JPH05310078A - 車両安全確認装置及びその装置に使用するカメラ - Google Patents
車両安全確認装置及びその装置に使用するカメラInfo
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- JPH05310078A JPH05310078A JP4141123A JP14112392A JPH05310078A JP H05310078 A JPH05310078 A JP H05310078A JP 4141123 A JP4141123 A JP 4141123A JP 14112392 A JP14112392 A JP 14112392A JP H05310078 A JPH05310078 A JP H05310078A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両の全方位に亘って死角となる領域をなく
し、安全確認に優れた効果をもたらす車両安全確認装置
及びその装置に使用するカメラを提供する。 【構成】 車両の後方の左右両側を撮像して前記後方の
画像情報を生成する第１及び第２のカメラＣ１及びＣ２
と、前記車両の前方の左右両側を撮像して前記前方の画
像情報を生成する第３及び第４のカメラＣ３及びＣ４
と、前記第１、第２、第３及び第４のカメラの各々から
得られる第１、第２、第３及び第４の画像情報を合成し
て合成画像情報を生成する４分割アダプタ１３と、前記
合成画像情報を受けて４つの領域Ｄ１、Ｄ２、Ｄ３及び
Ｄ４に分割された表示画面のそれぞれに前記第１、第
２、第３及び第４の画像情報を担う画像を表示すモニタ
ーテレビ３とを備えた構成となっている。
し、安全確認に優れた効果をもたらす車両安全確認装置
及びその装置に使用するカメラを提供する。 【構成】 車両の後方の左右両側を撮像して前記後方の
画像情報を生成する第１及び第２のカメラＣ１及びＣ２
と、前記車両の前方の左右両側を撮像して前記前方の画
像情報を生成する第３及び第４のカメラＣ３及びＣ４
と、前記第１、第２、第３及び第４のカメラの各々から
得られる第１、第２、第３及び第４の画像情報を合成し
て合成画像情報を生成する４分割アダプタ１３と、前記
合成画像情報を受けて４つの領域Ｄ１、Ｄ２、Ｄ３及び
Ｄ４に分割された表示画面のそれぞれに前記第１、第
２、第３及び第４の画像情報を担う画像を表示すモニタ
ーテレビ３とを備えた構成となっている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラによって車両の
安全を確認する車両安全確認装置及びその装置に使用す
るカメラに関する。
安全を確認する車両安全確認装置及びその装置に使用す
るカメラに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から、車両の後方を監視するテレビ
カメラ（以下、単にカメラと称する）を設置して、得ら
れる画像情報を、運転席に設けたモニターテレビに表示
させて、車両の後方の安全を確認する装置が知られてい
る。特に、ワンボックスカーやパネルバンのように、バ
ックミラーやルームミラーによっては後方の視界がきき
にくい車両に多く使用されてきつつある。
カメラ（以下、単にカメラと称する）を設置して、得ら
れる画像情報を、運転席に設けたモニターテレビに表示
させて、車両の後方の安全を確認する装置が知られてい
る。特に、ワンボックスカーやパネルバンのように、バ
ックミラーやルームミラーによっては後方の視界がきき
にくい車両に多く使用されてきつつある。
【０００３】図１０はパネルバンに設置された車両安全
確認装置の従来例を示している。図１０（ａ）はこの装
置を設置したパネルバンの側面図であり、図１０（ｂ）
は平面図である。この図において、１はパネルボック
ス、２は後方確認用のバックミラー、Ｃ０はパネルボッ
クスの屋根に設置されたカメラ、３はカメラＣ０で撮像
された後方の画像情報を表示する運転席に設けられたモ
ニターテレビ、４は運転者を示すものである。
確認装置の従来例を示している。図１０（ａ）はこの装
置を設置したパネルバンの側面図であり、図１０（ｂ）
は平面図である。この図において、１はパネルボック
ス、２は後方確認用のバックミラー、Ｃ０はパネルボッ
クスの屋根に設置されたカメラ、３はカメラＣ０で撮像
された後方の画像情報を表示する運転席に設けられたモ
ニターテレビ、４は運転者を示すものである。
【０００４】図１０（ａ）に示すように、カメラＣ０は
垂直方向に９０度以上の広角を有し、モニターテレビ３
の表示画面の下側に、車両のバンパーが表示されるよう
に設置されている。また、図１０（ｂ）に示すように、
カメラＣ０は水平方向に１２０度以上の広角を有してい
る。したがって、運転者４はバックミラー２では確認で
きない範囲も、モニターテレビ３で確認することができ
た。
垂直方向に９０度以上の広角を有し、モニターテレビ３
の表示画面の下側に、車両のバンパーが表示されるよう
に設置されている。また、図１０（ｂ）に示すように、
カメラＣ０は水平方向に１２０度以上の広角を有してい
る。したがって、運転者４はバックミラー２では確認で
きない範囲も、モニターテレビ３で確認することができ
た。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の装置では、図１０（ｂ）に示すような死角となる領域
Ｚ１及びＺ２を確認することができず、また、建物等の
障害物５及び６のある狭い道路においてバックする場合
に、死角となる領域Ｚ３及びＺ４の確認ができないとい
う問題があった。さらに、従来の装置においては、車両
の前方を確認することは行われておらず、安全確認をす
る点では不十分であった。
の装置では、図１０（ｂ）に示すような死角となる領域
Ｚ１及びＺ２を確認することができず、また、建物等の
障害物５及び６のある狭い道路においてバックする場合
に、死角となる領域Ｚ３及びＺ４の確認ができないとい
う問題があった。さらに、従来の装置においては、車両
の前方を確認することは行われておらず、安全確認をす
る点では不十分であった。
【０００６】本発明はこのような従来の問題を解決する
ものであり、車両の全方位に亘って死角となる領域をな
くし、安全確認に優れた効果をもたらす車両安全確認装
置及びその装置に使用するカメラを提供することを目的
とする。
ものであり、車両の全方位に亘って死角となる領域をな
くし、安全確認に優れた効果をもたらす車両安全確認装
置及びその装置に使用するカメラを提供することを目的
とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第１の発明による車両安全確認装置は、車両の後方
の左右両側を撮像して前記後方の画像情報を生成する第
１及び第２のカメラと、前記車両の前方の左右両側を撮
像して前記前方の画像情報を生成する第３及び第４のカ
メラと、前記第１、第２、第３及び第４のカメラの各々
から得られる第１、第２、第３及び第４の画像情報を合
成して合成画像情報を生成する画像合成手段と、前記合
成画像情報を受けて４つの領域に分割された表示画面の
それぞれに前記第１、第２、第３及び第４の画像情報を
担う画像を表示する表示手段とを備えた構成となってい
る。
に、第１の発明による車両安全確認装置は、車両の後方
の左右両側を撮像して前記後方の画像情報を生成する第
１及び第２のカメラと、前記車両の前方の左右両側を撮
像して前記前方の画像情報を生成する第３及び第４のカ
メラと、前記第１、第２、第３及び第４のカメラの各々
から得られる第１、第２、第３及び第４の画像情報を合
成して合成画像情報を生成する画像合成手段と、前記合
成画像情報を受けて４つの領域に分割された表示画面の
それぞれに前記第１、第２、第３及び第４の画像情報を
担う画像を表示する表示手段とを備えた構成となってい
る。
【０００８】また、上記目的を達成するために、第２の
発明による車両安全確認装置に使用するカメラは、所定
の光軸に沿って物体からの光情報を入射するレンズと、
前記光情報を２次元の画像データとして蓄積する固体撮
像素子と、前記画像データにより画像情報を生成する画
像処理手段と、前記固体撮像素子に蓄積された画像デー
タの水平方向の読出順序を制御して撮像した画像の水平
方向位置を反転した画像データを読み出す反転像モード
と反転しない画像データを読み出す正像モードとを切換
える読出制御手段とを備えた構成となっている。
発明による車両安全確認装置に使用するカメラは、所定
の光軸に沿って物体からの光情報を入射するレンズと、
前記光情報を２次元の画像データとして蓄積する固体撮
像素子と、前記画像データにより画像情報を生成する画
像処理手段と、前記固体撮像素子に蓄積された画像デー
タの水平方向の読出順序を制御して撮像した画像の水平
方向位置を反転した画像データを読み出す反転像モード
と反転しない画像データを読み出す正像モードとを切換
える読出制御手段とを備えた構成となっている。
【０００９】
【作用】したがって本発明の車両安全確認装置によれ
ば、車両の前方及び後方を監視するそれぞれ２台のカメ
ラにより、得られる４つの画像情報を、１つの表示手段
の表示画面の４つに分割した領域に、同時に表示するこ
とにより、車両の全方位に亘ってその安全を確認するこ
とができる。
ば、車両の前方及び後方を監視するそれぞれ２台のカメ
ラにより、得られる４つの画像情報を、１つの表示手段
の表示画面の４つに分割した領域に、同時に表示するこ
とにより、車両の全方位に亘ってその安全を確認するこ
とができる。
【００１０】また、本発明の車両安全確認装置に使用す
るカメラによれば、撮像する画像の水平方向位置を反転
して読み出す読出制御手段により、車両の後方を監視す
るカメラは画像の水平方向位置を反転して出力するの
で、表示手段に表示された後方の画像の左右方向を、実
際の後方の左右方向と一致させることができる。
るカメラによれば、撮像する画像の水平方向位置を反転
して読み出す読出制御手段により、車両の後方を監視す
るカメラは画像の水平方向位置を反転して出力するの
で、表示手段に表示された後方の画像の左右方向を、実
際の後方の左右方向と一致させることができる。
【００１１】
【実施例】以下、第１の発明の車両安全確認装置の実施
例を図を参照して詳細に説明する。図１は本発明の第１
の実施例を示すものであり、図１０（ｂ）と同じく、パ
ネルバンの平面図を表している。図１において、図１０
（ｂ）と同じ構成のものは、同一の符号で示しその説明
は省略し、異なる構成のものについて説明する。すなわ
ち、図１において、Ｃ１及びＣ２は新たに設置された、
従来例と同様、水平方向に１２０度以上の広角をもつ第
１及び第２のカメラであり、パネルボックスの後部の両
端に設置され、車両の後方の左右両側を撮像して監視す
る。
例を図を参照して詳細に説明する。図１は本発明の第１
の実施例を示すものであり、図１０（ｂ）と同じく、パ
ネルバンの平面図を表している。図１において、図１０
（ｂ）と同じ構成のものは、同一の符号で示しその説明
は省略し、異なる構成のものについて説明する。すなわ
ち、図１において、Ｃ１及びＣ２は新たに設置された、
従来例と同様、水平方向に１２０度以上の広角をもつ第
１及び第２のカメラであり、パネルボックスの後部の両
端に設置され、車両の後方の左右両側を撮像して監視す
る。
【００１２】したがって、この第１の実施例によれば、
障害物５及び６のある狭い道路においてバックする場合
でも、後方の広い範囲に亘ってその画像を表示手段とし
てのモニターテレビ３に表示することにより、後方の安
全確認をすることができる。
障害物５及び６のある狭い道路においてバックする場合
でも、後方の広い範囲に亘ってその画像を表示手段とし
てのモニターテレビ３に表示することにより、後方の安
全確認をすることができる。
【００１３】また、カメラＣ１及びＣ２に、カメラを水
平方向に回転させるモータを設け、カメラＣ１及びＣ２
の視野を所望の方向に自在に調整することもできる。図
２はカメラＣ１を水平方向に回転させる様子を示す図で
ある。図２において、７はカメラ回転手段としてのモー
タであり、８はこのモータ７を回転駆動するモータドラ
イバであり、Ｌ１はカメラＣ１のレンズ部である。この
モータ７は、運転席からの遠隔操作により駆動されて、
レンズＬ１の光軸すなわちカメラＣ１の視野を所望の方
向に自在に調整することができる。このカメラ回転手段
を設けることにより、パネルボックス１の後部中央に設
置されたカメラＣ０を不要にすることができる。
平方向に回転させるモータを設け、カメラＣ１及びＣ２
の視野を所望の方向に自在に調整することもできる。図
２はカメラＣ１を水平方向に回転させる様子を示す図で
ある。図２において、７はカメラ回転手段としてのモー
タであり、８はこのモータ７を回転駆動するモータドラ
イバであり、Ｌ１はカメラＣ１のレンズ部である。この
モータ７は、運転席からの遠隔操作により駆動されて、
レンズＬ１の光軸すなわちカメラＣ１の視野を所望の方
向に自在に調整することができる。このカメラ回転手段
を設けることにより、パネルボックス１の後部中央に設
置されたカメラＣ０を不要にすることができる。
【００１４】図３は本発明の車両安全確認装置の第２の
実施例を示すもので、カメラＣ１及びＣ２の２つのカメ
ラのみを設置して、後方の安全確認をする例である。必
要に応じて図２のモータ７を駆動させて、確認すべき所
望の視野をモニターテレビ３に表示することができる。
実施例を示すもので、カメラＣ１及びＣ２の２つのカメ
ラのみを設置して、後方の安全確認をする例である。必
要に応じて図２のモータ７を駆動させて、確認すべき所
望の視野をモニターテレビ３に表示することができる。
【００１５】この場合において、後方の画像をそのまま
モニターテレビ３に表示させると、水平方向位置すなわ
ち左右が逆に表示されることになる。図４（ａ）はこの
様子を示すものである。この図において、モニターテレ
ビ３の画面の表示は、３Ｌ及び３Ｒの２つの領域に分割
されていて、領域３ＲにはカメラＣ１の画像が表示さ
れ、領域３ＬにはカメラＣ２の画像が表示される。した
がって、後方に標識１０がある場合には、これを撮像し
た画像をそのままモニターテレビ３に表示させると、図
４（ａ）に示すような左右が反対の画像１０ａとなる。
モニターテレビ３に表示させると、水平方向位置すなわ
ち左右が逆に表示されることになる。図４（ａ）はこの
様子を示すものである。この図において、モニターテレ
ビ３の画面の表示は、３Ｌ及び３Ｒの２つの領域に分割
されていて、領域３ＲにはカメラＣ１の画像が表示さ
れ、領域３ＬにはカメラＣ２の画像が表示される。した
がって、後方に標識１０がある場合には、これを撮像し
た画像をそのままモニターテレビ３に表示させると、図
４（ａ）に示すような左右が反対の画像１０ａとなる。
【００１６】この点を解消するために、図４（ｂ）に示
すように、撮像した画像の水平方向位置を反転して、モ
ニターテレビ３に正常な画像１０ｂを表示させる。この
画像反転の方法としては種々考えられるが、本発明にお
いては、後述する画像反転機能を具備したカメラを使用
する。
すように、撮像した画像の水平方向位置を反転して、モ
ニターテレビ３に正常な画像１０ｂを表示させる。この
画像反転の方法としては種々考えられるが、本発明にお
いては、後述する画像反転機能を具備したカメラを使用
する。
【００１７】ところで、上記第２の実施例のように、後
方確認用のカメラのみを設置した装置の場合には、運転
者４の位置が車両のフロントグラスに近い位置にあれ
ば、前方の左右の領域も十分確認できる。しかし、図３
に示すように、運転者の位置がやや後方にある場合に
は、障害物１１及び１２に挟まれた狭い道路から出ると
きに、死角となる領域Ｚ５及びＺ６の確認をすることが
できない。
方確認用のカメラのみを設置した装置の場合には、運転
者４の位置が車両のフロントグラスに近い位置にあれ
ば、前方の左右の領域も十分確認できる。しかし、図３
に示すように、運転者の位置がやや後方にある場合に
は、障害物１１及び１２に挟まれた狭い道路から出ると
きに、死角となる領域Ｚ５及びＺ６の確認をすることが
できない。
【００１８】図５は本発明の車両安全確認装置の第３の
実施例を示すものであり、車両の後方確認用のカメラＣ
１及びＣ２の他に、前方確認用のカメラＣ３及びＣ４を
設けた構成となっている。このような構成により、カメ
ラＣ１、Ｃ２、Ｃ３及びＣ４から得られる画像は、図６
に示すように、モニターテレビ３の画面の水平及び垂直
に２分割された４つの領域Ｄ１、Ｄ２、Ｄ３及びＤ４に
それぞれ表示される。この４つの表示領域の内、領域Ｄ
１及びＤ２については、カメラＣ１及びＣ２で撮像され
た画像とは、水平方向位置が反転された画像となってい
るのは第２の実施例と同様である。
実施例を示すものであり、車両の後方確認用のカメラＣ
１及びＣ２の他に、前方確認用のカメラＣ３及びＣ４を
設けた構成となっている。このような構成により、カメ
ラＣ１、Ｃ２、Ｃ３及びＣ４から得られる画像は、図６
に示すように、モニターテレビ３の画面の水平及び垂直
に２分割された４つの領域Ｄ１、Ｄ２、Ｄ３及びＤ４に
それぞれ表示される。この４つの表示領域の内、領域Ｄ
１及びＤ２については、カメラＣ１及びＣ２で撮像され
た画像とは、水平方向位置が反転された画像となってい
るのは第２の実施例と同様である。
【００１９】図７はこの第３の実施例のシステム構成を
示す概略ブロック図である。図７において、１３は、カ
メラＣ１ないしＣ４から出力される４系統の画像情報を
合成して、合成画像情報を生成する画像合成手段として
の４分割アダプタであり、運転席の近傍に配置されてい
る。本実施例では、４分割アダプタ１３において、各カ
メラからの４系統のフレーム画像信号を、１つのフレー
ム画像信号に合成して出力する。この合成された画像信
号のフォーマットは、１フレームの前半がカメラＣ４及
びＣ３からの画像信号で構成され、さらに、その１ライ
ンの画像信号の前半がカメラＣ４の画像信号であり、後
半がカメラＣ３の画像信号となっている。同様に、１フ
レームの後半がカメラＣ２及びＣ１からの画像信号で構
成され、１ラインの画像信号の前半がカメラＣ２の、後
半がカメラＣ１の画像信号となっている。したがって、
この合成画像情報をモニターテレビ３に供給することに
より、図６で示したように、その表示画面の４つの領域
に、各カメラで撮像された画像が表示されることにな
る。
示す概略ブロック図である。図７において、１３は、カ
メラＣ１ないしＣ４から出力される４系統の画像情報を
合成して、合成画像情報を生成する画像合成手段として
の４分割アダプタであり、運転席の近傍に配置されてい
る。本実施例では、４分割アダプタ１３において、各カ
メラからの４系統のフレーム画像信号を、１つのフレー
ム画像信号に合成して出力する。この合成された画像信
号のフォーマットは、１フレームの前半がカメラＣ４及
びＣ３からの画像信号で構成され、さらに、その１ライ
ンの画像信号の前半がカメラＣ４の画像信号であり、後
半がカメラＣ３の画像信号となっている。同様に、１フ
レームの後半がカメラＣ２及びＣ１からの画像信号で構
成され、１ラインの画像信号の前半がカメラＣ２の、後
半がカメラＣ１の画像信号となっている。したがって、
この合成画像情報をモニターテレビ３に供給することに
より、図６で示したように、その表示画面の４つの領域
に、各カメラで撮像された画像が表示されることにな
る。
【００２０】なお、各カメラＣ１ないしＣ４には、撮像
した画像の水平方向位置を反転させるスライドスイッチ
ＳＷ１ないしＳＷ４がそれぞれ設けられている。これら
のスライドスイッチがＦ（ｆｏｒｗａｒｄ）側に設定さ
れているとき、そのカメラからは撮像した画像と同じ水
平方向位置の画像信号が出力される。一方、Ｒ（ｒｅｖ
ｅｒｓｅ）側に設定されているときは、そのカメラから
は撮像した画像の水平方向位置を反転した画像信号が出
力される。したがってこの場合には、カメラＣ１及びＣ
２のスライドスイッチＳＷ１及び２はＲ側に設定され、
カメラＣ３及びＣ４のスライドスイッチＳＷ３及び４は
Ｆ側に設定されている。
した画像の水平方向位置を反転させるスライドスイッチ
ＳＷ１ないしＳＷ４がそれぞれ設けられている。これら
のスライドスイッチがＦ（ｆｏｒｗａｒｄ）側に設定さ
れているとき、そのカメラからは撮像した画像と同じ水
平方向位置の画像信号が出力される。一方、Ｒ（ｒｅｖ
ｅｒｓｅ）側に設定されているときは、そのカメラから
は撮像した画像の水平方向位置を反転した画像信号が出
力される。したがってこの場合には、カメラＣ１及びＣ
２のスライドスイッチＳＷ１及び２はＲ側に設定され、
カメラＣ３及びＣ４のスライドスイッチＳＷ３及び４は
Ｆ側に設定されている。
【００２１】さらに、４分割アダプタ１３には、画像選
択用のスイッチＰ１ないしＰ４の４つのスイッチが設け
られている。運転者は、このスイッチの１つを操作し、
又はそのすべてを解除する操作をすることにより、確認
したい領域の画像を表示させることができる。
択用のスイッチＰ１ないしＰ４の４つのスイッチが設け
られている。運転者は、このスイッチの１つを操作し、
又はそのすべてを解除する操作をすることにより、確認
したい領域の画像を表示させることができる。
【００２２】図８は、上記操作に応じて４分割アダプタ
１３内のコントローラ（図示せず）によって実行され
る、画像選択の動作フローチャートを示すものである。
図８において、コントローラはスイッチＰ１がオンであ
るかどうかを判別し（ステップＳ１）、オンである場合
には、カメラＣ１による右後方の画像で、モニターテレ
ビ３の画面全体を表示する（ステップＳ２）。スイッチ
Ｐ１がオンでない場合には、スイッチＰ２がオンである
かどうか判別し（ステップＳ３）、オンである場合に
は、カメラＣ２による左後方の画像で、モニターテレビ
３の画面全体を表示する（ステップＳ４）。スイッチＰ
２がオンでない場合には、スイッチＰ３がオンであるか
どうか判別し（ステップＳ５）、オンである場合には、
カメラＣ３による右前方の画像で、モニターテレビ３の
画面全体を表示する（ステップＳ６）。スイッチＰ３が
オンでない場合には、スイッチＰ４がオンであるかどう
か判別し（ステップＳ７）、オンである場合には、カメ
ラＣ４による左前方の画像で、モニターテレビ３の画面
全体を表示する（ステップＳ８）。スイッチＰ４がオン
でない場合には、カメラＣ１ないしＣ４の合成画像で、
４分割の画像で表示する（ステップＳ９）。
１３内のコントローラ（図示せず）によって実行され
る、画像選択の動作フローチャートを示すものである。
図８において、コントローラはスイッチＰ１がオンであ
るかどうかを判別し（ステップＳ１）、オンである場合
には、カメラＣ１による右後方の画像で、モニターテレ
ビ３の画面全体を表示する（ステップＳ２）。スイッチ
Ｐ１がオンでない場合には、スイッチＰ２がオンである
かどうか判別し（ステップＳ３）、オンである場合に
は、カメラＣ２による左後方の画像で、モニターテレビ
３の画面全体を表示する（ステップＳ４）。スイッチＰ
２がオンでない場合には、スイッチＰ３がオンであるか
どうか判別し（ステップＳ５）、オンである場合には、
カメラＣ３による右前方の画像で、モニターテレビ３の
画面全体を表示する（ステップＳ６）。スイッチＰ３が
オンでない場合には、スイッチＰ４がオンであるかどう
か判別し（ステップＳ７）、オンである場合には、カメ
ラＣ４による左前方の画像で、モニターテレビ３の画面
全体を表示する（ステップＳ８）。スイッチＰ４がオン
でない場合には、カメラＣ１ないしＣ４の合成画像で、
４分割の画像で表示する（ステップＳ９）。
【００２３】したがって、この第３の実施例によれば、
車両の後方のみならず、全方位に亘ってその安全を同時
に確認することができ、かつ、運転者の所望の領域の画
像を選択して確認することもできる。
車両の後方のみならず、全方位に亘ってその安全を同時
に確認することができ、かつ、運転者の所望の領域の画
像を選択して確認することもできる。
【００２４】次に、第２の発明である車両安全確認装置
に使用するカメラの実施例について説明する。
に使用するカメラの実施例について説明する。
【００２５】図９はカメラの内部構成を示す概略ブロッ
ク図である。図９において、２１は広角のレンズ、２２
はレンズから得られる光信号を蓄積して２次元の画像デ
ータを生成する固体撮像素子であるＣＣＤ素子、２３は
ＣＣＤ２２から出力されるデジタル信号としての画像デ
ータをアナログ信号に変換するＤ／Ａ変換器、２４はＤ
／Ａ変換器２３からのアナログ信号よりモニターテレビ
に供給する画像情報を生成する画像処理回路、２５はＣ
ＣＤ素子２２に蓄積された画像データを読み出す読出制
御手段としての制御回路である。また、２６は図７にお
けるスライドスイッチＳＷ１ないしＳＷ４と同じもので
あり、ＣＣＤ素子２２に画像データの水平方向の読出順
序を切り換えるモード切換スイッチである。このモード
切換スイッチ２６がオフすなわちＦ側にセットされてい
るときは、カメラは正像モードであり、撮像した画像デ
ータと読出した画像データの水平方向位置は同一であ
る。モード切換スイッチ２６がオンすなわちＲ側にセッ
トされているときは、カメラは反転像モードであり、撮
像した画像データと読出した画像データの水平方向位置
は左右反対となる。
ク図である。図９において、２１は広角のレンズ、２２
はレンズから得られる光信号を蓄積して２次元の画像デ
ータを生成する固体撮像素子であるＣＣＤ素子、２３は
ＣＣＤ２２から出力されるデジタル信号としての画像デ
ータをアナログ信号に変換するＤ／Ａ変換器、２４はＤ
／Ａ変換器２３からのアナログ信号よりモニターテレビ
に供給する画像情報を生成する画像処理回路、２５はＣ
ＣＤ素子２２に蓄積された画像データを読み出す読出制
御手段としての制御回路である。また、２６は図７にお
けるスライドスイッチＳＷ１ないしＳＷ４と同じもので
あり、ＣＣＤ素子２２に画像データの水平方向の読出順
序を切り換えるモード切換スイッチである。このモード
切換スイッチ２６がオフすなわちＦ側にセットされてい
るときは、カメラは正像モードであり、撮像した画像デ
ータと読出した画像データの水平方向位置は同一であ
る。モード切換スイッチ２６がオンすなわちＲ側にセッ
トされているときは、カメラは反転像モードであり、撮
像した画像データと読出した画像データの水平方向位置
は左右反対となる。
【００２６】次に、図９に示すカメラの動作について説
明する。車両の後方を監視するカメラＣ１及びＣ２は、
モード切換スイッチ２６がオンにセットされ、前方を監
視するカメラＣ３及びＣ４は、モード切換スイッチ２６
がオフにセットされている。したがって、後方を監視す
るカメラＣ１及びＣ２から出力される画像情報を、モニ
ターテレビ３に表示した場合の画像は、撮像画像とは水
平方向位置が左右反対に表示される。すなわち、この表
示画像は運転者から見れば、本来の後方の背景と左右が
同じに表示されることになる。
明する。車両の後方を監視するカメラＣ１及びＣ２は、
モード切換スイッチ２６がオンにセットされ、前方を監
視するカメラＣ３及びＣ４は、モード切換スイッチ２６
がオフにセットされている。したがって、後方を監視す
るカメラＣ１及びＣ２から出力される画像情報を、モニ
ターテレビ３に表示した場合の画像は、撮像画像とは水
平方向位置が左右反対に表示される。すなわち、この表
示画像は運転者から見れば、本来の後方の背景と左右が
同じに表示されることになる。
【００２７】このように、カメラの監視する方向に応じ
て、任意にモード切換スイッチをセットすることによ
り、出力する画像情報の水平方向位置を反転することが
でき、車両の安全確認用のカメラとして優れた効果が得
られる。
て、任意にモード切換スイッチをセットすることによ
り、出力する画像情報の水平方向位置を反転することが
でき、車両の安全確認用のカメラとして優れた効果が得
られる。
【００２８】なお、図９に示す実施例においては、ＣＣ
Ｄ素子からの読出順序を切り換えるようにしたが、例え
ば１ラインの画像データを記憶するラインメモリを２個
備え、あるいは１フレームの画像データを記憶するフレ
ームメモリを備えることにより、一定方向の読出しかで
きないＣＣＤ素子を使用した場合でも、画像の反転をす
ることができる。
Ｄ素子からの読出順序を切り換えるようにしたが、例え
ば１ラインの画像データを記憶するラインメモリを２個
備え、あるいは１フレームの画像データを記憶するフレ
ームメモリを備えることにより、一定方向の読出しかで
きないＣＣＤ素子を使用した場合でも、画像の反転をす
ることができる。
【００２９】
【発明の効果】本発明による車両安全確認装置は、車両
にその前方及び後方のそれぞれ左右両側を監視するカメ
ラを４個設けて、かつ、後方監視用のカメラは撮像した
画像の水平方向位置を左右反転して表示させることによ
り、車両の全方位の安全を確認できる効果が得られる。
にその前方及び後方のそれぞれ左右両側を監視するカメ
ラを４個設けて、かつ、後方監視用のカメラは撮像した
画像の水平方向位置を左右反転して表示させることによ
り、車両の全方位の安全を確認できる効果が得られる。
【００３０】また、本発明による車両安全確認装置に使
用するカメラは、撮像して蓄積した画像データを読み出
す際に、画像データの水平方向の読出順序を切り換える
ことにより、カメラの監視する方向が後方の場合には、
画像情報の水平方向位置を反転して出力して、実際の後
方背景を表示するので、車両の安全確認に優れた効果が
得られる。
用するカメラは、撮像して蓄積した画像データを読み出
す際に、画像データの水平方向の読出順序を切り換える
ことにより、カメラの監視する方向が後方の場合には、
画像情報の水平方向位置を反転して出力して、実際の後
方背景を表示するので、車両の安全確認に優れた効果が
得られる。
【図１】本発明の第１の実施例の車両安全確認装置を備
えた車両の平面図である。
えた車両の平面図である。
【図２】本発明の車両安全装置に使用するカメラを回転
する様子を示す図である。
する様子を示す図である。
【図３】本発明の第２の実施例の車両安全確認装置を備
えた車両の平面図である。
えた車両の平面図である。
【図４】（ａ）は車両の後方の画像をそのまま表示した
図である。（ｂ）は車両の後方の画像を左右反転させて
表示した図である。
図である。（ｂ）は車両の後方の画像を左右反転させて
表示した図である。
【図５】本発明の第３の実施例の車両安全確認装置を備
えた車両の平面図である。
えた車両の平面図である。
【図６】本発明の第３の実施例のモニターテレビに表示
する様子を示す図である。
する様子を示す図である。
【図７】本発明の第３の実施例の構成の概略ブロック図
である。
である。
【図８】本発明の第３の実施例における画像選択のフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図９】本発明のカメラの内部構成を示す概略ブロック
図である。
図である。
【図１０】（ａ）は従来の車両安全確認装置を設置した
車両の側面図である。（ｂ）は従来の車両安全確認装置
を設置した車両の平面図である。
車両の側面図である。（ｂ）は従来の車両安全確認装置
を設置した車両の平面図である。
Ｃ１ 後方右側確認用カメラ Ｃ２ 後方左側確認用カメラ Ｃ３ 前方右側確認用カメラ Ｃ４ 前方左側確認用カメラ ３ モニターテレビ １３ ４分割アダプタ ２２ ＣＣＤ素子 ２５ 制御回路 ２６ モード切換スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｈ０４Ｎ 7/18 Ｊ
Claims (7)
- 【請求項１】 車両の後方の左右両側を撮像して前記後
方の画像情報を生成する第１及び第２のカメラと、前記
車両の前方の左右両側を撮像して前記前方の画像情報を
生成する第３及び第４のカメラと、前記第１、第２、第
３及び第４のカメラの各々から得られる第１、第２、第
３及び第４の画像情報を合成して合成画像情報を生成す
る画像合成手段と、前記合成画像情報を受けて４つの領
域に分割された表示画面のそれぞれに前記第１、第２、
第３及び第４の画像情報を担う画像を表示する表示手段
とを備え、表示された前記第１及び第２の画像情報を担
う表示画像の各々は撮像した画像の水平方向位置を反転
した反転画像である車両安全確認装置。 - 【請求項２】 前記カメラは、その画角が９０度以上の
広角に構成されたことを特徴とする請求項１記載の車両
安全確認装置。 - 【請求項３】 前記カメラを水平方向に回転させるカメ
ラ回転手段を具備することを特徴とする請求項１記載の
車両安全確認装置。 - 【請求項４】 前記第１及び第２のカメラは、撮像した
画像の水平方向位置を反転した反転画像を前記画像情報
として生成することを特徴とする請求項１記載の車両安
全確認装置。 - 【請求項５】 前記第１ないし第４の画像情報の内少な
くとも１つを選択して前記表示手段に供給する画像選択
手段を備えたことを特徴とする請求項１記載の車両安全
確認装置。 - 【請求項６】 所定の光軸に沿って物体からの光情報を
入射するレンズと、前記光情報を２次元の画像データと
して蓄積する固体撮像素子と、前記画像データにより画
像情報を生成する画像処理手段と、前記固体撮像素子に
蓄積された画像データの水平方向の読出順序を制御して
撮像した画像の水平方向位置を反転した画像データを読
み出す反転像モードと反転しない画像データを読み出す
正像モードとを切換える読出制御手段とを備えた車両安
全確認装置に使用するカメラ。 - 【請求項７】 前記固体撮像素子は、ＣＣＤ素子である
ことを特徴とする請求項６記載のカメラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4141123A JPH05310078A (ja) | 1992-05-07 | 1992-05-07 | 車両安全確認装置及びその装置に使用するカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4141123A JPH05310078A (ja) | 1992-05-07 | 1992-05-07 | 車両安全確認装置及びその装置に使用するカメラ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05310078A true JPH05310078A (ja) | 1993-11-22 |
Family
ID=15284700
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4141123A Pending JPH05310078A (ja) | 1992-05-07 | 1992-05-07 | 車両安全確認装置及びその装置に使用するカメラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05310078A (ja) |
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-
1992
- 1992-05-07 JP JP4141123A patent/JPH05310078A/ja active Pending
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