JP2005328452A - 情報端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】任意の位置にある外部情報記憶媒体の情報の読み取りまたは書き込みを確実に行い、かつ消費電力を抑えること。
【解決手段】所定の電波を介して外部情報記憶媒体Mに対する情報読取処理または情報書込処理を行う情報端末装置10であって、情報端末装置10と外部情報記憶媒体Mとの間の距離を測定する測距部12と、この距離と電波の出力の最適値とを関係付けた参照テーブル13aと、測距部12が測定した距離と参照テーブル13aとの内容をもとに電波の出力の最適値を決定する制御部14とを備える。
【選択図】 図1

Description

この発明は、所定の交信領域内に存在する外部情報記憶媒体に対して無線通信を行い、該無線通信によって送受信される所定の電波を介して、この外部情報記憶媒体に記憶された情報を読み取り、またはこの外部情報記憶媒体に情報を書き込む情報端末装置に関するものである。
従来から、小型の集積回路とアンテナ手段とを組み合わせたRFID(Radio Frequency Identification)タグまたはカード状の樹脂製板にRFIDを埋没した非接触ICカード等の外部情報記憶媒体と、該外部情報記憶媒体との間で無線交信を行うことによって、外部情報記憶媒体に記憶された情報を読み取るあるいは外部情報記憶媒体に所望の情報を書き込むRFID処理装置を備えたPDA(Personal Digital Assistant)または非接触ICカードリーダライタなどの情報端末装置を用いたRFIDシステムが開発されている。
この外部情報記憶媒体は、情報端末装置に対して任意の位置に配置され、情報端末装置は、この任意の位置に存在する外部情報記憶媒体に対して読取処理または書込処理を行う。このため、情報端末装置が、出力が等しいまたは出力が徐々に大きくなる電波を外部情報記憶媒体に照射し、外部情報記憶媒体からの応答信号があるまで、外部情報記憶媒体の応答を監視するサイクルを継続して行うものがある(特許文献1参照)。また、情報端末装置から受信電力レベルの通知要求を外部情報記憶媒体に対して行い、外部情報記憶媒体から返信された受信電力レベルを知ることによって、この外部情報記憶媒体に対する送信電力レベルを調整するものがある(特許文献2参照)。
特許第3288478号明細書 特開2003−008481号公報
しかしながら、従来の情報端末装置では、電波の出力を試行錯誤で行っていたため、結局、適正な電波の出力設定を行うまでに時間がかかり、無駄な電力消費を余儀なくされるという問題点があった。
なお、外部情報記録媒体からの応答信号をもとに適正な電波の出力を設定する情報端末装置では、この応答信号を受信するまでに時間がかかり、無駄な電力消費を行うことになる。
この発明は、上記した従来技術の欠点に鑑みてなされたものであって、迅速かつ確実な読み書き処理を行うことができるとともに省電力化を促進することができる情報端末装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる情報端末装置は、所定の電波を介して外部情報記憶媒体に対する情報読取処理または情報書込処理を行う情報端末装置において、前記情報端末装置と前記外部情報記憶媒体との間の距離を測定する測距手段と、前記距離と前記所定の電波の出力の最適値とを関係付けた参照テーブルと、前記測距手段が測定した距離情報と前記参照テーブルの内容とをもとに前記所定の電波の出力の最適値を決定する制御を行う制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2にかかる情報端末装置は、上記の発明において、前記制御手段は、前記測距手段が測定した距離情報と前記参照テーブルの内容とをもとに決定した前記電波の出力の最適値を用いて行った前記外部情報記憶媒体に対する情報読取処理または情報書込処理に失敗した場合、前記電波の出力を補正することを特徴とする。
請求項3にかかる情報端末装置は、上記の発明において、前記所定の電波を送信するアンテナと前記測距手段とが搭載され、前記アンテナの通信方向と前記測距手段の測距方向とがほぼ同一方向に指向され、当該情報端末装置本体に対して回動可能な回動部を設けたことを特徴とする。
請求項4にかかる情報端末装置は、上記の発明において、前記制御手段は、前記情報読取処理または前記情報書込処理の開始指示が所定時間以内に再度行われた場合、前回の前記電波の出力と同じ出力で前記情報読取処理または前記情報書込処理を行うことを特徴とする。
請求項5にかかる情報端末装置は、上記の発明において光学情報記録媒体の情報を光学的に読み取る光学情報読取手段を備え、該光学情報読取手段は前記測距手段として機能することを特徴とする。
この発明によれば、制御手段が、前記測距手段が測定した距離情報と前記参照テーブルの内容とをもとに前記所定の電波の出力の最適値を決定する制御を行うようにしているので、任意の位置にある外部情報記憶媒体に対し、迅速かつ確実な読み書き処理を行うことができるとともに省電力化を促進することができるという効果を奏する。
以下、添付図面を参照し、この発明にかかる情報端末装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によって、この発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1である情報端末装置10の構成を示す機能ブロック図である。図1において、この情報端末装置10は、少なくとも外部情報記憶媒体Mとの間で、情報の読み取りあるいは書き込みを行うことができるものである。情報端末装置10は、アンテナ11aを介して外部情報記憶媒体Mに対して情報の読み取りあるいは書き込みの処理を行うRFID処理部11と、外部情報記憶媒体Mとの間の距離を測定する測距部12と、記憶部13と、測距部12が測定した距離情報をもとに外部情報記憶媒体Mとの間で送受信される電波の出力を決定する制御を行う制御部14と、表示部15と、入力部16と、外部通信部17と、ストレージデバイス18と、音声入出力部19と、光学情報読取部9とを有する。
RFID処理部11は、制御部14の制御のもと、アンテナ11aを介して外部情報記憶媒体Mに対して給電信号あるいは制御信号を送信するとともに、外部情報記憶媒体Mから送信された信号を受信し、外部情報記憶媒体Mに対する情報の読取処理および書込処理を行う。
ここで、情報の読取処理時に、RFID処理部11から外部情報記憶媒体Mに送信される制御信号は、読取指示情報であり、外部情報記憶媒体Mに記憶された情報をRFID処理部11に対して送信するように指示するものである。外部情報記憶媒体Mは、所定の交信領域を持つアンテナMaによってこの制御信号を含む給電信号を検知し、この給電信号から駆動電力を得るとともに、読取指示情報をもとに外部情報記憶媒体M内に記憶された情報を、アンテナMaを介してRFID処理部11に返信する。RFID処理部11は、外部情報記憶媒体Mから送信された無線信号を受信し、所定の処理を行うことにより、外部情報記憶媒体Mから送信された無線信号を受信し、外部情報記憶媒体Mから送られた情報を検出する。
また、情報の書込処理時にRFID処理部11から外部情報記憶媒体Mに送信される制御信号は、たとえば入力部16等から入力された書込情報や外部情報記憶媒体Mに対して書込情報の書き込みを指示する書込指示情報を含む。外部情報記憶媒体Mは、アンテナMaによってこの制御信号を含む給電信号を検知し、この給電信号から駆動電力を得るとともに、書込指示情報をもとに外部情報記憶媒体M内に指示された書込情報を記憶する。
測距部12は、可視光、赤外光、近赤外光等を出力する半導体レーザ素子や発光ダイオード等によって実現される図示しない発光素子と、この発光素子からの出射光が外部情報記憶媒体Mによって反射された反射光を受光するイメージセンサ、PSD(Position Sensitive Detector)等によって実現される図示しない受光素子と、この受光素子が受光した反射光の位置情報または入射角度情報をもとに外部情報記憶媒体Mまでの距離を演算出力する所定の図示しない信号回路とを有する。測距部12は、測定した距離情報を制御部14に送出する。なお、測距部12は、RFID処理部11が行う無線通信の最適方向に対して距離の測定を行うことが好ましい。
記憶部13は、処理プログラム等の各種データが予め記憶されたROMと、各種処理の演算パラメータ、外部情報記憶媒体Mから読み取られた各種情報あるいは音声情報等を記憶するRAMとを用いて実現される。記憶部13は、制御部14から入力された各種情報を記憶し、あるいは記憶した各種情報を制御部14に送出する。また、記憶部13は、参照テーブル13aを有する。なお、参照テーブル13aは、ストレージデバイス18に挿入された記憶媒体から読み取られてもよい。
制御部14は、出力調整部14aを有する。出力調整部14aは、測距部12が測定した情報端末装置10と外部情報記憶媒体Mの間の距離L1を、参照テーブル13aに照らし合わせ、測定した距離L1に対応する適正出力電圧で情報の読取処理または書込処理を行うようにしている。また制御部14は、記憶部13に記憶された処理プログラムを実行するCPUなどによって実現され、RFID処理部11、測距部12、記憶部13、表示部15、入力部16、外部通信部17、ストレージデバイス18、音声入出力部19の各処理または動作を制御する。
表示部15は、たとえば、液晶表示装置、有機エレクトロルミネッセンス表示装置、発光ダイオード等を用いて実現され、少なくともRFID処理部11による外部情報記憶媒体Mに対する読取処理の完了を表示出力する。また表示部15は、情報端末装置10の処理に関するエラーが発生した場合、このエラーを報知するエラー表示出力を行う。
入力部16の操作キー16aは、外部情報記憶媒体Mに記憶された情報の読み取りを指示する読取指示情報や、外部情報記憶媒体Mに書き込みを行う書込情報および書き込みを指示する書込指示情報などを入力するための複数のキーを有する。トリガキー16bは、単一または複数のキーを用いて実現され、ユーザによる処理の開始指示等を制御部14に送出する。
外部通信部17は、RS232C、USB、またはIEEE1394等の外部通信用インターフェース、あるいはIrDA規格に準拠した赤外線通信インターフェース等を用いて実現され、図示しない外部のホストコンピュータ等に対する情報通信を行う。
ストレージデバイス18は、外部から挿入されたスマートメディア、メモリスティック、マルチメディアカード、またはSDメモリカード等の記憶媒体を駆動させて、記憶媒体に記憶される情報を読み取る。さらに、ストレージデバイス18は、制御部14から入力された情報を記憶媒体に対して記憶するように機能してもよい。なお、記憶媒体は、ストレージデバイス18に対して着脱可能である。
音声入出力部19は、マイクロフォンおよびスピーカーなどを用いて実現される。音声入出力部19は、外部からの音声情報を入力するとともに、入力した音声情報を制御部14に送出する。また、音声入出力部19は、制御部14から入力された音声情報を外部に出力する。なお、音声入出力部19は、各部による処理の開始または完了を報知する所定の報知音を出力し、または、情報端末装置10の処理に関するエラーが発生した場合、このエラーを報知する所定のエラー音を出力する。この場合、音声入出力部19は、上述した表示部15によるエラー表示の出力に同期して、このエラー表示に対応するエラー音を出力する。
光学情報読取部9は、図示しない光学情報記録媒体に対し赤外光または可視光を発信する半導体レーザ素子または発光ダイオード等の光源と、この図示しない光学情報記録媒体からの反射光を受信するイメージセンサまたはフォトセンサ等の受光素子とを用いて実現される。光学情報読取部9は、この図示しない光学情報記録媒体からの反射光より、図示しない光学情報記録媒体の情報を読み取る。
図2は、情報端末装置10を用い、外部情報記憶媒体Mに対して情報の読取処理または書込処理を行っている状態を示す図である。ユーザがトリガキー16bによるRFID処理の処理開始入力操作を行うと、情報端末装置10はこのRFID処理の動作を開始する。測距部12は情報端末装置10と外部情報記憶媒体Mとの間の距離L1を測定し、この距離L1をもとに制御部14が適正出力を決定し、RFID処理部11は、この決定した出力で情報の読取処理または書込処理を行う。ここで、書込情報等の情報は、ユーザによる操作キー16aの操作によって入力される。
図3は、制御部14の出力調整部14aによる出力制御処理手順を示すフローチャートである。出力調整部14aは、トリガキー16bの操作による処理開始指示を受けたか否かを判断する(ステップS101)。処理開始指示でなかった場合(ステップS101,No)、処理開始指示を受けるまでステップS101の判断処理を繰り返す。
一方、処理開始指示を受けた場合(ステップS101,Yes)、さらに測距部12に対して距離L1の測定を行わせ(ステップS102)、測距部12から距離情報を受けたか否かを判定する(ステップS103)。距離情報を受けなかった場合(ステップS103,No)は、ステップS103の判断処理を繰り返し行い、距離情報を受けた場合(ステップS103,Yes)、記憶部13の参照テーブル13aを参照し(ステップS104)、適正出力電圧を決定する(ステップS105)。図4は参照テーブル13aの一例である。参照テーブル13aは、情報端末装置10と外部情報記憶媒体Mとの間の距離L1を測定して得た距離情報と、この距離情報に対応する適正出力電圧との関係を示す。ここで適正出力電圧とは、任意の外部情報記憶媒体Mに対する情報の読取処理または書込処理が実行可能であり、かつ必要最小限の出力電圧である。たとえば、測距部12が、距離L1を測定して距離情報「36cm」を得た場合、この距離情報「36cm」は、参照テーブル13aでは距離「30cm」以上かつ距離「40cm」未満に相当する距離であるため、適正出力電圧は「V3」に決定する。
その後、制御部14は、決定した適正出力電圧によって、外部情報記憶媒体Mに対する情報の読取処理または書込処理を指示し(ステップS106)、この指示を受けたRFID処理部11は、外部情報記憶媒体Mに対し情報の読取処理または書込処理を行い、読取情報、処理成功通知、エラー発生通知等の情報を出力調整部14aに送出する。
出力調整部14aは、受信したこれらの情報をもとに、情報の読取処理または書込処理が成功したか否かを判断する(ステップS107)。情報の読取処理または書込処理が成功した場合(ステップS107,Yes)、この出力制御処理を終了し、情報の読取処理または書込処理が成功しなかった場合(ステップS107,No)には、現出力電圧の補正を行い(ステップS108)、ステップS106に移行して上述した情報の読取処理または書込処理を行う。
ここで、上述した出力電圧の補正が必要な場合とは、図5に示すように、外部情報記憶媒体Mが梱包材Aによって覆われているような場合である。情報端末装置10の測距部12は、情報端末装置10と梱包材Aとの間の距離L2を測定し、この距離L2に対応する適正出力電圧を求めるが、この距離L2は、情報端末装置10と外部情報記憶媒体Mとの間の距離に比して、距離L3分だけ短い距離である。したがって、距離L2から求めた出力電圧によって情報の読取処理または書込処理を実行した場合、出力電圧不足によってこれらの処理を失敗する場合が生じる。この場合、出力調整部14aは、適正出力電圧を増加する補正処理を行う。たとえば、図4の参照テーブル13aを用いて説明すると、適正出力電圧「V3」を用いた外部情報記憶媒体Mに対する情報の読取処理または書込処理が失敗した場合、出力調整部14aは、1ステップ適正出力電圧を増加する補正処理を行う。つまり、電圧「V3」から電圧「V4」へ、出力電圧を増加する。情報端末装置10は、情報の読取処理または書込処理が成功するまで、この適正出力電圧を増加する補正処理を繰り返す。なお、参照テーブル13aの適正出力電圧は随時更新できるようにしてもよい。この更新は、補正処理が行われる毎にこの補正処理を履歴として保存し、この履歴をもとに更新処理を行えばよい。
なお、この発明の実施の形態1では、測距部12は受光素子が受光した反射光の位置情報または入射角度情報をもとに測距を行っていたが、この発明はこれに限定されるものではなく、外部情報記憶媒体Mからの音波の戻り時間を検出して測距を行う超音波方式により測距を行うようにしてもよいし、外部情報記憶媒体Mの画像におけるピントのずれを検出する位相差検知方式、または外部情報記憶媒体Mの画像の鮮鋭度を検出する像鮮鋭度検出方式により測距を行うようにしてもよい。
また、測距部12の代わりに、RFID処理部11が、RFID処理用のアンテナであるアンテナ11aの他に、無線LAN等に用いられるスペクトル拡散通信用の図示しないアンテナを備え、このアンテナから出力されるスペクトル拡散信号の測距機能を用いて、測距を行うようにしてもよい。さらに、光学情報読取部9が、その撮像機能を用いた位相差検出方式または像鮮鋭度検出方式によって、測距を行ってもよい。
また、参照テーブル13aの距離の領域区分の大きさは、図4に示した例に限定されず、さらに細かくまたは大きく領域区分してもよい。さらに、電波法等によって適正出力電圧の最大値を制限するものであってもよい。これらの参照テーブル13aは、ユーザが選択でき、さらには参照テーブル13a自体をユーザがカスタマイズすることも可能である。また、参照テーブル13aの代わりに、距離を変数とする計算式を用いて適正出力電圧を決定してもよい。
さらに、出力電圧の補正処理を行う回数は、特に限定されない。また上述した出力電圧の補正処理では、出力電圧を1ステップずつ段階的に増加したが、これに限らず、2ステップ以上一度に増加してもよい。さらに、電圧「V0」から電圧「V5」に増加する、または電圧「V2」から電圧「V5」に増加するなど、1回目の出力電圧の補正処理で、直ちに、参照テーブル13aまたは情報端末装置10の規格で定められた最大出力電圧値を設定するようにしてもよい。また、この補正処理は、操作キー16a、トリガキー16b等の入力によって、増加する出力電圧をユーザの手動操作に委ねるようにしてもよい。
なお、図6に示すように、情報端末装置10aの筐体先端に、回動可能な駆動筐体Bを設けてもよい。駆動筐体Bは、その内部にRFID処理部11と測距部12とが配置され、回転軸Cを中心に回動する。この場合、RFID処理部11が有する所定の通信方向と測距部12が測距を実行する方向とをほぼ同一方向に維持するように、RFID処理部11および測距部12を駆動筐体B内に配置する。なお、RFID処理部11と測距部12とを個別に回動できるように、駆動筐体Bに対応する駆動筐体を並列配置し、各駆動筐体が各別に回動できるようにしてもよい。
また、測距部12の測距機能を停止できるようにしてもよい。これは、たとえば、所定の間隔で複数の外部情報記憶媒体Mが積み重ねられた場合であって、上部方向から情報の読取処理または書込処理を行う場合、測距部12は積み重ねられた複数の外部情報記憶媒体Mのうち、一番上に積み重ねられた外部情報記憶媒体Mに対する距離を測定してしまうため、全ての外部情報記憶媒体Mに対する情報の読取処理または書込処理を行うことができないからである。このような場合に、測距部12による測距機能を停止させ、所定の出力電圧で情報の読取処理または書込処理を行うようにする。
この実施の形態1では、測距部12が情報端末装置10と外部情報記憶媒体Mの間の距離L1を測定し、参照テーブル13aをもとに決定された距離L1に対応する適正出力電圧で情報の読取処理または書込処理を行うようにしているため、任意の位置にある外部情報記憶媒体Mに対する情報の読取処理または書込処理を確実に行うことができる。さらに、この実施の形態1では、距離L1に応じて必要最小限の適正出力電圧を決定するようにしているので、情報端末装置10を省電力駆動することができる。また、外部情報記憶媒体が梱包されている場合等、測定された距離情報から適正な出力電圧を求めることができない場合であっても、出力電圧を補正しているので、情報の読取処理または書込処理を確実に行うことができる。
(実施の形態2)
つぎに、この発明の実施の形態2について説明する。上述した実施の形態1では、RFID処理の実行毎に情報端末装置10と外部情報記憶媒体Mとの間の距離L1を測定し、測定した距離情報に基づいて情報の読取処理または書込処理を行う適正出力電圧を決定したが、この実施の形態2では、複数回連続してRFID処理を実行する場合、初回のRFID処理のみ情報端末装置20と外部情報記憶媒体Mとの間の距離を測定して適正出力電圧を決定し、2回目以降のRFID処理では、測距を行わず、初回のRFID処理で情報の読取処理または書込処理を行った出力電圧を用い、情報の読取処理または書込処理を行う。
図7は、この発明の実施の形態2である情報端末装置20の構成を示す機能ブロック図である。図7に示す情報端末装置20では、制御部14に対応する制御部24がさらに連続処理実行部24aを有する。その他の構成は実施の形態1と同じであり、同一構成部分には同一符号を付している。
図8は、制御部24の連続処理実行部24aの連続処理制御手順を示すフローチャートである。連続処理実行部24aは、サブルーチンとして、実施の形態1で説明した図3の出力制御処理を実行する(ステップS201)。この出力制御処理では、外部情報記憶媒体Mまでの距離L1を測定し、その距離情報を参照テーブル13aに照らし合わせて適正出力電圧を決定し、外部情報記憶媒体Mに対する情報の読取処理または書込処理を行い、さらに決定した適正出力電圧を用いた外部情報記憶媒体Mに対する情報の読取処理または書込処理に失敗した場合、出力電圧の補正処理を行い、外部情報記憶媒体Mに対する情報の読取処理または書込処理を行う。つぎに、連続処理実行部24aは、連続処理出力電圧を設定し、この連続処理出力電圧の記憶を指示する(ステップS202)。ここで、連続処理出力電圧とは、ステップS201で、情報の読取処理または書込処理に用いた出力電圧である。
つぎに、連続処理実行部24aは、トリガキー16bの入力によるユーザから処理開始指示を受けたか否かを判断し(ステップS203)、処理開始指示を受けなかった場合(ステップS203,No)、処理開始指示を受けるまでステップS203の判断処理を繰り返す。一方、処理開始指示を受けた場合(ステップS203,Yes)、連続処理実行部24aは、この処理開始指示が、直前のRFID処理の終了後所定時間T内に行われたか否かを判断する(ステップS204)。ここで所定時間Tとは、連続処理を行う場合、情報端末装置20と外部情報記憶媒体Mとの間の距離L1に大きく変化があったか否かを判断する基準である。処理開始指示が所定時間T内に行われた場合(ステップS204,Yes)、距離L1に大きく変化がないとみなして距離L1の測定を行わず、ステップS202で記憶した連続処理出力電圧を読み出し(ステップS205)、この連続処理出力電圧を用いて外部情報記憶媒体Mに対する情報の読取処理または書込処理を指示し(ステップS206)、読取処理または書込処理が成功したか否かを判断する(ステップS207)。読取処理または書込処理が成功した場合(ステップS207,Yes)、ステップS203に移行して処理開始指示を受信したか否かを判断し、受信した場合(ステップS203,Yes)この処理開始指示が、直前のRFID処理の終了後所定時間T内に行われたか否かを判断し(ステップS204)、処理開始指示が所定時間T内に行われた場合(ステップS204,Yes)、距離L1に大きく変化がないとみなして距離L1の測定を行わず、上述した処理を繰り返す。
一方、処理開始指示が所定時間T内に行われなかった場合(ステップS204,No)、距離L1が大きく変化したとみなし、ステップS201に移行して実施の形態1で説明した出力制御処理を実行し、情報端末装置20と外部情報記憶媒体Mとの間の距離L1を測定して適正出力電圧を決定し、情報の読取処理または書込処理を実行する。その後、連続処理出力電圧を設定し(ステップS202)、上述した処理を繰り返す。また、読取処理または書込処理が失敗した場合(ステップS207,No)、距離L1の変化以外に読取処理または書込処理が失敗する原因があるとみなし、補正処理を行うため、上述した、処理開始指示が所定時間T内に行われなかった場合(ステップS204,No)と同様に、ステップS201に移行して実施の形態1で説明した出力制御処理を実行する。
ここで、図9に示すタイムチャートをもとに、上述した連続処理制御について説明する。図9において、各時刻t1〜t8では、複数の外部情報記憶媒体Mに対する読取処理を実行する。時間Δt1〜Δt7は、隣接する各時刻t1〜t8の間の時間間隔である。また、連続処理で外部情報記憶媒体Mまでの距離L1が大きく変化したか否かを判断する基準である所定時間Tは、ユーザが設定する。この連続処理の初回の処理である時刻t1の読取処理は、外部情報記憶媒体Mまでの距離L1を測定し、測定した距離情報に基づいて適正出力電圧V1を決定し、この適正出力電圧V1を出力電圧として用い読取処理を実行する。時間Δt1は、所定時間T内であるため、時刻t2で行う読取処理では、距離L1の測定を行わず、時刻t1の読取処理で用いた出力電圧V1を用い読取処理が実行される。その後の時間Δt2〜Δt4についても所定時間T内であるため、時刻t3〜t5で行う読取処理は、距離L1の測定を行わず、時刻t1の読取処理で用いた出力電圧V1を用いて読取処理を実行する。
時間Δt5は所定時間T内ではないため、時刻t6で行う読取処理は、再び外部情報記憶媒体Mまでの距離L1を測定し、測定した距離情報に基づいて新たに適正出力電圧V2を決定し、この適正出力電圧V2を出力電圧として用い読取処理を実行する。時間Δt6および時間Δt7は所定時間T内であるため、時刻t7,t8で行う読取処理では時刻t6の読取処理で用いた出力電圧V2を用いて読取処理を実行する。なお、ここではユーザが所定時間Tを設定したが、これに限らず、時間間隔および出力電圧の履歴等に基づいて、連続処理実行部24aが所定時間Tを設定してもよい。
この実施の形態2では、複数回連続してRFID処理を実行する場合、初回のRFID処理のみ情報端末装置20と外部情報記憶媒体Mとの間の距離を測定して適正出力電圧を決定し、2回目以降は、測距を行わず、初回のRFID処理で情報の読取処理または書込処理を行った出力電圧を用いてRFID処理を行うため、測距処理に費やされる電力と時間とを初回のRFID処理のみに軽減でき、省電力駆動と迅速なRFID処理とが可能である。
この発明の実施の形態1である情報端末装置の構成を示す機能ブロック図である。 この発明の実施の形態1である情報端末装置を用いて外部情報記憶媒体の情報の読取処理または書込処理を行う状態を示す図である。 図1に示した制御部の出力調整部の制御処理手順を示すフローチャートである。 図1に示した記憶部内の参照テーブルの内容を示す図である。 この発明の実施の形態1である情報端末装置が、外部情報記憶媒体を覆う梱包材までの距離を測定する状態を示す図である。 この発明の実施の形態1である情報端末装置の駆動筐体が、回動する状態を示す図である。 この発明の実施の形態2である情報端末装置の構成を示す機能ブロック図である。 図7に示した制御部の連続処理実行部の制御処理手順を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2である情報端末装置の連続処理の例を示す図である。
符号の説明
10,10a,20 情報端末装置
11 RFID処理部
11a,Ma アンテナ
12 測距部
13 記憶部
13a 参照テーブル
14,24 制御部
14a 出力調整部
15 表示部
16 入力部
16a 操作キー
16b トリガキー
17 外部通信部
18 ストレージデバイス
19 音声入出力部
24a 連続処理実行部
A 梱包材
B 駆動筐体
C 回転軸
L1,L2,L3 距離
M 外部情報記憶媒体
T 所定時間

Claims (5)

  1. 所定の電波を介して外部情報記憶媒体に対する情報読取処理または情報書込処理を行う情報端末装置において、
    前記情報端末装置と前記外部情報記憶媒体との間の距離を測定する測距手段と、
    前記距離と前記所定の電波の出力の最適値とを関係付けた参照テーブルと、
    前記測距手段が測定した距離情報と前記参照テーブルの内容とをもとに前記所定の電波の出力の最適値を決定する制御を行う制御手段と、
    を備えたことを特徴とする情報端末装置。
  2. 前記制御手段は、前記測距手段が測定した距離情報と前記参照テーブルの内容とをもとに決定した前記電波の出力の最適値を用いて行った前記外部情報記憶媒体に対する情報読取処理または情報書込処理に失敗した場合、前記電波の出力を補正することを特徴とする請求項1に記載の情報端末装置。
  3. 前記所定の電波を送信するアンテナと前記測距手段とが搭載され、前記アンテナの通信方向と前記測距手段の測距方向とがほぼ同一方向に指向され、当該情報端末装置本体に対して回動可能な回動部を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の情報端末装置。
  4. 前記制御手段は、前記情報読取処理または前記情報書込処理の開始指示が所定時間以内に再度行われた場合、前回の前記電波の出力と同じ出力で前記情報読取処理または前記情報書込処理を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の情報端末装置。
  5. 光学情報記録媒体の情報を光学的に読み取る光学情報読取手段を備え、該光学情報読取手段は前記測距手段として機能することを特徴とする1〜4のいずれか一つに記載の情報端末装置。
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