JPH1168888A - 携帯電話機 - Google Patents

携帯電話機

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JPH1168888A
JPH1168888A JP9225362A JP22536297A JPH1168888A JP H1168888 A JPH1168888 A JP H1168888A JP 9225362 A JP9225362 A JP 9225362A JP 22536297 A JP22536297 A JP 22536297A JP H1168888 A JPH1168888 A JP H1168888A
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信幸 松本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カバンやポケット等の中に収納された携帯電
話に着呼した際に、この携帯電話機の周囲の人に不快感
を与えることなく効率的に着呼を報知することができる
携帯電話機を提供する。 【解決手段】 発信側からの呼び出し信号を受ける着呼
制御部4は着呼時にトーンリンガ9に対して呼び出し音
の鳴動を指示し、本体周囲の明度が高い場合や周囲の音
響に自然雑音が存在する場合には呼び出し音量を大に制
御する。一方本体周囲の明度が低く周囲の音響に自然雑
音も存在しない場合には本体がカバン等の中に収納され
ていると判断して呼び出し音量を大に制御し、且つ反響
状態検出部8が本体の周囲の音響とトーンリンガ9が出
力する呼び出し音の電気信号とに基づいて周囲の音響に
呼び出し音の反響が存在する場合には着呼が認識し易く
なるように呼び出し音色の低音域を強調し、然る後に本
体周囲の明度が高く変化すると本体がカバン等の中から
取り出されたと判断して呼び出し音量を小に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、音響信号によっ
て利用者(携行者)に着呼を報知する携帯電話機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、電池の小型化やその他電気部品の
小型化に伴って、携帯電話端末の小型化が目覚ましく、
手提げ鞄(カバン)のような小さな手荷物中にも収納可
能になっている。
【0003】さらにPHS(Personal Handy-phone
System:簡易型携帯電話)等のような小電力の移動電
話サービスが開始され、これら携帯電話端末やPHS端
末として、衣服のポケット程度の小さな空間に収納可能
なものが市場に現れている。
【0004】これら携帯電話端末やPHS端末(以降、
これらを単に携帯電話機あるいは携帯電話と称する)が
カバンや上着の内ポケット等に収納して携行される場
合、着信呼び出し音(リング音)が聞こえづらい。
【0005】ところで、一般に携帯電話のトーンリンガ
は音量調節が可能となっている。そこで、このような携
帯電話をカバンや上着の内ポケット等に収納して携行す
る利用者は、着信呼び出し音量を大音量に設定する場合
が多い。
【0006】ところが、着信呼び出しに気付いた利用者
が、携帯電話をカバンや上着の内ポケット等から取り出
すと、着信呼び出し音を遮るものがなくなる。一方、就
寝中等のように非移動中には、携帯電話をカバンや上着
の内ポケット等から取り出すことが多い。
【0007】このように携帯電話をカバンや上着の内ポ
ケット等から取り出した場合には、着信呼び出し音を遮
るものがなくなるが、その際に音量調節を忘れたり、操
作の煩わしさから音量調節を怠る利用者も少なくない。
このため、その大音響によって周囲の人に迷惑をかける
ような場合もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のような不都合を
解消するために、例えば特開平9−8873号等には、
その周囲の状況に応じて自動的に呼び出し音量を調節す
る携帯電話が示されている。
【0009】図7は、従来技術における自動的に呼び出
し音量を調節する携帯電話の概略構成を示すブロック図
である。以下に、この図に基づいて従来技術を簡単に説
明する。
【0010】図に示す例では、光センサ101と基準光
量発生器106と比較器104とからなる判別部11
5、タイマ107とメモリ108とが接続された制御部
105、マイクロホン112によって拾った音声を搬送
波に乗せて高周波部102によって増幅してアンテナ1
14から送信するとともにアンテナ114から受信した
電波を高周波部102で増幅した後に音声信号を取り出
してスピーカ111から出力する変復調器103、呼び
出し音を出力するリンガスピーカ113と呼び出し音量
を調節する調節部110、そして液晶表示装置やキーパ
ッド等からなる操作表示部109から構成されている。
【0011】この例ではまず、携帯電話の周囲雑音の大
小に対応して呼び出し音量の大小を調節する動作を行
う。具体的には、マイクロホン112によって拾った周
囲雑音が小さい場合には、リンガスピーカ113から発
生する呼び出し音の音量を調整部110によって小さく
し、マイクロホン112によって拾った周囲雑音が大き
い場合には、同様にしてリンガスピーカ113から発生
する呼び出し音量を大きくする。これによって、常に周
囲雑音と対比して識別できるように、且つ周囲に迷惑を
かけない音量により呼び出し音を発生させる。
【0012】またこの例では、携帯電話の周囲の明暗に
対応して、呼び出し音の鳴動形態を変更する動作を行
う。具体的には、光センサ101よって携帯電話周囲の
明度を測定して比較器104が基準光量発生器106の
出力と比較する。こうした比較の結果、明度が低い場合
にはカバン等の中に収納されていると判断して呼び出し
当初の音量を小さくし、タイマ107の出力信号に基づ
いて、所定時間経過毎に呼び出し音量を一律に増加させ
て行く。
【0013】しかしながらこういった従来技術では、着
信に気付いた利用者が携帯電話をカバン等から取り出す
際に呼び出し音が大音量で響きわたってしまう。しか
も、通常携帯電話の呼び出し音は、鳴動の判断のし易さ
を考慮して、周囲の状況にかかわらず高域音重視の音色
となっている。このため、着信の際に周囲の人に不快感
を与えてしまう。
【0014】この発明は、このような背景の下になされ
たもので、カバンやポケット等の中に収納された携帯電
話に着呼した際に、この携帯電話機の周囲の人に不快感
を与えることなく効率的に着呼を報知することができる
携帯電話機を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1に記載の発明にあっては、発信側から
の呼び出し信号を受ける着信手段と、前記着信手段によ
って呼び出し音の鳴動/停止および当該呼び出し音量の
大/小が制御されて本体の周囲に前記呼び出し信号の着
呼を報知する報知手段と、前記本体の周囲の明度を検出
する光検出手段と、前記周囲の明度の変化に基づいて前
記着信手段に前記呼び出し音の音量の制御を指示する状
態変化検出部とを具備することを特徴とする。また請求
項2に記載の発明にあっては、請求項1に記載の携帯電
話機では、前記着信手段は前記着呼時に、(a)前記本
体周囲の明度が高い場合には前記呼び出し音量を大に制
御し、(b)前記本体周囲の明度が低い場合には前記呼
び出し音量を大に制御するとともに当該本体周囲の明度
が高く変化すると当該呼び出し音量を小に制御すること
を特徴とする。これらの発明によれば、発信側からの呼
び出し信号を受ける着信手段は着呼時に報知手段に対し
て呼び出し音の鳴動を指示し、本体周囲の明度が高い場
合には呼び出し音量を大に制御する。一方本体周囲の明
度が低い場合には本体がカバンやポケット等の中に収納
されていると判断して呼び出し音量を大に制御するとと
もに当該本体周囲の明度が高く変化すると本体がカバン
やポケット等の中から取り出されたと判断して当該呼び
出し音量を小に制御する。また請求項3に記載の発明に
あっては、発信側からの呼び出し信号を受ける着信手段
と、前記着信手段によって呼び出し音の鳴動/停止およ
び当該呼び出し音量の大/小ならびに当該呼び出し音色
が制御されて本体の周囲に前記呼び出し信号の着呼を報
知する報知手段と、前記本体の周囲の明度を検出する光
検出手段と、前記周囲の明度の変化に基づいて前記着信
手段に前記呼び出し音の音量の制御を指示する状態変化
検出部と、前記本体の周囲の音響を検出する音響検出手
段と、前記本体の周囲の音響と前記報知手段が出力する
呼び出し音の電気信号とから当該本体の周囲の自然雑音
の有無ならびに前記呼び出し音の反響の有無を判断する
音響状態検出部とを具備することを特徴とする。また請
求項4に記載の発明にあっては、請求項3に記載の携帯
電話機では、前記着信手段は前記着呼時に、(a)前記
本体周囲の明度が高い場合あるいは前記周囲の音響に自
然雑音が存在する場合には前記呼び出し音量を大に制御
し、(b)前記本体周囲の明度が低く且つ前記周囲の音
響に自然雑音が存在しない場合には前記呼び出し音量を
大に制御し、且つ前記周囲の音響に前記呼び出し音の反
響が存在する場合には前記呼び出し音色の低音域を強調
し、然る後に当該本体周囲の明度が高く変化すると当該
呼び出し音量を小に制御することを特徴とする。これら
の発明によれば、発信側からの呼び出し信号を受ける着
信手段は着呼時に報知手段に対して呼び出し音の鳴動を
指示し、本体周囲の明度が高い場合あるいは周囲の音響
に自然雑音が存在する場合には呼び出し音量を大に制御
する。一方本体周囲の明度が低く且つ周囲の音響に自然
雑音が存在しない場合には本体がカバンやポケット等の
中に収納されていると判断して呼び出し音量を大に制御
し、且つ音響状態検出部が本体の周囲の音響と報知手段
が出力する呼び出し音の電気信号とに基づいて周囲の音
響に呼び出し音の反響が存在する場合には着呼が認識し
易くなるように呼び出し音色の低音域を強調し、然る後
に当該本体周囲の明度が高く変化すると本体がカバンや
ポケット等の中から取り出されたと判断して当該呼び出
し音量を小に制御する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明について説明す
る。図1は本発明の携帯電話機に適用される呼び出し回
路の概念的な概略構成を示すブロック図である。図1に
おいて、1は例えばCdS(硫化カドミウム)セル等を
用いた光センサであり、携帯電話機の外部環境の1つで
ある明度を検出する。
【0017】2は明度状態保持部であり、光センサ1が
検出した携帯電話機外部の明度を保持する。3は状態比
較部であり、光センサ1からの明度情報と明度状態保持
部2における情報とを比較する。
【0018】7は例えばマイクロホン等から構成された
音響センサであり、携帯電話機の外部環境の1つである
音響を検出する。8は反響状態検出部であり、音響セン
サ7からの音響情報と後述するトーン発生回路5の出力
成分とを比較する。
【0019】4は着呼制御部であり、図示しない電話機
回路(復調回路)の出力に基づいて着呼を検出すると、
状態比較部3や反響状態検出部8の出力信号に基づいて
トーン発生回路5に呼び出し音の発生を指示し、また呼
び出し音の音色や音量を制御する。9はトーンリンガで
あり、トーン発生回路5やリンガスピーカ6から構成さ
れており、リンガスピーカ6から呼び出し音が発せられ
る。
【0020】図2は、本実施の形態における処理の流れ
を説明するフローチャートである。なおここでは、着呼
制御部4がこの携帯電話に対する着呼を検出した後の処
理について説明する。
【0021】着呼制御部4は着呼を検出すると、光セン
サ1によって検出した携帯電話機の周囲の明度と、明度
状態保持部2によって保持している携帯電話機の周囲の
状態とを状態比較部3によって比較し、当該携帯電話機
の周囲が明るいか否かを判断する(ステップSa1)。
【0022】次に着呼制御部4は、音響センサ7によっ
て携帯電話機外の音量を検出し、その結果から携帯電話
機の外部に十分な音量の自然雑音が存在するか否かを判
断する(ステップSa2)。
【0023】上述のステップ(Sa1、Sa2)におい
て、携帯電話機の周囲が明るい、あるいは外部に自然な
雑音が存在する場合には、当該携帯電話機がカバンやポ
ケット等の中に収納されていないと判断する。
【0024】従って、トーンリンガ9によって通常の音
量、音色の呼び出し音を発生させ(ステップSa3)、
オフフック(キーパッド、ボタンの押下による通話開始
の指示)を待って通話を開始する(ステップSa4)。
【0025】上述のステップSa1において携帯電話機
の周囲が暗く、且つステップSa2において外部に十分
な音量の自然雑音が存在しない場合にも、着呼制御部4
はトーンリンガ9によって通常の音量、音色の呼び出し
音を発生させる(ステップSa5)。
【0026】この場合着呼制御部4は、トーンリンガ9
がリングスピーカ6から発した呼び出し音を音響センサ
7によって検出し、反響状態検出部8によってトーン発
生回路5の出力と比較する(ステップSa6)。
【0027】この比較の結果、トーン発生回路5の出力
信号に対して、音響センサ7によって検出した信号に、
呼び出し音の反響音が十分に大音量で含まれている場
合、あるいは低域成分のみの呼び出し音が含まれている
場合は、この携帯電話機がカバンやポケット等の中に収
納されていると判断することができる。
【0028】従ってこの場合、着呼制御部4はトーン発
生回路5に対して呼び出し音の低域成分を増加させるよ
うに制御する(ステップSa7)。即ちトーンリンガ9
は、周囲の人に不快感を与えない周波数成分(低音重
視)の呼び出し音を発する。
【0029】この後に着呼制御部4は、明度状態保持部
2に対して着呼時の携帯電話機の周囲環境明度の保持を
指示する。そしてトーンリンガ9による呼び出し音の鳴
動中には常時、光センサ1によって検出している明度に
変化があるか否かを監視する(ステップSa8)。
【0030】上述の監視中に、光センサ1によって検出
している携帯電話機の周囲の明度に変化が認められた場
合、着呼制御部4は当該携帯電話機がカバンやポケット
等から取り出されたと判断し、トーン発生回路5に対し
て呼び出し音の総音量を減少させるように制御する(ス
テップSa9)。この後ステップSa4の処理に移る。
【0031】ここで、本実施の形態の具体的な例を述べ
る。図3は、本発明の携帯電話機に適用される呼び出し
回路の具体的な構成を示すブロック図である。また図4
は、本実施の形態における時間に対する呼び出し音量の
変化の様子を示す図である。
【0032】図3によれば、光センサ1は明度をアナロ
グ電気量として電気信号に変換するCdS25と、この
電気信号をディジタル信号に変換するA/D(Analog/
Digital)変換器26とから構成されている。
【0033】また音響センサ7は、音量をアナログ電気
量としての電気信号に変換するマイクロホン27と、こ
の電気信号から特定の周波数成分を抽出するBPF(B
andPass Filter:帯域通過濾波器)28と、BPF2
8の出力信号をディジタル信号に変換するA/D変換器
26とから構成されている。
【0034】トーンリンガ9は、与えられた波形データ
をアナログ電気信号に変換するD/A(Digital/Anal
og)変換器30と、D/A変換器30が出力する電気信
号によって音声信号を発生するリンガスピーカ6とから
構成されている。
【0035】上述の光センサ1と音響センサ7とトーン
リンガ9とは、プロセッサバス24に接続されている。
またプロセッサバス24には、通信インターフェイス2
1とCPU(Central Processing Unit:中央処理装
置)22、そしてメモリ23も接続されている。
【0036】CPU22は、光センサ1によって検出し
た明度の状態の変化および音響センサ7によって検出し
た反響状態の変化を検出する。また、光センサ1からC
PU22に供給される明度の状態は、逐次メモリ23に
記憶される。そしてこのCPU22は、通信インターフ
ェイス21を介して着呼制御を行う。
【0037】図3に示すような構成を有する携帯電話機
において、仮に当該携帯電話機をカバンやポケット等の
中に入れて携行している場合について説明する。この場
合まず、前回の通話終了時に周囲の環境明度をCdS2
5で測定し、測定した値をA/D変換器26でディジタ
ル値に変換し、CPU22を介してメモリ23に記憶す
る。
【0038】ここで、この携帯電話に着呼があった場
合、通信インターフェイス21はCPU22に通知し、
CPU22は現在の環境状態をA/D変換器26および
A/D変換器29から得られる情報により確認する。
【0039】なおA/D変換器26は、CdS25から
の明度情報を常時ディジタル情報に変換し続けており、
同様にA/D変換器29はマイクロホン27で拾った音
響情報を、BPF28を介して常時ディジタル信号に変
換し続けている。
【0040】CPU22は、メモリ23に記憶されてい
る過去の情報と、着呼によりA/D変換器26から得た
情報とを比較し、その比較結果から明らかに明度が減少
していることを確認した場合、A/D変換器29から得
た情報により周囲の音響環境の確認を行う。
【0041】この場合、携帯電話機の周囲が無響に近い
状態であれば、当該携帯電話機がカバンやポケット等の
中に収納されていると認識する。従って、この場合にC
PU22は、呼び出し音の鳴動初期には通常呼び出し音
による鳴動を行うことをD/A変換器30に指示し、リ
ンガスピーカ6を鳴動させる。
【0042】次にCPU22は、鳴動音を再度マイクロ
ホン27で受け、BPF28ならびにA/D変換器29
を介して取り込み、原音との比較を行う。ここで、マイ
クロホン27で受けた呼び出し音と原音とに大きな周波
数成分の差が検出された場合には、CPU22は低音に
重点を置いた呼び出し音に変更するよう、D/A変換器
30に指示する。
【0043】この後CPU22は、利用者がこの携帯電
話機をカバンやポケット等の中から取り出そうとする行
動を、CdS25から得られる周囲環境の明度の急激な
変化に基づいて検出し、この検出後直ちに、呼び出し音
の音量の低下をD/A変換器30に指示する。
【0044】このように本実施の形態では、光センサを
用いて周囲明度の変化を検出することにより、携帯電話
機をカバンやポケット等の中から取り出す行為の認識を
行っている。
【0045】そして、明度の増大方向への変化をトリガ
として呼び出し音量の抑制を行うことで、携帯電話機を
カバンやポケット等の中から取り出す際に大音響の呼び
出し音が鳴動することをを防いでいる。
【0046】図5は、本発明の携帯電話機に適用される
呼び出し回路の別の構成例を示すブロック図である。こ
の図において、1はCdSセル等を用いた光センサであ
り、携帯電話機の外部環境の1つである明度を検出す
る。
【0047】2は明度状態保持部であり、光センサ1が
検出した携帯電話機外部の明度を保持する。3は状態比
較部であり、光センサ1からの明度情報と明度状態保持
部2における情報とを比較する。
【0048】4は着呼制御部であり、図示しない電話機
回路(復調回路)の出力に基づいて着呼を検出すると、
状態比較部3の出力信号に基づいてトーン発生回路5に
呼び出し音の発生を指示し、また呼び出し音の音色や音
量を制御する。9はトーンリンガであり、トーン発生回
路5やリンガスピーカ6から構成されており、リンガス
ピーカ6から呼び出し音が発せられる。
【0049】図6は、本実施の形態における処理の流れ
を説明するフローチャートである。なおここでは、着呼
制御部4がこの携帯電話に対する着呼を検出した後の処
理について説明する。
【0050】着呼制御部4は着呼を検出すると、光セン
サ1によって検出した携帯電話機の周囲の明度と、明度
状態保持部2によって保持している携帯電話機の周囲の
状態とを状態比較部3によって比較し、当該携帯電話機
の周囲が明るいか否かを判断する(ステップSb1)。
【0051】上述のステップ(Sb1)において、携帯
電話機の周囲が明るい、あるいは外部に自然な雑音が存
在する場合には、当該携帯電話機がカバンやポケット等
の中に収納されていないと判断する。従って、トーンリ
ンガ9によって通常の呼び出し音を発生させ(ステップ
Sb2)、オフフックを待って通話を開始する(ステッ
プSb3)。
【0052】上述のステップSb1において、携帯電話
機の周囲が暗い場合にも、着呼制御部4はトーンリンガ
9によって通常の呼び出し音を発生させる(ステップS
b4)。
【0053】この後に着呼制御部4は、明度状態保持部
2に対して着呼時の携帯電話機の周囲環境明度の保持を
指示する。そしてトーンリンガ9による呼び出し音の鳴
動中には常時、光センサ1によって検出している明度に
変化があるか否かを監視する(ステップSb5)。
【0054】上述の監視中に、光センサ1によって検出
している携帯電話機の周囲の明度に変化が認められた場
合、着呼制御部4は当該携帯電話機がカバンやポケット
等から取り出されたと判断し、トーン発生回路5に対し
て呼び出し音の総音量を減少させるように制御する(ス
テップSb6)。この後、ステップSb3の処理に移
る。
【0055】このようにこの例においては、音響センサ
を用いることにより、呼び出し音の反響を検出し、携帯
電話機がカバンやポケット等の中に収納されている場合
には、単に呼び出し音を増大させるだけでなく、低域の
みを増大させるようにすることにより総合音量としては
大きな変化させることなく、効率的な呼び出しが行える
ようになる。そして、携帯電話機がカバンやポケット等
の中から取り出されると、呼び出し音の音量が自動的に
下げられるので、周囲の人に不快感を与えることはな
い。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、これらの発明によ
れば、発信側からの呼び出し信号を受ける着信手段は着
呼時に報知手段に対して呼び出し音の鳴動を指示し、本
体周囲の明度が高い場合には呼び出し音量を大に制御す
る。一方本体周囲の明度が低い場合には本体がカバンや
ポケット等の中に収納されていると判断して呼び出し音
量を大に制御するとともに当該本体周囲の明度が高く変
化すると本体がカバンやポケット等の中から取り出され
たと判断して当該呼び出し音量を小に制御する。あるい
は、発信側からの呼び出し信号を受ける着信手段は着呼
時に報知手段に対して呼び出し音の鳴動を指示し、本体
周囲の明度が高い場合あるいは周囲の音響に自然雑音が
存在する場合には呼び出し音量を大に制御する。一方本
体周囲の明度が低く且つ周囲の音響に自然雑音が存在し
ない場合には本体がカバンやポケット等の中に収納され
ていると判断して呼び出し音量を大に制御し、且つ音響
状態検出部が本体の周囲の音響と報知手段が出力する呼
び出し音の電気信号とに基づいて周囲の音響に呼び出し
音の反響が存在する場合には着呼が認識し易くなるよう
に呼び出し音色の低音域を強調し、然る後に当該本体周
囲の明度が高く変化すると本体がカバンやポケット等の
中から取り出されたと判断して当該呼び出し音量を小に
制御するので、カバンやポケット等の中に収納された携
帯電話に着呼した際に、この携帯電話機の周囲の人に不
快感を与えることなく効率的に着呼を報知することがで
きる携帯電話機が実現可能であるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の携帯電話機に適用される呼び出し回
路の概念的な概略構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示す構成における処理の流れを説明す
るフローチャートである。
【図3】 本発明の携帯電話機に適用される呼び出し回
路の具体的な構成を示すブロック図である。
【図4】 同実施の形態における時間に対する呼び出し
音量の変化の様子を示す図である。
【図5】 本発明の携帯電話機に適用される呼び出し回
路の別の構成例を示すブロック図である。
【図6】 同実施の形態における処理の流れを説明する
フローチャートである。
【図7】 従来技術における自動的に呼び出し音量を調
節する携帯電話の概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 光センサ(光検出手段) 3 状態比較部(状態変化検出部) 4 着呼制御部(着信手段) 7 音響センサ(音響検出手段) 8 反響状態検出部(音響状態検出部) 9 トーンリンガ(報知手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発信側からの呼び出し信号を受ける着信
    手段(4)と、 前記着信手段によって呼び出し音の鳴動/停止および当
    該呼び出し音量の大/小が制御されて本体の周囲に前記
    呼び出し信号の着呼を報知する報知手段(9)と、 前記本体の周囲の明度を検出する光検出手段(1)と、 前記周囲の明度の変化に基づいて前記着信手段に前記呼
    び出し音の音量の制御を指示する状態変化検出部(3)
    とを具備することを特徴とする携帯電話機。
  2. 【請求項2】 前記着信手段は前記着呼時に、 (a)前記本体周囲の明度が高い場合には前記呼び出し
    音量を大に制御し、 (b)前記本体周囲の明度が低い場合には前記呼び出し
    音量を大に制御するとともに当該本体周囲の明度が高く
    変化すると当該呼び出し音量を小に制御することを特徴
    とする請求項1に記載の携帯電話機。
  3. 【請求項3】 発信側からの呼び出し信号を受ける着信
    手段と、 前記着信手段によって呼び出し音の鳴動/停止および当
    該呼び出し音量の大/小ならびに当該呼び出し音色が制
    御されて本体の周囲に前記呼び出し信号の着呼を報知す
    る報知手段と、 前記本体の周囲の明度を検出する光検出手段と、 前記周囲の明度の変化に基づいて前記着信手段に前記呼
    び出し音の音量の制御を指示する状態変化検出部と、 前記本体の周囲の音響を検出する音響検出手段(7)
    と、 前記本体の周囲の音響と前記報知手段が出力する呼び出
    し音の電気信号とから当該本体の周囲の自然雑音の有無
    ならびに前記呼び出し音の反響の有無を判断する音響状
    態検出部(8)とを具備することを特徴とする携帯電話
    機。
  4. 【請求項4】 前記着信手段は前記着呼時に、 (a)前記本体周囲の明度が高い場合あるいは前記周囲
    の音響に自然雑音が存在する場合には前記呼び出し音量
    を大に制御し、 (b)前記本体周囲の明度が低く且つ前記周囲の音響に
    自然雑音が存在しない場合には前記呼び出し音量を大に
    制御し、 且つ前記周囲の音響に前記呼び出し音の反響が存在する
    場合には前記呼び出し音色の低音域を強調し、 然る後に当該本体周囲の明度が高く変化すると当該呼び
    出し音量を小に制御することを特徴とする請求項3に記
    載の携帯電話機。
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