JP2002213985A - オーディオ装置とナビゲーション装置 - Google Patents
オーディオ装置とナビゲーション装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 オーディオ装置の音声出力とナビゲーション
装置の音声出力とが同時に出力される場合に、オーディ
オ装置における音声出力の減衰量を適正化する。 【解決手段】 ナビゲーション装置の音声案内装置４に
より経路誘導に関する音声ガイダンスがスピーカ４ａか
ら出力されている時に、ユーザがオーディオ装置３を動
作させた場合には、オーディオ装置３の制御部がスピー
カから出力されている音声の音量を、重要な音声ガイダ
ンスほど減衰量を大きくし、あまり重要でない音声ガイ
ダンスは減衰量を小さくするので、オーディオ装置３に
おける音声出力の減衰量を適正化することができる。
装置の音声出力とが同時に出力される場合に、オーディ
オ装置における音声出力の減衰量を適正化する。 【解決手段】 ナビゲーション装置の音声案内装置４に
より経路誘導に関する音声ガイダンスがスピーカ４ａか
ら出力されている時に、ユーザがオーディオ装置３を動
作させた場合には、オーディオ装置３の制御部がスピー
カから出力されている音声の音量を、重要な音声ガイダ
ンスほど減衰量を大きくし、あまり重要でない音声ガイ
ダンスは減衰量を小さくするので、オーディオ装置３に
おける音声出力の減衰量を適正化することができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等に搭載され
て、放送やＣＤ等を受信、再生するオーディオ装置、お
よび現在位置を検出し、現在位置から目的地までの経路
を探索してモニタの画面上に地図表示するナビゲーショ
ン装置に関する。
て、放送やＣＤ等を受信、再生するオーディオ装置、お
よび現在位置を検出し、現在位置から目的地までの経路
を探索してモニタの画面上に地図表示するナビゲーショ
ン装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、自動車等の車両には、ＡＭ放送や
ＦＭ放送を受信するラジオ受信機およびカセットテープ
やＣＤ等を再生するプレーヤが搭載されており、車室内
の運転者や同乗者の気分を快適にするための必要な装置
となっている。また、最近では、ナビゲーション装置が
車両に搭載されている。これは、ＧＰＳ受信機などによ
り現在位置を検出し、その現在位置に対応する地図デー
タをＤＶＤ−ＲＯＭなどの記録媒体またはネットワーク
を通じて取得して液晶モニタに表示するとともに、操作
者が設定した目的地までの推奨経路を探索して、液晶モ
ニタに表示された地図上に重ねて表示することができ
る。また、ナビゲーション装置では、交差点やインター
チェンジなどの分岐点に近づくと、その拡大図や立体図
が表示され、進行方向の案内や到達点までの距離などの
音声ガイダンスが出力される。さらに、走行経路上の渋
滞情報などが、ＶＩＣＳにおける路上ビーコンやＦＭ多
重放送により取得でき、ＶＩＣＳ情報を取得したことが
音声ガイダンスにより出力される。
ＦＭ放送を受信するラジオ受信機およびカセットテープ
やＣＤ等を再生するプレーヤが搭載されており、車室内
の運転者や同乗者の気分を快適にするための必要な装置
となっている。また、最近では、ナビゲーション装置が
車両に搭載されている。これは、ＧＰＳ受信機などによ
り現在位置を検出し、その現在位置に対応する地図デー
タをＤＶＤ−ＲＯＭなどの記録媒体またはネットワーク
を通じて取得して液晶モニタに表示するとともに、操作
者が設定した目的地までの推奨経路を探索して、液晶モ
ニタに表示された地図上に重ねて表示することができ
る。また、ナビゲーション装置では、交差点やインター
チェンジなどの分岐点に近づくと、その拡大図や立体図
が表示され、進行方向の案内や到達点までの距離などの
音声ガイダンスが出力される。さらに、走行経路上の渋
滞情報などが、ＶＩＣＳにおける路上ビーコンやＦＭ多
重放送により取得でき、ＶＩＣＳ情報を取得したことが
音声ガイダンスにより出力される。
【０００３】ナビゲーション装置は、基本的には車両の
走行中は常に動作状態にあり、オーディオ装置は、ユー
ザによって異なるものの、動作状態となっていることが
多い。したがって、オーディオ装置とナビゲーション装
置の両方が搭載されている場合には、両方が同時に動作
状態となって、両方の音声が重なる場合がある。このた
め、従来のオーディオ装置では、音楽等を聴いている時
にナビゲーション装置の音声ガイダンスがあると、オー
ディオ装置の音声出力を減衰（ミュート）させて、音声
ガイダンスを優先して聞き取れるようになっている。
走行中は常に動作状態にあり、オーディオ装置は、ユー
ザによって異なるものの、動作状態となっていることが
多い。したがって、オーディオ装置とナビゲーション装
置の両方が搭載されている場合には、両方が同時に動作
状態となって、両方の音声が重なる場合がある。このた
め、従来のオーディオ装置では、音楽等を聴いている時
にナビゲーション装置の音声ガイダンスがあると、オー
ディオ装置の音声出力を減衰（ミュート）させて、音声
ガイダンスを優先して聞き取れるようになっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ナビゲーション装置では、例えば高速道路の分岐点付近
では、「ポーン！およそ２ｋｍで右方向に分岐しま
す。」「ポーン！およそ１ｋｍで右方向に分岐しま
す。」「ポーン！まもなく右方向に分岐します。」など
と繰り返し音声ガイダンスが出力されるため、運転者ま
たは同乗者がオーディオ装置により音楽等を聞いている
場合に、そのたび毎に音声出力が減衰されるので、運転
者または同乗者にとっては耳障りとなり、不快感を与え
るという問題があった。
ナビゲーション装置では、例えば高速道路の分岐点付近
では、「ポーン！およそ２ｋｍで右方向に分岐しま
す。」「ポーン！およそ１ｋｍで右方向に分岐しま
す。」「ポーン！まもなく右方向に分岐します。」など
と繰り返し音声ガイダンスが出力されるため、運転者ま
たは同乗者がオーディオ装置により音楽等を聞いている
場合に、そのたび毎に音声出力が減衰されるので、運転
者または同乗者にとっては耳障りとなり、不快感を与え
るという問題があった。
【０００５】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、オーディオ装置の音声出力とナビゲーシ
ョン装置の音声出力とが同時に出力される場合に、オー
ディオ装置における音声出力の減衰量を適正化すること
のできるオーディオ装置およびナビゲーション装置を提
供することを目的とする。
るものであり、オーディオ装置の音声出力とナビゲーシ
ョン装置の音声出力とが同時に出力される場合に、オー
ディオ装置における音声出力の減衰量を適正化すること
のできるオーディオ装置およびナビゲーション装置を提
供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のオーディオ装置は、経路誘導に関する音声
ガイダンスを出力するナビゲーション装置に接続され
て、前記ナビゲーション装置から入力される音声ガイダ
ンスの階層情報に応じて音声出力を減衰させる制御手段
を備えたものであり、オーディオ装置の音声出力とナビ
ゲーション装置の音声出力とが同時に出力される場合
に、音声ガイダンスの階層情報に応じてオーディオ装置
における音声出力の減衰量を適正化することができる。
に、本発明のオーディオ装置は、経路誘導に関する音声
ガイダンスを出力するナビゲーション装置に接続され
て、前記ナビゲーション装置から入力される音声ガイダ
ンスの階層情報に応じて音声出力を減衰させる制御手段
を備えたものであり、オーディオ装置の音声出力とナビ
ゲーション装置の音声出力とが同時に出力される場合
に、音声ガイダンスの階層情報に応じてオーディオ装置
における音声出力の減衰量を適正化することができる。
【０００７】また、本発明のオーディオ装置は、複数の
音源出力部と、前記複数の音源出力部から１つの音源を
選択する選択部と、前記選択された音源の音量を調整す
る音量調整部と、前記音量調整部の出力を音声として出
力する音声出力部と、経路誘導に関する音声ガイダンス
を出力するナビゲーション装置から入力される音声ガイ
ダンスの階層情報に応じて前記音量調整部を制御する制
御部とを備えたものであり、オーディオ装置の音声出力
とナビゲーション装置の音声出力とが同時に出力される
場合に、音声ガイダンスの階層情報に応じてオーディオ
装置における音声出力の減衰量を適正化することができ
る。
音源出力部と、前記複数の音源出力部から１つの音源を
選択する選択部と、前記選択された音源の音量を調整す
る音量調整部と、前記音量調整部の出力を音声として出
力する音声出力部と、経路誘導に関する音声ガイダンス
を出力するナビゲーション装置から入力される音声ガイ
ダンスの階層情報に応じて前記音量調整部を制御する制
御部とを備えたものであり、オーディオ装置の音声出力
とナビゲーション装置の音声出力とが同時に出力される
場合に、音声ガイダンスの階層情報に応じてオーディオ
装置における音声出力の減衰量を適正化することができ
る。
【０００８】また、本発明のナビゲーション装置は、経
路誘導に関する音声ガイダンスを出力する音声案内装置
と、前記音声ガイダンスの階層情報に応じて音声出力を
減衰させるオーディオ装置とを備えたものであり、オー
ディオ装置の音声出力と音声案内装置の音声出力とが同
時に出力される場合に、音声ガイダンスの階層情報に応
じてオーディオ装置における音声出力の減衰量を適正化
することができる。
路誘導に関する音声ガイダンスを出力する音声案内装置
と、前記音声ガイダンスの階層情報に応じて音声出力を
減衰させるオーディオ装置とを備えたものであり、オー
ディオ装置の音声出力と音声案内装置の音声出力とが同
時に出力される場合に、音声ガイダンスの階層情報に応
じてオーディオ装置における音声出力の減衰量を適正化
することができる。
【０００９】また、本発明のナビゲーション装置は、地
図情報を取得する地図情報取得手段と、自己の現在位置
を検出する現在位置検出手段と、自己の現在位置から目
的地までの経路を探索する経路探索手段と、前記地図情
報取得手段により取得した地図情報を基に、前記現在位
置検出手段により検出した現在位置と前記経路探索手段
により探索した経路を地図上に表示する表示手段と、前
記探索された経路上の音声ガイダンスを行う音声案内手
段と、放送を受信およびまたは音源を再生するオーディ
オ手段と、前記各手段を制御するとともに、前記音声案
内手段から入力される音声ガイダンスの階層情報に応じ
て前記オーディオ手段の音声出力を減衰させる制御手段
とを備えたものであり、オーディオ手段の音声出力と音
声案内手段の音声出力とが同時に出力される場合に、音
声ガイダンスの階層情報に応じてオーディオ手段におけ
る音声出力の減衰量を適正化することができる。
図情報を取得する地図情報取得手段と、自己の現在位置
を検出する現在位置検出手段と、自己の現在位置から目
的地までの経路を探索する経路探索手段と、前記地図情
報取得手段により取得した地図情報を基に、前記現在位
置検出手段により検出した現在位置と前記経路探索手段
により探索した経路を地図上に表示する表示手段と、前
記探索された経路上の音声ガイダンスを行う音声案内手
段と、放送を受信およびまたは音源を再生するオーディ
オ手段と、前記各手段を制御するとともに、前記音声案
内手段から入力される音声ガイダンスの階層情報に応じ
て前記オーディオ手段の音声出力を減衰させる制御手段
とを備えたものであり、オーディオ手段の音声出力と音
声案内手段の音声出力とが同時に出力される場合に、音
声ガイダンスの階層情報に応じてオーディオ手段におけ
る音声出力の減衰量を適正化することができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。なお、本実施の形態では、
音声ガイダンスの階層情報として、音声ガイダンスの重
要度情報に応じて階層分けした例について説明する。図
１は本発明の実施の形態における車載用のナビゲーショ
ン装置の概略構成を示している。図１において、ＧＰＳ
受信機１は、複数のＧＰＳ衛星から電波を受信して自車
の現在位置情報を取得する。ＶＩＣＳ受信機２は、路上
に設置された光ビーコン、電波ビーコン、またはＦＭ多
重放送を受信して道路交通情報を取得する。オーディオ
装置３は、ＡＭ放送およびＦＭ放送を受信するラジオ受
信機およびＣＤ等の音源を再生するデッキを備えてい
る。音声案内装置４は、高速道路等における入口、出
口、合流点、分岐点、インターチェンジ、サービスエリ
ア、パーキングエリア、ＶＩＣＳ情報受信等の経路誘導
に関する音声ガイダンスをスピーカ４ａから出力する。
液晶モニタ５は、地図情報や道路交通情報、その他の操
作内容や動作内容を表示するものである。インターネッ
ト接続部６は、電話回線を通じてインターネットに接続
するもので、外部の情報センターから地図情報や道路交
通情報を取得する。なお、地図情報の取得は、ＤＶＤ−
ＲＯＭ等からディスクドライバによって取得するように
してもよい。操作入力部７は、液晶モニタ５の前面に設
けられたスイッチやリモコンで構成され、種々の命令を
入力する。経路探索部８は、ＧＰＳ受信機１が取得した
現在位置から操作入力部７においてユーザが設定した目
的地までの推奨経路を探索して液晶モニタ５に表示す
る。記憶部９は、受信したＧＰＳ情報、ＶＩＣＳ情報、
地図情報、音声ガイダンス重要度情報、プログラム、作
業データ、その他のデータを記憶する。制御部１０は、
装置全体を制御するとともに、操作入力部７からの指示
に基づき各部を制御して指示内容を実現する。
て図面を参照して説明する。なお、本実施の形態では、
音声ガイダンスの階層情報として、音声ガイダンスの重
要度情報に応じて階層分けした例について説明する。図
１は本発明の実施の形態における車載用のナビゲーショ
ン装置の概略構成を示している。図１において、ＧＰＳ
受信機１は、複数のＧＰＳ衛星から電波を受信して自車
の現在位置情報を取得する。ＶＩＣＳ受信機２は、路上
に設置された光ビーコン、電波ビーコン、またはＦＭ多
重放送を受信して道路交通情報を取得する。オーディオ
装置３は、ＡＭ放送およびＦＭ放送を受信するラジオ受
信機およびＣＤ等の音源を再生するデッキを備えてい
る。音声案内装置４は、高速道路等における入口、出
口、合流点、分岐点、インターチェンジ、サービスエリ
ア、パーキングエリア、ＶＩＣＳ情報受信等の経路誘導
に関する音声ガイダンスをスピーカ４ａから出力する。
液晶モニタ５は、地図情報や道路交通情報、その他の操
作内容や動作内容を表示するものである。インターネッ
ト接続部６は、電話回線を通じてインターネットに接続
するもので、外部の情報センターから地図情報や道路交
通情報を取得する。なお、地図情報の取得は、ＤＶＤ−
ＲＯＭ等からディスクドライバによって取得するように
してもよい。操作入力部７は、液晶モニタ５の前面に設
けられたスイッチやリモコンで構成され、種々の命令を
入力する。経路探索部８は、ＧＰＳ受信機１が取得した
現在位置から操作入力部７においてユーザが設定した目
的地までの推奨経路を探索して液晶モニタ５に表示す
る。記憶部９は、受信したＧＰＳ情報、ＶＩＣＳ情報、
地図情報、音声ガイダンス重要度情報、プログラム、作
業データ、その他のデータを記憶する。制御部１０は、
装置全体を制御するとともに、操作入力部７からの指示
に基づき各部を制御して指示内容を実現する。
【００１１】図２は上記オーディオ装置３の概略構成を
示している。図２において、ＣＤデッキ１１とラジオチ
ューナ１２は音源であり、他にＭＤデッキやカセットテ
ープレコーダを備えている場合もある。ＣＤデッキ１１
とラジオチューナ１２は、アナログスイッチ１３により
いずれかが選択され、選択された音源は、電子ボリュー
ム１４により音量が調整され、増幅部１５で増幅された
後、スピーカ１６から出力される。操作部１７は、ユー
ザが、電源のオン、オフ、音源の選択、放送局または曲
の選択、音量の調整等を行うものであり、操作部１７か
ら操作者が放送局を選択すると、ＣＰＵ１８がその放送
局に対応する周波数をＰＬＬ回路１９に設定するととも
に、アナログスイッチ１３をラジオチューナ１２側に切
り替える。表示部２０は、現在選択されている音源、放
送局または曲、音量等を視覚的に表示する。記憶部２１
は、ＣＰＵ１８が制御するプログラムや作業データを一
時的に記憶するとともに、放送局の周波数や音声ガイダ
ンス重要度に応じた音量レベルの情報を記憶している。
示している。図２において、ＣＤデッキ１１とラジオチ
ューナ１２は音源であり、他にＭＤデッキやカセットテ
ープレコーダを備えている場合もある。ＣＤデッキ１１
とラジオチューナ１２は、アナログスイッチ１３により
いずれかが選択され、選択された音源は、電子ボリュー
ム１４により音量が調整され、増幅部１５で増幅された
後、スピーカ１６から出力される。操作部１７は、ユー
ザが、電源のオン、オフ、音源の選択、放送局または曲
の選択、音量の調整等を行うものであり、操作部１７か
ら操作者が放送局を選択すると、ＣＰＵ１８がその放送
局に対応する周波数をＰＬＬ回路１９に設定するととも
に、アナログスイッチ１３をラジオチューナ１２側に切
り替える。表示部２０は、現在選択されている音源、放
送局または曲、音量等を視覚的に表示する。記憶部２１
は、ＣＰＵ１８が制御するプログラムや作業データを一
時的に記憶するとともに、放送局の周波数や音声ガイダ
ンス重要度に応じた音量レベルの情報を記憶している。
【００１２】図３（ａ）は図１に示したナビゲーション
装置の記憶部１０が保持している音声ガイダンス重要度
情報の一例を示しており、例えば交差点右折時の音声ガ
イダンス重要度情報の場合は、最初の右折案内「この先
右折します。」はレベル「１」、２番目の右折案内「７
００ｍ先右折します。」はレベル「２」、３番目の右折
案内「３００ｍ先右折します。」はレベル「３」、４番
目の右折案内「１００ｍ先右折します。」はレベル
「２」、直前の右折案内「まもなく右折します。」はレ
ベル「１」に、それぞれ設定されている。また、図３
（ｂ）は図２に示したオーディオ装置３の記憶部２１に
保持された音声ガイダンス重要度情報対応音量レベルの
一例を示しており、例えばレベル「１」の場合は音量減
衰量２０ｄＢ、レベル「２」の場合は音量減衰量１５ｄ
Ｂ、レベル「３」の場合は音量減衰量１０ｄＢに設定さ
れて、レベルが高い程、音量減衰量が大きくなってい
る。
装置の記憶部１０が保持している音声ガイダンス重要度
情報の一例を示しており、例えば交差点右折時の音声ガ
イダンス重要度情報の場合は、最初の右折案内「この先
右折します。」はレベル「１」、２番目の右折案内「７
００ｍ先右折します。」はレベル「２」、３番目の右折
案内「３００ｍ先右折します。」はレベル「３」、４番
目の右折案内「１００ｍ先右折します。」はレベル
「２」、直前の右折案内「まもなく右折します。」はレ
ベル「１」に、それぞれ設定されている。また、図３
（ｂ）は図２に示したオーディオ装置３の記憶部２１に
保持された音声ガイダンス重要度情報対応音量レベルの
一例を示しており、例えばレベル「１」の場合は音量減
衰量２０ｄＢ、レベル「２」の場合は音量減衰量１５ｄ
Ｂ、レベル「３」の場合は音量減衰量１０ｄＢに設定さ
れて、レベルが高い程、音量減衰量が大きくなってい
る。
【００１３】次に、上記ナビゲーション装置における経
路案内動作について説明する。図１において、車両のエ
ンジンをかけると装置が起動し、ＧＰＳ受信機１からの
位置情報と、図示されていない方位センサおよび車速セ
ンサからの信号を基に、制御部１０が自車の正確な現在
位置を算出する。この現在位置情報に基づき、制御部１
０が、インターネット接続部６を通じて記憶部９に取り
込んだ地図情報の中から、該当する地図データを読み出
して液晶モニタ５の画面に地図を表示する。次に、運転
者が操作入力部７から目的地を設定すると、経路探索部
８が、現在位置から目的地までの推奨経路を探索して、
液晶モニタ５の画面上の地図に重ねて表示する。運転者
は、液晶モニタ５に表示された案内経路に沿って車両を
進め、路上ビーコンが設置されている場所に差し掛かる
と、ＶＩＣＳ受信機２が路上ビーコンからＶＩＣＳ情報
を取得し、ＶＩＣＳ情報が受信されたことが液晶モニタ
５の画面に表示されるとともに、音声案内装置４のスピ
ーカ４ａから音声により出力される。また、首都高速道
路の入口に近づくと、「ポーン！まもなく料金所です。
料金は７００円です。」などの音声ガイダンスが行われ
る。音声ガイダンスのための音声信号は地図情報の中に
含まれている。
路案内動作について説明する。図１において、車両のエ
ンジンをかけると装置が起動し、ＧＰＳ受信機１からの
位置情報と、図示されていない方位センサおよび車速セ
ンサからの信号を基に、制御部１０が自車の正確な現在
位置を算出する。この現在位置情報に基づき、制御部１
０が、インターネット接続部６を通じて記憶部９に取り
込んだ地図情報の中から、該当する地図データを読み出
して液晶モニタ５の画面に地図を表示する。次に、運転
者が操作入力部７から目的地を設定すると、経路探索部
８が、現在位置から目的地までの推奨経路を探索して、
液晶モニタ５の画面上の地図に重ねて表示する。運転者
は、液晶モニタ５に表示された案内経路に沿って車両を
進め、路上ビーコンが設置されている場所に差し掛かる
と、ＶＩＣＳ受信機２が路上ビーコンからＶＩＣＳ情報
を取得し、ＶＩＣＳ情報が受信されたことが液晶モニタ
５の画面に表示されるとともに、音声案内装置４のスピ
ーカ４ａから音声により出力される。また、首都高速道
路の入口に近づくと、「ポーン！まもなく料金所です。
料金は７００円です。」などの音声ガイダンスが行われ
る。音声ガイダンスのための音声信号は地図情報の中に
含まれている。
【００１４】この状態で、ユーザがオーディオ装置３の
電源をオンにし、ラジオ放送を受信すると、オーディオ
装置３のスピーカ１６から音声が出力され、ラジオ放送
を楽しむことができる。そして、車両が右折地点に到達
して、ナビゲーション装置の音声案内装置４から所定の
音声ガイダンスが出力されると、制御部１０は、音声ガ
イダンスが出力されるその都度、図３（ａ）に示すテー
ブルを参照して、音声ガイダンス重要度情報のレベル信
号をオーディオ装置３に出力する。オーディオ装置３で
は、ＣＰＵ１８が、記憶部２１に保持した図３（ｂ）に
示すテーブルを参照して、音声ガイダンス重要度情報の
レベル信号が入力されるその都度、電子ボリューム１４
における音量を制御する。これにより、オーディオ装置
３からは、音声ガイダンス重要度情報に応じて、所定量
減衰された音量の音声が出力され、オーディオ装置にお
ける音声出力の減衰量を適正化することができる。
電源をオンにし、ラジオ放送を受信すると、オーディオ
装置３のスピーカ１６から音声が出力され、ラジオ放送
を楽しむことができる。そして、車両が右折地点に到達
して、ナビゲーション装置の音声案内装置４から所定の
音声ガイダンスが出力されると、制御部１０は、音声ガ
イダンスが出力されるその都度、図３（ａ）に示すテー
ブルを参照して、音声ガイダンス重要度情報のレベル信
号をオーディオ装置３に出力する。オーディオ装置３で
は、ＣＰＵ１８が、記憶部２１に保持した図３（ｂ）に
示すテーブルを参照して、音声ガイダンス重要度情報の
レベル信号が入力されるその都度、電子ボリューム１４
における音量を制御する。これにより、オーディオ装置
３からは、音声ガイダンス重要度情報に応じて、所定量
減衰された音量の音声が出力され、オーディオ装置にお
ける音声出力の減衰量を適正化することができる。
【００１５】このように、本実施の形態によれば、ナビ
ゲーション装置の音声案内装置４により経路誘導に関す
る音声ガイダンスがスピーカ４ａから出力されている時
に、ユーザがオーディオ装置３を動作させた場合には、
オーディオ装置３のＣＰＵ１８がスピーカ１６から出力
されている音声の音量を、音声案内装置４からの音声ガ
イダンス重要度情報に応じて変化させるので、重要な音
声ガイダンスほど減衰量が大きくなって音声ガイダンス
が聞き取りやすくなり、あまり重要でない音声ガイダン
スは減衰量が小さく、オーディオ装置３の音声が聞き取
りやすくなるので、オーディオ装置を聞いているユーザ
に不快感を与えることが少なくなる。
ゲーション装置の音声案内装置４により経路誘導に関す
る音声ガイダンスがスピーカ４ａから出力されている時
に、ユーザがオーディオ装置３を動作させた場合には、
オーディオ装置３のＣＰＵ１８がスピーカ１６から出力
されている音声の音量を、音声案内装置４からの音声ガ
イダンス重要度情報に応じて変化させるので、重要な音
声ガイダンスほど減衰量が大きくなって音声ガイダンス
が聞き取りやすくなり、あまり重要でない音声ガイダン
スは減衰量が小さく、オーディオ装置３の音声が聞き取
りやすくなるので、オーディオ装置を聞いているユーザ
に不快感を与えることが少なくなる。
【００１６】なお、上記実施の形態では、音声ガイダン
スの階層情報として重要度情報を例に説明したが、案内
地点までの距離情報等に応じて階層分けしてもよい。ま
た、車載用のナビゲーション装置として説明したが、本
発明は、単に車両内に持ち込んで使用する携帯型のナビ
ゲーション装置にも適用できるものである。
スの階層情報として重要度情報を例に説明したが、案内
地点までの距離情報等に応じて階層分けしてもよい。ま
た、車載用のナビゲーション装置として説明したが、本
発明は、単に車両内に持ち込んで使用する携帯型のナビ
ゲーション装置にも適用できるものである。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のオーディ
オ装置は、経路誘導に関する音声ガイダンスを出力する
ナビゲーション装置に接続されて、ナビゲーション装置
から入力される音声ガイダンスの階層情報に応じて音声
出力を減衰させる制御手段を備えているので、オーディ
オ装置の音声出力とナビゲーション装置の音声出力とが
同時に出力される場合に、音声ガイダンスの階層情報に
応じてオーディオ装置における音声出力の減衰量を適正
化することができる。
オ装置は、経路誘導に関する音声ガイダンスを出力する
ナビゲーション装置に接続されて、ナビゲーション装置
から入力される音声ガイダンスの階層情報に応じて音声
出力を減衰させる制御手段を備えているので、オーディ
オ装置の音声出力とナビゲーション装置の音声出力とが
同時に出力される場合に、音声ガイダンスの階層情報に
応じてオーディオ装置における音声出力の減衰量を適正
化することができる。
【００１８】また、本発明のナビゲーション装置は、経
路誘導に関する音声ガイダンスを出力する音声案内装置
と、音声ガイダンスの階層情報に応じて音声出力を減衰
させるオーディオ装置とを備えたものであり、オーディ
オ装置の音声出力と音声案内装置の音声出力とが同時に
出力される場合に、音声ガイダンスの階層情報に応じて
オーディオ装置における音声出力の減衰量を適正化する
ことができる。
路誘導に関する音声ガイダンスを出力する音声案内装置
と、音声ガイダンスの階層情報に応じて音声出力を減衰
させるオーディオ装置とを備えたものであり、オーディ
オ装置の音声出力と音声案内装置の音声出力とが同時に
出力される場合に、音声ガイダンスの階層情報に応じて
オーディオ装置における音声出力の減衰量を適正化する
ことができる。
【図１】本発明の実施の形態におけるナビゲーション装
置の構成を示す概略ブロック図
置の構成を示す概略ブロック図
【図２】本発明の実施の形態におけるオーディオ装置の
構成を示す概略ブロック図
構成を示す概略ブロック図
【図３】（ａ）本発明のナビゲーション装置に保持され
ている音声ガイダンス重要度情報の一例を示すテーブル
図 （ｂ）本発明のオーディオ装置に保持されている音声ガ
イダンス重要度情報対応音量レベルの一例を示すテーブ
ル図
ている音声ガイダンス重要度情報の一例を示すテーブル
図 （ｂ）本発明のオーディオ装置に保持されている音声ガ
イダンス重要度情報対応音量レベルの一例を示すテーブ
ル図
１ ＧＰＳ受信機 ２ ＶＩＣＳ受信機 ３ オーディオ装置 ４ 音声案内装置 ５ 液晶モニタ ６ インターネット接続部 ７ 操作入力部 ８ 経路探索部 ９ 記憶部 １０ 制御部 １１ ＣＤデッキ １２ ラジオチューナ １３ アナログスイッチ １４ 電子ボリューム １５ 増幅部 １６ スピーカ １７ 操作部 １８ ＣＰＵ １９ ＰＬＬ回路 ２０ 表示部 ２１ 記憶部
Claims (4)
- 【請求項１】 経路誘導に関する音声ガイダンスを出力
するナビゲーション装置に接続されて、前記ナビゲーシ
ョン装置から入力される音声ガイダンスの階層情報に応
じて音声出力を減衰させる制御手段を備えたオーディオ
装置。 - 【請求項２】 複数の音源出力部と、前記複数の音源出
力部から１つの音源を選択する選択部と、前記選択され
た音源の音量を調整する音量調整部と、前記音量調整部
の出力を音声として出力する音声出力部と、経路誘導に
関する音声ガイダンスを出力するナビゲーション装置か
ら入力される音声ガイダンスの階層情報に応じて前記音
量調整部を制御する制御部とを備えたオーディオ装置。 - 【請求項３】 経路誘導に関する音声ガイダンスを出力
する音声案内装置と、前記音声ガイダンスの階層情報に
応じて音声出力を減衰させるオーディオ装置とを備えた
ナビゲーション装置。 - 【請求項４】 地図情報を取得する地図情報取得手段
と、自己の現在位置を検出する現在位置検出手段と、自
己の現在位置から目的地までの経路を探索する経路探索
手段と、前記地図情報取得手段により取得した地図情報
を基に、前記現在位置検出手段により検出した現在位置
と前記経路探索手段により探索した経路を地図上に表示
する表示手段と、前記探索された経路上の音声ガイダン
スを行う音声案内手段と、放送を受信およびまたは音源
を再生するオーディオ手段と、前記各手段を制御すると
ともに、前記音声案内手段から入力される音声ガイダン
スの階層情報に応じて前記オーディオ手段の音声出力を
減衰させる制御手段とを備えたナビゲーション装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001006793A JP2002213985A (ja) | 2001-01-15 | 2001-01-15 | オーディオ装置とナビゲーション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001006793A JP2002213985A (ja) | 2001-01-15 | 2001-01-15 | オーディオ装置とナビゲーション装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002213985A true JP2002213985A (ja) | 2002-07-31 |
Family
ID=18874628
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001006793A Pending JP2002213985A (ja) | 2001-01-15 | 2001-01-15 | オーディオ装置とナビゲーション装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002213985A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2001
- 2001-01-15 JP JP2001006793A patent/JP2002213985A/ja active Pending
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