米国特許第5109390号(両方の特許が本発
明の譲受人に譲渡されており、ここに参照として組み込まれている)に開示され
ている。
【0004】 “CDMAセルラ電話システムにおけるソフトハンドオフ”を名称とする米国
特許第5101501号及び、“CDMAセルラ通信システムにおける移動局支
援によるソフトハンドオフ”を名称とする米国特許第5267261号(両方の
特許が本発明の譲受人に譲渡されており、ここに参照として組み込まれている)
は、ハンドオフとして知られる、遠隔局と1つ以上の基地局間での同時通信のた
めの方法及びシステムを開示している。ハンドオフに関するさらなる情報は、“
CDMAセルラ電話システムでの通信におけるソフトハンドオフを提供するため
の方法及びシステム”を名称とする米国特許第5101501号、“CDMAセ
ルラ通信システムにおける移動局支援によるソフトハンドオフ”を名称とする米
国特許第5640414号、“共通基地局のセクタ間でのハンドオフを実行する
ための方法及び装置”を名称とする米国特許第5625876号(各特許が本発
明の譲受人に譲渡されており、その全体がここに参照として組み込まれている)
。米国特許第5625876号の主題は、当業界で“ソフタハンドオフハンドオ
フ”として知られている技術に関する。術語“ソフトハンドオフ”はここでは、
“ソフトハンドオフ”と“ソフタハンドオフ”とを含むことを意図している。
【0005】 遠隔局が、現在通信を行なっているシステムの境界の外に移動するならば、当
該呼を隣接システム(もし存在するならば)に移行することによって通信リンク
を維持することが望ましい。隣接システムは、任意のワイヤレス技術を使用する
ことが考えられ、その例としては、CDMA、NAMPS、AMPS、TDMA
、またはFDMAがある。隣接システムが現在のシステムと同じ周波数帯域に関
してCDMAを使用するならば、インターシステムソフトハンドオフが実行され
る。インターシステムソフトハンドオフが利用可能でない状況では、通信リンク
は、新たな接続が確立される前に現在の接続が切れるハードハンドオフを介して
転送される。ハードハンドオフの一例は、CDMAシステムから代わりの技術ま
たは異なる周波数帯域(インター周波数ハードハンドオフ)を使用する2つのC
DMAシステム間で転送される呼、を使用するシステムまで存在する。
【0006】 インター周波数ハードハンドオフはまた、CDMAシステムの内部で発生する
。例えば、中心街エリアなどの高い需要の領域では、需要に答えるために、それ
を取り囲む郊外領域よりもより大きな数の周波数を必要とする。システム全体に
渡って利用可能なすべての周波数を使用することはコスト効率がよくない。高度
に密集したエリアにおいてのみ使用される周波数に関して発生する呼は、ユーザ
があまり密集していないエリアに移動するときにハンドオフされねばならない。
他の例では、マイクロ波または、システムの境界内の周波数に関して動作する他
のサービスに関するものである。ユーザが、他のサービスからの干渉があるエリ
アに移動するときに、この呼は、異なる周波数にハンドオフされねばならない。
【0007】 ハンドオフは、種々の技術を使用して開始される。ハンドオフを開始するため
の信号品質測定を使用する技術を含むハンドオフ技術は、“異なるセルラ通信シ
ステム間のハンドオフのための方法及び装置”を名称とする、共に係属中の米国
特許出願第08/322817号に開示されている。この米国出願は、1994
年10月16日に出願され、本発明の譲受人に譲渡され、ここに参照として組み
込まれている。ハンドオフを開始するための往復信号遅延の測定を含む、ハンド
オフについてのさらなる開示は、“CDMAシステムにおけるハードハンドオフ
のための方法及び装置”を名称とする、共に継続中の米国特許出願第08/65
2742号に開示されている。この米国出願は、1996年5月22日に出願さ
れ、本発明の譲受人に譲渡され、ここに参照として組み込まれている。代替技術
に対するCDMAシステムからのハンドオフは、“代替システムハードハンドオ
フに対する移動体ユニット支援によるCDMAのための方法及び装置”を名称と
する、共に係属中の米国特許出願第08/413306(’306出願)に開示
されている。この米国出願は、1995年3月30日に出願され、本発明の譲受
人に譲渡され、ここに参照として組み込まれている。’306出願においては、
パイロットビーコンは、システムの境界に配置される。遠隔局がこれらのパイロ
ットを基地局に報告するときに、基地局は、遠隔局が当該境界に近づいているこ
とを知る。
【0008】 システムが、呼はハードハンドオフを介して他のシステムに転送されるべきで
あると決定したときに、遠隔局が送り先システムに接続可能にするパラメータと
ともに、転送を指示するメッセージが遠隔局に送信される。システムは、遠隔局
の実際の位置と環境の推定のみを有し、したがって、遠隔局に送信されたパラメ
ータは、正確さを保証されない。例えば、ビーコン補助によるハンドオフによれ
ば、パイロットビーコンの信号強度の測定は、ハンドオフをトリガするための有
効な基準である。しかしながら、遠隔局(アクティブセットして知られる)に割
当てられるべき送り先システムにおける適切なセル(1つまたは複数)は、必ず
しも知られていない。
【0009】 “cdma2000シリーズTIA/EIA/IS−2000”を名称とし、
1999年8月に出版された、CDMA2000セルラ電話標準提案(以下、c
dma2000と呼ぶ)は、効率的かつ高い品質の電話サービスを提供するため
に高度な信号処理技術を使用しており、ここに参照として組み込まれている。例
えば、cdma2000に準拠したセルラ電話システムは、利用可能な無線周波
数(RF)帯域をより効率的に使用して強固な接続を提供するために、復号、エ
ラー検出、フォワードエラー訂正(FEC)、インタリーブ、及びスペクトル拡
散変調を使用する。概して、cdma2000によって提供される利点は、他の
タイプのセルラ電話システムと比較して、より長時間の会話および、より少ない
呼ドロップ率を含む。
【0010】 セルラ通信の世界において、当業者はしばしば、1G、2G及び3Gという術
語を使用する。この術語は、使用されるセルラ技術の世代を意味する。1Gは第
一世代、2Gは第二世代、3Gは第三世代を意味する。1Gは、AMPS(高度
移動体電話サービス)電話システムとして知られる、アナログ電話システムを意
味するのに使用される。
【0011】 2Gは、世界中で普及しているデジタルセルラシステムを総称するのに使用さ
れ、cdmaOne、移動体通信(GSM)のためのグローバルシステム、時分
割多元接続(TDMA)を含む。cdmaOneは、符号分割多元接続(CDM
A)に基づいて、IS−95標準のファミリを支持するデジタルセルラシステム
を意味する。2Gシステムは、1Gシステムよりも密集したエリアにおける多数
のユーザを指示することができる。
【0012】 3Gは、現在開発中のデジタルセルラシステムを意味するのに使用される。3
Gシステムは、cdma2000及び広帯域CDMA(W−CDMA)を含む。
3Gシステムは、2Gシステムよりもより高いピークデータ転送レートを確約す
る。さらに、多くの3Gシステムは、2Gシステムよりもより多数のユーザを支
持することができる。
【0013】 3Xと呼ばれる、cdma2000の拡散レート3バージョンは、3.75メ
ガヘルツ(MHz)の周波数帯域を使用し、3つの1.25MHzチャンク(ch
unk)からなる。これに対して、以下において1Xと呼ぶ、cdma2000の
拡散レート1バージョンは、1.25MHzの幅をもつ周波数帯域を使用する。
ここで、1Xは単一のキャリアプロトコルであり、3Xはマルチキャリアプロト
コルである。当業界で良く知られているように、単一キャリアプロトコルは、単
一の周波数帯域におけるデータを送信し、マルチキャリアプロトコルは、複数(
単一キャリア)周波数帯域におけるデータを使用する。例えば、1Xは、単一1
.25MHz周波数帯域におけるデータを送信するのに対し、3Xは3つの1.
25MHz周波数帯域におけるデータを送信する。マルチキャリアシステムによ
って実行される変調技術は、ここではマルチキャリア変調技術と呼ぶが、単一キ
ャリア変調技術と呼ばれる単一のキャリアシステムによって実行される変調技術
とは異なっている。1X及び3Xの例は、それぞれ、単一のキャリア及びマルチ
キャリアプロトコルとして使用されるが、本発明は1X及び3Xプロトコルに限
定されず、より高いデータ送信レートを支持することが企てられているW−CD
MAの将来バージョンを例とするように、単一キャリア及びマルチキャリア基地
局の両方からなる任意のシステムに同様に適用される。
【0014】 どのCDMA2000システムであっても、1X(CDMA2000のバージ
ョン1X)のみを、あるいは3X(CDMA2000のバージョン3X)のみを
支持しているわけではない。フォワードリンク、すなわち、データを基地局から
遠隔局に配送するワイヤレスリンクに関してマルチキャリア3.75MHzスペ
クトルを使用し、リバースリンク、すなわち、データを遠隔局から基地局に配送
するワイヤレスリンクに関して単一キャリア1.25MHzスペクトルを使用す
るCDMA2000のバージョンは、“ワイヤレス通信システムにおけるマルチ
キャリアフォワードリンクを使用する方法及び装置”を名称とする米国特許出願
第09/382438号に開示されている。これは、この発明の譲受人に譲渡さ
れており、ここに参照として組み込まれている。フォワードリンクに関してマル
チキャリア機能を使用し、リバースリンクに関して単一キャリア機能を使用する
このようなシステムは、以下ではハイブリッドシステムと呼ぶことにする。3X
/1Xシステムは単なる例として使用されるものであり、ハイブリッドシステム
はこのような実施形態に限定されない。ハイブリッドシステムの一例に係るブロ
ック図が図1に示されている。
【0015】 図1は、フォワードリンクに関してマルチキャリア送信を使用し、リバースリ
ンクに関して単一キャリア送信を使用し、3Xプロトコルがフォワードリンクに
関して使用され、1Xプロトコルがリバースリンクに関して使用される例示的な
簡略化されたセルラ電話システムのブロック図である。遠隔局110(例えば、
セルラ電話、ワイヤレス機能を備えたパーソナルデジタルアシスタント(PDA
)あるいはワイヤレス機能を備えたラップトップコンピュータ)は、基地局12
0の間に配置されている。遠隔局110a及び110bがアクティブモードであ
り、したがって、CDMA信号処理技術に従って変調された無線周波数(RF)
信号を使用する、少なくとも1つの基地局120と接続する。CDMA変調に従
ってRF信号を変調するためのシステム及び方法は、“CDMAセルラ電話シス
テムにおける信号波形を生成するためのシステム及び方法”を名称とする米国特
許第5103459号に開示されている。これは本発明の譲受人に譲渡されてお
り、すでに参照として組み込まれている。他の遠隔局110はスタンバイモード
にあり、したがって、通信するための要求を示すページメッセージに対するフル
ページングチャネルを監視しているか、あるいは、それらはメッセージがフルペ
ージングチャネルについて予期されるかどうかを示すインジケータビットに対す
るクイックページングチャネルを監視している。
【0016】 少なくとも1つの遠隔局110とアクティブモードにある各所定の基地局12
0は、3つの周波数帯域f1、f2、f3を横切ってデータを遠隔局110に送
信し、単一の周波数帯域f4において遠隔局110からデータを受信する。各周
波数帯域f1、f2、f3及びf4は、同じ帯域を有する。周波数帯域f1、f
2、f3は隣接周波数帯域である。例えば、ハイブリッドシステムの一例におい
て、各帯域f1が周波数帯域1900MHz−1901.25MHzであったな
らば、f2は、1901.25MHz−1902.5MHz、f3は、1902
.5MHz−1903.75MHzである。すなわち、この例では、隣接する周
波数帯域は1900MHz−1903.75MHzのスペクトルを占有する。そ
のような場合、f4は、1820MHz−1821.25MHzの範囲に位置す
る。
【0017】 基地局120は、基地局コントローラ(BSC)114に接続する。基地局コ
ントローラ114は、基地局120を制御し、移動体交換局(MSC)116及
び基地局120間で情報パケットを交換する。移動体交換局116は、公衆交換
電話網118間での情報パケットを交換する。他の実施形態において、パケット
データ提供ノード(PDSN)などの異なるスイッチはシステムに接続可能であ
る。セルラ電話システムは、1つ以上の基地局コントローラ114及び1つ以上
の移動体交換センタ116を含むことができる。または、逆に、非集中管理シス
テムにおいて、“ワイヤレスデータ通信のための分散インフラストラクチャ”を
名称とする米国特許出願第’09/158047号(これは本発明の譲受人に譲
渡されかつ、ここに参照として組み込まれている)に開示されているような非集
中管理システムでは、基地局コントローラ114または移動体交換局116は、
セルラ電話システムを有していない。
【0018】 図2は、フォワードリンクに関して単一のキャリア送信を使用し、リバースリ
ンクに関して単一のキャリア送信を使用する例示的な簡略化されたセルラ電話シ
ステムのブロック図である。遠隔局210(概してセルラ電話)などのような遠
隔局は、基地局220の間に配置されている。遠隔局210a及び210bはア
クティブモードであり、したがって、CDMA信号処理技術に従って変調された
無線周波数(RF)信号を使用する少なくとも1つの基地局220と接続する。
他の遠隔局210は、スタンバイモードにあり、したがって、通信の要求を示す
ページメッセージのためのフルページングチャネルを監視するかあるいは、メッ
セージがフルページングチャネルに関して予期されるどうかを示すインジケータ
ビットに対するクイックページングチャネルを監視する。
【0019】 少なくとも1つの遠隔局210とアクティブモードにある各所定の基地局22
0は、単一の周波数帯域f1を横断してデータを遠隔局210に送信し、単一周
波数帯域f2において遠隔局210からデータを受信する。周波数帯域f1及び
f2は、所定の量だけオフセット可能である。80MHzの量が使用され、f1
が周波数帯域1900MHz−1901.25MHzの範囲にあるならば、f2
は、1820.00MHz−1821.80 25MHzの範囲に位置する。
【0020】 基地局220は、基地局コントローラ114に接続する。基地局コントローラ
114は、基地局220を制御し、移動体交換局116と基地局220との間で
情報パケットを交換する。移動体交換局116は、公衆交換電話網118間で情
報パケットを交換する。他の実施形態において、パケットデータ提供ノード(P
DSN)などの異なるスイッチがシステムに接続可能である。セルラ電話システ
ムは、1つ以上の基地局コントローラ114と1つ以上の移動体交換局116を
含むことができる。あるいはこれとは逆に、“ワイヤレスデータ通信のための分
散インフラストラクチャ”を名称とする米国特許出願第’09/158047号
(これは本発明の譲受人に譲渡されかつ、ここに参照として組み込まれている)
に開示されているような、非集中管理システムにおいては、基地局コントローラ
114または移動体交換センタ116は、別個のエンティティとしてのセルラ電
話システムを備えておらず、基地局それ自身に統合される。
【0021】 図3は、フォワードリンクに関してマルチキャリア送信を使用し、リバースリ
ンクに関してマルチキャリア送信を使用する例示的な簡略化されたセルラ電話シ
ステムのブロック図である。遠隔局310(概してセルラ電話)などの遠隔局は
、基地局320の間に配置されている。遠隔局310a及び310bは、アクテ
ィブモードにあり、したがって、CDMA信号処理技術に従って変調された無線
周波数(RF)信号を使用して少なくとも1つの基地局320と接続する。他の
遠隔局310は、スタンバイモードにあり、したがって、通信するための要求を
示すページメッセージに対するフルページングチャネルを監視するかあるいは、
それらは、メッセージがフルページングチャネルに関して予期されるかどうかを
示すインジケータビットに対するクイックページングチャネルを監視する。
【0022】 少なくとも1つの遠隔局310とアクティブモードにある各所定の基地局32
0は、3つの周波数帯域f1、f2、f3を横切ってデータを遠隔局310に送
信し、3つの周波数帯域f4、f5、f6を横切って遠隔局310からのデータ
を受信する。各周波数帯域f1、f2、f3、f4、f5、f6は、同じ帯域幅
をもっている。周波数帯域f1、f2及びf3は、隣接する周波数帯域である。
例えば、ハイブリッドシステムにおいて、各帯域f1が周波数帯域1900MH
z−1901.25MHzの範囲であったならば、f2は、1901.25MH
z−1902.5MHzであり、f3は1902.5MHz−1903.75M
Hzである。すなわち、隣接する周波数帯域は、この例では、1900MHz−
1903.75MHzのスペクトルを占有する。同様にして、周波数帯域f4、
f5、f6は、互いに隣接している。周波数帯域f1及びf4は、所定の量だけ
オフセット可能である。80MHzの量が使用され、f1が1900MHzから
開始するならば、リバースリンク帯域f4、f5、f6は、1820MHz−1
823.75MHzの間に位置する。
【0023】 キャリアは、単一のネットワークからマルチキャリアシステムに一度にその全
体のネットワークをアップグレードすることができるが、これはコストの観点か
ら好ましくはない。キャリアにとってはマルチキャリア機能から最も恩恵を被る
ネットワークの2,3のエリアにマルチキャリア機能を配置し、その後、時間と
ともにそのネットワークの他のエリアへと徐々にマルチキャリア機能を普及させ
るのが望ましい。段階的な普及の間に、システム内のいくつかの基地局は、マル
チキャリアプロトコルに準拠し、他の基地局は準拠していないことになる。同様
にして、いくつかのキャリアは、そのネットワークの残りの部分をマルチキャリ
アプロトコルにアップグレードする意志を一度も持つことなしに、マルチキャリ
アプロトコルを支持するために、そのネットワーク部分をアップグレードするこ
とが望ましいということを見出すだろう。
【0024】 したがって、ある部分がマルチキャリアプロトコルに準拠し、他の部分がマル
チキャリアに準拠していないデジタル基地局を含むワイヤレス通信システムにお
けるハンドオフを実行するための方法及び装置が必要とされている。
【0025】 発明の要約 本発明は、異なるスペクトル機能をもつ複数の基地局と、複数の基地局へデー
タを送信したり複数の基地局からの送信を受信することが可能な複数の遠隔局を
含むデジタルワイヤレス遠隔通信システムに関するものである。本発明は、狭い
スペクトル機能の基地局と、広いスペクトル機能の基地局間での遠隔局ハンドオ
フのための方法を提供する。遠隔局が両方のタイプの基地局の管轄(coverage)
範囲にある間に、一組の単一キャリア準拠基地局から少なくとも1つの複数キャ
リア準拠基地局への遠隔局ハンドオフを確立するためにワイヤレス遠隔通信イン
フラストラクチャに対する1つの方法が提供される。
【0026】 一実施形態において、ハンドオフは、遠隔局が単一キャリアプロトコル(例え
ば1X)に従って変調された信号を送信するとともに、複数キャリアプロトコル
に従って変調された信号を受信することを示すメッセージを遠隔局に送信するこ
とによって行なわれる。他の実施形態において、遠隔局は、ハンドオフに先立つ
送信のために使用されたものと同じ周波数帯域における変調された信号を送信す
るように指示される。他の実施形態において、遠隔局は、ハンドオフに先立つ送
信のために使用されたものとは異なる周波数帯域における変調された信号を送信
するように指示される。他の実施形態において、単一キャリア準拠基地局は、複
数キャリアプロトコルに従って生成される信号の一部を単一キャリア周波数にお
いて送信する。
【0027】 他の実施形態において、ハンドオフは、遠隔局が複数キャリアプロトコルに従
って変調された信号を送信するとともに、複数キャリアプロトコルに従って変調
された信号を受信することを示すメッセージを遠隔局に送信することによって行
なわれる。
【0028】 他の実施形態において、ハンドオフは、遠隔局が単一キャリアプロトコルに従
って変調された信号を送信するとともに、単一キャリアプロトコルに従って変調
された信号を受信することを示すメッセージを遠隔局に送信することによって行
なわれる。この実施形態において、遠隔局は、それが少なくとも1つの複数キャ
リア準拠基地局から単一キャリア変調信号を受信するように指示される。
【0029】 多くの実施形態において、リバースリンク干渉を避けるための手段は、2段階
のハンドオフを実行することによって達成される。第1段階のハンドオフは、遠
隔局が両タイプの基地局の管轄範囲にあるときに実行され、第2段階のハンドオ
フは、遠隔局が複数キャリア準拠基地局のみの管轄である範囲に移動したときに
発生する。
【0030】 遠隔局は、上記実施形態の受信ハンドオフメッセージに従ってその送信及び受
信変調方法を調整する。
【0031】 本発明は、遠隔局装置、基地局装置及び上記の手順を実行するための基地局コ
ントローラ装置を提供する。
【0032】 好ましい実施形態の詳細な説明 詳細な説明の大部分は1X及び3X基地局を含むcdma2000システムに
関連して説明されたが、当業者ならば、本発明が任意のスペクトル拡散システム
に適用可能であり、例示的な実施形態の多くにおいて使用される1X及び3Xに
は限定されないことを認識するであろう。
【0033】 ある周波数範囲における信号送信について議論するときに、ここで使用される
’[特定の]周波数帯域’という言葉は、所定の周波数に渡って拡散されるスペ
クトル拡散信号を意味する。例えば、信号が周波数帯域X(ここでの周波数帯域
Xは、1900MHzから1903.75MHzの範囲の帯域として定義される
)において送信されることを言うときに、それは、送信された信号が周波数帯域
1900MHzから1903.75MHzに渡って拡散されることを意味する。
【0034】 図4は、単一キャリアサービスと複数キャリアサービスとの混成配置の間にお
けるスペクトル拡散システムの管轄の例示的な実施形態の簡略化されたネットワ
ーク図である。
【0035】 ネットワーク図において、BS3と描かれた各円形の軌跡は、複数キャリアに
準拠しておりかつ対応する管轄/軌跡である基地局を表わしている。各円形それ
自身は、基地局BS3の軌跡を表わしている。物理的な基地局BS3は図におい
て別個に描かれていないが、それは図示された軌跡内のどこかに配置されるもの
とする。各複数キャリアに準拠する基地局は、複数キャリアプロトコルに従って
スペクトル拡散信号を送信したり受信することができる。以下では、全ての複数
キャリアに準拠する基地局は単に複数キャリア基地局と呼ぶことにする。
【0036】 ネットワーク図において、BS1と描かれた各円形の軌跡は、単一キャリアに
準拠しておりかつ対応する管轄/軌跡である基地局を表わしている。各円形それ
自身は、基地局BS1の軌跡を表わしている。物理的な基地局BS1は図におい
て別個に描かれていないが、それは図示された軌跡内のどこかに配置されるもの
とする。各単一キャリアに準拠する基地局は、単一キャリアプロトコル(例えば
1X)に従ってスペクトル拡散信号を送信したり受信することができる。以下で
は、全ての単一キャリアに準拠する基地局は単に単一キャリア基地局と呼ぶこと
にする。
【0037】 複数キャリアサービスが必要とされる小さなエリア(複数)すなわちポケット
(複数)では、キャリア(例えば、Vodafone AirTouch)は、
まず、複数キャリアサービスを行なう。図4はそのようなネットワークの一例を
示しており、小さなポケットの複数キャリアサービスが6つの複数キャリア基地
局BS3によって提供され、同時に、単一のキャリアサービスが48の単一キャ
リア基地局BS1によって大きな周囲エリアにおいて提供される。ここで、非均
質なネットワークという言葉は、ネットワーク410のような、複数キャリア基
地局と単一キャリア基地局を含むネットワークを意味するものとする。非均質な
ネットワークとは実質的には、BSCまたはMSCなどの共通のインフラストラ
クチャを共有する、単一キャリアシステム(BS1と描かれた基地局)と複数キ
ャリアシステム(BS3と描かれた基地局)の組み合わせである。
【0038】 複数キャリア基地局BS3は、複数キャリア周波数帯域において複数キャリア
プロトコルに準拠してデータを遠隔局に送信することによって遠隔局と通信する
ことに必ずしも限定されない。複数キャリア基地局BS3は、単一キャリア周波
数における単一キャリアプロトコルに従って遠隔局と通信を行なうことができる
【0039】 複数キャリア基地局においてそのような柔軟性をもつことは、ネットワーク4
10が1ポケットの単一キャリア基地局を多数キャリア基地局にアップグレード
することによって形成されるときに有益である。そのようなネットワーク410
において、ネットワーク410に関してサービスを望む多くの既存の遠隔局は、
単一キャリアに準拠している。これらのアップグレードされたポケットへ移動し
た複数キャリア非準拠の遠隔局に対するサービスを拒絶しないようにするために
、アップグレードされた基地局は、新たに追加された複数キャリアサービスに加
えて、単一キャリア準拠のサービスの提供を継続する。
【0040】 ここで用いられているように複数キャリア基地局は、複数キャリア準拠のみで
なく、単一キャリア準拠の基地局をも意味することができるが、このことは単一
キャリア基地局の意味に対しては適用できない。ここで使用されているように、
単一キャリア基地局は、単一キャリア準拠であるが、完全に複数キャリア準拠で
はない基地局である。すなわち、単一キャリア基地局は、複数キャリアプロトコ
ルに従って複数キャリアフォワードリンクに関してデータを送信するとともに、
複数キャリアプロトコルに従って複数キャリアリバースリンクに関してデータを
受信することができない。複数キャリアプロトコルに従って複数キャリアフォワ
ードリンクに関してデータを送信するとともに、複数キャリアプロトコルに従っ
て複数キャリアリバースリンクに関してデータを受信することができるすべての
基地局は、ここでは、複数キャリア基地局と呼ばれる。
【0041】 図5は、ネットワーク410の一部を表わしており、ネットワークを移動する
例示的な遠隔局の経路を示している。両者を区別するために、BS1及びBS3
の各インスタンスに対して添え字が追加されている。
【0042】 図5において、遠隔局はネットワーク410の一部を移動する間、呼び出し状
態にある。遠隔局は、点510で読み出しを開始し、点558で当該呼び出しを
終了する。図中の“X”は、遠隔局が異なる管轄エリアにある種々の点に関して
読み手に注目させることを意図して描かれている。
【0043】 点510から518で、遠隔局はそれ自身、単一キャリア基地局の管轄エリア
にある。点518で、遠隔局は、BS1d及びBS1eの両方の管轄エリアにあ
る。遠隔局はこれらの点間の複数キャリア管轄に入ることはないので、複数キャ
リア基地局と単一キャリア基地局間のハンドオフは不要である。
【0044】 点530から538で、遠隔局はそれ自身、複数キャリア基地局の管轄エリア
内にある。点530で、遠隔局は、BS3Cの管轄エリア内のみにある。点53
8で、遠隔局はBS3fの管轄エリア内にある。遠隔局は、これらの点間の単一
キャリア管轄に入ることはないので、これらの点間の、複数キャリア基地局と単
一キャリア基地局間のハンドオフは不要である。
【0045】 点550から558で、遠隔局はそれ自身、単一キャリア基地局の管轄エリア
内にある。点550で、遠隔局はそれ自身、BS1hの管轄エリア内のみにある
。点558で、遠隔局は、BS1kの管轄エリアの管轄エリア内にある。遠隔局
は、これらの点間の複数キャリア管轄に入ることはないので、これらの点間の、
複数キャリア基地局と単一エリア基地局間のハンドオフは不要である。
【0046】 点520から528で、遠隔局は、単一キャリア基地局と複数キャリア基地局
の両方の管轄エリア内にある。点520で、遠隔局は、単一キャリア基地局BS
1d及びBS1eの管轄エリアにあり、かつ、それは、複数キャリア基地局BS
3bの管轄エリア内にある。点528で、遠隔局は、単一キャリア基地局BS1
fの管轄エリア内にあり、かつ、それは、複数キャリア基地局BS3cの管轄エ
リア内にある。
【0047】 点540から548で、遠隔局は、単一キャリア基地局と複数キャリア基地局
の両方の管轄エリア内にある。点540で、遠隔局は、単一キャリア基地局BS
1iの管轄エリア内にあり、かつ、それは、複数キャリア基地局BS3fの管轄
エリア内にある。点548で、遠隔局は、単一キャリア基地局BS1h及びBS
1iの管轄エリア内にあり、かつ、それは、複数キャリア基地局BS3eの管轄
エリア内にある。
【0048】 呼の状態を維持するために、点518と点530間の任意の点で、ハンドオフ
が単一キャリア基地局BS1と複数キャリア基地局BS3間で発生しなければな
らない。同様にして、点538と点550間の任意の点で、複数キャリア基地局
BS3と単一キャリア基地局BS1間で発生しなければならない。
【0049】 本発明のいくつかの実施形態はそのようなハンドオフを容易にする。これらの
実施形態を説明するのにいくつかの記述が助けになる。フォワードリンクに対し
て使用される(1900MHzから1901.25MHzなどの)特定の単一キ
ャリア周波数帯域を表わすのに以下ではNfが使用される。また、リバースリン
クに対して使用される特定の単一キャリア周波数を表わすのに以下ではNrが使
用される。複数キャリア周波数帯域という術語は、以下では複数キャリア送信に
対して使用される単一キャリア周波数帯域の組を意味するのに使用される。例え
ば、周波数帯域1900−1901.25MHz、1901.25−1902.
50MHz、そして、1902.50−1903.75MHzに関する送信の組
み合わせが複数キャリア信号(例えば、3X送信信号)を送信するのに使用され
るならば、これらの単一キャリア周波数帯域の組は、複数キャリア周波数帯域を
具備する。また、フォワードリンクに対して使用される特定の複数キャリア周波
数帯域を表わすのに以下ではWfが使用され、リバースリンクに対して使用され
る特定の複数キャリア周波数帯域を表わすのに以下ではWrが使用される。Nf
はWf内に含まれるか、あるいは、それは、図7に関してさらに議論するように
、Wfの周波数帯域外のものである。同様にして、NrはWr内に含まれるか、
あるいは、それは、Wrの周波数帯域外のものである。
【0050】 周波数Nf及びNrについての単一キャリアプロトコルを介して少なくとも1
つの基地局BS1と通信を行なっており、同時にそれは少なくとも1つの複数キ
ャリア基地局BS3の管轄エリア内にある遠隔局は、以下では、複数キャリアハ
ンドオフ候補と呼ばれる。図5に関して、遠隔局が点520でBS1d及びBS
1eのみと通信を行なうならば、それは、その時点での複数キャリアハンドオフ
の候補としてみなされる。これは、それは、複数キャリア基地局BS3bの管轄
エリア内にもあるからである。ここで、点520は、遠隔局が複数キャリアハン
ド候補は、遠隔局が複数キャリアハンドオフ候補と考えられる。すべての点52
0−528で、少なくとも1つの信号キャリア基地局BS1と通信を行なってい
るが、任意の複数キャリア基地局BS3とは通信を行なっていないならば、遠隔
局は、複数キャリアハンドオフ候補とみなされる。
【0051】 本発明の複数の実施形態について以下に記載する。各実施形態は以下に述べる
ように非均質システムにおけるハンドオフを確立する。これらの実施形態の説明
の後には、すべてのハンドオフ実施形態に対して使用されるフローチャートの説
明が続く。
【0052】 本発明の第1ハンドオフ実施形態において、複数キャリアハンドオフ候補は、
少なくとも1つの単一キャリア基地局BS1から(しばしば拡張されたハンドオ
フ方向メッセージと呼ばれる)ハンドオフメッセージが送信され、Nf及びNr
に関して単一キャリア基地局BS1との単一キャリア通信を停止して、複数キャ
リア基地局BS3との周波数Wf及びWrについての複数キャリア通信を開始す
ることを指示する。例えば、点520で、単一キャリアプロトコルを使用して周
波数Nf及びNrについてBS1d及びBS1eと通信をしていた遠隔局は、通
信のモードを周波数Wf及びWrに関する複数キャリアプロトコルに切換えて、
基地局BS3bのみと通信を行なうことを指示される。そのような実施形態にお
いて、インフラストラクチャは、周波数Wf及びWrについての複数キャリアプ
ロトコルを使用して遠隔局との通信を開始するように複数キャリア基地局BS3
に対して指示する。さらにインフラストラクチャは、遠隔局との通信を中止する
ように単一キャリア基地局BS1に対して指示する。ハンドオフの例示的な点と
して点520を使用することにより、ここでの図は、複数キャリアハンドオフ候
補が、2つの単一キャリア基地局BS1及び1つの複数キャリア基地局BS3の
管轄エリア内にあることを仮定する。しかしながら、当業者ならば、それが少な
くとも1つの単一キャリア基地局と1つの複数キャリア基地局の管轄エリア内に
あるかぎり、複数キャリアハンドオフ候補は、いずれかのタイプの基地局がある
管轄エリア内に存在することを認識するであろう。さらに当業者ならば、以下の
実施形態の記載は、2つの単一キャリア基地局BS1と1つの複数キャリア基地
局BS3の管轄エリアに限定されず、2つの複数キャリア基地局BS3とただ1
つの単一基地局BS1の管轄エリア内にある点などの、他の管轄エリアにも適用
されることを認識するであろう。
【0053】 図6は、2つの単一キャリア基地局BS1と通信を行なっている複数キャリア
ハンドオフ候補である遠隔局の通信経路の例示的な図である。図7は、第1のハ
ンドオフ実施形態のハンドオフの後の例示的な通信経路を示している。遠隔局は
周波数帯域Wrにおける送信を開始し、周波数帯域Wfにおける受信を開始し、
複数キャリアプロトコルに特有の送信は、基地局BS3によって受信され、基地
局BS3は、周波数帯域Wfにおいて複数キャリアプロトコルに従って送信を開
始する。
【0054】 この第1のハンドオフ実施形態は遠隔局が非均質なネットワークを移動してい
る間に通信リンクを維持するのを可能にしているが、それは、ソフトハンドオフ
によって提供される通信経路ダイバーシチと電力制御の望ましい特徴が欠如して
いる。
【0055】 単一キャリア基地局及び複数キャリア基地局の管轄にあるときにそれらと通信
ができないことは、パスダイバーシチに悪影響を与える。遠隔局が点520に先
立って第1のハンドオフ実施形態のハンドオフを実行したならば、遠隔局は、複
数キャリア基地局BS3bとの間で確立された通信リンクのみを有する。遠隔局
はBS1d及びBS1eの両方の管轄エリア内に存在するが、それは、もはやこ
れらの基地局との通信リンクをもたず、これらの基地局とソフトハンドオフの状
態にあることによって受信されるはずのパスダイバーシチを獲得することができ
ない。このことは特に、NfがWf内に含まれており、BS1dまたはBS1e
が特別に高いパワーレベルで送信しており、BS3bから送信された信号と干渉
を起こしている状況において特に顕著である。遠隔局がBS3b、BS1dそし
てBS1eとソフトハンドオフ状態にあったならば、それは、その高い送信パワ
ーレベルがBS3bによって送信された送信信号を大きく破壊する、高い電力の
基地局BS1dまたはBS1eから良好な送信を受信したであろう。しかしなが
ら、第1のハンドオフ実施形態の場合のように、それがそのようなハンドオフ状
態にない場合には、BS3bから破壊された信号を受信するのみである。
【0056】 そのようなソフトハンドオフの欠如は、リバースリンクパワー制御についても
悪影響を及ぼす。例えば、第1のハンドオフ実施形態のハンドオフの後に、点5
20で、BS3bが遠隔局にその送信電力を上昇させるように指示したならば、
それはNrがWr内に含まれているときに発生するように、遠隔局は、その送信
が基地局BS1dまたはBS1eと干渉しているかどうかとは無関係にそのよう
にする。このことは、遠隔局がBS3bからの電力制御情報を受信しているとき
のみの場合である。しかしながら、遠隔局が3つすべての基地局とソフトハンド
オフ状態にあった場合に、3つすべての基地局がそのようにすることを要求した
ならば、それは、送信電力のみを上昇させ、遠隔局が電力レベルを過剰に上げる
機会を減少させる。
【0057】 上記実施形態は、単一キャリア基地局から複数キャリア基地局へのハンドオフ
をいかにして確立するかについて記載しているが、当業者ならば、複数キャリア
基地局から単一キャリア基地局へとハンドオフするのに同じような方法が使用可
能であることを認識するであろう。遠隔局が、点540または点548などの複
数キャリア管轄内に存在するならば、複数キャリア基地局から単一キャリア基地
局へのハンドオフが使用される。
【0058】 本発明の第2実施形態において、複数キャリアハンドオフ候補は、単一キャリ
ア基地局BS1からの単一キャリア信号の受信を継続し、加えて、少なくとも1
つの複数キャリア基地局BS3から周波数Nfについての単一キャリア通信の受
信を開始するように、遠隔局に対して指示するソフトハンドオフメッセージが送
信される。この実施形態において、インフラストラクチャは、それぞれ周波数帯
域Nf及びNrにおけるフォワード及びリバースリンクについて単一キャリアプ
ロトコルを使用して遠隔局との通信を開始することを、これらの複数キャリア基
地局B3に対して指示する。例えば、ソフトハンドオフが点520で発生したな
らば、BS3bは、周波数帯域Nf及びNrにおいて複数キャリアハンドオフ候
補との単一キャリア通信を開始するように指示される。
【0059】 遠隔局がそのようなソフトハンドオフ状態にあるならば、それは、単一キャリ
ア基地局BS1及び複数キャリア基地局BS3の両方との通信リンクをもち、そ
のようなソフトハンドオフによって提供される通信経路ダイバーシチと電力制御
の利点を受信する。すなわち、遠隔局は異なる経路に沿って複数基地局からのデ
ータを受信するとともに、複数基地局へデータを送信する。加えて、遠隔局は、
その管轄エリアに入っている単一キャリア及び複数キャリア基地局の両方から(
電力制御ビットの形態で共通に受信された)電力制御フィードバックを受信して
おり、その電力送信レベルを、それがこれらの基地局の1つと不必要に干渉を起
こす点にまで上昇させる可能性がある。図8は、この実施形態のハンドオフの後
の通信経路を示しており、遠隔局は周波数帯域Nrでの通信を継続し、遠隔局は
単一キャリア基地局BS1から周波数帯域Nfにおける単一キャリア送信の受信
を継続する。図8はまた、遠隔局が複数キャリア基地局BS3から周波数Nfに
おける単一キャリア送信の受信を開始することを示している。加えて、単一キャ
リアプロトコルに固有の遠隔局送信は、単一基地局BS1及び複数キャリア基地
局BS3によって受信される。
【0060】 上記は、例えば、点520で起こる、単一キャリア管轄から混成管轄(単一キ
ャリア基地局の管轄と複数キャリア基地局の管轄の両方のエリア)へのハンドオ
フを記載しているが、当業者ならば、複数キャリア管轄から点540または点5
48などのような、混成管轄へハンドオフするのに同様の方法が使用可能である
ことを認識するであろう。
【0061】 第2のハンドオフ実施形態において、遠隔局がいったん、点530などのよう
な、それがもはや単一キャリア基地局BS1の管轄内ではない点に移動すると、
遠隔局は、複数キャリア基地局BS3と通信を行なうのみであるが、単一キャリ
アプロトコルを使用してそれらと通信を行なう。そのような点で、次のハンドオ
フが発生して、単一キャリアから複数キャリアへと通信のモードを切り換える。
この次のハンドオフは、少なくとも1つの複数キャリア基地局BS3の組との単
一キャリア通信を停止して、周波数帯域Wf及びWrにおける基地局の同じ組に
関する複数キャリア通信を開始することをそれに指示するハンドオフメッセージ
を遠隔局に送信するインフラストラクチャを具備する。言い換えると、遠隔局は
、すべての単一キャリア通信を停止して、フォワードリンク及びリバースリンク
について複数キャリアプロトコルを使用して通信することのみをそれに指示する
ハンドオフメッセージが送信される。そのような実施形態において、インフラス
トラクチャは、遠隔局との通信のモードを周波数帯域Wf及びWrにおける複数
キャリアプロトコルに切り換えるように、複数キャリア基地局BS3の組に指示
する。
【0062】 例えば、点530で、第2のハンドオフ実施形態のハンドオフを実行し、単一
キャリアプロトコルを使用して周波数帯域Nf及びNrにおけるBS3cと通信
をしていた遠隔局は、BS3cとの通信のモードを周波数帯域Wf及びWrにお
ける複数キャリアプロトコルに切り換えるように指示される。この続くハンドオ
フの後に、通信経路の図は再び図7に示したもののように見える。
【0063】 そのような次のハンドオフを実行することは、複数キャリア送信の利点を達成
するのを可能にするので都合がよい。第1ハンドオフ実施形態で行なわれたよう
に、遠隔局が複数キャリア及び単一キャリア基地局の管轄エリア内にあるときに
フォワードおよびリバースリンクについて複数キャリア送信を実行することは有
害な影響を与えるが、単一キャリア管轄エリア内にないときにこれらの送信を実
行することは有害な影響を与えない、従って、遠隔局が単一キャリア基地局のB
S1管轄エリアに存在した後で実行すべきである。
【0064】 その基地局のネイティブプロトコル(複数キャリア基地局のネイティブプロト
コルは複数キャリアプロトコルであり、単一キャリア基地局のネイティブプロト
コルは単一キャリアプロトコルである)における1つのタイプの基地局とのみ通
信するように遠隔局に対して指示する次のハンドオフは、点530などのように
、混成管轄エリアから複数キャリア管轄エリアへと移動する遠隔局に限定されな
い。むしろ、単一キャリアプロトコルにおける単一キャリア基地局のみと通信を
行なうように遠隔局に指示する次のハンドオフメッセージは、点550などのよ
うに、遠隔局が混成管轄エリアから単一キャリア管轄エリアへと移動するときに
使用されるべきである。
【0065】 本発明の第2のハンドオフ実施形態の第1の実施形態に対する利点は、ソフト
ハンドオフの使用は、単一キャリア及び複数キャリア基地局の両方の管轄エリア
にあるときに、パスダイバーシチの利点を提供するとともに、遠隔局が基地局の
両タイプ(単一キャリア及び複数キャリア)からの電力制御フィードバックを受
信していることによるセルの1つと干渉する可能性を減少させることである。こ
の第2のハンドオフ実施形態は、第1の実施形態に比べてこれらの改善を提供す
るが、第2ハンドオフ実施形態に関して考慮するべき事項がある。
【0066】 そのような事項の一つは、複数キャリア基地局の電力レベルがどのようにして
影響を受けるかである。そのような事項は考慮されるべきである。なぜならば、
単一キャリアプロトコルを介してN情報ビットを送信するためにある周波数帯域
X内で使用されるスペクトル密度を生成するのに必要な送信電力は、複数キャリ
アプロトコルを介してN情報ビットを送信するために同じ帯域Xにおいて使用さ
れるスクランブル密度を生成するのに必要な送信電力よりも概してはるかに大き
い。この事項は図9(a)及び(b)及び図10を参照することによりより良く
考察することができる。
【0067】 図9は、スペクトル密度及び、1X(図9(a))の例示的な単一キャリアプ
ロトコルを使用してN情報ビットを送信するのに使用される関連送信電力の例示
を含み、それは、スペクトル密度及び、3X(図9(b))の例示的な複数キャ
リアプロトコルを使用してN情報ビットを送信するのに使用される関連送信電力
の例示を含む。
【0068】 単一キャリアプロトコルは、単一キャリア変調方法に従って情報ビットを変調
し、変調されたビットをBnの帯域をもつ周波数帯域において送信電力Pnで送
信する。今後、所定のスペクトル密度は、CROSS−PRODUCT表記を使
用して表わされる。例えば、図9(a)において、Pnは帯域Bnを介して信号
を生成するのに使用される電力である。すなわち、図9(a)に示される単一キ
ャリア信号のスクランブル密度は、Pn×Bnとして表わされる。
【0069】 複数キャリアプロトコルは、複数キャリア変調方法に従って情報ビットを変調
し、周波数帯域Bwにおける各周波数帯域BnでPwの送信電力で変調されたビ
ットを送信する。複数キャリア信号はPw×Bwのフルスペクトル密度を有する
【0070】 電力PnはPwよりも大きく、帯域Bwは帯域Bnよりも大きい。3Xを例示
的な複数キャリアプロトコルとして使用し、1Xを例示的な単一キャリアプロト
コルとして使用して、帯域Bwは3つのBnサイズのチャンクからなる。容易に
わかるように、特定の帯域Bnにおけるスペクトル密度は、それが3X複数キャ
リア信号に対してよりも1X単一キャリア信号に対してのほうがはるかに大きい
。同様にして、スペクトル密度Pn×Bnを生成するのに使用される送信電力P
nは、各Bn周波数チャンクにおけるスペクトル密度Pw×Bnを生成するのに
使用される電力レベルPwの約3倍である。
【0071】 図10(a)及び図10(b)は、複数キャリア基地局BS3が単一キャリア
信号を第1遠隔局に送信し、複数キャリア信号を第2の遠隔局に同時に送信する
2つの代替的な実施形態を示す。
【0072】 重複する周波数を使用する二重送信と書かれた、図10(a)の実施形態は、
非均質なネットワーク410において、単一キャリア周波数帯域Nfは複数キャ
リア周波数帯域Wf内に含まれる。そのような非均質なネットワークは、以下で
は、重複する非均質なネットワークと呼ぶことにする。図10(a)は、2つの
遠隔局に送信するために種々の周波数帯域において使用される送信電力及びスペ
クトル密度を示している。第1は、第2ハンドオフ実施形態のソフトハンドオフ
であり、単一キャリアプロトコルは1Xプロトコルである。第2は、3X複数キ
ャリアプロトコルに従ってBS3と通信を行なうものである。重複する非均質な
ネットワークにおいて、複数キャリア基地局BS3は、周波数帯域1020,1
030,1040からなる周波数帯域1010において、第2の遠隔局に対して
意図された複数キャリアプロトコルに従って変調された信号を送信する。加えて
、複数キャリア基地局BS3は、周波数帯域1020において、第1の遠隔局に
対して意図された単一キャリアプロトコルに従って変調された信号を送信する。
異なる電力増幅器が各帯域1020,1030,1040に対して使用されるこ
とを想定すると、周波数帯域1030及び1040における複数キャリア信号の
スペクトル密度を生成するためにBS3の各増幅器によって使用される送信電力
は、Pwである。周波数帯域1020における単一キャリア及び複数キャリア信
号のスペクトル密度を生成するためにBS3の増幅器によって使用される送信電
力は、Pn+Pwであり、これは、単一キャリア変調信号を送信するのに要する
送信電力と、複数キャリア変調信号を送信するのに要する送信電力との和である
。周波数帯域1010はWfを表わし、周波数帯域1020はNfを表わす。
【0073】 重複しない周波数を使用する二重送信と書かれた、図10(b)の実施形態は
、非均質なネットワーク410において、単一キャリア周波数帯域Nfは、複数
キャリア周波数帯域Wfの外に配置されている。そのような非均質ネットワーク
は、以下では、非重複、非均質なネットワークと呼ぶことにする。図10(b)
は、2つの遠隔局に送信するために種々の周波数帯域において使用される送信電
力を示している。第1は、第2ハンドオフ実施形態のソフトハンドオフであり、
単一キャリアプロトコルは1Xプロトコルである。第2は、3X複数キャリアプ
ロトコルに従ってBS3と通信を行なっている。非重複、非均質なネットワーク
において、複数キャリア基地局BS3は、周波数帯域1060,1070,10
80を備える周波数帯域1050において第2の遠隔局に対して意図された複数
キャリアプロトコルに従って変調された信号を送信する。加えて、複数キャリア
基地局BS3は、周波数帯域1090において、第1の遠隔局に対して意図され
た単一キャリアプロトコルに従って変調された信号を送信する。異なる電力増幅
器が各1060,1070,1080に対して使用されることを想定すると、周
波数帯域1060,1070,1080における複数キャリア信号のスペクトル
密度を生成するために各増幅器BS3によって使用される送信電力はPwである
。周波数帯域1090における単一キャリア信号のスペクトル密度を生成するた
めにBS3の増幅器によって使用される送信電力はPnである。この場合、周波
数帯域1050はWfを表わし、周波数帯域1090はNfを表わす。上記した
ように、本発明の第2ハンドオフ実施形態は、電力レベルに影響する。cdma
2000システムなどのような遠隔通信システムは概して、各増幅器がある量の
電力のみを送信できるという点において電力制限されている。重複する非均質な
ネットワークにおいて、これは、以下のような効果をもつ。一例として、非均質
なネットワークにおける複数キャリア基地局BS3を考慮すると、各BS3増幅
器は、5*Pwの最大送信電力制限をもつ。このことは、BS3は同時に5つの
遠隔局までとの通信を支持可能なことを意味する。しかしながら、この数は、B
S3がソフトハンドオフ状態にある遠隔局と単一キャリアモードで通信を行なう
ときに減少する。図11及び図12は、このことを視覚化したものである。図1
1において、1つの複数キャリア呼の送信電力が例示され、5*Pwは、所定の
複数キャリア基地局BS3に対する最大利用可能送信電力レベルである。この所
定の最大電力レベルが与えられると、複数キャリア基地局BS3は現在起動され
ている1つの呼に加えて、さらなる4つの呼を支持することができる。これは、
各複数キャリア呼が増幅器ごとにPwの平均送信電力レベルを使用するからであ
る。しかしながら、この同じ基地局に関して単一キャリア呼を起動することは、
図12に示すように、この容量を大きく減少させる。
【0074】 図12は、複数キャリア基地局BS3についての単一キャリア呼に関連する1
つの複数キャリア呼の送信電力を示している。当業者ならば、この点においてた
だ1つのさらなる複数キャリア呼が追加可能であり、周波数帯域Nfを支持して
いる増幅器の電力レベルが飽和に近いためにこの点ではこれ以上のソフトハンド
オフ呼が追加できないことを認識するであろう。
【0075】 5*Pwの電力制限の一例は、実際のシステムにおいて期待できるものよりも
小さいが、それは、複数キャリア基地局の利用可能な複数キャリア呼容量は、基
地局が単一キャリアプロトコルに従ってフォワードリンクに関してデータを送信
することを開始するときに減少することを明示的に示す役目をもつ。すなわち、
重複する非均質なネットワークにおいて、第2のハンドオフ実施形態は、複数キ
ャリア呼容量に関して悪影響をもつ。この悪影響は、複数キャリア基地局BS3
が、複数キャリア呼及び単一キャリア呼に対して2つのはっきり区別できる周波
数を使用するので、非重複かつ非均質なネットワークにおいては発生しない。こ
こで、各周波数は図10(b)に示すように、その自身の増幅器によって支持さ
れる。しかしながら、非重複かつ非均質なネットワークを生成するのに必要な余
分な周波数スペクトルを購入することはコスト高になり、さらなる送信器に対す
る配置コストに同様にして高くなってしまう。
【0076】 図12のスペクトル密度分布を見ることにより、当業者ならば、第2のハンド
オフ実施形態のハンドオフにおける各遠隔局に対して、単一キャリア周波数帯域
Nf(図10(a)における1020)における干渉は、基地局BS3が、Nf
以外の周波数帯域における単一キャリアプロトコルに従ってデータを複数キャリ
アハンドオフ候補に送信したならば、あるいは、基地局BS3が、複数キャリア
プロトコル(すなわち、より広い周波数帯域にわたり送信のスペクトル密度を配
布する)複数キャリアプロトコルに従ってデータを複数キャリアハンドオフ候補
に送信したならば、そうであった場合よりも高くなることを認識するであろう。
【0077】 本発明の第2ハンドオフ実施形態に関連して考慮すべき他の事項は、遠隔局が
ソフトハンドオフ状態にあるときに、それが単一キャリア通信のみに係わってい
るという事実がフォワードリンクデータ送信レートを制限することである。これ
は大変重要な考察である。多くの通信システムにおいて、複数キャリアプロトコ
ルは、遠隔局が、単一キャリアプロトコルよりもフォワードリンクに関してより
多くのデータを受信する手段を提供する。すなわち、第1ハンドオフ実施形態が
第2ハンドオフ実施形態に対して有する1つの利点は、遠隔局が第1ハンドオフ
実施形態における複数キャリア管轄内にあるときに、より高いデータレート送信
が開始されることである。第2ハンドオフ実施形態では、遠隔局は、それが単一
キャリア管轄の外にでるまでより高いデータレートの送信を開始しない。
【0078】 本発明の他の実施形態は、第1ハンドオフ実施形態の利点と第2ハンドオフ実
施形態のそれとを組み合わせたものである。以下のハンドオフ実施形態において
、複数キャリアハンドオフ候補は、受信のモードを複数キャリアモードの切り換
えるが単一キャリアモードで送信するように遠隔局に対して指示するハンドオフ
メッセージが送信されることである。言い換えると、複数キャリアハンドオフ候
補は、それが図2の遠隔局220aのようにふるまうモードから、図1の遠隔局
110aのようにふるまうモードへ切り換えさせるメッセージが送信される。こ
れらの実施形態のいくつかが以下に記載される。
【0079】 本発明の第3ハンドオフ実施形態において、複数キャリアハンドオフ候補は、
Nrにおいて単一キャリアプロトコルに従ったデータの送信を継続するとともに
、少なくとも1つの複数キャリア基地局BS3からWfにおいて複数キャリアプ
ロトコルに従ったデータの受信を開始するように、遠隔局に対して指示するハン
ドオフメッセージが送信される。この実施形態において、遠隔局は、それがハン
ドオフの前にデータの送信のために使用されたときにハンドオフの後にデータの
送信に対して同じ周波数帯域Nrを使用する。インフラストラクチャは、周波数
帯域Wfにおける複数キャリアプロトコルを使用してフォワードリンクに関して
遠隔局へのデータの送信を開始するように、これらの複数キャリア基地局BS3
に対して指示する。さらに、インフラストラクチャは、周波数帯域Nrにおいて
単一キャリアプロトコルに従って遠隔局からのリバースリンク送信の受信を開始
するように、これらの複数キャリア基地局BS3に対して指示する。例えば、ハ
ンドオフが点520で発生したならば、複数キャリア基地局B53bは、複数キ
ャリアプロトコルに従って周波数帯域Wfにおいて遠隔局へのデータの送信を開
始するように指示される。さらに、単一キャリア基地局BS1d及びBS1eは
、遠隔局へのデータの送信を停止するように指示されるが、遠隔局から周波数帯
域Nrにおける単一キャリア通信の受信を継続するように(指示によって)能動
的にまたは(指示なしに)受動的に指示される。遠隔局は、ハンドオフメッセー
ジを介して、周波数帯域Nrにおいて単一キャリアプロトコルに従って、以前の
ようにデータの送信を継続するが、基地局BS3bから周波数Wfに関して複数
キャリアプロトコルに従ったデータの受信を開始することを指示される。図13
は、第3実施形態のハンドオフの後における例示的な通信経路の図である。ここ
では、遠隔局は周波数帯域Nrにおける送信を継続するとともに、周波数帯域W
fにおける受信を開始する。また、単一キャリアプロトコルに特有の送信は、2
つの単一キャリア基地局BS1及び1つの複数キャリア基地局BS3によって受
信され、基地局BS3は、周波数帯域Wfにおける複数キャリアプロトコルに従
った送信を開始する。
【0080】 以上、例えば、点520で発生する、単一キャリア管轄から混成管轄(単一キ
ャリア基地局の管轄及び複数キャリア基地局の管轄の両方に属するエリア)への
ハンドオフについて説明したが、当業者ならば、点540または点548などに
おいて、同様の方法が複数キャリア管轄から混成管轄へハンドオフするのに使用
可能であることを認識するであろう。
【0081】 第3ハンドオフ実施形態において、遠隔局が、それが点530などの単一キャ
リア基地局BS1の管轄にもはや存在しない点にいったん移動したならば、通信
のモードを単一キャリアから複数キャリアへ切り換える次のハンドオフが発生す
る。この次のハンドオフは、少なくとも1つの複数キャリア基地局BS3の組と
の単一キャリア通信を停止するとともに、周波数帯域Wf及びWrにおける基地
局の同じ組に関して複数キャリア通信を開始するようにそれに指示するハンドメ
ッセージを遠隔局に送信するインフラストラクチャを具備する。言い換えると、
遠隔局は、すべての単一キャリア通信を停止して、フォワード及びリバースリン
クに関して複数キャリアプロトコルのみを使用して通信するようにそれに指示す
るハンドオフメッセージが送信される。そのような実施形態において、インフラ
ストラクチャは、遠隔局との通信のモードを周波数帯域Wf及びWrにおける複
数キャリアプロトコルに切り換えるように、複数キャリア基地局BS3の組に対
して指示する。
【0082】 その基地局のネイティブプロトコルにおける1つのタイプの基地局とのみ通信
するように遠隔局に対して指示する次のハンドオフは、混成管轄エリアから点5
30などの複数キャリア管轄エリアに移動する遠隔局に限定されない。むしろ、
単一キャリアプロトコルにおける単一キャリア基地局とのみ通信するように遠隔
局に対して指示する次のハンドオフメッセージは、遠隔局が混成管轄エリアから
点550などの単一キャリア管轄エリアに移動するときに使用されるべきである
【0083】 この第3ハンドオフ実施形態は、先に議論した考察に関連する第2ハンドオフ
実施形態に対して改善点を提供する。第3ハンドオフ実施形態において、遠隔局
に送信するために複数キャリア基地局によって使用される送信電力は、1つのチ
ャネルに関して不釣合いに増大しない。例えば、図12は、第2ハンドオフ実施
形態の方法によるソフトハンドオフの間に、複数キャリア基地局BS3は(送信
電力の制限により)さらに1つの複数呼を支持することに制限され、さらなるソ
フトハンドオフを支持することができない、ことを示している。しかしながら、
単一複数キャリア呼及び単一ソフトハンドオフが進行中にあり、単一ソフトハン
ドオフが第3ハンドオフ実施形態の方法に従って実行される同じような状況にお
いて、複数キャリア基地局の送信電力制限は、そのような深刻な限定を引き起こ
さない。これは、第3ハンドオフ実施形態においては、ハンドオフ中の遠隔局は
、単一キャリア信号ではなく複数キャリア信号が送信されるためである。図11
に示すように、他の遠隔局とソフトハンドオフに従事するに先立って1つの遠隔
局にサービスを行なっていた複数キャリア基地局に関する電力送信は、第3ハン
ドオフ実施形態の方法によって他の遠隔局とのソフトハンドオフを開始した後、
図14に示すような電力送信状態に移行する。図14に示すように、ハンドオフ
中の遠隔局に対する送信電力は、周波数帯域Wfの3つの副帯域全体に渡って均
一に拡散される。すなわち、この例において、最大送信電力レベルは5*Pwで
あり、第3ハンドオフ実施形態の方法によるソフトハンドオフは、1つの遠隔局
を対象としているのに対して、他の複数キャリア呼は、他の遠隔局と共に進行す
る。複数キャリア基地局は3つのさらなる遠隔局に送信することができ、それぞ
れは純粋の複数モードかあるいはソフトハンドオフモード状態にある。これは、
図12に関連して説明されているように、第2ハンドオフ実施形態のソフトハン
ドオフにより発生する電力制限と比較して大きな改善である。第3ハンドオフ実
施形態が第2ハンドオフ実施形態の方法に対して利点を有する他の方法は、高デ
ータレート送信が、遠隔局が複数キャリア管轄に移行するやいなや、フォワード
リンクに関して発生することである。
【0084】 第3ハンドオフ実施形態はいくつかの利点を提供するが、第3ハンドオフ実施
形態についていくつかの考察が必要である。例えば、第3ハンドオフ実施形態は
リバースリンクに関してパスダイバーシチを提供するが、それは、第2ハンドオ
フ実施形態の方法により提供されるフォワードリンクに関してパスダイバーシチ
を提供しない。さらに、第3ハンドオフ実施形態は、ソフトハンドオフにあると
きに、複数キャリア基地局からの電力制御フィードバックのみを提供する。第1
ハンドオフ実施形態に関連して議論したように、複数キャリア基地局からの電力
制御フィードバックのみを受信する遠隔局は、不注意により過度に高い電力で送
信してしまい、遠隔局が存在する管轄の単一キャリア基地局と干渉してしまう。
電力制御のこの問題に対する解決策がこのハンドオフ実施形態、及び上記した電
力制御問題をもつ他の実施形態において提供される。
【0085】 そのような解決策は以下の通りである。遠隔局からの送信を受信している1つ
以上の単一キャリア基地局BS1は、対象となっている遠隔局に関した電力制御
情報を含むメッセージを生成する。この情報は、遠隔局がその電力を低くするべ
きかどうかなどの簡単なものであるか、あるいは、それは、対象となっている遠
隔局から受信される信号に関するより詳細な情報を含む。単一キャリア基地局は
、これらのメッセージをインフラストラクチャバックホウルを介して遠隔局と通
信を行なっている1つ以上の複数キャリア基地局に送信する。バックホウル及び
それを介していかにしてメッセージを送信するかについての知識は当業者に良く
知られている。複数キャリア基地局は、それが、送信電力の増大または減少を示
す電力制御ビットを遠隔局に送信するべきかどうかを決定するときに、この受信
した情報を使用する。しかしながら、バックホウルについての遅延及び帯域制限
のために、このような解決策は現実的でない。そのような場合において、遠隔局
による過剰送信電力による単一キャリアシステムにおいて発生する干渉の問題は
、第3ハンドオフ実施形態に残されたままになる。
【0086】 第4ハンドオフ実施形態は異なる方法におけるリバースリンクに関する干渉の
問題に焦点を当てる。第4ハンドオフ実施形態において、第3ハンドオフ実施形
態に見られるのと同様のソフトハンドオフが使用され、複数キャリア通信は、フ
ォワードリンクに関してデータを遠隔局に送信するために複数キャリア基地局に
よって使用され、単一キャリア通信は、リバースリンクに関してデータを基地局
に送信するために遠隔局によって使用される。第3ハンドオフ実施形態と第4ハ
ンドオフ実施形態の相違点は以下の通りである。第3ハンドオフ実施形態のソフ
トハンドオフにおいて、遠隔局は、ハンドオフの前及び後において、単一キャリ
ア周波数帯域Nrにおいてデータを送信する。これに対して、第4ハンドオフ実
施形態において、遠隔局は、ハンドオフに先立って使用される単一キャリア周波
数帯域とは異なる単一キャリア周波数帯域においてハンドオフの後にデータを送
信する。この相違点は、図13に示すリバースリンクのラベルをNrから、図1
5に示すようにNraのラベルに変換することによって例示される。Nrは、複
数キャリア基地局とソフトハンドオフ状態にない遠隔局のために単一キャリアシ
ステムによって使用されるリバースリンク周波数帯域を表わす(そしてそれは第
2及び第3実施形態のハンドオフに関わる遠隔局によって使用されるリバースリ
ンク周波数帯域を表わす)のに対して、Nraは、周波数帯域Nrの外にある単
一キャリア周波数帯域リバースリンクを表わす。ソフトハンドオフのときに、遠
隔局にリバースリンクに対して異なる単一キャリア帯域を使用させることによっ
て、それは、遠隔局による過剰送信電力の使用による単一キャリアシステムに発
生する干渉の問題を除去する。図15においてNrにより表記された他の単一キ
ャリアリバースリンク周波数帯域は、例示的な実施形態における周波数帯域Wr
内に含まれる。他の実施形態において、Nraは周波数帯域Wrの外に含まれる
【0087】 上記は、例えば、点520で起こる、単一キャリア管轄から混成管轄(単一キ
ャリア基地局の管轄と複数キャリア基地局の管轄の両方のエリア)へのハンドオ
フを記載しているが、当業者ならば、複数キャリア管轄から点540または点5
48などのような、混成管轄へハンドオフするのに同様の方法が使用可能である
ことを認識するであろう。
【0088】 第4ハンドオフ実施形態において、遠隔局がいったんそれがもはや点530な
どの単一キャリア基地局BS1の管轄にない点にまで移動したならば、単一キャ
リアから複数キャリアへの通信モードの切り換える次のハンドオフが発生する。
この次のハンドオフは、少なくとも1つの複数キャリア基地局BS3の組との単
一キャリア通信を停止して、周波数帯域Wf及びWrにおける基地局の同じ組に
関する複数キャリア通信を開始するように、それに対して指示するハンドオフメ
ッセージを遠隔局に送信するインフラストラクチャを備える。他方、遠隔局は、
すべての単一キャリア通信を停止して、フォワード及びリバースリンクに関する
複数キャリアプロトコルのみを使用して通信するように、それに対して指示する
ハンドオフメッセージが送信される。そのような実施形態において、インフラス
トラクチャは、遠隔局との通信モードを周波数帯域Wf及びWrにおける複数キ
ャリアプロトコルに切り換えるように、複数キャリア基地局BS3の組に対して
指示する。
【0089】 その基地局のネイティブプロトコルにおける1つのタイプの基地局とのみ通信
するように遠隔局に対して指示する次のハンドオフは、混成管轄エリアから点5
30などの複数キャリア管轄エリアに移動する遠隔局に限定されない。むしろ、
単一キャリアプロトコルにおける単一キャリア基地局とのみ通信するように遠隔
局に対して指示する次のハンドオフメッセージは、遠隔局が混成管轄エリアから
点550などの単一キャリア管轄エリアに移動するときに使用されるべきである
【0090】 第4ハンドオフ実施形態において、インフラストラクチャは、周波数帯域Nr
aにおける単一キャリアプロトコルに従ってデータの送信を開始するとともに、
少なくとも1つの複数キャリア基地局BS3から周波数帯域Wfにおける複数キ
ャリアプロトコルに従ってデータの受信を開始するように、ハンドオフメッセー
ジを介して、遠隔局に対して指示する。インフラストラクチャは、周波数帯域W
fにおける複数キャリアプロトコルを使用してフォワードリンクに関して遠隔局
へのデータの送信を開始するように、これらの複数キャリア基地局BS3に対し
て指示する。さらに、インフラストラクチャは、周波数帯域Nraにおいて単一
キャリアプロトコルに従って遠隔局からのリバースリンク送信の受信を開始する
ように、これらの複数キャリア基地局BS3に対して指示する。また、インフラ
ストラクチャは、遠隔局からのリバースリンク送信の受信を周波数帯域Nrから
(第4ハンドオフ実施形態に関して記載した)周波数帯域Nraへと切り換える
ように、ハンドオフに関わった単一キャリア基地局BS1に対して指示する。
【0091】 上記は、例えば、点520で起こる、単一キャリア管轄から混成管轄(単一キ
ャリア基地局の管轄と複数キャリア基地局の管轄の両方のエリア)へのハンドオ
フを記載しているが、当業者ならば、複数キャリア管轄から点540または点5
48などのような、混成管轄へハンドオフするのに同様の方法が使用可能である
ことを認識するであろう。
【0092】 第4ハンドオフ実施形態において、遠隔局がいったんそれがもはや点530な
どの単一キャリア基地局BS1の管轄にない点にまで移動したならば、単一キャ
リアから複数キャリアへの通信モードの切り換える次のハンドオフが発生する。
この次のハンドオフは、少なくとも1つの複数キャリア基地局BS3の組との単
一キャリア通信を停止して、周波数帯域Wf及びWrにおける基地局の同じ組に
関する複数キャリア通信を開始するように、それに対して指示するハンドオフメ
ッセージを遠隔局に送信するインフラストラクチャを備える。他方、遠隔局は、
すべての単一キャリア通信を停止して、フォワード及びリバースリンクに関する
複数キャリアプロトコルのみを使用して通信するように、それに対して指示する
ハンドオフメッセージが送信される。そのような実施形態において、インフラス
トラクチャは、遠隔局との通信モードを周波数帯域Wf及びWrにおける複数キ
ャリアプロトコルに切り換えるように、複数キャリア基地局BS3の組に対して
指示する。
【0093】 その基地局のネイティブプロトコルにおける1つのタイプの基地局とのみ通信
するように遠隔局に対して指示する次のハンドオフは、混成管轄エリアから点5
30などの複数キャリア管轄エリアに移動する遠隔局に限定されない。むしろ、
単一キャリアプロトコルにおける単一キャリア基地局とのみ通信するように遠隔
局に対して指示する次のハンドオフメッセージは、遠隔局が混成管轄エリアから
点550などの単一キャリア管轄エリアに移動するときに使用されるべきである
【0094】 図16は、ソフトハンドオフ状態にある遠隔局からのリバースリンク送信を受
信しない点のみが第4ハンドオフ実施形態と異なる第5ハンドオフ実施形態のハ
ンドオフにおける遠隔局を示している。単一キャリア基地局はパスダイバーシチ
のために遠隔局からの単一キャリア送信を受信するのが望ましいが、1つはソフ
トハンドオフ状態にない遠隔局に用いられ、他の1つはソフトハンドオフ状態に
ある遠隔局に用いられる、2つの周波数帯域における単一キャリア信号を受信す
るように単一キャリア基地局BS1を構成するにあたってコスト的に問題となる
。第5ハンドオフ実施形態は、それが単一キャリア基地局BS1に関して2つの
周波数帯域において送信を受信することが必要な構成を実行することが望まれな
い状況において使用される。第5ハンドオフ実施形態において、複数キャリア基
地局BS3と遠隔局とは第4ハンドオフ実施形態と同じ方法で実行する。実際、
第4と第5ハンドオフ実施形態のただ1つの相違は、単一キャリア基地局BS1
は、第5ハンドオフ実施形態のハンドオフの後で遠隔局との通信に使用されない
ことである。
【0095】 第5ハンドオフ実施形態において、インフラストラクチャは、単一キャリア基
地局BS1との通信を停止して、周波数帯域Nraにおける単一キャリアプロト
コルに従ったデータの送信を開始し、少なくとも1つの複数キャリア基地局BS
3から周波数帯域Wfにおける複数キャリアプロトコルに従ったデータの受信を
開始するように、ハンドオフメッセージを介して、遠隔局に対して指示する。そ
のような実施形態において、インフラストラクチャは、周波数帯域Wfにおける
複数キャリアプロトコルを使用してフォワードリンクに関して遠隔局へのデータ
の通信を開始するように、これらの複数キャリア基地局BS3に対して指示する
。さらに、インフラストラクチャは、周波数帯域Nraにおける単一キャリアプ
ロトコルに従って遠隔局からのリバースリンク送信の受信を開始するように、こ
れらの複数キャリア基地局BS3に対して指示する。また、インフラストラクチ
ャは、遠隔局との通信を停止するように、単一キャリア基地局BS1に対して指
示する。
【0096】 第4ハンドオフ実施形態に対する第5ハンドオフ実施形態の欠点は、第4ハン
ドオフ実施形態によって提供されたリバースリンクダイバーシチが第5ハンドオ
フ実施形態には存在しないことである。
【0097】 以上、例えば、点520で発生する、単一キャリア管轄から混成管轄(単一キ
ャリア基地局の管轄及び複数キャリア基地局の管轄の両方に属するエリア)への
ハンドオフについて説明したが、当業者ならば、点540または点548などに
おいて、同様の方法が複数キャリア管轄から混成管轄へハンドオフするのに使用
可能であることを認識するであろう。
【0098】 第5ハンドオフ実施形態において、遠隔局が、それが点530などの単一キャ
リア基地局BS1の管轄にもはや存在しない点にいったん移動したならば、通信
のモードを単一キャリアから複数キャリアへ切り換える次のハンドオフが発生す
る。この次のハンドオフは、少なくとも1つの複数キャリア基地局BS3の組と
の単一キャリア通信を停止するとともに、周波数帯域Wf及びWrにおける基地
局の同じ組に関して複数キャリア通信を開始するようにそれに指示するハンドメ
ッセージを遠隔局に送信するインフラストラクチャを具備する。言い換えると、
遠隔局は、すべての単一キャリア通信を停止して、フォワード及びリバースリン
クに関して複数キャリアプロトコルのみを使用して通信するようにそれに指示す
るハンドオフメッセージが送信される。そのような実施形態において、インフラ
ストラクチャは、遠隔局との通信のモードを周波数帯域Wf及びWrにおける複
数キャリアプロトコルに切り換えるように、複数キャリア基地局BS3の組に対
して指示する。
【0099】 その基地局のネイティブプロトコルにおける1つのタイプの基地局とのみ通信
するように遠隔局に対して指示する次のハンドオフは、混成管轄エリアから点5
30などの複数キャリア管轄エリアに移動する遠隔局に限定されない。むしろ、
単一キャリアプロトコルにおける単一キャリア基地局とのみ通信するように遠隔
局に対して指示する次のハンドオフメッセージは、遠隔局が混成管轄エリアから
点550などの単一キャリア管轄エリアに移動するときに使用されるべきである
【0100】 フォワードリンク送信が複数キャリアプロトコルに関わる(すなわち、第3−
第5実施形態)上記した任意のハンドオフ実施形態に対して提供されない1つの
事項は、単一キャリア及び複数キャリア基地局の両方からのフォワードリンクパ
スダイバーシチである。しかしながら、以下に述べるハンドオフ実施形態におい
て、単一キャリア及び複数キャリア基地局の両方からのフォワードリンクパスダ
イバーシチは少なくとも部分的には達成される。これは、単一キャリア周波数帯
域Nfにおける遠隔局に信号を送信するために単一キャリア基地局BS1を構成
することによって達成される。ここで、送信された信号は、複数キャリアプロト
コルに従って生成された信号の一部である。複数キャリアプロトコルに従って生
成された信号の一部を単一キャリア周波数帯域において送信することについての
概略は以下で説明する。
【0101】 複数キャリア周波数帯域は論理的にいくつかの部分に分割され、それぞれは単
一キャリア周波数帯域の周波数帯域幅をもつ。NfがWf内に含まれ、単一キャ
リア送信が1Xプロトコルを使用して実行され、複数キャリア送信が3Xプロト
コルを使用して実行される例示的なシステムにおいて、複数キャリア帯域Wfは
、Wfa、Wfb、及びWfcと呼ばれる3つの副帯域に分割され、各副帯域は、
Nfのそれに等しい幅を持つ。一例として、Nfは、Wfcと同じ周波数帯域で
ある。しかしながら、当業者ならば、NfはWf内の任意の位置におくことがで
きることを理解するであろう。図17(a)は、この例示的な場合を示しており
、Wfは、それぞれが等しい幅の3つの副帯域に分割される。ここで、第3の副
帯域、Wfc は、単一キャリア周波数帯域Nfと同じ周波数帯域である。図17
(a)は、Wfにおいて送信される、例示的な複数キャリア信号Sを示す。信号
Sも同様にして、それぞれが各々の副帯域を介して送信される3つの副信号Sa
、Sb、Sc に分割される。この場合、Sc は、周波数帯域Nf(Wfc として
も知られる)を介して送信される。以下に記載するハンドオフ実施形態において
、全体の複数キャリア信号、信号Sは、複数キャリア基地局によって周波数帯域
Wfにおいて送信される。Sc は、周波数帯域Nfにおいて送信される複数キャ
リアプロトコルに従って生成される信号Sの一部である。以下に述べるハンドオ
フ実施形態において、信号の個の部分に対するパスダイバーシチを獲得するため
に、単一キャリアプロトコルに従って周波数帯域Nfにおける信号を送信してい
る単一キャリア基地局BS1は、複数キャリア基地局によって周波数帯域Nfに
おいて送信された複数キャリア信号の一部を付加的に送信する。例えば、図17
(a)に示すように、信号が生成されて送信されたならば、以下に述べるハンド
オフ実施形態において、部分Sc は、図17(b)において示されているように
、単一キャリア基地局によって送信される。
【0102】 図18は、第6ハンドオフ実施形態のハンドオフにおける遠隔局を示す。第6
ハンドオフ実施形態は、第3ハンドオフ実施形態のすべての通信経路をもつとと
もに、単一キャリア基地局BS1と遠隔局との間の単一キャリアフォワードリン
ク通信経路を有する。図に示すように、複数キャリア信号の一部Sc は、これら
の単一フォワードリンク通信経路を介して送信される。部分Sc はまた、複数キ
ャリア基地局BS3によって送信される複数キャリア信号の一部として送信され
る。第6ハンドオフ実施形態は、第3ハンドオフ実施形態のすべての利点を有す
るが、それに加えて、それは、複数キャリア及び単一キャリア基地局の両方によ
って送信される複数キャリア信号の一部のために、単一キャリア基地局からの付
加的なフォワードリンクパスダイバーシチを獲得する。
【0103】 本発明の第6ハンドオフ実施形態において、複数キャリアハンドオフ候補は、
Nrにおける単一キャリアプロトコルに従ってデータの送信を継続するとともに
、少なくとも1つの複数キャリア基地局BS3からWfにおける複数キャリアプ
ロトコルに従ってデータの受信を開始するように、遠隔局に対して指示するハン
ドオフメッセージが送信される。ハンドオフメッセージは、少なくとも1つの単
一キャリア基地局BS1からNfにおける複数キャリアプロトコルに従ってデー
タの受信を開始するように、遠隔局に対して指示する。一実施形態において、遠
隔局は、単一キャリア周波数帯域において発生する信号の一部のみを復号するよ
うに支持されるが、これは、単一キャリア基地局BS1が複数キャリア信号の一
部のみを送信するからである。他の実施形態において、遠隔局は単に、単一キャ
リア基地局BS1からの全体の複数キャリア信号を復号するように指示される。
そのような実施形態において、遠隔局はBS1からの予期される全部の複数キャ
リア信号を復号することができず、BS1によって送信された一部のみを復号す
るが、信号の一部の欠如は、BS3から受信した全部の複数キャリア信号を復号
するときに遠隔局に悪影響を与えることはない。
【0104】 第6ハンドオフ実施形態において、遠隔局は、それがハンドオフの前にデータ
の送信のために使用したように、ハンドオフの後にデータの送信のために同じ周
波数帯域Nrを使用する。そのような実施形態において、インフラストラクチャ
は、周波数帯域Wfにおける複数キャリアプロトコルを使用してフォワードリン
クに関して遠隔局へのデータの送信を開始するように、これらの複数キャリア基
地局BS3に対して指令する。さらには、インフラストラクチャは、周波数帯域
Nrにおける単一キャリアプロトコルに従って遠隔局からのリバースリンク送信
の受信を開始するように、これらの複数キャリア基地局BS3に対して指示する
。また、インフラストラクチャは、複数キャリアプロトコルに従って信号の生成
を開始するとともに、複数キャリア基地局BS3によって周波数帯域Nfにおい
て同様に送信されるこれらの信号のそれぞれの一部を周波数帯域Nfにおいて送
信するように、これらの単一キャリア基地局BS1に対して指示する。単一キャ
リア基地局BS1は、遠隔局から周波数帯域Nrにおいて単一キャリア通信の受
信を継続するように、(指令によって)能動的に、または(指令無しに)受動的
に指示される。
【0105】 上記は、例えば、点520で起こる、単一キャリア管轄から混成管轄(単一キ
ャリア基地局の管轄と複数キャリア基地局の管轄の両方のエリア)へのハンドオ
フを記載しているが、当業者ならば、複数キャリア管轄から点540または点5
48などのような、混成管轄へハンドオフするのに同様の方法が使用可能である
ことを認識するであろう。
【0106】 第6ハンドオフ実施形態において、遠隔局がいったん、点530などのような
、それがもはや単一キャリア基地局BS1の管轄内ではない点に移動すると、通
信モードを単一キャリアから複数キャリアに切り換える次のハンドオフが発生す
る。この次のハンドオフは、少なくとも1つの複数キャリア基地局BS3の組と
の単一キャリア通信を停止するとともに、周波数帯域Wf及びWrにおける基地
局の同じ組に関して複数キャリア通信を開始するようにそれに指示するハンドメ
ッセージを遠隔局に送信するインフラストラクチャを具備する。言い換えると、
遠隔局は、すべての単一キャリア通信を停止して、フォワード及びリバースリン
クに関して複数キャリアプロトコルのみを使用して通信するようにそれに指示す
るハンドオフメッセージが送信される。そのような実施形態において、インフラ
ストラクチャは、遠隔局との通信のモードを周波数帯域Wf及びWrにおける複
数キャリアプロトコルに切り換えるように、複数キャリア基地局BS3の組に対
して指示する。
【0107】 その基地局のネイティブプロトコルにおける1つのタイプの基地局とのみ通信
するように遠隔局に対して指示する次のハンドオフは、混成管轄エリアから点5
30などの複数キャリア管轄エリアに移動する遠隔局に限定されない。むしろ、
単一キャリアプロトコルにおける単一キャリア基地局とのみ通信するように遠隔
局に対して指示する次のハンドオフメッセージは、遠隔局が混成管轄エリアから
点550などの単一キャリア管轄エリアに移動するときに使用されるべきである
【0108】 図19は、第7ハンドオフ実施形態のハンドオフにおける遠隔局を示す。第7
ハンドオフ実施形態は、第4ハンドオフ実施形態のすべての通信経路を有し、加
えて、単一キャリア基地局と遠隔局との間の単一キャリアフォワードリンク通信
経路を有する。図に示すように、複数キャリア信号の一部Sc がこれらの単一キ
ャリアフォワードリンク通信経路を介して送信される。部分Sc は、複数キャリ
ア基地局BS3によって送信される複数キャリア信号の一部として送信される。
第7ハンドオフ実施形態は、第4ハンドオフ実施形態のすべての利点を有し、加
えて、それは、複数キャリア及び単一キャリア基地局の両方によって送信される
複数キャリア信号の一部に対してフォワードリンクパスダイバーシチを獲得する
という利点を有する。
【0109】 第7ハンドオフ実施形態において、インフラストラクチャは、(第4ハンドオ
フ実施形態に関して説明された)周波数帯域Nraにおける単一キャリアプロト
コルに従ったデータの送信を開始するとともに、少なくとも1つの複数キャリア
基地局BS3から周波数帯域Wfにおける複数キャリアプロトコルに従ったデー
タの受信を開始するように、ハンドオフメッセージを介して、遠隔局に対して指
示する。ハンドオフメッセージはまた、少なくとも1つの単一キャリア基地局B
S1からNfにおける複数キャリアプロトコルに従ったデータの受信を開始する
ように、遠隔局に対して指示する。一実施形態において、遠隔局は、単一キャリ
ア周波数帯域において発生する信号の一部のみを復号するように指示されるが、
これは、単一キャリア基地局BS1は複数キャリア信号の一部のみを送信するか
らである。他の実施形態において、遠隔局は単に一キャリア基地局BS1から全
部の複数キャリア信号を復号するように指示される。そのような実施形態におい
て、遠隔局は、BS1からの予期されるすべての複数キャリア信号を復号するこ
とができず、BS1によって送信された部分のみを復号するが、信号の一部の欠
如は、BS3から受信した全部の複数キャリア信号を復号するときに、遠隔局に
悪影響を与えない。
【0110】 第7実施形態において、インフラストラクチャは、周波数帯域Wfにおける複
数キャリアプロトコルを使用して、フォワードリンクに関して遠隔局へのデータ
の送信を開始するように、これらの複数キャリア基地局BS3に対して指示する
。さらに、インフラストラクチャは、周波数帯域Nraにおける単一キャリアプ
ロトコルに従って遠隔局からのリバースリンク送信の受信を開始するように、こ
れらの複数キャリ基地局BS3に指示する。また、インフラストラクチャは、複
数キャリアプロトコルに従った信号の生成を開始するとともに、複数キャリア基
地局BS3によって周波数帯域Nfにおいて同様にして送信される信号のそれぞ
れの一部を周波数帯域Nfにおいて送信するように、これらの単一のキャリア基
地局BS1に対して指示する。同様にして、インフラストラクチャは、遠隔局か
らのリバースリンク送信の受信を周波数帯域Nrから周波数帯域Nraへと切り
換えるようにハンドオフに関わっているこれらの単一キャリア基地局BS1に対
して指示する。
【0111】 以上、例えば、点520で発生する、単一キャリア管轄から混成管轄(単一キ
ャリア基地局の管轄及び複数キャリア基地局の管轄の両方に属するエリア)への
ハンドオフについて説明したが、当業者ならば、点540または点548などに
おいて、同様の方法が複数キャリア管轄から混成管轄へハンドオフするのに使用
可能であることを認識するであろう。
【0112】 第7ハンドオフ実施形態において、遠隔局が、それが点530などの単一キャ
リア基地局BS1の管轄にもはや存在しない点にいったん移動したならば、通信
のモードを単一キャリアから複数キャリアへ切り換える次のハンドオフが発生す
る。この次のハンドオフは、少なくとも1つの複数キャリア基地局BS3の組と
の単一キャリア通信を停止するとともに、周波数帯域Wf及びWrにおける基地
局の同じ組に関して複数キャリア通信を開始するようにそれに指示するハンドメ
ッセージを遠隔局に送信するインフラストラクチャを具備する。言い換えると、
遠隔局は、すべての単一キャリア通信を停止して、フォワード及びリバースリン
クに関して複数キャリアプロトコルのみを使用して通信するようにそれに指示す
るハンドオフメッセージが送信される。そのような実施形態において、インフラ
ストラクチャは、遠隔局との通信のモードを周波数帯域Wf及びWrにおける複
数キャリアプロトコルに切り換えるように、複数キャリア基地局BS3の組に対
して指示する。
【0113】 その基地局のネイティブプロトコルにおける1つのタイプの基地局とのみ通信
するように遠隔局に対して指示する次のハンドオフは、混成管轄エリアから点5
30などの複数キャリア管轄エリアに移動する遠隔局に限定されない。むしろ、
単一キャリアプロトコルにおける単一キャリア基地局とのみ通信するように遠隔
局に対して指示する次のハンドオフメッセージは、遠隔局が混成管轄エリアから
点550などの単一キャリア管轄エリアに移動するときに使用されるべきである
【0114】 図20は、第8ハンドオフ実施形態のハンドオフにおける遠隔局を示す。第8
ハンドオフ実施形態は、第5ハンドオフ実施形態のすべての通信経路をもつとと
もに、単一キャリア基地局BS1と遠隔局との間の単一キャリアフォワードリン
ク通信経路を有する。図に示すように、複数キャリア信号の一部Sc は、これら
の単一フォワードリンク通信経路を介して送信される。部分Sc はまた、複数キ
ャリア基地局BS3によって送信される複数キャリア信号の一部として送信され
る。第8ハンドオフ実施形態は、第5ハンドオフ実施形態のすべての利点を有す
るが、それに加えて、それは、複数キャリア及び単一キャリア基地局の両方によ
って送信される複数キャリア信号の一部のために、単一キャリア基地局からの付
加的なフォワードリンクパスダイバーシチを獲得する。
【0115】 この実施形態において、インフラストラクチャは、(第4ハンドオフ実施形態
に関して記載された)周波数帯域Nraにおける単一キャリアプロトコルに従っ
たデータの送信を開始するとともに、少なくとも1つの複数キャリア基地局BS
3からの周波数帯域Wfにおける複数キャリアプロトコルに従ったデータの受信
を開始するように、ハンドオフメッセージを介して遠隔局に対して指示する。ま
た、ハンドオフメッセージは、少なくとも1つの単一キャリア基地局BS1から
複数キャリアプロトコルに従ったデータの受信を開始するように、遠隔局に指示
する。一実施形態において、遠隔局は、単一キャリア周波数帯域において発生す
る信号の一部のみを復号するように指示されるが、これは、単一キャリア基地局
BS1は、複数キャリア信号の一部のみを送信するからである。他の実施形態に
おいて、遠隔局は単に、単一キャリア基地局BS1からの全体の複数キャリア信
号を復号するように指示される。そのような実施形態において、遠隔局はBS1
からの予期される全部の複数キャリア信号を復号することができず、BS1によ
って送信された一部のみを復号するが、信号の一部の欠如は、BS3から受信し
た全部の複数キャリア信号を復号するときに遠隔局に悪影響を与えることはない
。 そのような実施形態において、インフラストラクチャは、周波数帯域Wfに
おける複数キャリアプロトコルを使用してフォワードリンクに関して遠隔局への
データの送信を開始するように、これらの複数キャリア基地局BS3に対して指
示する。さらには、インフラストラクチャは、周波数帯域Nraにおける単一キ
ャリアプロトコルに従って遠隔局からのリバースリンク送信の受信を開始するよ
うに、これらの複数キャリア基地局BS3に対して指示する。また、インフラス
トラクチャは、複数キャリアプロトコルに従って信号の生成を開始するとともに
、複数キャリア基地局BS3によって周波数帯域Nfにおいて同様に送信される
これらの信号のそれぞれの一部を周波数帯域Nfにおいて送信するように、これ
らの単一キャリア基地局BS1に対して指示する。単一キャリア基地局BS1は
、遠隔局からの単一キャリア通信の受信を停止するように指示される。
【0116】 上記は、例えば、点520で起こる、単一キャリア管轄から混成管轄(単一キ
ャリア基地局の管轄と複数キャリア基地局の管轄の両方のエリア)へのハンドオ
フを記載しているが、当業者ならば、複数キャリア管轄から点540または点5
48などのような、混成管轄へハンドオフするのに同様の方法が使用可能である
ことを認識するであろう。
【0117】 第8ハンドオフ実施形態において、遠隔局がいったん、点530などのような
、それがもはや単一キャリア基地局BS1の管轄内ではない点に移動すると、通
信モードを単一キャリアから複数キャリアに切り換える次のハンドオフが発生す
る。この次のハンドオフは、少なくとも1つの複数キャリア基地局BS3の組と
の単一キャリア通信を停止するとともに、周波数帯域Wf及びWrにおける基地
局の同じ組に関して複数キャリア通信を開始するようにそれに指示するハンドメ
ッセージを遠隔局に送信するインフラストラクチャを具備する。言い換えると、
遠隔局は、すべての単一キャリア通信を停止して、フォワード及びリバースリン
クに関して複数キャリアプロトコルのみを使用して通信するようにそれに指示す
るハンドオフメッセージが送信される。そのような実施形態において、インフラ
ストラクチャは、遠隔局との通信のモードを周波数帯域Wf及びWrにおける複
数キャリアプロトコルに切り換えるように、複数キャリア基地局BS3の組に対
して指示する。
【0118】 その基地局のネイティブプロトコルにおける1つのタイプの基地局とのみ通信
するように遠隔局に対して指示する次のハンドオフは、混成管轄エリアから点5
30などの複数キャリア管轄エリアに移動する遠隔局に限定されない。むしろ、
単一キャリアプロトコルにおける単一キャリア基地局とのみ通信するように遠隔
局に対して指示する次のハンドオフメッセージは、遠隔局が混成管轄エリアから
点550などの単一キャリア管轄エリアに移動するときに使用されるべきである
。以下の例4は、このことを説明している。
【0119】 図21は、非均質なネットワークに対して上記したハンドオフ実施形態のそれ
ぞれを実行するのに使用される手順のフローチャートである。ブロック2110
において、各基地局は当業者に良く知られた方法を使用して隣接基地局のリスト
を生成する。処理は次にブロック2120に進む。
【0120】 ブロック2120において、各基地局は、隣接基地局のリストを含む隣接リス
トメッセージを送信する。隣接リストメッセージは、隣接基地局の各々のパイロ
ットオフセットを示し、各隣接パイロット信号が送信される周波数を明示的ある
いは暗黙に示している。さらに、隣接リストは、それが単一キャリア基地局かあ
るいは複数キャリア基地局か、などの各隣接基地局についての付加的情報や、そ
れが通信のために使用する周波数帯域を示している。さらに、この付加的情報は
、ページングチャネル等の,他のチャネルに関して送信される。処理は次にブロ
ック2130に進む。
【0121】 ブロック2130において、遠隔局は、隣接リストメッセージを受信して、隣
接リストメッセージによって示される周波数及びパイロットオフセットでパイロ
ットを監視する。遠隔局は、それが検出しようとしているパイロットの信号強度
測定値を収集し、この情報を信号強度測定メッセージ内に配置した後、それを送
信する。一実施形態において、遠隔局は、(当業者に知られているように、予め
決められたEc/Ioしきい値などの)予め決められたしきい値より上で受信さ
れた信号に対する信号強度測定メッセージにおける情報のみを送信する。パイロ
ット強度情報を含む信号強度測定メッセージを生成するための方法及び装置は、
米国特許出願第09/502279(出願日:2/10/2000、名称:“パ
イロット強度測定メッセージを生成するための方法及び装置”)に開示されてお
り、本発明の譲受人に譲渡され、その全体がここに参照として組み込まれている
。パイロット強度情報を含む信号強度測定メッセージを生成するための他の方法
は、当業者に知られている。処理は次にブロック2140に進む。
【0122】 ブロック2140において、基地局は、信号強度測定メッセージを受信する。
これらの基地局は、ハンドオフを行なうBSCに信号強度測定値を提供する。処
理は次にブロック2150に進む。
【0123】 ブロック2150において、BSCは、遠隔局から受信した信号強度測定値に
従って遠隔局との通信の現在の状態を検査し、これらを新たなアクティブセット
、遠隔局が通信すべき基地局の組、そして、上記の実施形態の1つに従ってハン
ドオフを開始すべきかどうか、を決定するのに使用する。例えば、遠隔局の現在
の状態が、狭帯域基地局とのみ通信を行なっており、受信信号強度測定値は、遠
隔局が単一キャリア基地局と複数キャリア基地局の両方から強いパイロット信号
測定値を受信していることを示しているならば、BSCは上記した実施形態のハ
ンドオフを開始する。
【0124】 新たなアクティブセットが単一キャリア基地局のみを含み、かつ、遠隔局が現
在のところ単一キャリア基地局のみと通信を行なっており、さらに、これらの通
信が単一キャリアプロトコルを利用するならば、ハンドオフが実行されるとして
も、それは、上記の実施形態のそれとは異なるハンドオフである。同様にして、
新たなアクティブセットが複数キャリア基地局のみを含み、かつ、遠隔局が現在
のところ複数キャリア基地局のみと通信を行なっており、さらに、これらの通信
が複数キャリアプロトコルを利用するならば、ハンドオフが実行されるとしても
、それは、上記の実施形態のそれとは異なるハンドオフである。これらの場合に
は、処理はブロック2110に進む。
【0125】 他のすべての場合には、上記した実施形態のハンドオフが実行され、処理はブ
ロック2160に進む。ブロック2160において、BSCは、ハンドオフを実
行するために遠隔局に対する指令を含むハンドオフメッセージを遠隔局に送信す
るように、少なくとも1つの基地局に対して指示する。一実施形態において、遠
隔局が現在通信を行なっているすべての基地局は、遠隔局に対して、新たなアク
ティブセットに対するハンドオフを実行するために遠隔局に対する指示を含むハ
ンドオフメッセージを送信する。遠隔局の無線伝搬環境に応じて、かつ、上記実
施形態のうちどの特定のハンドオフ実施形態をキャリアが使用することを望むか
、に応じて、ハンドオフメッセージは、選択された特定のハンドオフ実施形態に
関して記載したように、適切なサブセットのハンドオフ指示を含む(すなわち、
所定のキャリアは、第1〜第8のハンドオフ実施形態の任意の1つを使用するか
どうかを選択できる)。種々のハンドオフ実施形態の記載に関して説明したよう
に、実行されるハンドオフは、無線信号に関して遠隔局の位置に依存し、それは
任意の時間で遠隔局の組から受信することができる。
【0126】 例えば、キャリアが第8ハンドオフ実施形態を支持することを望むならば、ブ
ロック2160で送信されたハンドオフメッセージは、第8ハンドオフ実施形態
の記載に従った遠隔局の位置を基にしている。以下は、位置が第8ハンドオフ実
施形態において送信されたメッセージにどのように影響するかを示す例である。
【0127】 例1:(単一キャリア管轄から混成管轄へ移行する)点520における遠隔局
。遠隔局が点520でブロック2130に従って信号強度測定メッセージを送信
したならば、第8実施形態の記載に従って、ハンドオフメッセージがブロック2
160で送信され、(第4ハンドオフ実施形態に関して記載された)周波数帯域
Nraにおける単一キャリアプロトコルに従ったデータの送信を開始するととも
に、少なくとも1つの複数キャリア基地局BS3から周波数帯域Wfにおける複
数キャリアプロトコルに従ったデータの受信を開始するように、遠隔局に対して
指示する。ハンドオフメッセージは、少なくとも1つの単一キャリア基地局BS
1から単一キャリア周波数帯域Nfにおける複数キャリアプロトコルに従ったデ
ータの受信を開始するように、遠隔局に対して指示する。
【0128】 例2:(混成キャリア管轄から混成キャリアへ移行する)点530における遠
隔局。遠隔局が点530でブロック2130に従って信号強度測定メッセージを
送信したならば、第8実施形態の記載に従って、ハンドオフメッセージがブロッ
ク2160で送信され、一組の少なくとも1つの複数キャリア基地局BS3との
単一キャリア通信を停止するとともに、周波数帯域Wf及びWrにおける同じ組
の基地局に関する複数キャリア通信を開始するように、遠隔局に対して指示する
【0129】 例3:(複数キャリア管轄から混成キャリアへ移行する)点540における遠
隔局。遠隔局が点540でブロック2130に従って信号強度測定メッセージを
送信したならば、第8実施形態の記述に従って、ハンドオフメッセージがブロッ
ク2160で送信され、(第4ハンドオフ実施形態に関して記載された)周波数
帯域Nraにおける単一キャリアプロトコルに従ったデータの送信を開始すると
ともに、少なくとも1つの複数キャリア基地局BS3から周波数帯域Wfにおけ
る複数キャリアプロトコルに従ったデーの受信を開始するように、遠隔局に対し
て指示する。ハンドオフメッセージは、少なくとも1つの単一キャリア基地局B
S1からNfにおける複数キャリアプロトコルに従ったデータの受信を開始する
ように、遠隔局に対して指示する。
【0130】 例4:(混成管轄から単一キャリア管轄へ移行する)点550の近くの点にお
ける遠隔局。遠隔局が点550でブロック2130に従って信号強度測定メッセ
ージを送信したならば、第8実施形態の記述に従って、ハンドオフメッセージが
ブロック2160で送信され、複数キャリアプロトコルを使用してすべての通信
を停止するとともに、周波数帯域Nf及びNrにおける単一キャリア通信を使用
して一組の少なくとも1つの単一キャリア基地局BS1とのみ通信するように、
遠隔局に対して指示する。
【0131】 これらの特定された具体例は第8ハンドオフ実施形態に関連しているが、上記
の8つすべてのハンドオフ実施形態の記載を一読すれば、当業者は、選択された
ハンドオフ実施形態と、遠隔局から受信した信号強度測定値(これらの測定値は
基地局コントローラが遠隔局の位置を推定することを可能にする)に基づいて、
どのようなハンドオフメッセージがブロック2160において送信される必要が
あるかを認識するであろう。処理は次にブロック2170に進む。
【0132】 ブロック2170において、遠隔局の位置に従って、かつ、選択された特定の
ハンドオフ実施形態に従って、基地局コントローラは、同様に実行するように基
地局に対して指示する。これらの指示は、ブロック2160において送信された
ハンドオフメッセージに合致するものである。特定のハンドオフ実施形態に従っ
て、1つまたはそれ以上の基地局が遠隔局との通信を休止または変更したならば
、それらは、そのようにするように指示される。同様にして、特定のハンドオフ
実施形態に従って、1つまたはそれ以上の基地局が遠隔局との通信を開始したな
らば、それらは、ブロック2160のハンドオフメッセージに従ってそのように
するように指示される。
【0133】 例として、キャリアが第8ハンドオフ実施形態を支持することを要望し、かつ
、遠隔局が点520にある、すなわち、ブロック2160の例1に関して記載さ
れたハンドオフメッセージが送信されたならば、ブロック270において、基地
局コントローラは、複数キャリアプロトコルに従ってフォワードリンクをデータ
送信のための遠隔局に対して設定するとともに、(第4ハンドオフ実施形態に関
して記載したように)周波数帯域Nraにおける単一キャリアプロトコルに従っ
てデータ送信を受信するための基地局に対してリバースリンクを設定するように
、少なくとも1つの複数キャリア基地局BS3に対して指示する。さらに、基地
局コントローラは、ハンドオフに先立って遠隔局との間で単一キャリアモードで
通信していた少なくとも1つの単一キャリア基地局BS1に対して、遠隔局から
のデータを受信することを停止して、遠隔局に対する通信のモードを、それが単
一キャリア周波数帯域Nfで複数キャリアプロトコルに従って生成された信号の
一部を送信するモードに変更するように指示する。
【0134】 この特定の例は、遠隔局が単一キャリア管轄から混成管轄へ移動する状況にお
ける第8ハンドオフ実施形態に関連しているが、上記した8つすべての実施形態
の記載を一読すれば、当業者ならば、基地局コントローラが、選択されたハンド
オフ実施形態と(当業者に知られた手順を使用して信号強度測定値によって決定
された)遠隔局の推定位置に基づいて、どのような指示をブロック2170にお
いて基地局に対して与えるかを認識するであろう。処理は次にブロック2180
に進む。
【0135】 ブロック2180において、遠隔局は、ブロック2160において送信された
ハンドオフメッセージを受信して、当該指示に従う。
【0136】 ブロック2180において、遠隔局は、ブロック2160において送信される
ハンドオフメッセージを受信して、当該指示に従う。受信したハンドオフメッセ
ージが、1つまたはそれ以上の基地局からの通信の受信を停止することを遠隔局
に対して明示的にあるいは暗に指示しているものならば、遠隔局は、これらの基
地局からのデータ通信の受信を停止する。また、遠隔局が1つ以上の基地局から
の送信の聴取を開始することを指示されたならば、そのようにするであろう。ハ
ンドオフメッセージが、受信モードを単一キャリアモードから複数キャリアモー
ドへ切り換えるように遠隔局に対して指示するものならば、それはそのようにす
るであろう。逆に、ハンドオフメッセージが、受信モードを複数キャリアモード
から単一キャリアモードへ切り換えるように遠隔局に対して指示するものならば
、そのようにするであろう。
【0137】 ハンドオフメッセージが、送信モードを単一キャリアモードから複数キャリア
モードへ切り換えるように遠隔局に対して指示するものならば、それはそのよう
にするであろう。逆に、ハンドオフメッセージが送信モードを複数キャリアモー
ドから単一キャリアモードに切り換えるように遠隔局に対して指示するものなら
ば、それはそのようにするであろう。さらに、ハンドオフメッセージが、(例え
ば第1から第8実施形態におけるNr対Nraなど)特定の単一キャリア周波数
帯域における単一キャリアモードでの送信するように遠隔局に対して指示するも
のならば、遠隔局は、特定の単一キャリア周波数帯域における単一キャリアにお
けるデータの送信を開始するであろう。
【0138】 具体的な例として、キャリアが第8ハンドオフ実施形態を支持することを望み
、かつ、遠隔局が点520にあった、すなわち、ブロック2160の例1に関連
して記載されたハンドオフメッセージが送信されたならば、ブロック2180に
おいて、遠隔局は、(第4ハンドオフ実施形態に関連して記載されたような)周
波数帯域Nraにおける単一キャリアプロトコルに従ってリバースリンクに関す
るデータの送信を開始するとともに、それは、受信のフォワードリンクモードを
それが複数キャリアプロトコルに従ってデータを受信するモードに切り換える。
少なくとも1つの複数キャリア基地局BS3からの複数キャリア送信を受信する
ことに加えて、遠隔局は、少なくとも1つの単一キャリア基地局BS1を介して
送信された複数キャリアプロトコルに従って生成された信号の一部の受信を開始
する。一実施形態において、遠隔局は、単一キャリア周波数帯域において発生す
る信号の一部のみを復号するように指示されるが、これは、単一キャリア基地局
BS1は複数キャリア信号の一部のみを送信するからである。他の実施形態にお
いて、遠隔局は単に、単一キャリア基地局BS1からの複数キャリア信号の全体
を復号するように指示される。そのような実施形態において、遠隔局は、BS1
からの予期された全体の複数キャリア信号を復号することができず、BS1によ
って送信された一部のみを復号するが、信号の一部の欠如は、BS3から受信し
た全部の複数キャリア信号を復号するときに遠隔局に悪影響を与えることはない
【0139】 この特定の例は、遠隔局が単一キャリア管轄から混成管轄へ移動する状況にお
ける第8ハンドオフ実施形態に関連しているが、上記した8つすべての実施形態
の記載を一読すれば、当業者ならば、基地局コントローラが、選択されたハンド
オフ実施形態と(当業者に知られた手順を使用して信号強度測定値によって決定
された)遠隔局の推定位置に基づいて、どのような指示をブロック2160にお
いて基地局に対して与え、従って、ハンドオフメッセージの受信に応答してブロ
ック2180において遠隔局が何を行うかを決定することができる、ことを認識
するであろう。処理は次にブロック2180に進む。
【0140】 図22において、基地局2200は、メッセージ生成器2220において隣接
リストメッセージを生成し、このメッセージを変調器2230に供給する。メッ
セージは変調器2230によって変調され、変調された信号をアップコンバート
し、増幅した後、アンテナ2250を介して送信する送信器2240に供給する
【0141】 一実施形態において、変調器2230は、複数モード変調器であり、単一キャ
リアプロトコルに従って変調を行うことができるとともに、複数キャリアプロト
コルに従って変調を行うことができる。そのような一実施形態において、変調器
2230は、1Xプロトコルに従って単一キャリア変調を実行するとともに、3
Xプロトコルに従って複数キャリア変調を実行する。変調器2230が複数モー
ド変調器であり、変調を実行する前に、コントロールプロセッサ2260は、1
から8のハンドオフ実施形態に従って記載された、単一キャリアプロトコルまた
は複数キャリアプロトコルに従ってそれがメッセージを変調すべきかどうかにつ
いて変調器2230に対して指示する。一実施形態において、変調器2230は
、物理的に2つの別個の変調器からなり、1つは単一キャリア変調器であり、他
の1つは複数キャリア変調器を実行する。コントロールプロセッサ2260は、
内部メモリを含むかあるいは、それは、当業界でよく知られているように、(図
示せぬ)外部メモリユニットにおけるメモリの値を設定しつつ取り出すことがで
きる。
【0142】 一実施形態において、送信器2240は、複数キャリア周波数帯域において送
信可能であり、かつ、(1Xに対して1.25MHzなどの)単一キャリア周波
数帯域において送信可能な複数モード送信器である。送信器2240が複数モー
ド送信器である実施形態において、送信を実行するに先立って、コントロールプ
ロセッサ2260は、それが単一キャリア周波数帯域でメッセージを送信するか
または複数キャリア周波数帯域でメッセージを送信するかについて送信器224
0に対して指示する。
【0143】 当業者ならば、コントロールプロセッサ2260は、フィールドプログラマブ
ルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジック装置(PLD)、デジタ
ルシグナルプロセッサ(DSP)、1つ以上のマイクロプロセッサ、特定用途向
け集積回路(ASIC)あるいは上記した機能を実行可能な他の装置を使用して
実行される。
【0144】 図23において、送信された信号は、それがデュプレクサ2392を介して受
信器2390に渡され、その信号がダウンコンバートされ、フィルタリングされ
、増幅された後、遠隔局2300のアンテナ2394によって受信される。受信
器2390は、単一キャリア周波数帯域においてデータの受信が可能な複数モー
ド受信器であり、複数キャリア周波数帯域におけるデータの受信が可能な複数モ
ード受信器である。コントロールプロセッサ2320は、ハンドオフ実施形態1
−8に従って、任意のときに単一キャリア受信モードであるべきか複数キャリア
受信モードであるべきかを受信器2390に対して指示する。コントロールプロ
セッサ2320は、内部メモリを含むか、あるいは、それは、当業界で良く知ら
れているような、(図示せぬ)外部メモリユニットにおけるメモリの値を設定し
て取り出すことができる。
【0145】 受信した信号は次に、復調器2370によって復調され、コントロールプロセ
ッサ2320に供給される。復調器2370は、単一キャリアプロトコルに従っ
て復調を実行可能であるとともに、複数キャリアプロトコルに従って復調を実行
可能である。そのような1つの実施形態において、復調器2370は、1Xプロ
トコルに従って単一キャリア復調を実行するとともに、3Xプロトコルに従って
複数キャリア復調を実行する。復調を実行するに先立って、コントロールプロセ
ッサ2320は、ハンドオフ実施形態1から8に従って記載したように、それが
単一キャリアプロトコル1Xに従ってメッセージを変調すべきかあるいは複数キ
ャリアプロトコル3Xに従ってメッセージを変調すべきかについて復調器237
0に対して指示する。
【0146】 復調器2370は、隣接リストメッセージを、サーチャ2380に調査を実行
させる一連のコマンドを生成する。サーチャ2380は、一連の調査復調パラメ
ータを復調器2370に供給する。復調された信号は、隣接リストの基地局のパ
イロットの強度を測定するパイロットエネルギー蓄積器2330に供給される。
これらの隣接リストの各々のエネルギーは、測定されたエネルギーを所定のしき
い値T_ADDと比較するコントロールプロセッサ2320に供給される。コン
トロールプロセッサ2320は、どの隣接基地局の信号がしきい値T_ADDを
超えるかを示すメッセージを生成する。以下では、アクティブセットという術語
は、これらの隣接基地局を識別するのに使用される。
【0147】 メッセージは変調器2350に供給され、そこで変調される。変調された信号
は次に、送信器2360に供給され、そこでアップコンバートかつ増幅される。
その後、それはデュプレクサ2392を介してアンテナ2394に送られて送信
される。
【0148】 変調器2350は、単一キャリアプロトコルに従って変調を実行することがで
き、複数キャリアプロトコルに従って変調を実行することができる複数モード変
調器である。そのような一実施形態において、変調器2350は、1Xプロトコ
ルに従って単一キャリア変調を実行するとともに、3Xプロトコルに従って複数
キャリア変調を実行する。変調器2350が複数モード変調器であり、変調を実
行する前に、コントロールプロセッサ2320は、1から8のハンドオフ実施形
態に従って記載された、単一キャリアプロトコルまたは複数キャリアプロトコル
に従ってそれがメッセージを変調すべきかどうかについて変調器2350に対し
て指示する。一実施形態において、変調器2360は、(1Xに対して1.25
MHzなどの)単一キャリア周波数帯域における送信が実行可能であり、(3X
に対する3つの1.25MHzチャンクなどのような)多数キャリア周波数帯域
における送信が実行可能な複数モード送信器である。そのような一実施形態にお
いて、コントロールプロセッサ2320は、単一キャリア周波数帯域において送
信すべきかまたは複数キャリア周波数帯域において送信すべきかを送信器232
0に指示する。遠隔局がそれが存在している管轄エリアに従って、2つの単一キ
ャリア周波数(例えばNrまたはNra)の1つにおいて、送信することができ
る第4及び第7ハンドオフ実施形態を支持するのに使用可能な実施形態において
、コントロールプロセッサ2320は、どの周波数帯域で送信すべきかについて
送信器2360に指示する。
【0149】 図22に戻って、隣接基地局の強度を示すメッセージは、基地局2200のア
ンテナ2290によって受信される。当該信号は受信器2280によってダウン
コンバートされかつ増幅された後、復調器2270に供給される。復調器227
0は、当該信号を復調してその結果をコントロールプロセッサ2260に供給す
る。コントロールプロセッサ2260は、その調査の結果を示す遠隔局2300
によって送信されるメッセージ内の情報に従ってBSCに対するアクティブセッ
トリストを生成する。例示的な実施形態において、アクティブセットリストは、
遠隔局2300によって監視されたときに、その信号がエネルギしきい値T_A
DDを超えるすべての基地局から構成される。
【0150】 一実施形態において、受信器2280は、複数キャリア周波数帯域及び単一キ
ャリア周波数帯域の両方においてデータを受信することができる。そのような実
施形態において、コントロールプロセッサ2260は、複数キャリア周波数帯域
において受信するかあるいは単一キャリア周波数帯域において受信するかを受信
器2280に対して指示する。第4及び第7ハンドオフ実施形態を指示するのに
使用される実施形態において、基地局は、遠隔局が、2つの単一キャリア周波数
(例えばNrまたはNra)の1つにおいて送信することを予期するとともに、
コントロールプロセッサ2260は、どの周波数帯域において受信するのかにつ
いて受信器2280に対して指示する。
【0151】 コントロールプロセッサ2260は、アクティブセットリストを、当該アクテ
ィブセットリストを示すメッセージをBSCに転送するインタフェース2210
に送信する。インタフェース2210は、基地局とBSC間の通信を可能にする
任意のインタフェースである。中央集権化されたシステムにおいて、そのような
インタフェースは当業界で既知であり、イーサネット(登録商標)インタフェー
ス、T1インタフェース、E1インタフェース、ATMインタフェース、そして
マイクロ波インタフェースを含むが、それらに限定されない。分散されたシステ
ムにおいて、インタフェース2210は、単なるメモリバスかあるいは共有メモ
リのエリアである。可能な容量問題について、BSCはアクティブセットリスト
における基地局のサブセットに関してフォワードリンクチャネルを提供する。ア
クティブセットリストに従い、かつ、使用されるハンドオフ実施形態に従って各
基地局2200に関してフォワードリンクチャネルが設定される。加えて、アク
ティブセットリストに従い、かつ、使用されるハンドオフ実施形態に従って各基
地局2200に関してリバースリンクチャネルが設定される。上記したハンドオ
フ実施形態について、これらの基地局に関してリバースリンクチャネルを設定す
ることなしにある基地局についてフォワードリンクチャネルを設定することが可
能である(例えば、第8ハンドオフ実施形態)。また、上記したハンドオフ実施
形態について、これらの基地局に関してフォワードリンクチャネルを設定するこ
となしにある基地局についてリバースリンクチャネルを設定することが可能であ
る(例えば、第3及び第4ハンドオフ実施形態)。
【0152】 一実施形態において、コントロールプロセッサ2260は、アクティブセット
リストをメッセージ生成器2220に供給する。結果的なハンドオフメッセージ
は、変調器2230によって変調され、上記した方法で送信される。一実施形態
において、ハンドオフメッセージは、遠隔局がその周波数で受信及び送信を開始
すべきか及び、データを単一キャリアフォーマット(例えば1X)で変調すべき
かまたは複数キャリアフォーマット(例えば3X)で変調すべきかを明示的に記
載している。そのようなハンドオフメッセージは、使用されるハンドオフ実施形
態に従って生成される。一実施形態において、ハンドオフメッセージは、遠隔局
がどの基地局と通信を行なうのかを単に記載しているのみであり、遠隔局は、各
基地局の機能を詳細に記載している他のメッセージの受信から、どの周波数で通
信するのかを暗に判断することができる。
【0153】 他の実施形態において、図24に示す、BSC2400のコントロールプロセ
ッサ2420は、アクティブセットリストに従って及び使用されているハンドオ
フメッセージに従ってハンドオフメッセージを生成する。そのような実施形態に
おいて、コントロールプロセッサ2420は、生成されたハンドオフメッセージ
を、遠隔局が現在通信を行なっている各基地局2200に送信する。コントロー
ルプロセッサ2420は、BSCインタフェース2410を介して基地局220
0にハンドオフメッセージを送信する。そのような実施形態において、各コント
ロールプロセッサ2260は、インタフェース2210を介してBSCによって
生成されたハンドオフメッセージを受信する。そのような実施形態において、基
地局2200の制御プロセッサ2260は、ハンドオフメッセージを、当該ハン
ドオフメッセージを変調して上記した方法で送信する変調器2230に供給する
【0154】 インタフェース2410は、基地局及びBSC間の通信を可能にするインタフ
ェースである。中央集権化されたシステムにおいて、そのようなインタフェース
は、当業界において既知であり、イーサネットインタフェース、T1インタフェ
ース、E1インタフェース、ATMインタフェース、そしてマイクロ波インタフ
ェースを含むが、それらに限定されるものではない。分散されたシステムにおい
て、インタフェース2410は、単なるメモリバスかあるいは共有メモリのエリ
アである。コントロールプロセッサ2420は、内部メモリを含むかあるいは、
それは、当業界でよく知られているように、(図示せぬ)外部メモリユニットに
おけるメモリの値を設定しつつ取り出すことができる。当業者ならば、コントロ
ールプロセッサ2420は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA
)、プログラマブルロジック装置(PLD)、デジタルシグナルプロセッサ(D
SP)、1つ以上のマイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)あ
るいは上記した機能を実行可能な他の装置を使用して実装されることを認識する
であろう。
【0155】 遠隔局2300は、アンテナ2394によってメッセージを受信し、上記した
方法で信号を復調し、当該メッセージをコントロールプロセッサ2320に供給
する。コントロールプロセッサ2320は次に、アクティブセットリストに関す
る情報を復調器2370及び受信器2390に供給し、アクティブセットリスト
における基地局のパラメータを使用してハンドオフが企てられる。この例におい
て、アクティブセットは、遠隔局2300によって生成された以前の情報に基づ
いているので、また、それはしばしばリスト上の局を先見的に知っているので、
遠隔局2300はアクティブセットリストを受信する必要がない。すなわち、他
の実施形態では、遠隔局は所定の時間間隔を遅延させてその信号がしきい値を超
える基地局に対するハンドオフを実行する。一方、アクティブセットがしきい値
を超える基地局の単なる複写ではなく、他の基地局の容量パラメータなどの、遠
隔局に対して未知のパラメータを考慮に入れるならば、メッセージの送信は価値
のあるものとなるだろう。
【0156】 当業者ならば、コントロールプロセッサ2320は、フィールドプログラマブ
ルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジック装置(PLD)、デジタ
ルシグナルプロセッサ(DSP)、1つ以上のマイクロプロセッサ、特定用途向
け集積回路(ASIC)あるいは上記した機能を実行可能な他の装置を使用して
実行される。
【0157】 実施形態の前記した記載は、当業者が本発明を作成または使用可能にするため
に提供されたものである。これらの実施形態に対する種々の変形例が当業者にと
って容易に明らかであり、ここに規定された一般的な原理は、発明能力を使用す
ることなしに他の実施形態にも適用可能である。同様にして、ここに開示された
種々の方法は、発明能力を使用することなしに任意の方法で互いに組み合わせる
ことができる。すなわち、本発明は、ここに開示された実施形態に限定されるこ
とはなく、開示された原理と新規な特徴とに一致した最大の権利範囲が与えられ
るべきである。
【図面の簡単な説明】
本発明の特徴、目的及び利点は、図面を参照した以下の詳細な説明によってよ
り明らかになる。ここで、同じ参照符号は明細書全体に渡って同じものを意味す
るものとする。
【図1】 フォワードリンクに関して複数キャリア送信を、リバースリンクに関して単一
キャリア送信を使用する例示的な簡略化されたセルラ電話システムのブロック図
である。ここで、3Xプロトコルはフォワードリンクに関して使用され、1Xプ
ロトコルはリバースリンクに関して使用される。
【図2】 フォワードリンクに関して単一のキャリア送信を使用し、リバースリンクに関
して単一のキャリア送信を使用する例示的な簡略化されたセルラ電話システムの
ブロック図である。
【図3】 フォワードリンクに関して複数キャリア送信を、リバースリンクに関して複数
キャリア送信を使用する例示的な簡略化されたセルラ電話システムのブロック図
である。
【図4】 単一キャリアサービスと複数キャリアサービスとの混成配置の間におけるスペ
クトル拡散システムの管轄の例示的な実施形態の簡略化されたネットワーク図で
ある。
【図5】 図4の簡略化されたネットワーク図の一部を示すとともに、ネットワーク全体
を移動する例示的な遠隔局の経路を示す図である。
【図6】 2つの単一キャリ基地局BS1と通信する複数キャリアハンドオフ候補である
遠隔局の通信経路の例示的な図である。
【図7】 第1のハンドオフの実施形態におけるハンドオフ時の例示的な通信経路の図で
ある。
【図8】 第2のハンドオフの実施形態におけるハンドオフ時の例示的な通信経路の図で
ある。
【図9】 スペクトル密度及び例示的な単一キャリアプロトコルを使用してN情報ビット
を送信するのに使用される関連送信電力の一例を含む図である。
【図10】 (a)は、スペクトル密度及び例示的な単一キャリアプロトコルを使用してN
情報ビットを同時に送信するとともに例示的な複数キャリアプロトコルを使用し
てN情報ビットを送信するのに第1実施形態において使用される関連送信電力の
一例を含む。 (b)は、スペクトル密度及び例示的な単一キャリアプロトコルを使用してN
情報ビットを同時に送信するとともに例示的な複数キャリアプロトコルを使用し
てN情報ビットを送信するのに第2実施形態において使用される関連送信電力の
一例を含む。
【図11】 スペクトル密度及び例示的な複数キャリアプロトコルを使用してN情報ビット
を送信するのに使用される関連フォワードリンク送信電力の一例を含む。
【図12】 スペクトル密度及び例示的な単一キャリアプロトコルを使用してN情報ビット
を同時に送信するとともに例示的な複数キャリアプロトコルを使用してN情報ビ
ットを送信するのに第1実施形態において使用される関連フォワードリンク送信
電力の一例を含む。
【図13】 第3のハンドオフ実施形態におけるハンドオフ時の例示的な通信経路の図であ
る。
【図14】 スペクトル密度及び各遠隔局と通信するための例示的な複数キャリアプロトコ
ルを使用してN情報ビットを2つの遠隔局に送信するのに使用される関連フォワ
ードリンク送信電力の一例を含む。
【図15】 第4のハンドオフ実施形態におけるハンドオフ時の例示的な通信経路の図であ
る。
【図16】 第5のハンドオフ実施形態におけるハンドオフ時の例示的な通信経路の図であ
る。
【図17】 (a)は、送信された複数キャリア信号の一例を含む。 (b)は、単一キャリア周波数帯域において送信される(a)に示される複数
キャリア信号の一部の一例を含む。
【図18】 第6のハンドオフ実施形態におけるハンドオフ時の例示的な通信経路の図であ
る。
【図19】 第7のハンドオフ実施形態におけるハンドオフ時の例示的な通信経路の図であ
る。
【図20】 第8のハンドオフ実施形態におけるハンドオフ時の例示的な通信経路の図であ
る。
【図21】 第1から第8ハンドオフ実施形態を実行するのに使用される手順のフローチャ
ートである。
【図22】 第1から第8ハンドオフ実施形態を実行するのに使用される基地局装置の例示
的なブロック図である。
【図23】 第1から第8ハンドオフ実施形態を実行するのに使用される遠隔局装置の例示
的なブロック図である。
【図24】 第1から第8ハンドオフ実施形態を実行するのに使用される基地局コントロー
ラ(BSC)装置の例示的なブロック図である。
【符号の説明】
110(110a、110b) 遠隔局 114 基地局コントローラ(BSC) 116 移動体交換局(MSC) 118 公衆交換電話網 120 基地局
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE ,DK,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD, GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG, MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,P T,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL ,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ, VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ジョウ、ユ−チェウン アメリカ合衆国、カリフォルニア州 92129 サン・ディエゴ、リバーヘッド・ ドライブ 9979 Fターム(参考) 5K022 AA10 EE02 EE11 5K067 AA23 BB04 DD11 DD44 EE02 EE10 EE16 EE24 JJ71 JJ77

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一キャリア基地局と複数キャリア基地局間の遠隔局ハンド
    オフを容易にする方法であって、 遠隔局が、単一キャリアプロトコルに従って第1の周波数帯域における信号を
    受信していることを決定する工程と、 前記遠隔局が、前記単一キャリアプロトコルに従って第2の周波数帯域におけ
    る信号を送信していることを決定する工程であって、前記第2周波数帯域は、前
    記第1周波数帯域と実質的に同じである工程と、 前記遠隔局から第1のメッセージにおける種々の基地局の信号強度測定値を受
    信する工程と、 前記種々の基地局の少なくとも1つは、単一キャリアに準拠しており、前記種
    々の基地局の少なくとも1つは、複数キャリアに準拠していることを決定する工
    程と、 前記遠隔局は、前記第1の周波数帯域よりも大きい第3の周波数帯域における
    複数キャリアプロトコルに従って信号の受信を開始すべきであることを示す第2
    のメッセージを前記遠隔局に対して送信する工程と、 を具備する方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の周波数帯域は前記第3の周波数帯域内に含まれる
    請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記第2のメッセージは、前記遠隔局が前記第2の周波数帯
    域における前記単一キャリアプロトコルに従って信号の送信を開始すべきである
    ことを示す請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 単一キャリアに準拠する前記種々の基地局の少なくとも1つ
    から、前記第2の周波数帯域における前記単一キャリアプロトコルに従って前記
    遠隔局によって送信される信号のために前記第2の周波数帯域を監視する工程と
    、 複数キャリアに準拠する前記種々の基地局の少なくとも1つから、複数キャリ
    ア変調方法に従った信号を、前記第3の周波数帯域における前記遠隔局に送信す
    る工程と、 をさらに具備する請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 単一キャリアに準拠する前記種々の基地局の少なくとも1つ
    から、前記単一キャリアプロトコルに従って少なくとも1つの電力制御信号を前
    記第1の周波数帯域における前記遠隔局へ送信する工程をさらに具備する請求項
    4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 複数キャリアに準拠する前記種々の基地局の少なくとも1つ
    から、前記第2の周波数帯域における前記単一キャリアプロトコルに従って送信
    される信号のために、前記第2の周波数帯域を監視する工程をさらに具備する請
    求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記第2のメッセージはさらに、第4の周波数帯域における
    前記単一キャリアプロトコルに従って信号の送信を開始すべきであることを示し
    、前記第4の周波数帯域は、前記第2の周波数帯域と実質的に同じ幅であり、前
    記第4の周波数帯域のスペクトルは前記第2の周波数帯域のスペクトルと重複し
    ない請求項2に記載の方法。
  8. 【請求項8】 複数キャリアに準拠する前記種々の基地局の少なくとも1つ
    から、複数キャリア変調方法に従った信号を、前記第3の周波数帯域における前
    記遠隔局に送信する工程と、 複数キャリアに準拠する前記種々の基地局の少なくとも1つから、前記第4の
    周波数帯域における前記単一キャリアプロトコルに従って前記遠隔局によって送
    信された信号のために前記第4の周波数帯域を監視する工程と、 をさらに具備する請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 単一キャリアに準拠する前記種々の基地局の少なくとも1つ
    から、前記第4の周波数帯域における前記単一キャリアプロトコルに従った前記
    遠隔局によって送信された信号のために前記第4の周波数帯域を監視する工程と
    、 単一キャリアに準拠する前記種々の基地局の少なくとも1つから、前記第2の
    周波数帯域における前記単一キャリアプロトコルに従って他の遠隔局によって送
    信された信号のために前記第2の周波数帯域を監視する工程と、 をさらに具備する請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 単一キャリアに準拠する前記種々の基地局の少なくとも1
    つから、前記複数キャリア変調方法に従って、波形信号を生成する工程と、 前記波形信号の各々の一部を前記第1の周波数帯域における前記遠隔局に送信
    する工程と、 をさらに具備する請求項6記載の方法。
  11. 【請求項11】 単一キャリアに準拠する前記種々の基地局の少なくとも1
    つから、前記複数キャリア変調方法に従って、波形信号を生成する工程と、 前記波形信号の各々の一部を前記第1の周波数帯域における前記遠隔局に送信
    する工程と、 をさらに具備する請求項8記載の方法。
  12. 【請求項12】 単一キャリアに準拠する前記種々の基地局の少なくとも1
    つから、前記複数キャリア変調方法に従って、波形信号を生成する工程と、 前記波形信号の各々の一部を前記第1の周波数帯域における前記遠隔局に送信
    する工程と、 をさらに具備する請求項9に記載の方法。
  13. 【請求項13】 単一キャリア基地局と複数キャリア基地局間の遠隔局ハン
    ドオフを容易にする方法であって、 遠隔局が、単一キャリアプロトコルに従って第1の周波数帯域における信号を
    受信することを決定する工程と、 前記遠隔局が、前記単一キャリアプロトコルに従って第2の周波数帯域におけ
    る信号を送信していることを決定する工程と、 前記遠隔局からの第1のメッセージにおける種々の基地局の信号強度測定値を
    受信する工程と、 前記種々の基地局の少なくとも1つが単一キャリアに準拠しており、前記種々
    の基地局の少なくとも1つが複数キャリアに準拠していることを決定する工程と
    、 前記遠隔局が、前記第1の周波数帯域よりも大きい第3の周波数帯域における
    複数キャリアプロトコルに従ってメッセージの受信を開始すべきであることを示
    す第2のメッセージを前記遠隔局に送信する工程であって、前記第2のメッセー
    ジはまた、前記遠隔局が、前記第1の周波数帯域よりも大きい第4の周波数帯域
    に関して前記複数キャリアプロトコルに従ってメッセージ帯域の送信を開始すべ
    きであることを示す工程と、 を具備する方法。
  14. 【請求項14】 前記第1の周波数帯域は前記第3の周波数帯域内に含まれ
    ており、前記第2の周波数帯域は、前記第4の周波数帯域内に含まれている請求
    項13記載の方法。
  15. 【請求項15】 複数キャリアに準拠する前記種々の基地局の少なくとも1
    つから、前記第2の周波数帯域における前記複数キャリアプロトコルに従って送
    信された信号のために前記第4の周波数帯域を監視する工程と、 複数キャリアに準拠する前記種々の基地局の少なくとも1つから、複数キャリ
    ア変調方法に従った信号を前記第3の周波数帯域における前記遠隔局へ送信する
    工程と、 をさらに具備する請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】 単一キャリア基地局と複数キャリア基地局間の遠隔局ハン
    ドオフを容易にする方法であって、 遠隔局が単一キャリアプロトコルに従って第1の周波数帯域における信号を受
    信することを決定する工程と、 前記遠隔局が前記単一キャリアプロトコルに従って第2の周波数帯域における
    信号を送信していることを決定する工程であって、前記第2の周波数帯域は実質
    的に前記第1の周波数帯域と同じである工程と、 前記遠隔局からの第1のメッセージにおける種々の基地局の信号強度測定値を
    受信する工程と、 前記種々の基地局の少なくとも1つが単一キャリアに準拠しており、前記種々
    の基地局の少なくとも1つが複数キャリアに準拠していることを決定する工程と
    、 前記遠隔局が、前記第1の周波数帯域において複数キャリアに準拠する前記種
    々の基地局の少なくとも1つから前記単一キャリアプロトコルに従ってメッセー
    ジの受信を開始すべきであることを示す第2のメッセージを前記遠隔局に送信す
    る工程と、 複数キャリアに準拠する前記種々の基地局の少なくとも1つから、前記単一キ
    ャリアプロトコルに従って前記第1の周波数帯域における前記遠隔局へ信号を送
    信して、複数キャリアに準拠する前記種々の基地局の少なくとも1つから、前記
    第2の周波数帯域における前記単一キャリアプロトコルに従って送信された信号
    のために前記第2の周波数帯域を監視する工程と、 を具備する方法。
  17. 【請求項17】 単一キャリア基地局及び複数キャリア基地局の両方を含む
    一組の基地局を含むネットワークにおける基地局コントローラ装置であって、 前記一組の基地局にメッセージを送信するとともに、当該一組の基地局からメ
    ッセージを受信するためのインタフェースであって、前記受信メッセージはアク
    ティブセットリストメッセージを具備するインタフェースと、 前記アクティブセットリストメッセージを検査するために、前記インタフェー
    スに伝達可能に結合された制御プロセッサとを具備し、 前記制御プロセッサはさらに、前記一組のアクティブセットリストメッセージ
    に従ってフォワードリンクチャネルを第1の遠隔局に対して設定するものであり
    、前記フォワードリンクチャネルは、前記単一キャリア基地局の1つに関して設
    定された第1のフォワードリンクチャネルを具備し、前記フォワードリンクチャ
    ネルは、前記複数キャリア基地局に関して設定された第2のフォワードリンクチ
    ャネルを具備する方法。
  18. 【請求項18】 前記送信メッセージはハンドオフメッセージを具備し、前
    記制御プロセッサはさらに、前記アクティブセットリストメッセージに従って前
    記ハンドオフメッセージを生成する請求項17に記載の装置。
  19. 【請求項19】 単一キャリア基地局装置であって、 単一キャリアプロトコルまたは複数キャリアプロトコルに従ってデータを変調
    して、送信器に変調されたデータを供給するために、送信器に伝達可能に結合さ
    れるとともに、制御プロセッサに伝達可能に結合された変調器と、 単一キャリア周波数帯域における前記変調されたデータを無線で送信するため
    の前記送信器と、 基地局コントローラからの指示を受信するために、前記制御プロセッサに伝達
    可能に結合されたインタフェースと、 前記メッセージを検査して前記変調器に対して前記メッセージの内容に基づい
    て複数キャリアプロトコルに従って前記データを変調すべきかあるいは単一キャ
    リアプロトコルに従って前記データを変調するかを指示する前記制御プロセッサ
    と、 を具備する単一キャリア基地局装置。
  20. 【請求項20】 遠隔局装置であって、 複数キャリアプロトコルに従ってかつ単一キャリアプロトコルに従ってデータ
    を変調するための変調器と、 複数キャリアプロトコルに従ってかつ単一キャリアプロトコルに従ってデータ
    を復調するための復調器と、 受信したハンドオフメッセージの内容に基づいて、データを前記複数キャリア
    プロトコルに従って変調すべきであるか、あるいは、データを前記単一キャリア
    プロトコルに従って変調すべきであるかを決定するための制御プロセッサとを具
    備し、 前記制御プロセッサはさらに、前記受信したハンドオフメッセージの内容に基
    づいて、データを前記複数キャリアプロトコルに従って復調すべきであるか、あ
    るいは、データを前記単一キャリアプロトコルに従って復調すべきかどうかを決
    定し、 前記制御プロセッサは、前記複数キャリアプロトコルに従ってデータを変調す
    べきであるか、あるいは、前記単一キャリアプロトコルに従ってデータを変調す
    べきであるかを前記複数キャリア変調器に対して指示するために、前記変調器に
    伝達可能に結合され、 前記制御プロセッサは、前記複数キャリアプロトコルに従ってデータを復調す
    べきであるか、あるいは、前記単一キャリアプロトコルに従ってデータを復調す
    べきであるかを前記復調器に対して指示するために、前記復調器に伝達可能に結
    合されている遠隔局装置。
  21. 【請求項21】 装置であって、 遠隔局が単一キャリアプロトコルに従って第1の周波数帯域において信号を受
    信していることを決定するための手段と、 前記遠隔局が前記単一キャリアプロトコルに従って第2の周波数帯域における
    信号を送信していることを決定するための手段であって、前記第2の周波数帯域
    は、前記第1の周波数帯域と実質的に同じである手段と、 前記遠隔局からの第1のメッセージにおける種々の基地局の信号強度測定値を
    受信するための手段と、 前記種々の基地局の少なくとも1つが単一キャリアに準拠し、前記種々の基地
    局の少なくとも1つが複数キャリアに準拠することを決定する手段と、 前記遠隔局が、前記第1の周波数帯域よりも大きな第3の周波数帯域における
    複数キャリアプロトコルに従って信号の受信を開始すべきであることを示す第2
    のメッセージを前記遠隔局に送信するための手段と、 を具備する装置。
  22. 【請求項22】 装置であって、 遠隔局が、単一キャリアプロトコルに従って第1の周波数帯域における信号を
    受信することを決定するための手段と、 前記遠隔局が前記単一キャリアプロトコルに従って第2の周波数帯域における
    信号を送信していることを決定するための手段であって、前記第2の周波数帯域
    は前記第1の周波数帯域と実質的に同じ幅である手段と、 前記遠隔局からの第1のメッセージにおける種々の基地局の信号強度測定値を
    受信するための手段と、 前記種々の基地局の少なくとも1つは単一キャリアに準拠しており、前記種々
    の基地局の少なくとも1つは複数キャリアに準拠していることを決定するための
    手段と、 前記遠隔局が、前記第1の周波数帯域よりも大きな第3の周波数帯域における
    複数キャリアプロトコルに従ってメッセージの受信を開始すべきであることを示
    す第2のメッセージを前記遠隔局に対して送信する手段であって、前記第2のメ
    ッセージはまた、前記遠隔局が、前記第1の周波数帯域よりも大きい第4の周波
    数帯域に関する前記複数キャリアプロトコルに従ってメッセージ帯域の送信を開
    始すべきであることを示す手段と、 を具備する装置。
  23. 【請求項23】 装置であって、 遠隔局が単一キャリアプロトコルに従って第1の周波数帯域における信号を受
    信することを決定するための手段と、 前記遠隔局が、前記単一キャリアプロトコルに従って第2の周波数帯域におけ
    る信号を送信していることを決定するための手段であって、前記第2の周波数帯
    域は前記第1の周波数帯域と実質的に同じ幅である手段と、 前記遠隔局からの第1のメッセージにおける種々の基地局の信号強度測定値を
    受信するための手段と、 前記種々の基地局の少なくとも1つが単一キャリアに準拠しており、前記種々
    の基地局の少なくとも1つが複数キャリアに準拠していることを決定するための
    手段と、 前記遠隔局が、前記第1の周波数帯域における複数キャリアに準拠している前
    記種々の基地局の少なくとも1つからの前記単一プロトコルに従ってメッセージ
    の受信を開始すべきであることを示す第2のメッセージを前記遠隔局に送信する
    ための手段と、 複数キャリアに準拠する前記種々の基地局の少なくとも1つから、前記単一キ
    ャリアプロトコルに従って信号を前記第1周波数帯域における前記遠隔局に送信
    するとともに、複数キャリアに準拠する前記種々の基地局の前記少なくとも1つ
    から、前記第2周波数帯域における前記単一キャリアプロトコルに従って送信さ
    れた信号のために前記第2の周波数帯域を監視する手段と、 を具備する装置。
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