JP2002326540A - 視認カメラ装着車 - Google Patents

視認カメラ装着車

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JP2002326540A JP2001170282A JP2001170282A JP2002326540A JP 2002326540 A JP2002326540 A JP 2002326540A JP 2001170282 A JP2001170282 A JP 2001170282A JP 2001170282 A JP2001170282 A JP 2001170282A JP 2002326540 A JP2002326540 A JP 2002326540A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 不安全状態に対する人間の危険回避本能を発
揮させるために、自動車の四周の360度範囲の視界を
容易に確保し、かつ自動車のフロントピラーや、ボンネ
ットや、フロントフェンダーによる「前方左右視界の死
角」や、ドライバーのアイポイントの低さによる「上方
視界の死角」や、リャウインドの輪郭や後部乗客による
リヤミラーの視界が妨げられる「後方視界の死角」等を
無くした360度視界により視認性の向上を図る。 【構成】自動車のルーフ上にビデオカメラを配置し、車
室内の天井や前部にモニタを多数設けて、ビデオカメラ
により高所から撮像した映像信号を各モニタに伝送し
て、運転席にて車の周囲の映像を一望して視認できるよ
うにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に設置した
ビデオカメラによって撮像して得た画像を用いて、自動
車の走行方向の危険を運転者が察知して安全運転のでき
るようした視認カメラ装着車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動車としては、例えば
特開昭63−54699号公報に開示されている方法
は、自動車のフロントバンバやリアバンバの両端にビデ
オカメラを設置し、各ビデオカメラの視野に鏡を配置
し、この鏡を任意の角度に回動自在とし、車両周囲のう
ち所望する方向の状況が鏡に映される角度になるように
鏡を回動して停止させ、鏡に映し出される状況を撮像し
たビデオカメラからの受像信号をモニタに伝送して運転
者の安全確認を広範囲亘りなし得るようにしたものであ
る。また特開平1−281600号公報に開示されてい
る方法は、自動車のボンネットの前方に設置したビデオ
カメラによって撮像して得た画像を用いて、車両の走行
の際に他の車両又は障害物を検知し運転者に警告を与え
て交通事故を防止するものである。また特開平5−23
8310号公報に開示されている方法は、自動車のフロ
ントバンバの前部にビデオカメラを進退自在に格納し、
通常時にはフロント部に格納され外部に露出していない
が、見通しの悪い隘路から大通りに出るような場合には
フロント部の一部である蓋体を上方に回動し、ビデオカ
メラを突出するようにし、ビデオカメラの先端部に備え
た回動自在な両面鏡に映しだされる車両の周囲の状況を
ビデオカメラにて撮像し、その映像信号をコントローラ
ーと画像処理装置を経て伝送したモニタの画像を運転者
が視認して安全走行をするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしなが、このよう
な従来の車両用安全確認装置や走行車両認識装置や車両
用周囲監視装置によって交通事故を防止することは、交
差点(交差点内と交差点付近)部や一般単路部におい
て、運転者の視線よりも高い車が前方に存在した場合
に、それらの後方を見通すことができないという欠点が
あった。また前方車両との車間距離を測定して比較判断
後に処置を取ることや、画像中から抽出したエッジを追
跡して危険を比較判断する方法は、前方車両が高速で接
近して来た場合に、運転者が比較判断している間に危険
が迫るので、それに対して瞬時に安全操作する間がない
といった課題を有していた。またその他に、これまで前
方や後方の安全確認が、フロントウィンドの両側を取り
付けたフロントピラーや、車の前部のボンネットやフロ
ントフェンダー等による「前方左右視界の死角」によっ
て、斜め前方の視界が遮られたり、ドライバーのアイポ
イントよりも高い車高の自動車が前方に駐・停車または
走行している場合に生ずる「上方視界の死角」により、
前車のルーフ越しに前方を視認できないことや、リァピ
ラーやリァウインドの輪郭や後部乗客によって生ずる
「後方視界の死角」によって、リヤミラーでの後方視認
が妨げられる等により、しばしば交通事故発生の原因に
なるという問題があった。
【0004】即ち、走行中に車高の略同じ自動車が前を
走行している場合に、その車の前方の交通状況が明確に
視認できないため、前の車が事故や障害物を回避するた
めに急に減速や停止をした場合や、一般単路部や交差点
等で駐・停車している自動車を見逃して追突事故を起こ
したり、或いは交差点(交差点内と交差点付近)部にお
いて、右折する際に対向車線に車高の略同じ右折車が停
止している場合、その右折車の後方の交通状況が視認で
きないため、右折進行時に右折車の左側を高速で直進し
て来る自動車や二輪車(自動二輪車、原動機付自転車)
等との衝突の危険にさらされて、ヒャリハットした経験
者は極めて多く、その内、何パーセントかは衝突事故を
発生し、中には衝突における直撃力の大きいことから相
互の車の大破と共に人身事故を発生することも少なくな
かった。
【0005】また発車する時や、走行中に、道路脇から
歩行者や自転車や二輪車や自動車等が突然前面に出てき
た場合に、とっさに対応できずに前方不注意による事故
を起こしたり、対向車線のみが渋滞して車が縦列停車し
ている時に、対向車線の車の間から人や自転車が急に出
てきた場合に、とっさに対応できずに前方不注意による
事故を起こしたり、或いは前車を追越し追抜く時や、進
路変更時や、すれ違い時に、対向車線の前方の交通状況
や障害物が明確に視認できていないため、しばしば衝突
や接触等になりかけてヒヤリハットする場合も多く、そ
の不安全行動の数パーセントは人身事故や物損事故に至
るものであった。
【0006】本発明は、以上のような不安全状態に際し
て、人間が持つ危険を察知したら、瞬時に避けようとす
る人間の危険回避本能を最大限に活用させるために、自
動車の四周の360度範囲の視界を容易に確保し、かつ
自動車のフロントピラーや、ボンネットや、フロントフ
ェンダーによる「前方左右視界の死角」や、ドライバー
のアイポイントの低さによる「上方視界の死角」や、リ
ャウインドの輪郭や後部乗客によるリヤミラーの視界が
妨げられる「後方視界の死角」等を無くした360度視
界の確認により、車の周囲の危険性を明確に視認できる
ようにすることにより、交通事故を未然防止できるよう
な自動車を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、自動車のルーフ上にビデオカメラを配置し、車室内
の天井や前部にモニタを多数設けて、ビデオカメラによ
り高所から撮像した映像信号を各モニタに伝送して、運
転席にて車の周囲の映像を一望して運転者が視認できる
ようにする。
【0008】No.1視認カメラ装着車は、運転者が車
を中心に状況判断が適切に行えるように、ルーフの形状
に比例して形成したビデオカメラ取付ベースの中心をル
ーフ上基点とし、そのルーフ上基点を中心に360度を
20度間隔や30度間隔に分割する放射線状のビデオカ
メラ取付溝を形成し、そのビデオカメラ取付溝内に、外
向きに筒状のビデオカメラのビデオカメラ基部を横置き
して取り付け、ビデオカメラのレンズに対面するガラス
窓を設けたガラス窓付ルーフを被せる。このようにした
視認カメラ装着車は、筒状のビデオカメラをルーフ上に
多数配置して、車の周囲360度の範囲を細かく分担し
て、車が本来有している「前方左右視界の死角」や、
「上方視界の死角」や「後方視界の死角」を無くするこ
とにより、車の周囲の交通状況を広範囲に確実に視認で
きる点が優れている。そのような視認カメラ装着車を運
転することにより、危険を感じると、誰でも無意識にそ
れから回避する行動をとるように、走行方向の危険が漏
れなく視認できたら、いち早く対策がとれるため、交通
事故を未然に防止することができる。
【0009】No.2視認カメラ装着車は、ルーフ上に
取り付けたビデオカメラにて車の周囲の交通状況を、運
転者を中心に高所から状況判断できるように、ガラス窓
付ルーフの下に設けたビデオカメラ取付ベース上に、運
転席に座った運転者の頭上に相当する点を設定して、こ
れをルーフ上基点とし、ルーフ上基点から360度の視
界を、20度間隔や30度間隔に分割する放射線状のビ
デオカメラ取付溝を形成し、そのビデオカメラ取付溝内
に、外向きに筒状のビデオカメラのビデオカメラ基部を
横置きして取付け、ビデオカメラに対面するガラス窓を
設けたガラス窓付ルーフを被せたもので、この視認カメ
ラ装着車の特徴は運転者が座った位置で視認しているよ
うな感覚で、周囲の交通状況が確実に視認できて、状況
の変化に対する処置が速くとれる点で優れている。
【0010】No.3視認カメラ装着車は、通常運転席
にて道路状況や交通状況を視認する時に問題となる視界
の死角を無くするため、ビデオカメラをルーフ上周縁部
に八文銭形に配置し,ルーフ前縁部の左端に左車側前方
視認用ビデオカメラを取り付け、中央に正面視認用ビデ
オカメラ、右端に右車側前方視認用ビデオカメラを取り
付け、ルーフ後縁部の左端に左車側後方視認用ビデオカ
メラを取り付け、中央に背面視認用ビデオカメラ、右端
に右車側後方視認用ビデオカメラを取り付け、ルーフの
左側と右側の中央にそれぞれ車側左方向視認用ビデオカ
メラと、車側右方向視認用ビデオカメラを取り付けたも
のである。
【0011】No.4視認カメラ装着車は、ビデオカメ
ラを六文銭形に配置したもので、ルーフ前縁部の左端に
左車側前方視認用ビデオカメラを取り付け、中央に正面
視認用ビデオカメラ、右端に右車側前方視認用ビデオカ
メラを取り付け、ルーフ後縁部の左端に左車側後方視認
用ビデオカメラ、右端に右車側後方視認用ビデオカメラ
を取り付けたものである。
【0012】No.5視認カメラ装着車は、ビデオカメ
ラを台形に配置したもので、ルーフ前縁部の左端に左車
側前方視認用ビデオカメラ、中央に正面視認用ビデオカ
メラ、右端に右車側前方視認用ビデオカメラを取り付
け、ルーフ後縁部の左端に左車側後方視認用ビデオカメ
ラを、右端に右車側後方視認用ビデオカメラを取り付け
たものである。
【0013】No.6視認カメラ装着車は、ビデオカメ
ラを四方形に配置したもので、ルーフの左側と右側の前
後にそれぞれ左車側前方視認用ビデオカメラ、左車側後
方視認用ビデオカメラと、右車側前方視認用ビデオカメ
ラ、右車側後方視認用ビデオカメラを取り付けたもので
ある。これ等の視認カメラ装着車は、車の四方の360
度の視界を各ビデオカメラに分担して割り付けた映像信
号を、車内のモニタに伝送した視界の死角の無い映像を
視認できて、確実な運転をすることができる。
【0014】No.7視認カメラ装着車は、ビデオカメ
ラを菱形に配置したもので、ルーフ前縁部の中央に正面
視認用ビデオカメラと、ルーフ後縁部の中央に背面視認
用ビデオカメラを取り付け、ルーフの左側と右側の中央
にそれぞれ車側左方向視認用ビデオカメラと、車側右方
向視認用ビデオカメラを取り付けたものである。
【0015】No.8視認カメラ装着車は、ビデオカメ
ラを電動回動式透明保護具と組合した視認カメラ装着車
である。この特徴は透明保護具を水平軸や垂直軸の周り
に回動する電動回動装置に取り付けたことである。この
電動回動装置付き透明保護具の内部に、ビデオカメラを
一台横置きして取り付ける。このNo.8視認カメラ装
着車の電動回動式透明保護具は、ルーフ上の左右に取り
付けた取付ベースに第二枢支軸を立設し、第二枢支軸に
第二回転体の基盤を挿入して第二回転体を取り付けて、
第二回転体を第二枢支軸を中心に回動するようにし、次
に第二回転体の第二側壁に第一枢支軸を立設し、第一枢
支軸に第一回転体の基盤を挿入して第一回転体を取り付
けて、第一回転体を第一枢支軸を中心に回動するように
し、第一回転体を透明保護具の端部に収納して固定し、
透明保護具の内部にビデオカメラを一台取り付けたもの
で、ビデオカメラの撮像方向を、第二回転体で水平方向
360度の範囲を自由に回動でき、また第一回転体にて
上下方向に大きく回動して設定できるので極めて便利で
ある。特にNo.8視認カメラ装着車の予期しない利点
は、ビデオカメラを向けた方向の映像を容易に視認でき
るという機能と、電動回動式透明保護具が、垂直軸を中
心に360度の水平方向と、水平軸を中心に360度の
上下方向の回動による三次元的な方向設定機能が助け合
って、ビデオカメラによる撮影範囲を自由にし、視認の
困難な場所が少なくなるという効果がある。
【0016】No.9視認カメラ装着車は、電動回動式
透明保護具と2台のビデオカメラを組合わせ、ビデオカ
メラを180度方向を変えて配置したもので、透明保護
具を車側より中央に回動して使用すると、車側では前方
を撮像していたビデオカメラと、後方を撮像していたビ
デオカメラが切り替えられて便利であるばかりか、車側
にて車側前方と車側後方が同時に視認できるので便利で
ある。またルーフ上の左右に取り付けた電動回動式透明
保護具を中央に回動して使用すると、車側では前方を撮
像していたビデオカメラと、後方を撮像していたビデオ
カメラが切り替えられて便利であるばかりか、左右2台
のビデオカメラで、視認範囲を分担して視界を広くし安
全走行に便利な映像を視認できるばかりか、左右2台の
電動回動式透明保護具のビデオカメラを使用して、恰も
複眼で見るように、前方の道路状況や交通状況に焦点を
合わせて撮像し、その各映像信号を画像処理装置を経て
モニタに映示された映像を運転者が視認することができ
る。なおNo.8視認カメラ装着車は、以上のような機
能を有するので、設置位置はルーフ上の左右であれば前
縁部、後縁部、中央部のどこでも効果を発揮するもので
である。
【0017】No.10視認カメラ装着車は、フェザー
キー付電動ミラー駆動装置をビデオカメラに併設して、
ルーフ上に透明保護具を覆設して取付けた視認カメラ装
着車である。電動ミラー駆動装置は、視認カメラ装着車
の作用効果に重要なビデオカメラの撮像機能を活用する
ために必要である。本発明で工夫された電動ミラー駆動
装置は、フェザーキーを活用したものである。その構成
は、ミラーボデーに中央に形成された主球継手を中心に
90度の位置に上下用進退杆と左右用進退杆を設け、そ
れに対面してミラー取付板には主球座と上下用進退杆球
座と左右用進退杆球座が形成され、両進退杆は片端には
ミラー取付板の進退杆球座に嵌設される進退杆球継手が
形成され、進退杆の両端部はミラーボデーのミラー取付
板側軸受と、フエザーキー取付軸受に挿入支持されてい
る。進退杆のフエザーキー取付軸受側には進退杆の作用
範囲に相当する長さのフエザーキー溝が削成されて、前
記フエザーキー取付軸受に取り付けて固定されているフ
エザーキーが嵌められている。進退杆の中央部にはネジ
部が、進退杆の作用範囲に相当する長さに削成されて、
駆動モータにより回動されるウォームホィールのメスネ
ジ部の中にねじ込まれている。ウォームホィールの両側
は、ミラーボデーの両軸受の内側面に接触して摺動して
回転可能になっている。例えば、そのことにより上下用
駆動モータを遠隔操作して回転させると、回転する上下
用ウォームホィールのメスネジ部によって、上下用進退
杆のオスネジ部はフエザーキーの作用で回転されずに軸
方向に移動する。そのことによりミラー取付板の上下用
進退杆球座に嵌設される上下用進退杆球継手が進退する
ことにより、主球継手を中心にしてミラー取付板は上下
方向に傾動することになる。左右用進退杆も同様に主球
継手を中心にして、ミラー取付板を上下方向に傾動する
ことができる。フエザーキーの作用効果により、円滑に
静かにミラーの傾動方向を精密に調節できて、ビデオカ
メラに反射した映像信号をモニターに伝送することによ
り、本発明の視認カメラ装着車の目的を高度に達成する
ことができる。
【0018】このNo.10視認カメラ装着車は、電動
ワイパー装置付透明保護具に、電動ミラー駆動装置付ビ
デオカメラを内装した視認カメラ装着車である。電動ミ
ラー駆動装置は、ビデオカメラ取付台にビデオカメラを
縦立して取り付け、ビデオカメラ取付台に添設した保持
アームに、そのミラーボデーのミラーボデー取付部を取
り付けて、ガラス窓付きの透明保護具の中に取り付けて
使用するが、電動ミラー駆動装置のミラーを左右上下に
傾動して、車の周囲の状況を自由に映し出してビデオカ
メラで撮像することができる。また使用する透明保護具
の形態には、ガラス窓の位置を高くして高所視認性を良
くする裾野型や、大半をルーフ下に沈めてハウジングに
下部を取り付ける円筒型がある。
【0019】No.11視認カメラ装着車は、複数の電
動ワイパー装置付透明保護具に、複数の電動ミラー駆動
装置付ビデオカメラを内装して、ルーフ上に配置したも
ので、車の周囲の状況判断を漏れなく撮像した映像信号
を車室内のモニタにて視認できるようにした車で、各電
動ワイパー装置付透明保護具をビデオカメラ取付台に個
別に取り付ける単独型と、1台のビデオカメラ取付台に
複数の電動ワイパー装置付き透明保護具を取り付ける共
用型とがある。図示されるものは、2台の電動ミラー駆
動装置付ビデオカメラを内装した電動ワイパー装置付透
明保護具で、電動ミラー駆動装置付ビデオカメラを18
0度向を変えてビデオカメラ取付台に取付け、そのビデ
オカメラの対面する透明保護具の表面にガラス窓を取付
け、各ガラス窓用の電動ワイパー装置を設けた視認カメ
ラ装着車で、ルーフ前縁部の左端の電動ワイパー装置付
透明保護具の内部に、左車側前方視認用ビデオカメラと
左車側後方視認用ビデオカメラを設け、ルーフ前縁部の
右端の電動ワイパー装置付透明保護具の内部に、右車側
前方視認用ビデオカメラと右車側後方視認用ビデオカメ
ラを設け、ルーフ後縁部の左端の電動ワイパー装置付き
透明保護具の内部に、左車側前方視認用ビデオカメラと
左車側後方視認用ビデオカメラを設け、ルーフ後縁部の
右端のガラス鮮明装置付透明保護具の内部に、右車側前
方視認用ビデオカメラと右車側後方視認用ビデオカメラ
を設けると、恰も頭の後に更に眼を増やしたように、狭
い道路を走行する際や車庫入りや駐車場にて運転する場
合に便利である。このように2台のビデオカメラを18
0度向を変えて内装した電動ワイパー装置付透明保護具
をルーフ上に装備した車は、前後の交通状態や道路状態
の確認を同時にできるので、心理的に安心して運転操作
ができるという利点がある。また少ない費用で、大きな
視認能力が得られると共に、自動車の周囲360度の視
界を前後両面に亘って確保することができる。
【0020】No.12視認カメラ装着車は、電動ワイ
パー装置付透明保護具に、電動ミラー駆動装置付ビデオ
カメラを内装し、更に透明保護具の下に回動装置を設け
て、透明保護具を水平方向に360度回動できる視認カ
メラ装着車である。この車は、透明保護具にビデオカメ
ラ取付台を内設し、ビデオカメラ取付台に電動ミラー駆
動装置付ビデオカメラを取り付け、ルーフ上に取付ベー
スを取付け、取付ベースに枢支軸基盤を取付け、枢支軸
に回転体基盤を嵌装し、回転体基盤に透明保護具の下端
部を取り付け、透明保護具を回転体にて回動するように
したもので、一台の電動ミラー駆動装置付ビデオカメラ
で、広範囲の視界を掌握できるので極めて便利である。
また遠近自由に視認するために、ルーフ上に複数配置し
て使用すると更に好ましい。このようにビデオカメラを
ルーフ上に独立して配置する態様としては、透明保護具
の役割はすこぶる大きい。精密なビデオカメラや電動ミ
ラー駆動装置に及ぼす走行中の風力や、人や物体の接触
など外力による損傷を防止し、また雨雪や露などによる
腐食を防止するので、ビデオカメラや電動ミラー駆動装
置等の維持管理が容易であるばかりか、その設計製作時
に精密化と小形化に注力することが容易である。本発明
は電動ミラー駆動装置を添設したビデオカメラを一組に
して透明保護具で覆設して使用するが、本発明に使用さ
れたフェザーキー付電動ミラー駆動装置に、固守するこ
となく通常の電動ミラー駆動装置を使用しても差支えは
ない。
【0021】また透明保護具のガラス表面に付着する雨
露や塵埃の付着を除去するガラス鮮明装置としては、ワ
イパーアームに取付けられたブレードをガラス表面に押
し付け、ワイパーモーターにて扇形状に駆動するブレー
ドにて、ガラス表面の汚れを拭い取る揺動式ワイパー装
置と、 透明保護具の下部に昇降装置を取り付け、舌状
の固定ワイパーの基部を保持筒の上部に固定し、固定ワ
イパーの先端を透明保護具のガラス表面に押し付けたま
ま、透明保護具のガラス面を昇降装置によって上下動す
ることにより、雨水や汚れを拭い取る固定式ワイパー装
置を使用する。
【0022】固定式ワイパー装置には、電動ミラー駆動
装置付ビデオカメラを内装した透明保護具全体を昇降す
る全体型と、電動ミラー駆動装置付ビデオカメラは固定
し、外側の透明保護具だけを昇降する個別型があり、ま
たその昇降装置には、ネジとナットを使用する電動ネジ
型と、空気圧シリンダーや油圧シリンダーを使用する圧
力シリンダー型とがある。この固定式ワイパー装置は、
昇降装置によって上下する透明保護具の取付台とその下
部のハウジングとの間の空間が、恰も空気シリンダーの
ようになるので、透明保護具の外面に接触する保持筒の
内面に縦溝を形成して、透明保護具基台のピストン運動
により圧縮される空気を、この縦溝を通過させて、保持
筒の上端部と固定ワイパーの先端部下面とにより形成さ
れる空間を経て、固定ワイパーの先端と透明保護具のガ
ラス面との間から、外方に噴出させるようにしたり、或
いは透明保護具の取付台が上下運動をする際に、空気抵
抗が発生しないように外部と通ずる空気孔を設けて、圧
縮空気を排出するようにしてもよい。しかしながら電動
ミラー駆動装置の特性上、透明保護具の上部ガラス体の
使用範囲は極めて狭いので、昇降装置のストロークも小
さく、したがって排出空気量も多くはならない。また昇
降装置のストロークは、透明保護具の上部内面と電動ミ
ラ駆動装置の上部との間隔と固定ワイパーの取付位置と
を基準に設定するが、透明保護具基台に取付けられた板
カムと、保持筒の下部内周に取付けられた上下切替用の
マイクロスイッチによる自動化機構によっても調節でき
る。またそれらの昇降装置の下部には、掃除用として外
部と連絡するドレンホースを接続するとよい。
【0023】No.13視認カメラ装着車は、全体型で
かつ電動ネジ型透明保護具内に、電動ミラー駆動装置付
ビデオカメラを設置した全体型の視認カメラ装着車であ
る。固定式ワイパー装置の電動ネジ型は、モータより減
速歯車群を経て回転するウォームホィールのボスにメス
ねじ部を取付け、ウォームホィールの上面と下面を上部
軸受と下部軸受にて挟持し、上部軸受と下部軸受は中空
に位置できるように、腕部の外方を一体に形成した外環
を保持筒の下部内周にボルト締めして取付けてある。昇
降用オスネジ軸はウォームホィールのボスに取り付けら
れたメスねじ部にねじ嵌めし、昇降用オスネジ軸の上端
は保持筒の内面に挿入された透明保護具の基台の下面に
ナット締めして取付けられ、昇降用オスネジ軸の下端
は、透明保護具の基台が下降してくる場合にメスネジ部
から下方に出るようになっている。また保持筒の上部に
固定ワイパーを取付け、保持筒の内面を摺動して上下す
る透明保護具のガラス部の表面に、固定ワイパーの先端
部を接触して取付ける。以上の構成でウォームホィール
を正逆回転することにより、回転するメスねじ部は、上
部軸受と下部軸受によって移動せず回転するウォームホ
ィールのため、昇降用オスネジ軸が上方の透明保護具の
基台を押し上げたり、引き下げる作用をする結果、透明
保護具のガラス部の表面に付着している雨水や汚れを固
定ワイパーで掻き落とされるのである。雨天の場合は、
透明保護具基台に取付けられた板カムと保持筒の下部内
周に取付けられた上下切替用のマイクロスイッチによっ
て、透明保護具の繰り返し上下運動によるワイパー作用
や、格納位置と使用位置の位置決めが行われるのであ
る。No.12視認カメラ装着車は、固定式ワイパー装
置を使用したことにより透明保護具の外周による走行抵
抗や風切り音を少なくすることができる。
【0024】No.14視認カメラ装着車は、全体型で
かつ圧力シリンダー型の固定式ワイパー装置を使用した
透明保護具内に、電動ミラー駆動装置付ビデオカメラを
設置した視認カメラ装着車である。この車は、ルーフ下
に保持筒を取り付け、保持筒内に透明保護具を嵌装し、
透明保護具の下端部に透明保護具基台を取付け、透明保
護具基台の下に圧力シリンダーのヘッドカバーを取り付
け、圧力シリンダーのピストンロッドの先端部を保持筒
基台に取り付け、保持筒の上部と透明保護具の接触部に
固定ワイパーを取付けたものである。圧力シリンダー
は、シリンダーチューブの両端をヘッドカバーとロッド
カバーにて取り付け、ロッドカバーを貫通するピストン
ロッドの片端に、ピストンをピストンナットで取り付
け、ピストンロッドの他端にロッドナットを取り付け
る。圧力シリンダーを使用したNo.13視認カメラ装
着車の利点は、単位体積当たりの操作力(発生力)が大
きいので、どのような重量の透明保護具でも上下運動の
即応性が高く、透明保護具の上下速度を容易に無段階に
変化できる。かつ構造簡単でソレノイドバルブなどを使
用して電気制御による自動操作や遠隔操作が容易なため
便利である。
【0025】No.15視認カメラ装着車は、全体型で
かつ圧力シリンダー型の固定式ワイパー装置を使用した
透明保護具内に、電動ミラー駆動装置付ビデオカメラを
設置した視認カメラ装着車である。この車は、ルーフ下
に保持筒を取り付け、保持筒内に透明保護具を嵌装し、
透明保護具の下端部に透明保護具基台を取付け、透明保
護具基台の下に圧力シリンダーのピストンロッドの先端
部を取り付け、保持筒基台の上に圧力シリンダーのヘッ
ドカバーを取り付け、保持筒の上部と透明保護具の接触
部に固定ワイパーを取付けたものである。このNo.1
4視認カメラ装着車は、圧力シリンダーを保持筒基台の
上に縦立したものである。
【0026】No.16視認カメラ装着車は、全体型で
かつ圧力シリンダー型の固定式ワイパー装置を使用した
透明保護具内に、電動ミラー駆動装置付ビデオカメラを
設置した視認カメラ装着車である。この車は、ルーフ下
に保持筒を取り付け、保持筒内に透明保護具を嵌装し、
透明保護具の下端部に透明保護具基台を取付け、圧力シ
リンダーを透明保護具基台上の透明保護具の内部に配置
し、透明保護具基台の上に圧力シリンダーのロッドカバ
ーを取り付け、圧力シリンダーのピストンロッドの先端
部を保持筒基台に取り付け、保持筒の上部と透明保護具
の接触部に固定ワイパーを取付けたものである。装置全
体の高さを低くすることができる。
【0027】No.17視認カメラ装着車は、圧力シリ
ンダーのヘッドカバーを透明保護具基台のに取り付けた
圧力シリンダー型の、全体型固定ワイパー装置を使用し
た透明保護具内に、電動ミラー駆動装置付ビデオカメラ
を2台設置した視認カメラ装着車である。No.16視
認カメラ装着車は、2台の電動ミラー駆動装置付ビデオ
カメラをビデオカメラ取付台に取り付け、保持筒の内部
に透明保護具を嵌装し、透明保護具の下部を透明保護具
基台に取り付け、透明保護具基台の上に回動台基盤を取
り付け、回動台基盤に電動回動機を取り付け、電動回動
機の上部台盤にビデオカメラ取付台を取り付ける。保持
筒の上端部に舌状の固定ワイパーの基部を取り付け、固
定ワイパーの先端を透明保護具のガラス部に接触させ、
保持筒の下部を保持筒基台に取り付ける。次に透明保護
具基台の下面と、保持筒基台の上面の間に、圧力シリン
ダーを縦立し、そのヘッドカバーを透明保護具基台の下
面に取り付け、保持筒基台にロッドナットを取り付け、
圧力シリンダーにより透明保護具基台を上下運動させる
ことにより、固定ワイパーにてガラス表面に付着する雨
水や汚れを除去するのである。このような機能を有する
視認装置により、透明保護具のガラス越しに360度の
範囲の道路状況や交通状況を、車内のモニターにて視認
することができる。なおこの透明保護具の昇降作用は、
図示しないが、透明保護具基台の下に板カムを取付け、
保持筒の下部内周に上下切替用のマイクロスイッチを取
付けて、板カムが下切替用のマイクロスイッチと上切替
用のマイクロスイッチに当ることにより、昇降作用の切
り替えを自動的に行うものである。
【0028】No.18視認カメラ装着車は、圧力シリ
ンダーのヘッドカバーを保持筒基台に取り付けた圧力シ
リンダー型の個別型固定ワイパー装置を設けた透明保護
具内に電動ミラー駆動装置付ビデオカメラを設置した視
認カメラ装着車である。No.17視認カメラ装着車
は、2台の電動ミラー駆動装置付ビデオカメラをビデオ
カメラ取付台に取り付け、保持筒の内部に透明保護具を
嵌装し、透明保護具の下部を透明保護具基台に取り付
け、透明保護具基台の上に回動台基盤を取り付け、回動
台基盤に電動回動機を取り付け、電動回動機の上部台盤
にビデオカメラ取付台を取り付ける。保持筒の上端部に
舌状ワイパーの基部を取り付け、舌状ワイパーの先端を
透明保護具のガラス部に接触させ、保持筒の下部を保持
筒基台に取り付ける。次に透明保護具基台の下面と、保
持筒基台の上面の間に、圧力シリンダーを縦立し、その
ヘッドカバーを保持筒基台に取り付け、透明保護具基台
の下面にピストンロッドの先端部を取り付け、圧力シリ
ンダーにより透明保護具基台を上下運動させることによ
り、固定ワイパーにてガラス表面に付着する雨水や汚れ
を除去するのである。この方式は圧力シリンダーを保持
筒上に縦立した点である。
【0029】No.19視認カメラ装着車は、固定台盤
と透明保護具基台を分離する個別型で、圧力シリンダー
のヘッドカバーを透明保護具基台の下に取り付けた固定
式ワイパー装置を設けた透明保護具内に、電動ミラー駆
動装置付ビデオカメラを設置した視認カメラ装着車であ
る。No.19視認カメラ装着車は、固定台盤の上に回
動台基盤を取り付け、回動台基盤上に回動台枢支軸を立
設し、回動台枢支軸にウォームホィールを嵌装し、ウォ
ームホィールに設けられた上部台盤にビデオカメラ取付
台を取り付け、ビデオカメラ取付台上に、2組の電動ミ
ラー駆動装置付ビデオカメラを取り付ける。固定台盤
は、保持筒を取り付けた保持筒基台に樹立した昇降案内
ボルトにより支持されて動かないように固定する。固定
台盤の下に位置する透明保護具基台に案内孔を設けて、
各昇降案内ボルトを緩挿し、透明保護具基台の上に全周
ガラス面の透明保護具や、上部ガラス体と下部金属体を
環状取付材で取り付けた組立型透明保護具を取り付け、
透明保護具基台の下に、圧力シリンダーのヘッドカバー
を取り付け、圧力シリンダーのピストンロッドの下端部
を、保持筒基台の上面に取り付け、かつ保持筒の上部に
固定ワイパーを取付けて、保持筒の上部内周を摺動して
上下する透明保護具のガラス部の表面に、固定ワイパー
の先端部を接触して組み立て、圧力シリンダーにより透
明保護具だけを上下運動させることにより、固定ワイパ
ーにてガラス表面に付着する雨水や汚れを除去するの
で、圧力シリンダーや油圧装置を小形化できる利点があ
る。
【0030】No.20視認カメラ装着車は、固定台盤
と透明保護具基台を分離する個別型で、圧力シリンダー
のピストンロッドの先端部を透明保護具基台の下に取り
付けた固定式ワイパー装置を設けた透明保護具内に、電
動ミラー駆動装置付ビデオカメラを設置した視認カメラ
装着車である。No.209視認カメラ装着車は、固定
台盤の上に回動台基盤を取り付け、回動台基盤上に回動
台枢支軸を立設し、回動台枢支軸にウォームホィールを
嵌装し、ウォームホィールに設けられた上部台盤にビデ
オカメラ取付台を取り付け、ビデオカメラ取付台上に、
2組の電動ミラー駆動装置付ビデオカメラを取り付け
る。固定台盤は、保持筒を取り付けた保持筒基台に樹立
した昇降案内ボルトにより支持されて動かないように固
定する。固定台盤の下に位置する透明保護具基台に案内
孔を設けて、各昇降案内ボルトを緩挿し、透明保護具基
台の上に全周ガラス面の透明保護具7や、を取り付け、
透明保護具基台の下に、圧力シリンダーのピストンロッ
ドの先端部を取り付け、保持筒基台の上面に圧力シリン
ダーのヘッドカバーを取り付け、かつ保持筒の上部に固
定ワイパーを取付けて、保持筒の上部内周を摺動して上
下する透明保護具のガラス部の表面に、固定ワイパーの
先端部を接触して組み立て、圧力シリンダーにより透明
保護具だけを上下運動させることにより、固定ワイパー
にてガラス表面に付着する雨水や汚れを除去するもの
で、圧力シリンダーや油圧装置を小形化できる利点があ
る。
【0031】No.21視認カメラ装着車は、ビデオカ
メラをルーフの縦中心線上に縦列形に取付けたもので、
ルーフ上の中央に恰もサムライのチヨン髷 のような前
後に長い縦列型透明保護具を立設し、その内部に電動ミ
ラー駆動装置付ビデオカメラを複数設けもので、視認方
向に対して各1台設置する単眼方式や、視認方向に対し
て各2台設置する複眼方式によって、車の正面や背面の
道路状況や交通状況を、従来視認を妨げていた死角の無
い映像にて確認することができる。縦列型透明保護具の
前後にワイパー装置付きの透明ガラス部を取付け、各透
明ガラス部に対面して、正面視認用ビデオカメラと背面
視認用ビデオカメラの2台を設置したり、或いは縦列型
透明保護具の前後と中央左右に、透明ガラス部やワイパ
ー装置付透明ガラス部を取付けて、その前方内部に正面
視認用ビデオカメラ、後方内部に背面視認用ビデオカメ
ラ、中央左内部に車側左方向視認用ビデオカメラ、中央
右内部に車側右方向視認用ビデオカメラの4台を設置し
たりする。ビデオカメラの映像信号は画像処理装置を経
てモニタに伝送されるが、複眼方式の場合は危険発生源
の動的な状況を明確に視認できるので効果的である。
【0032】No.22視認カメラ装着車は、自動車の
ルーフ上に設けた電動回動台上に、二台のビデオカメラ
を180度向きを変えて取り付けたものである。No.
10視認カメラ装着車は、電動回動台用透明保護具の周
囲全体を透明ガラス部として、電動回動台を回動させた
り、二台以上の複数にして任意自由に回動角度を変えて
停止して視認した映像信号を車内の各モニタに伝送し
て、車の周囲360度の範囲の交通状態や道路状態をす
ることができる。また透明ガラス部を前後と左右の90
度4方向の位置に配置して、各透明ガラスに電動ワイパ
ー装置を装着した二種類がある。後者は使用に際して
は、電動回動台を90度回動する度に、一対のビデオカ
メラは正面視認用ビデオカメラと背面視認用ビデオカメ
ラから、車側左方向視認用ビデオカメラと、車側右方向
視認用ビデオカメラに変換することができて、2台のビ
デオカメラで前後左右の4方向の交通状態や道路状態を
視認することができる。また固定式ワイパー装置の場合
は、電動回動台用透明保護具の全周囲に透明ガラス部を
配置し、電動回動台上の二台の電動ミラー駆動装置付ビ
デオカメラで、水平方向の任意の方位を撮像することが
できる。前者は電動回動台を任意な位置に回して止める
ことにより、360度四方の道路状況や交通状況を見渡
して、自分の車を中心にした死角の無い視界を視認でき
ることと、視認する方向の周り状況も同時に見れるので
安心して運転ができる。
【0033】No.23視認カメラ装着車は、モニタに
液晶ディスプレーを採用し、車室の天井周縁部にモニタ
を多数嵌着して連設し、各モニタをルーフ上の周縁部に
配置した各ビデオカメラの下方の天井周縁部に連携して
設け、車の周囲の状況を分担して撮像したビデオカメラ
の映像信号を連携するモニタに伝送して、運転者が恰も
オープンカーに乗ったように、車の四周の状況が視認で
きるようにした視認カメラ装着車である。車室前方上部
にもモニタを複数嵌着するが、その他に後述する各種モ
ニタボデーを設けてもよい。ルーフ上にビデオカメラを
多数配置するNo.1視認カメラ装着車やNo.2視認
カメラ装着車は、運転席の横に配置したモニタの映像を
一々切り替えて視認する方法が考えられるが、車室の天
井周縁部にモニタを多数連設する方式を採用した方が視
認効果が大きい。なおモニタは見易くするため、運転席
よりの距離に応じて大きくし、運転者の視力を配慮して
大型画像を視認できるようにしてもよい。
【0034】No.24視認カメラ装着車は、車室前方
上部に一台のモニタを装着した単体モニタボデーを個別
に多数並べて設けた視認カメラ装着車である。視認カメ
ラ装着車において、モニタは、ルーフ上に配置されたビ
デオカメラから、所望とする状況の映像信号が伝送され
た映像を、運転者が直接視認する関係上、その性能や視
認性や便宜性は、極めて重要である。単体モニタボデー
は、運転席に座った運転者が視線を大きく動かすことな
く各モニタの映像が見れるように、各モニタ面を運転者
の方向に向けて自由に調節できることである。また左右
のモニタに並んで映示される映像から、局所的な狭い範
囲の視界判断ではなく、全体的な判断が可能なため安全
運転を可能とするものである。モニタを装着したモニタ
ボデーの設置位置は、車中の人が容易に接触できないよ
うにするが、フロントウィンドの内側下部に適当な保護
枠を設けてその中に設置してもよい。
【0035】No.25視認カメラ装着車は、二台のモ
ニタを一台のモニタボデーに装着した連合モニタボデー
を、車室前方上部に複数台設けたもので、正面視認用モ
ニタと背面視認用モニタを並べて映示したり、或いはル
ーフ前縁部とルーフ後縁部をそれぞれ1組として、1台
の連合モニタボデーに、左車側前方視認用モニタと右車
側前方視認用モニタを配置したり、左車側後方視認用モ
ニタと右車側後方視認用モニタを配置して使用してもよ
い。連合モニタボデーは使用しない時は、車室前方の天
井の格納位置に回動し、使用する時には運転者の視認で
きる使用位置に回動するが、サン・バイザーとしても使
用できる。
【0040】連合モニタボデーは、モニタボデーの回動
具をユニット化して使用するもので、モニタボデーの装
備重量に制限がなく安価に制作できるので便利である。
No.25視認カメラ装着車に使用する圧力シリンダー
式回動具は、回動具ボデーの両側の軸受に、回動軸を軸
支し、回動軸の中間に欠歯歯車を取り付け、回動具ボデ
ーに圧力シリンダーを設け、圧力シリンダーのピストン
ロッドの先端部にラックを取り付け、欠歯歯車と圧力シ
リンダーのラックとを歯合し、ピストンロッドの前進後
退により欠歯歯車を揺動し、欠歯歯車を取り付けた回動
具の端部に取り付けられたモニタボデーを回動可能にす
るものである。この圧力シリンダー式回動具を使用した
モニタボデーを傾動する場合は、遠隔操作される電磁バ
ルブの開閉によって圧力シリンダーを前進後退させて、
欠歯歯車を左右に揺動させることにより、モニタボデー
を格納位置より使用位置に回動して視認できるようにす
るもので、小さな据付容積にて大きな回動力を発揮し、
速度を容易に無段階に変化することができて速応性が高
い。
【0041】No.26視認カメラ装着車に使用する回
転体式モニタボデー回動具は、回動具ボデーの両側にサ
ポートフレームを取り付け、サポートフレームに回転体
の側壁を取り付け、回転体の回転体基盤に枢支軸を挿入
して枢支軸基盤に回転体を取り付ける。回転体基盤に緩
挿された枢支軸には、ウォームホイール、クラッチガイ
ド、クラッチプレート、圧縮スプリング、上部ワッシャ
等を順次挿入し、上部ワッシャの上面位置にUプレート
を配置して枢支軸に設けた係止溝に係止され、モータに
直結されたウォームや減速歯車群を経て回動されるウォ
ームホイールを回転体基盤に摩擦結合し、枢支軸に緩挿
したウォームホイールと連結する回転体側に配設したモ
ータ及び減速機構とより構成され、前記モータを駆動さ
せてモニタボデーを回動させるようにしたもので、この
回転体の回転体基盤に取付ベースを取り付け、取付ベー
スをモニタボデーの両端に取り付けて使用するものであ
る。この回転体式モニタボデー回動具は、電気操作が容
易で、回転体が摩擦駆動であるため、回動力の片寄りが
なくモニタボデーの回動が円滑にでき、車内で人体が接
触してもその位置で空転するので衝撃も小さく安全であ
る。また前記圧力シリンダー型と同様にユリット化でき
るので、回動具の数を増減することにより視認カメラ装
着車の機種の多様化や製造組立てが容易である。
【0036】No.27視認カメラ装着車は、前記単体
モニタボデーと連合モニタボデーとを組み合わせて、車
室前方上部に複数台設けるもので、重点とする視認方向
と補足的な視認方向の映像に層別したり、両面から確認
するために、左右の映像を層別して視認できるように使
用すると便利である。
【0037】No.28視認カメラ装着車は、多数のモ
ニタを長大な一台のモニタボデーに横に並べて装着し、
車室前方上部に設けたもので、モニタボデーを数箇所で
支持する方式が採用される。No.22視認カメラ装着
車は、モニタ数を多く装着できるので、ルーフ上に配置
するビデオカメラの数に制約がなく、視認性を自由に増
減できると共に、組立が容易で設備費用も安価にできる
点が優れている。また回転体は複数台で一本の車軸を回
動する構成にしても、回転体の摩擦回転機構により複数
台の回転体の集合力が有効に使えるので、回動するモニ
タボデーの必要な回動モーメントに応じて設備できるの
で便利である。
【0038】No.29視認カメラ装着車は、ルーフ上
の複数のビデカカメラから映像信号を伝送されるモニタ
を、車室内の天井周縁部と天井中心部との間に設けたも
のである。
【0039】No.30視認カメラ装着車は、ルーフ上
の複数のビデカカメラから映像信号を伝送されるモニタ
を、長大な一台のモニタボデーに横に並べて装着して車
室前方上部に設け、車室内の天井周縁部と天井中心部と
の間に多数のモニタを設けたものである。
【0040】No.31視認カメラ装着車は、車内の天
井にプロテクターを設けて、天井とプロテクターの間に
移動式モニタボデーを格納し、使用する時に格納位置か
ら、運転者の前方上部の使用位置に繰り出して、モニタ
に伝送されてくる映像を、運転者が視認して安全運転す
る視認カメラ装着車である。その態様は、移動式モニタ
ボデーを先端に吊り下げた摺動テーブルの前進後退によ
り、使用位置と格納位置に位置決めする移動式モニタボ
デーを装着した視認カメラ装着車である。
【0041】No.32視認カメラ装着車は、ルーフ下
にハウジングを取付け、摺動テーブルに摺動テーブル前
端アームを取り付け、摺動テーブル前端アームの両端下
に案内凸部を設け、ハウジングの内側部の上に案内溝部
を取り付け、案内凸部をハウジングの案内溝に嵌装し、
ハウジングの先端下部に倣カーブ材を取付け、摺動テー
ブルの摺動テーブル前端アームの先端にハンガーを取付
け、ハンガーに移動式モニタボデーの吊具軸を緩挿し、
移動式モニタボデーの吊具軸にクランク腕の下部を軸止
し、クランク腕の上部にローラ車を緩挿し、ローラ車を
倣カーブ材の表面に接触させ、倣カーブ材の前進後退に
より、移動式モニタボデーを、使用位置と格納位置に回
動するようにするものである。
【0042】No.33視認カメラ装着車は、ルーフ下
に取付けたハウジングの先端下部に欠歯ラックを取付
け、摺動テーブルの前端アームの先端に、移動式モニタ
ボデーを吊り下げるハンガーを取付け、ハンガーに挿入
されてキー止めされた下部支持軸に、移動式モニタボデ
ーの吊具軸を緩挿し、その吊具軸に欠歯歯車を添設して
固定し、上部支持軸に緩挿された転換歯車と噛み合わせ
る。転換歯車は片側をスラストワッシャを介してハンガ
ーの側面に対面し、転換歯車の片側を上部支持軸にUナ
ットで固定されたワッシャに支持されたスプリングによ
って連結換車を介して圧着されている。ハンガーの外側
で上部支持軸に挿入されキー止めされている回動歯車
は、回動歯車の外周が欠歯ラックの底面に接触可能で、
欠歯ラックの歯部とは噛み合うように、ハウジングの先
端下部の欠歯ラックに調節されている。摺動テーブルの
前進後退によって、欠歯ラックと回動歯車の接触によ
り、回動歯車の回転が転換歯車より吊具軸に固定された
欠歯歯車を回動して、移動式モニタボデーを使用位置と
格納位置に位置決めできるものである。
【0043】No.34視認カメラ装着車は、ルーフ下
にハウジングを取付け、ハウジングの内側部にテーブル
案内溝部を取り付け、摺動テーブルの両端に設けられた
テーブル案内凸部をハウジングのテーブル案内溝に嵌装
し、摺動テーブルの前端部にスチールベルトの後端部を
取り付け、ハウジングの前部に案内溝上部材と案内溝下
部材にてベルト案内溝を形成し、ベルト案内溝にスチー
ルベルトの両側を緩嵌し、ハウジングの前部に誘導案内
レールを取付け、スチールベルトの前端部に移動式モニ
タボデーをモニタボデー上部取付材とハンガー付き下部
摺動材にて挟着し、ハンガー付き下部摺動材の下面を誘
導案内レール面に当接し、吊具軸にてハンガー付き下部
摺動材のハンガーに移動式モニタボデーの吊具を軸支
し、テーブル案内溝、ベルト案内溝、誘導案内レールに
よって、円滑に誘導される移動式モニタボデーの前進後
退により移動式モニタボデーを、格納位置と使用位置に
回動する視認カメラ装着車である。
【0044】No.35視認カメラ装着車は、ルーフ下
に取付けたハウジングの上にボールねじを両端支持し、
ボールねじと噛み合うナツトを取り付けたナット保持体
を摺動テーブルに取り付け、摺動テーブルの両端に設け
られた案内凸部をハウジングの両側に設けられた案内溝
に嵌め合わせて直進運動を容易にし、ボールねじを減速
装置によって回動して、ナツト保持体のナツトを直線移
動させることにより、ナツト保持体を取り付けた摺動テ
ーブルを前進後退させて、移動式モニタボデーを使用位
置と格納位置に動かせるものである。
【0045】No.36視認カメラ装着車は、ルーフ下
にハウジングを取付け、ハウジングの上に跨げて両端支
持した梁材に、ナツトを取り付けたナット保持体を取り
付け、そのナツトと歯合するボールねじを摺動テーブル
に両端支持して取り付ける。ボールねじの片端は摺動テ
ーブル上に取り付けた減速装置に連結してモータにて回
転する。使用に際しては、モータを回転して減速機によ
りボールねじを回転することにより、ハウジングの梁材
に固定されたナット保持体のナットにより、直線運動し
て移動するボールねじは、その両端を支持された摺動テ
ーブルを前進後退させて、移動式モニタボデーを使用位
置と格納位置に動かすことができる。
【0046】No.37視認カメラ装着車は、ハウジン
グの両側にラックを取付け、そのラックと噛み合うピニ
オンと、ピニオンを駆動する減速機を摺動テーブルに取
り付け、摺動テーブルの両端に設けられた案内凸部をハ
ウジングの両側に設けられた案内溝に嵌め合わせて直進
運動を容易にし、モータを回転して減速機のウォームと
ウォームホィール等によって減速されたピニオンが固定
ラックの上を回転して、摺動テーブルにより移動式モニ
タボデーを前進後退させて使用することができる。
【0047】No.38視認カメラ装着車は、ハウジン
グの両側に跨がる梁材に、ピニオンとピニオンを駆動す
る減速機とモータを取付け、ピニオンと噛み合うラック
を摺動テーブルに取り付け、摺動テーブルの下に前端部
にモニタボデーを取り付けたスチールベルトや、フロン
トアームを設け、摺動テーブルの両端に設けられた案内
凸部をハウジングの両側に設けられた案内溝に嵌め合わ
せて直進運動を容易にし、モータを回転して減速機のウ
ォームとウォームホィール等によって減速されたピニオ
ンが、摺動テーブルに固定されたラックを駆動して、摺
動テーブルを前進後退させることにより、移動式モニタ
ボデーを使用位置と格納位置に動かすようにしたもので
ある。
【0048】No.39視認カメラ装着車は、ハウジン
グの両側に跨がる前部梁材に、スプロケットとスプロケ
ットを駆動する減速機とモータを取付け、スプロケット
を両側から挟んで噛み合う2条のローラチェーンを、ハ
ウジングの両側に跨がる後部梁材に取り付けた案内スプ
ロケットを経て一周し、各ローラチェーンの両端を摺動
テーブルの両側に設けた一対の張力調整具にそれぞれ連
結し、摺動テーブルの両端に設けられた案内凸部をハウ
ジングの両側に設けられた案内溝に嵌め合わせて直進運
動を容易にし、且つ摺動テーブルに後部梁材に取り付け
た定張力ばねの前端部を取付けて、スプロケットを逆回
転すればそれと同調して摺動テーブルを後退させる方向
に引張るようにしてある。このような構成により、モー
タを回転して減速機のウォームとウォームホィール等に
よって減速されたスプロケットが、その両側を挟んで噛
み合う2条のローラチェーンを正逆方向に引張り、摺動
テーブルを前進後退させ、移動式モニタボデーを使用位
置と格納位置に動かすようにしたものである。
【0050】No.40視認カメラ装着車は、ハウジン
グの両側に跨がる前部梁材に、圧力シリンダーを設けて
そのピストンロッドの先端部を、摺動テーブルの上に取
付けられたロッド保持部に連結し、摺動テーブルは、両
端に設けられた案内凸部をハウジングの両側に設けられ
た案内溝に嵌め合わせて直進運動を容易にし、その前進
後退を安定するために後部梁材に取り付けた定張力ばね
の前端部を取付けてある。圧力シリンダーの電磁バルブ
を遠隔操作で正逆に開閉することによりピストンロッド
を前進後退して、ロッド保持部により摺動テーブルを前
進後退させて移動式モニタボデーを使用位置と格納位置
に動かすものである。
【0051】No.41視認カメラ装着車は、ハウジン
グの両側に跨がる前部梁材にロッド保持部を設けて、摺
動テーブルの上に設けられた圧力シリンダーのピストン
ロッドの先端部を連結し、その前進後退を安定するため
に後部梁材に取り付けた定張力ばねの前端部を取付けて
ある。圧力シリンダーの電磁バルブを遠隔操作で正逆に
開閉することによりピストンロッドを前進後退して、固
定されたロッド保持部の反作用で、摺動テーブルを前進
後退させて移動式モニタボデーを使用位置と格納位置に
動かせるようにしたものである。
【0052】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例にもと
づき図面を参照して説明する。図1は、No.1視認カ
メラ装着車の左側面図、図2はビデオカメラ取付ベース
1の一部切断側面図、図3はその正面図、図4は視認カ
メラ装着車の一部切断平面図におけるビデオカメラ取付
ベース1の説明図である。No.1視認カメラ装着車
は、図示するように、枠状に形成されたビデオカメラ取
付ベース1の中心を、ルーフ上基点2として、そのルー
フ上基点2を中心に、放射線を20度または30度間隔
に引き、ビデオカメラ取付ベース1上にビデオカメラ取
付溝3を20度の場合18条を、30度の場合12条を
設けて、各ビデオカメラ取付溝3に筒状のビデオカメラ
4を、レンズ側を外向にして横置きして、このレンズに
対面するようにガラス窓5を側面に設けたガラス窓付ル
ーフ6を、ビデオカメラ取付ベース1に被せた車であ
る。ビデオカメラ4のシステムケーブル7は、映像処理
装置等(図示せず)を経て、車室内前方上部に取付けら
れたモニタボデー8のモニタ9にに連結される。モニタ
ボデー8は、運転者がフロントウィンド10越しに前方
の交通状況が容易に見れるように、その下端を従来のル
ームミラーの位置より高く設定する。従来のルームミラ
ーは撤去して、専用のモニタ9にて「後方視界の死角」
に煩わされない視認ができるようにする。
【0053】図4は、ビデオカメラ取付ベース1に、ル
ーフ上基点2を中心に20度間隔に放射線を引いて形成
したビデオカメラ取付溝3に設けたビデオカメラで、分
担する撮像方向により、背面左斜方向視認用ビデオカメ
ラ(「背面左斜」)4A、左車側後方視認用ビデオカメ
ラ(「左後」)4B、車側左横後方視認用ビデオカメラ
(「左横後」)4C、車側左横中央後方視認用ビデオカ
メラ(「左横中後」)4D、車側左横中央前方視認用ビ
デオカメラ(「左横中前」)4F、車側左横前方視認用
ビデオカメラ(「左横前」)4G、左車側前方視認用ビ
デオカメラ(「左前」)4H、正面左方向視認用ビデオ
カメラ(「正面左」)4I、背面視認用ビデオカメラ
(「背面」)4J、正面視認用ビデオカメラ(「正
面」)4K、正面右方向視認用ビデオカメラ(「正面
右」)4L、右車側前方視認用ビデオカメラ(「右
前」)4M、車側右横前方視認用ビデオカメラ(「右横
前」)4N、車側右横中央前方視認用ビデオカメラ
(「右横中前」)4O、車側右横中央後方視認用ビデオ
カメラ(「右横中後」)4Q、車側右横後方視認用ビデ
オカメラ(「右横後」)4R、右車側後方視認用ビデオ
カメラ(「右後」)4S、背面斜右方向視認用ビデオカ
メラ(「背面斜右」4Tの順にビデオカメラ4を取り付
け、車室内に設けたモニタ9にて所望とする方向の交通
状況を視認できるようにする。
【0054】図5はNo.2視認カメラ装着車の一部切
断平面図におけるビデオカメラ取付ベースの説明図であ
る。図示するように、ルーフ下のハウジングの上に設け
たビデオカメラ取付ベースに、その下の運転席に座った
運転者の頭上に相当する点を、ビデオカメラ取付ベース
1に設定して、その点をルーフ上基点2とし、そのルー
フ上基点2を中心に、ビデオカメラ取付ベース1上に放
射線を引くが、図4では30度間隔の放射線のビデオカ
メラ取付溝3を、ビデオカメラ取付ベース1に削成し
て、各ビデオカメラ取付溝3に筒状のビデオカメラ4を
レンズ側を外向にして横置きし、そのレンズに対面する
ようにガラス窓5を側面に設けたガラス窓付きルーフ6
を、ビデオカメラ取付ベース1に被せた車である。この
車は、運転者を中心としているために、ビデオカメラ取
付ベース1上に削成される放射線状のビデオカメラ取付
溝3は、図示するように運転席側に偏った配置になって
いる。そのため車室内前方上部11に取付けられたモニ
タ9の映像は、恰も運転者が頭をルーフ12上に出し
て、四方を見渡しているような映像として視認すること
ができる。この点本発明の意図する人間が危険を感じた
らそれから退避する本能が発揮し易いため、交通事故を
未然に防止することに効果がある。
【0055】図6はNo.3視認カメラ装着車の左側面
図、図7はその正面図、図8はその平面図で、ビデオカ
メラ4をルーフ上周縁部に八文銭形に配置し,ルーフ前
縁部13の左端に左車側前方視認用ビデオカメラ(「左
前」)4Hを取り付け、中央に正面視認用ビデオカメラ
(「正面」)4K、右端に右車側前方視認用ビデオカメ
ラ(「右前」)4Mを取り付け、ルーフ後縁部14の左
端に左車側後方視認用ビデオカメラ(「左後」)4Bを
取り付け、中央に背面視認用ビデオカメラ(「背面」)
4J、右端に右車側後方視認用ビデオカメラ(「右
後」)4Sを取り付け、ルーフ左側縁部15の中央に車
側左方向視認用ビデオカメラ(「左横」)4Eと、右側
縁部16の中央に車側右方向視認用ビデオカメラ(「右
横」)4Pを取り付け、フロントウインド10の上部の
車室内前方上部11にモニタボデー8を設けたものであ
る。ビデオカメラ4は図示するように半球形の透明保護
具17を覆設してルーフ12上のルーフ前縁部13、ル
ーフ後縁部14、ルーフ左側縁部15、ルーフ右側縁部
16に配置して取り付けられている。そして車の周囲3
60度の視界を8台のビデオカメラ4で分担して、各ビ
デオカメラ4で撮像した映像信号をモニタボデー8に装
着してあるモニタ9に伝送して、運転者がその映像を視
認して運転できるようにしてある。このモニタ9の映像
は車自体の欠点として有している視界の死角に全く影響
されないものであるから、従来車よりも確実な状況判断
にて運転ができるという利点がある。
【0056】図9は、No.4視認カメラ装着車の一部
切断平面図である。図示するように、フロントウィンド
10の上部の車内に、ビデオカメラ4からの映像信号を
伝送してモニタ9の映像を視認するモニタボデー8が設
けられ、ルーフ12上には、その映像信号を伝送するビ
デオカメラ4を、ルーフ上周縁部に六文銭形に配置し、
ルーフ前縁部13の左端に左車側前方視認用ビデオカメ
ラ(「左前」)4Hを取り付け、右端に右車側前方視認
用ビデオカメラ(「右前」)4Mを取り付け、ルーフ後
縁部14の左端に左車側後方視認用ビデオカメラ(「左
後」)4B、右端に右車側後方視認用ビデオカメラ
(「右後」)4Sを取り付け、ルーフ左側縁部15とル
ーフ右側縁部16の中央にそれぞれ車側左方向視認用ビ
デオカメラ(「左横」)4Eと、車側右方向視認用ビデ
オカメラ(「右横」)4Pを取り付けた車で、車側左方
向視認用ビデオカメラ(「左横」)4Eと、車側右方向
視認用ビデオカメラ(「右横」)4Pにて車の左右の交
通状況を視認できるようにし、ルーフ前縁部13の左車
側前方視認用ビデオカメラ(「左前」)4Hと、右車側
前方視認用ビデオカメラ(「右前」)4Mの2台で車の
前方180度の視界を分担し、ルーフ後縁部14の左車
側後方視認用ビデオカメラ(「左後」)4Bと、右車側
後方視認用ビデオカメラ(「右後」)4Sの2台で車の
後方180度の視界を分担して、6台のビデオカメラ4
で車の周囲360度の視界を確実に視認できるようにし
たものである。
【0057】図10は、No.5視認カメラ装着車の一
部切断平面図である。図示するように、ルーフ12上に
5台のビデオカメラ4を台形に配置して、ルーフ前縁部
13の左端に左車側前方視認用ビデオカメラ(「左
前」)4H、中央に正面視認用ビデオカメラ(「正
面」)4K、右端に右車側前方視認用ビデオカメラ
(「右前」)4Mを取り付け、ルーフ後縁部14の左端
に左車側後方視認用ビデオカメラ(「左後」)4Bを、
右端に右車側後方視認用ビデオカメラ(「右後」)4S
を取り付けたもので、左車側前方視認用ビデオカメラ
(「左前」)4Hと、右車側前方視認用ビデオカメラ
(「右前」)4Mは電動回動式にして車側方向の視認も
カバーできるようにし、ルーフ後縁部14の左車側後方
視認用ビデオカメラ(「左後」)4Bと、右端に右車側
後方視認用ビデオカメラ(「右後」)4Sも電動回動式
にして視界の担当範囲を大きくしてもよい。
【0058】図11は、No.6視認カメラ装着車の一
部切断平面図である。図示するように、ルーフ12上に
4台のビデオカメラ4を四方形に配置して、ルーフ前縁
部13の左端に左車側前方視認用ビデオカメラ(「左
前」)4Hを取り付け、右端に右車側前方視認用ビデオ
カメラ(「右前」)4Mを取り付け、ルーフ後縁部14
の左端に左車側後方視認用ビデオカメラ(「左後」)4
Bを取り付け、右端に右車側後方視認用ビデオカメラ
(「右後」)4Sを取り付けたもので、ビデオカメラ4
の数の少なさを、透明保護具17内に覆設するビデオカ
メラ4を複数にしたり、或いは電動回動機123に乗せ
たり、或いは電動ミラー駆動装置82を併設したりし
て、車の周囲360度の視界を確実に把握できるように
する。
【0059】図12は、No.7視認カメラ装着車の一
部切断平面図である。図示するように、ルーフ12上に
4台のビデオカメラ4を菱形に配置して、ルーフ前縁部
13の中央に正面視認用ビデオカメラ(「正面」)4K
と、ルーフ後縁部14の中央に背面視認用ビデオカメラ
(「背面」)4Jを取り付け、ルーフ左側縁部15とル
ーフ右側縁部16の中央にそれぞれ車側左方向視認用ビ
デオカメラ(「左横」)4Eと、車側右方向視認用ビデ
オカメラ(「右横」)4Pを取り付けたもので、各4台
のビデオカメラ4で、それぞれ90度の視界を分担し
て、それぞれの映像信号をモニタ9に伝送して視認する
が、更に透明保護具17内に覆設するビデオカメラ4を
複数にしたり、或いは電動回動機123に積載したり、
或いは電動ミラー駆動装置82を併設する等して、車の
周囲360度の視界を確実に把握できるようにする。
【0060】図13は、No.8視認カメラ装着車に使
用する電動回動式単眼透明保護具34の一部切断側面
図、図14はその一部切断平面図である。No.8視認
カメラ装着車は、ルーフ前縁部13やルーフ後縁部14
の左右に取り付けた取付ベース18に第一枢支軸19を
立設し、第一枢支軸19に第一回転体20を取り付け、
第一回転体20の第一回転体側板21に第二枢支軸22
を立設し、第二枢支軸22に第二回転体23を取り付
け、第二回転体23に透明保護具ボデー24の透明保護
具ボデー基部25を取り付け、透明保護具ボデー前部2
6にガラス窓5を取り付け、ガラス窓5に対面して1台
のビデオカメラ4を透明保護具ボデー24の内部に取り
付け、透明保護具ボデー24内部にガラス面に付着する
雨水や汚れを拭きとる第一電動ワイパー装置38を装着
し、第一枢支軸19を中心に第一回転体20を回動し
て、第一回転体側板21に取り付けた透明保護具ボデー
24を水平方向に回動し、第二回転体23にて透明保護
具ボデー24を、水平な第二枢支軸22を中心に上下方
向に回動できるようにする。第二回転体23の構成は第
一回転体20の構成と同じにし、第一回転体20の構成
は、取付ベース18に取付けられた第一枢支軸基盤28
に立設した第一枢支軸19に、透明保護具ボデー24を
第二枢支軸22にて取り付けた第一回転体20の第一ボ
ス29を挿通し、第一枢支軸19に緩挿した第一ウォー
ムホイール30と歯合する第一ウォーム28を回動する
第一回転体20側に配設した第一モータ31及び第一減
速歯車群32とより構成され、第一モータ31を駆動さ
せて透明保護具ボデー24を回動するもので、第一枢支
軸19を挿通す第一回転体20の第一回転体ボス29の
内面下端部と第一基部28の上面との間に転がり軸受3
3を設け、第一回転体ボス29の上面と第一ウォームホ
イール30の内面下端部との間に転がり軸受33を設け
たものである。このような回転体を2台装着した透明保
護具17は、第一回転体20によって車側の外方に水平
に回動し、第二回転体23によって上下に回動して、透
明保護具17に内装されたビデオカメラ4により、所望
の車側前方の交通状況を自由に撮像できる。電動回動式
単眼透明保護具34の利点は、透明保護具17が水平方
向と上下方向の360度の範囲を自由に回動できる機能
と、ビデオカメラ4の撮像機能とが助け合って、運転者
がこれまで見えなかった場所の危険が容易に発見できる
ことである。また透明保護具を車側に回動して視認でき
るので、片道一車線の道路上にて対向車線が渋滞してい
る場合に、対向車線の車の間から人や自転車が突然横断
しても、いち早く発見できて、不注意による交通事故を
未然に防止することができる。
【0061】図15はNo.9視認カメラ装着車に使用
する電動回動式複眼透明保護具35の一部切断平面図、
図16は電動回動式複眼透明保護具35を車側に回動し
て使用しているNo.9視認カメラ装着車の正面図、図
17はその背面図、図18は電動回動式複眼透明保護具
35の先端を車の中央に回動したNo.9視認カメラ装
着車の正面図、図19は電動回動式透明保護具35を格
納位置に回動したNo.9視認カメラ装着車の背面図で
ある。No.9視認カメラ装着車は、図15に示すよう
に、電動回動式複眼透明保護具35の前部に180度方
向を変えた第一ビデオカメラ36と第二ビデオカメラ3
7をそれぞれ横置きして取付け、第一ビデオカメラ36
と、第二ビデオカメラ37のレンズに対面する側のガラ
ス窓5、5に第一電動ワイパー装置38と第二電動ワイ
パー装置39を装着した車である。
【0062】このNo.9視認カメラ装着車は、車側に
おける車側前方と車側後方の映像が同時に視認できるの
で、運転席の横の窓から外に頭を出して前後の状況を見
る必要が無くなり便利である。電動回動式複眼透明保護
具35を車側に回動して使用すると、図16に示すよう
に、両側の電動回動式複眼透明保護具35の第一ビデオ
カメラ36で車側前方の交通状況が映像でき、同時に図
17に示すように、第二ビデオカメラ37で車側後方の
交通状況が映像できる。この第一ビデオカメラ36にて
車側前方を撮像し、第二ビデオカメラ37で車側後方を
撮像した映像信号は、図16と図17に示す車室前方上
部のモニタボデー8に装着されたモニタ9に伝送され
て、運転者によって視認される。また図18に示すよう
に、ルーフ12上の左右に取り付けた電動回動式複眼透
明保護具35の透明保護具ボデー24の先端を、ルーフ
前縁部13の中央に回動して使用すると、左右の電動回
動式複眼透明保護具35の第二ビデオカメラ37で、前
方視認範囲を分担して使用する方法では、視界を広くし
て安全走行に便利な映像を視認できるばかりか、左右の
電動回動式複眼透明保護具35の第二ビデオカメラ37
を複眼方式で、前方の交通状況を撮像して使用する方法
では、前方の道路状況や交通状況に焦点を合わせて撮像
し、その映像信号を画像処理装置(図示しない)を経て
映示されたモニタ9の映像を運転者が視認することがで
きる。またルーフ12上のルーフ後縁部14の左右に取
付けられた電動回動式複眼透明保護具35においても、
同様に便利に使用される。電動回動式複眼透明保護具3
5を装着したNo.9視認カメラ装着車は、単にビデオ
カメラ4を1台追加しただけで、回動位置における前後
の交通状況や道路状況が同時に掌握できるので、その安
心の度合いはすこぶる大きくそのため安全運転を容易に
することができる。
【0063】図20はNo.10視認カメラ装着車に装
着するフェザーキー式電動ミラー駆動装置(以下電動ミ
ラー駆動装置と略称する。)40の球継手部41を取り
付けたミラーボデー42の平面図、図21は電動ミラー
駆動装置40の展開断面図である。本発明のNo.10
視認カメラ装着車に使用するビデオカメラ4の使用方法
において、縦立したビデオカメラ4に電動ミラー駆動装
置40を併設して、透明保護具17を覆設したものであ
る。本発明に使用される電動ミラー駆動装置40は、び
びりの発生なく正確かつ円滑に機能を発揮させるために
フェザーキー43を活用したものである。電動ミラー駆
動装置40の構成を明確にするために、図20に示す電
動ミラー駆動装置40の球継手部41の平面配置におい
て、上下用進退杆球継手44より主球継手45を経て左
右用進退杆球継手46に至る仮想切断面を想定した図2
1に示す電動ミラー駆動装置40の展開断面図を作成し
て説明する。
【0064】本発明に使用される電動ミラー駆動装置4
0は、図示するように、ミラーボデー42の中央側面に
形成された主球継手45を中心に、90度の位置に上下
用進退杆球継手44と左右用進退杆球継手46を配置し
て、それに対面してミラー取付板47には主球座48と
上下用進退杆球座40と左右用進退杆球座50が形成さ
れ、上下用進退杆球継手44と上下用進退杆球座49、
主球継手45と主球座48、左右用進退杆球継手46と
左右用進退杆球座50が、それそれ嵌設される。主球継
手45は、ミラーボデー42の第一側面51に一体に形
成され、ミラー取付板側軸受53は、ミラーボデー42
の第一側面51に一体に形成され、フエザーキー取付軸
受53は、ミラーボデー42の第二側面52に一体に形
成され、フエザーキー取付軸受53の孔面にフエザーキ
ー43が取付けられている。上下用進退杆55と左右用
進退杆56は、片端にはミラー取付板47の上下用進退
杆球座49と左右用進退杆球座50にそれぞれ嵌装され
る上下用進退杆球継手44と左右用進退杆球継手46が
形成され、ミラーボデー42のミラー取付板側軸受53
と、フエザーキー取付軸受54に挿入して支持されてい
る。進退杆のフエザーキー取付軸受側54側には、進退
杆の作用範囲に相当する長さのフエザーキー溝57が削
成され、前記フエザーキー取付軸受54に取り付けたフ
エザーキー43が、上下用進退杆55と左右用進退杆5
6の各フエザーキー溝57に嵌装されている。上下用進
退杆55と左右用進退杆56の各中央部にはオスネジ部
58が、進退杆の作用範囲に相当する長さに削成され
て、上下用駆動モータ60と左右用駆動モータ61によ
り、それぞれ回動される上下用ウォームホィール62の
メスネジ部59と左右用ウォームホィール63のメスネ
ジ部59と歯合されている。上下用ウォームホィール6
2と左右用ウォームホィール63の両側は、ミラー取付
板側軸受53とフエザーキー取付軸受54のミラーボデ
ー42の内側に接触し、摺動して回転可能になってい
る。
【0065】電動ミラー駆動装置40のミラー64を上
下方向に回動する場合は、上下用駆動モータ60を遠隔
操作して回転させると、回転する上下用ウォームホィー
ル62のメスネジ部59によって、上下用進退杆55の
オスネジ部58はフエザーキー43の作用で回転されず
に軸方向に移動する。そのことによりミラー取付板47
の上下用進退杆球座49に嵌設される上下用進退杆球継
手46が進退することにより、主球継手45を中心にし
てミラー取付板47は上下方向に傾動する。またミラー
64を左右方向に回動する場合は、左右用駆動モータ6
1を遠隔操作して回転させると、回転する左右用ウォー
ムホィール63のメスネジ部59によって、左右用進退
杆56のオスネジ部58はフエザーキー43の作用で回
転されずに軸方向に移動する。そのことによりミラー取
付板47の左右用進退杆球座50に嵌設される左右用進
退杆球継手46が進退することにより、主球継手45を
中心にしてミラー取付板47は左右方向に傾動する。ま
た同時に上下用駆動モータ60と左右用駆動モータ61
を遠隔操作して回転させると、上下方向と左右方向の合
成した斜め方向にミラーを傾動して、通常では見にくい
状況の映像をモニタ9にて視認することができて便利で
ある。本発明用として工夫された電動ミラー駆動装置4
0は、フエザーキー43の作用効果により、円滑にミラ
ー64の傾動機能を精密に調節でき、ビデオカメラ4に
反射した映像信号を正確に伝送できるので、視認カメラ
装着車の目的を的確に達成することができる。
【0066】図22はNo.10視認カメラ装着車に使
用される裾野型電動ミラー駆動装置付透明保護具65の
正面図、図23はその切断側面図である。裾野型電動ミ
ラー駆動装置付透明保護具65は、車のルーフ12上か
ら安定した態様でビデオカメラ4の位置を高く設定し
て、電動ミラー駆動装置40のミラー64の傾動によっ
て所望する方向の状況の映される範囲を大きくすること
ができる。透明保護具17は裾部を透明保護具基台66
に取付け、透明保護具基台66にビデオカメラ取付台6
7に取り付け、ビデオカメラ取付台67にビデオカメラ
4と保持アーム68を取り付け、かつ電球98を添設す
る。保持アーム68に電動ミラー駆動装置40のミラー
ボデー42のミラーボデー取付部69を取り付ける。透
明保護具17にガラス窓5を設け、ガラス窓5の下部に
ピボット軸70を取り付け、ガラス71表面を扇形状に
揺動するワイパー(図示せず。)をワイパーアーム72
に取り付け、ワイパーアーム72をピボット軸70に取
り付ける。ピボット軸70に出力クランク&出力リンク
73を連結し、ギヤボックス75内でワイパー用ウォー
ムホィール78をワイパー用ウォームホィール軸79に
て軸支し、ワイパーモータ76にて回転されるワイパー
用ウォーム77をワイパー用ウォームホィール78と歯
合し、ワイパー用ウォームホィール軸79に取り付けら
れた入力クランク&入力リンク74を、リンクロッド8
0によって出力クランク&出力リンク73と連結して、
ワイパーモータ76にてワイパーアーム72を揺動させ
る電動ワイパー装置38を設けたものである。
【0067】図24はNo.10視認カメラ装着車に使
用される円筒型電動ワイパー装置付透明保護具83の切
断側面図である。図示するように、透明保護具17を透
明保護具基台66に立設し、透明保護具基台66に支持
されたビデオカメラ取付台67にビデオカメラ4を縦立
し、ビデオカメラ取付台67に保持アーム68を添設
し、かつ電球98を添設する。保持アーム68にミラー
ボデー42のミラーボデー取付部69を取り付け、透明
保護具ボデー24にガラス窓5を設け、透明保護具ボデ
ー24にワイパーアーム72を取り付けたピボット軸7
0を緩挿したピボット81を取り付け、ワイパーモータ
76にて回転するワイパー用ウォーム77に歯合するワ
イパー用ウォームホィール78のワイパー用ウォームホ
ィール軸79に取り付けられた入力クランク&入力リン
ク74と出力クランク&出力リンク73をリンクロッド
80にて連結し、ワイパーアーム72の先端に取り付た
ワイパーを扇形状に揺動するにより、ガラス71面に付
着する雨水や汚れを除去する電動ワイパー装置38を装
着する。この円筒型電動ワイパー装置付透明保護具83
は、ルーフ12上に透明保護具基台66を取り付けて使
用したり、図示するように下半分をルーフ12下に沈め
て使用する。
【0068】図25はNo.11視認カメラ装着車に使
用される非回動型の電動ワイパー装置付複眼透明保護具
の切断正面図、図26はその切断平面図である。この構
成は、ビデオカメラ取付台67を、各電動ミラー駆動装
置付ビデオカメラ82毎に設けて、第一ビデオカメラ取
付台134に第一ビデオカメラ36を取り付け、第二ビ
デオカメラ取付台135に第二ビデオカメラ37を取り
付けるようにしたもので、透明保護具基台66に対称的
に配置したので、透明保護具17全体の高さがは低くな
る。透明保護具ボデー24には、視認方向を180度振
り分けた2方向のガラス窓5を設け、各ガラス窓5に第
一電動ワイパー装置38と第二電動ワイパー装置39を
設ける。ガラス窓5の下方に先端にワイパーを付けるワ
イパーアーム72を取り付けたピボット軸70を緩挿し
たピボット81を取付け、ピボット軸70の基端部に出
力クランク&出力リンク73を取り付け、出力クランク
&出力リンク73と入力クランク&入力リンク74とを
リンクロッド80で連結する。入力クランク&入力リン
ク74は、ワイパーモータ76にワイパー用ウォーム7
7を直結し、ギヤーボックス75内にてワイパー用ウォ
ーム77とワイパー用ウォームホィール78を歯合し、
ワイパー用ウォームホィール78にキー止めされたワイ
パー用ウォームホィール軸79を第一軸受136に緩挿
し、ワイパー用ウォームホィール軸79の先端部に入力
クランク&入力リンク74を取り付けものである。第一
電動ワイパー装置は、ワンパーモータ76の回転をワイ
パー用ウォーム77、ワイパー用ウォームホィール7
8、ワイパー用ウォームホィール軸79、入力クランク
&入力リンク74、リンクロッド80、出力クランク&
出力リンク73、ピボット軸70を経て、ワイパーアー
ム72の先端に取付けられたワイパーを扇形状に往復揺
動させることにより、透明保護具17のガラス窓5のガ
ラス71に付着する雨水や汚れを拭き取って、視認性の
よい映像をモニタ9に伝送することができる。図32に
示すように対称的に配置して透明保護具基台66に取付
けたので透明保護具全体の高さは低くなる。なお電動ミ
ラー駆動装置は、ミラー64の傾動機能が精密に調節で
きれば、他の装置を使用しても差支えはない。
【0069】図27はNo.11視認カメラ装着車に使
用する電動ワイパー装置付複眼透明保護具の切断正面図
である。この構成は、1台のビデオカメラ取付台67を
共用して、第一ビデオカメラ36と第二ビデオカメラ3
7をビデオカメラ取付台67に取り付けたもので、それ
だけ透明保護具17全体の高さを高くなる。このように
ビデオカメラを180度向きを変えて前後の状況を視認
できるようにすることは大きな利点がある。人は前後の
状況が判れば安心して前に進めるように、車を運転する
際に、前後の交通状態や道路状態の安全が確認できれ
ば、安心してハンドル操作ができる。No.11視認カ
メラ装着車においては、ルーフ前縁部13の左端に取り
付ければ、透明保護具17内の電動ミラー駆動装置付ビ
デオカメラ82を、左車側前方視認用ビデオカメラ
(「左前」)4Hと左車側後方視認用ビデオカメラ
(「左後」)4Bとして使用することができる。またル
ーフ後縁部14の右端に取り付けると、透明保護具17
内の電動ワイパー装置付きビデオカメラ82を、右車側
前方視認用ビデオカメラ(「右前」)4Mと右車側後方
視認用ビデオカメラ(「右後」)4Rとして使用するこ
とができる。ルーフ前縁部13の右端やルーフ後縁部1
4の左端に取り付ける場合も同様に使用できる。No.
11視認カメラ装着車は、狭い道路を走行する際や車庫
入や駐車場にて運転する場合に便利である。
【0070】図28はNo.12視認カメラ装着車に使
用される円筒型電動ワイパー装置付透明保護具83の切
断側面図である。この円筒型電動ワイパー装置付透明保
護具83は、視認範囲を拡大するため透明保護具17を
水平方向に回動するために、図示するように円筒型電動
ワイパー装置付透明保護具83の下端部を回転体基盤8
5に取り付け、回転体基盤85の上に回転体84を取り
付けたものである。この回転体84は、取付ベース86
に取付けられた枢支軸基盤87に立設した枢支軸88
を、透明保護具ボデー24を取り付けた回転体基盤85
の回転体ボス92に挿通し、枢支軸88に緩挿したウォ
ームホイール89と連結する回転体84側に配設した回
転体モータ90及び減速歯車群91とより構成され、回
転体モータ90を駆動させて透明保護具ボデー24を回
動するもので、枢支軸28を挿通した回転体基盤85の
回転体ボス92の内面下端部と枢支軸基盤87の上面と
の間に転がり軸受93を設け、回転体ボス92の上面と
ウォームホイール89の内面下端部との間に転がり軸受
93を設けたもので、電動ミラー駆動装置40の繊細な
視認角度調節の優秀性に、回転体84回動による大きな
視認角度調節が組み合わされて、No.12視認カメラ
装着車の性能を更に向上したものである。運転席より遠
隔操作される回転体モータ90により、回転体基盤85
に取り付けられた電動ワイパー装置付透明保護具を水平
方向に360度回動し、更に透明保護具に内装された電
動ミラー駆動装置40のミラー64にて左右上下に精密
傾動できるので、優れた撮像効果を奏するものである。
【0071】固定式ワイパー装置付透明保護具には、透
明保護具17を電動ミラー駆動装置付ビデオカメラ82
に覆設した透明保護具全体を昇降する全体型固定式ワイ
パー装置付透明保護具94と、電動ミラー駆動装置付ビ
デオカメラ82を保持筒96上に固定し、外側の透明保
護具17だけを昇降する個別型固定式ワイパー装置付透
明保護具95があり、またその昇降装置には、ネジとナ
ットを使用する電動ネジ型と、空気圧シリンダーや油圧
シリンダーを使用する圧力シリンダー型とがある。透明
保護具17は全部ガラス体とするか、上部ガラス体10
0と下部金属体101を環状取付材102にて接着剤で
結合した組合型が使用される。固定式ワイパー装置は、
昇降装置によって上下する透明保護具基台97と、その
下部の保持筒基台97との間の空間は、恰も空気シリン
ダーのようになるので、透明保護具基台66が上下運動
をする際に空気抵抗が発生しないように、保持筒96に
外部と通ずる空気孔27を設けて外部に空気を逃がした
り、保持筒96の内面に空気流通溝(図示せず。)を設
けて、透明保護具17の下部金属体101の外面とによ
って形成される多数の溝空路(図示せず。)から、上方
の固定ワイパー109の接触部から外部に空気を逃が
し、その際にガラス面の雨水や塵埃も吹き飛ばすように
してもよい。また保持筒96内には、自然現象として発
生する「空室の呼吸作用」にて塵埃や雨水等が溜まるの
で、掃除用や排水用として外部と連絡するドレンホース
99を保持筒96に設ける。
【0072】図29はNo.13視認カメラ装着車に使
用される電動ネジ型の全体型固定式ワイパー装置付単眼
透明保護具94の切断正面図である。この構成は、ワイ
パーモータ76より減速歯車群を経て回転する昇降用ウ
ォームホィール103のボスにメスネジ部104を取付
け、昇降用ウォームホィール103の上面と下面を上部
軸受105と下部軸受106にて挟持し、上部軸受10
5と下部軸受106は車輪のボスのように形成した軸受
腕部107の外方を一体に形成した軸受外環部108を
保持筒96の内周にボルト締めして取付けてある。昇降
用オスネジ軸110は昇降用ウォームホィール103の
ボスに取り付けられたメスネジ部104に歯合し、昇降
用オスネジ軸110の上端は保持筒96の内面に挿入さ
れた透明保護具基台66の下面に螺嵌して取り付けら
れ、昇降用オスネジ軸110の下端は、透明保護具基台
66が下降してくる場合にメスネジ部104から下方に
出るようになっている。また保持筒96の上部に固定ワ
イパー109を取付け、保持筒96の内面を摺動して上
下する透明保護具17の上部ガラス体100の表面に、
固定ワイパー109の先端部を接触して取付ける。透明
保護具17は全体をガラス体としてもよいが、図示する
ように上部ガラス体100と下部金属筒体101を、ガ
ラス体接合部281で突き合わせて、ガラス体接合部2
81に内接する環状取付材102にて接着剤で結合して
一体にしたものである。この上部ガラス体100と下部
金属筒体101の結合方法は、予め下部金属筒体101
の上端部に環状取付材102を取り付けたような受口部
を形成し、その受口部に上部ガラス体100の下端部を
挿入して接着剤で結合してもよい。以上の構成で昇降用
ウォームホィール103を正逆回転することにより、回
転するメスネジ部104は、上部軸受105と下部軸受
106によって移動せず回転する昇降用ウォームホィー
ル103のため、昇降用オスネジ軸110が上方の透明
保護具基台66を押し上げたり、引き下げる往復運動の
結果、透明保護具17の上部ガラス体100の表面に付
着している雨水や汚れは固定ワイパー109で掻き落と
されるのである。この装置の往復運動は、透明保護具基
台66に取付けられた板カムと保持筒96の下部内周に
取付けられた上下切替用のマイクロスイッチによって行
われる。
【0073】図30はNo.14視認カメラ装着車に使
用される圧力シリンダー型の固定式ワイパー装置付単眼
透明保護具94の切断正面図、この構成は、透明保護具
17を上部ガラス体100と下部金属体101のガラス
体接合部281を、環状取付材102にて結合して、上
部ガラス体100と下部金属体101を一体になし、下
部金属体101の下端部を透明保護具基台66に取り付
け、透明保護具17を保持筒96の内部に嵌装する。透
明保護具基台66の上にビデオカメラ取付台67を設
け、ビデオカメラ取付台67に1組の電動ミラー駆動装
置付ビデオカメラ82を取り付け、透明保護具基台66
の下面に圧力シリンダー111を縦立してヘッドカバー
112を取付け、保持筒基台97の上面にピストンロッ
ド113の先端部を挿入してロッドナット114で締着
し、シリンダーチューブ115の両端をヘッドカバー1
16とロッドカバー117にて取り付け、ロッドカバー
117を貫通するピストンロッド113の片端に、ピス
トン118をピストンナット119で取り付け、ピスト
ンロッド113の他端にロッドナット114を取り付け
た圧力シリンダー111のピストンロッド113にて透
明保護具基台66を上下運動させる。そして保持筒96
の上端部に固定ワイパー109を取付けて、保持筒96
の上部内周を摺動して上下に出入りする透明保護具17
の上部ガラス体100の表面を拭う固定ワイパー109
の先端部を接触して取付ける。このような構成により、
遠隔操作して圧力シリンダー111の電磁バルブを開閉
して、ピストンロッド113を出し入れすると、透明保
護具基台66の上の透明保護具17が、保持筒96の内
部を摺動して昇降し、透明保護具の上部ガラス体100
に付着している雨水や汚れを固定ワイパー109で拭き
取るものである。この時に保持筒96内は恰も透明保護
具基台66をピストンにしたようにシリンダー化するの
で、内部の空気を外部に出入できるようにすることが必
要である。この透明保護具17の昇降自動化は、図示し
ないが、透明保護具基台66の下に板カムを取付け、保
持筒96の下部内周に上下切替用のマイクロスイッチを
取り付けて、板カムが下切替用のマイクロスイッチと上
切替用のマイクロスイッチに当ると、昇降作用が自動的
に切り替るようにする。
【0074】図31はNo.15視カメラ装着車に使用
される圧力シリンダー型の固定式ワイパー装置付単眼透
明保護具95の圧力シリンダー111を、保持筒基台9
7上にヘッドカバー112を取り付けて縦立したもので
ある。この構成は、ビデオカメラ取付台67に電動ミラ
ー駆動装置付きビデオカメラ82を取付け、ビデオカメ
ラ取付台67を透明保護具基台66に取付け、透明保護
具17を上部ガラス体100と下部金属体101を環状
取付材102にて結合し、下部金属体101の下端部を
透明保護具基台66に取り付け、透明保護具17を保持
筒96の内部に嵌装する。保持筒基台97の上に圧力シ
リンダー111を縦立する。圧力シリンダー111は一
例として、図示するようにシリンダーチューブ115の
両端をヘッドカバー116とロッドカバー117に取り
付け、ロッドカバー117を貫通するピストンロッド1
13の片端に、ピストン118をピストンナット119
で取り付け、ピストンロッド113の他端にロッドナッ
ト114を取り付ける。圧力シリンダー111のヘッド
カバー116を保持筒基台97の上に取り付け、圧力シ
リンダー111のピストンロッド113の先端部をロッ
ド取付材284に挿入してロッドナット114で締着
し、ロッド取付材284を透明保護具基台66の下面に
取り付けて、圧力シリンダー111の圧力にて透明保護
具基台66を上下運動させるようにする。そして保持筒
96の上部に固定ワイパー基部120を取り付け、透明
保護具17の上部ガラス体100の表面に固定ワイパー
109の先端部を接触して取付ける。このような構成に
より、遠隔操作して圧力シリンダー111の電磁バルブ
を開閉して、ピストンロッド113を出し入れすると、
透明保護具基台66の上の透明保護具17が、保持筒9
6の内部を摺動して昇降し、透明保護具17の上部ガラ
ス体に付着している雨水や汚れを固定ワイパー109で
拭き取るものである。
【0075】図32はNo.16視認カメラ装着車に使
用される圧力シリンダー型の固定式ワイパー装置付単眼
透明保護具の切断正面図である。単眼透明保護具121
は、ルーフ12下に保持筒96を取り付け、保持筒66
内に透明保護具17を嵌装し、透明保護具17の下部金
属体101に透明保護具基台66を取付け、圧力シリン
ダー111を透明保護具基台66上の透明保護具17の
内部に配置し、透明保護具基台66の上に圧力シリンダ
ー111のロッドカバー117を取り付け、圧力シリン
ダー111のピストンロッド113の先端部を保持筒基
台66に取り付け、保持筒96の上部と透明保護具17
の上部ガラス体100との接触部に固定ワイパー109
を取付けたもので、この特徴は装置全体の高さを低くす
ることである。
【0076】図33はNo.17視認カメラ装着車に使
用される全体型電動回動式の固定式ワイパー装置付複眼
透明保護具の切断正面図である。この全体型固定式ワイ
パー装置付透明保護具94は、ルーフ12下にハウジン
グ122を取り付け、ハウジング122の上に保持筒9
6を取り付け、保持筒96の内部に透明保護具17を嵌
装する。透明保護具17を上部ガラス体100と下部金
属体101を環状取付材102にて結合し、下部金属体
101の下端部を透明保護具基台66に取り付け、透明
保護具基台66の上に電動回動機123の回動台基盤1
24を取り付け、回動台基盤124に回動台枢支軸12
5を立設し、回動台枢支軸125に回動台ウォームホィ
ール126を転がり軸受93を介して軸支して、回動台
ウォームホィール126と回動台ウォーム127とを歯
合し、回動台モータ(図示せず。)より減速歯車群(図
示せず。)を経て回動台ウォームホィール126を回動
するようにした電動回動機123の上部台盤128にビ
デオカメラ取付台67を取り付け、ビデオカメラ取付台
67にビデオカメラ4と電動ミラー駆動装置付保持アー
ム68を2組取り付ける。透明保護具基台66の下に、
圧力シリンダー111のヘッドカバー116を取り付
け、圧力シリンダー111のピストンロッ113ドの先
端部を保持筒基台97に取り付け、保持筒96の上部に
固定ワイパー109の固定ワイパー基部120を取り付
け、固定ワイパー109の先端部を透明保護具17の上
部ガラス体100と接触させ、圧力シリンダー111の
ピストンロッド113の上下運動にて、透明保護具17
の上部ガラス体100に付着している雨水や汚れを拭き
取るものである。この時に保持筒96内は恰も透明保護
具基台66をピストンにしたようにシリンダー化するの
で、内部の空気を外部に出入できるようにすることが必
要である。この透明保護具17の昇降作用は、図示しな
いが、透明保護具基台66の下に板カムを取付け、保持
筒96の下部内周に上下切替用のマイクロスイッチを取
付けて、板カムが下切替用のマイクロスイッチと上切替
用のマイクロスイッチに当ることにより、昇降作用の切
り替えを自動的に行うものである。以上のような構成に
より、電動回動機123上の2台の電動ミラー駆動装置
付ビデオカメラ82で、透明保護具17のガラス越しに
360度の範囲の交通状況を撮像して、車内のモニタ9
にてその映像を視認できるようにした視認カメラ装着車
である。
【0077】図34はNo.18視カメラ装着車に使用
される全体型電動回動式の固定式ワイパー装置付複眼透
明保護具94の切断正面図である。この全体型固定式ワ
イパー装置付透明保護具94は、透明保護具基台66の
上に回動台基盤124を取り付け、回動台基盤124に
電動回動機123を取り付け、電動回動機123に上部
台盤128を取り付ける。2組の電動ミラー駆動装置付
ビデオカメラ82をビデオカメラ取付台67に取り付
け、ビデオカメラ取付台67を電動回動機123の上部
台盤128に取り付け、透明保護具基台66の下に圧力
シリンダー111のピストンロッド113の先端部を、
ロッド取付材284にて取り付け、保持筒基台97の上
に圧力シリンダー111のヘッドカバー112を取り付
け、保持筒96の上部に透明保護具17と接触する固定
ワイパー109を取付け、固定ワイパー109の先端部
を透明保護具17の上部ガラス体100と接触させ、圧
力シリンダー111のピストンロッド113の上下運動
にて、透明保護具17の上部ガラス体100に付着して
いる雨水や汚れを拭き取るものである。
【0078】図35はNo.19視認カメラ装着車に使
用される個別型で、透明保護具17だけを上下動する固
定式ワイパー装置付複眼透明保護具95の切断正面図で
ある。 透明保護具17は上部ガラス体100と下部金
属体101を環状取付材102にて結合し、下部金属体
101の下端部を透明保護具基台66に取り付けたもの
である。2組の電動ミラー駆動装置付ビデオカメラ82
を、ビデオカメラ取付台67に取り付け、ビデオカメラ
取付台67を上部台盤128に取り付け、回動台枢支軸
125を回動台基盤124に取り付け、回動台基盤12
4を固定台盤129に取り付ける。固定台盤129は、
保持筒基台97に昇降案内ボルト130にて支持し、昇
降案内ボルト130の上端部と下端部を固定台盤129
と保持筒基台97にナットにてネジ止めする。透明保護
具基台66に昇降案内孔131を設け、透明保護具基台
66の昇降案内孔131に昇降案内ボルト130を緩挿
する。透明保護具基台66の下面と保持筒基台97との
間に圧力シリンダー111を縦立し、圧力シリンダー1
11のヘッドカバー112を透明保護具基台66の下面
に取り付け、圧力シリンダー111のロッドナット11
4で、ピストンロッド113の先端部を保持筒基台97
に取り付けて、圧力シリンダー111のピストンロッド
113の出入で透明保護具17を上下運動させるように
する。保持筒96の上部に、固定ワイパー109の固定
ワイパー基部120を取り付け、固定ワイパー109の
先端部を、透明保護具17の上部ガラス体100の表面
に接触して取付ける。このように軽くされた透明保護具
基台66を昇降する個別型は、圧力シリンダー111を
安価で小形にすることができる。この場合も保持筒97
内は透明保護具基台66を恰もピストンのようにシリン
ダー化するので、内部の空気を外部に出入できるように
保持筒基台97や保持筒体96に、空気孔(図示せ
ず。)を設置することが好ましい。固定式ワイパー装置
の132使用に際しては、遠隔操作により圧力シリンダ
ー111の電磁、バルブを開閉すると、透明保護具基台
66の上の透明保護具17だけが、保持筒96の内部を
摺動して昇降し、透明保護具17の上部ガラス体100
に付着している雨水や汚れを固定ワイパー109で拭き
取るものである。また2組の電動ミラー駆動装置付ビデ
オカメラ82は、昇降せずに360度の範囲の道路状況
や交通状況の映像信号を車内のモニタ9に伝送する。
【0079】図36はNo.20視認カメラ装着車に使
用される個別型で、透明保護具だけを上下動し、固定式
ワイパー装置付複眼透明保護具の切断正面図である。透
明保護具17は上部ガラス体100と下部金属体101
を環状取付材102にて結合し、下部金属体101の下
端部を透明保護具基台66に取り付けたものである。ビ
デオカメラ取付台67に2組の電動ミラー駆動装置付ビ
デオカメラ82を取り付け、ビデオカメラ取付台67を
電動回動機123の上部台盤128に取り付け、固定台
盤129に回動台基盤124を取り付け、回動台基盤1
24に回動台枢支軸125を取り付け、回動台枢支軸1
25に緩挿された回動台ウォームホィール126と歯合
する回動台ウォーム127を回動台モータ133により
回転するものである。固定台盤129を昇降案内ボルト
130にて保持筒基台97に支持し、昇降案内ボルト1
30の上端部と下端部を固定台盤129と保持筒基台9
7にナットにてネジ止めする。透明保護具17は上部ガ
ラス体100と下部金属体101を環状取付材102に
て結合し、下部金属体101の下端部を透明保護具基台
66に取り付け、透明保護具基台66に昇降案内孔13
1を設け、透明保護具基台66の昇降案内孔131に昇
降案内ボルト130を緩挿する。透明保護具基台66の
下面と保持筒基台97との間に圧力シリンダー111を
縦立し、透明保護具基台66の下に圧力シリンダー11
1のピストンロッド113の先端部を取り付け、保持筒
基台97に圧力シリンダー111のヘッドカバー116
を取り付けて、圧力シリンダー111のピストンロッド
113の出入で透明保護具基台66を上下運動させるよ
うにする。No.20視認カメラ装着車に使用される透
明保護具17は、固定台盤129と透明保護具基台66
とを分離し、保持筒96の上部に透明保護具17の上部
ガラス体100と接触する固定ワイパー109を取付
け、透明保護具17を取付けた透明保護具基台66のみ
を上下に駆動することにより、上部ガラス体100のガ
ラス面に付着す雨水や汚れを除去して、2組の電動ミラ
ー駆動装置付ビデオカメラ82で360度の広範囲の状
況を撮像して社内のモニタにて映像を視認するものであ
る。
【0080】図37はNo.21視認カメラ装着車の左
側面図、図38はその正面図、図39はその平面図であ
る。図38の正面図は複眼方式にした例示である。N
o.21視認カメラ装着車は、ルーフ12上に縦方向に
立設した縦列型透明保護具137の前後と中央左右にガ
ラス窓5を取付け、縦型透明保護具137の内部の前方
に正面視認用ビデオカメラ4Kを設け、中央の左右に車
側左方向視認用ビデオカメラ4Eと車側右方向視認用ビ
デオカメラ4Pを設け、後方に背面視認用ビデオカメラ
4Jを設け、車室内前方上部11に設けたモニタボデー
8のモニタ9にて、所望とする状況の映像を視認するこ
とができる。この縦型透明保護具137の利点は、容積
を大きく設定できるので、電動ミラー駆動装置付ビデオ
カメラ82を、複眼方式で複数台設置することができ
る。
【0081】図40はNo.21視認カメラ装着車に使
用する単眼方式の縦列型透明保護具137の一部切断正
面図、図41はその切断側面図、図42は複眼方式の縦
列型透明保護具137の正面図である。図示するよう
に、縦列型透明保護具ボデー138のガラス窓5には、
それぞれ電動ワイパー装置27が装着され、ガラス窓5
に対面して電動ミラー駆動装置付ビデオカメラ82が保
持アーム68と共に、ビデオカメラ取付台67に取り付
けられ、ビデオカメラ取付台67は透明保護具基台66
に支持されている。図示においては、電動ミラー駆動装
置付ビデオカメラ82は同一型式がメンテナンスの関係
で使用される。
【0082】図42に示すNo.21視認カメラ装着車
に使用する縦列型透明保護具137は、ガラス窓5は複
眼方式に並べて同一方向の状況を撮像して、画像処理装
置(図示しない)を経て車室内前方上部に設けたモニタ
ボデー8のモニタ9にて映像を視認するようにする。図
面においては電動ミラー駆動装置付ビデオカメラ82
を、No.21視認カメラ装着車の縦列型透明保護具1
37内に設置する位置は、4カ所になっているがこれに
限定されることなく、更に多い設置場所でも差支えはな
い。縦列型透明保護具137の形態は、古代の兜のよう
に見えるが、風力や外力等に配慮して透明保護具の外面
にリブ139を一体に形成してもよい。
【0083】図43はNo.22視認カメラ装着車の左
側面図、図44はその正面図、図45はその平面図であ
る。No.22視認カメラ装着車は、自動車のルーフ1
2上に設けた電動回動機123上に、二台のビデオカメ
ラ4や、電動ミラー駆動装置付ビデオカメラ82を18
0度向きを変えて取り付けたもので、電動回動機123
に覆設する透明保護具17の形態は、図示するような古
代の兜形状や半球体が使用されるが、図34、図35、
図36の透明保護具17であってもよい。このNo.2
2視認カメラ装着車は、電動回動機123用透明保護具
17の周囲全体を透明ガラス部として、電動回動機12
3を回動させることによって、車の周囲360度の範囲
の交通状態や道路状態を前後方向を一対にして視認する
方式と、ガラス窓5を前後を基準に90度間隔に4方向
に設置したり、60度間隔に6方向に設置する等して、
各ガラス窓5に電動ワイパー装置38を装着する方式の
二種類がある。前者は、電動回動機123を360度回
動することにより、車の周囲全体の状況をビデオカメラ
4や電動ミラー駆動装置付ビデオカメラ82にて撮像す
ることができるが、便利な使用方法として、第一電動ミ
ラー駆動装置付ビデオカメラ82のミラー64の傾きを
若干下方向に向け、第二電動ミラー駆動装置付ビデオカ
メラ82のミラー64の傾きを若干上方向に向けたり、
水平に向けて使用するとこれまで予期しない広範囲の映
像をモニタ9にて視認できて、安全運転を容易にするこ
とができる。また90度間隔の4方向にカラス窓5を設
置したものは、電動回動機123にてビデオカメラ取付
台67を90度回動する度に、一対のビデオカメラ4
や、一対の電動ミラー駆動装置付ビデオカメラ82は、
正面視認用ビデオカメラ(「正面」)4Kと背面視認用
ビデオカメラ(「背面」)4Jから、車側左方向視認用
ビデオカメラ(「左横」)4Eと、車側右方向視認用ビ
デオカメラ(「右横」)4Pに変換することができて、
2台のビデオカメラ4で前後左右の4方向の交通状態や
道路状態を視認することができる。No.19視認カメ
ラ装着車は、以上のような電動回動式透明保護具の使用
方法にて、360度四方の道路状況や交通状況を前後同
時に撮像して、連合モニタボデー165に装着されたモ
ニタ9で視認できるので、前後の安全性を確認できるこ
とによる安心感を持って運転することがができる。N
o.22視認カメラ装着車の連合モニタボデー165の
設置位置は、フロントウィンド10上部の車内の付近の
他にフロントウィンド10下部の運転席前の付近にして
もよい。
【0084】図46はNo.23視認カメラ装着車の単
体モニタボデー140を使用位置に回動した車室前方上
部11の斜視図である。図47はスラストワッシャー1
41を利用した単体モニタボデー140の一部切断正面
図、図48は転がり軸受33を利用した単体モニタボデ
ー140の一部切断正面図、図49はスプリング147
を利用した単体モニタボデー140の一部切断平面図、
図50は図49の一部切断側面図である。物に対する価
値観は、観る人の必要性に大きく影響されるものであ
る。視認カメラ装着車については、運転者の立場から
は、身近でいつも対面するモニタ9の機能や便宜性も重
要である。本発明は、そのためモニタ9とモニタボデー
8の組み合わせを工夫し、視認カメラ装着車の作用効果
を増進する使用方法を提供するものである。
【0085】図47のスラストワッシャー141を利用
した単体モニタボデー140は、取付ベース152に吊
具取付アーム157を形成し、吊具取付ベース152を
車室前方上部11に取り付け、吊具取付アーム157の
先端部に吊具基部153を吊具軸154にて軸支し、吊
具枢支軸155の吊具枢支軸基部156に単体モニタボ
デー140のモニタボデー基部158を緩挿し、吊具枢
支軸155にスラストワッシャー141を緩挿し、吊具
枢支軸155に吊具ナット159を螺嵌して組み立てた
ものである。図48のスラストベヤリング160を利用
した単体モニタボデー140は、吊具取付ベース152
に吊具取付アーム157を形成し、吊具取付ベース15
2を車室前方上部11に取り付け、モニタボデー基部1
58にモニタボデー軸受161を形成し、モニタボデー
軸受161にスラストベアリング160を嵌着し、吊具
取付アーム157の先端部に吊具基部153を吊具軸1
54にて軸支し、単体モニタボデー140のスラストベ
アリング160を吊具枢支軸155に緩挿し、ワッシャ
ー162を介して吊具ナット159を螺嵌して組み立て
たものである。図49と図50に示すスプリング147
を利用した単体モニタボデー140は、吊具取付ベース
152と吊具基部153と単体モニタボデー140より
成り、吊具取付ベース152に吊具取付アーム157を
形成し、吊具取付ベース152を車室前方上部11に取
り付け、吊具取付アーム157の先端部と吊具基部15
3の間にスラストワッシャー141を介在して吊具軸1
54を貫装し、吊具軸154の端部に抜脱防止のUプレ
ート149を嵌着する。吊具基部153に吊具枢支軸1
55を取付け、単体モニタボデー140にサポートフレ
ーム164を取り付け、吊具枢支軸155にサポートフ
レーム164を介して単体モニタボデー140のモニタ
ボデー基部158を緩挿し、次に吊具枢支軸155に圧
縮スプリング147、サポートワッシャー148を挿入
して吊具枢支軸155にUプレート149を嵌着して組
み立てる。単体モニタボデー140に装着する液晶ディ
スプレーは軽量であるため、手動にて回動でるので便利
である。
【0086】No.23視認カメラ装着車は、1台のモ
ニタ9を装着した単体モニタボデー140を車室前方上
部11に多数並べて吊り下げて使用する。この場合に運
転者が、モニタ9に映像信号を伝送するルーフ12上の
ビデオカメラ4の所在位置を見誤ることのないように、
ルーフ12上に配置されるビデオカメラ4には、その場
所を明確にするモニタ9用の表示を、予め各レンズに印
字して、その表示がモニタ9面にて視認できるようにす
る。No.23視認カメラ装着車は、新しいモニタ9の
使用方法により、運転を安全確実にできるものである。
単体モニタボデー140は、図46に示すように、車室
前方上部11に個別に多数並べて設けられるが、単体モ
ニタボデー140の数を8台とした使用方法は、車室前
方上部11に左より左車側後方視認用モニタ(モニタ表
示「左後」)9B、車側左方向視認用モニタ(モニタ表
示「左横」)9E、左車側前方視認用モニタ(モニタ表
示「左前」)9H、背面視認用モニタ(モニタ表示「背
面」)9J、▲10▼正面視認用モニタ(モニタ表示
「正面」)9K、▲12▼右車側前方視認用モニタ(モ
ニタ表示「右前」)9M、車側右方向視認用モニタ(モ
ニタ表示「右横」)9P、右車側後方視認用モニタ(モ
ニタ表示「右後」)9Sとなるように設けて、ルーフ上
に配置した左車側後方視認用ビデオカメラ(「左後」)
4B、車側左方向視認用ビデオカメラ(「左横」)4
E、左車側前方視認用ビデオカメラ(「左前」)4H、
背面視認用ビデオカメラ(「背面」)4J、正面視認用
ビデオカメラ(「正面」)4K、右車側前方視認用ビデ
オカメラ(「右前」)4M、車側右方向視認用ビデオカ
メラ(「右横」)4P、右車側後方視認用ビデオカメラ
(「右後」)4S等と、それぞれを予め組合わせて配線
して、各ビデオカメラ4で撮像した映像信号を前記各モ
ニタ9に伝送されるようにする。また6台のモニタ9を
使用する場合は、同様にビデオカメラ4のシステムケー
ブル7で、それぞれ組合わせの決まった各モニタ8に、
各映像信号を伝送するようにし、例えば、正面視認用モ
ニタ(モニタ表示「正面」)9Kと背面視認用モニタ
(モニタ表示「背面」)9Jは、常時視認できるように
中央部に配置し、運転席から見て左側から順番に、車側
左方向視認用モニタ(モニタ表示「左横」)9E、左車
側前方視認用モニタ(モニタ表示「左前」)9H、背面
視認用モニタ(モニタ表示「背面」)9J、正面視認用
モニタ(モニタ表示「正面」)9K、右車側前方視認用
モニタ(モニタ表示「右前」)9M、車側右方向視認用
モニタ(モニタ表示「右横」)9Pの前方重点組と、車
側左方向視認用モニタ(モニタ表示「左横」)9E、左
車側後方視認用モニタ(モニタ表示「左後」)9B、背
面視認用モニタ(モニタ表示「背面」)9J、正面視認
用モニタ(モニタ表示「正面」)9K、右車側後方視認
用モニタ(モニタ表示「右後」)9S、車側右方向視認
用モニタ(モニタ表示「右横」)9Pの後方重点組とし
て、随時切り替えて視認できるようにする等種々の使用
方法がある。このNo.23視認カメラ装着車の利点
は、運転席に座った運転者が、視線を大きく動かすこと
なく、各モニタ9の映像が見れるように、各モニタ9面
を運転者の方向に向けて自由に調整できることと、左右
のモニタ9に並んで映示される映像から、部分的な狭い
範囲の状況判断でなく全体的な状況判断が可能で安全な
運転を可能とする。
【0087】図51はNo.24視認カメラ装着車に使
用された連合モニターボデー165の側面図、図52は
その正面図、図53はその平面図、図54は連合モニタ
ーボデー165の2台が使用位置に回動した車室前方上
部11の斜視図、図55はその連合モニターボデー16
5が格納位置に回動した車室前方上部11の斜視図であ
る。連合モニターボデー165は図示するように、1台
の連合モニターボデー165に第一モニタ166と第二
モニタ167を装着し、その上部の回動具取付部168
にモニターボデー回動具169を嵌装し、回動具取付部
168の両端のボデー回動軸170を、ボデー軸止部1
71にキーにて装着し、ボデー軸止部171を連合モニ
ターボデー165の回動具取付部168に取付けたもの
である。
【0088】No.24視認カメラ装着車における連合
モニタボデー165の使用方法は、前後、左右、隣接な
どと関連のあるモニタ9を一組とすると便利である。例
えば、ルーフ前縁部13の中央に取り付けられた正面視
認用ビデオカメラ(「正面」)4Kから、映像信号を伝
送される正面視認用モニタ(モニタ表示「正面」)4K
と、ルーフ後縁部の中央に取り付けられた背面視認用ビ
デオカメラ(「背面」)4Jから、映像信号を伝送され
る背面視認用モニタ(モニタ表示「背面」)9Jを1組
とし、またルーフ左側中央に取り付けた車側左方向視認
用ビデオカメラ(「左横」)4Eから映像信号が伝送さ
れる車側左方向視認用モニタ(モニタ表示「左横」)9
Eと、ルーフ前縁部に取付けた左車側前方視認用ビデオ
カメラ(「左前」)4Hから映像信号が伝送される左車
側前方視認用モニタ(モニタ表示「左前」)9Hを1組
とし、また右車側前方視認用ビデオカメラ(「右前」)
4Mから映像信号を伝送される右車側前方視認用モニタ
(モニタ表示「右前」)9Mと、ルーフ右側中央に取り
付けた車側右方向視認用ビデオカメラ(「右横」)4P
から映像信号が伝送される車側右方向視認用モニタ(モ
ニタ表示「右横」)9Pを1組とし、また ルーフ後縁
部に取付けた左車側後方視認用ビデオカメラ(「左
後」)4Bから映像信号を伝送される左車側後方視認用
モニタ(モニタ表示「左後」)9Bと、ルーフ左側中央
に取り付けた車側左方向視認用ビデオカメラ(「左
横」)4Eから映像信号を伝送される車側左方向視認用
モニタ(モニタ表示「左横」)9Eを1組とし、ルーフ
右側中央に取り付けた車側右方向視認用ビデオカメラ
(「右横」)4Pから映像信号を伝送される車側右方向
視認用モニタ(モニタ表示「右横」)9Pと、右車側後
方視認用ビデオカメラ(「右後」)4Sから映像信号を
伝送される右車側後方視認用モニタ(モニタ表示「右
後」)9Sとを1組とするなどして、各組の映像が車室
内前方上部に設けられた複数の連合モニタボデー165
に装着された1組のモニタ9にて視認できるようにす
る。連合モニタボデー165は、所望する状況の映像を
層別して視認できるために安全運転に便利である。
【0089】図56はNo.25視認カメラ装着車に使
用されるモニターボデー回動具169の切断側面図、図
57は1台の圧力シリンダ111を使用したモニターボ
デー回動具169の一部切断平面図、図58は複数の圧
力シリンダ111を使用したモニターボデー回動具16
9の一部切断平面図である。モニタボデー回動具169
は、回動具ボデー172を回動具基台に取り付け、回動
具基台168にて車室内前方上部11に取り付けられ
る。モニタボデー回動具169は、回動具ボデー172
の両側軸受173にてボデー回動軸170を支承し、ボ
デー回動軸170の中間に欠歯歯車174を軸支し、欠
歯歯車174の両側を回動具基台168に取り付けた歯
車用軸受285を両側に配して取り付ける。回動具基台
168に取り付けた保持台177に圧力シリンダー11
1を取り付け、圧力シリンダー111のピストンロッド
113の先端部にラック175を取り付け、欠歯歯車1
74を圧力シリンダー111のラック175と歯合し、
ピストンロッド113の前進後退にて欠歯歯車174を
回動させるようにしたモニタボデー回動具169のボデ
ー回動軸170のキー付き回動軸端部176を、モニタ
ボデー8の両端部に連結して、モニタボデー8を格納位
置と使用位置に回動するようにした視認カメラ装着車で
ある。このNo.25認カメラ装着車の特徴は、モニタ
ボデー8に多数のモニタ9を装着して、モニタボデー8
の重量が大きくなる場合に、モニターボデー回動具16
9のボデー回動軸170の回転力を倍増するために、図
57に示すようにボデー回動軸170に複数の欠歯歯車
174をキーにて嵌装し、各欠歯歯車174に歯合する
ラック175を取り付けた圧力シリンダー111をそれ
ぞれ保持台177に取り付け増設して対応できることで
ある。
【0090】図59はNo.26視認カメラ装着車に使
用されるモニターボデー回動具169の切断平面図であ
る。このモニターボデー回動具169は、回動具ボデー
172の両側にモニターボデーの回動具取付部を嵌挿し
て取付ベース86を取り付けて使用するものである。回
動具ボデー172の両側にサポートフレーム164を取
り付け、サポートフレーム164に回転体20の回転体
側板21を取り付け、回転体20の回転体基盤142に
枢支軸19を挿入して枢支軸基盤143に回転体20を
取り付ける。枢支軸19に緩挿された回転体基盤142
はウォームホイール30、クラッチガイド145、クラ
ッチプレート146、圧縮スプリング147、ザポート
ワッシャ148等を順次挿入し、サポートワッシャ14
8の側面にUプレート149を配置して枢支軸19に設
けた係止溝150に係止され、モータ31に直結された
ウォーム151や減速歯車群144を経て回動されるウ
ォームホイール30に摩擦結合され、枢支軸基盤143
に取付ベース86を取り付ける。No.26視認カメラ
装着車のモニタボデー8に使用する場合は、回動具ボデ
ー172の両側にある取付ベース18を、モニタボデー
8の両側に嵌装し、モニタボデー8の内部にて螺設し
て、車室内前方上部11にモニタボデー回動具169の
回動具ボデー172を取り付けて使用するものである。
この回転体20を使用したモニタボデー回動具169の
特徴は、回転体20と枢支軸19の摩擦接合機構による
ので、人や物が触れても衝撃がなく損傷の恐れがないこ
とである。
【0091】図54はNo.27視認カメラ装着車は、
単体モニタボデー140を1台と連合モニタボデー16
5の2台とを組み合わせ使用位置に回動した車室前方上
部11の斜視図、図55は連合モニタボデー165の2
台だけを格納位置に回動し、単体モニタボデー1401
台だけを使用位置に回動しているNo.28視認カメラ
装着車の車室前方上部11の斜視図である。このNo.
28視認カメラ装着車は、重点とする視認方向と補足的
な視認方向の映像を層別して使う場合に便利である。N
o.27視認カメラ装着車を使用する場合は、左側の連
合モニタボデー165には、第二モニタ169に左車側
後方視認用モニタ(モニタ表示「左後」)9Bと、第一
モニタ166に左車側前方視認用モニタ(モニタ表示
「左前」)9Hを装着し、真ん中の単体モニタホデーに
は、背面視認用モニタ(モニタ表示「背面」)9Jを装
着し、右側の連合モニタボデー165には、第二モニタ
169に右車側前方視認用モニタ(モニタ表示「右
前」)9Mと、第一モニタ166に右車側後方視認用モ
ニタ(モニタ表示「右後」)9S用のモニタ9を装着し
て、ルーフ12上の定位置に配置された、各ビデオカメ
ラ4から所望の状況の映像信号を、各モニタ9に伝送し
て、運転席にてそのモニタ9の映像を視認する。また真
ん中の単体モニタホデー140に装着する背面視認用モ
ニタ(モニタ表示「背面」)9Jの代わりに、正面視認
用モニタ(モニタ表示「正面」)9Kとなるように切り
替えて映像信号を伝送して使用してもよい。このように
モニタ9とモニタボデー8を組み合わせて使用すること
により、No.28視認カメラ装着車の便宜性を一段止
向上することができる。
【0092】図60はNo.27視認カメラ装着車の車
室前方上部11の斜視図である。No.27視認カメラ
装着車に使用されるモニタ9は、多数のモニタ9を一台
の長大モニタボデー181に装着したものである。この
ようにモニタ9を多数横に配列して使用すると、各モニ
タに伝送された映像の相互関係が一目で視認できるの
で、進行方向に危険が発生した場合に、その危険場所付
近の状況全般が把握されるので適切な対策が速くできて
便利である。また多数のモニタ9を一台の長大モニタボ
デー181に装着するので、単体モニタボデー140を
多数取り付けるよりは、据付が容易で設備費も安価にで
きる。No.27視認カメラ装着車は、例えば、図示す
るように6台のモニタ9を使用する場合、左より左車側
後方視認用モニタ(モニタ表示「左後」)9B、車側左
方向視認用モニタ(モニタ表示「左横」)9E、左車側
前方視認用モニタ(モニタ表示「左前」)9H、右車側
前方視認用モニタ(モニタ表示「右前」)9M、車側右
方向視認用モニタ(モニタ表示「右横」)9P、右車側
後方視認用モニタ(モニタ表示「右後」)9Sとして、
No.27視認カメラ装着車のルーフ12上に配置した
6台のビデオカメラ4から映像信号を伝送するように
し、また5台のモニタ9の場合は、左から左車側後方視
認用モニタ(モニタ表示「左後」)9B、左車側前方視
認用モニタ(モニタ表示「左前」)9H、正面視認用モ
ニタ(モニタ表示「正面」)9K、右車側前方視認用モ
ニタ(モニタ表示「右前」)9M、右車側後方視認用モ
ニタ(モニタ表示「右後」)9Sの順に配置し、ルーフ
12上に配置された5台のビデオカメラ4から映像信号
が伝送されることにより、各モニタの映像を運転席より
一望できるので、車の周囲の状況判断が確実にできる。
No.27視認カメラ装着車は、このようなモニタ9の
使用方法により、大局的全体的な視界の把握が図られる
ので、運転操作上の便益は極めて大きい。
【0093】図61はNo.28視認カメラ装着車の天
井周縁部178の四周と天井中央部179の間に、多数
のモニタ9を嵌着して連設した視認カメラ装着車の車室
前方上部11の斜視図である。このNo.29視認カメ
ラ装着車の特徴は、車を中心にビデオカメラ4の撮像す
る方向とモニタの映像との関係を明確にするために、ル
ーフ12上のビデオカメラウの下方の車室の天井にモニ
タ9を嵌装したもので、モニタ9の大きさは配置するモ
ニタ数から割り出され、天井周縁部178から天井中央
部179に亘る範囲を限度として、運転者の視力と便宜
性を配慮して特別に装着するが、運転者は単に天井周縁
部のモニタを振り向いて見渡しただけで、車の周辺の状
況が恰も車体が存在しないかの如くに視認できる。モニ
タの使用方法は、ルーフ12上のビデオカメラ取付ベー
ス1のビデオカメラ取付溝3に、ビデオカメラを、例え
ば、18台取り付けて使用される場合には、左後方より
背面左斜方向視認用モニタ(モニタ表示「背面左斜」)
9A、左車側後方視認用モニタ(モニタ表示「左後」)
9B、車側左横後方視認用モニタ(モニタ表示「左横
後」)9C、車側左横中央後方視認用モニタ(モニタ表
示「左横中後」)9D、車側左横中央前方視認用モニタ
(モニタ表示「左横中前」)9F、車側左横前方視認用
モニタ(モニタ表示「左横前」)9Gを配置して、フロ
ントウィンド10の左上端に達し、左車側前方視認用モ
ニタ(モニタ表示「左前」)9H、正面左方向視認用モ
ニタ(モニタ表示「正面左」)9I、背面視認用モニタ
(モニタ表示「背面」)9J、正面視認用モニタ(モニ
タ表示「正面」)9K、正面右方向視認用モニタ(モニ
タ表示「正面右」)9L、右車側前方視認用モニタ(モ
ニタ表示「右前」)9Mにてフロントウィンド10の右
上端に達し、それから右回りに右後方まで、車側右横前
方視認用モニタ(モニタ表示「右横前」)9N、車側右
横中央前方視認用モニタ(モニタ表示「右横中前」)9
0、車側右横中央後方視認用モニタ(モニタ表示「右横
中後」)9Q、車側右横後方視認用モニタ(モニタ表示
「右横後」)9R、右車側後方視認用モニタ(モニタ表
示「右後」)9S、背面斜右方向視認用モニタ(モニタ
表示「背面斜右」)9Tの順に、車室天井周縁部178
と天井中心部179の間に配置して取り付ける。またル
ーフ上の車側の中央から左右方向に撮像すべく、車側左
方向視認用ビデオカメラ(「左横」)4Eと、車側右方
向視認用ビデオカメラ(「右横」)4Pが設置された場
合は、それに対して車側左方向視認用モニタ(モニタ表
示「左横」)9Eと、車側右方向視認用モニタ(モニタ
表示「右横」)9Pを配置して取り付ける。このように
No.29視認カメラ装着車のルーフ上に位置決めされ
た18台のビデオカメラ4から、映像信号を伝送されて
くる18台のモニタ9は、設置位置が一定しているの
で、習慣化されると容易に視認できる。このように、予
めルーフ12上のビデオカメラ4の下方の天井に配置し
た各モニタ9に、No.29認カメラ装着車のルーフ1
2上に配置されたビデオカメラ4から映像信号を伝送し
て、運転席より車の周囲の状況が各モニタ9の映像にて
一望できるので確実に状況判断ができるという利点があ
る。
【0094】図62はNo.29視認カメラ装着車に使
用される車室前方上部11の長大モニタボデー181
と、天井側縁部180の両側に配置した多数のモニタ9
との複合型の使用状態を示す斜視図である。図62は長
大モニタボデー181を車室前方上部11に設け、車室
の左右の天井周縁部178と天井中央部179の間に、
モニタ9を天井面に多数嵌着して配置したもので、正面
と背面を中心とする主要方向の視認用モニタ9を車室前
方上部11の長大モニタボデー181や、単体モニタボ
デー140や、連合モニタボデー165にて視認するよ
うにし、車体の側部や斜め後方等の状況を撮像したモニ
タ9は、車室の左右の天井週縁部178と天井中心部1
79の間に配置したモニタ9にて視認するようにし、運
転者が運転席より見易いように運転席198からの距離
に応じて、図62に示すようにモニタ9の寸法を大きく
する。特に運転者の視力や好みに応じてモニタ9の大き
さを特設してもよい。要は敏速明確に車の周囲の交通状
況や道路状況が運転者に視認できるようにすることで、
そのことが交通事故を未然に防止できるために有益であ
るからである。
【0095】図63はNo.30視認カメラ装着車の車
室前方上部11の斜視図である。No.31視認カメラ
装着車の特徴は車室前方天井182にプロテクター18
3にて格納空間を形成し、長大モニタボデー181を移
動式モニタボデー184とし、摺動テーブル駆動機構1
85によって前進後退する移動式モニタボデー184の
移動式モニタボデー回動機構186によって、車室内前
方上部11にて回動するようにして、使用しない時は移
動式モニタボデー184を格納空間に引上げておき、使
用する時は図63に示すように車室内前方上部11の使
用位置に前進して運転席198にて運転者が視認できる
ようにする。
【0096】図64はNo.31視認カメラ装着車に使
用されるボールねじ方式の摺動テーブルで駆動する移動
式モニタボデー184の倣カーブ材型回動機構188の
一部切断側面図、図65はその一部切断平面図 、図6
6はピニオン・ラック方式の摺動テーブルで駆動する移
動式モニタボデー184の倣カーブ材型回動機構188
の一部切断側面図である。No.32視認カメラ装着車
の摺動テーブル187に設ける倣カーブ材型回動機構1
88は、図64と図65や図66に示すように、ルーフ
12下にハウジング122を取付け、ハウジング122
の両側の前端下部に倣カーブ材189を取付け、ハウジ
ング122の両側の内部にテーブル案内溝192を取り
付け、摺動テーブル187の両側下部に設けられた案内
凸部190を、テーブル案内溝部191に嵌装し、摺動
テーブル187が前後に直進運動ができるようにする。
そして摺動テーブル187の前部に設けた摺動テーブル
前端アーム192の先端に、移動式モニタボデー184
を吊り下げる先端部ハンガー193を取付け、先端部ハ
ンガー193に緩挿された移動式モニタボデー184の
吊具軸154に、上端部にローラ車195を緩挿したク
ランク腕196の下端部を挿入してキー止めし、ローラ
車195をハウジング122の先端下部に取り付けた倣
カープ材189の表面に接触させて取付け、摺動テーブ
ル187の前進後退により、クランク腕196を揺動さ
せることにより、移動式モニタボデー184を格納位置
より使用位置に押し出して、モニタを視認できるように
回動したり、また必要のない時は、使用位置から格納位
置に引き上げるものである。この視認カメラ装着車の特
徴は、摺動テーブル187を前進後退するだけで、自動
的に移動式モニタボデー184を所定の位置に移動でき
ることである。
【0098】図67はNo.32視認カメラ装着車に使
用される欠歯ラック型回動機構197の側面図、図68
はそ一部切断正面図である。視認カメラ装着車の摺動テ
ーブル187は、図67に例示すように後端部に定張力
ばね199を取り付けた摺動テーブル187下面に、摺
動テーブル前端アーム192を取り付け、摺動テーブル
187の後端部に定張力ばね199を取り付けて後方に
引張るようにし、摺動テーブル187の上面にナット保
持体200を取り付け、ナット保持体200のナット2
01に、ハウジング12上に固定された前部梁材202
と後部梁材(図示せず)に両端支持されて回動するボー
ルねじ204を螺嵌し、ギヤカバー205内の減速機
(図示せず)により回動するギヤボックス206内のウ
ォーム228とウォームホィール229との歯合により
ボールねじ204を回動して、摺動テーブル187を前
進後退させて、摺動テーブル前端アーム192にて移動
式モニタボデー164を格納位置から使用位置に、使用
位置から格納位置へと前進後退させるものを使用する。
【0099】図67と図68に示すNo.32視認カメ
ラ装着車に使用される欠歯ラック型回動機構197は、
ルーフ12下にハウジング122を取付け、ハウジング
122の先端下部に欠歯ラック207を取付け、ハウジ
ング122の内側部にテーブル案内溝部191を取り付
け、摺動テーブル187に取り付けた摺動テーブル前端
アーム192の両側下部に設けた案内凸部190を、テ
ーブル案内溝部191に嵌装し、摺動テーブル187が
前後に直進運動ができるようにする。そしてルーフ12
下に取付けたハウジング122の先端下部に欠歯ラック
207を取付け、摺動テーブル前端アーム192の先端
に、移動式モニタボデー184を吊り下げる先端部ハン
ガー193を取付け、先端部ハンガー193に挿入され
てキー止めされた下部支持軸208に、移動式モニタボ
デー187の吊具194を緩挿し、その吊具194に欠
歯歯車174を添設して固定し、上部支持軸209に緩
挿された転換歯車210と歯合し、転換歯車210は外
側をスラストワッシャ141を介して先端部ハンガー1
93の側面に対面し、転換歯車210の内側を上部支持
軸209にUプレート149で固定されたサポートワッ
シャ148に支持された圧縮スプリング147によって
連結車211を介して圧着されている。連結車211は
フェザーキー43にて上部支持軸209に緩挿されて軸
方向は移動できるが上部支持軸209の回転は固定され
て伝達できるものである。先端部ハンガー193の外側
で上部支持軸209に挿入されキー止めされている回動
歯車212は、回動歯車212の外周が欠歯ラック20
7の底面に接触可能で、欠歯ラック207の歯部とは噛
み合うように、ハウジング122の先端下部の欠歯ラッ
ク207に調節されている。摺動テーブル187の前進
後退によって、欠歯ラック207と回動歯車212の接
触により、回動歯車212が上部支持軸209を駆動
し、連結車211との摩擦結合により上部支持軸209
と一体になっている転換歯車210は、歯合している欠
歯歯車174を回転し、欠歯歯車174の添設して固定
された吊具194にて移動式モニタボデー184を傾動
させる。移動式モニタボデー184は摺動テーブル前端
アーム192の前進運動により、車室前方上部11の使
用位置に至り、移動式モニタボデー184に装着されて
いるモニタ9の映像を運転者が視認できるようにしたも
のである。
【0100】図69はNo.33視認カメラ装着車に使
用される圧力シリンダー方式の摺動テーブルで駆動する
移動式モニタボデー184の誘導案内レール型回動機構
の一部切断側面図である。図69は摺動テーブルの上に
圧力シリンダー111のピストンロッド113の先端部
を、ロッドナット114にてロッド保持体214に取り
付けて、圧力シリンダー111のピストンロッド113
により、摺動テーブル187を前進後退させるものであ
る。図示するものでは、ルーフ12下にハウジング12
2を取り付け、ハウジング122の内側部にテーブル案
内溝部191を取り付け、摺動テーブル187の両端に
設けられた案内凸部190を、ハウジング122のテー
ブル案内溝191に嵌装して、摺動テーブル187が円
滑に前進後退できるようにしてある。またハウジング1
22の先端下部に、予めその経路を移動式モニタボデー
184が使用位置に至る軌跡から形成した曲面の誘導案
内レール215を取り付け、次に摺動テーブル187に
スチールベルト216の後端部を取り付け、スチールベ
ルト216の先端部を先端上部取付材217とハンガー
付き下部摺動材218にて螺着し、ハンガー付き下部摺
動材218のハンガー219に移動モニタボデー184
の吊具194を吊具軸154にて軸支する。ハウジング
122の両側内部には、案内溝上部材221と案内溝下
部材222とによって形成されるベルト案内溝220
に、スチールベルト216の両端が挿入され、案内溝下
部材222の下方に取付けられた誘導案内レール215
に、移動式モニタボデー184を取付けたハンガー付き
下部摺動材218の下面が接触し、摺動テーブル187
の前進後退により、スチールベルト216の両端はベル
ト案内溝220内を摺動し、ハンガー付き下部摺動材2
18は誘導案内レール215の曲面を摺動する。このよ
うな構成の摺動テーブル駆動機構185は、圧力シリン
ダー111のピストンロッド113にて、ナツト保持体
200を前進後退させることにより、ルーフ12上のビ
デオカメラ4から、交通状況の映像信号が伝送されてく
るモニタ9を複数装着した移動式モニタボデー184を
使用位置に押し下げたり、使用しない時は、後退して格
納位置に引き上げるものである。
【0101】図70はNo.34視認カメラ装着車に使
用されるボールねじ型摺動テーブル駆動装置の側面図、
図71はその一部切断平面図である。このNo.35視
認カメラ装着車は、ルーフ12下にハウジング122を
取付け、ハウジング122の上に跨げて前部梁材202
と後部梁材203を両端支持して固定し、前部梁材20
2の上に摺動用モータ223や減速装置(図示せず)、
摺動用ウォーム228、摺動用ウォームホィール229
等を設け、ウォームホィール軸224を軸接手225に
てボールねじ204の前端部を取り付け、ボールねじ2
04の後端部をボールねじ保持体226に軸支し、ボー
ルねじ保持体226を後部梁材203に取り付けて、ハ
ウジング122の上方でボールねじ204を両端支持
し、ボールねじ204と歯合するナツト201を取り付
けたナット保持体200を摺動テーブル187に取り付
け、摺動テーブル187の両端に設けられた案内凸部1
90とハウジングの両側に設けられたテーブル案内溝1
91を嵌装し、後部梁材203上に定張力ばね本体22
7を軸受にて両端支持し、定張力ばね199の前端部
を、摺動テーブル187の後端部に取付ける。使用に際
しては、摺動用モータ223にてボールねじ204を回
動し、ボールねじ204と歯合するナット201を取り
付けたナット保持体200により、摺動テーブル187
を前進後退させて、移動式モニタボデー184を使用位
置と格納位置に動かせるようにしたものである。
【0102】図72はNo.35視認カメラ装着車に使
用されるボールねじ型摺動テーブル駆動装置の側面図、
図73はその一部切断平面図である。この視認カメラ装
着車は、ルーフ12下にハウジング122を取付け、ハ
ウジング122の上に跨げて前部梁材202と後部梁材
203(図示せず)を両端支持して固定し、後部梁材2
03上に定張力ばね本体227(図示せず)を軸受にて
両端支持し、定張力ばね199の前端部を、摺動テーブ
ル187の後端部にばね取付材233にて取付け、摺動
テーブル187の前端部に、スチールベルト216の後
端部をベルト取付材235にて取り付け、スチールベル
ト216の先端部に移動式モニタボデー184を取り付
ける。ナット保持体200にナツ201トを取り付け、
ナット保持体200を前部梁材202に取り付ける。摺
動テーブル137の前側にウォームホィール軸224を
回動する摺動用モータ223や減速装置(図示せず)、
摺動用ウォーム228、摺動用ウォームホィール229
等を設け、ボールねじ204の後端部をボールねじ保持
体226に挿着し、ボールねじ204の前端部をウォー
ムホィール軸224に軸接手にて連結して両端支持し、
ナット保持体200のナツト201とボールねじ204
を歯合し、摺動用モータ223を回転してボールねじ2
04を回転することにより、ハウジング122の前部梁
材202に固定されたナット保持体200のナット20
1により、摺動テーブル187上に両端支持されたボー
ルねじ204は直線運動して移動して摺動テーブル18
7を前進後退させ、移動式モニタボデー184を使用位
置と格納位置に動かすものである。
【0103】図74はNo.36視認カメラ装着車に使
用されるラック型摺動テーブル駆動装置の側面図、図7
5はその一部切断平面図である。このNo.37視認カ
メラ装着車は、ルーフ12下にハウジング122を取付
け、ハウジング122の上に跨げて前部梁材202と後
部梁材203を両端支持して固定し、後部梁材203上
に定張力ばね本体227を軸受にて両端支持し、定張力
ばね199の前端部を摺動テーブル187の後端部にば
ね取付材233にて取り付け、摺動テーブル187の前
端部にスチールベルト216の後端部をベルト取付材2
35にて取り付け、スチールベルト216の先端部に移
動式モニタボデー184を取り付ける。摺動テーブル1
87の両側に摺動用ラック230を取付け、その摺動用
ラック230と噛み合う摺動用ピニオン231と、摺動
用ピニオ231ンを駆動する摺動用モータ223や減速
装置(図示せず)、摺動用ウォーム228、摺動用ウォ
ームホィール229等を前部梁材202に取り付け、摺
動テーブル187の両端に設けられた案内凸部190を
ハウジング122の両側に設けられたテーブル案内溝1
91に嵌装して直進運動を容易にし、摺動用モータ22
3を回転して減速装置(図示せず)、摺動用ウォーム2
28、摺動用ウォームホィール229等によって減速さ
れた摺動用ピニオン231が、摺動テーブル187に取
り付けられた摺動ラック230の上を回転して、摺動テ
ーブル187のスチールベルト216に取り付けられた
移動式モニタボデー184を前進後退させて使用するも
のである。
【0104】図76はNo.37視認カメラ装着車に使
用されるラック型摺動テーブル駆動装置の側面図、図7
7その一部切断平面図である。このNo.38視認カメ
ラ装着車は、ルーフ12下にハウジング122を取付
け、ハウジング122の上に跨げて後部梁材203を両
端支持して固定し、後部梁材203上に定張力ばね本体
227を軸受にて両端支持し、定張力ばね199の前端
部を摺動テーブル187の後端部にばね取付材233に
て取り付け、ハウジング122の両側に固定ラック23
2を内向きに取り付け、ハウジングの両側にテーブル案
内溝191を設け、摺動テーブル187の下の両側に設
けられた案内凸部190と、テーブル案内溝191を嵌
装し、摺動テーブル187の上に、先端に摺動用ピニオ
ン231を取り付けたピニオン軸234を駆動する摺動
用モータ223や減速装置(図示せず)、摺動用ウォー
ム228、摺動用ウォームホィール229等を取り付
け、摺動テーブル187から下方に位置する摺動用ピニ
オン231と、ハウジング122の固定ラック232を
歯合し、摺動用ピニオン231を回動して固定ラック2
32上を移動するようにする。摺動テーブル187の下
の前端部にスチールベルト216の後端部をベルト取付
材235で取り付け、スチールベルト216の先端部
に、移動式モニタボデー184を先端上部取付材217
とハンガー付き下部摺動材218で取り付ける。摺動テ
ーブル18上の摺動用モータ223を回転すると、摺動
用ピニオン231はハウジング122の固定ラック23
2上を回転して摺動テーブル18と共に移動するので、
移動式モニタボデー184を使用位置と格納位置に前進
後退させるができる。
【0105】以上のNo.34視認カメラ装着車、N
o.35視認カメラ装着車、No.36視認カメラ装着
車、No.37視認カメラ装着車は、定張力ばね199
を使用しない視認カメラ装着車と、定張力ばね199を
使用した視認カメラ装着車に分割できる。長大モニタボ
デー181は重量が大きいので、静止している時の摩擦
力も大きいので始動時に必要な駆動力も大きい。また使
用位置より格納位置に引き上げる時にも大きな駆動力を
必要とするので、この摩擦力と引上力の対策として定張
力ばね199の引張力が利用される。定張力ばね199
の引張力は、摩擦力を緩和するようにハウジング122
のテーブル案内溝191を前下がりに傾斜し、長大モニ
タボデー181が使用位置から格納位置に至る間の吊上
力を勘案して設定される。定張力ばね199を使用した
視認カメラ装着車は、後部梁材203上に定張力ばね本
体227を軸支し、定張力ばね本体227の定張力ばね
199の先端部を、摺動テーブル187の後側に、ばね
取付材233にて取り付け、摺動テーブル187を後部
梁材203方向に引張るようにしたものであるが、この
利点は、長大モニタボデー181の使用位置から格納位
置に引上げる際の慣性力が、定張力ばね199の引張力
で緩和されるので、急激な引き上げ作用に円滑に対応で
きるため、駆動モータに過度の負担をかけることが無
い。
【0106】図78はNo.38視認カメラ装着車に使
用されるローラチェーン型摺動テーブル駆動機構249
の一部切断側面図、図79はローラチェーンと駆動用ス
プロケットの歯合状態を示す拡大図、図80は図78の
一部切断平面図である。この視認カメラ装着車は、ルー
フ12下にハウジング122を取り付け、摺動テーブル
187が摺動できるように、摺動テーブル187の両端
に設けられた案内凸部190をハウジング122の両側
に設けられたテーブル案内溝191に嵌装し、前部梁材
202と後部梁材203をハウジング122上に跨げて
両端支持して固定し、前部梁材202の両側の下に前部
案内用スプロケット240を2個づつ取り付け、また後
部梁材203の両側の下に後部案内用スプロケット24
1を2個づつ取り付け、前部梁材202上に駆動用スプ
ロケット242を取り付けたスプロケット軸243を駆
動するスプロケット用モータ239と減速歯車(図示せ
ず)や、駆動用ウォーム244や駆動用ウォームホィー
ル245等を取り付け、前部梁材202から下に吊り下
げた駆動用スプロケット242を両側から2条のローラ
チェーン238で挟持して、駆動用スプロケット242
と歯合した2条のローラチェーン238を、前部梁材2
02の前部案内用スプロケット240と後部梁材203
の後部案内用スプロケット241と歯合して一回りし、
駆動用スプロケット242の内側に歯合したローラチェ
ーン238は、摺動テーブル187の片側の張力調整具
246に両端を取り付け、駆動用スプロケット242の
外側に歯合したローラチェーン238は、摺動テーブル
187の他側の張力調整具246に両端を取り付けて、
それぞれ一対の張力調整具246にて連結し、スプロケ
ット用モータ239にて回動する駆動用スプロケット2
42と、それと歯合する2条のローラチェーン238に
て、摺動テーブルを前進後退させるようにしたものであ
る。また摺動テーブル187の下の前端部にスチールベ
ルト216の後端部をベルト取付材235で取り付け、
スチールベル216トの先端部に、移動式モニタボデー
184を先端上部取付材217とハンガー付き下部摺動
材218で取り付け、ハウジング122の両側内部に
は、案内溝上部材221と案内溝下部材222とによっ
て形成されるベルト案内溝220に、スチールベルト2
16の両端が挿入され、案内溝下部材222の下方に取
付けられた誘導案内レール215に、移動モニタボデー
184を取付けたハンガー付き下部摺動材218の下面
が接触し、摺動テーブル187の前進後退により、スチ
ールベルト216の両端はベルト案内溝220内を摺動
し、ハンガー付き下部摺動材218は誘導案内レール2
15の曲面を摺動する。このような構成により、スプロ
ケット用モータ239を回転して減速歯車(図示せず)
や、駆動用ウォーム244や駆動用ウォームホィール2
45等によって減速された駆動用スプロケット242
が、その両側を挟んで噛み合う2条のローラチューン2
38を正逆方向に引張り、摺動テーブルを前進後退さ
せ、移動式モニタボデー184を使用位置と格納位置に
動かすようにするものである。
【0107】図81はNo.39視認カメラ装着車に使
用されるサイレントチェーン型摺動テーブル駆動装置2
51の一部切断側面図、図82はサイレントチェーンと
駆動用スプロケットの歯合状態を示す拡大図、図83は
歯付ベルトと駆動用歯付ベルト車の歯合状態を示す拡大
図、図84は図81の一部切断平面図である。この特徴
は、使用されるサイレントチェーン250が、片面に歯
形を持つチェーンであるため、スプロケット237の外
方から歯合することが必要である点で、ローラチェーン
型摺動テーブル駆動機構249と異なる。No.40視
認カメラ装着車は、ルーフ12下にハウジング122を
取り付け、摺動テーブル187が摺動できるように、摺
動テーブル187とハウジング122との間に案内部を
設け、前部梁材202と後部梁材203をハウジング1
22上に跨げて両端支持して固定し、前部梁材202の
両側の下に前部案内用スプロケット240を2個づつ取
り付け、また後部梁材203の両側の下に後部案内用ス
プロケット241を2個づつ取り付ける。前部梁材20
2上に第一駆動用スプロケット軸252や第二駆動用ス
プロケット軸253を駆動するスプロケット用モータ2
39とサイレントチェーン用ギヤボックス254に減速
歯車や駆動用ウォーム244や駆動用ウォームホィール
245等を取り付ける。前部梁材202上に設けたサイ
レントチェーン用ギヤボックス254の上部軸受255
と第一下部軸受256に、第一駆動用スプロケット軸2
52を軸支し、第一駆動用スプロケット軸252に駆動
用ウォームホィール245と第一歯車259を取り付
け、駆動用ウォームホィール245と駆動用ウォーム2
44と歯合し、第一駆動用スプロケット軸252の下端
部に第一駆動用スプロケット261を取り付ける。サイ
レントチェーン用ギヤボックス254の側部軸受257
と第二下部軸受258に、第二駆動用スプロケット軸2
53を軸支し、第二駆動用スプロケット軸253に第二
歯車260を取り付け、第二駆動用スプロケット軸25
3の下端部に第二駆動用スプロケット262を取り付
け、第一駆動用スプロケット軸252の第一歯車259
と第二駆動用スプロケット軸253の第二歯車260を
同大にし、第一歯車259と第二歯車260を歯合し
て、第一駆動用スプロケット261の回転と第二駆動用
スプロケット262の回転を同一で逆方向になるように
し、第一駆動用スプロケット261と第二駆動用スプロ
ケット262を前部梁材202の下面から下方に吊り下
げる。前部梁材202から下に吊り下げた第一駆動用ス
プロケット261の外側からて第一サイレントチェーン
263を歯合し、第二駆動用スプロケット263の外側
から第二サイレントチェーン264を歯合し、二条のサ
イレントチェーン250を前部梁材202の前部案内用
スプロケット240と後部梁材203の後部案内用スプ
ロケット241に歯合して一回りし、第一サイレントチ
ェーン263は、摺動テーブル187の片側の張力調整
具246に両端を取り付け、第二サイレントチェーン2
64は、摺動テーブル187の他側の張力調整具246
に両端を取り付けて、それぞれ一対の張力調整具246
にて連結し、スプロケット用モータ239にて回動する
第一駆動用スプロケット261と歯合する第一サイレン
トチェーン263と第二駆動用スプロケット262と歯
合する第二サイレントチェーン264にて、摺動テーブ
ル187を前進後退させることにより、移動式モニタボ
デー184を使用位置と格納位置に動かせるようにした
ものである。なおサイレントチェーンと駆動用スプロケ
ットの代わりに、図83に示す歯付ベルト265と駆動
用歯付ベルト車266を使用してもよい。
【0107】図85はNo.40視認カメラ装着車に使
用される歯付ベルト型摺動テーブル駆動機構267の一
部切断側面図、図86は第一歯付ベルト273と第一駆
動用歯付ベルト車271の歯合状態を改善する噛合歯数
調整車277を使用した拡大図、図87は図85の一部
切断平面図である。この特徴は、使用される歯付ベルト
や歯付ベルト車は、すべりを生ずることがなく、速度比
を一定に保つことができるので、移動モニタボデー18
4を円滑に駆動することができる。No.40視認カメ
ラ装着車は、ルーフ12下にハウジング122を取り付
け、摺動テーブル187が摺動できるように、摺動テー
ブル187とハウジング122との間に案内部を設け、
前部梁材202と後部梁材203をハウジング122上
に跨げて両端支持して固定し、前部梁材202の両側の
下に前部案内用歯付ベルト車275を2個づつ取り付
け、また後部梁材203の両側の下に後部案内用歯付ベ
ルト車276を2個づつ取り付ける。前部梁材202上
に第一駆動用歯付ベルト車軸268や第二駆動用歯付ベ
ルト車軸269を駆動するスプロケット用モータ239
と歯付ベルト用ギヤボックス278に減速歯車や駆動用
ウォーム244や駆動用ウォームホィール245等を取
り付ける。前部梁材202上に設けた歯付ベルト用ギヤ
ボックス278の上部軸受255と第一下部軸受256
に第一駆動用歯付ベルト車軸268を軸支し、第一駆動
用歯付ベルト車軸268にスラストワッシャ141を介
して駆動用ウォームホィール245と第一歯車259を
取り付け、第一駆動用歯付ベルト車軸268の先端部に
第一駆動用歯付ベルト車271を取り付ける。また歯付
ベルト用ギヤボックス278の側部軸受257と第二下
部軸受258に第二駆動用歯付ベルト車軸269を軸支
し、第二駆動用歯付ベルト車軸269にスラストワッシ
ャ141を介して第二歯車260を取り付け、第二駆動
用歯付ベルト車軸269の下方の先端部に第二駆動用歯
付ベルト車272を取り付ける。第一駆動用歯付ベルト
車軸268の第一歯車259と第二駆動用歯付ベルト車
軸269の第二歯車260を同大にし、第一歯車259
と第二歯車260を歯合して、第一駆動用歯付ベルト車
271の回転と第二駆動用歯付ベルト車272の回転を
同一で逆方向になるようにする。第一駆動用歯付ベルト
車271と第二駆動用歯付ベルト車272を前部梁材2
02の下面から下方に吊り下げ、前部梁材202から下
に吊り下げた第一駆動用歯付ベルト車271の外側から
第一歯付ベルト273を歯合し、また第二駆動用歯付ベ
ルト車272の外側から第二歯付ベルト274を歯合
し、二条の歯付ベルト273、274を前部梁材202
の前部案内用歯付ベルト車275と後部梁材203の後
部案内用歯付ベルト車276に歯合して一回りし、第一
歯付ベルト273の両端は摺動テーブル187の片側の
張力調整具247に取り付け、第二歯付ベルト274の
両端は摺動テーブル187の他側の張力調整具247に
取り付ける。なお第一駆動用歯付ベルト車271の両側
に噛合歯数調整車277を設けて、第一駆動用歯付ベル
ト車271と歯合する第一歯付ベルト273の噛合歯数
を増加するようにし、同様に第二駆動用歯付ベルト車2
7の両側に噛合歯数調整車277を設けて、第二駆動用
歯付ベルト車272と歯合する第二歯付ベルト274の
噛合歯数を増加するようにする。歯付ベルト車用モータ
239にて回動する第一駆動用歯付ベルト車271と歯
合する第一歯付ベルト273と、第二駆動用歯付ベルト
車272と歯合する第二歯付ベルト274にて、摺動テ
ーブル187を前進後退させ、移動式モニタボデー18
4を使用位置と格納位置に動かすものである。No.4
0視認カメラ装着車は、噛合歯数調整車277を設けた
ことにより、動力を確実に伝達することができる。
【0107】定張力ばね機構付視認カメラ装着車は、ル
ーフ12上の複数のビデオカメラ4から映像信号をそれ
ぞれ伝送されるモニタ9を装着した移動式モニタボデー
184を、駆動用モータ239にて回動する駆動用スプ
ロケット242、261、262、や歯付ベルト車27
1、272と、それと歯合するチェーン238、263
264、や歯付ベルト273、274等によって、摺
動テーブル187を前進後退させることにより、移動式
モニタボデー184を使用位置と格納位置に動かせるよ
うにしたNo.38視認カメラ装着車とNo.39視認
カメラ装着車とNo.40視認カメラ装着車に、それぞ
れ定張力ばね機構279を設けることによって、各視認
カメラ装着車の駆動モータ239の出力を軽減し、かつ
移動式モニタボデー184の前進後退を円滑にすること
ができる。この定張力ばね機構付視認カメラ装着車は、
後部梁材203上に定張力ばね本体227を軸支し、定
張力ばね本体227の定張力ばね199の先端部を、摺
動テーブル187の後側下面に、ばね取付材233にて
取り付け、摺動テーブル187を後部梁材203方向に
引張るようにし、駆動用スプロケット242、261、
262、や歯付ベルト車271、272を回転する際の
慣性力を軽減するものである。このような構成により、
摺動テーブル187を円滑に前進後退させ、移動式モニ
タボデー184を使用位置と格納位置に動かすようにす
るものである。この利点は、、長大モニタボデー181
の使用位置から格納位置に引上げる際の慣性力が、定張
力ばね199の引張力で緩和されるので、始動時の急激
な引き上げに円滑に対応できるため、装置構成部品や駆
動モータに過度の負担をかけることが無い。また摺動テ
ーブル187や移動式モニタボデー184等の摩擦力を
緩和して円滑に前進後退させるため、摺動テーブル18
7の案内面を前下がりに傾斜して構成し、定張力ばね1
99の引張力を活用するようにしてもよい。
【0107】図88はNo.41視認カメラ装着車に使
用される圧力シリンダー型摺動テーブル駆動機構の一部
切断側面図、図89はその一部切断平面図である。図示
するように、この視認カメラ装着車は、ハウジング12
2の両側に跨がって両端支持して固定された前部梁材2
02に、圧力シリンダー111を固定し、摺動テーブル
187の両端に設けられた案内凸部190をハウジング
122の両側に設けられたテーブル案内溝191に嵌装
し、摺動テーブル187にロッド保持体214を取付
け、ロッド保持体214を前部梁材202に固定された
圧力シリンダー111のピストンロッド113の先端部
をロッドナット119にて取り付けて、圧力シリンダー
111のピストンロッド113によって摺動テーブル1
87を前進後退させるようにする。摺動テーブル187
の下面にはスチールベルト216の後端部をベルト取付
材235で取り付け、スチールベルト216の先端部を
先端上部取付材217とハンガー付き下部摺動材218
で取り付け、ハンガー付き下部摺動材218のハンガー
219に、移動式モニタボデー184の吊具194を軸
支して移動式モニタボデー184を取り付け、誘導案内
レール215の下にプロテクター183を設け、プロテ
クター183の上部の格納位置と、車室内前部上部11
の使用位置を移動式モニタボデー184が移動できるよ
うにする。
【0108】図90はNo.42視認カメラ装着車に使
用される圧力シリンダー型摺動テーブル駆動装置の一部
切断側面図、図91はの一部切断平面図である。図示す
るように、ハウジング122の両側に跨がって両端支持
されて固定された後部梁材203にロッド保持体214
を取り付け、摺動テーブル187の両端に設けられた案
内凸部190をハウジング122の両側に設けられたテ
ーブル案内溝191に嵌装し、摺動テーブル187の上
に圧力シリンダー111を取り付け、圧力シリンダー1
11のピストンロッド113の先端部をロッドナット1
14にて、後部梁材203のロッド保持体214に取り
付ける。摺動テーブル187の両端に設けられた案内凸
部190をハウジング122の両側に設けられたテーブ
ル案内溝191に嵌装し、摺動テーブル187の直進運
動を円滑にする。摺動テーブル187の下面にはスチー
ルベルト216の後端部を取り付け、スチールベルト2
16の先端部を先端上部取付材217とハンガー付き下
部摺動材218で取り付け、ハンガー付き下部摺動材2
18のハンガー219に、移動式モニタボデー184の
吊具194を軸支して移動式モニタボデー184を取り
付け、誘導案内レール215の下にプロテクター183
を設け、プロテクター183の上部の格納位置と、車室
内前部上部11の使用位置を移動式モニタボデー184
が移動できるようにしたものである。この圧力シリンダ
ー111を使用した視認カメラ装着車は、小さな据付面
積で大きな駆動力を発揮できて、駆動装置を最小化でき
る利点がある。
【0109】定張力ばね機構付視認カメラ装着車は、N
o.41視認カメラ装着車とNo.42視認カメラ装着
車に、それぞれ定張力ばね機構280を設けることによ
って、各視認カメラ装着車の圧力シリンダーや油圧装置
を小形化する効果がある。使用される定張力ばね機構
は、後部梁材203上に定張力ばね本体227を軸支
し、定張力ばね本体227の定張力ばね199の先端部
を、摺動テーブル187の下面後側にばね取付材233
にて取り付け、摺動テーブル187を後部梁材203方
向に引張るようにしたものである。
【0110】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0111】自動車のルーフ上に配置された複数のビデ
オカメラで、車の四周の視界を分担して撮像した映像信
号を伝送した映像を、車内の複数モニタで一望にして見
れるので、ビデオカメラやモニタの新しい使用方法に
て、これまで視認できなかった車の周辺の広範囲な交通
状況や道路状況を左右関連して視認できるので、運転者
の安全意識を促進し危険状態を回避することができる。
【0112】ビデオカメラをルーフ上に設けたことによ
り、フロントピラー、ボンネット、フロントフェンダー
等による「前方左右視界の死角」や、アイポイントの低
さによる「上方視界の死角」等の影響を無くした視界が
確保できるので、安全確認に見落とす視界がなく走行中
の危険性を速やかに視認できる。またルームミラーの欠
点である「リヤミラーの後方視界の死角」により、リヤ
ピラーによる後方視認の阻害や、後部座席に人が乗って
いる際に、その体によって後方視界が妨げらることがな
くなり、後方視認不注意による交通事故も未然に防止す
ることができる。
【0113】片側一車線で片側渋滞の反対車線を走行す
る場合に、渋滞車の間から急に飛び出して横断する人や
自転車や二輪車(自動二輪車、原動機付自転車)等を事
前に発見できるため人身事故を未然に防止することがで
きる。また車体前部側面と近接する他車両や建造物との
間隔が容易に確認できるために、狭い通路で他車両や建
造物とすれ違う場合や、狭い駐車場や車の間隙に駐車す
る場合に車を接触する等の物損事故を防止することがで
きる。
【0114】周囲の交通状況を広範囲に俯瞰して写した
明確な映像をモニタで視認できるため、縦列走行中に前
車が急に速度を落としたり、急停車するような状況が発
生した場合や、前車を追越し追抜く時や、進路変更時
や、すれ違い時に、対向車線の前方に問題が発生した場
合等に、事前に問題を察知出ることから追突事故や接触
事故や衝突事故を未然に防止することができる。
【0115】交差点を右折する際に対向車線に右折車が
停止している場合、その対向車線に停止している右折車
の左側を高速で直進して来る自動車や、原動機付自転車
等を容易に発見できるため、安易に危険を犯してまで右
折進行することがなくなるので、それらと衝突する交通
事故を未然に防止することができる。
【0116】圧力シリンダーを使用したモニタボデー回
動具は、構造簡単で単位体積当りの馬力が大きくできる
ので、設置面積を小さくでき、また制作費も安価にでき
る。また圧力シリンダーの数毎にユリット化できるの
で、視認カメラ装着車の機種を簡単に多くできる。また
その製造組立てが容易である。
【0117】回転体を使用したモニタボデー回動具は、
電気操作が容易で、回転体が摩擦駆動であるため、回動
力の片寄りがなくモニタボデーの回動が円滑にできる。
また車内で人体が接触してもその位置で空転するので、
衝撃も小さく安全である。また回転体の数毎にユリット
化できるので、視認カメラ装着車の機種の多様化や製造
組立てが容易である。
【0118】移動式モニタボデーは、モニタボデー回動
機構とスライデイング装置との組み合わせにより、さら
に多種多様な視認カメラ装着車の機種が製造できるた
め、あらゆる自動車に装着できて便利である。
【0119】モニタボデー回動機構は、スライデイング
装置によってモニタボデーを前後運動するだけで、自動
的にモニタボデーを格納位置から使用位置に回動して、
フールプルーフ的に位置決めできる。そのため故障が少
なく操作が便利である。
【0120】スライデイング装置は、構造簡単で強力な
動力で摺動テーブルを駆動できるので、どのような視認
カメラ装着車に装着しても、モニタボデーの移動作業が
円滑で確実である。
【図面の簡単な説明】
【図1】No.1視認カメラ装着車の実施例を示す左側
面図である。
【図2】ビデオカメラ取付ベースの実施例を示す一部切
断側面図である。
【図3】はビデオカメラ取付ベースの実施例を示す一部
切断正面図である。
【図4】No.1視認カメラ装着車のルーフ上に取り付
けたビデオカメラ取付ベースの説明図である。
【図5】No.2視認カメラ装着車の一部切断平面図に
おけるビデオカメラ取付ベースの説明図である。
【図6】No.3視認カメラ装着車の左側面図である。
【図7】図6の正面図である。
【図8】図6の平面図である。
【図9】No.4視認カメラ装着車の一部切断平面図で
ある。
【図10】No.5視認カメラ装着車の一部切断平面図
である。
【図11】No.6視認カメラ装着車の一部切断平面図
である。
【図12】No.7視認カメラ装着車の一部切断平面図
である。
【図13】No.8視認カメラ装着車に使用する電動回
動式単眼透明保護具の一部切断側面図である。
【図14】図13の一部切断平面図である。
【図15】No.9視認カメラ装着車に使用する電動回
動式複眼透明保護具の一部切断平面図である。
【図16】電動回動式複眼透明保護具を車側に回動して
使用しでいるNo.9視認カメラ装着車の正面図であ
る。
【図17】図16の背面図である。
【図18】電動回動式複眼透明保護具の先端を車の中央
に回動したNo.9視認カメラ装着車の正面図、
【図19】電動回動式透明保護具を格納位置に回動した
No.9視認カメラ装着車の背面図である。
【図20】No.10視認カメラ装着車に装着するフェ
ザーキー式電動ミラー駆動装置の球継手部を取り付けた
ミラーボデーの平面図である。
【図21】電動ミラー駆動装置の展開断面図である。
【図22】No.10視認カメラ装着車に使用される裾
野型電動ミラー駆動装置付透明保護具65の正面図であ
る。
【図23】図22の切断側面図である。
【図24】No.10視認カメラ装着車に使用される円
筒型電動ワイパー装置付透明保護具83の切断側面図で
ある。
【図25】No.11視認カメラ装着車に使用される非
回動型の電動ワイパー装置付複眼透明保護具の切断正面
図である。
【図26】図25の切断平面図である。
【図27】No.11視認カメラ装着車に使用する電動
ワイパー装置付複眼透明保護具の切断正面図である。
【図28】No.12視認カメラ装着車に使用される円
筒型電動ワイパー装置付透明保護具83の切断側面図で
ある。
【図29】No.13視認カメラ装着車に使用される電
動ネジ型の全体型固定式ワイパー装置付単眼透明保護具
の切断正面図である。
【図30】No.14視認カメラ装着車に使用される圧
力シリンダー型の固定式ワイパー装置付単眼透明保護具
の切断正面図である。
【図31】No.15視カメラ装着車に使用される圧力
シリンダー型の固定式ワイパー装置付単眼透明保護具の
圧力シリンダーを、保持筒基台上にヘッドカバーを取り
付けて縦立したものである。
【図32】No.16視認カメラ装着車に使用される圧
力シリンダー型の固定式ワイパー装置付単眼透明保護具
の切断正面図である。
【図33】No.17視カメラ装着車に使用される全体
型電動回動式の固定式ワイパー装置付複眼透明保護具の
切断正面図である。
【図34】No.18視カメラ装着車に使用される全体
型電動回動式の固定式ワイパー装置付複眼透明保護具9
4の切断正面図である。
【図35】No.19視認カメラ装着車に使用される個
別型で、透明保護具だけを上下動する固定式ワイパー装
置付複眼透明保護具の切断正面図である。
【図36】No.20視認カメラ装着車に使用される個
別型で、透明保護具だけを上下動し、固定式ワイパー装
置付複眼透明保護具の切断正面図である。
【図37】No.21視認カメラ装着車の左側面図であ
る。
【図38】図37の正面図である。
【図39】図37の平面図である。
【図40】No.21視認カメラ装着車に使用する単眼
方式の縦列型透明保護具の一部切断正面図である。
【図41】図40の切断側面図、
【図42】No.21視認カメラ装着車に使用する複眼
方式の縦列型透明保護具の正面図である。
【図43】No.22視認カメラ装着車の左側面図であ
る。
【図44】図43の正面図である。
【図45】図43の平面図である。
【図46】No.23視認カメラ装着車の単体モニタボ
デーを使用位置に回動した車室前方上部の斜視図であ
る。
【図47】スラストワッシャーを利用した単体モニタボ
デーの一部切断正面図である。
【図48】転がり軸受を利用した単体モニタボデーの一
部切断正面図である。
【図49】スプリングを利用した単体モニタボデーの一
部切断平面図である。
【図50】図49の一部切断側面図である。
【図51】No.24視認カメラ装着車に使用される連
合モニターボデーの側面図である。
【図52】図51の正面図である。
【図53】図51の平面図である。
【図54】No.27視認カメラ装着車に使用される単
体モニタボデー1台と連合モニタボデー2台を使用位置
に回動した車室前方上部11の斜視図
【図55】図54において連合モニターボデー2台が格
納位置に回動し、単体モニタボデー1台だけを使用位置
に回動した車室前方上部の斜視図である。
【図56】No.25視認カメラ装着車に使用されるモ
ニターボデー回動具の切断側面図である。
【図57】1台の圧力シリンダを使用したモニターボデ
ー回動具の一部切断平面図である。
【図58】複数の圧力シリンダを使用したモニターボデ
ー回動具の一部切断平面図である。
【図59】No.26視認カメラ装着車に使用されるモ
ニターボデー回動具の切断平面図である。
【図60】No.27視認カメラ装着車の車室前方上部
の斜視図である。
【図61】No.28視認カメラ装着車の天井周縁部の
四周と天井中央部の間に、多数のモニタを嵌着して連設
した車室前方上部の斜視図である。
【図62】No.29視認カメラ装着車に使用される車
室前方上部の長大モニタボデーと、天井側縁部の二側に
配置した多数のモニタとの複合型の使用状態を示す斜視
図である。
【図63】No.30視認カメラ装着車の車室前方上部
11の斜視図である。
【図64】No.31視認カメラ装着車に使用されるボ
ールねじ方式の摺動テーブルで駆動する移動式モニタボ
デーの倣カーブ材型回動機構の一部切断側面図である。
【図65】図64の一部切断平面図である。
【図66】No.31視認カメラ装着車に使用されるピ
ニオン・ラック方式の摺動テーブルで駆動する移動式モ
ニタボデーの倣カーブ材型回動機構の一部切断側面図で
ある。
【図67】No.32視認カメラ装着車に使用される欠
歯ラック型回動機構の側面図である。
【図68】図67の一部切断正面図である。
【図69】No.33視認カメラ装着車に使用される圧
力シリンダー方式の摺動テーブルで駆動する移動式モニ
タボデーの誘導案内レール型回動機構の一部切断側面図
である。
【図70】No.34視認カメラ装着車に使用されるボ
ールねじ型摺動テーブル駆動装置の側面図である。
【図71】図70の一部切断平面図である。
【図72】No.35視認カメラ装着車に使用されるボ
ールねじ型摺動テーブル駆動装置の側面図である。
【図73】図72の一部切断平面図である。
【図74】No.36視認カメラ装着車に使用されるラ
ック型摺動テーブル駆動装置の側面図である。
【図75】図75はその一部切断平面図である。
【図76】No.37視認カメラ装着車に使用されるラ
ック型摺動テーブル駆動装置の側面図である。
【図77】図76の一部切断平面図である。
【図78】No.38視認カメラ装着車に使用されるロ
ーラチェーン型摺動テーブル駆動機構の一部切断側面図
である。
【図79】図78に使用されるローラチェーンと駆動用
スプロケットの歯合状態を示す拡大図である。
【図80】図78の一部切断平面図である。
【図81】No.39視認カメラ装着車に使用されるサ
イレントチェーン型摺動テーブル駆動装置251の一部
切断側面図である。
【図82】図81に使用されるサイレントチェーンと駆
動用スプロケットの歯合状態を示す拡大図である。
【図83】図83は歯付ベルトと駆動用歯付ベルト車の
歯合状態を示す拡大図である。
【図84】図81の一部切断平面図である。
【図85】No.40視認カメラ装着車に使用される歯
付ベルト型摺動テーブル駆動装置267の一部切断側面
図である。
【図86】図85に使用される歯付ベルトと駆動用歯付
ベルト車の歯合状態、及び歯付ベルトと噛合歯数調整車
286の係合状態を示す拡大図である。
【図87】図87は図85の一部切断平面図である。
【図88】No.41視認カメラ装着車に使用される圧
力シリンダー型摺動テーブル駆動装置の一部切断側面図
である。
【図89】図88の一部切断平面図である。
【図90】No.42視認カメラ装着車に使用される圧
力シリンダー型摺動テーブル駆動装置の一部切断側面
図、図91はの一部切断平面図である。
【図91】図90の一部切断平面図である。
【符号の説明】
4A 背面左斜方向視認用ビデオカメラ(「背面左
斜」) 4B 左車側後方視認用ビデオカメラ(「左後」) 4C 車側左横後方視認用ビデオカメラ(「左横後」) 4D 車側左横中央後方視認用ビデオカメラ(「左横中
後」) 4E 車側左方向視認用ビデオカメラ(「左横」) 4F 車側左横中央前方視認用ビデオカメラ(「左横中
前」) 4G 車側左横前方視認用ビデオカメラ(「左横前」) 4H 左車側前方視認用ビデオカメラ(「左前」) 4I 正面左方向視認用ビデオカメラ(「正面左」) 4J 背面視認用ビデオカメラ(「背面」) 4K 正面視認用ビデオカメラ(「正面」) 4L 正面右方向視認用ビデオカメラ(「正面右」) 4M 右車側前方視認用ビデオカメラ(「右前」) 4N 車側右横前方視認用ビデオカメラ(「右横前」) 4O 車側右横中央前方視認用ビデオカメラ(「右横中
前」) 4P 車側右方向視認用ビデオカメラ(「右横」) 4Q 車側右横中央後方視認用ビデオカメラ(「右横中
後」) 4R 車側右横後方視認用ビデオカメラ(「右横後」) 4S 右車側後方視認用ビデオカメラ(「右後」) 4T 背面斜右方向視認用ビデオカメラ(「背面斜
右」) 9A 背面左斜方向視認用モニタ(モニタ表示「背面左
斜」) 9B 左車側後方視認用モニタ(モニタ表示「左後」) 9C 車側左横後方視認用モニタ(モニタ表示「左横
後」) 9D 車側左横中央後方視認用モニタ(モニタ表示「左
横中後」) 9E 車側左方向視認用モニタ(モニタ表示「左横」) 9F 車側左横中央前方視認用モニタ(モニタ表示「左
横中前」) 9G 車側左横前方視認用モニタ(モニタ表示「左横
前」) 9H 左車側前方視認用モニタ(モニタ表示「左前」) 9I 正面左方向視認用モニタ(モニタ表示「正面
左」) 9J 背面視認用モニタ(モニタ表示「背面」) 9K 正面視認用モニタ(モニタ表示「正面」) 9L 正面右方向視認用モニタ(モニタ表示「正面
右」) 9M 右車側前方視認用モニタ(モニタ表示「右前」) 9N 車側右横前方視認用モニタ(モニタ表示「右横
前」) 9O 車側右横中央前方視認用モニタ(モニタ表示「右
横中前」) 9P 車側右方向視認用モニタ(モニタ表示「右横」) 9Q 車側右横中央後方視認用モニタ(モニタ表示「右
横中後」) 9R 車側右横後方視認用モニタ(モニタ表示「右横
後」) 9S 右車側後方視認用モニタ(モニタ表示「右後」) 9T 背面斜右方向視認用モニタ(モニタ表示「背面斜
右」) 1 ビデオカメラ取付ベース 2 ルーフ上基点 3 ビデオカメラ取付溝 4 ビデオカメラ 5 ガラス窓 6 ガラス窓付ルーフ 7 システムケーブル 8 モニタボデー 9 モニタ 10 フロントウィンド 11 車室内前方上部 12 ルーフ 13 ルーフ前縁部 14 ルーフ後縁部 15 ルーフ左側縁部 16 ルーフ右側縁部 17 透明保護具 18 取付ベース 19 第一枢支軸 20 第一回転体 21 第一回転体側板 22 第二枢支軸 23 第二回転体 24 透明保護具ボデー 25 透明保護具ボデー基部 26 透明保護具ボデー前部 27 第一回転体カバー 28 第一ウォーム 29 第一回転体ボス 30 第一ウォームホィール 31 第一モータ 32 第一減速歯車群 33 転がり軸受 34 電動回動式単眼透明保護具 35 電動回動式複眼透明保護具 36 第一ビデオカメラ 37 第二ビデオカメラ 38 第一電動ワイパー装置 39 第二電動ワイパー装置 40 フェザーキー式電動ミラー駆動装置 41 球継手部 42 ミラーボデー 43 フェザーキー 44 上下用進退杆球継手 45 主球継手 46 左右用進退杆球継手 47 ミラー取付板 48 主球座 49 上下用進退杆球球座 50 左右用進退杆球球座 51 第一側面 52 第二側面 53 ミラー取付板側軸受 54 フェザーキー取付軸受 55 上下用進退杆 56 左右用進退杆 57 フェザーキー溝 58 オスネジ部 59 メスネジ部 60 上下用駆動モータ 61 左右用駆動モータ 62 上下用ウォームホィール 63 左右用ウォームホィール 64 ミラー 65 裾野型電動ミラー駆動装置付透明保護具 66 透明保護具基台 67 ビデオカメラ取付台 68 保持アーム 69 ミラーボデー取付部 70 ピボット軸 71 ガラス 72 ワイパーアーム 73 出力クランク&出力リンク 74 入力クランク&入力リンク 75 ギヤボックス 76 ワイパーモータ 77 ワイパー用ウォーム 78 ワイパー用ウォームホィール 79 ワイパー用ウォームホィール軸 80 リンクロッド 81 ピボット 82 電動ミラー駆動装置付ビデオカメラ 83 円筒型電動ワイパー装置付透明保護具 84 回転体 85 回転体基盤 86 取付ベース 87 枢支軸基盤 88 枢支軸 89 ウォームホィール 90 回転体モータ 91 減速歯車群 92 回転体ボス 93 転り軸受 94 全体型固定式ワイパー装置付透明保護具 95 個別型固定式ワイパー装置付透明保護具 96 保持筒 97 保持筒基台 98 電球 99 ドレーンホース 100 上部ガラス体 101 下部金属体 102 環状取付材 103 昇降用ウォームホィール 104 昇降用メスネジ部 105 上部軸受 106 下部軸受 107 軸受腕部 108 軸受外環部 109 固定ワイパー 110 昇降用オスネジ部 111 圧力シリンダー 112 ヘッドカバー 113 ピストンロッド 114 ロッドナット 115 シリンダーチューブ 116 押え板 117 ロッドカバー 118 ピストン 119 ピストンナット 120 固定ワイパー基部 121 単眼透明保護具 122 ハウジング 123 電動回動機 124 回動台基盤 125 回動台枢支軸 126 回動台ウォームホィール 127 回動台ウォーム 128 上部台盤 129 固定台盤 130 昇降用案内ボルト 131 昇降用案内孔 132 固定式ワイパー装置 133 回動台モータ 134 第一ビデオカメラ取付台 135 第二ビデオカメラ取付台 136 第一軸受 137 縦列型透明保護具 138 縦列型透明保護具ボデー 139 リブ 140 単体モニタボデー 141 スラストワッシヤー 142 回転体基盤 143 枢支軸基盤 144 減速歯車群 145 クラッチガイド 146 クラッチプレート 147 圧縮スプリング 148 サポートワッシヤー 149 Uプレート 150 係止溝 151 ウォーム 152 吊具取付ベース 153 吊具基部 154 吊具軸 155 吊具枢支軸 156 吊具枢支軸基部 157 吊具取付アーム 158 モニタボデー基部 159 吊具ナット 160 スラストベアリング 161 モニタボデー軸受 162 ワッシヤー 163 枢支軸取付基部 164 サポートフレーム 165 連合モニタボデー 166 第一モニタ 167 第二モニタ 168 回動具基台 169 モニタボデー回動具 170 ボデー回動軸 171 ボデー軸支部 172 回動具ボデー 173 両側軸受 174 欠歯歯車 175 ラック 176 キー付回動軸端部 177 保持台 178 車室天井周縁部 179 天井中央部 180 天井側縁部 181 長大モニタボデー 182 車室前方天井 183 プロテクター 184 移動式モニタボデー 185 摺動テーブル駆動機構 186 移動式モニタボデー回動機構 187 摺動テーブル 188 倣カーブ材型回動機構 189 倣カーブ材 190 案内凸部 191 テーブル案内溝 192 摺動テーブル前端アーム 193 先端部ハンガー 194 吊具 195 ローラ車 196 クランク腕 197 欠歯ラック型回動機構 198 運転席 199 定張力ばね 200 ナット保持体 201 ナット 202 前部梁材 203 後部梁材 204 ボールねじ 205 ギヤカバー 206 ギヤボックス 207 欠歯ラック 208 下部支持軸 209 上部支持軸 210 転換歯車 211 連結車 212 回動歯車 213 誘導案内レール型回動機構 214 ロッド保持体 215 誘導案内レール 216 スチールベルト 217 先端上部取付材 218 ハンガー付下部摺動材 219 ハンガー 220 ベルト案内溝 221 案内溝上部材 222 案内溝下部材 223 摺動用モータ 224 ウォームホィール軸 225 軸接手 226 ボールねじ保持体 227 定張力ばね本体 228 摺動用ウォーム 229 摺動用ウォームホィール 230 摺動用ラック 231 摺動用ピニオン 232 固定ラック 233 ばね取付材 234 ピニオン軸 235 ベルト取付材 236 リヤウィンド 237 スプロケット 238 ローラチェーン 239 スプロケット用モータ 240 前部案内用スプロケット 241 後部案内用スプロケット 242 駆動用スプロケット 243 スプロケット軸 244 駆動用ウォーム 245 駆動用ウォームホィール 246 張力調整具 247 ハンドル 248 ドアミラー 249 ローラチェーン型摺動テーブル駆動機構 250 サイレントチェーン 251 サイレントチェーン型摺動テーブル駆動機構 252 第一駆動用スプロケット軸 253 第二駆動用スプロケット軸 254 サイレントチェーン用ギャボックス 255 第一上部軸受 256 第一下部軸受 257 側部軸受 258 第二下部軸受 259 第一歯車 260 第二歯車 261 第一駆動用スプロケット 262 第二駆動用スプロケット 263 第一サイレントチェーン 264 第二サイレントチェーン 265 歯付ベルト 266 歯付ベルト車 267 歯付ベルト型摺動テーブル駆動機構 268 第一駆動用歯付ベルト車軸 269 第二駆動用歯付ベルト車軸 270 歯付ベルト用ギャボックス 271 第一駆動用歯付ベルト車 272 第二駆動用歯付ベルト車 273 第一歯付ベルト 274 第二歯付ベルト 275 前部案内用歯付ベルト車 276 後部案内用歯付ベルト車 277 噛合歯数調整車 278 歯付ベルト用ギャボックス 279 定張力ばね機構 280 圧力シリンダー型摺動テーブル駆動機構 281 ガラス体接合部 282 フロントボンネット 283 トランクリッド 284 ロッド取付材 285 歯車用軸受
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60R 21/00 624 B60R 21/00 624C 626 626G G08G 1/16 G08G 1/16 C H04N 5/222 H04N 5/222 B 5/225 5/225 C D 7/18 7/18 J

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車のルーフ上にビデオカメラを設け、
    車室内の天井周縁部と天井中心部の間にモニタを設けた
    ことを特徴とする視認カメラ装着車。
  2. 【請求項2】自動車のルーフ上にビデオカメラを設け、
    車室内前部にモニタを設けたことを特徴とする視認カメ
    ラ装着車。
  3. 【請求項3】ルーフ下のハウジングの上に設けたビデオ
    カメラ取付ベースにおいて、ビデオカメラ取付ベースの
    中心をルーフ上基点とし、そのルーフ上基点を中心に、
    ビデオカメラ取付ベース上に放射状にビデオカメラ取付
    溝を形成し、ビデオカメラ取付溝にビデオカメラを取り
    付け、ビデオカメラ取付ベースに視認窓付きルーフを被
    せた請求項1、2記載の視認カメラ装着車。
  4. 【請求項4】ルーフ下のハウジングの上に設けたビデオ
    カメラ取付ベースにおいて、ビデオカメラ取付ベース上
    に、運転席に座った運転者の頭上に相当する点を設定し
    てルーフ上基点とし、そのルーフ上基点を中心に、ビデ
    オカメラ取付ベース上に放射状にビデオカメラ取付溝を
    形成し、ビデオカメラ取付溝にビデオカメラを取り付
    け、ビデオカメラ取付ベースに視認窓付ルーフを被せた
    請求項1、2記載の視認カメラ装着車。
  5. 【請求項5】ビデオカメラをルーフ上周縁部に八文銭形
    に配置し、ルーフ前縁部の左端に左車側前方視認用ビデ
    オカメラを取り付け、中央に正面視認用ビデオカメラ、
    右端に右車側前方視認用ビデオカメラを取り付け、ルー
    フ後縁部の左端に左車側後方視認用ビデオカメラを取り
    付け、中央に背面視認用ビデオカメラ、右端に右車側後
    方視認用ビデオカメラを取り付け、ルーフの左側と右側
    の中央にそれぞれ車側左方向視認用ビデオカメラと、車
    側右方向視認用ビデオカメラを取り付けた請求項1、2
    記載の視認カメラ装着車。
  6. 【請求項6】ビデオカメラをルーフ上周縁部に六文銭形
    に配置し、ルーフ前縁部の左端に左車側前方視認用ビデ
    オカメラを取り付け、右端に右車側前方視認用ビデオカ
    メラを取り付け、ルーフ後縁部の左端に左車側後方視認
    用ビデオカメラ、右端に右車側後方視認用ビデオカメラ
    を取り付け、ルーフの左側と右側の中央にそれぞれ車側
    左方向視認用ビデオカメラと、車側右方向視認用ビデオ
    カメラを取り付けた請求項1、2記載の視認カメラ装着
    車。
  7. 【請求項7】ビデオカメラをルーフ上周縁部に台形に配
    置し、ルーフ前縁部の左端に左車側前方視認用ビデオカ
    メラ、中央に正面視認用ビデオカメラ、右端に右車側前
    方視認用ビデオカメラを取り付け、ルーフ後縁部の左端
    に左車側後方視認用ビデオカメラを、右端に右車側後方
    視認用ビデオカメラを取り付けた請求項1、2記載の視
    認カメラ装着車。
  8. 【請求項8】ビデオカメラをルーフ上周縁部に四方形に
    配置し、ルーフ前縁部の左端に左車側前方視認用ビデオ
    カメラを取り付け、右端に右車側前方視認用ビデオカメ
    ラを取り付け、ルーフ後縁部の左端に左車側後方視認用
    ビデオカメラを取り付け、右端に右車側後方視認用ビデ
    オカメラを取り付けた請求項1、2記載の視認カメラ装
    着車。
  9. 【請求項9】ビデオカメラをルーフ上周縁部に菱形に配
    置し、ルーフ前縁部の中央に正面視認用ビデオカメラ
    と、ルーフ後縁部の中央に背面視認用ビデオカメラを取
    り付け、ルーフの左側と右側の中央にそれぞれ車側左方
    向視認用ビデオカメラと、車側右方向視認用ビデオカメ
    ラを取り付けた請求項1、2記載の視認カメラ装着車。
  10. 【請求項10】ルーフ上の左右に取り付けた取付ベース
    に第二枢支軸を立設し、第二枢支軸に第二回転体基盤を
    挿入し、第二回転体基盤に第二回転体を取り付け、第二
    回転体を第二枢支軸を中心にモータにて水平方向に回動
    するようにし、次に第二回転体の第二側壁に第一枢支軸
    を立設し、第一枢支軸に第一回転体基盤を挿入し、第一
    回転体基盤に第一回転体を取り付け、第一回転体を第一
    枢支軸を中心にモータにて上下方向に回動するように
    し、第一回転体を透明保護具の内部基端に取り付け、透
    明保護具を水平方向と上下方向に回動するようにした電
    動回動式透明保護具の透明保護具の内部に、ビデオカメ
    ラを1台取り付けた請求項1、2記載の視認カメラ装着
    車。
  11. 【請求項11】ルーフ上の左右に取り付けた取付ベース
    に第二枢支軸を立設し、第二枢支軸に第二回転体基盤を
    挿入し、第二回転体基盤に第二回転体を取り付け、第二
    回転体を第二枢支軸を中心にモータにて水平方向に回動
    するようにし、次に第二回転体の第二側壁に第一枢支軸
    を立設し、第一枢支軸に第一回転体基盤を挿入し、第一
    回転体基盤に第一回転体を取り付け、第一回転体を第一
    枢支軸を中心にモータにて上下方向に回動するように
    し、第一回転体を透明保護具の内部基端に取り付け、透
    明保護具を水平方向と上下方向に回動するようにした電
    動回動式透明保護具の透明保護具の内部に、ビデオカメ
    ラを複数取り付けた請求項1、2記載の視認カメラ装着
    車。
  12. 【請求項12】ルーフ上にビデオカメラを設けた視認カ
    メラ装着車において、ミラーボデーの中央に形成された
    主球継手を中心に90度の位置に上下用進退杆と左右用
    進退杆を設け、 それに対面してミラー取付板に主球座
    と上下用進退杆球座と左右用進退杆球座を形成し、両進
    退杆の片端にミラー取付板の進退杆球座に嵌設される進
    退杆球継手を形成し、進退杆の両端部は、片端をミラー
    取付板側の軸受に挿入し、他端をフエザーキーを内面に
    取り付けたフエザーキー軸受に挿入する。フエザーキー
    軸受を前進後退する進退杆にフエザーキー溝を削成し、
    フエザーキー軸受のフエザーキーと進退杆のフエザーキ
    ー溝を嵌装する。進退杆の中央部にはオスネジ部が削成
    され、駆動モータにより回動するウォームホィールのメ
    スネジ部に螺嵌され、ウォームホィールの両側は、ミラ
    ーボデーの両軸受の内側面に接触して回転可能にし、駆
    動モータにて回転するウォームホィールのメスネジ部に
    螺嵌された進退杆を軸方向に移動し、ミラー取付板の各
    進退杆球座に嵌設された進退杆球継手を進退し、主球継
    手を中心にして、ミラーを取り付けたミラー取付板を上
    下方向と左右方向に傾動させる電動ミラー駆動装置をビ
    デオカメラに添設した電動ミラー駆動装置付きビデオカ
    メラを設け、透明保護具を覆設して取付けた請求項1、
    2記載の視認カメラ装着車。
  13. 【請求項13】ルーフ上に設けるビデオカメラを覆設し
    た透明保護具において、ガラス窓を複数設けた透明保護
    具の下端部を透明保護具基台に取り付け、透明保護具基
    台上にビデオカメラ取付台を複数取り付け、各ビデオカ
    メラ取付台に電動ミラー駆動装置付きビデオカメラを取
    り付け、各ガラス窓のガラスに接触したワイパーを揺動
    する電動ワイパー装置を設けた請求項1、2記載の視認
    カメラ装着車。
  14. 【請求項14】ルーフ上に設けるビデオカメラにおい
    て、透明保護具にビデオカメラ取付台を保持し、ビデオ
    カメラ取付台に電動ミラー駆動装置付きビデオカメラを
    取り付け、ルーフ上に取付ベースを取付け、取付ベース
    に枢支軸基盤を取付け、枢支軸に回転体基盤を嵌装し、
    回転体基盤に回転体を取り付け、回転体基盤に透明保護
    具の下端部を取り付け、透明保護具を回転体にて回動す
    るようにして取付けた請求項1、2記載の視認カメラ装
    着車。
  15. 【請求項15】ルーフ上に設けるビデオカメラを覆設し
    た透明保護具において、ルーフ下に保持筒を取付け、保
    持筒内に透明保護具を嵌装し、透明保護具に透明保護具
    基台を取付け、透明保護具基台の下に昇降用オスネジ軸
    とメスネジ部よりなる電動ネジ型昇降装置を取付け、保
    持筒と透明保護具の接触部に固定ワイパーを取付けた請
    求項1、2記載の視認カメラ装着車。
  16. 【請求項16】ルーフ上に設けるビデオカメラに覆設す
    る透明保護具において、ルーフ下に保持筒を取り付け、
    保持筒内に透明保護具を嵌装し、透明保護具の下端部に
    透明保護具基台を取付け、透明保護具基台の下に圧力シ
    リンダーのヘッドカバーを取り付け、圧力シリンダーの
    ピストンロッドの先端部を保持筒基台に取り付け、保持
    筒の上部と透明保護具の接触部に固定ワイパーを取付け
    た請求項1、2記載の視認カメラ装着車。
  17. 【請求項17】ルーフ上に設けるビデオカメラに覆設す
    る透明保護具において、ルーフ下に保持筒を取り付け、
    保持筒内に透明保護具を嵌装し、透明保護具の下端部に
    透明保護具基台を取付け、透明保護具基台の下に圧力シ
    リンダーのピストンロッドの先端部を取り付け、保持筒
    基台の上に圧力シリンダーのヘッドカバーを取り付け、
    保持筒の上部と透明保護具の接触部に固定ワイパーを取
    付けた請求項1、2記載の視認カメラ装着車。
  18. 【請求項18】ルーフ上に設けるビデオカメラに覆設す
    る透明保護具において、ルーフ下に保持筒を取り付け、
    保持筒内に透明保護具を嵌装し、透明保護具の下端部に
    透明保護具基台を取付け、透明保護具基台の上に圧力シ
    リンダーのロッドカバーを取り付け、透明保護具基台に
    ロッド通過孔を設け、圧力シリンダーのピストンロッド
    の先端部を保持筒基台に取り付け、保持筒の上部と透明
    保護具の接触部に固定ワイパーを取付けた請求項1、2
    記載の視認カメラ装着車。
  19. 【請求項19】ルーフ上に設けるビデオカメラを覆設し
    た透明保護具において、透明保護具基台の上に回動台基
    盤を取り付け、回動台基盤に電動回動機を取り付け、電
    動回動機に上部台盤を取り付ける。2組の電動ミラー駆
    動装置付きビデオカメラをビデオカメラ取付台に取り付
    け、ビデオカメラ取付台を電動回動機の上部台盤に取り
    付け、透明保護具基台の下に圧力シリンダーのヘッドカ
    バーを取り付け、圧力シリンダーのピストンロッドの先
    端部を保持筒基台に取り付け、保持筒の上部に透明保護
    具と接触する固定ワイパーを取付けた請求項1、2記載
    の視認カメラ装着車。
  20. 【請求項20】ルーフ上に設けるビデオカメラを覆設し
    た透明保護具において、透明保護具基台の上に回動台基
    盤を取り付け、回動台基盤に電動回動機を取り付け、電
    動回動機に上部台盤を取り付ける。2組の電動ミラー駆
    動装置付きビデオカメラをビデオカメラ取付台に取り付
    け、ビデオカメラ取付台を電動回動機の上部台盤に取り
    付け、透明保護具基台の下に圧力シリンダーのピストン
    ロッドの先端部を取り付け、保持筒基台の上に圧力シリ
    ンダーのヘッドカバーを取り付け、保持筒の上部に透明
    保護具と接触する固定ワイパーを取付けた請求項1、2
    記載の視認カメラ装着車。
  21. 【請求項21】ルーフ上に設けるビデオカメラを覆設し
    た透明保護具において、固定台盤と透明保護具基台とを
    分離し、固定台盤の上に回動台基盤を取付け、回動台基
    盤に電動回動機を取付け、電動回動機にビデオカメラ取
    付台を取り付け、ビデオカメラ取付台上に2組の電動ミ
    ラー駆動装置付きビデオカメラを取り付ける。固定台盤
    を昇降案内ボルトにて保持筒基台に支持して固定し、透
    明保護具基台に案内孔を設け、透明保護具基台の案内孔
    に昇降案内ボルトを緩挿し、保持筒の上部に透明保護具
    と接触する固定ワイパーを取付け、透明保護具基台の下
    に圧力シリンダーのヘッドカバーを取り付け、圧力シリ
    ンダーのピストンロッドの先端部を保持筒基台に取り付
    け、透明保護具を取付けた透明保護具基台のみを上下に
    駆動する請求項1、2記載の視認カメラ装着車。
  22. 【請求項22】ルーフ上に設けるビデオカメラを覆設し
    た透明保護具において、固定台盤と透明保護具基台とを
    分離し、固定台盤の上に回動台基盤を取付け、回動台基
    盤に電動回動機を取付け、電動回動機にビデオカメラ取
    付台を取り付け、ビデオカメラ取付台上に2組の電動ミ
    ラー駆動装置付きビデオカメラを取り付ける。固定台盤
    を昇降案内ボルトにて保持筒基台に支持して固定し、透
    明保護具基台に案内孔を設け、透明保護具基台の案内孔
    に昇降案内ボルトを緩挿し、保持筒の上部に透明保護具
    と接触する固定ワイパーを取付け、透明保護具基台の下
    に圧力シリンダーのピストンロッドの先端部を取り付
    け、保持筒基台に圧力シリンダーのヘッドカバーを取り
    付け、透明保護具を取付けた透明保護具基台のみを上下
    に駆動する請求項1、2記載の視認カメラ装着車。
  23. 【請求項23】ルーフ上の中央に前後に長い縦列型透明
    保護具を立設し、透明保護具内部にビデオカメラを取り
    付けた請求項1、2記載の視認カメラ装着車。
  24. 【請求項24】ルーフ上に設けた電動回動台上に、ビデ
    オカメラを取り付け、透明保護具を覆設した請求項1、
    2記載の視認カメラ装着車。
  25. 【請求項25】ルーフ上の複数のビデカカメラから映像
    信号を伝送されるモニタを、それぞれ装着した単体モニ
    タボデーを、車室内前方上部に個別に複数設けた請求項
    2記載の視認カメラ装着車。
  26. 【請求項26】ルーフ上の複数のビデカカメラから映像
    信号を伝送されるモニタを、二台づつ一台のモニタボデ
    ーに装着した連合モニタボデーを、車室内前方上部に複
    数設けた請求項2記載の視認カメラ装着車。
  27. 【請求項27】ルーフ上の複数のビデオカメラから映像
    信号をそれぞれ伝送されるモニタを装着したモニタボデ
    ーにおいて、車室内前方上部にモニタボデー回動具の回
    動具ボデーを取り付け、回動具ボデーの両側の軸受にて
    回動軸を支承し、回動軸の中間に欠歯歯車を取り付け、
    モニタボデー回動具内に圧力シリンダーを設け、圧力シ
    リンダーのピストンロッドの先端部にラックを取り付
    け、欠歯歯車を圧力シリンダーのラックと歯合し、ピス
    トンロッドの前進後退にて欠歯歯車を回動させるように
    したモニタボデー回動具の回動軸の両端部を、モニタボ
    デーの両端部に連結して、モニタボデーを格納位置と使
    用位置に回動する請求項2記載の視認カメラ装着車。
  28. 【請求項28】ルーフ上の複数のビデオカメラから映像
    信号をそれぞれ伝送されるモニタを装着したモニタボデ
    ーにおいて、車室内前方上部にモニタボデー回動具の回
    動具ボデーを取り付け、回動具ボデーの両側にサポート
    フレームを取り付け、サポートフレームに回転体の側壁
    を取り付け、回転体の回転体基盤に枢支軸を挿入して枢
    支軸基盤に回転体を取り付ける。枢支軸に緩挿された回
    転体基盤はウォームホイール、クラッチガイド、クラッ
    チプレート、圧縮スプリング、上部ワッシャ等を順次挿
    入し、上部ワッシャの上面位置にUプレートを配置して
    枢支軸に設けた係止溝に係止され、モータに直結された
    ウォームや減速歯車群を経て回動されるウォームホイー
    ルに摩擦結合され、回転体基盤に取付ベースを取り付け
    る。視認カメラ装着車のモニタボデーに使用する場合
    は、回動具ボデーの両側にある取付ベースを、モニタボ
    デーの両側に嵌装し、モニタボデーの内部にて螺設し
    て、モニタボデーを格納位置と使用位置に回動する請求
    項2記載の視認カメラ装着車。
  29. 【請求項29】ルーフ上の複数のビデオカメラから映像
    信号をそれぞれ伝送されるモニタを装着した単体モニタ
    ボデーと連合モニタボデーを組み合わせて、車室前方上
    部に複数設けた請求項2記載の視認カメラ装着車。
  30. 【請求項30】ルーフ上の複数のビデオカメラから映像
    信号をそれぞれ伝送されるモニタを、長大な一台のモニ
    タボデーに連設して、車室内前方上部に設けた請求項2
    記載の視認カメラ装着車。
  31. 【請求項31】ルーフ上の複数のビデカカメラから映像
    信号を伝送されるモニタを、車室内の天井周縁部と天井
    中心部との間に連設した請求項1、2記載の視認カメラ
    装着車。
  32. 【請求項32】ルーフ上の複数のビデカカメラから映像
    信号を伝送されるモニタを装着したモニタボデーを車室
    前方上部に設け、車室内の天井周縁部と天井中心部との
    間にモニタを連設した請求項1、2記載の視認カメラ装
    着車。
  33. 【請求項33】ルーフ上の複数のビデオカメラから映像
    信号をそれぞれ伝送されるモニタに置いて、モニタボデ
    ーを車室内前方上部にて前進後退して移動するようにし
    た請求項2記載の視認カメラ装着車。
  34. 【請求項34】ルーフ上の複数のビデオカメラから映像
    信号をそれぞれ伝送されるモニタを装着した移動式モニ
    タボデーにおいて、ルーフ下にハウジングを取付け、摺
    動テーブルに摺動テーブル前端アームを取り付け、摺動
    テーブル前端アームの両側に案内凸部を設け、ハウジン
    グの内側部に案内溝部を取り付け、案内凸部をハウジン
    グのテーブル案内溝に嵌装し、ハウジングの先端下部に
    倣カーブ材を取付け、摺動テーブル前端アームの先端に
    ハンガーを取付け、ハンガーに移動式モニタボデーの吊
    具軸を緩挿し、移動式モニタボデーの吊具軸にクランク
    腕の下部を軸止し、クランク腕の上部にローラ車を緩挿
    し、ローラ車を倣カーブ材の表面に接触させ、倣カーブ
    材の前進後退にて傾動するクランク腕により、移動式モ
    ニタボデーを、使用位置と格納位置に回動する請求項2
    記載の視認カメラ装着車。
  35. 【請求項35】ルーフ上の複数のビデオカメラから映像
    信号をそれぞれ伝送されるモニタを装着した移動式モニ
    タボデーにおいて、ルーフ下にハウジングを取付け、摺
    動テーブルに摺動テーブル前端アームを取り付け、摺動
    テーブル前端アームの両側に案内凸部を設け、ハウジン
    グの内側部に案内溝部を取り付け、案内凸部をハウジン
    グのテーブル案内溝に嵌装し、ハウジングの先端下部に
    欠歯ラックを取付け、摺動テーブル前端アームの先端に
    ハンガーを取付け、下部支持軸をハンガーに軸止し、下
    部支持軸に移動式モニタボデーの吊具を緩挿し、吊具に
    欠歯歯車を添設して固定し、上部支持軸をハンガーに緩
    挿し、上部支持軸に転換歯車を緩挿し、欠歯歯車と転換
    歯車と歯合し、上部支持軸にUプレートを固定し、連結
    車をフェザーキーにて上部支持軸に軸方向に緩挿し、転
    換歯車の片側に連結車、スプリング、ワッシャ、Uプレ
    ートの順に配置し、転換歯車の他側にスラストワッシャ
    を配置し、転換歯車をスプリングにて圧着する連結車に
    より上部支持軸と一体に回動するようにし、ハンガーの
    外側の上部支持軸に回動歯車を軸止し、回動歯車の外周
    と歯底の平面が接触し歯部で歯合する欠歯ラックを、ハ
    ウジングの前端部の下面に取り付け、回動歯車と欠歯ラ
    ックとの作動関係を、回動歯車が前進して欠歯ラックと
    歯合して回動し、後退して歯合を脱すると回動が止まる
    ように設置する。摺動テーブルの前進後退にて回動歯車
    と欠歯ラックの作用により、移動式モニタボデーを使用
    位置と格納位置に回動する請求項2記載の視認カメラ装
    着車。
  36. 【請求項36】ルーフ上の複数のビデオカメラから映像
    信号をそれぞれ伝送されるモニタを装着した移動式モニ
    タボデーにおいて、ルーフ下にハウジングを取付け、ハ
    ウジングの内側部にテーブル案内溝部を取り付け、摺動
    テーブルの両側に設けられたテーブル案内凸部を、ハウ
    ジングのテーブル案内溝に嵌装し、摺動テーブルの前端
    部にスチールベルトの後端部を取り付け、ハウジングの
    前部に案内溝上部材と案内溝下部材にてベルト案内溝を
    形成し、ベルト案内溝にスチールベルトの両側を緩嵌し
    て、スチールベルトが摺動できるようにし、ハウジング
    の前部に誘導案内レール材を取付け、スチールベルトの
    先端部を先端上部取付材とハンガー付下部摺動材にて挟
    着して取り付け、ハンガー付下部摺動材のハンガーに移
    動式モニタボデーの吊具を吊具軸にて軸支し、移動式モ
    ニタボデーをスチールベルトの先端部に取り付ける。ハ
    ンガー付下部摺動材の下面を誘導案内レール材の上面に
    当接して、スチールベルトの前進後退により、ハンガー
    付下部摺動材の下面が誘導案内レール材の上面を摺動で
    きるようにする。移動式モニタボデーと一体に形成され
    た吊具の側面は、ハンガーの側面にスプリングワッシャ
    等にて摩擦結合され、移動式モニタボデーの使用時の仰
    角が自由に調節できるようにし、テーブル案内溝、ベル
    ト案内溝、誘導案内レールによって、円滑に誘導される
    移動式モニタボデーの前進後退により、移動式モニタボ
    デーを、格納位置と使用位置に回動する請求項2記載の
    視認カメラ装着車。
  37. 【請求項37】ルーフ上の複数のビデオカメラから映像
    信号をそれぞれ伝送されるモニタを装着した移動式モニ
    タボデーを、摺動テーブルにて前進後退する視認カメラ
    装着車において、ルーフ下にハウジングを取付け、摺動
    テーブルの両端の下面に設けられた案内凸部を、ハウジ
    ングの両側に設けられたテーブル案内溝に嵌装し、ハウ
    ジングの上に跨げて前部梁材と後部梁材を両端支持して
    固定し、前部梁材にモータ、減速装置、ウォーム、ウォ
    ームホィール等を設け、ウォームホィール軸を軸接手に
    てボールねじの前端部に取り付け、ボールねじの後端部
    をボールねじ保持体に軸支し、ボールねじ保持体を後部
    梁材に取り付けて、ボールねじをハウジングの上方に両
    端支持し、ナット保持体を摺動テーブルに取り付け、ボ
    ールねじとナット保持体のナットを歯合し、モータにて
    回動するボールねじと歯合するナットを取り付けたナッ
    ト保持体により、摺動テーブルを前進後退させて、移動
    式モニタボデーを使用位置と格納位置に動かせるように
    した請求項2記載の視認カメラ装着車。
  38. 【請求項38】ルーフ上の複数のビデオカメラから映像
    信号をそれぞれ伝送されるモニタを装着した移動式モニ
    タボデーを、摺動テーブルにて前進後退する視認カメラ
    装着車において、ルーフ下にハウジングを取付け、摺動
    テーブルの両端の下面に設けられた案内凸部を、ハウジ
    ングの両側に設けられたテーブル案内溝に嵌装し、摺動
    テーブルの上にボールねじ保持体と、モータにてウォー
    ムホィール軸を回動する減速装置やウォームやウォーム
    ホィールやモータ等を設け、ボールねじの後端部をボー
    ルねじ保持体に挿着し、ボールねじの前端部をウォーム
    ホィール軸に軸接手にて連結して両端支持し、摺動テー
    ブルの上方を跨げて後部梁材をハウジングの上に両端支
    持して固定し、後部梁材にナツトを取り付けたナット保
    持体を取り付け、後部梁材に取り付けられたナット保持
    体のナツトと摺動テーブルのボールねじを歯合し、モー
    タにてボールねじを正逆に回動させることにより、ボー
    ルねじの両端が支持された摺動テーブルを前進後退さ
    せ、移動式モニタボデーを使用位置と格納位置に動かせ
    るようにした請求項2記載の視認カメラ装着車。
  39. 【請求項39】ルーフ上の複数のビデオカメラから映像
    信号をそれぞれ伝送されるモニタを装着した移動式モニ
    タボデーを、摺動テーブルにて前進後退する視認カメラ
    装着車において、ハウジングの内部両側にラックを取付
    け、そのラックと歯合するピニオンを先端に取り付けた
    ピニオン軸を駆動するウォームホィールや、ウォームと
    減速機とモータ等を摺動テーブルに取り付け、摺動テー
    ブルの両側に設けられた案内凸部を、ハウジングの両側
    に設けられたテーブル案内溝に嵌装し、モータを回転し
    て減速機を経てウォームとウォームホィール等によって
    減速されたピニオンが、固定ラックの上を回転して、摺
    動テーブルを前進後退させることにより、移動式モニタ
    ボデーを使用位置と格納位置に動かせるようにした請求
    項2記載の視認カメラ装着車。
  40. 【請求項40】ルーフ上の複数のビデオカメラから映像
    信号をそれぞれ伝送されるモニタを装着した移動式モニ
    タボデーを、摺動テーブルにて前進後退する視認カメラ
    装着車において、ルーム下にハウジングを取り付け、ハ
    ウジングの両側に跨がる前部梁材を両端支持して固定
    し、前部梁材にピニオンとピニオン軸を回動するウォー
    ムホィールとウォームと減速機やモータ等を取り付け、
    ピニオンと歯合するラックを摺動テーブルに取り付け、
    モータを回転して減速機を経てウォームとウォームホィ
    ール等によって回動するピニオンが、摺動テーブルに固
    定されたラックを駆動して、摺動テーブルを前進後退さ
    せることにより、移動式モニタボデーを使用位置と格納
    位置に動かせるようにした請求項2記載の視認カメラ装
    着車。
  41. 【請求項41】ルーフ上の複数のビデオカメラから映像
    信号をそれぞれ伝送されるモニタを装着した移動式モニ
    タボデーを、摺動テーブルを前進後退させることによ
    り、移動式モニタボデーを使用位置と格納位置に動かせ
    るようにした視認カメラ装着車において、後部梁材上に
    定張力ばね本体を軸支し、定張力ばね本体の定張力ばね
    の先端部を、摺動テーブル上の後側に連結して、摺動テ
    ーブルを後部梁材方向に引張るようにした請求項2、3
    7、38、39、40記載の視認カメラ装着車。
  42. 【請求項42】ルーフ上の複数のビデオカメラから映像
    信号をそれぞれ伝送されるモニタを装着した移動式モニ
    タボデーを、摺動テーブルにて前進後退する視認カメラ
    装着車において、ルーフ下にハウジングを取り付け、摺
    動テーブルが摺動できるように、摺動テーブルとハウジ
    ングとの間に案内部を設け、前部梁材と後部梁材をハウ
    ジング上に跨げて両端支持して固定し、前部梁材の両側
    の下に前部案内用スプロケットを2個づつ取り付け、ま
    た後部梁材の両側の下に後部案内用スプロケットを2個
    づつ取り付け、前部梁材上に駆動用スプロケットとスプ
    ロケット軸を駆動するスプロケット用モータと減速歯車
    や駆動用ウォームや駆動用ウォームホィール等を取り付
    け、前部梁材から下に吊り下げた駆動用スプロケットを
    両側から2条のローラチェーンで挟持して、駆動用スプ
    ロケットと歯合した2条のローラチェーンを、前部梁材
    の前部案内用スプロケットと後部梁材の後部案内用スプ
    ロケットに歯合して一回りし、駆動用スプロケットの内
    側に歯合したローラチェーンは、摺動テーブルの片側の
    張力調整具に両端を取り付け、駆動用スプロケットの外
    側に歯合したローラチェーンは、摺動テーブルの他側の
    張力調整具に両端を取り付けて、それぞれ一対の張力調
    整具にて連結し、スプロケット用モータにて回動する駆
    動用スプロケットと、それと歯合する2条のローラチェ
    ーンにて、摺動テーブルを前進後退させることにより、
    移動式モニタボデーを使用位置と格納位置に動かせるよ
    うにした請求項2記載の視認カメラ装着車。
  43. 【請求項43】ルーフ上の複数のビデオカメラから映像
    信号をそれぞれ伝送されるモニタを装着した移動式モニ
    タボデーを、摺動テーブルにて前進後退する視認カメラ
    装着車において、ルーフ下にハウジングを取り付け、摺
    動テーブルが摺動できるように、摺動テーブルとハウジ
    ングとの間に案内部を設け、前部梁材と後部梁材をハウ
    ジング上に跨げて両端支持して固定し、前部梁材の両側
    の下に前部案内用スプロケットを2個づつ取り付け、ま
    た後部梁材の両側の下に後部案内用スプロケットを2個
    づつ取り付ける。前部梁材上に第一駆動用スプロケット
    軸や第二駆動用スプロケット軸を駆動するスプロケット
    用モータとギヤボックス内に減速歯車や駆動用ウォーム
    や駆動用ウォームホィール等を取り付ける。前部梁材上
    に設けたギヤボックス内の上部軸受と第一下部軸受に、
    第一駆動用スプロケット軸を軸支し、第一駆動用スプロ
    ケット軸に駆動用ウォームホィールと第一歯車を取り付
    け、駆動用ウォームホィールと駆動用ウォームと歯合
    し、第一駆動用スプロケット軸の下端部に第一駆動用ス
    プロケットを取り付ける。ギヤボックス内の側部軸受と
    第二下部軸受に、第二駆動用スプロケット軸を軸支し、
    第二駆動用スプロケット軸に第二歯車を取り付け、第二
    駆動用スプロケット軸の下端部に第二駆動用スプロケッ
    トを取り付け、第一駆動用スプロケット軸の第一歯車と
    第二駆動用スプロケット軸の第二歯車を同大にし、第一
    歯車と第二歯車を歯合して、第一駆動用スプロケットの
    回転と第二駆動用スプロケットの回転を同一で逆方向に
    なるようにし、第一駆動用スプロケットと第二駆動用ス
    プロケットを前部梁材の下面から下方に吊り下げる。前
    部梁材から下に吊り下げた第一駆動用スプロケットの外
    側からて第一サイレントチェーンを歯合し、第二駆動用
    スプロケットの外側から第二サイレントチェーンを歯合
    し、二条のサイレントチェーンを前部梁材の前部案内用
    スプロケットと後部梁材の後部案内用スプロケットに歯
    合して一回りし、第一サイレントチェーンは、摺動テー
    ブルの片側の張力調整具に両端を取り付け、第二サイレ
    ントチェーンは、摺動テーブルの他側の張力調整具に両
    端を取り付けて、それぞれ一対の張力調整具にて連結
    し、スプロケット用モータにて回動する第一駆動用スプ
    ロケットと歯合する第一サイレントチェーンと第二駆動
    用スプロケットと歯合する第二サイレントチェーンに
    て、摺動テーブルを前進後退させることにより、移動式
    モニタボデーを使用位置と格納位置に動かせるようにし
    た請求項2記載の視認カメラ装着車。
  44. 【請求項44】ルーフ上の複数のビデオカメラから映像
    信号をそれぞれ伝送されるモニタを装着した移動式モニ
    タボデーを、摺動テーブルにて前進後退する視認カメラ
    装着車において、ルーフ下にハウジングを取り付け、摺
    動テーブルが摺動できるように、摺動テーブルとハウジ
    ングとの間に案内部を設け、前部梁材と後部梁材をハウ
    ジング上に跨げて両端支持して固定し、前部梁材の両側
    の下に前部案内用歯付ベルト車を2個づつ取り付け、ま
    た後部梁材の両側の下に後部案内用歯付ベルト車を2個
    づつ取り付ける。前部梁材上に第一駆動用歯付ベルト車
    軸や第二駆動用歯付ベルト車軸を駆動するスプロケット
    用モータとギヤボックス内に減速歯車や駆動用ウォーム
    や駆動用ウォームホィール等を取り付ける。前部梁材上
    に設けたギヤボックスの上部軸受と第一下部軸受に駆動
    用ウォームホィール軸を軸支し、駆動用ウォームホィー
    ル軸に駆動用ウォームホィールと第一歯車を取り付け、
    駆動用ウォームホィール軸の先端部に第一歯付ベルト車
    を取り付け、ギヤボックス内の側部軸受と第二下部軸受
    に第二駆動用歯付ベルト車軸を軸支し、第二駆動用歯付
    ベルト車軸に第二歯車を取り付け、第二駆動用歯付ベル
    ト車軸の下方の先端部に第二駆動用歯付ベルト車を取り
    付ける。第一駆動用歯付ベルト車軸の第一歯車と第二駆
    動用歯付ベルト車軸の第二歯車を同大にし、第一歯車と
    第二歯車を歯合して、第一駆動用歯付ベルト車の回転と
    第二駆動用歯付ベルト車の回転を同一で逆方向になるよ
    うにする。第一駆動用歯付ベルト車と第二駆動用歯付ベ
    ルト車を前部梁材の下面から下方に吊り下げ、前部梁材
    から下に吊り下げた第一駆動用歯付ベルト車と第二駆動
    用歯付ベルト車の各外側からて第一歯付ベルトと第二歯
    付ベルトを歯合し、二条の歯付ベルトを前部梁材の前部
    案内用歯付ベルト車と後部梁材の後部案内用歯付ベルト
    車に歯合して一回りし、第一歯付ベルトの両端は摺動テ
    ーブルの片側の張力調整具に取り付け、第二歯付ベルト
    の両端は摺動テーブルの他側の張力調整具に取り付け
    る。また第一駆動用歯付ベルト車271と前部案内用歯
    付ベルト車275の間の第一歯付ベルト273の背面に
    噛合歯数調整車を設け、第二駆動用歯付ベルト車271
    と前部案内用歯付ベルト車275の間の第一歯付ベルト
    273の背面に噛合歯数調整車を設ける。歯付ベルト車
    用モータにて回動する第一駆動用歯付ベルト車と歯合す
    る第一歯付ベルトと、第二駆動用歯付ベルト車と歯合す
    る第二歯付ベルトにて、摺動テーブルを前進後退させる
    ことにより、移動式モニタボデーを使用位置と格納位置
    に動かせるようにした請求項2記載の視認カメラ装着
    車。
  45. 【請求項45】ルーフ上の複数のビデオカメラから映像
    信号をそれぞれ伝送されるモニタを装着した移動式モニ
    タボデーを、駆動用モータにて回動する駆動用スプロケ
    ットや歯付ベルト車と、それと歯合する2条のチェーン
    や歯付ベルト等によって、摺動テーブルを前進後退させ
    ることにより、移動式モニタボデーを使用位置と格納位
    置に動かせるようにした視認カメラ装着車において、後
    部梁材上に定張力ばね本体を軸支し、定張力ばね本体の
    定張力ばねの先端部を、摺動テーブル上の後側に連結し
    て、摺動テーブルを後部梁材方向に引張るようにした請
    求項2、41、42、43記載の視認カメラ装着車。
  46. 【請求項46】ルーフ上の複数のビデオカメラから映像
    信号をそれぞれ伝送されるモニタを装着した移動式モニ
    タボデーを、摺動テーブルにて前進後退する視認カメラ
    装着車において、ルーフ下にハウジングを取り付け、摺
    動テーブルの下面の両側に設けられた案内凸部をハウジ
    ングの両側に設けられたテーブル案内溝に嵌装し、ハウ
    ジングの両側に跨がって前部梁材と後部梁材を両端支持
    して固定し、前部梁材に圧力シリンダーを設け、圧力シ
    リンダーのピストンロッドの先端部を、摺動テーブルの
    上に取付けたロッド保持体に連結し、摺動テーブルの前
    端部にスチールベルトの後端部を取り付け、スチールベ
    ルトの先端部を先端上部取付材とハンガー付き下部摺動
    材にて挟持して取り付け、ハンガー付き下部摺動材のハ
    ンガーに移動式モニタボデーの吊具を軸支し、圧力シリ
    ンダーのピストンロッドにてロッド保持体付き摺動テー
    ブルを前進後退させ、移動式モニタボデーを使用位置と
    格納位置に動かすようにした請求項2記載の視認カメラ
    装着車。
  47. 【請求項47】ルーフ上の複数のビデオカメラから映像
    信号をそれぞれ伝送されるモニタを装着した移動式モニ
    タボデーを、摺動テーブルにて前進後退する視認カメラ
    装着車において、ハウジングの両側に跨がる後部梁材を
    取り付け、後部梁材にロッド保持部を取り付け、摺動テ
    ーブルに圧力シリンダーを取り付け、圧力シリンダーの
    ピストンロッドの先端部を、ハウジングに固定された後
    部梁材のロッド保持部と連結し、摺動テーブルの前端部
    にスチールベルトの後端部を取り付け、スチールベルト
    の先端部を先端上部取付材とハンガー付き下部摺動材に
    て挟持して取り付け、ハンガー付き下部摺動材のハンガ
    ーに移動式モニタボデーの吊具を軸支し、圧力シリンダ
    ーのピストンロッドを前進後退して、圧力シリンダーを
    取り付けた摺動テーブルを前進後退させて、移動式モニ
    タボデーを使用位置と格納位置に動かせるようにした請
    求項2記載の視認カメラ装着車。
  48. 【請求項48】ルーフ上の複数のビデオカメラから映像
    信号をそれぞれ伝送されるモニタを装着した移動式モニ
    タボデーを、圧力シリンダーを取り付けた摺動テーブル
    を前進後退させることにより、移動式モニタボデーを使
    用位置と格納位置に動かせるようにした視認カメラ装着
    車において、後部梁材上に定張力ばね本体を軸支し、定
    張力ばね本体の定張力ばねの先端部を、摺動テーブル上
    の後側に連結して、摺動テーブルを後部梁材方向に引張
    るようにした請求項2、41、42、43記載の視認カ
    メラ装着車。
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