JP4784358B2 - 無線通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信技術に関し、特に相手無線装置の送信電力を制御する送信電力制御技術に関する。
無線通信装置には、相手無線装置からの電波を適切な受信感度で受信するため、送信側の相手無線装置に対して段階的な送信電力の増加または低下を指示する送信電力制御機能を備えるものがある。
例えば、ブルートゥース(Bluetooth:商標登録)では、相手無線装置からの電波の受信電界強度(RSSI:Recieving Signal Strength Indicator)と所定の基準範囲内にあるかどうか判定して、受信電界強度が下限値を超えた場合は相手無線装置に対して送信電力の増加を指示し、受信電界強度が上限値を超えた場合は送信電力の低下を指示する機能を持つ(例えば、非特許文献1など参照)。これら指示に応じて、相手無線装置では、所定のステップ幅で送信電力を段階的に調整する。これにより、受信側の受信電界強度をほぼ一定に保持することができ、安定した無線通信を実現することが可能となる。
"3 TRANSMITTER CHARACTERISTICS",BLUETOOTH SPECIFICATION Version1.2 [vol2],pp33
しかしながら、このような従来技術では、送信電力制御の安定制などを考慮して、相手無線装置からの電波の受信電界強度を判定する基準範囲として、ある程度の許容幅が設けられているため、また相手無線装置の送信出力レベルを直接問い合わせる機能を持たないため、場合によってはその許容幅内において相手無線装置の送信電力が高めに維持されてしまい、相手無線装置での電力消費が必要以上に増加するという問題点があった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、相手無線装置での無駄な電力消費を抑制できる無線通信装置を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる無線通信装置は、電波を送受信することにより相手無線装置と無線通信を行う際、相手無線装置からの電波の受信電界強度が所定の基準範囲内となるよう、受信電界強度が基準範囲内にあるか否かの判定結果に基づいて相手無線装置に対し送信出力低下指示または送信出力増加指示により送信出力の変更を指示する送信出力制御手段と、相手無線装置に対して送信出力の低減を指示する送信出力低減指示を周期的に生成して通知する送信出力低減手段を備えている。
また、本発明にかかる他の無線通信装置は、電波を送受信することにより相手無線装置と無線通信を行う際、相手無線装置からの電波の受信電界強度が所定の基準範囲内となるよう、受信電界強度が基準範囲内にあるか否かの判定結果に基づいて相手無線装置に対し送信出力低下指示または送信出力増加指示により送信出力の変更を指示する送信出力制御手段と、送信出力制御手段により所定期間内に前記送信出力の変更が所定回数以上行われた場合、相手無線装置に対して送信出力の低減を指示する送信出力低減指示を生成して通知する送信出力低減手段を備えている。
本発明によれば、送信出力低減手段により、周期的に、あるいは送信出力制御手段による送信出力の変更状況に基づいて、相手無線装置に対して送信出力の低減を指示する送信出力低減指示が通知されるため、送信出力制御動作により受信電界強度が基準範囲内に制御されていても、その送信出力の低減が指示されるため、相手無線装置で送信出力の低減が試みられる。
これにより、受信電界強度が基準範囲内であって相手無線装置の送信出力が高めに設定されている場合には、その送信出力が低減されて、受信電界強度が基準範囲内であって相手無線装置の送信出力が低めの状態で無線通信が行われることになり、相手無線装置の送信出力レベルを直接問い合わせる機能を持たない場合でも、相手無線装置での無用な電力消費を抑制できる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる無線通信装置について説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる無線通信装置の構成を示すブロック図である。
この無線通信装置1は、アンテナ10を介して電波3を送受信することにより相手無線装置2と無線通信を行う電子機器であり、相手無線装置2からの電波3の受信電界強度が所定の基準範囲内にあるか否かの判定結果に基づいて相手無線装置2に対し送信出力の変更を指示する送信出力制御機能を有している。相手無線装置2は、無線通信装置1からの送信出力変更指示に応じて相手無線装置2から無線通信装置1へ送信する電波の送信出力を増減する機能を有している。
本実施の形態は、送信出力低減手段により、周期的に、あるいは送信出力制御手段による送信出力の変更状況に基づいて、相手無線装置に対して送信出力の低減を指示する送信出力低減指示を通知するようにしたものである。
[無線通信装置]
次に、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる無線通信装置の構成について詳細に説明する。
この無線通信装置1には、主な機能部として、アンテナ10、アンテナスイッチ(SW)11、送信回路12、受信回路13、無線通信部14、機能処理部15、記憶部16、計時部17、および制御部18が設けられている。
アンテナ10は、相手無線装置2との間で電波を送受信するための空中線である。アンテナスイッチ11は、アンテナ10を送信回路12側と受信回路13側のいずれかに切替接続する回路部である。送信回路12は、無線通信部14からの送信信号を変調してアンテナ10へ出力する回路部である。受信回路13は、アンテナ10で受信された電波の受信電界強度(RSSI::Recieving Signal Strength Indicator)を検出して無線通信部14へ出力するとともに、アンテナ10で受信された電波から所望の受信信号を復調して無線通信部14へ出力する回路部である。
無線通信部14は、送信回路12への送信信号と受信回路13からの受信信号を用いて相手無線装置2との間で無線通信を行う機能部であり、主な機能手段として、無線制御手段14Aと送信出力制御手段14Bとを有している。なお、これら機能手段は、専用の処理回路で構成してもよく、CPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路で所定のプログラム16Bを読み込んで実行することにより上記ハードウェアとプログラムとを協働させることにより各機能手段を実現してもよい。
無線制御手段14Aは、所定の無線通信方式に基づき無線通信を制御する機能手段であり、所定のタイミングで送信信号および受信信号を入出力する機能と、制御部18からの送信データから送信信号を生成して送信回路12へ出力する機能と、受信回路13からの受信信号から所定の無線通信方式に基づき受信データを生成して制御部18へ出力する機能とを有している。
送信出力制御手段14Bは、受信回路13で検出された受信電界強度が所定の基準範囲内にあるか否かを判定する機能と、その判定結果に基づいて相手無線装置2に対し送信出力の変更を示す送信出力変更指示を送信信号により出力する機能とを有している。
機能処理部15は、相手無線装置2との無線データ通信を用いて所望の機能処理を実現する回路部である。例えば相手無線装置2との通話機能を実現する際には、制御部18からの受信データを音声信号に復号してスピーカから出力する機能と、マイクで検出した音声信号を送信データに符号化して制御部18へ出力する機能を持つ。
記憶部16は、メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、制御部18での処理動作に用いる各種処理情報16Aと、制御部18に読み込まれて実行されることにより各種機能を実現するプログラム16Bとを記憶する機能を有している。
計時部17は、制御部18からの指示に応じて所望の期間長を計時するタイマー機能を有する回路部である。
制御部18は、CPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路を有し、記憶部16からプログラム16Bを読み込んで実行することにより上記ハードウェアとプログラムとを協働させて各種機能手段を実現し、無線通信装置1全体を制御する機能部であり、主な機能手段として通信制御手段18Aと送信出力低減手段18Bを有している。
通信制御手段18Aは、無線通信部14を介して相手無線装置2と機能処理部15との間で送受信データをやり取りする無線データ通信を制御する機能を有している。
送信出力低減手段18Bは、周期的に、あるいは送信出力制御手段14Bによる相手無線装置2に対する送信出力の変更状況に基づいて、相手無線装置2に対して送信出力の低減を指示する送信出力低減指示を無線通信部14を介して通知する機能を有している。
[第1の実施の形態の動作]
次に、図2〜図4を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる無線通信装置の動作について説明する。図2は、本発明の第1の実施の形態にかかる無線通信装置の送信出力制御処理を示すフローチャートである。図3は、本発明の第1の実施の形態にかかる無線通信装置の送信出力低減処理を示すフローチャートである。図4は、本発明の第1の実施の形態にかかる無線通信装置の動作例を示すタイミングチャートである。
まず、図2を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる無線通信装置の送信出力制御動作について説明する。
無線通信装置1の無線通信部14は、無線制御手段14Aを用いた相手無線装置2との無線通信の開始に応じて、送信出力制御手段14Bにより、図2の送信出力制御処理を開始する。
送信出力制御手段14Bは、まず、受信回路13で検出された相手無線装置2からの電波の受信電界強度Rsを取得し(ステップ100)、送信側上限値RsUおよび送信側下限値RsLからなる基準範囲と比較する。
ここで、受信電界強度Rsが送信側上限値RsUを上回っている場合(ステップ101:YES)、送信出力制御手段14Bは、送信出力の低下を指示する送信出力低下指示を含む送信データを生成して、送信回路12へ出力し(ステップ102)、ステップ100へ戻る。これにより、この送信出力低下指示が、アンテナスイッチ11およびアンテナ10を介して相手無線装置2へ通知される。
また、受信電界強度Rsが送信側上限値RsUを上回っておらず場合(ステップ101:NO)、受信電界強度Rsが送信側下限値RsLを下回っている場合(ステップ103:YES)、送信出力制御手段14Bは、送信出力の増加を指示する送信出力増加指示を含む送信データを生成して、送信回路12へ出力し(ステップ104)、ステップ100へ戻る。これにより、この送信出力増加指示が、アンテナスイッチ11およびアンテナ10を介して相手無線装置2へ通知される。
これら送信出力低下指示や送信出力増加指示は、所定幅だけ送信出力の増減を指示するもので、相手無線装置2は、これら指示に応じて、予め決められた可変範囲内において、電波の送信出力を所定幅だけ増減する。
これにより、無線通信装置1と相手無線装置2との距離や場所の変化などの要因で無線通信環境が変動した場合でも、無線通信装置1において相手無線装置2からの電波の受信電界強度が適切な値に保たれ、安定した無線通信が実現される。
次に、図3を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる無線通信装置の送信出力低減動作について説明する。
無線通信装置1の制御部18は、無線通信部14を用いた相手無線装置2との無線通信の開始に応じて、送信出力低減手段18Bにより、図3の送信出力低減処理を開始する。
送信出力低減手段18Bは、まず、無線制御手段14Aからの制御情報に基づき相手無線装置2との無線通信開始が確認された場合(ステップ110:YES)、計時部17を用いて所定の低減指示周期tc経過後にタイムアップする送信出力低減タイマーを起動する(ステップ111)。
無線通信開始後、送信出力低減タイマーがタイムアップした場合(ステップ112:YES)、送信出力低減手段18Bは、送信出力の低減を指示する送信出力低減指示を含む送信データを生成して無線通信部14へ出力し(ステップ113)、送信出力低減タイマーを再起動する(ステップ114)。この送信出力低減指示が、無線通信部14から送信回路12、アンテナスイッチ11、およびアンテナ10を介して相手無線装置2へ通知される。
一方、送信出力低減タイマーがタイムアップしていない場合(ステップ122:NO)、あるいはステップ114の後、送信出力低減手段18Bは、無線通信終了が確認されるまで上記処理(ステップ112〜114)を繰り返し実行する(ステップ115:NO)。また、相手無線装置2との無線通信終了が確認された場合(ステップ115:YES)、送信出力低減タイマーを停止して(ステップ116)、一連の送信出力低減処理を終了する。
なお、ステップ110において、無線制御手段14Aからの制御情報に基づき無線通信開始が確認されなかった場合(ステップ110:NO)、送信出力低減手段18Bは、実際の無線通信開始とその確認処理とのタイムラグを考慮して念のために無線通信終了を確認する(ステップ117)。ここで無線通信終了が確認されなかった場合には(ステップ117:NO)、ステップ100へ戻って再度無線通信開始を確認する。また、無線通信終了が確認された場合には(ステップ117:YES)、ステップ116へ移行して、送信出力低減タイマーを停止した後、一連の送信出力低減処理を終了する。
この送信出力低減指示は、所定幅だけ送信出力の低減を指示するもので、相手無線装置2は、この指示に応じて、予め決められた可変範囲内において、電波の送信出力を所定幅だけ低減する。
前述したように、送信出力制御動作で用いられている基準範囲には、送信出力の安定制御を目的として、送信側上限値RsUから送信側下限値RsLまである程度の幅を有しており、通常、この幅は送信出力低下/増加指示による変化幅の複数ステップ分に相当する。したがって、送信出力制御動作により、受信電界強度Rsが基準範囲内に制御されていても、高めの送信出力に設定されている可能性がある。
本実施の形態によれば、制御部18の送信出力低減手段18Bにより、低減指示周期tcで送信出力低減指示が相手無線装置2へ通知されるため、送信出力制御動作により受信電界強度Rsが基準範囲内に制御されていても、その送信出力の低減が指示されるため、相手無線装置2で送信出力の低減が試みられる。
これにより、受信電界強度Rsが基準範囲内であって相手無線装置2の送信出力が高めに設定されている場合には、その送信出力が低減されて、受信電界強度Rsが基準範囲内であって相手無線装置2の送信出力が低めの状態で無線通信が行われることになり、相手無線装置の送信出力レベルを直接問い合わせる機能を持たない場合でも、相手無線装置2での無用な電力消費を抑制できる。
なお、受信電界強度Rsが基準範囲内であって相手無線装置2の送信出力が低めの状態で送信出力の低減が指示された場合、無線通信装置1の受信電界強度Rsが基準範囲から外れてしまうことになる。しかし、この状態は無線通信部14の送信出力制御手段14Bにより検出されて、送信出力増加指示が相手無線装置2へ通知される。このため、通信環境はすぐに改善され、無線通信が中断されることはない。
次に、図4を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる無線通信装置の動作例について説明する。ここでは、相手無線装置2との通信開始後、無線通信環境の変動に応じて送信出力の低下および増加を指示した後、送信出力の低減を指示する場合を例として説明する。
無線通信装置1は、時刻T0に相手無線装置2との無線通信の開始に応じて、無線通信部14の送信出力制御手段14Bにより図2の送信出力制御動作を開始し、受信電界強度Rsに基づいて相手無線装置2の送信出力を制御する。この際、相手無線装置2の送信出力Tpwはレベル1を最低としレベル5を最大とする5段階中のレベル3に制御されているものとする。
また、制御部18の送信出力低減手段18Bにより、図3の送信出力低減動作を開始し、時刻T0から低減指示周期tc後にタイムアップする送信出力低減タイマーを起動する。
その後、無線通信環境の変動に応じて受信電界強度Rsが上昇し、時刻T1にRsが送信側上限値RsUを上回った場合、送信出力制御手段14Bは、相手無線装置2に対して送信出力低下指示を通知する(ステップ120)。これにより、相手無線装置2により送信出力Tpwが1レベル(所定幅)分下げられてレベル3→レベル2に変更され、無線通信装置1の受信電界強度Rsが基準範囲内に制御される。
その後、無線通信環境の変動に応じて受信電界強度Rsが低下し、時刻T2にRsが送信側下限値RsLを下回った場合、送信出力制御手段14Bは、相手無線装置2に対して送信出力増加指示を通知する(ステップ121)。これにより、相手無線装置2により送信出力Tpwが1レベル(所定幅)分上げられてレベル2→レベル3に変更され、無線通信装置1の受信電界強度Rsが基準範囲内に制御される。
その後、無線通信環境の変動に応じて受信電界強度Rsが上昇し、無線通信装置1の受信電界強度Rsが送信側上限値RsU付近まで上昇した状態が継続された場合、Rsは基準範囲内であるため送信出力制御手段14Bから送信出力低下指示は通知されない。
その後の時刻T3に送信出力低減タイマーがタイムアップし、送信出力低減手段18Bは、相手無線装置2に対して送信出力低減指示を通知する(ステップ122)。
これにより、相手無線装置2の送信出力Twpが1レベル分下げられてレベル3→レベル2に変更されるものの、無線通信装置1の受信電界強度Rsが基準範囲内にある。このため、受信電界強度Rsが基準範囲内であって相手無線装置2の送信出力が低めの状態で無線通信が行われることになり、送信出力の低減を試みなかった場合(図4中太破線参照)と比較して、相手無線装置2での無用な電力消費を抑制できる。
[第2の実施の形態]
次に、図5を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかる無線通信装置について説明する。図5は、本発明の第2の実施の形態にかかる無線通信装置の構成を示すブロック図であり、前述した図1と同じまたは同等部分には同一符号を付してある。
本実施の形態は、アンテナスイッチ11と受信回路13との間に設けられた受信アンプ19を用いて、無線通信装置1の受信利得が切替制御される場合に、相手無線装置に対して送信出力の低減を指示する送信出力低減指示を通知する例について説明する。
前述した第1の実施の形態(図1参照)と比較して、本実施の形態にかかる無線通信装置1には、受信アンプ19と制御部18の受信利得制御手段18Cとが追加されている。なお。その他の構成については第1の実施の形態と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
受信アンプ19は、アンプ自体で発生するノイズが少ない一般的なローノイズアンプ(LNA)からなり、アンテナ10で受信した電波を増幅して受信回路13へ出力する機能を有している。
受信利得制御手段18Cは、送信出力制御手段14Bでの相手無線装置2に対する送信出力変更状況に基づき、受信アンプ19の利得を制御する機能を有している。この際、受信アンプ19の利得制御は、受信利得制御手段18Cからの利得制御信号により受信アンプ19の電源をオン/オフ制御してもよく、受信アンプ19に設けられている利得切替機能を利得制御信号により制御してもよく、利得制御信号により受信アンプ19とそのバイパス回路の切替制御を行うようにしてもよい。
[第2の実施の形態の動作]
次に、図6〜図8を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかる無線通信装置の動作について説明する。図6は、本発明の第2の実施の形態にかかる無線通信装置の受信利得制御処理を示すフローチャートである。図7は、本発明の第2の実施の形態にかかる送信出力制御動作を示す説明図である。図8は、本発明の第2の実施の形態にかかる無線通信装置の動作例を示すタイミングチャートである。
まず、図6を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかる無線通信装置の受信利得制御動作について説明する。
無線通信装置1の制御部18は、無線通信部14を用いた相手無線装置2との無線通信の開始に応じて、受信利得制御手段18Cにより、図6の受信利得制御処理を開始する。ここでは、電源オン/オフによる受信アンプ19の動作/停止の切り替えに基づき受信利得の制御を行う場合を例として説明する。
受信利得制御手段18Cは、まず、無線制御手段14Aからの制御情報に基づき相手無線装置2との無線通信開始が確認された場合(ステップ200:YES)、利得制御信号を出力して受信アンプを動作させる(ステップ201)。これにより、受信アンプ19が動作して、アンテナ10で受信した電波が高利得で増幅され、受信回路13へ入力される。
無線通信開始後、受信利得制御手段18Cは、受信回路13で検出された相手無線装置2からの電波の受信電界強度Rsを無線通信部14を介して取得し、その受信電界強度Rsが受信側上限値RaUを上回っている場合(ステップ202:YES)、受信アンプ19が動作中か判断する。ここで、受信アンプ19が動作中の場合のみ(ステップ203:YES)、利得制御信号を出力して受信アンプ19を停止させる(ステップ204)。
また、受信電界強度Rsが受信側上限値RaUを上回っておらず場合(ステップ202:NO)、受信電界強度Rsが受信側下限値RaLを下回っている場合(ステップ205:YES)、受信アンプ19が停止中か判断する。ここで、受信アンプ19が停止中の場合のみ(ステップ206:YES)、利得制御信号を出力して受信アンプ19を動作させる(ステップ207)。
一方、受信電界強度が受信側上限値RaUと受信側下限値RaLの間にある場合(ステップ205:NO)、あるいはステップ203:NO、ステップ204、ステップ206:NO、ステップ207の後、受信利得制御手段18Cは、無線通信終了が確認されるまでステップ202へ戻って上記処理(ステップ202〜207)を繰り返し実行する(ステップ208:NO)。また、相手無線通信装置2との無線通信の終了が確認された場合(ステップ208:YES)、受信アンプ19を停止して(ステップ209)、一連の受信利得制御処理を終了する。
なお、ステップ200において、無線制御手段14Aからの制御情報に基づき無線通信開始が確認されなかった場合(ステップ200:NO)、受信利得制御手段18Cは、実際の無線通信開始とその確認処理とのタイムラグを考慮して念のために無線通信終了を確認する(ステップ210)。ここで無線通信終了が確認されなかった場合には(ステップ210:NO)、ステップ200へ戻って再度無線通信開始を確認する。また、無線通信終了が確認された場合には(ステップ210:YES)、ステップ209へ移行して、受信アンプを停止した後、一連の受信利得制御処理を終了する。
この受信利得制御動作による受信アンプ19の利得制御は、送信出力制御動作や送信出力低減動作とは独立して実行されるが、基本的には送信出力制御動作を補うもので、送信出力制御動作により、無線通信状況を良好な状態に維持できなくなった場合、図7に示すように、受信アンプ19の利得が切り替えられる。
特に、受信電界強度Rsに対して、受信側上限値RaUを送信側上限値RsUより高く設定し、受信側下限値RaLを送信側下限値RsLより低く設定することにより、受信電界強度Rsと受信側上限値RaUおよび受信側下限値RaLとを比較するだけで、送信出力制御動作を補う形で受信利得制御を実施することができ、送信出力制御動作と関連付けて制御することなく、受信利得制御を容易に実現できる。
図7において、横軸は相手無線装置2からの電波の強さを示しており、縦軸は受信アンプ19の動作状態および停止状態における、相手無線装置2の送信出力の大きさを示している。
受信アンプ19が動作している場合、相手無線装置2の送信出力Tpwは受信電界強度Rsの大きさに応じてレベルA1〜A5のいずれかに制御される。受信アンプ19が停止している場合、相手無線装置2の送信出力Tpwは受信電界強度Rsの大きさに応じてレベルB1〜B5のいずれかに制御される。これら送信出力制御は、受信アンプ19での利得切り替えを除き、前述した図2に基づいて行われる。
レベルA1〜A5およびB1〜B5は前述した5段階の各レベルであり、A1とB1(最小)、A2とB2、…、A5とB5(最大)はそれぞれ同じ出力値をさすが、受信アンプ19の利得の相違により受信電界強度Rsが異なるため、便宜上区別してある。
各レベルA(B)は、受信電界強度Rsに応じた許容範囲として、送信側上限値RsUおよび送信側下限値RsLが与えられ、受信電界強度Rsがこの許容範囲を外れた時点で、送信出力制御手段14Bからの指示に基づき、上下に隣接する他のレベルへ相手無線装置2の送信出力が変更される。
例えば、相手無線装置2がレベルA3の場合に、電波が弱まって受信電界強度Rsが低下してレベルA3のRsLを下回り、「レベルA3」から「up」の領域へ遷移した場合、送信出力制御手段14Bからの送信出力増加指示に基づき、相手無線装置2の送信出力Tpwが1レベル分上げられて「レベル4」となる。相手無線装置2の送信出力には、無線規格による上限に基づき可変範囲が決められているため、レベルA5より送信出力を増加させることはできない。
一方、相手無線装置2がレベルA3の場合に、電波が強まって受信電界強度Rsが上昇してレベルA3のRsUを上回り、「レベルA3」から「down」の領域へ遷移した場合、送信出力制御手段14Bからの送信出力低下指示に基づき、相手無線装置2の送信出力Tpwが1レベル分下げられて「レベル2」となる。相手無線装置2の送信出力がレベルA1まで下げられた後、電波が強まって受信電界強度Rsが上昇し、レベルA1のRsUを超えた場合、「down」の領域へ遷移するため、送信出力制御手段14Bからの送信出力低下指示に基づき、相手無線装置2の送信出力をさらに低下させようと試みられるが、相手無線装置2の送信出力には、予め可変範囲が決められているため、レベルA1より送信出力を低下させることはできない。
この後、さらに電波が強まって受信電界強度Rsが上昇してRaUを超えた場合、「受信アンプ停止」の領域へ遷移する。これに応じて受信利得制御手段18Cにより、受信アンプ19が停止されるため、電波の強さは変化せずに受信電界強度Rsだけが低下し、図7では受信アンプ停止中のレベルB1へ遷移する。
これにより、送信出力制御手段14Bによる送信出力制御動作により、受信アンプ19停止状態での受信電界強度Rsに応じたレベルB1〜B5のいずれかに、相手無線装置2の送信出力が制御される。
一方、受信アンプ19が停止している状態で、相手無線装置2の送信出力がレベルB5まで上げられた後、電波が弱まって受信電界強度Rsが低下し、レベルB5のRsUを超えた場合、「up」の領域へ遷移するため、送信出力制御手段14Bからの送信出力増加指示に基づき、相手無線装置2の送信出力をさらに増加させようと試みられるが、相手無線装置2の送信出力には、予め可変範囲が決められているため、レベルB5より送信出力を増加させることはできない。
この後、さらに電波が弱まって受信電界強度Rsが低下してRaLを超えた場合、「受信アンプ動作」の領域へ遷移する。これに応じて受信利得制御手段18Cにより、受信アンプ19が動作されるため、電波の強さは変化せずに受信電界強度Rsだけが上昇し、図7では受信アンプ停止中のレベルA5へ遷移する。
これにより、送信出力制御手段14Bによる送信出力制御動作により、受信アンプ19動作状態での受信電界強度Rsに応じたレベルA1〜A5のいずれかに、相手無線装置2の送信出力が制御される。
次に、図8を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかる無線通信装置の動作例について説明する。ここでは、受信アンプ19を動作させた状態で相手無線装置2と通信している場合に、無線通信環境の変動に応じて送信出力の低下を指示した後に受信アンプ19の停止を指示し、その後、送信出力の低減を指示する場合を例として説明する。
無線通信装置1は、時刻T10以前において、相手無線装置2との無線通信をすでに開始しており、送信出力低減タイマーは起動されていものとする。また、受信アンプ19は動作状態にあり、相手無線装置2の送信出力Tpwは図7の「レベルA2」に制御されているものとする。
無線通信開始後、無線通信環境の変動に応じて受信電界強度Rsが上昇し、時刻T10にRsが送信側上限値RsUを上回った場合、図7において「レベルA2」から「down」に遷移するため、送信出力制御手段14Bは、相手無線装置2に対して送信出力低下指示を通知する(ステップ210)。これにより、相手無線装置2により送信出力Tpwが1レベル(所定幅)分下げられてレベル2→レベル1に変更され、無線通信装置1の受信電界強度Rsが基準範囲内に制御される。
その後、無線通信環境の変動に応じて受信電界強度Rsが再び上昇し、時刻T11にRsが送信側上限値RsUを上回った場合、図7において「レベルA1」から「down」に遷移するため、送信出力制御手段14Bは、相手無線装置2に対して送信出力低下指示を通知する(ステップ211)。これに応じて相手無線装置2は、送信出力を低下させようとするが、相手無線装置2の送信出力には、予め可変範囲が決められているため、レベルA1より送信出力を低下させることはできず、送信出力の低下に失敗する。
その後、無線通信環境の変動に応じて受信電界強度Rsがさらに上昇し、時刻T12にRsが受信側上限値RaUを上回った場合、図7において「レベルA1」から「受信アンプ停止」に遷移するため、受信利得制御手段18Cにより受信アンプ19が停止される(ステップ212)。これにより、電波の強さは変化せずに受信電界強度Rsだけが低下し、図7では受信アンプ停止中の「レベルB1」へ遷移する。
これに応じて、時刻T13において、受信電界強度Rsが送信側下限値RsLを下回ったため、図7において「レベルB1」から「up」へ変遷し、送信出力制御手段14Bは、相手無線装置2に対して送信出力増加指示を通知する(ステップ213)。これにより、相手無線装置2により送信出力Tpwが1レベル分上げられてレベル1→レベル2に変更され、無線通信装置1の受信電界強度Rsが基準範囲内に制御される。
その後、無線通信環境の変動に応じて受信電界強度Rsが上昇し、無線通信装置1の受信電界強度Rsが送信側上限値RsU付近まで上昇した状態が継続された場合、Rsは基準範囲内であるため送信出力制御手段14Bから送信出力低下指示は通知されない。
その後の時刻T14に送信出力低減タイマーがタイムアップし、送信出力低減手段18Bは、相手無線装置2に対して送信出力低減指示を通知する(ステップ214)。
これにより、相手無線装置2の送信出力Twpが1レベル分下げられてレベル2→レベル1に変更されるものの、無線通信装置1の受信電界強度Rsが基準範囲内にある。このため、受信電界強度Rsが基準範囲内であって相手無線装置2の送信出力が低めの状態で無線通信が行われることになり、送信出力の低減を試みなかった場合(図8中太破線参照)と比較して、相手無線装置2での無用な電力消費を抑制できる。
このように、本実施の形態によれば、受信アンプ19と受信利得制御手段18Cにより受信利得が制御される構成を有する場合でも、制御部18の送信出力低減手段18Bにより、低減指示周期tcで送信出力低減指示が相手無線装置2へ通知されるため、送信出力制御動作により受信電界強度Rsが基準範囲内に制御されていても、その送信出力の低減が指示されるため、相手無線装置2で送信出力の低減が試みられる。
これにより、受信電界強度Rsが基準範囲内であって相手無線装置2の送信出力が高めに設定されている場合には、その送信出力が低減されて、受信電界強度Rsが基準範囲内であって相手無線装置2の送信出力が低めの状態で無線通信が行われることになり、相手無線装置の送信出力レベルを直接問い合わせる機能を持たない場合でも、相手無線装置2での無用な電力消費を抑制できる。
[各実施の形態の拡張]
以上の各実施の形態において、送信出力低減手段18Bにより送信出力低減指示を所定周期で相手無線装置2へ通知する場合を例として説明したが、送信出力低減指示を通知するタイミングとしては、所定周期に限定されるものではなく、例えば送信出力制御手段14Bによる送信出力の変更状況に基づき相手無線装置に対して送信出力の低減を指示する送信出力低減指示を通知するようにしてもよい。
具体的には、相手無線装置2との無線通信環境が安定している場合、送信出力の低減ができれば相手無線装置2での電力消費を大幅に削減できるため、このような状況を検出して、送信出力低減手段18Bから送信出力低減指示を行うようにしてもよい。この際、送信出力低減手段18Bで、送信出力制御手段14Bの送信出力変更動作を監視しておき、送信出力制御手段14Bにより所定期間内に相手無線装置2の送信出力の変更を行わなかった場合に送信出力低減指示を通知すれば、相手無線装置2との無線通信環境が安定している場合に送信出力低減指示を行うことができる。
また、相手無線装置2に対して送信出力の変更指示が頻繁に行われている場合、送信出力を低減できる可能性が高いため、このような状況を検出して、送信出力低減手段18Bから送信出力低減指示を行うようにしてもよい。この際、送信出力低減手段18Bで、送信出力制御手段14Bの送信出力変更動作を監視しておき、送信出力制御手段14Bにより所定期間内に相手無線装置2の送信出力の変更が所定回数以上行われた場合に送信出力低減指示を通知すれば、相手無線装置2に対して送信出力の変更指示が頻繁に行われている場合に送信出力低減指示を行うことができる。
以上の各実施の形態では、無線通信部14と送信回路12および受信回路13が別個の機能部で構成されている場合を例として説明したが、これに限定されるものではなく、例えば1つの専用LSIで実現されている場合にも、本発明の各実施の形態を前述同様にして適用でき、同様の作用効果が得られる。
前述した第2の実施の形態では、受信アンプ19の利得を切替制御する際、受信電界強度の大きさに基づき判断する場合を例として説明したが、これに限定されるものではなく、例えば相手無線装置2との無線通信における受信パケットエラー率に基づき、受信アンプ19の利得を切替制御してもよい。
具体的には、制御部18の受信利得制御手段18Cにより、無線制御部14あるいは通信制御手段18Aから相手無線装置2との無線通信における受信パケットエラー率を取得し、この受信パケットエラー率が所定のエラー上限値を超えて無線通信状況が悪化した場合に受信アンプ19を動作させ、所定のエラー下限値を下回って無線通信状況が良化した場合に受信アンプ19を停止させるようにしてもよい。これにより、本発明の各実施の形態を前述同様にして適用でき、同様の作用効果が得られる。
また、前述した第2の実施の形態では、受信利得制御動作と送信出力低減動作との関連については特に説明しなかったが、受信利得制御動作の制御状態に応じて送信出力低減動作の可否を判定してもよい。例えば、受信利得制御動作により受信利得が高く設定されている場合のみ、あるいは受信利得が低く設定されている場合のみ、送信出力低減動作を実施してもよい。
また、これら受信利得制御動作の実施条件を受信利得制御動作の制御状態に対応させて任意に設定できるようにしてもよく、無線通信装置1の使用形態や使用環境に合わせて効果的な電力消費の抑制が行えるよう任意に受信利得制御動作を設定でき、使い勝手のよい無線通信装置を実現できる。
本発明の第1の実施の形態にかかる無線通信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態にかかる無線通信装置の送信出力制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態にかかる無線通信装置の送信出力低減処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態にかかる無線通信装置の動作例を示すタイミングチャートである。 本発明の第2の実施の形態にかかる無線通信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態にかかる無線通信装置の受信利得制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態にかかる送信出力制御動作を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態にかかる無線通信装置の動作例を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1…無線通信装置、10…アンテナ、11…アンテナスイッチ、12…送信回路、13…受信回路、14…無線通信部、14A…無線制御手段、14B…送信出力制御手段、15…機能処理部、16…記憶部、16A…処理情報、16B…プログラム、17…計時部、18…制御部、18A…通信制御手段、18B…送信出力低減手段、18C…受信利得制御手段、19…受信アンプ、2…相手無線装置、3…電波、Rs…受信電界強度、RsU…送信側上限値、RsL…送信側下限値、RaU…受信側上限値、RaL…受信側下限値、tc…低減指示周期。

Claims (2)

  1. 電波を送受信することにより相手無線装置と無線通信を行う際、前記相手無線装置からの電波の受信電界強度が所定の基準範囲内となるよう、前記受信電界強度が前記基準範囲内にあるか否かの判定結果に基づいて前記相手無線装置に対し送信出力低下指示または送信出力増加指示により送信出力の変更を指示する送信出力制御手段と、
    前記相手無線装置に対して送信出力の低減を指示する送信出力低減指示を周期的に生成して通知する送信出力低減手段
    を備えることを特徴とする無線通信装置。
  2. 電波を送受信することにより相手無線装置と無線通信を行う際、前記相手無線装置からの電波の受信電界強度が所定の基準範囲内となるよう、前記受信電界強度が前記基準範囲内にあるか否かの判定結果に基づいて前記相手無線装置に対し送信出力低下指示または送信出力増加指示により送信出力の変更を指示する送信出力制御手段と、
    前記送信出力制御手段により所定期間内に前記送信出力の変更が所定回数以上行われた場合、前記相手無線装置に対して送信出力の低減を指示する送信出力低減指示を生成して通知する送信出力低減手段
    を備えることを特徴とする無線通信装置。
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