JPH11103785A - 冷菓注出装置の注出部構造 - Google Patents

冷菓注出装置の注出部構造

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JPH11103785A
JPH11103785A JP27301197A JP27301197A JPH11103785A JP H11103785 A JPH11103785 A JP H11103785A JP 27301197 A JP27301197 A JP 27301197A JP 27301197 A JP27301197 A JP 27301197A JP H11103785 A JPH11103785 A JP H11103785A
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pouring
ice cream
pack
tube
duct
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JP27301197A
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Tsutomu Iwata
務 岩田
Shinji Nozu
慎次 野津
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 注出部に残った冷菓を適正な冷却状態に維持
する。 【解決手段】 注出部35は、筒体37の中に空隙50
を開けてT字管38の嵌装された二重管構造となってお
り、T字管38の横管38AがパックBの取出口Cと接
続されている。断熱扉3の裏面における注出部35の上
方位置には、空隙50の庫内側の端部に臨む下部ダクト
52が形成され、その上に上部ダクト53が着脱可能に
設けられている。コック41が開かれることでアイスク
リームAが注出され、コック41を閉じると注出が停止
されるが、次の注出まで横管38A内にアイスクリーム
Aが残る。この間、庫内ファン9から冷凍室2に吹き出
された冷気の一部が、上下のダクト53,52を通って
注出部35の空隙50に吹き込まれて流通する。そのた
め、横管38A内に残ったアイスクリームAが冷却状態
に保持されて、その品質が維持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷菓注出装置にお
ける注出部の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来アイスクリームディスペンサとし
て、図7に示すようなものが知られている。これは、冷
気が循環供給される冷凍室aの扉bの裏面側に、アイス
クリームのパックBの収容された注出用シリンダcが縦
向きに取り付けられる一方、扉bには、コックdの備え
られた二重管構造の注出部eが設けられて、その内管f
がパックBの取出口Cと接続され、ピストンgを上昇さ
せてパックBを圧縮するとともに、コックdを開くこと
でアイスクリームを注出するようになっている。そし
て、注出を停止すべくコックdを閉じた場合には、注出
部eにアイスクリームの一部が残ってしまうことから、
この残ったアイスクリームも冷却状態に保持できるよう
に、注出部eを上記のように二重管構造として、冷凍室
aに供給された冷気の一部を同図の矢線に示すように内
管fと外管hとの空隙iに流通させるようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た二重管の空隙iに冷気を導入する入り口の部分では、
注出用シリンダcに被着された蓋体jが出っ張ってお
り、さらには、蓋体jが正規に閉じられているか、ある
いは注出用シリンダcが正規姿勢で装備されているかを
検知するセンサkが設けられているので、それらが邪魔
になって空隙i内に十分に冷気が導かれないことが懸念
される。そうすると、例えば次の注出までに時間が空く
と、注出部eの温度が上昇してそこに残ったアイスクリ
ームの品質が劣化するおそれがあり、そのため注出の間
隔が空いたときには、注出部eに残ったアイスクリーム
をまず廃棄したのち次の注出を行うといったことが必要
となり、操作が面倒となることに加えて、アイスクリー
ムが無駄になる、いわゆる歩留まりが悪いという問題が
あった。また、パックB内のアイスクリームを注出し切
ったら、扉bを空けて注出用シリンダcを庫外に出し、
蓋体jを外してパックBを新たなものに交換するといっ
たことが行われるが、その間、注出部eに残ったアイス
クリームは庫外に出て外気に晒されることになるため、
ここでも品質の劣化が懸念されるところであった。本発
明は上記のような事情に基づいて完成されたものであっ
て、その目的は、注出部に残った冷菓を適正な冷却状態
に維持して提供するに足る品質に保つところにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明に係る冷菓注出装置の
注出部構造は、冷気が循環供給される冷却貯蔵室内に、
冷菓を充填したパックの収納された注出用シリンダが装
備される一方、前記冷却貯蔵室の側壁に、注出コックを
備えた二重管構造の注出部が設けられて、その内管が前
記パックの取出口と接続されたものにおいて、前記冷却
貯蔵室の側壁に、この冷却貯蔵室内に供給された冷気の
一部を前記注出部における内管と外管との間の空隙に案
内するダクトを設けた構成としたところに特徴を有す
る。請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記
ダクトが着脱可能とされているところに特徴を有する。
【0005】また、請求項3の発明に係る冷菓注出装置
の注出部構造は、冷気が循環供給される冷却貯蔵室内
に、冷菓を充填したパックの収納された注出用シリンダ
が装備される一方、この冷却貯蔵室の開口に装備された
開閉扉に、注出コックを備えた二重管構造の注出部が設
けられて、その内管が前記パックの取出口と接続された
ものにおいて、前記注出部における前記内管と外管との
間の空隙に、蓄冷可能な材質により形成された蓄冷部材
を配した構成としたところに特徴を有する。請求項4の
発明は、請求項3の発明において、前記蓄冷部材は、前
記内管に差し込み可能な筒体の外周面にフィンが突設さ
れた形状に形成されているところに特徴を有する。
【0006】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>冷却貯蔵室内に供給された冷気の一
部はダクトを介して確実に注出部の空隙に導入される。
これにより、注出部に残留した冷菓も冷却状態に保持さ
れ、品質の劣化が防止される。 <請求項2の発明>ダクトは外すことができるので、仮
にダクト内に落下物があったような場合にも簡単に回収
でき、また掃除等も簡単にできる。
【0007】<請求項3の発明>稼働中に冷気の一部が
注出部の空隙に流通することで、そこに配された蓄冷部
材が冷却されて冷熱を蓄積する。注出部が庫外に出て外
気に晒された場合にも、蓄冷部材の冷熱により注出部に
残留した冷菓が冷却状態に保持される。 <請求項4の発明>蓄冷部材の取り付けが簡単に行え、
また効率良く蓄冷することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明をアイスクリームデ
ィスペンサに適用した実施形態を添付図面に基づいて説
明する。 <第1実施形態>本発明の第1実施形態を図1ないし図
4に基づいて説明する。まず図1によりアイスクリーム
ディスペンサの全体構造を説明すると、符号1は断熱箱
体からなる冷凍庫であって、内部が冷凍室2となってお
り、前面には開閉可能な断熱扉3が設けられている。冷
凍庫1の底部側には機械室5が設けられ、脚片6を介し
て設置されている。冷凍室2の天井部分には、機械室5
内に装備された冷凍機7と接続された冷却器8と、庫内
ファン9とが装備されており、冷凍室2の奥面に設けら
れた吸引ダクト10を介して吸引された庫内空気が、冷
却器8を通過する間に熱交換されて冷気が生成され、そ
の冷気が庫内ファン9によって冷凍室2内に循環供給さ
れるようになっている。これにより冷凍室2内は、アイ
スクリームAが注出可能な状態を維持しつつ冷却保存さ
れるような冷却温度に維持される。
【0009】上記した断熱扉3の内面側には注出用シリ
ンダ11が縦向きに取り付けられている。この注出用シ
リンダ11は、シリンダ12内にピストン13が緊密に
かつ摺動自由に嵌装された構造であり、作動流体はブラ
インX(不凍液)となっている。ピストン13の上面側
にはパック収容室20が形成され、このパック収容室2
0の断熱扉3と対応する壁面には上縁から縦向きのU溝
21が切られている。したがってパック収容室20内に
は、アイスクリームAの封入された伸縮性を有するパッ
クBが、その取出口CをU溝21に嵌めつつ収納可能と
されている。パック収容室20の上端には、キャップ2
2が着脱可能に被着されている。ピストン13の下面側
には、ブラインXが給排される圧力室24が形成される
ようになっている。上記のような構造の注出用シリンダ
11が、断熱扉3の裏面側にヒンジ16を介して設けら
れた支持板17上に載せられて固定され、また長さ方向
の途中位置を同じく断熱扉3の裏面側に設けられた2本
のベルト18で抱かれるようにして、上記のように縦向
きに取り付けられている。
【0010】冷凍室2の底面の奥面側にはブラインXを
貯留するタンク25が装備されている。このタンク25
と圧力室24の底面にはそれぞれポート26,27が開
口され、両ポート26,27間が、機械室5内に配管さ
れたブライン流路28で接続されており、ブライン流路
28の途中には、正逆両方向に駆動する可逆ポンプ29
が介設されている。すなわち、可逆ポンプ29を正方向
に駆動すると、タンク25内のブラインXが注出用シリ
ンダ11の圧力室24に供給され、一方、逆方向に駆動
すると、圧力室24内のブラインXがタンク25側に還
流されるようになっている。なお、圧力室24とタンク
25との間は、別のエアー抜き管30で接続されてお
り、そこに介設された電磁弁31は常には閉じられてい
る。また、ブライン流路28と、エアー抜き管30にお
ける圧力室24と接続される側の端部は、断熱扉3が開
かれて注出用シリンダ11が庫外に移動してもなお接続
状態が維持されるように、余裕を持った長さが取られて
いる。
【0011】断熱扉3には、アイスクリームAの注出部
35が設けられている。詳細には、図2にも示すよう
に、断熱扉3に形成された取付孔36内に、前面を閉鎖
した筒体37が断熱扉3の前方に突出して嵌着され、そ
の中にT字管38がクリアランスを持って嵌装されて、
その横管38Aの開口がパックBの取出口Cと接続可能
とされている。また、縦管38Bの上下両端はそれぞれ
筒体37を貫通して上下に突出しており、下端が注出口
40となっているとともに、上端側に注出コック41が
装備されている。注出コック41はレバー42の回動操
作によってスピゴット43を上げ下げするものであっ
て、レバー42を図1の鎖線位置から実線位置に回動す
ることにより注出口40が開放されるようになってい
る。断熱扉3の前面における注出部35の下方位置に
は、アイスクリームAを入れる容器を載せる載置台48
が設けられている。
【0012】さて、この実施形態では、注出部35にお
ける筒体37とT字管38の間の空隙50に、冷気を良
好に流通させるべき手段が講じられている。そのため、
図2及び図3に詳細に示すように、断熱扉3の裏面にお
いて、取付孔36の上方に位置する所定領域の部分が切
除されている。それとともに、筒体37の内方側の端部
の上面も切除されている。そして、上記した切除領域5
1に下部ダクト52が形成されており、その下端の開口
が、T字管38の横管38Aにおける内方の突出端の上
面側に臨んでいる。
【0013】下部ダクト52には、上部ダクト53が接
続されている。この上部ダクト53は縦長の角筒状に形
成されており、断熱扉3の裏面に当接される表面側が垂
直面とされている一方、裏面側が下端に向かうに従って
次第に前方に突出した傾斜面となっている。この上部ダ
クト53の上端の開口が吸込口54となっており、下端
には前方に開口した吹出口55が突設されている。ま
た、下部ダクト52の庫内側の面の上端部には、上部ダ
クト53の吹出口55が嵌まる接続口56が開口されて
いる。したがって、上部ダクト53は、その吹出口55
を接続口56に嵌めつつその正面側を断熱扉3の裏面に
当てることで、下部ダクト52と接続された状態で着脱
可能に取り付けられる。上部ダクト53が取り付けられ
た場合、上端の吸込口54が、庫内ファン9における冷
気の吹出領域の一部に臨むようになっている。
【0014】上記した筒体37とT字管38の間の空隙
50には、冷気の流通ガイド58が装着されている。こ
の流通ガイド58は、図4に示すように、左右2枚の仕
切板59の内方の端部側に、T字管38における横管3
8Aの外周の上半分と整合する半円形の連結板60がわ
たされた形状であって、両仕切板59の内方の端部から
ガイド板61がそれぞれ立ち上がって形成されている。
この流通ガイド58は、連結板60を横管38Aの内方
の突出端の上面に嵌めることで装着され、このときガイ
ド板61は、下部ダクト52の吹出口よりも庫内側に位
置する。一方、両仕切板59は、左右両側において横管
38Aと筒体37の間に嵌まって、空隙50を上下に仕
切るように機能し、また、仕切板59の庫外側の端部
は、縦管38B付近まで突出するようになっている。
【0015】また、下部ダクト52の庫内側の面と、注
出用シリンダ11に被着されたキャップ22の外周面に
は、一対のセンサ63が設けられており、キャップ22
が正規に装着されているか否か、また注出用シリンダ1
1が断熱扉3の裏面の正規位置に装着されているか否か
を検知し得るようになっている。
【0016】本第1実施形態は上記のような構造であっ
て、続いてその作用を説明する。アイスクリームAを注
出するには、載置台48に図示しない容器を置き、注出
コック41のレバー42を図1の実線位置に回動して注
出口40を開く。それに伴い図示しない注出スイッチが
オンして可逆ポンプ29が正方向に駆動され、タンク2
5内のブラインXが汲み上げられて注出用シリンダ11
の圧力室24内に供給されて加圧される。これによりピ
ストン13が上昇してパックBが圧縮され、パックBの
取出口CからアイスクリームAが流出し、T字管38の
横管38A内を通って開口した注出口40から容器内に
注出される。適量が注出されたら、注出コック41のレ
バー42を図1の鎖線位置に回動すると、注出スイッチ
がオフとなって可逆ポンプ29が停止し、これに続いて
注出口40も閉じられて、注出が停止される。以上の繰
り返しにより、アイスクリームAが順次に注出される。
そして、注出操作が停止されるごとに、注出部35にお
けるT字管38内にはアイスクリームAが残留される。
【0017】この間、既述したように、冷凍室2内をほ
ぼ一定の冷却温度に維持するように、庫内ファン9によ
り冷気が吐出されて冷凍室2内に循環供給されるように
なっている。そして、庫内ファン9から吐出された冷気
の一部は、図2の矢線に示すように、吸込口54から上
部ダクト53内に導入されて吹出口55から下部ダクト
52内に吹き出され、さらにT字管38と筒体37との
空隙50に吹き出される。この空隙50には、流通ガイ
ド58が装着されているので、冷気は空隙50内におけ
る仕切板59の上面側を庫外側に向けて流通したのち、
筒体37の庫外側の端部において仕切板59の下面側に
回曲して庫内側に向けて流通し、引き続いて庫内に吐出
される。したがって、アイスクリームAの残った横管3
8Aの回りの空隙50には冷気の一部が循環供給される
こととなって、横管38A内は冷却状態に維持される。
【0018】すなわち、注出が停止されたのち次の注出
が開始された場合には、まず横管38A内に残ったアイ
スクリームAから注出されるのであるが、上記のように
横管38Aの回りには冷気の一部が循環供給されて残っ
たアイスクリームAは冷却状態で待機しているので、仮
に注出の間隔が空いたとしても、常に高品質を維持した
ままでアイスクリームを注出することができる。なお、
上部ダクト53は着脱可能に取り付けられているため、
仮に上部ダクト53内に落下物があって詰まってしまっ
たような場合にも、一旦上部ダクト53を断熱扉3から
外すことによって、落下物を簡単に取り出すことができ
る。
【0019】<第2実施形態>次に本発明の第2実施形
態を図5及び図6によって説明する。この第2実施形態
では、注出部35における筒体37とT字管38の間の
空隙50に、上記第1実施形態の流通ガイド58に代わ
って、蓄冷部材70が装着されている。この蓄冷部材7
0は、ステンレス鋼、例えばSUS430やSUS30
4(比熱:0.11〜0.12cal/g℃)により形成さ
れている。一方、注出部35を構成する筒体37とT字
管38とはポリカーボネート製であって、同じ体積で比
較すると、重量はステンレス鋼の方がポリカーボネート
よりも大きいことから、ステンレス鋼の熱容量(=質量
×比熱)は大きなものとなる。したがってステンレス鋼
は、熱容量が大きいことで逆に熱保持量が大きく、すな
わち蓄冷機能に優れているということになる。
【0020】蓄冷部材70は、図6に示す形状に形成さ
れている。詳細には、注出部35におけるT字管38の
横管38Aの外周に緊密に嵌まる円筒部71を有してい
る。この円筒部71の後端には鍔部72が形成され、ま
た先端は、T字管38の縦管38Bに整合して当接する
ように半円形に形成されているとともに、外周面の左右
両面には一対の仕切板73が突設されている。また、円
筒部71の上面には、長さ方向に沿ってガイド溝75が
切られている一方、T字管38の横管38Aの上面に
は、上記のガイド溝75が嵌まる突条76が形成されて
いる。したがって、蓄冷部材70は、図6の矢線に示す
ように、突条76にガイド溝75を沿わせつつT字管3
8の横管38Aに嵌合され、図5に示すように先端が縦
管38Bに当たったところで押し込みが停止されて装着
される。このとき、後端の鍔部72は、下部ダクト52
の吹出口の少し庫内側に位置するとともに、両仕切板5
9が空隙50を上下に仕切るようになっている。その他
の構造は上記第1実施形態と同様であって、同一機能を
有する部位については同一符号を付すことで重複した説
明は省略する。
【0021】続いて、第2実施形態の作用を説明する。
アイスクリームAの注出動作が繰り返し行われていると
きには、庫内ファン9から吐出された冷気の一部が、図
5の矢線に示すように、上下のダクト53,52を通っ
てT字管38と筒体37との空隙50に吹き出され、蓄
冷部材70における仕切板59の上面側から下面側に回
曲しつつ流通する。これにより、蓄冷部材70を介して
横管38A内が冷却され、注出が停止されるごとに横管
38A内に残ったアイスクリームが冷却状態に維持され
る。また、冷気の流通により蓄冷部材70が冷却される
ことで、蓄冷部材70には冷熱が蓄積される。
【0022】さて注出が進んでパックB内のアイスクリ
ームAを使い切ると、新たなパックBと交換される。そ
の場合は、断熱扉3を開けて注出用シリンダ11を庫外
に出すとともに、図示しないパック交換スイッチをオン
すると、可逆ポンプ29が逆方向に駆動されることで、
注出用シリンダ11の圧力室24内のブラインXが吸引
されてタンク25内に戻され、それにより圧力室24内
が負圧に傾くことでピストン13が下降し、パック収容
室20が大きく広がる。そうしたらキャップ22を外
し、使用済みのパックBを取り出して、それに代わって
新たなパックBを収容するといったことが行われる。
【0023】この間、注出部35におけるT字管38の
横管38A内には最後のアイスクリームAが残ってい
て、その状態で注出部35が外気に晒されることとな
る。しかしながら、注出部35の空隙50には、冷熱を
蓄積した蓄冷部材70が装着されているので、その冷熱
により横管38A内に残留したアイスクリームAが冷却
状態に保持される。したがって、新たな注出が再開され
た場合に、まず横管38A内に残ったアイスクリームA
が注出されるのであるが、遜色のない高品質のものが注
出される。
【0024】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態では、可逆ポンプの駆動を正逆切り
換えることによりブラインの供給と吸引とを切り換える
ようになっているが、一方向にのみ駆動されるポンプを
用いる一方、電磁弁の開閉切り換え等を介して往路と復
路に切り換えられるようなブライン流路を採用したもの
にも、本発明は同様に適用することができる。
【0025】(2)また本発明は、注出用シリンダの作
動流体としてブライン以外の他の液体を用いたもの、あ
るいはエアーを用いたものにも同様に適用することがで
きる。(3)上記実施形態に言うアイスクリームとは、
ソフトアイスクリームとハードアイスクリームの両方を
含んでおり、また本発明は、ヨーグルトやシャーベット
等の他の冷菓の注出装置全般に広く適用することが可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るアイスクリーム
ディスペンサの全体構造を示す断面図
【図2】 ダクト取付部分の構造を示す部分断面図
【図3】 その斜視図
【図4】 流通ガイドの斜視図
【図5】 第2実施形態に係る注出部の構造を示す断面
【図6】 その分解斜視図
【図7】 従来例の断面図
【符号の説明】
A…アイスクリーム B…パック C…取出口 2…冷
凍室 3…断熱扉 9…庫内ファン 11…注出用シリ
ンダ 35…注出部 37…筒体 38…T字管 38
A…横管 41…注出コック 50…空隙 52…下部
ダクト 53…上部ダクト 54…吸込口 55…吹出
口 56…接続口 70…蓄冷部材 71…円筒部 7
3…仕切板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷気が循環供給される冷却貯蔵室内に、
    冷菓を充填したパックの収納された注出用シリンダが装
    備される一方、前記冷却貯蔵室の側壁に、注出コックを
    備えた二重管構造の注出部が設けられて、その内管が前
    記パックの取出口と接続されたものにおいて、 前記冷却貯蔵室の側壁に、この冷却貯蔵室内に供給され
    た冷気の一部を前記注出部における内管と外管との間の
    空隙に案内するダクトを設けたことを特徴とする冷菓注
    出装置の注出部構造。
  2. 【請求項2】 前記ダクトが着脱可能とされていること
    を特徴とする請求項1記載の冷菓注出装置の注出部構
    造。
  3. 【請求項3】 冷気が循環供給される冷却貯蔵室内に、
    冷菓を充填したパックの収納された注出用シリンダが装
    備される一方、この冷却貯蔵室の開口に装備された開閉
    扉に、注出コックを備えた二重管構造の注出部が設けら
    れて、その内管が前記パックの取出口と接続されたもの
    において、 前記注出部における前記内管と外管との間の空隙に、蓄
    冷可能な材質により形成された蓄冷部材を配したことを
    特徴とする冷菓注出装置の注出部構造。
  4. 【請求項4】 前記蓄冷部材は、前記内管に差し込み可
    能な筒体の外周面にフィンが突設された形状に形成され
    ていることを特徴とする請求項3記載の冷菓注出装置の
    注出部構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014508273A (ja) * 2011-03-04 2014-04-03 エス.ピー.エム.ドリンク システムズ エス.ピー.エー. 冷凍された商品を用意し分配する装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014508273A (ja) * 2011-03-04 2014-04-03 エス.ピー.エム.ドリンク システムズ エス.ピー.エー. 冷凍された商品を用意し分配する装置

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