JP2000253832A - 冷菓の注出装置 - Google Patents

冷菓の注出装置

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JP2000253832A
JP2000253832A JP11060684A JP6068499A JP2000253832A JP 2000253832 A JP2000253832 A JP 2000253832A JP 11060684 A JP11060684 A JP 11060684A JP 6068499 A JP6068499 A JP 6068499A JP 2000253832 A JP2000253832 A JP 2000253832A
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Japan
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dispensing
heat insulating
pouring
ice cream
cylinder
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JP11060684A
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Mamoru Watabe
守 渡部
Tsutomu Iwata
務 岩田
Hironori Chikaraishi
宏則 力石
Yasuo Hara
安夫 原
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Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 断熱性に優れかつ構造も簡単な注出部を提供
する。 【解決手段】 注出部31は合成樹脂材によりブロック
状に形成され、その内部に弁体40の嵌装された縦向き
の注出通路38が形成され、この注出通路38に連通さ
れた連結管32が、断熱扉3の貫通孔34との間に冷風
空間60を構成して庫内に突出し、パックBの取出口C
と接続される。注出部31の外表面からアイスクリーム
の注出経路までの肉厚が大きく取られ、注出経路内のア
イスクリームが溶け難い。逆に注出経路を通るアイスク
リームの冷熱が注出部31の外表面に伝達され難いし、
連結管32を冷却するための通風空間60が貫通孔34
との間に形成されて、注出部31内には冷気が入り込ま
ないから、注出部31の外表面側が冷却され難く、結露
が生じ難い。仮に結露したとしても、注出部31の外表
面が単純な形状となっているから、簡単に拭き取れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アイスクリームや
ヨーグルト等の冷菓の注出装置に関し、特にその注出機
構部の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来アイスクリームディスペンサとし
て、図8に示すようなものが知られている。これは、冷
凍室100の扉101の裏面側に、ピストン102を摺
動自由に嵌装した注出シリンダ103が縦向きに設けら
れる一方、扉101の外面に、弁体104を昇降可能に
嵌装した縦向きの注出通路105を設けた注出部106
が取り付けられて、注出通路105に連通して内方に突
設された連結管107が、注出シリンダ103における
ピストン102の上面側に収容されたアイスクリームの
パックBの取出口Cと接続された構造となっている。そ
して、連結管107と注出通路105との連通口108
を弁体104の上昇により開放するとともに、ポンプ1
09を駆動してピストン102の下面側に作動流体xを
供給すると、ピストン102が上昇してパックBが圧縮
され、連結管107、連通口108及び注出通路105
を通ってアイスクリームが注出されるようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで従来の注出部1
06は、合成樹脂材によってアイスクリームの注出経路
に倣うように薄肉状に形成されていた。そのため、内部
の注出経路に外熱が影響しやすいという問題があった。
一方、薄肉であるが故にその外表面が内部の冷熱により
冷却されて結露が生じやすく、また結露を除去すべく拭
き掃除をする際にも、外形形状が結構複雑であることか
ら掃除し辛いという問題があった。本発明は上記のよう
な事情に基づいて完成されたものであって、その目的
は、断熱性に優れかつ構造も簡単な注出部を提供すると
ころにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、冷菓の注出用シリ
ンダを内部に装備した断熱箱からなる冷却貯蔵庫の外面
には、前記注出用シリンダの吐出側と接続されかつ開閉
機能を有する注出機構部が設けられた冷菓の注出装置に
おいて、前記注出機構部が合成樹脂等の断熱性に優れた
素材によりブロック状に形成された注出部を有し、この
注出部には、弁体を昇降可能に嵌装した縦向きの注出通
路と、この注出通路から庫内側に開口した連通口とが形
成され、この連通口から連結管が突設されて前記注出用
シリンダと接続されるとともに、前記弁体により前記連
通口が開閉される構成となっているところに特徴を有す
る。請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおい
て、前記連結管は断熱壁をクリアランスを持って貫通し
て庫内に臨んでおり、前記クリアランスによって冷気の
通風空間が構成されているところに特徴を有する。
【0005】請求項3の発明は、請求項2に記載のもの
において、前記断熱壁は外装と内装との間に断熱材を充
填して形成されている一方、前記貫通孔には外装と内装
とを連結する筒体が嵌着されており、この筒体には、筒
体を長さ方向に分断するスリットが形成されているとこ
ろに特徴を有する。請求項4の発明は、請求項1ないし
請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記注出部
の下面が、前記冷却貯蔵庫の外表面に向けて次第に低く
なった傾斜状に形成されているところに特徴を有する。
【0006】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>冷菓の注出
経路が断熱性に優れたブロック状の注出部の内部に形成
されることになるから、注出経路内の冷菓が外熱の影響
を受けるおそれが少なくなる。また、逆に注出部の外表
面が冷却されにくく結露の発生が有効に防止され、仮に
結露が生じたとしても外形が単純な形状であるから簡単
に拭き掃除等を行うことができる。 <請求項2の発明>連結管と断熱壁の貫通孔との間に形
成された通風空間に冷気が送り込まれて冷却され、連結
管内に残った冷菓の温度上昇が防止される。注出部の内
部に冷気を送り込む構造ではないから、連結管の冷却を
図った上で注出部の外表面に結露が生じることが防止さ
れる。
【0007】<請求項3の発明>断熱壁の貫通孔に筒体
が嵌着されている場合、庫内冷気により冷却された内装
の冷熱が筒体を介して外装に伝わり、外装の表面に結露
するおそれがあるが、筒体にスリットが入れられてその
長さ方向に分断された状態にあるから、庫内の冷熱が筒
体を介して外装に伝わることが極力抑えられる。 <請求項4の発明>注出部に形成された結露水は、その
下面に流下したのちその傾斜に沿って伝って冷却貯蔵庫
の外表面に集められる。結露水の始末がしやすくなる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明をアイスクリームデ
ィスペンサに適用した実施形態を添付図面に基づいて説
明する。 <第1実施形態>本発明の第1実施形態を図1ないし図
4により説明する。まず図1によって全体構造を説明す
る。符号1は断熱箱体からなる冷凍庫であって、内部が
冷凍室2となっており、その前面には開閉可能な断熱扉
3が設けられているとともに、冷凍庫1の底面側には機
械室5が設けられ、四隅に配された脚6で支持されてい
る。冷凍室2の天井部分には、機械室5に設けられた冷
凍機7と接続された冷却器8と、庫内ファン9とが装備
されており、冷凍室2の奥面に設けられたダクト10を
介して吸引された庫内空気が、冷却器8を通過する間に
熱交換されて冷気が生成され、その冷気が庫内ファン9
によって冷凍室2内に循環供給され、これにより冷凍室
2内は、アイスクリームAが注出可能な状態を維持しつ
つ冷却保存されるような冷却温度に維持される。
【0009】断熱扉3の裏面側には、注出シリンダ12
が縦向きで、かつ図示しないリンク機構を介して傾動可
能に取り付けられている。注出シリンダ12内にはピス
トン13が緊密にかつ摺動自由に嵌装され、作動流体が
ブライン(不凍液)Xとなっている。注出シリンダ12
におけるピストン13の上面側にはパック収容室16が
形成され、ピストン13の下面側に、ブラインXが給排
される圧力室17が形成されている。注出シリンダ12
における断熱扉3と対応する壁面には、上縁から縦向き
のU溝18が切られている。したがって、パック収容室
16内には、アイスクリームAの封入された伸縮性を有
するパックBが、その取出口CをU溝18に嵌めつつ収
納可能とされている。パック収容室16の上面開口に
は、蓋19が着脱可能に被着されている。断熱扉3の上
部側の外面には、詳しくは後記する注出機構部30が設
けられており、この注出機構部30の裏面側から水平方
向に突設された連結管32が断熱扉3を貫通してその内
面側に突出し、内方突出端がパックBの取出口Cと接続
されている。
【0010】冷凍室2内の奥側の底面上にはブラインX
を貯留するタンク25が設置されているとともに、この
タンク25と注出シリンダ12における圧力室17の底
面との間がブライン流路26で接続され、その途中に可
逆のポンプ27が介設されて機械室5内に収容されてい
る。したがってポンプ27が正方向に駆動されると、図
1の実線の矢線に示すように、タンク25内のブライン
Xが圧力室17内に供給され、一方ポンプ27が逆方向
に駆動されると、同図の破線の矢線に示すように、圧力
室17内のブラインXが吸引されてタンク25側に戻さ
れるようになっている。
【0011】続いて、注出機構部30の構造を詳細に説
明する。断熱扉3は、図2に示すように、内装パネル3
Aと外装パネル3Bと間に発泡ウレタン樹脂等の断熱材
4を充填して形成され、その取付位置には孔が貫通状に
形成されて、その内周に両パネル3A,3B間を連結す
るようにして円形の筒体33が嵌着されることで貫通孔
34が形成されている。
【0012】注出機構部30には、注出部31が備えら
れている。この注出部31は、合成樹脂材によって、平
面T字形をなすブロック状に形成されており、断熱扉3
に対する当接面側である内面側には、正面方形状をなす
取付板35が形成されている。この取付板35の四隅に
は、ネジ58の挿通孔36が開口されている。注出部3
1における正面から見て手前側(図2の右側)に出っ張
った部分の内部には、縦向きに注出通路38が形成され
ており、この注出通路38内に、外周に2本のOリング
39の嵌着された弁体40が緊密にかつ上下動自由に嵌
装され、注出部31の外面上部側に回動操作可能に支持
されたコック23と連結されている。注出通路38の下
端側には、注出口42を構成するキャップ43が螺着さ
れている。
【0013】注出部31の取付板35における表面の下
端側には、短寸で円形のボス部45が形成されており、
このボス部45の外周にはOリング46が嵌着され、断
熱扉3の貫通孔34に嵌着された筒体33の外端側に気
密に嵌合可能とされている。ボス部45の中心よりも少
し下方に偏心した位置には、後記する連結管32の取付
孔47が形成されており、この取付孔47の奥端には、
段付き状に縮径されかつ先細りとなった連通口49が形
成され、上記した注出通路38の下端側と連通されてい
る。そして、コック23が上方位置にある場合は、弁体
40が図2に示す下降位置にあり、上下のOリング39
が連通口49の上下に位置した状態で連通口49を閉じ
ており、またコック23が下げ操作されると、図3に示
すように、弁体40が下側のOリング39が連通口49
の上に達する位置まで上昇して、連通口49並びに注出
口42を開放するようになっている。
【0014】連結管32は例えばステンレス鋼管から形
成されており、全長にわたってほぼ同径に形成され、基
端側(図2の右側)が注出部31の取付孔47に嵌合可
能とされているとともに、突出端側にはパックBの取出
口Cが内嵌可能となっている。連結管32の基端寄りの
位置の外周面には、取付孔47の口縁を覆うようにして
フランジ51が形成されている。取付孔47の口縁に
は、図4に示すように、左右一対のネジ孔53が形成さ
れており、各ネジ孔53に頭部56付きのピン55が螺
着され、頭部56がボス部45の表面との間に所定間隔
を開けた状態で立てられている。一方、連結管32のフ
ランジ51には、左右一対の係止孔57が開口されてい
る。この係止孔57は、ピン55の頭部56を挿通可能
な大径部57Aの時計回り方向の後方に、軸部に嵌まる
小径部57Bの連設された構造である。
【0015】続いて、本第1実施形態の作用を説明す
る。注出機構部30は、以下のようにして組み付けられ
る。まず、注出部31に対して連結管32が組み付けら
れ、その場合は、係止孔57の大径部57Aをピン55
の頭部56に合わせた姿勢で、その基端側を注出部31
の取付孔47内に差し込む。大径部57Aがピン55の
頭部56を通過してボス部45に突き当たったところで
差し込みが停止され、引き続いて、図4の手前から見て
時計回り方向に回動させると、小径部57Bがピン55
の軸部に嵌まり込むことによって、抜け止め状態に取り
付けられる。連結管32の基端部と取付孔47との間は
Oリング52によってシールされる。
【0016】このように、注出部31に連結管32が組
み付けられたら、取付板35の四隅に設けられた挿通孔
36に、断熱扉3の外面側に突設された4本のネジ58
(図4参照)を通し、このネジ58の突出端に化粧ナッ
ト59を螺合して締め付けて、取付板35を断熱扉3の
外面に押し付けることで注出部31が取り付けられる。
このとき、図2に示すように、ボス部45がOリング4
6を介して断熱扉3の貫通孔34の外面側に緊密に嵌合
される。また連結管32の先端側は、断熱扉3の貫通孔
34をクリアランスを持って貫通して、庫内側に少し突
出する。そして、連結管32の先端側と筒体33との間
には、庫内側に開口した通風空間60が形成され、この
通風空間60は上側の方が幅の大きい環形をなし、庫内
側の面の上部側が入口61で、下部側が出口62とな
る。そして、注出シリンダ12を傾倒させた状態でパッ
ク収容室16内にパックBを収容し、注出シリンダ12
を起立させると、パックBの取出口Cが連結管32の先
端部内に嵌合して接続される。
【0017】アイスクリームAを注出するには、図示し
ない容器を手に持って注出口42の下方に差し入れ、コ
ック23を開操作すると、図3に示すように連通口49
が開放されるとともに、図示しない注出スイッチがオン
してポンプ27が正方向に駆動され、タンク25内のブ
ラインXが注出シリンダ12の圧力室17内に供給され
て加圧される。これによりピストン13が上昇してパッ
クBが圧縮され、パックBの取出口Cからアイスクリー
ムAが流出して、連結管32、連通口49及び注出通路
38の下端部を通って注出口42から容器内に注出され
る。適量が注出されたら、コック23を閉操作すると、
注出スイッチがオフとなってポンプ27が停止し、また
注出口42が閉じられて注出が停止される。以上の繰り
返しにより、アイスクリームAが順次に注出される。
【0018】この間、注出動作が終わった際には連結管
32内にアイスクリームAが残ることになるが、上記の
ように、連結管32の回りには通風空間60が形成され
ていて、庫内ファン9により吹き出されて庫内を循環さ
れる冷気の一部が、図2の矢線に示すように、入口61
から流入して通風空間60の上部側に流通し、奥側で下
方に回って下部側を流通したのち出口62から庫内に戻
されるといった現象を呈する。すなわち、庫内冷気の一
部が連結管32の回りに流通されることになるから、残
ったアイスクリームAが温度上昇することが防がれる。
【0019】この実施形態によれば、以下のような数々
の利点を得ることができる。注出部31が合成樹脂材に
よりブロック状に形成されているため、外表面からアイ
スクリームAの注出経路までの肉厚が大きく取られ、注
出経路内のアイスクリームAが溶け難い。逆に、注出経
路を通るアイスクリームAの冷熱が注出部31の外表面
に伝達され難いし、またアイスクリームAが残る連結管
32を冷却するために、連結管32と断熱扉3の貫通孔
34との間に冷気の通風空間60を形成して注出部31
内には冷気が入り込まない構造としたから、注出部31
の外表面側が冷却され難く、結露が生ずることが防止さ
れる。仮に結露が生じたとしても、注出部31がブロッ
ク状で外表面が単純な形状となっているから、簡単に拭
き取ることができる。
【0020】また、上記のように連結管32と断熱扉3
の貫通孔34との間で通風空間60を形成するようにし
たから、例えば注出部31に二重管部を形成する場合と
比較すると、注出部31の構造が簡単となる。注出部3
1の断熱扉3への取付部分が、厚肉の取付板35で構成
されるから強度が高く、注出部31を誤って落とした場
合などにも簡単に破損することがない。さらに、連結管
32が注出部31に対して着脱可能となっているから、
注出経路を洗浄する場合に連結管32を外せば、奥まっ
た位置にある連通口49も外部に開放され、洗浄がきわ
めてしやすくなる。
【0021】<第2実施形態>図5は本発明の第2実施
形態を示す。この第2実施形態では、パックBの取出口
Cと接続される連結管32Aが、注出部31のボス部4
5の内側の周縁から一体的に形成されている。その他の
構造については、上記第1実施形態と同様であって、同
一機能を有する部位については同一符号を付すことで、
重複した説明は省略する。この第2実施形態でも、連結
管32Aが着脱できないことを除けば、第1実施形態と
同様の作用効果を得ることができる。
【0022】<第3実施形態>図6は本発明の第3実施
形態を示す。この第3実施形態では、断熱扉3の貫通孔
34の形成部分の変更を示す。まず、断熱扉3の貫通孔
34の形成部分では、内装パネル3Aと外装パネル3B
とを繋ぐようにして筒体65が嵌着されている。内装パ
ネル3Aは庫内冷気により冷却されるし、また筒体65
自体も通風空間60に導入された冷気により冷却される
ため、これらの冷熱が外装パネル3Bに伝達されやすい
構造である。外装パネル3Bが冷却されると、その表面
に結露が生じやすい。
【0023】そのため本実施形態では、筒体65におけ
る庫外の端部寄りの位置、詳細には、注出部31のボス
部45に嵌着されたOリング46の当接位置の庫外側の
位置に、周方向を向いた複数本のスリット66が小間隔
を開けて全周にわたって形成されている。スリット66
の表面にテープを貼った状態で内外のパネル3A,3B
の間に断熱材4を発泡充填することで、スリット66内
に断熱材4が染み込んだ状態に形成できる。
【0024】すなわち、この実施形態では、筒体65が
庫外側に寄った位置において断熱材4の染み込んだスリ
ット66によって長さ方向に分断された状態となる。し
たがって、内装パネル3Aの冷熱や、筒体65自体の庫
内側の冷熱の伝達がスリット66の形成部分で分断さ
れ、外装パネル3Bが冷却されることが極力抑えられ
る。その結果、外装パネル3Bに結露することが防止さ
れる。
【0025】<第4実施形態>図7は本発明の第4実施
形態を示す。この第4実施形態では、注出部70の形状
に変更が加えられている。すなわち、注出部70の下面
において、注出通路38等の設けられた前方に出っ張っ
た部分では、図7(A)に示すように、後方に向かうに
したがって次第に高さが低くなるようなテーパ面71と
なっている。また、取付板35の下面では、同図(B)
に示すように、端部から中央部に向かって次第に高さが
低くなったテーパ面72とされている。
【0026】したがって、注出部70の外表面に結露が
生じた場合に、その結露水は外表面を流下したのち下面
側に回り込み、それぞれのテーパ面71,72を伝うよ
うにして取付板35の中央部に流下し、そこから断熱扉
3の表面に移って流下するように作用する。すなわち、
注出部70に結露が生じた場合に、その結露水を断熱扉
3の表面における所定の狭い範囲に流下させることがで
き、後始末する場合に好都合となる。
【0027】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)本発明は、注出シリンダの作動流体としてブライ
ン以外の他の液体を用いたもの、あるいはエアーを用い
たものにも適用することが可能である。 (2)上記実施形態に言うアイスクリームとは、ソフト
アイスクリームとハードアイスクリームの両方を含んで
おり、また本発明は、ヨーグルトやシャーベット等の他
の冷菓の注出に用いる注出用シリンダ全般に広く適用す
ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るアイスクリーム
ディスペンサの全体構造を示す断面図
【図2】 注出機構部分の拡大断面図
【図3】 コックを開放した状態の同断面図
【図4】 注出機構部分の分解斜視図
【図5】 第2実施形態に係る注出機構部分の拡大断面
【図6】 第3実施形態に係る断熱扉の貫通孔の形成部
分を示す断面図
【図7】 第4実施形態に係る注出部を示し、(A)は
側面図、(B)は正面図
【図8】 従来例の断面図
【符号の説明】
A…アイスクリーム B…パック C…取出口 1…冷
凍庫 3…断熱扉 3A…内装パネル 3B…外装パネ
ル 4…断熱材 12…注出シリンダ 30…注出機構
部 31…注出部 32…連結管 34…貫通孔 38
…注出通路 40…弁体 49…連通口 60…通風空
間 65…筒体 66…スリット 70…注出部 7
1,72…テーパ面
フロントページの続き (72)発明者 力石 宏則 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ 電機株式会社内 (72)発明者 原 安夫 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ 電機株式会社内 Fターム(参考) 3E082 AA02 BB07 CC01 DD01 EE05 4B014 GB18 GB21 GQ10 GQ12 GU08 GU11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷菓の注出用シリンダを内部に装備した
    断熱箱からなる冷却貯蔵庫の外面には、前記注出用シリ
    ンダの吐出側と接続されかつ開閉機能を有する注出機構
    部が設けられた冷菓の注出装置において、 前記注出機構部が合成樹脂等の断熱性に優れた素材によ
    りブロック状に形成された注出部を有し、この注出部に
    は、弁体を昇降可能に嵌装した縦向きの注出通路と、こ
    の注出通路から庫内側に開口した連通口とが形成され、
    この連通口から連結管が突設されて前記注出用シリンダ
    と接続されるとともに、前記弁体により前記連通口が開
    閉される構成となっていることを特徴とする冷菓の注出
    装置。
  2. 【請求項2】 前記連結管は断熱壁をクリアランスを持
    って貫通して庫内に臨んでおり、前記クリアランスによ
    って冷気の通風空間が構成されていることを特徴とする
    請求項1記載の冷菓の注出装置。
  3. 【請求項3】 前記断熱壁は外装と内装との間に断熱材
    を充填して形成されている一方、前記貫通孔には外装と
    内装とを連結する筒体が嵌着されており、この筒体に
    は、筒体を長さ方向に分断するスリットが形成されてい
    ることを特徴とする請求項2記載の冷菓の注出装置。
  4. 【請求項4】 前記注出部の下面が、前記冷却貯蔵庫の
    外表面に向けて次第に低くなった傾斜状に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか
    に記載の冷菓の注出装置。
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