JP4664454B2 - 無線電話機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、基地局からの送信電力制御に従い、送信電力を可変制御する機能を備えた無線電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8に示すように、基地局(BTS)を介して端末となる無線電話機(MS)相互が通信を行う通信システムに於いては、基地局(BTS)からの送信電力制御信号に基づいて、通信動作状態(通話状態)にある無線電話機(MS)が個々に送信電力を可変制御する機能を備えたシステムが実現されている。
【0003】
このような通信システムに於いては、無線電話機(MS)が通話中に、ある基地局(BTS)が構成する無線エリア(以下セルという)から遠ざかり、セルの端付近に到達した場合、又は当該基地局(BTS)が他に多くの通話中の無線電話機(MS)を抱えている場合等に於いて、基地局(BTS)が通話中の無線電話機(MS)に対して、SNR(信号対雑音比)を向上させ無線回線をより確実なものにするため、無線電話機(MS)内の送信機のパワー(送信電力)を上げるように、無線電話機(MS)に対して制御信号を送る仕組みになっている。
【0004】
ところで、基地局(BTS)と無線電話機(MS)との間の電界が更に弱まれば、通話中の無線電話機(MS)が完全に基地局(BTS)のセルの外にあると認識して通信回線を切断することになるが、一方で、無線電話機(MS)が最大送信パワーを出力した状態でデータ誤りが頻発していても、基地局(BTS)との無線回線を保持できるような状態が起こり得る。
【0005】
この際、無線電話機(MS)と基地局(BTS)との双方のデータ誤りにより信号をうまく受信できないために、無線電話機(MS)は一度設定されてしまった最大送信パワー状態を保持しなければならない。
【0006】
このような状態下に於いて、ユーザは、無線電話機(MS)の現状(最大送信パワー状態)を認識することができないため、データ誤りに伴う通信品質や画質劣化などで判断してから無線電話機(MS)を操作する以外に、この状態から抜け出す手段がない。
【0007】
更に、無線電話機(MS)は、送信出力を最大にしたままの状態を維持していることから、その間、大きな電力を消費し続け、これに伴い電池の放電量が著しく増加し、従って無線電話機(MS)の使用時間が極端に短縮されてしまうという問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように従来では、無線電話機(MS)が基地局(BTS)の制御の下に、最大送信パワー状態にあることをユーザが容易に認識できないことから、無線電話機(MS)は、大きな電力を消費し続け、これに伴い電池の放電量が著しく増加して、無線電話機(MS)の使用時間が極端に短縮されてしまうという問題があった。
【0009】
本発明は上記実情に鑑みなされたもので、基地局からの送信電力制御に従い送信電力を可変制御する機能を備えた無線電話機に於いて、無線電話機が基地局の制御の下に、最大送信パワー持続状態に陥る不都合を回避して、長時間にわたる安定した動作を維持することのできる無線電話機を提供することを目的とする。
【0010】
また、本発明は、通話モード下に於いて、無線電話機が基地局の制御の下に、最大送信パワー持続状態に陥った際に、ユーザが任意の送信パワー低減手段を任意に選択でき、当該選択により上記最大送信パワー持続状態から直ちに抜け出すことのできる無線電話機を提供することを目的とする。
【0011】
更に、本発明は、通話モード下に於いて、無線電話機が基地局の制御の下に、最大送信パワー持続状態に陥った際に、当該状態をリアルタイムでユーザに報知し、ユーザの選択操作で上記最大送信パワー持続状態から直ちに抜け出すことのできる無線電話機を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、基地局からの送信電力制御に従い、送信電力を可変制御する機能を備えた無線電話機に於いて、送信電力の閾値を記憶する送信電力閾値記憶手段と、送信電力が前記送信電力の閾値を超えたことを判定する判定手段と、前記判定手段により送信電力が前記送信電力の閾値を超えたと判定した場合、計時を開始するタイマ手段と、タイマカウントの閾値を記憶するタイマカウント閾値記憶手段と、前記タイマ手段が前記タイマカウントの閾値を超えたと判定した場合、前記基地局からの送信電力制御に拘らず、送信電力を低減させるための処理を実行する実行手段とを備え、送信電力を低減させるための処理には、送信電力を基地局からの制御によらず機側で制御する状態にあることを報知する手段と、当該報知後、待ち受けモードに移行する手段とを具備してなることを特徴とする。
【0023】
上記したような送信電力低減化のための処理手段をもつことにより、基地局からの送信電力制御に従い送信電力を可変制御する機能を備えた無線電話機に於いて、無線電話機が基地局の制御の下に最大送信パワー持続状態に陥る不都合を確実に回避して、長時間にわたる安定した動作を維持することができる。
【0024】
また、通話モード下に於いて、無線電話機が基地局の制御の下に、最大送信パワー持続状態に陥った際に、ユーザが任意の送信パワー低減手段を任意に選択でき、当該選択により上記最大送信パワー持続状態から直ちに抜け出すことができることから、長時間にわたる安定した動作を維持することができる。
【0025】
更に、通話モード下に於いて、無線電話機が基地局の制御の下に最大送信パワー持続状態に陥った際に、当該状態を即時にユーザに報知し、ユーザの選択操作を促すことにより、最大送信パワー持続状態から直ちに抜け出すことができることから、長時間にわたる安定した動作を維持することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
【0027】
図1は本発明の実施形態による、基地局からの送信電力制御に従い送信電力を可変制御する機能を備えた無線電話機(MS)の構成を示すブロック図である。
【0028】
図中、10は無線電話機(MS)であり、送受信データを弁別処理するアンテナ共用器(DUP)11、アンテナ共用器(DUP)11に接続された送受信アンテナ12、アンテナ共用器(DUP)11を介して入力された受信信号ヲ周波数変換して受信データを生成する受信回路(RX)13、受信データからアナログ音声信号を生成する復調回路(DEM)14、復調された音声を出力するスピーカ(SP)15、音声を入力するマイクロフォン(MIC)16、入力された音声信号を周波数変調する変調回路(MOD)17、変調回路(MOD)17より得られる無線搬送波信号を電力増幅する送信回路(TX)18、無線電話機全体の制御を司る制御部(CNT)21、送受信の各局部発振信号を生成する周波数シンセサイザ(SYN)22、電話番号、メッセージ等の入力に供されるキー入力部(KEY)23、ガイドメッセージ、受信メッセージ等を表示する表示部(LCD)24、メロディ音等を出力する報知音出力部(MD)25、送信電力を基地局(BTS)30からの制御によらず機側で制御するための処理に供されるタイマ(TM)26、及び記憶部(TBL)27、送信電力を基地局からの制御によらず機側で制御する状態(基地局の制御の下に最大送信パワー持続状態に陥った通話モードの状態)を外部に報知する表示素子(LED)28等を有して構成される。
【0029】
図1に於いて、図示しない基地局(BTS)から無線チャネルを介して送られた無線搬送波信号は、アンテナ12で受信された後、アンテナ共用器(DUP)11を介して受信回路(RX)13に入力され、周波数シンセサイザ(SYN)22から出力された受信局部発振信号とミキシングされた後、復調回路(DEM)14に入力される。更に復調回路(DEM)14で復調された音声信号は図示しない音声増幅器を介してスピーカ(SP)15に供給され、拡声出力される。
【0030】
また、マイクロフォン(MIC)16よりより入力された音声信号は、図示しない音声増幅器を介して変調回路(MOD)17に入力され、アナログ信号に変換された後、送信回路(TX)18に入力される。送信回路(TX)18に入力されたアナログ音声信号は周波数シンセサイザ(SYN)22から出力された送信局部発振信号とミキシングされ、無線搬送波周波数に変換された後、送信電力増幅器18aで電力増幅され、アンテナ(ANT)12から基地局(BTS)に向けて送信される。
【0031】
ここで、上記送信回路(TX)18に設けられた送信電力増幅器18aは、制御部(CNT)21の制御の下に送信電力が制御される可変形の電力増幅器であり、基地局(BTS)から送出された送信電力制御信号に従い送信電力が可変制御される。
【0032】
この際の送信電力の可変制御手段を図2及び図3を参照して説明する。
【0033】
図2は上記図1に示した無線電話機(MS)10と基地局(BTS)30との相互に於ける送信電力の可変制御の動作を説明するための処理ループ構成を示すシーケンスチャートであり、上記した図1と同一部分に同一符号を付している。
【0034】
図3は上記送信電力可変制御の処理ループ上で受け渡される信号のフォーマットを示す図である。
【0035】
基地局(BTS)30は、無線電話機(MS)10の受信データを雑音低減回路(LNA)34、及び復調回路(DEM)35を介してSNR測定部36に入力し、無線回線のSNRを測定する。更に制御部(CNT)37にて、上記SNR測定値と、通話品質を保つために必要なSNR値とを比較し、送信パワー制御ビット(TPC)に、送信電力を「上げる/下げる」というメッセージを入れて、信号処理回路(SPC)31、変調回路(MOD)32、及び電力増幅器(PA)33を介して、無線電話機(MS)10に送信する。
【0036】
無線電話機(MS)10は、上記送信パワー制御ビット(TPC)を受信回路(RX)13に設けられた雑音低減回路(LNA)13a、及び復調回路(DEM)14を介して制御部(CNT)21に入力する。制御部(CNT)21は、上記受信した送信パワー制御ビット(TPC)を解読し、送信回路(TX)18に設けられた送信電力増幅器18aを上記送信パワー制御ビット(TPC)の値をもとに可変制御して、送信電力を決められた分だけ「アップ/ダウン」する。
【0037】
上記した送信電力可変制御処理に於いて無線電話機(MS)10と基地局(BTS)30との間で受け渡される送信パワー制御ビット(TPC)を含む信号フォーマット例を図3に示している。図3に示すA点より送信電力がレベルシフトされる。
【0038】
この際、前述したように、無線電話機(MS)10が最大送信パワーを出力した状態でデータ誤りが頻発していても、基地局(BTS)30との無線回線が保持される状態が起こり得る。
【0039】
そこで、本発明に於いては、制御部(CNT)21に、送信電力を基地局(BTS)30からの制御によらず機側で制御するためのタイマ(TM)26、及び記憶部(TBL)27を設け、記憶部(TBL)27には、予め、送信電力の設定値(閾値)、タイマカウントの設定値(閾値)、変更する送信電力の指示値等を記憶しておく。
【0040】
そして制御部(CNT)21にて、上記受信した送信パワー制御ビット(TPC)を解読し、送信電力を決められた分だけ「アップ/ダウン」するとともに、変更した送信電力値と、記憶部(TBL)27に記憶されている予め定められた送信電力設定値とを比較する。
【0041】
ここで変更した送信電力値が設定値を超えたときは、タイマ(TM)26をゼロにセットしてカウントを開始し、タイマ(TM)26のカウント値が記憶部(TBL)27に記憶されている予め定められたタイマカウント設定値を超えたとき、送信電力を低減させるための処理を実行する。
【0042】
この際の各種処理例を図4乃至図7を参照して説明する。
【0043】
先ず図4及び図5を参照して第1実施形態に於ける処理動作を説明する。
【0044】
制御部(CNT)21は、通話モード下に於いて、上述したように、受信した送信パワー制御ビット(TPC)を解読し、送信電力を決められた分だけ「アップ/ダウン」するとともに、変更した送信電力値と、記憶部(TBL)27に記憶されている予め定められた送信電力設定値とを比較する(図4ステップS1)。
【0045】
ここで、変更した送信電力値が設定値(Xmw)を超えたときは、タイマ(TM)26をゼロにセットしてタイマカウント動作を開始する(図4ステップS2)。
【0046】
タイマ(TM)26のカウント動作が実行されると、当該更新カウント値と記憶部(TBL)27に記憶されている予め定められたタイマカウント設定値(Y)とを比較し(図4ステップS3)、タイマ(TM)26のカウント値が記憶部(TBL)27に記憶されているタイマカウント設定値を超えていない際は、基地局(BTS)30より、送信電力を下げる指示内容の送信パワー制御ビット(TPC)が送信されるまで、タイマ(TM)26のタイマカウント値を更新制御(+1)し(図4ステップS4,S6)、送信電力を下げる指示内容の送信パワー制御ビット(TPC)が送信されると、その指示内容に従い電力を落とす(図4ステップS4,S5)。
【0047】
また、上記比較に於いてタイマ(TM)26のカウント値が記憶部(TBL)27に記憶されているタイマカウント設定値を超えたときは、内部割り込み信号を発生して、図5に示すような送信電力を低減させるための処理を実行する。
【0048】
この割込み処理に於いては、先ず表示素子(LED)28を点灯(又は点滅)駆動して、送信電力を基地局からの制御によらず機側で制御する状態(基地局の制御の下に最大送信パワー持続状態に陥った通話モードの状態)にあることを外部に報知する(図5ステップS11)。
【0049】
更に表示部(LCD)24に、送信電力を低減させるための処理を選択入力するための選択操作画面を表示する(図5ステップS12)。ここでは、「送信電力を下げた他の動作モードへの移行」、又は「送信電力の設定値への移行」のいずれかを選択する選択操作画面が表示される。
【0050】
ここで「送信電力を下げた他の動作モードへの移行」が選択操作された際は、当該選択された他の動作モードへ移行し、表示素子(LED)28を消灯する。他の動作モードとして、ここでは現在の送信電力より著しく低い待ち受けモードへ移行する(図5ステップS13,S15,S17)。
【0051】
また、「送信電力の設定値への移行」が選択操作された際は、記憶部(TBL)27に記憶された、変更する送信電力の指示値に従い、送信電力を落とす(図5ステップS14,S16)。
【0052】
このように、通話モード下に於いて、無線電話機が基地局の制御の下に最大送信パワー持続状態に陥った際に、当該状態を即時にユーザに報知し、ユーザの選択操作を促すことにより、最大送信パワー持続状態から直ちに抜け出すことができる。これにより、無線電話機(MS)10の著しい省電力化が図れ、長時間にわたる安定した動作を維持することができる。
【0053】
次に、図6を参照して第2実施形態に於ける処理動作を説明する。尚、送信電力を低減させるための内部割り込み信号の発生までの処理については上述した第1実施形態と同様であるので、ここではその説明を省略する。
【0054】
この第2実施形態に於ける割込み処理に於いては、先ず表示素子(LED)28を一定時間点灯(又は点滅)駆動して、送信電力を基地局からの制御によらず機側で制御する状態(基地局の制御の下に最大送信パワー持続状態に陥った通話モードの状態)にあることを外部に報知する(図6ステップS21)。
【0055】
更に、制御部(CNT)21は、無線電話機(MS)10が予め持つユーザ使用設定機能に於いて、節電(省電力)モードが設定されているか否かを判断し(図6ステップS22)、節電(省電力)モードが設定されている際は、記憶部(TBL)27に記憶された、変更する送信電力の指示値に従い、自動的に送信電力を落とす(図6ステップS23)。
【0056】
このように、通話モード下に於いて、無線電話機が基地局の制御の下に最大送信パワー持続状態に陥った際に、当該不都合な状態を確実に(自動的に)回避して、長時間にわたる安定した動作を維持することができる。
【0057】
次に、図7を参照して第3実施形態に於ける処理動作を説明する。尚、送信電力を低減させるための内部割り込み信号の発生までの処理については上述した各実施形態と同様であるので、ここではその説明を省略する。
【0058】
この第3実施形態に於ける割込み処理に於いては、先ず表示素子(LED)28を一定時間点灯(又は点滅)駆動して、送信電力を基地局からの制御によらず機側で制御する状態(基地局の制御の下に最大送信パワー持続状態に陥った通話モードの状態)にあることを外部に報知する(図6ステップS31)。
【0059】
更に、表示部(LCD)24に、送信電力を低減させるための処理を選択入力するための選択操作画面を表示する(図7ステップS32)。ここでは、「送信電力を下げた他の動作モードへの移行」のいずれかを選択する選択操作画面が表示される。
【0060】
ここで「送信電力を下げた他の動作モードへの移行」が選択操作された際は、当該選択された他の動作モードへ移行し、表示素子(LED)28を消灯する。他の動作モードとして、ここでは現在の送信電力より著しく低い待ち受けモードへ移行する(図7ステップS33,S36,S38)。
【0061】
また、「送信電力の設定値への移行」が選択操作された際は、記憶部(TBL)27に記憶された、変更する送信電力の指示値に従い、送信電力を落とす(図7ステップS34,S37)。
【0062】
また、上記した選択操作画面による選択操作が規定時間内に行われない際は、節電(省電力)モードが設定されているか否かを判断し(図7ステップS35)、節電(省電力)モードが設定されている際は、記憶部(TBL)27に記憶された、変更する送信電力の指示値に従い、自動的に送信電力を落とす(図6ステップS37)。
【0063】
このように、通話モード下に於いて、無線電話機が基地局の制御の下に最大送信パワー持続状態に陥った際に、当該状態を即時にユーザに報知し、ユーザの選択操作を促すことにより、最大送信パワー持続状態から直ちに抜け出すことができる。これにより、無線電話機(MS)10の著しい省電力化が図れ、長時間にわたる安定した動作を維持することができる。
【0064】
尚、上記した実施形態に於いては、送信電力を基地局からの制御によらず機側で制御する状態にあることを表示素子(LED)28を点灯(又は点滅)駆動して報知しているが、これに限らず、例えば報知音出力部(MD)25を用いて可聴音により報知する手段、又は表示部(LCD)24に特定の強調表示(例えば、ドット/ラインの間引き、コントラスト可変操作等による画質の劣化処理、画面の一部又は全面のフラッシング処理等)を行って報知する手段、又は音と表示と振動のいずれかの組み合わ駆動により報知する手段等、任意の報知手段を適用できる。
【0065】
また、上記した実施形態以外に、例えば記憶部(TBL)27に、変更する送信電力の指示値等を複数種記憶しておき、使用環境設定等に応じて使い分ける手段、又は送信電力の設定値(閾値)、タイマカウントの設定値(閾値)等を複数種用意して、送信電力が最大送信パワー持続状態から抜け出せない状態時に、ユーザに選択させる手段等によって、又は、音声を除くデータデータ伝送であるときに、又は、エラーの頻度を判断要素にして、それぞれ基地局の制御の下に最大送信パワー持続状態に陥った通話モードの状態を回避する機能を実現してもよい。本発明は、基地局の制御の下に最大送信パワー持続状態に陥った通話モードの状態を予め定められた条件の下に抜け出すための送信電力の制御機能を設けた点を要旨とするもので、要は上記した本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の応用が可能である。
【0066】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、基地局からの送信電力制御に従い送信電力を可変制御する機能を備えた無線電話機に於いて、無線電話機が基地局の制御の下に最大送信パワー持続状態に陥る不都合を確実に回避して、長時間にわたる安定した動作を維持することができる。
【0067】
また、通話モード下に於いて、無線電話機が基地局の制御の下に、最大送信パワー持続状態に陥った際に、ユーザが任意の送信パワー低減手段を任意に選択でき、当該選択により上記最大送信パワー持続状態から直ちに抜け出すことができることから、長時間にわたる安定した動作を維持することができる。
【0068】
更に、通話モード下に於いて、無線電話機が基地局の制御の下に最大送信パワー持続状態に陥った際に、当該状態を即時にユーザに報知し、ユーザの選択操作を促すことにより、最大送信パワー持続状態から直ちに抜け出すことができることから、長時間にわたる安定した動作を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による、基地局からの送信電力制御に従い送信電力を可変制御する機能を備えた無線電話機(MS)の構成を示すブロック図。
【図2】図1に示した無線電話機(MS)と基地局(BTS)との相互に於ける送信電力の可変制御の動作を説明するための処理ループ構成を示す図。
【図3】上記図2に示す送信電力可変制御の処理ループ上で受け渡される信号のフォーマットを示す図。
【図4】本発明の実施形態に於ける通話モードでの送信電力制御処理動作を説明するためのフローチャート。
【図5】本発明の第1実施形態に於ける、送信電力を基地局からの制御によらず機側で制御する際の送信電力制御処理手順を示すフローチャート。
【図6】本発明の第2実施形態に於ける、送信電力を基地局からの制御によらず機側で制御する際の送信電力制御処理手順を示すフローチャート。
【図7】本発明の第3実施形態に於ける、送信電力を基地局からの制御によらず機側で制御する際の送信電力制御処理手順を示すフローチャート。
【図8】通話モード下に於いて、無線電話機が基地局の制御の下に最大送信パワー持続状態に陥る状態を説明するための図。
【符号の説明】
10…無線電話機(MS)
11…アンテナ共用器(DUP)
12…アンテナ
13…受信回路(RX)
14…復調回路(DEM)
15…スピーカ(SP)
16…マイクロフォン(MIC)
17…変調回路(MOD)
18…送信回路(TX)
18a…送信電力増幅器
21…制御部(CNT)
22…周波数シンセサイザ(SYN)
23…キー入力部(KEY)
24…表示部(LCD)
25…報知音出力部(MD)
26…タイマ(TM)
27…記憶部(TBL)
28…表示素子(LED)
30…基地局(BTS)
Claims (5)
- 基地局からの送信電力制御に従い、送信電力を可変制御する機能を備えた無線電話機に於いて、
送信電力の閾値を記憶する送信電力閾値記憶手段と、
送信電力が前記送信電力の閾値を超えたことを判定する判定手段と、
前記判定手段により送信電力が前記送信電力の閾値を超えたと判定した場合、計時を開始するタイマ手段と、
タイマカウントの閾値を記憶するタイマカウント閾値記憶手段と、
前記タイマ手段が前記タイマカウントの閾値を超えたと判定した場合、前記基地局からの送信電力制御に拘らず、送信電力を低減させるための処理を実行する実行手段とを備え、
送信電力を低減させるための処理には、送信電力を基地局からの制御によらず機側で制御する状態にあることを報知する手段と、当該報知後、待ち受けモードに移行する手段とを具備してなることを特徴とする無線電話機。 - 基地局からの送信電力制御に従い、送信電力を可変制御する機能を備えた無線電話機に於いて、
送信電力の閾値を記憶する送信電力閾値記憶手段と、
送信電力が前記送信電力の閾値を超えたことを判定する判定手段と、
前記判定手段により送信電力が前記送信電力の閾値を超えたと判定した場合、計時を開始するタイマ手段と、
タイマカウントの閾値を記憶するタイマカウント閾値記憶手段と、
前記タイマ手段が前記タイマカウントの閾値を超えたと判定した場合、前記基地局からの送信電力制御に拘わらず、送信電力を低減させるための処理を実行する実行手段とを備え、
送信電力を低減させるための処理には、
送信電力を基地局からの制御によらず機側で制御する状態にあることを報知する手段と、
送信電力を下げた他の動作モードへの移行を指示する操作入力手段と、
送信電力の設定値への移行を指示する操作入力手段と、
送信電力を下げた他の動作モードへの移行を指示する操作入力があったとき、動作モードを予め設定された他の動作モードへ移行する処理手段と、
送信電力の設定値への移行を指示する操作入力があったとき、送信電力を現在の送信電力より低い予め設定された送信電力に移行する処理手段とを具備してなることを特徴とする無線電話機。 - 基地局からの送信電力制御に従い、送信電力を可変制御する機能を備えた無線電話機に於いて、
送信電力の閾値を記憶する送信電力閾値記憶手段と、
送信電力が前記送信電力の閾値を超えたことを判定する判定手段と、
前記判定手段により送信電力が前記送信電力の閾値を超えたと判定した場合、計時を開始するタイマ手段と、
タイマカウントの閾値を記憶するタイマカウント閾値記憶手段と、
前記タイマ手段が前記タイマカウントの閾値を超えたと判定した場合、前記基地局からの送信電力制御に拘わらず、送信電力を低減させるための処理を実行する実行手段とを備え、
送信電力を低減させるための処理には、送信電力を基地局からの制御によらず機側で制御する状態にあることを報知する手段と、消費電力低減化を伴う特定の動作モードが設定されているか否かを判断する手段と、前記特定の動作モードが設定されているとき待ち受けモードに移行する手段とを具備してなることを特徴とする無線電話機。 - 基地局からの送信電力制御に従い、送信電力を可変制御する機能を備えた無線電話機に於いて、
送信電力の閾値を記憶する送信電力閾値記憶手段と、
送信電力が前記送信電力の閾値を超えたことを判定する判定手段と、
前記判定手段により送信電力が前記送信電力の閾値を超えたと判定した場合、計時を開始するタイマ手段と、
タイマカウントの閾値を記憶するタイマカウント閾値記憶手段と、
前記タイマ手段が前記タイマカウントの閾値を超えたと判定した場合、前記基地局からの送信電力制御に拘わらず、送信電力を低減させるための処理を実行する実行手段とを備え、
送信電力を低減させるための処理には、送信電力を基地局からの制御によらず機側で制御する状態にあることを報知する手段と、消費電力低減化を伴う特定の動作モードが設定されているか否かを判断する手段と、前記特定の動作モードが設定されているとき送信電力をシフトダウンさせる手段とを具備してなることを特徴とする無線電話機。 - 基地局からの送信電力制御に従い、送信電力を可変制御する機能を備えた無線電話機に於いて、
送信電力の閾値を記憶する送信電力閾値記憶手段と、
送信電力が前記送信電力の閾値を超えたことを判定する判定手段と、
前記判定手段により送信電力が前記送信電力の閾値を超えたと判定した場合、計時を開始するタイマ手段と、
タイマカウントの閾値を記憶するタイマカウント閾値記憶手段と、
前記タイマ手段が前記タイマカウントの閾値を超えたと判定した場合、前記基地局からの送信電力制御に拘わらず、送信電力を低減させるための処理を実行する実行手段とを備え、
送信電力を低減させるための処理には、送信電力を基地局からの制御によらず機側で制御する状態にあることを報知する手段と、音声を除くデータの送信を禁止する手段とを具備してなることを特徴とする無線電話機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05146899A JP4664454B2 (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 無線電話機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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