JPH0848145A - 車両用サンバイザ装置 - Google Patents

車両用サンバイザ装置

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JPH0848145A
JPH0848145A JP6214179A JP21417994A JPH0848145A JP H0848145 A JPH0848145 A JP H0848145A JP 6214179 A JP6214179 A JP 6214179A JP 21417994 A JP21417994 A JP 21417994A JP H0848145 A JPH0848145 A JP H0848145A
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JP
Japan
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sun visor
vehicle
support shaft
monitor
switch device
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Withdrawn
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JP6214179A
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English (en)
Inventor
Masao Saito
正男 齋藤
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Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Publication date
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 サンバイザの展開及び格納をスイッチ操作に
より行ない得るようにすると共に、サンバイザにモニタ
を設け、テレビジョン放送及び後方監視用モニタの画面
を、車両の停止、走行に関連し安全に選択し得るように
したサンバイザ装置を提供する。 【構成】 車体側に固定された支持軸又はステーにサン
バイザを枢支すると共に、サンバイザには、モニタ及び
可逆転モータ、並びに減速伝動装置を収蔵する。第1ス
イッチ装置の操作により、可逆転モータを正転させてサ
ンバイザを使用位置に展開し、また同モータを逆転させ
ることによりサンバイザを展開位置から格納位置に収納
する。展開状態のサンバイザは、車両の停止状態では、
テレビジョン放送を受信し、又は後方モニタ画面を選択
的に映し出すことができる。車両の変速機が後退位置に
操作されているときは、モニタに後方モニタ画面を映し
出すことはできるが、テレビジョン放送の受信はできな
いようにし、運転の安全性を確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等車両用のサン
バイザ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両の運転席近傍に配設されているサン
バイザに、後方監視用テレビジョンカメラの画像を映し
出すモニタを設けたものは、既に提案されている。(例
えば、実開平3−104448号公開公報参照)また、
サンバイザに液晶式モニタを取付け、車室内の各所から
テレビジョン画面を視認することができるようにした車
両用サンバイザも公知である。(例えば、実開平3−7
1921号公開公報参照)
【0003】しかしながら、上記従来の構成では、車両
の走行中に、眩しさを防止しようとする場合、通常車室
天井付近に格納され或いは天井付近の不使用位置に置か
れているサンバイザを、手動操作で所望の防眩位置に変
位させる必要があり、また使用後再び手動で不使用位置
に戻さなくてはならないので、運転中の操作に危険を伴
なう不具合がある。また、運転中に、サンバイザのテレ
ビジョン画面を映し出したまま走行することができる構
造となっているため、運転者の注意を散漫にし、運転操
作を誤らせる可能性がある。さらに、モニタ用電源配線
やアンテナ線がサンバイザ周辺に露出しているため乗員
の手その他が引掛ったりする不都合があり、またサンバ
イザの開閉により電線が断線し易いだけでなく、見映が
劣る欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑み創案されたもので、運転席近傍に設けられた第1ス
イッチ装置の操作により自動的にサンバイザを使用位置
に展開し又は車室天井付近の不使用位置に収納すること
ができ、これにより運転者の運転操作の安全性を確保す
ることを主たる目的とするものである。また、車両が停
止状態にあるときに、サンバイザに設けたモニタに、テ
レビジョン放送の画面と後方モニタ画面とを、所望によ
り選択的に映し出すことができるようにして、娯楽性と
安全性とを確保することが、本発明の他の目的である。
さらに、上記第1スイッチ装置が閉成され、かつ変速機
が後退位置に操作されたとき自動的にサンバイザが展開
され、次に第2スイッチ装置を操作することにより後方
監視用のモニタ画面のみを映し出すことができるように
して、後退走行を安全性を確保することが、本発明のさ
らに他の目的である。なおまた、車両の前進走行中は、
上記第1スイッチ装置の操作により、サンバイザの使用
位置への展開又は不使用位置への収納のみが可能である
が、モニタには、テレビジョン放送の受信及び後方監視
用モニタ画面の何れもが映し出されないようにして、走
行安全性を確保することが、本発明のさらに他の目的で
ある。さらに、サンバイザに取付けられる上記モータや
モニタの電源電線やアンテナ線が外部に露出せず、従っ
て断線等の不具合が発生の可能性が少なく信頼性が優
れ、しかも見映えが良いこの種サンバイザ装置を提供す
ることが本発明の他の目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、車室内に設けられた支持軸に枢支された
サンバイザと、同サンバイザに格納されたモニタと、上
記サンバイザに収納され、第1のスイッチ装置により遠
隔的に駆動されるモータ及び同モータの回転速度を減速
して上記サンバイザを上記支持軸の周りに廻動させる減
速伝動装置とを有することを特徴とする車両用サンバイ
ザ装置を提案するものである。
【0006】また、上記支持軸とサンバイザとの間に、
同サンバイザの支持軸の周りの廻動角度を検出する廻動
角検出器を設け、上記第1スイッチ装置が閉成されたと
き、上記モータが一方向に回転してサンバイザが上記廻
動角検出器の角度信号に基づき設定廻動角の使用位置に
展開され、上記第1スイッチ装置が開成されたとき、上
記モータが逆方向に回転してサンバイザが上記廻動角検
出器の角度信号に基づき不使用の格納位置に収納される
ように構成することが好ましい。
【0007】さらに、上記第1スイッチ装置が、車両の
運転席近傍に配置され、選択的に手動モード及び自動モ
ードからなる二つの閉位置又は開位置の何れかに切換え
られるスイッチであることが好ましい。
【0008】さらにまた、上記モニタが、第2のスイッ
チ装置の切換え操作により、車体後部に設けられた後方
監視装置の後方モニタ画面又はテレビジョン放送画面に
選択的に切換えられるように構成されることが好まし
い。
【0009】なおまた、上記第1スイッチ装置が上記手
動モードに閉成されたとき、上記サンバイザが使用位置
に展開され、さらに車両が停止状態にあるときのみ、上
記モニタが第2スイッチ装置の操作により、上記後方モ
ニタ画面又はテレビジョン放送画面に選択的に設定され
るように構成されることが好ましい。
【0010】さらに、上記車両の停止状態が、駐車ブレ
ーキの作動により検知されるように構成されることが好
ましい。
【0011】なおまた、上記第1スイッチ装置が上記自
動モードに閉成され、かつ車両の変速機が後退位置に操
作されたとき、上記サンバイザが使用位置に展開され、
さらに上記第2スイッチ装置の操作により、上記モニタ
が後方モニタ画面に設定されるように構成されることが
好ましい。さらに、上記モータ及びモニタ用の電源配線
及びアンテナ線は、上記支持軸内に挿設されることが好
ましい。
【0012】
【作用】本発明によれば、運転席近傍の操作容易な適宜
位置、好ましくはインストルメントパネル又はステアリ
ングコラムに配設された第1スイッチ装置の開閉操作に
より、サンバイザを使用位置に展開し又は不使用位置に
収納することができるので、運転者の運転操作を妨げる
ことが殆んどない。また、上記第1スイッチ装置が閉成
され、かつ車両が停止状態にあるときに、先ずサンバイ
ザが自動的に使用位置に展開され、次に第2スイッチ装
置の切換え操作により、上記サンバイザに設けられたモ
ニタに、通常のテレビジョン放送の画面及び後方監視用
モニタ画面の何れかを選択的に映し出すことができる。
さらに、変速機が後退位置に操作されると自動的にサン
バイザが展開され、次に第2スイッチ装置を操作するこ
とによってモニタに後方モニタ画面のみを映し出すこと
ができる。なお、車両の前進走行中は、サンバイザの展
開及び格納は可能であるが、そのモニタに、テレビジョ
ン放送の画面及び後方モニタ画面の何れも映し出すこと
ができない。以上の結果、運転操作の安全性確保及び娯
楽性を両立させることができる。なお、上記モニタ用の
電源電線及びアンテナ線を支持軸内に挿設してその自由
端付近から取出しモニタに接続する構成とすることによ
り、サンバイザの展開、収納の都度略90度捩られるこ
ととなる上記電線類の単位長あたりの捩れ角を小さくし
て断線を効果的に防止し、耐久性を確保すると共に、外
観の向上を図ることができる。
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例を添付図面について具体
的に説明する。先ず図1に示したトラックの概略側面図
及び図2の車室内部を示した斜視図において、符号10
は車台フレーム、12は同車台フレーム10の前端部分
に装架されたキャブ、14はキャブ12後方の車台フレ
ーム10上に装架された荷箱、16は前輪、18は後
輪、20はキャブ12内に設けられた運転席、22は運
転席20の前方に配置されたステアリングホイール、2
4はインストルメントパネル、26は運転席20の前方
かつ上方の車室天井部分28に配設されたサンバイザ、
30は運転席20の側方に配設された変速操作レバー、
32は同じく運転席20の側方に配設された駐車ブレー
キレバー、34はキャブ12の前面に取付けられたウィ
ンドシールドガラス、36は運転席20の側方に設けら
れたドアの側方窓、38は上記ステアリングホイール2
2に近いインストルメントパネル24に配設された第1
スイッチ装置、40は荷箱14の後端上部に取付けられ
た後方監視装置を構成するテレビジョンカメラである。
【0014】上記サンバイザ26の詳細な構造を、図3
の斜視図について説明する。同サンバイザ26は、同図
中に二点鎖線で輪郭が示されているように、全体として
正面形状が略長方形をなす板状体であって、その内部に
長方形の鋼板又は他の金属板からなるベースプレート4
2が内蔵されている。同ベースプレート42の上端縁に
横方向に間隔を存して一対のベアリングブラケット44
が固着され、各ベアリングブラケット44には夫々ボー
ルベアリング46が支持されている。一対のベアリング
46には、中空管状の支持軸又はステー48が自在に相
対回転し得るように挿通され、同支持軸又はステー48
の一端に形成されたL字状屈曲部50は、取付ブラケッ
ト52の周りを自在に相対回転し得るように同取付ブラ
ケットに取付けられており、取付ブラケット52は車室
の天井28に固定されている。上記取付ブラケット52
とL字状屈曲部50の連結部分の構造は、図4に良く示
されている。図示のように、屈曲部50はブラケット5
2の中空孔内に挿入されてスプリング51及びスナップ
リング53により弾性的に、かつ回転可能に係止され、
その内部に後述するハーネス86及び88が挿設され
る。なお、図中55は上記屈曲部50の開口端に回動可
能に嵌挿されたキャップであり、同キャップはシール剤
によってハーネス側に固定される。
【0015】また、上記支持軸又はステー48のL字状
屈曲部50に隣接するベースプレート42上に、図5の
部分的拡大正面図に良く示されているように、可逆転モ
ータ54が取付けられ、そのモータ軸56には小径の歯
車58が装着されている。一方、上記支持軸又はステー
48には大径の歯車60が固着されて上記小径の歯車5
8に噛合し、両歯車58及び60、さらに必要に応じこ
れら歯車間に介装されるアイドラ歯車によって歯車式の
減速伝動装置62が構成されている。また上記歯車58
及び60は防塵用のカバー64によって覆われている。
上記歯車式減速伝動装置62に代え、歯付ベルトのよう
なスリップがないベルト式減速伝動装置を採用し得るこ
とは明らかである。また、上記支持軸又はステー48
に、サンバイザ26の展開位置及び格納位置に相当する
円周上の角位置に夫々ノッチ又は切欠を具えた円板状の
回転角位置規制部材66が固着され、一方上記カバー6
4には、発光ダイオード68とフォトトランジスタ70
とからなる廻動角検出器72が取付けられている。同廻
動角検出器72は、例えば磁気を利用した非接触型廻動
角検出装置等をもって適宜代替することができる。
【0016】さらに、サンバイザ26には、同サンバイ
ザに許容される厚さの関係から、好ましくは液晶画面7
4を具えたモニタ76が格納され、また同モニタ76に
隣接して操作盤78が配置されている。モニタ76及び
操作盤78はねじ、ボルト等の固着手段によって、上記
ベースプレート26に夫々固定されている。操作盤78
には、モータ76の画面を、後方監視装置40の後方モ
ニタ画面、及び一般に放送されているテレビジョン画面
の何れかを選択的に映し出すことができる第2のスイッ
チ装置80と、音量を調整する音量調整部材82及びテ
レビジョン放送のチャンネルを選択する選局部材84と
が設けられている。上記モニタ76用のハーネス86及
び操作盤78用のハーネス88は、夫々支持軸又はステ
ー48の中空孔内を通りキャブ12の天井28の上方空
間に導かれている。なお、支持軸又はステー48の両端
には、ハーネス86,88の摩損防止のため回動可能な
キャップ55が設けられ、同キャップ55は適宜のシー
ル剤によりハーネスに接着されている。
【0017】上記可逆転モータ54が一方向に回転(以
下場合により正転という)すると、モータ軸56の回転
が減速伝動装置62により減速されて支持軸又はステー
48に固着された歯車60に伝達されることとなるが、
歯車60が固定歯車であるので、歯車58即ちモータ軸
56が、支持軸又はステー48の周りを公転することと
なる。このため可逆転モータ56を取付けたベースプレ
ート42が、ベアリング46を介して支持軸又はステー
48の周りを廻動し、サンバイザ26は車室天井28の
格納凹所90内に収納された位置からウインドシールド
ガラス34に沿う使用位置まで廻動して展開する。サン
バイザ26が図2に示されている使用位置に展開する
と、上記廻動角検出器72によって、サンバイザ26が
所定の展開位置に達したことが検知され、可逆転モータ
54の回転が停止するので、サンバイザ26は使用位置
に保持される。また、サンバイザ26が上記使用位置に
展開しているときに、可逆転モータ54が上記とは逆方
向に回転(以下場合により逆転という)すると、サンバ
イザ26が支持軸又はステー48の周りを逆方向に廻動
して同サンバイザ26が車室天井28の格納凹所90内
に収納される。このとき廻動角検出器72によって、サ
ンバイザ26の廻動角が正確に検知されて、可逆転モー
タ54が停止される。
【0018】なお、サンバイザ26に、モニタ76及び
操作盤78並びに可逆転モータ54等が収容されて、あ
る程度重量が大きくなることを免れないので、取付ブラ
ケット50を介して車室天井28に片持支持されている
支持軸又はステー48の他端自由端に隣接する部分を、
L字状の支持部材92に乗架させてサンバイザ26の重
量の一部を担持させる。同L字状支持部材92は、勿論
車室天井28に固着されまたサンバイザ26の上端縁に
は、上記支持部材92を収容するための切欠又は凹所9
4が設けられている。
【0019】上記サンバイザ26の展開、格納、後方監
視等の作動は、キャブ12内の適所、例えばインストル
メントパネル24の内側空所に収容され、図2に概念的
に示されているコントローラ又は制御装置96によって
制御される。上記コントローラ又は制御装置96の作動
態様を、図6のフローチャートについて説明する。
【0020】車両のキースイッチを閉成することによっ
てプログラムがスタートする。運転席20の近傍、好ま
しくはインストルメントパネル24に設けられた第1ス
イッチ装置38は、手動モード、自動モード及びOFF
の3位置に切換えることができる3位置切換スイッチで
ある。第1スイッチ装置38が手動モードに操作される
と、ステップSで可逆転モータ54が正転しサンバイ
ザ26が支持軸又はステー48の周りに廻動し車室天井
28の格納凹所90から展開しはじめる。ステップS
において、廻動角検出器72によりサンバイザ26の廻
動角が検知され、廻動角が予め設定された角度に達する
と、可逆転モータ54が停止し、サンバイザ26の展開
が終了する。
【0021】次に、ステップSにおいて、駐車ブレー
キレバー32が操作されて駐車ブレーキが作動している
ときに閉成される駐車ブレーキスイッチのON,OFF
が調べられる。同駐車ブレーキスイッチには、駐車ブレ
ーキレバー32の廻動に応動して開閉されるリミットス
イッチ等適宜のスイッチ装置を任意に採用することがで
きる。駐車ブレーキが作動され、駐車ブレーキスイッチ
がONしていると、ステップはSに進み、車両の変速
機がニュートラルに設定されているかどうかが、ニュー
トラルスイッチのON,OFFによって調べられる。同
ニュートラルスイッチには、変速操作レバー30がニュ
ートラルに位置しているときに閉成され、前進及び後退
位置に位置しているときに開路されるリミットスイッチ
等を適宜採用することができる。上記駐車ブレーキスイ
ッチがONし、かつ変速機ニュートラルスイッチがON
していると、車両は停止状態にあると判断される。
【0022】車両が停止している状態で、既に展開を完
了しているサンバイザ26に設けられている第2スイッ
チ装置80の切換操作(ステップS)が、車両乗員の
所望によって行なわれる。同スイッチ装置80がテレビ
ジョン位置に切換えられると、モニタ76に一般に放送
されているテレビジョン画面が映し出される。このと
き、音量調整部材82を操作することによって音量が調
整され、選局部材84を操作することによって所望のチ
ャンネルが選択される。また、第2スイッチ装置80
が、後方モニタ位置に切換えられると、モニタ76に、
後方監視用テレビジョンカメラ40の映像が後方モニタ
画面として映し出される。さらに、第2スイッチ装置8
0が操作されずOFFのままの場合、勿論モニタ76に
は映像が映し出されず、サンバイザ26は展開状態に保
持される。
【0023】さらに、上記ステップSにおいて、駐車
ブレーキレバー32が操作されておらず、駐車ブレーキ
スイッチがOFFの場合、及び変速機がニュートラルに
設定されておらずニュートラルスイッチがOFFの場
合、第2スイッチ装置80がテレビジョン位置又は後方
モニタ位置の何れかに切換えられても、モニタ76には
映像が得られず、サンバイザ26が展開位置に保持され
るだけである。従って、第1スイッチ装置38を手動モ
ードに切換えた場合、車両の停止状態が確認されない限
りモニタ76に映像が映し出されることがなく、走行中
にモニタ76に映像が出ることにより運転操作の注意力
集中が妨げられる不具合がなく安全である。また、サン
バイザ26の展開を、第1スイッチ装置38の手動モー
ド切換えにより行なうことができるので、手動でサンバ
イザ26を格納位置から引出して展開させる場合に較
べ、運転操作を妨げることが殆んどなく、この点からも
安全性が高い。なお、車両の停止状態は、駐車ブレーキ
の作動により殆んど確実に検出されるので、場合により
ステップSを省略することもできる。
【0024】次に、第1スイッチ装置38が自動モード
に操作されると、ステップSにおいて、車両の変速機
が後退位置に設定されているかどうかが、後退スイッチ
のON,OFFにより調べられる。変速操作レバー40
が後退位置に操作されていると、後退スイッチが閉成さ
れているので、プログラムはステップSに進む。ステ
ップSにおいて、エンジンが回転しているかどうかが
適宜のセンサにより調べられる。エンジンが回転してい
るかどうかは、エンジンに連動して駆動されるオルタネ
ータの出力電圧又は電流を検知し、或いはクランク軸の
回転数を検知する周知の非接触型回転数センサの出力を
検知する等、種々の手段によって判断することができ
る。
【0025】変速機の後退スイッチが閉成され、かつエ
ンジンが回転していると、ステップはSに進み、可逆
転モータ54が正転するので、サンバイザ26が支持軸
又はステー48の周りを廻動して展開を始め、その廻動
角が設定角度に達したとき廻動角検出器72により展開
完了が検知され(ステップS)、可逆転モータ54が
停止する。
【0026】そこで、運転者が、第2スイッチ装置80
を後方モニタ位置に切換えると(ステップS10)、展
開しているサンバイザ26のモニタ76に、後方監視装
置40の映像が映し出されるので、運転者は後方確認を
行ないながら、車両を安全に後退させることができる。
ステップS10において、運転者が第2スイッチ装置8
0をOFFに位置させるか、もしくは以前からOFFに
なっていてスイッチ操作を行なわない場合は、サンバイ
ザ26は展開したままでモニタ76には映像が映し出さ
れない。また、運転者が第2スイッチ装置80をテレビ
ジョン位置に切換えても、モニタ76にはテレビジョン
放送画面は映し出されず、サンバイザ26は展開位置に
保持される。従って、テレビジョン放送画面が映し出さ
れることによって、運転者の後退運転操作時の注意を外
らす不具合がない。
【0027】最後に、運転者が第1スイッチ装置38を
手動モード又は自動モードに切換えた状態から、通常走
行のために同スイッチ装置38をOFF位置に切換える
と、モニタ76の電源が遮断され、即ちテレビジョン放
送受信及び後方モニタ画面用の電源が遮断される。次
に、ステップS12で可逆転モータ54が逆転し展開し
ていたサンバイザ26が支持軸又はステー48の周りを
逆方向に廻動する。サンバイザ26の逆方向即ち格納方
向への廻動角は、廻動角検出器72により検知され(ス
テップS13)、同サンバイザが設定角度廻動すると車
室天井28の格納空所90内に格納され、可逆転モータ
54が停止する。この状態が、サンバイザ26を使用す
ることなく走行しているときの謂わば常態であって、走
行中、眩しさを防ぐためにサンバイザ26を使用したい
ときは、既に説明したように、第1スイッチ装置38を
手動モードに切換えれば良い。
【0028】
【発明の効果】叙上のように、本発明に係る車両用サン
バイザ装置は、車室内に設けられた支持軸に枢支された
サンバイザと、同サンバイザに格納されたモニタと、上
記サンバイザに収納され、第1のスイッチ装置により遠
隔的に駆動されるモータ及び同モータの回転速度を減速
して上記サンバイザを上記支持軸の周りに廻動させる減
速伝動装置とを有することを特徴とし、サンバイザの使
用位置への展開及び格納位置への収納を、運転者のスイ
ッチ操作により安全に行なうことができ、また停車状態
で、サンバイザに設けられているモニタに、所望により
一般のテレビジョン放送の画面又は後方モニタ画面を選
択的に映し出すことができるので、娯楽性と運転操作の
安全性を確保することができ、さらに変速機が後退位置
に操作されているときは、所望により後方モニタ画面の
みを視ることができるので、後退走行の安全性を確保す
ることができる等種々の効果及び利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す車両全体の概略側面図
である。
【図2】図1に示した車両のキャブ内部を示す斜視図で
ある。
【図3】図2に示されているサンバイザ26の詳細を示
した拡大斜視図である。
【図4】図3における支持軸のL字状屈曲部50を取付
ブラケット52に連結する部分の詳細構造を示した断面
図である。
【図5】図3における可逆転モータ54、減速伝動装置
62及び廻動角検出器72の詳細を示す正面図である。
【図6】図1におけるコントローラ96の作動態様を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
10…車台フレーム、12…キャブ、14…荷箱、20
…運転席、22…ステアリングホイール、24…インス
トルメントパネル、26…サンバイザ、28…車室天
井、30…変速操作レバー、32…駐車ブレーキレバ
ー、38…第1スイッチ装置、40…後方監視装置、4
2…ベースプレート、48…支持軸又はステー、51…
スプリング、53…スナップリング、54…可逆転モー
タ、55…キャップ、62…減速伝動装置、72…廻動
角検出器、76…モニタ、80…第2スイッチ装置、9
6…コントローラ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内に設けられた支持軸に枢支された
    サンバイザと、同サンバイザに格納されたモニタと、上
    記サンバイザに収納され、第1のスイッチ装置により遠
    隔的に駆動されるモータ及び同モータの回転速度を減速
    して上記サンバイザを上記支持軸の周りに廻動させる減
    速伝動装置とを有することを特徴とする車両用サンバイ
    ザ装置
  2. 【請求項2】 上記支持軸とサンバイザとの間に、同サ
    ンバイザの支持軸の周りの廻動角度を検出する廻動角検
    出器を設け、上記第1スイッチ装置が閉成されたとき、
    上記モータが一方向に回転してサンバイザが上記廻動角
    検出器の角度信号に基づき設定廻動角の使用位置に展開
    され、上記第1スイッチ装置が開成されたとき、上記モ
    ータが逆方向に回転してサンバイザが上記廻動角検出器
    の角度信号に基づき不使用の格納位置に収納されるよう
    に構成したことを特徴とする請求項1記載の車両用サン
    バイザ装置
  3. 【請求項3】 上記第1スイッチ装置が、車両の運転席
    近傍に配置され、選択的に手動モード及び自動モードか
    らなる二つの閉位置又は開位置の何れかに切換えられる
    スイッチであることを特徴とする請求項2記載の車両用
    サンバイザ装置。
  4. 【請求項4】 上記モニタが、第2のスイッチ装置の切
    換え操作により、車体後部に設けられた後方監視装置の
    後方モニタ画面又はテレビジョン放送画面に選択的に切
    換えられるように構成されていることを特徴とする請求
    項1記載の車両用サンバイザ装置
  5. 【請求項5】 上記第1スイッチ装置が上記手動モード
    に閉成されたとき、上記サンバイザが使用位置に展開さ
    れ、さらに車両が停止状態にあるときのみ、上記モニタ
    が第2スイッチ装置の操作により、上記後方モニタ画面
    又はテレビジョン放送画面に選択的に設定されるように
    構成されていることを特徴とする請求項3記載の車両用
    サンバイザ装置。
  6. 【請求項6】 上記車両の停止状態が、駐車ブレーキの
    作動により検知されるように構成されたことを特徴とす
    る請求項5記載の車両用サンバイザ装置
  7. 【請求項7】 上記第1スイッチ装置が上記自動モード
    に閉成され、かつ車両の変速機が後退位置に操作された
    とき、上記サンバイザが使用位置に展開され、さらに上
    記第2スイッチ装置の操作により、上記モニタが後方モ
    ニタ画面に設定されるように構成したことを特徴とする
    請求項3記載の車両用サンバイザ装置
  8. 【請求項8】 上記モータ及びモニタ用の電源配線及び
    アンテナ線が上記支持軸内に挿設されたことを特徴とす
    る請求項1記載の車両用サンバイザ装置
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004037612A1 (fr) * 2002-10-28 2004-05-06 Zhixiong Huo Dispositif d'attache pour afficheur a cristaux liquides portable pour vehicules automobiles
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