JP4882862B2 - 無線通信端末、半導体デバイス、データ通信方法および無線通信システム - Google Patents

無線通信端末、半導体デバイス、データ通信方法および無線通信システム Download PDF

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Description

この発明は、例えば、無線LAN(Local Area Network)システムに適用して好適な無線通信端末、半導体デバイス、データ通信方法および無線通信システムに関する。詳しくは、この発明は、第1のクロック系で動作する第1の無線通信部と第2のクロック系で動作し、近距離無線通信を行う第2の無線通信部とを非同期インタフェースを介して接続する構成とすることにより、第1、第2の無線通信部を1チップ内に形成可能とした無線通信端末等に係るものである。
従来、無線LAN通信部の他に、近距離無線通信部を備える無線通信端末が提案されている。例えば、特許文献1には、無線LAN通信部と近距離無線通信部とを備え、近距離無線通信部を介して取得した無線LAN設定情報に基づいて無線LANの通信設定を行う無線通信端末が記載されている。
特開2006−166311号公報
上述したように、無線LAN通信部と近距離無線通信部とを備える無線通信端末において、これら無線LAN通信部および近距離無線通信部をそれぞれ独立したチップ(半導体集積回路)で構成する場合には、コスト、消費電力、スペースの各点において不利となる。この不利を解消するために、これら無線LAN通信部および近距離無線通信部を1チップ内に形成することが考えられるが、無線LAN通信部のクロック系と近距離無線通信部のクロック系とが異なるものにあっては、無線LAN通信部と近距離無線通信部との接続個所に何らかの工夫が必要となる。
この発明の目的は、第1の無線通信部と近距離無線通信を行う第2の無線通信部とを1チップ内に形成可能とすることにある。
この発明の概念は、
第1のクロック系で動作する第1の無線通信部と、
上記第1のクロック系とは異なる第2のクロック系で動作し、近距離無線通信を行う第2の無線通信部と、
上記第1の無線通信部と上記第2の無線通信部との間に介在される非同期インタフェースとを備え
上記第1の無線通信部は内蔵CPUを有し、
上記第2の無線通信部は、上記第1の無線通信部のCPUバスに、上記非同期インタフェースを介して接続され、
上記第1の無線通信部の上記内蔵CPUは、
上記非同期インタフェースを介して、上記第2の無線通信部内の記憶部にアクセスし、
上記第2の無線通信部のアクセスすべき記憶部のアドレスを、上記CPUバスのデータバスで与える
無線通信端末にある。
この発明において、第1の無線通信部は第1のクロック系で動作し、近距離無線通信を行う第2の無線通信部は第2のクロック系で動作するものとされる。例えば、第1の無線通信部は無線LAN通信部であり、第2の無線通信部はNFC(Near Field Communication)の通信部である。
第1の無線通信部と第2の無線通信部とは、非同期インタフェースを介して接続される。この非同期インタフェースにより、第1の無線通信部と第2の無線通信部とにおけるクロック系の違いが吸収される。例えば、第1の無線通信部は内蔵CPUを有しており、第2の無線通信部は、第1の無線通信部のCPUバスに、非同期インタフェースを介して接続される。
非同期インタフェースは、例えば、第1の無線通信部により第1のクロック系に同期してアクセス可能な第1の記憶素子と、第2の無線通信部により第2の無線通信部により第2のクロック系に同期してアクセス可能な第2の記憶素子とを有するものとされる。第1、第2の記憶素子は、例えば、レジスタ、あるいはRAM(Random Access Memory)により構成される。
上述のように第1の無線通信部と第2の無線通信部との間に非同期インタフェースが介在される構成とすることで、第1の無線通信部と第2の無線通信部とを1チップ内に形成でき、コスト、消費電力、スペースの各点において有利となる。
上述したように第1の無線通信部が非同期インタフェースを介して第2の無線通信部に接続されている場合、第1の無線通信部は、第2の無線通信部を介して所定データを外部に出力することが可能となる。ここで、所定データは、例えば、無線通信部のセットアップ情報等である。この場合、第1の無線通信部は、自己と無線通信を行う他の無線通信部に必要なセットアップ情報を、第2の無線通信部を介して、他の無線通信部に供給することが可能となる。
また、上述したように第1の無線通信部が非同期インタフェースを介して第2の無線通信部に接続されている場合、第1の無線通信部は、第2の無線通信部を介して外部より所定データを取得することが可能となる。例えば、所定データは、第1の無線通信部のセットアップ情報である。この場合、第2の無線通信部を介して第1の無線通信部にセットアップ情報が供給されるものであり、第1の無線通信部のセットアップ(初期設定)を簡単かつ短時間で行うことが可能となる。
また、例えば、所定データは、第1の無線通信部の回路パラメータである。この場合、第2の無線通信部を介して第1の無線通信部に回路パラメータを供給して、当該第1の無線通信部の回路パラメータの設定を簡単に行うことが可能となる。また、例えば、所定データは、課金情報等ある。この場合、第1の無線通信部は、課金サーバに送るため課金情報を、第2の無線通信部を介して容易に取得できる。
また、第1の無線通信部が内蔵CPUを有し、そのCPUバスに、非同期インタフェースを介して第2の無線通信部が接続されるものにあっては、第1の無線通信部の内蔵CPUは、非同期インタフェースを介して、第2の無線通信部の記憶部(レジスタあるいはメモリ)にアクセス可能とされる。例えば、内蔵CPUは、第2の無線通信部のアクセスすべき記憶部のアドレスを、CPUバスのデータバスで与える。
この場合、第2の無線通信部内の各記憶部を並列に内蔵CPUのアドレス空間上に展開するのではなく、第2の無線通信部としてはアドレス的に1アドレスのみを占有する形となり、ポーティング(移植)が容易なつくりとなる。
この発明によれば、第1のクロック系で動作する第1の無線通信部と第2のクロック系で動作し、近距離無線通信を行う第2の無線通信部とを非同期インタフェースを介して接続する構成とするものであり、第1、第2の無線通信部を1チップ内に形成でき、コスト、消費電力、およびスペース的に有利にできる。
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形態としての通信システム100の構成例を示している。この通信システム100は、無線LAN(Local Area Network)アクセスポイント110と、テレビ受信機120とを有している。ここで、無線LANアクセスポイント110は第1の無線通信端末を構成し、テレビ受信機120は第2の無線通信端末を構成している。
無線LANアクセスポイント110は、ネットワーク130に接続されている。このネットワーク130には、コンテンツサーバ140および課金サーバ150が接続されている。コンテンツサーバ140は、複数の画像コンテンツを蓄積しており、ユーザからの要求に基づき、ユーザ所望の画像コンテンツのコンテンツデータを提供する。課金サーバ150は、上述したようにコンテンツサーバ140からユーザにコンテンツデータを提供する際に、当該ユーザに対する課金処理を行う。
無線LANアクセスポイント110は、無線通信部111を備えている。この無線通信部111は、無線LAN部(WLAN部)112と、RFモジュール113と、アンテナ114と、NFC(Near Field Communication)部115と、RFIC(RadioFrequency Integrated Circuit)116と、NFCアンテナ117とを有している。
RFモジュール113は無線LAN部112に接続されており、アンテナ114はRFモジュール113に接続されている。すなわち、無線LAN部112、RFモジュール113およびアンテナ114により、実質的な無線LAN部が構成されている。また、RFIC116はNFC部115に接続されており、NFCアンテナ117はRFIC116に接続されている。すなわち、NFC部115、RFIC116およびNFCアンテナ117により、近距離無線通信を行う実質的なNFC部が構成されている。
無線LAN部112およびNFC部115は、後述するように、互いのクロック系が異なることから、非同期インタフェースを介して接続された構成とされ、1つのチップ(半導体集積回路)118内に形成されている。つまり、無線LAN部112およびNFC部115の部分は、1つの半導体デバイスにより構成されている。
テレビ受信機120は、上述した無線LANアクセスポイント110と同様に、無線通信部121を備えている。この無線通信部121は、無線LAN部(WLAN部)122と、RFモジュール123と、アンテナ124と、NFC部125と、RFIC126と、NFCアンテナ127とを有している。
RFモジュール123は無線LAN部122に接続されており、アンテナ124はRFモジュール123に接続されている。すなわち、無線LAN部122、RFモジュール123およびアンテナ124により、実質的な無線LAN部が構成されている。また、RFIC126はNFC部125に接続されており、NFCアンテナ127はRFIC126に接続されている。すなわち、NFC部125、RFIC126およびNFCアンテナ127により、近距離無線通信を行う実質的なNFC部が構成されている。
無線LAN部122およびNFC部125は、後述するように、互いのクロック系が異なることから、非同期インタフェースを介して接続された構成とされ、1つのチップ(半導体集積回路)128内に形成されている。つまり、無線LAN部122およびNFC部125の部分は、1つの半導体デバイスにより構成されている。
図1に示す通信システム100において、無線アクセスポイント110の無線LAN部とテレビ受信機120の無線LAN部との間で無線通信を行うために、セットアップ(初期設定)が行われる。この場合、テレビ受信機120の無線LAN部122が保持する暗号キーを含むセットアップ情報が、無線LANアクセスポイント110の無線LAN部112に供給される。無線LAN部112は、当該セットアップ情報に基づいて、セットアップを行う。
テレビ受信機120の無線LAN部122から無線LANアクセスポイント110の無線LAN部112へのセットアップ情報の供給は、例えば、NFCカード(非接触ICカード)160を用いて行われる。
まず、NFCカード160がテレビ受信機120のNFCアンテナ127に近づけられる。これにより、無線LAN部122から、NFC部121を介して、非接触ICカード160に、暗号キーを含むセットアップ情報が供給され、当該NFCカード160にセットアップ情報が書き込まれる。
次に、上述したようにセットアップ情報が書き込まれたNFCカード160が、無線LANアクセスポイント110のNFCアンテナ117に近づけられる。これにより、NFCカード160からNFC部115によりセットアップ情報が読み出され、このセットアップ情報がNFC部115から無線LAN部112に供給される。
図2のシーケンス図は、上述したセットアップ時における各部の動作を示している。
無線LANアクセスポイント110の無線LAN部112は、定期的にビーコン(Beacon)を発生する。テレビ受信機120の無線LAN部122は当該ビーコンを受信する。ビーコンには、無線通信に利用される固定的な基本情報、例えば、無線LANアクセスポイント110を識別するID(Identification)、および、無線通信方式の情報等が含まれている。テレビ受信機120の無線LAN部122は、受信したビーコンに含まれる基本情報を参照して、無線LANアクセスポイント110の存在を認識し、認識した無線LANアクセスポイント110に対して登録手続き等の処理を行う。
なお、テレビ受信機120の無線LAN部122は、無線LANアクセスポイント110の無線LAN部112にプローブ部要求を送信して、上述のビーコンに含まれる基本情報を、要求することもできる。この場合、無線LANアクセスポイント110の無線LAN部112は、プローブ部要求に対応して、基本情報を含むプローブ応答を作成し、テレビ受信機120の無線LAN部122に送信する。
テレビ受信機120の無線LAN部122は、上述したように無線LANアクセスポイント110に対する登録手続き等の処理を行った後、NFC部125に対して、ポーリング要求を送信する。NFC部125は、無線LAN部122からのポーリング要求に応じて、ポーリング(Polling)を行う。このポーリングに対応して、NFCアンテナ127に近づけられたNFCカード160から応答(ACK:ACKnowledgement)があるとき、NFC部125は、その旨を無線LAN部122に送信する。
無線LAN部122は、その後、セットアップ情報を、NFC部125を介してNFCカード160に送り、当該NFCカード160にセットアップ情報を書き込む。NFCカード160は、セットアップ情報の書き込みを行った後に、書き込み完了を示す応答(ACK)を、NFC部125を通じて無線LAN部122に送る。
このようにNFCカード160をNFCアンテナ127に近づけることによる、当該NFCカード160へのセットアップ情報の書き込みに要する時間は、例えば、20ms以上である。
また、テレビ受信機120の無線LAN部122が、上述したように無線LANアクセスポイント110に対する登録手続き等の処理を行った後、無線LANアクセスポイント110の無線LAN部112もNFC部115にポーリング要求を送信し、当該NFC部115はポーリングを行う。このポーリングに対応して、NFCカード160は、内蔵メモリに書き込まれていたセットアップ情報を読み出し、無線LANアクセスポイント110に送る。
無線LANアクセスポイント110は、セットアップ情報を受信した後に、NFCカード160に、セットアップ情報の消去要求を送信する。NFCカード160は、当該要求に対応して、セットアップ情報の消去を行った後に、消去完了を示す応答(ACK)を、無線LANアクセスポイント110に送る。
その後、無線LANアクセスポイント110の無線LAN部112と、テレビ受信機120の無線LAN部122との間で、無線伝送路を利用して、EAP(Extensible Authentication Protocol)による認証処理が行われる。
なお、図1に示す通信システム100においては、無線LANアクセスポイント110の無線LAN部112の回路パラメータの設定は、設定すべき回路パラメータが書き込まれているNFCカード160を、NFCアンテナ117に近づけることで行われる。この場合、NFCカード160は、NFC部115のポーリングに対応して、内蔵メモリに書き込まれていた回路パラメータを読み出し、NFC部115に供給する。NFC部115は、当該回路パラメータを無線LAN部112に転送する。これにより、無線LAN部112の所定のレジスタに、当該回路パラメータが設定される。
図3は、回路パラメータの設定例を示している。図3は、UART(Universal Asynchronous Receiver/Transmitter)スピードを設定するための回路パラメータの一例を示している。UARTとは、ホストインタフェース(ホストI/F)のデータ伝送の方式である。
この場合、回路パラメータは8ビットで構成されており、下位側の5ビットのデータBR_T1と、上位側の3ビットのデータBR_T0からなっている。「0x1F」は、当該回路パラメータを設定する設定レジスタのアドレスを示している。「r/w」は種別の一つを示しており、読み書きが可能であることを意味している。「SRST」はリセットに関する情報であり、ソフトリセットが有効であること意味している。データBR_T1の初期値は4′hEであり、データBR_T1の初期値は4′hBである。
ここで、UARTスピードを9600bpsとする場合、UARTスピードの設定レジスタには、回路パラメータとして0xEBが設定される。また、UARTスピードを115200bpsに設定する場合、UARTスピードの設定レジスタには、回路パラメータとして0x7Aが設定される。
なお、図1に示す通信システム100においては、無線LANアクセスポイント110のNFC部115の回路パラメータ、テレビ受信機120の無線LAN部122の回路パラメータ、テレビ受信機120のNFC部125の回路パラメータ等も同様に、NFCカード160からNFC部115,125で読み出して、簡単に設定できる。
次に、図1に示す通信システム100における、画像コンテンツの受信動作を、図4のシーケンス図を参照して説明する。
まず、テレビ受信機120の無線LAN部120は、ユーザインタフェースは図示していないが、ユーザ操作で入力されたユーザID、パスワード等のデバイス認証情報を、無線LANアクセスポイント110を介して、コンテンツサーバ140に送る。コンテンツサーバ140は、送信されたデバイス認証情報に基づいて、認証処理を行う。そして、コンテンツサーバ140は、認証を完了すると、無線LANアクセスポイント110を通じてテレビ受信機120の無線LAN部122に、承認した旨の応答(ACK)を送る。
その後、テレビ受信機120の無線LAN部122は、ユーザ操作に基づき、無線LANアクセスポイント110を介して、コンテンツサーバ140にメニューを要求する。このメニューは、コンテンツサーバ140が提供し得る画像コンテンツを示すものである。このメニュー要求に対応して、コンテンツサーバ140は、メニューを、無線LANアクセスポイント110を介して、テレビ受信機200の無線LAN部122に送る。
これにより、テレビ受信機120では、図示しないディスプレイにメニューが表示され、ユーザは所望の画像コンテンツの選択が可能となる。そして、ユーザ操作に基づいて、所定の画像コンテンツが選択されるとき、テレビ受信機120の無線LAN部122は、NFC部125に対して、ポーリング要求を送信する。NFC部125は、無線LAN部122からのポーリング要求に応じて、ポーリング(Polling)を行う。このポーリングに対応して、NFCアンテナ127に近づけられた、課金用のNFCカード160から、カード認証情報、および課金情報を伴った応答(ACK)があるとき、NFC部125は、認証情報(カード認証情報、および課金情報)を、無線LANアクセスポイント110を介して、課金サーバ150に送る。
課金サーバ150は、送信された認証情報に基づいて、認証処理を行う。そして、課金サーバ150は、認証を完了すると、無線LANアクセスポイント110を通じてテレビ受信機120の無線LAN部122に、承認した旨の応答(ACK)を送る。この応答には、課金情報も含まれている。無線LAN部122は、NFC部125を介してNFCカード160に課金情報を送る。これにより、NFCカード160は、ユーザが選択した画像コンテンツの代金を引き出す課金処理を行う。
NFCカード160は、上述の課金処理を行った後に、その完了を示す応答を、NFC部125を通じて無線LAN部122に送る。無線LAN部122は、無線LANアクセスポイント110を通じて課金サーバ150に精算を要求する。課金サーバ150は、課金の精算を行った後、認証情報をコンテンツサーバ140に送る。コンテンツサーバ140は、認証情報に基づいて課金サーバ150の認証を行うとき、課金サーバ150に、承認した旨の応答を送る。
このコンテンツサーバ140からの応答に対して、課金サーバ150は、ユーザが選択した画像コンテンツのストリーミング配信を、コンテンツサーバ140に要求する。コンテンツサーバ140は、課金サーバ150からの要求に応じて、ユーザが選択した画像コンテンツのデータを、無線LANアクセスポイント110を通じて、テレビ受信機120の無線LAN部122に送る。これにより、テレビ受信機120では、ユーザが選択した画像コンテンツの画像が表示され、音声が出力される状態となる。
次に、図1に示す通信システム100に示す無線LANアクセスポイント110のチップ118およびテレビ受信機120のチップ128についてさらに説明する。これらチップ118,128は同様に構成されているので、ここでは、図5を参照して、チップ118について説明し、チップ128の説明は省略する。
チップ(半導体デバイス)118は、CPU201と、ROM202と、RAM203と、ホストインタフェース(Host IF)204と、タイマ205と、GPIO(General PurposeI/O)206とを有し、これらは、CPUバスとしてのAHB(Advanced High-performanceBus)バス207に接続されている。CPU201は、無線LAN部112の内蔵CPUであり、無線LAN部112およびNFC部115の動作を制御する。NFC部115は、AHBバス207に接続されている。このNFC部115は、WiFi-Protected-SetUp規格準拠回路であり、しかも、電源を持つアクティブ型である。
なお、ホストインタフェース204は、必要に応じて、図示のように、ホストCPU(パーソナルコンピュータ)220を接続するためのインタフェースである。無線LAN部112、あるいはNFC部115の回路パラメータは、このようにホストインタフェース204にホストCPU220を接続し、当該ホストCPU220を用いて行うこともできる。
また、チップ118は、クロック生成回路208を有している。このクロック生成回路208には、外部から20MHzの周波数信号が供給される。このクロック生成回路208は、20MHzの周波数信号に基づいて、20MHzのn倍(n=1,2,・・・)のクロックを生成し、無線LAN部112の各部に供給する。なお、NFC部115には、外部から27.12MHzの周波数信号が供給される。NFC部115は、後述するように、この27.12MHzの周波数信号に基づいてクロックを生成して使用する。このように、無線LAN部112のクロック系と、NFC部115のクロック系とは異なっている。
また、チップ118は、エンクリプション/フレーム化回路211と、ECC/スクランブラ212と、デジタル変調回路213と、RFコントローラ214と、デジタル復調回路215と、ECC/デスクランブラ216と、デクリプション/フレーム解析回路217とを有している。エンクリプション/フレーム化回路211、RFコントローラ214およびデクリプション/フレーム解析回路217は、AHBバス207に接続されている。
エンクリプション/フレーム化回路211は、送信データを、暗号化し、さらにフレーム化する。ECC/スクランブラ212は、エンクリプション/フレーム化回路211の出力データに対して誤り訂正符号化を行うと共に、スクランブル処理を行う。デジタル変調回路213は、ECC/スクランブラ212の出力データに対して、デジタル変調の処理を行う。
RFモジュール113は、デジタル変調回路213の出力データであるデジタル変調信号を無線周波数信号にアップコンバートしてアンテナ114に供給する。また、RFモジュール113は、アンテナ114で受信された無線周波数信号をダウンコンバートして、ベースバンドのデジタル変調信号を生成してデジタル復調回路215に供給する。RFコントローラ214は、RFモジュール113の動作を制御する。
デジタル復調回路215は、RFモジュール113から供給されるデジタル変調信号に対してデジタル復調の処理を行う。ECC/デスクランブラ216は、デジタル復調回路215の出力データに対して、デスクランブル処理を行うと共に、誤り訂正の処理を行う。デクリプション/フレーム解析回路217は、ECC/デスクランブラ216の出力データに対して、フレーム解析を行ってフレーム化前のデータを取得すると共に、復号化の処理を行って、受信データを得る。
図5に示すチップ118における、無線LAN部112の送受信動作を説明する。
まず、送信動作を説明する。
送信データはエンクリプション/フレーム化回路211に供給される。なお、送信データは、GPIO206から入力され、RAM203に一時的に蓄積されたデータ、ROM202に記憶されている各種情報、あるいはCPU201により生成されたデータ等が該当する。
エンクリプション/フレーム化回路211では、送信データが暗号化され、さらに、フレーム化される。エンクリプション/フレーム化回路211の出力データは、ECC/スクランブラ212に供給される。このECC/スクランブラ212では、エンクリプション/フレーム化回路211の出力データに対して、誤り訂正符号化が行われると共に、バーストノイズに対する誤り訂正能力を高めるためにスクランブル処理が行われる。
ECC/スクランブラ212の出力データはデジタル変調回路213に供給される。このデジタル変調回路213では、ECC/スクランブラ212の出力データに対して、デジタル変調の処理が行われる。このデジタル変調回路213の出力データであるデジタル変調信号は、RFモジュール113で無線周波数信号にアップコンバートされた後に、アンテナ114より送信される。
次に、受信動作を説明する。
アンテナ114で受信された無線周波数信号はRFモジュール113に供給される。このRFモジュール113では当該無線周波数信号がダウンコンバートされて、ベースバンドのデジタル変調信号が得られる。このデジタル変調信号はデジタル復調回路215に供給される。デジタル復調回路215では、RFモジュール113から供給されるデジタル変調信号に対してデジタル復調の処理が行われる。
デジタル復調回路215の出力データはECC/デスクランブラ216に供給される。このECC/デスクランブラ216では、デジタル復調回路215の出力データに対して、デスクランブル処理が行われると共に、誤り訂正の処理が行われる。このECC/デスクランブラ216の出力データはデクリプション/フレーム解析回路217に供給される。このデクリプション/フレーム解析回路217では、ECC/デスクランブラ216の出力データに対して、フレーム解析が行われてフレーム化前のデータが取得されると共に、復号化の処理が行われ、受信データが得られる。
このデクリプション/フレーム解析回路217で得られる受信データは、RAM203に一時的に蓄積され、その後、例えば、GPIO206から無線LAN部112の外部に出力され、あるいはCPU201に供給される。
次に、図6を参照して、NFC部115と無線LAN部112との接続部分について説明する。
無線LAN部112のAHBバス207とNFC部115との間には、非同期インタフェースとしてのAHBインタフェース(AHB I/F)230が介在されている。上述したように無線LAN部112のクロック系とNFC部115のクロック系とは異なっている。AHBインタフェース230は、無線LAN部112およびNFC部115のクロック系の違いを吸収する。
AHBインタフェース230は、後述するように、書き込みレジスタ(Wレジスタ)、読み出しレジスタ(Rレジスタ)、割り込みステータスレジスタ(Int. Status レジスタ)を有する構成とされる。AHBインタフェース230は、AHBバス207を構成する書き込みデータバス、読み出しデータバスおよびアドレスバスに接続されている。データバスは、例えば、32ビットあるいは24ビットとされ、アドレスバスは、例えば、32ビットの構成とされる。また、AHBインタフェース230は、NFC部115の内部バスコントローラ(内部バスCTL)231を通じて、内部バス(内部データバスおよび内部アドレスバス)132に接続されている。
なお、AHBインタフェース230からは、非同期でインターラプト信号(NFC Int.)が出力される。このインターラプト信号は、無線LAN部112のCPU201(図5参照)に供給される。このインターラプト信号の詳細については後述する。
次に、図7を参照して、無線LAN部112のAHBバス207に接続されたNFC部115、およびチップ118に外付けされるRFIC116の構成例を説明する。
NFC部115は、内部バスコントローラ131と、内部バス132と、システムコントローラ&FIFOバッファ133と、デジタル変調回路134と、ドライブデータ生成回路135と、デジタル復調回路136と、クロック生成回路(CLK生成回路)137と、システムレジスタ138とを有している。
システムコントローラ&FIFOバッファ133は、NFC部115の全体の動作を制御する。システムレジスタ138は、内部コントロール用の複数のレジスタを備えている。このシステムレジスタ138の各レジスタに設定される値によって、通信速度、通信タイプ等が決定される。上述した無線LAN部112のCPU201は、AHBインタフェース230および内部バスコントローラ131を通じて、システムコントローラ&FIFOバッファ133の内蔵メモリ、およびシステムレジスタ138の各レジスタにアクセス可能とされている。
クロック生成回路137は、外部から供給される27.12MHzの周波数信号に基づいて、13.56MHzのクロックを生成する。NFC部115の各部は、この13.56MHzのクロックにより動作する。デジタル変調回路134は、システムコントローラ&FIFOバッファ133から供給される送信データに対し、デジタル変調処理を行う。ドライブデータ生成回路135は、デジタル変調回路134の出力データに基づいて、RFIC116に供給するためのドライブデータを生成する。
デジタル復調回路136は、RFIC116から供給されるデジタル変調信号に対して、デジタル復調の処理を行って受信データを得、当該受信データをシステムコントローラ&FIFOバッファ133に供給する。
RFIC116は、電流ドライバ&マッチング回路141と、検波回路142と、RF検出部143と、バンドパスフィルタ(BPF)144と、比較器(Comp)145と、キャリア抽出器146とを有している。
電流ドライバ&マッチング回路141は、NFC部115のドライブデータ生成回路135の出力データに基づいて、ASK(Amplitude Shift Keying)変調信号を生成し、NFCアンテナ117を駆動する。検波回路142は、NFCアンテナ117の受信信号であるASK変調信号を、アッテネータ119を介して受け取って検波する。比較器145は、検波回路142の出力信号を、バンドパスフィルタ144を介して受け取る。比較器145は、検波回路142の出力信号を閾値と比較して2値化データを得、当該2値化データをNFC部115のデジタル復調回路136に供給する。
RF検出部143は、検波回路142の出力信号に基づいて、NFCアンテナ117の受信信号があるか否かを検出し、その検出出力をNFC部115のデジタル復調回路136に供給する。デジタル復調回路136は、このRF検出部143の検出出力に基づき、受信信号がある場合のみ復調処理をおこなう。キャリア抽出器146は、受信信号のキャリア(搬送波信号)を抽出し、当該キャリアをNFC部115のデジタル復調回路136に供給する。デジタル復調回路136は、このキャリア抽出器146で抽出されたキャリアに基づいて、2値化データからデジタル変調信号を取得する。
図7に示すNFC部115およびRFIC116による送受信の動作を説明する。
まず、送信動作を説明する。
システムコントローラ&FIFOバッファ133からデジタル変調回路134に送信データが供給される。なお、この送信データは、無線LAN部112からAHBインタフェース230および内部バスコントローラ131を介してシステムコントローラ&FIFOバッファ133に供給されたデータ、あるいはシステムコントローラ&FIFOバッファ133内で生成されたデータ等である。
デジタル変調回路134では、送信データに対して、デジタル変調の処理が行われる。このデジタル変調回路134の出力データであるデジタル変調信号はドライブデータ生成回路135に供給される。このドライブデータ生成回路135では、デジタル変調信号に基づいて、RFIC116をドライブするためのドライブデータが生成される。このドライブデータは、RFIC116の電流ドライバ&マッチング回路141に供給される。電流ドライバ&マッチング回路141では、ドライブデータに基づいてASK変調信号が生成され、NFCアンテナ117が駆動されて、送信が行われる。
次に、受信動作を説明する。
NFCアンテナ117で受信されたASK変調信号は、アッテネータ119を介して、RFIC116の検波回路142に供給される。この検波回路142では、ASK変調信号に対して、検波処理が行われる。この検波回路142の出力信号は、バンドパスフィルタ144を介して比較器145に供給される。バンドパスフィルタ144は、ノイズとなる不要な帯域の信号を除去するために配されている。比較器145では、検波回路145の出力信号が閾値と比較されて2値化データが得られる。この2値化データは、NFC部115のデジタル復調回路136に供給される。
また、キャリア抽出器146では、受信信号からキャリアの抽出が行われ、当該キャリアはNFC部115のデジタル復調回路136に供給される。デジタル復調回路136では、キャリア抽出器146からのキャリアに基づいて、比較器145から供給される2値化データよりデジタル変調信号が取り出される。また、このデジタル復調回路136では、当該デジタル変調信号に対してデジタル復調の処理が行われ、受信データが得られる。このデジタル復調回路136で得られる受信データは、システムコントローラ&FIFOバッファ133に供給される。
次に、無線LAN部112のCPU201が、NFC部115の所定アドレスの記憶部(レジスタあるいはメモリ)に対してデータを書く場合、および当該所定の記憶部からデータを読む場合の動作を説明する。
なお、AHBインタフェース230は、図8に示すように、書き込みレジスタ(Write reg)241と、内部書き込みレジスタ(内部Write reg)242と、アドレスデコーダ243と、同期化回路244とを有している。書き込みレジスタ241は、無線LAN部112のクロック系で動作し、その入力側はAHBバス207の書き込みデータバスに接続されており、その出力側は内部書き込みレジスタ242の入力側に接続されている。アドレスデコーダ243の入力側はAHBバス207のアドレスバスに接続されている。このアドレスデコーダ243は、書き込みレジスタ241に対応したアドレスをデコードし、イネーブル信号EQを書き込みレジスタ241に供給する。
内部書き込みレジスタ242は、NFC部115のクロック系で動作する。この内部書き込みレジスタ242の出力側は内部バスコントローラ131に接続されている。同期化回路244は、アドレスデコーダ243から書き込みレジスタ241に供給されるイネーブル信号ENに対応して、読み出しリクエスト(Read Request)を内部バスコントローラ131に供給する。
また、AHBインタフェース230は、図9に示すように、読み出しレジスタ(Read reg)248と、内部読み出しレジスタ(内部Read reg)249と、アドレスデコーダ250と、同期化回路251とを有している。読み出しレジスタ248は、無線LAN部112のクロック系で動作し、その出力側はAHBバス207の読み出しデータバスに接続されており、その入力側は内部読み出しレジスタ249の出力側に接続されている。アドレスデコーダ250の入力側はAHBバス207のアドレスバスに接続されている。このアドレスデコーダ250は、読み出しレジスタ248に対応したアドレスをデコードし、イネーブル信号EQを読み出しレジスタ248に供給する。
内部読み出しレジスタ249は、NFC部115のクロック系で動作する。この内部読み出しレジスタ249の入力側は内部バスコントローラ131に接続されている。同期化回路251は、アドレスデコーダ250から読み出しレジスタ248に供給されるイネーブル信号ENに対応して、読み出しを行ったことを示す読み出しACK(Acknowledgement)を内部バスコントローラ131に供給する。
また、AHBインタフェース230は、図8、図9に示すように、割り込みステータスレジスタ(Int. Status2)245と、割り込みステータスレジスタ(Int. Status1)246と、アドレスデコーダ247とを有している。割り込みステータスレジスタ245は、無線LAN部112のクロック系で動作し、その出力側はAHBバス207の読み出しデータバスに接続されており、その入力側は割り込みステータスレジスタ246の出力側に接続されている。アドレスデコーダ247の入力側はAHBバス207のアドレスバスに接続されている。このアドレスデコーダ247は、割り込みステータスレジスタ245に対応したアドレスをデコードし、イネーブル信号ENを割り込みステータスレジスタ245に供給する。
割り込みステータスレジスタ246は、NFC部115のクロック系で動作する。この割り込みステータスレジスタ246の入力側は内部バスコントローラ131に接続されている。内部バスコントローラ131は、同期化回路244から読み出しリクエストが供給されるとき、割り込みステータスレジスタ246に、書き込みを行ったことを示す書き込みACKを設定すると共に、内部書き込みレジスタ242にイネーブル信号ENを供給する。また、内部バスコントローラ131は、無線LAN部112のCPU201から指定されたアドレスのデータを用意したとき、割り込みステータスレジスタ246に、読み出し要求を設定する。
なお、内部バスコントローラ131は、無線LAN部112のCPU201から指定されたアドレスのデータを用意できたとき、イネーブル信号ENを内部読み出しレジスタ249に供給すると共に、インターラプト信号を無線LAN部112のCPU201に供給する。また、内部バスコントローラ131は、内部書き込みレジスタ242に書かれた、無線LAN部112のCPU201からのデータを、NFC部115の指定された記憶部(レジスタあるいはメモリ)に書き込んだとき、インターラプト信号を無線LAN部112のCPU201に供給する。
A.無線LAN部112のCPU201が、NFC部115の指定したアドレスの記憶部(レジスタあるいはメモリ)に対してデータを書く場合の動作を、図8を参照して、説明する。
まず、無線LAN部112のCPU201は、AHBバス207のアドレスバスに書き込みレジスタ241のアドレスを流すと共に、書き込みデータバスに書き込みデータを流す。このようにアドレスバスに書き込みレジスタ241のアドレスが流されると、アドレスデコーダ243で当該アドレスがデコードされ、書き込みレジスタ241にイネーブル信号ENが供給される。これにより、書き込みデータバスに流されている書き込みデータが書き込みレジスタ241に書かれる。
ここで、書き込みデータバスに流す書き込みデータの構成について説明する。図10は、24ビット構成の書き込みデータを示している。上位の8ビットはアドレス部を構成し、その他の16ビットはデータ部を構成している。アドレス部のMSBの1ビット「R/W」は、当該書き込みデータが読み出しを行うNFC部115のアドレスを指定するものか否かを識別するためのビットである。例えば、書き込みデータが読み出しを行うNFC部115のアドレスを指定するものであるとき、「R/W」は「1」の状態となっている。
従って、アドレス部のMSBを除いた他の7ビットに、NFC部115のアドレスが配置される。データ部の16ビットには、2個の8ビットデータData1,Data2が配置される。なお、8ビットデータData1だけが配置されることもある。また、32ビット構成の書き込みデータの場合には、図示しないが、データ部が24ビットとなり、3個の8ビットデータData1,Data2,Data3の配置が可能となる。詳細説明は省略するが、読み出しデータの場合も、上述した書き込みデータと同様の構成となっている。
また、アドレスデコーダ243から書き込みレジスタ241に供給されるイネーブル信号ENに対応して、同期化回路244から内部バスコントローラ131に読み出しリクエスト(Read Request)が供給される。内部バスコントローラ131は、同期化回路244から読み出しリクエストが供給されるとき、内部書き込みレジスタ242にイネーブル信号EQを供給する。これにより、書き込みレジスタ241に書かれている書き込みデータが、内部書き込みレジスタ242に書かれる。また、内部バスコントローラ131は、同期化回路244から読み出しリクエストが供給されるとき、割り込みステータスレジスタ246に、書き込みを行ったことを示す書き込みACKを設定する。
次に、内部バスコントローラ131は、内部書き込みレジスタ242に書かれている書き込みデータを読み込み、アドレス部のMSBの1ビット「R/W」の状態を確認する。この場合、「R/W」の状態は「0」であって、内部バスコントローラ131は、書き込みデータが読み出しを行うNFC部115のアドレスを指定するものではないと判断する。そのため、内部バスコントローラ131は、書き込みデータのアドレス部に配置されているアドレスを内部アドレスバスに流すと共に、書き込みデータのデータ部に配置されているデータを内部データバスに流す。これにより、NFC部115の所定アドレスの記憶部(レジスタあるいはメモリ)に対して、データの書き込みが行われる。
その後、内部バスコントローラ131は、インターラプト信号を無線LAN部112のCPU201に供給する。CPU201は、当該インターラプト信号の供給があるとき、アドレスバスに割り込みステータスレジスタ245のアドレスを流す。このようにアドレスバスに割り込みステータスレジスタ245のアドレスが流されると、アドレスデコーダ247で当該アドレスがデコードされ、割り込みステータスレジスタ245にイネーブル信号ENが供給される。これにより、割り込みステータスレジスタ246に設定されている割り込みステータス「書き込みACK」が、割り込みステータスレジスタ245に書かれる。そのため、当該割り込みステータス「書き込みACK」が読み出しデータバスからCPU201に供給され、CPU201はNFC部115の指定したアドレスに書き込みが行われたことを確認できる。
無線LAN部112のCPU201は、上述したような書き込み動作により、例えばホストインタフェース204に接続されたホストCPU(パーソナルコンピュータ)220の指示に基づき、NFC部115のシステムレジスタ138内の各レジスタの設定を行うことができる。
図11は、レジスタの設定内容の一例であり、送信モード設定レジスタの設定内容を示している。
この場合、設定内容は8ビットで構成されており、ビット0,1の2ビットで構成されるデータTxFramingと、ビット4〜6の3ビットで構成されるデータTxSpeedと、ビット7の1ビットで構成されるデータTxCRCEnとが含まれている。データTxFramingは、送信モードを示し、初期値は2′b00である。ここで、「00」は‘MIFARE’を示し、「01」は‘Active Communication Mode’を示し、「10」は‘FeliCa’を示し、「11」は‘TypeB’を示している。
データTxSpeedは、送信速度を示し、初期値は3′b001である。ここで、「000」は106kbpsを示し、「001」は212kbpsを示し、「010」は424kbpsを示し、「011」は848kbpsを示している。データTxCRCEnは、データ送信時のCRC生成イネーブルを示し、初期値は1′b1である。なお、「dy」は、内部で自動的に変更する可能性のあるレジスタであることを示し、「SRST」はリセットに関する情報であり、ソフトリセットが有効であること意味している。この送信モード設定レジスタにおいて、例えば、212kbps/FeliCaで送信する場合には、8ビットは“10010010”(92h)に設定される。
B.無線LAN部112のCPU201が、NFC部115の所定アドレスの記憶部(レジスタあるいはメモリ)からデータを読む場合の動作を、図8、図9を参照して、説明する。
まず、無線LAN部112のCPU201は、AHBバス207のアドレスバスに書き込みレジスタ241のアドレスを流すと共に、書き込みデータバスに書き込みデータを流す。この書き込みデータは、上述の図10に示すような構成となっている。この場合、アドレス部のMSBの1ビット「R/W」は「1」の状態におかれ、当該書き込みデータが読み出しを行うNFC部115のアドレスを指定するものであることを示すようになっている。そして、このアドレス部のMSBを除いた他の7ビットに、読み出しを行うNFC部115のアドレスが配置されている。
アドレスバスに書き込みレジスタ241のアドレスが流されると、アドレスデコーダ243で当該アドレスがデコードされ、書き込みレジスタ241にイネーブル信号ENが供給される。これにより、書き込みデータバスに流されている書き込みデータが書き込みレジスタ241に書かれる。
また、アドレスデコーダ243から書き込みレジスタ241に供給されるイネーブル信号ENに対応して、同期化回路244から内部バスコントローラ131に読み出しリクエスト(Read Request)が供給される。内部バスコントローラ131は、同期化回路244から読み出しリクエストが供給されるとき、内部書き込みレジスタ242にイネーブル信号EQを供給する。これにより、書き込みレジスタ241に書かれている書き込みデータが、内部書き込みレジスタ242に書かれる。
次に、内部バスコントローラ131は、内部書き込みレジスタ242に書かれている書き込みデータを読み込み、アドレス部のMSBの1ビット「R/W」の状態を確認する。この場合、「R/W」の状態は「1」であって、内部バスコントローラ131は、書き込みデータが読み出しを行うNFC部115のアドレスを指定するものであると判断する。そのため、内部バスコントローラ131は、NFC部115の指定されたアドレスのデータ(以下、適宜、「読み出しデータ」という)を用意する。
そして、内部バスコントローラ131は、NFC部115の読み出しデータが用意できたとき、図9に示すように、割り込みステータスレジスタ246に、割り込みステータス「読み出し要求」を設定する。また、内部バスコントローラ131は、読み出しデータが用意できたとき、イネーブル信号ENを内部読み出しレジスタ249に供給すると共に、インターラプト信号を無線LAN部112のCPU201に供給する。これにより、内部バスコントローラ131が用意した読み出しデータは、内部読み出しレジスタ249に書かれる。
一方、インターラプト信号が供給された無線LAN部112のCPU201は、アドレスバスに割り込みステータスレジスタ245のアドレスを流す。このようにアドレスバスに割り込みステータスレジスタ245のアドレスが流されると、アドレスデコーダ247で当該アドレスがデコードされ、割り込みステータスレジスタ245にイネーブル信号ENが供給される。これにより、割り込みステータスレジスタ246に設定されている割り込みステータス「読み出し要求」が、割り込みステータスレジスタ245に書かれる。そのため、当該割り込みステータス「読み出し要求」が読み出しデータバスからCPU201に供給される。
CPU201は、当該読み出し要求に対応して、アドレスバスに読み出しレジスタ248のアドレスを流す。このようにアドレスバスに読み出しレジスタ248のアドレスが流されると、アドレスデコーダ250で当該アドレスがデコードされ、読み出しレジスタ250にイネーブル信号ENが供給される。これにより、内部読み出しレジスタ249に書かれている読み出しデータが、読み出しレジスタ248に書かれる。そのため、CPU201は、読み出しデータバスから読み出しデータ(NFC部115の指定されたアドレスのデータ)を取得できる。
なお、上述したようにアドレスデコーダ250から読み出しレジスタ248に供給されるイネーブル信号ENに対応して、同期化回路251から内部バスコントローラ131に読み出しを行ったことを示す読み出しACK(Acknowledgement)が供給される。これにより、内部バスコントローラ131は、CPU201が読み出しデータの読み出しを完了したことを確認できる。
なお、図8、図9に示すAHBインタフェース230において、書き込みレジスタ241および内部書き込みレジスタ242の部分、読み出しレジスタ248および内部読み出しレジスタ249の部分、割り込みステータスレジスタ245および割り込みステータスレジスタ246の部分は、それぞれ、1個のRAM(Random Access Memory)を用いて構成することもできる。
図1に示す通信システム100においては、無線LANアクセスポイント110の無線通信部111は無線LAN部112とNFC部115との間に非同期インタフェース(AHBインタフェース230)が介在された構成とされ、無線LAN部112およびNFC部115は1チップ118内に形成されている。そのため、無線LANアクセスポイント110の無線通信部111は、無線LAN部112およびNFC部115をそれぞれ別個のチップとする場合に比べて、コスト、消費電力、スペースの各点において有利となる。
上述したように、NFC部115は、無線LAN部112のAHBバス(CPUバス)207にAHBインタフェース230を介して接続されている。そのため、無線LAN部112のCPU201は、NFC部115を総合的に制御でき、例えば、NFC部115の動作が必要でないとき、当該NFC部115の電源をオフし、あるいはクロックを停止し、消費電力の低減を図ることができる。
また、図1に示す通信システム100においては、テレビ受信機120の無線通信部121は無線LAN部122とNFC部125との間に非同期インタフェース(AHBインタフェース230)が介在された構成とされ、無線LAN部122およびNFC部125は1チップ128内に形成されている。そのため、この無線通信部121に関しても、上述した無線LANアクセスポイント110の無線通信部111と同様の効果を得ることができる。
また、図1に示す通信システム100において、無線LANアクセスポイント110の無線通信部111は、無線LAN部112に非同期インタフェースを介してNFC部115が接続された構成となっている。そのため、無線LAN部112は、NFC部115を介して所定データを外部に出力でき、あるいは、外部からNFC部115を介して所定データを取得できる。
同様に、図1に示す通信システム100において、テレビ受信機120の無線通信部121は、無線LAN部122に非同期インタフェースを介してNFC部125が接続された構成となっている。そのため、無線LAN部122は、NFC部125を介して所定データを外部に出力でき、あるいは、外部からNFC部125を介して所定データを取得できる。
そのため、図1に示す通信システム100においては、NFC部115,125を介して無線LAN部112,122に回路パラメータを供給して、当該無線LAN部112,122の回路パラメータの設定を簡単に行うことができる。
また、テレビ受信機120の無線LAN部122は、NFC部125を通じて、NFCカード160にセットアップ情報を書き込むことができる。また、無線アクセスポイント110の無線LAN部112は、NFCカード160から、NFC部115を介して、セットアップ情報を取り込んで、セットアップ(初期設定)を行うことができる。したがって、図1に示す通信システム100においては、無線LANのセットアップを簡単かつ短時間に行うことができる。
また、図1に示す通信システム100において、テレビ受信機120では、NFCカード160からNFC部125を介して無線LAN部122に課金情報を供給できる。つまり、無線LAN部122は、課金サーバ150に送るため課金情報を、NFC部125を介して容易に取得できる。したがって、図1に示す通信システム100においては、NFCカード160を用いて、コンテンツの受信に伴う課金処理を簡単に行うことができる。
また、図1に示す通信システム100において、無線LANアクセスポイント110の無線通信部111は、NFC部115が、無線LAN部112のAHBバス(CPUバス)207にAHBインタフェース230を介して接続された構成となっている。そのため、無線LAN部112のCPU201は、NFC部115の記憶部(レジスタあるいはメモリ)に容易にアクセスでき、例えば、NFC部115のシステムレジスタ138内の各レジスタの設定を行うことができる。
この場合、CPU201は、NFC部115のアクセスすべき記憶部のアドレスを、AHBバス(CPUバス)207のデータバスで与えるものである。そのため、NFC部115内の各記憶部を並列にCPU201のアドレス空間上に展開するのではなく、NFC部115としてはアドレス的に1アドレスのみを占有する形となり、ポーティング(移植)が容易なつくりとなる。
また、図1に示す通信システム100において、テレビ受信機120の無線通信部121は、無線LANアクセスポイント110の無線通信部111と同様に、NFC部125が、無線LAN部122のAHBバス(CPUバス)207にAHBインタフェース230を介して接続された構成となっている。そのため、この無線通信部121に関しても、NFC部115の記憶部(レジスタあるいはメモリ)へのアクセス等について、上述した無線LANアクセスポイント110の無線通信部111と同様の効果を得ることができる。
次に、この発明の他の実施の形態について説明する。図12は、他の実施の形態としての通信システム200の構成例を示している。この図12において、図1と対応する部分には同一符号を付し、適宜、その詳細説明を省略する。
通信システム200は、テレビ受信機250と、リモートコントローラ(以下、「リモコン」という)260とを有している。ここで、テレビ受信機250は第1の無線通信端末を構成し、リモコン260は第2の無線通信端末を構成している。
テレビ受信機250は、ネットワーク130に接続されている。このネットワーク130には、コンテンツサーバ140および課金サーバ150が接続されている。テレビ受信機250は、上述の図1に示す通信システム100の無線LANアクセスポイント110と同様に、無線通信部111を備えている。また、リモコン260は、上述の図1に示す通信システム100のテレビ受信機120と同様に、無線通信部121を備えている。
図12に示す通信システム200において、テレビ受信機250の無線LAN部112とリモコン260の無線LAN部122との間で無線通信を行うために、セットアップ(初期設定)が行われる。この場合、上述の図1に示す通信システム100と同様に、NFCカード160を用いて、無線LANのセットアップを簡単かつ短時間に行うことができる。例えば、リモコン260の無線LAN部122は、NFC部125を通じて、NFCカード160にセットアップ情報を書き込み、テレビ受信機250の無線LAN部112は、NFCカード160から、NFC部115を介して、セットアップ情報を取り込み、セットアップ(初期設定)を行う。
また、図12に示す通信システム200において、テレビ受信機250の無線LAN部112の回路パラメータの設定は、上述の図1に示す通信システム100の場合と同様に、設定すべき回路パラメータが書き込まれているNFCカード160を、NFCアンテナ117に近づけることで行われる。この場合、NFCカード160は、NFC部115のポーリングに対応して、内蔵メモリに書き込まれていた回路パラメータを読み出し、NFC部115に供給する。NFC部115は、当該回路パラメータを無線LAN部112に転送する。これにより、無線LAN部112の所定のレジスタに、当該回路パラメータが設定される。
なお、図12に示す通信システム200においては、テレビ受信機250のNFC部115の回路パラメータ、リモコン260の無線LAN部122の回路パラメータ、リモコン260のNFC部125の回路パラメータ等も同様に、NFCカード160からNFC部115,125で読み出して、簡単に設定できる。
図12に示す通信システム200における、画像コンテンツの受信動作は、上述の図1に示す通信システム100と同様に行われる(図4参照)。ただし、テレビ受信機250の操作は、ユーザが、リモコン260を用いて行うことができる。この場合、テレビ受信機250の無線LAN部112とリモコン260の無線LAN部122との間で通信が行われる。また、NFCカード160からの課金情報の入力は、当該NFCカード160をリモコン260のNFCアンテナ127に近づけることで行うことができる。つまり、リモコン260を操作するユーザは、課金処理を手元で簡単に行うことが可能となる。
図12に示す通信システム200においては、テレビ受信機250の無線通信部111およびリモコン260の無線通信部121は、上述の図1に示す通信システム100の無線アクセスポイント110の無線通信部111およびテレビ受信機120の無線通信部121と同様に構成されており、図1に示す通信システム100と同様の効果を得ることができる。
この発明は、例えば、無線LAN部と近距離無線通信を行うNFC部とを1チップ内に形成可能とし、コスト、消費電力、スペースの各点において有利としたものであり、無線LANアクセスポイントとテレビ受信機とからなる無線LANシステム等に適用できる。
この発明の実施の形態としての通信システムの構成例を示すブロック図である。 通信システムを構成する無線LANアクセスポイントとテレビ受信機のセットアップ時の動作を説明するためのシーケンス図である。 NFC部を用いて行われる無線LAN部の回路パラメータの設定の一例を示す図である。 通信システムにおける画像コンテンツの受信動作を説明するためのシーケンス図である。 1つのチップ内に形成される無線LAN部およびNFC部の構成例を示すブロック図である。 NFC部と無線LAN部との接続部分の構成を示すブロック図である。 無線LAN部のCPUバス(AHBバス)に接続されるNFC部およびRFICの構成例を示すブロック図である。 無線LAN部のCPUがNFC部に書き込む際に使用されるAHBインタフェース内の各部構成と、当該書き込み動作を説明するための図である。 無線LAN部のCPUがNFC部から読み出す際に使用されるAHBインタフェース内の各部構成と、当該読み出し動作を説明するための図である。 書き込み/読み出しデータ(RWデータ)の構成を説明するための図である。 NFC部のシステムレジスタに設定される設定内容の一例を示す図である。 この発明の他の実施の形態としての通信システムの構成例を示すブロック図である。
符号の説明
100,200・・・通信システム、110・・・無線アクセスポイント、111,121・・・無線通信部、112,122・・・無線LAN部、113,123・・・RFモジュール、114,124・・・アンテナ、115,125・・・NFC部、116,126・・・RFIC部、117,127・・・NFCアンテナ、118,128・・・チップ、120・・・テレビ受信機、130・・・ネットワーク、131・・・内部バスコントローラ、132・・・内部バス、133・・・システムコントローラ&FIFOバッファ、134・・・デジタル変調回路、135・・・ドライブデータ生成回路、136・・・デジタル復調回路、137・・・クロック生成回路、138・・・システムレジスタ、140・・・コンテンツサーバ、150・・・課金サーバ、160・・・NFCカード、201・・・CPU、204・・・ホストインタフェース、207・・・AHBバス、208・・・クロック生成回路、211・・・エンクリプション/フレーム化回路、212・・・ECC/スクランブラ、213・・・デジタル変調回路、214・・・RFコントローラ、215・・・デジタル復調回路、216・・・ECC/デスクランブラ、217・・・デクリプション/フレーム解析回路、230・・・AHBインタフェース、241・・・書き込みレジスタ、242・・・内部書き込みレジスタ、243,247,249・・・アドレスデコーダ、244,251・・・同期化回路、245,246・・・割り込みステータスレジスタ、248・・・読み出しレジスタ、249・・・内部読み出しレジスタ、250・・・テレビ受信機、260・・・リモートコントローラ

Claims (15)

  1. 第1のクロック系で動作する第1の無線通信部と、
    上記第1のクロック系とは異なる第2のクロック系で動作し、近距離無線通信を行う第2の無線通信部と、
    上記第1の無線通信部と上記第2の無線通信部との間に介在される非同期インタフェースとを備え
    上記第1の無線通信部は内蔵CPUを有し、
    上記第2の無線通信部は、上記第1の無線通信部のCPUバスに、上記非同期インタフェースを介して接続され、
    上記第1の無線通信部の上記内蔵CPUは、
    上記非同期インタフェースを介して、上記第2の無線通信部内の記憶部にアクセスし、
    上記第2の無線通信部のアクセスすべき記憶部のアドレスを、上記CPUバスのデータバスで与える
    無線通信端末。
  2. 上記第1の無線通信部および上記第2の無線通信部は1チップ内に形成されている
    求項1に記載の無線通信端末。
  3. 上記非同期インタフェースは、
    上記第1の無線通信部により上記第1のクロック系に同期してアクセス可能な第1の記憶素子と、
    上記第2の無線通信部により上記第2のクロック系に同期してアクセス可能な第2の記憶素子とを有する
    求項1に記載の無線通信端末。
  4. 上記第1の無線通信部は、
    上記第2の無線通信部を介して所定データを外部に出力する
    求項1に記載の無線通信端末。
  5. 上記所定データは、無線通信部のセットアップ情報である
    求項に記載の無線通信端末。
  6. 上記第1の無線通信部は、
    上記第2の無線通信部を介して外部より所定データを取得する
    求項1に記載の無線通信端末。
  7. 上記所定データは、上記第1の無線通信部のセットアップ情報である
    請求項に記載の無線通信端末。
  8. 上記所定データは、上記第1の無線通信部の回路パラメータである
    求項に記載の無線通信端末。
  9. 上記所定データは、課金情報である
    求項に記載の無線通信端末。
  10. 第1のクロック系で動作する第1の無線通信部と、上記第1のクロック系とは異なる第2のクロック系で動作し、近距離無線通信を行う第2の無線通信部との間で、上記第1の無線通信部および上記第2の無線通信部の間に介在される非同期インタフェースを介してデータ通信を行うデータ通信方法であって、
    上記第1の無線通信部は内蔵CPUを有し、
    上記第2の無線通信部は、上記第1の無線通信部のCPUバスに、上記非同期インタフェースを介して接続され、
    上記第1の無線通信部の上記内蔵CPUは、
    上記非同期インタフェースを介して、上記第2の無線通信部内の記憶部にアクセスし、
    上記第2の無線通信部のアクセスすべき記憶部のアドレスを、上記CPUバスのデータバスで与える
    データ通信方法。
  11. 第1のクロック系で動作する第1の無線通信部と、
    上記第1のクロック系とは異なる第2のクロック系で動作し、近距離無線通信を行う第2の無線通信部と、
    上記第1の無線通信部と上記第2の無線通信部との間に介在される非同期インタフェースとを備え、
    上記第1の無線通信部は内蔵CPUを有し、
    上記第2の無線通信部は、上記第1の無線通信部のCPUバスに、上記非同期インタフェースを介して接続され、
    上記第1の無線通信部の上記内蔵CPUは、
    上記非同期インタフェースを介して、上記第2の無線通信部内の記憶部にアクセスし、
    上記第2の無線通信部のアクセスすべき記憶部のアドレスを、上記CPUバスのデータバスで与える
    半導体デバイス。
  12. 第1の無線通信端末と第2の無線通信端末とを有する無線通信システムであって、
    上記第1の無線通信端末は、
    第1のクロック系で動作する第1の無線通信部と、
    上記第1の無線通信部に非同期インタフェースを介して接続され、上記第1のクロック系とは異なる第2のクロック系で動作し、上記第1の無線通信部と同一のチップ内に形成された近距離無線通信を行う第2の無線通信部とを備え、
    上記第2の無線通信部は、上記第1の無線通信部のCPUバスに、上記非同期インタフェースを介して接続され、
    上記第1の無線通信部の上記内蔵CPUは、
    上記非同期インタフェースを介して、上記第2の無線通信部内の記憶部にアクセスし、
    上記第2の無線通信部のアクセスすべき記憶部のアドレスを、上記CPUバスのデータバスで与え、
    上記第2の無線通信端末は、
    上記第1のクロック系で動作する第3の無線通信部と、
    上記第3の無線通信部に非同期インタフェースを介して接続され、上記第1のクロック系とは異なる第2のクロック系で動作し、上記第3の無線通信部と同一のチップ内に形成された近距離無線通信を行う第4の無線通信部とを備え、
    上記第4の無線通信部は、上記第3の無線通信部のCPUバスに、上記非同期インタフェースを介して接続され、
    上記第3の無線通信部の上記内蔵CPUは、
    上記非同期インタフェースを介して、上記第4の無線通信部内の記憶部にアクセスし、
    上記第4の無線通信部のアクセスすべき記憶部のアドレスを、上記CPUバスのデータバスで与え、
    上記第1の無線通信端末の上記第1の無線通信部は、セットアップ情報を上記第2の無線通信部より出力し、
    上記第2の無線通信端末の上記第3の無線通信部は、上記第1の無線通信端末の上記第2の無線通信部より出力される上記セットアップ情報を上記第4の無線通信部を介して取得し、該セットアップ情報に基づいてセットアップを行う
    線通信システム。
  13. 上記第1の無線通信端末の上記第2の無線通信部は、上記第1の無線通信部から上記非同期インタフェースを介して供給される上記セットアップ情報を、非接触ICカードに書き込み、
    上記第2の無線通信端末の上記第4の無線通信部は、上記非接触ICカードから上記セットアップ情報を読み出し、上記非同期インタフェースを介して上記第3の無線送信部に供給する
    求項12に記載の無線通信システム。
  14. コンテンツサーバおよび課金サーバにネットワークを介して接続される第1の無線通信端末と、上記第1の無線通信端末に無線接続される第2の無線通信端末とを有する無線通信システムであって、
    上記第2の無線通信端末は、
    第1のクロック系で動作する第1の無線通信部と、
    上記第1の無線通信部に非同期インタフェースを介して接続され、上記第1のクロック系とは異なる第2のクロック系で動作し、上記第1の無線通信部と同一のチップ内に形成された近距離無線通信を行う第2の無線通信部とを備え、
    上記第2の無線通信部は、上記第1の無線通信部のCPUバスに、上記非同期インタフェースを介して接続され、
    上記第1の無線通信部の上記内蔵CPUは、
    上記非同期インタフェースを介して、上記第2の無線通信部内の記憶部にアクセスし、
    上記第2の無線通信部のアクセスすべき記憶部のアドレスを、上記CPUバスのデータバスで与え、
    上記コンテンツサーバからの所定コンテンツのコンテンツデータは、上記ネットワークを介して上記第1の無線通信端末に、あるいは、上記ネットワークおよび上記第1の通信端末を介して上記第2の無線通信端末の上記第1の無線通信部に、供給され、
    上記第2の無線通信端末の上記第2の無線通信部により取得された課金情報は、上記第1の無線通信部、上記第1の通信端末および上記ネットワークを介して、上記課金サーバに供給される
    線通信システム。
  15. 上記第2の無線通信端末の上記第2の無線通信部は、非接触ICカードから、上記課金情報を読み出して取得する
    ことを特徴とする請求項14に記載の無線通信システム。
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