JP2002344268A - 音声再生装置 - Google Patents

音声再生装置

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JP2002344268A
JP2002344268A JP2001143020A JP2001143020A JP2002344268A JP 2002344268 A JP2002344268 A JP 2002344268A JP 2001143020 A JP2001143020 A JP 2001143020A JP 2001143020 A JP2001143020 A JP 2001143020A JP 2002344268 A JP2002344268 A JP 2002344268A
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JP
Japan
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acoustic characteristic
sound
volume
audio
vehicle
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Application number
JP2001143020A
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English (en)
Inventor
Ariumi Kubota
有海 窪田
Mikio Mori
幹雄 森
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP2001143020A priority Critical patent/JP2002344268A/ja
Publication of JP2002344268A publication Critical patent/JP2002344268A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動体の位置に応じて音声の音響特性を制御
することができる優れた音声再生装置を提供する。 【解決手段】 自車位置検出手段2で現在位置を検出
し、その現在位置に応じて音量・周波数特性記憶手段7
に記憶されている音響特性情報を用いて、出力装置10か
ら出力する再生音声を音量・周波数特性自動変更手段8
で制御することによって、車室内で出力される再生音声
が現在位置に応じた最適な音響特性となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声信号の音量、
周波数特性等の音響特性を変更して出力する音声再生装
置に関し、特に、車両等の移動体で使用される音声再生
装置の音響特性を変更するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、使用者の操作に応じて出力さ
れる音声信号の音量、周波数特性等の音響特性を変更す
る音声再生装置があり、その中で、カー・オーディオの
音量を車両の速度や回転数に応じて調整するものが知ら
れており、例えば、図9のように示される(このような
技術として、実開平6−58618号公報、特開平8−
198025号公報参照)。
【0003】図9において、速度検出器1からCPU2
にスピードシグナルが入力すると、CPU2が音量ボリ
ウム3を制御してカー・オーディオで構成されるオーデ
ィオソース4から出力される音量レベルを調整すること
により、音声ボリウム3から出力される信号をオーディ
オ再生システム5が再生してその再生信号をスピーカ6
から出力するようになっており、スピーカ6から出力さ
れるオーディオソース4の音量レベルを簡単に調整して
車両の走行ノイズの影響を受けるのを防止することでき
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の音声再生装置にあっては、車両の走行速度に
応じて音響特性を変更しているだけであるため、都心部
と郊外あるいは、高速道路と一般道路等のように車両の
現在位置に応じて音響特性を制御することができないと
いう問題があった。
【0005】本発明は、上記従来の問題を解決するため
のものであり、移動体の位置に応じて音声の音響特性を
制御することができる優れた音声再生装置を提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の音声再生装置
は、移動体の現在位置を検出する現在位置検出手段と、
音声信号を出力する音声出力手段と、前記音声出力手段
から出力される音声信号の音響特性を制御する音響特性
制御手段と、位置情報と音響特性情報とを関連付けて記
憶する音響特性記憶手段とを備え、前記音響特性制御手
段が、前記現在位置検出手段で検出された現在位置に応
じて前記音響特性記憶手段から得られる前記音響特性情
報で前記音声信号を制御する構成とした。
【0007】このような構成により、移動体の現在位置
に応じた音響特性に合わせて調整された音声を音声出力
手段から出力することができる。
【0008】また、本発明の音声再生装置は、前記音響
特性記憶手段が、位置情報と位置条件とを関連付ける位
置条件テーブルと、前記位置条件と音響特性情報とを関
連付ける音響特性テーブルとを備え、前記位置条件テー
ブルから前記現在位置に応じた位置条件を得て、その位
置条件に応じた音響特性情報を前記音響特性テーブルか
ら得る構成とした。
【0009】このような構成により、移動体の現在位置
が高速道路や駐車場等の所定の位置条件となる場合に、
その位置条件に応じた音響特性に合わせて調整された音
声を音声出力手段から出力させることができる。
【0010】また、本発明の音声再生装置は、前記音響
特性情報を入力する入力手段と、前記入力手段で入力さ
れた前記音響特性情報と前記現在位置検出手段で検出さ
れた現在位置とを関連付けて前記音響特性記憶手段に記
憶させる記憶制御手段とを備えた構成とした。
【0011】このような構成により、音響特性情報が入
力されて調整された位置またはその調整された位置と同
じ位置条件となる位置では、予め入力して調整された音
響特性に合わせて調整された音声を音声出力手段から出
力させることができる。
【0012】また、本発明の音声再生装置は、車載され
る構成とした。
【0013】このような構成により、車載された音声再
生装置から車室内に出力される音響特性を、車両の位置
に応じて調整して出力することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に基づい
て説明する。
【0015】図1〜図8は本発明に係る音声再生装置の
一実施形態を示す図である。
【0016】まず、構成を説明する。音声再生装置1は
車両に搭載されるものであり、この音声再生装置1は自
車位置検出手段(現在位置検出手段)2、地図データ読
み出し手段3、自車位置表示装置4、任意位置記憶手段
(記憶制御手段)5、位置比較手段6、音量・周波数特
性記憶手段(音響特性記憶手段)7、音量・周波数特性
自動変更手段(音響特性制御手段)8、入力装置(入力
手段)9および出力装置(音声出力手段)10から構成さ
れている。
【0017】自車位置検出手段2、地図データ読み出し
手段3、自車位置表示装置4、任意位置記憶装置5、位
置比較手段6および音量・周波数特性記憶手段7からな
る自車位置検出装置100は、図2に示すように、方位セ
ンサ11、距離センサ12、各種センサ13、センサ信号処理
部14、GPS(Global Positioning System)レシーバ
ー15、CDーROMドライブ16、通信インターフェース
17、 CPU(CentralProcessing Unit)18、ROM(Re
ad Only Memory)19、D−RAM(Dynamic Random Acce
ss Memory)20、S−RAM(Static Random Access Me
mory)21、画像プロセッサ22、漢字・フォントROM2
3、V−RAM(Video Random AccesssMemory)24、R
GB変換回路25および表示・操作部26から構成されてい
る。
【0018】方位センサ11は、自動車(移動体)の絶対
走行方位を検出する地磁気センサおよび自動車の相対走
行方位を検出する光ジャイロ等から構成されており、距
離センサ12は、車輪の回転数に応じたパルスを発生する
ようになっている。
【0019】各種センサ13は、ブレーキスイッチ、パー
キングスイッチ等のオン・オフ信号、電源電圧監視用信
号などの各種センサ信号を出力するようになっている。
【0020】センサ信号処理部14は、方位センサ11、距
離センサ12、各種センサ13等のセンサ信号を処理するよ
うになっている。
【0021】GPSレシーバ15は複数の衛星から送信さ
れる電波を受信し演算することにより受信点の位置(緯
度、経度)を求めるようになっている。
【0022】CD−ROMドライブ16は、地図データが
記録されたCD−ROM16aから地図データを読出すも
のである。
【0023】表示・操作部26は、地図および自動車の現
在走行位置、方位等を表示する液晶ディスプレイ26aお
よびこの液晶ディスプレイ26aの前面に設けられたタッ
チパネル26bからなり、タッチパネル26bには表示地図
の拡大、縮小などを指示するためのスイッチ、経路探索
を指示するスイッチ、液晶ディスプレイ26aに表示され
た地名の中から目的地を選択するスイッチなどが具備さ
れている。
【0024】CPU18は自車位置検出装置100の全体を
制御するものであり、ROM11に格納された演算プログ
ラムに基づいて自車位置検出装置100としてのシーケン
スを実行するようになっている。
【0025】D−RAM12は、方位センサ11、距離セン
サ12、各種センサ13、GPSレシーバ15、CD−ROM
ドライブ16等からのデータやCPU18での演算結果等を
記憶するようになっている。
【0026】S−RAM21は、自車位置検出装置100へ
の電源供給が停止した際にも必要なデータを保持してお
くためのバックアップ用メモリである。
【0027】漢字・フォントRAM23には、液晶ディス
プレイ26aに表示する文字、記号などのパターンが記憶
されている。
【0028】画像プロセッサ22は、地図データや自車の
現在位置データ等に基づいて表示画像を形成するもので
ある。
【0029】V−RAM24は、CPU18から出力される
地図データ、現在位置データおよび漢字・フォントRO
M23から出力される町名、道路名等の漢字・フォントを
合成して液晶ディスプレイ26aに表示する画像を記憶す
るようになっている。
【0030】RGB変換回路25は、V−RAM24の出力
データを色信号に変換するための回路であり、色信号は
RGB変換回路25から液晶ディスプレイ26aに出力され
る。
【0031】通信インターフェース17は、CD−ROM
16、GPSレシーバ15、操作・表示部26とCPU18との
間で信号の遣り取りを行なうインターフェースである。
【0032】一方、音量・周波数特性自動変更手段8、
入力装置9および出力装置10からなる車載用音声再生装
置200は、図3に示すように、アンテナ31、チューナー3
2、記憶媒体ドライブ33、AUX34、インターフェース3
5、音量・音質変更デバイス(DSP)36、CPU37、
入力インターフェース38、入力パネル39、AMP40およ
びスピーカ41から構成されている。
【0033】ここでスピーカ41は、車両の前後左右に設
置される4チャネルのスピーカであり、DSP36やAM
P40は、それら4チャネルに対応するスピーカ41へ送る
音声信号を制御している。
【0034】チューナー32は、アンテナ31から受信した
ラジオやテレビ等の放送の電波を単一放送に検波、同調
し、微小な電気信号に変換するようになっている。
【0035】記録媒体ドライブ33は、CD(Compact Di
sc)、MD(Mini Disc)、DVD(Digital Video Di
sc)、CST(カセット)等の記憶媒体の信号を音声の
微小な電気信号に変換するものである。
【0036】AUX34は、外部接続機器で主にCDチェ
ンジャー等の記憶媒体であり、AUX34は接続インター
フェース35を通じて操作され、音声の微小電気信号が取
り込まれる。
【0037】入力パネル39は、車載用音声再生装置200
の前面のパネルであり、ユーザが車載用音声再生装置20
0を操作するためのボタン類を備えており、この入力パ
ネル39をユーザが操作することによって音声の調整、モ
ード切換え等を行うことができる。
【0038】ユーザが入力パネル39から入力した信号は
入力インターフェース38を通じCPU37に入力される。
【0039】音量・音質変更デバイス36は音量・音質を
変更するためのデバイスであり、ユーザの操作に応じた
CPU37の命令によりソースの選択、音量、音質、音場
の調整を行うものである。
【0040】音量・音質変更デバイス36から出力された
音声の信号はAMP(アンプ)40で増幅され、スピーカ
41で音声に変換される。
【0041】一方、本実施形態では、入力装置9から位
置情報とその位置に応じた音量および周波数特性が書き
込まれるようになっており、この位置情報と音量および
周波数特性はS−RAM21の音響特性テーブル60に記憶
される。
【0042】具体的には、入力装置9から位置情報を入
力する。この位置情報は、例えば、図4の位置条件テー
ブル50に示すように、地点P1〜Pnと位置条件を関連
付けて入力される(例えば、高速道路のある地点P1を
入力、またはP1と異なるある地点P2を入力)。
【0043】そして、この位置条件テーブル50に基づい
て図5に示す音響特性テーブル60を作成する。図5にお
いては、例えば、図6に示す地図の踏切り地点A、交差
点B、駐車場C、高速道路D、高速道路の料金所Eに応
じた位置情報と音響特性情報(音量、周波数特性、リヤ
シートとフロントシートの音量バランス)を関連付けて
S−RAM21の音響特性テーブル60に記憶する。
【0044】ここであらかじめ位置条件テーブル50、あ
るいは位置条件テーブル50に基づいて作成される音響特
性テーブル60が、CD−ROM16あるいはその他の記憶
媒体に記憶されていても良く、また、これらの記憶媒体
に記憶された情報を必要時(位置情報に応じた音響特性
を検索したり、その音響特性で制御するとき)に取得す
る構成としても良い。
【0045】なお、図5においては、音量は−5(最低
音量)〜+5(最高音量)の間に設定され、周波数特性
は高域、中域、低域に分けて強調される帯域が設定さ
れ、自動車のリアシートとフロントシートの間の音量の
バランスが−5(リア強調)〜+5(フロント強調)の
間に設定される。また、図4の位置条件テーブルに示す
ように、地点D(高速道路)ではP1〜Pn−1の地域に
細かく位置情報と音響特性情報とが関連付けられて分類
されている。
【0046】CPU18は検出された自車位置と音響特性
テーブル60を比較して音量・周波数特性を変更してスピ
ーカ41から出力される音量および周波数特性を変更する
ようになっている。
【0047】以上のように図1に示すシステム構成図と
図2、3に示す自車位置検出装置100および車載用音声
再生装置200を関連付けてまとめると、自車位置検出手
段2は、方位センサ11、距離センサ12、各種センサ13、
センサ信号処理部14、GPSレシーバ15およびCPU18
から構成され、地図データ読み出し手段3は、CDーR
OMドライブ16、通信インターフェース17、 CPU1
8、ROM19、D−RAM20、S−RAM21、画像プロ
セッサ22、漢字・フォントROM23、V−RAM24、R
GB変換回路25から構成され、自車位置表示装置4は、
表示・操作部26から構成され、任意位置記憶装置5およ
び音量・周波数特性記憶手段7はS−RAM21から構成
され、位置比較手段6はCPU18から構成されている。
【0048】また、音量・周波数特性自動変更手段8
は、アンテナ31、チューナー32、記憶媒体ドライブ33、
AUX34、インターフェース35、音量・音質変更デバイ
ス36、CPU37、入力インターフェース38、入力パネル
39から構成され、出力装置10はAMP40およびスピーカ
41から構成されている。
【0049】以上のように構成された音響再生装置につ
いて、図7、8のフローチャートに基づいてその動作に
ついて説明する。なお、図7、8のフローチャートは、
ROM19に格納され、CPU18によって実行される制御
プログラムである。
【0050】まず、任意の位置においてスピーカ41から
出力される音量および周波数特性を自動変更したい場合
には、入力装置9によって位置情報と音量および周波数
特性を設定する(ステップS1)。
【0051】このとき、位置情報はS−RAM21の位置
条件テーブル50に書き込まれる。それと同時にその位置
情報に対応した自動変更させたい音量および周波数がS
−RAM21の音響特性テーブル60に書き込まれる(ステ
ップS2)
【0052】次いで、自動車を走行中に、方位センサ11
と距離センサ12によって検出された自車位置情報がセン
サ信号処理部14を介してCPU18に入力される(ステッ
プS3)。
【0053】このとき、CPU18はS−RAM21に書き
込まれた位置情報を読み込み(ステップS4)、それと
センサ信号処理部14から入力された現在の自車位置情報
を比較し(ステップS5)、 自車位置と読み込んだ位置
データが一致したか否かを判断する(ステップS6)。
【0054】ここで、これら2つの位置情報が一致した
場合、CPU18はS―RAM21から位置データと同時に
書き込まれた音量および周波数特性のデータを読み込み
(ステップS7)、読み込んだ音量および周波数特性の
データを音声再生装置200のCPU37に出力する(ステ
ップS8)。
【0055】次いで、CPU37から音量・音質変更デバ
イス36に対して音量および周波数特性データを送信する
ことにより(ステップS9)、設定された音量および周
波数特性に変更された音声がスピーカより出力される
(ステップS10)。
【0056】一方、ステップS6で 自車位置と読み込ん
だ位置データが一致しなかった場合には、CPU37は音
量・音質変更デバイス36に対して音量および周波数特性
の変更を行なわず(ステップS11)、スピーカ41からそ
のままの音声を出力する(ステップS12)。
【0057】図8は過去に音量および周波数特性が変更
されたときの履歴を記憶し、その履歴に基づいて音声出
力を変更する制御を示すものである。
【0058】図8において、まず、任意の位置において
スピーカ41から出力される音量および周波数特性を自動
変更したい場合には、入力装置9によって位置情報と音
量および周波数特性を設定する(ステップS21)。
【0059】このとき、位置情報はS−RAM21の位置
条件テーブル50に書き込まれる。それと同時にその位置
情報に対応した自動変更させたい音量および周波数がS
−RAM21の音響特性テーブル60に書き込まれる。
【0060】なお、このときに、過去の音量および周波
数特性の変更時にS−RAM21に書き込まれた位置、音
量および周波数特性データをCPU18がS−RAM21か
ら読み込み(ステップS22)、 自車位置と音量、周波
数特性と読み込んだ各データとを比較し(ステップS2
3)、比較したデータが全て一致したか否かを判別する
(ステップS24)。
【0061】このとき、音量の変化量等のデータが一致
すればこれらのデータを自動変更用データとして再度S
―RAM21に書き込む(ステップS25)。また、比較し
たデータが一致しない場合は変更履歴として位置と音量
および周波数特性21をSーRAM21(ステップS26)に
書き込む。
【0062】一方、自車位置と自動変更用のデータの位
置が一致した場合は、図7のフローチャートと同様の処
理を実行する(ステップS7〜S12)。
【0063】このように本実施の形態における音声再生
装置は、移動体の現在位置に応じてS―RAM21から得
られる音量および周波数特性でスピーカ41から出力され
る音声信号を制御するようにしたため、自動車の現在位
置に応じた音量および周波数特性に合わせて調整された
音声をスピーカ41から出力することができる。
【0064】また、S−RAM21に、位置情報と位置条
件とを関連付ける位置条件テーブル50と、位置条件と音
響特性情報とを関連付ける音響特性テーブルとを設け、
位置条件テーブル50から自動車の現在位置に応じた位置
条件を得て、その位置条件に応じた音響特性情報を音響
特性テーブル60から得るようにしたため、自動車の現在
位置が高速道路や駐車場等の所定の位置条件となる場合
に、その位置条件に応じた音響特性に合わせて調整され
た音声をスピーカ41から出力させることができる。
【0065】また、音響特性情報を入力する入力装置9
と、入力装置9で入力された音響特性情報と自動車の現
在位置とを関連付けてS−RAM21に記憶させるように
したため、音響特性情報が入力されて調整された位置ま
たはその調整された位置と同じ位置条件となる位置で
は、予め入力して調整された音響特性に合わせて調整さ
れた音声をスピーカ41から出力させることができる。
【0066】なお、制御に用いる音響特性情報は、上記
のように音量、周波数特性、リアシートとフロントシー
トの音量バランスを複合したものに限らず、音量、周波
数特性、リアシートとフロントシートの音量バランスの
少なくとも何れかを用いたり、その他の音響特性情報を
用いても良い。
【0067】ここで少なくとも音量とした場合は電子ボ
リューム等の簡単なレベル調整で再生音声または車外の
状態が認識できる車外に生じている音を聞き取り易くす
ることができ、また、少なくとも周波数特性とした場合
は再生音声の車外の音(例えば高速道路のロードノイ
ズ)でマスキングされにくくしたり、再生音声と車外の
音(例えば踏切の警報音)を識別して聞き取りやすくす
ることができ、また少なくともリアシートとフロントシ
ートの音量バランスとした場合には、同乗者には再生音
声が聞きやすく、運転者には場所に応じて再生音声と車
外の音の何れかを聞き取りやすくすることができる。
【0068】なお、リアシートとフロントシートの音量
バランスの音響特性情報で制御する代わりに、左右にそ
れぞれ設けられたスピーカでの音量バランス(左右バラ
ンス)や、前後左右のそれぞれのスピーカの音量バラン
スを示す音響特性情報を用いて運転席で車外の音を聞き
取りやすくしたり、助手席あるいは後部座席で再生音声
を聞き取り易くしたりしても良い。
【0069】特に、図5に示すように音響特性情報を設
定することによって、例えば踏切付近(地点A)では全
体の音量を下げて踏切の警報音を聞き取りやすく、さら
に再生音声の高域部分を強調することによって低域から
中域程度となる警報音と再生音声とをどちらも聞き取り
やすくすることができる。また、交差点付近(地点B)
では運転手側であるフロント側の音量を特にリア側より
も下げることによって、運転者が交差点での周囲音を聞
き取りやすく、同乗者等には再生音声を聞き取りやすく
することができる。
【0070】また、駐車場付近(地点C)では車外への
(特に低域と高域の)音漏れが少なくなるとともに、同
乗者等には再生音声を聞き取りやすくすることができ
る。また、高速道路(地点D)では、高速走行によるロ
ードノイズや風切り音によって再生音声が聞きづらくな
らないように、全体の音量を上げるとともに、ロードノ
イズや風切り音でマスキングされやすい低域と高域を強
調することによって再生音声を聞き取りやすくすること
ができる。
【0071】また、高速道路の料金所付近(地点E)で
はフロント側の音量をリア側の音量よりも大きく下げ
て、運転者の料金収受の邪魔にならなず、同乗者には聞
き取りやすい再生音声とすることができる。
【0072】なお、走行速度を検出した結果も使用する
ことによって、高速道路であっても渋滞等で低速走行し
ている場合には音響特性を制御する度合いを小さいもの
としたり、また、音響特性の制御を停止するようにして
も良いし、また、駐車場付近等では逆に通過する場合等
速度が早い場合には音響特性を制御する度合いを小さく
したり停止したりしても良い。
【0073】また、特性の位置情報を検出した時刻に対
する、再生音声をその位置情報に応じた音響特性に制御
する処理の時刻は、すぐに処理を実行しても良いし、所
定のタイムラグをもって実行しても良い。
【0074】さらに、位置条件や音響特性の設定値や速
度等によって適応的にタイムラグを制御して処理を実行
しても良い。この場合に踏切等に近づく場合に、速度が
速ければ踏切の位置から遠い場所から再生音声の制御を
開始し、速度が遅ければ踏切に近い場所から再生音声の
制御を開始することによって、制御の開始から踏切に到
着するまでの時間が同じようにすることができる。
【0075】
【発明の効果】本発明によれば、移動体の現在位置に応
じた音量または周波数特性に合わせて調整された音声を
出力手段から出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る音声出力装置の一実施形態の全体
構成を示すブロック図
【図2】一実施形態の自車位置検出装置のブロック図
【図3】一実施形態の車載用音声再生装置のブロック図
【図4】一実施形態の位置条件テーブルを示す図
【図5】一実施形態の音響特性テーブルを示す図
【図6】一実施形態の地図データを示す図
【図7】一実施形態の音声再生方法の手順を示すフロー
チャート
【図8】一実施形態の音声再生方法の他の手順を示すフ
ローチャート
【図9】従来の音声再生装置を示す図
【符号の説明】
1 音声再生装置 2 自車位置検出手段(現在位置検出手段) 3 地図データ読み出し手段 5 任意位置記憶手段(記憶制御手段) 7 音量・周波数特性記憶手段(音響特性記憶手段) 8 音量・周波数特性自動変更手段(音響特性制御手
段) 9 入力装置(入力手段) 10 出力装置(音声出力手段) 50 位置条件テーブル 60 音響特性テーブル
フロントページの続き Fターム(参考) 2F029 AA02 AB01 AB07 AB13 AC02 AC09 AC18 3D020 BA02 BA09 BD05 BE03 5D020 AC05 AC10 5J030 AA01 AA10 AB01 AC02 AC10 AC20 AC21 AC22 5J100 JA06 LA00 QA01 SA06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体の現在位置を検出する現在位置検
    出手段と、記録媒体または放送の音声信号を再生して出
    力する音声出力手段と、前記音声出力手段から出力され
    る音声信号の音響特性を制御する音響特性制御手段と、
    位置情報と音響特性情報とを関連付けて記憶する音響特
    性記憶手段とを備え、 前記音響特性制御手段が、前記現在位置検出手段で検出
    された現在位置に応じて前記音響特性記憶手段から得ら
    れる前記音響特性情報で前記音声信号を制御することを
    特徴とする音声再生装置。
  2. 【請求項2】 前記音響特性記憶手段が、位置情報と位
    置条件とを関連付ける位置条件テーブルと、前記位置条
    件と音響特性情報とを関連付ける音響特性テーブルとを
    備え、 前記位置条件テーブルから前記現在位置に応じた位置条
    件を得て、その位置条件に応じた音響特性情報を前記音
    響特性テーブルから得ることを特徴とする請求項1記載
    の音声再生装置。
  3. 【請求項3】 前記音響特性情報を入力する入力手段
    と、前記入力手段で入力された前記音響特性情報と前記
    現在位置検出手段で検出された現在位置とを関連付けて
    前記音響特性記憶手段に記憶させる記憶制御手段とを備
    えたことを特徴とする請求項1または2記載の音声再生
    装置。
  4. 【請求項4】 車載されることを特徴とする請求項1乃
    至3何れかに記載の音声再生装置。
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