JP4260046B2 - 音声明瞭度改善装置及び音声明瞭度改善方法 - Google Patents

音声明瞭度改善装置及び音声明瞭度改善方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4260046B2
JP4260046B2 JP2004058706A JP2004058706A JP4260046B2 JP 4260046 B2 JP4260046 B2 JP 4260046B2 JP 2004058706 A JP2004058706 A JP 2004058706A JP 2004058706 A JP2004058706 A JP 2004058706A JP 4260046 B2 JP4260046 B2 JP 4260046B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound
pressure level
sound pressure
noise
audio
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004058706A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005252538A (ja
Inventor
徹 丸本
望 齊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alpine Electronics Inc filed Critical Alpine Electronics Inc
Priority to JP2004058706A priority Critical patent/JP4260046B2/ja
Priority to US11/070,837 priority patent/US7747028B2/en
Publication of JP2005252538A publication Critical patent/JP2005252538A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4260046B2 publication Critical patent/JP4260046B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G3/00Gain control in amplifiers or frequency changers
    • H03G3/20Automatic control
    • H03G3/30Automatic control in amplifiers having semiconductor devices
    • H03G3/32Automatic control in amplifiers having semiconductor devices the control being dependent upon ambient noise level or sound level
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS TECHNIQUES OR SPEECH SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING TECHNIQUES; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L21/00Speech or voice signal processing techniques to produce another audible or non-audible signal, e.g. visual or tactile, in order to modify its quality or its intelligibility
    • G10L21/02Speech enhancement, e.g. noise reduction or echo cancellation
    • G10L21/0208Noise filtering
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS TECHNIQUES OR SPEECH SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING TECHNIQUES; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L21/00Speech or voice signal processing techniques to produce another audible or non-audible signal, e.g. visual or tactile, in order to modify its quality or its intelligibility
    • G10L21/02Speech enhancement, e.g. noise reduction or echo cancellation
    • G10L21/0208Noise filtering
    • G10L21/0264Noise filtering characterised by the type of parameter measurement, e.g. correlation techniques, zero crossing techniques or predictive techniques

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computational Linguistics (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Audiology, Speech & Language Pathology (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)

Description

本発明は音声明瞭度改善装置及び音声明瞭度改善方法に係わり、特に、聴力の劣化をきたす音量レベル(最大許容レベル)を考慮して騒音下であっても案内音声等を明瞭に受聴できるようにした音声明瞭度改善装置及び音声明瞭度改善方法に関する。
カーナビゲーションシステムやハンズフリー電話システムの音声出力部においてラウドネス補償技術を用いた音声明瞭度改善装置が採用されている。この音声明瞭度改善装置は、カーオーディオの再生音やエンジン音、走行雑音等の騒音があると案内音声、通知音声等が聴き取りにくくなるため、これら騒音が存在しても音声を明瞭に聞き取れるようにするもので、騒音のレベルに応じて音声ボリュームを適切に調整することを可能とするものである。
図7は従来の音声明瞭度改善装置の構成図である(例えば特許文献1参照)。この音声明瞭度改善装置1は、音声の音量を手動で調整する音量調整部11、音声が明瞭になるように音声のゲインGを制御するゲイン補正部(アッテネータやゲイン可変器などで構成される)12、音声信号を増幅するアンプ13、音声を空間に放射するスピーカ14、騒音及び音声の合成音を検出するマイク15、音声信号と騒音信号を分離して出力する信号分離部16、ラウドネス補償技術を用いて音声が明瞭になるように音声のゲインGoptを算出するラウドネス補償ゲイン算出部17、スピーカ4からマイク5までの音響伝搬系の伝達特性を求める際に用いる白色雑音源18、スイッチ部19を含んで構成されている。なお、音声明瞭度改善装置1とは別にオーディオ音再生部2が存在している。このオーディオ音再生部2は、CDプレーヤ,ミニディスクプレーヤ、チューナなどのオーディオソース21、アンプ22、スピーカ23を備えており、スピーカ23からオーディオ再生音を出力する。
音声明瞭度改善装置1において、音量調整部11は、ナビゲーション装置から入力する案内音声信号の音量調整を行う。ゲイン補正部12は、音量調整後の案内音声信号にゲインを付与するもので、ラウドネス補償ゲイン算出部17によって算出されたゲインGoptを案内音声信号に乗算する。アンプ13は、ゲイン補正部12から出力する案内音声信号を増幅する。スピーカ14は、アンプ13から入力する案内音声を車室内に放射し、マイクロホン15は、オーディオ音再生部2のスピーカ23から出力するオーディオ再生音、周囲の雑音、案内音声の合成音を取り込んで信号分離部16に入力する。
信号分離部16は、音声信号と騒音信号(オーディオ再生音信号と雑音信号の合成信号)とを分離するもので、スピーカ14からマイクロホン15までの音響系のインパルス応答を模擬する同定フィルタ16a、演算部16b、適応制御装置16cで構成されている。適応制御装置16cにおいて、適応制御部(LMS)31は適応制御によりスピーカ14からマイク15までの音響伝搬系のインパルス応答を同定して適応フィルタ32にセットする。この適応制御により求められた音響伝搬系の伝達特性は同定フィルタ16aにコピーされる。
ラウドネス補償ゲイン算出部17は、同定フィルタ16aから出力される案内音声信号と演算部16bから出力される騒音信号(オーディオ再生音信号・雑音信号)とに基づいて、案内音声信号に加える最適のゲインGoptを算出し、この算出されたゲイン値をゲイン補正部12に入力する。以下にラウドネス補償ゲイン算出の原理を説明する。
図8は、物理的な音圧レベルと、その音を人間が聞いているときに感じる「音の大きさ(ラウドネスと呼ぶ)」との対応関係を示したものでラウドネス曲線と呼ばれるものである。ラウドネス曲線において、横軸は物理的な音圧レベル(単位はSound Pressure Level SPL(dB))で、縦軸は人の感じる音の大きさを数値化したラウドネス(単位はsone)である。図8において(a)は静かな環境でのラウドネス曲線、(b)は雑音下でのラウドネス曲線である。ただし、(b)は、人の最小可聴値が約35dB上昇するような雑音の中での曲線であって、雑音が変化することによりこの曲線も様々に変化する。
ラウドネス曲線は縦軸のラウドネスの数値が同じであれば、人は音が同じ大きさであると感じていることを表している。よって、人が0.1soneの大きさに感じる音は、(a)の静かな環境では12dB SPLの物理的音圧レベルでよいが、(b)の雑音下では37dB SPLの物理的音圧レベルが必要である。言い換えると、静かな環境における12dB SPLの音と同じ大きさで人に聞かせるためには、(b)の雑音下では37dB SPLの音を出してやる必要がある。つまり25dBのゲインを加えなくてはならない。また、人が1soneの大きさに感じる音は、(a)の静かな環境では42dB SPLの物理的音圧レベルであるが、(b)の雑音下では49dB SPLの物理的音圧レベルが必要で、7dBのゲインを加えなくてならない。
以上より、同じ雑音下であっても案内音声信号のレベルによってゲインを変えてやる必要がある。同じ雑音下での音声信号レベルとゲインとの関係を示したグラフを図9に示す。図9の横軸は静かな環境の物理的音圧レベル(音声信号レベルに相当)で、縦軸は図8(b)の雑音下において音声を静かな環境で聞いていたのと同じ大きさに聞こえるために必要なゲイン値である。以上では、雑音環境として図8(b)に示すように、人の最小可聴値が約35dB上昇する場合を説明したが、図10に示すように雑音レベルが変化することによりラウドネス曲線は様々に変化し、従って、ゲイン・信号特性も図11に示すように雑音環境に応じて変化する。尚、図10において(a)はラウドネスをφ、音の強さをIで表現した時、次式
φ=KI
で与えられる理想的なラウドネス曲線である。(b)は血液の流れる音等の生理的雑音のみで外部雑音がない場合(図8(a)の静穏状態に対応)のラウドネス曲線、(c)は最小可聴値を15dB上昇させる雑音が発生している状態でのラウドネス曲線、(d)は最小可聴値を35dB上昇させる雑音が発生している状態でのラウドネス曲線、(e)は最小可聴値を55dB上昇させる雑音が発生している状態でのラウドネス曲線である。
以上より、ラウドネス補償ゲイン算出部17は (1) あらかじめ種々の騒音レベルにおけるゲイン・信号特性(図11参照)を内蔵のメモリに記憶しておき、(2) 実際の車室内の騒音レベルに応じたゲイン・信号特性を選び、(3) 該ゲイン・信号特性を参照して案内音声信号レベルに応じた最適なゲインGoptを算出し、(4) そのゲインGoptをゲイン補正部12に入力する。ゲイン補正部12はゲインGoptを案内音声信号に乗算する。これによって、騒音の中であっても、静かな環境と同等の音声を聞く事ができる。
図7の音声明瞭度改善装置1では通常動作を開始する前にスピーカ・マイク間の音響伝搬系のインパルス応答を同定して同定フィルタ16aに設定する必要がある。同定に際して、音声信号とオーディオ再生音信号を共に0にする。かかる状態において、白色雑音源18を起動し、かつ、スイッチ19をオンすると、白色雑音はアンプ13を通ってスピーカ14に到り、車室内音響空間に放射され、マイクロホン15により検出される。白色雑音はまた適応制御装置16cに入力し、適応フィルタ32でフィルタリング処理を施される。演算部16bはマイクロホン15による検出信号から適応フィルタ32の出力信号を減算し、その差をエラー信号として適応制御装置16cにフィードバックする。適応制御部31は誤差信号のパワーが最小になるようLMSアルゴリズムによる適応制御を行って適応フィルタ(FIRフィルタ)32の係数を決定して設定する。以後、上記適応制御が繰り返され、最終的に適応フィルタ32の出力とマイクロホン出力が等しくなり、これにより適応フィルタ32に伝搬音響系のインパルス応答が設定される。厳密には、アンプ13の入力からマイクロホン15までのインパルス応答特性(伝達特性)が適応フィルタ32に設定される。
伝搬音響系のインパルス応答の同定が終了した後、フィルタ16aに適応フィルタ32の係数をコピーし、スイッチ10をオフして通常動作可能状態にする。
通常動作において、フィルタ16aは音量調整部11、ゲイン補正部12を介して入力する案内音声信号に伝搬音響系のインパルス応答特性を付与して、観測点(マイク位置)におけるオーディオ信号を模擬的に発生し、ラウドネス補償ゲイン算出部17に入力する。又、演算部16bはマイク15から出力する観測点における合成音信号から案内音声信号を減算して騒音信号(オーディオ再生音+外部雑音)を発生し、ラウドネス補償ゲイン算出部17に入力する。
ラウドネス補償ゲイン算出部17は、騒音レベルに応じたゲイン・信号特性を選択し、該ゲイン・信号特性を参照して案内音声信号レベルに応じたゲインGoptを決定してゲイン補正部12に入力する。すなわち、ラウドネス補償ゲイン算出部17は、騒音が発生している環境における案内音声信号のラウドネスを、雑音のない環境における案内音声信号のラウドネスに等しくするためのゲインGoptをゲイン補正部12に入力する。ゲイン補正部12は、入力案内音声信号にゲインGoptを乗算する。以後、上記と同一の制御が繰り返され、騒音の中であっても可能な限り騒音が無い状態と同等に案内音声を受聴できるようになる。
以上のように、従来の音声明瞭度改善装置では騒音下であっても案内音声等を明瞭に受聴することができる。
ところで、車室内騒音の静粛化や、カーオーディオ機器、オーディオビジュアル機器、ナビゲーション装置(以下AV機器)に代表される車載機の普及に伴い、車室内にてAVソース(音楽やTV音声、ナビゲーション音声を含む)を聴取する割合が高くなっている。かかるAVソースのアンプのレベルは誰もが満足するレベルまでボリュームアップできる様になっており、また、車室内はプライベート空間として手頃な空間であり、ユーザーは普段(例えば、家庭内)より周りを気にすることなくAVソースを大き目の音量で聴いてしまうこともある。
オーディオ再生時などの騒音環境下においても、ナビゲーション案内音声を聞こえ易くさせるためには基本的に案内音声信号を騒音以上のレベルに補正を行う必要がある。しかし、音声明瞭度改善装置において、どのような騒音のレベルに対しても際限なく音声信号のゲインをアップするわけにはいかない。それは音量が大きくなり過ぎると難聴になる可能性があるからである。
特開平11-166835号公報
一般にAVソースなどの音が大きいまま長時間さらされつづけると、乗車員は難聴になる可能性が高くなる。文献によると、個人差はあるが一日当りの暴露量が80dBを超える騒音の中で生活していれば、聴力の劣化する可能性は大きいとされている。フランスでは100dBAを聴取レベルの上限と定め、ボリューム最大でのヘッドホンステレオからの出力レベルを100dBA以下に押さえることを法令で定め1998年から実施している。
よって、音量明瞭度改善装置において、案内音声のゲインを難聴にならない程度に頭打ちさせる必要がある。しかし、単なるゲインの頭打ち制御だけではオーディオ再生音など騒音が大きいとき、十分に音声を聞こえやすくさせることができない。
以上から本発明の目的は、音声のゲインを難聴にならないように制御すると共に、音声を聞こえやすくすることである。
本発明の別の目的は、オーディオ音が原因でゲイン補正後の音声の音量が許容値を越えた場合、該音声の音量が許容値を越えない程度にオーディオレベルを減少することである。
本発明の別の目的は、オーディオ音でなく外部雑音が原因でゲイン補正後の音声の音量が許容値を越えた場合でも、音声のゲインを難聴にならない程度までの最小限の減少ですませて音声を聞こえやすくすることである。
上記課題は本発明によれば、音声の音圧レベルと騒音の音圧レベルに基づいて音声のゲインを制御する音声明瞭度改善方法により達成される。
本発明の第1の音声明瞭度改善方法では、ゲイン制御後の音声の音圧レベルが最大許容レベルを越えたか監視し、最大許容レベルを越える場合にはオーディオ音が原因であるか調べ、オーディオ音が原因である場合にはオーディオ音の音圧レベルを低下し、しかる後、音声の音圧レベルと騒音の音圧レベルとに基づいて、音声の音圧レベルが最大許容音圧レベル以下となる音声のゲインを決定する。
本発明の第2の音声明瞭度改善方法では、予め騒音の音圧レベル毎に、音声の音圧レベルと該音声のゲインとの対応関係(ゲイン・信号特性)をラウドネス補償に基づいて作成して記憶しておき、騒音の音圧レベルと音声の音圧レベルを求め、該騒音の音圧レベルに応じた前記対応関係と該音声の音圧レベルとからゲインを決定し、該決定したゲインが付与された後の音声の音圧レベルが最大許容レベルを越えたか監視し、前記音圧レベルが最大許容レベルを越える場合には、オーディオ音が原因であるか調べ、オーディオ音が原因の場合に、オーディオ音の音圧レベルを低下する。
オーディオ音が原因であるかは以下のように判定する。すなわち、オーディオ音である第1騒音の音圧レベルを算出し、全騒音の音圧レベルと前記第1騒音の音圧レベルよりオーディオ音以外の第2騒音の音圧レベルを求め、該第2騒音の音圧レベルに応じた前記対応関係と前記ゲインを付与する前の音声の音圧レベルとからゲインを算出し、該ゲインを音声信号に付与した時、最大許容レベルを越えるか調べ、越えない場合には、オーディオ音が原因であると判定し、越えればオーディオ音以外の第2騒音が原因であると判定する。この場合、第1騒音の音圧レベルをオーディオ音のボリューム設定値に基づいて算出する。
また、オーディオ音が原因の場合には、最小限のオーディオ音の音圧レベルの低下で前記ゲイン付与後の音声の音圧レベルが最大許容レベル以下となるように制御する。すなわち、オーディオ音が原因の場合、全騒音の音圧レベルが前記第2の騒音の音圧レベルより設定量だけ大きいとして、該全騒音の音圧レベルに応じた前記対応テーブルと音声の音圧レベルとからゲインを算出し、該ゲインを音声信号に付与した時、最大許容レベルを越えるか計算し、越えない場合には、全騒音の音圧レベルを更に設定量だけ大きいとして上記処理を繰返し、最大許容レベルを越えない最大の全騒音の音圧レベルを求め、該全騒音の音圧レベルと前記第2の騒音の音圧レベルに基づいて第1騒音であるオーディオ音の音圧レベルを計算する。
第2の音声明瞭度改善方法において、オーディオ音以外の騒音が原因であれば、前記音声の音圧レベルが前記最大許容レベルと等しくなるゲインを算出して前記ゲインとする。このとき、オーディオ音の音圧レベルが第2の騒音の音圧レベル以上であるれば、オーディオ音の音圧レベルを所定量低下する。
また、上記課題は本発明によれば、音声の音圧レベルと騒音の音圧レベルに基づいて音声のゲインを制御する音声明瞭度改善装置により達成される。
本発明の第1の音声明瞭度改善装置は、ゲイン制御後の音圧レベルが最大許容レベルを越えたか判定する判定部、最大許容レベルを越える場合にはオーディオ音が原因であるか調べる原因探索部、オーディオ音が原因である場合にはオーディオ音の音圧レベルを低下するオーディオ音圧レベル制御部、音声の音圧レベルと、前記オーディオ音の音圧レベル低下後の騒音の音圧レベルとに基づいて、音声の音圧レベルが最大許容音圧レベル以下となる音声のゲインを決定する音声ゲイン制御部を備えている。
本発明の第2の音声明瞭度改善装置は、予め騒音の音圧レベル毎に、音声の音圧レベルと該音声の前記ゲインとの対応関係(ゲイン・振幅特性)をラウドネス補償に基づいて作成して記憶する記憶手段、騒音の音圧レベルと音声の音圧レベルを求め、該騒音の音圧レベルに応じた前記対応関係と該音声の音圧レベルとから前記ゲインを決定するラウドネス補償ゲイン算出部、該決定されたゲインが付与された後の音声の音圧レベルが最大許容レベルを越えたか判定する判定部、前記音圧レベルが最大許容レベルを越える場合には、オーディオ音が原因であるか調べる原因探索部、オーディオ音が原因の場合に、オーディオ音の音圧レベルを低下するオーディオ音圧レベル制御部を備えている。また、第2の音声明瞭度改善装置は、オーディオ音の音圧レベルを低下した場合にはその旨をユーザに伝達する伝達手段を備えている。
第2の音声明瞭度改善装置において、前記原因探索部は、オーディオ音である第1騒音の音圧レベルを算出し、全騒音の音圧レベルと前記第1騒音の音圧レベルよりオーディオ音以外の第2騒音の音圧レベルを求め、該第2騒音の音圧レベルに応じた前記対応関係と前記ゲイン付与前の音声の音圧レベルとからゲインを算出し、該ゲインを音声信号に付与した時、最大許容レベルを越える場合には、オーディオ音が原因であると判定する。
第2の音声明瞭度改善装置において、前記オーディオ音圧レベル制御部は、オーディオ音が原因の場合には、最小限のオーディオ音の音圧レベルの低下で前記ゲイン制御後の音声の音圧レベルが最大許容レベル以下となるように制御する。すなわち、前記オーディオ音圧レベル制御部は、オーディオ音が原因の場合、全騒音の音圧レベルが前記第2の騒音の音圧レベルより設定量だけ大きいとして、該全騒音の音圧レベルに応じた前記対応テーブルと音声の音圧レベルとからゲインを算出し、該ゲインを音声信号に付与した時、最大許容レベルを越えるか計算し、越えない場合には、全騒音の音圧レベルを更に設定量だけ大きいとして上記処理を繰返し、最大許容レベルを越えない最大の全騒音の音圧レベルを求め、該全騒音の音圧レベルと前記第2の騒音の音圧レベルに基づいて第1騒音であるオーディオ音の音圧レベルを計算する。
第2の音声明瞭度改善装置は、更に、オーディオ音以外の騒音が原因であれば、前記音声の音圧レベルが前記最大許容レベルと等しくなるゲインを算出して前記ゲインとする音声ゲイン制御部を有している。また、第2の音声明瞭度改善装置は、音声補償を極限状態で行なっていることをユーザに通知する手段を有している。
本発明によれば、ゲイン制御後の音圧レベルが最大許容レベルを越えたか監視し、オーディオ音が原因で越える場合には、オーディオ音の音圧レベルを低下すると共にゲインを制御するようにしたから、音声のゲインを難聴にならないように制御できると共に、音声を聞こえやすくできる。
また、本発明によれば、最小限のオーディオ音の音圧レベルの低下でゲイン制御後の音圧レベルが最大許容レベル以下となるようにするため、音声を聞こえやすくでき、しかも、オーディオ再生音も楽しむことができる。
また、本発明によれば、オーディオ音以外の騒音が原因であれば、音声の音圧レベルが最大許容レベルと等しくなるゲインを算出し、該ゲインで音声信号の音量を制御するから音声のゲインを難聴にならないように制御しながら可能な限り音声を聞こえやすくすることができる。
図1は本発明の音声明瞭度改善装置の原理図である。本発明の音声明瞭度改善装置は、記憶部51、音声/騒音分離部52、ラウドネス補償ゲイン算出部53、ゲイン付与部54、音声信号を出力するスピーカ55、判定部56、原因探索部57、オーディオ音圧レベル制御部58、音声ゲイン制御部59、オーディオ音の音圧を制御する減衰器60、オーディオ音を出力するスピーカ61を有している。
記憶部51には予め騒音の音圧レベルPt毎に、音声の音圧レベルPsと該音声のゲインGとの対応関係(ゲイン・振幅特性)をラウドネス補償理論に基づいて作成して記憶する。音声/騒音分離部52は、騒音信号と音声信号を分離出力する。ラウドネス補償ゲイン算出部53は、該騒音の音圧レベルPtに応じた前記対応関係と該音声の音圧レベルPsとからゲインGoptを決定する。ゲイン付与部54は該決定されたゲインGoptを音声信号に付与し、音声信号をスピーカ55から出力する。
判定部56は、ゲインGoptを付与された後の音声信号の音圧レベル(Ps+Gopt)が最大許容レベルPmaxを越えたか判定する。原因探索部57は、音声の音圧レベルが最大許容レベルPmaxを越える場合には、オーディオ音が原因であるか調べる。オーディオ音が原因の場合に、オーディオ音圧レベル制御部58はオーディオ音の音圧レベルを低下する。この場合、オーディオ音圧レベル制御部58は、最小限のオーディオ音の音圧レベル制御で、音声の音圧レベルが最大許容レベルPmax以下となるように制御する。一方、オーディオ音以外の騒音が原因であれば、音声ゲイン制御部59は、音量の最大許容レベルPmaxと等しくなるゲインG(=Pmax−Ps)を算出してゲイン付与部54に設定する。
以上により、騒音が大きくなっても音声のゲインを難聴にならないように制御できると共に、音声を聞こえやすくできる。また、最小限のオーディオ音の音圧レベル制御で、音声の音圧レベルが最大許容レベル以下となるようにするから、音声を聞こえやすくでき、しかも、オーディオ再生音も楽しむことができる。
図2は本発明の音声明瞭度改善装置の構成図である。再生音声部41はナビゲーションの案内音声あるいはハンズフリーシステムにおける通報音声などの音声データを再生して音声信号VSを出力し、オーディオ再生部42はCD、ミニディスク、ハードディスク、DVDなどの記録媒体に記録されている音楽を再生してオーディオ信号ASを出力し、オーディオ再生検知部43は、現在オーディオ再生中であるか否かを検出してオーディオオン/オフ信号を出力する。
ラウドネス補償ゲイン算出部53内に設けられた記憶部51は、予め騒音の音圧レベルPt毎に、音声の音圧レベルPsと該音声のゲインGとの対応関係(図11参照)をラウドネス補償に基づいて作成して記憶する。
音声/騒音分離部52は、騒音信号NSSと音声信号VCSを分離出力するもので、図7の従来の信号分離部と同一構成を有しているが、説明上、同定フィルタ52aと演算部52bのみを示している。同定フィルタ52aには既にスピーカ55からマイク62までの音響伝搬系の伝達特性が設定されている。従って、同定フィルタ52aからは観測点(マイク位置)における音声信号VCSが得られる。また、演算部52bからは、マイク検出信号から音声信号を除いた騒音信号(オーディオ音/走行・エンジン音)NSSが得られる。
ラウドネス補償ゲイン算出部53は、騒音の音圧レベルPtに応じた対応関係(メモリ51に記憶されている)と音声の音圧レベルPsとからゲインGoptを決定する。ゲイン設定部59はゲインGopt付与後の音声の音圧レベルが、難聴を考慮した最大許容レベルPmaxを越えない場合には該決定されたゲインGoptをゲイン付与部54に継続して設定し、ゲイン付与後の音声の音圧レベルが最大許容レベルPmaxを越える場合には、音声の音圧レベルが最大許容レベルPmaxと等しくなるゲインGを算出してゲイン付与部54に設定する。ゲイン付与部54は設定されたゲインGoptあるいはGを音声信号に付与し(乗算)、音声信号をスピーカ55から出力する。
判定/探索部における判定部56は、ゲインGoptを付与された後の音声信号の音圧レベル(=Ps+Gopt)が最大許容レベルPmaxを越えたか判定する。原因探索部57は、音声の音圧レベルが最大許容レベルPmaxを越える場合には、オーディオ音が原因であるか調べる。オーディオ音が原因の場合に、オーディオ音圧レベル制御部58は減衰器60の減衰度を大きくしてオーディオ音の音圧レベルを低下する。この場合、オーディオ音圧レベル制御部58は、最小限のオーディオ音の音圧レベル低下制御で、音声の音圧レベルが最大許容レベルPmax以下となるように制御する。一方、オーディオ音以外の騒音が原因であれば、ゲイン設定部59は、音声の音圧レベルが最大許容レベルPmaxと等しくなるゲインGを算出してゲイン付与部54に設定し、音声の音量が難聴にならない最大の音量となるように制御する。
極限状態呈示部63は、音声信号の音圧レベルが最大許容レベルPmaxより大きくなったために、オーディオ音の音圧レベルを低下した時、その旨をディスプレイあるいはブザー等でユーザに通知する。また、極限状態呈示部63は音声信号の音圧レベルPsが最大許容レベルPmaxより大きくなったために、音声の音量が難聴にならない最大の音量となるまで低下した時、その旨をディスプレイあるいはブザー等でユーザに通知する。
ボリューム64はオーディオ音の音量を調整するものであり、判定/探索部の原因探索部57は、ボリューム値VLに基づいてオーディオ信号の音圧レベルPaを推定する。図3はボリューム値VLとオーディオ信号の音圧レベルの対応テーブルであり、原因探索部57はかかるテーブルより音圧レベルPaを推定する。
図4は本発明の音声明瞭度改善装置における音声明瞭度改善処理のフローである。
通常動作が始まると、音声/騒音分離部52は音声信号VCSと騒音信号NSSを分離し(ステップ101)、これら音声信号の音圧レベルPs、騒音信号の音圧レベルPtをそれぞれ算出して出力する(ステップ102)。なお、音圧レベルの計算はラウドネス補償ゲイン算出部51や判定/探索部で行なっても良い。
ラウドネス補償ゲイン算出部53は、ラウドネス補償による理想補償ゲインGoptを算出してゲイン設定部59を介してゲイン付与部54に設定する。ゲイン付与部54は設定されたゲインGoptを音声信号に付与し(乗算)、音声信号をスピーカ55から出力する(ステップ103)。
判定部56は、ゲインGoptが付与された音声信号の音圧レベル(Ps+Gopt)が難聴を考慮した最大許容レベルPmaxを越えているかチェックし(ステップ104)、越えていなければその旨をゲイン設定部59に入力する。この結果、ゲイン設定部59は引き続きラウドネス補償ゲイン算出部53から入力するゲインGoptをゲイン付与部54に設定する。ゲイン付与部54はゲインGoptを音声信号に付与し(乗算)、音声信号をスピーカ55から出力する(ステップ105)。
一方、ステップ104において、音声信号の音圧レベル(Ps+Gopt)が最大許容レベルPmaxを越えていれば((Ps+Gopt)>Pmax)、判定部56はオーディオ再生されているかチェックし(ステップ106)、オーディオ再生してなければ、オーディオ音以外の騒音が原因になって音声信号の音圧レベル(Ps+Gopt)が最大許容レベルPmaxを越えたと判定し、ゲイン設定部59に通知する。ゲイン設定部59は、この通知により音声の音圧レベルが最大許容レベルPmaxと等しくなるゲインGを次式
G=Pmax−Ps (1)
により算出して、ゲイン付与部54に設定し、音声の音量が難聴にならない最大の音量となるように制御する(ステップ107)。極限状態呈示部63は音声信号の音圧レベル(Ps+Gopt)が最大許容レベルPmaxより大きくなったために、音声の音量が難聴にならない最大の音量となるよう制御した旨をディスプレイあるいはブザー等でユーザに通知する(ステップ108)。
一方、ステップ106において、オーディオ再生中であれば、ゲイン探索部57は、音声信号の音圧レベル(Ps+Gopt)が最大許容レベルPmaxを越えたのは、オーディオ音が原因なのか、オーディオ音以外の騒音が原因なのか調べる。まず、オーディオ音の音圧レベルPaをボリューム値VLと音圧レベル対応テーブル(図3)より算出する(ステップ109)。ついで、騒音の音圧レベルPtとオーディオ音の音圧レベルPaよりオーディオ音以外の騒音の音圧レベルPnを求める(ステップ110)。信号Xの音圧Y(dBSPL)は次式
Y=10 log10(X/X02 [dBSPL], X0:基準音圧 20μPa
により計算でき、
X=10 Y/20・X0
である。以上を考慮すると、騒音の音圧レベルPnは次式
Figure 0004260046
より算出できる。
ついで、オーディオ音以外の騒音のみが存在するものと仮定して、音圧レベルPnをラウドネス補償ゲイン算出部53に入力してゲイン算出を依頼する。ラウドネス補償ゲイン算出部53は、騒音の音圧レベルPnに応じたゲイン・振幅特性より音声信号の音圧レベルPsに応じたゲインGnを算出して原因探索部57に入力する(ステップ111)。
原因探索部57は、該ゲインGnを音声信号に付与した時、最大許容レベルPmaxを越えるか調べ、越えない場合には、オーディオ音が原因であると判定し、越える場合にはオーディオ音以外の騒音が原因であると判定する。すなわち、原因探索部57は、次式
Ps+Gn>Pmax (3)
であるかチェックし、上式が成立しなければオーディオ音が原因であると判定し、成立すればオーディオ音以外の騒音が原因であると判定する(ステップ112)。
オーディオ音以外の騒音が原因であれば、判定部56はオーディオ音の音圧レベルPaが騒音の音圧レベルPn以上であるかチェックし(ステップ113)、Pa<Pnであれば、ゲイン設定部59に比較結果を通知する。ゲイン設定部59は、この通知により音声の音圧レベルが最大許容レベルPmaxと等しくなるゲインGを(1)式により算出して、ゲイン付与部54に設定し、音声の音量が難聴にならない最大の音量となるように制御する(ステップ107)。極限状態呈示部63は音声信号の音圧レベル(Ps+Gopt)が最大許容レベルPmaxより大きくなったために、音声の音量が難聴にならない最大の音量となるよう制御した旨をディスプレイあるいはブザー等でユーザに通知する(ステップ108)。
ステップ113において、Pa>Pnであれば、オーディオ音とオーディオ音以外の騒音の両方が原因であると判定し、オーディオ音圧レベル制御部58とゲイン設定部59に通知する。オーディオ音圧レベル制御部58はこの通知を受信すると、騒音のトータルの音圧レベルPt′がPn+α(α=2.5dB)以下となるように音圧レベルPaを決定し、該音圧レベルPaに基づいて減衰度を決定してオーディオ音圧レベルを低下する。具体的には、Pt′=Pn+αとすれば、Pt′とPnは既知となるから音圧レベルPaは次式
Pa=10 log10 (10 Pt/10−10 Pn/10) (4)
より求まる。具体的に、Pn=90.0(dBSPL)とすれば、Pt′=92.5(dBSPL)となるから、
Pa=10 log10 (10 92.5/10−10 90.0/10)=88.9(dBSPL)
となるようにオーディオ音の音圧レベルを88.9(dBSPL)に減少する(ステップ114)。極限状態呈示部63はオーディオ音圧を低下したことをディスプレイあるいはブザー等でユーザに通知する(ステップ115)。
また、ゲイン設定部59は、音声の音圧レベルが最大許容レベルPmaxと等しくなるゲインGを(1)式により算出して、ゲイン付与部54に設定し、音声の音量が難聴にならない最大の音量となるように制御する(ステップ107)。極限状態呈示部63は音声信号の音圧レベル(Ps+Gopt)が最大許容レベルPmaxより大きくなったために、音声の音量が難聴にならない最大の音量となるよう制御した旨をディスプレイあるいはブザー等でユーザに通知する(ステップ108)。
一方、ステップ112において、オーディオ音が原因であれば、オーディオ音圧レベル制御部58は補償後の音声信号の音圧がPmaxを越えないレベルになるようにオーディオレベルを設定する(ステップ116)。すなわち、オーディオ音圧レベル制御部58は、メモリ51に記憶されている騒音レベル毎の信号・ゲイン特性(図6(A)参照)を用いて、音声信号の音圧レベルPs一定(たとえば90dBSPL)とした時の、騒音レベルPtとゲインの対応表を図6(B)に示すように作成する。かかる状態で、図5のフローに従ってオーディオレベルを決定する。
まず、全騒音Pt′の音圧レベルがステップ111で算出した音圧レベルPnより設定量α(=2.5dB)だけ大きいとみなし(ステップ、116a、116b)、該全騒音Pt′の音圧レベルに応じたゲインGを前記図6(B)のテーブルより算出する(ステップ116c)。そして、該ゲインGを音声信号に付与した時、最大許容レベルPmaxを越えるか調べる。すなわち、(Ps+G)>Pmaxであるかチェックする(ステップ116d)。Pmaxを越えない場合には、ステップ116bに戻り、全騒音の音圧レベルを更に設定量αだけ大きいとして上記処理を繰返えす。オーディオ音圧レベル制御部58は、以上の処理により最大許容レベルPmaxを越えない最大の全騒音の音圧レベルPt′を求め、該騒音の音圧レベルPt′とオーディオ音以外の騒音の音圧レベルPnに基づいてオーディオ音の音圧レベルPaを次式
Pa=10 log10 (10 Pt/10−10 Pn/10) (5)
により計算し、該音圧レベルに応じた減衰度を減衰器60に設定する(ステップ116e)。
具体例として、Pmax =100(dBSPL)、Pt=90(dBSPL)、Ps=90(dBSPL)、Gopt=15dBとすれば、
Ps+Gopt(=105)>Pmax(=100)
となり、ステップ105において補償結果はPmaxを越える。Pn=80(dBSPL)とすれば、Ps=90(dBSPL)であるから、図6(A)よりGn=7(dB)となる。
Ps+Gn(=97)<Pmax(=100)
となるから、ステップ112においてNOとなり、オーディオ音が原因であると判定する。
そこで、Pt′=Pn+α=82.5(dBSPL)として、図6(B)よりPs=90(dBSPL)のゲインG(=8)を求め、G>Pmax−Psであるかチェックする。成立しないからPt′を更にα増加し、G>Pmax−Psが成立するまで繰り返す。以上により、G>Pmax−Psが成立しない騒音信号の最大の音圧レベルPt′=85(dBSPL)を求める。この値が求まれば、(5)式によりオーディオ音の音圧レベルPaを求めることができ、オーディオ音の音圧レベルは83,3(dBSPL)となる。
以上により、オーディオ音の音圧レベル制御が完了すれば、極限状態呈示部63はオーディオ音圧を低下したことをディスプレイあるいはブザー等でユーザに通知する(ステップ115)。
しかる後、Gopt=0にしてPs,Ptを求め、ラウドネス補償ゲイン算出部53は、これらPs,Ptを用いてGoptを再計算してゲイン付与部54に設定する。ゲイン付与部54は音声信号にGoptを付与して音声をスピーカ35から出力する。
以上本発明によれば、音声明瞭度改善装置において、極限状態(オーディオ音など騒音が難聴になってしまう程度の大音量)時においても、難聴になることを防ぎながら音声明瞭度改善の効果を発揮することができる。(何を言っているかわかる)。
副次的な効果として、いったんオーディオミュートにより、運転手に音声出力装置に注意を向かせることができ、補正効果を確実に発揮することができる。
本発明の音声明瞭度改善装置の原理図である。 本発明の音声明瞭度改善装置の構成図である。 ボリューム値VLとオーディオ信号の音圧レベルの対応テーブルである。 本発明の音声明瞭度改善装置における音声明瞭度改善処理のフローである。 オーディオ音の音圧レベル制御フローである。 オーディオ音の音圧レベル制御の説明図である。 従来の音声明瞭度改善装置の構成図である。 ラウドネス曲線である。 同じ雑音下での音声信号レベルとゲインとの関係を示したグラフである。 雑音レベルが変化することによりラウドネス曲線が変化する様子を示す説明図である。 種々の騒音レベルにおけるゲイン・信号特性である。
符号の説明
51 記憶部
52 音声/騒音分離部
53 ラウドネス補償ゲイン算出部
54 ゲイン付与部
55 スピーカ
56 判定部
57 原因探索部
58 オーディオ音圧レベル制御部
59 音声ゲイン制御部
60 オーディオ音の音圧を制御する減衰器
61 スピーカ

Claims (11)

  1. 音声の音圧レベルと騒音の音圧レベルに基づいて音声のゲインを制御する音声明瞭度改善方法において、
    ゲイン制御後の音声の音圧レベルが最大許容レベルを越えたか監視し、
    最大許容レベルを越える場合にはオーディオ音が原因であるか調べ、
    オーディオ音が原因である場合にはオーディオ音の音圧レベルを低下し、
    しかる後、音声の音圧レベルと騒音の音圧レベルに基づいて、音声の音圧レベルが最大許容音圧レベル以下となる音声のゲインを決定する、
    ことを特徴とする音声明瞭度改善方法。
  2. 音声の音圧レベルと騒音の音圧レベルに基づいて音声のゲインを制御する音声明瞭度改善方法において、
    予め騒音の音圧レベル毎に、音声の音圧レベルと該音声の前記ゲインとの対応関係をラウドネス補償理論に基づいて作成して記憶する第1ステップ、
    騒音の音圧レベルと音声の音圧レベルを求める第2ステップ、
    該騒音の音圧レベルに応じた前記対応関係と該音声の音圧レベルとから前記ゲインを決定する第3ステップ、
    該決定されたゲインが付与された後の音声の音圧レベルが最大許容レベルを越えたか監視する第4ステップ、
    前記音圧レベルが最大許容レベルを越える場合には、オーディオ音が原因であるか調べる第5ステップ、
    オーディオ音が原因の場合に、オーディオ音の音圧レベルを低下する第6ステップ、
    を備え、前記第5ステップにおいて、
    オーディオ音である第1騒音の音圧レベルを算出し、
    全騒音の音圧レベルと前記第1騒音の音圧レベルよりオーディオ音以外の第2騒音の音圧レベルを求め、
    該第2騒音の音圧レベルに応じた前記対応関係と前記ゲインを付与する前の音声の音圧レベルとからゲインを算出し、
    該ゲインを音声信号に付与した時、最大許容レベルを越えるか調べ、越えない場合には、オーディオ音が原因であると判定する、
    ことを特徴とする音声明瞭度改善方法。
  3. 前記第1騒音の音圧レベルをオーディオ音のボリューム設定値に基づいて算出する、
    ことを特徴とする請求項2記載の音声明瞭度改善方法。
  4. オーディオ音が原因の場合、騒音の音圧レベルが前記第2の騒音の音圧レベルより設定量だけ大きいとして、該全騒音の音圧レベルに応じた前記対応テーブルと音声の音圧レベルとからゲインを算出し、
    該ゲインを音声信号に付与した時、最大許容レベルを越えるか計算し、
    越えない場合には、全騒音の音圧レベルを更に設定量だけ大きいとして上記処理を繰返し、
    最大許容レベルを越えない最大の全騒音の音圧レベルを求め、該全騒音の音圧レベルと前記第2の騒音の音圧レベルに基づいて第1騒音であるオーディオ音の音圧レベルを計算し、該音圧レベルまでオーディオ音を低下する、
    ことを特徴とする請求項2記載の音声明瞭度改善方法。
  5. オーディオ音以外の騒音が原因であれば、前記音声の音圧レベルが前記最大許容レベルと等しくなるゲインを算出して前記ゲインとする、
    ことを特徴とする請求項2記載の音声明瞭度改善方法。
  6. オーディオ音の音圧レベルが第2の騒音の音圧レベル以上であれば、オーディオ音の音圧レベルを所定量低下する、
    ことを特徴とする請求項5記載の音声明瞭度改善方法。
  7. 音声の音圧レベルと騒音の音圧レベルに基づいて音声のゲインを制御する音声明瞭度改善装置において、
    ゲイン制御後の音圧レベルが最大許容レベルを越えたか判定する判定部、
    最大許容レベルを越える場合にはオーディオ音が原因であるか調べる原因探索部、
    オーディオ音が原因である場合にはオーディオ音の音圧レベルを低下するオーディオ音圧レベル制御部、
    音声の音圧レベルと、前記オーディオ音の音圧レベル低下後の騒音の音圧レベルとに基づいて、音声の音圧レベルが最大許容音圧レベル以下となる音声のゲインを決定する音声ゲイン制御部、
    を備えたことを特徴とする音声明瞭度改善装置。
  8. 音声の音圧レベルと騒音の音圧レベルに基づいて音声のゲインを制御する音声明瞭度改善装置において、
    予め騒音の音圧レベル毎に、音声の音圧レベルと該音声の前記ゲインとの対応関係をラウドネス補償に基づいて作成して記憶する記憶手段、
    騒音の音圧レベルと音声の音圧レベルを求め、該騒音の音圧レベルに応じた前記対応関係と該音声の音圧レベルとから前記ゲインを決定するラウドネス補償ゲイン算出部、
    該決定されたゲインが付与された後の音声の音圧レベルが最大許容レベルを越えたか判定する判定部、
    前記音圧レベルが最大許容レベルを越える場合には、オーディオ音が原因であるか調べる原因探索部、
    オーディオ音が原因の場合に、オーディオ音の音圧レベルを低下するオーディオ音圧レベル制御部、
    を備え、前記原因探索部は、
    オーディオ音である第1騒音の音圧レベルを算出し、全騒音の音圧レベルと前記第1騒音の音圧レベルよりオーディオ音以外の第2騒音の音圧レベルを求め、該第2騒音の音圧レベルに応じた前記対応関係と前記ゲイン付与前の音声の音圧レベルとからゲインを算出し、該ゲインを音声信号に付与した時、最大許容レベルを越える場合には、オーディオ音が原因であると判定する、
    ことを特徴とする音声明瞭度改善装置。
  9. 前記オーディオ音圧レベル制御部は、
    オーディオ音が原因の場合、全騒音の音圧レベルが前記第2の騒音の音圧レベルより設定量だけ大きいとして、該全騒音の音圧レベルに応じた前記対応テーブルと音声の音圧レベルとからゲインを算出し、該ゲインを音声信号に付与した時、最大許容レベルを越えるか計算し、越えない場合には、全騒音の音圧レベルを更に設定量だけ大きいとして上記処理を繰返し、最大許容レベルを越えない最大の全騒音の音圧レベルを求め、該全騒音の音圧レベルと前記第2の騒音の音圧レベルに基づいて第1騒音であるオーディオ音の音圧レベルを計算し、該音圧レベルまでオーディオ音を低下する
    ことを特徴とする請求項8記載の音声明瞭度改善装置。
  10. オーディオ音以外の騒音が原因であれば、前記音声の音圧レベルが前記最大許容レベルと等しくなるゲインを算出して前記ゲインとする音声ゲイン制御部、
    を有することを特徴とする請求項8記載の音声明瞭度改善装置。
  11. オーディオ音の音圧レベルが第2の騒音の音圧レベル以上であれば、前記オーディオ音圧レベル制御部は、オーディオ音の音圧レベルを所定量低下する、
    ことを特徴とする請求項10記載の音声明瞭度改善装置。
JP2004058706A 2004-03-03 2004-03-03 音声明瞭度改善装置及び音声明瞭度改善方法 Expired - Fee Related JP4260046B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004058706A JP4260046B2 (ja) 2004-03-03 2004-03-03 音声明瞭度改善装置及び音声明瞭度改善方法
US11/070,837 US7747028B2 (en) 2004-03-03 2005-03-02 Apparatus and method for improving voice clarity

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004058706A JP4260046B2 (ja) 2004-03-03 2004-03-03 音声明瞭度改善装置及び音声明瞭度改善方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005252538A JP2005252538A (ja) 2005-09-15
JP4260046B2 true JP4260046B2 (ja) 2009-04-30

Family

ID=34909135

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004058706A Expired - Fee Related JP4260046B2 (ja) 2004-03-03 2004-03-03 音声明瞭度改善装置及び音声明瞭度改善方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7747028B2 (ja)
JP (1) JP4260046B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11037581B2 (en) 2016-06-24 2021-06-15 Samsung Electronics Co., Ltd. Signal processing method and device adaptive to noise environment and terminal device employing same

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8116485B2 (en) * 2005-05-16 2012-02-14 Qnx Software Systems Co Adaptive gain control system
US8073148B2 (en) * 2005-07-11 2011-12-06 Samsung Electronics Co., Ltd. Sound processing apparatus and method
EP1821572B1 (en) 2006-02-20 2012-11-28 Harman Becker Automotive Systems GmbH Sound system
WO2007106384A1 (en) * 2006-03-10 2007-09-20 Plantronics, Inc. Music compatible headset amplifier with anti-startle feature
US8369539B2 (en) * 2006-03-24 2013-02-05 Panasonic Automotive Systems Company Of America, Division Of Panasonic Corporation Of North America Audio system with parental maximum volume control
CN101166017B (zh) * 2006-10-20 2011-12-07 松下电器产业株式会社 用于声音产生设备的自动杂音补偿方法及装置
CN101536540A (zh) * 2006-11-10 2009-09-16 皇家飞利浦电子股份有限公司 信号处理系统和方法
JP5219522B2 (ja) * 2008-01-09 2013-06-26 アルパイン株式会社 音声明瞭度改善システム及び音声明瞭度改善方法
JP5094427B2 (ja) * 2008-01-09 2012-12-12 アルパイン株式会社 音声再生方法およびマルチプロセスシステム
JP5278993B2 (ja) * 2008-01-10 2013-09-04 アルパイン株式会社 音声処理装置、音声処理方法及び音声処理プログラム
DE102008007240A1 (de) * 2008-02-01 2009-08-06 Robert Bosch Gmbh Verfahren zur automatischen Kontrolle mindestens eines akustischen Parameters
FR2934369B1 (fr) * 2008-07-22 2010-09-17 Renault Sas Systeme et procede de determination du bruit de combustion d'un moteur avec filtrage de ponderation adaptatif
WO2010131470A1 (ja) * 2009-05-14 2010-11-18 シャープ株式会社 ゲイン制御装置及びゲイン制御方法、音声出力装置
KR20110047852A (ko) * 2009-10-30 2011-05-09 삼성전자주식회사 동작 환경에 적응 가능한 음원녹음장치 및 그 방법
KR101624652B1 (ko) * 2009-11-24 2016-05-26 삼성전자주식회사 잡음 환경의 입력신호로부터 잡음을 제거하는 방법 및 그 장치, 잡음 환경에서 음성 신호를 강화하는 방법 및 그 장치
KR101639331B1 (ko) 2009-12-04 2016-07-25 삼성전자주식회사 잡음 환경에서 음성 신호를 강화하는 방법 및 그 장치
EP2367286B1 (en) * 2010-03-12 2013-02-20 Harman Becker Automotive Systems GmbH Automatic correction of loudness level in audio signals
US9264828B2 (en) * 2011-01-12 2016-02-16 Personics Holdings, Llc Sound level dosage system for vehicles
JP5417352B2 (ja) * 2011-01-27 2014-02-12 株式会社東芝 音場制御装置及び方法
KR101873325B1 (ko) * 2011-12-08 2018-07-03 삼성전자 주식회사 휴대 단말기의 오디오 처리 방법 및 장치
CN103716437A (zh) * 2012-09-28 2014-04-09 华为终端有限公司 控制音质和音量的方法和装置
CN104080024B (zh) 2013-03-26 2019-02-19 杜比实验室特许公司 音量校平器控制器和控制方法以及音频分类器
CN108028631B (zh) 2015-05-29 2022-04-19 弗劳恩霍夫应用研究促进协会 用于音量控制的装置和方法
US9590580B1 (en) * 2015-09-13 2017-03-07 Guoguang Electric Company Limited Loudness-based audio-signal compensation
JP6794710B2 (ja) * 2016-08-10 2020-12-02 ヤマハ株式会社 音環境調整装置および音環境調整方法
JP6794722B2 (ja) * 2016-08-31 2020-12-02 ヤマハ株式会社 車室内音環境通知装置および車室内音環境通知方法
GB2557675B (en) * 2016-12-15 2019-08-14 Ford Global Tech Llc A vehicle assembly
KR102522567B1 (ko) * 2018-09-03 2023-04-18 삼성전자주식회사 전자 장치 및 그 동작 방법
US11127413B2 (en) * 2019-07-09 2021-09-21 Blackberry Limited Audio alert audibility estimation method and system

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1988001453A1 (en) 1986-08-13 1988-02-25 Aranda Applied Research & Tech Adaptive gain control amplifier
JPH044420U (ja) * 1990-04-23 1992-01-16
US5434922A (en) 1993-04-08 1995-07-18 Miller; Thomas E. Method and apparatus for dynamic sound optimization
JPH1132396A (ja) * 1997-07-09 1999-02-02 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> カーナビゲーション音響再生装置
JPH11166835A (ja) * 1997-12-03 1999-06-22 Alpine Electron Inc ナビゲーション音声補正装置
JP3225918B2 (ja) * 1998-03-30 2001-11-05 日本電気株式会社 携帯端末装置
US6873837B1 (en) * 1999-02-03 2005-03-29 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Emergency reporting system and terminal apparatus therein
JP2001082976A (ja) * 1999-09-14 2001-03-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 走行経路案内装置
JP2002116045A (ja) * 2000-10-11 2002-04-19 Clarion Co Ltd 音量制御装置
JP2002213985A (ja) * 2001-01-15 2002-07-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd オーディオ装置とナビゲーション装置
JP4002775B2 (ja) * 2002-03-15 2007-11-07 アルパイン株式会社 音声出力処理装置
US7142678B2 (en) * 2002-11-26 2006-11-28 Microsoft Corporation Dynamic volume control

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11037581B2 (en) 2016-06-24 2021-06-15 Samsung Electronics Co., Ltd. Signal processing method and device adaptive to noise environment and terminal device employing same

Also Published As

Publication number Publication date
US20050195994A1 (en) 2005-09-08
US7747028B2 (en) 2010-06-29
JP2005252538A (ja) 2005-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4260046B2 (ja) 音声明瞭度改善装置及び音声明瞭度改善方法
JP4583781B2 (ja) 音声補正装置
US8315400B2 (en) Method and device for acoustic management control of multiple microphones
EP2395659B1 (en) Adaptive audio output
JP2020197712A (ja) コンテキストに基づく周囲音の増強及び音響ノイズキャンセル
US20090022330A1 (en) System for processing sound signals in a vehicle multimedia system
JP4582117B2 (ja) 音量制御装置
JP2003511881A (ja) 音響補正装置
JP2009302991A (ja) 音声信号処理装置、音声信号処理方法および音声信号処理プログラム
JP3505085B2 (ja) オーディオ装置
JP2010164970A (ja) オーディオシステム及びその出力制御方法
JP2008072165A (ja) シートオーディオ用音響装置
US20170373656A1 (en) Loudspeaker-room equalization with perceptual correction of spectral dips
JP2002051392A (ja) 車内会話補助装置
WO2006075264A1 (en) Signal processing arrangement and audio system for and method of frequency-dependent amplifying of the sound level of audio signals
JP2013531273A (ja) スピーカ及びマイクロホンを備える音声認識システムを調整する方法、及び音声認識システム
JP2012113130A (ja) サウンドマスキング装置
EP3776169A1 (en) Voice-control soundbar loudspeaker system with dedicated dsp settings for voice assistant output signal and mode switching method
KR20150049914A (ko) 개인의 청력 특성에 최적화된 음원의 출력을 가능하게 하는 이어폰 장치
US8462964B2 (en) Recording apparatus, recording method, audio signal correction circuit, and program
JP4086019B2 (ja) 音量制御装置
JP4173765B2 (ja) 難聴予防装置
JP2009077378A (ja) 音声信号処理装置及び方法
US20210384879A1 (en) Acoustic signal processing device, acoustic signal processing method, and non-transitory computer-readable recording medium therefor
JP2019096947A (ja) オーディオ装置及びオーディオ信号のレベル調節方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080902

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081023

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090203

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090203

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4260046

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140220

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees