JPH1111215A - 電動格納式リヤアンダーミラー装置 - Google Patents

電動格納式リヤアンダーミラー装置

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JPH1111215A
JPH1111215A JP9199097A JP19909797A JPH1111215A JP H1111215 A JPH1111215 A JP H1111215A JP 9199097 A JP9199097 A JP 9199097A JP 19909797 A JP19909797 A JP 19909797A JP H1111215 A JPH1111215 A JP H1111215A
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rear under
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under mirror
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Setsuo Kuroki
節男 黒木
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  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】従来の電動格納式ドアミラーや手動操作式ドア
ミラーの後写機能に、後輪付近の状況を上から写した映
像を視認できる機能を新たに追加する。 【構成】ドアミラーの取付位置よりも高い車体上面の後
方端部に取付ベースを設置し、リヤアンダーミラーボデ
ーの使用位置にて下向きのリヤアンダーミラー面が車の
前方に対して仰角になるように、サポートフレームを適
当な角度に傾けて取付けた回転体のボスを、取付ベース
に立設した枢支軸に挿通し、前記サポートフレームにリ
ヤアンダーミラーボデーとリヤアンダーミラーを装着し
たミラー駆動ユニットを取付け、リヤアンダーミラーボ
デーの使用位置にてリヤアンダーミラーに写された映像
をドアミラーに反射して視認できるようにした電動格納
式リヤアンダーミラー装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両等に用いられる電
動格納式ドアミラーに関する。
【0002】
【従来の技術】最近の自動車にあっては、アウトサイド
ミラーとしてドアミラーが運転席付近の車側に標準装備
化されている。これらのドアミラーは従来のフェンダミ
ラーに比して長大化した平面鏡がドライバーの視点と近
い位置に配置されるため車体両側の確認に優れている
が、ミラーボデーの先端が車体の最大幅よりも大きく外
方へ突出した状態で取付けられていることにより、自動
車の輸送時や車庫入れの際にスペースを大きく必要とす
るため、最近のドアミラーにあっては、必要に応じてミ
ラーボデーを倒し、自動車の最大幅よりも内側へ格納配
置させるような手段が施されている。この格納構造にお
いても手動操作で行うものと自動操作で行う構造とがあ
るが、手動操作にあっては、その都度自動車から降りて
操作する必要があり雨天時などには苦痛となる。このた
め、駆動源として電動モータを使用し、車内からの遠隔
操作で、ミラーボデーの使用・格納ができるようにした
電動格納式ドアミラーが用いられている。この種の電動
格納式ドアミラーは、ミラーボデーの使用位置において
横向きのミラー面が車側後方に対して直角になるよう
に、ミラーボデーとミラー駆動ユニットを取付けたサポ
ートフレームを固定する回転体のボスを、前部ドアに張
り出して取付けられた取付ベースに固定された枢支軸に
挿通した構成にして、ドアミラーボデーの使用位置にて
ドアミラーに写された車側後方の映像を運転席からドラ
イバーが視認できるようにし、前記回転体内に挿入され
た枢支軸に緩挿し、圧縮スプリングを介して枢支軸に摩
擦固定されたウォームホィールと、回転体に配設したモ
ータ及び減速歯車群とを連結し、前記モータを駆動させ
て回転体に配設したモータ及び減速歯車群とをウォーム
ホィールの周りに公転させ、横向きのミラーボデーを使
用位置と格納位置に回動する。取付ベースに固定された
枢支軸とミラーボデーとの間には、枢支軸周りに関する
ミラーボデー位置検出用スイッチ機構が配置されてい
る。このスイッチ機構によりミラーボデーが格納位置か
ら復帰位置に移動したことを検知すると、モータを自動
的に停止させるようにしている。また車体後方の状況は
室内に設けたルームミラーによって視認することができ
るようになっている。また車体の隅部とリヤバンパー
(センター部)に超音波センサーを内蔵し、バックソナ
ーとクリアランスソナーにより障害物への接近を間接的
にブザーと表示灯で知らせたり、或はリヤのナンバープ
レートの上方にCCDカメラを内蔵し、シフトレバーを
R位置にすると、車両後方の映像をマルチAVステーシ
ョンの画面に表示して、自動車をバックする前に車両後
方を画面にて確認させようとするものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種のものは、第一に、自動車の運転操作において、
狭い通路を後退する場合に後輪の接地する路上の状況を
確認したり、後退して駐車場に入る場合や縦列駐車する
場合に車側の後方両角部と対面する他車や建造物との間
隔を目測することが容易でないため、車側の後方両角部
を接触する危険が予感されても、曖昧な安全確認のまま
勘でバックすることにより、接触事故を発生することが
多くこの解決は長年にわたって問題であった。
【0004】第二に、最近車体の隅部とリヤバンパー
(センター部)に超音波センサーを内蔵し、バックソナ
ーとクリアランスソナーにより障害物への接近を間接的
にブザーと表示灯で知らせたり、或はリヤのナンバープ
レートの上方にCCDカメラを内蔵し、シフトレバーを
R位置にすると、車両後方の映像をマルチΛVステーシ
ョンの画面に表示して、バックする事前に車両後方を確
認するようにしたものは、ミラーで目視する場合よりも
間接的なためなじめず、また障害物との間隔をミラーの
ように目視して運転操作することができず不便であっ
た。本発明は従来の電動格納式ドアミラーや手動操作式
ドアミラーの後写機能に、後輪付近の状況を上から写し
た映像を視認できる機能を新たに追加することを技術的
課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、従来の電動格納式ドアミラーや手動操作式ドアミラ
ーを装着した自動車の後部に、新たに電動格納式リヤア
ンダーミラーを併設して、リヤアンダーミラーに写され
た車側後部の両角付近の映像をドアミラーに反射してド
ライバーが運転席にて視認できるようにする。そのため
に第一番目の発明は、ドアミラーの取付位置よりも高い
車体上面の後方端部に取付ベースを水平に設置し、リヤ
アンダーミラーボデーの使用位置にて下向きのリヤアン
ダーミラー面が車の前方に対して仰角になるように、側
壁にサポートフレームを車種に応じて適当な角度に取付
けた回転体のボスを、取付ベースに立設した枢支軸に挿
通し、前記サポートフレームにリヤアンダーミラーボデ
ーとリヤアンダーミラーを装着したミラー駆動ユニット
を取付け、リヤアンダーミラーボデーを使用位置に回動
してリヤアンダーミラーに写した映像をドアミラーに反
射して視認できるようにし、前記回転体内に挿入された
枢支軸に緩挿し、かつ圧縮スプリングの付勢力にて枢支
軸に摩擦固定されたウォームホィールと、前記回転体に
配設したモータ及び減速歯車群とを連結し、前記モータ
を駆動させて回転体に配設したモータ及び減速歯車群と
をウォームホィールの周りに公転させ、下向きのリヤア
ンダーミラーボデーを使用位置と格納位置に回動する電
動格納式リヤアンダーミラー装置とする。
【0006】第二番目の発明は、取付ベースをドアミラ
ーの取付位置よりも高い車側後方上端部に張り出し、リ
ヤアンダーミラーボデーの使用位置にて下向きのリヤア
ンダーミラー面が車の前方に対して仰角になるように、
サポートフレームを車の前方に対して仰角になるように
設置し、リヤアンダーミラーボデーの使用位置にて下向
きのリヤアンダーミラー面が車の前方に対して仰角にな
るように、側壁にサポートフレームを車種に応じて適当
な角度に取付けた回転体のボスを、取付ベースに立設し
た枢支軸に挿通し、前記サポートフレームにリヤアンダ
ーミラーボデーとリヤアンダーミラーを装着したミラー
駆動ユニットを取付け、リヤアンダーミラーボデーを使
用位置に回動してリヤアンダーミラーに写した映像をド
アミラーに反射して視認できるようにし、前記回転体内
に挿入された枢支軸に緩挿し、かつ圧縮スプリングの付
勢力にて枢支軸に摩擦固定されたウォームホィールと、
前記回転体に配設したモータ及び減速歯車群とを連結
し、前記モータを駆動させて回転体に配設したモータ及
び減速歯車群とをウォームホィールの周りに公転させ、
下向きのリヤアンダーミラーボデーを使用位置と格納位
置に回動する電動格納式リヤアンダーミラー装置とす
る。
【0007】第三番目の発明は、取付ベースをドアミラ
ーの取付位置よりも高い車体後部上面の端部に取付け、
リヤアンダーミラーボデーの使用位置にて下向きのリヤ
アンダーミラー面が車の前方に対して仰角になるよう
に、リヤウインドーの傾いた縁部に沿って取付けた取付
ベースと、回転体の側壁にサポートフレーム取付台を適
当な角度に取付けたサポートフレームとにより前記仰角
を設定し、側壁にサポートフレームを取付けた回転体の
ボスを、取付ベースに立設した枢支軸に挿通し、前記サ
ポートフレームに下向きのリヤミラーボデーとリヤアン
ダーミラーを装着したミラー駆動ユニットを取付け、リ
ヤアンダーミラーボデーの使用位置にて車の前方に対し
て仰角になるリヤアンダーミラーに写された後輪付近の
映像をドアミラーに反射してドライバーが運転席にて視
認できるようにし、枢支軸に緩挿し圧縮スプリングにて
付勢され枢支軸に対して摩擦固定されたウォームホィー
ルに、回転体に配設したモータ及び減速歯車群を連結
し、前記モータを駆動させて回転体に配設したモータ及
び減速歯車群を前記ウォームホィールの周りに公転させ
ることにより、リヤアンダーミラーボデーを使用位置と
格納位置に回動する電動格納式リヤアンダーミラー装置
とする。
【0008】
【作用】上記のように構成された電動格納式リヤアンダ
ーミラー装置は、回転体に配置されたモータを回動する
と、枢支軸に固定されたウォームホィールの周りを、ウ
ォームが噛合ったまま公転して、回転体に配置された減
速歯車群やモータと共にリヤアンダーミラーボデーを使
用位置に回動し位置決め機構にて確実に定位置に止めら
れる。本発明の電動格納式リヤアンダーミラー装置は、
モータを回動してリヤアンダーミラーにて車側後部の両
角付近の映像が写されるように、ミラー駆動ユニットを
運転席から操作される遠隔スイッチ又はコントローラー
(図示しない)によって、リヤアンダーミラーを適当に
調節して使用する。この際ドアミラーボデーは、リヤア
ンダーミラーボデーの写す映像を反射して視認できるよ
うに、運転前に予めドライバーの目の位置に応じて調節
したり、調節の度合いを確認しておくことにより、ドア
ミラーとリヤアンダーミラーの相互の複合作用により車
体側方と車体後方近傍に亘る広い範囲の状況を容易に把
握することができる。
【0009】本発明の電動格納式リヤアンダーミラー装
置は、リヤアンダーミラーをドアミラーよりも高い位置
に取付けて、リヤアンダーミラーを車側前方に対して仰
角をなすよう設置し、使用に際しては、所望のリヤバン
パー両角付近の状況を写したリヤアンダーミラーの映像
を、ドライバーがドアミラーを目視しながら運転操作す
る点が、従来のドアミラーやルームミラーだけで後方視
認する運転操作と異なるところである。そのことにより
車側後方隅部やリヤバンパー角部と傷害物との間隔を上
方から正確に写したリヤアンダーミラーの映像を、従来
の後写視認に加えてドアミラーにより確認しながら運転
操作ができるので、狭い路地のバック運転や車庫入れや
縦列駐車する時などに、車側後部やリヤバンパーの両角
部に対する接触事故を防止することができる。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は横開きバックドア、はね上げ式バックドア、
スイングドア、リア両側スライドドア等を有する2ボッ
クスタイプの自動車に装着される第一実施例の電動格納
式リヤアンダーミラー装置1Aの一部破断した正面図で
ある。図2はリヤアンダーミラーボデー3部分にて切断
した図1のA−A線に沿う断面を示す横断側面図であ
る。図3は取付ベース2を一部切断して下方向から見た
平面図、図4は本発明の電動格納式リヤアンダーミラー
装置1Aを使用位置にセットしている状態を示す自動車
の側面図、図5はその平面図である。図に示すように、
ドアミラー30の取付位置よりも高い車体上面の後方端
部に電動格納式リヤアンダーミラー装置1Aの取付ベー
ス2を水平に設置し、リヤアンダーミラーボデー3の使
用位置にて下向きのリヤアンダーミラー5面が車の前方
に対して仰角になるように、側壁9にサポートフレーム
6を適当な角度に傾けて、そのサポートフレーム取付台
7を側壁9に固定した回転体8のボス10を、取付ベー
ス2に立設した枢支軸11に挿通し、前記サポートフレ
ーム6にリヤアンダーミラーボデー3とリヤアンダーミ
ラー5を装着したミラー駆動ユニット4を取付け、リヤ
アンダーミラーボデー3の使用位置にて(イ)斜線にて
リヤアンダーミラー5に写された後輪付近の映像を、
(ロ)斜線にてドアミラー30に反射してドライバーが
運転席にて視認できるようにしたものである。
【0011】回転体8の構成は、圧縮スプリング16の
付勢力による枢支軸11の基部12の上面と回転体8の
ボス10の下面との接触部に発生する摩擦抵抗を極減す
るために、前記ボス10の内面下端部にマグネト球軸
受、アンギュラ球軸受、深みぞ球軸受等の転がり軸受2
3を嵌入し枢支軸11に挿通する。また回転体8のボス
10の上面と圧縮スプリング16の付勢力によって圧着
されているウォームホィール13の下面との接触部に発
生する摩擦抵抗を極減するために、ウォームホィール1
3の内面下端部にマグネト球軸受、アンギュラ球軸受、
深みぞ球軸受等の転がり軸受23を嵌入し枢支軸11を
挿通する。枢支軸11にはウォームホィール13、クラ
ッチガイド14、クラッチプレート15、圧縮スプリン
グ16、上部ワッシャ17を順次挿入し、上部ワッシャ
17の上面位置にUプレート18を配置してUプレート
18を枢支軸11に設けた係止溝にて固定させる。なお
クラッチプレート15は軸方向にスライドするが回転し
ないフェザーキーを枢支軸11に取付けて緩挿してもよ
い。ウォームホィール13は、常にリヤアンダーミラー
ボデー3を固定した回転体8に圧縮スプリング16で付
勢されて固定状態となっている。これによりリヤアンダ
ーミラーボデー3が使用位置にある際には、圧縮スプリ
ング16の弾力によりクラッチプレート15の爪は下向
きに押圧され、回り止めされたクラッチガイド14の溝
にガイドされて、その先端はウォームホィール13の溝
に係合してクラッチ状態となって、枢支軸11と一体的
に連結固定した状態で保持されている。なお点検用も兼
ねて回転体には側蓋25を設けてもよく、取付ベース2
の縁部にはリヤアンダーミラーボデー3の回動を邪魔し
ない範囲に適当な風防(図示しない)を設けてもよい。
【0012】以上のような第一実施例電動格納式リヤア
ンダーミラー装置1Aの構成により、モータ21を回動
させると、この回転力は出力軸22に固着されたウォー
ム20より減速歯車群19を経て、ウォームホィール1
3に伝達されるが、クラッチONで枢支軸11と固定状
態になっているウォームホィール13は回転せず、減速
歯車群19の回転に伴い回転体8及びリヤアンダーミラ
ーボデー3が枢支軸11の周りを相対的に回動する。そ
の際、リヤアンダーミラーボデー3の格納位置と使用位
置への回動時には、圧縮スプリング16の下方のウォー
ムホィール13の下面とリヤアンダーミラーボデー3に
固定した回転体8のボス10の上面及び前記回転体8の
ボス10の下面と枢支軸11の基部12の上面との接触
部には、枢支軸11に嵌入された複数の前記転がり軸受
23によって、それぞれの接触部の摩擦抵抗が軽減され
ることによってリヤアンダーミラーボデー3の回動が軽
快になり、その結果モータ21に不適当な回転トルクを
及ぼすことがないので、使用材質のプラスチック化やモ
ータ21等の最小化と小エネルギー化を図ることができ
る。本発明の電動格納式リヤアンダーミラー装置1Aを
装着した自動車は、バックして駐車する際に、駐車場や
建造物の角部と後輪付近の関係をリヤアンダーミラー5
に写して確認しながら操作できるので極めて便利であ
る。
【0013】以上説明したが、本発明は、ドアミラー3
0の取付位置よりも高い車体後方上面に取付ベース2を
設置し、リヤアンダーミラーボデー3の使用位置にて下
向きのリヤアンダーミラー5面が車の前方に対して仰角
になるように設置し、リヤアンダーミラーボデー3の使
用位置にて(イ)斜線にてリヤアンダーミラー5に写さ
れた後輪付近の映像を、(ロ)斜線にてドアミラー30
に反射してドライバーが運転席にて視認できるようにし
たことを特徴とするものであるから、前記回転体の構成
のみにこだわることなく、例えば、取付ベース2に取付
られた枢支軸11に、リヤアンダーミラーボデー3に固
定した回転体8のボス10を挿通し、枢支軸11に緩挿
したウォームホィール13と連結する回転体8側に配設
したモータ21及び減速歯車群19とより成る構成にお
いて、枢支軸11を挿通する前記回転体8のボス10の
内面下端部と前記基部12の上面との間に転がり軸受2
3を設け、前記回転体8のボス10の上面と圧縮スプリ
ング16の下部ワッシャ(図示しない)の内面下端部と
の間に転がり軸受23を設けて、前記モータ21を駆動
させてリヤアンダーミラーボデー3を使用位置と格納位
置に回動するようにしたり、或は既存の電動格納式ドア
ミラーの回転体の構成と同様にしてもよい。
【0014】図6に示す第二実施例は、前記2ボックス
タイプの自動車に装着される電動格納式リヤアンダーミ
ラー装置1Bの一部破断した正面図である。図7はその
電動格納式リヤアンダーミラー装置1Bを使用位置にセ
ットしている状態を示す自動車の側面図である。図8は
その平面図である。図9は電動格納式リヤアンダーミラ
ー装置1Bを使用位置にセットしている状態を示す他の
自動車の側面図である。図に示すように、ドアミラー3
0の取付位置よりも高い車側後方上端部に取付ベース2
を張り出し、リヤアンダーミラーボデー3の使用位置に
て下向きのリヤアンダーミラー5面が車の前方に対して
仰角になるように、側壁9にサポートフレーム6を適当
な角度に傾けて取付けた回転体8のボス10を、取付ベ
ース2に立設した枢支軸11に挿通し、前記サポートフ
レーム6にリヤアンダーミラーボデー3とリヤアンダー
ミラー5を装着したミラー駆動ユニット4を取付け、リ
ヤアンダーミラーボデー3を使用位置に回動して、
(イ)鎖線にてリヤアンダーミラー5に写された後輪付
近の映像を、(ロ)鎖線方向にてドアミラー30に反射
してドライバーが運転席より視認できるようにする。
【0015】前記回転体8内に挿入された枢支軸11に
緩挿し、枢支軸11の上部に固定されたUプレート18
に接合する上部ワッシャ17と、下端をウォームホィー
ル13に接触するクラッチガイド14と接合するクラッ
チプレート15との間に介在する圧縮スプリング16の
付勢力にて、ウォームホィール13を押し圧して枢支軸
11に摩擦固定されるようにする。そして前記回転体8
に配設したモータ21の出力軸22に固定されたウォー
ム20及び減速歯車群19とを連結し、前記モータ21
を駆動させて回転体8に配設したモータ21及び減速歯
車群19とをウォームホィール13の周りに公転させ、
回転体8に固定された下向きのリヤアンダーミラーボデ
ー3を使用位置と格納位置に回動する。その際、図6の
ようにリヤアンダーミラーボデー3の使用位置と格納位
置への回動時に圧縮スプリング16の下方のウォームホ
ィール13の下面と回転体8のボス10の上面と、前記
回転体8のボス10の下面と枢支軸11の基部12の上
面との接触部に発生する摩擦抵抗を軽減するために、ウ
ォームホィール13と回転体8の下部にマグネト球軸
受、アンギュラ球軸受、深みぞ球軸受等の転がり軸受2
3を嵌入したことにより、それぞれの接触部の摩擦抵抗
が軽減されることによってリヤアンダーミラーボデー3
の回動が軽快になり、その結果モータ21に不適当な回
転トルクを及ぼすことがない。なお電動格納式リヤアン
ダーミラー装置1Bを取外し自在にして、セミトレーラ
・トラックやトレーラ・バスやコーチ・ボデー等の長大
な自動車の車側後方上部に予め配線と取付ボルト孔を設
定して、必要に応じて電動格納式リヤアンダーミラー装
置1Bの取付ベース2を取付けて使用すると、バックす
る際にトレーラの後部両端付近の状況を視認しながら運
転できるので、安全に対応する便宜性が良いばかりか運
転操作が極めて容易で便利である。
【0016】図10に示す第三実施例は、ノッチバック
タイプ(3ボックスタイプ)の自動車に装着される電動
格納式リヤアンダーミラー装置1Cの正面図で、図11
は図10でB−B線に沿う断面を示す横断側面図、図1
2は電動格納式リヤアンダーミラー装置1Cの取付ベー
スとリヤアンダーミラー5を取り外した状態を下から見
た平面図、図13は電動格納式リヤアンダーミラー装置
1Cをリヤウインドーの上端部に設けた自動車の側面
図、図14はその平面図である。図に示すように、本発
明の電動格納式リヤアンダーミラー装置1Cは、取付ベ
ース2をドアミラー30の取付位置よりも高い車体後部
上面の端部に取付け、リヤアンダーミラーボデー3の使
用位置にて下向きのリヤアンダーミラー5面が、車の前
方に対して仰角になるように、自動車のトランクの上部
に傾斜するリヤウインドーの縁に沿って取付けられた取
付ベース2と、取付ベース2に立設する枢支軸11に挿
入され、回転体カバー26を上にした回転体8の側壁9
に固定するサポートフレーム取付台7との両方にて適当
に調節して下向きに設置する。サポートフレーム6には
図11に示すようにミラー駆動ユニット4が取付けら
れ、その内部に配設されたミラー駆動用モータ(図示せ
ず)の先端にあるピボット24にリヤアンダーミラー5
が押し込まれている。従ってこのように構成された電動
格納式リヤアンダーミラー装置1Cは、リヤアンダーミ
ラー5に(イ)斜線にて上から写された後輪付近の映像
を、(ロ)斜線にてドアミラー30に反射して、運転席
から視認しながらバックできるので運転操作が極めて便
利である。なおリヤアンダーミラー5の仰角設定は、リ
ヤウインドーの縁部の傾斜が前記仰角に適当な角度であ
れば、回転体8の側壁9に固定されるサポートフレーム
6の角度を傾けて調節する必要はなく、側壁9にサポー
トフレーム取付台7を図示のように直角に取付けること
ができる。取付ベース2は、リヤアンダーミラーボデー
3の全長と略同じに図示して説明したが、寸法にこだわ
ることなく例えば回転体の長さのように短くしてもよ
い。また第一実施例や第二実施例や第三実施例では、リ
ヤアンダーミラー5面を仰角に設定して後輪付近の状況
を視認するように説明したが、ミラー駆動ユニット4を
操作してリヤアンダーミラー5に写される車側前方の前
輪付近の状況を視認できるようにしてもよく、更に仰角
を前輪付近の状況も視認できるように設定しておいても
よい。
【0017】
【発明の効果】本発明は、従来の電動格納式ドアミラー
や手動操作式ドアミラーの後写機能に、ドアミラーとリ
ヤアンダーミラーとの複合作用によって、後輪付近の状
況を上から写した映像を視認できる機能を新たに追加し
たので、狭い通路を後退する場合に後輪の接地する路上
の状況を容易に確認するや、バックして駐車場に入る場
合や縦列駐車する場合に車側の後方両角部の状況を容易
に確認しながら操作できるので自動車の運転が便利であ
ると共に、車側後方の両角付近の接触事故を防止するこ
とができる。
【0018】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の電動格納式リヤアンダーミ
ラー装置1Aの一部破断した正面図である。
【図2】図1でA−A線に沿う断面を示す横断側面図で
ある。
【図3】図1で取付ベースを一部切断した平面図であ
る。
【図4】本発明の実施例1の電動格納式リヤアンダーミ
ラー装置1Aが使用位置にセットされた自動車の側面図
である。
【図5】図4の平面図である。
【図6】本発明の実施例2の電動格納式リヤアンダーミ
ラー装置1Bの一部破断した正面図である。
【図7】本発明の実施例2の電動格納式リヤアンダーミ
ラー装置1Bが使用位置にセットされた自動車の側面図
である。
【図8】図7の平面図である。
【図9】本発明の実施例2の電動格納式リヤアンダーミ
ラー装置1Bが使用位置にセットされた他の自動車の側
面図である。
【図10】本発明の実施例3の電動格納式リヤアンダー
ミラー装置1Cの縦断した正面図である。
【図11】図10でB−B線に沿う断面を示す横断側面
図である。
【図12】図10で取付ベースを一部切断した平面図で
ある。
【図13】本発明の実施例3の電動格納式リヤアンダー
ミラー装置1Cが使用位置にセットされた自動車の側面
図である。
【図14】図13の平面図である。
【符号の説明】
1 電動格納式リヤアンダーミラー装置 1A・1B
・1C 2 取付ベース 3 リヤアンダーミラーボデー 4 ミラー駆動ユニット 5 リヤアンダーミラー 6 サポートフレーム 7 サポートフレーム取付台 8 回転体 9 側壁 10 ボス 11 枢支軸 12 基部 13 ウォームホイール 14 クラッチガイド 15 クラッチプレート 16 圧縮スプリング 17 上部ワッシヤ 18 Uプレート 19 減速歯車群 20 ウォーム 21 モータ 22 出力軸 23 転がり軸受 24 ピボット 25 側蓋 26 回転体カバー 30 ドアミラー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアミラーの取付位置よりも高い車体上面
    の後方端部に取付ベースを設置し、リヤアンダーミラー
    ボデーの使用位置にて下向きのリヤアンダーミラー面が
    車の前方に対して仰角になるように、側壁にサポートフ
    レームを適当な角度に傾けて取付けた回転体のボスを、
    取付ベースに立設した枢支軸に挿通し、前記サポートフ
    レームにリヤアンダーミラーボデーとリヤアンダーミラ
    ーを装着したミラー駆動ユニットを取付け、リヤアンダ
    ーミラーボデーの使用位置にてリヤアンダーミラーに写
    された映像をドアミラーに反射して視認できるように
    し、前記回転体内に挿入された枢支軸に緩挿し、かつ圧
    縮スプリングの付勢力にて枢支軸に摩擦固定されたウォ
    ームホィールと、前記回転体に配設したモータ及び減速
    歯車群とを連結し、前記モータを駆動させて回転体に配
    設したモータ及び減速歯車群とをウォームホィールの周
    りに公転させ、下向きのアンダーミラーボデーを使用位
    置と格納位置に回動することを特徴とする電動格納式リ
    ヤアンダーミラー装置。
  2. 【請求項2】取付ベースを、ドアミラーの取付位置より
    も高い車側後方上端部に張り出し、リヤアンダーミラー
    ボデーの使用位置にて下向きのリヤアンダーミラー面が
    車の前方に対して仰角になるように設けたことを特徴と
    する請求項1記載の電動格納式リヤアンダーミラー装
    置。
  3. 【請求項3】取付ベースを、ドアミラーの取付位置より
    も高い車体後部上面の端部に取付け、リヤアンダーミラ
    ーボデーの使用位置にて下向きのリヤアンダーミラー面
    が車の前方に対して仰角になるように、リヤアンダーミ
    ラーの取付ベースとサポートフレームにより設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の電動格納式リヤアンダーミ
    ラー装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002326540A (ja) * 2001-04-28 2002-11-12 Setsuo Kuroki 視認カメラ装着車
CN104890577A (zh) * 2015-06-24 2015-09-09 国家电网公司 一种汽车反光镜

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002326540A (ja) * 2001-04-28 2002-11-12 Setsuo Kuroki 視認カメラ装着車
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