JPH1178697A - 電動格納式リヤミラー装着車 - Google Patents

電動格納式リヤミラー装着車

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JPH1178697A
JPH1178697A JP9289014A JP28901497A JPH1178697A JP H1178697 A JPH1178697 A JP H1178697A JP 9289014 A JP9289014 A JP 9289014A JP 28901497 A JP28901497 A JP 28901497A JP H1178697 A JPH1178697 A JP H1178697A
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mirror
rear mirror
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Setsuo Kuroki
節男 黒木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ドライバーのアイポイントの高さによる上方視
界の死角やフロントピラーによる左右視界の死角等の前
方視界の死角によって発生する諸問題を解決して、前方
不注意による交通災害を防止する 【構成】電動格納式リヤミラーを装着した自動車におい
て、ミラー駆動ユニットを取付けたサポートフレームを
第一回転体により、リヤミラー面を前方視認方向とドア
ミラー方向の中間線に略直角に対面するように回転し
て、前方を写したリヤミラーの映像をドアミラーに反射
して視認する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動格納式リヤミラー
装着車に関し、特に前方視界の死角を無くする機構に係
る。
【0002】
【従来の技術】最近の自動車にあっては、アウトサイド
ミラーとして電動格納式ドアミラーや手動操作式ドアミ
ラーが運転席付近の車側に標準装備化されている。これ
らのドアミラーは、従来のフェンダミラーに比して長大
化した平面ミラーや複合曲面ミラーが、ドライバーの視
点と近い位置に配置されて車側後方全般を視認できるよ
うになっており、前方の交通状況はドライバーが運転席
から直接フロントウインド越しに前方を視認しながら運
転するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ドライ
バーが運転席からフロントウインド越しに前方の交通状
況を視認しながら運転する際に、フロントウインドの両
側を取付けたフロントピラーにより、前方視界が一部妨
げられる左右視界の死角のため、左右から接近する車や
人の交通状況を漏れなく視認して運転することが困難な
ことや、ドライバーのアイポイントよりも高い車高の対
向車線の自動車に対面した場合、ドライバーの上方視界
が妨げられる上方視界の死角のため、対面する自動車の
後続車や、その左側直進車の交通状況を確認できないと
いう問題があった。従ってこのような諸問題を有する車
を運転することにより、これまで重大な交通事故が多発
するといわれる交差点の事故は、右折する際に対向車線
に右折車が停止している場合、ドライバーの視界が左右
視界の死角や、上方視界の死角等による前方視界の死角
によって、右折車の後方視界が遮られて高速で直進して
くる対面車の交通状況を確実に視認できないことに起因
するもので、ハインリッヒの事故50万件の統計による
重大災害1:不休災害29:無傷害事故300の経験則
が適用されるように、交差点における助手席や車体が大
破される重大災害の陰には、人身事故に至らない物損事
故で済むものや、更にその前にはヒヤリハットした事故
に至らない不安全状態が数多く発生しているものであ
る。本発明は、これまで長い間交通災害の減少しない自
動車業界において、なかなか実現されなかったドライバ
ーのアイポイントの高さによる上方視界の死角や、フロ
ントピラーによる左右視界の死角等による前方視界の死
角によって発生する諸問題を解決して、前方不注意によ
る交通災害を防止することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、自動車のルーフ上後方端部に、リヤミラー面を略垂
直にしたリヤミラーで前方を視認し、リヤミラーボデー
を格納位置と使用位置に回動する電動格納式リヤミラー
を装着し、ルーフ上から見渡して前方交通状況を写した
リヤミラーの映像をドアミラーに反射してドライバーが
運転席から視認できるようにする。先ず第一発明は、車
体のルーフ上後方端部に取付ベースを水平に設置し、取
付ベースに第二枢支軸を立設し、第二枢支軸に第二回転
体の第二ボスを挿通し、第二回転体の第二側壁に第一枢
支軸を立設する。かつ第一枢支軸に第一回転体の第一ボ
スを挿通し、第一回転体の第一側壁にサポートフレーム
を取付け、サポートフレームにリヤミラーを嵌着したミ
ラー駆動ユニットとリヤミラーボデーを取付ける。第二
回転体は、第二枢支軸に緩挿した第二ウォームホィール
を、第二圧縮スプリングの付勢力にて第二枢支軸に摩擦
固定するようにし、前記第二回転体に配設した第二モー
タ及び第二減速歯車群と第二ウォームホィールを連結
し、前記第二モータを駆動させて第二回転体に配設した
第二ウォーム及び第二減速歯車群とを第二ウォームホィ
ールの周りに公転させ、前記リヤミラーボデーを使用位
置と格納位置に回動するようにする。また第一回転体
は、第一枢支軸に緩挿した第一ウォームホィールを、第
一圧縮スプリングの付勢力にて第一枢支軸に摩擦固定す
るようにし、前記第一回転体に配設した第一モータ及び
第一減速歯車群と第一ウォームホィールを連結し、前記
第一モータを駆動させて第一回転体に配設した第一ウォ
ーム及び第一減速歯車群とを第一ウォームホィールの周
りに公転させ、格納位置においてリヤミラー面が下向き
であったリヤミラーボデーを、使用位置において、リヤ
ミラーが所望の前方交通状況を視認できるように、リヤ
ミラー面を前方視認方向とドアミラー方向の中間線に対
面して略直角になるように、第一枢支軸を中心に第一回
転体を回転して位置決めし、ルーフ上から見渡した前方
交通状況を写したリヤミラーの映像をドアミラーに反射
して、ドライバーが運転席にてその映像を視認できるよ
うにする。
【0005】第二発明は、車体のルーフ上後方端部に取
付ベースを水平に設置し、リヤミラーボデーの使用位置
にて、リヤミラー面が車の前方視認方向とドアミラー方
向の中間線に対面して略直角になるように、第三回転体
の第三側壁にサポートフレームを車種に応じて適当な角
度に傾けて取付け、第三回転体の第三ボスを取付ベース
に立設した第三枢支軸に挿通し、前記サポートフレーム
にリヤミラーボデーとリヤミラーを嵌着したミラー駆動
ユニットを取付け、リヤミラーボデーの使用位置にて、
ルーフ上より見渡して前方交通状況を写したリヤミラー
の映像をドアミラーに反射してドライバーが運転席より
視認できるようにし、かつ前記第三回転体内に挿入され
た第三枢支軸に緩挿し、かつ第三圧縮スプリングの付勢
力にて第三枢支軸に摩擦固定された第三ウォームホィー
ルと、前記第三回転体に配設した第三モータ及び第三減
速歯車群とを連結し、前記第三モータを駆動させて第三
回転体に配設した第三ウォーム及び第三減速歯車群とを
第三ウォームホィールの周りに公転させて、ミラー面を
前向きにしたリヤミラーボデーを使用位置と格納位置に
回動するようにする。
【0006】
【作用】上記のように構成された電動格納式リヤミラー
装着車は、運転席から操作される遠隔スイッチ又はコン
トローラーによって、第一発明においては、第二回転体
に配置された第二モータを回転すると、第二枢支軸に固
定された第二Uプレートに第二圧縮スプリングにて摩擦
固定された第二ウォームホィールの周りを、第二回転体
に配置された第二ウォームや第二減速歯車群や第二モー
タ等が公転して、第一回転体の第一側壁のサポートフレ
ームに取付けられたリヤミラーボデーを使用位置と格納
位置に回動し位置決め機構にて確実に定位置に止められ
る。リヤミラーボデー内にてサポートフレームに取付け
られているミラー駆動ユニットのピボットに嵌着されて
いるリヤミラーは、格納位置においてはリヤミラー面が
水平に位置決めされているが、使用する際は、第二回転
体によりリヤミラーボデーを格納位置から使用位置に回
動し、リヤミラー面が車の前方視認方向とドアミラー方
向との中間線に対面して略直角になるように、第一枢支
軸を中心に第一回転体を回転して位置決めする。そして
所望の前方交通状況を写したリヤミラーの映像をドアミ
ラーの後方視界全般の映像の中に反射して、ドライバー
が運転席からその前方交通状況を確認しながら運転す
る。なおこの際、リヤミラーの写した映像がドアミラー
の後方視界全般の映像中にうまく収まるように、運転前
にドライバーの目の位置に応じてドアミラー面を予め調
節しておいたり、或はリヤミラーに写した映像がドアミ
ラーの後方視界全般の映像中に、適当に迎えられるよう
にドアミラー面の角度を調節する手順を決めておくこと
により、前方交通状況を円滑にかつ広い範囲を自由に視
認することができる。
【0007】また第二発明においては、第三回転体に配
置された第三モータを回動すると、第三枢支軸に固定さ
れた第三Uプレートに第三圧縮スプリングにて摩擦固定
された第三ウォームホィールの周りを、第三回転体に配
置された第三ウォームや第三減速歯車群や第三モータと
共に公転することにより、第三回転体の第三側壁に固定
されたサポートフレームに取付けたリヤミラーボデー
を、第三枢支軸を中心に格納位置から使用位置に回動す
る。リヤミラーは、開口面が水平に対して略直角なミラ
ーボデー内のミラー駆動ユニットに取付け、使用位置に
おいて容易に前方交通状況を視認できるように、予めリ
ヤミラー面が車の前方視認方向とドアミラー方向の中間
線に略直角になるように、ミラー駆動ユニットにて所望
の前方視界に調節される。ルーフ上より見渡し前方交通
状況を写したリヤミラーの映像は、ドアミラーに写され
たいる後方視界全般の映像の中に反射され、その映像を
ドライバーが運転席より見て前方交通状況を確認して運
転することができる。従って、ドライバーはあらゆる走
行時において、車の構造上避けられない左右視界の死角
や上方視界の死角等による前方視界の死角に妨げられる
ことがなく運転操作ができるので、不確実な交通状況の
視認による交通災害を未然に防止することができる。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は横開きバックドア、はね上げ式バックドア、
スイングドア、リア両側スライドドア等を有する2ボッ
クスタイプのRVに実施した第一実施例の電動格納式リ
ヤミラー装着車の正面図である。図2は図1の平面図、
図3は図1に使用した電動格納式リヤミラーAの一部破
断した正面図。図4は図3のA−A線に沿う断面を示す
横断側面図である。本発明の第一実施例の電動格納式リ
ヤミラー装着車は、図示するように、取付ベース2に立
設した第二枢支軸4を中心に回動する第二回転体7と、
第二回転体7の第二側壁10に立設した第一枢支軸3を
中心に回転する第一回転体6と、第一回転体6の第一側
壁9に第一サポートフレーム取付部16を取付けた第一
サポートフレーム14と、第一サポートフレーム14に
取付けた第一リヤミラーボデー12やリヤミラー18を
装着したミラー駆動ユニット19とより成り、第一回転
体6によりリヤミラー18を回転して車側前方の前輪付
近や車側後方の後輪付近の状況を視認し、また第二回転
体7により第一リヤミラーボデー12を格納位置と使用
位置に回動する電動格納式リヤミラー装着車において、
ドライバーのアイポイント(メ)の高さによる上方視界
の死角や、フロントウインド62の両側を取付けたフロ
ントピラー61による左右視界の死角等による前方視界
の死角によって発生する諸問題を解決して、前方不注意
による交通災害を防止するために、取付ベース2を車体
のルーフ1上後方端部に水平に設置し、リヤミラー18
面を前方視認方向(イ)とドアミラー20方向(ロ)の
中間線(ハ)に略直角に対面するように、ミラー駆動ユ
ニット19を取付けた第一サポートフレーム14を第一
回転体6により回転して、前方を写したリヤミラー18
の映像をドアミラー20に反射して視認するようにした
ものである。すなわち、車体のルーフ1上後方両端部に
水平に取付けた取付ベース2に第二枢支軸4を立設し、
第二枢支軸4に第二回転体7の第二ボス22を挿通し、
第二回転体7の第二側壁10に第一枢支軸3を立設す
る。かつ第一枢支軸3に第一回転体6の第一ボス21を
挿通し、第一回転体6の第一側壁9に第一サポートフレ
ーム14のサポートフレーム取付部16を取付け、第一
サポートフレーム14にリヤミラー18をピボット58
にて嵌着したミラー駆動ユニット19と下向きの第一リ
ヤミラーボデー12を取付ける。第二ウォームホィール
25は前記第二回転体7内に挿入された第二枢支軸4に
緩挿し、かつ第二圧縮スプリング28の付勢力にて第二
枢支軸4に摩擦固定され、前記第二回転体7に配設した
第二モータ31及び第二減速歯車群34と連結し、前記
第二モータ31を駆動させて第二回転体7に配設した第
二モータ31及び第二減速歯車群34とを第二ウォーム
ホィール25の周りに公転させ、前記下向きにした第一
リヤミラーボデー12を使用位置と格納位置に回動する
ようにする。
【0009】また、格納位置では水平なリヤミラー18
は、使用に際して車の前方に対面するように第一回転体
6を回転して、リヤミラー18面を前方視認方向(イ)
とドアミラー20方向(ロ)の中間線(ハ)に略直角に
対面するように位置決めし、ルーフ1上より前方交通状
況の写されたリヤミラー18の映像を、ドアミラー20
の車側後方全般の映像中に、恰もフェンダーミラーを見
るように反射してドライバーが運転席から視認できるよ
うにする。そのために、第二回転体7の第二側壁10に
立設した第一枢支軸3に、第一回転体6の第一ボス21
を挿通し、第一ウォームホィール24を前記第一回転体
6内に挿入された第一枢支軸3に緩挿し、かつ第一圧縮
スプリング27の付勢力にて第一枢支軸3に摩擦固定
し、前記第一回転体6に配設した第一モータ30及び第
一減速歯車群33と第一ウォームホィール24を連結
し、前記第一モータ30を駆動させて第一回転体6に配
設した第一モータ30及び第一減速歯車群33とを第一
ウォームホィール24の周りに公転させ、前記下向きに
した第一リヤミラーボデー12を第一枢支軸3を中心に
前方視認位置に回転して、前述のようにリヤミラー18
面を前方視認方向(イ)とドアミラー20方向(ロ)の
中間線(ハ)に略直角に対面するように位置決めする。
第一ウォームホィール24の摩擦固定は、第一リヤミラ
ーボデー12が回動中に障害物に接触した場合に破壊さ
れることや人に被害を与えないないようにする効果を有
する。なお第一リヤミラーボデー12は、遠隔スイッチ
が操作して使用位置から格納位置に回動する場合に、第
一回転体6の第一モータ30と第二回転体7の第二モー
タ31とが同時に作動を開始せずに、先ず第一回転体6
の第一モータ30が作動して第一リヤミラーボデー12
の略直角が元に戻されて水平になってから後に所定時間
経てから、第二回転体7の第二モータ31が作動を開始
して第一リヤミラーボデー12を格納位置に収納するよ
うにし、また格納位置から使用位置に回動する際は、第
一リヤミラーボデー12の開口部が水平のまま第二回転
体7にて使用位置に回動した後に、第一回転体6が作動
を開始して第一リヤミラーボデー12の開口部を回転
し、リヤミラー18面を前方視認方向(イ)とドアミラ
ー20方向(ロ)の中間線(ハ)に略直角にして位置決
めするように、第一モータ30と第二モータ31との間
に遅延手段となる遅延回路を設けても良い。なおリヤミ
ラー18は前方左右の視界を広くするために曲面ミラー
(非球面ミラー等)を適当に複合してもよい。
【0010】以上の回転体は、既成の電動格納式ドアミ
ラーの回転体と同様でもよいが、図示する第一回転体6
と第二回転体7は、作動面で特に円滑な回転を必要とす
る部位の摩擦抵抗を極減し、摩擦固定を必要とする部位
の摩擦抵抗のみを活用する回転体を使ったものである。
すなわち、第一枢支軸3に固定された第一Uプレート4
5に、第一ウォームホィール24は、その上面を第一ク
ラッチプレート39や第一クラッチガイド36を経た第
一圧縮スプリング27の付勢力によって、第一枢支軸3
に固定された第一Uプレート45に摩擦固定されるが、
第一ウォームホィール24の下面と第一回転体6の第一
ボス21の上面との間の円滑な擦動を阻害する摩擦抵抗
や、第一圧縮スプリング27の付勢力による第一回転体
6の第一ボス21の下面と第一枢支軸3の第一基部54
の上面との接触部に発生する摩擦抵抗(円滑な回転を阻
害する)を極減するために、第一ウォームホィール24
と第一回転体6の第一ボス21の各内面下端部にマグネ
ト球軸受、アンギュラ球軸受、深みぞ球軸受等の転がり
軸受57を嵌入し第一枢支軸3に挿通したものである。
なお第一枢支軸3と第一回転体6の側壁との間を外気と
隔離するために第一弾性材59を第一回転体6の側壁に
取付けたり、第一リヤミラーボデー12の内面と第一枢
支軸3の側壁との間を外気と隔離するために第二弾性材
60を第一回転体6の側壁端部に取付けるとよい。
【0011】図5は普通車に実施した第二実施例の電動
格納式リヤミラー装着車の正面図である。図6は図5に
使用した電動格納式リヤミラーBの一部破断した正面
図。図7は図6のB−B線に沿う断面を示す横断側面図
である。第二実施例の電動格納式リヤミラー装着車は、
図に示すように取付ベース2を車体のルーフ1上後方端
部に水平に設置し、取付ベース2に立設した第三枢支軸
5を中心に回動する第三回転体8と、第三回転体8の第
三側壁11に第二サポートフレーム取付部16を取付け
た第二サポートフレーム15と、第二サポートフレーム
15に取付けた第二リヤミラーボデー13とリヤミラー
18を装着したミラー駆動ユニット19とより成り、仰
角に設定されたリヤミラー18面により車側前後の状況
を視認し、第三回転体8により第二リヤミラーボデー1
3を格納位置と使用位置に回動する電動格納式リヤミラ
ーBを装着した自動車において、ドライバーのアイポイ
ント(メ)の高さによる上方視界の死角や、フロントウ
インド62の両側を取付けたフロントピラー61による
左右視界の死角等による前方視界の死角によって発生す
る諸問題を解決して、前方不注意による交通災害を防止
するために、リヤミラー18面を前方視認方向(イ)と
ドアミラー20方向(ロ)の中間線(ハ)に略直角に対
面するように、ミラー駆動ユニット19を取付けた第二
サポートフレーム15を第三側壁11に取付け、前方を
写したリヤミラー18の映像をドアミラー20に反射し
てドライバーが運転席にて視認できるようにしたもので
ある。
【0012】第三回転体8の構成は、前述のように既成
の電動格納式ドアミラーの回転体と同様でもよいが、図
5に示す第三回転体8は、第三圧縮スプリング29の付
勢力による第三枢支軸5の第三基部56の上面と第三回
転体8の第三ボス23の下面との接触部や、第三回転体
8の第三ボス23の上面と第三圧縮スプリング29の付
勢力によって圧着されている第三ウォームホィール26
の下面との接触部に発生する摩擦抵抗を極減するため
に、前記第三ボス23の内面下端部や第三ウォームホィ
ール26の内面下端部にマグネト球軸受、アンギュラ球
軸受、深みぞ球軸受等の転がり軸受57を嵌入し第三枢
支軸5に挿通する。第三枢支軸5には第三ウォームホィ
ール26、第三クラッチガイド38、第三クラッチプレ
ート41、第三圧縮スプリング29、第三上部ワッシャ
44を順次挿入し、第三上部ワッシャ44の上面位置に
第三Uプレート47を配置して第三Uプレート47を第
三枢支軸5に設けた係止溝にて固定させる。なお第三ク
ラッチプレート41は軸方向にスライドするが回転しな
いフェザーキーを第三枢支軸5に取付けて緩挿してもよ
い。第三ウォームホィール26は、常に第三枢支軸5に
第三圧縮スプリング29で付勢されて固定状態となって
いる。これにより第二リヤミラーボデー13が使用位置
にある際には、第三圧縮スプリング29の弾力により第
三クラッチプレート41の爪は下向きに押圧され、回り
止めされた第三クラッチガイド38の溝にガイドされ
て、その先端は第三ウォームホィール26の溝に係合し
てクラッチ状態となり、第三枢支軸5と一体的に連結固
定した状態で保持されている。
【0013】第二実施例の電動格納式リヤミラー装着車
は、第三モータ32を回動させると、この回転力は出力
軸に固着された第三ウォーム50より第三減速歯車群3
5を経て、第三ウォームホィール26に伝達されるが、
第三枢支軸5と摩擦固定状態になっている第三ウォーム
ホィール26は回転しないため、第三モータ32や第三
減速歯車群35は第三ウォームホィール26の周りを相
対的にな公転して、第三回転体8に第二サポートフレー
ム15によって取付けられた第二リヤミラーボデー13
を第三枢支軸5を中心にして、格納位置と使用位置の間
を回動させる。第二リヤミラーボデー13の使用位置に
おいては、リヤミラー18面が前方視認方向(イ)とド
アミラー20方向(ロ)との中間線(ハ)に略直角に位
置決めされたリヤミラー18が、ルーフ1上から見渡し
た前方交通状況を写した映像を、ドアミラー20の車側
後方全般の映像中に反射して、ドライバーが運転席にて
確実に視認できるようにしたことにより、従来の車側後
方視認を妨げることなく、前方不注意による交通災害を
防止することができる。
【0014】以上のように本発明は、多種多様なボデイ
タイプのRVや普通車のルーフ1上後方端部に電動格納
式リヤミラーAや電動格納式リヤミラーBを装備して、
自動車が本来構造上有する左右視界の死角や上方視界の
死角等による前方視界の死角の影響を受けない構成にす
ることにより、従来の電動格納式ドアミラーの視認性を
阻害することなく、前方視界全般の状況を写したリヤミ
ラー18の映像を、ドアミラー20の車側後方全般の映
像の中に、恰もフェンダーミラーを見るような映像にし
て写して、従来のドアミラーの視認機能を損なうことな
く、これまで視認不充分な視界が確認される結果、車の
アクティブ・セフティを向上し前方不注意による交通災
害を防止することができる。なお本発明は、電動格納式
リヤミラーの取付ベース2を、前述のように左右視界の
死角や上方視界の死角等による前方視界の死角の影響が
全く無いルーフ1上後方端部に水平に設置し、かつ第一
リヤミラーボデー12や第二リヤミラーボデー13を格
納位置と使用位置の間で回動する機能を有するものであ
るから、第一リヤミラーボデー12や第二リヤミラーボ
デー13等のリヤミラーボデー内のミラー駆動ユニット
19部に高感度のCCDカメラ等の前写用カメラを取付
けて、前方交通状況の映像を車内に設置したマルチAV
ステーション等の画面に表示するようにすれば、ドライ
バーが各回転体を回動して所望の前方交通状況を自由に
視認することができるので、更に左右前方の視界を広く
することもできる。また曲面ミラーを複合したリヤミラ
ーの映像をドアミラーに良くキャツチできるように、運
転前に予めドライバーの目の位置に応じてドアミラー面
を調節しておいたり、或はリヤミラーの映像がドアミラ
ーの後方視界全般の映像中に入るように、ドアミラー面
を調節する手順を決めておくことにより、前方交通状況
を円滑に視認することができる
【0015】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に示すような効果を奏する。
【0016】自動車の構造上有する左右視界の死角や上
方視界の死角等による前方視界の死角によって、これま
で視認し確認できなかった前方視界の問題点を解消した
ことにより、全く新しい視界を加味した交通状況の確認
により、前方不注意による交通災害を未然に防止するこ
とができる。
【0017】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に示すような効果を奏する。
【0018】自動車の構造上有する左右視界の死角や上
方視界の死角等による前方視界の死角によって、これま
で視認し確認できなかった視界の問題点を解消したこと
により、全く新しい視界を加味した交通状況の確認によ
り、前方不注意による交通災害を未然に防止することが
できる。
【0019】そして、ルーフ上を水平に左右前方を見渡
した前方交通状況をリヤミラーに写せるので、たとえ対
向車線に右折車が停止しておっても、左右視界の死角や
上方視界の死角等による前方視界の死角に妨害されるこ
となく、前方交通状況を写したリヤミラーの映像を、ド
アミラーの車側後方全般の映像中に写して確認できるた
め、交差点を右折する際のドライバーの前方視界の盲点
を解消し、対向車線の右折車の左側を高速で直進する車
と衝突する危険を未然に防止することができる。
【0020】さらに、ルーフ上から水平に前方左右の交
通状況を写したリヤミラーの映像を、左右ドアミラーの
車側後方全般の映像中に写せるので、走行中における前
車を含めた前方交通状況を常に確認しながら運転できる
ため、追突事故等の災害を未然に防止することができ
る。
【0021】また、道路上が渋滞している場合に、前車
のルーフ上からその前方を見通した交通状況を写したリ
ヤミラーの映像を、ドアミラーの車側後方全般の映像の
中から確認できるため、渋滞の状況不明から生ずるイラ
イラが防止でき、ローギヤのアイドリング走行を余裕を
もって行うことができる。
【0022】また、走行中に前車がトラックやバス等の
車高の大きい場合に、リヤミラーボデーの長さ程度に車
を左右に寄せ、前の車の側面から前方交通状況を写した
リヤミラーの映像を、ドアミラーの車側後方全般の映像
の中から、恰もフェンダーミラーを視認するよう確認で
きるので安全な運転ができる。
【0023】さらに、片側一車線で片側渋滞の反対車線
を走行する場合に、前方側方の渋滞車間の状況を視認で
きるので、渋滞車の間から急に飛び出して横断する人や
自転車等を事前に発見できるため、人身事故の発生を未
然に防止することができる。
【0024】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の電動格納式リヤミラー装着
車の側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1に装着する電動格納式リヤミラーAの一部
破断した正面図である。
【図4】図3のA−A線に沿う断面を示す横断側面図で
ある。
【図5】本発明の実施例2の電動格納式リヤミラー装着
車の側面図である。
【図6】図5に装着する電動格納式リヤミラーBの一部
破断した正面図である。
【図7】図6のB−B線に沿う断面を示す横断側面図で
ある。
【符号の説明】
A 電動格納式リヤミラーA B 電動格納式リヤミラーB イ 前方視認方向 ロ ドアミラー方向 ハ 中間線 メ アイポイント 1 ルーフ 2 取付ベース 3 第一枢支軸 4 第二枢支軸 5 第三枢支軸 6 第一回転体 7 第二回転体 8 第三回転体 9 第一側壁 10 第二側壁 11 第三側壁 12 第一リヤミラーボデー 13 第二リヤミラーボデー 14 第一サポートフレーム 15 第二サポートフレーム 16 第一サポートフレーム取付部 17 第二サポートフレーム取付部 18 リヤミラー 19 ミラー駆動ユニット 20 ドアミラー 21 第一ボス 22 第二ボス 23 第三ボス 24 第一ウォームホイール 25 第二ウォームホイール 26 第三ウォームホイール 27 第一圧縮スプリング 28 第二圧縮スプリング 29 第三圧縮スプリング 30 第一モータ 31 第二モータ 32 第三モータ 33 第一減速歯車群 34 第二減速歯車群 35 第三減速歯車群 36 第一クラッチガイド 37 第二クラッチガイド 38 第三クラッチガイド 39 第一クラッチプレート 40 第二クラッチプレート 41 第三クラッチプレート 42 第一上部ワッシャ 43 第二上部ワッシャ 44 第三上部ワッシャ 45 第一Uプレート 46 第二Uプレート 47 第三Uプレート 48 第一ウォーム 49 第二ウォーム 50 第三ウォーム 51 第一出力軸 52 第二出力軸 53 第三出力軸 54 第一基部 55 第二基部 56 第三基部 57 転がり軸受 58 ピボット 59 第一弾性体 60 第二弾性体 61 フロントピラー 62 フロントウインド 63 第二回転体カバー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】取付ベースを車体のルーフ上後方端部に水
    平に設置し、取付ベースに立設した第二枢支軸を中心に
    回動する第二回転体と、第二回転体の第二側壁に立設し
    た第一枢支軸を中心に回転する第一回転体と、第一回転
    体に固定したサポートフレームと、サポートフレームに
    取付けたリヤミラーボデーやリヤミラーを嵌着したミラ
    ー駆動ユニットとより成り、第一回転体によりリヤミラ
    ーを回転して車側前後の状況を視認し、第二回転体によ
    りリヤミラーボデーを格納位置と使用位置に回動する電
    動格納式リヤミラーを装着した自動車において、ミラー
    駆動ユニットを取付けたサポートフレームを第一回転体
    により、リヤミラー面を前方視認方向とドアミラー方向
    の中間線に略直角に対面するように回転して、前方を写
    したリヤミラーの映像をドアミラーに反射して視認する
    ことを特徴とする電動格納式リヤミラー装着車。
  2. 【請求項2】取付ベースを車体のルーフ上後方端部に水
    平に設置し、取付ベースに立設した第三枢支軸を中心に
    回動する第三回転体と、第三回転体の第三側壁に取付け
    たサポートフレームと、サポートフレームに取付けたリ
    ヤミラーボデーとリヤミラーを嵌着したミラー駆動ユニ
    ットとより成り、仰角に設定されたリヤミラー面により
    車側前後の状況を視認し、第三回転体によりリヤミラー
    ボデーを格納位置と使用位置に回動する電動格納式リヤ
    ミラーを装着した自動車において、使用位置にてリヤミ
    ラー面を前方視認方向とドアミラー方向の中間線に略直
    角に対面するようにサポートフレームを第三側壁に取付
    け、前方を写したリヤミラーの映像をドアミラーに反射
    して視認することを特徴とする電動格納式リヤミラー装
    着車。
JP9289014A 1997-09-13 1997-09-13 電動格納式リヤミラー装着車 Pending JPH1178697A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002326540A (ja) * 2001-04-28 2002-11-12 Setsuo Kuroki 視認カメラ装着車
WO2006107155A1 (en) * 2005-04-02 2006-10-12 Kwang-Kyu Jung Front parking mirror and parking mirror camera
WO2011153661A1 (zh) * 2010-06-10 2011-12-15 Chen Jen-Hui 汽车辅助观视装置

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