JP3225918B2 - 携帯端末装置 - Google Patents

携帯端末装置

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JP3225918B2
JP3225918B2 JP08326298A JP8326298A JP3225918B2 JP 3225918 B2 JP3225918 B2 JP 3225918B2 JP 08326298 A JP08326298 A JP 08326298A JP 8326298 A JP8326298 A JP 8326298A JP 3225918 B2 JP3225918 B2 JP 3225918B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/38Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving
    • H04B1/40Circuits
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G3/00Gain control in amplifiers or frequency changers
    • H03G3/20Automatic control
    • H03G3/30Automatic control in amplifiers having semiconductor devices
    • H03G3/3089Control of digital or coded signals
    • HELECTRICITY
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G3/00Gain control in amplifiers or frequency changers
    • H03G3/001Digital control of analog signals
    • HELECTRICITY
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    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G3/00Gain control in amplifiers or frequency changers
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯端末装置に関
し、特に受話器における受話音声レベルおよび送話器に
おける送話音声レベルを制御する携帯端末装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯端末装置を用いて通話してい
る最中に、スピーカから出力される相手の声が小さい、
もしくは大き過ぎて聞き取りづらい場合には、使用者が
装置本体に備えられた音量ボタンを押下することによっ
て受信音量を調節している。しかしながら、この方法で
は、通話中に使用者がわざわざ音量ボタンを押さなけれ
ばならないために、この操作が煩わしいという問題があ
る。また、通常使用者は携帯端末装置を持って通話を行
うため、特に、受話音量を調節する音量ボタンがスピー
カの近辺に備えられている場合には、音量ボタンの位置
が分からないなど視覚的に不便であるという問題があ
る。
【0003】そこで、使用者の操作を一切必要とせずに
自動的に受話音量を調節する携帯移動電話機が提案され
ている。
【0004】この種の携帯移動電話機は、例えば、特開
平2−117228号公報に開示されている。
【0005】この携帯移動電話機では、マイクから入力
された信号成分に含まれる使用者の周囲の騒音レベルを
検出し、検出された周囲の騒音レベルに応じてスピーカ
から出力される音量を次のように制御する。周囲の騒音
レベルが増加した場合にはスピーカから出力される音量
を増加させ、周囲の騒音レベルが減少した場合にはスピ
ーカから出力される音量を減少させることによって、受
話音量に対する周囲騒音の影響を除去している。
【0006】一方、この携帯移動電話機では、マイクか
ら使用者の音声が入力されているか否かを判断し、この
判断結果に基づいてマイクの出力信号の利得を制御す
る。具体的には、使用者の音声が入力されていない場合
にはマイクの出力信号の利得を減少させ、使用者の音声
が入力されている場合にはマイクの出力信号の利得を増
加させることによって、音声がない場合の雑音成分に対
して利得を増大させないよう制御している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この携
帯移動電話機では、周囲の騒音レベルのみに応じて受話
音量を制御しているため、使用者の意志によって受話音
量を変化させることはできない。例えば、周囲の騒音レ
ベルが小さい状況ではスピーカから出力される音量は小
さくなるが、相手の音声がもともと小さい場合にはスピ
ーカから出力される音量がさらに小さくなるため、使用
者は相手の音声を聞き取りづらくなる。このとき、スピ
ーカから出力される音量は周囲の騒音レベルに基づいて
制御されているために、使用者が音量を大きくしようと
しても大きくすることができない。また、使用者がスピ
ーカから出力される音量を大きくするためには、使用者
は従来のように音量ボタンを操作して受話音量を調節し
なければならない。
【0008】また、この携帯移動電話機では、使用者の
入力音声レベルを調節して送信する手段を有さないた
め、使用者の入力音声レベルが変化した場合、例えば通
話中にマイク位置が口周辺から遠ざかることによって使
用者の入力音声レベルが低下した場合には、通話相手先
のスピーカからの出力音量レベルが小さくなり、通話相
手先では従来のように音量ボタンを操作して受話音量を
調節しなければならない。
【0009】本発明の目的は、上記問題点に鑑み、使用
者が入力した音声レベルに応じてスピーカから出力され
る音量を制御することによって、使用者の意志によって
受話音量を自動的に変化させることを可能とする携帯端
末装置を提供することにある。
【0010】また、本発明の他の目的は、通話時に使用
者の入力音声レベルが変化した場合においても、使用者
の入力音声レベルを基準音声レベルに一定にして相手先
に送信することにより、通話相手先での受話音量を調節
する余計な操作を不要とする携帯端末装置を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の携帯端末装置は、音声を入力する入力手段
と、音声を出力する出力手段と、前記入力手段によって
入力される音声のレベルを検出する検出手段と、前記検
出手段によって検出された入力音声レベルに応じて、前
記出力手段によって出力される音声のレベルと、前記入
力手段によって入力された音声のレベルのうち少なくと
も一方を制御する制御手段と、を有し、また、前記検出
手段によって検出された第1の入力音声レベルを基準レ
ベルに設定する設定手段と、前記基準レベルと、前記検
出手段によって検出された第2の入力音声レベルと、を
比較する比較手段と、を有し、前記制御手段は、前記比
較手段の結果に応じて、前記出力手段によって出力され
る音声のレベルと、前記入力手段によって入力された音
声のレベルのうち少なくとも一方を制御する。前記検出
手段は、第1の所定時間毎に前記入力手段によって入力
される音声のレベルを抽出する抽出手段と、第2の所定
時間内に前記抽出手段によって抽出された入力音声レベ
ルの平均値を算出する算出手段と、を有し、前記制御手
段は、前記算出手段によって算出された入力音声レベル
の平均値に応じて、前記出力手段によって出力される音
声のレベルと、前記入力手段によって入力された音声の
レベルのうち少なくとも一方を制御することが好まし
い。
【0012】
【0013】
【0014】また、本発明の携帯端末装置は、音声を入
力する入力手段と、音声を出力する音声出力手段と、通
話開始後最初に前記入力手段によって入力される第1の
音声のレベルを検出する第1の検出手段と、前記第1の
検出手段によって前記第1の音声のレベルを検出した
後、前記入力手段によって入力される第2の音声のレベ
ルを検出する第2の検出手段と、前記第1の音声のレベ
ルと、前記第2の音声のレベルとの差分値を算出する算
出手段と、前記差分値が、予め定められた第1のしきい
値より大きい場合に、前記音声出力手段によって出力さ
れる音声のレベルを増加させる第1の制御信号を出力す
る第1の出力手段と、前記差分値が、予め定められた第
2のしきい値以上であり、かつ前記第1のしきい値以下
である場合に、前記音声出力手段によって出力される音
声のレベルを増加および減少させない第2の制御信号を
出力する第2の出力手段と、前記差分値が、前記第2の
しきい値より小さい場合に、前記音声出力手段によって
出力される音声のレベルを減少させる第3の制御信号を
出力する第3の出力手段と、前記第1、第2および第3
の制御信号に基づいて前記音声出力手段によって出力さ
れる音声のレベルを制御する制御手段と、を有する。
【0015】また、本発明の携帯端末装置は、音声を入
力する入力手段と、通話開始後最初に前記入力手段によ
って入力される第1の音声のレベルを検出する第1の検
出手段と、前記第1の検出手段によって前記第1の音声
のレベルを検出した後、前記入力手段によって入力され
る第2の音声のレベルを検出する第2の検出手段と、前
記第1の音声のレベルと、前記第2の音声のレベルとの
差分値を算出する算出手段と、前記差分値が、予め定め
られた第1のしきい値より大きい場合に、前記音声出力
手段によって出力される音声のレベルを減少させる第1
の制御信号を出力する第1の出力手段と、前記差分値
が、予め定められた第2のしきい値以上であり、かつ前
記第1のしきい値以下である場合に、前記音声出力手段
によって出力される音声のレベルを増加および減少させ
ない第2の制御信号を出力する第2の出力手段と、前記
差分値が、前記第2のしきい値より小さい場合に、前記
音声出力手段によって出力される音声のレベルを増加さ
せる第3の制御信号を出力する第3の出力手段と、前記
第1、第2および第3の制御信号に基づいて前記入力手
段によって出力された音声のレベルを制御する制御手段
と、を有する。
【0016】また、本発明の携帯端末装置は、音声を入
力する入力手段と、音声を出力する出力手段と、前記入
力手段によって入力される音声のレベルを検出する検出
手段と、前記検出手段によって検出された入力音声レベ
ルと、基準レベルとを比較する比較手段と、前記比較手
段によって前記入力音声レベルが前記基準レベルよりも
大きいと判断された場合に、前記入力手段によって入力
された音声のレベルを減少させるとともに前記出力手段
によって出力される音声のレベルを増加させ、前記入力
音声レベルが前記基準レベルよりも小さいと判断された
場合に、前記入力手段によって入力された音声のレベル
を増加させるとともに前記出力手段によって出力される
音声のレベルを減少させる制御手段と、を有する。ま
た、前記入力手段によって入力された音声のレベルの制
御および前記出力手段によって出力される音声のレベル
の制御を選択する選択手段を有することが好ましい。前
記基準レベルは、通話開始直後に入力された音声のレベ
ルであることが好ましい。また、前記基準レベルは、通
話終了時に消去されることが好ましい。さらに、前記基
準レベルが予め定められていることが好ましい。また、
前記基準レベルとして、通話開始直後に入力された音声
のレベルおよび予め定められたレベルのうちいずれか一
方を選択する選択手段を有することが好ましい。
【0017】さらに、本発明の携帯端末装置は、音声を
入力する入力手段と、音声を出力する音声出力手段と、
通話開始後最初に前記入力手段によって入力される第1
の音声のレベルを検出する第1の検出手段と、前記第1
の検出手段によって前記第1の音声のレベルを検出した
後、前記入力手段によって入力される第2の音声のレベ
ルを検出する第2の検出手段と、前記第1の音声のレベ
ルと、前記第2の音声のレベルとの差分値Dを算出する
算出手段と、前記差分値が、予め定められた第1のしき
い値より大きい場合に、前記入力手段によって入力され
た音声のレベルを減少させるとともに、前記音声出力手
段によって出力される音声のレベルを増加させる第1の
制御信号を出力する第1の出力手段と、前記差分値が、
予め定められた第2のしきい値以上であり、かつ前記第
1のしきい値以下である場合に、前記入力手段によって
入力された音声のレベル、および前記音声出力手段によ
って出力される音声のレベルを増加および減少させない
第2の制御信号を出力する第2の出力手段と、前記差分
値が、前記第2のしきい値より小さい場合に、前記入力
手段によって入力された音声のレベルを増加させるとと
もに、前記音声出力手段によって出力される音声のレベ
ルを減少させる第3の制御信号を出力する第3の出力手
段と、前記第1、第2および第3の制御信号に基づい
て、前記入力手段によって入力された音声のレベル、お
よび前記音声出力手段によって出力される音声のレベル
を制御する制御手段と、を有する。前記制御手段は、前
記第2の出力手段によって前記第2の制御信号が出力さ
れたとき、それ以前に出力された第1および第3の制御
信号に基づいて前記音声出力手段によって出力される音
声のレベルを制御することが好ましい。また、前記制御
手段は、前記第2の出力手段によって前記第2の制御信
号が出力されたとき、その直前に出力された第1もしく
は第3の制御信号に基づいて前記音声出力手段によって
出力される音声のレベルを制御することが好ましい。前
記第1の音声のレベルは、通話終了時に消去されること
が好ましい。また、前記レベルは、音声振幅レベルであ
ることが好ましい。前記携帯端末装置は、携帯電話機で
あることが好ましい。
【0018】本発明の携帯端末装置の音声レベル制御方
法は、音声を入力するステップと、前記入力ステップに
よって入力される音声のレベルを検出するステップと、
前記検出ステップによって検出された入力音声レベルに
基づいて、前記入力ステップによって入力された音声の
レベル、および出力される音声のレベルのうち少なくと
も一方を制御するステップと、を有する。
【0019】
【0020】さらに、本発明の携帯端末装置の音声レベ
ル制御方法は、通話が開始されたか否かを判断するステ
ップと、音声を入力するステップと、前記判断ステップ
によって通話開始が判断された直後に、第1の所定時間
毎に前記入力ステップによって入力される音声のレベル
を抽出する第1の抽出ステップと、前記判断ステップに
よって通話開始が判断された直後の第2の所定時間内に
前記第1の抽出ステップによって抽出された入力音声レ
ベルの平均値を算出する第1の算出ステップと、前記第
1の算出ステップによって算出された前記平均値を基準
レベルに設定するステップと、前記第2の所定時間経過
後に、第3の所定時間毎に前記入力ステップによって入
力される音声のレベルを抽出する第2の抽出ステップ
と、前記第2の所定時間経過後の第4の所定時間内に前
記第2の抽出ステップによって抽出された入力音声レベ
ルの平均値を算出する第2の算出ステップと、前記第2
の算出ステップによって算出された前記平均値を前記基
準レベルと比較する比較ステップと、前記比較ステップ
の結果に基づいて、前記入力ステップによって入力され
た音声のレベル、および出力される音声のレベルのうち
少なくとも一方を制御するステップと、通話が終了した
か否かを判定するステップと、前記判定ステップによっ
て通話が終了したと判断された場合に、前記基準レベル
を消去するステップと、を有する。また、前記比較ステ
ップにおいて、前記入力音声レベルの平均値が、前記基
準レベルよりも大きいと判断された場合に、出力される
音声のレベルを増加させるステップと、前記比較ステッ
プにおいて、前記入力音声レベルの平均値が、前記基準
レベルよりも小さいと判断された場合に、出力される音
声のレベルを減少させるステップと、を有することが好
ましい。前記比較ステップにおいて、前記入力音声レベ
ルの平均値が、前記基準レベルよりも大きいと判断され
た場合に、入力された音声のレベルを減少させるステッ
プと、前記比較ステップにおいて、前記入力音声レベル
の平均値が、前記基準レベルよりも小さいと判断された
場合に、入力された音声のレベルを増加させるステップ
と、を有することが好ましい。
【0021】このように、本発明では、使用者が入力し
た音声レベルが基準振幅レベルよりも小さくなった場合
には、スピーカから出力される相手先の音声レベルを低
下させる一方、使用者が入力した音声レベルが基準振幅
レベルよりも大きくなった場合には、スピーカから出力
される相手先の音声レベルを増加させるため、使用者が
入力した音声レベルに応じてスピーカから出力される相
手先の音声レベルを制御することができ、使用者の意志
によって受話音量を自動的に調整することができる。
【0022】また、マイク1から取り込む入力音声レベ
ルが一時的に変化した場合でも、使用者の入力音声レベ
ルが基準振幅レベルと同程度のレベルの信号となるよう
に修正されて相手先に送信されるため、入力音声レベル
の一時的な変動が通話相手先に与える聞き取り難さや不
快感を解消することができ、相手先が音量ボタンを操作
して受話音量を調節する必要もなくなる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の携帯端末装置の一
実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0024】図1は、本実施の形態に係る携帯端末装
置、好ましくは携帯電話機の内部回路構成の好適な一例
を示すブロック図である。
【0025】図1において、マイク1は、外部音声を無
線送信するために本電話機内に音声信号を取り込む。音
声入力部31は、マイク1より取り込まれたアナログ音
声信号を入力処理する。音声入力部31は、マイク1よ
り入力したアナログ音声信号の音声レベルとして音声振
幅を検出するレベル検出部2と、レベル検出部2から出
力されたアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換す
るA/D変換部3と、から構成される。音声符号化部1
2は、A/D変換部3から出力されたデジタル音声信号
を符号化する。この音声符号化部12では、例えばpers
onal handy ph-one system(PHS)ではADPCM方
式による符号化、personal digital cellular(PD
C)のフルレートではVSELP方式、PDCのハーフ
レートではPSI−CELP方式による符号化が採用さ
れる。無線部14は、音声符号化部12で符号化された
音声信号を変調してアンテナ15より図示せぬ基地局に
送信する一方、アンテナ15を介して受信した音声信号
を復調する。
【0026】処理部4は、レベル検出部2から出力され
た音声振幅レベルに基づいて規定時間内における平均的
な音声振幅レベルを算出する。比較部5は、処理部4で
算出された平均音声振幅レベルと、基準振幅レベルとを
比較する。記憶部6は、基準振幅レベル値や制御信号情
報等を記憶する。
【0027】音声復号化部13は、図示せぬ基地局から
アンテナ15を介して無線部14にて受信した音声信号
を復号する。音声出力部30は、音声復号化部13にて
復号された音声信号を外部出力するための処理を行う。
音声出力部30は、音声復号化部13で復号化したデジ
タル音声信号を入力し、比較部5で算出したレベル差に
応じてこのデジタル音声信号をビットシフトさせるビッ
トシフト部8と、ビットシフト部8から出力されたデジ
タル信号をアナログ信号に変換するD/A変換部9と、
D/A変換部9にて変換されたアナログ信号を増幅して
スピーカ11から出力させるためのアンプ部10と、か
ら構成される。スピーカ11は、音声出力処理したデー
タを外部へ出力する。
【0028】報知部18は、自機宛の着信を報知する。
報知部18は、スピーカ、バイブレータ、LEDのうち
少なくとも一つで構成されることが好ましい。報知部1
8がスピーカである場合には、スピーカ11と兼用して
もよい。表示部17は、キー入力した数字等を表示す
る。表示部17は、CRTもしくはLCDのいずれか一
方であることが好ましい。キー入力部16は、電話番号
等のキー入力操作を行う。制御部7は、各種動作の制御
処理を行う。
【0029】次に、図2を用いて、図1に示した携帯電
話機の好適な一例の動作を説明する。
【0030】図2において、図示せぬ基地局から無線信
号をアンテナ15で受信すると、報知部18から無線信
号を受信したことを報知する。次にキー入力部16より
使用者が受信キーを押下することにより、通話が開始さ
れる(S1)。もしくは、キー入力部16から使用者が
電話番号を入力して相手を呼び出すことにより通話が開
始される(S1)。通話が開始されると制御部7内のL
SIの内部信号であるINITフラグを“0”に設定す
る(S2)。その後、通話が終了したか否かが判断され
(S3)、通話が終了していないと判断された場合には
(S3でNO)、マイク1から入力されたアナログ音声
信号に基づいて(S4)、レベル検出部2においてその
音声振幅レベルが検出される(S5)。レベル検出部2
に入力されたアナログ音声信号は、所定時間Ts毎、例
えば5ミリ秒毎にその振幅情報がサンプリングされ、瞬
時の振幅レベルの抽出が行われる。抽出された瞬時振幅
レベルデータは処理部4に送られ(S6)、所定時間T
毎、例えば0.5秒毎、もしくは抽出されたデータ数
毎、例えば100個毎に(S7)瞬時振幅レベルの平均
値が計算される(S8)。このとき、負の振幅レベルは
その絶対値をとって計算を行い、また、無音部分は計算
の対象とはしない。アナログ音声が入力される都度、上
述したサンプリング抽出・計算処理を行う。
【0031】次に、INITフラグが“0”であるか否
かが判定され(S9)、INITフラグが“0”である
と判定された場合には、通話を開始し始めた第一声目の
一番最初の平均振幅レベルを基準振幅レベルとして記憶
部6に記憶する(S10)。基準振幅レベルを記憶部6
に記憶した後、INITフラグを”1”に設定する(S
11)。記憶部6に記憶した基準振幅レベルは、通話が
終了するまで保持され、通話が終了すると消去される
(S19)。
【0032】基準振幅レベルが確定した後(INITフ
ラグが“1”)、上述したS3ないしS7までの処理を
再度行い、処理部4で次の平均振幅レベルが算出される
と(S8)、算出された平均振幅レベルが比較部5に出
力され(S13)、記憶部6に記憶された基準振幅レベ
ルとの比較が行われる(S14)。比較部5では、算出
された平均振幅レベルと基準振幅レベルとを比較し、そ
のレベル差を求める。すなわち、基準振幅レベルと平均
振幅レベルとの差分を算出し、その算出結果を制御部7
に出力する。制御部7は、比較部5から出力された算出
結果に基づいた制御信号を、ビットシフト部8へ出力す
る(S15)。
【0033】制御信号がビットシフト部8に入力される
と、ビットシフト部8はその制御信号が「シフトしな
い」を意味する信号であるか否かを判定する(S1
6)。制御信号が「シフトする」を意味する信号である
と判定された場合には(S16でNO)、その制御信号
に基づいてアンテナ15を介して受信した通話相手先の
音声信号のレベルを所定ビットシフトする(S17)。
一方、制御信号が「シフトしない」を意味する信号であ
ると判定された場合には(S16でYES)、通話相手
先の音声信号のレベルを前回ビットシフトしたビット数
をシフトする(S18)。すなわち、例えば使用者が入
力するマイク入力音声の振幅レベルが基準振幅レベルよ
りも大きくなって、通話相手先の音声信号のレベルを1
度ビットシフトさせた後に、使用者が入力するマイク入
力音声の振幅レベルが基準振幅レベルに戻り、「シフト
しない」を意味する制御信号が入力されたとしても、前
回ビットシフトした振幅レベルによって通話相手先の音
声信号を出力する。このようにすれば、通話中に、例え
ば周囲の騒音が大きくなって使用者の入力音声レベルが
大きくなった状態で、使用者の口が無意識にマイクから
遠ざかることによって、使用者の入力音声レベルが基準
振幅レベルに戻ったとしても、スピーカから出力される
相手先の音声レベルは小さくはならず、それまでの出力
音声レベルが保持されることになる。
【0034】この「前回ビットシフトした振幅レベル」
はデフォルト値として「シフトしない」が設定されてい
る。したがって、前回ビットシフトした振幅レベルがな
い場合、すなわち通話開始時に入力された音声から基準
振幅レベルが検出され、その後入力された音声のレベル
が基準振幅レベル近辺であり、「シフトしない」を意味
する制御信号が出力された場合には、デフォルト値「シ
フトしない」が実行される。
【0035】ビットシフト部8から出力された音声信号
は、D/A変換部9に入力され、デジタル音声信号から
アナログ音声信号に変換される。アナログ音声信号はア
ンプ部10で一定増幅された後にスピーカ11より音声
出力される。
【0036】図3および4を用いて、図2に示した本実
施例の携帯電話機の好適な一例の動作をより具体的に説
明する。
【0037】図2において、通話が開始し(S1)、使
用者の第一声目の先頭平均振幅レベルが処理部4で算出
され(S8)、図3に示すように、その算出結果が
“5”だったとする。このときINITフラグは“0”
であるので(S9でYES)、算出結果“5”は基準振
幅レベル値“5”として記憶部6に記憶される(S1
0)。
【0038】次に、第2番目の平均振幅レベルが処理部
4で計算されると(S8)、今度はINITフラグは”
1”であるので(S11)、その平均振幅レベルは比較
部5へ出力され(S13)、記憶部6に記憶した基準振
幅レベル“5”との差分が計算される(S14)。
【0039】ここで、比較部5へ出力される平均振幅レ
ベルとして、図3に示すように、CASE1〜3の3つ
の場合を例にとって説明する。
【0040】CASE1の場合には、平均振幅レベルが
“2”であるので、差分DはD=2−5として算出され
る。このとき、差分値Dには予め差分値Dに対応するス
ピーカ11の音量制御用の制御信号情報が決められてお
り、記憶部6に既知の設定値として記憶されている。そ
の一例を図4に示す。CASE1の場合には、差分D=
−3であるので、制御信号として“111”の信号がビ
ットシフト部8に出力される(S15)。
【0041】同様にして、CASE2の場合には、差分
=1であるので、制御信号として“000”の信号がビ
ットシフト部8に出力され、CASE3の場合には、差
分=5であるので、制御信号として“010”の信号が
ビットシフト部8に出力される。
【0042】アンテナ15を介して無線部14にて受信
した相手先の音声信号は、音声復号化部13からデジタ
ル音声信号としてビットシフト部8に入力される。ビッ
トシフト部8に入力されたデジタル音声信号は、制御部
7から出力された制御信号に基づいて出力音声レベルが
制御され(S16ないし18)、スピーカ11より出力
される音量が決定される。
【0043】制御信号とビットシフト部8でビットシフ
トされるシフト数との関係は、図4を例にとれば、制御
信号が“000”の場合には、比較部5で算出した基準
振幅レベルと平均振幅レベルとの間には大きな隔たりが
ないと判断し、ビットシフトは行わず、そのまま受信し
た相手先の音声信号を出力する。
【0044】また、制御信号が“001”および“01
0”の場合には、基準振幅レベルより平均振幅レベルの
方が大きい、すなわち、使用者の第1声目の発声音量に
比べて現在の発生音量が大きくなったと判断される。し
たがって、ビットシフト部8におけるビットシフトは、
音声信号のレベル値が大きくなる方向、すなわち、左に
シフトされる。シフト数は、差分Dの絶対値が大きいほ
ど増える。図4に示した一例では、最高で2ビットまで
左シフトが可能である。
【0045】一方、制御信号が“111”および“11
0”の場合には、基準振幅レベルより平均振幅レベルの
方が小さい、すなわち、使用者の第1声目の発生音量に
比べて現在の発生音量が小さくなったと判断される。し
たがって、ビットシフト部8におけるビットシフトは、
音声信号のレベル値が小さくなる方向、すなわち、右に
シフトされる。シフト数は、差分Dの絶対値が大きいほ
ど増える。図4に示した一例では、最高で2ビットまで
右シフトが可能である。
【0046】図4に示した制御信号とビットシフト部8
でビットシフトされるシフト数との関係は、図1に示さ
れた記憶部6に予め記憶される。
【0047】図3に示すCASE1の場合には、“11
1”の制御信号がビットシフト部8に出力される(S1
5)ため、ビットシフト部8におけるビットシフトは、
音声信号のレベル値が小さくなる方向、すなわち、右に
1ビットシフトされる(S16でNO)。したがって、
アンテナ15を介して無線部14にて受信した相手先の
音声信号は、ビットシフト部8において出力音声レベル
が右に1ビットシフトされ、1ビット分小さい音量でス
ピーカ11から出力される(S17)。
【0048】同様にして、CASE2の場合には、“0
00”の制御信号がビットシフト部8に出力される(S
15)ため、ビットシフト部8におけるビットシフトは
行わない(S16でYES)。したがって、アンテナ1
5を介して無線部14にて受信した相手先の音声信号
は、ビットシフト部8においてビットシフトされず、受
信した相手先の音声信号がそのままスピーカ11から出
力される(S18)。
【0049】また、CASE3の場合には、“010”
の制御信号がビットシフト部8に出力される(S15)
ため、ビットシフト部8におけるビットシフトは、音声
信号のレベル値が大きくなる方向、すなわち、左に2ビ
ットシフトされる(S16でNO)。したがって、アン
テナ15を介して無線部14にて受信した相手先の音声
信号は、ビットシフト部8において出力音声レベルが左
に2ビットシフトされ、2ビット分大きい音量でスピー
カ11から出力される(S17)。
【0050】図5(a)ないし(c)を用いて、図3に
示したCASE3の場合を例にとって、マイク1に入力
される音声信号およびスピーカ11から出力される音声
信号のそれぞれの好適な一例の波形図を示す。
【0051】図5(a)は、通話が開始した直後の使用
者の発した第一番目の音声の信号波形図である。レベル
検出部2に入力されたアナログ音声信号は、所定時間T
s毎、例えば5ミリ秒毎にその振幅情報がサンプリング
され、瞬時の振幅レベルの抽出が行われる。抽出された
瞬時振幅レベルデータは処理部4に送られ、所定時間
T、例えば0.5秒間に抽出された複数の瞬時の振幅レ
ベルの平均値、例えば“5”が計算される。この平均値
“5”がその後に入力される音声に対する基準振幅レベ
ルとして設定される。
【0052】図5(b)は、基準振幅レベルを設定した
所定時間T、例えば0.5秒後に使用者の発した第2番
目の音声の信号波形図である。図5(a)と同様に、所
定時間Ts毎、例えば5ミリ秒毎に瞬時の振幅レベルが
抽出され、所定時間T、例えば0.5秒経過後に所定時
間T間に抽出された複数の瞬時の振幅レベルの平均値、
例えば“10”が計算される。この平均値“10”は平
均振幅レベルとして、図5(a)で設定された基準振幅
レベルと比較される。比較した結果、平均振幅レベル
“10”と基準振幅レベル“5”との差分“5”が検出
され、“010”の制御信号がビットシフト部8に出力
される。
【0053】したがって、図5(b)において使用者の
発した第2番目の音声の平均振幅レベルが検出された
後、相手先の音声信号が、図5(c)の点線で示す音声
レベルで出力されるとすると、ビットシフト部8におい
て出力音声レベルが左に2ビットシフトされ、図5
(c)の実線で示す2ビット分大きい音声レベルでスピ
ーカ11から出力される。
【0054】このように、本実施の形態に係る携帯電話
機によれば、使用者が入力した音声レベルに応じてスピ
ーカから出力される音量を制御するため、使用者の意志
によって受話音量を自動的に調整することができる。
【0055】図6は、本発明の第2の実施例に係る携帯
端末装置、好ましくは携帯電話機の内部回路構成の好適
な一例を示すブロック図である。図6において、図1に
示した各部に対応する部分には同一の符号が付してお
り、冗長を避けるため、それらの説明を省略する。図6
では、図1に示された音声入力部31内にマイク音ビッ
トシフト部19が新たに設けられ、図1に示された記憶
部6および制御部7の代わりに記憶部21および制御部
20が設けられている。
【0056】図6において、記憶部21は、図4に示す
スピーカ出力音制御用の制御信号情報の他に、マイク入
力音制御用の制御信号情報を予め記憶している。制御部
20は、比較部5における比較結果、すなわち処理部4
で算出された平均音声振幅レベルと基準振幅レベルとの
比較結果に基づいた制御信号をマイク音ビットシフト部
19およびビットシフト部8に出力する。マイク音ビッ
トシフト部19は、制御部20から出力された制御信号
に基づいてA/D変換部3から出力されたデジタル音声
信号をビットシフトさせる。
【0057】図7は、図6に示した記憶部21に予め記
憶される、制御信号とマイク音ビットシフト部19でビ
ットシフトされるシフト数との関係を示す図である。
【0058】図7において、処理部4で算出された平均
音声振幅レベルと基準振幅レベルとの差分値DがD<−
6である場合には、制御信号“010”がマイク音ビッ
トシフト部19に出力され、差分値Dが−6≦D<−3
である場合には、制御信号“001”がマイク音ビット
シフト部19に出力される。制御信号が“010”およ
び“001”の場合には、基準振幅レベルより平均振幅
レベルの方が小さい、すなわち、使用者の第1声目の発
生音量に比べて現在の発生音量が小さくなったと判断さ
れる。このとき、マイク音ビットシフト部19における
ビットシフトは、音声信号のレベル値が大きくなる方
向、すなわち、左にシフトされる。シフト数は、差分D
の絶対値が大きいほど増える。図7に示した一例では、
最高で2ビットまで左シフトが可能である。
【0059】一方、処理部4で算出された平均音声振幅
レベルと基準振幅レベルとの差分値Dが−3≦D≦3で
ある場合には、制御信号“000”がマイク音ビットシ
フト部19に出力される。制御信号が“000”の場合
には、比較部5で算出した基準振幅レベルと平均振幅レ
ベルとの間には大きな隔たりがないと判断し、ビットシ
フトは行わず、そのまま使用者の入力音声をアンテナ1
5から出力する。
【0060】また、処理部4で算出された平均音声振幅
レベルと基準振幅レベルとの差分値Dが3<D≦6であ
る場合には、制御信号“111”がマイク音ビットシフ
ト部19に出力され、差分値Dが6<Dである場合に
は、制御信号“110”がマイク音ビットシフト部19
に出力される。制御信号が“111”および“110”
の場合には、基準振幅レベルより平均振幅レベルの方が
大きい、すなわち、使用者の第1声目の発生音量に比べ
て現在の発生音量が大きくなったと判断される。このと
き、マイク音ビットシフト部19におけるビットシフト
は、音声信号のレベル値が小さくなる方向、すなわち、
右にシフトされる。シフト数は、差分Dの絶対値が大き
いほど増える。図7に示した一例では、最高で2ビット
まで右シフトが可能である。
【0061】このように、本実施例では、差分値Dが小
さくなればなるほど、すなわち使用者の入力音声が小さ
くなればなるほど、左にビットシフトし、使用者の入力
音声レベルを大きくする。また、差分値Dが大きくなれ
ばなるほど、すなわち使用者の入力音声が大きくなれば
なるほど、右にビットシフトし、使用者の入力音声レベ
ルを小さくする。このようにして、使用者の入力音声レ
ベルは基準振幅レベルに近づけられる。
【0062】また、スピーカ11から出力される相手先
の音声レベルは、上述した第1の実施例と同様に、図4
に示された制御信号とビットシフト部8でビットシフト
されるシフト数との関係に基づいて制御される。
【0063】次に、図8を用いて、図6に示した携帯電
話機の好適な一例の動作を説明する。図8におけるステ
ップ21ないし34は、図2に示されたステップ1ない
し14と同一であり、図8におけるステップ38ないし
40は、図2に示されたステップ16ないし18と同一
であり、冗長を避けるため、ここではその説明を省略す
る。
【0064】図8において、処理部4で計算された使用
者の入力音声の平均振幅レベルと、記憶部6に記憶した
基準振幅レベルとの差分値が検出されると(S34)、
この検出値に基づく制御信号が、マイク音ビットシフト
部19に出力される(S35)。マイク音ビットシフト
部19では、図7に示された制御信号とマイク音ビット
シフト部19でビットシフトされるシフト数との関係に
基づいて、第1の実施例と同様に、A/D変換部3から
出力されたデジタル音声信号のビットシフト処理を行う
(S36)。このとき、「ビットシフトしない」旨を意
味する制御信号“000”を入力した場合には、マイク
音ビットシフト部19では、ビットシフト部8のように
前回のビットシフト処理を行うのではなく、使用者の入
力音声レベルが基準振幅レベルで処理される。このよう
に、マイク音ビットシフト部19は、入力された制御信
号に基づいて使用者の入力音声レベルをそのまま忠実に
ビットシフト処理する。
【0065】また、処理部4で計算された使用者の入力
音声の平均振幅レベルと、記憶部6に記憶した基準振幅
レベルとの差分値に基づく制御信号は、ビットシフト部
8にも出力される(S37)。ビットシフト部8におけ
る制御、すなわちスピーカ11から出力される音声レベ
ルの制御については、図2のステップ38ないし40に
おいて説明したものと同一である。
【0066】このように、本実施の形態に係る携帯電話
機によれば、使用者が入力した音声レベルに応じてスピ
ーカから出力される音量を制御するため、使用者の意志
によって受話音量を自動的に調整することができるだけ
でなく、マイク1から取り込む入力音声が急激に変化
し、平均振幅レベルが基準振幅レベルと大きくかけ離れ
てしまったとしても、使用者の入力音声信号のレベルを
基準振幅レベルと同程度のレベルの信号に修正して相手
に送信することができる。したがって、使用者のマイク
位置のずれなどに伴う入力音レベルの低下や、くしゃみ
などに伴う急激な入力音レベルの増加に対しても、通話
相手先には常に平均的に均一レベルの音声信号が送信さ
れるため、通話相手先に与える聞き取り難さや不快感を
解消させることができ、従来のように音量ボタンを操作
して受話音量を調節する必要がなくなる。
【0067】図9は、本発明の第3の実施例に係る携帯
端末装置、好ましくは携帯電話機の内部回路構成の好適
な一例を示すブロック図である。図9において、図6に
示した各部に対応する部分には同一の符号が付してお
り、冗長を避けるため、それらの説明を省略する。図9
では、図6に示された音声出力部30内のビットシフト
部8が除去され、図6に示された記憶部21および制御
部20の代わりに記憶部23および制御部22が設けら
れている。
【0068】図9において、記憶部23は、図7に示す
マイク入力音制御用の制御信号情報を予め記憶してい
る。制御部22は、比較部5における比較結果、すなわ
ち処理部4で算出された平均音声振幅レベルと基準振幅
レベルとの比較結果に基づいた制御信号をマイク音ビッ
トシフト部19に出力する。マイク音ビットシフト部1
9は、制御部20から出力された制御信号に基づいてA
/D変換部3から出力されたデジタル音声信号をビット
シフトさせる。
【0069】図10を用いて、図9に示した携帯電話機
の好適な一例の動作を説明する。図9におけるステップ
51ないし66は、図8に示されたステップ21ないし
36と同一であり、冗長を避けるため、ここではその説
明を省略する。本実施の形態に係る携帯電話機では、使
用者の入力音声レベルに基づいて、マイク音ビットシフ
ト部19において通話相手先に送信する音声信号レベル
をシフトする。しかしながら、スピーカ11から出力さ
れる音声レベルは使用者の入力音声レベルに何ら依存し
ない。すなわち、相手先から送信されてきた音声信号の
レベルが、そのままのレベルでスピーカ11から出力さ
れる。したがって、送信する音声信号レベルのビットシ
フト処理が実行されると(S66)、出力音声レベルは
何ら制御されずに、再度通話が終了したか否かが判断さ
れる(S53)。
【0070】このように、本実施の形態に係る携帯電話
機によれば、使用者がたとえ小声、もしくは大声で話し
たとしても、相手先には常に基準振幅レベル付近の音声
レベルで送信されるため、使用者のマイク位置のずれな
どに伴う入力音レベルの低下や、くしゃみなどに伴う急
激な入力音レベルの増加によって生じる聞こえづらさを
解消することができる。一方、本実施の形態に係る携帯
電話機では、スピーカ11から出力される相手先音声信
号のレベルは何ら制御されないため、相手先が発する音
声信号のレベルに応じてスピーカ11から出力される音
量も変化してしまう。しかしながら、この場合には、相
手先も本実施の形態に係る携帯電話機を用いて通話を行
えば、相手先の携帯電話機から出力される音声信号のレ
ベルは常に基準振幅レベル付近に制御されるため、結果
としてスピーカ11から出力される音声信号のレベルを
常に基準振幅レベル付近に制御することが可能となる。
【0071】以上、本発明について好適な実施の形態を
参照して説明したが、本発明の携帯端末装置は、上記実
施の形態に限定されるものではない。たとえば、本実施
の形態の携帯端末装置では、図4および7に示すよう
に、制御部から出力される制御信号を5つに設定してい
るが、制御信号の数については何ら限定されない。ま
た、それに伴って差分値Dのしきい値および各制御信号
に対するビットシフト数についても何ら限定されない。
ただし、相手先に送信する使用者の入力音声レベルおよ
びスピーカから出力される相手先の出力音声レベルをよ
り細かに制御するために、制御信号を数多く設け、差分
値Dのしきい値を細かに設定することが好ましい。
【0072】また、本発明の第1および第2の実施例に
係る携帯端末装置では、図2のステップ16ないし18
および図8のステップ38ないし40に示すように、
「シフトしない」を意味する制御信号を入力されたとき
に、通話相手先の音声信号のレベルを前回ビットシフト
したビット数をシフトしてスピーカ11から出力してい
るが、相手先に送信する使用者の入力音声レベルのビッ
トシフト制御と同様にして、スピーカ11から出力され
る通話相手先の音声信号のレベルを基準振幅レベルで処
理してもよい。すなわち、例えば使用者が入力するマイ
ク入力音声の振幅レベルが基準振幅レベルよりも大きく
なって、通話相手先の音声信号のレベルを1度ビットシ
フトさせた後に、使用者が入力するマイク入力音声の振
幅レベルが基準振幅レベルに戻り、「シフトしない」を
意味する制御信号が入力されたときには、基準振幅レベ
ルによって通話相手先の音声信号を出力してもよい。
【0073】さらに、本実施の形態の携帯端末装置で
は、基準振幅レベルを通話開始直後の所定時間内におけ
る使用者の第一声目の平均振幅レベルから検出している
が、この基準振幅レベルの検出タイミングは何ら限定さ
れない。すなわち、通話を開始して一定時間が経過した
後の所定時間内における使用者の入力音声の平均振幅レ
ベルから検出してもよい。また、使用者もしくは製造者
がキー入力部16を操作することによって、基準振幅レ
ベルを予め設定しておいても何ら問題はない。
【0074】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の第1およ
び2の実施の形態に係る携帯端末装置によれば、使用者
が入力した音声レベルが基準振幅レベルよりも小さくな
った場合には、スピーカから出力される相手先の音声レ
ベルを低下させる一方、使用者が入力した音声レベルが
基準振幅レベルよりも大きくなった場合には、スピーカ
から出力される相手先の音声レベルを増加させており、
使用者が入力した音声レベルに応じてスピーカから出力
される相手先の音声レベルを制御するため、使用者の意
志によって受話音量を自動的に調整することができる。
【0075】また、本発明の第1および2の実施の形態
に係る携帯端末装置によれば、使用者が入力するマイク
入力音声の振幅レベルが基準振幅レベルよりも大きくな
って、スピーカ11から出力される通話相手先の音声信
号のレベルを1度ビットシフトさせた後に、使用者が入
力するマイク入力音声の振幅レベルが基準振幅レベルに
戻ったとしても、前回ビットシフトした振幅レベルによ
って通話相手先の音声信号をスピーカ11から出力する
ため、使用者の口が無意識にマイクから遠ざかることに
よって、使用者の入力音声レベルが基準振幅レベルに戻
ったとしても、スピーカから出力される相手先の音声レ
ベルはそれまでの出力音声レベルで保持することができ
る。
【0076】また、本発明の第2および3の実施の形態
に係る携帯端末装置によれば、マイク1から取り込む入
力音声レベルが一時的に変化して、基準振幅レベルと大
きくかけ離れたとしても、使用者の入力音声レベルは基
準振幅レベルと同程度のレベルの信号となるように修正
されて相手先に送信されるため、使用者のマイク位置の
ずれや、くしゃみなどによって生じる入力音声レベルの
一時的な変動が通話相手先に与える聞き取り難さや不快
感を解消させることができ、相手先が音量ボタンを操作
して受話音量を調節する必要もなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る携帯端末装置
の好適な一例の回路構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した携帯情報端末の好適な一例の動作
を示すフローチャートである。
【図3】図1に示した携帯端末装置の回路構成のうち、
主要構成要素を抽出したブロック図である。
【図4】図1に示したビットシフト部8でビットシフト
されるシフト数と制御部7から出力される制御信号との
好適な一例の関係を示す図である。
【図5】マイク1に入力される音声信号およびスピーカ
11から出力される音声信号の好適な一例の波形図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る携帯端末装置
の好適な一例の回路構成を示すブロック図である。
【図7】図1に示したマイク音ビットシフト部19でビ
ットシフトされるシフト数と制御部20から出力される
制御信号との好適な一例の関係を示す図である。
【図8】図6に示した携帯情報端末の好適な一例の動作
を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係る携帯端末装置
の好適な一例の回路構成を示すブロック図である。
【図10】図9に示した携帯情報端末の好適な一例の動
作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 マイク 2 レベル検出部 3 A/D変換部 4 処理部 5 比較部 6 記憶部 7 制御部 8 ビットシフト部 9 D/A変換部 10 アンプ部 11 スピーカ 12 音声符号化部 13 音声復号化部 14 無線部 15 アンテナ 16 キー入力部 17 表示部 18 報知部 19 マイク音ビットシフト部 20 制御部 21 記憶部 22 制御部 23 記憶部 30 音声出力部 31 音声入力部 32 音声入力部 33 音声出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 1/00 H04M 1/24 H04M 1/58 - 1/62 H04M 1/66 - 1/78 H04B 7/26

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声を入力する入力手段と、音声を出力
    する出力手段と、前記入力手段によって入力される音声
    のレベルを検出する検出手段と、前記検出手段によって
    検出された入力音声レベルに応じて、前記出力手段によ
    って出力される音声のレベルと、前記入力手段によって
    入力された音声のレベルのうち少なくとも一方を制御す
    る制御手段とを有し、さらに、 前記検出手段によって検出された第1の入力音声レベル
    を基準レベルに設定する設定手段と、 前記基準レベルと、前記検出手段によって検出された第
    2の入力音声レベルと、を比較する比較手段と、を有
    し、 前記制御手段は、 前記比較手段の結果に応じて、前記出力手段によって出
    力される音声のレベルと、前記入力手段によって入力さ
    れた音声のレベルのうち少なくとも一方を制御すること
    を特徴とする携帯端末装置。
  2. 【請求項2】 音声を入力する入力手段と、 音声を出力する音声出力手段と、 通話開始後最初に前記入力手段によって入力される第1
    の音声のレベルを検出する第1の検出手段と、 前記第1の検出手段によって前記第1の音声のレベルを
    検出した後、前記入力手段によって入力される第2の音
    声のレベルを検出する第2の検出手段と、 前記第1の音声のレベルと、前記第2の音声のレベルと
    の差分値を算出する算出手段と、 前記差分値が、予め定められた第1のしきい値より大き
    い場合に、前記音声出力手段によって出力される音声の
    レベルを増加させる第1の制御信号を出力する第1の出
    力手段と、 前記差分値が、予め定められた第2のしきい値以上であ
    り、かつ前記第1のしきい値以下である場合に、前記音
    声出力手段によって出力される音声のレベルを増加およ
    び減少させない第2の制御信号を出力する第2の出力手
    段と、 前記差分値が、前記第2のしきい値より小さい場合に、
    前記音声出力手段によって出力される音声のレベルを減
    少させる第3の制御信号を出力する第3の出力手段と、 前記第1、第2および第3の制御信号に基づいて前記音
    声出力手段によって出力される音声のレベルを制御する
    制御手段と、 を有することを特徴とする携帯端末装置。
  3. 【請求項3】 音声を入力する入力手段と、 通話開始後最初に前記入力手段によって入力される第1
    の音声のレベルを検出する第1の検出手段と、 前記第1の検出手段によって前記第1の音声のレベルを
    検出した後、前記入力手段によって入力される第2の音
    声のレベルを検出する第2の検出手段と、 前記第1の音声のレベルと、前記第2の音声のレベルと
    の差分値を算出する算出手段と、 前記差分値が、予め定められた第1のしきい値より大き
    い場合に、前記音声出力手段によって出力される音声の
    レベルを減少させる第1の制御信号を出力する第1の出
    力手段と、 前記差分値が、予め定められた第2のしきい値以上であ
    り、かつ前記第1のしきい値以下である場合に、前記音
    声出力手段によって出力される音声のレベルを増加およ
    び減少させない第2の制御信号を出力する第2の出力手
    段と、 前記差分値が、前記第2のしきい値より小さい場合に、
    前記音声出力手段によって出力される音声のレベルを増
    加させる第3の制御信号を出力する第3の出力手段と、 前記第1、第2および第3の制御信号に基づいて前記入
    力手段によって出力された音声のレベルを制御する制御
    手段と、 を有することを特徴とする携帯端末装置。
  4. 【請求項4】 音声を入力する入力手段と、 音声を出力する出力手段と、 前記入力手段によって入力される音声のレベルを検出す
    る検出手段と、 前記検出手段によって検出された入力音声レベルと、基
    準レベルとを比較する比較手段と、 前記比較手段によって前記入力音声レベルが前記基準レ
    ベルよりも大きいと判断された場合に、前記入力手段に
    よって入力された音声のレベルを減少させるとともに前
    記出力手段によって出力される音声のレベルを増加さ
    せ、前記入力音声レベルが前記基準レベルよりも小さい
    と判断された場合に、前記入力手段によって入力された
    音声のレベルを増加させるとともに前記出力手段によっ
    て出力される音声のレベルを減少させる制御手段と、 前記入力手段によって入力された音声のレベルの制御お
    よび前記出力手段によって出力される音声のレベルの制
    御を選択する選択手段と、 を有することを特徴とする携帯端末装置。
  5. 【請求項5】 前記基準レベルは、通話開始直後に入力
    された音声のレベルであることを特徴とする請求項1ま
    たは4記載の携帯端末装置。
  6. 【請求項6】 前記基準レベルは、通話終了時に消去さ
    れることを特徴とする請求項5記載の携帯端末装置。
  7. 【請求項7】 前記基準レベルとして、通話開始直後に
    入力された音声のレベルおよび予め定められたレベルの
    うちいずれか一方を選択する選択手段を有することを特
    徴とする請求項1または4記載の携帯端末装置。
  8. 【請求項8】 音声を入力する入力手段と、 音声を出力する音声出力手段と、 通話開始後最初に前記入力手段によって入力される第1
    の音声のレベルを検出する第1の検出手段と、 前記第1の検出手段によって前記第1の音声のレベルを
    検出した後、前記入力手段によって入力される第2の音
    声のレベルを検出する第2の検出手段と、 前記第1の音声のレベルと、前記第2の音声のレベルと
    の差分値Dを算出する算出手段と、 前記差分値が、予め定められた第1のしきい値より大き
    い場合に、前記入力手段によって入力された音声のレベ
    ルを減少させるとともに、前記音声出力手段によって出
    力される音声のレベルを増加させる第1の制御信号を出
    力する第1の出力手段と、 前記差分値が、予め定められた第2のしきい値以上であ
    り、かつ前記第1のしきい値以下である場合に、前記入
    力手段によって入力された音声のレベル、および前記音
    声出力手段によって出力される音声のレベルを増加およ
    び減少させない第2の制御信号を出力する第2の出力手
    段と、 前記差分値が、前記第2のしきい値より小さい場合に、
    前記入力手段によって入力された音声のレベルを増加さ
    せるとともに、前記音声出力手段によって出力される音
    声のレベルを減少させる第3の制御信号を出力する第3
    の出力手段と、 前記第1、第2および第3の制御信号に基づいて、前記
    入力手段によって入力された音声のレベル、および前記
    音声出力手段によって出力される音声のレベルを制御す
    る制御手段と、 を有することを特徴とする携帯端末装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記第2の出力手段に
    よって前記第2の制御信号が出力されたとき、それ以前
    に出力された第1および第3の制御信号に基づいて前記
    音声出力手段によって出力される音声のレベルを制御す
    ることを特徴とする請求項2または8記載の携帯端末装
    置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、前記第2の出力手段
    によって前記第2の制御信号が出力されたとき、その直
    前に出力された第1もしくは第3の制御信号に基づいて
    前記音声出力手段によって出力される音声のレベルを制
    御することを特徴とする請求項2または8記載の携帯端
    末装置。
  11. 【請求項11】 前記第1の音声のレベルは、通話終了
    時に消去されることを特徴とする請求項2、3または8
    記載の携帯端末装置。
  12. 【請求項12】 前記レベルは、音声振幅レベルである
    ことを特徴とする請求項2、3、4または8記載の携帯
    端末装置。
  13. 【請求項13】 前記携帯端末装置が、携帯電話機であ
    ることを特徴とする請求項12記載の携帯端末装置。
  14. 【請求項14】 通話が開始されたか否かを判断するス
    テップと、 音声を入力するステップと、 前記判断ステップによって通話開始が判断された直後
    に、第1の所定時間毎に前記入力ステップによって入力
    される音声のレベルを抽出する第1の抽出ステップと、 前記判断ステップによって通話開始が判断された直後の
    第2の所定時間内に前記第1の抽出ステップによって抽
    出された入力音声レベルの平均値を算出する第1の算出
    ステップと、 前記第1の算出ステップによって算出された前記平均値
    を基準レベルに設定するステップと、 前記第2の所定時間経過後に、第3の所定時間毎に前記
    入力ステップによって入力される音声のレベルを抽出す
    る第2の抽出ステップと、 前記第2の所定時間経過後の第4の所定時間内に前記第
    2の抽出ステップによって抽出された入力音声レベルの
    平均値を算出する第2の算出ステップと、 前記第2の算出ステップによって算出された前記平均値
    を前記基準レベルと比較する比較ステップと、 前記比較ステップの結果に基づいて、前記入力ステップ
    によって入力された音声のレベル、および出力される音
    声のレベルのうち少なくとも一方を制御するステップ
    と、 通話が終了したか否かを判定するステップと、 前記判定ステップによって通話が終了したと判断された
    場合に、前記基準レベルを消去するステップと、 を有することを特徴とする携帯端末装置の音声レベル制
    御方法。
  15. 【請求項15】 前記比較ステップにおいて、前記入力
    音声レベルの平均値が、前記基準レベルよりも大きいと
    判断された場合に、出力される音声のレベルを増加させ
    るステップと、 前記比較ステップにおいて、前記入力音声レベルの平均
    値が、前記基準レベルよりも小さいと判断された場合
    に、出力される音声のレベルを減少させるステップと、 を有することを特徴とする請求項14記載の携帯端末装
    置の音声レベル制御方法。
  16. 【請求項16】 前記比較ステップにおいて、前記入力
    音声レベルの平均値が、前記基準レベルよりも大きいと
    判断された場合に、入力された音声のレベルを減少させ
    るステップと、 前記比較ステップにおいて、前記入力音声レベルの平均
    値が、前記基準レベルよりも小さいと判断された場合
    に、入力された音声のレベルを増加させるステップと、 を有することを特徴とする請求項14記載の携帯端末装
    置の音声レベル制御方法。
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