JPH1120550A - 電動格納式リヤアンダーミラー装置 - Google Patents

電動格納式リヤアンダーミラー装置

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JPH1120550A
JPH1120550A JP21115797A JP21115797A JPH1120550A JP H1120550 A JPH1120550 A JP H1120550A JP 21115797 A JP21115797 A JP 21115797A JP 21115797 A JP21115797 A JP 21115797A JP H1120550 A JPH1120550 A JP H1120550A
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JP
Japan
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mirror
rotating body
rear under
pivot shaft
vehicle
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JP21115797A
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Setsuo Kuroki
節男 黒木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】従来の電動格納式ドアミラーや手動操作式ドア
ミラーにおける車側後方の状況を視認できる機能に、前
方車側の前輪付近や、後方車側の後輪付近の状況を斜め
上から写した映像をドアミラーにて視認できる機能と、
リヤバンパー付近の状況を上から写した映像をルームミ
ラーにて視認できる機能を備える。 【構成】取付ベースをドアミラーの取付位置よりも高い
車側後方上端部に張り出し、取付ベースに立設した第二
枢支軸を中心に回動する第二回転体と、第二回転体の第
二側壁に立設した第一枢支軸を中心に回動する第一回転
体と、第一回転体に取付けたリヤアンダーミラーボデー
とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両等に用いられる電
動格納式ドアミラーに関する。
【0002】
【従来の技術】最近の自動車にあっては、アウトサイド
ミラーとしてドアミラーが運転席付近の車側に標準装備
化されている。これらのドアミラーは従来のフェンダミ
ラーに比して長大化した平面鏡がドライバーの視点と近
い位置に配置されるため車体両側の確認に優れている
が、ミラーボデーの先端が車体の最大幅よりも大きく外
方へ突出した状態で取付けられていることにより、自動
車の輸送時や車庫入れの際にスペースを大きく必要とす
るため、最近のドアミラーにあっては、必要に応じてミ
ラーボデーを倒し、自動車の最大幅よりも内側へ格納配
置させるような手段が施されている。この格納構造にお
いても手動操作で行うものと自動操作で行う構造とがあ
るが、手動操作にあっては、その都度自動車から降りて
操作する必要があり雨天時などには苦痛となる。このた
め、駆動源としてモータを使用し、車内からの遠隔操作
で、ミラーボデーの使用・格納ができるようにした電動
格納式ドアミラーが用いられている。この種の電動格納
式ドアミラーは、ミラーボデーの使用位置において横向
きのミラー面が車側後方に対して略直角になるように張
り出して取付けられ、ドアミラーボデーの使用位置にて
ドアミラーに写された車側後方の映像を運転席からドラ
イバーが視認できるようにし、前記回転体内に挿入され
た枢支軸に緩挿し、圧縮スプリングを介して枢支軸に摩
擦固定されたウォームホィールと、回転体に配設したモ
ータ及び減速歯車群とを連結し、前記モータを駆動させ
て回転体に配設したモータ及び減速歯車群とをウォーム
ホィールの周りに公転させミラーボデーを使用位置と格
納位置に回動する。取付ベースに固定された枢支軸とミ
ラーボデーとの間には、枢支軸周りに関するミラーボデ
ー位置検出用スイッチ機構が配置されている。このスイ
ッチ機構によりミラーボデーが格納位置から復帰位置に
移動したことを検知すると、モータを自動的に停止させ
るようにする。その他に車体後方の状況は、室内に設け
たルームミラーによって視認できるようになっている。
また車体の角部とリヤバンパー(センター部)に超音波
センサーを内蔵し、バックソナーとクリアランスソナー
により障害物への接近を間接的にブザーと表示灯で知ら
せたり、リヤのナンバープレートの上方にCCDカメラ
を内蔵し、シフトレバーをR位置にすると、車両後方の
映像をマルチAVステーションの画面に表示して、自動
車をバックする前に車両後方を画面にて確認するものが
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種のものは運転操作において、車側後方の車や交通
状況をドアミラーやルームミラーにて視認したり、前方
の交通状況をフロントガラスを経て目視することはでき
るけれども、車側前後端部近傍の視認が問題で、前方の
車側と対面する他車や建造物との間隙や、前輪の接地状
況を確認することが不便なため、不慣れな村道や街中の
狭い通路で他の車両や建造物とすれ違う際に接触した
り、或は、狭い通路を後退する場合や後退して駐車場に
入る場合や縦列駐車する場合に、車側の後方角部と対面
する他車や建造物との間隔を見ながら曲がることが不便
なため、車の端部を接触して損傷したりする等が多く、
これらの事故を防止することは長年にわたって至難な問
題であった。
【0004】また車体の角部とリヤバンパー(センター
部)に超音波センサーを内蔵し、バックソナーとクリア
ランスソナーにより障害物への接近を間接的にブザーと
表示灯で知らせたり、或はリヤのナンバープレートの上
方にCCDカメラを内蔵し、シフトレバーをR位置にす
ると、車両後方の映像をマルチAVステーションの画面
に表示するものは、一般ドライバーが慣れたドアミラー
で目視する場合よりも間接的なためなじめず、また障害
物との間隔の程度をドアミラーで目視しながら運転操作
することもできず不便であった。本発明は従来の電動格
納式ドアミラーや手動操作式ドアミラーにおける車側後
方の状況を視認できる機能に、前方車側の前輪付近や、
後方車側の後輪付近の状況を斜め上から写した映像をド
アミラーにて視認できる機能と、リヤバンパー付近の状
況を上から写した映像をルームミラーにて視認できる機
能を備えることを技術的課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、従来の電動格納式ドアミラーや手動操作式ドアミラ
ーを装着した自動車の後部に、リヤアンダーミラーボデ
ーを回転してリヤアンダーミラー面の仰角を自由に設定
する第一回転体と、リヤアンダーミラーボデーを格納位
置と使用位置に回動する第二回転体を設けて、両回転体
の相乗効果により、リヤアンダーミラーに写された車側
前部や車側後部の両角付近の映像をドアミラーに反射
し、或はリヤアンダーミラーに写されたリヤバンパー付
近の映像をルームミラーに反射してドライバーが運転席
から視認できるようにする。先ず第一番目の発明は、取
付ベースをドアミラーの取付位置よりも高い車側後方上
端部や車体後方上端角部に張り出し、取付ベースに第二
枢支軸を立設し、第二枢支軸に第二回転体の第二ボスを
挿通し、第二回転体の第二側壁に第一枢支軸を立設す
る。かつ第一枢支軸に第一回転体の第一ボスを挿通し、
第一回転体の第一側壁にサポートフレームのサポートフ
レーム取付部を取付け、サポートフレームにリヤアンダ
ーミラーを装着したミラー駆動ユニットと下向きのリヤ
アンダーミラーボデーを取付ける。第二ウォームホィー
ルは前記第二回転体内に挿入された第二枢支軸に緩挿
し、かつ第二圧縮スプリングの付勢力にて第二枢支軸に
摩擦固定する。前記第二回転体に配設した第二モータ及
び第二減速歯車群と第二ウォームホィールを連結し、前
記第二モータを駆動させて第二回転体に配設した第二モ
ータ及び第二減速歯車群とを第二ウォームホィールの周
りに公転させ、前記下向きのアンダーミラーボデーを使
用位置と格納位置に回動するようにする。使用位置につ
いては、取付ベースが車側後方上端部に張り出したもの
は、リヤアンダーミラーにて所望の車側前方の前輪付近
や車側後方の後輪付近の状況を写すことができ、また取
付ベースが車体後方上端角部に張り出したものは、リヤ
アンダーミラーにて所望のリヤバンパー付近の状況を写
すことができるように、第二回転体を回動してリヤアン
ダーミラーボデーを位置決めすることができる。(第二
回転体の役割分担)また第一ウォームホィールは前記第
一回転体内に挿入された第一枢支軸に緩挿し、かつ第一
圧縮スプリングの付勢力にて第一枢支軸に摩擦固定され
る。前記第一回転体に配設した第一モータ及び第一減速
歯車群と第一ウォームホィールを連結し、前記第一モー
タを駆動させて第一回転体に配設した第一モータ及び第
一減速歯車群とを第一ウォームホィールの周りに公転さ
せ、前記アンダーミラーボデーを第一枢支軸を中心に所
望の前輪付近視認位置と後輪付近視認位置とリヤバンパ
ー付近視認位置に回転するようにする。(第一回転体の
役割分担)
【0006】第二番目の発明は、ドアミラーの取付位置
よりも高い車体上面の後方端部に取付ベースを水平に設
置し、取付ベースに第二枢支軸を立設し、第二枢支軸に
第二回転体の第二ボスを挿通し、第二回転体の第二側壁
に第一枢支軸を立設する。かつ第一枢支軸に第一回転体
の第一ボスを挿通し、第一回転体の第一側壁にサポート
フレームのサポートフレーム取付部を取付け、サポート
フレームにリヤアンダーミラーを装着したミラー駆動ユ
ニットと下向きのリヤアンダーミラーボデーを取付け
る。第二ウォームホィールは前記第二回転体内に挿入さ
れた第二枢支軸に緩挿し、かつ第二圧縮スプリングの付
勢力にて第二枢支軸に摩擦固定する。前記第二回転体に
配設した第二モータ及び第二減速歯車群と第二ウォーム
ホィールを連結し、前記第二モータを駆動させて第二回
転体に配設した第二モータ及び第二減速歯車群とを第二
ウォームホィールの周りに公転させ、前記下向きのアン
ダーミラーボデーを使用位置と格納位置に回動するよう
にし、また、使用位置においては、リヤアンダーミラー
が所望の車側前方の前輪付近や車側後方の後輪付近の状
況を写せるように、第一回転体によりリヤアンダーミラ
ーボデーを回転して位置決めし、リヤアンダーミラーの
映像をドアミラーに反射してドライバーが視認するため
に、第一ウォームホィールを前記第一回転体内に挿入さ
れた第一枢支軸に緩挿し、かつ第一圧縮スプリングの付
勢力にて第一枢支軸に摩擦固定される。前記第一回転体
に配設した第一モータ及び第一減速歯車群と第一ウォー
ムホィールを連結し、前記第一モータを駆動させて第一
回転体に配設した第一モータ及び第一減速歯車群とを第
一ウォームホィールの周りに公転させ、前記下向きのア
ンダーミラーボデーを第一枢支軸を中心に前輪付近視認
位置と後輪付近視認位置に回転するようにする。
【0007】第三番目の発明は、取付ベースをドアミラ
ーの取付位置よりも高い車体後方上端角部(或はバック
ドアの上端部)に取付け、取付ベースに第二枢支軸を立
設し、第二枢支軸に第二回転体の第二ボスを挿通し、第
二回転体の第二側壁に第一枢支軸を立設する。かつ第一
枢支軸に第一回転体の第一ボスを挿通し、第一回転体の
第一側壁にサポートフレームのサポートフレーム取付部
を取付け、サポートフレームにリヤアンダーミラーを装
着したミラー駆動ユニットと下向きのリヤアンダーミラ
ーボデーを取付ける。第二ウォームホィールを前記第二
回転体内に挿入された第二枢支軸に緩挿し、かつ第二圧
縮スプリングの付勢力にて第二枢支軸に摩擦固定し、前
記第二回転体に配設した第二モータ及び第二減速歯車群
と第二ウォームホィールを連結し、前記第二モータを駆
動させて第二回転体に配設した第二モータ及び第二減速
歯車群とを第二ウォームホィールの周りに公転させ、前
記下向きのアンダーミラーボデーを格納位置と格納位置
から左右90度の使用位置に回動するようにし、また、
使用位置においては、リヤアンダーミラーが所望の車側
前方の前輪付近や車側後方の後輪付近の状況やリヤバン
パー付近の状況を写せるように、第一回転体の回動によ
りリヤアンダーミラーボデーの仰角を適当に調節して位
置決めし、車側前方の前輪付近や車側後方の後輪付近の
状況を写したリヤアンダーミラーの映像をドアミラーに
反射し、或はリヤバンパー付近の状況を写したリヤアン
ダーミラーの映像をルームミラーに反射して視認するた
めに、第一ウォームホィールは前記第一回転体内に挿入
された第一枢支軸に緩挿し、かつ第一圧縮スプリングの
付勢力にて第一枢支軸に摩擦固定する。前記第一回転体
に配設した第一モータ及び第一減速歯車群と第一ウォー
ムホィールを連結し、前記第一モータを駆動させて第一
回転体に配設した第一モータ及び第一減速歯車群とを第
一ウォームホィールの周りに公転させ、前記下向きのリ
ヤアンダーミラーボデーを第一枢支軸を中心に前輪付近
視認位置と後輪付近視認位置とリヤバンパー付近視認位
置に回転してリヤアンダーミラーにそれぞれの映像を写
せるようにする。
【0008】
【作用】上記のように構成された電動格納式リヤアンダ
ーミラー装置は、運転席から操作される遠隔スイッチ又
はコントローラー(不図示)によって、先ず第二回転体
5に配置された第二モータを回動すると、第二枢支軸に
固定された第二ウォームホィールの周りを、第二ウォー
ムが噛合ったまま公転して、第二回転体に配置された第
二減速歯車群や第二モータと共にリヤアンダーミラーボ
デーを使用位置と格納位置に回動し位置決め機構にて確
実に定位置に止められる。次に第一モータを回動してリ
ヤアンダーミラーにて車側前部や車側後部の両角付近や
リヤバンパー付近の映像が写されるように、第二回転体
の第二側壁に立設された第一枢支軸を中心に第一回転体
を回転すると、第一回転体の第一側壁のサポートフレー
ムに取付けられた下向きのリヤアンダーミラーボデーが
回転して、リヤアンダーミラーボデー内に取付けられた
リヤアンダーミラーの仰角を後輪付近視認位置と前輪付
近視認位置やリヤバンパー付近視認位置に位置付けする
ことができる。所望の視認位置を写したリヤアンダーミ
ラーの映像はドアミラーに反射され運転席のドライバー
にて視認されながら運転される。この際ドアミラーボデ
ーやルームミラーは、リヤアンダーミラーの写す映像を
反射して視認できるように、運転前に予めドライバーの
目の位置に応じて調節したり、調節の度合いを確認して
おくことにより、ドアミラーやルームミラーとリヤアン
ダーミラーの相互の複合作用により車側前方と車側後方
近傍やリヤバンパー付近に亘る広い範囲の状況を容易に
視認することができる。
【0009】本発明の技術的思想は、第一回転体と第二
回転体の働きを役割分担し、先ずリヤアンダーミラーを
ドアミラーよりも高い位置に配置し、使用に際しては、
第二回転体により格納位置から使用位置に回動したリヤ
アンダーミラーボデーを、第一回転体により回転してリ
ヤアンダーミラーボデーに装着したリヤアンダーミラー
が所望の車側前方の前輪付近や車側後方の後輪付近の状
況やリヤバンパー付近の状況を写せるように位置決め
し、そのリヤアンダーミラーに写った映像をドアミラー
やルームミラーに反射してドライバーが目視しながら運
転操作できる点が、従来のドアミラーによって後方視認
する電動格納式ドアミラーと異なるところである。本発
明は、そのことにより車側前方や車側後方角部やリヤバ
ンパーと、他車や建造物との間隔を斜め上方から写した
リヤアンダーミラーの映像を視認できるので、狭い路地
の運行や車庫入れや縦列駐車する場合などに便利でかつ
車側前部や車側後部の両角部をこする事故を防止するこ
とができる。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は横開きバックドア、はね上げ式バックドア、
スイングドア、リア両側スライドドア等を有する2ボッ
クスタイプの自動車に装着される第一実施例の電動格納
式リヤアンダーミラー装置Aの一部破断した正面図であ
る。図2は図1のA−A線に沿う断面を示す横断側面図
である。図3は取付ベース1とミラー駆動ユニット13
を外して下方向から見た一部破断した平面図、図4は本
発明の電動格納式リヤアンダーミラー装置Aを車側後方
の後輪付近の状況を写せるようにセットした状態を示す
自動車の側面図、図5はその平面図である。図6は、本
発明の電動格納式リヤアンダーミラー装置Aを車側前方
の前輪付近の状況を写せるようにセットした状態を示す
自動車の側面図である。図に示すように、取付ベース1
をドアミラー44の取付位置よりも高い車側後方上端部
に張り出し、取付ベース1に第二枢支軸3を立設し、第
二枢支軸3に第二回転体5の第二ボス10を挿通し、第
二回転体3の第二側壁7に第一枢支軸2を立設する。か
つ第一枢支軸2に第一回転体4の第一ボス9を挿通し、
第一回転体4の第一側壁6にサポートフレーム11のサ
ポートフレーム取付部12を取付け、サポートフレーム
11にリヤアンダーミラー14を装着したミラー駆動ユ
ニット13と下向きのリヤアンダーミラーボデー8を取
付ける。第二ウォームホィール16を前記第二回転5体
内に挿入された第二枢支軸3に緩挿し、かつ第二Uプレ
ート30による第二圧縮スプリング18の付勢力にて第
二枢支軸3に摩擦固定し、前記第二回転体5に配設した
第二モータ20及び第二減速歯車群22と第二ウォーム
ホィール16を連結し、前記第二モータ20を駆動させ
て第二回転体5に配設した第二モータ20及び第二減速
歯車群22とを第二ウォームホィール16の周りに公転
させ、前記下向きのアンダーミラーボデー8を格納位置
と略90度外方向の使用位置に回動するようする。
【0011】また、リヤアンダーミラーボデー8の使用
位置にてリヤアンダーミラー14を車の前方に対して仰
角になるように回転して前輪付近視認位置と後輪付近視
認位置に位置決めし、リヤアンダーミラー14に写され
る前輪付近車側の映像や後輪付近車側の映像をドアミラ
ー44に反射して視認するために、第二回転体5の第二
側壁7に立設した第一枢支軸2に、第一回転体4の第一
ボス9を挿通し、第一ウォームホィール15を前記第一
回転体4内に挿入された第一枢支軸2に緩挿し、かつ第
一Uプレート29による第一圧縮スプリング17の付勢
力にて第一枢支軸2に摩擦固定し、前記第一回転体4に
配設した第一モータ19及び第一減速歯車群21と第一
ウォームホィール15を連結し、前記第一モータ19を
駆動させて第一回転体4に配設した第一モータ19及び
第一減速歯車群21とを第一ウォームホィール15の周
りに公転させ、前記下向きのアンダーミラーボデー8を
第一枢支軸2を中心に前輪付近視認位置と後輪付近視認
位置に回転する。なおリヤアンダーミラーボデー8は、
遠隔スイッチが操作して使用位置から格納位置に回動す
る場合に、第一回転体4の第一モータ19と第二回転体
5の第二モータ20とが同時に作動を開始せずに、先ず
第一回転体4の第一モータ19が作動してリヤアンダー
ミラーボデー8の仰角が元に戻されて水平になってから
後に所定時間経てから、第二回転体5の第二モータ20
が作動を開始するように、第一モータ19と第二モータ
20との間に遅延手段となる遅延回路を設けても良い。
【0012】図4は本発明の電動格納式リヤアンダーミ
ラー装置Aの使用位置を車側後方の後輪付近の状況を写
せるようにセットした状態を示す自動車の側面図、図5
はその平面図である。図に示すように、リヤアンダーミ
ラーボデー8の使用位置にて(ロ)斜線にてリヤアンダ
ーミラー14に写された後輪付近の映像を、(ハ)斜線
にてドアミラー44に反射してドライバーが運転席にて
視認できるようにしたものである。なおリヤアンダーミ
ラー14は曲面ミラー(非球面ミラー)を活用すれば更
に視界を広くすることができる。
【0013】図6は、本発明の電動格納式リヤアンダー
ミラー装置Aの使用位置を車側前方の前輪付近の状況を
写せるようにセットした状態を示す自動車の側面図であ
る。図は、電動格納式リヤアンダーミラー装置Aの取付
ベース1を車側後方上端部に張り出して設け、リヤアン
ダーミラーボデー8を前輪付近視認位置にセットした状
態を示すもので、このリヤアンダーミラーボデー8の使
用位置にて、(イ)斜線にてリヤアンダーミラー5に写
された前輪付近の映像を、(ハ)斜線にてドアミラー4
4に反射してドライバーが運転席にて視認してところで
ある。この図ではリヤミラー43を設けて、リヤバンパ
ー42付近の状況を写した映像をルームミラー(不図
示)に反射して運転席にて視認できるようになってい
る。なお図6の自動車にて車側後方の後輪付近の状況を
見たい場合は、第一回転体4を回動してリヤアンダーミ
ラーボデー8の仰角を小さし後輪付近視認位置に設定
し、(ロ)斜線にて写したリヤアンダーミラー14の映
像を(ハ)斜線にてドアミラー44に反射して視認する
ことができる。
【0014】また図6においては電動格納式リヤアンダ
ーミラー装置Aの取付ベース1を車体後方上端角部(或
はバックドアの上端部)に張り出して設け、第二回転体
5によりリヤアンダーミラーボデー8を格納位置から車
側前後方向とリヤバンパー42方向の二つの使用位置に
回動し、次に第一使用位置にて前輪付近視認位置と後輪
付近視認位置にリヤアンダーミラー14を第一回転体4
を回転して位置付けして、前輪付近や後輪付近の状況を
写したリヤアンダーミラー14の映像をドアミラー42
に反射して運転席にて視認できるようにし、或は第二使
用位置にてリヤバンパー42付近視認位置にリヤアンダ
ーミラー14を第一回転体4を回転して位置付けして、
リヤバンパー42付近の状況を写したリヤアンダーミラ
ー14の映像をルームミラー(不図示)に反射して運転
席にて視認できるようにする。
【0015】第一回転体4の構成は、第一圧縮スプリン
グ17の付勢力による第一枢支軸2の第一基部35の上
面と第一回転体4の第一ボス9の下面との接触部に発生
する摩擦抵抗を極減するために、前記第一ボス9の内面
下端部にマグネト球軸受、アンギュラ球軸受、深みぞ球
軸受等の転がり軸受37を嵌入し第一枢支軸2に挿通す
る。また第一回転体4の第一ボス9の上面と第一圧縮ス
プリング17の付勢力によって圧着されている第一ウォ
ームホィール15の下面との接触部に発生する摩擦抵抗
を極減するために、第一ウォームホィール15の内面下
端部にマグネト球軸受、アンギュラ球軸受、深みぞ球軸
受等の転がり軸受37を嵌入し第一枢支軸2を挿通す
る。第一枢支軸2には第一ウォームホィール15、第一
クラッチガイド23、第一クラッチプレート25、第一
圧縮スプリング17、第一上部ワッシャ27を順次挿入
し、第一上部ワッシャ27の上面位置に第一Uプレート
29を配置して第一Uプレート29を第一枢支軸2に設
けた係止溝にて固定させる。なお第一クラッチプレート
25は軸方向にスライドするが回転しないフェザーキー
を第一枢支軸2に取付けて緩挿してもよい。第一ウォー
ムホィール15は、常にリヤアンダーミラーボデー8を
固定した第一回転体4に第一圧縮スプリング17で付勢
されて固定状態となっている。これによりリヤアンダー
ミラーボデー8が使用位置にある際には、第一圧縮スプ
リング17の弾力により第一クラッチプレート25の爪
は下向きに押圧され、回り止めされた第一クラッチガイ
ド23の溝にガイドされて、その先端は第一ウォームホ
ィール15の溝に係合してクラッチ状態となって、第一
枢支軸2と一体的に連結固定した状態で保持されてい
る。なお第一枢支軸2と第一回転体4の側壁との間の摺
動抵抗を緩和し外気と隔離するために第一弾性材40を
第一回転体4の側壁に取付けると共に、リヤアンダーミ
ラーボデー8の内面と第一枢支軸2の側壁との間には外
気と隔離するために第二弾性材41を第一回転体4の側
壁に取付ける。
【0016】第二回転体5の構成は、第二圧縮スプリン
グ18の付勢力による第二枢支軸3の第二基部36の上
面と第二回転体5の第二ボス10の下面との接触部に発
生する摩擦抵抗を極減するために、前記第二ボス10の
内面下端部にマグネト球軸受、アンギュラ球軸受、深み
ぞ球軸受等の転がり軸受37を嵌入し第二枢支軸3に挿
通する。また第二回転体5の第二ボス10の上面と第二
圧縮スプリング18の付勢力によって圧着されている第
二ウォームホィール16の下面との接触部に発生する摩
擦抵抗を極減するために、第二ウォームホィール16の
内面下端部にマグネト球軸受、アンギュラ球軸受、深み
ぞ球軸受等の転がり軸受37を嵌入し第二枢支軸3を挿
通する。第二枢支軸3には第二ウォームホィール16、
第二クラッチガイド24、第二クラッチプレート26、
第二圧縮スプリング18、第二上部ワッシャ28を順次
挿入し、第二上部ワッシャ28の上面位置に第二Uプレ
ート30を配置して第二Uプレート30を第二枢支軸3
に設けた係止溝にて固定させる。なお第二クラッチプレ
ート26は軸方向にスライドするが回転しないフェザー
キーを第二枢支軸3に取付けて緩挿してもよい。第二ウ
ォームホィール16は、常にリヤアンダーミラーボデー
8を固定した第二回転体5に第二圧縮スプリング18で
付勢されて固定状態となっている。これによりリヤアン
ダーミラーボデー8が使用位置にある際には、第二圧縮
スプリング18の弾力により第二クラッチプレート26
の爪は下向きに押圧され、回り止めされた第二クラッチ
ガイド24の溝にガイドされて、その先端は第二ウォー
ムホィール16の溝に係合してクラッチ状態となって、
第二枢支軸3と一体的に連結固定した状態で保持されて
いる。なお第二回転体5は上方を回転体カバー39によ
って保護される。
【0017】以上のような第一実施例電動格納式リヤア
ンダーミラー装置Aの構成により、第一モータ19を回
動させると、この回転力は第一出力軸33に固着された
第一ウォーム31より第一減速歯車群21を経て、第一
ウォームホィール15に伝達されるが、クラッチONで
第一枢支軸2と固定状態になっている第一ウォームホィ
ール15は回転せず、第一減速歯車群21の回転に伴い
第一回転体4及びリヤアンダーミラーボデー8が第一枢
支軸2の周りを相対的に回動する。その際、リヤアンダ
ーミラーボデー8の前輪付近視認位置と後輪付近視認位
置とリヤバンパー付近視認位置への回動時には、第一圧
縮スプリング17の下方の第一ウォームホィール15の
下面とリヤアンダーミラーボデー8を固定した第一回転
体4の第一ボス9の上面及び前記第一回転体4の第一ボ
ス9の下面と第一枢支軸2の第一基部35の上面との接
触部には、第一枢支軸2に嵌入された複数の前記転がり
軸受37によって、それぞれの接触部の摩擦抵抗が軽減
されることによってリヤアンダーミラーボデー8の回動
が軽快になり、その結果第一モータ19に不適当な回転
トルクを及ぼすことがないので、使用材質のプラスチッ
ク化や第一モータ19等の最小化と小エネルギー化を図
ることができる。
【0018】本発明の電動格納式リヤアンダーミラー装
置Aを装着した自動車は、車側前後端部やリヤバンパー
42の近傍を視認して、車側の前方と対面する他車や建
造物との間隙や、前輪の接地状況を確認することが便利
で、かつ不慣れな村道や街中の狭い通路で他の車両や建
造物とすれ違う際の接触を防止し、或は、狭い通路を後
退する場合や後退して駐車場に入れる場合や縦列駐車す
る場合に、車側の後方角部と対面する他車や建造物との
間隔を見ながら曲がることが便利であるため、次の電動
格納式リヤアンダーミラー装置1Bも同様に、セミトレ
ーラ・トラックやトレーラ・バスやコーチ・ボデー等の
長大な自動車の車側後方上部に予め配線と取付ボルト孔
を設定して、取り外し自在にした電動格納式リヤアンダ
ーミラー装置Aの取付ベース1を締め付け使用すると、
バックする際にトレーラの後部両端付近の状況を視認し
ながら運転できるので、安全に対応する便宜性が良いば
かりか運転操作が極めて容易で便利である。
【0019】本発明は、取付ベース1をドアミラー44
の取付位置よりも高い車側後方上端部や車体後方上端角
部(或はバックドアの上端部)に張り出し、リヤアンダ
ーミラーボデー8の使用位置にて下向きのリヤアンダー
ミラー14にて前輪付近車側の状況や後輪付近車側の状
況やリヤバンパー42付近の状況が写せるように、車の
前方に対して仰角になるように、第一回転体4によりリ
ヤアンダーミラーボデー8を回転して位置決めし、その
リヤアンダーミラーボデー8の使用位置にて、(イ)斜
線にてリヤアンダーミラー14に写された前輪付近の映
像や、(ロ)斜線にてリヤアンダーミラー14に写され
た後輪付近の映像を、(ハ)斜線にてドアミラー44に
反射してドライバーが運転席にて視認できるようにし、
また車体後方にリヤアンダーミラーボデー8を回転した
リヤバンパー42付近視認位置では、リヤアンダーミラ
ー14に写されたリヤバンパー42付近の上からの映像
をルームミラー(不図示)に反射してドライバーが運転
席にて視認できるようにし、第二側壁7に取付けた第一
回転体4のリヤアンダーミラーボデー8を、第二回転体
5により格納位置から使用位置、使用位置から格納位置
に回動して使用することを特徴とするものである。なお
ハッチバックの場合、リヤアンダーミラーボデー8を少
し長くした電動格納式リヤアンダーミラー装置Aをバッ
クドアの上端部に取り付けると荷物の出し入れに支障が
ない。
【0020】なお本発明は前記回転体の構成は、例え
ば、第一回転体4の構成を、第二回転体5の第二側壁7
に立設する第一枢支軸2に、リヤアンダーミラーボデー
8の固定された第一回転体4の第一ボス9を挿通し、第
一枢支軸2に緩挿した第一ウォームホィール15と連結
する第一回転体4側に配設した第一モータ19及び第一
減速歯車群21と、第一枢支軸2を挿通する前記第一回
転体4の第一ボス9の内面下端部と前記第一基部35の
上面との間にマグネト球軸受、アンギュラ球軸受、深み
ぞ球軸受等の転がり軸受37を設け、前記第一回転体4
の第一ボス9の上面と第一圧縮スプリング17の第一下
部ワッシャ(不図示)の内面下端部との間に転がり軸受
37を設け、前記第一モータ19を駆動させてリヤアン
ダーミラーボデー8を前輪付近視認位置と後輪付近視認
位置とリヤバンパー42付近視認位置に位置決めするよ
うにしたり、第二回転体5の構成を、取付ベース1に立
設する第二枢支軸3に、第二回転体5の第二ボス10を
挿通し、第二枢支軸3に緩挿した第二ウォームホィール
16と連結する第二回転体5側に配設した第二モータ2
0及び第二減速歯車群22と、第二枢支軸3を挿通する
前記第二回第二回転体5の第二ボス10の内面下端部と
前記第二基部36の上面との間に転がり軸受37を設
け、前記第二回転体5の第二ボス10の上面と第二圧縮
スプリング18の第二下部ワッシャ(不図示)の内面下
端部との間に転がり軸受37を設けて、前記第二モータ
20を駆動させてリヤアンダーミラーボデー8を使用位
置と格納位置に位置決めするようにしてもよい。なおそ
の他の電動格納式ドアミラーの回転体の構成と同様にし
ても問題はない。
【0021】図7に示す第二実施例は、電動格納式リヤ
アンダーミラー装置Bの一部破断した正面図である。図
8は図7のB−B線に沿う断面を示す横断側面図であ
る。図9はその電動格納式リヤアンダーミラー装置Bの
使用位置を後輪付近視認位置にセットしている状態を示
す2ボックスタイプの自動車の側面図である。図10は
その平面図である。図に示すように、電動格納式リヤア
ンダーミラー装置Bは車体上面後方端部や車体後方上端
部に取付けた場合に、回転するリヤアンダーミラーボデ
ー8が車体に触れないようにしたもので、取付面が水平
な取付ベース1に第二枢支軸3を立設し、第二枢支軸3
に第二回転体5の第二ボス10を挿通し、第二回転体5
の第二側壁7に第一枢支軸2を立設する。かつ第一枢支
軸2に第一回転体4の第一ボス9を挿通し、第一回転体
4の第一側壁6にサポートフレーム11のサポートフレ
ーム取付部12を取付け、サポートフレーム11にリヤ
アンダーミラー14をピボット38にて嵌着したミラー
駆動ユニット13と下向きのリヤアンダーミラーボデー
8を取付ける。第二ウォームホィール16を前記第二回
転体5内に挿入された第二枢支軸3に緩挿し、かつ第二
圧縮スプリング18の付勢力にて第二枢支軸3に摩擦固
定し、前記第二回転体5に配設した第二モータ20及び
第二減速歯車群22と第二ウォームホィール16を連結
し、前記第二モータ20を駆動させて第二回転体5に配
設した第二モータ20及び第二減速歯車群22とを第二
ウォームホィール16の周りに公転させ、前記下向きの
アンダーミラーボデー8を使用位置と格納位置に回動す
るようにする。
【0022】また、格納位置にて水平なリヤアンダーミ
ラーボデー8は、使用位置にてリヤアンダーミラー8を
車の前方に対して仰角になるように回転して前輪付近視
認位置と後輪付近視認位置に位置決めし、リヤアンダー
ミラー14に写される前輪付近車側の映像や後輪付近車
側の映像をドアミラー44に反射して視認するために、
第二回転体5の第二側壁7に立設した第一枢支軸2に、
第一回転体4の第一ボス9を挿通し、第一ウォームホィ
ール15を前記第一回転体4内に挿入された第一枢支軸
2に緩挿し、かつ第一圧縮スプリング17の付勢力にて
第一枢支軸2に摩擦固定し、前記第一回転体4に配設し
た第一モータ19及び第一減速歯車群21と第一ウォー
ムホィール15を連結し、前記第一モータ19を駆動さ
せて第一回転体4に配設した第一モータ19及び第一減
速歯車群21とを第一ウォームホィール15の周りに公
転させ、前記下向きのリヤアンダーミラーボデー8を第
一枢支軸2を中心に前輪付近視認位置と後輪付近視認位
置に回転する。第一ウォームホィール15の摩擦固定
は、リヤアンダーミラーボデー8が回動中に障害物に当
接した場合に破壊されることや相手に被害を与えない効
果を有する。図9と図10に示すように、リヤアンダー
ミラーボデー8を、第一回転体を回動して後輪付近視認
位置に位置付けし、リヤアンダーミラー14にて車側後
方の後輪付近の状況を(ロ)鎖線にて斜め上から写した
映像を(ハ)斜線にてドアミラー44に反射して運転席
から視認することができる。
【0023】図11に示す第三実施例は、電動格納式リ
ヤアンダーミラー装置Cの使用位置を前輪付近視認位置
にセットした状態を示す3ボックスタイプの自動車の側
面図である。図12はその平面図である。本発明の電動
格納式リヤアンダーミラー装置Cは、リヤウインドー側
に回動してリヤバンパー付近が容易に視認できるように
リヤウインドー面より高く設定された取付ベース1を、
ドアミラー44の取付位置よりも高い車体後方上端部
(或はバックドア上端部)に取付け、取付ベース1に第
二枢支軸3を立設し、第二枢支軸3に第二回転体5の第
二ボス10を挿通し、第二回転体5の第二側壁7に第一
枢支軸2を立設する。かつ第一枢支軸2に第一回転体4
の第一ボス9を挿通し、第一回転体4の第一側壁6にサ
ポートフレーム11のサポートフレーム取付部12を取
付け、サポートフレーム11にリヤアンダーミラー14
を装着したミラー駆動ユニット13と下向きの長大なリ
ヤアンダーミラーボデー8を取付ける。第二ウォームホ
ィール16を前記第二回転5体内に挿入された第二枢支
軸3に緩挿し、かつ第二圧縮スプリング18の付勢力に
て第二枢支軸3に摩擦固定し、前記第二回転体5に配設
した第二モータ20及び第二減速歯車群22と第二ウォ
ームホィール16を連結し、前記第二モータ20を駆動
させて第二回転体5に配設した第二モータ20及び第二
減速歯車群22とを第二ウォームホィール16の周りに
公転させ、前記下向きのリヤアンダーミラーボデー8を
格納位置と格納位置から左右略90度の使用位置に回動
する。
【0024】また長大なリヤアンダーミラーボデー8の
使用位置において、リヤアンダーミラー14が所望の車
側前方の前輪付近や車側後方の後輪付近の状況やリヤバ
ンパー42付近の状況を写せるように、第一回転体4の
回動によりリヤアンダーミラーボデー8の仰角を適当に
調節して位置決めし、車側前方の前輪付近や車側後方の
後輪付近の状況を写したリヤアンダーミラー14の映像
をドアミラー44に、リヤバンパー42付近の状況を写
したリヤアンダーミラー14の映像をルームミラー(不
図示)に反射して視認するために、第二回転体5の第二
側壁7に立設した第一枢支軸2に、第一回転体4の第一
ボス9を挿通し、第一ウォームホィール15を前記第一
回転体4内に挿入された第一枢支軸2に緩挿し、かつ第
一圧縮スプリング17の付勢力にて第一枢支軸2に摩擦
固定し、前記第一回転体4に配設した第一モータ19及
び第一減速歯車群21と第一ウォームホィール15を連
結し、前記第一モータ19を駆動させて第一回転体4に
配設した第一モータ19及び第一減速歯車群21とを第
一ウォームホィール15の周りに公転させ、前記下向き
の長大なリヤアンダーミラーボデー8を第一枢支軸2を
中心に前輪付近視認位置と後輪付近視認位置とリヤバン
パー42付近視認位置に回転する。図11においては、
リヤアンダーミラー14に(イ)斜線にて上から写され
た前輪付近の映像を、(ハ)斜線にてドアミラー44に
反射して視認しながら運行できるので、前輪付近の路上
の状況やすれ違う他車や建造物との間隙を容易に確認す
ることができる。なお図11に併記した(ロ)鎖線によ
ると後輪付近の映像も第一回転体4を回動して写せた
り、リヤアンダーミラーボデー8を第二枢支軸3を中心
にリヤバンパー42付近視認位置に回転すると、リヤバ
ンパー42付近の状況が斜め上から見れるのでバックし
て駐車場に入る場合や縦列駐車する場合に便利である。
【0025】
【発明の効果】本発明は、第一回転体と第二回転体の役
割分担により、ドアミラーとリヤアンダーミラーによる
前後輪付近の状況を上から写した映像や、ルームミラー
とリヤアンダーミラーによるリヤバンパー付近の映像を
運転席から視認できるので、狭い通路を運行する場合に
前後輪付近の路上の状況や、すれ違う他車や建造物との
間隙を容易に確認することができ、またバックして駐車
場に入る場合や縦列駐車する場合に車側の後方両角部や
リヤバンパー付近の状況を容易に確認しながら操作でき
るので、運転が便利であると共に車の接触事故を防止す
ることができる。
【0026】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の電動格納式リヤアンダーミ
ラー装置Aの一部破断した正面図である。
【図2】図1でA−A線に沿う断面を示す横断側面図で
ある。
【図3】図1で取付ベースを除いて一部切断した平面図
である。
【図4】本発明の実施例1の電動格納式リヤアンダーミ
ラー装置Aを後輪付近視認位置にセットした自動車の側
面図である。
【図5】図4の平面図である。
【図6】本発明の実施例1の電動格納式リヤアンダーミ
ラー装置Aを前輪付近視認位置にセットした自動車の側
面図である。
【図7】本発明の実施例2の電動格納式リヤアンダーミ
ラー装置Bの一部破断した正面図である。
【図8】図7のB−B線に沿う断面を示す横断側面図で
ある。
【図9】本発明の実施例2の電動格納式リヤアンダーミ
ラー装置Bを後輪付近視認位置にセットした自動車の側
面図である。
【図10】図9の平面図である。
【図11】本発明の実施例3の電動格納式リヤアンダー
ミラー装置Cを前輪付近視認位置にセットした自動車の
側面図である。
【図12】図11の平面図である。。
【符号の説明】
1 取付ベース 2 第一枢支軸 3 第二枢支軸 4 第一回転体 5 第二回転体 6 第一側壁 7 第二側壁 8 リヤアンダーミラーボデー 9 第一ボス 10 第二ボス 11 サポートフレーム 12 サポートフレーム取付部 13 ミラー駆動ユニット 14 リヤアンダーミラー 15 第一ウォームホイール 16 第二ウォームホイール 17 第一圧縮スプリング 18 第二圧縮スプリング 19 第一モータ 20 第二モータ 21 第一減速歯車群 22 第二減速歯車群 23 第一クラッチガイド 24 第二クラッチガイド 25 第一クラッチプレート 26 第二クラッチプレート 27 第一上部ワッシャ 28 第二上部ワッシャ 29 第一Uプレート 30 第二Uプレート 31 第一ウォーム 32 第二ウォーム 33 第一出力軸 34 第二出力軸 35 第一基部 36 第二基部 37 転がり軸受 38 ピボット 39 回転体カバー 40 第一弾性体 41 第二弾性体 42 リヤバンパー 43 リヤミラー 44 ドアミラー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】取付ベースをドアミラーの取付位置よりも
    高い車側後方上端部に張り出し、取付ベースに立設した
    第二枢支軸を中心に回動する第二回転体と、第二回転体
    の第二側壁に立設した第一枢支軸を中心に回動する第一
    回転体と、第一回転体に取付けたリヤアンダーミラーボ
    デーとを有することを特徴とする電動格納式リヤアンダ
    ーミラー装置。
  2. 【請求項2】取付ベースを、ドアミラーの取付位置より
    も高い車体上面後方端部に水平に設置したことを特徴と
    する請求項1記載の電動格納式リヤアンダーミラー装
    置。
  3. 【請求項3】取付ベースを、ドアミラーの取付位置より
    も高い車体後方上端部(或はバックドアの上端部)に取
    付けたことを特徴とする請求項1記載の電動格納式リヤ
    アンダーミラー装置。
JP21115797A 1997-07-01 1997-07-01 電動格納式リヤアンダーミラー装置 Pending JPH1120550A (ja)

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JP (1) JPH1120550A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002326540A (ja) * 2001-04-28 2002-11-12 Setsuo Kuroki 視認カメラ装着車
JP2007131299A (ja) * 2007-01-22 2007-05-31 Setsuo Kuroki 電動回動式透明保護具をルーフ上に設けた視認カメラ装着車
JP2007145327A (ja) * 2007-01-22 2007-06-14 Setsuo Kuroki ルーフ上基点を中心に電動ミラー駆動装置付ビデオカメラ透明保護具をルーフ上に設けた視認カメラ装着車

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002326540A (ja) * 2001-04-28 2002-11-12 Setsuo Kuroki 視認カメラ装着車
JP2007131299A (ja) * 2007-01-22 2007-05-31 Setsuo Kuroki 電動回動式透明保護具をルーフ上に設けた視認カメラ装着車
JP2007145327A (ja) * 2007-01-22 2007-06-14 Setsuo Kuroki ルーフ上基点を中心に電動ミラー駆動装置付ビデオカメラ透明保護具をルーフ上に設けた視認カメラ装着車
JP4522420B2 (ja) * 2007-01-22 2010-08-11 節男 黒木 ルーフ上基点を中心に電動ミラー駆動装置付ビデオカメラ透明保護具をルーフ上に設けた視認カメラ装着車。

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