JPH11109440A - カメラ用絞り機構 - Google Patents

カメラ用絞り機構

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JPH11109440A
JPH11109440A JP27310797A JP27310797A JPH11109440A JP H11109440 A JPH11109440 A JP H11109440A JP 27310797 A JP27310797 A JP 27310797A JP 27310797 A JP27310797 A JP 27310797A JP H11109440 A JPH11109440 A JP H11109440A
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JP
Japan
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aperture
opening
state
diaphragm
optical filter
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Application number
JP27310797A
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English (en)
Inventor
Nobuaki Watabe
伸昭 渡部
Kiyoshi Toma
清 當摩
Nobuyoshi Inoue
信義 井上
Toshiaki Takei
敏明 武井
Daisuke Yaginuma
大祐 柳沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Copal Corp
Original Assignee
Nidec Copal Corp
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Publication date
Application filed by Nidec Copal Corp filed Critical Nidec Copal Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の開口部の中から所定の開口部を選択する
ことも、また各開口部に対して個別にフィルタ部材を挿
入することもできる小型化に適した構成のカメラ用絞り
機構を提供すること。 【解決手段】駆動リング2はモータ3によって初期位置
から二つの方向へ往復回動することができる。開口部1
aにフィルタ部材11を挿入する場合は、最初に反時計
方向へ回転し、張出部2aによってピン12bを押し、
係止部材12による被係止部材13の係止を解く。その
結果、フィルタ部材11は、被係止部材13と共に回転
し、開口部1aに挿入される。その後、駆動リング2は
時計方向へ逆転し、その回動量に応じて絞り部材5,
6,7を開口部1aに挿入可能となっている。撮影後、
駆動リング2は初期位置へ復帰するが、フィルタ部材1
1のリセットは、復帰前に一旦時計方向へ回転し、張出
部2bによって行うようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影に際して、フ
ィルムやCCD素子に当たる光量を調節することのでき
るカメラ用絞り機構に関する。
【0002】
【従来の技術】写真フィルムを使用する通常のカメラ
や、ビデオカメラ,デジタルカメラなどのCCD素子を
内蔵したカメラにおいては、レンズの焦点深度の調節
と、フィルムやCCD素子に当たる光量を調節するため
に絞り機構が設けられている。そのような絞り機構とし
て一般に多く用いられているものとしては、大きく分け
て二つあり、複数の羽根を用い、虹彩のように光軸を中
心にして連続して口径を変え得るタイプのものと、口径
の異なる複数の開口部を選択的に光路に挿入するタイプ
のものとがある。
【0003】そして、前者のタイプの絞り機構は、口径
を連続的に変えられるので、任意の口径の開口を得るこ
とができるという利点があるものの、3枚以上の羽根で
構成した場合には小さい口径を形成するのが難しく、ま
た、2枚で構成した場合には光軸を中心にした円形に近
い開口形を得るのが難しい。逆に、後者のタイプの絞り
機構は、可成り小さい口径の開口が得られるし、また、
常に光軸を中心にした円形の開口も得られるという利点
がある。しかし、その反面、任意の開口を得ることがで
きず、予め用意してある限られた口径の開口部を選択で
きるだけである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した二
つのタイプのうち、後者のタイプのカメラ用絞り機構に
関するものである。そして、このタイプの絞り機構は、
上記したように、予め用意された口径の開口部だけしか
選択できないというのが最大の欠点である。勿論、その
ような欠点は、口径の異なる開口部を沢山用意すれば解
消されることになるが、そのようにすると、全体の構成
が大型化してしまい、最近のように、小型化,コンパク
ト化の要求が大きいカメラ用の絞り機構としては、採用
し難いものになってしまう。
【0005】他方、光量を調節するためにNDフィルタ
を使用する技術が知られている。そこで、この光学フィ
ルタと上記の絞り機構とを組み合わせることによって、
絞り機構だけの場合よりも、光量を多段階に制御できる
ようにする技術が知られている。しかしながら、最近に
おいては、全ての絞り開口部に対して任意に光学フィル
タの使用・不使用を選択でき、且つ複数の濃度の光学フ
ィルタを用意する必要がなく、しかも開口部の選択と光
学フィルタの選択とを一つの駆動部材によって行え、更
には全ての構成を露光開口を中心にしてコンパクトに纏
めることができるカメラ用絞り機構が要求されているに
もかかわらず、そのような要求に応えられるような絞り
機構が実現されていない。
【0006】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、その目的とするところは、一
つの駆動部材を初期位置から二つの方向へ往復運動させ
ることによって、上記の要求を満足させることができる
ようにした小型化に適するカメラ用絞り機構を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のカメラ用絞り機構は、少なくとも一方に
円形の露光開口部を有していて両者の間に絞り制御室を
形成している二つの地板と、初期位置から第1方向と第
2方向の二つの方向へ往復作動が可能な駆動部材と、セ
ット作動に際して前記駆動部材が初期位置から第1方向
へ往動したときには待機位置から前記露光開口部に挿入
され該待機位置への復帰は前記駆動部材の第2方向への
最終作動域での往動によって行われる光学フィルタ部材
と、前記光学フィルタ部材を待機位置に保持し得る保持
手段と、前記露光開口部の口径よりも小さな口径の開口
部を有していてセット作動に際して前記駆動部材が初期
位置から第2方向へ往動したときに待機位置から前記露
光開口部に挿入され前記駆動部材の初期位置への復帰に
伴い該待機位置へ復帰する絞り部材とを備えているよう
にする。また、本発明のカメラ用絞り機構においては、
好ましくは、前記光学フィルタ部材が、待機位置におい
ては、自己の習性に抗して前記保持手段に係止されてお
り、セット作動に際して前記駆動部材が第1方向へ往動
したときには、その係止が解除されることによって前記
露光開口部に進入し、その後、前記駆動部材が第2方向
への往動の最終作動域に達したときには、前記駆動部材
によって前記露光開口部から退避され、前記保持部材に
係止されるようにする。また、本発明のカメラ用絞り機
構は、好ましくは、前記光学フィルタ部材と共に作動し
得る被係止部材が設けられていて、該被係止部材と前記
保持手段とが絞り制御室外に設けられており、前記光学
フィルタ部材の待機位置においては、該被係止部材が前
記保持手段に係止されているようにする。また、本発明
のカメラ用絞り機構は、好ましくは、前記保持手段が、
前記地板に回転可能に取り付けられ且つ一方方向へ回転
するようにばねによって付勢された部材であるようにす
る。また、本発明のカメラ用絞り機構は、好ましくは、
前記駆動部材がリング状の部材であって、第1方向と第
2方向への往復作動が、前記露光開口部を中心にした回
転運動であるようにする。また、本発明のカメラ用絞り
機構は、好ましくは、前記駆動部材の往復作動が、モー
タによって制御されるようにする。また、本発明のカメ
ラ用絞り機構は、好ましくは、前記光学フィルタ部材
が、所定の剛性を有する板状のフィルター材で製作され
ているようにする。また、本発明のカメラ用絞り機構
は、好ましくは、前記光学フィルタ部材が、前記露光開
口部より大きな開口部を形成した不透明な板状の部材
と、該開口部に取り付けられた光学フィルタとを有して
いるようにする。また、本発明のカメラ用絞り機構にお
いては、好ましくは、前記光学フィルタ部材の開口部の
周囲に、該光学フィルタを接着により取り付けるための
凹部が形成されていて、該凹部には、該光学フィルタを
接着するための接着剤の溜まり部が形成されているよう
にする。また、本発明のカメラ用絞り機構においては、
好ましくは、前記絞り部材が複数備えられており、それ
らは、前記露光開口部の口径よりも小さく且つ相互に異
なる口径の開口部を有していて、前記駆動部材が初期位
置から第2方向へ往動したときに、その往動量に応じ
て、口径の大きな開口部を有する絞り部材から順に、待
機状態から前記露光開口部に挿入され得るようにする。
その場合、好ましくは、前記複数の絞り部材が、前記絞
り制御室内において、前記地板の少なくとも一方に、夫
々別の位置で回転可能に取り付けられており、前記駆動
部材の別々の部位によって操作されるようにする。又
は、前記複数の絞り部材が、前記絞り制御室内におい
て、前記地板の少なくとも一方に対し、回転軸を共通に
して取り付けられているようにする。そして、回転軸を
共通にして取り付けた場合には、前記複数の絞り部材
が、前記駆動部材の同一の部位によって操作されるか、
前記駆動部材によって往復作動を行わされる連動部材に
よって操作されるようにする。また、本発明のカメラ用
絞り機構においては、好ましくは、前記駆動部材が初期
位置から第2方向へ往動したときに、待機状態から前記
露光開口部に最後に挿入され得るように配置されている
最終段の絞り部材は、開口部の口径が、その前段に配置
されている絞り部材の開口部の口径以下であって、該開
口部には光学フィルタが取り付けられているようにす
る。その場合にも、前記最終段の絞り部材には、その開
口部の周囲に、光学フィルタを接着により取り付けるた
めの略円形をした凹部が形成されていて、該凹部には、
該開口部の径方向に接着剤の溜まり部が形成されている
ようにする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図1〜図
8に示した第1実施例と、図9〜図12に示した第2実
施例と、図13〜図18に示した第3実施例と、図19
に示した第1〜第3実施例の一部変形例とによって説明
する。最初に、図1〜図8を用いて、本発明の第1実施
例を説明する。尚、各図は、いずれも本実施例の平面図
であって、図1はセット作動開始前の初期状態を示して
おり、図2〜図8は、夫々異なるセット状態を示してい
る。
【0009】先ず、本実施例の構成から説明する。地板
1の中央部には、円形の開口部1aが形成されている。
図示していないが、本実施例においては、本来、もう1
枚の地板が図1の手前側に配置されていて、地板1との
間に絞り制御室を形成している。また、その図示されて
いない地板にも、中央部に、円形の開口部が形成されて
いるが、その開口部は、開口部1aよりも直径が若干大
きい。そのため、実施例においては、開口部1aが露光
用開口部であって露光用の最大口径を規制している。但
し、もしも、上記の図示されていない地板の開口部の直
径の方が小さい場合には、その開口部が露光開口部にな
ることは言うまでもない。
【0010】絞り制御室内には、駆動リング2が配置さ
れている。この駆動リング2は、図示していないガイド
部によって、開口部1aを中心にして、回転することが
可能になっている。また、この駆動リング2には、張出
部2a,2bが形成され、且つピン2c,2d,2eが
設けられているほか、図面上、適切な方法で示されては
いないが、張出部2aとピン2cとの間の内径部には、
歯部2fが形成されている。また、地板1の背面側には
モータ3が取り付けられている。このモータ3は、ステ
ッピングモータであって、その出力軸が絞り制御室に伸
びており、その先端に取り付けられた歯車4が、上記し
た駆動リング2の歯部2fに噛合している。
【0011】地板1には、絞り制御室側に、軸1b,1
c,1d,1eが立設されており、また、ピン1f,1
g,1h,1iが設けられている。そして、軸1b,1
c,1dには、夫々、絞り部材5,6,7が回転可能に
取り付けられていて、ばね8,9,10によって時計方
向へ回転するように付勢されている。また、これらの絞
り部材5,6,7には、夫々、開口部1aの口径よりも
小さく且つ口径の異なる開口部5a,6a,7aが形成
されている。更に、軸1eには、フィルタ部材11が回
転可能に取り付けられている。このフィルタ部材11
は、NDフィルタとして用いられるものであり、所定の
剛性を有するポリエステルフィルムで製作されていて、
長孔11aが形成されている。
【0012】地板1の背面側には、軸1j,1kが立設
されており、また、ピン1mが設けられている。そし
て、軸1j,1kには、夫々、係止部材12,被係止部
材13が回転可能に取り付けられている。このうち、係
止部材12は、ばね14によって反時計方向へ回転する
ように付勢されているが、図1においては、その回転を
ピン1mによって阻止されている。また、係止部材12
には、係止部12aとピン12bが設けられていて、ピ
ン12bは、地板1に形成された図示していない長孔を
貫通し、絞り制御室内において、駆動リング2の張出部
2aに接し得るようになっている。他方、被係止部材1
3は、被係止部13aとピン13b,13cを有してい
て、ばね15によって時計方向へ回転するように付勢さ
れている。このうち、ピン13b,13cは、地板1に
形成された図示していない夫々の長孔を貫通していて、
ピン13bはフィルタ部材11の長孔11aに嵌合し、
ピン13cは駆動リング2の張出部2bに接し得るよう
になっている。
【0013】次に、本実施例における光量調整のための
セット作動及びリセット作動について説明する。図1
は、本実施例の初期状態、即ち、カメラの不使用時の状
態を示している。この状態においては、絞り部材5,
6,7は、ばね8,9,10の付勢力による時計方向へ
の回転を、駆動部材2のピン2c,2d,2eによって
阻止され、開口部1aから退避された待機状態となって
いる。また、フィルタ部材11も、被係止部材13の被
係止部13aが係止部材12の係止部12aに係止され
ていることによって、開口部1aには挿入されておら
ず、待機状態となっている。従って、この状態において
は、絞り機構を通過し得る光は、開口部1aによって規
制されていることになる。
【0014】先ず、説明の便宜上、フィルタ部材11を
用いず、絞り部材5,6,7だけを用いることによっ
て、口径を制御する場合について説明する。本実施例に
おいては、各撮影に先立ち、光量の調整条件に応じて、
モータ3が、その回転方向と回転量を制御されるように
なっている。そのため、調整条件が開口部1aの口径を
選択することである場合には、モータ3は作動せず、図
1の状態で撮影が行われる。しかし、開口部1aの口径
よりも小さい口径にセットする場合には、モータ3は正
方向へ回転する。それによって、駆動リング2が、歯車
4を介して時計方向へ回転されるので、ピン2c,2
d,2eの移動に伴って、各絞り部材5,6,7は、ば
ね8,9,10の付勢力によって、時計方向へ回転され
ていく。
【0015】そして、絞り部材5の開口部5aが開口部
1aに挿入された状態が、図2に示されている。この状
態においては、絞り部材5の時計方向の回転が、ピン1
fによって阻止されるので、開口部1aと絞り部材5の
開口部5aとは、光軸を中心にして重ねられている。そ
のため、セットされるべき口径が、開口部5aの口径で
ある場合には、モータ3はこの状態で停止し、撮影が行
われることになる。尚、この駆動リング2は、絞り部材
5がピン1fに当接した瞬間に停止されなくてもよく、
その直後に停止されるようにすれば、バックラッシなど
の影響を受けずに、開口部5aを所定の位置に正確にセ
ットすることが可能となる。
【0016】セットされるべき開口部が、もっと後段
の、口径の小さな開口部である場合には、モータ3は、
図2の状態が得られても停止せず、駆動リング2は更に
時計方向への回転を続けることになる。そして、絞り部
材6の開口部6aが開口部1aに挿入され、絞り部材6
がピン1iに当接した状態が図3に示されている。この
状態においては、開口部1a,開口部5a,開口部6a
が光軸を中心にして重ねられており、絞り機構を通過す
る光は開口部6aによって規制されることになる。そこ
で、セットされるべき口径が、開口部6aの口径である
場合には、モータ3はこの状態が得られた後に停止し、
撮影が行われるが、もっと小さな口径を得たい場合に
は、更に回転を続けることになる。
【0017】そして、絞り部材7の開口部7aがピン1
hに当接した状態が図4に示されている。この状態にお
いては、開口部1a,開口部5a,開口部6a,開口部
7aが光軸を中心にして重ねられており、絞り機構を通
過する光は開口部7aによって規制されることになる。
また、開口部7aの口径は最小口径であるから、この状
態が得られた直後に、モータ3は停止され、撮影が行わ
れる。このようにして、四つの開口部のうちから一つの
開口部を選択し、撮影が行われた後、その撮影の終了信
号によってリセット作動が行われる。そのときには、モ
ータ3が逆方向へ回転して、駆動リング2を反時計方向
へ回転させ、絞り部材5,6,7を図1の状態に復帰さ
せて停止する。
【0018】尚、本実施例においては、このように三つ
の絞り部材5,6,7を設けているが、このような絞り
部材は一つであっても二つであってもよく、また構造的
に許されるのであれば四つ以上設けても差し支えない。
また、開口部の口径を余り小さくすると、周知のよう
に、光の回折現象によって、光の制御が適正に行えなく
なってしまう。そのため、更に減光できるようにしたい
場合には、最小口径の開口部を有する絞り部材について
は、その開口部にNDフィルタを取り付けるようにすれ
ばよい。また、最小口径の開口部を有する絞り部材を二
つ設け、一方の開口部にNDフィルタを取り付けるよう
にしてもよいし、両者に濃度の異なるNDフィルタを取
り付けるようにしても差し支えない。
【0019】これまでの説明においては、三つの絞り部
材5,6,7を設けることによって口径を変え、所定の
光を4段階に規制できることを説明した。しかし、本実
施例の特徴は、フィルタ部材11を露光開口部である開
口部1aに挿入することによって、2倍の8段階に規制
できるようにした点にあり、しかも、それを簡単な構成
によって可能にした点にある。そこで、次に、待機位置
にあるフィルタ部材11を、開口部1aに挿入する場合
について説明する。そのようにする場合には、図1の初
期状態において、先ず、モータ3が逆方向へ回転する。
そのため、駆動リング2は、歯車4を介して反時計方向
へ回転し、張出部2aによってピン12bを押し、係止
部材12をばね14の付勢力に抗して時計方向へ回転さ
せる。このとき、被係止部材13も、その被係止部13
aを係止部12aに押され、ばね15の付勢力に抗して
反時計方向へ回転し、ピン13bによりフィルタ部材1
1を時計方向へ回転させる。そして、被係止部13aが
係止部12aから外れた瞬間に、被係止部材13は、ば
ね15の付勢力によって時計方向へ回転される。それに
伴って、フィルタ部材11は反時計方向へ回転し、ピン
1iに当接することによって停止する。その状態が図5
に示されている。
【0020】この図5に示された状態は、フィルタ部材
11のみが開口部1aに挿入された状態であるから、感
光面に向けて透過する光は、当然、フィルタ部材11を
挿入していない場合(図1の状態)よりは減じられるこ
とになるが、上記した図2の状態よりは多くなるように
されている。そして、この状態がセットされるべき状態
の場合には、この状態のまま撮影が行われる。但し、図
5の状態になった後、モータを直ちに正方向へ回転さ
せ、駆動リング2が図1の状態に復帰した段階で、撮影
が行われるようにしても差し支えない。
【0021】このようなフィルタ部材11のみが開口部
1aに挿入された状態が、セットされるべき状態ではな
い場合、図5の状態からモータ3は直ちに正方向に回転
される。そして、駆動リング2は時計方向へ回転し、初
期位置で停止することなく、尚も回転を続ける。そのた
め、既に説明したように、各絞り部材5,6,7は、ば
ね8,9,10の付勢力によって、時計方向へ回転され
てゆき、絞り部材5の開口部5aが開口部1aに挿入さ
れた状態が、図6に示されている。この状態において
は、感光面に向けて透過する光は、上記した図2の状態
よりも減じられるが、上記した図3の状態よりは多くな
っている。そして、この状態がセットされるべき状態の
場合には、この状態のまま撮影が行われる。
【0022】図6の状態がセットされるべき状態ではな
い場合、モータ3は尚も正方向への回転を続け、絞り部
材6の開口部6aが開口部1aに挿入された状態が、図
7に示されている。この状態において、感光面に向けて
透過する光は、上記した図3の状態よりも減じられる
が、図4の状態よりは多く得られるようになっている。
そして、この状態がセットされるべき状態の場合には、
この状態のまま撮影が行われる。しかし、この状態がセ
ットされるべき状態ではない場合には、モータ3は更に
回転を続け、絞り部材7の開口部7aが開口部1aに挿
入された段階で停止する。その状態が図8に示す状態で
あって、感光面に向けて透過する光は、上記した図4の
状態よりも減じられる。そして、撮影は、この状態のま
まで行われることになる。
【0023】このようにして、撮影が終了すると、次
に、リセット作動が行われることになるが、その場合、
モータ3は、直ちに初期位置へ復帰して停止することな
く、正方向へ回転されることになる。しかし、その回転
量は、駆動リング2の停止位置によって夫々異なってお
り、図8の状態からの回転量が一番少ないことになる。
そこで、図8の状態から、駆動リング2が更に時計方向
へ回転した場合について説明する。この回転によって、
駆動リング2の張出部2bがピン13cを押し、被係止
部材13を、ばね15の付勢力に抗して反時計方向へ回
転させる。それに伴って、フィルタ部材11は、ピン1
3bにより時計方向へ回転され、更に係止部材12も、
被係止部材13に押されることによって、ばね14の付
勢力に抗して時計方向へ回転される。その後、被係止部
材13による押動関係が解かれると、係止部材12が、
ばね14の付勢力によって反時計方向へ回転し、ピン1
mに当接する。
【0024】この段階で、今度は、モータ3が逆方向へ
回転されることになる。そのため、駆動リング2が反時
計方向へ回転されることになるが、その初期段階におい
て、被係止部材13が、ばね15の付勢力によって時計
方向へ回転し、それに伴ってフィルタ部材11が反時計
方向へ回転する。そして、フィルタ部材11と被係止部
材13の回転は、被係止部材13の被係止部13aが係
止部材12の係止部12aに係止されることによって停
止する。駆動リング2は、その後も反時計方向へ回転
し、ピン2c,2d,2eによって絞り部材5,6,7
を反時計方向へ回転させ、夫々の開口部5a,6a,7
aを開口部1aから退かせる。そして、モータ3は、全
ての部材が図1の状態に復帰した段階で停止し、リセッ
ト作動が終了する。
【0025】このように、本実施例においては、露光開
口部にフィルタ部材を選択的に挿入できるようにしたた
め、露光開口部を通過して感光面に達する光量の制御
を、従来のように開口部の口径の大きさだけを変えて行
うものに比較して、2倍のステップで制御できるように
なっている。また、フィルタ部材を露光開口部に挿入し
たり退かせたりするのと、絞り部材を露光開口部に挿入
したり退かせたりするのとを、一つの駆動リングを初期
位置から二つの方向へ往復作動させることによって可能
にしているので、機構的には極めて単純化されており、
モータによる駆動が容易になっている。但し、本発明
は、モータによって駆動されるものに限定されず、手動
で操作するようにしても差し支えない。また、本実施例
によれば、一つの絞り部材に一つの円形の開口部を形成
しているので、その開口部の中心を露光開口部の中心に
合わせ易いという特徴を有している。
【0026】尚、本実施例においては、フィルタ部材1
1を必要最小限の厚さにしているため、ばね15を被係
止部材13に掛けているが、フィルタ部材11の材質や
厚さによっては、ばね15をフィルタ部材11に掛ける
ようにしても差し支えない。また、そのようにした場合
には、フィルタ部材11に被係止部を形成し、且つ係止
部材12の係止部12aを絞り制御室内に臨ませるよう
にすることによって、被係止部材13を省くように設計
することも可能である。更に、絞り制御室内のスペース
に余裕がある場合には、係止部材12や被係止部材13
を絞り制御室内に設置しても構わない。
【0027】次に、図9〜図12を用いて第2実施例を
説明する。尚、図9は本実施例のセット作動開始前の初
期状態を示しており、図10は最大口径の開口部を有す
る絞り部材が露光開口部に挿入された状態を示してお
り、図11は図10の状態から更に二番目に大きい口径
の開口部を有する絞り部材が露光開口部に挿入された状
態を示しており、図12は図11の状態から更に一番小
さい口径の開口部を有する絞り部材が露光開口部に挿入
された状態を示している。また、第1実施例の構成のう
ち、モータ3,歯車4,フィルタ部材11は、本実施例
の構成においてもそのまま採用されているので、同じ符
号を付け、詳しい説明を省略する。また、係止部材12
と被係止部材13については、配置と向きが異なるだけ
であって実質的に同じであり、しかも、それらを付勢し
ているばね14,15についても実質的に同じであるこ
とから、それらについても同じ符号を付けてある。
【0028】先ず、本実施例の構成から説明する。本実
施例における地板21は、そこに設けられている軸とピ
ンの数と配置が異なるだけであり、その他の点について
は、実質的に実施例1における地板1の場合と同じであ
る。従って、中央部には、円形の開口部21aが形成さ
れていて、もう1枚の図示していない地板との間に絞り
制御室を形成し、開口部21aが露光開口部となってい
る点は同じである。絞り制御室内には、駆動リング22
が、図示していないガイド部によって、回転可能に配置
されていて、その駆動リング22には、三つの張出部2
2a,22b,22cが形成され、且つ外周の一部には
歯部22dが形成されている。そして、その歯部22d
には、モータ3の出力軸に取り付けられた歯車4が噛合
している。
【0029】地板21には、絞り制御室側に、軸21
b,21cが立設されており、また、ピン21d,21
eが設けられている。そして、軸21bには、絞り部材
23,24,25が回転可能に取り付けられ、軸21c
にはフィルタ部材11が回転可能に取り付けられてい
る。このうち、絞り部材23,24,25には、夫々、
開口部1aの口径よりも小さく且つ口径の異なる開口部
23a,24a,25aが形成されており、また、係合
腕23b,24b,25bが形成されている。更に、こ
れらの絞り部材23,24,25は、夫々、ばね26,
27,28によって反時計方向へ回転するように付勢さ
れている。
【0030】地板21の背面側には、軸21f,21
g,21hが立設されており、また、ピン21iが設け
られている。そして、軸21f,21gには、夫々、第
1実施例で説明した係止部材12,被係止部材13が回
転可能に取り付けられており、ピン21iは、係止部材
12の時計方向への回転を阻止する役目をしている。ま
た、係止部材12と被係止部材13のピン12b,13
b,13cは絞り制御室内に貫通し、ピン13bはフィ
ルタ部材11の長孔11aに嵌合している。更に、軸2
1hには、連動部材29が回転可能に取り付けられてい
て、ばね30によって反時計方向へ回転するように付勢
されている。また、この連動部材29には、地板21に
形成された図示していない孔を貫通し、絞り制御室内で
作動し得る二つのピン29a,29bが形成されてい
て、夫々、ピン29aは駆動リング22の張出部22c
に、ピン29bは絞り部材23,24,25の係合腕2
3b,24b,25bに接触し得るようになっている。
【0031】次に、本実施例におけるセット作動及びリ
セット作動について説明する。図9は、本実施例の初期
状態を示しているが、この状態においては、連動部材2
9の反時計方向への回転は張出部22cによって阻止さ
れている。そのため、絞り部材23,24,25は、ば
ね26,27,28の付勢力による反時計方向への回転
を、連動部材29のピン29bによって阻止され、待機
状態となっている。また、フィルタ部材11も、第1実
施例の場合と同様に、被係止部材13の被係止部13a
が係止部材12の係止部12aに係止されていることに
よって、待機状態となっている。そのため、この状態に
おいては、絞り機構を通過し得る光は、開口部21aに
よって規制されていることになる。
【0032】このような初期状態からセット作動が開始
されるわけであるが、フィルタ部材11を開口部21a
に挿入する作動は、上記した第1実施例の場合と殆ど同
じであるから、本実施例においては、主に、絞り部材2
3,24,25を挿入する場合について説明する。本実
施例においても、各撮影に先立ち、光量の調整条件に応
じて、モータ3が、その回転方向と回転量を制御される
ようになっている点は第1実施例の場合と同じである。
そのため、調整条件が開口部21aの口径を選択すると
いうことである場合には、モータ3は作動せず、図9の
状態で撮影が行われる。しかし、開口部21aの口径よ
りも小さい口径にセットさせる場合には、モータ3は正
方向へ回転する。それによって、駆動リング22は、歯
車4を介して反時計方向へ回転され、連動部材29もば
ね30の付勢力によって反時計方向へ回転される。
【0033】そのとき、各絞り部材23,24,25
は、ばね26,27,28の付勢力によって、係合腕2
3b,24b,25bがピン29bに追従し、反時計方
向へ回転されていく。そして、絞り部材23が、その回
転をピン21dによって阻止され、開口部23aを開口
部21aに挿入させた状態が、図10に示した状態であ
る。この状態においては、開口部21aと絞り部材23
の開口部23aとは、光軸を中心にして重ねられてい
る。そのため、セットされるべき口径が、開口部23a
の口径である場合には、モータ3はこの状態で停止し、
撮影が行われることになる。そして、このときには、絞
り機構を通過する光は、開口部23aによって規制され
る。
【0034】セットされるべき開口部が、後段の開口部
である場合には、モータ3は、図10の状態で停止せ
ず、駆動リング22は更に反時計方向へ回転を続けるこ
とになる。そして、絞り部材24の開口部24aが開口
部21aに挿入され、絞り部材24がピン21dに当接
した状態が図11に示されている。この状態において
は、絞り機構を通過する光は開口部24aによって規制
されることになる。そこで、セットされるべき口径が、
開口部24aの口径である場合には、モータ3はこの状
態が得られた後に停止し、撮影が行われるが、もっと小
さな口径をセットする場合には、モータ3は更に回転を
続けることになる。
【0035】そして、絞り部材25の開口部25aがピ
ン21dに当接した状態が図12に示されている。この
状態においては、開口部21a,開口部23a,開口部
24a,開口部25aが光軸を中心にして重ねられてお
り、絞り機構を通過する光は開口部25aによって規制
されることになる。また、開口部25aの口径は最小口
径であるから、この状態が得られた直後に、モータ3は
停止され、撮影が行われる。そして、撮影が終了する
と、リセット作動が行われるが、その作動は撮影の終了
信号によってモータ3が逆方向へ回転され、駆動リング
22を時計方向へ回転させることによって行われる。そ
して、駆動リング22と絞り部材23,24,25が図
9に示した状態に復帰したとき、モータ3が停止し、リ
セット作動が終了する。
【0036】上記したように、三つの絞り部材23,2
4,25を設けることによって、所定の光を異なる口径
で4段階に規制できるようにしているが、本実施例の場
合にも第1実施例の場合と同様に、フィルタ部材11を
露光開口部である開口部21aに挿入することによっ
て、2倍の8段階に規制できるようになっている。そこ
で、待機位置にあるフィルタ部材11を、開口部21a
に挿入する場合について説明する。その場合には、図9
の初期状態において、モータ3は、先ず逆方向へ回転さ
せられる。そのため、駆動リング22は、歯車4を介し
て時計方向へ回転し、張出部22aによってピン12b
を押し、係止部材12をばね14の付勢力に抗して反時
計方向へ回転させる。このとき、被係止部材13も、ば
ね15の付勢力に抗して時計方向へ回転され、フィルタ
部材11を一時的に時計方向へ回転させる。そして、被
係止部13aが係止部12aから外れた瞬間に、フィル
タ部材11は、ばね15の付勢力によって反時計方向へ
回転し、ピン21eに当接することによって停止する。
【0037】その状態は、フィルタ部材11のみが開口
部21aに挿入された状態であるから、感光面に向けて
透過する光は、当然、フィルタ部材11を挿入していな
い場合(図9の状態)より減じられるが、上記した図1
0の状態よりは多くなっている。そして、この状態がセ
ットされるべき状態の場合には、この状態のまま撮影が
行われる。そして、上記のように、フィルタ部材11の
みを開口部21aに挿入させた状態が、セットされるべ
き状態ではない場合には、今度は、駆動リング22は反
時計方向へ回転され、以後は上記したようにして、絞り
部材23,24,25の開口部23a,24a,25a
を選択し、所定のセット位置で停止して撮影が行われる
ことになる。
【0038】各セット状態において撮影が終了すると、
モータ3は、直ちに初期位置に復帰して停止することな
く、正方向へ回転し、駆動リング22を更に反時計方向
へ回転させる。それによって、張出部22bがピン13
cを押し、被係止部材13を、ばね15の付勢力に抗し
て時計方向へ回転させる。そして、その後、駆動リング
22が時計方向へ逆転すると、被係止部材13が係止部
材12に係止され、フィルタ部材11を待機位置に保持
することになるが、そのようなフィルタ部材11のリセ
ット作動は、第1実施例の場合に準じて行われるので詳
しい説明は省略する。時計方向へ逆転した駆動リング2
2は、その後も回転を続けることによって、絞り部材2
3,24,25のリセットを行い、図9に示す位置で停
止され、リセット作動が終了する。
【0039】このように、本実施例においても、露光開
口部にフィルタ部材を選択的に挿入できるようにしたた
め、露光開口部を通過して感光面に達する光量を、従来
の2倍のステップで制御できるようになっている。ま
た、フィルタ部材を露光開口部に挿入したり退かせたり
するのと、絞り部材を露光開口部に挿入したり退かせた
りする機構は、実質的に第1実施例の場合と同じである
から、構成が極めて単純化され且つコンパクト化に適し
ている。更に、本実施例の場合には、複数の絞り部材を
同軸上に取り付けているので、第1実施例の構成に比較
して、駆動リングと各絞り部材との連動関係や、露光開
口部に対する各絞り部材の開口部の位置合わせが容易で
あり、製造上、有利である。また、第1実施例の構成に
比較して、絞り制御室内のスペースに余裕ができ、設計
の自由度が向上する。尚、第1実施例の説明において述
べた、構成上の変形例については、本実施例においても
適用される。
【0040】次に、図13〜図18を用いて第3実施例
を説明する。尚、図13は本実施例のセット作動開始前
の初期状態を示しており、図14は図13の状態から大
きい開口部を有する絞り部材が露光開口部に挿入された
状態を示しており、図15は図14の状態から更に小さ
い口径の開口部を有する絞り部材が挿入された状態を示
している。また、図16は図13の状態において光学フ
ィルタ部材が挿入されている状態を示しており、図17
は図15の状態において光学フィルタ部材が挿入されて
いる状態を示しており、図18は図17の状態において
光学フィルタ部材を待機位置に復帰させた状態を示して
いる。また、本実施例の構成は、一部の構成を除き、第
2実施例の構成と殆ど同じであるから、第2実施例のも
のと実質的に同じ部材及び同じ部位には同じ符号を付
け、詳しい説明を省略する。
【0041】先ず、本実施例の構成のうち、第2実施例
とは異なる点について説明する。本実施例における駆動
リング32は、図示していないガイド部によって、回転
可能に配置されており、張出部32a,32bと、軸2
1bの逃げ孔32cと、ピン32dとを有していて、外
周の一部には歯部32eが形成されている。そして、ピ
ン32dには、絞り部材24,25の係合腕24b,2
5bが接触し得るようになっていて、歯部32eには、
モータ3によって回転される歯車4が噛合している。ま
た、本実施例においては、第2実施例における絞り部材
23,連動部材29,ばね26,30が設けられていな
い。その他は、第2実施例の構成と実質的に同じであ
る。
【0042】次に、本実施例におけるセット作動及びリ
セット作動について説明する。図13は、本実施例の初
期状態を示しているが、この状態においては、絞り部材
24,25は、ばね27,28の付勢力による反時計方
向への回転を、駆動リング32のピン32dによって阻
止され、待機状態となっている。また、フィルタ部材1
1も、第2実施例の場合と同様に、被係止部材13の被
係止部13aが係止部材12の係止部12aに係止され
ていることによって、待機状態となっている。そのた
め、この状態においては、絞り機構を通過し得る光は、
開口部21aによって規制されていることになる。
【0043】このような初期状態からセット作動が開始
されるわけであるが、先ずは、フィルタ部材11を開口
部21aに挿入しない場合の作動から説明する。本実施
例においても、各撮影に先立ち、光量の調整条件に応じ
て、モータ3が、その回転方向と回転量を制御されるよ
うになっている。そのため、調整条件が、開口部21a
の口径を選択するということである場合には、モータ3
は作動せず、図13の状態で撮影が行われる。しかし、
開口部21aの口径よりも小さい口径にセットさせる場
合には、モータ3は正方向へ回転する。それによって、
駆動リング32は、歯車4を介して反時計方向へ回転さ
れる。
【0044】そのため、絞り部材24,25は、ばね2
7,28の付勢力によって、係合腕24b,25bがピ
ン32dに追従し、反時計方向へ回転されていく。そし
て、絞り部材24が、その回転をピン21dによって阻
止され、開口部24aを開口部21aに挿入させた状態
が、図14に示した状態である。この状態においては、
開口部21aと絞り部材24の開口部24aとは、光軸
を中心にして重ねられている。そのため、セットされる
べき口径が、開口部24aの口径である場合には、モー
タ3はこの状態で停止し、撮影が行われることになる。
そして、このときには、絞り機構を通過する光は、開口
部24aによって規制される。
【0045】セットされるべき開口部が、後段の最小口
径の開口部である場合には、モータ3は、図14の状態
で停止せず、更に回転を続けることになる。そして、絞
り部材25の開口部25aがピン21dに当接した状態
が図15に示された状態であり、このとき、絞り機構を
通過する光は開口部25aによって規制されることにな
る。開口部25aの口径は最小口径であることから、こ
の状態が得られた直後にモータ3は停止され、撮影が行
われる。そして、撮影が終了すると、リセット作動が行
われる。そのリセット作動は、撮影の終了信号によって
モータ3が逆方向へ回転され、駆動リング32を時計方
向へ回転させることによって行われる。そして、駆動リ
ング32と絞り部材24,25が図13に示した状態に
復帰したとき、モータ3が停止し、リセット作動が終了
する。
【0046】本実施例の場合には、絞り部材24,25
を設けることによって、所定の光を三つの口径で3段階
に規制しているが、上記の各実施例の場合と同様に、フ
ィルタ部材11を開口部21aに挿入することによっ
て、2倍の6段階に規制できるようにしてある。そこ
で、次に、フィルタ部材11を、開口部21aに挿入す
る場合について簡単に説明する。フィルタ部材11を挿
入する場合には、図13の初期状態において、モータ3
は、先ず逆方向へ回転させられる。それによって、駆動
リング32は時計方向へ回転され、張出部32aによっ
てピン12bを押し、係止部材12をばね14の付勢力
に抗して反時計方向へ回転させることにより、被係止部
材13の係止を解く。そのため、被係止部材13とフィ
ルタ部材11とは、ばね15の付勢力によって反時計方
向へ回転し、フィルタ部材11がピン21eに当接する
ことによって停止する。その状態が、図16に示された
状態である。
【0047】この状態においては、フィルタ部材11の
みが開口部21aに挿入された状態であるから、透過光
は、フィルタ部材11を挿入していない図13の場合よ
りは減じられるが、図14の状態よりは多くなるように
なっている。そこで、この状態がセットされるべき状態
の場合には、この状態のまま撮影が行われる。また、フ
ィルタ部材11のみを開口部21aに挿入させた状態
が、セットされるべき状態ではない場合には、駆動リン
グ32は、逆に反時計方向へ回転される。そして、初期
位置を通過した後は、上記したようにして絞り部材2
4,25を操作することになるが、その行程において、
絞り部材24は、その回転をピン21dによって阻止さ
れることによって、開口部24aを開口部21aに挿入
させた状態になる。
【0048】この状態においては、透過光は、図14の
場合よりは減じられるが、図15の状態よりは多くなる
ようになっている。そこで、この状態がセットされるべ
き状態の場合には、その時点で撮影が行われるが、この
状態がセットされるべき状態ではない場合には、駆動リ
ング32は、更に反時計方向へ回転される。そして、絞
り部材25が、その回転をピン21dによって阻止さ
れ、開口部25aを開口部21aに挿入させた状態が、
図17に示された状態である。この状態においては、透
過光は、当然のことながら図15の状態よりも減じられ
るようになっている。そして、このような状態が得られ
たとき、モータ3は停止し、撮影が行われることにな
る。
【0049】本実施例の場合にも、各セット状態におい
て撮影が終了すると、モータ3は、直ちに初期位置に復
帰して停止することなく、正方向へ回転し、駆動リング
32を図17の状態より更に反時計方向へ回転させる。
それによって、張出部32bがピン13cを押し、被係
止部材13を、ばね15の付勢力に抗して時計方向へ回
転させる。そのため、係止部材12も、被係止部材13
に押され、ばね14の付勢力に抗して反時計方向へ回転
されるが、被係止部材13による押動が解かれた瞬間に
時計方向へ回転し、ピン21iに当接して停止する。そ
の後、駆動リング22が時計方向へ逆転されると、ピン
13cが張出部32bに追従し、被係止部材13は反時
計方向へ回転する。そして、被係止部材13の被係止部
13aが係止部材12の係止部12aに係止されること
によって、フィルタ部材11のリセットが終了する。そ
の状態が図18に示されている。駆動リング32は、そ
の後も時計方向への回転を続けることによって、絞り部
材24,25のリセットを行い、図13に示す位置で停
止されて、リセット作動が終了する。
【0050】以上のように、本実施例においても、露光
開口部にフィルタ部材を選択的に挿入できるようにした
ため、露光開口部を通過して感光面に達する光量を、従
来の2倍のステップで制御できるようになっている。ま
た、フィルタ部材を露光開口部に挿入したり退かせたり
するのと、絞り部材を露光開口部に挿入したり退かせた
りする機構は、実質的に上記した各実施例の場合と同じ
であるから、構成が極めて単純化され且つコンパクト化
に適している。更に、本実施例の場合には、複数の絞り
部材を同軸上に取り付けているので、第1実施例の構成
に比較して、製作上、第2実施例の場合と同様に有利で
あり、また、第2実施例の構成に比較しても、連動部材
29が必要なく、コスト的に有利である。尚、第1実施
例の説明で述べた構成上の変形例については、本実施例
においても適用される。
【0051】次に、上記の各実施例に用いられているフ
ィルタ部材11の変形例を、図19を用いて説明する。
尚、図19(a)は、その変形例の平面図であり、図1
9(b)は、図19(a)におけるA−A線断面図であ
る。上記の各実施例に用いられていたフィルタ部材11
は、所定の剛性が得られる程度の厚さを有するポリエス
テルフィルムのみで製作されている。それに対して、こ
こに変形例として示したフィルタ部材35は、不透明な
薄板で製作された本体35Aと円形をしたフィルタ板3
5Bとで構成されている。
【0052】そして、本体35Aには、上記した地板の
軸に回転可能に嵌合される孔35A−1と、上記の被係
止部材のピンに嵌合する長孔35A−2と、円形の開口
部35A−3と、その開口部35A−3の周囲に形成さ
れた凹部35A−4とを有しており、更に、その凹部3
5A−4の一部には径方向に二つの窪み35A−4a,
35A−4bを形成している。また、図19(b)から
分かるように、フィルタ板35Bは、凹部35A−4内
において、接着剤35Cによって接着されている。しか
も、フィルタ板35Bは、凹部35A−4内に収まって
おり、本体35Aの表面から突き出ていない。
【0053】上記の各実施例におけるフィルタ部材11
の場合には、露光開口部への進退作動や、絞り部材の進
退作動に伴って、透光面に傷の付く虞があるが、この変
形例によれば、フィルタ板35Bが凹部35A−4内に
収まっているので、その心配が全くない。また、上記の
フィルタ部材11の場合には、作動に支障のない程度の
厚さが必要になるが、この変形例によれば、フィルタ板
35Bの厚さには、そのような制約がない。また、本体
35Aの剛性を任意に決められることから、上記したよ
うに被係止部材13との一体化、言い換えれば被係止部
材13の削減が容易になる。更に、この変形例によれ
ば、窪み35A−4a,35A−4bは接着剤の溜まり
部として設けられているので、仮に必要以上の接着剤が
用いられたとしても窪み35A−4a,35A−4b内
に留まり、製作時に開口部35A−3の方に漏れにく
く、作業性が良好になる。従って、このような窪みの数
は、幾つであっても差し支えない。また、本発明は、上
記の各実施例における一部の絞り部材に対して、このよ
うな構成で、フィルタ板を接着することを妨げるもので
はなく、最小口径の絞り部材に取り付けるようにした場
合には第1実施例の説明で述べた理由により、特に有効
である。
【0054】尚、上記の各実施例においては、フィルタ
部材の待機位置での保持を、係止部材と被係止部材との
係止構成によって行っているが、既に述べたように、係
止部材によって直接フィルタ部材を係止するように構成
しても差し支えないし、また、フィルタ部材と被係止部
材とが一体的な連動関係になっておらず、被係止部材
を、フィルタ部材との相対位置を変え得るようにしてフ
ィルタ部材に取り付けることにより、係止部材を独立し
た部材として設けずに、地板の一部に形成された係止部
とすることも可能である。
【0055】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、複数の
開口部の中から所定の開口部を選択することも、また、
その選択した全ての開口部に対して個別に同一の光学フ
ィルタを挿入することができるので、焦点深度の調整も
可能にしながら、光量の制御ステップを開口部の数の2
倍にできるという利点がある。また、所定の開口部の選
択と光学フィルタの選択とを一つの駆動部材によって行
えるので電動化が容易であり、且つ露光開口を中心にし
てコンパクトに纏めることができるので小型化に極めて
有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の平面図であって、セット作動開始
前の初期状態を示している。
【図2】第1実施例の平面図であって、図1の状態か
ら、最大口径の開口部を有する絞り部材が露光開口部に
挿入された状態を示している。
【図3】第1実施例の平面図であって、図2の状態か
ら、更に、二番目に大きい口径の開口部を有する絞り部
材が露光開口部に挿入された状態を示している。
【図4】第1実施例の平面図であって、図3の状態か
ら、更に、一番小さい口径の開口部を有する絞り部材が
露光開口部に挿入された状態を示している。
【図5】第1実施例の平面図であって、図1の状態か
ら、光学フィルタ部材が露光開口部に挿入された状態を
示している。
【図6】第1実施例の平面図であって、図5の状態か
ら、最大口径の開口部を有する絞り部材が露光開口部に
挿入された状態を示している。
【図7】第1実施例の平面図であって、図6の状態か
ら、更に、二番目に大きい口径の開口部を有する絞り部
材が露光開口部に挿入された状態を示している。
【図8】第1実施例の平面図であって、図7の状態か
ら、更に、一番小さい口径の開口部を有する絞り部材が
露光開口部に挿入された状態を示している。
【図9】第2実施例の平面図であって、セット作動開始
前の初期状態を示している。
【図10】第2実施例の平面図であって、図9の状態か
ら、最大口径の開口部を有する絞り部材が露光開口部に
挿入された状態を示している。
【図11】第2実施例の平面図であって、図10の状態
から、更に、二番目に大きい口径の開口部を有する絞り
部材が露光開口部に挿入された状態を示している。
【図12】第2実施例の平面図であって、図11の状態
から、更に、一番小さい口径の開口部を有する絞り部材
が露光開口部に挿入された状態を示している。
【図13】第3実施例の平面図であって、セット作動開
始前の初期状態を示している。
【図14】第3実施例の平面図であって、図13の状態
から、大きい開口部を有する絞り部材が露光開口部に挿
入された状態を示している。
【図15】第3実施例の平面図であって、図14の状態
から、更に、小さい口径の開口部を有する絞り部材が露
光開口部に挿入された状態を示している。
【図16】第3実施例の平面図であって、図13の状態
から、光学フィルタ部材が露光開口部に挿入された状態
を示している。
【図17】第3実施例の平面図であって、図15の状態
から、光学フィルタ部材が露光開口部に挿入された状態
を示している。
【図18】第3実施例の平面図であって、図17の状態
から、光学フィルタ部材を待機位置に復帰させた状態を
示している。
【図19】第1〜3実施例に用いられた光学フィルタ部
材の変形例を示したものであって、図19(a)はその
平面図であり、図19(b)は図19(a)のA−A線
断面図である。
【符号の説明】
1,21 地板 1a,5a,6a,7a,21a,23a,24a,2
5a,35A−3 開口部 1b,1c,1d,1e,1j,1k,21b,21
c,21f,21g,21h 軸 1f,1g,1h,1i,1m,2c,2d,2e,1
2b,13b,13c21d,21e,21i,29
a,29b,32d ピン 2,22,32 駆動リング 2a,2b,22a,22b,22c,32a,32b
張出部 2f,22d,32e 歯部 3 モータ 4 歯車 5,6,7,23,24,25 絞り部材 8,9,10,14,15,26,27,28 ばね 11,35 フィルタ部材 11a,35A−2 長孔 12 係止部材 12a 係止部 13 被係止部材 13a 被係止部 23b,24b,25b 係合腕 29 連動部材 32c 逃げ孔 35A 本体 35B フィルタ板 35A−1 孔 35A−4 凹部 35A−4a,35A−4b 窪み 35C 接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武井 敏明 東京都板橋区志村2の18の10 株式会社コ パル内 (72)発明者 柳沼 大祐 東京都板橋区志村2の18の10 株式会社コ パル内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一方に円形の露光開口部を有
    していて両者の間に絞り制御室を形成している二つの地
    板と、初期位置から第1方向と第2方向の二つの方向へ
    往復作動が可能な駆動部材と、セット作動に際して前記
    駆動部材が初期位置から第1方向へ往動したときには待
    機位置から前記露光開口部に挿入され該待機位置への復
    帰は前記駆動部材の第2方向への最終作動域での往動に
    よって行われる光学フィルタ部材と、前記光学フィルタ
    部材を待機位置に保持し得る保持手段と、前記露光開口
    部の口径よりも小さな口径の開口部を有していてセット
    作動に際して前記駆動部材が初期位置から第2方向へ往
    動したときに待機位置から前記露光開口部に挿入され前
    記駆動部材の初期位置への復帰に伴い該待機位置へ復帰
    する絞り部材とを備えていることを特徴とするカメラ用
    絞り機構。
  2. 【請求項2】 前記光学フィルタ部材が、待機位置にお
    いては、自己の習性に抗して前記保持手段に係止されて
    おり、セット作動に際して前記駆動部材が第1方向へ往
    動したときには、その係止が解除されることによって前
    記露光開口部に進入し、その後、前記駆動部材が第2方
    向への往動の最終作動域に達したときには、前記駆動部
    材によって前記露光開口部から退避され、前記保持手段
    に係止されるようにしたことを特徴とする請求項1に記
    載のカメラ用絞り機構。
  3. 【請求項3】 前記光学フィルタ部材と共に作動し得る
    被係止部材が設けられていて、該被係止部材と前記保持
    手段とが絞り制御室外に設けられており、前記光学フィ
    ルタ部材の待機位置においては、該被係止部材が前記保
    持手段に係止されていることを特徴とする請求項1又は
    2に記載のカメラ用絞り機構。
  4. 【請求項4】 前記保持手段が、前記地板に回転可能に
    取り付けられ且つ一方方向へ回転するようにばねによっ
    て付勢された部材であることを特徴とする請求項1乃至
    3の何れかに記載のカメラ用絞り機構。
  5. 【請求項5】 前記駆動部材がリング状の部材であっ
    て、第1方向と第2方向への往復作動が、前記露光開口
    部を中心にした回転運動であることを特徴とする請求項
    1乃至4の何れかに記載のカメラ用絞り機構。
  6. 【請求項6】 前記駆動部材の往復作動が、モータによ
    って制御されることを特徴とする請求項1乃至5の何れ
    かに記載のカメラ用絞り機構。
  7. 【請求項7】 前記光学フィルタ部材が、所定の剛性を
    有する板状のフィルター材で製作されていることを特徴
    とする請求項1乃至6の何れかに記載のカメラ用絞り機
    構。
  8. 【請求項8】 前記光学フィルタ部材が、前記露光開口
    部より大きな開口部を形成した不透明な板状の部材と、
    該開口部に取り付けられた光学フィルタとを有している
    ことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のカメ
    ラ用絞り機構。
  9. 【請求項9】 前記光学フィルタ部材の開口部の周囲
    に、該光学フィルタを接着により取り付けるための凹部
    が形成されていて、該凹部には、該光学フィルタを接着
    するための接着剤の溜まり部が形成されていることを特
    徴とする請求項8に記載のカメラ用絞り機構。
  10. 【請求項10】 前記絞り部材が複数備えられており、
    それらは、前記露光開口部の口径よりも小さく且つ相互
    に異なる口径の開口部を有していて、前記駆動部材が初
    期位置から第2方向へ往動したときに、その往動量に応
    じて、口径の大きな開口部を有する絞り部材から順に、
    待機位置から前記露光開口部に挿入され得るようにした
    ことを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載のカメ
    ラ用絞り機構。
  11. 【請求項11】 前記複数の絞り部材が、前記絞り制御
    室内において、前記地板の少なくとも一方に、夫々別の
    位置で回転可能に取り付けられており、前記駆動部材の
    別々の部位によって操作されるようにしたことを特徴と
    する請求項10に記載のカメラ用絞り機構。
  12. 【請求項12】 前記複数の絞り部材が、前記絞り制御
    室内において、前記地板の少なくとも一方に対し、回転
    軸を共通にして取り付けられていることを特徴とする請
    求項10に記載のカメラ用絞り機構。
  13. 【請求項13】 前記複数の絞り部材が、前記駆動部材
    の同一の部位によって操作されるようにしたことを特徴
    とする請求項12に記載のカメラ用絞り機構。
  14. 【請求項14】 前記複数の絞り部材が、前記駆動部材
    によって往復作動を行わされる連動部材によって操作さ
    れるようにしたことを特徴とする請求項12に記載のカ
    メラ用絞り機構。
  15. 【請求項15】 前記駆動部材が初期位置から第2方向
    へ往動したときに、待機位置から前記露光開口部に最後
    に挿入され得るように配置されている最終段の絞り部材
    は、開口部の口径が、その前段に配置されている絞り部
    材の開口部の口径以下であって、該開口部には光学フィ
    ルタが取り付けられていることを特徴とする請求項9乃
    至14の何れかに記載のカメラ用絞り機構。
  16. 【請求項16】 前記最終段の絞り部材には、その開口
    部の周囲に、光学フィルタを接着により取り付けるため
    の略円形をした凹部が形成されていて、該凹部には、該
    開口部の径方向に接着剤の溜まり部が形成されているこ
    とを特徴とする請求項15に記載のカメラ用絞り機構。
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