JP5292232B2 - 無線機 - Google Patents

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Description

本発明は、電池により電力を供給される無線機など、消費電力を低減することが求められる無線機に関するものであり、特に、待ち受け状態における間欠受信動作の消費電力を低減する無線機に関するものである
従来より、移動無線通信方式の無線機等において、連続通話時間及び待ち受け時間の延長のための送受信部の低消費電力化が求められている。このため、待ち受け状態において、基地局等からの受信を間欠的に行う間欠受信方式が採用されている。間欠受信方式を用いた無線機は、受信タイミング以外の期間において、送受信部を停止することにより、消費電力を低減することができる。下記の特許文献1(特開2002-368673公報)には、ディジタル移動無線通信方式の携帯端末において、受信信号をアナログからディジタルへ変換するADコンバータとして、高分解能ADコンバータと低分解能ADコンバータを用意し、現在の受信レベルと、該現在の受信レベル及び過去の受信レベルの比較により算出された受信レベル変動量とに基づいて、高分解能ADコンバータ及び低分解能ADコンバータを切り替えて使用することにより、消費電力を低減することが開示されている。
また、下記の特許文献2(特開平11-317678公報)には、無線受信機の電波状態を判別し、強電界では連続受信状態とし、弱電界では休止時間及び周期が短い間欠受信とし、無電界では休止時間及び周期が長い間欠受信として、頭切れなく受信し、パワーセービング効果を得ることが開示されている。
特開2002-368673公報 特開平11-317678公報
例えば、他の無線機との間で通話を行う場合、特に、対向で通話を行う場合、送信した直後に相手からの受信をする可能性が高く、送信後の時間が経つにつれて、相手からの受信をする可能性が低くなっていくことが多い。これは、送信情報に対して、相手から応答情報が返信されることが多いためである。また、他の無線機から受信した直後に、当該他の無線機、あるいは別の無線機からの受信をする可能性が高く、受信後の時間が経つにつれて、他の無線機からの受信をする可能性が低くなっていくことが多い。これは、他の無線機からの送信情報に対して、当該他の無線機から追加の送信が行われたり、あるいは、別の無線機から応答情報が返信されることが多いためである。従来は、送信終了後、又は受信終了後の経過時間に応じて間欠受信の間隔を変更することは行われておらず、送信終了後、又は受信終了後の経過時間が相当に大きくなっても、間欠受信の間隔が小さいため、電力消費において効率性が不足していた。
前記特許文献1(特開2002-368673公報)では、無線受信機の間欠受信について開示がない。また、特許文献2(特開平11-317678公報)では、電波状態に応じた無線受信機の間欠受信について開示はあるが、無線機の送信後、又は受信後の経過時間等に応じて間欠受信を行うことについては開示がない。
本発明の目的は、送信後、又は受信後の経過時間等に応じて、間欠受信動作の消費電力を低減することができる無線機を提供することにある。
前記課題を解決するため、本発明では、送信後、又は受信後において、他の無線機から受信を間欠的に行う際に、間欠受信の間隔を常に一定にするのではなく、送信直後、又は受信直後は間欠受信の間隔を短くし、その後、時間が経つと、間欠受信の間隔を、送信直後、又は受信直後よりも長くする。さらに、間欠受信の間隔が、所定の間隔になると、それ以降、間欠受信間隔を一定にすることも可能とするものである。
本発明の代表的な構成は、次のとおりである。
外部から送信された音声信号又はデータ信号を受信する受信部と、外部へ音声信号又はデータ信号を送信する送信部と、受信可能な受信タイミングを間欠的に生成する間欠受信タイミング生成部と、受信部からのベースバンド信号、又は送信部へのベースバンド信号の処理を行う制御部とを備えた無線機において、
前記間欠受信タイミング生成部は、受信可能な受信タイミングの間隔を変更する受信間隔変更部と、前記受信間隔変更部で変更された間隔に基づいて受信タイミングを生成する受信タイミング生成部と、受信終了後、又は送信終了後の経過時間を計測するタイマー部とを備え、
前記受信間隔変更部は、タイマー部で計測する前記経過時間が第1の時間以内の状態において、受信タイミングが来る度に受信タイミング間隔を第2の時間分長くし、前記経過時間が第1の時間より大きい状態において、受信タイミングが来る度に受信タイミング間隔を第3の時間分長くすることを特徴とする無線機。
なお、上記構成において、前記送信部の機能を削除した無線受信機の構成とすることも可能である。
本発明によれば、受信終了後、又は送信終了後の状態に応じて受信タイミング間隔を設定することができ、受信への支障を抑制しつつ、無線機の消費電力を低減することができる。
本発明の無線機の構成例を示す図である。 本発明の間欠受信タイミング生成部11の構成ブロック例を示す図である。 本発明の間欠受信タイミングの生成例を示すフローチャートである。 本発明の間欠受信タイミング生成部11の詳細構成例を示す図である。 図4の詳細構成例における間欠受信タイミングの生成を示すフローチャートである。 図4の詳細構成例におけるタイミングチャートを示す。 図4の詳細構成例におけるタイミングチャートを示す。 本発明の構成例における時間対間欠間隔のグラフを示す。 図4の詳細構成例におけるタイミングチャートを示す。
本実施例における無線機1は、受信終了後、又は送信終了後において、より短い間隔の受信タイミングから次第により長い間隔の受信タイミングとし、受信終了後、又は送信終了後、所定の時間が経過すると、受信タイミング間隔を長くする度合いを増加し、受信タイミング間隔が所定の間隔に達すると、その受信タイミング間隔を保つように動作するものである。
以下、本発明の実施例について、図を参照して説明する。
(無線送受信機1の構成例)
図1は、本発明に係る無線送受信機1の構成例を示す図である。図1において、2は、他の無線送受信機との間で無線信号を送受信するための空中線(アンテナ)である。3は、送信時と受信時で空中線を切換え接続する空中線スイッチ、又は共用器である。10は、音声が入力されるマイクや、音声信号を音声として出力するスピーカを含む音声入出力部である。8は、マイクから入力された音声の音声増幅処理や、復調信号の音声信号への変換、音声増幅等の処理を行う制御部である。15は、送信信号を変調処理する変調部である。5は、変調信号を高周波信号に高周波変換する送信周波数変換部である。4は、高周波信号を電力増幅する電力増幅部である。変調部15、送信周波数変換部5、電力増幅部4等から送信部が構成される。
6は、受信した高周波信号を増幅する高周波増幅部である。7は、高周波信号を中間周波信号(IF)に周波数変換する受信周波数変換部である。14は、中間周波信号を復調する復調部である。9は、ユーザインターフェイスの制御に従って、文字データ等の表示を行い、また、操作者からの入力を受け付ける表示操作部でであり、表示部と操作部を備える。高周波増幅部6、受信周波数変換部7、復調部14等から受信部が構成される。
11は、間欠受信タイミング信号を発生する間欠受信タイミング生成部である。本実施例では、間欠受信タイミング生成部11は、受信タイミングを短い間隔のタイミングから次第に長い間隔のタイミングとし、所定の間隔になると、その所定の間隔を保つ。13は、キャリア検出や受信レベル検出など、受信信号が入力されているか否かを検出する受信信号検出部である。
(無線送受信機1の動作概要)
無線送受信機1の受信、送信動作について、図1を用いて説明する。
送信する場合は、音声入出力部10(マイク等)から入力された音声が、制御部8にて音声増幅処理等され、変調部15で変調された後、送信周波数変換部5で高周波信号に周波数変換され、電力増幅部4で電力増幅されたあと、空中線スイッチ(又は共用器)3を介して、空中線2から他の無線送受信機1等に対し送信される。
受信する場合は、他の無線送受信機1等からの無線信号が空中線2で受信され、空中線スイッチ3を介して受信部の高周波増幅部6で高周波増幅され、受信周波数変換部7で中間周波信号に周波数変換される。周波数変換された信号24は、復調部14に送られデータが復調される。復調部14からの復調信号25は、制御部8で音声信号等に信号処理され、あるいは音声増幅処理され、音声入出力部10(スピーカ等)に出力される。
(間欠受信タイミング生成部11の構成)
本実施例の間欠受信タイミング生成部11の構成について、図2を用いて説明する。図2は、本発明の間欠受信タイミング生成部11の構成ブロック例を示す図である。121は、後述する受信間隔変更部122からの間欠タイミング信号21に基づいて、受信タイミング信号22を生成する受信タイミング生成部である。122は、受信可能な受信タイミングの間隔を設定、変更する受信間隔変更部であり、本実施例では、前記間欠タイミング信号21の間隔を、受信タイミング毎に、間欠タイミング信号21の出力回数に応じて変更し、更に、前記間欠タイミング信号21の間隔が、予め定めた値に達すると、以降、その値を前記間欠タイミング信号21の間隔として維持する受信間隔変更部である。123は、受信終了後、又は送信終了後の経過時間を計測するタイマー部(時間計測部)である。124は、制御部8からの信号81に基づき、受信タイミング生成部121、受信間隔変更部122、タイマー部123を初期状態にする等の処理を行うリセット部である。制御部8からの信号81には、後述する基準タイミング信号32、リセット信号31、送信タイミング信号26が含まれる。
(間欠受信タイミング生成部11の動作概要)
本実施例の間欠受信タイミング生成部11の動作概要について、図3を用いて説明する。図3は、本発明の間欠受信タイミング生成部11の動作概要を示すフローチャートである。
まず、ステップS31において、無線機1の電源起動時等に、初期設定が自動的に行われる。初期設定では、受信間隔が初期値dに設定され、受信間隔の最大値eが設定される。また、タイマー部123のタイマー時間が設定される。次に、ステップS32において、無線機1が受信中、又は送信中であるか否かが判断される。無線機1が受信中、又は送信中である場合は(ステップS32でYes)、ステップS39において受信間隔とタイマーが初期値に設定された後、ステップS40において、無線機1が待受け中であるか否かが判断される。待受け中とは、受信中でも送信中でもない状態である。無線機1が待受け中でない場合は(ステップS40でNo)、待受け中になるまで待つ。無線機1が待受け中になると(ステップS40でYes)、ステップS32に戻り、無線機1が受信中、又は送信中であるか否かが判断される。
ステップS32において、無線機1が受信中、又は送信中でない場合は(ステップS32でNo)、ステップS33において、受信可能な受信タイミングであるか否かが判断される。受信タイミングでない場合は(ステップS33でNo)、ステップS32に戻る。受信タイミングである場合は(ステップS33でYes)、ステップS34において、現在の受信間隔が最大値eより小さいか否かが判断される。この最大値eは、ステップS31で初期設定されたものである。現在の受信間隔が最大値eより小さくない場合は(ステップS34でNo)、つまり、現在の受信間隔が最大値eである場合は、ステップS38において、次の受信間隔も現在の受信間隔と同じ値に維持し、その後、ステップS32に戻る。
ステップS34において、現在の受信間隔が最大値eよりも小さい場合は(ステップS34でYes)、ステップS35において、受信終了後、又は送信終了後の経過時間が、所定の時間内であるか否かが判断される。受信終了後、又は送信終了後の経過時間が、所定の時間内である場合は(ステップS35でYes)、ステップS36において、第1の受信間隔変更処理が行われる。この第1の受信間隔変更処理においては、当該受信タイミングの直前の受信間隔に、所定の第1の時間bを加算した時間を次の受信間隔とする。ステップS36の後、ステップS32に戻る。
ステップS35において、受信終了後、又は送信終了後の経過時間が、所定の時間内でない場合は(ステップS35でNo)、ステップS37において、第2の受信間隔変更処理が行われる。この第2の受信間隔変更処理においては、当該受信タイミングの直前の受信間隔に、所定の第2の時間cを加算した時間を次の受信間隔とする。ステップS37の後、ステップS32に戻る。
本実施例では、b<cとしているので、送信直後の待ち受け状態の場合、つまり、相手の無線機から応答が返信される可能性が高い場合は、間欠受信間隔が短くなり、相手からの応答がないまま、ある一定時間が経ち、相手からの応答が来る可能性が低くなると、間欠受信間隔が長くなる。
(間欠受信タイミング生成部11の詳細構成)
間欠受信タイミング生成部11の詳細構成について、図4を用いて説明する。図4は、本発明の間欠受信タイミング生成部11の詳細構成例を示す図である。図4では、間欠受信タイミング生成部11をハードウエア回路により実現している。
間欠受信タイミング生成部11は、OR回路111と、タイマー112と、OR回路113と、カウンタ114と、切換え器115と、加算器116と、比較器117と、受信タイミング生成部120と、制御情報入力部20とを備えている。
OR回路111は、後述する制御部8からのリセット信号31と、受信信号検出部13からの受信信号検出信号23と、制御部8からの送信タイミング信号26のうち、何れかの信号が入力された場合にクリア信号34を出力する。タイマー112は、クリア信号34によりタイマー値aが設定され、一定間隔毎に発生する基準タイミング信号32によりカウントダウンし、タイマー値が0になったら切換え信号33を出力する。OR回路113は、間欠タイミング信号21とクリア信号34のうち、何れかの信号が入力された場合にカウンタ114にイネイブル信号38を出力する。カウンタ114は、OR回路113から出力されたイネイブル信号38によりカウンタ値をクリアし、一定間隔に発生する基準タイミング信号32によりカウントアップし、その値を出力信号35として出力する。切換え器115は、タイマー112からの切換え信号33が入力されてないときに加算値bを出力し、切換え信号33が入力されているときに加算値cを出力する。加算器116は、クリア信号34により加算値出力36を初期値dとし、間欠タイミング信号21のタイミングで入力Aと入力Bに入力された値を加算し、その加算値出力信号36を出力する。また、加算値出力36を入力Bに接続している。比較器117は、入力Aと入力Bに入力された値を比較し、入力A>入力Bのときに間欠タイミング信号21を出力する。カウンタ114、切換え器115、加算器116、比較器117等により、前記受信間隔変更部122が構成される。
制御情報入力部20は、間欠受信方式の時間的なパラメータを、無線送受信機1の内外部から収集し、受信信号検出部13には、キャリア検出時間を定めるキャリア検出時間情報を、また、間欠受信タイミング生成部11内の切換え器115には、間欠受信間隔を定める加算値b及び加算値cの情報を設定値として出力する。
無線送受信機1の操作者は、表示操作部9のボタンなどの入力手段を用いて、キャリア検出時間情報や間欠受信間隔を定める加算値b及び加算値cの情報等のパラメータを、無線送受信機1に対して入力することができる。入力される設定値は、直接的な数値であっても、間接的なコマンドのような値であってもよい。入力された設定値は、伝送路などを経由して、制御部8の記憶素子などの保持手段(メモリ)に格納される。無線送受信機1に電源が投入されている間だけ保持してもよいし、不揮発性メモリなどに格納することにより、無線送受信機1の電源が投入されていないときにも保持してもよい。間欠受信間隔等を自由に設定できる前記パラメータは、表示操作部9のボタンやボリュームつまみなどの入力手段や、PC(パソコン)経由またはネットワークを経由するなど、多様な手段で設定制御することができる。
制御情報入力部20は、動作パラメータとして、制御部8の記憶素子などの保持手段(メモリ)から、操作者が設定した設定値を読み出し使用する。このパラメータを読み出すタイミングは、電源起動時の初期設定のときでも、パラメータが変更されたときでも、制御情報入力部20の動作に依存したタイミングでも、間欠受信動作に支障をきたさなければいつでもよい。
(間欠受信タイミング生成部11の動作)
次に、図4の間欠受信タイミング生成部11の動作を、図5を用いて説明する。図5は、図4の間欠受信タイミング生成部11の動作を示すフローチャートである。
まず、無線機1の電源投入後等におけるステップS51において、初期設定が自動的に行われる。初期設定では、受信間隔が初期値d、例えば20msに設定され、受信間隔の最大値eが、例えば1.5sに設定され、受信間隔の第1の加算値bが、例えば10msに設定され、受信間隔の第2の加算値cが、例えば40msに設定される。また、タイマー112の設定値aが、例えば20sに設定され、カウンタ114が初期値0(ゼロ)に設定される。
なお、本実施例では、上記の受信間隔の初期値d、最大値e、受信間隔の加算値bやc、タイマー112の設定値a等は、予め、前記表示操作部9から操作者により入力され、制御情報入力部20を経て制御部8のメモリに格納されるようになっており、該メモリに格納された設定値を用いて、ステップS51において初期設定が行われる。上記の受信間隔の初期値d、最大値e、受信間隔の加算値bやc、タイマー112の設定値a等は、操作者により適宜変更可能である。
次に、ステップS52において、カウンタ114のカウンタ値(出力信号35)が、加算器116の加算値(出力36)より大きいか否かが、比較器117により判断される。カウンタ114は、基準タイミング信号32によりカウントアップするものである。また、加算器116の初期値は、受信間隔の初期値dであり、加算値出力信号36は、受信間隔を表す。つまり、ステップS52において、受信可能な受信タイミングに達したか否かが判断される。受信タイミングに達していない場合は(ステップS52でNo)、ステップS58において、カウンタ114のカウンタ値が1カウントアップされて、ステップS52に戻る。
ステップS52において、カウンタ114のカウンタ値(出力信号35)が、加算器116の加算値(出力36)より大きい場合は(ステップS52でYes)、つまり、受信タイミングに達した場合は、ステップS53において、無線機1の状態が、受信中又は送信中であるか否かが判断される。無線機1の状態が、受信中又は送信中である場合は(ステップS53でYes)、ステップS59において、カウンタ114のカウンタ値と、タイマー112のタイマー値と、加算器116の加算値出力36がクリアされる。その後、ステップS60において、無線機1の状態が待受け中であるか否かが判断される。無線機1が待受け中でない場合は(ステップS60でNo)、待受け中になるまで待つ。無線機1が待受け中になると(ステップS60でYes)、ステップS52に戻る。
ステップS53において、無線機1の状態が、受信中又は送信中でない場合は(ステップS53でNo)、ステップS54において、カウンタ114のカウンタ値がクリアされる。その後、ステップS55において、現在の受信間隔である加算器116の加算値出力36が、加算器116の最大値eより小さいか否かが判断される。加算器116の加算値出力36が最大値eより小さくない場合は(ステップS55でNo)、つまり、加算値出力36が最大値eである場合は、そのまま、ステップS52に戻る。つまり、次の受信間隔も現在の受信間隔と同じ値に維持されることになる。
ステップS55において、加算器116の加算値出力36が、加算器116の最大値eより小さい場合は(ステップS55でYes)、ステップS56において、タイマー112のタイマー値が0(ゼロ)であるか否か、つまり、受信終了後又は送信終了後の経過時間が、所定の時間内であるか否かが判断される。タイマー112のタイマー値が0(ゼロ)である場合は、タイマー112から切換え信号33が出力される。切換え器117は、切換え信号33がある場合は加算値bを出力し、切換え信号33がない場合は加算値cを出力する。
ステップS56において、タイマー112のタイマー値が0(ゼロ)でない場合(ステップS56でNo)、つまり、受信終了後又は送信終了後の経過時間が、所定の時間内である場合は、ステップS57において、加算器116の加算値出力36にbが加算される。したがって、次の受信間隔は、現在の受信間隔にbを加算したものになる。その後、ステップS52に戻る。
また、ステップS56において、タイマー112のタイマー値が0(ゼロ)である場合(ステップS56でYes)、つまり、受信終了後又は送信終了後の経過時間が、所定の時間内でない場合は、ステップS61において、加算器116の加算値出力36にcが加算される。したがって、次の受信間隔は、現在の受信間隔にcを加算したものになる。その後、ステップS52に戻る。
(間欠受信タイミング生成部11のタイミングチャート)
次に、図4の間欠受信タイミング生成部11のタイミングチャートを、図4、及び図6、図7、図8、図9を用いて説明する。
まず、間欠タイミング信号21が生成される過程を、図4、及び図6を用いて説明する。図6は、間欠タイミング信号21の生成過程を示すタイミングチャートである。図4、及び図6に示すように、電源起動時等に制御部8において発生するリセット信号31が、OR回路111に入力され、クリア信号34として出力される。このクリア信号34がOR回路113を通ってカウンタ114に入力された状態において、一定間隔で発生する基準タイミング信号32のタイミング(図6では、立ち上がりエッジのタイミング)で、カウンタ114のカウンタ値が‘0’(ゼロ)にクリアされる。このカウンタ値‘0’が、比較器117の入力Aに出力される。
同様に、クリア信号34により、加算器116の加算値出力36として初期値‘d’が設定され、加算値‘d’として比較器117の入力Bに出力される。比較器117において、入力A(カウンタ114からのカウンタ値35である‘0’)と入力B(加算器116からの加算値36である‘d’)とを比較し、入力Aが入力Bより大きい場合は間欠タイミング信号21を出力し、入力Aが入力B以下の場合は間欠タイミング信号21を出力しない。この時点では、入力B(加算値‘d’)が入力A(カウンタ値‘0’)より大きいので、間欠タイミング信号21を出力しない。
次にカウンタ114において、基準タイミング信号32のタイミングで(図6では立ち上がりエッジのタイミング)カウンタ値35を‘0’から‘1’へカウントアップし、比較器117でこのカウンタ値35の‘1’と加算器116からの加算値36の‘d’を比較する。この場合も、加算値‘d’が大きいので、間欠タイミング信号を出力しない。このように、カウンタ114において、基準タイミング信号32のタイミングでカウンタ値35を2、3、4・・とカウントアップして行き、カウンタ値35が加算値36である‘d’より大きくなったときに、比較器117より間欠タイミング信号21が出力される。
間欠タイミング信号21が出力されると、この間欠タイミング信号21により、カウンタ114では、カウンタ値35が‘0’クリアされる。また、加算器116では、入力B(初期値‘d’)と入力A(切換え器115から出力される加算値‘b’)を加算し、加算値‘d+b’が出力される。
以上の一連の動作を繰り返すことで、間欠タイミング信号21が発生する度に、間欠タイミング信号21の間隔が、カウンタ114における加算値‘b’のカウント時間分増加する。また、加算器116において加算値36が最大値の‘e’になり、一定値になると、間欠タイミング信号21の間隔が一定となる。
また、図4の間欠受信タイミング生成部11では、更にタイマー112において、タイマー値‘a’で設定された時間後に、切換え信号33が出力される。この切換え信号33が切換え器115に入力されると、切換え器115では、加算器116への出力37を‘b’から‘c’に切換える。これにより、b<cの場合は、初めは間欠タイミング信号21の間隔の増加時間(b)を少なくし、しばらくしてから増加時間(c)を多くすることができる。
切換え信号33と間欠タイミング信号21の関係について、図7を用いて説明する。図7は、間欠タイミング信号21のタイミングチャートである。間欠タイミング信号21の間隔時間は、基準タイミング信号32の間隔をt(sec)とすると、d×tから始まり、(d+b)×t、(d+2b)×t、(d+3b)×tと間隔が広がっていく。しばらくして、タイマー112より切換え信号33が出力されると、(d+nb+c)×t、(d+nb+2c)×t、(d+nb+3c)×tというふうに、間欠時間の増加分が、bからcへと変わる。更に時間が経過し、d+nb+(m+1)c>eになると、それ以降の間隔時間は、e×tで固定される。
図8に、b<cの場合における間欠タイミング信号21の間隔のグラフを示す。図8において、横軸は経過時間、縦軸は間欠タイミング信号21の間隔である。
図8において、間欠間隔(間欠タイミング信号21の間隔)時間の増加分がbからcに変わる時間は、タイマー112の設定値がaであるので、a×t(sec)となる。図8において、81は、間欠間隔時間の増加分がbの場合である。82は、間欠間隔時間の増加分がcの場合である。83は、間欠間隔時間が固定された場合である。具体例としては、間欠間隔時間の増加分がbからcに変わる時間であるa×tを20s、a×tにおける間欠間隔時間を600ms、間欠間隔時間が固定される時間(82から83へ移る時間)を40s程度、間欠間隔時間が固定されるときの間欠間隔時間を1400ms程度に設定することができる。図8の例では、b<cとしているため、81よりも82の方が、間欠タイミング信号21の間隔の増加の度合いが大きいことがわかる。
図8の例でb<cとしている理由は、送信直後の待ち受け状態の場合、相手の無線機から応答が返信される可能性が高いためである。相手からの応答がないまま、ある一定時間(本例では、a×t(sec))が経ち、相手からの応答が来る可能性が低くなると、省電力効果を高めるため、間欠間隔時間の増加分を大きくし、間欠受信間隔を長くするのである。その後、間欠間隔時間を一定としているのは、ある程度以上受信間隔時間を空けると、相手の無線機との通話に支障をきたすためである。
ここで、受信信号検出部13および復調部14をDSP(Digital Signal Processor)などのプロセッサーで構成する場合、DSPには、省電力化のための休止モード、あるいは機能制限モードが幾つか設けられることが多い。例えば第1の休止モードは、通常処理モードへの復帰は早いが、消費電力が大きく省電力効果の低いモードであり、第2の休止モードは、リブートが必要になり通常処理モードへの復帰は遅いが、消費電力が小さく省電力効果の高いモードである。このようなDSPを使用する際、間欠受信間隔が短い状態において、復帰は早いが省電力効果の低いモードを使用し、ある程度間欠受信間隔が長くなった状態において、復帰は遅いが省電力効果の高いモードを使用するなど、省電力モードの使い分けが可能になる。このモードの切換えを行うタイミングとしてタイマー112から出力される切換え信号33を使用することができる。
上記の第1の休止モード、第2の休止モードを有するように無線機を構成すると、送信直後の待ち受け状態などにおいて、すなわち、相手からの応答が来る可能性が高い状態において、通常処理モードへの復帰が早い第1の休止モードとし、所定の時間が経過した状態において、通常処理モードへの復帰が遅い第2の休止モードとすることができるので、待ち受け状態において効果的に応答することができる。
また、第1の休止モードを、通常処理モードの機能を制限するモードとし、第2の休止モードを、第1の休止モードの機能を制限し、第1の休止モードより消費電力の小さいモードとして、送信直後の待ち受け状態などにおいて、すなわち、相手からの応答が来る可能性が高い状態において、第1の休止モードとし、所定の時間が経過した状態において、第2の休止モードとすることもできる。
このようにすると、送信直後の待ち受け状態などにおいて、すなわち、相手からの応答が来る可能性が高い状態において、通常処理モードの機能を制限する第1の休止モードとし、所定の時間(前記第1の時間)が経過した状態において、第1の休止モードの機能を制限し、第1の休止モードより消費電力の小さい第2の休止モードとして、無線機の消費電力を低減することができる。
次に、無線機1の送信状態、待ち受け状態、受信状態における受信タイミング信号22の状態を、図9を用いて説明する。図9は、図4の詳細構成例における、無線機1の送信状態、待ち受け状態、受信状態に応じたタイミングチャートである。図9において、無線機1は、送信状態91の後、待ち受け状態92になると、受信タイミング信号22の間隔が徐々に広がっていき、その後間隔は一定となる。次に、送信状態93になると、制御部8から、例えば、プレストーク通信における送信プレス信号などに基づく送信タイミング信号26が出力され、これによりクリア信号34が出力されるので、半二重通信の場合は、受信タイミング信号22は出力されず停止するが、全二重通信の場合は、受信タイミング信号22は継続して出力される。次に、待ち受け状態94になると、受信タイミング信号22が出力される。次に、受信状態95になると、受信信号検出部13から受信信号検出信号23が出力され、これによりクリア信号34が出力されるので、半二重通信の場合も、全二重通信の場合も、受信タイミング信号22は出力されず停止する。
図4に示すように、比較器117から出力された間欠タイミング信号21は、受信タイミング生成部120へ出力される。受信タイミング生成部120では、この間欠タイミング信号21を、受信信号検出部13に対して、受信タイミング信号22として出力する。このとき、図9に示すように、半二重通信の無線機の場合は、例えば、プレストーク通信における送信プレス信号などに基づく送信タイミング信号26、又は受信信号検出部13から出力される受信信号検出信号23が、受信タイミング生成部120に入力された場合は、受信タイミング信号22を停止する。また、全二重通信の無線機の場合は、送信プレス信号などの送信タイミング信号26には関係なく、受信信号検出部13から出力される受信信号検出信号23が入力された場合に、受信タイミング信号22を停止する。
受信信号検出部13では、通常停止しているキャリア検出処理や受信レベル検出処理などの受信信号検出処理を、間欠受信タイミング生成部11からの受信タイミング信号22のタイミングで開始する。このとき受信信号24が検出された場合は、検出されている間中、復調部14へ受信信号検出信号23を出力する。また、受信信号24が検出されない場合は、再び受信信号検出処理を停止する。復調部14では、通常停止している受信信号の復調処理を、受信信号検出部13からの受信信号検出信号23が入力されている間行い、復調信号25を出力する。
なお、本発明は、本発明に係る処理を実行する装置、方法、システムとして、或いは、このような方法やシステムを実現するためのプログラムや当該プログラムを記録する記録媒体などとして提供することも可能である。また、上記実施例では、間欠受信タイミング生成部11をハードウエアにより構成したが、間欠受信タイミング生成部11をCPU(Central Processing Unit)及びメモリにより構成してもよい。この場合は、間欠受信タイミング生成部11の機能を有するプログラムを該メモリに格納し、CPUが該プログラムを実行する。
また、本発明の無線機を使用する無線システムにてデータ通信を行う場合、データの先頭に最大間欠受信間隔時間分のダミーデータを付加すると、データの受信漏れが抑制でき、データ通信が容易となる。
以上の、本明細書の記載に基づき、次の発明を把握することができる。すなわち、第1の発明は、
外部から送信された音声信号又はデータ信号を受信する受信部と、
外部へ音声信号又はデータ信号を送信する送信部と、
受信可能な受信タイミングを間欠的に生成する間欠受信タイミング生成部と、
受信部からのベースバンド信号、又は送信部へのベースバンド信号の処理を行う制御部とを備えた無線機において、
前記間欠受信タイミング生成部は、
受信可能な受信タイミングの間隔を変更する受信間隔変更部と、
前記受信間隔変更部で変更された間隔に基づいて受信タイミングを生成する受信タイミング生成部と、
受信終了後、又は送信終了後の経過時間を計測するタイマー部とを備え、
前記受信間隔変更部は、タイマー部で計測する前記経過時間が第1の時間以内の状態において、受信タイミングが来る度に受信タイミング間隔を第2の時間分長くし、前記経過時間が第1の時間より大きい状態において、受信タイミングが来る度に受信タイミング間隔を第3の時間分長くすることを特徴とする無線機。
このように無線機を構成すると、受信終了後、又は送信終了後の状態に応じて受信タイミング間隔を設定することができ、受信への支障を抑制しつつ、無線機の消費電力を低減することができる。
第2の発明は、前記第1の発明における無線機であって、
前記受信間隔変更部は、受信タイミング間隔が第4の時間に達すると、受信タイミング間隔を該第4の時間に維持することを特徴とする無線機。
このように無線機を構成すると、受信タイミング間隔が長くなりすぎることを防止できるので、受信に支障をきたすことなく、無線機の消費電力を低減することができる。
第3の発明は、前記第1の発明又は第2の発明における無線機であって、
前記第2の時間よりも第3の時間が長いことを特徴とする無線機。
このように無線機を構成すると、送信直後の待ち受け状態などにおいて、すなわち、相手からの応答が来る可能性が高い状態において、受信タイミング間隔を短くして応答性を高め、所定の時間(前記第1の時間)が経過した状態において、受信タイミング間隔を長くして、無線機の消費電力を低減することができる。
第4の発明は、前記第3の発明における無線機であって、
前記受信部は、通常処理モードへの復帰が早い第1の休止モードと、通常処理モードへの復帰が第1の休止モードより遅い第2の休止モードとを備え、
前記経過時間が前記第1の時間以内の状態において、前記受信部は第1の休止モードとなり、前記経過時間が第1の時間より大きい状態において、前記受信部は第2の休止モードとなることを特徴とする無線機。
このように無線機を構成すると、送信直後の待ち受け状態などにおいて、すなわち、相手からの応答が来る可能性が高い状態において、通常処理モードへの復帰が早い第1の休止モードとし、所定の時間(前記第1の時間)が経過した状態において、通常処理モードへの復帰が遅い第2の休止モードとすることができるので、待ち受け状態において効果的に応答することができる。
第5の発明は、前記第4の発明における無線機であって、
前記第2の休止モードでは、第1の休止モードより消費電力が小さいことを特徴とする無線機。
このように無線機を構成すると、送信直後の待ち受け状態などにおいて、すなわち、相手からの応答が来る可能性が高い状態において、第1の休止モードとし、所定の時間(前記第1の時間)が経過した状態において、消費電力の小さい第2の休止モードとして、無線機の消費電力を低減することができる。
第6の発明は、前記第3の発明における無線機であって、
前記受信部は、通常処理モードの機能を制限する第1の休止モードと、第1の休止モードの機能を制限し、第1の休止モードより消費電力の小さい第2の休止モードとを備え、
前記経過時間が前記第1の時間以内の状態において、前記受信部は第1の休止モードとなり、前記経過時間が第1の時間より大きい状態において、前記受信部は第2の休止モードとなることを特徴とする無線機。
このように無線機を構成すると、送信直後の待ち受け状態などにおいて、すなわち、相手からの応答が来る可能性が高い状態において、通常処理モードの機能を制限する第1の休止モードとし、所定の時間(前記第1の時間)が経過した状態において、第1の休止モードの機能を制限し、第1の休止モードより消費電力の小さい第2の休止モードとして、無線機の消費電力を低減することができる。
第7の発明は、
外部から送信された音声信号又はデータ信号を受信する受信部と、
受信可能な受信タイミングを間欠的に生成する間欠受信タイミング生成部と、
受信部からのベースバンド信号の処理を行う制御部とを備えた無線機において、
前記間欠受信タイミング生成部は、
受信可能な受信タイミングの間隔を変更する受信間隔変更部と、
前記受信間隔変更部で変更された間隔に基づいて受信タイミングを生成する受信タイミング生成部と、
受信終了後、又は送信終了後の経過時間を計測するタイマー部とを備え、
前記受信間隔変更部は、タイマー部で計測する前記経過時間が第1の時間以内の場合は、受信タイミングが来る度に受信タイミング間隔を第2の時間分長くし、前記経過時間が第1の時間より大きい場合は、受信タイミングが来る度に受信タイミング間隔を第3の時間分長くすることを特徴とする無線機。
このように無線機を構成すると、受信終了後の状態に応じて受信タイミング間隔を設定することができ、受信への支障を抑制しつつ、無線機の消費電力を低減することができる。
第8の発明は、
外部から送信された音声信号を受信する受信部と、
外部へ音声信号を送信する送信部と、
受信可能な受信タイミングを間欠的に生成する間欠受信タイミング生成部と、
受信部からのベースバンド信号、又は送信部へのベースバンド信号の処理を行う制御部とを備えた音声通信可能な無線機において、
前記間欠受信タイミング生成部は、
受信可能な受信タイミングの間隔を変更する受信間隔変更部と、
前記受信間隔変更部で変更された間隔に基づいて受信タイミングを生成する受信タイミング生成部と、
音声送信終了後の経過時間を計測するタイマー部とを備え、
前記受信間隔変更部は、タイマー部で計測する前記経過時間が第1の時間以内の場合は、受信タイミング間隔を第5の時間とし、前記経過時間が第1の時間より大きい場合は、受信タイミング間隔を第5の時間より長くすることを特徴とする無線機。
このように無線機を構成すると、音声送信直後の待受け状態の場合、すなわち、相手からの音声応答が来る可能性が高い場合に、受信タイミング間隔を短くして応答性を高め、所定の時間(前記第1の時間)が経過した後は、受信タイミング間隔を長くして、無線機の消費電力を低減することができる。
1:無線機、2:空中線、3:空中線スイッチ、4:電力増幅部、5:送信周波数変換部、6:高周波増幅部、7:受信周波数変換部、8:制御部、9:表示操作部、10:音声入出力部、11:間欠受信タイミング生成部、13:受信信号検出部、14:復調部、15:変調部、121:受信タイミング生成部、122:受信間隔変更部、123:タイマー部、124:リセット部、20:制御情報入力部、21:間欠タイミング信号、22:受信タイミング信号、23:受信信号検出信号、24:受信信号、25:復調信号。

Claims (2)

  1. 外部から送信された音声信号又はデータ信号を受信する受信部と、
    外部へ音声信号又はデータ信号を送信する送信部と、
    受信可能な受信タイミングを間欠的に生成する間欠受信タイミング生成部と、
    受信部からのベースバンド信号、又は送信部へのベースバンド信号の処理を行う制御部とを備えた無線機において、
    前記間欠受信タイミング生成部は、
    受信可能な受信タイミングの間隔を変更する受信間隔変更部と、
    前記受信間隔変更部で変更された間隔に基づいて受信タイミングを生成する受信タイミング生成部と、
    受信終了後、又は送信終了後の経過時間を計測するタイマー部とを備え、
    前記受信間隔変更部は、タイマー部で計測する前記経過時間が第1の時間以内の状態において、受信タイミングが来る度に受信タイミング間隔を第2の時間分長くし、前記経過時間が第1の時間より大きい状態において、受信タイミングが来る度に受信タイミング間隔を第3の時間分長くすることを特徴とする無線機。
  2. 前記受信間隔変更部は、受信タイミング間隔が第4の時間に達すると、受信タイミング間隔を該第4の時間に維持することを特徴とする請求項1に記載の無線機。
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