JP3017127B2 - 音声認識応答装置 - Google Patents

音声認識応答装置

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JP3017127B2 JP9107371A JP10737197A JP3017127B2 JP 3017127 B2 JP3017127 B2 JP 3017127B2 JP 9107371 A JP9107371 A JP 9107371A JP 10737197 A JP10737197 A JP 10737197A JP 3017127 B2 JP3017127 B2 JP 3017127B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は音声認識応答装置に
関し、特に回線品質に対応して音声の応答レベルを変化
させる音声認識応答装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から音声認識応答装置として、電話
回線を介して入力される音声を認識し、これに応じた応
答をする各種案内システムが一般化している。このよう
なシステムでは平均的な回線品質を想定して、応答レベ
ルを装置の製造時に固定的に設定するか、システム建設
時に半固定的に設定していた。また、高級な制御を行う
音声認識応答装置としては、例えば特開昭63−301
998号公報に示されるものがある。この音声認識応答
装置について図2のブロック図を参照して説明すると、
電話機1が電話回線2を介して音声認識応答装置9に接
続し、音声認識応答装置9は、入力信号の信号レベルと
雑音レベルのS/N比を計算するS/N計算部10と、
S/N計算部10の結果により応答音声の信号レベルと
雑音レベルとの比を決定する制御部11と、音声応答部
12と、音声認識部13とで構成される。
【0003】次に、この従来の音声認識応答装置9の動
作について説明する。発声された音声は、電話機1から
電話回線2を介して音声認識応答装置9に入力する。音
声認識応答装置9内のS/N計算部10では、入力信号
の信号レベルと雑音レベルのS/N比(以下ISNと記
す)を計算し、さらに音声認識部13で音声認識処理を
行う。次に、制御部11で、発声者に次の発声を促す文
言を選択しこれを音声応答部12に出力する。制御部1
1は、同時に、音声応答部12の応答音声信号のS/N
比(以下OSNと記す)をS/N計算部10からのIS
Nに応じて決定し、これを音声応答部12に出力する。
例えばOSN=α・ISN(ただし、αは定数)であ
る。音声応答部12は、電話回線2に制御部11で決定
されたOSNを保持して応答音声を出力し、発声者に文
言を知らせるよう構成されている。従って、この時発声
者が聞く応答音声のS/N比は、前に自分自身が発声し
た声のS/N比に比例している。そこで、この応答音声
を聞いた発声者は、例えば応答音声のS/N比が低い場
合には、周囲雑音があるとか声が小さいと判断して、自
然に次には大きな声で発声するとか、又は周囲雑音が入
らないようにするであろうと期待している。
【0004】また、他の従来の音声認識応答装置とし
て、特公平3−52638号公報に示されるものがあ
る。この従来の音声認識応答装置について図3のブロッ
ク図を参照して説明すると、電話機1から交換機14お
よび網制御回路15を介して、音声認識応答装置16に
接続する。音声認識応答装置16は、入力音声の音声レ
ベルを検出する音声レベル検出部17を含む音声認識部
18と、応答音声の出力レベルを調整する応答レベル調
整部19とを含む音声応答部20と、これら各部および
網制御回路15を制御する情報処理装置21とで構成さ
れる。なお音声レベル検出部17と応答レベル調整部1
9との間には、レベル調整用の情報を転送するためのレ
ベル調整ループ22を設けてある。
【0005】次に、この従来の音声認識応答装置16の
動作について説明する。発声された音声は電話機1から
交換機14および網制御回路15を介して、音声認識応
答装置16に入力する。音声認識部18内の音声レベル
検出部17により発声された音声のレベルが検出され、
この検出された音声レベルに応じて、レベル調整ループ
22を通じて、音声応答装置20内の音声レベル調整部
19を制御する。このときの制御の内容は、検出音声レ
ベルが小さい場合は応答音声レベルを小さく、検出音声
レベルが大きい時は応答音声レベルを大きくするように
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の音声認
識応答装置は、いずれも何らかの問題点があり、例えば
最初に示したレベルを固定するものでは、回線の状態に
よっては、応答音が大きく聞こえたり、小さく聞こえて
しまい、利用するたびに応答音のレベルが異なるという
問題点がある。特に回線品質が悪い場合には、応答音が
聞き取りづらくなるため、利用者の使い勝手が悪くなる
という問題点がある。また、入力信号の信号レベルと雑
音レベルのS/N比を計算するもの、および入力音声の
音声レベルを検出するものの場合は、回線の状態が悪い
場合に、人間の心理的作用を利用することを意図してい
るため、大きな入力レベルを確保するためには応答レベ
ルを小さくするようにしている。このため、装置利用者
が音声認識応答装置を機械であると認識すると、聞き取
り難いからと言って大きな声を出してくれると言う保証
はなく、レベルを固定するものよりさらに聞き取りづら
くなるという可能性もあるという問題点がある。
【0007】特に、音声認識応答装置側で、装置利用者
の音声が小さすぎて支障がある場合以外は、装置利用者
の音声が多少大きくても小さくても、音声認識応答装置
側の音声を最初から適正と思われるレベルで出力しても
何らの問題もなく、よりサービス性が高いと判断され
る。
【0008】本発明の目的は、電話回線を介して入力さ
れる音声から回線品質を検出して応答レベルを調整する
ことにより、装置利用者に回線品質に左右されない聞き
取りやすいレベルで音声応答を出力することを可能にし
た電話音声認識応答装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の音声認識応答装
置は、電話機と電話回線を介して接続し、受信する音声
を認識する音声認識部と、前記音声認識部の認識した音
声に対する応答を作成し前記電話機に出力する音声応答
部とを備える音声認識応答装置において、前記受信する
音声のレベルと信号雑音比率とから前記電話回線の回線
品質の程度を検出する回線品質検出部と、前記回線品質
検出部の検出する回線品質の程度により前記音声応答部
の出力する音声の応答レベルを調整する応答レベル調整
部とを備える構成である。
【0010】
【0011】本発明の音声認識応答装置は、前記応答レ
ベル調整部が、前記電話回線の回線品質の程度が標準値
より悪ければ音声の応答レベルを上げ、良ければ下げる
様調整してもよい。
【0012】本発明の音声認識応答装置は、前記応答レ
ベル調整部が、前記電話回線の回線品質の程度が標準値
より悪ければ音声の応答レベルを上げ、良ければ標準値
のままとする様調整してもよい。
【0013】[作用]電話回線を介して入力される音声
から回線品質を検出し、検出結果から利用者が聞き取り
やすいレベルに応答レベルを調整している。このため、
応答レベルを設定する必要がない。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0015】図1は本発明の実施の形態を示すブロック
図である。
【0016】電話機1は、電話回線2を介して電話音声
認識応答装置8に接続する。電話音声認識装置8は、電
話機1から入力される音声の回線品質を検出する回線品
質検出部3と、入力される音声を認識する音声認識部6
と、認識結果を処理して音声応答部5に応答信号を出力
する制御部4と、制御部4からの応答信号を音声信号と
して出力する音声応答部5と、回線品質検出部3で検出
する回線品質に応じて回線品質が良い場合には応答レベ
ルを小さくし、回線品質が悪い場合には応答レベルを大
きくする応答レベル調整部7とから構成される。
【0017】次に動作について説明する。
【0018】電話音声認識応答装置8は、電話回線2を
介して電話機1と接続される。電話機1からの音声は回
線品質検出部3および音声認識部6に入力され、ここで
音声認識される。認識された音声は制御部4により処理
され、この処理結果は音声応答部5により音声信号に合
成されて応答音声として電話機1に出力される。この発
明における装置においては回線品質検出部3が、入力音
声から回線品質を検出する。この検出した回線品質に応
じて応答レベル調整部7が音声応答部5の出力の応答レ
ベルを調整する。
【0019】前述の回線品質検出部3は、回線品質を検
出するためのパラメータとして、入力音声のレベルおよ
び入力レベルと雑音レベルとのS/N比を用いる。例え
ば、LC(回線品質)=α(定数)・IL(入力音声レベル)・SN
(S/N比)である。
【0020】応答レベル調整部7は、応答レベルを、回
線品質が悪い場合には応答音声レベルを大きくし、回線
品質が良い場合には応答レベルを小さくするよう調整す
る。例えば、OL'(応答レベル)=α(定数)・OL(調整前の
応答レベル)/LC(回線品質)である。
【0021】なお、前述の実施の形態では、入力音声レ
ベルおよびS/N比により回線品質を検出する場合につ
いて説明したが、利用状況においてはいずれか一方の使
用でもかまわない。また、応答レベルの調整において回
線品質が良い場合に応答レベルを小さくする必要がなけ
れば小さくする調整を省いてもかまわない。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、装
置利用者は電話回線の品質に影響されない応答レベルで
応答音を聞くことができ、マンマシンインターフェース
の円滑化を図ることができるという効果が有る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】従来の音声認識応答装置のブロック図である。
【図3】他の従来の音声認識応答装置のブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 電話機 2 電話回線 3 回線品質検出部 4 制御部 5 音声応答部 6 音声認識部 7 応答レベル調整部 8 電話音声認識応答装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塚田 聡 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気 株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−1199(JP,A) 特開 平5−347658(JP,A) 特開 昭61−260298(JP,A) 特開 平9−130281(JP,A) 実開 平2−47700(JP,U) 特許2867425(JP,B2) 特公 平3−52638(JP,B2) 特公 平8−23760(JP,B2) 米国特許5907823(US,A) 欧州特許出願公開763888(EP,A 2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10L 15/22 G10L 15/00 G10L 15/28 G10L 21/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話機と電話回線を介して接続し、受信
    する音声を認識する音声認識部と、前記音声認識部の認
    識した音声に対する応答を作成し前記電話機に出力する
    音声応答部とを備える音声認識応答装置において、前記
    受信する音声のレベルと信号雑音比率とから前記電話回
    線の回線品質の程度を検出する回線品質検出部と、前記
    回線品質検出部の検出する回線品質の程度により前記音
    声応答部の出力する音声の応答レベルを調整する応答レ
    ベル調整部とを備えることを特徴とする音声認識応答装
    置。
  2. 【請求項2】 前記応答レベル調整部が、前記電話回線
    の回線品質の程度が標準値より悪ければ音声の応答レベ
    ルを上げ、良ければ下げる様調整することを特徴とする
    請求項1記載の音声認識応答装置。
  3. 【請求項3】 前記応答レベル調整部が、前記電話回線
    の回線品質の程度が標準値より悪ければ音声の応答レベ
    ルを上げ、良ければ標準値のままとする様調整すること
    を特徴とする請求項1記載の音声認識応答装置。
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