JP6794722B2 - 車室内音環境通知装置および車室内音環境通知方法 - Google Patents
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Description
本発明の一態様によれば、集音装置は、車室内の音を集音し、音信号を出力する。取得部は、車載された雑音発生源に対する利用者の操作に応じた動作量を取得する。判定部は、集音部により出力された音信号と動作量とに基づいて、車室内における音環境の状態を示す指標が基準を超えたか否かを判定する。通知装置は、判定部により車室内の音環境の状態を示す指標が基準を超えたと判定された場合には、車室内の音環境の状態を示す指標が基準を超えたことを通知する。したがって、前記一態様によれば、集音装置により車室内の実際の音を集音すると共に、取得部により雑音発生源に対する利用者の操作に応じた動作量を取得する。そして、判定部により、集音した音に基づく音信号と取得した動作量とに基づいて、車室内の音環境の状態を示す指標が基準を超えたか否かが判定される。その結果、動作量のみに基づいて車室内の音環境の状態を判定する場合に比べて、車室内の音環境の状態が正確に判定されることになる。車室内の音環境の状態を示す指標が基準を超えたと判定された場合には、通知装置により、車室内の音環境の状態を示す指標が基準を超えたことが通知されるので、利用者は、雑音発生源に対する操作を改善することができる。したがって、音に基づく利用者の不快感を低減することができる。
入力装置310は、音環境通知装置300に対する各種の指示のために利用者が操作する操作機器である。例えば利用者が操作する複数の操作子や利用者による接触を検知するタッチパネルが入力装置310として好適に利用される。入力装置310は、利用者による操作または接触を検知するごとに入力信号Xを制御装置320に出力する。本実施形態では、一例として、利用者が車室内の音が大きいと感じた場合には、利用者が入力装置310を操作することにより、後述する基準を変更させる指示を音環境通知装置300に行うことが可能になっている。制御装置320は、利用者の操作に応じて入力装置310から入力信号Xが出力されると、後述する基準を変更する。当該基準および当該基準を変更する処理の詳細については後述する。
記憶装置340は、例えば磁気記録媒体または半導体記録媒体等の公知の記録媒体、あるいは複数種の記録媒体の組合せで構成され、制御装置320が実行するプログラムと制御装置320が使用する各種のデータとを記憶する。本実施形態の記憶装置340は変換テーブルT1を記憶する。
上述したように、変換テーブルT1には、動作量としてのエンジン100の回転数に関連付けられて、雑音発生源としてのエンジン100の音の大きさに関する指標であるエンジン100の騒音レベルが格納されている。
本実施形態においては、車室内の音の騒音レベルの変化量ΔBに対するエンジン100の騒音レベルの変化量ΔAの割合であるΔA/ΔBは、車室内の音環境の状態を示す指標の一例である。すなわち、判定部323は、前記音信号Yと、前記動作量としてのエンジン100の回転数とに基づいて、車室内の音環境の状態を示す指標が基準を超えたか否かを判定する。本発明において、車室内の音環境とは、車室内に存在する音の全体集合を言う。車室内に存在する音には、エンジン、エアコン、カーオーディオ装置、およびカーナビゲーション装置等の音、並びにロードノイズ等が含まれる。
図7に示すように、判定部323は、入力装置310から入力信号Xが出力されたか否かを判定する(S100)。判定部323は、入力装置310から入力信号Xが出力されていないと判断した場合には(S100:NO)、処理を終了する。しかし、判定部323は、入力装置310から入力信号Xが出力されたと判断した場合には(S100:YES)、現在の基準を所定値だけ減少させる(S110)。所定値については予め設定しておく。したがって、入力信号Xが出力される毎に基準は低くなる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば次に述べるような各種の変形が可能である。また、次に述べる変形の態様は、任意に選択された一または複数を、適宜に組み合わせることもできる。
上述した実施形態においては、車室内の騒音レベルの所定期間における変化量ΔBに対する、エンジン100の騒音レベルの前記所定期間における変化量ΔAの割合であるΔA/ΔBが基準を超えたか否かを判定した。しかし、本発明はこのような態様に限定される訳でない。例えば、車室内の音の大きさに関する指標としてラウドネス曲線に基づく騒音レベルを生成し、車室内の騒音レベルが所定値としての基準を超えたか否かを判定するようにしてもよい。この場合には、基準は、ラウドネス曲線に基づく所定の騒音レベルとすればよい。
入力装置310は、車室内の任意の場所に設置可能である。例えば、運転席または助手席に近い場所に設置してもよいし、後部座席に設置してもよい。あるいは、車室内の複数箇所に入力装置310を設置してもよい。運転席または助手席と、後部座席とでは、音環境の状態が異なるので、後部座席に入力装置310を設置することにより、後部座席の利用者に適した音環境の状態に応じて通知装置350による通知を行うことができる。
上述した実施形態においては、通知装置350により、車室内の音が大きいことを通知する例について説明したが、本発明はこのような態様に限定される訳ではない。例えば、通知装置350により、利用者に対して運転の改善を促す通知を行うようにしてもよい。具体的には、「アクセルを吹かさないでください」のようなメッセージを通知装置350により表示するようにしてもよい。このようにすれば、メッセージの内容が上述した実施形態に比べて直接的な表現なので、利用者によるアクセル操作の確実な改善を期待することができる。
上述した実施形態においては、雑音発生源としてエンジンを例に挙げて説明したが、エアコン以外にも、オーディオ装置やカーナビゲーション装置を雑音発生源として音環境の状態の判定対象にしてもよい。また、オーディオ装置やカーナビゲーション装置にも、車室内の音環境に影響を与える音を発生する装置であれば、本発明の音環境の状態の判定対象にすることができる。
集音装置330(マイクロホン)が集音する音が車室内のどこの音を重点に集音するかを切り替えられるようにしてもよい。つまり、車室内に集音装置330を複数設置し(運転席付近、助手席付近、後部座席付近など)、制御装置320がどの集音装置の音信号を使用するかを切り替えられるようにしてもよいし、各集音装置の音信号に重みを付けられるようにしてもよい。また、集音装置330を、指向方向切り替え可能なマイクとし、集音する方向を切り替えられるようにしてもよい。それらの切り替えまたは重み付けは利用者が入力装置310により操作できるようにしてもよい。
Claims (7)
- 複数の雑音発生源の音を含む、車室内の音を集音し、音信号を出力する集音装置と、
車載された、前記複数の雑音発生源の中の特定の1つの雑音発生源に対する利用者の操作に応じた動作量を取得する取得部と、
前記音信号と前記動作量とに基づいて前記車室内の音環境の状態を示す指標が基準を超えたか否かを判定する判定部と、
前記判定部の判定結果に基づいて前記利用者による操作の改善を促す通知を行うことにより、前記利用者に前記音環境の状態を示す指標が基準を超えたことを通知する通知装置と、を備える、
ことを特徴とする車室内音環境通知装置。 - 前記判定部は、
前記音信号を解析して、前記車室内の音の大きさに関する指標を生成する解析部を備え、
前記動作量に関連付けられた前記特定の1つの雑音発生源の音の大きさに関する指標が所定のしきい値を超え、かつ、前記車室内の音の大きさに関する指標が所定値を超えた場合、前記音環境の状態を示す指標が基準を超えたと判定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の車室内音環境通知装置。 - 前記判定部は
前記音信号を解析して、前記車室内の音の大きさに関する指標を生成する解析部を備え、
前記車室内の音の大きさに関する指標の所定期間における変化量に対する、前記取得部により取得した前記動作量に関連付けられた前記特定の1つの雑音発生源の音の大きさに関する指標の前記所定期間における変化量の割合が所定値を超えた場合に、前記音環境の状態を示す指標が基準を超えたと判定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の車室内音環境通知装置。 - 前記音環境の状態を示す指標は、ラウドネス曲線に基づいて定められる、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の車室内音環境通知装置。
- 前記特定の1つの雑音発生源はエンジンであり、前記動作量はエンジンの回転数である、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の車室内音環境通知装置。 - 前記利用者による操作が可能な入力装置を備え、
前記判定部は、前記入力装置における前記操作に基づいて、前記所定値を変更する、
ことを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれか1項に記載の車室内音環境通知装置。 - 複数の雑音発生源の音を含む、車室内の音を集音して
音信号を出力し、
車載された、前記複数の雑音発生源の中の特定の1つの雑音発生源に対する利用者の操作に応じた動作量を取得し、
前記音信号と前記動作量とに基づいて前記車室内の音環境の状態を示す指標が基準を超えたか否かを判定し、
前記判定部の判定結果に基づいて前記利用者による運転の改善を促す通知を行うことにより、利用者に前記音環境の状態を示す指標が基準を超えたことを通知する、
ことを特徴とする車室内音環境通知方法。
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