JP3425501B2 - 面ファスナー - Google Patents

面ファスナー

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明はタッチアンドクロー
ズ型の所謂面ファスナーに関し、特に平板状基材の同一
表面に多数の雄雌の係合素子が混在して立設されてなる
面ファスナーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来も、織編成された基布の一表面に、
多数の雄係合素子であるモノフィラメントからなるフッ
ク状係合素子と多数の雌係合素子であるマルチフィラメ
ントからなるループ状係合素子とが混在して立設されて
なる面ファスナー(以下、雄雌混在型面ファスナーとい
う。)は、例えば米国特許第3,130,111号明細
書、特公昭44−5569号公報、特開昭49−264
9号公報、米国特許第4,884,988号明細書、米
国特許第5,369,852号明細書等により広く知ら
れている。
【0003】しかして、これらの雄雌混在型面ファスナ
ーは同一構成からなる係合片の係合面同士を押圧するこ
とにより接合一体化すると共に剥離も可能であって、従
来のごとく雄係合素子と雌係合素子を単独に有する一般
的な面ファスナーと比較して製品管理或いは縫製時等の
煩雑性が回避されるという利点がある。
【0004】しかしながら、混在型面ファスナーにあっ
ては、柔軟性のある雌係合素子と剛直なフック状の雄係
合素子とが混在するため、柔軟性のある雌係合素子が単
独に立設された一般的な雌係合片に較べると、係合面に
感触が硬く、且つチクチクする感じを拭い去ることが難
しい。そこで、例えば上記米国特許第5,369,85
2号明細書に開示されているように、フック状或いはキ
ノコ状の雄係合素子をマルチフィラメントからなるルー
プ状の雌係合素子よりも背丈を低く設定して、表面にル
ープ端を僅かに突出させてなる混在型面ファスナーを提
案している。なお、フック状の雄係合素子ではないが、
キノコ状の雄係合素子をループ状の雌係合素子よりも低
く設定された、前記米国特許第5,369,852号明
細書に開示せされたものと同様の構成をもつ混在型面フ
ァスナーが、例えば英国特許第1345607号明細書
にも開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の混在
型面ファスナーは一般的に従来の面ファスナーに較べて
係合率や剥離強度等が低いが、前記米国特許第5,36
9,852号明細書及び英国特許第1345607号明
細書に開示された混在型面ファスナーにあってはループ
状の雌係合素子が雄係合素子よりも背丈が高く、且つ雌
係合素子の形態に基づき変形がしにくいため、同一の配
置と密度である場合にはループ状雌係合片が邪魔をし
て、従来の一般的な混在型面ファスナーに較べても更に
係合率や剥離強度等が低くなり、そのために例えば雄雌
係合素子の配置割合とか配列の仕方等に格別な対処が要
求される。
【0006】本発明は、かかる従来の混在型面ファスナ
ーにおける課題の全てを同時に解決することを目的とし
て開発されたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的は、本発明の主
要な構成である平板状基材の同一表面に多数の雄係合素
子と雌係合素子とが混在して立設されてなる面ファスナ
ーであって、前記雄係合素子及び雌係合素子の他に、マ
ルチフィラメントからなる多数の立毛素子が混在してな
ることを特徴とする面ファスナーにより達成される。
【0008】そして、前記立毛素子の基材表面からの高
さが少なくとも前記雄係合素子の基材表面からの高さよ
り高く設定されてなり、前記雌係合素子がマルチフィラ
メントからなり、前記雄係合素子がモノフィラメントか
ら構成され、両係合素子が繊維織編物からなる平板状基
材の織編成と同時に織編成される。
【0009】通常、前記繊維織編物から構成される面フ
ァスナーにあっては、織編成がなされたのちに表面の係
合素子の形態を安定化させるために熱セットがなされ
る。本発明にあっては、この熱セット時における前記立
毛素子の熱セット条件が前記雄係合素子の熱セット条件
と異なり、前記雄係合素子の熱セット条件では前記立毛
素子の熱セットがなされない材質を使用することが望ま
しい。
【0010】また、前記織編成により得られる面ファス
ナーにあっては、雄係合素子であるフック状係合素子は
織編成時にはループ状に織編成され、その一部をカッタ
ーにより切断してフック状となすものであるが、このと
き上記立毛素子を同時に形成することが望ましい。その
ため、雄係合素子と前記立毛素子とを双糸として基材に
同一形態のループを織編成し、前記カッターによって両
ループを同時に切断して雄係合素子及び立毛素子を同時
に形成する。この場合に、上記熱セット条件が異なるこ
ととが相まって、切断された立毛素子はマルチフィラメ
ントがばらけた状態で立ち上がり、フック状の係合素子
の背丈より高くなる。
【0011】こうして形成される立毛素子は、面ファス
ナーとしての係合機能に直接携わらないことと、混在型
面ファスナーの表面の感触に柔軟性を与えるために、前
記立毛素子の材質を他の係合素子のそれよりも柔軟性に
富んだ材質とすることが望ましい。
【0012】更に本発明にあっては、前記雄係合素子及
び雌係合素子の形態が同一の形態をなしている場合があ
り、この場合に前記雄係合素子及び雌係合素子の両形態
をフック状又は立上り部の上端に膨出部を有する所謂キ
ノコ状等の多様な形態が採用できる。
【0013】一般的には、前記雄係合素子の形態がフッ
ク形態をなすと共に、前記雌係合素子の形態が一群のマ
ルチフィラメントからなるループ形態をなしているが、
前記雄係合素子の形態が立上り部の上端に膨出部を有す
る所謂キノコ形態をなし、前記雌係合素子の形態が一群
のマルチフィラメントからなるループ形態をなしている
場合もある。更には、本発明は前記平板状基材の少なく
とも一部と前記雄係合素子とが熱可塑性合成樹脂からな
る成形体からなることをも含んでいる。
【0014】
【発明の実施形態】以下、本発明の好適な実施形態を図
示実施例により具体的に説明する。図1及び図2は本発
明の代表的な製織編により得られる混在型面ファスナー
の中間製品と最終製品とを斜視図と概略断面図で示して
いる。
【0015】これらの図によれば、本実施例による混在
型面ファスナー1は通常の織機により織成される織物か
らなる。そして、地組織をなす基布10の表面には多数
のマルチフィラメントからなる後述する雌係合素子13
を構成するパイル用経糸11と多数のモノフィラメント
からなる雄係合素子14をなすパイル用経糸12とが予
め設定された配列で混在して織り込まれている。
【0016】前記基布10に使用される繊維材料として
は、ポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維、ポリアク
リル系繊維、ポリプロピレン等からなる合成繊維、或い
は通常の半合成繊維や天然繊維を使用できる。一方、前
記パイル用経糸11,12を構成する材質としては前述
の合成繊維材料が使用できる。図示例では前記雌係合素
子13を構成するパイル用経糸11としてポリアミド系
の合成樹脂材料から得られるマルチフィラメントが使わ
れ、前記雄係合素子14を構成するパイル用経糸12と
してはポリエステル系のモノフィラメントが使われてい
る。しかし、両パイル用経糸11,12の材質は同一で
あってもよく、その組合せは限定されない。
【0017】以上の構成は、従来の織物からなる繊維製
の混在型面ファスナーの基本構造と変わるところはない
が、本発明では更に上記構成に加えて前記基布10のパ
イル形成面と同一表面に、多数の繊維群が略直立状態で
一体的に織成して形成される立毛素子16を有してい
る。
【0018】図1に示す実施例によれば、前記立毛素子
16は繊度が小さく弱い撚りがかかった多数のフィラメ
ント繊維からなるマルチフィラメント糸15を上記モノ
フィラメントからなるパイル用経糸12に添えて双糸の
状態で上記基布10に同時に織り込まれた後に、後述す
る切断加工を経て形成される。図示例では、前記モノフ
ィラメントからなるパイル用経糸12と立毛素子用のマ
ルチフィラメント糸15とは、3本の緯糸21a〜21
cのうち2本の緯糸21a,21cを1本飛ばして潜り
抜けた後に、3本の地組織用経糸17をループ状に跨い
で前記3本の緯糸21a〜21cに続く1本の緯糸21
dを越えた後の3本の緯糸21a〜21cのうち同じく
2本の緯糸21a,21bを1本飛ばして潜り抜けた後
に、再び3本の前記地組織用経糸17をループ状に跨い
で前記3本の緯糸21に続く1本の緯糸21を越えて地
組織に織り込まれる。この操作が順次繰り返されて、前
記モノフィラメントからなるパイル用経糸12と立毛素
子用のマルチフィラメント糸15とによる多数のパイル
12a,15aが、図1(A)に示す如く基布10の一
表面に立設される。前記3本の経糸17と前記緯糸21
a〜21dとによる基本組織は平織りが採用されてい
る。
【0019】一方、本実施例による雌係合素子13を構
成するマルチフィラメントからなるパイル用経糸11
は、前記モノフィラメントからなるパイル用経糸12と
立毛素子用のマルチフィラメント糸15が引き揃え状態
で織り込まれた上記地組織に隣接して同一基布10の同
一表面上に雌係合素子13を構成するパイル11aを形
成する。このパイル11aを形成するための織り組織は
上記雄係合素子14及び立毛素子16を形成するための
パイル織り組織と同じであるが、緯糸21を経糸方向に
1本だけずらした組織としている。従って、前記雄係合
素子14及び立毛素子16と前記雌係合素子13とは経
糸方向に緯糸1本分だけ突設位置がずれていることにな
る。
【0020】前記雌係合素子13を構成するパイル11
aの基布10の表面からの高さは、前記雄係合素子用の
モノフィラメントからなるパイル12a及び立毛素子用
のマルチフィラメント糸からなるパイル15aの高さと
同等か或いは僅かに高く設定される。ただし、雌係合素
子13を構成するパイル11aの高さを他のパイル高さ
より高く設定するときは、後述する切断加工後の立毛素
子16の高さより低いことが必要である。そして本実施
例では、前記雄係合素子14及び立毛素子16と前記雌
係合素子13との間に1本の地組織用経糸17が緯糸2
1a〜21dを1本おきに交互に潜るようにして織り込
まれる。こうして基布10の織成と同時に雄係合素子1
4、立毛素子16及び雌係合素子13の上記形成用パイ
ル12a,15a,11aが織り込まれて混在型面ファ
スナー用織物が織り上がると、前記雄係合素子14及び
雌係合素子13の形態を安定化させるための熱セットが
なされる。このとき本実施例では、立毛素子16を構成
するマルチフィラメントの熱セット温度が雄係合素子1
4及び雌係合素子13の熱セット温度より高い材質を選
択することが望ましい。
【0021】次いで、前記雄係合素子14及び立毛素子
16の両パイルの一側部が公知のバリカン状の同一切断
刃により常法に従って同時に切断されると、図1(B)
に示す如くモノフィラメントからなるパイル12aは側
部の一部分が切除されたフック形状を保持する雄係合素
子14が形成されると同時に、前記立毛素子16を構成
するマルチフィラメントからなるパイル15aの上端湾
曲部が弾性復帰して略原形に近い弓状に立ち上がる。こ
のときの、前記立毛素子16の基布表面からの高さは、
図2(B)に示す如く他の雌雄係合素子13,14の高
さよりも高くなると共に、前記立毛素子16の多数の繊
維群が雄係合素子14に沿って起立する。
【0022】かくして得られた混在型面ファスナー1の
基布10には合成樹脂が裏打ちされる。この合成樹脂材
料としては、前記基布10にとって接着性に富んだ材質
が採用され、例えば上述の繊維材料と同じポリエステル
系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアクリル系樹脂や、そ
の他のポリウレタン系樹脂、各種合成ゴム等が使用でき
る。合成樹脂の裏打ちにあたっては、増量剤、界面活性
剤、硬化剤等が添加された合成樹脂材料を適宜溶剤に溶
解した溶液、或いは加熱により溶融した前記樹脂材料を
基布10の裏面にコーティングして同裏面から適宜手段
により圧力を付与することにより、同液状の合成樹脂材
料を基布10の内部に十分に含浸させ、加熱硬化させて
上記雌雄係合素子13,14及び立毛素子16の基端を
基布10に固定する。
【0023】本実施例に係る混在型面ファスナー1は、
上述の構成を備えているため従来の混在型面ファスナー
と同様に前記混在型面ファスナー1の係合面同士を合わ
せて押圧すれば容易に接合され、一端を持ち上げれば容
易に剥離できるし、また在庫管理や縫製加工時における
煩雑性も回避できる。
【0024】更に、これは本発明の最も注目すべき点で
あるが、上記実施例における混在型面ファスナー1で
は、その雌雄係合素子13,14が起立する係合面の表
面が、多数の繊維群からなる立毛素子16の構成繊維で
雌雄係合素子13,14の上端から僅かに突出してほぼ
覆われた状態となり、特に同立毛素子16がフック状の
雄係合素子14に近接して存在することになるため、混
在型面ファスナー1の係合面が通常の起毛織物に近似す
る手触りが得られ、従来の如く雄係合素子による剛直な
感触とチクチクする触感が著しく払拭される。また更
に、前記立毛素子16は多数の繊維が単に起立して構成
されるため、例えば上記米国特許第5,369,852
号明細書に開示された混在型面ファスナーのようにマル
チフィラメントによるパイル状雌係合素子の背丈を単に
モノフィラメントからなるフック状の雄係合素子よりも
僅かに高く設定したものに比べると、雄係合素子16を
相手方の面ファスナーの係合面に侵入させるときに受け
る反発力が小さく、相手方の係合面に侵入しやすくなっ
て係合率が増加して係合強度を高める。
【0025】図3の(A),(B)は、本発明の他の実
施例である繊維製の混合型面ファスナーの中間製品と最
終製品の部分的な概略断面図である。これらの図におい
て、上記実施例と実質的に同一の部分には同一符号が付
してある。図3に示す実施例では、同図(A)に示す如
く基布10の同一表面であって、その織り巾方向にモノ
フィラメントからなる雄係合素子14用のパイル12
a、マルチフィラメントからなる立毛素子16用のパイ
ル15a、及び同じくマルチフィラメントからなる雌係
合素子13用のパイル11aの順番で繰り返し形成され
ながら混在型面ファスナーの中間製品が織成される。
【0026】次いで、上記実施例と同様の熱セットがな
された後に、織り巾方向に隣合うモノフィラメントから
なる雄係合素子14用のパイル12aとマルチフィラメ
ントからなる立毛素子16用のパイル15aとの相対す
る側部の一部が切除され、図3(B)に示すようなフッ
ク状の雄係合素子14と同雄係合素子14及び前記雌係
合素子13のそれぞれの上端から先端を突出させて弓状
に立ち上がる多数の繊維群からなる立毛素子16とが形
成される。
【0027】図4の(A),(B)は図3に示した実施
例の変形例を示している。この変形例は、織り巾方向に
配列されるモノフィラメントからなる雄係合素子14用
のパイル12a、マルチフィラメントからなる立毛素子
16用のパイル15a、及び同じくマルチフィラメント
からなる雌係合素子13用のパイル11aの配列を、図
3に示す配列と異ならせている。
【0028】すなわち図4に示す変形例では、その織り
巾方向にマルチフィラメントからなる立毛素子16用の
パイル15a、モノフィラメントからなる雄係合素子1
4用のパイル12a、マルチフィラメントからなる立毛
素子16用のパイル15a、モノフィラメントからなる
雄係合素子14用のパイル12a、同じくマルチフィラ
メントからなる雌係合素子13用のパイル11a、及び
マルチフィラメントからなる雌係合素子13用のパイル
11aの順番で繰り返し形成し、同図(A)に示すよう
な混在型面ファスナーの中間製品を織成している。そし
て、同中間製品に熱セットがなされた後、織り巾方向に
隣合う2組のモノフィラメントからなる雄係合素子14
用のパイル12a及びマルチフィラメントからなる立毛
素子16用のパイル15aのそれぞれ相対する側部の一
部を切除して、図4(B)に示すようなフック状の各雄
係合素子14とパイル状の各雌係合素子13のそれぞれ
の上端より情報に僅かに先端を突出させて弓状に立ち上
がる多数の繊維群からなる立毛素子16とを形成してい
る。
【0029】図5の(A),(B)は、本発明の更に他
の実施例である織成による繊維製の混在型面ファスナー
の中間製品とその最終製品とを示している。この実施例
では、上記立毛素子16の形成手法が異なっている点に
特徴がある。従って、同図に示す織り巾方向に配列され
るモノフィラメントからなる雄係合素子14用のパイル
12a、マルチフィラメントからなる立毛素子16用の
パイル15a、及び同じくマルチフィラメントからなる
雌係合素子13用のパイル11aの配列は単なる例示に
過ぎず、多様な配列が採用できる。
【0030】図示例によれば、同図(A)に示す如く上
記パイル11a,12a,15aの配列は、織り巾方向
に隣合う2個のモノフィラメントからなる雄係合素子1
4用のパイル12aと2個のマルチフィラメントからな
る雌係合素子13用のパイル11aとの間に1個の立毛
素子16用のパイル15aを介在させて基布10に織り
込まれるように配列している。そして、この各パイル1
1a,12a,15aの織り込みあたって、立毛素子1
6用のパイル15aを同図(A)に示す如く他のパイル
11a,12aの背丈よりも十分に高く設定する。
【0031】こうして織り上がった中間製品の巾方向に
隣合う2個のモノフィラメントからなる雄係合素子14
用のパイル12aの相対する側部の一部が常法により切
除されると共に、上記立毛素子16用のパイル15aの
上端部を図5の(A)に仮想線に沿って切除して、同図
(B)に示すような混在型面ファスナーを製造する。こ
のときの立毛素子用パイル15aの上端部の切除手段
は、一般の起毛布の製造時におけるパイルの剪毛による
ことが効率的である。また、本実施例にあっても、前記
立毛素子16の背丈は既述した上記実施例と同様に、他
の雌雄係合素子13,14の背丈よりも僅かに高くなけ
ればならないため、前記切除位置もその背丈に見合った
位置に設定される。
【0032】図6(A),(B)は、本発明の更に他の
実施例を示している。この実施例によれば、前記実施例
のモノフィラメントからなるフック状の雄係合素子14
に代えて、同じくモノフィラメントからなり、基布10
から起立する柱部18aとその柱部18aの上端に略半
球状の膨頭部18bとを有する、所謂キノコ状の雄係合
素子18が採用されている。このキノコ状の雄係合素子
18の形成には、従来から広く知られている手法が採用
できる。すなわち、雄係合素子18用のパイル18 ′の
先端を切断して2分したのちに、多数の凹部を有する加
熱板に前記切断端を押し付け、或いは前記切断端に加熱
源を近づけることで同切断端を溶融させて、例えば図6
(B)に示す如く柱部18aの先端に膨んだ膨頭部18
bを得ることができる。
【0033】図7及び図8は本発明の更に他の実施例を
示しており、両実施例とも上述の各実施例の如く全ての
構成材料が繊維素材からなる混在型面ファスナーとは異
なり、平板状基材10′の一部基材と雄係合素子19と
が合成樹脂材料の成形体により構成される。一方、前記
前記一部基材10aと成形雄係合素子19以外の雌係合
素子13及び立毛素子16は上述の各実施例と同様に繊
維材料により構成されている。
【0034】かかる素材及び製法の異なる部材が混在す
る混在型面ファスナー1′を得るには、予め織成或いは
編成したパイル布を溶融樹脂と共に従来公知の成形面フ
ァスナーの成形用ダイホイールと略同一の構成もつ成形
用ダイホイールの周面に供給することによって連続的に
製造できる。
【0035】その製造装置の一例を簡単に説明すると、
前記ダイホイールの周面には所定の周方向に列設された
多数のフック片成形用のキャビティ列が回転軸線方向に
沿って間隔をおいて形成され、その隣合うキャビティ列
の間に周方向に沿ってリング状の凹溝部が形成されてい
る。このダイホイールの基本構造は米国特許第4,77
5,310号明細書に開示された構造に僅かな変更を加
えたものであるため、ここではその構造を簡単な説明に
止める。ダイホイールは内部に水冷ジャケットを有する
中空ドラム状をなしており、その軸方向の中央部分は多
数のリング状板材の積層構造からなり、前記キャビティ
列は同一径を有するリング状板材の周縁にフック片基端
を周面に開放させた多数の上記フック片成形用キャビテ
ィにより構成される。また、前記凹陥部は前記キャビテ
ィ列を構成するリング状板材の外径より短い所定の外径
を有する複数枚のリング状板材を積層することによって
構成される。かかる構成からなるダイホイールは、公知
の同期駆動装置により駆動回転する。
【0036】積極回転する前記ダイホイールの周面に所
定の間隔をおいて射出ダイを対向させて設置し、同ダイ
の先端の樹脂射出口から所定の樹脂圧をもって溶融樹脂
をシート状に射出する。そして、前記射出ダイの樹脂射
出口と前記ダイホイールの周面との間に、巻きロール体
から引き出されるパイル織物又はパイル編物(以下、パ
イルシート材という。)を所定の張力を持たせてダイホ
イールの一部周面に接触させながら導入する。また、前
記ダイホイールの回転方向の前記樹脂射出口とは反対側
の斜め上方にガイドロールを配設すると共に、同ガイド
ロールの更に下流側前方には前記ダイホイールの回転速
度に同調した速度で回転する上下一対の引取ロールが設
置されている。
【0037】図7に示す実施例に使用されるパイルシー
ト材としては、地組織が溶融樹脂を透過し得るに充分な
粗織物として織成される。ダイホイールの周面で混在型
面ファスナーの形態に成形された溶融樹脂は、同ホイー
ルの略半周面をガイドロールにより案内されて周回し、
その間にダイホイールの内部から冷却され、パイルシー
ト材Sの一部を埋設した基材10とフック片19が一体
となって徐々に固化していく。こうして成形された本実
施例の混在型面ファスナー1′のシート状中間製品は、
ダイホイールの略1/2を周回したのち、ガイドローラ
を介して引取ローラにより積極的に引き取られてダイホ
イールの周面から連続的に離脱し、図7(A)に示すよ
うに基材10′の巾方向に隣合うフック片19の各列間
に背丈の高い立毛素子16用のパイル15aと、フック
片19の高さにほぼ等しい高さの雌係合素子13用のパ
イル11aとが交互に基材10′の表面から立ち上がっ
て連続的に製造される。
【0038】更に、図7の実施例では前記立毛素子用パ
イル15aは基材10の巾方向に隣合うフック片19の
中間位置に形成され、雌係合素子用パイル11aは4個
のフック片19の丁度中央位置に形成される。立毛素子
16用のパイル15aを前述の如く配することで、後に
切断により形成される立毛素子16がフック片19の上
方に広がり、他の位置に配する場合に比べて係合面の手
触りに違和感のない更にソフトな感触が得られるように
なる。また、この実施例では隣合う各フック片列のフッ
ク片19のフック方向を逆向きとしている。しかし、前
記雌係合素子用パイル11a及び立毛素子用パイル15
aの配列や、前記フック片19の方向は上記実施例に限
定されるものではない。
【0039】こうして製造された中間製品の前記立毛素
子用パイル15aの上端部が図7(A)に仮想線で示す
位置において切断され、同図(B)に示すような形態を
もつ本発明の混合型面ファスナー1′が製造される。な
お、図7に示した実施例では中間製品を製造したのち
に、立毛素子用パイル15aの上端部を切断して立毛素
子16を形成しているが、上記ダイホイールと射出ダイ
との間に導入する以前のパイル織物上で立毛素子用パイ
ル15aの上端部を予め切断しておくことができる。
【0040】図8は前記実施例の変形例を示しており、
この変形例によればフック片列に形成される雌係合素子
13と立毛素子16との配列が、混在型面ファスナーの
巾方向にあってフック片19、立毛素子16、雌係合素
子13の順序を繰り返して形成されている。
【0041】この実施例によるパイルシート材は幅方向
に所定の幅をもつパイル形成部S1と粗目部S2とを交
互に形成して構成される。前記パイル形成部S1の地組
織は溶融樹脂が透過しない程度に高密度で織成又は編成
されており、一方の粗目部S2にはパイルは存在せず溶
融樹脂が容易に透過し得る空隙を形成している。更に、
本実施例による前記パイル形成部S1には、その長さ方
向に上記ダイホイールの周面に形成されたフック片成形
用キャビティ列の各キャビティと同一のピッチをもって
背丈の高い立毛素子16用のマルチフィラメントからな
るパイル15aが織り込まれると共に、長さ方向に列設
される前記立毛素子用パイル15aの中間に雌係合素子
13用の背丈の低いマルチフィラメントからなるパイル
11aが織り込まれている。この織成又は編成された前
記パイル面にナッピング加工が施される場合もある。こ
うすると、前記パイル面に柔軟性を付与できると共に、
各パイル11a,15aを構成するマルチフィラメント
の各パイル方向がほぼ全方向を向くようになる。
【0042】上記装置により本発明の混在型面ファスナ
ー1′を成形するには、射出ダイから所定の樹指圧をも
って連続的に射出される溶融樹脂を、回転するダイホイ
ールとの間に形成された間隙に連続的に押し込む。同時
に、ダイホイールの周面に沿って前記間隙に導入される
パイルシート材Sは、そのパイル11a,15aをダイ
ホイールの各キャビティ列間に形成されたリング状凹溝
部に収容させて案内するように導入し、パイル形成部S
1の地組織に射出口側で溶融樹脂の一部が含浸させると
共に、粗目部S2では空隙を通して前記溶融樹脂の一部
がダイホイールの周面へと押し出されて同周面に形成さ
れた上記フック片成形用キャビティに順次充填され、フ
ック片19を成形しながら粗目部S2とフック片成形用
キャビティとの間の周辺に均一に拡充させる。その結
果、射出ダイの射出口の側に残る溶融樹脂と前記拡充さ
れた溶融樹脂とがパイルシート材Sの構成材料に一体的
に融着して所定の厚みを有する基材10′の一部基材を
成形する。
【0043】なお、上記雄係合素子であるフック片19
が合成樹脂成形品である場合には、図9に示すように同
フック片自体が雌係合素子13′となり得るものであ
り、その係合面同士13′,19を対向させて両基材
1′,1′を押圧・剥離すれば接合・離脱が可能とな
る。従って、雌係合素子13′として上述の如くマルチ
フィラメントからなるパイル11aを格別に形成する必
要がなく、上記フック片19と同一形態を採用すること
もできる。
【0044】以上の全ての実施例において、雄係合素子
14,18,19が最も剛直であることが当然である
が、上記雌係合素子13及び立毛素子16に関しては、
マルチフィラメントの繊維群からなる立毛素子16の構
成繊維を同じくマルチフィラメントからなる雌係合素子
13の構成繊維よりも柔軟性に富んだ材質を選択するこ
とが好ましい。この柔軟性を決める要因としては、合成
樹脂材料の種類、同一の樹脂材料である場合には、その
添加剤と添加量、或いは繊維の太さ等が挙げられる。
【0045】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
よれば平板状基材の同一表面に雄係合素子と雌係合素子
とが混在して形成された混在型面ファスナーにあって、
更に同基材表面に多数の繊維群からなる立毛素子を多数
混在させると共に、同立毛素子の背丈を他の係合素子の
上端高さよりも高く設定することにより、同立毛素子
構成する多数の繊維が雄雌係合素子を上方から覆うよう
にして突出しているため、従来のように剛直な雄係合素
子が直接肌に触れることなく従来の混在型面ファスナー
に比べるとその係合面の感触がソフトであって、チクチ
クする感触などが殆ど払拭される。
【0046】また、本発明の前記立毛素子の存在は、従
来の雄係合素子より背丈を高くした混在型の面ファスナ
ーと比較すると、係合面の感触に優れるばかりでなく、
同面ファスナー同士を押圧して接合するときに、雄係合
素子が相手方の係合面に侵入するにあたっては従来の前
記面ファスナーではパイル状の雌係合素子による反発力
が大きく侵入しにくいのに対して、本発明では直立状の
繊維が係合面から突出しているに過ぎないため、雄係合
素子が相手方の係合面に容易に侵入しやすくなり、係合
率が増加して係合強度も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施例である混合型面ファス
ナーの構成を示す中間製品及び最終製品の部分斜視図で
ある。
【図2】同断面図てある。
【図3】本発明の他の実施例である混合型面ファスナー
の構成を示す中間製品及び最終製品の部分断面図であ
る。
【図4】図4の実施例における変形例を示す部分断面図
である。
【図5】本発明の更に他の実施例である混合型面ファス
ナーの構成を示す中間製品及び最終製品の部分断面図で
ある。
【図6】本発明の更に他の実施例である混合型面ファス
ナーの構成を示す中間製品及び最終製品の部分断面図で
ある。
【図7】基材の一部と雄係合素子を合成樹脂材料により
成形した本発明の更に他の実施例である混合型面ファス
ナーの構成を示す中間製品及び最終製品の部分断面図で
ある。
【図8】同実施例の変形例を示す中間製品及び最終製品
の部分断面図である。
【図9】上記実施例の更なる変形例を示す混在型面ファ
スナーの接合説明図である。
【符号の説明】
1,1′ 混在型面ファスナー 10 基布 10′ 基材 10′a 一部基材 11 (マルチフィラメントからなる)パイ
ル用経糸 11a 雌係合素子用パイル 12 (モノフィラメントからなる)パイル
用経糸 12a,18′ 雄係合素子用パイル 13,13′ 雌係合素子 14 雄係合素子 15 マルチフィラメント糸 15a 立毛素子用パイル 16 立毛素子 17 地組織の経糸 18 キノコ状係合素子 18a 柱部 18b 膨頭部 19 成形雄係合素子(フック片) 21a〜21d 緯糸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A44B 18/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状基材(10,10’) の同一表面に多数
    の雄係合素子(14,18,19)と雌係合素子(13,13’) とが混
    在して立設されてなる面ファスナー(1) であって、 前記雄係合素子(14,18,19)及び雌係合素子(13,13’) の
    他に、マルチフィラメントからなる多数の繊維群からな
    る立毛素子(16)が混在してなり、前記立毛素子(16)の基材表面からの高さが少なくとも前
    記雄係合素子(14,18,19)の基材表面からの高さより高く
    設定されてなることを 特徴とする面ファスナー。
  2. 【請求項2】 前記雌係合素子(13,13’) がマルチフィ
    ラメントからなり、前記雄係合素子(14,18) がモノフィ
    ラメントから構成され、両係合素子(13;14,18)が繊維織
    編物からなる平板状基材(10)の織編成と同時に織り込ま
    れてなる請求項1記載の面ファスナー。
  3. 【請求項3】 前記立毛素子(16)の熱セット条件が前記
    雄係合素子(14,18) の熱セット条件と異なり、前記雄係
    合素子(14,18) の熱セット条件では前記立毛素子(16)の
    熱セットがなされない材質からなる請求項記載の面フ
    ァスナー。
  4. 【請求項4】 前記雄係合素子(14,18) と前記立毛素子
    (16)とが引き揃えられた双糸として同時に織編成されて
    なる請求項記載の面ファスナー。
  5. 【請求項5】 前記立毛素子(16)が他の係合素子(13;1
    4,18)よりも柔軟性に富んだ材質からなる請求項1記載
    の面ファスナー。
  6. 【請求項6】 前記雄係合素子(14)の形態がフック形態
    をなし、前記雌係合素子(14)の形態が一群のマルチフィ
    ラメントからなるループ形態をなしてなる請求項1記載
    の面ファスナー。
  7. 【請求項7】 前記雄係合素子(18)の形態が立上り部の
    上端に膨出部を有する所謂キノコ形態をなし、前記雌係
    合素子(13)の形態が一群のマルチフィラメントからなる
    ループ形態をなしてなる請求項1記載の面ファスナー。
  8. 【請求項8】 前記平板状基材 (10’) の少なくとも一
    部と前記雄係合素子(19)とが熱可塑性合成樹脂からなる
    成形体からなる請求項1記載の面ファスナー。
  9. 【請求項9】 前記雌係合素子(13 ’) の形態が雄係合
    素子(19)の形態と同一のフック形態をなしてなる請求項
    記載の面ファスナー。
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