JP6596824B2 - 携帯端末およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置などの通信装置を備える通信システム、およびそれに関連する技術に関する。
MFP(マルチ・ファンクション・ペリフェラル(Multi-Functional Peripheral))などの画像形成装置とその外部の携帯端末との連携を図る技術が存在する(特許文献1等参照)。
特許文献1には、携帯端末に表示された複数の画像の中から携帯端末のユーザが所望の画像を選択した状態で当該ユーザが携帯端末をMFPに近接させると、当該所望の画像がMFPにて自動的に印刷出力される技術が記載されている。当該技術においては、携帯端末のMFPへの近接に伴って、携帯端末がMFPとの間に近接場型無線通信(NFC(Near Field Communication))が確立すると、携帯端末にてユーザによって選択されていた所望の画像が(ユーザによる印刷指示を経ることなく)MFPに自動的に転送されMFPにて自動的に印刷出力される。
特開2014−127130号公報
ところで、画像形成装置と携帯端末との間の通信には、各種の無線通信技術が利用され得る。たとえば、無線LAN(IEEE 802.11等)による通信、および/または近距離無線通信が利用され得る。近距離無線通信としては、Bluetooth(登録商標)規格に基づく通信、および/または近接場型無線通信(NFC(Near Field Communication))が存在する。また、近年では、Bluetooth(ブルートゥース)の拡張規格であるBLE(Bluetooth Low Energy)に基づく通信も存在する。
このような無線通信を画像形成装置と携帯端末との通信に利用することによって、様々な応用技術が創出され得る。
たとえば、BLE等を利用して画像形成装置がその周辺に電波を発信しておき、画像形成装置の周辺に移動してきた携帯端末がBLEからの当該電波を受信することによって、当該携帯端末が画像形成装置への近接を検出することが考えられる。携帯端末は、画像形成装置からの当該電波の強度が一定程度を超えたか否かを判定し、その判定結果に基づき画像形成装置への近接を判定する。
ただし、BLE等を利用する場合、携帯端末自体の筐体の材質、ユーザにより携帯端末に取り付けられたカバーの材質などにより、画像形成装置から受信する電波にばらつきが生じることがある。そのため、或る程度大きな強度の電波を画像形成装置からその周辺に向けて送出することが求められる。その結果、携帯端末を所持しているユーザが画像形成装置の周辺を通っただけでも、画像形成装置からの電波の強度が一定程度を超えた(画像形成装置に近接した)と携帯端末が判定(誤判定)してしまうこと(端的に言えば、携帯端末が過剰に反応すること)もある。
このように、携帯端末が、画像形成装置からの電波の強度のみを用いて画像形成装置への近接を判定する場合、画像形成装置に携帯端末が近接した旨が正確に判定されないことがある。
また、このような問題は、画像形成装置が電波の発信元である場合に限らず、たとえば、課金処理機能を備える課金装置等が電波の発信元である場合にも生じ得る。換言すれば、このような問題は、電波を発信する通信装置からの当該電波の強度のみを用いて携帯端末が当該通信装置への近接を判定する場合に生じ得る。
そこで、本発明は、通信装置に携帯端末が近接したことをより正確に判定することが可能な技術を提供することを課題とする。
上記課題を解決すべく、請求項1の発明は、第1の無線通信及び前記第1の無線通信と通信の種類の異なる第2の無線通信により画像形成装置と通信可能な携帯端末であって、前記第1の無線通信用の電波を前記画像形成装置から受信する受信手段と、前記受信した第1の無線通信用の電波により定まる前記画像形成装置を基点とする一定範囲よりも狭い所定範囲内にまで前記携帯端末が前記画像形成装置に近接していることを判定する判定手段と、前記携帯端末が前記画像形成装置に前記所定範囲内にまで近接していることが前記判定手段により判定された場合、前記第1の無線通信を介して前記画像形成装置から取得した第2の無線通信を可能にするための情報に基づいて前記第2の無線通信による前記画像形成装置との通信を確立する通信制御手段と、を備え、前記判定手段は、前記第1の無線通信を介して前記画像形成装置から受信した受信データ内に、前記携帯端末が前記画像形成装置に近接していることを示す近接情報が含まれる場合に、前記画像形成装置に前記携帯端末が前記所定範囲内にまで近接していることを判定することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明に係る携帯端末において、前記近接情報を含む前記受信データの受信の前においては、前記携帯端末が前記画像形成装置に近接していないことを示す非近接情報が前記受信データ内に含まれており、前記判定手段は、前記受信データ内に含まれる前記非近接情報が前記近接情報に切り替わる場合に、前記画像形成装置に前記携帯端末が前記所定範囲内にまで近接していることを判定することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明に係る携帯端末において、前記画像形成装置からの前記電波の強度を取得する取得手段、をさらに備え、前記判定手段は、前記第1の無線通信の電波の強度が所定の閾値よりも大きく且つ前記受信データ内に前記近接情報が含まれる場合に、前記画像形成装置に前記携帯端末が前記所定範囲内にまで近接していることを判定することを特徴とする。
請求項4の発明は、第1の無線通信及び前記第1の無線通信と通信の種類の異なる第2の無線通信により画像形成装置と通信可能な携帯端末に内蔵されたコンピュータに、a)前記第1の無線通信用の電波を前記画像形成装置から受信するステップと、b)前記受信した第1の無線通信用の電波により定まる前記画像形成装置を基点とする一定範囲よりも狭い所定範囲内にまで前記携帯端末が前記画像形成装置に近接していることを判定するステップと、c)前記携帯端末が前記画像形成装置に前記所定範囲内にまで近接していることが前記ステップb)により判定された場合、前記第1の無線通信を介して前記画像形成装置から取得した第2の無線通信を可能にするための情報に基づいて前記第2の無線通信による前記画像形成装置との通信を確立するステップと、を実行させるためのプログラムであって、前記ステップb)においては、前記第1の無線通信を介して前記画像形成装置から受信した受信データ内に、前記携帯端末が前記画像形成装置に近接していることを示す近接情報が含まれる場合に、前記画像形成装置に前記携帯端末が前記所定範囲内にまで近接していることが判定されることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4の発明に係るプログラムにおいて、前記近接情報を含む前記受信データの受信の前においては、前記携帯端末が前記画像形成装置に近接していないことを示す非近接情報が前記受信データ内に含まれており、前記ステップb)においては、前記受信データ内に含まれる前記非近接情報が前記近接情報に切り替わる場合に、前記画像形成装置に前記携帯端末が前記所定範囲内にまで近接していることが判定されることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項4または請求項5の発明に係るプログラムにおいて、前記プログラムは、f)前記画像形成装置からの前記電波の強度を取得するステップ、を前記コンピュータにさらに実行させ、前記ステップb)においては、前記第1の無線通信の電波の強度が所定の閾値よりも大きく且つ前記受信データ内に前記近接情報が含まれる場合に、前記画像形成装置に前記携帯端末が前記所定範囲内にまで近接していることが判定されることを特徴とする。
請求項1ないし請求項6に記載の発明によれば、画像形成装置に携帯端末が近接したことをより正確に判定することが可能である。
通信システムを示す図である。 画像形成装置(MFP)の機能ブロックを示す図である。 携帯端末の概略構成を示す機能ブロック図である。 MFPの動作を示すフローチャートである。 携帯端末の動作を示すフローチャートである。 MFPを基点として一定範囲内にまで携帯端末がMFPに近づいている様子を示す図である。 携帯端末が載置部に載置される様子を示す図である。 携帯端末が載置部に載置される様子を示す図である。 電波強度の時間変化等を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<1.構成概要>
図1は、本発明に係る通信システム1を示す図である。図1に示すように、通信システム1は、画像形成装置10と携帯端末50とを備える。ここでは、通信装置として画像形成装置10を例示する。
画像形成装置10と携帯端末50とは、各種の無線通信技術を用いて互いに無線接続される。たとえば、画像形成装置10と携帯端末50との間の通信には、無線LAN(IEEE 802.11等)による通信、および近距離無線通信が利用され得る。この実施形態では、近距離無線通信として、BLE(Bluetooth Low Energy)に基づく通信が用いられ、画像形成装置10への携帯端末50の近接判定処理等が行われる。ただし、これに限定されず、Bluetooth(登録商標)規格に基づく通信、あるいは、NFC(Near Field Communication)が、近距離無線通信として利用されてもよい。
なお、本願において、「近距離無線通信」は、NFCのみならず、BLE(およびBluetooth)等の通信をも含むものとする。仮にNFC(近接場型無線通信)が狭義の近距離無線通信として称されることがあるとしても、本願の「近距離無線通信」は、広義の近距離無線通信を意味し、NFCのみならずBLE等の通信をも含むものとする。
<2.画像形成装置の構成>
図2は、画像形成装置10の機能ブロックを示す図である。ここでは、画像形成装置10として、MFP(マルチ・ファンクション・ペリフェラル(Multi-Functional Peripheral))を例示する。図2においては、MFP10の機能ブロックが示されている。
MFP10は、スキャン機能、コピー機能、ファクシミリ機能およびボックス格納機能などを備える装置(複合機とも称する)である。具体的には、MFP10は、図2の機能ブロック図に示すように、画像読取部2、印刷出力部3、通信部4、格納部5、操作部6、検知部8およびコントローラ(制御部)9等を備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、各種の機能を実現する。
画像読取部2は、MFP10の所定の位置に載置された原稿を光学的に読み取って(すなわちスキャンして)、当該原稿の画像データ(原稿画像ないしスキャン画像とも称する)を生成する処理部である。この画像読取部2は、スキャン部であるとも称される。
印刷出力部3は、印刷対象に関するデータに基づいて紙などの各種の媒体に画像を印刷出力する出力部である。
通信部4は、公衆回線等を介したファクシミリ通信を行うことが可能な処理部である。さらに、通信部4は、各種の無線通信(BLEによる無線通信等を含む)を行うことも可能である。具体的には、通信部4は、無線LAN(IEEE 802.11等)による無線通信を行う無線LAN通信部4aと、BLEによる無線通信を行うBLE通信部4bとを備える。MFP10には、BLE通信部4bの一部または全部として機能するBLEチップ42(近距離無線通信用チップ(あるいは単に通信チップ)とも称される)が内蔵されている(図1も参照)。BLEチップ42は、アドバタイジングデータ(Advertising Data)(ブロードキャストにより送信される送信データ(ブロードキャスト送信データとも称される))をブロードキャスト送信(一斉同報送信)することが可能である。
格納部5は、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置で構成される。
操作部6は、MFP10に対する操作入力を受け付ける操作入力部6aと、各種情報の表示出力を行う表示部6bとを備えている。
このMFP10においては、略板状の操作パネル部6c(図1参照)が設けられている。また、操作パネル部6cは、その正面側にタッチパネル25(図1参照)を有している。タッチパネル25は、操作入力部6aの一部としても機能するとともに、表示部6bの一部としても機能する。タッチパネル25は、液晶表示パネルに各種センサ等が埋め込まれて構成され、各種情報を表示するとともに操作者からの各種の操作入力を受け付けることが可能である。
検知部8は、MFP10を基点とする所定範囲内にまで携帯端末50がMFP10に近接している状態(近接状態)を検知する処理部である。図1に示すように、MFP10には、携帯端末50の載置場所(接触場所)として、操作パネル部6c付近に載置部(接触部とも称される)40が、MFP10の本体部(たとえばタッチパネル25の周辺付近)に固定された状態で取り付けられている。当該載置部40には、押下操作を受け付ける押込式のハードウエアボタン(スイッチ)41が、載置部40の表面(載置面)から上方に向けて突出した状態で配置されている。検知部8は、載置部40への携帯端末50の接近に伴って携帯端末50によって当該ボタン41が押下されると、MFP10(詳細にはボタン41)に接触する程度にまで当該携帯端末50が当該MFP10に接近していると判定する(携帯端末50が載置部40に載置されていると判定する)。
コントローラ(制御部)9は、MFP10に内蔵され、MFP10を統括的に制御する制御装置である。コントローラ9は、CPUおよび各種の半導体メモリ(RAMおよびROM)等を備えるコンピュータシステムとして構成される。コントローラ9は、CPUにおいて、ROM(例えば、EEPROM)内に格納されている所定のソフトウエアプログラム(以下、単にプログラムとも称する)を実行することによって、各種の処理部を実現する。なお、当該プログラム(詳細にはプログラムモジュール群)は、USBメモリなどの可搬性の記録媒体、あるいは無線LAN等を介してMFP10にインストールされてもよい。
具体的には、図2に示すように、コントローラ9は、上記のプログラムの実行により、通信制御部11と入力制御部12と表示制御部13と連携動作制御部14とを含む各種の処理部を実現する。
通信制御部11は、他の装置(携帯端末50等)との間の通信動作を通信部4等と協働して制御する処理部である。通信制御部11は、各種データの送信動作を制御する送信制御部と各種データの受信動作を制御する受信制御部とを有する。
入力制御部12は、操作入力部6a(タッチパネル25等)に対する操作入力動作を制御する制御部である。たとえば、入力制御部12は、タッチパネル25に表示された操作画面に対する操作入力(ユーザからの指定入力等)を受け付ける動作を制御する。
表示制御部13は、表示部6b(タッチパネル25等)における表示動作を制御する処理部である。表示制御部13は、MFP10を操作するための操作画面等をタッチパネル25に表示させる。
連携動作制御部14は、通信部4および通信制御部11等と協働して、携帯端末50との連携動作を制御する処理部である。
<3.携帯端末の構成>
携帯端末50は、MFP10(画像形成装置)との連携動作を行う装置である。
携帯端末50の構成について説明する。
携帯端末50は、MFP10との間でのネットワーク通信が可能な情報入出力端末装置(情報端末)である。ここでは、携帯端末50として、スマートフォンを例示する。ただし、これに限定されず、携帯端末50は、タブレット型端末などであってもよい。
図3は携帯端末50の概略構成を示す機能ブロック図である。
携帯端末50は、図3の機能ブロック図に示すように、通信部54、格納部55、操作部56およびコントローラ(制御部)59等を備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、各種の機能を実現する。
通信部54は、各種の無線通信(BLEによる無線通信等を含む)を行うことが可能である。具体的には、通信部54は、無線LAN(IEEE 802.11等)による無線通信を行う無線LAN通信部54aと、BLEによる無線通信を行うBLE通信部54bとを備える。BLE通信部54bは、MFP10に内蔵されたBLEチップ42からブロードキャスト送信されてくるアドバタイジングデータ(Advertising Data)を受信するとともに、そのデータ送信用電波の強度を測定する。
格納部55は、不揮発性の半導体メモリ等の記憶装置で構成される。
操作部56は、携帯端末50に対する操作入力を受け付ける操作入力部56aと、各種情報の表示出力を行う表示部56bとを備えている。この携帯端末50においては、液晶表示パネルに各種センサ等が埋め込まれて構成されたタッチパネル75(図1参照)が設けられている。このタッチパネル75は、操作入力部56aの一部としても機能するとともに、表示部56bの一部としても機能する。
図3のコントローラ(制御部)59は、携帯端末50に内蔵され、携帯端末50を統括的に制御する制御装置である。コントローラ59は、CPUおよび各種の半導体メモリ(RAMおよびROM)等を備えるコンピュータシステムとして構成される。コントローラ59は、CPUにおいて、記憶部(半導体メモリ等)内に格納されている所定のソフトウエアプログラム(以下、単にプログラムとも称する)を実行することによって、各種の処理部を実現する。なお、当該プログラム(詳細にはプログラムモジュール群)は、USBメモリなどの可搬性の記録媒体、あるいは無線LAN等を介して携帯端末50にインストールされるようにしてもよい。
携帯端末50には、MFP10との連携を図るためのプログラム(連携用プログラム)等がインストールされている。当該連携用プログラムは、MFP10への近接判定処理を含む各種の処理を実現するアプリケーションソフトウエアプログラム(単に、アプリケーションなどとも称する)である。
具体的には、コントローラ59は、当該連携用プログラム等の実行により、通信制御部61と入力制御部62と表示制御部63と判定部64とを含む各種の処理部を実現する。
通信制御部61は、通信部54等と協働して、MFP10等との通信動作を制御する処理部である。
入力制御部62は、操作入力部56a(タッチパネル75等)に対する操作入力動作等を制御する制御部である。
表示制御部63は、表示部56b(タッチパネル75等)における表示動作を制御する処理部である。
判定部64は、MFP10に対して携帯端末50自身が近接したことを或る基準に基づき判定する処理(近接判定処理)を実行する処理部である。
コントローラ59は、これら各種の処理部等を用いて、MFP10との連携動作を制御する。
<4.動作>
この通信システム1において、MFP10は、2種類の近接判定用情報(後述)をボタン41(図1参照)のオン(ON)/オフ(OFF)によって切り替えるとともに、当該2種類の近接判定用情報のうちのいずれかを含むアドバタイジングデータを、BLE通信を介して発信する。携帯端末50は、MFP10からのアドバタイジングデータを受信するとともにBLE通信用の電波の強度を測定し、2つの近接判定処理(後述)の処理結果に基づき、MFP10への近接を判定する。
図4は、MFP10の動作を示すフローチャートである。MFP10の動作について、図4等を参照しながら説明する。
MFP10(詳細にはMFP10に内蔵されたBLEチップ42(図1参照))は、BLE通信用の電波(MFP10の周辺領域(たとえば、数メートル以内)にのみ到達する電波)を微小時間間隔で常に発信しておく。詳細には、当該BLEチップ42は、アドバタイジングデータをブロードキャスト送信する。
このアドバタイジングデータには、MFP10の識別情報(装置ID等)が含まれる。また、アドバタイジングデータには、2種類の近接判定用情報のうちのいずれかが含まれる。詳細には、アドバタイジングデータ内の末尾に、2種類の近接判定用情報のうちのいずれかが付加される。この2種類の近接判定用情報は、近接情報(後述)および非近接情報(後述)であり、近接情報と非近接情報とは、次のようにして切り替えられる。
具体的には、図1に示すように、MFP10には、MFP10と携帯端末50との連携動作を利用した所定の処理を行う際の携帯端末50の載置場所として、載置部40が設けられている。また、当該載置部40には、押下操作を受け付ける押込式のハードウエアボタン41が設けられている。
たとえば、載置部40に携帯端末50が載置され、当該ボタン41がオンの状態を有するとき(ステップS11(図4参照)にて「YES」と判定されるとき)は、検知部8は、近接状態(次述)を検知する。この近接状態は、MFP10(詳細には載置部40)を基点とする所定範囲R1(図8参照)内にまで携帯端末50がMFP10に近接している状態である。換言すれば、近接状態は、MFP10(載置部40)と携帯端末50との距離が所定値(たとえば2cm(センチメートル)程度)よりも小さい状態である。なお、当該所定範囲R1は、後述の一定範囲R2よりも載置部40に近い狭小空間となるように設定される。ユーザが、自身の携帯端末50を載置部40に載置すると、載置部40の表面(載置面)から突出していたボタン41が携帯端末50によって押下される。これに応じて、検知部8は、MFP10(詳細にはボタン41)に接触する程度にまで携帯端末50がMFP10に接近している(載置部40に携帯端末50が載置されている)と判定するとともに、携帯端末50が近接状態を有することを検知する。そして、近接状態が検知部8により検知されると、携帯端末50が近接状態を有することを示す近接情報を含むアドバタイジングデータがブロードキャスト送信される(ステップS13)。具体的には、MFP10(BLE通信部4b)は、近接情報として値「1」をアドバタイジングデータ内の末尾に付加して、末尾「1」(末尾の値が値「1」)のアドバタイジングデータをブロードキャスト送信する。
一方、載置部40に携帯端末50が載置されておらず、ボタン41がオフの状態を有するとき(ステップS11にて「NO」と判定されるとき)は、検知部8は、非近接状態(次述)を検知する。この非近接状態は、MFP10(詳細には載置部40)を基点とする所定範囲R1内にまで携帯端末50がMFP10に近接していない状態である。ボタン41が押下されていないときには、検知部8は、携帯端末50がMFP10(ボタン41)に接近していない(載置部40に携帯端末50が載置されていない)と判定し、携帯端末50が近接状態を有しないことを検知する。非近接状態が検知部8により検知されると、携帯端末50が非近接状態を有すること(換言すれば携帯端末50が近接状態を有しないこと)を示す非近接情報を含むアドバタイジングデータが、ブロードキャスト送信される(ステップS12)。具体的には、MFP10(BLE通信部4b)は、非近接情報として値「0」をアドバタイジングデータ内の末尾に付加して、末尾「0」(末尾の値が値「0」)のアドバタイジングデータをブロードキャスト送信する。
このように、近接情報と非近接情報とは、ボタン41のオン/オフによって切り替えられる。
たとえば、MFP10と携帯端末50との連携動作を利用してユーザの所望の処理を行う際、当該ユーザが、自身の携帯端末50を載置部40に載置すると、載置部40の表面(載置面)から突出していたボタン41が携帯端末50によって押下される(図7および図8参照)。これにより、ボタン41がオフからオンに変更され(ステップS11にて「YES」と判定され)、検知部8は、近接状態を検知する。携帯端末50が近接状態を有することが検知部8により検知されると、MFP10は、非近接情報(値「0」)に代えて近接情報(値「1」)をアドバタイジングデータ内の末尾に付加し、当該近接情報を含むアドバタイジングデータをブロードキャスト送信する(ステップS13)。
なお、ステップS14以降の処理については後述する。
図5は、携帯端末50の動作を示すフローチャートである。携帯端末50の動作について、図5等を参照しながら説明する。
携帯端末50においては、BLE通信用の電波がMFP10から受信される(ステップS21)と、ステップS22〜S24において近接判定処理が行われる。
まず、ステップS22においては、MFP10からの当該電波の強度が所定の閾値TH1よりも大きいか否かが、第1の近接判定処理として判定される。
具体的には、携帯端末50は、MFP10からのBLE通信用の電波の受信(ステップS21)に際して、MFP10からの当該電波の強度を測定する。より詳細には、携帯端末50(BLE通信部54b)は、MFP10(BLEチップ42)からブロードキャスト送信されてきたアドバタイジングデータを受信するとともに、そのデータ送信用電波の強度を測定する。また、携帯端末50にインストールされている連携用プログラムが(アクティブ状態あるいはバックグラウンド動作状態において)当該電波の強度を取得する。なお、連携用プログラムが電波強度の測定処理の一部をも行うようにしてもよい。
図9は、電波強度の時間変化等を示す図である。携帯端末50の接近動作に伴って携帯端末50がMFP10に近づくにつれて(すなわち、携帯端末50とMFP10との距離が小さくなるにつれて)、携帯端末50によって検出される電波強度(MFP10内のBLEチップ42から送出されてくるBLE電波の強度)は、増大する。逆に、携帯端末50がMFP10に遠ざかるにつれて(すなわち、携帯端末50とMFP10との距離が大きくなるにつれて)、携帯端末50によって検出される電波強度(MFP10からのBLE電波の強度)は、減少する。
このような性質を利用して、携帯端末50によって検出される電波強度が、所定の閾値TH1(図9参照)を超える値へと変化(増大)すると、携帯端末50(判定部64)は、MFP10に自装置が近接したと仮判定する。具体的には、MFP10(より詳細にはMFP10内におけるBLEチップ42の配置場所)を基点とする一定範囲R2(図6参照)内にまで携帯端末50がMFP10に近づくと、MFP10に携帯端末50が近接した旨が仮判定される。換言すれば、携帯端末50とMFP10との距離が一定値D2(たとえば20cm(センチメートル)程度)以下にまで小さくなると、MFP10に携帯端末50が近接した旨が仮判定される。図6は、MFP10を基点として一定範囲R2内にまで携帯端末50がMFP10に近づいている様子を示す図である。なお、携帯端末50とMFP10との距離が一定値D2に近接したときの電波強度の値が予め測定され、その測定値が閾値TH1として定められればよい。
より詳細には、まず、ユーザがMFP10に近づくにつれて、携帯端末50によって検出される電波の強度が徐々に増大していく。たとえば、ユーザが、携帯端末50を手に所持しつつMFP10に接近させるとともに、当該手に所持していた携帯端末50を載置部40(図6参照)に向けて当該携帯端末50を移動(接近)させる状況を想定する。このような移動に伴って、携帯端末50によって検出される電波強度が、閾値TH1よりも小さな値から、閾値TH1を超える値へと増大する(時刻T11)(図9参照)。電波強度の増大検出に応じて、携帯端末50は、自装置がMFP10に対して一定範囲R2内に近接したと判定する。携帯端末50においては、連携用プログラムがアクティブ状態(あるいはバックグラウンド動作状態)等にて動作中であり、このような判定処理(第1の近接判定処理)を含む各種の処理は、当該連携用プログラムによって実行される。
このように、MFP10からの近距離無線通信用(BLE通信用)の電波の強度が所定の閾値TH1よりも大きくなると、携帯端末50は、MFP10に自装置が近接した旨を仮判定する。
つぎに、ステップS23においては、MFP10から送信されてきたアドバタイジングデータに近接情報が含まれるか否かが、第2の近接判定処理として判定される。具体的には、携帯端末50(判定部64)は、MFP10からのアドバタイジングデータの末尾の値が値「0」か値「1」か、を判定する。
たとえば、携帯端末50が載置部40に載置されていないとき(ボタン41がオフの状態を有するとき)(図6参照)には、非近接情報を含むアドバタイジングデータ(末尾「0」のアドバタイジングデータ)が、BLE通信を介してMFP10から送信されてくる(図4のステップS12)。非近接情報を含むアドバタイジングデータが受信されると、携帯端末50(判定部64)は、MFP10からのアドバタイジングデータに非近接情報が含まれる旨(換言すれば近接情報が含まれない旨)を判定し(ステップS23)、自装置はMFP10に近接していない旨を判定する。換言すれば、MFP10からの電波の強度が所定の閾値TH1よりも大きい旨が第1の近接判定処理(ステップS22)にて判定されたとしても、非近接情報がMFP10から受信される場合には、携帯端末50は、MFP10に自装置が近接していない旨を判定する。そして、処理はステップS21へと戻る。
一方、携帯端末50が載置部40に載置され(図7参照)、ボタン41がオフからオンに切り替わると、近接情報を含むアドバタイジングデータ(末尾「1」のアドバタイジングデータ)が、BLE通信を介してMFP10から送信されてくる(図4のステップS13)。近接情報を含むアドバタイジングデータが受信されると、携帯端末50(判定部64)は、MFP10からのアドバタイジングデータに近接情報が含まれる旨を判定し(ステップS23)、MFP10に自装置が近接した旨を(確定的に)判定する(ステップS24)。より詳細には、非近接情報に代わって近接情報がMFP10から受信されることを条件として、携帯端末50は、MFP10に自装置が接近した旨を(確定的に)判定する。
このように、近接情報がMFP10から受信されることを条件として、携帯端末50(判定部64)は、MFP10に自装置が近接した旨を判定する。より詳細には、MFP10からの電波の強度が所定の閾値TH1よりも大きく且つ非近接情報に代わって近接情報が受信されることを条件として、携帯端末50(判定部64)は、MFP10に自装置が近接した旨を(確定的に)判定(決定)する。そして、処理はステップS25へと進む。
MFP10に携帯端末50が近接した旨が判定される(ステップS24)と、MFP10と携帯端末50との間でBLE通信による無線通信が確立する(ステップS14(図4),S25(図5))。具体的には、携帯端末50は、近接情報の送信元装置(末尾「1」のアドバタイジングデータの送信元装置)(すなわちMFP10)に対して接続要求を送信し、MFP10と携帯端末50との間でBLE通信による無線通信が確立する。
MFP10と携帯端末50との間のBLE通信が確立すると、近接情報の送信元であるMFP10は、自装置(MFP10)のIPアドレス等の各種情報を、BLE通信を介して携帯端末50に送信する。携帯端末50は、当該MFP10のIPアドレス等の各種情報を取得し、当該IPアドレス等に基づきMFP10と携帯端末50との間の無線LANによる通信を確立する。そして、ユーザの所望の処理に要する各種データの授受が無線LANを介して行われ、当該所望の処理が実行される(ステップS15(図4),S26(図5))。たとえば、携帯端末50に格納されている印刷対象ファイルの印刷をユーザが希望する場合、印刷データが携帯端末50からMFP10へと無線LANを介して送信され、MFP10において当該印刷データに対する印刷処理が実行される。
以上のように、上記実施形態に係る動作においては、MFP10(詳細には載置部40)を基点とする所定範囲R1内にまで携帯端末50がMFP10に近接している状態(近接状態)を当該携帯端末50が有することを示す近接情報がMFP10から受信されることを条件として、携帯端末50は、MFP10に自装置が近接した旨を判定する。換言すれば、MFP10に携帯端末50が近接している旨がMFP10にて検知され、その検知内容(検知結果)に基づき、携帯端末50は、MFP10への自装置の近接を判定する。したがって、MFP10に携帯端末50が近接したことをより正確に判定することが可能である。
<5.変形例等>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記内容のものに限定されるものではない。
たとえば、上記実施形態では、携帯端末50がMFP10に近接した旨が判定された後において、近接情報の送信元装置(末尾「1」のアドバタイジングデータの送信元装置)に対して接続要求が送信される態様を例示した。しかしながら、本発明はこれに限定されず、携帯端末50がMFP10に近接した旨が一旦判定された後においては、非近接情報の送信元装置(末尾「0」のアドバタイジングデータの送信元装置)に対して接続要求が送信されるようにしてもよい。
具体的には、携帯端末50が載置部40に一旦載置された後(携帯端末50がMFP10に近接した旨が一旦判定された後)、比較的短時間で、当該携帯端末50が載置部40から離されることも考えられる。携帯端末50が載置部40に一旦載置された後(ボタン41がオフからオンに一旦変更された後)、携帯端末50が載置部40から離されると、ボタン41はオンからオフに変更され、非近接情報を含むアドバタイジングデータ(末尾「0」のアドバタイジングデータ)が再びMFP10からブロードキャスト送信される。非近接情報を含むアドバタイジングデータがMFP10から受信されるとしても、MFP10に携帯端末50が近接した旨が一旦判定されているときには、携帯端末50は、非近接情報の送信元装置に対して接続要求を送信する。
より詳細には、携帯端末50は、MFP10に自装置が近接した旨の判定処理(ステップS24)の際に受信した末尾「1」のアドバタイジングデータに含まれるMFP10の識別情報(装置ID等)を記憶する。換言すれば、携帯端末50は、近接情報の送信元装置の識別情報を記憶する。そして、MFP10への近接が判定された後に送信されてくる末尾「0」のアドバタイジングデータに当該MFP10の識別情報と同じ識別情報が含まれると、携帯端末50は、近接判定の際に受信した末尾「1」のアドバタイジングデータの送信元装置と同じ装置(すなわちMFP10)からアドバタイジングデータが受信された旨を判定する。換言すれば、携帯端末50は、近接判定後に受信された末尾「0」のアドバタイジングデータの送信元装置(非近接情報の送信元装置)が近接情報の送信元装置と同じである旨を判定する。非近接情報の送信元装置と近接情報の送信元装置とが同じである旨が判定されると、携帯端末50は、非近接情報を含むアドバタイジングデータ(末尾「0」のアドバタイジングデータ)の送信元装置(MFP10)に対して接続要求を送信する。
このように、携帯端末50がMFP10に近接した旨が一旦判定された後においては、非近接情報の送信元装置に対して接続要求が送信されるようにしてもよい。換言すれば、MFP10に携帯端末50が近接した旨が一旦判定されると、その後に受信されるアドバタイジングデータに近接情報の送信元装置(すなわちMFP10)の識別情報と同じ識別情報が含まれるときには、当該アドバタイジングデータの送信元装置(MFP10)に対して接続要求が送信されるようにしてもよい。
また、上記実施形態等においては、主にBLE通信の電波強度等を用いてMFP10への携帯端末50の近接が判定される態様を例示したが、これに限定されず、その他の近距離無線通信による電波強度等を用いてMFP10への携帯端末50の近接が判定されるようにしてもよい。
また、上記実施形態等においては、電波強度と近接判定用情報とを用いてMFP10への携帯端末50の近接が判定される態様を例示したが、これに限定されず、近接判定用情報のみを用いてMFP10への携帯端末50の近接が判定されるようにしてもよい。
具体的には、アドバタイジングデータがMFP10から受信される(ステップS21(図5参照))と、携帯端末50は、(ステップS22の処理を経ず、)ステップS23の処理を行う。詳細には、MFP10からの電波の強度が閾値TH1よりも大きいか否かの第1の近接判定処理は行われず、MFP10からのアドバタイジングデータに近接情報が含まれるか否かの第2の近接判定処理のみが行われる。そして、MFP10からのアドバタイジングデータに近接情報が含まれること(近接情報がMFP10から受信されること)を条件として、携帯端末50は、MFP10に自装置が近接した旨を判定する(ステップS24)。このように、近接判定用情報のみを用いてMFP10への携帯端末50の近接が判定されるようにしてもよい。
また、上記実施形態等においては、通信装置として、画像形成装置(MFP)10を例示したが、これに限定されない。通信装置は、課金処理機能を備える課金装置などのその他の種類の通信装置であってもよい。課金装置としては、自動販売機に内蔵されるものおよび改札機に内蔵されるものなどが例示される。
たとえば、携帯端末50の接触場所として接触部(タッチ部)が課金装置に設けられ、押下操作を受け付けるボタン41が当該接触部に設けられる。ユーザが自身の携帯端末50を当該接触部に接触させる(タッチする)と、当該ボタン41がオフからオンに変更され、携帯端末50が近接状態を有することが検知される。そして、課金装置(詳細には課金装置に内蔵されたBLEチップ42)は、近接情報を含むアドバタイジングデータをブロードキャスト送信する。携帯端末50は、当該近接情報が課金装置から受信されることを条件として、課金装置に自装置が近接した旨を判定する。そして、課金装置と携帯端末50との間の通信確立後に課金処理が行われる。
また、上記実施形態等においては、検知部8が、押下操作を受け付けるハードウエアボタン41を有し、携帯端末50を用いて当該ボタン41が押下されると、携帯端末50が近接状態を有することが検知される態様を例示したが、これに限定されない。たとえば、検知部8が、MFP10(詳細には載置部40)を基点とする所定範囲内における物体の存在を検知するセンサ(たとえば明るさセンサ、赤外線センサ)を有し、当該所定範囲内における物体の存在が当該センサによって検知されると、携帯端末50が近接状態を有することが検知されるようにしてもよい。
たとえば、検知部8が明るさセンサを有する場合、次のようにして、携帯端末50が近接状態を有することが検知される。
具体的には、載置部40の表面(携帯端末50の載置面)の中央付近に明るさセンサが埋め込まれ、当該明るさセンサが、載置部40を基点とする所定範囲内(たとえば2cm(センチメートル)程度の距離)における物体の存在を検知する。たとえば、ユーザが、当該所定範囲内にまで自身の携帯端末50を載置部40に近づけると、明るさセンサは、入射光量等に基づき、当該所定範囲内における遮蔽物(携帯端末50)の存在を検知する。これにより、携帯端末50が近接状態を有することが検知される。そして、近接情報を含むアドバタイジングデータがMFP10からブロードキャスト送信される。
また、たとえば検知部8が赤外線センサを有する場合、次のようにして、携帯端末50が近接状態を有することが検知される。
具体的には、載置部40の周辺付近に赤外線センサが設けられ、載置部40の表面(携帯端末50の載置面)から上方に所定の離間距離(数mm(ミリメートル)程度の離間距離)を有するように且つ当該表面に対して平行に赤外線が照射される。そして、ユーザが自身の携帯端末50を載置部40に近づけた際に当該赤外線が携帯端末50により遮断されると、赤外線センサは、所定範囲内における物体(携帯端末50)の存在を検知する。これにより、携帯端末50が近接状態を有することが検知される。そして、近接情報を含むアドバタイジングデータがMFP10からブロードキャスト送信される。
1 通信システム
10 MFP(画像形成装置)
40 載置部
41 ボタン
42 BLEチップ
50 携帯端末

Claims (6)

  1. 第1の無線通信及び前記第1の無線通信と通信の種類の異なる第2の無線通信により画像形成装置と通信可能な携帯端末であって、
    前記第1の無線通信用の電波を前記画像形成装置から受信する受信手段と、
    前記受信した第1の無線通信用の電波により定まる前記画像形成装置を基点とする一定範囲よりも狭い所定範囲内にまで前記携帯端末が前記画像形成装置に近接していることを判定する判定手段と、
    前記携帯端末が前記画像形成装置に前記所定範囲内にまで近接していることが前記判定手段により判定された場合、前記第1の無線通信を介して前記画像形成装置から取得した第2の無線通信を可能にするための情報に基づいて前記第2の無線通信による前記画像形成装置との通信を確立する通信制御手段と、
    を備え
    前記判定手段は、前記第1の無線通信を介して前記画像形成装置から受信した受信データ内に、前記携帯端末が前記画像形成装置に近接していることを示す近接情報が含まれる場合に、前記画像形成装置に前記携帯端末が前記所定範囲内にまで近接していることを判定することを特徴とする携帯端末。
  2. 請求項1に記載の携帯端末において、
    前記近接情報を含む前記受信データの受信の前においては、前記携帯端末が前記画像形成装置に近接していないことを示す非近接情報が前記受信データ内に含まれており、
    前記判定手段は、前記受信データ内に含まれる前記非近接情報が前記近接情報に切り替わる場合に、前記画像形成装置に前記携帯端末が前記所定範囲内にまで近接していることを判定することを特徴とする携帯端末。
  3. 請求項1または請求項2に記載の携帯端末において、
    前記画像形成装置からの前記電波の強度を取得する取得手段、
    をさらに備え、
    前記判定手段は、前記第1の無線通信の電波の強度が所定の閾値よりも大きく且つ前記受信データ内に前記近接情報が含まれる場合に、前記画像形成装置に前記携帯端末が前記所定範囲内にまで近接していることを判定することを特徴とする携帯端末。
  4. 第1の無線通信及び前記第1の無線通信と通信の種類の異なる第2の無線通信により画像形成装置と通信可能な携帯端末に内蔵されたコンピュータに、
    a)前記第1の無線通信用の電波を前記画像形成装置から受信するステップと、
    b)前記受信した第1の無線通信用の電波により定まる前記画像形成装置を基点とする一定範囲よりも狭い所定範囲内にまで前記携帯端末が前記画像形成装置に近接していることを判定するステップと、
    c)前記携帯端末が前記画像形成装置に前記所定範囲内にまで近接していることが前記ステップb)により判定された場合、前記第1の無線通信を介して前記画像形成装置から取得した第2の無線通信を可能にするための情報に基づいて前記第2の無線通信による前記画像形成装置との通信を確立するステップと、
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記ステップb)においては、前記第1の無線通信を介して前記画像形成装置から受信した受信データ内に、前記携帯端末が前記画像形成装置に近接していることを示す近接情報が含まれる場合に、前記画像形成装置に前記携帯端末が前記所定範囲内にまで近接していることが判定されることを特徴とするプログラム。
  5. 請求項4に記載のプログラムにおいて、
    前記近接情報を含む前記受信データの受信の前においては、前記携帯端末が前記画像形成装置に近接していないことを示す非近接情報が前記受信データ内に含まれており、
    前記ステップb)においては、前記受信データ内に含まれる前記非近接情報が前記近接情報に切り替わる場合に、前記画像形成装置に前記携帯端末が前記所定範囲内にまで近接していることが判定されることを特徴とするプログラム。
  6. 請求項4または請求項5に記載のプログラムにおいて、
    前記プログラムは、
    f)前記画像形成装置からの前記電波の強度を取得するステップ、
    を前記コンピュータにさらに実行させ、
    前記ステップb)においては、前記第1の無線通信の電波の強度が所定の閾値よりも大きく且つ前記受信データ内に前記近接情報が含まれる場合に、前記画像形成装置に前記携帯端末が前記所定範囲内にまで近接していることが判定されることを特徴とするプログラム。
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