JP2005223822A - 情報端末装置 - Google Patents

情報端末装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005223822A
JP2005223822A JP2004032012A JP2004032012A JP2005223822A JP 2005223822 A JP2005223822 A JP 2005223822A JP 2004032012 A JP2004032012 A JP 2004032012A JP 2004032012 A JP2004032012 A JP 2004032012A JP 2005223822 A JP2005223822 A JP 2005223822A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processing unit
unit
communication
information terminal
terminal device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004032012A
Other languages
English (en)
Inventor
Izuru Kiyokawa
出 清川
Kiyoshi Toyoda
潔 豊田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2004032012A priority Critical patent/JP2005223822A/ja
Publication of JP2005223822A publication Critical patent/JP2005223822A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Abstract

【課題】無線通信手段間の干渉の低減および消費電力の低減を図ること。
【解決手段】本発明にかかる情報端末装置1は、RFID処理部3を備えるとともに、識別情報等を外部管理装置に対して送信する通信手段としてブルートゥース処理部5と無線LAN処理部6とを備える。情報端末装置1は、選択された処理モードに対応する処理部の電源をオン状態とし、他の処理部の電源をオフ状態とする制御部7をさらに備えるため、消費される電力を低減することが可能となる。また、入力された処理モードに対応する処理部の電源のみがオン状態とされるため、RFID処理部3、ブルートゥース処理部5および無線LAN処理部6との間の干渉を低減することが可能となる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、識別情報記録媒体に記録された識別情報を取得する読取処理を行なう読取手段と、前記識別情報の送信処理を行なう複数の通信手段とを備えた情報端末装置に関する。
従来から、無線通信システムの1つとして、RFID(Radio Frequency Identification)システムが開発されており、商品管理等に利用されている。RFIDシステムでは、識別情報等が記録されたRFIDタグを管理対象に取り付け、専用の情報端末装置を用いて所定周波数の電波を介してRFIDタグに記録された識別情報等を読み取る読取処理を行なう。情報端末装置は、読取処理によって読み取ったRFIDタグの識別情報等を外部の管理装置に送信し、管理対象を管理している。
近年、無線通信技術の発達にともない、たとえば、ブルーツゥースモジュールと無線LAN(Local Area Network)モジュールとを無線通信機器として搭載した情報端末装置が提案されている(特許文献1参照)。この情報端末装置は、読み取ったRFIDタグの識別情報等をブルーツゥースモジュールまたは無線LANモジュールを用いて外部管理装置に送信している。
無線LANには、標準仕様として、IEEE802.11a規格,IEEE802.11b規格,IEEE802.11g規格がある。IEEE802.11a規格は、5.2GHz帯の電波を用い、IEEE802.11b規格およびIEEE802.11g規格は、2,4GHz帯の電波を用いる。また、ブルートゥースには、標準仕様として、IEEE801.15.1規格がある。ブルートゥースは、2.4GHz帯の2.4GHz〜2.4835GHzの電波を用いる。ブルートゥースは、W−PAN(Wireless Personal Area Network)技術の一方式であり、無線LANと比較し通信範囲が狭い、狭域ネットワークである。また、RFIDでは、一般に、125KHz、13.56MHz、2.45GHzの周波数帯の電波を使用している。
特開2003−122896号公報
しかしながら、従来の情報端末装置では、情報端末装置に搭載された複数の無線通信機器がほぼ同じ周波数帯を使用している場合、これらの複数の無線通信機器を同時に動作させると互いに干渉を起こし、通信速度の低下を招くという問題があった。
また、近年、情報端末装置の小型化が求められており、これにともない情報端末装置の省電力化が必要とされている。しかしながら、複数の無線通信機器を同時に動作させ、外部管理装置に対して識別情報等の送信を行なわせた場合、これらの無線通信機器の駆動によって消費される電力が多くなり、情報端末装置の省電力化に支障をきたしていた。このため、情報端末装置に搭載される電池の小型化が困難であり、情報端末装置の小型化を図ることができないという問題があった。
この発明は、上記した従来技術の欠点に鑑みてなされたものであり、複数の無線通信手段を備える場合であっても、無線通信手段間の干渉を防止するとともに省電力化を実現する情報端末装置を提供することを目的とする。
請求項1にかかる情報端末装置は、識別情報記録媒体に記録された識別情報を取得する読取処理を行なう読取手段と、外部装置に対して前記識別情報を送信する送信処理を行なう複数の通信手段とを備えた情報端末装置において、前記通信手段は、第1の通信方式にしたがって第1の前記送信処理を行なう第1の通信手段と、前記第1の通信手段と異なる第2の通信方式にしたがって第2の前記送信処理を行なう第2の通信手段とを有し、前記読取処理と前記第1の送信処理と前記第2の送信処理との少なくともいずれか一つの処理を指示する指示情報を入力する入力手段と、前記入力手段に入力された指示情報をもとに指示された処理を検出し、該処理を行なう前記読取手段および/または前記通信手段を処理可能状態とし、他の前記読取手段および/または前記通信手段を処理不可状態とする制御手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明にかかる情報端末装置によれば、読取手段および複数の通信手段を有する場合であっても、入力手段に入力された指示情報をもとに指示された処理を検出し、該処理を行なう読取手段および/または通信手段を処理可能状態とし、他の読取手段および/または通信手段を処理不可状態とする制御手段を備えることによって、指示された処理を行なわない読取手段および/または通信手段において消費される電力の低減を図ることが可能となる。
請求項2にかかる情報端末装置は、前記制御手段は、前記入力手段に入力された指示情報をもとに指示された処理を検出し、該処理を行なう前記読取手段および/または前記通信手段の電源をオン状態とし、他の前記読取手段および/または前記通信手段の電源をオフ状態またはスタンバイ状態とすることを特徴とする。
請求項3にかかる情報端末装置は、前記第2の通信手段は、前記第1の通信手段と比較し通信エリアが広い通信手段であることを特徴とする。
請求項4にかかる情報端末装置は、前記第1の通信方式は、IEEE801.15.1規格に基づく通信方式であり、前記第2の通信方式は、IEEE801.11a規格、IEEE801.11b規格またはIEEE801.11g規格に基づく通信方式であることを特徴とする。
請求項5にかかる情報端末装置は、前記第1の通信手段および前記第2の通信手段は、ほぼ同じ周波数帯の電波を用いて前記送信処理を行なうことを特徴とする。
請求項6にかかる情報端末装置は、前記読取手段は、前記読取処理とともに、前記識別情報記録媒体に対して情報を書き込む書込処理を行ない、前記通信手段は、前記送信処理とともに、外部装置からの送信情報を受信する受信処理を行なうことを特徴とする。
請求項7にかかる情報端末装置は、前記読取処理、前記送信処理または前記書込処理の完了を表示するとともに、前記識別情報および/または前記送信情報を表示する表示手段を備えたことを特徴とする。
本発明にかかる情報端末装置によれば、読取手段および複数の通信手段を有する場合であっても、入力手段に入力された指示情報をもとに指示された処理を検出し、該処理を行なう読取手段および/または通信手段を処理可能状態とし、他の読取手段および/または通信手段を処理不可状態とする制御手段を備えることによって、指示された処理を行なわない読取手段および/または通信手段において消費される電力の低減を図ることが可能となる。また、本発明にかかる情報端末装置によれば、複数の通信手段がほぼ同じ周波数帯の電波を用いる場合であっても、該複数の通信手段が同時に処理可能状態となることはないため、通信手段間の干渉を防止することができる。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態である情報端末装置について説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付している。
(実施の形態)
まず、実施の形態にかかる情報端末装置の一例として、RFIDタグに記録された識別情報等を取得するRFIDタグ読取処理を行なうRFID処理部のほか、該RFIDタグ読取処理によって取得された識別情報等を外部管理装置に対して送信する複数の無線通信処理部を備えた情報端末装置について説明する。本実施の形態にかかる情報端末装置は、操作者が指示した処理モードに対応する処理部を処理可能状態とし、他の処理部を処理不可状態として、RFID処理部および複数の無線通信処理部の同時動作を制限している。図1は、本実施の形態にかかる情報端末装置1の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、情報端末装置1は、入力部2と、アンテナ3aを有するRFID処理部3と、記憶部4と、アンテナ5aを有するブルートゥース処理部5と、アンテナ6aを有する無線LAN処理部6と、制御部7と、表示部8とを備える。入力部2と、RFID処理部3と、記憶部4と、ブルートゥース処理部5と、無線LAN処理部6と、表示部8とは、制御部7に電気的に接続される。制御部7は、入力部2と、RFID処理部3と、記憶部4と、ブルートゥース処理部5と、無線LAN処理部6と、表示部8とを制御する。また、アンテナ3aはRFID処理部3に電気的に接続され、アンテナ5aはブルートゥース処理部5に電気的に接続され、アンテナ6aは無線LAN処理部6に電気的に接続される。RFID処理部3はアンテナ3aを制御し、ブルートゥース処理部5はアンテナ5aを制御し、無線LAN処理部6はアンテナ6aを制御する。
入力部2は、情報端末装置1が行なう複数の処理のうち、情報端末装置1が行なう処理を指示する指示情報である処理モードを入力する複数の入力キー等を備える。入力部2は、処理モードの入力を受け付けるとともに、受け付けた処理モードの内容を制御部7に送出する。ここで、処理モードとして、RFIDモードとブルートゥースモードと無線LANモードとがある。RFIDモードとは、RFID処理部3に対して、RFIDタグ(図示せず)に記録された識別情報等を取得するRFIDタグ読取処理を行なわせる処理モードである。ブルートゥースモードとは、ブルートゥース処理部5に対して、ブルートゥースモジュールを備えた外部管理装置に対して識別情報等を送信する第1の送信処理を行なわせる処理モードである。無線LANモードとは、無線LAN処理部6に対して、無線LANモジュールを備えた外部管理装置に識別情報等を送信する第2の送信処理を行なわせる処理モードである。なお、RFIDタグは、識別情報等が記録された記録部と、アンテナ3aとの間で無線通信を行なうアンテナと、記録部およびアンテナ3aとを制御する制御部とを備え、情報媒体として機能する。
RFID処理部3は、読取手段として機能し、入力部2から入力された処理モードがRFIDモードである場合、制御部7の制御によって電源がオン状態とされて、RFIDタグに記録される識別情報等を取得するRFIDタグ読取処理を行なう。この場合、RFID処理部3は、制御部7の制御のもと、RFIDタグの識別情報等を取得するためにRFIDタグに対して送信する送信情報に対応する電気信号を必要に応じて変調し、アンテナ3aに送出する。そして、RFID処理部3は、アンテナ3aに対して、この電気信号に対応する所定の電波を出力させるよう制御する。そして、RFID処理部3は、アンテナ3aが受信したRFIDタグからの送信電波に応じた電気信号であって、アンテナ3aから送出された電気信号を必要に応じて復調し、RFIDタグに記録された識別情報を取得する。そして、RFID処理部3は、取得した識別情報等を制御部7に送出し、RFIDタグ読取処理を達成する。なお、RFID処理部3は、たとえば、13.56MHzの電波を用いて、RFIDタグ読取処理を達成している。
アンテナ3aは、RFID処理部3の制御のもと、所定の通信領域内に存在するRFIDタグとの間において所定周波数の電波を送受信するように機能する。すなわち、アンテナ3aは、RFID処理部3から入力された電気信号に対応する所定周波数の電波を送信し、または、アンテナ3aからの送信電波に応じてRFIDタグが送信した所定周波数の電波を受信する。ここで、アンテナ3aが受信したRFIDタグからの送信電波は、RFIDタグに記録された識別情報等に対応し、アンテナ3aは、この受信した所定電波を対応する電気信号に変換し、この電気信号をRFID処理部3に送出する。
記憶部4は、処理プログラム等の各種データが予め記憶されたROM(Read Only Memory)と、各処理の演算パラメータ、RFIDタグから読み取られた識別情報等を記憶するRAM(Random Access Memory)とを用いて実現される。
ブルートゥース処理部5は、入力部2から入力された処理モードがブルートゥースモードである場合には、制御部7によって電源がオン状態とされて、制御部7から送出された識別情報等を外部管理装置に対して送信する第1の送信処理を行なう。ブルートゥース処理部5は、IEEE802.15.1規格に基づく無線通信モジュールを用いて実現され、2.4GHz帯の2.4GHz〜2.4835GHzの電波を用いて、対応する外部管理装置との間で無線通信を行なう。ブルートゥース処理部5は、制御部7の制御のもと、送信する識別情報等に対応する電気信号を必要に応じて変調し、アンテナ5aに送出する。そして、ブルートゥース処理部5は、アンテナ5aに対して、この電気信号に対応する所定周波数の電波を出力させるよう制御して、第1の送信処理を行なう。なお、ブルートゥースとはW−PAN技術の一方式であり、無線LANと比較し通信エリアが狭い狭域ネットワークであり、ブルートゥース処理部5の通信エリアは無線LAN処理部の通信エリアと比較し狭い。
アンテナ5aは、ブルートゥース処理部5の制御のもと、IEEE802.15.1規格に基づく無線通信モジュールを備えた外部管理装置に対して、ブルートゥース処理部5から入力された電気信号に対応する所定周波数の電波を送信する。
無線LAN処理部6は、入力部2から入力された処理モードが無線LANモードである場合には、制御部7によって電源がオン状態とされて、制御部7から送出された識別情報等を外部管理装置に対して送信する第2の送信処理を行なう。無線LAN処理部6は、たとえば、IEEE802.11b規格に基づく無線通信モジュールを用いて実現され、2.4GHz帯の電波を用いて、対応する外部管理装置との間で無線通信を行なう。無線LAN処理部6は、制御部7の制御のもと、送信する識別情報等に対応する電気信号を必要に応じて変調し、アンテナ6aに送出する。そして、無線LAN処理部6は、アンテナ6aに対して、この電気信号に対応する所定周波数の電波を出力させるよう制御して、第2の送信処理を行なう。なお、前述したように、無線LAN処理部の通信エリアは、ブルートゥース処理部5の通信エリアと比較して通信エリアが広い。
アンテナ6aは、無線LAN処理部6の制御のもと、IEEE802.11b規格に基づく無線通信モジュールを備えた外部管理装置に対して、無線LAN処理部6から入力された電気信号に対応する所定周波数の電波を送信する。
制御部7は、記憶部4に記憶された処理プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)を備え、入力部2、RFID処理部3、記憶部4、ブルートゥース処理部5、無線LAN処理部6および表示部8の各処理または動作を制御する。制御部7は、特に処理モードが入力された場合、この処理モードに対応する処理を行なうRFID処理部3、ブルートゥース処理部5または無線LAN処理部6のいずれかの電源をオン状態として、処理可能状態とする。そして、制御部7は、入力された処理モードに対応しない処理部に対して、たとえば電源をオフ状態として処理不可状態とする。また、制御部7は、これらの各構成部位に入出力される情報について所定の入出力制御を行い、かつ、この情報に対して所定の情報処理を行う。
表示部8は、たとえば、液晶表示装置(Liquid Crystal Display : LCD)、有機エレクトロルミネッセンス表示装置、電流が供給される間発光を継続する発光ダイオード(Light emitting diode : LED)を用いて実現され、制御部7の制御のもと、RFIDタグ読取処理の完了、第1の送信処理の完了または第2の送信処理の完了を表示出力する。また、表示部8は、RFIDタグ読取処理によって読み取られた識別情報等を表示出力する場合もある。なお、表示部8は、情報端末装置1において処理動作に関するエラーが発生した場合に、制御部7の制御のもと、このエラーを報知する所定のエラー表示を表示出力してもよい。
つぎに、情報端末装置1が行なう処理のうち、RFIDタグ読取処理、第1の送信処理および第2の送信処理の処理手順について説明する。図2は、情報端末装置1がRFIDタグ読取処理、第1の送信処理および第2の送信処理を達成するまでの処理手順を示すフローチャートである。
まず、図2に示すように、入力部2に対して操作者から処理モードが入力される(ステップS102)。入力される処理モードは、RFIDタグに対してRFIDタグ読取処理を行なうRFIDモード、狭域ネットワークを利用して識別情報等を送信するブルートゥースモードおよび無線LANを利用して識別情報等を送信する無線LANモードのいずれかである。入力部2は、入力された処理モードの内容を制御部7に送出し、制御部7は、入力部2から送出された処理モードの内容をもとに、入力された処理モードを検出する(ステップS104)。
つぎに、制御部7は、処理モードとしてRFIDモードが選択されたか否かを判断する(ステップS106)。RFIDモードが選択された場合には(ステップS106:Yes)、制御部7はRFID処理部3に対してRFIDタグ読取処理を行なわせるよう制御する(ステップS108)。一方、制御部7は、RFIDモードが選択されていないと判断した場合には(ステップS106:No)、処理モードとしてブルートゥースモードが選択されたか否かを判断する(ステップS110)。ブルートゥースモードが選択された場合には(ステップS110:Yes)、制御部7はブルートゥース処理部5に対して第1の送信処理を行なわせるよう制御する(ステップS112)。一方、制御部7は、ブルートゥースモードが選択されていないと判断した場合には(ステップS110:No)、処理モードとして無線LANモードが選択されたか否かを判断する(ステップS114)。無線LANモードが選択された場合には(ステップS114:Yes)、制御部7は、無線LAN処理部6に対して第2の送信処理を行なわせるよう制御する(ステップS116)。また、制御部7は、無線LANモードが選択されていないと判断した場合には(ステップS114:No)、ステップS106に戻り、選択された処理モードを再度判断する。なお、RFIDタグ読取処理、第1の送信処理および第2の送信処理の詳細については後述する。
そして、制御部7は、RFIDタグ読取処理(ステップS108)、第1の送信処理(ステップS112)または第2の送信処理(ステップS116)が終了した後、新たに処理モードが入力されたか否かを判断し(ステップS118)、新たに処理モードが入力された場合には(ステップS118:Yes)、ステップS104に進み、上述した処理手順を繰り返す。また、制御部7は、新たな処理モードが入力されていないと判断した場合には(ステップS118:No)、情報端末装置1におけるRFIDタグ読取処理、第1の送信処理または第2の送信処理は終了する。
つぎに、RFIDタグ読取処理、第1の送信処理および第2の送信処理について詳細に説明する。まず、図3を参照し、RFIDタグ読取処理について説明する。図3は、RFIDタグ読取処理を達成するまでの処理手順を示すフローチャートである。
まず、図3に示すように、RFIDタグ読取処理においては、制御部7は無線LAN処理部6の電源がオフ状態か否かを判断する(ステップS122)。制御部7は、無線LAN処理部6の電源がオフ状態ではない場合(ステップS122:No)、すなわち、無線LAN処理部6の電源がオン状態のままであると判断した場合には、無線LAN処理部6の電源をオフ状態とする(ステップS124)。そして、ステップS122に進み、制御部7は、無線LAN処理部6の電源がオフ状態とされるまで、無線LAN処理部6の電源がオフ状態か否かの判断を繰り返す。
つぎに、制御部7は、無線LAN処理部6の電源がオフ状態であると判断した場合には(ステップS122:Yes)、ブルートゥース処理部5の電源がオフ状態か否かを判断する(ステップS126)。制御部7は、ブルートゥース処理部5の電源がオフ状態ではない場合(ステップS126:No)、すなわち、ブルートゥース処理部5の電源がオン状態のままであると判断した場合には、ブルートゥース処理部5の電源をオフ状態とする(ステップS128)。そして、ステップS126に進み、制御部7は、ブルートゥース処理部5の電源がオフ状態とされるまでブルートゥース処理部5の電源がオフ状態か否かの判断を繰り返す。
つぎに、制御部7は、ブルートゥース処理部5の電源がオフ状態であると判断した場合には(ステップS126:Yes)、RFID処理部3の電源をオン状態とする(ステップS130)。そして、RFID処理部3は、制御部7の制御のもと、アンテナ3aに対して、所定周波数の電波を送信してRFIDタグから送信された応答電波を受信する送受信処理を行なわせ(ステップS132)、応答電波に含まれるRFIDタグの識別情報等を制御部7に送出する。そして、制御部7は、RFID処理部3から送出された識別情報等を記憶部4に記憶させた後(ステップS134)、RFID処理部3の電源をオフ状態として(ステップS136)、RFIDタグ読取処理を終了させる。
このように、RFIDタグ読取処理では、RFIDタグに対して読取処理を行なうRFID処理部3以外のブルートゥース処理部5の電源および無線LAN処理部6の電源をオフ状態とし、RFID処理部3の電源のみをオン状態としている。
つぎに、第1の送信処理について詳細に説明する。図4は、第1の送信処理を達成するまでの処理手順を示すフローチャートである。まず、第1の送信処理においては、図4に示すように、制御部7は、無線LAN処理部6の電源がオフ状態か否かを判断する(ステップS142)。制御部7は、無線LAN処理部6の電源がオフ状態ではない場合(ステップS142:No)、すなわち、無線LAN処理部6の電源がオン状態のままであると判断した場合には、無線LAN処理部6の電源をオフ状態とする(ステップS144)。そして、ステップS142に進み、制御部7は無線LAN処理部6の電源がオフ状態とされるまで、無線LAN処理部6の電源がオフ状態か否かの判断を繰り返す。
つぎに、制御部7は、無線LAN処理部6の電源がオフ状態であると判断した場合には(ステップS142:Yes)、RFID処理部3の電源がオフ状態か否かを判断する(ステップS146)。制御部7は、RFID処理部3の電源がオフ状態ではない場合(ステップS146:No)、すなわち、RFID処理部3の電源がオン状態のままであると判断した場合には、RFID処理部3の電源をオフ状態とする(ステップS148)。そして、ステップS146に進み、制御部7はRFID処理部3の電源がオフ状態とされるまで、RFID処理部3の電源がオフ状態か否かの判断を繰り返す。
つぎに、制御部7は、RFID処理部3の電源がオフ状態であると判断した場合には(ステップS146:Yes)、ブルートゥース処理部5の電源をオン状態とする(ステップS150)。つぎに、ブルートゥース処理部5は、アンテナ5aに対して所定周波数の電波を送信させて、RFIDタグ読取処理によって取得されたRFIDタグの識別情報等を外部管理装置に対して送信する識別情報送信処理を行なう(ステップS152)。次いで、識別情報送信処理が終了した後、ブルートゥース処理部5の電源をオフ状態として(ステップS154)、第1の送信処理を終了させる。
このように、第1の送信処理では、識別情報等を送信するブルートゥース処理部5以外のRFID処理部3の電源5および無線LAN処理部6の電源をオフ状態とし、ブルートゥース処理部5の電源のみをオン状態とし送信処理を行なっている。また、第2の送信処理においても、第1の送信処理と同様に、情報送信処理を行なう無線LAN処理部6の電源のみをオン状態とし、RFID処理部3の電源およびブルートゥース処理部5の電源をオフ状態としている。以下、第2の送信処理について説明する。
図5は、第2の送信処理を達成するまでの処理手順を示すフローチャートである。図5に示すように、第2の送信処理では、まず、制御部7がブルートゥース処理部5の電源がオフ状態か否かを判断し(ステップS162)、ブルートゥース処理部5の電源がオフ状態ではない場合(ステップS162:No)、すなわち、ブルートゥース処理部5の電源がオン状態のままであると判断した場合にはブルートゥース処理部5の電源をオフ状態とする(ステップS164)。その後、ステップS162に進み、制御部7は、ブルートゥース処理部5がオフ状態とされるまで、ブルートゥース処理部5の電源がオフ状態か否かの判断を繰り返す。
そして、制御部7は、ブルートゥース処理部5の電源はオフ状態であると判断した場合には(ステップS162:Yes)、RFID処理部3の電源がオフ状態か否かを判断し(ステップS166)、RFID処理部3の電源がオフ状態ではない場合(ステップS166:No)、すなわち、RFID処理部3の電源がオン状態のままであると判断した場合にはRFID処理部3の電源をオフ状態とする(ステップS168)。そして、ステップS166に進み、制御部7は、RFID処理部3の電源がオフ状態とされるまで、RFID処理部3の電源がオフ状態か否かの判断を繰り返す。
つぎに、制御部7は、RFID処理部3の電源がオフ状態であると判断した場合には(ステップS166:Yes)、無線LAN処理部6の電源をオン状態とする(ステップS170)。つぎに、無線LAN処理部6は、アンテナ6aに対して所定周波数の電波を送信させて、RFIDタグ読取処理において取得されたRFIDタグの識別情報等を外部管理装置に対して送信する識別情報送信処理を行なう(ステップS172)。次いで、識別情報送信処理が終了した後、無線LAN処理部6の電源をオフ状態として(ステップS174)、第1の送信処理を終了させる。
このように、情報端末装置1では、入力された処理モードに応じた処理を行なう処理部の電源のみをオン状態として処理可能状態とし、他の処理部の電源をオフ状態として、RFIDタグ読取処理、第1の送信処理または第2の送信処理を行なう。すなわち、図6に示すように、RFIDモードが入力された場合は、RFIDタグ読取処理を行なうRFID処理部3の電源のみをオン状態とし、他のブルートゥース処理部5の電源および無線LAN処理部6の電源はオフ状態としている。また、ブルートゥースモードが入力された場合は、第1の送信処理を行なうブルートゥース処理部5の電源のみをオン状態とし、他のRFID処理部3の電源および無線LAN処理部6の電源はオフ状態としている。また、無線LANモードが入力された場合は、第2の送信処理を行なう無線LAN処理部6の電源のみをオン状態とし、他のRFID処理部3の電源および無線LAN処理部6の電源はオフ状態としている。
したがって、情報端末装置1では、RFID処理部3、ブルートゥース処理部5および無線LAN処理部6は、同時に動作しない。このため、ブルートゥース処理部5および無線LAN処理部6がほぼ同じ周波数帯の電波を用いて無線通信を行なう場合であっても、各処理部が電波を送信する送信処理期間は重ならない。この結果、アンテナ5aから送信される電波とアンテナ6aから送信される電波の間で干渉が発生することはない。したがって、本実施の形態にかかる情報端末装置1は、通信速度の低下を低減することが可能となり、所定の通信速度を保持した正確な無線通信を行なうことが可能となる。
また、情報端末装置1では、RFID処理部3、ブルートゥース処理部5および無線LAN処理部6のうち入力された処理モードに対応する処理部の電源のみがオン状態とされて動作する。このため、入力された処理モードに対応しない処理部の電源はオフ状態とされ、情報端末装置1における消費電力の低減を図ることが可能となる。したがって、情報端末装置1の消費電力の低減を図ることができ、バッテリなどの電池を小さくすることが可能となり、情報端末装置1の小型化を実現することができる。
なお、制御部7は、入力部2から選択された処理モードに対応する処理部の電源をオン状態とし、それ以外の処理部の電源をオフ状態とする場合について説明したが、これに限らず、入力部2から選択された処理モードに対応しない処理部をスタンバイ状態としてもよい。また、制御部7は、入力部2から選択された処理モードに対応しない処理部への供給電力を下げるよう制御してもよく、また、入力部2から選択された処理モードに対応しない処理部に接続するアンテナの出力範囲を狭めてもよい。このような場合も、処理部の電源をオフ状態とする場合と同様に、処理モードに対応しない処理部で消費される電力を低減することが可能となり、情報端末装置1の省電力化を測ることが可能となる。
つぎに、情報端末装置1の具体的構成について説明する。図7は、情報端末装置1の全体構成を例示する分解斜視図である。図7に示す各部材を組み合わせることによって、本実施の形態にかかる情報端末装置1が構成される。
この情報端末装置は、上部ハウジング11と、下部ハウジング12と、ガスケット部材13とによって筐体が形成されている。ガスケット部材13は、弾性部材を用いて環状に形成されており、上部ハウジング11と下部ハウジング12とを係合する際に、それぞれの係合部分に設けられた溝部にはめ込まれて弾性変形し、上部ハウジング11と下部ハウジング12との間に生じる隙間を埋めている。また、図7に示すように、ガスケット部材13は、下部ハウジング12に形成された穴部14に対応した開口部15を備えた構造であり、後述する操作スイッチ22と穴部14との間に生じる隙間も埋めている。
上部ハウジング11は、画像表示を行うための表示窓81が形成される。また、上部ハウジング11は、識別情報等の入力を行なうための複数のボタン21を備える。表示窓81は液晶モジュール82と組み合わされることによって表示部8として機能する。また、ボタン21は、後述する入力スイッチ25と連動することで入力部2として機能する。
下部ハウジング12は、底部にバッテリ収容部16が形成され、側面部に前述の穴部14が形成された構造を有する。また、下部ハウジング12の底部には、アンテナ3aを構成するループアンテナ31が配置されており、ループアンテナ31と接続し、後述する回路基板71に形成される所定の電子回路によってRFID処理部3が形成される。
バッテリ収容部16は、情報端末装置1の各構成要素の駆動電力を供給するバッテリ17を収容するためのものである。バッテリ収容部16の開口部には蓋部18がはめ込まれる構成となっており、蓋部18は、バッテリ17を収容した状態で開口部にはめ込まれることによってバッテリ17を外部から保護する機能を有する。
穴部14は、操作スイッチ22をはめ込むためのものである。操作スイッチ22は、処理モードが入力される入力部2を構成し、RFIDモード、ブルートゥースモードまたは無線LANモードのいずれかが入力される。操作者が操作スイッチ22を押す回数に対応して各処理モードが選択され、たとえば、操作スイッチ22を一度押した場合にはRFIDモードが選択され、操作スイッチ22を二度押した場合にはブルートゥースモードが選択され、操作スイッチ22を三度押した場合には無線LANモードが選択される。操作者が操作スイッチ22を押す回数に対応して下部ハウジング12の底部に設けられた制御スイッチ24が連動するよう構成されており、制御スイッチ24の連動によって、選択された処理モードの内容が制御部7に入力される。
上部ハウジング11、下部ハウジング12およびガスケット部材13によって形成される筐体内には、プリント配線基板等によって構成される回路基板71が配置されている。回路基板71上には、ボタン21に対応した入力スイッチ25が配置される。ボタン21と入力スイッチ25と、前述した操作スイッチ22と制御スイッチ24とによって入力部2が構成されている。また、回路基板71上には、表示窓81に対応した位置に液晶モジュール82が配置されている。また、回路基板71上には、CPUやメモリ等の電子回路群が配置されており、かかる電子回路群によってRFID処理部3、ブルートゥース処理部5、無線LAN処理部6、制御部7および記憶部4が構成されている。また、回路基板71には、アンテナ5aを構成するアンテナ52およびアンテナ6aを構成するアンテナ62が配置されており、ブルートゥース処理部5または無線LAN処理部6と電気的に接続する。
なお、図7では、操作者が操作スイッチ22を押す回数に対応して各処理モードが選択される場合について説明したが、これに限らず、操作者が操作スイッチ22を押した場合には、ブルートゥースモードまたは無線LANモードが選択されていた場合であっても優先的にRFIDモードに移行するとしてもよい。また、操作者が操作スイッチ22を押している間は、操作スイッチ22を押す前にブルートゥースモードまたは無線LANモードが選択されていた場合であっても優先的にRFIDモードに移行し、RFIDタグ読取処理を行なってもよい。この場合、操作スイッチ22の押圧が解除された場合、すなわち、押されていた操作スイッチ22から操作者が離れた場合には、操作スイッチ22が押される前の処理モードに戻ってもよい。
また、操作スイッチ22を設けて処理モードを入力するほか、図8に示すように、各処理モードに対応する入力ボタンを設けてもよい。図8は、実施の形態にかかる情報端末装置1の具体的構成の他の例を示す平面図である。図8に示すように、実施例2では、ボタン21の一部に、RFIDモード入力ボタン21R,ブルートゥースモード入力ボタン21B,無線LANモード入力ボタン21Lを設ける。RFIDモード入力ボタン21Rを押すことによってRFIDモードが選択され、ブルートゥースモード入力ボタン21Bを押すことによってブルートゥースモードが選択され、無線LANモード入力ボタン21Lを押すことによって無線LANモードが選択される。また、RFIDモード入力ボタン21R,ブルートゥースモード入力ボタン21B,無線LAN入力ボタン21Lの近傍には、各入力ボタンがどの処理モードに対応するものであるかを明示する文字等が記されており、たとえば、図8に示すように、RFIDモード入力ボタン21Rの下部には「R」の文字が配置され、ブルートゥースモード入力ボタン21Bの下部には「B」の文字が配置され、無線LANモード入力ボタン21Lの下部には「L」の文字が配置される。このように、各処理モードを選択する入力ボタンを設け、処理モードの選択を行なってもよい。
また、制御部7は、情報端末装置1が動作する間、無線LAN処理部6の電源をオン状態とし、RFIDモードまたはブルートゥースモードが入力された場合には、選択された処理モードに対応する処理部を優先的に動作させるとしてもよい。たとえば、RFIDモードが選択された場合には、オン状態であった無線LAN処理部6の電源をオフ状態とし、RFID処理部3の電源をオン状態としてRFIDタグ読取処理を行なう。そして、RFIDタグ読取処理が終了した後、制御部7は、RFID処理部3の電源をオフ状態とし、無線LAN処理部6の電源をオン状態とする。一方、ブルートゥースモードが選択された場合には、オン状態であった無線LAN処理部6の電源をオフ状態とし、ブルートゥース処理部5の電源をオン状態として第1の送信処理を行なう。この場合、図9に示すように、各処理モードを選択する入力ボタンは、RFIDモード入力ボタン21Rおよびブルートゥースモード入力ボタン21Bを設ければ足りる。RFIDモードおよびブルートゥースモードが選択されRFIDタグ読取処理または第1の送信処理が行なわれる期間以外では、無線LAN処理部6の電源はオン状態とされているため、無線LAN入力ボタン21Lを設ける必要はない。
また、操作者が選択した一つの処理モードに対応する処理部の電源をオン状態とする場合について説明したが、これに限らず、使用状態によってRFID処理部3、ブルートゥース処理部5または無線LAN処理部6のいずれか2つの処理部を組み合わせて、電源をオン状態としてもよい。たとえば、ブルートゥースモードが選択された場合には、RFID処理部3とブルートゥース処理部5との電源がオン状態とされる。この場合、RFID処理部3がRFIDタグ読取処理を行なった後、ブルートゥース処理部5が識別情報等を外部管理装置に対して送信する。なお、無線LAN処理部6の電源はオフ状態とされるため、通信電波の干渉の防止および省電力化を図ることが可能である。一方、無線LANモードが選択された場合には、RFID処理部3と無線LAN処理部6との電源がオン状態される。この場合、RFID処理部3がRFIDタグ読取処理を行なった後、無線LAN処理部6が識別情報等を外部管理装置に対して送信する。ブルートゥースモードおよび無線LANモードのいずれかの処理モードが入力された場合であってもRFID処理部3の電源はオン状態とされるため、たとえば、操作スイッチ22を一度押した場合にはブルートゥースモードが選択され、二度押した場合には無線LANモードが選択されるよう設定すれば足りる。または、ブルートゥースモード入力ボタン21B,無線LANモード入力ボタン21Lを設ければ足りる。さらに、RFID処理部3がRFIDタグ読取処理を終了した後に、取得した識別情報等を外部管理装置に送信するとして説明したが、これに限らず、RFIDタグ読取処理と同時に外部管理装置に識別情報等を送信してもよい。
また、ブルートゥース処理部5および無線LAN処理部6が同じ周波数の電波を用いる場合には、図10に示すように、アンテナ5aの電気的な接続をブルートゥース処理部5または無線LAN処理部6に切り替えるアンテナ切替部9をさらに備えた情報端末装置10としてもよい。アンテナ切替部9は、ブルートゥースモードが入力部2から入力された場合には、ブルートゥース処理部5とアンテナ5aとを電気的に接続し、アンテナ5aから識別情報等を送信する。一方、アンテナ切替部9は、無線LANモードが入力部2から入力された場合には、無線LAN処理部6とアンテナ5aとを電気的に接続する。この場合、無線LAN処理部6には、アンテナ5aとアンテナ6aとが接続されることとなる。無線LAN処理部6は、アンテナ5aとアンテナ6aとのうち通信状態の良好なアンテナの電波を採用して、外部管理装置との間で無線通信を行なう。このため、情報端末装置10は、効率よく無線通信を行なうことができる。
また、実施の形態として情報端末装置1,10について説明したが、これに限らず、図11に示すように、音声入出力部102およびストレージデバイス103をさらに備えた情報端末装置101としてもよい。なお、制御部7は、入力部2、RFID処理部3、記憶部4、ブルートゥース処理部5および無線LAN処理部6に対する制御のほか、音声入出力部102およびストレージデバイス103に対する制御も行なう。
情報端末装置101において、音声入出力部102は、マイクロフォンおよびスピーカーを用いて実現される。音声入出力部102は、制御部7の制御のもと、外部からの音声情報を入力するとともに、入力した音声情報を制御部7に送出する。また、音声入出力部102は、制御部7の制御のもと、制御部7から入力された音声情報を外部に出力する。なお、音声入出力部102は、制御部7の制御のもと、各構成部位による処理の開始または完了を報知する所定の報知音を出力し、または、情報端末装置101に処理動作に関するエラーが発生した場合に、制御部7の制御のもと、このエラーを報知する所定のエラー音を出力してもよい。この場合、音声入出力部102は、表示部8によるエラー表示の出力と同期して、このエラー表示に対応するエラー音を出力する。
ストレージデバイス103は、制御部7の制御のもと、外部から挿入されたスマートメディア、メモリスティック、マルチメディアカード、またはSDメモリカード等の記憶媒体を駆動させて、記憶媒体に記憶される情報を読み取る。さらに、ストレージデバイス103は、制御部7の制御のもと、制御部7から入力された情報を記憶媒体に対して記録するように機能してもよい。なお、記憶媒体は、ストレージデバイス103に対して着脱可能である。
また、情報端末装置1,10,101において、RFID処理部3は、RFIDタグ読取処理に加え、RFIDタグに対して情報を書き込むRFIDタグ書込処理を行なってもよい。制御部7は、RFID処理部3がRFIDタグ書込処理を行なった場合、表示部8に対して、RFIDタグに対して書き込む情報およびRFIDタグ書込処理の完了を表示出力させてもよい。また、ブルートゥース処理部5および無線LAN処理部6は、外部管理装置に対して識別情報等を送信する場合について説明したが、外部管理装置からの送信情報を受信する受信処理を行なうことができることはもちろんである。制御部7は、ブルートゥース処理部5または無線LAN処理部6が受信した情報を表示部8に表示出力させてもよい。
また、本実施の形態では、IEEE802.11b規格に基づいて無線通信を行なう無線LAN処理部6を備えた情報端末装置1,10,101について説明したが、これに限らず、IEEE802.11a規格またはIEEE802.11g規格に基づいて無線通信を行なう無線LAN処理部6を備えた情報端末装置に対しても適用することができる。また、本実施の形態では、IEEE802.15.1規格に基づいて無線通信を行なうブルートゥース処理部5を備えた情報端末装置1,10,101について説明したが、これに限らず、HomeRFなど、電波を放出する他の無線通信規格に基づく無線通信処理部を備えた情報端末装置に対しても適用することが可能である。また、RFID処理部3は、13.56MHzの周波数の電波を用いる場合について説明したが、これに限らず、12.5KHz,2.45GHzの周波数体の電波を用いてもよい。このような場合であっても、入力された処理モードに対応する処理部のみを処理可能状態とするよう制御することによって、情報端末装置の省電力化を図ることが可能となる。さらに、各処理部がほぼ同じ周波数帯の電波を用いる場合には、各処理部間で用いる電波の干渉を防止することが可能となるため、通信速度の低下を低減することが可能となる。
また、本実施の形態では、情報媒体がRFIDタグである場合を例として説明したが、もちろん、カード状またはラベル状のRFIDカードに対してRFIDタグ読取処理を行なってもよい。また、本実施の形態では、RFID処理部3を備えた情報端末装置1,10,101を例として説明したが、情報媒体に対して所定周波数の電波を用いて読取処理を行なう無線通信処理部を読取手段として備えた情報端末装置に適用してもよい。この場合、読取手段が読取処理を行なう情報媒体は、所定の識別情報等を記録する記録部と、読取手段との間で無線通信を行なうアンテナと、記録部とアンテナとを制御する制御部を備えた非接触型の情報媒体であれば足りる。
実施の形態にかかる情報端末装置の概略構成を示すブロック図である。 RFIDタグ読取処理または送信処理を達成するまでの処理手順を示すフローチャートである。 RFIDタグ読取処理を達成するまでの処理手順を示すフローチャートである。 第1の送信処理を達成するまでの処理手順を示すフローチャートである。 第2の送信処理を達成するまでの処理手順を示すフローチャートである。 各処理部における電源のオン状態およびオフ状態を説明する図である。 実施の形態にかかる情報端末装置の具体的構成を示す分解斜視図である。 実施の形態にかかる情報端末装置の具体的構成の他の例を示す平面図である。 実施の形態にかかる情報端末装置の具体的構成の他の例を示す平面図である。 実施の形態にかかる情報端末装置の概略構成の他の例を示すブロック図である。 実施の形態にかかる情報端末装置の概略構成の他の例を示すブロック図である。
符号の説明
1、10、101 情報端末装置
2 入力部
3 RFID処理部
3a、5a、6a アンテナ
4 記憶部
5 ブルートゥース処理部
6 無線LAN処理部
7 制御部
8 表示部
9 アンテナ切替部
11 上部ハウジング
12 下部ハウジング
13 ガスケット部材
14 穴部
15 開口部
16 バッテリ収容部
17 バッテリ
18 蓋部
21 ボタン
21R RFIDモード入力ボタン
21B ブルートゥース入力ボタン
21L 無線LANモード入力ボタン
22 操作スイッチ
24 制御スイッチ
25 入力スイッチ
31 ループアンテナ
52、62 アンテナ
71 回路基板
81 表示窓
82 液晶モジュール
102 音声入出力部
103 ストレージデバイス

Claims (7)

  1. 識別情報記録媒体に記録された識別情報を取得する読取処理を行なう読取手段と、外部装置に対して前記識別情報を送信する送信処理を行なう複数の通信手段とを備えた情報端末装置において、
    前記通信手段は、第1の通信方式にしたがって第1の前記送信処理を行なう第1の通信手段と、前記第1の通信手段と異なる第2の通信方式にしたがって第2の前記送信処理を行なう第2の通信手段とを有し、
    前記読取処理と前記第1の送信処理と前記第2の送信処理との少なくともいずれか一つの処理を指示する指示情報を入力する入力手段と、
    前記入力手段に入力された指示情報をもとに指示された処理を検出し、該処理を行なう前記読取手段および/または前記通信手段を処理可能状態とし、他の前記読取手段および/または前記通信手段を処理不可状態とする制御手段と、
    を備えたことを特徴とする情報端末装置。
  2. 前記制御手段は、前記入力手段に入力された指示情報をもとに指示された処理を検出し、該処理を行なう前記読取手段および/または前記通信手段の電源をオン状態とし、他の前記読取手段および/または前記通信手段の電源をオフ状態またはスタンバイ状態とすることを特徴とする請求項1に記載の情報端末装置。
  3. 前記第2の通信手段は、前記第1の通信手段と比較し通信エリアが広い通信手段であることを特徴とする請求項1または2に記載の情報端末装置。
  4. 前記第1の通信方式は、IEEE801.15.1規格に基づく通信方式であり、
    前記第2の通信方式は、IEEE801.11a規格、IEEE801.11b規格またはIEEE801.11g規格に基づく通信方式であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の情報端末装置。
  5. 前記第1の通信手段および前記第2の通信手段は、ほぼ同じ周波数帯の電波を用いて前記送信処理を行なうことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の情報端末装置。
  6. 前記読取手段は、前記読取処理とともに、前記識別情報記録媒体に対して情報を書き込む書込処理を行ない、
    前記通信手段は、前記送信処理とともに、外部装置からの送信情報を受信する受信処理を行なうことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載した情報端末装置。
  7. 前記読取処理、前記送信処理または前記書込処理の完了を表示するとともに、前記識別情報および/または前記送信情報を表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項6に記載の情報端末装置。
JP2004032012A 2004-02-09 2004-02-09 情報端末装置 Pending JP2005223822A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004032012A JP2005223822A (ja) 2004-02-09 2004-02-09 情報端末装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004032012A JP2005223822A (ja) 2004-02-09 2004-02-09 情報端末装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005223822A true JP2005223822A (ja) 2005-08-18

Family

ID=34999092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004032012A Pending JP2005223822A (ja) 2004-02-09 2004-02-09 情報端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005223822A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007097348A1 (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho 情報同期システム
KR100769977B1 (ko) * 2005-12-01 2007-10-25 한국전자통신연구원 모바일 rfⅰd 서비스 이용 중의 착호 처리 방법 및 그방법이 구현된 무선통신단말기
WO2008041595A1 (fr) * 2006-09-27 2008-04-10 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Unité de traitement de signal
JP2008083919A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Brother Ind Ltd 着脱体付き情報端末及び着脱体
US7647024B2 (en) 2005-10-03 2010-01-12 Sellerbid, Inc. Method and system for improving client server transmission over fading channel with wireless location and authentication technology via electromagnetic radiation
JP2011010321A (ja) * 2010-07-22 2011-01-13 Panasonic Corp 携帯型情報処理装置の無線通信装置
JP2011203871A (ja) * 2010-03-24 2011-10-13 Canon Inc 通信装置、及びその制御方法
JP2013158055A (ja) * 2013-05-07 2013-08-15 Nec Casio Mobile Communications Ltd 通信装置、及び、プログラム
JP2014013618A (ja) * 2013-10-08 2014-01-23 Ricoh Co Ltd 情報処理装置および情報処理システム
CN103905965A (zh) * 2012-12-27 2014-07-02 Gn瑞声达A/S 带有电源管理的听力器件和相关联的方法
EP2911460A1 (en) * 2014-02-25 2015-08-26 Canon Kabushiki Kaisha Communication apparatus, method of controlling a communication apparatus, and computer program
US9419672B2 (en) 2013-05-31 2016-08-16 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Wireless communication device and wireless communication method
KR101815946B1 (ko) 2011-09-26 2018-01-18 삼성전자주식회사 동작 주파수 대역과 다른 주파수 대역에서의 충돌을 검출하는 통신 장치 및 그 통신 방법

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7647024B2 (en) 2005-10-03 2010-01-12 Sellerbid, Inc. Method and system for improving client server transmission over fading channel with wireless location and authentication technology via electromagnetic radiation
KR100769977B1 (ko) * 2005-12-01 2007-10-25 한국전자통신연구원 모바일 rfⅰd 서비스 이용 중의 착호 처리 방법 및 그방법이 구현된 무선통신단말기
KR101013663B1 (ko) 2006-02-20 2011-02-10 가부시키가이샤 고베 세이코쇼 정보 동기 시스템
WO2007097348A1 (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho 情報同期システム
JP2008083919A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Brother Ind Ltd 着脱体付き情報端末及び着脱体
WO2008041595A1 (fr) * 2006-09-27 2008-04-10 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Unité de traitement de signal
US8244176B2 (en) * 2006-09-27 2012-08-14 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Signal processing unit
JP2011203871A (ja) * 2010-03-24 2011-10-13 Canon Inc 通信装置、及びその制御方法
JP2011010321A (ja) * 2010-07-22 2011-01-13 Panasonic Corp 携帯型情報処理装置の無線通信装置
KR101815946B1 (ko) 2011-09-26 2018-01-18 삼성전자주식회사 동작 주파수 대역과 다른 주파수 대역에서의 충돌을 검출하는 통신 장치 및 그 통신 방법
CN103905965A (zh) * 2012-12-27 2014-07-02 Gn瑞声达A/S 带有电源管理的听力器件和相关联的方法
JP2014131274A (ja) * 2012-12-27 2014-07-10 Gn Resound As 電力管理を備える聴覚装置および関連する方法
JP2013158055A (ja) * 2013-05-07 2013-08-15 Nec Casio Mobile Communications Ltd 通信装置、及び、プログラム
US9419672B2 (en) 2013-05-31 2016-08-16 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Wireless communication device and wireless communication method
JP2014013618A (ja) * 2013-10-08 2014-01-23 Ricoh Co Ltd 情報処理装置および情報処理システム
US9363757B2 (en) 2014-02-25 2016-06-07 Canon Kabushiki Kaisha Communication apparatus, method of controlling a communication apparatus, and storage medium
EP2911460A1 (en) * 2014-02-25 2015-08-26 Canon Kabushiki Kaisha Communication apparatus, method of controlling a communication apparatus, and computer program
KR101772927B1 (ko) 2014-02-25 2017-08-30 캐논 가부시끼가이샤 통신장치, 통신장치의 제어방법 및 기억매체
US10021646B2 (en) 2014-02-25 2018-07-10 Canon Kabushiki Kaisha Communication apparatus, method of controlling a communication apparatus, and storage medium
US10278128B2 (en) 2014-02-25 2019-04-30 Canon Kabushiki Kaisha Communication apparatus, method of controlling a communication apparatus, and storage medium

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005223822A (ja) 情報端末装置
US10671330B2 (en) Image recording apparatus communicable with mobile terminal for identification of the image recording apparatus
US20060006234A1 (en) Portable terminal system including portable terminal mounting base
JP2000172793A (ja) 非接触型情報記憶媒体用リーダおよび非接触型情報記憶媒体システム
US20130023211A1 (en) Electronic device and communication state output method
JP6878900B2 (ja) 携帯型管理装置
JP2004021734A (ja) キーパッドおよびキーパッドシステム
JP2007006415A (ja) 電子カメラ
JP4922435B2 (ja) 電子機器、通信状態出力方法
JP4415270B2 (ja) 電子機器システム、装着装置判断方法、電子機器及び装着装置
JP2006254601A (ja) 動作制御システム及び画像形成装置
JP5258643B2 (ja) 情報管理システム
KR100654877B1 (ko) 이동체 식별 장치의 질문기
JP2005352768A (ja) 情報装置
JP2005303789A (ja) 情報装置
JP2016062153A (ja) 機器情報取得プログラム、機器情報取得システム、及び機器情報取得方法
CN116054308B (zh) 无线充电方法、电子设备及可读介质
JP5120127B2 (ja) タグ装置
JP4431376B2 (ja) 電子機器筐体
JP2007025793A (ja) 携帯型情報システム
JP2010033162A (ja) カード処理装置及び平面式アンテナ
US20230060257A1 (en) Tag communication device and information processing method
JP2005328452A (ja) 情報端末装置
JP4251621B2 (ja) 無線通信装置及び制御方法
JP2009065276A (ja) 無線icタグ読み取り装置の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090203

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090929