JP3926449B2 - カメラ用絞り機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影に際して、CCDに代表される固体撮像素子や写真フィルムに当たる光量を調節することのできるカメラ用絞り機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
写真フィルムを使用する通常のカメラや、ビデオカメラ,デジタルカメラなどの固体撮像素子を内蔵したカメラにおいては、レンズの焦点深度の調節と、フィルムや固体撮像素子に結像される被写界の光量を調節するために、露光開口の大きさを制御する絞り機構が設けられている。そして、現在、一般に多く用いられている絞り機構には、その構成上の特徴から、複数の羽根を用い、虹彩のように光軸を中心にして連続して口径を変え得るタイプのものと、口径の異なる複数の開口部を選択的に光路に挿入するタイプのものとがある。
【0003】
そして、前者のタイプの絞り機構は、口径を連続的に変えられるので、任意の口径の開口を得ることができるという利点があるものの、円形に近い形状の開口が得られるようにするためには絞り羽根の枚数を多くする必要があるし、それらの加工精度や組立精度をよくしなければならないため、コスト高になるという不利な面がある。また、コストを下げるために絞り羽根を2枚にしたものもあるが、そのようにすると、口径の大きさによって開口形状が異なってしまい、均一な円形に近い形状が得られなくなってしまう。他方、後者のタイプの絞り機構は、常に、光軸を中心にして円形をした開口形状を得ることができるという優れた利点がある反面、任意の大きさの口径を得ることができず、予め用意してある限られた口径の開口部を選択できるだけである。
【0004】
本発明は、上記した二つのタイプのうち、後者のタイプのカメラ用絞り機構に関するものである。そして、このタイプの絞り機構の代表的な構成は、通常、ターレット式絞り板と称されている回転板に、複数の異なる口径の開口部を形成しておき、そのターレット式絞り板の回転位置を調節することによって、所望の口径の開口部を選択できるようにしている。しかも、最近では、そのターレット式絞り板の回転をモータによって駆動するのが普通になってきており、その一例が特開平4−139427号公報に記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、本発明が対象としているカメラ用絞り機構は、常に円形の開口形状を得ることができるというのが利点の一つである。しかしながら、その円形の開口部が、どのような条件下にあっても、撮影に際して、ほぼ光軸を中心にして配置されているのでなければ、そのような利点は損なわれてしまうことになる。ところで、上記の公報に記載された従来例によれば、ターレット式絞り板の周囲には、歯車のように歯部が形成されていて、ステッピングモータによって回転される歯車と噛合するようになっている。そのため、ターレット式絞り板を回転させて所定の開口部の選択が行えたとしても、バックラッシの影響を受け、ターレット式絞り板の選択位置が定まらず、所定の開口部を、どのような条件下にあっても常に所定の位置に配置させておくことができないという問題点があった。そして、そのようなことが生じると、特に、小口径の開口部を選択した場合に影響が大きくなる。
【0006】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、複数の異なる口径の開口部を形成したターレット式絞り板をモータで回転し、所定の開口部を選択できるようにした絞り機構であって、撮影に際しては、どのような条件下にあっても、選択された開口部を、ほぼ光軸を中心にして所定の位置に配置させておくことができるようにしたカメラ用絞り機構を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明のカメラ用絞り機構は、光軸を中心にした円形の露光開口部を有する地板と、回転軸を中心にして異なる角度位置に形成された口径の異なる複数の開口部を有すると共に周辺近傍部には夫々該複数の開口部に対応した位置に複数の被押動部と二つの傾斜面を形成した複数の凹状の係合部とを有しているターレット式絞り板と、歯車を介して前記ターレット式絞り板を回転させ前記複数の開口部のうち所定の開口部を前記露光開口部に臨ませることの可能なモータと、前記地板に取り付けられていてばねの付勢力によって前記係合部の二つの傾斜面に係合し得る位置決定部材と、前記地板に取り付けられており前記位置決定部材が前記複数の係合部の一つに係合しているとき前記複数の被押動部の一つに接触しばねの付勢力によって前記ターレット式絞り板の回転方向とは反対方向へ回転させるように付勢している偏倚部材とを備えているようにする。
また、本発明のカメラ用絞り機構は、好ましくは、前記係合部に形成されている二つの傾斜面のうち、前記ターレット式絞り板の回転方向側に形成されている傾斜面は、反対回転方向側に形成されている傾斜面よりも急峻に形成されており、また、前記位置決定部材には、前記複数の係合部の一つに係合しているとき前記急峻な傾斜面と接触する係止部が形成されており、該係止部は、前記ターレット式絞り板が前記偏倚部材の付勢力によって前記反対回転方向へ回転するのを阻止するようにする。
また、本発明のカメラ用絞り機構においては、好ましくは、前記偏倚部材がばねであって、その一端を前記被押動部に接触し得るようにする。
また、本発明のカメラ用絞り機構においては、好ましくは、前記位置決定部材が、板ばねで構成されているようにする。
また、上記の目的を達成するために、本発明のカメラ用絞り機構は、光軸を中心にした円形の露光開口部を有する地板と、回転軸を中心にして異なる角度位置に形成された口径の異なる複数の開口部を有すると共に周辺近傍部には夫々該複数の開口部に対応した位置に複数の被押動部を有しているターレット式絞り板と、歯車を介して前記ターレット式絞り板を回転させ前記複数の開口部のうち所定の開口部を前記露光開口部に臨ませることの可能なモータと、ばねで構成されていて前記地板に取り付けられておりその一端部に形成されている曲げ部を前記複数の被押動部の作動軌跡内に臨ませている第1偏倚部材と、ばねで構成されていて前記地板に取り付けられておりその一端部に形成されている曲げ部を前記複数の被押動部の作動軌跡内に臨ませている第2偏倚部材とを備えていて、前記二つの偏倚部材は、前記ターレット式絞り板が所定の開口部を前記露光開口部に臨ませているとき、それらに形成されている前記曲げ部によって前記被押動部の一つを相反する方向へ付勢し挟持するようにする。
また、本発明のカメラ用絞り機構においては、好ましくは、前記被押動部が、前記ターレット式絞り板の周辺部から径方向へ突き出して形成された突起部であるようにする。
また、本発明のカメラ用絞り機構においては、好ましくは、前記被押動部が、前記ターレット式絞り板に垂直に設けられた突起部であるようにする。
また、本発明のカメラ用絞り機構においては、好ましくは、前記ターレット式絞り板に、前記歯車に噛合する歯部が形成されているようにする
た、本発明のカメラ用絞り機構においては、好ましくは、前記ターレット式絞り板の一部に、該ターレット式絞り板の初期位置検出用のスリットが形成されているようにする。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、五つの実施例によって説明する。尚、図面は、図1〜図3が第1実施例を、図4が第2実施例を、図5及び図6が第3実施例を、図7及び図8が第4実施例を、図9及び図10が第5実施例を示したものであって、各実施例間において、実質的に同じ構成をしており且つ実質的に同じ役目をしている部材及び部位には、同じ符号を付けてある。
【0009】
〔第1実施例〕
先ず、図1〜図3を用いて本発明の第1実施例を説明する。本実施例においては、外形が円形をした地板1の中央部に、円形の露光開口部1aが形成されている。そして、図示していないが、本実施例においては、本来、この地板1の背面と前面に、各々1枚ずつの地板が取り付けられていて、背面側の地板との間にシャッタ羽根の羽根室が形成され、前面側の地板との間に絞り室が形成されている。また、その前面側の地板の手前側、即ち絞り室の外側にはステッピングモータ2が取り付けられており、その出力軸2aが絞り室内に突き出ていて、そこに歯車3が取り付けられている。尚、ステッピングモータ2の制御は、図示していない制御回路によって行われる。
【0010】
絞り室内においては、地板1に、軸1b,1cと柱1d,1e,1fが設けられている。そして、軸1bにはターレット式絞り板4が回転可能に取り付けられている。このターレット式絞り板4には、異なる角度位置に、異なる口径の六つの開口部4a,4b,4c,4d,4e,4fが形成されており、また、このターレット式絞り板4の前面(図の手前側の面)には、上記の六つの開口部の角度位置に対応させて、柱4g,4h,4i,4j,4k,4mが垂直に立設されている。更に、このターレット式絞り板4は所定の厚さを有していて、その周面には、地板1側の厚さ半分に、全周にわたって歯部4nが形成されており、歯車3と噛合している。また、残りの厚さ半分には、上記の六つの開口部の角度位置に対応させて、係合部4p,4q,4r,4s,4t,4uが形成されている。尚、上記の歯部4nに代え、露光開口部1aに差し障りのない小さな半径位置に歯部を形成し、その歯部と歯車3との間に、一つ又は複数の歯車を介在させるように構成しても構わない。
【0011】
地板1の軸1cには、位置決め部材5が回転可能に取り付けられている。そして、その位置決め部材5には、前面側に柱5aが、背面側にピン5bが設けられている。また、ばね6が、軸1cを中心にして巻回されており、その両端を柱1d,5aに掛けることによって、位置決め部材5を時計方向へ回転させるように付勢している。そのため、ピン5bは、ターレット式絞り板4の周面に接触させられるが、ピン5bの長さが比較的短いため、歯部4nには接しないようになっている。更に、ばね7が、柱1eに巻回されており、その両端を柱1f,1gに掛け、柱1gに掛けた一端を、ターレット式絞り板4の柱4g,4h,4i,4j,4k,4mの作動軌跡内に臨ませている。
【0012】
次に、本実施例の絞り口径調節作動について説明する。図1はターレット式絞り板4が調節作動を開始する前の初期状態を示している。この状態においては、ターレット式絞り板4に形成された異なる口径の六つの開口部のうち最も大きな開口部4aが、地板1の露光開口部1aの位置に臨んでいる。そして、図1から分かるように、開口部4aの口径は、露光開口部1aの口径よりも大きい。そのため、この状態は、撮影のための最大口径が露光開口部1aによって規制されている調節状態でもあることになる。従って、六つの開口部のうち開口部4aは露光開口部1aよりも大きければよく、他の開口部のように加工精度を要求されず、形状も円形である必要は全くない。また、露光開口部1aと開口部4aの口径を逆にし、開口部4aによって最大口径を規制するようにしても、一向に差し支えない。
【0013】
また、この初期状態においては、位置決め部材5は、ばね6の付勢力によって、ターレット式絞り板4の係合部4pにピン5bを係合させ、ターレット式絞り板4の回転を止めておく役目をしている。このような、ターレット式絞り板4の回転止め機構は、所謂クリック機構である。そのため、周知のクリック機構を、本実施例の構成に代えて採用することを妨げず、その場合には、係合部4pに係合する部分をV型に曲げた板ばねを採用すると、コスト的には有利になる。このことは、後述する第2実施例の場合も同じである。更に、本実施例の初期状態においては、ばね7が柱4gを押し、ターレット式絞り板4を反時計方向へ回転させるように付勢しているが、このことについては後述する。
【0014】
そこで、このような初期状態から開口部4bを選択する場合について説明する。撮影に先立ち、所定の信号に基づいてステッピングモータ2が回転されると、歯車3は反時計方向へ回転され、ターレット式絞り板4は時計方向へ回転される。このとき、係合部4pのV型の斜面は傾斜角度が小さく、且つ二つのばね6,7の付勢力も余り強くないので、ターレット式絞り板4は大きな抵抗を受けずにスムーズに回転される。そして、位置決め部材5のピン5bは係合部4pから離脱して、ターレット式絞り板4の周面と接触するようになる。また、ばね7は、柱4gによって一時的に緊張させられるが、その一端と柱4gとの接触関係が解かれたとき元の状態に復帰し、上記の一端が柱1gに接触した状態となる。図2は、このような過程を経て、ターレット式絞り板4が回転を続けている状態を示している。
【0015】
このようにして、ターレット式絞り板4が回転を続けると、やがて、係合部4qが位置決め部材5のピン5bの位置に達する。そのため、位置決め部材5は、ばね6の付勢力によって時計方向へ回転して、ピン5bが係合部4qに係合し、それと同時にステッピングモータ2の回転が停止する。また、そのとき、柱4hが、ばね7の一端に接触することになる。その状態が図3に示されている。
【0016】
周知のように、このような作動は可成り高速に行われるから、ステッピングモータ2が停止するに際しては、部材間の公差や、特にバックラッシの影響を受け、ターレット式絞り板4が慣性力によって所定の停止位置よりも多めに回転しようとする。係合部4qのV型の傾斜角度が大きく且つばね6の付勢力が大きければ、そのような回転力が加わっても、ターレット式絞り板4を所定の位置に戻して停止させることができるが、本実施例の場合には、係合部4qの傾斜角度とばね6の強さが上記のように設定されているから、ピン5bが係合部4qのV型の両斜面に接触せず、左側の傾斜面にのみ接触した状態で停止してしまうという現象が生じてしまう。
【0017】
そこで、そのような現象が生じないようにするために、本実施例の場合には、ばね7が設けられている。このばね7の付勢力は、上記したように、ステッピングモータ2が停止したとき、ターレット式絞り板4を反時計方向へ回転させるように働くため、ピン5bが係合部4qの左側の傾斜面にのみ接触した状態にならないように作用し、たとえ左側の傾斜面にのみ接触した状態になったとしても、直ちにピン5bが係合部4qのV型の両斜面に接触した状態にさせてしまう。従って、本実施例においては、開口部4bの中心を光軸合わせて極めて精度よく位置決めすることが可能となる。また、絞り口径調節後、ミラーやシャッタ等の作動によって振動が生じたとしても、それによってターレット式絞り板4が一時的に回転方向に作動されてしまうというようなことがない。
【0018】
このようにして、開口部4bが選択されたことになるが、開口部4bの口径よりも小さい口径の開口部を選択する場合には、ステッピングモータ2は図3の状態で停止せず、回転を続け、所定の開口部が露光開口部1aの位置に達したとき、上記と同じようにして停止することになる。このようにして所定の開口部が選択され、撮影が終了すると、ステッピングモータ2は再び作動し、ターレット式絞り板4を時計方向へ回転させ、図1の初期状態に達したとき停止し、次の撮影に備えることになる。尚、本実施例においては、ばね7が、その一端を直接、ターレット式絞り板4の柱4g,4h,4i,4j,4k,4mに接触させるようにしているが、ばね7に付勢された部材を、本実施例のようにして、各柱に接触させるようにしても差し支えない。このことは、後述する第2実施例及び第3実施例の場合も同じである。
【0019】
〔第2実施例〕
次に、図4を用いて第2実施例を説明する。図4は、第1実施例における図1の場合と同様に、初期状態を示している。そして、本実施例の構成が、第1実施例の構成と異なる点は、第1実施例におけるばね7に代わってばね8が設けられている点である。このばね8は、柱1eに巻回され、両端が柱1f,1gに掛けられているが、それらのうち、ターレット式絞り板4の柱4g,4h,4i,4j,4k,4mに接触することの可能な一端には、曲げ部8aが形成されている。その他の構成は、第1実施例の場合と全く同じである。
【0020】
本実施例の場合、初期状態から、選択した所定の開口部を露光開口部1aの位置に臨ませるまでの作動は、第1実施例の場合と全く同じである。また、本実施例は、第1実施例の説明で述べた作用効果を全て有している。従って、それらについては重複を避けるために、説明を省略する。本実施例の場合は、ばね8の一端に曲げ部8aを形成しているために、第1実施例にはない効果を有している。即ち、第1実施例においては、ばね7の端部の形状に制約され、図3の状態から図1の状態まで、ターレット式絞り板4を反時計方向へ回転させることが不可能であったが、本実施例においてはそれが可能になっている。そのため、撮影終了後に、ターレット式絞り板4を初期位置へ復帰させるに際し、早く復帰できる回転方向を選択して復帰させるようにすることが可能になる。更に、このことから、ターレット式絞り板4は、本実施例のように360°回転できなくてもよいことになるし、必ずしも円板として構成しなくてもよいことになる。
【0021】
〔第3実施例〕
次に、図5及び図6を用いて第3実施例を説明するが、図5は初期状態を示しており、また、図6は初期状態から調節作動を開始した直後の状態を示している。そこで、先ず、本実施例の構成を、第1実施例の構成と異なる点についてだけ説明する。本実施例においては、ターレット式絞り板4に形成されている係合部4p,4q,4r,4s,4t,4uの形状が、第1実施例の場合の係合部の形状とは異なっており、一方の傾斜面が急峻に形成されている。また、本実施例における位置決め部材9は、ばね6の一端を掛ける柱9aのほかに係止部9bを有していて、その係止部9bを上記各係合部に係合し、ターレット式絞り板4の時計方向への回転を係止することができるようになっている。
【0022】
また、本実施例のばね10には、第1実施例のばね7の場合と同様に、第2実施例のばね8のような曲げ部を形成していない。そして、このばね10は、上記ばね7の場合とは逆に、ターレット式絞り板4を時計方向へ回転させる方向に、柱4g,4h,4i,4j,4k,4mを付勢することが可能になっている。また、本実施例においては、ステッピングモータ2を取り付けている図示していない地板の面に、位置検出手段としてフォトリフレクタ11が取り付けられていて、その発光部11aから出射された光は絞り室内で反射され、受光部11bに入射し得るようになっている。そのため、本実施例のターレット式絞り板4にはスリット4vが形成されており、また、図5においてスリット4vの背部にある地板1の面には、図示していない反射シートが貼付されている。
【0023】
次に、本実施例の絞り口径調節作動について説明する。図5の初期状態においては、位置決め部材9は、ばね6の付勢力によって、ターレット式絞り板4の係合部4pに係止部9bを係合させている。また、ばね10が柱4gを押し、ターレット式絞り板4を時計方向へ回転させるように付勢している。そのため、ターレット式絞り板4は、係合部4pを係止部9bに係止され、時計方向への回転を阻止されている。
【0024】
このような初期状態から開口部4fを選択する場合について説明する。撮影に先立ち、先ず、フォトリフレクタ11に通電される。そのため、発光部11aが点灯し、そこから出射された光がスリット4vを通過して、地板1に貼付されている反射シートで反射され、再びスリット4vを通過して受光部11bに入射する。そして、光がこの受光部11bに入射したことによって、ターレット式絞り板4が初期位置にあることが確認される。その確認後、ステッピングモータ2が回転されると、本実施例の場合には、歯車3が時計方向へ回転され、ターレット式絞り板4が反時計方向へ回転される。
【0025】
このとき、位置決め部材9は、その係止部9bが係合部4pの右側の斜面に押され、ばね6の付勢力に抗して反時計方向へ回転され、やがて係止部9bの先端がターレット式絞り板4の周面に接するようになる。他方、ばね10は、柱4gによって一時的に緊張させられるが、その一端が、柱4gとの接触関係を解かれると、元の状態に復帰し、再び柱1gに接触した状態となる。図6は、このような過程を経て、ターレット式絞り板4が回転を続けている状態を示している。
【0026】
このようにして、ターレット式絞り板4が回転を続けると、やがて、係合部4uが位置決め部材9の係止部9bの位置に達する。そのため、位置決め部材9は、ばね6の付勢力によって瞬間的に時計方向へ回転し、係止部9bが係合部4uに落ち込む。そして、その直後にステッピングモータ2の回転が停止する。その場合、係止部9bが係合部4uに落ち込んだ瞬間に、ターレット式絞り板4の回転が停止するように製作することは、極めて困難である。そのため、ターレット式絞り板4の回転が停止した瞬間においては、係止部9bは、係合部4uの急峻な斜面に接触しておらず、両者の間には僅かではあるがギャップが存在することになる。また、そのギャップを一定させることは難しい。
【0027】
そこで、本実施例は、ターレット式絞り板4の回転が停止したときには、柱4mが既にばね10に接しており、そのばね10を緊張させているように構成してある。そのため、ステッピングモータ2が停止すると、ターレット式絞り板4は、ばね10によって時計方向へ回転され、上記のギャップが無くなった段階で、停止する。その結果、本実施例においては、開口部4fの中心を光軸に合わせて極めて精度よく位置決めすることが可能となる。また、絞り口径調節後、何らかの振動が生じたとしても、それによってターレット式絞り板4が一時的に回転されてしまうというようなことがない。尚、他の開口部4b,4c,4d,4eの一つを選択する場合は、上記に準じて行われるが、開口部4aを選択する場合には、ステッピングモータ2を回転させないことは言うまでもない。
【0028】
このようにして開口部4fが露光開口部1aに臨まされ、撮影が終了すると、ステッピングモータ2は再び作動し、ターレット式絞り板4を更に反時計方向へ回転させる。そして、ターレット式絞り板4は、フォトリフレクタ11の発光部11aから出射した光を受光部11bが検出した段階で停止され、次の撮影に備えることになる。
【0029】
尚、前回の撮影時に所定の電池電圧が得られなかった等の理由によって、撮影時に、ターレット式絞り板4が初期位置にない場合がある。そのような場合には、撮影に先立ってフォトリフレクタ11に通電されたとき、受光部11bが上記した反射シートからの反射光を検出することができない。従って、本実施例においては、そのような場合、ステッピングモータ2によってターレット式絞り板4が反時計方向へ回転され、検出が可能になった位置、即ち図5の状態になったとき停止するようになっている。
【0030】
このように、本実施例によれば、位置決め部材9が、ターレット式絞り板4の回転係止部材として構成されているので、第1実施例のように、二つのばね6,7の力のバランスを考慮する必要がなく、ばね10の付勢力の設定に自由度があって有利である。尚、本実施例においては、位置検出素子としてフォトリフレクタ11を用いたが、他の検出素子を用いても差し支えない。また、このような検出素子は、他の実施例においても採用すると好適である。更に、本実施例においては、ターレット式絞り板4の回転を位置決め部材9によって係止しているが、板ばねの自由端の端面で阻止する構成にすれば、本実施例における位置決め部材9とばね6が不要になり、コスト的には有利になる。
【0031】
〔第4実施例〕
次に、図7及び図8を用いて第4実施例を説明するが、図7は初期状態を示しており、図8は初期状態から調節作動を開始した直後の状態を示している。そこで、本実施例の構成を、第1実施例の構成と異なる点についてだけ説明する。本実施例においては、ターレット式絞り板4に、第1実施例における係合部4p,4q,4r,4s,4t,4uが形成されていない。また、第1実施例におけるばね7に代えて、第2実施例とほぼ同じ形状のばね8が設けられている。更に、本実施例においては、第1実施例における位置決め部材5が設けられておらず、地板1の柱1hに巻回され、柱1i,1jに掛けられたばね12が設けられている。そして、このばね12は、ばね8の曲げ部8aと同様に、曲げ部12aをターレット式絞り板4の各柱の作動軌跡内に臨ませていて、二つの曲げ部8a,12aを対称的に重ね、それらの間に凹部が形成されるようになっている。
【0032】
そこで、次に、本実施例の絞り口径調節作動について説明する。図7の初期状態においては、ターレット式絞り板4の柱4gが、ばね8,12の曲げ部8a,12aによって形成された凹部に位置している。そして、その柱4gが二つの曲げ部8a,12aによって挟持されることにより、ターレット式絞り板4の初期状態が維持されている。この初期状態において、開口部4bが選択された場合には、ステッピングモータ2が回転されると、歯車3を介して、ターレット式絞り板4が時計方向へ回転する。それによって、柱4gが、曲げ部12aを押すから、ばね12は一時的に緊張させられるが、柱4gが曲げ部12aの頂点を越えると、元の状態に復帰し、再び柱1jに接触した状態となる。図8は、このような過程を経て、ターレット式絞り板4が時計方向へ回転を続けている状態を示している。
【0033】
このようにしてターレット式絞り板4が時計方向への回転を続けると、やがて、柱4hが、曲げ部8aを押し、ばね8を緊張させる。しかし、柱4hが曲げ部8aの頂点を越えると、曲げ部8aは復帰作動をし、二つの曲げ部8a,12aによって柱4hを挟持した段階で、ステッピングモータ2が停止する。従って、ターレット式絞り板4は、バックラッシ等によって多少回転方向へ動き得る状態にあったとしても、二つの曲げ部8a,12aの弾性によって柱4hが挟持され、所定の位置に確実に位置付けられることになる。
【0034】
このようにして開口部4bが露光開口部1aに臨まされ、撮影が終了すると、ステッピングモータ2は再び作動し、ターレット式絞り板4を回転させることになるが、本実施例の場合には、第1実施例の場合と異なり、更に時計方向へ回転させるのではなく、反時計方向へ回転させ、初期状態へ復帰させることが可能になっている。そのため、開口部4bを選択して撮影した場合には、第1実施例の場合より、初期状態への復帰完了が早くなる。また、本実施例においては、開口部4fが選択された場合、初期状態からターレット式絞り板4を反時計方向へ回転させることも可能である。そのため、全体としては、開口部の調節作動時間及び初期状態への復帰作動時間を短くすることが可能になる。更に、本実施例の場合には、上記の各実施例の場合に比較して、構成が簡単になるという利点がある。また、ターレット式絞り板4は往復回転が行えるので、第2実施例の場合と同様に、必ずしも円板に構成する必要はない。
【0035】
【第5実施例】
次に、図9及び図10を用いて第5実施例を説明する。図9は初期状態を示しており、図10は初期状態から調節作動を開始した直後の状態を示している。本実施例の構成が、上記した第4実施例の構成と実質的に異なる点は、ターレット式絞り板4に形成された柱4g,4h,4i,4j,4k,4mに代えて、周面部から径方向に突起部4g′,4h′,4i′,4j′,4k′,4m′を形成させた点である。そのため、図9に示された初期状態においては、ターレット式絞り板4の突起部4g′が、ばね8,12の曲げ部8a,12aによって形成された凹部に位置し、曲げ部8a,12aによって挟持されている。
【0036】
このような本実施例の構成によれば、第4実施例の構成に比較して、絞り室内における光軸方向の寸法を小さく(薄型化)することが可能になり、カメラ内への配置が有利になる。また、ターレット式絞り板4は、第2実施例及び第4実施例の場合と同様に、往復回転が自由に行えるので、必ずしも円板に構成する必要がない。
【0037】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、複数の異なる口径の開口部を形成しているターレット式絞り板をモータで回転し、所定の開口部を選択できるようにしたカメラ用絞り機構において、撮影に際しては、どのような条件下にあっても、選択された開口部を、ほぼ光軸を中心にして所定の位置に配置させておくことができるという特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の平面図であって、ターレット式絞り板が調節作動を開始する前の初期状態を示している。
【図2】第1実施例の平面図であって、図1の状態からターレット式絞り板が回転されつつある状態を示している。
【図3】第1実施例の平面図であって、所定の開口部が露光開口部の位置に達し、ターレット式絞り板が停止した状態を示している。
【図4】第2実施例の平面図であって、ターレット式絞り板が調節作動を開始する前の初期状態を示している。
【図5】第3実施例の平面図であって、ターレット式絞り板が調節作動を開始する前の初期状態を示している。
【図6】第3実施例の平面図であって、図5の状態からターレット式絞り板が回転されつつある状態を示している。
【図7】第4実施例の平面図であって、ターレット式絞り板が調節作動を開始する前の初期状態を示している。
【図8】第4実施例の平面図であって、図7の状態からターレット式絞り板が回転されつつある状態を示している。
【図9】第5実施例の平面図であって、ターレット式絞り板が調節作動を開始する前の初期状態を示している。
【図10】第5実施例の平面図であって、図9の状態からターレット式絞り板が回転されつつある状態を示している。
【符号の説明】
1 地板
1a 露光開口部
1b,1c 軸
1d,1e,1f,1g,1h,1i,1j,4g,4h,4i,4j,4k,4m,5a,9a 柱
2 ステッピングモータ
2a 出力軸
3 歯車
4 ターレット式絞り板
4a,4b,4c,4d,4e,4f 開口部
4g′,4h′,4i′,4j′,4k′,4m′ 突起部
4n 歯部
4p,4q,4r,4s,4t,4u 係合部
4v スリット
5,9 位置決め部材
5b ピン
6,7,8,10,12 ばね
8a,12a 曲げ部
9b 係止部
11 フォトリフレクタ
11a 発光部
11b 受光部

Claims (9)

  1. 光軸を中心にした円形の露光開口部を有する地板と、回転軸を中心にして異なる角度位置に形成された口径の異なる複数の開口部を有すると共に周辺近傍部には夫々該複数の開口部に対応した位置に複数の被押動部と二つの傾斜面を形成した複数の凹状の係合部とを有しているターレット式絞り板と、歯車を介して前記ターレット式絞り板を回転させ前記複数の開口部のうち所定の開口部を前記露光開口部に臨ませることの可能なモータと、前記地板に取り付けられていてばねの付勢力によって前記係合部の二つの傾斜面に係合し得る位置決定部材と、前記地板に取り付けられており前記位置決定部材が前記複数の係合部の一つに係合しているとき前記複数の被押動部の一つに接触しばねの付勢力によって前記ターレット式絞り板の回転方向とは反対方向へ回転させるように付勢している偏倚部材とを備えていることを特徴とするカメラ用絞り機構。
  2. 前記係合部に形成されている二つの傾斜面のうち、前記ターレット式絞り板の回転方向側に形成されている傾斜面は、反対回転方向側に形成されている傾斜面よりも急峻に形成されており、また、前記位置決定部材には、前記複数の係合部の一つに係合しているとき前記急峻な傾斜面と接触する係止部が形成されており、該係止部は、前記ターレット式絞り板が前記偏倚部材の付勢力によって前記反対回転方向へ回転するのを阻止するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のカメラ用絞り機構。
  3. 前記偏倚部材がばねであって、その一端を前記被押動部に接触し得るようにしていることを特徴とする請求項1又は2に記載のカメラ用絞り機構。
  4. 前記位置決定部材が、板ばねで構成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のカメラ用絞り機構。
  5. 光軸を中心にした円形の露光開口部を有する地板と、回転軸を中心にして異なる角度位置に形成された口径の異なる複数の開口部を有すると共に周辺近傍部には夫々該複数の開口部に対応した位置に複数の被押動部を有しているターレット式絞り板と、歯車を介して前記ターレット式絞り板を回転させ前記複数の開口部のうち所定の開口部を前記露光開口部に臨ませることの可能なモータと、ばねで構成されていて前記地板に取り付けられておりその一端部に形成されている曲げ部を前記複数の被押動部の作動軌跡内に臨ませている第1偏倚部材と、ばねで構成されていて前記地板に取り付けられておりその一端部に形成されている曲げ部を前記複数の被押動部の作動軌跡内に臨ませている第2偏倚部材とを備えていて、前記二つの偏倚部材は、前記ターレット式絞り板が所定の開口部を前記露光開口部に臨ませているとき、それらに形成されている前記曲げ部によって前記被押動部の一つを相反する方向へ付勢し挟持するようにしたことを特徴とするカメラ用絞り機構。
  6. 前記被押動部が、前記ターレット式絞り板の周辺部から径方向へ突き出して形成された突起部であることを特徴とする請求項5に記載のカメラ用絞り機構。
  7. 前記被押動部が、前記ターレット式絞り板に垂直に設けられた突起部であることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のカメラ用絞り機構。
  8. 前記ターレット式絞り板に、前記歯車に噛合する歯部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載のカメラ用絞り機構。
  9. 前記ターレット式絞り板の一部に、該ターレット式絞り板の初期位置検出用のスリットが形成されていることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載のカメラ用絞り機構。
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