JP3037565B2 - デジタルコードレス電話システムの移動局端末 - Google Patents

デジタルコードレス電話システムの移動局端末

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JP3037565B2
JP3037565B2 JP6214765A JP21476594A JP3037565B2 JP 3037565 B2 JP3037565 B2 JP 3037565B2 JP 6214765 A JP6214765 A JP 6214765A JP 21476594 A JP21476594 A JP 21476594A JP 3037565 B2 JP3037565 B2 JP 3037565B2
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタルコードレス電
話システムの移動局端末に関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日、第二世代のコードレス電話システ
ムとしてデジタルコードレス電話システムが提案されて
いる。
【0003】図5に、デジタルコードレス電話システム
における移動局端末である、VOX(Voice Operated Tr
ansmission)ノイズ判定機能付きのPHS(パーソナル
・ハンディーホン・システム)端末の構成を示す。
【0004】これにおいて、送信部では、マイク30か
ら入力された音信号(音声及び周囲雑音)は、アンプ3
1にて適当なレベルにまで増幅された後、 PCMエンコー
ダ32に入力され、ここでアナログ信号からデジタル信
号に変換される。デジタル信号に変換された音信号は、
ADPCMエンコーダ33を経て ADPCM信号に圧縮変換され
た後、チャネルコーデック35に入力され、無線伝送用
信号に変換される。そして、送信信号処理部42へと出
力され、ここで通信部44に適した信号フォーマットに
変換された後、通信部44及びアンテナ45を経て相手
側へと送信される(正常通話動作)。
【0005】一方、 PCMエンコーダ32を経てデジタル
信号に変換された音信号は、上記 ADPCMエンコーダ33
と共にレベル検知部34にも入力される。このレベル検
知部34は、判定値として予め定められた固有値を有し
ており、この固有判定値と PCMエンコーダ32から入力
された音信号の信号レベルとを比較し、その比較結果を
チャネルコーデック35におけるVOX制御部41へと
出力する。即ち、 PCMエンコーダ32から入力された音
信号の信号レベルが、固有判定値よりも低いと判定され
る時にはVOX制御部41に無音として伝えられ、反対
に固有判定値よりも高いと判定される時には有音として
伝えられる。
【0006】VOX制御部41は、有音として伝えられ
た時、上記した正常通話動作を維持する。一方、無音と
して伝えられた時、VOX制御部41は、アンプ37、
PCMデコーダ38、 ADPCMデコーダ39、及び ADPCMエ
ンコーダ33の通話経路部材を省電力モードにするため
の通話セービング信号を出力する。これにより、アンプ
37、 PCMデコーダ38、 ADPCMデコーダ39、及び A
DPCMエンコーダ33は省電力モードとなりパワーダウン
する。また、VOX制御部41では、チャネルコーデッ
ク35から送信信号処理部42に通話セービング報知信
号を出力する。これを受けて、送信信号処理部42は、
通信部44、及びアンテナ45を経て、相手側に当該P
HS端末が通話セービングモードになったことを報知す
る。この場合、相手側の電話機の受信部では、操作者に
通話が異常状態で途切れたように思わせないように、背
景雑音等の通話代替信号が出力され、相手側のイヤピー
スには背景雑音等が出力されることとなる。
【0007】そして、次にレベル検知部34に固有判定
値より高い信号レベルの音信号が入力され、レベル検知
部34から有音であると伝えられた時、VOX制御部4
1は、アンプ37、 PCMデコーダ38、 ADPCMデコーダ
39、及び ADPCMエンコーダ33に正常の通話動作を行
わせるための通話動作信号を出力する。これにより、こ
れらはパワーアップし、それぞれ正常通話動作となる。
また、VOX制御部41では、チャネルコーデック35
から送信信号処理部42に通話セービング解除報知信号
を出力し、これを受けて、送信信号処理部42は、相手
側に当該PHS端末の通話セービングモードが解除され
たことを報知する。相手側の電話機の受信部では、通話
経路が確立されるように動作し、通話信号が再生・出力
される。
【0008】一方、受信部では、相手側からの音信号
(相手側の音声及び周囲雑音)がアンテナ45にて受信
され、通信部44を介して受信信号処理部43に入力さ
れた信号は、ここで通信部44に適した信号フォーマッ
トから解かれて、チャネルコーデック35に入力され
る。チャネルコーデック35では、受信信号処理部43
から送られてきた音信号を ADPCM信号に変換した後、 A
DPCMデコーダ39へ出力する。一方、チャネルコーデッ
ク35では、受信した音信号が受信信号処理部43より
正常に伝送されてきているか否かも検知しており、音信
号が予め設定された条件以上に異常を来している場合
は、 ADPCMデコーダ39に正しい ADPCM信号を伝送でき
ないと判断し、切り換えスイッチ46が発振部40側と
接続するような音伝送経路制御信号を出力する。これに
より、疑似雑音源である発振部40から背景雑音信号が
PCMデコーダ38に入力され、デジタル信号からアナロ
グ信号に変換された後、アンプ37にて適当なレベルに
まで増幅され、イヤピース36から背景雑音が出力され
る。また、音信号に異常がなく正常であると判断された
場合は、切り換えスイッチ46が ADPCMデコーダ39側
に接続するような音伝送経路制御信号を出力する。これ
により、 ADPCMデコーダ39からの音信号が、 PCMデコ
ーダ38、アンプ37を介してイヤピース36に送ら
れ、イヤピース36に相手側からの通話が出力される。
【0009】ここで上記発振部40から出力される背景
雑音は、無線伝送エラーが発生していることを違和感な
く伝えるための無線ノイズ(ランダムノイズ)に似た信
号で、従来は、予め決められた信号レベル、即ち音量で
出力されるようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の構成では、以下に示すような問題点がある。
【0011】1) VOXノイズ判定機能におけるレベ
ル検知部34の判定値が予め決められた固定判定値であ
り、この固定判定値に基づいて有音・無音が判断される
ため、PHS端末が雑踏のなか等周囲雑音(VOXノイ
ズ)の大きな環境下で使用された場合、通話に使用され
ていないにも係わらずレベル検知部34から有音である
とVOX制御部41に伝えられ、通話セービング動作が
実施されず、省電力化が思うように図れないことがあ
る。また、反対にこのような場合を想定してレベル検知
部34の固有判定値を大きくすると、周囲雑音が小さい
場合に通話が行われているにも係わらず通話セービング
動作が実施されてしまうといった不具合が生じ、使い勝
手が悪くなる。
【0012】2) 無線伝送エラー発生時、発振部40
にて生成される予め決められた信号レベルの背景雑音が
イヤピース36から出力されるようになっているので、
PHS端末が使用されている周囲の環境によっては、適
当な大きさの音量として背景雑音が聴こえず、大き過ぎ
たり小さ過ぎたりして適当でないことがある。そのた
め、操作者自ら音量調節しており、使い勝手が悪い。
【0013】そこで、本発明は、上記の課題に鑑みて成
されたもので、その第1の目的は、PHS端末を使用す
る環境の違い(周囲雑音の大きさの違い)に左右される
ことなく、通話セービングを効率よく行うことが可能で
あるデジタルコードレス電話システムの移動局端末を提
供することにあり、第2の目的は、無線伝送エラー発生
時、PHS端末を使用する環境に適した適当な大きさの
背景雑音を発生し得るデジタルコードレス電話システム
の移動局端末を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
デジタルコードレス電話システムの移動局端末は、上記
の課題を解決するために、通話中に送話器から入力され
る音の音量を第1音量検知手段にて検知し、この第1音
量検知手段にて検知された通話中の音量に基づいて通話
が行われているか否かを判断し、通話が行われていない
と判断すると、アンプやコーダ等の所定の通話経路部材
の駆動電力を低下させる通話セービング動作を実施する
と共に、通話相手に通話セービング動作を実施したこと
を報知する通話セービング手段を備えたデジタルコード
レス電話システムの移動局端末において、通話を開始す
る直前に送話器から入力される周囲雑音の音量を通話セ
ービング手段に用いられる判定値として検知する第2音
量検知手段が設けられ、上記通話セービング手段は、こ
の第2音量検知手段にて検知された周囲雑音の音量と、
上記第1音量検知手段にて検知された通話中の音量とを
比較して通話が行われているか否かを判断するようにな
っており、かつ、上記第2音量検知手段にて検知された
音量が予め設定された値より小さい場合は、上記判定値
として予め設定された判定下限値を用いることを特徴と
している。
【0015】本発明の請求項2記載のデジタルコードレ
ス電話システムの移動局端末は、上記の課題を解決する
ために、無線伝送エラーを検知し、無線伝送エラー時
に、受話器へ音を伝送する音伝送経路を正常の通話経路
から、疑似雑音源から発せられた音を伝送する背景雑音
経路へと切り換える音伝送経路切り換え制御手段を備え
たデジタルコードレス電話システムの移動局端末におい
て、通話を開始する直前に送話器から入力される周囲雑
音の音量を背景雑音音量調節手段に用いられる判定値と
して検知する第2音量検知手段と、この第2音量検知手
段にて検知された周囲雑音の音量に基づいて、上記疑似
雑音源から発せられ受話器へと伝送される背景雑音の音
量を調節する背景雑音音量調節手段とが設けられ、該背
景雑音音量調節手段は、上記第2音量検知手段にて検知
される音量が予め設定された値より小さい場合は、上記
判定値として予め設定された判定下限値を用いることを
特徴としている。また、上記した本発明の何れのデジタ
ルコードレス電話システムの移動局端末においても、第
2音量検知手段の判定下限値が可変である構成とするこ
ともできる。
【0016】
【作用】請求項1記載の構成においては、第1音量検知
手段により、通話中の送話器から入力される音量が検知
され、第2音量検知手段により、通話セービング手段に
用いられる判定値として、通話を開始する直前に送話器
から入力される周囲雑音の音量が検知され、そして、通
話セービング手段が、第1音量検知手段により検知され
る通話中の音量と第2音量検知手段にて検知された通話
開始直前の周囲雑音の音量とを比較して、通話が行われ
ているか否かを判断して通話セービング動作を実施する
ので、周囲環境に応じて適切に通話セービング動作を実
施することができる。即ち、従来は、固有判定値を基準
にして通話中に入力される音量から通話が行われている
か否かを判断して通話セービング動作を実施していたた
め、周囲雑音の音量に判断が左右されてしまい、効率よ
く通話セービング動作を実施できなかったが、これによ
り、移動局端末が雑踏のなか等周囲雑音の大きな環境下
で使用され、通話信号は入力されていないが送話器から
入力される音信号の信号レベルは高いといった場合で
も、確実に通話セービング動作が実施されることとな
り、省電力化が図れる。また、周囲雑音が小さいため、
通話信号が入力されているにも係わらず送話器から入力
される音信号の信号レベルが低いといった場合でも、従
来のように誤って通話セービング動作が実施されてしま
うようなことはなく、使い勝手が向上する。
【0017】請求項2記載の構成においては、通話可能
圏以外等の無線伝送エラーが発生し、音伝送経路切り換
え制御手段にて音伝送経路が、正常の通話経路から、背
景雑音経路へと切り換えられた場合、受話器から背景雑
音が出力されることとなるが、この場合、第2音量検知
手段により、背景雑音音量調節手段に用いられる判定値
として、通話を開始する直前に送話器から入力される周
囲雑音の音量が検知されており、背景雑音音量調節手段
が、この第2音量検知手段にて検知された周囲雑音の音
量に基づいて疑似雑音源から出力され受話器へと伝送さ
れる背景雑音の音量を調節するので、周囲環境に応じた
適切な音量の背景雑音が出力されるようになる。即ち、
従来は、移動局端末の使用されている環境に係わらず同
じ音量の背景雑音が受話器から出力されていたため、周
囲雑音の大きさによっては、音が大き過ぎたり小さ過ぎ
たりし、操作者自身が音量を調整する必要があったが、
これにより、移動局端末が雑踏のなか等周囲雑音の大き
な環境下で使用されようとも、反対に騒音のない静寂な
空間にて使用されようとも、煩わしい音量調整などする
ことなく、適切な大きさの背景雑音が出力されるように
なり、使い勝手が向上する。
【0018】
【実施例】本発明の一実施例を図1及び図2に基づいて
説明すれば、以下の通りである。
【0019】本実施例に係るデジタルコードレス電話シ
ステムの移動局端末であるVOX (Voice Operated Tra
nsmission)ノイズ自動判定機能付きのPHS(パーソナ
ル・ハンディーホン・システム)端末は、図1に示すよ
うに構成されており、マイク(送話器)1と、アンプ2
と、 PCM(Pulse Coda Modulation)エンコーダと3、AD
PCM(Adaptive Differential Pulse Coda Modulation)
エンコーダ4と、レベル検知部5(第1及び第2音量検
知手段)とを備えている。
【0020】マイク1は、操作者の音声や、操作者の周
囲環境の音を電気信号に変換するもので、アンプ2は、
マイク1から入力された音信号を適当なレベルに増幅さ
せるものである。 PCMエンコーダ3は、アンプ2から入
力された音信号をアナログ信号からデジタル信号に変換
し、 ADPCMエンコーダ4とレベル検知部5とに出力する
ものである。 ADPCMエンコーダ4は、 PCMエンコーダ3
から入力された音信号をさらに圧縮変換して ADPCM信号
とし、チャネルコーデック6に出力するものである。
【0021】レベル検知部5は、第1及び第2音量検出
手段であり、マイク1から取り込まれた音信号を、安定
・平均・変換化して判定変換値を生成し、これを判定変
換値信号S1として、後述するチャネルコーデック6の
VOX制御部15と、ATT制御部7とに出力するよう
になっている。尚、信号の安定・平均・変換化とは、マ
イク1から取り込んだ音信号を、 PCMエンコーダ3で不
要帯域外の高周波成分を除去して信号を安定化し、この
安定化した信号を取り込んだ時間で平均化して平均値に
変換し、さらにその値を対応したロジック判定値に変換
することである。尚、本実施例におけるレベル検知部5
の場合、予め設定されているVOX判定下限値(通話前
に行うVOXノイズ自動判定時に得られた値が予め設定
された値より小さい場合は、自動判定の判定変換値に自
動更新させるのではなく予め定められた判定値を用いる
ときの値)、音信号を取り込む際の取り込み時間幅や、
VOXノイズ自動判定機能無時の固定値・取り込み時間
幅等の判定条件が固定である。
【0022】また、本PHS端末は、イヤピース(受話
器)8と、アンプ9と、 PCMデコーダ10と、切り換え
スイッチ11と、 ADPCMデコーダ12と、ATT(Atte
nuation)13と、発振部(疑似雑音源)14と、ATT
制御部7とを備えている。
【0023】ADPCMデコーダ12は、チャネルコーデッ
ク6から入力された ADPCM信号の圧縮を解き、切り換え
スイッチ11に出力している。発振部14は、背景雑音
となる疑似雑音を生成する疑似雑音源であり、背景雑音
信号S2をATT13を介して切り換えスイッチ11に
出力している。上記発振部14から出力される背景雑音
は、無線伝送エラーが発生していることを違和感なく伝
える為の無線ノイズ(ランダムノイズ)に似た音であ
る。
【0024】ATT13は減衰器であり、ATT制御部
7から入力される減衰量制御信号S3に基づいた減衰量
にて発振部14から入力される背景雑音信号S2を減衰
するものである。ATT制御部7は、通話開始直前の
0.5秒程度の使用者が通話を開始していない間に上記し
たレベル検知部5から入力される判定変換値信号S1に
基づいて、減衰量制御信号S3を生成するようになって
いる。これにより、ATT13の減衰量は、通話状態と
なる毎にATT制御部7に入力される通話開始前の判定
変換値信号S1に基づいて設定されるようになってい
る。例えば、通話開始前の判定変換値が大きければ(周
囲雑音の音量大)、ATT13の減衰量を小さく取り
(背景雑音の音量大)、また、判定変換値が小さければ
(周囲雑音の音量小)、ATT13の減衰量を大きく取
る(背景雑音の音量小)ことで、PHS端末周辺の周囲
雑音に応じた適切な音量に調節できる。そして、一旦設
定されたこのATT13の減衰量は、この通話状態を終
了するまで維持され、次の通話状態になるまで保持され
るようになっている。即ち、上記したATT制御部7と
ATT13にて、本発明の背景雑音音量調節手段が構成
されている。
【0025】切り換えスイッチ11は、チャネルコーデ
ック6から入力される音伝送経路制御信号S4に基づい
て音伝送経路を切り換えて、 ADPCMデコーダ12の出力
信号或いは発振部14の背景雑音信号S2の何れかを P
CMデコーダ10に入力させるものである。即ち、この切
り換えスイッチ11と、後述するチャネルコーデック6
とで、音伝送経路切り換え制御手段が構成されている。
PCMデコーダ10は、切り換えスイッチ11を介して入
力された信号を、アンプ9に出力するもので、アンプ9
は、 PCMデコーダ10から入力された信号を適当なレベ
ルに増幅させてイヤピース8に出力しており、イヤピー
ス8は、この出力を音に変換させるものである。
【0026】さらに、本PHS端末は、チャネルコーデ
ック6と、送信信号処理部16と、受信信号処理部17
と、通信部18と、アンテナ19とを備えている。
【0027】送信信号処理部16は、チャネルコーデッ
ク6から出力された無線伝送用信号を、通信部18に適
した信号フォーマットに変換させるものであり、受信信
号処理部17は、反対にそれを解いて、無線伝送用信号
に変えてチャネルコーデック6に入力させるものであ
る。また、送信信号処理部16は、チャネルコーデック
6から出力される通話セービング報知信号S5或いは通
話セービング解除報知信号S6により、本PHS端末が
通話セービングモードとなったこと、或いは通話セービ
ングモードが解除され通話動作となったことを相手側へ
と報知するようになっている(図2参照)。
【0028】チャネルコーデック6は、送信部では ADP
CMエンコーダ4から入力されてきたADPCM信号を、無線
伝送用信号に変換する機能を有し、受信部では無線伝送
用信号を、 ADPCM信号に変換する機能を有している。ま
た、チャネルコーデック6は、相手側から受信された信
号が、受信信号処理部17から正常に伝送されているか
否かを検知するようにもなっており、正常に伝送されて
いる場合は、切り換えスイッチ11が ADPCMデコーダ1
2側へとなるような音伝送経路制御信号S4を出力し、
一方、正常に伝送されていない場合は、発振部14側へ
と切り換えるような音伝送経路制御信号S4を出力する
ようになっている。
【0029】さらに、チャネルコーデック6は、図2に
示すように、判定値検知部15a、データ分析部15
b、通話セービング報知信号発生部15c、通話セービ
ング信号発生部15dとからなる通話セービング手段と
してのVOX制御部15を備えており、このVOX制御
部15にて通話セービング動作を実施するようになって
いる。
【0030】判定値検知部15aは、通話開始直前の
0.5秒程度の使用者が通話を開始していない間に、上記
したレベル検知部5から入力される判定変換値信号S1
に基づいて、この判定変換値信号S1の判定変換値を判
定基準値としてストアし維持するようになっている。こ
の判定基準値は、通話状態になる毎に設定されるもので
あり、通話状態が終了した場合は、次の通話状態になる
まで維持されるようになっている。そして、この判定値
検知部15aは、通話中にレベル検知部5から入力され
てくる判定変換値と上記の判定基準値とを比較し、判定
変換値が判定基準値より小さいときは無音であると判断
して、データ分析部15bに無音であることを知らせる
無音信号S7を出力し、一方、通話中にレベル検知部5
から入力されてくる判定変換値が判定基準値より大きい
ときは有音であると判断して、データ分析部15bに有
音信号S8を出力するようになっている。
【0031】データ分析部15bは、無音信号S7が入
力されると、PHS端末の周囲雑音のみ、即ち通話に供
するための通話信号がマイク1より入力されていないも
のと判断して通話セービング動作を行うように指示する
通話セービング指示信号S9を、通話セービング信号発
生部15dと通話セービング報知信号発生部15cとに
出力するものである。一方、データ分析部15bは、有
音信号S8が入力されると、通話に供するための通話信
号がマイク1より入力されていると判断して通話動作指
示信号S10を、通話セービング信号発生部15dと通話
セービング報知信号発生部15cとに出力するものであ
る。
【0032】通話セービング信号発生部15dは、デー
タ分析部15bから通話セービング指示信号S9が入力
されると、図1に示すアンプ9、 PCMデコーダ10、 A
DPCMデコーダ12、及び ADPCMエンコーダ4の通話経路
部材に通話セービング信号S11を出力するものである。
一方、通話セービング信号発生部15dは、通話動作指
示信号S10が入力されると、通話動作信号S12を上記し
た通話経路部材に出力するものである。
【0033】通話セービング報知信号発生部は、データ
分析部15bから通話セービング指示信号S9が入力さ
れると、通話セービングモードになったことを相手側に
報知するための通話セービング報知信号S5を通信信号
処理部16に出力する。一方、通話セービング報知信号
発生部は、通話動作指示信号S10が入力されると、通話
セービング解除報知信号S6を、送信信号処理部16へ
出力するものである。
【0034】上記の構成において、通話状態となると、
マイク1から取り込まれた音信号は、アンプ2にて適当
なレベルにまで増幅された後 PCMエンコーダ3に入力さ
れてアナログ信号からデジタル信号に変換され、 ADPCM
エンコーダ4を経て ADPCM信号に圧縮変換され、チャネ
ルコーデック6に入力される。そして、チャネルコーデ
ック6にて無線伝送用信号に変換された後、送信信号処
理部16へと出力されて通信部18に適した信号フォー
マットに変換され、通信部18及びアンテナ19を経て
相手側へと送信される。
【0035】一方、マイク2から取り込まれた音信号
は、レベル検知部5にも入力され、このレベル検知部5
にて、入力した音信号に基づく判定変換値信号S1が生
成される。そして、この判定変換値信号S1は、ATT
制御部7と、VOX制御部15の判定値検知部15aと
に入力される。
【0036】ATT制御部7では、通話開始直前の0.5
秒間程度の間に、レベル検知部5から入力される判定変
換値信号S1に基づいて減衰量制御信号S3を生成して
ATT13に出力し、ATT13ではこの減衰量制御信
号S3に基づいた減衰量となるように減衰量を設定す
る。
【0037】一方、VOX制御部15では、通話開始直
前の0.5秒間程度の間に、レベル検知部5から入力され
る判定変換値信号S1に基づいて判定基準値が判定値検
知部15aにストアされる。そして、上記判定値検知部
15aでは、通話中にレベル検知部5から入力されてく
る判定変換値信号S1の判定変換値とここで設定された
判定基準値とを比較して、上述したように有音・無音を
判断し、有音であると判断されると、正常通話動作が維
持される。一方、無音であると判断されると無音信号S
7が出力され、データ分析部15bからは通話セービン
グ指示信号S9が、通話セービング信号発生部15d
と、通話セービング報知信号発生部15cとに出力さ
れ、通話セービング信号発生部15dからは、通話セー
ビング信号S11が出力されると共に、通話セービング報
知信号発生部15cからは、通話セービング報知信号S
5が出力される。これにて、アンプ9、 PCMデコーダ1
0、 ADPCMデコーダ12、及び ADPCMエンコーダ4がパ
ワーダウンし、通話セービングモードとなり、また、相
手側に本PHS端末が通話セービングモードになったこ
とが報知される。
【0038】次に、レベル検知部5から判定値検知部1
5に判定基準値よりも大きな判定変換値の判定変換値信
号S1が入力されて判定値検知部15aにて有音である
と判断されると、有音信号S8がデータ分析部15bに
出力される。これにて、データ分析部15bからは、通
話動作指示信号S10が通話セービング信号発生部15d
と、通話セービング報知信号発生部15cとに出力さ
れ、通話セービング信号発生部15dからは、通話動作
信号S12が出力されると共に、通話セービング報知信号
発生部15cからは、通話セービング解除報知信号S6
が出力される。これにて、アンプ9、 PCMデコーダ1
0、 ADPCMデコーダ12、及び ADPCMエンコーダ4が再
びパワーアップして通話状態となると共に、相手側に本
PHS端末が通話セービングモードが解除されたことが
報知される。
【0039】一方、受信部では、相手側からの音信号
(相手側の音声及び周囲雑音)がアンテナ19にて受信
され、通信部18を介して受信信号処理部17に入力さ
れた信号は、ここで通信部18に適した信号フォーマッ
トから解かれて、チャネルコーデック6に入力される。
受信信号処理部17から送られてきた音信号は、チャネ
ルコーデック6で ADPCM信号に変換された後、 ADPCMデ
コーダ12へ出力される。一方、チャネルコーデック6
では、受信した音信号が受信信号処理部17より正常に
伝送されてきているか否かも検知しており、音信号が予
め設定された条件以上に異常を来している場合は、チャ
ネルコーデック6から、切り換えスイッチ11へ発振部
14が接続されている側に音伝送経路切り換えるように
音伝送経路制御信号S4が出力される。これにより、疑
似雑音源である発振部14から出力された背景雑音信号
S2が PCMデコーダ10に入力され、デジタル信号から
アナログ信号に変換された後、アンプ9にて適当なレベ
ルにまで増幅され、イヤピース8から背景雑音が出力さ
れる。そしてこのとき、発振部14から出力される背景
雑音信号S2の信号レベルは、ATT13にて周囲雑音
にあった適当な信号レベルに調節されている。また、音
信号に異常がない場合は、チャネルコーデック6から、
ADPCMデコーダ12側の音伝送経路となるように切り換
えスイッチ11に音伝送経路制御信号S4が出力され、
これにより、 ADPCMデコーダ12からの通話信号が、 P
CMデコーダ10、アンプ9を介してイヤピース8に送ら
れ、イヤピース8から相手側からの通話が出力される。
【0040】以上のように、本実施例においては、レベ
ル検知部5が検知した、通話状態となった直後の通話が
開始されるまでの0.5秒程度の間にマイク1から入力さ
れる音、即ち、PHS端末が使用されている環境の周囲
雑音の信号レベル(音量)を検知し(VOXノイズ自動
判定機能)、これに基づいて、発振部14から出力され
る背景雑音の音量を調整するようになっている。したが
って、PHS端末の使用する周囲環境は、公衆で使用す
るときは、大きく変化するのでそれに伴って周囲雑音も
大きく異なるため、背景雑音の音量も当然ながらその周
囲に応じて変化させないと、良好に聴こえず、背景雑音
として機能しない恐れがあるが、これにより、PHS端
末が雑踏のなか等周囲雑音の大きな環境下で使用されよ
うとも、反対に騒音のない静寂な空間にて使用されよう
とも、煩わしいボリュームの調整などすることなく、適
切な大きさの背景雑音がイヤピース8から出力されるよ
うになり、使い勝手が良い。
【0041】また、本実施例においては、レベル検知部
5が検知した、通話レベル検知部5が検知した、通話状
態となった直後の通話が開始されるまでの0.5秒程度の
間にマイク1から入力される音、即ち、PHS端末が使
用されている環境の周囲雑音の信号レベル(音量)を検
知し(VOXノイズ自動判定機能)、これに基づいて、
通話セービング動作を実施するかしないかの判定基準と
なる判定基準値を設定し、これを基準に通話セービング
を実施している。したがって、従来のように通話セービ
ング動作を実施するかしないかの判定値を周囲環境に応
じて変化させない構成では、判定値が小さすぎると周囲
雑音の大きい場所では通話セービングにならず、判定値
が大きくて周囲雑音の小さい所では通話音が入力されて
いるにもかかわらず通話セービング作動が実施されてし
まい、不具合が生じることになるが、これにより、PH
S端末が雑踏のなか等周囲雑音の大きな環境下で使用さ
れ、通話信号は入力されていないがマイク1から入力さ
れる音信号の信号レベルは高いといった場合でも、確実
に通話セービング動作が実施されることとなり、省電力
化が図れ、また、周囲雑音が小さいため、通話信号が入
力されているにも係わらずマイク1から入力される音信
号の信号レベルが低いといった場合でも、従来のように
誤って通話セービング動作が実施されてしまうようなこ
とはなく、使い勝手が向上する。
【0042】しかも、本実施例のPHS端末では、背景
雑音の音量自動制御と、通話セービング動作の判断基準
の自動切り換えが両方とも行われるので、さらに使い勝
手が良いものとなっている。
【0043】尚、特に言及しなかったが、上記通話セー
ビング動作は、僅かな無音や、逆に長過ぎる無音で動作
されるのでは、仕様上問題があるので、マイク1からの
無音状態が1〜3秒程度継続された場合に、動作される
ようになっていることが好ましく、また、通話セービン
グの解除は、通話動作に支障を来すことのないように、
わずかでも入力されれば解除することが望ましい。
【0044】また、PHS端末において、特にPS(パ
ーソナル・ステーション)端末は、携帯機という前提か
ら、規格にVOX機能が前提とされたことも有り、ま
た、各機構にパワーダウン機構が予め考慮されていると
共に、デジタル機ということから、通話セービング動作
のための機構は、マイコン、チャネルコーデックのソフ
ト或いはハードにより容易に実現できるものである。ま
た、無線電送方式もアナログ方式とは異なり、TDMA
(Time Division Multiplex Access) −TDD方式によ
り、音声信号と制御信号とを同時に電送しても何の支障
もないので、PHS端末においては通話セービング動作
は容易に実現できるものである。
【0045】尚、上記の実施例のレベル検知部5では、
VOX判定下限値や、音信号を取り込む際の取り込み時
間幅や、VOXノイズ自動判定機能無時の固定値・取り
込み時間幅等の判定条件が固定のものであり、変化させ
ることはできなかったが、これを、図3、図4に示すP
HS端末のように、PHS端末使用者のライフパター
ン、PHS端末の使われ方、周囲環境の変化が著しいと
き等に備えて可変である構成としてもよい。
【0046】具体的には、図4に示すように、VOX制
御部15に、レベル検知条件制御信号発生部15eを新
たに付設したVOX制御部15’を用いる。これにおい
て、PHS端末に標準的に装備されている外部キー等の
入力により、データ分析部15bに外部キー入力が行わ
れると、データ分析部15bは、入力された信号S13に
応じてレベル検知条件制御信号発生部15eにレベル検
知判定条件制御信号S14を出力し、レベル検知条件制御
信号発生部15eから図3に示すレベル検知部5’に向
けて判定条件信号S15が出力され、その信号S15の判定
条件をレベル検知部5’が取り込んで、レベル検知部
5’の判定条件とするようになっている。
【0047】尚、使用者によってはレベル検知部5’の
判定条件を任意に設定したい場合も考えられるので、こ
のレベル検知条件制御を用いてこのBOXノイズ判定機
能の自動/手動の切換選択、レベル検知部の判定条件の
入力キー入力による任意設定等も可能とすると、さらに
使い勝手が向上することとなる。
【0048】
【発明の効果】本発明の請求項1記載のデジタルコード
レス電話システムの移動局端末は、以上のように、通話
を開始する直前に送話器から入力される周囲雑音の音量
を通話セービング手段に用いられる判定値として検知す
る第2音量検知手段が設けられ、通話セービング手段
は、この第2音量検知手段にて検知された周囲雑音の音
量と、上記第1音量検知手段にて検知された通話中の音
量とを比較して通話が行われているか否かを判断するよ
うになっており、かつ、上記第2音量検知手段にて検知
された音量が予め設定された値より小さい場合は、上記
判定値として予め設定された判定下限値を用いる構成で
ある。
【0049】これにより、周囲環境に応じた適切な通話
セービングを実施することができるようになり、移動局
端末が雑踏のなか等周囲雑音の大きな環境下で使用さ
れ、通話信号は入力されていないが送話器から入力され
る音信号の信号レベルは高いといった場合でも、確実に
通話セービング動作が実施され、省電力化が図れる。ま
た、周囲雑音が小さいため、通話信号が入力されている
にも係わらず送話器から入力される音信号の信号レベル
が低いといった場合でも、従来のように誤って通話セー
ビング動作が実施されてしまうようなことはなく、使い
勝手を向上できるという効果を奏する。
【0050】本発明の請求項2記載のデジタルコードレ
ス電話システムの移動局端末は、以上のように、通話を
開始する直前に送話器から入力される周囲雑音の音量を
背景雑音音量調節手段に用いられる判定値として検知す
る第2音量検知手段と、この第2音量検知手段にて検知
された周囲雑音の音量に基づいて、上記疑似雑音源から
発せられ受話器へと伝送される背景雑音の音量を調節す
る背景雑音音量調節手段とが設けられ、該背景雑音音量
調節手段は、上記第2音量検知手段にて検知される音量
が予め設定された値より小さい場合は、上記判定値とし
て予め設定された判定下限値を用いる構成である。
【0051】これにより、周囲環境に応じた適切な音量
の背景雑音が出力されるようになり、移動局端末が雑踏
のなか等周囲雑音の大きな環境下で使用されようとも、
反対に騒音のない静寂な空間にて使用されようとも、煩
わしい音量調節などすることなく、適切な大きさの背景
雑音が出力されるようになり、使い勝手を向上できると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すものであり、PHS端
末の構成を示すブロック図である。
【図2】上記PHS端末におけるVOX制御部の詳細な
構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の他の実施例を示すものであり、PHS
端末の構成を示すブロック図である。
【図4】上記図3に示すPHS端末におけるVOX制御
部の詳細な構成を示すブロック図である。
【図5】従来のPHS端末の構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 マイク(送話器) 4 ADPCMエンコーダ(通話路部材) 5 レベル検知部(第1音量検知手段・第2音量検知手
段) 5’レベル検知部(第1音量検知手段・第2音量検知手
段) 6 チャネルコーデック(通話セービング手段、音伝送
経路切り換え制御手段) 7 ATT制御部(背景雑音音量調節手段) 8 イヤピース(受話器) 9 アンプ(通話路部材) 10 PCMデコーダ(通話路部材) 11 切り換えスイッチ(音伝送経路切り換え制御手
段) 12 ADPCMデコーダ(通話路部材) 13 ATT(背景雑音音量調節手段) 14 発振部(疑似雑音源) 15 VOX制御部(通話セービング手段) 15’VOX制御部(通話セービング手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/00 H04B 7/26 H04M 1/00 H04Q 7/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通話中に送話器から入力される音の音量を
    第1音量検知手段にて検知し、この第1音量検知手段に
    て検知された通話中の音量に基づいて通話が行われてい
    るか否かを判断し、通話が行われていないと判断する
    と、アンプやコーダ等の所定の通話経路部材の駆動電力
    を低下させる通話セービング動作を実施すると共に、通
    話相手に通話セービング動作を実施したことを報知する
    通話セービング手段を備えたデジタルコードレス電話シ
    ステムの移動局端末において、 通話を開始する直前に送話器から入力される周囲雑音の
    音量を上記通話セービング手段に用いられる判定値とし
    て検知する第2音量検知手段が設けられ、 上記通話セービング手段は、この第2音量検知手段にて
    検知された周囲雑音の音量と、上記第1音量検知手段に
    て検知された通話中の音量とを比較して通話が行われて
    いるか否かを判断するようになっており、かつ、上記第
    2音量検知手段にて検知された音量が予め設定された値
    より小さい場合は、上記判定値として予め設定された判
    定下限値を用いることを特徴とするデジタルコードレス
    電話システムの移動局端末。
  2. 【請求項2】無線伝送エラーを検知し、無線伝送エラー
    時に、受話器へ音を伝送する音伝送経路を正常の通話経
    路から、疑似雑音源から発せられた音を伝送する背景雑
    音経路へと切り換える音伝送経路切り換え制御手段を備
    えたデジタルコードレス電話システムの移動局端末にお
    いて、 通話を開始する直前に送話器から入力される周囲雑音の
    音量を背景雑音音量調節手段に用いられる判定値として
    検知する第2音量検知手段と、 この第2音量検知手段にて検知された周囲雑音の音量に
    基づいて、上記疑似雑音源から発せられ受話器へと伝送
    される背景雑音の音量を調節する背景雑音音量調節手段
    とが設けられ 該背景雑音音量調節手段は、上記第2音量検知手段にて
    検知される音量が予め設定された値より小さい場合は、
    上記判定値として予め設定された判定下限値を用 いるこ
    とを特徴とするデジタルコードレス電話システムの移動
    局端末。
  3. 【請求項3】上記第2音量検知手段の判定下限値が可変
    であることを特徴とする請求項1又は2に記載のデジタ
    ルコードレス電話システムの移動局端末。
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