JP4902254B2 - 無線通信装置及び情報処理装置 - Google Patents

無線通信装置及び情報処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信装置及び情報処理装置に関し、特に、端末装置と無線通信することが可能な無線通信装置及び無線通信装置を備えたプリンタ装置やスキャナ装置などの情報処理装置に関する。
プリンタ専用機或いは複合機等のプリンタ装置(印刷装置)では、有線LAN(Local Area Network)を用いたネットワーク通信を搭載しており、PCなどの端末装置からLAN経由でプリントデータを送信することで、1台のプリンタ装置を複数のPCなどの端末装置で共有することはオフィスなどでは一般的である。また、無線通信の高速化や規格化が進んでおり、無線によるネットワーク接続が一般的になってきている。例えば、IEEE802.11系の規格に基づいた無線LAN通信はPCをはじめ広く普及しており、プリンタ装置でも、このような無線通信機能を搭載することにより、オフィス内ばかりでなく店舗や公共スペース等においてもPCなどの端末装置を用いてプリンタ装置とワイヤレスで接続してプリントすることが可能となっている。
IEEE802.11系の無線LAN通信では、各ステーションがアクセスポイントを介して通信するインフラストラクチャネットワークと、近距離のステーション同士で直接通信するアドホックネットワークを有している。
一般のオフィスなどでは、複数のPCなどの端末装置が1台もしくは数台程度のプリンタ装置を共有して使用する場合が多く、アクセスポイントを経由してLANに接続することを前提としているため、プリンタ等のプリンタ装置もインフラストラクチャネットワークでLAN上に設けられている。従って、外出先のオフィス等でPCから印刷するケースでは、まずアクセスポイントに接続し、そのネットワーク上にあるプリンタ装置に出力することが必要となる。 その場合、アクセスポイントの検索、並びにアクセスポイントのESS−ID、MACアドレス及びIPアドレスの取得などが必要となる。また、アクセスポイントに接続するためには、セキュリティの面から事前にクライアント情報を登録する必要がある場合がある。
しかし、アクセスポイントに接続しても印刷出力したいプリンタ装置のIPアドレスやホスト名などの情報がわからなければ所望のプリンタ装置に印刷出力することができない。印刷出力したいプリンタ装置が目の前にあっても、これらの情報がわからなければインフラストラクチャネットワークでは印刷出力できないし、たとえ情報が分かったとしても接続自体が煩雑であった。
このような接続の煩わしさを解消する方法として、PCなどの端末装置と直接的に無線接続して無線通信するアドホックネットワークとともに、他の無線通信装置と無線接続して無線通信するインフラストラクチャネットワークを同時に搭載することができるプリンタ装置の発明がある(例えば、特許文献1参照)。
上記発明のプリンタ装置では、常に、通信モードとしてアドホックモードとインフラストラクチャモードが同時に動作し、かつ無線システム部(RF部やベースバンド部といわれる変復調部や送受信部など)が2つ以上稼動している必要があり、無線システム部の消費電力が大きくなっていた。また、2つの通信モードが混在することによって電波が混ざり合うことになり、通信品質が劣化する。
一般的にオフィスなどでは、PCなどの端末装置にはすでにアクセスポイントやプリンタの情報がインストールされており、プリンタ装置へのデータはインフラストラクチャモードで送信されるため、アドホックモードは使用しない。頻度的に少ないオフィス外部のPCなどの端末装置から接続を行うために、常にアドホックモードを準備していることは消費電力の面や通信品質の面から効率が悪いという問題点があった。
特開2005−064552号公報
本発明は、上記の従来技術が有する問題点に鑑み、頻度的に少ないオフィス外部のPCなどの端末装置から接続を行うために、アドホックモードを必要な時のみ稼動させることができる、無線通信装置及び無線通信装置を備えたプリンタ装置やスキャナ装置などの情報処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、第1の態様として、端末装置と無線通信する無線通信装置において、前記端末装置とアドホックモードで通信するアドホックモード無線通信手段と、前記端末装置とは異なる別の端末装置とインフラストラクチャモードで通信するインフラストラクチャモード無線通信手段と、前記端末装置の移動を検出する端末検出手段であり、前記インフラストラクチャモード無線通信手段で受信した電波の受信電界強度が、前記端末装置とは異なる別の端末と前記インフラストラクチャモードで無線通信する場合における前記インフラストラクチャモード無線通信手段で受信した電波の受信電界強度の値よりも大きい値である閾値を超えたか否かを検出することで前記閾値を超えた場合に前記端末装置が移動したと判断する端末検出手段と、前記端末検出手段によって前記端末装置が移動したことを検知した場合に、前記アドホックモード無線通信手段を起動する制御手段と、を備えることを特徴とする無線通信装置を提供する。
上記第1の態様により、PCなどの端末装置が近接した場合、制御手段がアドホックモード無線通信手段を起動することにより、無線通信装置はアドホックモードで通信することができる。また、PCなどの端末装置が遠ざかった場合、制御手段がアドホックモード無線通信手段を停止する。したがって、アドホックモードで接続するための煩雑な手続を不要とすることができる。
また、上記第1の態様によれば、PCなどの端末装置が近接した場合、設定閾値を超える受信電界強度を持つ信号が検出され、PCなどの端末装置が近接したと判断できる。また、PCなどの端末装置が遠ざかった場合、一旦、設定閾値を超えた信号が設定閾値を下回ることとなる。すなわち、設定閾値を超えた状態が、設定閾値を超えない状態へと遷移することにより、PCなどの端末装置が遠ざかったと判断できる。
また、上記目的を達成するため、本発明は、第の態様として、端末装置と無線通信する無線通信装置において、前記端末装置と無線通信する通信モードとしてアドホックモード、及び前記端末装置とは異なる別の端末装置と無線通信する通信モードとしてインフラストラクチャモードの両者を有する無線通信手段と、前記端末装置の移動を検出する端末検出手段であり、前記インフラストラクチャモードで無線通信する場合における無線通信手段で受信した電波の受信電界強度が、前記端末装置とは異なる別の端末と前記インフラストラクチャモードで無線通信する場合における前記無線通信手段で受信した電波の受信電界強度の値よりも大きい値である閾値を超えたか否かを検出することで前記閾値を超えた場合に前記端末装置が移動したと判断する端末検出手段と、前記端末検出手段によって前記端末装置が移動したことを検知した場合に、前記無線通信手段をインフラストラクチャモードからアドホックモードに切り替える制御手段と、を備えることを特徴とする無線通信装置を提供する。
上記第の態様によれば、PCなどの端末装置が近接した場合、制御手段が無線通信手段をインフラストラクチャモードからアドホックモードに切り替えることにより、無線通信装置はアドホックモードで通信することができる。また、PCなどの端末装置が遠ざかった場合、制御手段が無線通信手段をアドホックモードからインフラストラクチャモードに切り替える。したがって、アドホックモードで接続するための煩雑な手続を不要とすることができる。
また、PCなどの端末装置が近接した場合、設定閾値を超える受信電界強度を持つ信号が検出され、PCなどの端末装置が近接したと判断できる。また、PCなどの端末装置が遠ざかった場合、一旦、設定閾値を超えた信号が設定閾値を下回ることとなる。すなわち、設定閾値を超えた状態が、設定閾値を超えない状態へと遷移することにより、PCなどの端末装置が遠ざかったと判断できる。
また、本発明は、第の態様として、上記第1又は2の態様の無線通信装置を備えた情報処理装置において、前記端末装置の検出情報を表示する表示手段を有することを特徴とする情報処理装置を提供する。これにより、PCなどの端末装置から近接したプリンタ装置やスキャナ装置などの情報処理装置において、アドホックモードでの通信準備ができたことを使用者に明示することができる。
上記第の態様においては、前記制御手段は、前記端末検出手段からの信号により前記端末装置が近接したことを検知して前記表示手段に検出情報を表示することを特徴とすることが好ましい。これにより、PCなどの端末装置から近接したプリンタ装置やスキャナ装置などの情報処理装置において、アドホックモードでの通信準備ができたことを使用者に明示することができる。
印刷出力やスキャンデータを取り込みたい、プリンタ装置やスキャナ装置などの情報処理装置に、使用しているPCなどの端末装置を近接させることで、PCなどの端末装置は自動的に無線通信することが可能となり、アドホックモードで接続するための煩雑な手続を不要とすることができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。本実施例では、無線通信のインタフェースを介して印刷データやスキャンデータ或いは印刷に関わる処理信号やスキャンに関わる処理信号を送受信するPCなどの端末装置と、プリンタ機能及びスキャナ機能を有する複数の複合機と、アクセスポイントを含むシステムを、無線LANを用いて構築した複合機システムに本発明を適用した場合を示す。 また、本実施例では、主として、複合機が有するプリンタ機能を代表させて説明するが、スキャナ機能についても同様な構成や動作が実施可能である。
図1は、本実施例の複合機システム10の構成例及び動作の概要を示す図である。
複合機システム10は、図示するように、複合機20と、アクセスポイント30と、複数のPCなどの端末装置41、42、43より構成されており、複合機20及びPCなどの端末装置41、42、43は、それぞれ無線通信機能を有している。また、複合機20及びPCなどの端末装置42、43は、アクセスポイント30のネットワークに含まれている。
複合機20には、図2に示す、無線通信装置100が搭載されている。通常、無線通信装置100は、アクセスポイント30を介してPCなどの端末装置42、43と、通信モードとしてインフラストラクチャモードで接続される。 オフィスなどでは複合機20やPCなどの端末装置42、43は固定的に設置されている。固定的に設置されている場合、PCなどの端末装置42、43はアクセスポイント30を検索してESS−IDを取得し、必要であれば暗号化設定を行い、LAN接続するためのIPアドレスを取得し、インフラストラクチャモードで複合機20との接続を行う。インフラストラクチャモードで接続することにより、複合機20をPCなどの端末装置42、43で共有することが可能となる。もちろん、さらに複合機やPCなどの端末装置の数量が増えても同様である。
次に、図2は、本発明の一実施例としての無線通信装置100のシステム構成の概略を示す構成図である。
無線通信装置100は、2個のアンテナ101、102と、2個の無線信号処理(RF)部104、107と、2個の送受信部105、108と、制御部109と、ホスト通信部110と、受信電界強度検出部112と、タイマー部113と、受信電界強度変化検出部114と、起動/停止制御部115から構成されている。無線通信装置100は、複合機20のプリンタホストシステム111と、ホスト通信部110を介して接続されている。
RF部104と送受信部105で構成される無線通信機能は、アドホックモードで無線通信を行うため、これをアドホックモード無線通信部103とする。RF部107と送受信部108で構成される無線通信機能は、インフラストラクチャモードで無線通信を行うため、これをインフラストラクチャモード無線通信部106とする。よって、アドホックモード無線通信部103とインフラストラクチャモード無線通信部106は、それぞれ独立した通信モードを有している。さらに、起動/停止制御部115は、PCなどの端末装置41の移動を検出すると、RF部104と送受信部105の起動又は停止制御を行う。
詳細には、RF部104のメインブロックはRFチップ又はRFモジュールで構成されており、送受信部105はMAC層の一部であって、ベースバンドチップの構成要素となっている。これらRFチップやRFモジュール、ベースバンドチップには、スタンバイモードが付いており、スタンバイモードの設定は一般的にスタンバイを制御する信号を入力することで行われる。具体的には、各チップなどのスタンバイ制御端子にL/Hの信号を入力することで行う。このようにして、RF部104と送受信部105の起動又は停止制御を行う。
アドホックモード無線通信部103、インフラストラクチャモード無線通信部106では、無線送信する際は、送受信部105、108を介して出力される送信信号がRF部104、107により周波数変調などの処理をされてアンテナ101、102から無線送信され、無線受信する際は、アンテナ101、102により無線受信された信号がRF部104、107により周波数変調などの処理をされて送受信部105、108を介して制御部109に入力される。
なお、本実施例では、無線通信機能は最低必要な2個としているが、2個以上でも良い。
次に、複合機20にPCなどの端末装置41を物理的に近接、あるいは遠ざけたりした場合に、アドホックモードを起動又は停止する動作について説明する。
本実施例では、通常、RF部107と送受信部108で構成されるインフラストラクチャモード無線通信部106を使用することにより、インフラストラクチャモードで、固定的に配置されているPCなどの端末装置42、43やアクセスポイント30に接続している。
このとき、RF部104と送受信部105で構成されるアドホックモード無線通信部103は、停止している。
そして、使用者が印刷出力したい複合機20にPCなどの端末装置41を近接させたとき、後述する検出方法によりPCなどの端末装置41が近接したことを検出した場合は、制御部109は受信電界強度変化検出部114からの信号によりPCなどの端末装置41の近接を検知し、起動/停止制御部115にRF部104と送受信部105で構成されるアドホックモード無線通信部103の起動を指示する。起動/停止制御部115は、RF部104と送受信部105で構成されるアドホックモード無線通信部103を起動する。アドホックモード無線通信部103は、起動後近接するPCなどの端末装置41とアドホックモードで無線通信する。
無線通信する接続手順としては、アドホックモード通信時に必要となるIPアドレスを複合機20に設けたDHCP機能を用いて、プライベートアドレスをPCなどの端末装置41へ送信するような構成とすることが可能である。DHCP機能は、IPアドレスをユーザに割り振る機能を有している。このように本実施例では、使用者はPCなどの端末装置41を印刷出力したい複合機20に近接させ、アドホックモードで接続することにより、所望の複合機20に印刷出力可能となる。
また、使用者が複合機20への印刷出力を終了しPCなどの端末装置41を遠ざけたとき、後述する検出方法によりPCなどの端末装置41が遠ざかったことを検出した場合は、制御部109は受信電界強度変化検出部114からの信号によりPCなどの端末装置41が遠ざかったことを検知し、起動/停止制御部115にRF部104と送受信部105で構成されるアドホックモード無線通信部103の停止を指示する。起動/停止制御部115は、RF部104と送受信部105で構成されるアドホックモード無線通信部103を停止する。
このように、PCなどの端末装置41が近接、あるいは遠ざかったことを検出することで、PCなどの端末装置41が移動したかどうかを判断することが可能となる。
次に、図3において、PCなどの端末装置41が近接、あるいは遠ざかったことを検出する方法を説明する。
図3(a)では、x軸は時間であり、y軸は受信電界強度である。ここでは、受信電界強度の時間的変化を示す。受信電界強度変化検出部114は、インフラストラクチャモード無線通信部106のRF部107を介して受信電界強度検出部112により、通常はインフラストラクチャモードで接続されているPCなどの端末装置42、43やアクセスポイント30が出力する電波を検出する。これらの電波はフレーム毎に一定時間出力され、図3(a)に示すように、ある一定時間間隔においてあるレベルの信号が検出される。一般に、RF部はRSSI(Receive Signal Strength Indicator)信号を出力する手段を有しているので、受信電界強度検出部112はRSSI信号を取得することで受信電界強度検出が可能となる。
オフィスなどでは、インフラストラクチャモードで接続されているPCなどの端末装置42、43やアクセスポイント30と複合機20の位置は固定的であり、図3(a)に示すようにその受信レベルは変わらない。しかし、本実施例のように使用者がPCなどの端末装置41を印刷出力したい複合機20に近接させ、アドホックモードで接続することにより所望の複合機20に印刷出力をする場合は、図3(b)に示すようにPCなどの端末装置41の出力する電波が複合機20に近接した位置で出力されるため、PCなどの端末装置41がフレーム信号を電波出力した場合に、受信電界強度検出部112は、他の端末装置42、43やアクセスポイント30の電波より、強度が大きい電波を検出することになる。
図3(b)に示すように、最大値aを示す受信電界強度を持つ信号が、近接したPCなどの端末装置41からの信号である。受信電界強度変化検出部114は、タイマー部113からの信号で一定時間毎に、受信電界強度検出部112で検出された信号が設定閾値より大きな受信電界強度であるかどうかを検出し、その最大値が設定閾値を超えた場合に、PCなどの端末装置41が複合機20に近接したと判断する。
詳細には、図3(a)では、各一定時間T1からT4までに設定閾値を超える信号は検出されず、近接したPCなどの端末装置41は存在しないと判断する。一方、図3(b)では、一定時間T1、T2では設定閾値を超える信号は検出されなかったが、T3、T4では設定閾値を超えた最大値aの信号が検出され、T2とT3の間で受信電界強度の最大値の変化が検出される。これによりPCなどの端末装置41が近接したと判断する。
また、使用者が複合機20への印刷出力を終了しPCなどの端末装置41を遠ざけたときは、図3(b)のT5に示すように、設定閾値を超える信号は検出されず、PCなどの端末装置41が遠ざかったと判断する。
さらに、設定閾値を超えた最大値aの信号の大きさがT3とT4の間で変化する変化量を検出することにより、PCなどの端末装置41がさらに近接したと判断できる。
なお、複合機20の近傍にPCなどの端末装置42、43やアクセスポイント30が固定的に配置される場合は、常時、設定閾値より大きな受信電界強度をもつ信号が検出される。その場合は、インフラストラクチャモードで接続されているPCなどの端末装置42、43やアクセスポイント30の信号の最大値は一定であるが、図3(b)に示されるT3、T4の最大値aの時間的変化を検出することで、PCなどの端末装置41が近接したと判断できる。
次に、図4では、PCなどの端末装置41の近接、あるいは遠ざかったことを検出する別の検出方法を説明する。
図3との相違点を説明する。前述したように、複合機20の近傍にPCなどの端末装置42、43やアクセスポイント30が固定的に配置される場合は、最大値の変化では検出されない場合がある。図4(a)では、一定時間中に設定閾値を越える信号が検出され、T1からT4まで、それぞれの一定時間中における検出時間はt1であり変化がない。図4(b)では、T1とT2は同様に検出時間がt1であるが、T3とT4はPCなどの端末装置41の信号が検出されるため検出時間がt1+t2となり、T2とT3の間で設定閾値を超える受信電界強度の時間の総和の時間的変化が検出される。これによりPCなどの端末装置41が近接したと判断する。
また、PCなどの端末装置41が遠ざかったときは、図4(b)のT5に示すように、検出時間がt1となり、T4とT5の間で設定閾値を超える受信電界強度の時間の総和の時間的変化が検出され、PCなどの端末装置41が遠ざかったと判断する。
図5は、本発明の第2の実施例である無線通信装置300のシステム構成の概略を示す図である。第2の実施例は、上記第1の実施例と構成が概略同様であるため、相違点についてのみ説明する。
本実施例は、RF部と送受信部で構成される無線通信機能が1個である。本実施例で示される無線通信機能は、アドホックモードとインフラストラクチャモードの通信を切り替えて動作するRF部303と送受信部304から構成されており、これを無線通信部302とする。また、第1の実施例における図2の起動/停止制御部115の代わりに、通信モードを切り替える手段として通信モード切り替え制御部311を有する。なお、これ以外の構成に関しては、第1の実施例における図2と同様であり、アンテナ301はアンテナ101、102に、制御部305は制御部109にそれぞれ相当する。それ以外の構成に関しても、同様にそれぞれ相当する。また、本実施例では、通常、RF部303と送受信部304で構成される無線通信部302を使用することにより、インフラストラクチャモードで、固定的に配置されているPCなどの端末装置42、43やアクセスポイント30に接続している。
使用者が印刷出力したい複合機20にPCなどの端末装置41を近接させたとき、図3と図4の説明で示される方法によりPCなどの端末装置41の近接を検出した場合は、制御部305は受信電界強度変化検出部310からの信号によりPCなどの端末装置41の近接を検知し、通信モード切り替え制御部311にRF部303と送受信部304で構成される無線通信部302の通信モードを、インフラストラクチャモードからアドホックモードに切り替える指示をする。通信モード切り替え制御部311は、RF部303と送受信部304で構成される無線通信部302にアドホックモードへの切り替え信号を出力する。無線通信部302は、アドホックモードに切り替えた後、近接するPCなどの端末装置41とアドホックモードで無線通信する。
また、使用者が複合機20への印刷出力を終了しPCなどの端末装置41を遠ざけたとき、図3と図4の説明で示される方法によりPCなどの端末装置41が遠ざかったことを検出した場合は、制御部305は受信電界強度変化検出部310からの信号によりPCなどの端末装置41が遠ざかったことを検知し、通信モード切り替え制御部311にRF部303と送受信部304で構成される無線通信部302の通信モードを、アドホックモードからインフラストラクチャモードに切り替える指示をする。通信モード切り替え制御部311は、RF部303と送受信部304で構成される無線通信部302にインフラストラクチャモードへの切り替え信号を出力する。無線通信部302は、インフラストラクチャモードに切り替えた後、固定的に配置されているPCなどの端末装置42、43とインフラストラクチャモードで無線通信する。
次に、図6は本実施例における通信モード切り替えの処理手順の一例を示すフローチャートである。以下に手順を示す。
まず、無線通信装置300がインフラストラクチャモードで動作している際に(S10)、制御部305が受信電界強度変化検出部310からの信号によりPCなどの端末装置41の近接を検知すると(S20)、制御部305は通信モード切り替え制御部311に対し、無線通信部302の通信モードをアドホックモードに切り替えるよう指示する。(S30)通信モード切り替え制御部311は無線通信部302に対して切り替え信号を出力する。(S40)切り替えた後、無線通信部302はPCなどの端末装置41とアドホックモードで無線通信する。(S50)また、制御部305が受信電界強度変化検出部310からの信号によりPCなどの端末装置41が遠ざかったことを検知すると(S60)、制御部305は通信モード切り替え制御部311に対し、無線通信部302の通信モードをインフラストラクチャモードに切り替えるよう指示する。(S70)通信モード切り替え制御部311は無線通信部302に対して切り替え信号を出力する。(S80)切り替えた後、無線通信部302は固定的に配置されているPCなどの端末装置42、43とインフラストラクチャモードで無線通信することとなり、処理手順の開始状態に戻ることになる。
図7は、本発明の第3の実施例である無線通信装置400のシステム構成の概略を示す図である。第3の実施例は、上記第1の実施例と構成及び動作が概略同様であるため、相違点についてのみ説明する。
本実施例は、プリンタホストシステム411がさらに表示部416を有しており、これ以外の構成に関しては、第1の実施例における図2と同様である。アンテナ401はアンテナ101に、RF部404はRF部104に、制御部409は制御部109にそれぞれ相当する。それ以外の構成に関しても、同様にそれぞれ相当する。
本実施例は、PCなどの端末装置41の近接、あるいは遠ざかったことを検出したときに、起動/停止制御部415がRF部404と送受信部405で構成されるアドホックモード無線通信部403を起動又は停止する動作について、第1の実施例と同様である。それに加えて本実施例では、起動/停止制御部415は、アドホックモード無線通信部403を起動又は停止する動作と同時に、制御部409にアドホックモード無線通信部403を起動したこと又は停止したことを知らせる。制御部409は、ホスト通信部410を介してプリンタホストシステム411の表示部416に、近接してきたPCなどの端末装置41が検出されたこと又は検出されなくなったことを表示する。これにより、使用者は複写機20の表示部416を見ることにより、PCなどの端末装置41が検出されているかどうか容易に判断することができる。
なお、本実施例では、第1の実施例の構成に表示部416を設けた例を説明したが、第2の実施例の構成に表示部416を設けても良いことは、もちろん言うまでもない。
以上、実施例に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施例で上げた構成に本発明が限定されるものでは決してない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることが出来る。
本発明の複合機システムの全体の構成を示す概略図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る無線通信装置の構成を示す概略図である 。 端末装置の検出方法を示す図である。 端末装置の別の検出方法を示す図である。 本発明の第2の実施の形態例に係る無線通信装置の構成を示す概略図である 。 通信モードの切り替えを示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態例に係る無線通信装置の構成を示す概略図である。
符号の説明
10 複合機システム
20 複合機
30 アクセスポイント
41〜43 端末装置
100、300、400 無線通信装置
101、102、301、401、402 アンテナ
103 アドホックモード無線通信部
106 インフラストラクチャモード無線通信部
104、107、303、404、407 RF部
105、108、304、405、408 送受信部
109、305、409 制御部
110、306、410 ホスト通信部
111、307、411 プリンタホストシステム
112、308、412 受信電界強度検出部
113、309、413 タイマー部
114、310、414 受信電界強度変化検出部
115、415 起動/停止制御部
311 通信モード切り替え制御部

Claims (6)

  1. 端末装置と無線通信する無線通信装置において、
    前記端末装置とアドホックモードで通信するアドホックモード無線通信手段と、
    前記端末装置とは異なる別の端末装置とインフラストラクチャモードで通信するインフラストラクチャモード無線通信手段と、
    前記端末装置の移動を検出する端末検出手段であり、前記インフラストラクチャモード無線通信手段で受信した電波の受信電界強度が、前記端末装置とは異なる別の端末と前記インフラストラクチャモードで無線通信する場合における前記インフラストラクチャモード無線通信手段で受信した電波の受信電界強度の値よりも大きい値である閾値を超えたか否かを検出することで前記閾値を超えた場合に前記端末装置が移動したと判断する端末検出手段と、
    前記端末検出手段によって前記端末装置が移動したことを検知した場合に、前記アドホックモード無線通信手段を起動する制御手段と、を備えることを特徴とする無線通信装置。
  2. 請求項1に記載の無線通信装置において、
    前記端末検出手段は、所定時間間隔毎に、前記インフラストラクチャモード無線通信手段で受信した電波の受信電界強度の中で前記閾値を超える最大の受信電界強度である最大電界強度を検出し、前記最大電界強度の時間的変化を検出することにより、前記端末装置が移動したかどうか判定することを特徴とする無線通信装置。
  3. 端末装置と無線通信する無線通信装置において、
    前記端末装置と無線通信する通信モードとしてアドホックモード、及び前記端末装置とは異なる別の端末装置と無線通信する通信モードとしてインフラストラクチャモードの両者を有する無線通信手段と、
    前記端末装置の移動を検出する端末検出手段であり、前記インフラストラクチャモードで無線通信する場合における無線通信手段で受信した電波の受信電界強度が、前記端末装置とは異なる別の端末と前記インフラストラクチャモードで無線通信する場合における前記無線通信手段で受信した電波の受信電界強度の値よりも大きい値である閾値を超えたか否かを検出することで前記閾値を超えた場合に前記端末装置が移動したと判断する端末検出手段と、
    前記端末検出手段によって前記端末装置が移動したことを検知した場合に、前記無線通信手段をインフラストラクチャモードからアドホックモードに切り替える制御手段と、を備えることを特徴とする無線通信装置。
  4. 請求項に記載の無線通信装置において、
    前記端末検出手段は、所定時間間隔毎に、前記無線通信手段がインフラストラクチャモードで無線通信して受信した電波の受信電界強度の中で前記閾値を超える最大の受信電界強度である最大電界強度を検出し、前記最大電界強度の時間的変化を検出することにより、前記端末装置が移動したかどうか判定することを特徴とする無線通信装置。
  5. 請求項1乃至のいずれかに記載の無線通信装置を備えた情報処理装置において、
    前記端末装置の検出情報を表示する表示手段を有することを特徴とする情報処理装置。
  6. 請求項に記載の情報処理装置において、
    前記制御手段は、前記端末検出手段からの信号により前記端末装置が近接したことを検知して前記表示手段に検出情報を表示することを特徴とする情報処理装置。
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