JPH11109A - 冷菓の注出装置 - Google Patents

冷菓の注出装置

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JPH11109A
JPH11109A JP15351897A JP15351897A JPH11109A JP H11109 A JPH11109 A JP H11109A JP 15351897 A JP15351897 A JP 15351897A JP 15351897 A JP15351897 A JP 15351897A JP H11109 A JPH11109 A JP H11109A
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tank
cylinder
frozen desserts
brine
cold air
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Tsutomu Iwata
務 岩田
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タンク内に貯留された作動液体と庫内との温
度差を少なくする。 【解決手段】 ブラインを貯留するタンク25の下面に
は脚体51が設けられ、タンク25は、冷凍室の奥面側
において、底面から浮いた状態で、また奥面との間にク
リアランスを持った状態で設置される。タンク25の前
面板55と後面板56には、3個ずつの円形孔57が横
方向に並んで、かつ前後で対応して形成され、前後の円
形孔57の間に、熱伝導性に優れたステンレス鋼管等か
らなるパイプ58がわたされて、シールされて固定され
ている。冷凍室内に吹き出された冷気はタンク25の回
りの全面を通り、また一部が3本のパイプ58内を前面
から後面に向けて流通しつつてダクトに向かう。タンク
25内のブラインXは、タンク25の全面からと、パイ
プ58を流通する冷気とで熱交換され、良好に冷却され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アイスクリームや
ヨーグルト等の冷菓を注出する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来アイスクリームの注出装置として図
7に示すようなものが知られている。このものは、冷却
器101の装備された冷凍室102内に、注出用シリン
ダ104が縦向きに設けられ、ピストン103の上面側
にアイスクリームのパックBが収容される収容室105
が構成されて、注出コック106を備えた注出部107
と接続されているとともに、ピストン103の下面側が
圧力室108とされている。そして、ポンプ109を駆
動してブライン(不凍液)等の作動液体xをタンク11
0から圧力室108に供給すると、ピストン103が上
昇してパックBが圧縮され、注出コック106を開くこ
とでパックB内のアイスクリームが注出されるようにな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで冷凍室102
では、冷却器101で生成された冷気がファン111並
びにダクト112の機能により同図の矢線方向に循環さ
れて、冷凍室102が所定の温度に冷却される。一方、
作動液体xのタンク110は、冷凍室102の奥面の底
部にべた当たり状に配置されている。そのためタンク1
10の部分については、冷気が主にタンク110の前面
と上面を撫でるように流通するだけであるため、熱交換
が十分に行われず、作動液体xの温度が庫内温度に比べ
て高いままに留められる場合があった。そうすると、注
出操作時において作動液体xが圧力室108に供給され
た場合に、パックB内のアイスクリームが作動液体xの
熱を受けて品質の劣化を招くことも懸念される。本発明
は上記のような事情に基づいて完成されたものであっ
て、その目的は、タンク内に貯留された作動液体と庫内
との温度差を少なくするところにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、冷凍サイクルで生
成された冷気が循環供給される冷却貯蔵室内に、冷菓の
注出用シリンダと、作動液体を貯留したタンクとが装備
され、タンク内の作動液体を前記注出用シリンダに供給
して加圧することで収容された冷菓を注出するようにし
た冷菓の注出装置において、前記タンクには、庫内の冷
気を流通させるパイプが貫通状に設けられている構成と
したところに特徴を有する。請求項2の発明は、冷凍サ
イクルで生成された冷気が循環供給される冷却貯蔵室内
に、冷菓の注出用シリンダと、作動液体を貯留したタン
クとが装備され、タンク内の作動液体を前記注出用シリ
ンダに供給して加圧することで収容された冷菓を注出す
るようにした冷菓の注出装置において、前記タンクの内
壁には、熱伝導性に優れた材質からなる伝熱板が突設さ
れている構成としたところに特徴を有する。
【0005】請求項3の発明は、冷凍サイクルで生成さ
れた冷気が循環供給される冷却貯蔵室内に、冷菓の注出
用シリンダと、作動液体を貯留したタンクとが装備さ
れ、タンク内の作動液体を前記注出用シリンダに供給し
て加圧することで収容された冷菓を注出するようにした
冷菓の注出装置において、前記タンクが、前記冷却貯蔵
室に設けられた冷気の通気ダクト内に配されている構成
としたところに特徴を有する。請求項4の発明は、請求
項1、請求項2または請求項3の発明において、前記タ
ンクが、前記冷却貯蔵室の内壁との間にクリアランスを
設けて設置されているところに特徴を有する。
【0006】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>庫内の冷気はタンクのパイプ内を流
通しつつ循環するため、冷気とタンク内の作動液体との
熱交換が効率良く行われ、作動液体を庫内温度に匹敵す
る程度にまで冷却することができる。 <請求項2の発明>冷気の冷熱は、タンクの壁面から伝
熱板を介してタンク内の作動液体に効率良く伝わり、作
動液体を庫内温度に匹敵する程度にまで冷却することが
できる。
【0007】<請求項3の発明>冷気が集中して流通す
る通気ダクト内にタンクが配されているので、効率の良
い熱交換が行われて、同様に作動液体を庫内温度に匹敵
する程度にまで冷却することができる。 <請求項4の発明>庫内冷気がタンクの全周にわたって
巡るようにできるから、タンクにおける庫内冷気との接
触面積が大きく取られて、タンク内の作動液体をより確
実に冷却することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明をアイスクリームデ
ィスペンサに適用した実施形態を添付図面に基づいて説
明する。 <第1実施形態>本発明の第1実施形態を図1及び図2
により説明する。まず、図1によって全体構造を説明す
る。符号1は断熱箱体からなる冷凍庫であって、内部が
冷凍室2となっており、前面には開閉可能な断熱扉3が
設けられている。冷凍庫1の底部側には機械室5が設け
られ、脚片6を介して設置されている。冷凍室2の天井
部分には、冷却器8と庫内ファン9とが装備されてお
り、冷凍室2の奥面に設けられたダクト10を介して吸
引された庫内空気が、冷却器8を通過する間に熱交換さ
れて冷気が生成され、その冷気が庫内ファン9によって
冷凍室2内に循環供給されるようになっている。なお冷
却器8は、機械室5内に装備された圧縮機、凝縮器等と
接続されて周知の冷凍サイクルを構成しており、また冷
凍室2内は、アイスクリームAが注出可能な状態を維持
しつつ冷却保存されるような冷却温度に維持される。
【0009】冷凍室2内の前面側には注出用シリンダ1
1が縦向きに配設されている。この注出用シリンダ11
は、シリンダ12内にピストン13が緊密にかつ摺動自
由に嵌装された構造であり、作動流体はブラインX(不
凍液)となっている。この注出用シリンダ11が、断熱
扉3の裏面側にヒンジ16を介して設けられた支持板1
7上に載せられ、また長さ方向の途中位置を同じく断熱
扉3の裏面側に設けられた2本のベルト18で抱かれる
ようにして、上記のように縦向きに配設されている。注
出用シリンダ11におけるピストン13の上面側にはパ
ック収容室20が形成され、このパック収容室20の断
熱扉3と対応する壁面には上縁から縦向きのU溝21が
切られている。したがってパック収容室20内には、ア
イスクリームAの封入された伸縮性を有するパックB
が、その取出口CをU溝21に嵌めつつ収納可能とされ
ている。パック収容室20の上端には、キャップ22が
着脱可能に被着されている。
【0010】ピストン13の下面側には、ブラインXが
給排される圧力室24が形成されている。一方、冷凍室
2の底面の奥面側には、詳しくは後記するようにブライ
ンXを貯留するタンク25が装備されている。このタン
ク25と圧力室24の底面にはそれぞれポート26,2
7が開口され、両ポート26,27間が、機械室5内に
配管されたブライン流路28で接続されている。詳細に
は、このブライン流路28には、ベーンポンプ等からな
る加圧ポンプ29が介設されているとともに、4個の電
磁弁SV1〜SV4が備えられて流路が2系統に切り換
え可能とされている。すなわち、第1電磁弁SV1と第
3電磁弁SV3を開放し、第2電磁弁SV2と第4電磁
弁SV4を閉鎖した状態で加圧ポンプ29が駆動される
と、タンク25内のブラインXが注出用シリンダ11の
圧力室24に供給され、一方、第2電磁弁SV2と第4
電磁弁SV4を開放し、第1電磁弁SV1と第3電磁弁
SV3を閉鎖した状態で加圧ポンプ29が駆動される
と、圧力室24内のブラインXがタンク25側に還流さ
れるようになっている。
【0011】また、注出用シリンダ11の圧力室24と
タンク25との間は、エアー抜き管30で接続されてい
る。このエアー抜き管30は、先端の流入口31が小径
に形成され、ピストン13がシリンダ12の底面に突き
当たった状態において、ピストン13のくり抜き孔14
の天井面の下の僅かな隙間を開けた高さ位置まで突出す
るように取り付けられている。エアー抜き管30の後端
は、冷凍室2内を通って、タンク25の前面に設けられ
た接続口32と接続されている。したがって、ブライン
Xが初めに圧力室24側に供給された場合に、残存した
エアーはピストン13のくり抜き孔14の天井面側に押
し上げられ、流入口31からエアー抜き管30を通って
タンク25内に排出される。エアーが抜き取られた後
は、小径の流入口31が絞り弁の機能を果たしてブライ
ンXがタンク25側に戻ることが極力抑えられ、それ以
降ブラインXが供給されると、正規にブラインXの圧力
を受けてピストン13が安定して上昇駆動されるように
なっている。
【0012】断熱扉3には、アイスクリームAの注出部
35が設けられている。詳細には、断熱扉3に形成され
た取付孔36内に、前面を閉鎖した筒体37が断熱扉3
の前方に突出して嵌着され、その中にT字管38がクリ
アランスを持って嵌装されて、その横管の開口がパック
Bの取出口Cと接続されている。また、縦管の上下両端
はそれぞれ筒体37を貫通して上下に突出しており、下
端が注出口40となっているとともに、上端側に注出コ
ック41が装備されている。注出コック41はレバー4
2の回動操作によって弁体43を上げ下げするものであ
って、レバー42を図1の鎖線位置から実線位置に回動
することにより注出口40が開放されるようになってい
る。
【0013】また、断熱扉3の表面における注出部35
の上方位置には、上記したブライン供給用の加圧ポンプ
29のモータ(図示せず)の起動とその停止とを制御す
る常開式のマイクロスイッチ45が設けられている。そ
して、注出コック41の弁体43には操作板46が設け
られており、注出口40を開口すべく弁体43が上昇操
作されると、操作板46がアクチュエータを押圧してマ
イクロスイッチ45をオンさせる設定となっている。な
お、断熱扉3の前面における注出部35の下方位置に
は、アイスクリームAを入れる容器を載せる載置台48
が設けられている。
【0014】さて、上記したブラインXを貯留するタン
ク25は、ステンレス鋼板等の熱伝導性に優れた金属板
によって形成されており、図2に示すように、正面から
見て横長の形状に形成されている。タンク25の下面に
は、脚体51が取り付けられている。この脚体51はチ
ャンネル形をなしており、開口溝52を下側に向けた姿
勢において、タンク25の長さ方向の中央部で前後方向
を向いて取り付けられている。脚体51を設けたことに
よって、図1に示すように、タンク25は冷凍室2の底
面から浮いた状態で設置されている。また、タンク25
と冷凍室2の奥面との間にも所定のクリアランス53が
設けられている。
【0015】また、タンク25の前面板55と後面板5
6とには、それぞれ3個ずつの円形孔57が横方向に並
んで、かつ前後で対応して形成されている。前後の円形
孔57の間には、それぞれ熱伝導性に優れたステンレス
鋼管等からなるパイプ58がわたされ、パイプ58の両
端と、対応する円形孔57の口縁の間が溶接等によって
シールされつつ固定されている。なお、タンク25の上
面には蓋板が被着されているが、図2では省略されてい
る。
【0016】本第1実施形態は上記のような構造であっ
て、続いてその作用を説明する。まず通常の注出動作を
説明すると、以下のようである。ブライン流路28の電
磁弁SV1〜SV4は、タンク25から圧力室24に向
かう流路を構成するように開閉制御されている。アイス
クリームAを注出するには、載置台48に図示しない容
器を置き、注出コック41のレバー42を図1の実線位
置に回動して注出口40を開く。それとともにマイクロ
スイッチ45がオンするので加圧ポンプ29が駆動さ
れ、図1の実線の矢線に示すように、タンク25内のブ
ラインXが汲み上げられて注出用シリンダ11の圧力室
24内に供給されて加圧される。これによりピストン1
3が上昇してパックBが圧縮され、パックBの取出口C
からアイスクリームAが流出し、注出口40から容器内
に注出される。適量が注出されたら、注出コック41の
レバー42を図1の鎖線位置に回動すると、マイクロス
イッチ45がオフとなって加圧ポンプ29が停止し、ま
た注出口40が閉じられて注出が停止される。以上の繰
り返しにより、アイスクリームAの注出が順次に繰り返
される。
【0017】注出動作が繰り返されてパックB内のアイ
スクリームAを使い切ったら、新たなパックBと交換す
るのであるが、それに先立ち、注出用シリンダ11の上
端付近まで上昇したピストン13を下げてパック収容室
20を広げることが行われる。その場合は、図示しない
パック交換スイッチをオンすると、ブライン流路28の
各電磁弁SV1〜SV4が上記とは逆の開閉態様に切り
替わるとともに、加圧ポンプ29が駆動される。そうす
ると、図1の破線の矢線に示すように、注出用シリンダ
11の圧力室24内のブラインXが吸引されてタンク2
5内に戻される。これにより圧力室24内が負圧に傾く
ことでピストン13が下降し、パック収容室20が大き
く広がる。そうしたら、断熱扉3を開けるとともにキャ
ップ22を外し、使用済みのパックBを取り出して、そ
れに代わって新たなパックBを収容すればよい。
【0018】注出操作が行われる間、既述したように、
庫内空気はダクト10を介して吸引されて、冷却器8を
通過する間に熱交換されて冷気が生成され、その冷気が
庫内ファン9によって冷凍室2内に循環供給されること
で、冷凍室2内が所定の冷却状態に維持される。ここ
で、ブラインXのタンク25が脚体51を介して冷凍室
2の底面から浮かされ、かつ冷凍室2の奥面との間にも
クリアランス53を持った状態で設置されているので、
庫内ファン9によって冷凍室2内に冷気が吹き出された
際に、図1の矢線に示すように、冷気の一部が、タンク
25の前面から底面、さらに奥面を通ってダクト10に
向かうように流通する。さらに、冷気の一部は、3本の
パイプ58内を前面から後面に向けて流通してダクト1
0に向かう。これにより、タンク25内に貯留されたブ
ラインXは、タンク25の全面から冷気と熱交換され、
さらに内部側のものにおいても、パイプ58を流通する
冷気と熱交換されることになる。
【0019】これによりブラインXは、庫内温度に匹敵
する程度にまで良好に冷却され、したがって注出操作時
において、ブラインXが圧力室24に順次に供給された
場合に、パックBのアイスクリームAがブラインXの熱
により品質の劣化を招くといった事態を確実に防止する
ことができる。
【0020】<第2実施形態>次に本発明の第2実施形
態を図3及び図4によって説明する。この第2実施形態
では、ブラインXを貯留するタンク25内に、2枚の伝
熱板61が配されている。この伝熱板61はステンレス
鋼板等の熱伝導性に優れた金属板によって形成されてお
り、タンク25の深さ寸法よりも小さい縦寸法と、タン
ク25の奥行き寸法に匹敵する横寸法を有していて、長
さ方向の両端に直角曲げされた取付板62が形成されて
いる。2枚の伝熱板61は、それぞれタンク25の横幅
をほぼ3分割する位置で、かつ深さの中央部分において
前面板55と後面板56との間にわたされ、両端の取付
板62が溶接等により固定されている。その他の構造に
ついては前記第1実施形態と同様であって、同一機能を
有する部位ついては同一符号を付すことで、重複した説
明は省略する。
【0021】この第2実施形態の作用は以下のようであ
る。庫内ファン9によって冷凍室2内に吹き出された冷
気は、その一部がタンク25の前面から底面、さらに奥
面を通ってダクト10に向かうように流通する。これに
よりタンク25内に貯留されたブラインXは、タンク2
5の全面から冷気と熱交換される。また、タンク25の
前面板55と後面板56が冷却されることに伴い2枚の
伝熱板61も冷却され、内部側のブラインXも伝熱板6
1と熱交換して良好に冷却される。同様に、ブラインX
を庫内温度に匹敵する程度にまで冷却することができ
る。
【0022】<第3実施形態>続いて第3実施形態を図
5及び図6によって説明する。この第3実施形態では、
ブラインXを貯留するタンク71が、庫内冷気を冷却器
8側に吸引するためのダクト72と一体的に形成されて
いる。ダクト72は、図6に示すように、冷凍室2内の
略全高に匹敵する高さを持つ縦長の前面板73を有し、
その左右両側縁に側面板74が形成され、さらに側面板
74の端縁に、外側に直角曲げされた取付板75が形成
されている。このダクト72内には、タンク71が一体
的に形成されている。詳細には、前面板73の下縁が奥
方に直角曲げされて底板76が形成され、その底板76
の奥縁が前面板73の上縁よりも少し下方位置まで立ち
上がって後面板77が形成され、その後面板77の上縁
が前方に直角曲げされて天井板78が形成されている。
この天井板78の先端縁が前面板73の裏面に当てられ
ている。
【0023】上記した底板76、後面板77及び天井板
78における側面板74または前面板73に当てられた
端縁部分が溶接等で水密状に固定されており、偏平な縦
長のタンク71が一体的に形成されている。タンク71
の奥行きは、ダクト72の側面板74の奥行き寸法より
も短くなっている。タンク71の天井板78には、図示
しないブラインXの注入口が形成されているとともに、
底板76には、脚体51が取り付けられている。そし
て、上記のタンク71とダクト72とは、脚体51を冷
凍室2の奥面側の底面上に載せ、ダクト72の両取付板
75を冷凍室2の奥面に当ててねじ止めすることにより
固定されている。これによりタンク71は、冷凍室2の
底面から浮き、かつ冷凍室2の奥面との間に通気路79
を形成しつつダクト72内に収められた状態で設置され
る。その他の構造については前記第1実施形態と同様で
あって、同一機能を有する部位ついては同一符号を付す
ことで、重複した説明は省略する。
【0024】この第3実施形態の作用は以下のようであ
る。庫内ファン9によって冷凍室2内に吹き出された冷
気は、タンク71の底面の下を通り、ダクト72内にお
けるタンク71の後面側の通気路79を通って冷却器8
側に吸引される。タンク71の後面の通気路79に冷気
が集中して流通するために、タンク71は特に後面側か
ら十分に冷却され、タンク71自体は奥行き寸法の小さ
い偏平な形状であるため、内部に貯留されたブラインX
も効率良く冷却される。同様に、ブラインXを庫内温度
に匹敵する程度にまで冷却することができる。この第3
実施形態では、タンク71とダクト72とを一体的に設
けた構造としたから、庫内の有効スペースが増し、例え
ば予備のアイスクリームパックBを収容しておくのに便
利である。
【0025】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)本発明は、ブライン以外の液体を作動液体として
用いたものにも同様に適用することができる。 (2)上記実施形態に言うアイスクリームとは、ソフト
アイスクリームとハードアイスクリームの両方を含んで
おり、また本発明は、ヨーグルトやシャーベット等の他
の冷菓の注出装置全般に広く適用することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の全体構造を示す断面
【図2】 そのタンクの蓋板を除去した一部切欠斜視図
【図3】 第2実施形態の全体構造を示す断面図
【図4】 そのタンクの蓋板を除去した斜視図
【図5】 第3実施形態の全体構造を示す断面図
【図6】 タンクとダクトを示す斜視図
【図7】 従来例の断面図
【符号の説明】
A…アイスクリーム B…パック X…ブライン 2…
冷凍室 8…冷却器 9…庫内ファン 10…ダクト 11…注出用シリンダ
13…ピストン 20…パック収容室 24…圧力室
25…タンク 51…脚体 53…クリアランス 5
5…前面板 56…後面板 57…円形孔 58…パイ
プ 61…伝熱板 71…タンク 72…ダクト 79…通気路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍サイクルで生成された冷気が循環供
    給される冷却貯蔵室内に、冷菓の注出用シリンダと、作
    動液体を貯留したタンクとが装備され、タンク内の作動
    液体を前記注出用シリンダに供給して加圧することで収
    容された冷菓を注出するようにした冷菓の注出装置にお
    いて、 前記タンクには、庫内の冷気を流通させるパイプが貫通
    状に設けられていることを特徴とする冷菓の注出装置。
  2. 【請求項2】 冷凍サイクルで生成された冷気が循環供
    給される冷却貯蔵室内に、冷菓の注出用シリンダと、作
    動液体を貯留したタンクとが装備され、タンク内の作動
    液体を前記注出用シリンダに供給して加圧することで収
    容された冷菓を注出するようにした冷菓の注出装置にお
    いて、 前記タンクの内壁には、熱伝導性に優れた材質からなる
    伝熱板が突設されていることを特徴とする冷菓の注出装
    置。
  3. 【請求項3】 冷凍サイクルで生成された冷気が循環供
    給される冷却貯蔵室内に、冷菓の注出用シリンダと、作
    動液体を貯留したタンクとが装備され、タンク内の作動
    液体を前記注出用シリンダに供給して加圧することで収
    容された冷菓を注出するようにした冷菓の注出装置にお
    いて、 前記タンクが、前記冷却貯蔵室に設けられた冷気の通気
    ダクト内に配されていることを特徴とする冷菓の注出装
    置。
  4. 【請求項4】 前記タンクが、前記冷却貯蔵室の内壁と
    の間にクリアランスを設けて設置されていることを特徴
    とする請求項1、請求項2または請求項3記載の冷菓の
    注出装置。
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