JPH11218797A - カメラ用露出制御機構 - Google Patents

カメラ用露出制御機構

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JPH11218797A
JPH11218797A JP1729198A JP1729198A JPH11218797A JP H11218797 A JPH11218797 A JP H11218797A JP 1729198 A JP1729198 A JP 1729198A JP 1729198 A JP1729198 A JP 1729198A JP H11218797 A JPH11218797 A JP H11218797A
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JP
Japan
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plate
turret type
filter member
diaphragm plate
type diaphragm
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JP1729198A
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English (en)
Inventor
Nobuaki Watabe
伸昭 渡部
Kiyoshi Toma
清 當摩
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Nidec Copal Corp
Original Assignee
Nidec Copal Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ターレット式絞り板の開口部の選択とフィルタ
部材の使用可否の選択を一つのモータで制御するように
したカメラ用露出制御機構を提供すること。 【解決手段】ターレット式絞り板19は、6個の開口部
19a〜19fを有し、周辺部には歯部19gと操作部
19hを形成している。フィルタ部材22は、被係止部
材の連結ピン23bによって作動される。被係止部材
は、上記絞り板19がモータ16によって初期状態から
反時計方向へ回転されたとき、操作部19hに押されて
フィルタ部材22を撮影光路に挿入し、その位置で係止
部材に係止される。上記絞り板19は、その後、時計方
向へ回転し、選択された開口部を撮影光路に挿入した位
置で停止し、撮影が行われる。撮影が終了すると、上記
絞り板19は、更に時計方向へ回転し、操作部19hに
よって上記の係止を解除してフィルタ部材22を待機位
置に復帰させ、以後、反時計方向へ回転して初期状態に
復帰する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影に際して、C
CDに代表される固体撮像素子や写真フィルムに当たる
光量を制御することのできるカメラ用露出制御機構に関
する。
【0002】
【従来の技術】写真フィルムを使用する通常のカメラ
や、固体撮像素子を内蔵したビデオカメラ,デジタルカ
メラなどのカメラにおいては、レンズの焦点深度の調節
と、フィルムや固体撮像素子に結像される被写界の光量
を調節するために、露光開口の大きさを制御する絞り機
構が設けられている。そして、現在、一般に多く用いら
れている絞り機構には、その構成上の特徴から、複数の
羽根を用い、虹彩のように光軸を中心にして連続して口
径を変え得るタイプのものと、口径の異なる複数の開口
部を選択的に光路に挿入するタイプのものとがある。
【0003】そして、前者のタイプの絞り機構は、口径
を連続的に変えられるので、任意の口径の開口を得るこ
とができるという利点があるものの、円形に近い形状の
開口が得られるようにするためには絞り羽根の枚数を多
くする必要があるし、それらの加工精度や組立精度をよ
くしなければならないため、コスト高になるという不利
な面がある。また、コストを下げるために絞り羽根を2
枚にしたものもあるが、そのようにすると、開口面積の
大きさによって開口形状が異なってしまい、均一な円形
に近い形状が得られなくなってしまう。他方、後者のタ
イプの絞り機構は、常に、光軸を中心にして円形をした
開口形状を得ることができるという優れた利点がある反
面、任意の大きさの開口を得ることができず、予め用意
してある限られた口径の開口部を選択できるだけであ
る。
【0004】本発明は、上記した二つのタイプのうち、
後者のタイプの絞り機構を備えたカメラ用露出制御機構
に関するものである。そして、このタイプの絞り機構の
代表的な構成は、通常、ターレット式絞り板と称されて
いる回転板に、複数の異なる口径の開口部を形成してお
き、そのターレット式絞り板の回転位置を調節すること
によって、所望の口径の開口部を選択できるようにして
いる。しかも、最近では、そのターレット式絞り板の回
転をモータによって駆動するのが普通になってきてお
り、その一例が特開平4−139427号公報に記載さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、ター
レット式絞り板を用いる絞り機構の最大の欠点は、予め
用意された口径の開口部だけしか選択できないことであ
る。この欠点は、異なる口径の開口部を沢山用意すれば
解消されることになるが、そのようにすると、ターレッ
ト式絞り板が大型化してしまい、コンパクト化が要求さ
れている最近のカメラには採用しがたいものになってし
まう。そこで、そのような事態を避けるために、上記の
絞り機構に対してNDフィルタを組み合わせ、絞り機構
だけの場合よりも、被写界の光量を多段階に制御できる
ようにする技術が知られている。しかしながら、全ての
絞り開口部に対して、NDフィルタの使用・不使用を任
意に選択することが可能であり、しかも、開口部の選択
とNDフィルタの選択とを一つの駆動手段によって行え
るようにしたコンパクトな構成のカメラ用露出制御機構
は実現していない。
【0006】また、上記したように、ターレット式絞り
板を用いる絞り機構は、常に円形の開口形状を得ること
ができるというのが利点の一つであるが、その開口部
が、どのような条件下にあっても、撮影に際して、ほぼ
光軸を中心にして配置されているのでなければ、そのよ
うな利点は損なわれてしまうことになる。特に、このこ
とは、小口径の開口部を選択した場合に重要である。と
ころが、上記の公報に記載された従来例によれば、ター
レット式絞り板の周囲には、歯車のように歯部が形成さ
れていて、その歯部がステッピングモータによって回転
される歯車と噛合しているため、ステッピングモータが
所定の位置で停止したとしてもバックラッシの影響を受
け、ターレット式絞り板の選択位置が正規の位置に定ま
りにくく、また、その位置決め精度をよくするために
は、可成りのコスト高になってしまうという問題点があ
った。
【0007】更に、カメラの露出制御機構としては、上
記の機構のほかにシャッタ機構がある。そして、シャッ
タ機構の種類には、大きく分けて、フォーカルプレンシ
ャッタとレンズシャッタとがあるが、絞り機構をレンズ
シャッタ付きカメラに設ける場合には、絞り機構はレン
ズシャッタに隣接して配置されることになるから、それ
らの機構を、如何にコンパクトに纏め、且つ如何に低コ
ストで製作できるようにするかが問題になる。特に、最
近では、モータによってシャッタ羽根を開閉作動させる
ようになってきたため、このような要求度は極めて高く
なってきている。
【0008】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、その目的とするところは、複
数の異なる口径の開口部を形成したターレット式絞り板
とフィルタ部材とを備えていて、使用する口径の開口部
の選択と、フィルタの使用・不使用の選択とを、一つの
モータによって行えるようにしたコンパクトな構成のカ
メラ用露出制御機構を提供することである。また、本発
明のもう一つの目的は、上記の機構におけるターレット
式絞り板を、所定の選択位置に確実に位置決めできるよ
うにしたカメラ用露出制御機構を提供することである。
更に、本発明のもう一つの目的は、上記の機構とレンズ
シャッタ機構との組立構成を、コンパクト化し且つ低コ
スト化することができるようにしたカメラ用露出制御機
構を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のカメラ用露出制御機構は、光軸を中心に
した円形の露光開口部を有する地板と、前記地板の一方
の側に配置されていて回転軸を中心にして異なる角度位
置に口径の異なる複数の開口部を有すると共に周辺近傍
領域には歯部と少なくとも一つの操作部とを有している
ターレット式絞り板と、前記歯部に噛合している歯車を
介して前記ターレット式絞り板を初期位置から第1方向
と第2方向へ往復回転させることが可能であり第2方向
への回転によって前記開口部のうち所定の開口部を前記
露光開口部にセットさせることの可能なモータと、セッ
ト作動に際して前記ターレット式絞り板が初期位置から
第1方向へ回転したときには前記操作部によって待機位
置から前記露光開口部への挿入位置に移動され該待機位
置への復帰は撮影後において前記ターレット式絞り板が
セット位置から第2方向へ更に回転されたとき前記操作
部によって行われるようにしたNDフィルタ部材と、セ
ット作動に際して前記操作部によって操作されるまで前
記フィルタ部材を前記待機位置に位置付けている第1位
置付け手段と、撮影後において前記操作部によって操作
されるまで前記NDフィルタ部材を前記挿入位置に位置
付けておくことの可能な第2位置付け手段とを備えてい
るようにする。また、本発明のカメラ用露出制御機構に
おいては、好ましくは、前記NDフィルタ部材に、前記
操作部に押される被押動部と、被係止部とが形成されて
おり、また、前記第1位置付け手段が、前記NDフィル
タ部材を前記挿入位置から前記待機位置へ移動させるよ
うに付勢しているばねと、該移動を前記待機位置で抑止
するストッパとで構成されており、更に、前記第2位置
付け手段が、前記挿入位置で前記被係止部に係合する係
止部と、前記操作部に押されて該係合を解除する被押動
部とを有した係止部材であるようにする。又は、前記N
Dフィルタ部材に、前記操作部に押される被押動部と、
被係止部とが形成されており、また、前記第1位置付け
手段が、前記NDフィルタ部材を前記待機位置から前記
挿入位置へ移動させるように付勢しているばねと、該移
動を前記挿入位置で抑止するストッパとで構成されてお
り、更に、前記第2位置付け手段が、前記待機位置で前
記被係止部に係合する係止部と、前記操作部に押されて
該係合を解除する被押動部とを有した係止部材であるよ
うにする。そして、その場合、好ましくは、前記ストッ
パが、前記ターレット式絞り板の回転軸であるようにす
る。又は、前記第1位置付け手段が、前記操作部に押さ
れる被押動部と被係止部とを有していて、前記NDフィ
ルタ部材に連結され、ばねに付勢されて前記NDフィル
タ部材を前記挿入位置から前記待機位置へ移動させる被
係止部材と、該移動を前記待機位置で抑止するストッパ
とで構成されており、また、前記第2位置付け手段が、
前記挿入位置で前記被係止部に係合する係止部と、前記
操作部に押されて該係合を解除する被押動部とを有した
係止部材であるようにする。又は、前記第1位置付け手
段が、前記操作部に押される被押動部と被係止部とを有
していて、前記NDフィルタ部材に連結され、ばねに付
勢されて前記NDフィルタ部材を前記待機位置から前記
挿入位置へ移動させる被係止部材と、該移動を前記挿入
位置で抑止するストッパとで構成されており、また、前
記第2位置付け手段が、前記待機位置で前記被係止部に
係合する係止部と、前記操作部に押されて該係合を解除
する被押動部とを有した係止部材であるようにする。そ
して、その場合、好ましくは、前記ストッパが、前記タ
ーレット式絞り板の回転軸であるようにする。また、本
発明のカメラ用露出制御機構においては、好ましくは、
前記ターレット式絞り板に、最小口径の開口部が一つ又
は二つ以上設けられていて、少なくとも一つにはNDフ
ィルタが取り付けられているようにする。また、本発明
のカメラ用露出制御機構においては、好ましくは、前記
ターレット式絞り板の一部に、該ターレット式絞り板の
初期位置を検出するためにスリットが形成されているよ
うにする。また、本発明のカメラ用露出制御機構におい
ては、好ましくは、前記ターレット式絞り板の周辺近傍
領域に、前記複数の開口部に対応させて複数の係合部が
設けられており、前記ターレット式絞り板の停止位置
は、該係合部が、弾性材料からなる位置決め手段に係合
することによって規制されるようにする。更に、本発明
のカメラ用露出制御機構においては、好ましくは、前記
地板の一方の面に、夫々所定の空間を空けて、中間板と
補助地板が取り付けられていて、前記地板と前記中間板
との間には前記ターレット式絞り板が配置され、前記中
間板と前記補助地板との間にはシャッタ羽根が配置され
ており、また、前記地板の他方の面には、前記ターレッ
ト式絞り板を回転させる前記モータと、前記シャッタ羽
根を開閉作動させるモータとが取り付けられているよう
にする。その場合、好ましくは、前記ターレット式絞り
板を回転させるモータと、前記シャッタ羽根を開閉作動
させるモータが、共通のモータ枠によって抑えられて、
前記地板に取り付けられているようにする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図1〜図
5に示した実施例によって説明する。尚、図1は本実施
例の構成からモータ枠を取り外した状態を示す平面図で
あり、図2はモータ枠を取り付けた状態における図1の
中央縦断面図である。また、図3は図1の状態から地板
を取り外した状態を示す平面図であり、図4は図3の状
態から更に中間板を取り外した状態を示す平面図であ
る。更に、図5は、本実施例の各部材の重なり状態を分
かり易くするために、展開して示している断面図であ
る。
【0011】先ず、本実施例の構成から説明する。本実
施例の構成上の骨格は、夫々の平面形状が環状をしてい
て、それらの間に所定の空間を設けて一体的に組み付け
られた四つの部材で構成されている。図5において、地
板1,補助地板2,中間板3,モータ枠4が、それらの
四つの部材である。そして、それらの部材の中央部に形
成されている円形の開口部のうち、最も小さい開口部が
露光開口部となるが、本実施例においては、図1及び図
2に示されている地板1に形成された開口部1aが、そ
の露光開口部となっている。従って、図2及び図3に示
されている中間板3の開口部3aは、開口部1aよりも
僅かに大きく、図2及び図4に示されている補助地板2
の開口部2aは、開口部3aよりも更に大きく形成され
ている。また、モータ枠4の開口部は明示されていない
が、開口部2aよりも更に大きく形成されている。尚、
通常は、上記の露光開口部が、撮影光路を規制するため
の最大口径となることが多いが、本実施例の場合には、
後述の説明から分かるように、そのようにはなっていな
い。しかし、そのことによって、本発明は、何ら左右さ
れるものではない。
【0012】補助地板2と中間板3は、図3及び図4か
ら分かるように、夫々二つずつの孔2b,2b,3b,
3bを有していて、図5に示されているように、ビス5
によって地板1に取り付けられている。実際には、この
ほかにも、構成の異なる取付部が設けられているが、図
示を省略してある。そして、地板1と中間板3の間には
絞り室を、補助地板2と中間板3の間にはシャッタ室を
形成している。また、図1に示すように、地板1には三
つの盲孔1b,1b,1bが形成されていて、図5に示
すように、そこにビス6をねじ込んでモータ枠4を取り
付け、地板1とモータ枠4の間にモータ室を形成してい
る。尚、このモータ枠4は、必ずしも環状に形成してお
く必要はなく、後述する二つのモータを支持できれば円
弧状であっても構わない。
【0013】地板1に設けられた軸1c,1dは、中間
板3に形成された孔を貫通してシャッタ室内に伸長して
おり、図4に示すように、シャッタ羽根7,8を枢着し
ている。また、地板1に設けられている三つのストッパ
1e,1f,1gが、上記の軸1c,1dと同じように
して、中間板3に形成された孔を貫通してシャッタ室内
に伸長している。それらのうち、ストッパ1eは、閉じ
作動においてシャッタ羽根7が当接するストッパであ
り、ストッパ1f,1gは、開口部2aの全開後に、シ
ャッタ羽根7,8が当接するストッパである。そして、
図4においては、シャッタ羽根7,8がストッパ1f,
1gに当接した状態を、二点鎖線で示してある。
【0014】モータ室内には二つのモータが配置されて
いる。シャッタ羽根7,8を開閉作動させるモータは、
一般にムービングマグネット型モータと称されているモ
ータであって、コイルに対する通電方向に応じて、所定
の角度だけ正・逆転するモータである。そして、その回
転子9は、地板1とモータ枠4とによって回転可能に軸
受けされている。また、この回転子9は、磁性体の粒子
を樹脂材料に混入して成形し、そのあとで4極に着磁し
た永久磁石製であって、その一部として成形された駆動
ピン9aは、地板1の孔1h、中間板3の孔3cを貫通
してシャッタ室内に伸長し、シャッタ羽根7,8の長孔
7a,8aに嵌合している。従って、回転子9が、図1
において反時計方向へ回転すると、シャッタ羽根7,8
が開口部2aを全開にし、その後、回転子9が時計方向
へ回転すると、シャッタ羽根7,8が開口部2aを閉じ
るようになっている。
【0015】本実施例に用いられているムービングマグ
ネット型モータの固定子は、四つの磁極片10,11,
12,13と、夫々コイルを巻回した二つのコイルボビ
ン14,15で構成されている。そして、磁極片10,
12の根元部に形成された孔はモータ枠4の軸4a,4
bに嵌合し、磁極片11,13の根元部に形成された孔
は地板1の軸1i,1jに嵌合している。更に、磁極片
10,11,12,13には、それらの先端部に折曲部
10a,11a,12a,13aが形成され、中間部に
も折曲部10b,11b,12b,13bが形成されて
いて、折曲部10a,11a,12a,13aを、回転
子9の周面に対向させている。また、折曲部10b,1
1bにはコイルボビン14が嵌装され、折曲部12b,
13bにはコイルボビン15が嵌装されている。尚、本
実施例においては、このような構成のムービングマグネ
ット型モータを用いているが、本発明はこのような構成
のモータに限定されず、他の構成のムービングマグネッ
ト型モータであっても、更にはステッピングモータであ
っても一向に差し支えない。
【0016】図5から分かるように、モータ室内には、
もう一つのモータであるステッピングモータ16が取り
付けられており、その出力軸16aは、絞り室内に突き
出ていて、その先端に歯車17が圧入されている。そし
て、その歯車17は、地板1と補助地板2との間に回転
可能に取り付けられていて、親子歯車18の親歯車18
aに噛合している。
【0017】絞り室内においては、地板1に、軸1k,
1mと柱1n,1p,1q,1r,1sが設けられてい
る。そして、軸1kにはターレット式絞り板19が回転
可能に取り付けられている。このターレット式絞り板1
9には、異なる角度位置に、異なる口径の六つの開口部
19a,19b,19c,19d,19e,19fが形
成されており、明示していないが、その最小口径の開口
部19fには、NDフィルタが取り付けられている。こ
れは、開口部の口径を余り小さくすると、光の回折によ
って所期の効果が得られくなるためであり、場合によっ
ては、周知のようにして、二つ以上の開口部に、夫々濃
度の異なるNDフィルタを取り付けるようにしても差し
支えない。
【0018】また、ターレット式絞り板19の周辺部に
は、約300°にわたって歯部19gが形成されてい
て、上記した親子歯車18の子歯車18bに噛合してい
る。また、その周辺部には、地板1に向けて突き出した
操作部19hが形成されていて、歯部19gが形成され
ていない周辺近傍位置には、後述する光検出用のスリッ
ト19iが形成されている。更に、このターレット式絞
り板19の補助地板2側には、周辺近傍位置に、上記の
六つの開口部の角度位置に対応させて、係合部19j,
19k,19m,19n,19p,19qが形成されて
いる。尚、上記の歯部19gと操作部19hは、本実施
例のようにターレット式絞り板19の周辺部に設けるこ
とが、コンパクト化にとって一番好ましいことである
が、特に周辺部のみに限定する必要もなく、周辺近傍領
域であれば、周辺部以外の場所に設けても差し支えな
い。
【0019】本実施例においては、上記のターレット式
絞り板19を所定の停止位置に確実に保持するために、
図3に示すように、二つのばね20,21からなる位置
決め機構が設けられている。そして、ばね20は、上記
した柱1nに巻回され、一端を柱1pに、他端を柱1q
に掛けており、また、ばね21は、柱1rに巻回され、
一端を柱1sに、他端をばね20と共通の柱1qに掛け
ている。また、これらのばね20,21には、夫々折曲
部が形成されていて、それらの二つの折曲部が、上記し
た係合部の一つを挟持することによって、ターレット式
絞り板19を所定の位置に位置決めし、且つ確実にその
位置に保持できるようになっている。
【0020】尚、ターレット式絞り板19の位置決め機
構は、ターレット式絞り板19が、正・逆回転を行え且
つ所定の位置で確実に停止されているようにすればよい
わけであるから、所謂クリック機構であればよいわけ
で、上記の構成のほかにも種々の構成が考えられる。例
えば、一つの板ばねに波型に複数の折曲部を設け、それ
らの折曲部の間で係合部を挟持できるようにしてもよい
し、また、ターレット式絞り板19に設けられている係
合部を凹部として形成し、所定の位置にくると、そこ
に、板ばねの折曲部が弾性によって係合するようにして
も差し支えない。本発明における位置決め機構は、この
ような、ばねの弾性を利用した構成を全て含むものであ
るが、本実施例のように、弾性手段としてコイルばねを
用いた場合には、スッテッピングモータ16の駆動トル
クが小さくて済むというメリットがある。
【0021】絞り室内には、上記したターレット式絞り
板19のほかに、そのターレット式絞り板19と連携し
て撮影光の光量を制御するNDフィルタ部材22が配置
されている。このNDフィルタ部材22は、所定の剛性
を有する1枚のポリエステルシートを切断して製作した
ものである。しかし、従来のように、金属板で製作し、
撮影光路に挿入される領域には開口部を設け、そこにN
Dフィルタを取り付けるようにしたものであっても差し
支えない。そして、このNDフィルタ部材22は、図3
に示すように、小さい長孔22aと、大きくて円弧状を
した長孔22bとを有していて、軸1mに回転可能に取
り付けられている。
【0022】また、モータ室内において、地板1に設け
られた軸1Aには、被係止部材23が回転可能に取り付
けられている。この被係止部材23には、被押動部23
a,連結ピン23b,被係止部23c,ピン23dが形
成されている。そのうち、被押動部23aは、地板1の
孔1Bから絞り室内に伸長し、ターレット式絞り板19
の操作部19hの作動軌跡内に臨んでいる。また、連結
ピン23bは、地板1の孔1Cから絞り室内に伸長し、
NDフィルタ部材22の長孔22aに嵌合しており、そ
の先端が図5に示すようにカギ状になっていて、ターレ
ット式絞り板19の回転部に形成されたスリーブの端面
と共に、NDフィルタ部材22が出来るだけ同一平面上
で作動できるように支えている。更に、ピン23dに
は、ばね24の一端が掛けられている。ばね24は、そ
の他端を地板1の柱1Dに掛け、被係止部材23を、時
計方向へ回転するように付勢しているが、図1に示した
ように、その回転は、地板1に設けられたストッパ1E
によって阻止されるようになっている。
【0023】また、モータ室内において、地板1に設け
られた軸1Fには、係止部材25が回転可能に取り付け
られている。この係止部材25には、被押動部25a,
係止部25b,ピン25cが形成されている。そのう
ち、被押動部25aは、地板1の孔1Gから絞り室内に
伸長し、ターレット式絞り板19の操作部19hの作動
軌跡内に臨んでいる。また、ピン25cには、ばね26
の一端が掛けられている。ばね26は、その他端を地板
1の柱1Hに掛け、係止部材25を、反時計方向へ回転
するように付勢しているが、図1に示しているように、
その回転は、上記した孔1Gの縁によって阻止されるよ
うになっている。
【0024】更に、図1に示すように、地板1には、モ
ータ室側に窪み1tが形成されており、そこにフォトリ
フレクタ27が取り付けられている。このフォトリフレ
クタ27には、周知のように、発光部27aと受光部2
7bが設けられていて、ターレット式絞り板19が初期
位置にあるときには、発光部27aから出射した光は、
順に、地板1の長孔1u、ターレット式絞り板19のス
リット19i、中間板3の図示していない欠落部を通過
してシャッタ室に至り、補助地板2に取り付けられてい
る反射シート28によって反射され、受光部27bに入
射するようになっている。
【0025】次に、本実施例の作動について説明する。
各図は、本実施例の初期状態、即ち、カメラの不使用時
の状態を示している。この状態においては、ターレット
式絞り板19は、図3に示されているように、六つの開
口部のうち最も大きな開口部19aを、中間板3の開口
部3aに臨ませており、その状態は、係合部19jが、
ばね20,21に挟持されることにより、維持されてい
る。また、NDフィルタ部材22は待機状態となってい
て、撮影光路には挿入されていない。そして、この初期
状態は、開口部19aの口径が、開口部3aの口径のみ
ならず、地板1の開口部1aの口径よりも小さいため
に、撮影のための絞り口径が、開口部19aによって規
制される最大口径にセットされた状態でもあることにな
る。
【0026】撮影に先立って、先ず、フォトリフレクタ
27が通電される。そのため、ターレット式絞り板19
が、図3に示す初期位置にある場合には、発光部27a
から出射した光は、反射シート28によって反射され、
受光部27bに入射するため、フォトリフレクタ27か
らはH信号が出力される。そして、このH信号によっ
て、ターレット式絞り板19が初期位置にあることを確
認する。しかし、もしも、ターレット式絞り板19が、
前回の撮影時における電池切れなどの理由によって初期
位置にない場合には、発光部27aから出射した光が受
光部27bに入射しないことになるから、フォトリフレ
クタ27からはL信号が出力される。そこで、その場合
には、ステッピングモータ16が直ちに回転し、歯車1
7,親子歯車18を介して、ターレット式絞り板19
を、最初は時計方向に、次には反時計方向に回転させ
る。そして、スリット19iが光路位置に達し、H信号
が出力された段階で、図3の初期状態が得られたことを
確認し、停止するようになっている。尚、このときター
レット式絞り板19を上記のようにして往復回転させる
理由は、後記の説明から充分に理解することができるの
で、ここでは説明を省略する。
【0027】このようにして、ターレット式絞り板19
が初期状態にあることを確認した後、撮影光路のセット
作動が行われるが、説明の便宜上、先ず、NDフィルタ
部材22を撮影光路に挿入させず、ターレット式絞り板
19のみを作動させて、撮影光路の開口口径を制御する
場合について説明する。上記したように、セットされる
べき開口部が開口部19aである場合には、図3に示さ
れた初期状態と同じであることから、ステッピングモー
タ16は回転せず、従ってターレット式絞り板19も回
転しない。そのため、焦点合わせ等のその他の設定が完
了している場合には、もう一方のモータであるムービン
グマグネット型モータが直ちに起動されることになる。
【0028】そこで、コイルボビン14,15に巻かれ
ているコイルに、所定の方向への通電が行われると、回
転子9は、図1において反時計方向へ回転される。その
ため、シャッタ羽根7,8は駆動ピン9aによって開き
作動を行い、図4に二点鎖線で示したように、全開後、
ストッパ1f,1gに当接して停止する。そして、所定
時間経過後において、コイルに対して上記とは逆方向へ
の通電が行われると、回転子9は時計方向へ回転し、駆
動ピン9aによってシャッタ羽根7,8に閉じ作動を行
わせ、シャッタ羽根7がストッパ1eに当接することに
よって停止し、撮影が終了する。
【0029】次に、ターレット式絞り板19の開口部1
9bをセットする場合について説明する。上記のように
して、ターレット式絞り板19の初期位置が確認される
と、ステッピングモータ16は、制御回路からの所定の
信号に基づいて回転され、歯車17,親子歯車18を介
して、ターレット式絞り板19を時計方向へ回転させ
る。このとき、ばね21の付勢力は余り強くないので、
係合部19jがばね21の折曲部を押し、ターレット式
絞り板19はスムーズに回転される。そして、別の係合
部19kが位置決め機構に接近してくると、ばね20の
折曲部を押し、その直後に、ばね20,21の折曲部の
間に挟まれた段階で、ステッピングモータ16が停止す
る。ステッピングモータ16の回転数は、セットされる
開口部に応じて予め制御回路によって決められている
が、本実施例のように歯車列を介してターレット式絞り
板19を回転させる場合には、加工公差やバックラッシ
によってターレット式絞り板19の停止位置が一定しな
い。しかし、本実施例によれば、二つのばね20,21
によって係合部19kを挟持するので、停止位置が確実
に定まる。
【0030】上記のようにして開口部19bがセットさ
れたことになるが、開口部19bよりも小さい口径の開
口部を選択する場合には、ステッピングモータ16は尚
も回転を続け、選択された開口部に対応する係合部が位
置決め機構のところに達したとき、上記と同じようにし
て停止することになる。そして、所定の開口部がセット
された後、上記したようにムービングマグネット型モー
タが起動し、シャッタ羽根7,8の開閉作動が行われ
る。そして、撮影が終了すると、ステッピングモータ1
6は再び作動し、ターレット式絞り板19を反時計方向
へ回転させ、図1の初期状態に達すると停止し、次の撮
影に備えることになる。
【0031】このように、ターレット式絞り板19を回
転させて所定の開口部をセットする場合には、被写界光
を6段階に制御することが可能であるが、本実施例の場
合には、NDフィルタ部材22を撮影光路に選択的に挿
入させることにより、12段階に制御することを可能に
している。そこで、次に、図3においては待機位置にあ
るNDフィルタ部材22を、撮影光路に挿入させる場合
について説明する。その場合には、先ず、ステッピング
モータ16を上記の場合とは逆に回転させ、ターレット
式絞り板19を初期位置から反時計方向へ回転させる。
それによって、ターレット式絞り板19の操作部19h
は、被係止部材23の被押動部23aを押し、図1の状
態から、ばね24の付勢力に抗して、被係止部材23を
反時計方向へ回転させる。
【0032】そのため、NDフィルタ部材22は、連結
ピン23bによって時計方向へ回転され、その過程にお
いて、係止部材25は、その係止部25bを被係止部材
23の被係止部23cに押され、ばね26の付勢力に抗
して時計方向へ回転される。そして、被係止部23cが
係止部25bを乗り越えた直後に、ステッピングモータ
16は逆転し、ターレット式絞り板19が今度は時計方
向へ回転する。従って、その時計方向の回転の初期段階
において、NDフィルタ部材22は、ばね24の付勢力
によって僅かに反時計方向へ回転されるが、その回転
は、被係止部材23の被係止部23cが係止部材25の
係止部25bに係止されることによって停止され、以
後、撮影光路に対する挿入位置を維持される。
【0033】ターレット式絞り板19は、その後も時計
方向への回転を続け、初期位置で停止する。その停止制
御は、予め設定されているパルス数によって行ってもよ
いが、上記したようにフォトリフレクタ27からのH信
号の出力によって行っても差し支えない。このようにし
て、ターレット式絞り板19が初期位置に復帰した状態
は、開口部19aとNDフィルタ部材22との両方が撮
影光路に臨んでいる状態であるから、開口部19aだけ
が撮影光路に臨んでいる場合よりも、被写界光は減じら
れるが、開口部19bのみが撮影光路に臨んでいる場合
よりは多い状態になっている。そして、この状態がセッ
トされるべき状態である場合には、そのセット作動の終
了信号によって、上記したようにムービングマグネット
型モータが起動し、シャッタ羽根7,8の開閉作動が行
われる。このように、本実施例においては、NDフィル
タ部材22を挿入すると、ターレット式絞り板19にお
ける隣接した二つの開口部の中間制御が行えるようにな
っている。
【0034】また、上記のようにして、初期位置にター
レット式絞り板19を復帰させた状態が、セットすべき
状態ではない場合には、ステッピングモータ16は更に
同じ方向へ回転する。そのため、ターレット式絞り板1
9は更に時計方向へ回転され、既に説明したようにし
て、撮影光路内に、開口部19a以外の選択された開口
部を臨ませた状態で停止される。そして、そのセット作
動の終了信号によってムービングマグネット型モータが
起動し、シャッタ羽根7,8の開閉作動が行われる。
【0035】このようにして、撮影光路内にNDフィル
タ部材22を挿入した状態での撮影が終了すると、次
に、リセット作動が行われる。その場合、ターレット式
絞り板19は、直ちに反時計方向へ回転されて初期位置
に復帰されず、一旦、時計方向へ回転される。そして、
ターレット式絞り板19が、開口部19fを撮影光路内
に臨ませる位置よりも更に回転されると、ターレット式
絞り板19の周辺部に設けられた操作部19hが被押動
部25aを押し、係止部材25を時計方向へ回転させ
る。そのため、係止部25bによる被係止部23cの係
止が解け、被係止部材23は、ばね24の付勢力によっ
て時計方向へ回転され、NDフィルタ部材22を挿入位
置から待機位置へ復帰させる。そして、この復帰作動
は、被係止部材23がストッパ1Eに当接することによ
って停止する。
【0036】ターレット式絞り板19は、上記のように
して係止部材25による被係止部材23の係止を解除し
た段階で停止され、直ちに反時計方向へ回転される。そ
れによって、係止部材25は、ばね26の付勢力によっ
て反時計方向へ回転され、被押動部25aが孔1Gの縁
に当接して停止する。その後、ターレット式絞り板19
は、図3に示す初期位置に復帰し、リセット作動が終了
する。また、その停止制御は、予め設定されたパルス数
によって行ってもよいが、上記したようにフォトリフレ
クタ27からのH信号の出力によって行うようにしても
構わない。
【0037】尚、上記の実施例においては、ターレット
式絞り板19は、その外形が円形になるように形成され
ているが、開口部の数が少なくてよい場合には、外形を
円形にする必要がなく、扇形であっても構わない。ま
た、上記の実施例においては、ターレット式絞り板19
に操作部19hを一つだけ設けているが、更に第2の操
作部を設けるようにし、NDフィルタ部材22を挿入位
置へ作動させる場合には操作部19hを用い、待機位置
へ作動させる場合には第2の操作部を用いるようにして
もよい。特に、上記のようにして、ターレット式絞り板
19を扇形にする場合には、操作部を二つ設けると好適
である。
【0038】また、上記の実施例においては、被係止部
材23を、ばね24によって時計方向へ回転するように
付勢し、係止部材25が、それをNDフィルタ部材22
の挿入状態で係止するようにしているが、その係止構成
を逆にし、ばねによって被係止部材23を反時計方向へ
回転するように付勢し、係止部材25が、それをNDフ
ィルタ部材22の待機状態で係止するようにしても差し
支えない。その場合には、NDフィルタ部材22の挿入
位置が、長孔22bの長手方向の端縁を軸1kに当接さ
せることによって得られ、特に単独のストッパを構成し
なくて済むようにすることが可能である。
【0039】更に、上記の実施例においては、NDフィ
ルタ部材22と被係止部材23を別部材として構成して
いるが、それらを一つの部材として構成することも可能
である。そして、そのように構成した場合には、NDフ
ィルタ部材は、上記の実施例とは逆に、反時計方向へ回
転されて挿入位置に移動されることになる。また、その
ように構成した場合にも、上記したように係止構成を逆
の構成にすることが可能であることは言うまでもない。
また、上記の実施例は、絞り機構とシャッタ機構をユニ
ット化した場合で示したが、本発明は、このような構成
だけに限定されるものではない。即ち、絞り機構だけで
構成した場合も本発明に含まれる。その場合には、実施
例における中間板3を補助地板として構成すればよい。
また、実施例におけるフォトリフレクタ27に代えてフ
ォトインタラプタを設けるようにしてもよいが、本発明
は、このような検出手段を設けることを必須とはしてい
ない。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、複数の
異なる口径の開口部を形成したターレット式絞り板とフ
ィルタ部材とを備えているカメラ用露出制御機構におい
て、使用する開口部の選択と、フィルタの使用・不使用
の選択とを、一つのモータによって行えるようにしたか
ら、構成が簡単になり、カメラのコンパクト化,小型化
にとって極めて有利になる。また、上記の機構におい
て、ターレット式絞り板の周辺近傍領域に、各開口部に
対応させた複数の係合部を設け、該係合部を、弾性材料
からなる位置決め手段に係合させることによって、ター
レット式絞り板の停止位置を規制するようにした場合に
は、所定の開口部を確実に位置決めできるようになる。
更に、モータ駆動のレンズシャッタ付きカメラに適用す
る場合には、所定のユニット構成とすることによって組
立が容易となり、低コスト化に有利になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の構成からモータ枠を取り外した状態を
示す平面図である。
【図2】モータ枠を取り付けた状態における図1の中央
縦断面図である。
【図3】図1の状態から地板を取り外した状態を示す平
面図である。
【図4】図3の状態から中間板を取り外した状態を示す
平面図である。
【図5】実施例の各部材の重なり状態を分かり易くする
ために、展開して示している断面図である。
【符号の説明】
1 地板 1a,2a,3a,19a,19b,19c,19d,
19e,19f 開口部 1b,1h,2b,3b,3c,1B,1C,1G 孔 1c,1d,1i,1j,1k,1m,4a,4b,1
A,1F 軸 1e,1f,1g1E ストッパ 1n,1p,1q,1r,1s,1D,1H 柱 1t 窪み 1u,7a,8a,22a,22b 長孔 2 補助地板 3 中間板 4 モータ枠 5,6 ビス 7,8 シャッタ羽根 9 回転子 9a 駆動ピン 10,11,12,13 磁極片 10a,10b,11a,11b,12a,12b,1
3a,13b 折曲部 14,15 コイルボビン 16 ステッピングモータ 16a 出力軸 17 歯車 18 親子歯車 18a 親歯車 18b 子歯車 19 ターレット式絞り板 19g 歯部 19h 操作部 19i スリット 19j,19k,19m,19n,19p,19q 係
合部 20,21,24,26 ばね 22 NDフィルタ部材 23 被係止部材 23a,25a 被押動部 23b 連結ピン 23c 被係止部 23d,25c ピン 25 係止部材 25b 係止部 27 フォトリフレクタ 27a 発光部 27b 受光部 28 反射シート

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光軸を中心にした円形の露光開口部を有
    する地板と、前記地板の一方の側に配置されていて回転
    軸を中心にして異なる角度位置に口径の異なる複数の開
    口部を有すると共に周辺近傍領域には歯部と少なくとも
    一つの操作部とを有しているターレット式絞り板と、前
    記歯部に噛合している歯車を介して前記ターレット式絞
    り板を初期位置から第1方向と第2方向へ往復回転させ
    ることが可能であり第2方向への回転によって前記開口
    部のうち所定の開口部を前記露光開口部にセットさせる
    ことの可能なモータと、セット作動に際して前記ターレ
    ット式絞り板が初期位置から第1方向へ回転したときに
    は前記操作部によって待機位置から前記露光開口部への
    挿入位置に移動され該待機位置への復帰は撮影後におい
    て前記ターレット式絞り板がセット位置から第2方向へ
    更に回転されたとき前記操作部によって行われるように
    したNDフィルタ部材と、セット作動に際して前記操作
    部によって操作されるまで前記フィルタ部材を前記待機
    位置に位置付けている第1位置付け手段と、撮影後にお
    いて前記操作部によって操作されるまで前記NDフィル
    タ部材を前記挿入位置に位置付けておくことの可能な第
    2位置付け手段とを備えていることを特徴とするカメラ
    用露出制御機構。
  2. 【請求項2】 前記NDフィルタ部材に、前記操作部に
    押される被押動部と、被係止部とが形成されており、ま
    た、前記第1位置付け手段が、前記NDフィルタ部材を
    前記挿入位置から前記待機位置へ移動させるように付勢
    しているばねと、該移動を前記待機位置で抑止するスト
    ッパとで構成されており、更に、前記第2位置付け手段
    が、前記挿入位置で前記被係止部に係合する係止部と、
    前記操作部に押されて該係合を解除する被押動部とを有
    した係止部材であることを特徴とする請求項1に記載の
    カメラ用露出制御機構。
  3. 【請求項3】 前記NDフィルタ部材に、前記操作部に
    押される被押動部と、被係止部とが形成されており、ま
    た、前記第1位置付け手段が、前記NDフィルタ部材を
    前記待機位置から前記挿入位置へ移動させるように付勢
    しているばねと、該移動を前記挿入位置で抑止するスト
    ッパとで構成されており、更に、前記第2位置付け手段
    が、前記待機位置で前記被係止部に係合する係止部と、
    前記操作部に押されて該係合を解除する被押動部とを有
    した係止部材であることを特徴とする請求項1に記載の
    カメラ用露出制御機構。
  4. 【請求項4】 前記第1位置付け手段が、前記操作部に
    押される被押動部と被係止部とを有していて、前記ND
    フィルタ部材に連結され、ばねに付勢されて前記NDフ
    ィルタ部材を前記挿入位置から前記待機位置へ移動させ
    る被係止部材と、該移動を前記待機位置で抑止するスト
    ッパとで構成されており、また、前記第2位置付け手段
    が、前記挿入位置で前記被係止部に係合する係止部と、
    前記操作部に押されて該係合を解除する被押動部とを有
    した係止部材であることを特徴とする請求項1に記載の
    カメラ用露出制御機構。
  5. 【請求項5】 前記第1位置付け手段が、前記操作部に
    押される被押動部と被係止部とを有していて、前記ND
    フィルタ部材に連結され、ばねに付勢されて前記NDフ
    ィルタ部材を前記待機位置から前記挿入位置へ移動させ
    る被係止部材と、該移動を前記挿入位置で抑止するスト
    ッパとで構成されており、また、前記第2位置付け手段
    が、前記待機位置で前記被係止部に係合する係止部と、
    前記操作部に押されて該係合を解除する被押動部とを有
    した係止部材であることを特徴とする請求項1に記載の
    カメラ用露出制御機構。
  6. 【請求項6】 前記ストッパが、前記ターレット式絞り
    板の回転軸であることを特徴とする請求項3又は5に記
    載のカメラ用露出制御機構。
  7. 【請求項7】 前記ターレット式絞り板に、最小口径の
    開口部が一つ又は二つ以上設けられていて、少なくとも
    一つにはNDフィルタが取り付けられていることを特徴
    とする請求項1乃至6の何れかに記載のカメラ用露出制
    御機構。
  8. 【請求項8】 前記ターレット式絞り板の一部に、該タ
    ーレット式絞り板の初期位置を検出するためにスリット
    が形成されていることを特徴とする請求項1乃至7の何
    れかに記載のカメラ用露出制御機構。
  9. 【請求項9】 前記ターレット式絞り板の周辺近傍領域
    に、前記複数の開口部に対応させて複数の係合部が設け
    られており、前記ターレット式絞り板の停止位置は、該
    係合部が、弾性材料からなる位置決め手段に係合するこ
    とによって規制されるようにしたことを特徴とする請求
    項1乃至8の何れかに記載のカメラ用露出制御機構。
  10. 【請求項10】 前記地板の一方の面に、夫々所定の空
    間を空けて、中間板と補助地板が取り付けられていて、
    前記地板と前記中間板との間には前記ターレット式絞り
    板が配置され、前記中間板と前記補助地板との間にはシ
    ャッタ羽根が配置されており、また、前記地板の他方の
    面には、前記ターレット式絞り板を回転させる前記モー
    タと、前記シャッタ羽根を開閉作動させるモータとが取
    り付けられていることを特徴とする請求項1乃至9の何
    れかに記載のカメラ用露出制御機構。
  11. 【請求項11】 前記ターレット式絞り板を回転させる
    モータと、前記シャッタ羽根を開閉作動させるモータ
    が、共通のモータ枠によって抑えられて、前記地板に取
    り付けられていることを特徴とする請求項10に記載の
    カメラ用露出制御機構。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002122900A (ja) * 2000-10-13 2002-04-26 Nidec Copal Corp カメラ用絞り機構
US7113318B2 (en) 2003-04-30 2006-09-26 Canon Kabushiki Kaisha Light amount control apparatus, photographing apparatus, and filter

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