JP6119431B2 - 無線通信装置及び無線通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、異なる2種類の無線通信方式による無線通信機能を備えた無線通信装置、及びこの無線通信装置で用いられる無線通信方法に関する。
例えば無線LANとNFC(Near Field Communication;近距離無線通信)など、異なる2種類の無線通信機能を搭載した無線通信装置が普及しつつある。無線LANとNFCの各無線通信機能を備えた無線通信装置は、従来、無線LAN用の送受信信号(RF信号)を処理する通信ICとNFC用のRF信号を処理する通信ICを個別に用意してそれぞれ異なる基板に搭載する構成が一般的であった(例えば、特許文献1参照。)。
これに対し、近年、無線通信装置の小型化やコストダウンのために、無線LAN機能とNFC機能の双方の機能を搭載した1つのIC(混合IC)を用いる流れがある(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−223822号公報 特開2008−283568号公報
無線通信装置の小型化やコストダウンを効果的に実現するためには、単に混合ICを用いるだけでなく、無線LAN及びNFCの各アンテナも、混合ICが搭載される基板上に搭載するのが望ましい。しかも、その基板はできる限り小さい方が望ましい。
しかし、基板が小さいほど、無線LAN用のアンテナとNFC用のアンテナの相対的距離が短くなり、互いに近傍に配置されることになる。各アンテナが近傍に配置されると、例えば、無線通信装置において無線LANによる無線通信の実行中に、NFC機能を搭載した他の携帯通信端末が、当該無線通信装置との間でNFC通信を実行すべく、当該無線通信装置のNFC用のアンテナに近づけられた場合、必然的に、無線LANアンテナにも近づけられることになる。すると、無線LANの電波がその携帯通信端末によって(詳しくはその導体部分によって)遮られてしまい、無線LANによる無線通信が妨害されてしまうなど、無線LAN通信機能に影響を及ぼすおそれがある。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、2種類の無線通信方式による無線通信機能を搭載した無線通信装置において、一方の無線通信実行中に他方の無線通信方式に対応した他の通信端末等が当該無線通信装置に近接してきても、実行中の一方の無線通信にその通信端末等が与える影響を抑制できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明の無線通信装置は、第1無線通信部と、第2無線通信部と、制御部とを備えている。第1無線通信部は、第1の無線通信方式によって第1の外部装置と無線通信が可能である。第2無線通信部は、第1の無線通信方式よりも通信可能範囲が狭い第2の無線通信方式によって第2の外部装置と無線通信が可能である。
制御部は、第1無線通信部及び第2無線通信部による無線通信を制御するものであり、具体的には、標準モード設定処理と、状態検出処理と、状態判断処理と、品質向上モード設定処理とを実行する。
標準モード設定処理は、第1無線通信部による無線通信時の通信モードを所定の標準モードに設定する処理である。状態検出処理は、第1無線通信部による第1の外部装置との無線通信中にその第1の外部装置との通信状態を検出する処理である。状態判断処理は、状態検出処理により検出された通信状態が、第1の外部装置との無線通信が阻害されるおそれのある所定の通信悪化状態になっているか否か判断する処理である。品質向上モード設定処理は、状態判断処理によって通信状態が通信悪化状態になっていると判断された場合に実行する処理であって、第2無線通信部による第2の外部装置との無線通信が可能な状態であるか否か判断し、第2の外部装置との無線通信が可能な状態であると判断した場合、通信モードを、第1無線通信部による第1の外部装置との無線通信を維持させるための所定の品質向上モードに設定する処理である。
このように構成された無線通信装置では、第1無線通信部による無線通信が標準モードで行われているときに、その第1無線通信部による無線通信の通信状態が通信悪化状態になった場合は、第2無線通信部による第2の外部装置との無線通信が可能な状態か否か判断される。第2無線通信部による第2の外部装置との無線通信が可能な状態になっていれば、その第2の外部装置が接近していることにより通信状態が悪化していることが予想されるため、その場合に通信モードが品質向上モードに設定される。
そのため、第1無線通信部による無線通信の実行中に例えば第2の外部装置が当該無線通信装置に近接して第1無線通信部による無線通信の通信状態が悪化しても、実行中の第1無線通信部による無線通信に与える影響を抑制することができる。
制御部は、品質向上モード設定処理により通信モードが信品質向上モードに設定された場合、その設定後に状態判断処理を実行して、通信状態が通信悪化状態ではないと判断された場合は、標準モード設定処理を実行するようにしてもよい。
つまり、通信状態の悪化により通信モードを品質向上モードに設定した後も、第1の外部装置との通信状態を検出し、通信状態悪化の要因が排除されて通信悪化状態ではなくなった場合は、通信モードを標準モードに戻すのである。このようにすることで、品質向上モードでの動作を真に必要な場合に絞り込むことができ、その分、第1無線通信部による無線通信にかかる負荷を抑えることができる。
制御部は、品質向上モード設定処理により通信モードが品質向上モードに設定された場合、その設定後に状態判断処理を実行し、その状態判断処理により通信状態が前記通信悪化状態ではないと判断された場合は、第2無線通信部による第2の外部装置との無線通信が可能な状態であるか否か判断し、第2の外部装置との無線通信が可能な状態ではないと判断した場合に、標準モード設定処理を実行するようにしてもよい。
通信状態の悪化により通信モードを品質向上モードに設定した後、第1の外部装置との通信状態が通信悪化状態ではないと判断されたとしても、第2の外部装置がまだ当該無線通信装置の近傍にある場合は、再び通信悪化状態になる可能性がある。そこで、第2の外部装置との無線通信が可能な状態ではないと判断した場合(すなわち第2の外部装置が当該無線通信装置の近傍にはないと予想される場合)に標準モードに戻すことで、通信モードを、実際の状態に応じた適切なモードに設定することができる。
制御部は、状態検出処理において、通信状態として第1の外部装置からの受信電波の電波強度を検出し、品質向上モード設定処理において、その検出した電波強度が電波強度閾値より低い場合に通信状態が通信悪化状態になっていると判断するようにしてもよい。
このように、電波強度に基づいて通信悪化状態の判断を行うことで、通信悪化状態の判断を容易且つ適切に行うことができる。
制御部は、電波強度閾値を次の電波強度閾値算出処理により算出してもよい。電波強度閾値算出処理は、第2無線通信部による無線通信が行われていないときに、第1の外部装置からの受信電波の電波強度を所定の検出回数検出し、その検出回数分の検出結果に基づく所定の閾値算出方法によって電波強度閾値を算出する処理である。そして、制御部は、品質向上モード設定処理において、電波強度閾値算出処理で算出された電波強度閾値を用いて、通信悪化状態になっているか否かの判断を行うようにしてもよい。
このように、第2無線通信部による無線通信が行われていないとき(すなわち第2の外部装置による影響を受けていないことが予想されるとき)の電波強度に基づいて電波強度閾値を設定することで、電波強度閾値を適切に設定することができ、第2の外部装置が近接することによる通信状態の悪化を適切に判断することができる。
特に、検出回数を複数回に設定して、その複数回の各検出結果に基づいて電波強度閾値を算出するようにすれば、精度の高いより適切な電波強度閾値を得ることができる。
制御部は、電波強度閾値算出処理を定期的に繰り返し実行することにより電波強度閾値を定期的に更新するようにしてもよい。このように、電波強度閾値を定期的に更新することで、実際の通信状態に応じたより適切な電波強度閾値を算出することができ、これにより通信状態が通信悪化状態になっているか否かをより適切に判断することができる。
制御部は、品質向上モード設定処理により通信モードが品質向上モードに設定された場合、所定の警告処理を実行するようにしてもよい。通信モードが品質向上モードに設定されたということは、第1無線通信部による無線通信が何らかの影響を受けていることが予想される。そこで、そのような場合には警告処理(例えば無線通信装置の使用者への報知)を行うことで、第1無線通信部による無線通信の通信状態を適切且つ迅速に改善させることができる。
制御部は、品質向上モード設定処理により通信モードが品質向上モードに設定された場合、すぐに警告処理を行ってもよいが、品質向上モードへの設定後、状態判断処理を実行して、その状態判断処理により通信状態が通信悪化状態であると判断された場合(つまり通信モードを品質向上モードに設定したにもかかわらず依然として通信状態が通信悪化状態にある場合)に警告処理を実行するようにしてもよい。
このようにすることで、警告処理の実行回数を抑制しつつ、第1無線通信部による無線通信の通信状態を適切且つ迅速に改善させることができる。
制御部は、警告処理として、表示部への所定の警告情報の表示、及び第2無線通信部による第2の外部装置への所定の警告情報の送信、の少なくとも一方を行うようにしてもよい。前者の場合、無線通信装置の使用者等が警告情報を視認でき、これにより無線通信装置の使用者等に対して通信状態改善のための処置を促すことができる。後者の場合、第2の外部装置の使用者等が警告情報を確認でき、これにより、第2の外部装置の使用者等に対して当該第2の外部装置が無線通信装置における第1無線通信部による通信を阻害している可能性があることを認識させて適切な処置を促すことができる。
本発明は、第1無線通信部と第2無線通信部が同じ基板に搭載されていて、且つ第1無線通信部が備える第1の通信回路と第2無線通信部が備える第2の無線通信回路とが同じ半導体集積回路内に形成されている場合に、より効果的である。なお、第1無線通信部は第1の通信回路と第1のアンテナを備え、第2無線通信部は第2の通信回路と第2のアンテナを備えている。
第1無線通信部と第2無線通信部が同じ基板に搭載され、しかもそれぞれの通信回路が同一の半導体集積回路内に形成されていると、装置全体の小型化は可能となるが、その分、各アンテナが近接しやすい。そのため、第1無線通信部による無線通信の実行中に第2の外部装置が第2のアンテナに近接すると、第1無線通信部による無線通信の通信状態が悪化しやすくなる。
これに対し、本発明では、第2の外部装置の近接により第1無線通信部の無線通信の通信状態が悪化した場合は、通信モードが品質向上モードに設定される。そのため、第2の外部装置の近接による第1無線通信部の無線通信への影響を抑えつつ、無線通信装置を小型化することが可能となる。
第1の無線通信方式が、送信対象のデータをフレーム単位で順次送信し、送信したフレームに対する送信先からの応答を所定のタイムアウト時間内に受信しなかった場合はそのフレームを再送信し、その再送信を所定のリトライ回数行っても応答を受信しなかった場合は所定のエラー処理を行うように構成された方式である場合、品質向上モードは、次の(a)〜(d)の少なくとも1つの処理が実行される通信モードにしてもよい。
(a)第1の無線通信部からの送信電力を標準モード時よりも増大させる処理。
(b)タイムアウト時間を標準モード時よりも増大させる処理。
(c)リトライ回数を標準モード時よりも増大させる処理。
(d)第1の無線通信方式による無線通信時の通信速度を標準モード時よりも低下させる処理。
上記(a)〜(d)の処理はいずれも、通信状態の悪化に対して第1無線通信部による無線通信をより維持させるための処理である。そのため、上記(a)〜(d)の処理の少なくとも1つを実行することで、第1無線通信部による無線通信を良好に維持させることが可能となる。
上記課題を解決するためになされた本発明の無線通信方法は、第1無線通信部と第2無線通信部とを備えた無線通信装置において用いられる無線通信方法であって、通信状態検出ステップと、通信状態判断ステップと、通信状態対応ステップとを備える。
通信状態検出ステップでは、第1無線通信部による第1の外部装置との無線通信中に第1の外部装置との通信状態を検出する。通信状態判断ステップでは、通信状態検出ステップにより検出された通信状態が第1の外部装置との無線通信が阻害されるおそれのある所定の通信悪化状態になっているか否か判断する。通信状態対応ステップでは、通信状態判断ステップにより通信状態が通信悪化状態になっていると判断された場合、第2無線通信部による第2の外部装置との無線通信が可能な状態であるか否か判断し、第2の外部装置との無線通信が可能な状態であると判断した場合、第1無線通信部による第1の外部装置との無線通信を維持させるための所定の処理を実行する。
このような無線通信方法によれば、第1無線通信部による無線通信の通信状態が通信悪化状態になった場合に、第2無線通信部による第2の外部装置との無線通信が可能な状態になっていれば、第1無線通信部による無線通信を維持させるための所定の処理が実行される。そのため、第1無線通信部による無線通信の実行中に例えば第2の外部装置が当該無線通信装置に近接するなどして第1無線通信部による無線通信の通信状態が悪化しても、実行中の第1無線通信部による無線通信に与える影響を抑制することができる。
実施形態の無線通信システムの概略構成を表す構成図である。 複合機の概略構成を表すブロック図である。 最小RSSI値取得処理を表すフローチャートである。 最小RSSI値取得処理においてメモリに保存されるRSSI値及び最小RSSI値の一例を表す説明図である。 第1実施形態の無線LAN設定値制御処理を表すフローチャートである。 第2実施形態の無線LAN設定値制御処理を表すフローチャートである。
以下に、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本発明は、下記の実施形態に示された具体的手段や構造等に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の形態を採り得る。例えば、下記の実施形態の構成の一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えたり、他の実施形態の構成に対して付加、置換等したり、課題を解決できる限りにおいて省略したりしてもよい。また、下記の複数の実施形態を適宜組み合わせて構成してもよい。
[第1実施形態]
(1)無線通信システム1の構成
図1に示すように、本実施形態の無線通信システム1は、複合機3と、アクセスポイント(以下「AP」という)5と、パーソナルコンピュータ(以下「PC」という)7と、スマートフォン9とを備えている。
複合機3は、プリンタ機能、スキャン機能、コピー機能などの複数の機能を有する多機能周辺装置である。複合機3は、無線LAN及びNFCの2種類の無線通信方式による無線通信機能を備えている。無線LANは、例えばIEEE802.11a/b/g/nの規格で定められる通信方式等であり、2.4GHz帯又は5GHz帯の周波数帯域の電波が用いられる。
複合機3は、AP5との間で無線LANによる無線通信(以下「無線LAN通信」という)が可能であり、AP5を介してPC7と無線LAN通信を行ったり、AP5を介してインターネットへ接続したりすることができる。
複合機3は、スマートフォン9との間で、NFCによる無線通信(以下「NFC通信」という)が可能である。NFCは、通信距離が約10cm程度に限定された近距離無線通信であり、例えば13.56MHzの周波数帯域の電波が用いられる。複合機3とスマートフォン9とのNFC通信は、通常、スマートフォン9の使用者がスマートフォン9を複合機3における所定の近接部位に近接させる(かざす)ことで実現される。
具体的には、複合機3には、機器内部における上部側に、無線LAN及びNFCの双方の無線通信におけるRF信号の送受信を担う無線通信モジュール10が搭載されている。この無線通信モジュール10には、図1(b)に示すように、NFC用のループアンテナ14が設けられている。このループアンテナ14の上部が上記の近接部位であり、スマートフォン9がこの近接部位(ループアンテナ14の上部)にかざされると、複合機3とスマートフォン9とのNFC通信が可能となり、所定の通信手順で無線通信が行われる。
スマートフォン9は、携帯電話やメール機能などの一般的な携帯電話が備えている機能に加えて、インターネット接続機能を備え、さらに各種アプリケーションソフトのインストールにより各種の機能を付加可能な、多機能携帯通信端末である。スマートフォン9は、図示は省略したものの、CPU、ROM、RAM、不揮発性メモリ、入出力インタフェース、NFC用の通信回路及びアンテナなどを備えている。不揮発性メモリには、OSを含む各種のプログラムが記憶されており、その中には、NFC通信を用いた所定の処理を行うプログラムも含まれている。NFC用の通信回路は、複合機3などの、NFC通信機能を備えた他の機器との間でNFC通信を実現するためのRF回路である。
PC7は、無線LAN通信用の電波を送受するためのアンテナ7aを備えているほか、図示しないCPU、ROM、RAM、HDD(ハードディスクドライブ)、入出力インタフェース及び無線LAN用の通信回路などを備えている。HDDには、OSやデバイスドライバ、各種アプリケーションソフトがインストールされている。デバイスドライバの中には、複合機3用のデバイスドライバが含まれており、アプリケーションソフトの中には、複合機3のスキャン機能にて読み取られた画像データを処理するソフトや、複合機3のプリンタ機能にて印刷出力させるための画像データを作成するソフトが含まれている。
PC7は、無線LAN用の通信回路及びアンテナ7aを備えていることにより、AP5との間で無線LAN通信が可能であり、ひいては、AP5を介して複合機3との間で無線LAN通信が可能である。そのため、PC7は、AP5を介した無線LAN通信により複合機3との間で画像データを含む各種のデータを送受信することができる。
AP5は、無線LANにおいてデータ中継機能を担う周知の無線中継装置であり、無線LAN通信用の電波を送受するためのアンテナ5aを備えている。AP5は、所定の方式に従って無線LANにおける通信規格や通信速度を設定し、その情報をビーコンにて定期的に送信する。複合機3及びPC7は、AP5からのビーコンを受信すると、AP5との間で認証等を含む所定の処理を行うことにより、AP5と無線接続を確立させる。複合機3及びPC7がそれぞれAP5との無線接続を確立させると、複合機3とPC7との間で、AP5を中継した無線LAN通信が可能となる。
複合機3に搭載されている無線通信モジュール10は、図1(b)に示すように、基板11上に各種部品等が搭載された構成となっている。具体的には、基板11には、無線LAN用の2つのアンテナ12,13、NFC用のループアンテナ14、混合IC15、高周波スイッチ16、3つの整合回路17,18,19が搭載されている。
矩形状の混合IC15における一側辺側には、整合回路19を介してループアンテナ14が接続され、反対側の側辺側には、高周波スイッチ16が接続されている。高周波スイッチ16には、整合回路17を介して無線LAN用の一方のアンテナ12が接続されると共に、整合回路18を介して無線LAN用の他方のアンテナ13が接続されている。
無線LAN用の2つのアンテナ12,13は、ダイバーシティアンテナとして機能する。高周波スイッチ16は、混合IC15により制御され、無線LAN用の2つのアンテナ12,13のうち何れか一方を選択的に混合IC15に接続する。
混合IC15は、無線LAN及びNFCの双方の信号を処理可能に構成されたIC(半導体集積回路)である。複合機3内の制御回路(図示略)から混合IC15に無線LAN用又はNFC用の送信データが入力されると、混合IC15は、その送信データをアナログの送信信号(RF信号)に変換し、対応するアンテナから無線送信させる。
無線LAN用のアンテナ12,13又はループアンテナ14にて対応する通信方式の電波が受信されると、その受信信号(RF信号)は混合IC15に入力される。混合IC15は、その受信信号をデジタルの受信データに変換して、複合機3内の制御回路へ出力する。
このように、混合IC15は、無線LAN及びNFCの2種類の無線通信方式のRF信号を個別に処理可能である。しかも、混合IC15及び各アンテナ12,13,14は、同じ基板11上に搭載されている。そのため、無線LAN用の2つのアンテナ12,13とNFC用のアンテナ13との距離は非常に近くなっている。
(2)複合機3の構成
複合機3は、より具体的には、図2に示すように、CPU21、ROM22、RAM23、NVRAM24、表示部25、入力部26、印刷部27、スキャナ部28などを備えるほか、図1で既に説明した無線通信モジュール10を備えている。
CPU21は、ROM22やNVRAM24に記憶されている各種プログラムに従って複合機3内の各部の制御を実行する。RAM23は、各種の情報を記憶するワークエリアや画像データを記憶するメインメモリ等として利用される。NVRAM(Non Volatile RAM)24は、記憶内容を電気的に書き換え可能な不揮発性メモリであり、ファームウェアや各種設定値、各種プログラム、各種データ等が記憶される。
表示部25は、液晶ディスプレイやLEDなどの各種の表示装置を備えている。入力部26は、タッチパネルや各種操作ボタン等を備え、使用者による操作入力を受け付ける。印刷部27は、印刷用紙等の被記録媒体に画像を形成(印刷)する。スキャナ部28は、イメージセンサを備え、原稿の画像を読み取ってその画像データを生成する。
無線通信モジュール10は、図1で説明したように、混合IC15を備えている。混合IC15は、CPU21や各種記憶装置と相互にデータ通信可能に構成されており、主にCPU21により制御される。なお、図2では、無線通信モジュール10について混合IC15及び各アンテナ12〜14のみ図示し、他の構成要素は図示を省略している。
半導体集積回路としての混合IC15の内部には、無線LAN通信回路15a及びNFC通信回路15bが形成されている。無線LAN通信回路15aには、無線LAN用のアンテナ12,13が接続されている。無線LAN通信回路15aは、無線LAN用のアンテナ12,13にて送受信されるRF信号の各種処理を行う。NFC通信回路15bには、NFC用のループアンテナ14が接続されている。NFC通信回路15bは、ループアンテナ14にて送受信されるRF信号の各種処理を行う。
無線LAN通信回路15aは、無線LAN用のアンテナ12,13により受信される無線LAN通信の電波の電波強度(受信信号強度)を示すRSSI(Received Signal Strength Indication )を検出する機能を備えている。CPU21は、無線LAN通信回路15aにて検出されたRSSIを取得することができる。そのため、CPU21は、AP5からの受信電波のRSSIを無線LAN通信回路15aから取得し、そのRSSIに基づく各種処理を行うことができる。
CPU21は、無線通信モジュール10を介したWLAN通信及びNFC通信をそれぞれ制御可能である。このうち無線LAN通信については、CPU21は、無線LAN通信に必要な各種パラメータを設定する。CPU21は、AP5等との間で無線LAN通信を実行する際は、その設定した各種パラメータに従って無線LAN通信を実行する。
無線LAN通信に必要なパラメータとしては、例えば、送信電力、ソフト待ち時間(タイムアウト時間)、リトライ回数、及び通信レートがある。
送信電力は、無線LAN通信時における無線LAN用のアンテナ12,13からの送信電力である。本実施形態では、送信電力のレベルとして、標準パワーP0と、この標準パワーP0よりも電力値が所定量大きいハイパワーP1の2種類が用意されており、CPU21により何れか一方が選択的に設定される。
ソフト待ち時間(タイムアウト時間)は、データ送信をリトライ(再送)すべきかどうかを判断するための時間である。即ち、CPU21は、無線LANにてデータを送信する際、詳しくはフレーム単位で送信する。CPU21は、データフレーム毎に、送信先にて受信されたか否かの確認を行い、受信を確認できたら、次のデータフレームを送信する。一方、データフレームの送信後、一定時間が経過しても受信確認ができない場合は、同じデータフレームを再送する。この一定時間が、上記タイムアウト時間である。
本実施形態では、タイムアウト時間として、規定タイムアウト時間T0と、この規定タイムアウト時間T0よりも所定時間長い増大タイムアウト時間T1の2種類が用意されており、CPU21により何れか一方が選択的に設定される。
リトライ回数は、上述したデータフレームの再送を行う最大回数である。即ち、CPU21は、データフレーム送信の際、受信確認ができない場合は上記のように再送を行うが、再送を最大回数行っても受信確認ができない場合は、データ送信を中止するなどの所定のエラー処理を行う。本実施形態では、リトライ回数として、規定回数Nr0と、この規定回数Nr0よりも所定回数多い増大リトライ回数Nr1の2種類が用意されており、CPU21により何れか一方が選択的に設定される。
通信レートは、単位時間あたりのデータの送信量(または受信量)を表す周知の物理量である。本実施形態では、具体的には、1秒あたりのビット数を示す。本実施形態では、通信レートとして、規定通信レートR0と、この規定通信レートR0よりも所定bps小さい低速通信レートR1の2種類が用意されており、CPU21により何れか一方が選択的に設定される。
CPU21は、無線LAN通信の通信状態によって、上記各パラメータの設定を切り替える。具体的には、本実施形態の複合機3においては、無線LAN通信の通信モードとして、標準モードと品質向上モードの2種類が用意されている。各モードそれぞれ、上記各パラメータが異なる。
標準モードは、送信電力が標準パワーP0に設定され、タイムアウト時間が規定タイムアウト時間T0に設定され、リトライ回数が規定回数Nr0に設定され、通信レートが規定通信レートR0に設定される通信モードである。
一方、品質向上モードは、標準モードでの設定状態に対し、次のa〜dの通信品質向上処理のうち少なくとも1つが実行されるモードである。
a.送信電力増大。即ち、送信電力を、標準モード時の標準パワーP0よりも高いハイパワーP1に設定する。
b.タイムアウト時間増大。即ち、タイムアウト時間を、標準モード時の規定タイムアウト時間T0よりも長い増大タイムアウト時間T1に設定する。
c.リトライ回数増大。即ち、リトライ回数を、標準モード時の規定回数Nr0よりも多い増大リトライ回数Nr1に設定する。
d.通信レート低下。即ち、通信レートを、標準モード時の規定通信レートR0よりも低い低速通信レートR1に設定する。
CPU21は、AP5からの無線LAN通信の電波のRSSIを取得して、無線LAN通信の通信状態を判断する。そして、通信状態が良いときは、通信モードを標準モードに設定し、通信状態が悪化しているときは、通信モードを品質向上モードに設定する。
品質向上モード時に、上記a〜dの各通信品質向上処理のうちどれを実行するかについては、適宜決めることができる。例えば、a〜dの処理を全て行うようにしてもよいし、a〜dのうち何れか1つ、2つ又は3つを選択的に実行するようにしてもよい。上記a〜dの各通信品質向上処理は、いずれも、通信状態の悪化に対して無線LAN通信をより維持させるための処理である。
無線LAN通信の通信状態が悪化している場合、その原因として、複合機3にスマートフォン9がかざされていることが考えられる。複合機3にスマートフォン9がかざされると、スマートフォン9を構成する導体部分が複合機3の無線通信モジュール10におけるループアンテナ14に接近する。
既述の通り、ループアンテナ14と無線LAN用のアンテナ12,13は近接配置されている。そのため、スマートフォン9がかざされるということは、スマートフォン9を構成する導体部分が無線LAN用のアンテナ12,13にも近接することになる。
スマートフォン9内の導体部分としては、例えば、スマートフォン9内に搭載された基板11の導体パターン、配線、搭載部品の導体部、アンテナ、導体製の各種機械部品・筐体等などが挙げられる。導体は電波を通過させない性質があるため、複合機3の無線LAN用のアンテナ12,13に導体が近接すると、その導体によって、複合機3とAP5との間の無線LAN通信の電波が遮られ、無線LANの通信状態が悪化してしまう。
そこで本実施形態では、無線LAN通信中に無線LANの電波のRSSIを監視し、通信状態が悪化した場合は、通信モードを品質向上モードに設定することで、悪い通信状態下でもAP5との無線LAN通信の通信状態を良好に維持できるようにしている。
(3)複合機3の制御処理
2種類の通信モードの選択的設定を実現するために複合機3のCPU21が実行する主な2つの処理(最小RSSI値取得処理および無線LAN設定値制御処理)について、具体的に説明する。
まず、最小RSSI値取得処理について、図3を用いて説明する。複合機3のCPU21は、起動後、AP5との無線LAN通信を確立させる。そして、AP5との無線LAN通信が確立している間、ROM22またはNVRAM24から図3の最小RSSI値取得処理のプログラムを読み込み、所定周期で定期的に繰り返し実行する。
CPU21は、図3の最小RSSI値取得処理を開始すると、S110で、スマートフォン9とのNFC通信が可能か否か判断する。具体的には、例えばNFC通信によりスマートフォン9のID取得を試み、取得できたか否か判断し、取得できた場合はNFC通信が可能(即ちスマートフォン9がかざされている)と判断し、取得できなかった場合はNFC通信ができない状態(即ちスマートフォン9がかざされていない)と判断する。
S110で、スマートフォン9とのNFC通信が可能と判断されている間は、このS110の処理を繰り返す。S110で、スマートフォン9とのNFC通信ができない状態と判断された場合は、S120で、変数nを1に設定する。
S130では、接続中のAP5からの電波のRSSI値(RSSIn)を取得する。S140では、S130で取得したRSSInをメモリに保存する。なお、ここでいうメモリとは、RAM23でもいいし、NVRAM24でもよい。変数nが1に設定されている場合、取得したRSSI値はRSSI1としてメモリに保存されることになる。
メモリにおいては、図4(a)に示すように、10個のRSSI1〜RSSI10までの10個のRSSI値を保存するためのメモリアドレスX1〜X10が予め割り当てられている。図4(a)の上段は、アドレスX1にRSSI1として−30[dBm]が保存されている例を示している。
S140でRSSInをメモリに保存した後、S150では、変数nが10であるか否か判断する。n=10でない場合(即ちnがまだ9以下の場合)は、S160で、変数nを1つインクリメントし、S170で、一定時間経過するのを待つ。S180では、S110と同様、スマートフォン9とのNFC通信が可能か否か判断する。スマートフォン9とのNFC通信が可能ではない場合、S130に戻って、S130以下の処理を行う。即ち、接続中のAP5からの電波のRSSI値(RSSIn)を取得し(S130)、その取得したRSSInをメモリ内の該当アドレス(Xn)に保存する(S140)。このRSSI値の取得及びメモリへの保存を、10個のRSSI値が保存されるまで繰り返す。
図4(a)の中段は、n=4の場合にRSSI値(RSSI4)がメモリに保存されたときの状態、即ち、アドレスX1〜X4までそれぞれRSSI値が保存されている例を示している。
図4(a)の下段は、n=10の場合にRSSI値(RSSI10)がメモリに保存されたときの状態、即ち、アドレスX1〜X10までそれぞれRSSI値が保存されている例を示している。このように10個のRSSI値が保存されると、S150からS190に進み、最小RSSI値Xを算出する。具体的には、メモリに保存されている10個のRSSI値のうち最小の値を最小RSSI値Xとして算出する。図4(a)の例では、n=5のときに保存されたRSSI値(RSSI5)が最小であり、−46[dBm]である。そこで、その最小値(−46[dBm])を、最小RSSI値Xとして算出する。
S200では、その最小RSSI値Xを、メモリに保存する。メモリにおいては、図4(b)に示すように、最小RSSI値Xを保存するためのメモリアドレスXaが予め割り当てられている。S200では、このアドレスXaに、S190で算出した最小RSSI値Xを保存する。
このように、本実施形態では、NFC通信が行われていないときの無線LAN通信のRSSI(詳しくはAP5からの電波のRSSI)を複数回(本実施形態では10回)取得し、そのうち最小値(最も通信状態が悪い状態での値)を最小RSSI値Xとして算出し、保存しておく。この最小RSSI値Xは、後述する無線LAN設定値制御処理において、無線LAN通信の通信状態の良否を判断するための閾値として用いられる。
なお、本実施形態では、図3の最小RSSI値取得処理を、定期的に繰り返し行い、これによりメモリに保存される最小RSSI値を定期的に更新するようにしている。つまり、通信状態判定用の閾値である最小RSSI値を、周囲の電波環境に合わせて動的に変化させ、周囲の電波環境に対応した適切な最小RSSI値が保存されるようにしている。
次に、無線LAN設定値制御処理について、図5を用いて説明する。複合機3のCPU21は、起動後、ROM22またはNVRAM24から図5の無線LAN設定値制御処理のプログラムを読み込んで実行する。なお、図示は省略したが、CPU21は、起動後の初期化処理において、通信モードを標準モードに設定する。そのため、初期状態では、無線LAN通信は標準モードで行われる。
CPU21は、図5の無線LAN設定値制御処理を開始すると、S310で、AP5との無線LAN通信を実施中か否か判断する。無線LAN通信を実施中とは、単なるビーコンの送受ではなく、例えば複合機3で読み取った画像データのAP5を介したPC7への送信や、PC7から送信された印刷用データのAP5を介した受信などの、実質的なデータ通信が実行されている状態であることを意味する。
AP5との間で無線LAN通信が実施されていないときはS310の処理を繰り返すが、AP5との間で無線LAN通信が実施されている場合はS320に進む。S320では、接続中のAP5からの受信電波のRSSI値を取得し、その取得したRSSI値を現状RSSI値Yとしてメモリに保存する。
S330では、S320で保存した現状RSSI値Yが、同じくメモリに保存されている最小RSSI値X(図3のS200及び図4(b)参照)以上であるか否か判断する。現状RSSI値Yが最小RSSI値X以上の場合は、現在の無線LAN通信の通信状態が、最小RSSI値Xを算出したときの通信状態と同じか若しくはより良好な状態であるということであるため、S360で無線LANの通信モードを標準モードに設定し、S310に戻る。
一方、S330で、現状RSSI値Yが最小RSSI値Xより低い場合は、現在の無線LAN通信の通信状態が、最小RSSI値Xを算出したときの通信状態よりも悪化しているということである。そこでその場合は、S340で、スマートフォン9とのNFC通信が可能か否かを判断する(図3のS110と同様)。
スマートフォン9とのNFC通信が可能ではない場合は、通信状態の悪化の要因が、スマートフォン9の近接以外の他の要因であって、例えば一時的なノイズ等による悪化であることも考えられる。そこでその場合は、S360で、無線LANの通信モードを標準モードに設定し、S310に戻る。
一方、S340で、スマートフォン9とのNFC通信が可能である場合は、通信状態の悪化の要因が、スマートフォン9の近接であることが予想される。そこでその場合は、S350で、無線LANの通信モードを品質向上モードに設定する。すなわち、上記a〜dの各通信品質向上処理(送信電力増大、タイムアウト時間増大、リトライ回数増大及び通信レート低下)、のうち予め決められた少なくとも1つの処理を実行する。
品質向上モードに設定した後、S370で、スマートフォン9とのNFC通信が可能であるか否か判断する。このとき、スマートフォン9とのNFC通信ができない場合は、スマートフォン9が複合機3から遠ざけられていることが予想されるため、S380で、無線LANの通信モードを標準モード設定し、S390に進む。スマートフォン9とのNFC通信が可能である場合は、依然としてスマートフォン9がかざされていることが予想されるため、通信モードを品質向上モードに維持したまま、S390に進む。
S390では、AP5との間で無線LAN通信を継続中が否か判断する。無線LAN通信が継続中である場合は、S320に戻り、S320以下の処理を再び実行する。一方、AP5との無線LAN通信が行われていない場合は、たとえスマートフォン9がまだかざされていたとしても、無線LANの通信モードを品質向上モードに設定しておく必要性はない。そのため、その場合は、S400で、無線LANの通信モードを標準モードに設定して、S310に戻る。
(4)第1実施形態の効果等
以上説明した本実施形態の複合機3によれば、次の効果が得られる。
(4−1)無線LAN通信が標準モードで行われているときに、無線LAN通信の通信状態が悪化した場合は(S330でNO)、無線LANの通信モードが品質向上モードに設定される。そのため、無線LAN通信実行中にスマートフォン9が複合機3に近接して(かざされて)無線LANの通信状態が悪化しても、実行中の無線LAN通信に与える影響を抑制することができる。
(4−2)無線LAN通信の通信状態が悪化したことをもってすぐに通信モードを品質向上モードに設定せず、スマートフォン9がかざされていることを確認した上で(S340)、品質向上モードに設定するようにしている。そのため、品質向上モードへの設定を必要且つ適切なタイミングで行うことができる。
(4−3)品質向上モードへの設定後、スマートフォン9が複合機3から遠ざけられたり無線LAN通信が終了したりするなどして、品質向上モードを維持する必要性が低下した場合は、通信モードが標準モードに戻る。そのため、品質向上モードへの設定を、真に必要な場合に絞り込むことができ、無駄な通信品質向上を抑えることができる。
(4−4)無線LANの通信状態が悪化しているか否かを、AP5からの電波のRSSI値に基づいて判断している。具体的には、NFC通信が可能ではないときのRSSI値を実測しておき、それを閾値として、実際のRSSI値と比較している。しかも、その閾値は、複数回(本実施形態では10回)実測したRSSI値のうちの最小値である。更に、その閾値の算出は、定期的に繰り返し実施され、これにより閾値は定期的に更新される。そのため、実際の無線LAN通信の通信状態に応じたより適切な閾値を算出することができ、これにより無線LANの通信状態が悪化しているか否かをより適切に判断することができる。
なお、本実施形態において、複合機3は本発明の無線通信装置の一例に相当し、AP5は本発明の第1の外部装置の一例に相当し、スマートフォン9は本発明の第2の外部装置の一例に相当し、無線通信モジュール10は本発明の第1無線通信部及び第2無線通信部の一例に相当し、無線LAN通信回路15aは本発明の第1の通信回路の一例に相当し、NFC用通信回路15bは本発明の第2の通信回路の一例に相当し、無線LAN用のアンテナ12,13は本発明の第1のアンテナの一例に相当し、NFC用のループアンテナ14は本発明の第2のアンテナの一例に相当し、複合機3のCPU21は本発明の制御部の一例に相当する。また、最小RSSI値Xは本発明の電波強度閾値の一例に相当し、図3の最小RSSI値取得処理は本発明の電波強度閾値算出処理の一例に相当する。
[第2実施形態]
第1実施形態において図5で説明した無線LAN設定値制御処理の他の例を、第2実施形態として説明する。本実施形態の無線LAN設定値制御処理は、図6に示す通りである。本実施形態の無線LAN設定値制御処理は、図5に示した第1実施形態の無線LAN設定値制御処理と比較して、S310とS320の間にS315の処理が追加されている点、及びS350とS370の処理の間にS351〜S355の処理が追加されている点が異なる。そこで、それら追加されている各処理について説明を行う。
図6に示すように、本実施形態の無線LAN設定値制御処理では、S310でAP5との無線LAN通信を実施中と判断した場合、S315で、無線LAN通信のBER(Bit Error Rate;符号誤り率)を測定し、その測定値を、BER初期値B1としてメモリに保存する。S315の処理の後は、S320に進む。
S350で無線LANの通信モードを品質向上モードに設定した後は、S351で、無線LAN通信のBERを測定し、その測定値を、BER現状値B2としてメモリに保存する。S352では、S351で保存したBER現状値B2がS315で保存したBER初期値B1よりも小さいか否か判断する。
BER現状値B2がBER初期値B1より小さい場合、即ちBERが改善されている場合は、S370に進む。一方、BER現状値B2がBER初期値B1以上の場合、即ちBERが改善されていない場合は、S353で、表示部25に所定の警告表示を行う。具体的には、例えば、「スマートフォンを移動させて下さい。移動後、OKボタンを押して下さい」という内容の表示を行う。この警告表示により、複合機3の使用者は、スマートフォン9の存在によって無線LANの通信状態が悪化していることを認識することができる。
さらにS354で、スマートフォン9へ、NFC通信にて、警告情報を送信する。スマートフォン9は、複合機3からNFC通信にて警告情報を受信すると、所定の警告表示を行う。これにより、スマートフォン9の使用者は、スマートフォン9が複合機3の無線LAN通信を阻害している可能性があることを認識でき、適切な対応をとることができる。
S355では、使用者等によりOKボタンが押下されたか否か判断する。OKボタンは、複合機3の入力部26に含まれるボタンである。使用者等によりOKボタンが押下された場合は、S310に戻る。
図6の無線LAN設定値制御処理によれば、通信モードを品質向上モードに設定した後も依然として通信状態が悪い(BERが改善されない)場合、警告が行われる。そのため、複合機3の使用者等に対して必要な処置を促すことができる。
しかも、本実施形態では、複合機3の表示部25への警告表示、及びスマートフォン9への警告情報の送信(ひいてはスマートフォン9での警告表示)の双方を行うようにしている。そのため、無線LAN通信の通信状態を適切且つ迅速に改善させることができる。
[他の実施形態]
(1)図3の最小RSSI値取得処理は、必ずしも定期的に実行する必要はなく、その実行回数や実行タイミングは適宜決めてもよい。ただし、無線LANの通信状態を精度良く判定するためには、定期的に実行するのが好ましい。
(2)上記実施形態では、RSSI値に基づいて標準モードから品質向上モードへの切り替えを行う構成であったが(図5のS330〜S350等参照)、RSSI値に代えて、BERに基づいて切り替えを行うようにしてもよい。或いは、RSSI値とBERの双方を用いて、何れか一方又は双方が悪化した場合に品質向上モードへの切り替えを行うようにしてもよい。
(3)第2実施形態では、品質向上モードに設定後(S350)、BERを基準に通信状態が改善されたか否かを判断したが(S352)、BERに代えてRSSI値を用いて、或いはRSSI値とBERの双方を用いて判断するようにしてもよい。
(4)上記実施形態では、NFC通信の非実行時のRSSI値を10回計測してそのうち最小値をRSSIに関する閾値(最小RSSI値X)に設定するようにしたが、閾値を算出する方法はこの方法に限定されるものではない。即ち、10回計測することはあくまでも一例であって、何回計測するかは適宜決めても良い。また、複数回計測する場合に、それら複数回の計測結果に基づいてどのように閾値を算出するかについても、種々の方法が考えられる。例えば、複数回の計測値の平均値を閾値として算出してもよい。
(5)図5,図6の無線LAN設定値制御処理において、S340、S370,S380の処理を削除して、スマートフォン9の有無にかかわらず無線LANの通信状態に応じて通信モードを設定する構成にしてもよい。
(6)本発明の適用は、2種類の無線通信方式が無線LAN及びNFCの場合に限定されるものではなく、複合機3への適用に限定されるものでもない。異なる2種類の無線通信方式を備えたあらゆる無線通信装置に対して本発明を適用できる。
1…無線通信システム、3…複合機、5…AP、5a,7a,12,13…アンテナ、7…PC、9…スマートフォン、10…無線通信モジュール、11…基板、14…ループアンテナ、15…混合IC、15a…無線LAN通信回路、15b…NFC通信回路、16…高周波スイッチ、17,18,19…整合回路、21…CPU、22…ROM、23…RAM、24…NVRAM、25…表示部、26…入力部、27…印刷部、28…スキャナ部。

Claims (12)

  1. 第1の無線通信方式によって第1の外部装置と無線通信が可能な第1無線通信部と、
    前記第1の無線通信方式よりも通信可能範囲が狭い第2の無線通信方式によって第2の外部装置と無線通信が可能な第2無線通信部と、
    前記第1無線通信部及び前記第2無線通信部による無線通信を制御する制御部と、
    を備えた無線通信装置であって、
    前記制御部は、
    前記第1無線通信部による無線通信時の通信モードを所定の標準モードに設定する標準モード設定処理と、
    前記第1無線通信部による前記第1の外部装置との無線通信中にその第1の外部装置との通信状態を検出する状態検出処理と、
    前記状態検出処理により検出された前記通信状態が、前記第1の外部装置との無線通信が阻害されるおそれのある所定の通信悪化状態になっているか否か判断する状態判断処理と、
    前記状態判断処理によって前記通信状態が前記通信悪化状態になっていると判断された場合に実行する処理であって、前記第2無線通信部による前記第2の外部装置との無線通信が可能な状態であるか否か判断し、前記第2の外部装置との無線通信が可能な状態であると判断した場合、前記通信モードを、前記第1無線通信部による前記第1の外部装置との無線通信を維持させるための所定の品質向上モードに設定する品質向上モード設定処理と、
    を実行することを特徴とする無線通信装置。
  2. 請求項1に記載の無線通信装置であって、
    前記制御部は、前記品質向上モード設定処理により前記通信モードが前記品質向上モードに設定された場合、その設定後に前記状態判断処理を実行し、その状態判断処理により前記通信状態が前記通信悪化状態ではないと判断された場合は、前記標準モード設定処理を実行する
    ことを特徴とする無線通信装置。
  3. 請求項2に記載の無線通信装置であって、
    前記制御部は、前記品質向上モード設定処理により前記通信モードが前記品質向上モードに設定された場合、その設定後に前記状態判断処理を実行し、その状態判断処理により前記通信状態が前記通信悪化状態ではないと判断された場合は、前記第2無線通信部による前記第2の外部装置との無線通信が可能な状態であるか否か判断し、前記第2の外部装置との無線通信が可能な状態ではないと判断した場合に、前記標準モード設定処理を実行する
    ことを特徴とする無線通信装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の無線通信装置であって、
    前記制御部は、
    前記状態検出処理において、前記通信状態として前記第1の外部装置からの受信電波の電波強度を検出し、
    前記品質向上モード設定処理において、前記状態検出処理にて検出された前記電波強度が電波強度閾値より低い場合に前記通信状態が前記通信悪化状態になっているものと判断する
    ことを特徴とする無線通信装置。
  5. 請求項4に記載の無線通信装置であって、
    前記制御部は、
    前記第2無線通信部による無線通信が行われていないときに、前記第1の外部装置からの受信電波の電波強度を所定の検出回数検出し、その検出回数分の検出結果に基づく所定の閾値算出方法によって前記電波強度閾値を算出する電波強度閾値算出処理を実行し、
    前記品質向上モード設定処理において、前記電波強度閾値算出処理で算出された前記電波強度閾値を用いて、前記通信悪化状態になっているか否かの判断を行う
    ことを特徴とする無線通信装置。
  6. 請求項5に記載の無線通信装置であって、
    前記制御部は、前記電波強度閾値算出処理を定期的に繰り返し実行することにより前記電波強度閾値を前記定期的に更新する
    ことを特徴とする無線通信装置。
  7. 請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の無線通信装置であって、
    前記制御部は、前記品質向上モード設定処理により前記通信モードが前記品質向上モードに設定された場合、所定の警告処理を実行する
    ことを特徴とする無線通信装置。
  8. 請求項7に記載の無線通信装置であって、
    前記制御部は、前記品質向上モード設定処理により前記通信モードが前記品質向上モードに設定された場合、その設定後に前記状態判断処理を実行し、その状態判断処理により前記通信状態が前記通信悪化状態であると判断された場合に、前記警告処理を実行する
    ことを特徴とする無線通信装置。
  9. 請求項7又は請求項8に記載の無線通信装置であって、
    情報を表示可能な表示部を備え、
    前記制御部は、前記警告処理として、前記表示部への所定の警告情報の表示、及び前記第2無線通信部による前記第2の外部装置への所定の警告情報の送信、の少なくとも一方を行う
    ことを特徴とする無線通信装置。
  10. 請求項1〜請求項9の何れか1項に記載の無線通信装置であって、
    前記第1無線通信部は、前記第1の無線通信方式による電波を送受信するための第1のアンテナ、及び前記第1のアンテナに接続された第1の通信回路を備え、
    前記第2無線通信部は、前記第2の無線通信方式による電波を送受信するための第2のアンテナ、及び前記第2のアンテナに接続された第2の通信回路を備え、
    前記第1無線通信部及び前記第2無線通信部は、同じ基板に搭載され、
    前記第1の通信回路及び前記第2の通信回路は、前記基板に搭載された同じ半導体集積回路内に形成されている
    ことを特徴とする無線通信装置。
  11. 請求項1〜請求項10の何れか1項に記載の無線通信装置であって、
    前記第1の無線通信方式は、送信対象のデータをフレーム単位で順次送信し、送信したフレームに対する送信先からの応答を所定のタイムアウト時間内に受信しなかった場合はそのフレームを再送信し、その再送信を所定のリトライ回数行っても前記応答を受信しなかった場合は所定のエラー処理を行うように構成された方式であり、
    前記品質向上モードは、次の(a)〜(d)の少なくとも1つの処理が実行される通信モードであることを特徴とする無線通信装置。
    (a)前記第1の無線通信部からの送信電力を前記標準モード時よりも増大させる処理。
    (b)前記タイムアウト時間を前記標準モード時よりも増大させる処理。
    (c)前記リトライ回数を前記標準モード時よりも増大させる処理。
    (d)前記第1の無線通信方式による無線通信時の通信速度を前記標準モード時よりも低下させる処理。
  12. 第1の無線通信方式によって第1の外部装置と無線通信が可能な第1無線通信部と、
    前記第1の無線通信方式よりも通信可能範囲が狭い第2の無線通信方式によって第2の外部装置と無線通信が可能な第2無線通信部と、
    を備えた無線通信装置において用いられる無線通信方法であって、
    前記第1無線通信部による前記第1の外部装置との無線通信中に前記第1の外部装置との通信状態を検出する通信状態検出ステップと、
    前記通信状態検出ステップにより検出された前記通信状態が、前記第1の外部装置との無線通信が阻害されるおそれのある所定の通信悪化状態になっているか否か判断する通信状態判断ステップと、
    前記通信状態判断ステップにより前記通信状態が前記通信悪化状態になっていると判断された場合に、前記第2無線通信部による前記第2の外部装置との無線通信が可能な状態であるか否か判断し、前記第2の外部装置との無線通信が可能な状態であると判断した場合、前記第1無線通信部による前記第1の外部装置との無線通信を維持させるための所定の処理を実行する通信状態対応ステップと、
    を備えることを特徴とする無線通信方法。
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