JPH0984139A - ラジオ兼用携帯電話機 - Google Patents

ラジオ兼用携帯電話機

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JPH0984139A
JPH0984139A JP7260904A JP26090495A JPH0984139A JP H0984139 A JPH0984139 A JP H0984139A JP 7260904 A JP7260904 A JP 7260904A JP 26090495 A JP26090495 A JP 26090495A JP H0984139 A JPH0984139 A JP H0984139A
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radio
signal
input
telephone
ear
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JP7260904A
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Noboru Yamaguchi
登 山口
Katsuo Motoi
勝夫 許斐
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は携帯電話とラジオを一体化して、片
耳を使った音声端末器によってパンズフリーを実現した
ラジオ兼用携帯電話機を提供することを目的とする。 【構成】 電話信号を送受信する送受信手段と、送受話
器と、電話回線を接続する回線接続手段と、回線接続手
段を制御する電話制御手段と、ラジオ受信手段と、ラジ
オ受信を制御するラジオ制御手段と、ラジオ音声信号と
受話信号とを合成する合成手段と、送受話器を片耳装着
用音声端末器とを切換える切換え手段と電話を制御手段
を制御させる為の入力およびラジオを制御させる為の入
力を共用する入力手段と、を共有する入力手段とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は1つの製品で片耳で
ラジオの放送が受信でき、また携帯電話によって電話を
行うことができるラジオ兼用携帯電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】いつ、どこでも電話ができる無線による
携帯電話機が非常に普及している。またAM放送、FM
放送またTV放送の音声信号を受信する携帯用のラジオ
受信機も非常に普及している。今日では、非常時に使用
者は、前記した携帯電話機とラジオ受信機の双方を携帯
する場合が非常に多くなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
は使用者は携帯電話機とラジオ受信機の双方を携帯して
利用していた。このため、装置が2個となり、また容積
も大きく、いちいち変えねばならず非常に不便であっ
た。更に、それぞれ手に持って使用するため、片手しか
他の目的に使用できず不便であった。
【0004】本発明は携帯電話とラジオの受信を一体化
し、装置容積を小さくすると共に、同一の音声端末器を
片耳に装着し兼用することでこれらの不便さを解消する
ようにしたラジオ兼用携帯電話機を提供することを課題
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ために本発明が採用した手段を説明する。本発明の第一
の発明においては、電話信号を送受信する送受信手段
と、送受話器と、電話回線を接続する回線接続手段と、
回線接続手段を制御する電話制御手段と、ラジオ受信手
段と、ラジオ受信を制御するラジオ制御手段と、ラジオ
音声信号と受話信号とを合成する合成手段と、送受話器
を片耳に装着する音声端末器とを切換える切換え手段と
電話を制御手段を制御させる為の入力およびラジオを制
御させる為の入力を共用する入力手段と、を共有する入
力手段とを備える。
【0006】電話制御手段は、ラジオと電話とで共用し
た入力手段よりの入力に基づいて回線接続手段を制御す
る。回線接続手段は、電話制御手段の制御に基づいて通
信回線の設定及び送受信手段と送受話器との間の接続を
行う。ラジオ制御手段は入力手段よりの入力に基づいて
ラジオ受信手段を制御して放送電波の受信を行わせる。
合成手段は送受信手段よりの受信信号にラジオ受信手段
よりの受信信号を合成して出力する。切換手段は、送受
信手段よりの送受話信号を、送受話器に接続する片耳に
装着する音声端末器に接続するかの切換えを行う。
【0007】また第2の発明においては、前記音声端末
器の送受話器が双指向性を有し、該指向性の一指向性が
口の方向を向いた送話器と、該送話器にIC化された周
囲雑音抑圧回路を接続した。
【0008】また、第3の発明においては、前記ラジオ
制御手段がラジオ受信手段を動作させて放送電波を受信
再生中に、前記入力手段よりオフフックが入力されたと
きは、ラジオ受信手段の動作を停止させるようにする。
【0009】また第4の発明においては、前記切換手段
が片耳装着用音声端末器に切換えられた状態において前
記送受信手段より電話の着信があったときは、着信があ
ったことを知らせるベル鳴動信号のレベルを低下させて
送出するようにする。
【0010】以上のように、携帯電話とラジオとを一体
化して制御信号を入力する入力手段を共用し、また送受
話信号を片耳に装着する音声端末器で送受することがで
きるようにしたので、装置構成が簡単になると共に容積
が小さくなって携帯に便利になると共に、電話の送受信
を片耳装着用音声端末器によって行うことにより通話中
に両手を自由に使用することができる。
【0011】また、周囲雑音を抑制する周囲雑音抑制手
段を備えるようにしたので、周囲雑音が高い状態におい
ても明瞭な電話通信を行うことができる。さらに、ラジ
オ受信中に入力手段によりオフフックを入力した場合
は、ラジオ受信を停止させるようにしたので、ラジオ受
信中に電話の着信があった場合に直ちに対処できる。
【0012】また、片耳装着用音声端末器でラジオを受
信中に電話の着信があった場合はベル鳴動信号のレベル
を受話器でベルを鳴動させる正規レベルより低いレベル
を送出するようにしたので、ラジオ受信信号と同レベル
の鳴動音がイヤホンで聞くことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1を参照
にして説明する。図1は本発明の実施例を構成図であ
る。図1において、1はアンテナ、2は電話送信部、3
は電話受信部、4は回線接続部、5は周囲雑音抑制部、
6は合成部、7は切換部、8は送話器、9は受話器、1
0はマイクロホンとイヤホンからなり片耳に装着し得る
音声端末器、11はラジオ受信部、12は局部発振部、
13は電話制御部、14はラジオ制御部、15は短縮記
憶部、16は選局記憶部、17は入力部、18〜20は
インターフェース(I/O)、21は処理を行うプロセ
ッサ(CPU)である。
【0014】次に、片耳装着用音声端末器の具体例を図
9を参照して説明する。図9において、71は合成樹脂
によって略L字状に形成されたケースにして、このL字
状の短片側である受話器側には外耳道の入口に入る大き
さの膨出体71aが着脱自在に取付けられ、この膨出体
71a内には空室部71bが形成され、かつ、膨出体7
1aには放音部71cが形成されている。なお、ケース
71はABS樹脂などのプラスチックの一体成形品で構
成することが望ましい。
【0015】また、ケース71の長片側である送話器側
には両端が開口された縦長の空洞部71dが形成され、
この空洞部71dの略中央部にはエレクトレット型のマ
イクロホン72(以下、単にマイクという)が収容され
ている。さらに、空洞部71dの開口部には網73が取
付けられ、前記マイク72と網73との間に吸音材74
が収容されている。
【0016】75は前記膨出体71aの空室部71b内
に収納固定された電磁型のスピーカにして、該スピーカ
75よりの音は放音部71cの音孔のみより放音され
る。
【0017】76はスピーカ75とマイク72からの接
続コードにして、一本にまとめられた状態で前記空洞部
71dの外側を通って外部に導出される。なお、前記マ
イク72としては、小型で高感度のエレクトレットマイ
クロホンが最適であり、また、接続コード76の接触ノ
イズも発生するので、直接伝わる振動を拾い難いバック
エレクトレット型が好ましい。
【0018】次に、前記した構成の片耳装着用音声端末
器の動作を説明する。先ず、ケース71の膨出体71a
を耳介内に挿入固定する。この状態において、放音部7
1cの形状は外耳道を完全に塞ぐことがないような形状
で、閉塞感が少なく外部音が漏れて聞こえるので安全上
問題がなく、また、放音部71cからの音声の漏れも少
ないものである。
【0019】このように、送受話器をセットした状態に
おいて、接続コード76から電気信号として音声信号が
スピーカ75に入力されると、該スピーカ75から音声
が放音される。このスピーカ75から放音される音声は
放音部71cの音孔より外耳道内に放音される。
【0020】一方、装着者よりの音声は開口部の網73
から吸音材74を介してマイク72に伝達され、該マイ
ク72において電気信号に変換されて接続コード76よ
り送出される。
【0021】ところで、前記した実施例の片耳装着用音
声端末器にあっては、装着者の音声のみを拾い、口より
遙に遠い部分からの外部騒音は両方の網73に略同じ信
号レベルと同位相で到達するので、双方向マイク72の
差し引く機能でカットされるような構成となっている。
【0022】従って、周囲雑音のように雑音源が離れて
いる場合には雑音の音波はマイク72の両面から同相で
入力され、その結果打消し合って小さくなり、一方、装
着者の音声はマイク72の下側から入力される方が口に
近いためマイク72の上方から入る音声より大きいた
め、減算されても充分感度良く音声として拾える。
【0023】なお、スピーカ75へのリード線およびマ
イク72からのリード線は、ケース71の側面に形成さ
れたリード挿通パイプ部(図示せず)を介してリード収
容部77に導出され、このリード収容部77から接続コ
ード76として外部に導出されるものである。
【0024】次に周囲雑音抑制部5の具体例を本発明と
同一出願人が出願(特願平7−150829号)した図
10を参照して説明する。電話機の送話器では通話者の
音声および周囲雑音が共に電気信号に変換されて出力さ
れる。また受話器では通話相手より伝達された通信信号
に自送話器よりの信号の1部が加えられて音声に変換さ
れる。すなわち、通話者は自分が発声した音声を受話器
で確認されることによって安心して通話を行うことがで
きるため、送話信号の1部を受話信号に加えるようにな
っている。
【0025】このため、高周囲雑音下で通話を行う場
合、相手の通話を聞く場合は相手の通話に自送話器より
の周囲雑音が加わるため非常に聞きとりにくくなる。ま
た、相手に対しても自分の通話時の雑音が伝達されて受
話器で再生されるため非常に不快であると共に自分の話
し声を確認するのが困難になり会話に支障をきたすこと
になる。
【0026】周囲雑音抑制部5は、このような周囲雑音
の影響を制御するもので特に自分が発声していない無音
声期間の送話器の周囲雑音レベルを抑制するものであ
る。図10において、51は送話器よりの信号レベルを
制御する利得制御器、52は特定の周波数帯域の信号を
通過させる帯域濾波器、53は振幅ピーク値を検出する
ピーク検出器、54は特足の減衰特性を持つホールド回
路である。
【0027】帯域濾波器は会話の特徴的な周波数領域を
抽出するものである。帯域濾波器や帯域濾波器2は利得
制御入力として適当な信号レベルとするために、設計上
適当な増幅利得を持つことが通例である。
【0028】人の会話の主語音域と大半とIネルギーは
母音が占める。母音は、図13に示すように、第1〜第
3フォルマントと呼ばれる特有の周波数スペクトラムの
合成音で、中でも第1および第2フォルマントで大半の
Iネルギーを占有する。したがって帯域濾波器2は0.
2〜1.0KHz 付近または0.2〜2.0KHz付近の周
波数帯の信号を通過させる。
【0029】一方、周囲雑音は車や電車の回転音のよう
な低周波数帯(50〜150 HZ )、摩擦音のような高
周波数帯(2KHZ 以上)の成分が多く含まれる。また、
55は帯域濾波器52と同様な特性を有する第2帯域濾
波器、56は整流器、57は高調波成分を除去して平均
値を出力するための第1低域濾波器、58はサンプルホ
ールド回路、59は高調波成分を除去する第2低域濾波
器、60は判定器、61はオンディレイ回路、62は下
限リミタ、63はホールド回路54より出力される制御
電圧Vo を制御する第2利得制御器である。
【0030】周囲雑音抑制部の具体例の動作を図11を
参照して説明する。図11(A)は送話器より出力され
る信号、(B)は第1低域濾波器57の出力、(C)は
第2低域濾波器59の出力、(D)は判定器60の出
力、(E)はオンディレイ回路61の出力、(F)はサ
ンプルホールド回路58の出力を示している。
【0031】制御入力感度の急激な変化が頻発すると聞
き取りにくくなり使用感を損なうので、感度制御はゆる
かに行うのがよく、そのため周囲雑音レベルの平均値を
検出する方法を採用する。
【0032】第1低域濾波器57は平均値を出力するた
めに低域通過帯域巾が狭くなっており、図11(B)に
示すように立上がりおよび立下り時間が、図11(C)
に示す第2低域濾波器9の出力より長くなっている。
【0033】判定器60は、図11(C)で示すよう
に、第2低域濾波器59の出力が判定レベルより以上に
なるとオフ、以下ではオンを出力する。すなわち、無音
声期間はオン、音声期間はオフを出力する。なお本文で
はオンをハイレベル1、オフをロウレベル0とする正論
理で図面を記述している。
【0034】オンディレイ回路61は、図11(E)に
示すように、判定器60より出力される信号がオフより
オンに変化する場合は遅延してオンを出力する。サンプ
ルホールド回路58は、オンディレイ回路61より出力
される信号がオンの間は図11(B)に示される第1低
域濾波器57より出力される信号を出力し、オンよりオ
フに変化した場合はオンよりオフに変化する時点の第1
低域濾波器57よりの出力をオフ期間保持して出力す
る。
【0035】すなわち音声期間は直前の無音声期間の周
囲雑音平均レベルの最終値を保持して代用させている。
オンディレイ回路は、第1低域濾波器出力が音声期間か
ら無音声期間に移行して定常値に達するまでの過渡期間
をホールド期間に付加している。
【0036】第2利得制御器63は、ホールド回路54
より出力される送話ピークレベル信号をVc 、サンプル
ホールド回路58の出力値をVccとすると、 Vc =K’Vc /Vcc ・・(2) ただし、K’は定数 なる除算を行わせてVc を出力する。第2利得制御器6
3は帯域濾波器52の入力側からホールド回路出力側に
いたる利得制御器51の制御入力作成部の適当な場所
に、設計状況に応じて適宜配置される。
【0037】下限リミタ62は、サンプルホールド回路
58より出力される信号Vccが0に近づくに従って、式
(2)のVccが大きく成り過ぎて第2利得制御器の出力
が飽和するのを防止するため、Vccが或る設定された値
以下では所定の値を出力するようにしている。
【0038】すなわち、図12に示すように、例えば周
囲雑音レベルが60dBSPL 以下では第2制御器利得を
0dB、60dBSPL を越えると、周囲雑音レベルに比
例して利得を小さくしている。
【0039】なお、第2利得制御器63を減衰器で構成
させ、サンプルホールド回路58の出力値が0のときは
減衰量が0、0以外のときは出力値に比例して減衰量を
増加するように構成された場合は下限リミタ62は不要
である。
【0040】また、無音声期間であるか否かの検出を第
2低域濾波器59よりの出力信号を判定器60に入力し
て検出させていたが、第2低域濾波器の出力と遅延時間
や波形の近いホールド回路54の出力である送話ピーク
レベル信号を判定器60に入力して検出させるようにし
てもよい。
【0041】また、第2利得制御器63の制御を無音声
期間については無音声期間の周囲雑音レベルで、また音
声期間については直前の周囲雑音レベルを保持して制御
を行わせていたが、音声期間の音声レベルで制御を行わ
すこともできる。
【0042】つぎに実施例の動作を図2〜図5を参照し
て説明する。図2は電話動作時のフローチャート、図3
〜図5はラジオ動作時の動作フローチャートを示す。ま
た、入力部17の具体例を図6に示す。すなわち入力部
17は、実施例では0〜9のテンキーとフック♯、※、
短縮およびリダイヤルのきーがあるものとする。
【0043】また、入力部17よりの制御入力は、電話
の場合、 テンキーの発信の場合:オフフック、ダイヤル番号、 短縮発信の場合:オフフック、短縮、短縮番号、 短縮記憶の場合:オンフック、短縮、※、短縮番号、
※、ダイヤル番号
【0044】ラジオの場合、 ラジオバンド選択の場合:オンフック、リダイヤル、 記憶選局の場合:オンフック、ラジオ動作中、短縮、記
憶番号、
【0045】掃引選局の場合:オンフック、ラジオ動作
中、♯、 選局記憶の場合:オンフック、ラジオ動作中、短縮、
※、記憶番号、※、 なるキーを押下して入力する場合について説明する。
【0046】先ず、図2を参照して電話の場合の動作を
説明する。処理S10では、電話制御部13は、電話受
信部3で自電話に着信が有ったか否かを判定しYESの
場合は電話の着信が発生したと判定して処理S22に、
NOの場合は処理S11に移る。
【0047】処理S11では、電話制御部13は、入力
部17のフックキーが押下されたか否かを判定し、YE
Sの場合は電話の発信が発生したと判定して処理S19
に移り、NOの場合は処理S12に移る。
【0048】処理S12では、電話制御部13は、入力
部17の短縮キーが押下されたか否かを判定し、YES
の場合は短縮記憶が発生したものと判定して処理S13
に移り、NOの場合は処理S10に移り、処理S10〜
S12が繰り返される。
【0049】処理S13で入力部17より※キーが押下
され、処理S14で短縮番号がテンキーより入力され、
処理S15で※キーが押下され、処理S16でダイヤル
番号がテンキーより入力され、処理S17で※キーが押
下されると、処理S18で、電話制御部13は、短縮記
憶部15のアドレスが処理S14で入力された短縮番号
のメモリに処理S16で入力されたダイヤル番号を記憶
させて処理S10に移って短縮記憶を終了する。
【0050】また、処理S11で電話の発信が発生した
場合は処理S19に移って入力部17のテンキーよりダ
イヤル番号を入力される。ダイヤル番号の入力が終了す
ると電話制御部13はI/O20を介して電話送信部2
および電話受信部3の電源をオンにし、回線接続部4に
対してダイヤル番号に対する相手電話機との間の通信回
線の設定を指令する。
【0051】通信回線の設定が完了すると処理S20で
通話を行ない、通話が終了すると処理S21に移って入
力部17よりフックキーを押下してオフフック状態にす
る。オフフック状態になると電話制御部13は回線接続
部4に通信回線の解放を指令し、電話送信部2および電
話受信部3の電源をオフにして発信通話の処理を終了す
る。
【0052】なお、短縮発信の場合は処理S19でのテ
ンキー入力に替えて、短縮キーの押下、続いて短縮番号
をテンキーより入力させる。また、処理S10で着信が
あったと判定されたときは処理S22に移り、電話制御
部13は、切換部7の接続が片耳に装着する音声端末器
に接続されているか否かを判定し、判定がNOの場合は
処理S22に移る。
【0053】イヤホンに接続されている場合は処理S2
3に移り、電話制御部13は回線接続部4に指令してベ
ル鳴動信号のレベルを正規のレベルより低下させて送出
するよう指令し、片耳装着用音声端末器10のイヤホー
ンにベル音を発生させる。
【0054】携帯電話機では着信時のベルの鳴動は受話
器によって行われる。このためベルの鳴動信号レベルは
通話時の受話レベルより非常に高いレベルで送出され
る。従って、このような高いレベルのベル鳴動信号がイ
ヤホンに入力された場合は耳に重大な危害を及ぼすこと
になる。そのためにレベルを低下させて送出する。
【0055】また処理S24では、一定時間経過しても
オフフックされない場合は処理S25に移って切換部7
の接続を片耳装着用音声端末器10から送話器8及び受
話器9に切換え、処理S26に移ってベル鳴動信号を正
規レベルにし、処理S27に移ってベルを鳴動させる。
【0056】すなわち、切換部7で片耳装着用音声端末
器10に切換えられており、イヤホンが耳より外されて
いる状態でベルが鳴動しても着信を知ることが出来な
い。このため、一定時間後は受話器9よりベルを鳴動さ
せて着信を知らせるようにしている。
【0057】処理S28では入力部17のフックキーを
押下してオフフック状態にし、処理S29で通話を行な
い、通話が終了すると処理S30に移って入力部17よ
りフックキーを押下してオンフック状態して着信処理を
終了する。
【0058】次に図2〜図5を参照してラジオの動作を
説明する。なお実施例ではAM放送、FM放送およびT
Vの音声を受信出来るようにした場合を例とし、この場
合の選択記憶部16の具体例を図7に示す。図7におい
ては、アドレス10〜19をAM放送に、アドレス20
〜29をFM放送に、アドレス30〜39をTVの音声
に割当てている。
【0059】処理S41では、ラジオ制御部14は、電
話が通話中、すなわちオフフック状態であるか否かを判
定し、オフフック状態であればオンフック状態になるま
で待機する。処理S42では、入力部17よりリダイヤ
ルキーを押下する。リダイヤルキーを押下すると処理S
43でラジオ制御部14の図示しない選局メモリのバン
ドの記憶を+1する。
【0060】すなわち、選局メモリは図8に示すように
バンドメモリと局番号メモリとで構成されており、バン
ドメモリの記録が1のときはAM、2のときはFM、3
のときはTV音声、0のときはラジオ受信停止を行わせ
るようにしている。したがって、リダイヤルキーを押下
することによってバンドの数値は0より1に変化する。
【0061】処理S49では、ラジオ制御部14はI/
O20を介してラジオ受信部11の電源をオンにする。
処理S45では、ラジオ制御部14は図8で示した選局
メモリのバンドと局番号を接続した数をアドレスとして
図7で示した選択記憶部16に記憶されている局部発振
周波数値を検出し、処理S46に移ってI/O19を介
して局部発振12に転送して発振させ、ラジオ受信部1
1の受信局の選択を行わせる。
【0062】ラジオ受信部11で受信された信号は合成
部6で電話の受話信号と合成され、切換部7を介して受
信器またはマイクロホン付イヤホン10のイヤホンで音
に変換される。
【0063】処理S47では、ラジオ制御部13は入力
部17のフックキーが押下されてオフフック状態になっ
たか否かを判定し、YESの場合は処理S48に移って
選局メモリのバンドを0にし、処理S49に移ってラジ
オ受信部11の電源をオフにしてラジオ受信を停止させ
る。
【0064】また、処理S47でオフフック状態が検出
されなかった場合でも、処理S50で、処理S42でリ
ダイヤルキーを押下してからの時間を計時し、計時間が
設定された時間以上になったときは処理S48に移って
ラジオ受信を停止させる。すなわち、ラジオの電源をオ
フにすることを忘れた場合は一定時間後にオフさせて電
池の消費を無くすようにしている。
【0065】処理S51では、ラジオ制御部14は、入
力部17のリダイヤルキーが押下されたか否かを判定
し、YESの場合は処理S52に移って選局メモリのバ
ンド番号を+1し、処理S53に移ってバンド番号が4
か否かを判定し、判定がNOならば処理S45に移って
異なるバンドの放送を受信させ、判定がYESの場合は
処理S54に移ってバンド番号を0にして処理S49に
移って電源をオフにしてラジオ受信を停止させる。
【0066】また処理S51の判定がNOの場合は処理
S55に移り、入力部17の短縮キーが押下されたか否
かを判定し、判定がNOの場合は処理S47に移って現
在受信中の放送の受信を継続させ、YESの場合は処理
S56に移って※キーが押下されたか否かを判定し、こ
の処理S56において判定がYESの場合は処理S60
に移って選択記憶部16の記憶を変更する処理が行わ
れ、判定がNOの場合は処理S57に移る。
【0067】処理S57では入力部17の♯キーが押下
されたか否かの判定が行われ、判定がYESの場合は処
理S64に移って現在受信中のバンドの受信周囲波数の
掃引を行う処理が行われる。
【0068】処理S57での判定がNOの場合は処理S
58に移って入力部17よりテンキーよりの局番号を入
力させ、処理S59に移って選択メモリの局番号に処理
S58で入力した数値が記録され、処理S45に移って
入力された局番号の放送の受信が行われる。
【0069】また処理S56で※キーが押下されると、
選局記憶部16の記憶を変更する処理が開始され、処理
S60に移って入力部17のテンキーより局番号を入力
すると処理S61に移ってラジオ制御部14は現在局部
発振部12が発振している周波数をI/O19を介して
リードし、処理S62に移って再度入力部17の※印キ
ーが押下されるのを待ち,押下されると処理S63に移
って選局メモリのバンドに記録されている数値に処理S
60で入力された数値をアドレスとして選局記憶部16
のメモリに処理S61でリードした発振周波数を記憶さ
せる。
【0070】また処理S57で♯キーが押下されると現
在受信中のバンドの受信局を変更する処理が開始され、
処理S64に移ってラジオ制御部14はI/O19を介
して局部発振部12に対して発振周波数を掃引させる指
令を行う。
【0071】この指令によって局部発振部12は発振動
周波数の掃引を開始し、処理S64では、ラジオ受信部
11の図示しない中間周波増幅器の出力レベルがピーク
値になるのを検出、すなわち放送電波の受信を検出させ
電波が受信されると処理S66に移って局部発振部12
で発振周波数の掃引を停止させて新たな放送局より放送
を受信する。この放送局を選局したい場合は処理S56
に移って処理S60〜S63を行うことによって選局記
憶部16に記憶される。
【0072】なお実施例では入力部17を図6で示すよ
うにキーで構成されるようにしているが、これは一例で
あって更に各種キーが付加されるもので有っても良い。
また、短縮、リダイヤル、*、#等を組合せて制御させ
ているが、組合せはこのような組合せに限定されるもの
ではない。また実施例では周囲雑音抑制部5を回線接続
部4と切換部7との間に接続したが、切換部7とマイク
ロホン付イヤホン10との間に接続するようにしても良
い。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
の効果が得られる。携帯電話とラジオとを一体化して制
御信号を入力する入力手段を共用し、また送受話信号を
片耳に装着する音声端末器で送受することがきつるよう
にしたので、装置構造が簡単になると共に容器が小さく
なって携帯に便利になると共に、電話の送受信を片耳に
装着する音声端末器によって行うことにより通話中に両
手を自由に使用することができる。
【0074】また、周囲雑音を制御する周囲雑音制御手
段を備えるようにしたので、周囲雑音が高い状態におい
て明瞭な電話通を行うことができ、さらに、ラジオ受信
中に入力手段によりオフフックを入力したので、ラジオ
受信中を天使させるようにしたので、ラジオ受信中に電
話の着信があった場合に直ちに対処できる。
【0075】また、片耳に装着する音声端末器でラジオ
受信中に電話の着信があった場合はベル鳴動信号のレベ
ルを受話器でベルを鳴動させる正規レベルより低レベル
を送信するようにしたので、ラジオ受信信号と同レベル
の鳴動音がイヤホンで聞くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成図である。
【図2】同実施例の電話動作のフロ−チャ−トである。
【図3】同実施例のラジオ受信動作のフロ−チャ−トで
ある。
【図4】同実施例のラジオ受信動作のフロ−チャ−トで
ある。
【図5】同実施例のラジオ受信動作のフロ−チャ−トで
ある。
【図6】同実施例の入力部の具体例である。
【図7】同実施例の選局記憶部の具体例である。
【図8】選択メモリの説明図である。
【図9】同実施例の片耳装着用音声端末器の具体例であ
る。
【図10】同実施例の周囲雑音抑制部の具体例の構成図
である。
【図11】周囲雑音抑制部の動作を説明するための図で
ある。
【図12】周囲雑音抑制部の動作を説明するための図で
ある。
【図13】周囲雑音抑制部の動作を説明するための図で
ある。
【図14】周囲雑音抑制部のピ−ク検出およびホ−ルド
回路の具体例である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 電話送信部 3 電話受信部 4 回線接続部 5 周囲雑音抑制部 6 合成部 7 切換部 8 送話部 9 受話部 10 片耳装着用音声端末器 11 ラジオ受信部 12 局部発振部 13 受話制御部 14 ラジオ制御部 15 短縮記憶部 16 選局記憶部 17 入力部 18〜20 インタフェース(I/O) 21 プロセッサ(CPU)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話信号を無線によって送受信する送受
    信手段と、 送受話器と、 前記送受信手段と前記送受話器との回線を接続する回線
    接続手段と、 前記回線接続手段を制御する電話制御手段と、放送電波
    を受信するラジオ受信手段と、 前記ラジオ受信手段を制御するラジオ制御手段と、 前記ラジオ受信手段で受信された音声信号と前記電話の
    受話信号とを合成する合成手段と、 前記送受話器に伝送される送受話信号を片耳に装着する
    音声端末器に切換える切換え手段と、 前記電話制御手段を制御させる為の入力および前記ラジ
    オ制御手段を制御させる為の入力を共用する入力手段
    と、 を備えたことを特徴とするラジオ兼用携帯電話機。
  2. 【請求項2】 前記音声端末器の送受話器が双指向性を
    有し、該指向性の一指向性が口の方向を向いた送話器
    と、該送話器にIC化された周囲雑音抑圧回路を接続し
    たことを特徴とする請求項1の装置。
  3. 【請求項3】 前記ラジオ制御手段がラジオ受信手段を
    動作させて放送電波を受信再生中に、前記入力手段より
    オフフックが入力されたときは、ラジオ受信手段の動作
    を停止させるようにしたことを特徴とする請求項1また
    は2記載のラジオ兼用携帯電話機。
  4. 【請求項4】 前記切換手段が片耳装着用音声端末器に
    切換えられた状態において前記送受信手段より電話の着
    信があったときは、着信があったことを知らせるベル鳴
    動信号のレベルを低下させて送出するようにしたことを
    特徴とする請求項1、2または3記載のラジオ兼用携帯
    電話機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000040558A (ko) * 1998-12-18 2000-07-05 윤종용 라디오 수신기를 내장한 휴대폰의 라디오 방송 수신 방법
KR100257202B1 (ko) * 1997-12-10 2000-10-02 서평원 라디오수신기를내장한이동통신단말기
US7620428B2 (en) 2004-03-02 2009-11-17 Nec Corporation Portable terminal device

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