JPH1055008A - 露出制御装置 - Google Patents
露出制御装置Info
- Publication number
- JPH1055008A JPH1055008A JP21273396A JP21273396A JPH1055008A JP H1055008 A JPH1055008 A JP H1055008A JP 21273396 A JP21273396 A JP 21273396A JP 21273396 A JP21273396 A JP 21273396A JP H1055008 A JPH1055008 A JP H1055008A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aperture
- shutter
- opening
- cam ring
- photographing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Shutters For Cameras (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】シャッタ秒時の精度を向上させ、シャッタ秒時
の高速化が可能な露出制御装置を提供することである。 【解決手段】本露出制御装置においては、絞り駆動機構
で駆動され、所定の回動軌跡に沿って移動する絞り穴1
5e等と開口開放部15dを有する絞り板15と、上記
絞り穴を閉成するV字状の切り欠き14cをもつシャッ
タ羽根14と、上記絞り駆動機構とは独立してシャッタ
羽根14を駆動するソレノイドプランジャ22とを具備
し、上記複数の絞り穴または上記開口開放部の1つを選
択した後、切り欠き14cが上記記回動軌跡に直交して
移動するようにシャッター羽根14を移動させ、絞り開
口の閉成を行う。
の高速化が可能な露出制御装置を提供することである。 【解決手段】本露出制御装置においては、絞り駆動機構
で駆動され、所定の回動軌跡に沿って移動する絞り穴1
5e等と開口開放部15dを有する絞り板15と、上記
絞り穴を閉成するV字状の切り欠き14cをもつシャッ
タ羽根14と、上記絞り駆動機構とは独立してシャッタ
羽根14を駆動するソレノイドプランジャ22とを具備
し、上記複数の絞り穴または上記開口開放部の1つを選
択した後、切り欠き14cが上記記回動軌跡に直交して
移動するようにシャッター羽根14を移動させ、絞り開
口の閉成を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露出制御装置、詳
しくは、絞り板および絞り駆動機構と、シャッタ開閉機
構とからなるカメラ等の露出制御装置に関するものであ
る。
しくは、絞り板および絞り駆動機構と、シャッタ開閉機
構とからなるカメラ等の露出制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の露出制御装置において、ターレッ
ト式露出制御を行うものとして、ある方向に摺動可能な
異なる開口面積の複数の絞り穴をもつ絞り板と、ある方
向に摺動し、上記絞り穴を開放状態から閉成状態にする
シャッタ羽根とからなるシャッタ装置がある。上記従来
のシャッタ装置においては、絞り板を所定の方向に移動
させることによって1つの絞り穴を選択し、その状態で
上記シャッタ羽根を所定のタイミングで駆動されるソレ
ノイドのプランジャの吸引により駆動することによっ
て、シャッタ開口の閉成が行われる。
ト式露出制御を行うものとして、ある方向に摺動可能な
異なる開口面積の複数の絞り穴をもつ絞り板と、ある方
向に摺動し、上記絞り穴を開放状態から閉成状態にする
シャッタ羽根とからなるシャッタ装置がある。上記従来
のシャッタ装置においては、絞り板を所定の方向に移動
させることによって1つの絞り穴を選択し、その状態で
上記シャッタ羽根を所定のタイミングで駆動されるソレ
ノイドのプランジャの吸引により駆動することによっ
て、シャッタ開口の閉成が行われる。
【0003】また、従来の別の露出制御装置である一枚
の直線状羽根を用いたシャッタ装置として、図26に示
すものは、支持軸92回りに回動可能なシャッタ羽根9
1を適用し、直線状の羽根部91aで開口93を閉じて
行く構造を有している。このシャッタ羽根の駆動源とし
ては、通常、ソレノイドが適用され、ソレノイドプラン
ジャの吸引動作によりシャッタ羽根91が閉成方向に駆
動される。上記従来のシャッタ羽根91は、羽根が直線
状であることから、プランジャストロ−クに対する光量
の変化は、図27に示すように直線的に変化する。
の直線状羽根を用いたシャッタ装置として、図26に示
すものは、支持軸92回りに回動可能なシャッタ羽根9
1を適用し、直線状の羽根部91aで開口93を閉じて
行く構造を有している。このシャッタ羽根の駆動源とし
ては、通常、ソレノイドが適用され、ソレノイドプラン
ジャの吸引動作によりシャッタ羽根91が閉成方向に駆
動される。上記従来のシャッタ羽根91は、羽根が直線
状であることから、プランジャストロ−クに対する光量
の変化は、図27に示すように直線的に変化する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の絞り
板とシャッタ羽根を適用する前者のタイプの従来のシャ
ッタ装置においては、もし、シャッタ羽根の始動位置に
対する絞り板の絞り穴の位置がシャッタ羽根移動方向に
ずれた場合、シャッタ羽根が絞り開口部を閉成完了する
までの時間、すなわち、シャッタ秒時が変化するという
不具合があった。
板とシャッタ羽根を適用する前者のタイプの従来のシャ
ッタ装置においては、もし、シャッタ羽根の始動位置に
対する絞り板の絞り穴の位置がシャッタ羽根移動方向に
ずれた場合、シャッタ羽根が絞り開口部を閉成完了する
までの時間、すなわち、シャッタ秒時が変化するという
不具合があった。
【0005】一方、図26に示す後者のタイプのシャッ
タ装置に関しては、前述したようにプランジャストロ−
クに対しては光量は直線的に変化する。しかし、該シャ
ッタを駆動するソレノイドのプランジャは、通常、その
吸引速度がプランジャの慣性、または、摩擦力等により
駆動始めは遅く、徐々に加速してゆくような変化を辿こ
とから図27の経過時間に対する光量の変化に示される
ように、経過時間の初期にて、光量変化の遅れが生じる
ことになる。一般にシャッタスピ−ドとしては、光量が
半分になるまでの経過時間をシャッタスピ−ドとするこ
とから、この従来のシャッタ羽根の場合は、たとえ、シ
ャッタが閉成するまでの時間が同じでも初期動作が遅れ
るため、見かけ上のシャッタスピ−ドとしては遅くなっ
てしまう。
タ装置に関しては、前述したようにプランジャストロ−
クに対しては光量は直線的に変化する。しかし、該シャ
ッタを駆動するソレノイドのプランジャは、通常、その
吸引速度がプランジャの慣性、または、摩擦力等により
駆動始めは遅く、徐々に加速してゆくような変化を辿こ
とから図27の経過時間に対する光量の変化に示される
ように、経過時間の初期にて、光量変化の遅れが生じる
ことになる。一般にシャッタスピ−ドとしては、光量が
半分になるまでの経過時間をシャッタスピ−ドとするこ
とから、この従来のシャッタ羽根の場合は、たとえ、シ
ャッタが閉成するまでの時間が同じでも初期動作が遅れ
るため、見かけ上のシャッタスピ−ドとしては遅くなっ
てしまう。
【0006】本発明は、上述の不具合を解決するために
なされたものであって、その1つの目的は、簡単な構成
で部品コストを上げることなくシャッタ秒時の精度の向
上が可能な露出制御装置を提供することであり、他の1
つの目的は、簡単な構成の装置であって、シャッタ秒時
の高速化が可能な露出制御装置を提供することである。
なされたものであって、その1つの目的は、簡単な構成
で部品コストを上げることなくシャッタ秒時の精度の向
上が可能な露出制御装置を提供することであり、他の1
つの目的は、簡単な構成の装置であって、シャッタ秒時
の高速化が可能な露出制御装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
露出制御装置は、被写体を像面に結像させるための撮影
レンズを有し、上記撮影レンズ光路中に挿入される開口
面積の異なる複数の絞り穴または該絞り穴と開口開放部
を有する絞り板と、露出制御に伴って該絞り板を上記複
数の絞り穴の中心が所定の軌跡に添って移動するように
駆動する絞り駆動機構と、上記絞り穴または上記開口開
放部を閉成可能なシャッタ羽根と、該絞り駆動機構とは
独立して上記シャッタ羽根を駆動し、上記像面への露出
時間を調停するためのシャッター開閉機構とを具備して
いる。上記露出制御装置においては、上記絞り駆動機構
が上記開口面積の異なる複数の絞り穴の内の1つ、また
は、上記開口開放部を選択した後、上記シャッター開閉
機構が上記絞り穴移動軌跡に略直交するようにシャッタ
ー羽根を移動させ、開口の閉成を行う。
露出制御装置は、被写体を像面に結像させるための撮影
レンズを有し、上記撮影レンズ光路中に挿入される開口
面積の異なる複数の絞り穴または該絞り穴と開口開放部
を有する絞り板と、露出制御に伴って該絞り板を上記複
数の絞り穴の中心が所定の軌跡に添って移動するように
駆動する絞り駆動機構と、上記絞り穴または上記開口開
放部を閉成可能なシャッタ羽根と、該絞り駆動機構とは
独立して上記シャッタ羽根を駆動し、上記像面への露出
時間を調停するためのシャッター開閉機構とを具備して
いる。上記露出制御装置においては、上記絞り駆動機構
が上記開口面積の異なる複数の絞り穴の内の1つ、また
は、上記開口開放部を選択した後、上記シャッター開閉
機構が上記絞り穴移動軌跡に略直交するようにシャッタ
ー羽根を移動させ、開口の閉成を行う。
【0008】本発明の請求項2記載の露出制御装置は、
上記請求項1記載の露出制御装置において、上記絞り駆
動機構は上記撮影レンズの比較的像面側に設置され、上
記シャッター開閉機構は上記撮影レンズの比較的被写体
面側に設置される。上記露出制御装置においては、上記
撮影レンズの比較的像面側に設置された上記絞り駆動機
構により絞りを駆動し、撮影レンズの比較的被写体面側
に設置されたシャッタ開閉機構によりシャッタ羽根を駆
動する。
上記請求項1記載の露出制御装置において、上記絞り駆
動機構は上記撮影レンズの比較的像面側に設置され、上
記シャッター開閉機構は上記撮影レンズの比較的被写体
面側に設置される。上記露出制御装置においては、上記
撮影レンズの比較的像面側に設置された上記絞り駆動機
構により絞りを駆動し、撮影レンズの比較的被写体面側
に設置されたシャッタ開閉機構によりシャッタ羽根を駆
動する。
【0009】本発明の請求項3記載の露出制御装置は、
上記請求項1記載の露出制御装置において、上記シャッ
ター開閉機構は少なくともプランジャを含み、上記絞り
穴を覆うに際して、上記シャッター羽根の周辺部から上
記絞り穴を覆うようにする。上記露出制御装置において
は、上記シャッタ開閉機構のプランジャによりシャッタ
羽根を駆動させると、シャッタ羽根の絞り穴周辺部から
絞り穴を覆い始める。
上記請求項1記載の露出制御装置において、上記シャッ
ター開閉機構は少なくともプランジャを含み、上記絞り
穴を覆うに際して、上記シャッター羽根の周辺部から上
記絞り穴を覆うようにする。上記露出制御装置において
は、上記シャッタ開閉機構のプランジャによりシャッタ
羽根を駆動させると、シャッタ羽根の絞り穴周辺部から
絞り穴を覆い始める。
【0010】本発明の請求項4記載の露出制御装置は、
上記請求項3記載の露出制御装置において、上記シャッ
ター羽根はV字形の形状をしている。上記露出制御装置
においては、シャッタ羽根を駆動させると、シャッタ羽
根の絞り穴周辺部のV字形の部分で絞り穴を覆い始め
る。
上記請求項3記載の露出制御装置において、上記シャッ
ター羽根はV字形の形状をしている。上記露出制御装置
においては、シャッタ羽根を駆動させると、シャッタ羽
根の絞り穴周辺部のV字形の部分で絞り穴を覆い始め
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1,図2は、本発明の一実施の形
態の露出制御装置を内蔵する撮影レンズ装置の分解斜視
図である。なお、図中のa1 〜a4 は図1,図2間の接
続箇所を示している。また、図3は、上記撮影レンズ装
置に組み込まれる鏡枠部の分解斜視図である。
基づいて説明する。図1,図2は、本発明の一実施の形
態の露出制御装置を内蔵する撮影レンズ装置の分解斜視
図である。なお、図中のa1 〜a4 は図1,図2間の接
続箇所を示している。また、図3は、上記撮影レンズ装
置に組み込まれる鏡枠部の分解斜視図である。
【0012】まず、この撮影レンズ装置の構成について
説明する。図1,図2等に示すように、上記撮影レンズ
装置は、電子スチル等に組み込み可能な撮影レンズ装置
であって、主に装置本体1と、装置本体1に回動自在に
取り付けられ、絞り駆動機構と焦点調節駆動機構とが一
体的に設けられ、該両機構に共通の駆動要素をなすカム
機構としてのカムリング2と、装置本体1に撮影レンズ
光軸Oに沿って進退自在に支持され、撮影レンズ31,
32(図6参照)を保持する鏡枠3と、鏡枠付勢バネ2
4が挿入されており、装置本体1の支持穴1bと本体蓋
4の支持穴4eに支持され、鏡枠3を光軸方向にガイド
する吊り軸8と、装置本体1の支持ピン1eに回動自在
に支持され、シャッタ羽根14を駆動するためのシャッ
タ駆動レバー9と、装置本体1の撮影開口1aの後方に
固着されるCCDユニット7と、カムリング2の回動位
置を遮蔽板2fを介して検出するフォトインタラプタ2
9と、装置本体1に取り付けネジ91により固着される
本体蓋4と、装置本体1に取り付けネジ93で固着さ
れ、ピニオン21がその出力軸に固着されている絞り駆
動/焦点調節駆動用の駆動源としてのステッピングモー
タ5と、装置本体1に取り付けネジ94で固着されるシ
ャッタ駆動用であるソレノイド(電磁石)6とを有して
いる。
説明する。図1,図2等に示すように、上記撮影レンズ
装置は、電子スチル等に組み込み可能な撮影レンズ装置
であって、主に装置本体1と、装置本体1に回動自在に
取り付けられ、絞り駆動機構と焦点調節駆動機構とが一
体的に設けられ、該両機構に共通の駆動要素をなすカム
機構としてのカムリング2と、装置本体1に撮影レンズ
光軸Oに沿って進退自在に支持され、撮影レンズ31,
32(図6参照)を保持する鏡枠3と、鏡枠付勢バネ2
4が挿入されており、装置本体1の支持穴1bと本体蓋
4の支持穴4eに支持され、鏡枠3を光軸方向にガイド
する吊り軸8と、装置本体1の支持ピン1eに回動自在
に支持され、シャッタ羽根14を駆動するためのシャッ
タ駆動レバー9と、装置本体1の撮影開口1aの後方に
固着されるCCDユニット7と、カムリング2の回動位
置を遮蔽板2fを介して検出するフォトインタラプタ2
9と、装置本体1に取り付けネジ91により固着される
本体蓋4と、装置本体1に取り付けネジ93で固着さ
れ、ピニオン21がその出力軸に固着されている絞り駆
動/焦点調節駆動用の駆動源としてのステッピングモー
タ5と、装置本体1に取り付けネジ94で固着されるシ
ャッタ駆動用であるソレノイド(電磁石)6とを有して
いる。
【0013】なお、本撮影レンズ装置は、カメラ側の自
動合焦制御装置による撮影レンズの自動焦点調節、すな
わち、AF(オートフォーカス)駆動が可能なものとす
る。
動合焦制御装置による撮影レンズの自動焦点調節、すな
わち、AF(オートフォーカス)駆動が可能なものとす
る。
【0014】上記カムリング2には、その外周に上記ピ
ニオン21と噛合可能なギヤ部2aと、回動支持用円筒
端面部2bと、回動位置検出用の遮蔽板2fと、鏡枠3
の焦点調節するための焦点調節駆動機構を構成する円筒
端面カム形状のカム部2cと、絞り板15に当接して駆
動可能な絞り駆動機構を構成する絞りリセット用突起部
2d,絞りセット用突起部2eが配設されている。
ニオン21と噛合可能なギヤ部2aと、回動支持用円筒
端面部2bと、回動位置検出用の遮蔽板2fと、鏡枠3
の焦点調節するための焦点調節駆動機構を構成する円筒
端面カム形状のカム部2cと、絞り板15に当接して駆
動可能な絞り駆動機構を構成する絞りリセット用突起部
2d,絞りセット用突起部2eが配設されている。
【0015】カムリング2の本体1への組み込みは、図
4のカムリング装着状態の縦断面図と、図4のA−A′
断面図である図5に示すように、円筒端面部2bを本体
1の円状ガイド溝1dに挿入した状態で本体蓋4を本体
1に固着すると、本体蓋4の突起部4b,4c,4dで
カムリング2の端面の軸方向が規制された状態で回動自
在に保持される。この状態では、ステッピングモータ5
のピニオン21がギヤ部2aと噛合しており、モータ5
の回転によりカムリング2が回動駆動される。
4のカムリング装着状態の縦断面図と、図4のA−A′
断面図である図5に示すように、円筒端面部2bを本体
1の円状ガイド溝1dに挿入した状態で本体蓋4を本体
1に固着すると、本体蓋4の突起部4b,4c,4dで
カムリング2の端面の軸方向が規制された状態で回動自
在に保持される。この状態では、ステッピングモータ5
のピニオン21がギヤ部2aと噛合しており、モータ5
の回転によりカムリング2が回動駆動される。
【0016】なお、上記カム部2cは、後述する図12
の展開図に示すように中央部の鏡枠進退領域2cB とそ
の両端部に設けられる平坦形状の絞りリセット領域2c
A ,絞りセット領域2cC で構成される。後述する鏡枠
3のカム当接部11hがカムリング2の回動動作に伴っ
て、上記各領域を当接して従動するが、絞りリセット領
域2cA ,絞りセット領域2cC にあるときは、リセッ
ト用突起部2d,セット用突起部2eが絞り板15を押
圧し、絞りリセット、または、セット動作が行われる。
の展開図に示すように中央部の鏡枠進退領域2cB とそ
の両端部に設けられる平坦形状の絞りリセット領域2c
A ,絞りセット領域2cC で構成される。後述する鏡枠
3のカム当接部11hがカムリング2の回動動作に伴っ
て、上記各領域を当接して従動するが、絞りリセット領
域2cA ,絞りセット領域2cC にあるときは、リセッ
ト用突起部2d,セット用突起部2eが絞り板15を押
圧し、絞りリセット、または、セット動作が行われる。
【0017】上記鏡枠3は、図3の分解斜視図に示すよ
うに、撮像素子側の後枠11と、被写体側の前枠12
と、上記前枠12と後枠11との間に配設される絞り機
構の要素としての絞り板15と、撮影開口11cを開閉
するシャッタ羽根14と、上記シャッタ羽根14と絞り
板15との間の隔離板として配設され、開口13cを有
し、ピン11gと支持ピン11fとで位置決めされる隔
壁部材13と、後枠11のボールガイド穴11eに挿入
されるボール付勢バネ17および絞り板用位置決めボー
ル16とを有している。
うに、撮像素子側の後枠11と、被写体側の前枠12
と、上記前枠12と後枠11との間に配設される絞り機
構の要素としての絞り板15と、撮影開口11cを開閉
するシャッタ羽根14と、上記シャッタ羽根14と絞り
板15との間の隔離板として配設され、開口13cを有
し、ピン11gと支持ピン11fとで位置決めされる隔
壁部材13と、後枠11のボールガイド穴11eに挿入
されるボール付勢バネ17および絞り板用位置決めボー
ル16とを有している。
【0018】上記後枠11は、撮影レンズ32を保持
し、吊り軸8が摺動自在に嵌入する軸穴11aと、装置
本体1のガイド1cに嵌入する切り欠き部11bを有
し、また、軸穴11aの外方にカムリング2のカム部2
cに対して当接可能な焦点調節用被駆動部であるカム当
接部11h(図6の鏡枠の縦断面図参照)と、絞り板1
5を回動自在に支持する支持ピン11dと、シャッタ羽
根14を回動自在に支持する支持ピン11fと、上記撮
影開口11cと、上記ボールガイド穴11e等を有して
いる。上記前枠12は、撮影レンズ31を保持し、後枠
11に取り付けネジ92で固着され、後枠11と一体化
されて鏡枠3を構成する。
し、吊り軸8が摺動自在に嵌入する軸穴11aと、装置
本体1のガイド1cに嵌入する切り欠き部11bを有
し、また、軸穴11aの外方にカムリング2のカム部2
cに対して当接可能な焦点調節用被駆動部であるカム当
接部11h(図6の鏡枠の縦断面図参照)と、絞り板1
5を回動自在に支持する支持ピン11dと、シャッタ羽
根14を回動自在に支持する支持ピン11fと、上記撮
影開口11cと、上記ボールガイド穴11e等を有して
いる。上記前枠12は、撮影レンズ31を保持し、後枠
11に取り付けネジ92で固着され、後枠11と一体化
されて鏡枠3を構成する。
【0019】上記絞り板15は、軸穴15aにて後枠1
1の支持ピン11dにより回動自在に取り付けられてお
り、後枠11の光軸O中心に位置する撮影開口11cに
対向可能な絞り開放部15d,中絞り穴15e,小絞り
穴15fが軸穴15aから等距離の円弧軌跡位置に配置
された3段階のターレット絞り構造を有している。ま
た、前枠12との接触面上に摺動抵抗を減じるための円
弧状の突起15cが設けられている。
1の支持ピン11dにより回動自在に取り付けられてお
り、後枠11の光軸O中心に位置する撮影開口11cに
対向可能な絞り開放部15d,中絞り穴15e,小絞り
穴15fが軸穴15aから等距離の円弧軌跡位置に配置
された3段階のターレット絞り構造を有している。ま
た、前枠12との接触面上に摺動抵抗を減じるための円
弧状の突起15cが設けられている。
【0020】また、絞り板15には、上記撮影開口11
cに対応して絞り開放部15d,中絞り穴15e,小絞
り穴15fが対向したときの上記後枠11の位置決めボ
ール16位置にボール係合穴15g,15h,15iが
設けられており、各絞り位置でのクリック保持力を与え
るようになっている。さらに、前,後枠から外部に露出
した位置にカムリング2の突起部2d,2eが当接可能
な当接ピン15bが設けられている。この当接ピン15
bの長さは、図7の鏡枠3の絞り板周りの縦断面図に示
すように鏡枠3が進退移動しても突起部2d,2eが当
接可能な所定の長さを有している。
cに対応して絞り開放部15d,中絞り穴15e,小絞
り穴15fが対向したときの上記後枠11の位置決めボ
ール16位置にボール係合穴15g,15h,15iが
設けられており、各絞り位置でのクリック保持力を与え
るようになっている。さらに、前,後枠から外部に露出
した位置にカムリング2の突起部2d,2eが当接可能
な当接ピン15bが設けられている。この当接ピン15
bの長さは、図7の鏡枠3の絞り板周りの縦断面図に示
すように鏡枠3が進退移動しても突起部2d,2eが当
接可能な所定の長さを有している。
【0021】なお、ズームレンズ等で鏡枠進退量が大き
い場合、図7に示すようにカムリング2′が相対的によ
り後方に移動することから、絞り板15の当接ピン1
5′を長くすることによって本機構を適用することがで
きる。
い場合、図7に示すようにカムリング2′が相対的によ
り後方に移動することから、絞り板15の当接ピン1
5′を長くすることによって本機構を適用することがで
きる。
【0022】シャッタ羽根14は、撮影開口11cの対
向位置にV字状の切り欠き部14cとシャッタ駆動レバ
ー9の駆動ピン9bが嵌入可能な長穴14bを有し、後
枠11の支持ピン11fに後枠11の撮影開口11cの
面上に回動自在に取り付けられる。
向位置にV字状の切り欠き部14cとシャッタ駆動レバ
ー9の駆動ピン9bが嵌入可能な長穴14bを有し、後
枠11の支持ピン11fに後枠11の撮影開口11cの
面上に回動自在に取り付けられる。
【0023】なお、上記絞り板15と隔壁部材13とシ
ャッタ羽根14の光軸方向の配設位置の順序は、図6の
鏡枠縦断面図、または、図7の絞り板周りの縦断面図に
示すように、前枠12と後枠11との間に前枠12側か
ら絞り板15,隔壁部材13,シャッタ羽根14の順序
で配置されている。
ャッタ羽根14の光軸方向の配設位置の順序は、図6の
鏡枠縦断面図、または、図7の絞り板周りの縦断面図に
示すように、前枠12と後枠11との間に前枠12側か
ら絞り板15,隔壁部材13,シャッタ羽根14の順序
で配置されている。
【0024】上記ソレノイド6は、シャッタ開閉機構の
要素を構成するものであって、戻しバネ23が装着さ
れ、突出,吸引可能な可動鉄心であるプランジャ22を
有しており、該プランジャ22には、シャッタ駆動レバ
ー9の駆動ピン9aが嵌入される溝部22aが設けられ
ている。なお、後述の図11に示すようにソレノイド6
のオフでプランジャ22は突出位置P22A にあり、オン
で吸引位置P22B に吸引される。
要素を構成するものであって、戻しバネ23が装着さ
れ、突出,吸引可能な可動鉄心であるプランジャ22を
有しており、該プランジャ22には、シャッタ駆動レバ
ー9の駆動ピン9aが嵌入される溝部22aが設けられ
ている。なお、後述の図11に示すようにソレノイド6
のオフでプランジャ22は突出位置P22A にあり、オン
で吸引位置P22B に吸引される。
【0025】また、上記CCDユニット7は、光学フィ
ルタ25とスペーサ26と撮像素子であるCCD27で
構成され、プリント基板28に一体的に組み付けられて
いる。
ルタ25とスペーサ26と撮像素子であるCCD27で
構成され、プリント基板28に一体的に組み付けられて
いる。
【0026】次に、絞り板等の光学系部材とソレノイド
等の駆動部材の配置について、図8,図9を用いて説明
する。図8,図9は、絞り板,シャッタ羽根とソレノイ
ド,ステッピングモータの配置状態を示す図であって、
図8は光軸に沿って被写体側から見た断面図であり、図
9は、図8のA−A′断面図である。
等の駆動部材の配置について、図8,図9を用いて説明
する。図8,図9は、絞り板,シャッタ羽根とソレノイ
ド,ステッピングモータの配置状態を示す図であって、
図8は光軸に沿って被写体側から見た断面図であり、図
9は、図8のA−A′断面図である。
【0027】図8に示すように鏡枠3の光軸Oの位置
は、前記カムリング2の回動中心O′に対して偏心して
いる。このように偏心させることによって、絞り板15
をカムリング2の中心寄りに配置することができ、上方
に設けられる回動駆動用当接ピン15bをカムリング2
の内周部に収める構造を採用でき、カムリング2の小型
化を可能としている。
は、前記カムリング2の回動中心O′に対して偏心して
いる。このように偏心させることによって、絞り板15
をカムリング2の中心寄りに配置することができ、上方
に設けられる回動駆動用当接ピン15bをカムリング2
の内周部に収める構造を採用でき、カムリング2の小型
化を可能としている。
【0028】また、絞り板15とシャッタ羽根11の回
動の中心(支持ピン11dと11f)は、それぞれ図8
において、光軸O上の撮影開口11cに対して互いに直
交する方向の上方(y軸方向)と右方(x軸方向)に位
置させている。このように回動中心を設定して、光軸O
上での絞り開放部15d,絞り穴15e,15fの切り
換え移動方向とシャッタ閉成用切り欠き部14cの移動
方向が互いに直交することになる。このように設定する
ことによる効果は、後で説明する。
動の中心(支持ピン11dと11f)は、それぞれ図8
において、光軸O上の撮影開口11cに対して互いに直
交する方向の上方(y軸方向)と右方(x軸方向)に位
置させている。このように回動中心を設定して、光軸O
上での絞り開放部15d,絞り穴15e,15fの切り
換え移動方向とシャッタ閉成用切り欠き部14cの移動
方向が互いに直交することになる。このように設定する
ことによる効果は、後で説明する。
【0029】シャッタ羽根駆動用のソレノイド6とカム
リング駆動用のステッピングモータ5は、図8に示すよ
うに被写体側から見て鏡枠3の右側に配置されている。
また、光軸O方向の配置は、図9に示すようにソレノイ
ド6が鏡枠3の前枠12側の側面部に配置され、ステッ
ピングモータ5が鏡枠3の後枠11の側方から後方の結
像側向けて配置されている。このように配置すること
は、ソレノイド6としては、その駆動負荷となるシャッ
タ羽根14が鏡枠3の略中央にあることから好都合であ
り、また、ステッピグモータ5としても、その駆動負荷
となるカムリング2が後枠11の側方にあり、さらに、
モータのサイズ等の関係からも好ましい配置となってい
る。
リング駆動用のステッピングモータ5は、図8に示すよ
うに被写体側から見て鏡枠3の右側に配置されている。
また、光軸O方向の配置は、図9に示すようにソレノイ
ド6が鏡枠3の前枠12側の側面部に配置され、ステッ
ピングモータ5が鏡枠3の後枠11の側方から後方の結
像側向けて配置されている。このように配置すること
は、ソレノイド6としては、その駆動負荷となるシャッ
タ羽根14が鏡枠3の略中央にあることから好都合であ
り、また、ステッピグモータ5としても、その駆動負荷
となるカムリング2が後枠11の側方にあり、さらに、
モータのサイズ等の関係からも好ましい配置となってい
る。
【0030】次に、以上のように構成された本撮影レン
ズ装置における絞り・シャッタ開閉・焦点調節の各動作
について、図10〜図14等を用いて説明する。なお、
図10は、鏡枠を被写体側から見た状態での絞り板およ
びカムリングの動作状態を示す断面図であり、図11
は、鏡枠を被写体側から見た状態でのシャッタ羽根の動
作状態を示す断面図である。また、図12は、カムリン
グの展開図である。さらに、図13は、プランジャスト
ロ−ク、または、時間に対するシャッタの光量の変化を
示す図であり、図14は、同じく各プランジャストロ−
クにおけるシャッタ開口面積の値と開口形状を示す図で
ある。
ズ装置における絞り・シャッタ開閉・焦点調節の各動作
について、図10〜図14等を用いて説明する。なお、
図10は、鏡枠を被写体側から見た状態での絞り板およ
びカムリングの動作状態を示す断面図であり、図11
は、鏡枠を被写体側から見た状態でのシャッタ羽根の動
作状態を示す断面図である。また、図12は、カムリン
グの展開図である。さらに、図13は、プランジャスト
ロ−ク、または、時間に対するシャッタの光量の変化を
示す図であり、図14は、同じく各プランジャストロ−
クにおけるシャッタ開口面積の値と開口形状を示す図で
ある。
【0031】まず、カムリング2の回動による鏡枠移動
と絞り動作から説明する。カムリング2は、図12に示
すように光軸O方向に高さが変化する進退領域2cB と
平坦形状の絞りリセット領域2cA ,絞りセット領域2
cC で構成されるカム部2cを有しており、ステッピン
グモータ5によって回動駆動されると、図10に示すよ
うに鏡枠3のカム当接部11h(図3,図8参照)が上
記カム部2c上の回動範囲R0 を摺動する。
と絞り動作から説明する。カムリング2は、図12に示
すように光軸O方向に高さが変化する進退領域2cB と
平坦形状の絞りリセット領域2cA ,絞りセット領域2
cC で構成されるカム部2cを有しており、ステッピン
グモータ5によって回動駆動されると、図10に示すよ
うに鏡枠3のカム当接部11h(図3,図8参照)が上
記カム部2c上の回動範囲R0 を摺動する。
【0032】上記範囲R0 のうち、カム当接部11hが
領域2cA に到達したとき、後述するように絞りのリセ
ット動作が行われ、位置P0 にて絞りがリセット状態と
なる。この位置P0 到達は、フォトインタラプタ29に
より遮蔽板2fを検出することによって検知される(図
12参照)。また、上記位置P0 から所定範囲回動し、
進退領域2cB 上をカム当接部11hが摺動すると、鏡
枠3が付勢バネ24に抗して吊り軸8に沿って進退駆動
され、AF動作、すなわち、焦点調節が行われる。この
進退領域2cB の移動量は、鏡枠のレンズ製造の誤差分
を吸収できるように大きく設定されており、実際の組み
付け調節時には上記領域2cB の一部の領域、例えば、
領域2cE(回動位置P2 からP1 間)が至近〜∞の合
焦領域として選択される。また、領域2cC に当接部1
1hが到達したとき、後述する絞りセット動作が行われ
る。
領域2cA に到達したとき、後述するように絞りのリセ
ット動作が行われ、位置P0 にて絞りがリセット状態と
なる。この位置P0 到達は、フォトインタラプタ29に
より遮蔽板2fを検出することによって検知される(図
12参照)。また、上記位置P0 から所定範囲回動し、
進退領域2cB 上をカム当接部11hが摺動すると、鏡
枠3が付勢バネ24に抗して吊り軸8に沿って進退駆動
され、AF動作、すなわち、焦点調節が行われる。この
進退領域2cB の移動量は、鏡枠のレンズ製造の誤差分
を吸収できるように大きく設定されており、実際の組み
付け調節時には上記領域2cB の一部の領域、例えば、
領域2cE(回動位置P2 からP1 間)が至近〜∞の合
焦領域として選択される。また、領域2cC に当接部1
1hが到達したとき、後述する絞りセット動作が行われ
る。
【0033】上記絞りリセット動作を行うには、カムリ
ング2を反時計回りに回動させて、カム当接部11hが
上記領域2cA の範囲に到達すると、カムリング2の突
起部2dで絞り板15の当接ピン15bを反時計回りに
回動させる。そして、カム当接部11hが位置P0 に到
達したとき、絞り板15は、図10に示すリセット位置
P15A に回動しており、鏡枠3の撮影開口11f上に絞
り開放部15dが位置する全開放状態となる。
ング2を反時計回りに回動させて、カム当接部11hが
上記領域2cA の範囲に到達すると、カムリング2の突
起部2dで絞り板15の当接ピン15bを反時計回りに
回動させる。そして、カム当接部11hが位置P0 に到
達したとき、絞り板15は、図10に示すリセット位置
P15A に回動しており、鏡枠3の撮影開口11f上に絞
り開放部15dが位置する全開放状態となる。
【0034】このとき、絞り板15のボール係合穴15
gに位置決めボール16が嵌入し、所定のクリック力で
上記絞り板15のリセット回動位置P15A を保持する。
このクリック力により、その後のAF動作時等にカムリ
ング2の突起部2dが絞り板15の当接部15bから離
れたとしても絞りリセット状態が保持される。
gに位置決めボール16が嵌入し、所定のクリック力で
上記絞り板15のリセット回動位置P15A を保持する。
このクリック力により、その後のAF動作時等にカムリ
ング2の突起部2dが絞り板15の当接部15bから離
れたとしても絞りリセット状態が保持される。
【0035】さらに、上記絞りリセット状態では当接ピ
ン15bがリセット用突起部2dと装置本体1の保持機
構である突起1fとで挟持される。この状態でカメラが
非使用状態になって、電源がオフされたときでも、ステ
ッピングモータ5のコギングトルクによりカムリング2
が保持され、絞り板15が上記リセット回動位置P15A
で保持される。従って、カメラの非使用状態で振動や衝
撃が作用したときでも絞り板15は上記リセット位置に
保持され、位置ずれが防止でき、その後の撮影開始に支
障を生じさせないようにし、また、輸送等での光学系部
材の破損が防止できる。
ン15bがリセット用突起部2dと装置本体1の保持機
構である突起1fとで挟持される。この状態でカメラが
非使用状態になって、電源がオフされたときでも、ステ
ッピングモータ5のコギングトルクによりカムリング2
が保持され、絞り板15が上記リセット回動位置P15A
で保持される。従って、カメラの非使用状態で振動や衝
撃が作用したときでも絞り板15は上記リセット位置に
保持され、位置ずれが防止でき、その後の撮影開始に支
障を生じさせないようにし、また、輸送等での光学系部
材の破損が防止できる。
【0036】なお、保持機構としての本体1の突起1f
は、鏡枠3側に設けてもよく、例えば、後枠11にスト
ッパ11i(図10参照)を設けて絞り板15をリセッ
ト位置で保持するようにしてもよい。
は、鏡枠3側に設けてもよく、例えば、後枠11にスト
ッパ11i(図10参照)を設けて絞り板15をリセッ
ト位置で保持するようにしてもよい。
【0037】また、絞りセット動作を行うには、カム当
接部11hが位置P0 にある絞りリセットの位置から、
一旦、カムリング2を時計回りに、絞りセット領域2c
C まで回動させる。但し、絞り開放状態のままで撮影を
行う場合は上記絞りセット領域2cC まで回動させる必
要はなく、鏡枠進退領域2cB での進退駆動が実行され
る。
接部11hが位置P0 にある絞りリセットの位置から、
一旦、カムリング2を時計回りに、絞りセット領域2c
C まで回動させる。但し、絞り開放状態のままで撮影を
行う場合は上記絞りセット領域2cC まで回動させる必
要はなく、鏡枠進退領域2cB での進退駆動が実行され
る。
【0038】絞りセットが中絞りである場合、カム当接
部11hが上記領域2cC まで回動して、セット用突起
部2eが絞り板15の当接ピン15bに当接した後、さ
らに、時計回りに回動させ、中絞り穴15eが鏡枠3の
撮影開口11c上に位置したとき、カムリング2の回動
を停止させる。この状態で絞り板15は位置決めボール
16がボール係合穴15hに嵌入して所定のクリック力
で保持され、中絞り状態にセットされる。
部11hが上記領域2cC まで回動して、セット用突起
部2eが絞り板15の当接ピン15bに当接した後、さ
らに、時計回りに回動させ、中絞り穴15eが鏡枠3の
撮影開口11c上に位置したとき、カムリング2の回動
を停止させる。この状態で絞り板15は位置決めボール
16がボール係合穴15hに嵌入して所定のクリック力
で保持され、中絞り状態にセットされる。
【0039】絞りセットが小絞りである場合、同様にカ
ム当接部11hが上記領域2cC まで回動して、セット
用突起部2eが絞り板15の当接ピン15bに当接した
後、さらに、時計回りに回動させ、小絞り穴15fが鏡
枠3の撮影開口11c上に位置したとき、カムリング2
の回動を停止する。この状態で絞り板15は、図10の
回動位置P15B に位置し、位置決めボール16がボール
係合穴15iに嵌入し、所定のクリック力で保持され、
小絞り状態にセットされる。
ム当接部11hが上記領域2cC まで回動して、セット
用突起部2eが絞り板15の当接ピン15bに当接した
後、さらに、時計回りに回動させ、小絞り穴15fが鏡
枠3の撮影開口11c上に位置したとき、カムリング2
の回動を停止する。この状態で絞り板15は、図10の
回動位置P15B に位置し、位置決めボール16がボール
係合穴15iに嵌入し、所定のクリック力で保持され、
小絞り状態にセットされる。
【0040】上記各絞りセットを行った後は、カムリン
グ2を反時計回りに回動させ、カム当接ピン11hがカ
ムリング2のAF範囲の領域2cB 内の領域2cE (回
動位置P2 からP1 間)にあるとき、撮影レンズの合焦
動作が行われ、適正な絞りとピント状態での撮影が実行
される。
グ2を反時計回りに回動させ、カム当接ピン11hがカ
ムリング2のAF範囲の領域2cB 内の領域2cE (回
動位置P2 からP1 間)にあるとき、撮影レンズの合焦
動作が行われ、適正な絞りとピント状態での撮影が実行
される。
【0041】撮影後、カムリング2は、さらに、反時計
回りに回動され、リセット用突起部2dで絞り板15の
当接ピン15bが押圧され、絞り板15は、前記図10
のリセット位置である回動位置P15A まで戻される。
回りに回動され、リセット用突起部2dで絞り板15の
当接ピン15bが押圧され、絞り板15は、前記図10
のリセット位置である回動位置P15A まで戻される。
【0042】上述のように、本撮影レンズ装置にあって
は、カムリング2の回動によって、鏡枠3の合焦のため
の進退移動と絞り板15の絞り回動位置の設定を行う必
要があり、例えば、AF動作を行う場合、最初に露出を
決めた後、絞りを設定し、その後、AF動作を行うこと
から、カムリング2のカム部2cのAF動作範囲内に絞
り駆動範囲が設定されていると、AF動作中に絞りが変
化してしまうといった不具合が生じる。
は、カムリング2の回動によって、鏡枠3の合焦のため
の進退移動と絞り板15の絞り回動位置の設定を行う必
要があり、例えば、AF動作を行う場合、最初に露出を
決めた後、絞りを設定し、その後、AF動作を行うこと
から、カムリング2のカム部2cのAF動作範囲内に絞
り駆動範囲が設定されていると、AF動作中に絞りが変
化してしまうといった不具合が生じる。
【0043】そこで、上記カムリング2は、上述したよ
うに鏡枠進退駆動と絞り駆動と独立して作用するように
構成している。すなわち、カム部2cの内、鏡枠駆動の
実効範囲である鏡枠進退駆動範囲2cB 外の範囲でのみ
絞り駆動用の絞りリセット,セット突起部2d,2eが
作用するように構成することによって、絞りが正確に行
われ、絞りを駆動する機構の配置が容易となる。また、
カムリング2に焦点調節と絞り駆動の両方の機構部を別
途に備えることにより調節工程や部品が単純化できる。
うに鏡枠進退駆動と絞り駆動と独立して作用するように
構成している。すなわち、カム部2cの内、鏡枠駆動の
実効範囲である鏡枠進退駆動範囲2cB 外の範囲でのみ
絞り駆動用の絞りリセット,セット突起部2d,2eが
作用するように構成することによって、絞りが正確に行
われ、絞りを駆動する機構の配置が容易となる。また、
カムリング2に焦点調節と絞り駆動の両方の機構部を別
途に備えることにより調節工程や部品が単純化できる。
【0044】さらに、カムリング2をリング形状にして
円筒端面カム部により鏡枠3を進退駆動するように構成
したことにより、光軸方向の厚みの増加が抑えられる。
また、撮影レンズ装置の鏡枠部内に上記カムリング2が
埋め込まれ、さらに、カムリング2の内部に後述する鏡
枠等の光学部材が収容され、出っ張り部分が少なくなる
ことから、撮影レンズ装置自体もコンパクトになり、上
記各部材の収容効率がよくなる。また、カム部が内部に
位置することからカム面にごみ等が付着することが避け
られ、AF駆動性能の劣化が避けられる。
円筒端面カム部により鏡枠3を進退駆動するように構成
したことにより、光軸方向の厚みの増加が抑えられる。
また、撮影レンズ装置の鏡枠部内に上記カムリング2が
埋め込まれ、さらに、カムリング2の内部に後述する鏡
枠等の光学部材が収容され、出っ張り部分が少なくなる
ことから、撮影レンズ装置自体もコンパクトになり、上
記各部材の収容効率がよくなる。また、カム部が内部に
位置することからカム面にごみ等が付着することが避け
られ、AF駆動性能の劣化が避けられる。
【0045】次に、ソレノイド6のオンオフにともなう
シャッタ開閉動作について説明する。シャッタ羽根14
は、図11に示すようにソレノイド6のプランジャ22
が突出位置P22A にあるとき、撮影開口11cから切り
欠き部14cが退避した開放位置P14A にある。プラン
ジャ22が吸引位置P22B に吸引されると、シャッタ駆
動レバー9を介して時計回りに駆動され、撮影開口11
cを閉じる閉成位置P14B に移動する。
シャッタ開閉動作について説明する。シャッタ羽根14
は、図11に示すようにソレノイド6のプランジャ22
が突出位置P22A にあるとき、撮影開口11cから切り
欠き部14cが退避した開放位置P14A にある。プラン
ジャ22が吸引位置P22B に吸引されると、シャッタ駆
動レバー9を介して時計回りに駆動され、撮影開口11
cを閉じる閉成位置P14B に移動する。
【0046】撮影終了後、ソレノイド6のオフにより、
戻しバネ23の付勢力によりプランジャ22が突出位置
P22A に戻され、シャッタ羽根14も撮影開口11cの
開放位置P14A に戻される。
戻しバネ23の付勢力によりプランジャ22が突出位置
P22A に戻され、シャッタ羽根14も撮影開口11cの
開放位置P14A に戻される。
【0047】前述したように光軸O上での絞り板15の
絞り開放部15d,絞り穴15e,15fの切り換え移
動方向(x軸方向)と上記シャッタ羽根14の切り欠き
14cの移動方向(y軸方向)が互いに直交している。
このような配置を採用することによって、シャッタの開
放時間(シャッタ時秒)精度の低下を解消している。
絞り開放部15d,絞り穴15e,15fの切り換え移
動方向(x軸方向)と上記シャッタ羽根14の切り欠き
14cの移動方向(y軸方向)が互いに直交している。
このような配置を採用することによって、シャッタの開
放時間(シャッタ時秒)精度の低下を解消している。
【0048】例えば、絞り穴位置が切り欠き移動方向で
あるy軸方向にずれると、ソレノイド6のオフ後、切り
欠き14cが上記絞り穴を通過するまでの時間、すなわ
ち、シャッタ秒時が変化し、精度が低下する。
あるy軸方向にずれると、ソレノイド6のオフ後、切り
欠き14cが上記絞り穴を通過するまでの時間、すなわ
ち、シャッタ秒時が変化し、精度が低下する。
【0049】そこで、上記絞り板15の絞り穴15e,
15fの軸心からのy軸方向の距離精度は、単一の部品
精度で決定されることから高い精度を保証可能としてい
る。一方、絞り穴移動方向であるx軸方向のクリック保
持位置は、後枠11に保持される位置決めボール16の
位置精度と絞り板15の穴位置精度とが複合して影響す
ることから多少ずれる可能性がある。
15fの軸心からのy軸方向の距離精度は、単一の部品
精度で決定されることから高い精度を保証可能としてい
る。一方、絞り穴移動方向であるx軸方向のクリック保
持位置は、後枠11に保持される位置決めボール16の
位置精度と絞り板15の穴位置精度とが複合して影響す
ることから多少ずれる可能性がある。
【0050】本装置においては、上述のように絞り板1
5の絞り穴15e、または、15fのy軸方向の位置精
度がよいことから上述のプランジャ22の吸引に伴うシ
ャッタ秒時の精度の低下が避けられる。また、上述した
ように絞り穴15e,15fのx軸方向の切り換え移動
方向の位置決め精度は、必ずしも高精度が得られないと
しても、シャッタ羽根14の切り欠き14cとの移動方
向と直交する方向にわずかにずれが生じるだけで、シャ
ッタ秒時への影響は少ない。
5の絞り穴15e、または、15fのy軸方向の位置精
度がよいことから上述のプランジャ22の吸引に伴うシ
ャッタ秒時の精度の低下が避けられる。また、上述した
ように絞り穴15e,15fのx軸方向の切り換え移動
方向の位置決め精度は、必ずしも高精度が得られないと
しても、シャッタ羽根14の切り欠き14cとの移動方
向と直交する方向にわずかにずれが生じるだけで、シャ
ッタ秒時への影響は少ない。
【0051】なお、上述のような互いに直交する移動方
向ではなく、シャッタ機構として絞り板の絞り穴15
e,15fの移動方向とシャッタ羽根の切り欠き14c
の移動方向が直交せず互いに同じ方向に移動するような
構造を採ったとすると、絞り穴の移動方向位置決め精度
の低下がシャッタ秒時の精度を低下させることになる。
向ではなく、シャッタ機構として絞り板の絞り穴15
e,15fの移動方向とシャッタ羽根の切り欠き14c
の移動方向が直交せず互いに同じ方向に移動するような
構造を採ったとすると、絞り穴の移動方向位置決め精度
の低下がシャッタ秒時の精度を低下させることになる。
【0052】上記シャッタ羽根14は、上述したように
撮影開口11cの閉成部としてV字状の切り欠き部14
cを有しているが、その切り欠き部14cを通過する光
量の変化特性について、図13,図14の上記シャッタ
羽根による光量変化を示す線図と開口面積変化を示す線
図等を用いて説明する。図13は、プランジャ22のス
トロ−ク、または、経過時間に対する光量の変化を示し
た線図であり、図14は、プランジャ22の各ストロ−
クにに対する開口面積の変化を示した線図である。
撮影開口11cの閉成部としてV字状の切り欠き部14
cを有しているが、その切り欠き部14cを通過する光
量の変化特性について、図13,図14の上記シャッタ
羽根による光量変化を示す線図と開口面積変化を示す線
図等を用いて説明する。図13は、プランジャ22のス
トロ−ク、または、経過時間に対する光量の変化を示し
た線図であり、図14は、プランジャ22の各ストロ−
クにに対する開口面積の変化を示した線図である。
【0053】図14に示すように、閉じ動作の初期にお
いては、切り欠き部14cのV字に傾斜した周辺の2辺
で開口11cの両側方から遮蔽して行く。なお、図26
に示すような従来の直線羽根式のシャッタ羽根の場合
は、前述したように直線状の羽根部91aで開口93を
閉じて行く構造になっており、図27に示す線図のよう
にプランジャストロ−クに対する光量の変化は、直線的
に変化する。
いては、切り欠き部14cのV字に傾斜した周辺の2辺
で開口11cの両側方から遮蔽して行く。なお、図26
に示すような従来の直線羽根式のシャッタ羽根の場合
は、前述したように直線状の羽根部91aで開口93を
閉じて行く構造になっており、図27に示す線図のよう
にプランジャストロ−クに対する光量の変化は、直線的
に変化する。
【0054】一方、ソレノイド6は、オン状態になって
吸引を開始した場合、通常、プランジャの吸引速度は、
プランジャの慣性、または、摩擦力等により駆動始めは
遅く、徐々に増加してゆくような変化を辿る。
吸引を開始した場合、通常、プランジャの吸引速度は、
プランジャの慣性、または、摩擦力等により駆動始めは
遅く、徐々に増加してゆくような変化を辿る。
【0055】従って、上記従来のシャッタ羽根91での
経過時間に対する光量の変化としては、図27に示すよ
うに経過時間の初期にて、光量変化の遅れが生じ、最初
は、遅く、途中から速く変化することになる。シャッタ
スピ−ドとしては、光量が半分になるまでの経過時間を
シャッタスピ−ドとすることから、この従来の場合は、
たとえ、シャッタが閉成するまでの時間が同じでも初期
が遅れるため、見かけ上のシャッタスピ−ドとしては遅
くなってしまう。
経過時間に対する光量の変化としては、図27に示すよ
うに経過時間の初期にて、光量変化の遅れが生じ、最初
は、遅く、途中から速く変化することになる。シャッタ
スピ−ドとしては、光量が半分になるまでの経過時間を
シャッタスピ−ドとすることから、この従来の場合は、
たとえ、シャッタが閉成するまでの時間が同じでも初期
が遅れるため、見かけ上のシャッタスピ−ドとしては遅
くなってしまう。
【0056】ところが、本撮影レンズ装置のシャッタ羽
根14によると、図14にて説明したようにV字状の切
り欠きにより開口を閉じて行くので、初期動作における
開口面積の減少の速度が速く、光量の減少速度も大きく
なる。従って、プランジャ22の吸引動作の初期遅れが
あったとしても、図13に示すように経過時間に対して
直線的に光量を減少させることができ、見かけ上のシャ
ッタスピ−ドを速くすることが可能となる。
根14によると、図14にて説明したようにV字状の切
り欠きにより開口を閉じて行くので、初期動作における
開口面積の減少の速度が速く、光量の減少速度も大きく
なる。従って、プランジャ22の吸引動作の初期遅れが
あったとしても、図13に示すように経過時間に対して
直線的に光量を減少させることができ、見かけ上のシャ
ッタスピ−ドを速くすることが可能となる。
【0057】ここで、上述の撮影レンズ装置がAF付き
カメラに組み込まれた場合の一連の撮影動作について説
明すると、まず、レリーズスイッチの1段目がオン操作
された場合、露出検出が行われる。そして、一旦、AF
動作による鏡枠合焦位置を検出した後、レリーズスイッ
チの2段目のオンを待つ。該2段目がオンとなった場
合、カムリング2を時計回りに回動させ、絞りリセット
位置からAFを行う鏡枠駆動範囲を通過し、上記露出検
出による絞りにセットするため絞りセット位置、例え
ば、中絞り位置まで回動させる。その後、カムリング2
を反時計回りの回動させ、上記1段目オン時に検出した
AF位置(合焦位置)へ鏡枠当接部11hを介して鏡枠
3を駆動し、そこで、撮影が実行される。
カメラに組み込まれた場合の一連の撮影動作について説
明すると、まず、レリーズスイッチの1段目がオン操作
された場合、露出検出が行われる。そして、一旦、AF
動作による鏡枠合焦位置を検出した後、レリーズスイッ
チの2段目のオンを待つ。該2段目がオンとなった場
合、カムリング2を時計回りに回動させ、絞りリセット
位置からAFを行う鏡枠駆動範囲を通過し、上記露出検
出による絞りにセットするため絞りセット位置、例え
ば、中絞り位置まで回動させる。その後、カムリング2
を反時計回りの回動させ、上記1段目オン時に検出した
AF位置(合焦位置)へ鏡枠当接部11hを介して鏡枠
3を駆動し、そこで、撮影が実行される。
【0058】このときのカムリング2の回動角は、ステ
ッピングモータ5の駆動パルス数で管理される。但し、
ギヤ部2a等のバックラッシュ誤差を考慮する必要があ
るときには、上記AF位置に鏡枠3をセットする場合、
一旦、カムリング2をAF位置を超えて反時計回りに数
ステップ余分に戻し、その後、時計回り方向に回動さ
せ、すでに検出されているAF位置に位置させる。この
ようにカムリング2を駆動することにより高精度のAF
処理が可能となる。撮影終了後は、カムリング2を反時
計回りに回動させ、絞りリセット状態である絞り開放状
態の位置、すなわち、図12に示すように鏡枠カム当接
位置11hがカムリングカム部2cに対して位置P0 に
戻される。
ッピングモータ5の駆動パルス数で管理される。但し、
ギヤ部2a等のバックラッシュ誤差を考慮する必要があ
るときには、上記AF位置に鏡枠3をセットする場合、
一旦、カムリング2をAF位置を超えて反時計回りに数
ステップ余分に戻し、その後、時計回り方向に回動さ
せ、すでに検出されているAF位置に位置させる。この
ようにカムリング2を駆動することにより高精度のAF
処理が可能となる。撮影終了後は、カムリング2を反時
計回りに回動させ、絞りリセット状態である絞り開放状
態の位置、すなわち、図12に示すように鏡枠カム当接
位置11hがカムリングカム部2cに対して位置P0 に
戻される。
【0059】上述のように本撮影レンズ装置において
は、撮影が終了した時点で絞りを開放状態にリセットす
ることによって、次の撮影開始時に直ちにAF動作の合
焦位置検出動作に入ることが可能となり、準備時間が短
縮され、操作性がよくなる。
は、撮影が終了した時点で絞りを開放状態にリセットす
ることによって、次の撮影開始時に直ちにAF動作の合
焦位置検出動作に入ることが可能となり、準備時間が短
縮され、操作性がよくなる。
【0060】次に、上記撮影レンズ装置における図12
の展開図等に示したカムリング2に対する変形例につい
て説明する。すでに説明したように上記カムリング2
は、その回動動作により鏡枠の進退駆動と絞りセット,
リセット動作の双方を行うように構成されているが、鏡
枠進退領域である領域2cB 内の一部分に設定されてい
る実効進退領域2cE の回動範囲に対して、カム上の領
域2cA ,2cC が対応する絞りセット、または、リセ
ット動作を行う回動位置は、上記領域の両端方向にかな
り離れた位置であった。
の展開図等に示したカムリング2に対する変形例につい
て説明する。すでに説明したように上記カムリング2
は、その回動動作により鏡枠の進退駆動と絞りセット,
リセット動作の双方を行うように構成されているが、鏡
枠進退領域である領域2cB 内の一部分に設定されてい
る実効進退領域2cE の回動範囲に対して、カム上の領
域2cA ,2cC が対応する絞りセット、または、リセ
ット動作を行う回動位置は、上記領域の両端方向にかな
り離れた位置であった。
【0061】従って、一連の撮影動作において、カムリ
ング2を絞りリセット位置から鏡枠進退領域に回動さ
せ、測光を行った後、端部の絞りセット位置まで回動さ
せ、その後、鏡枠進退領域に戻し、AF駆動を行うこと
なるが、上記離間した絞りリセット位置からセット位置
までカムリング2を回動させるため、長い回動時間が必
要となり、タイムラグが増え、さらに、AF動作を終了
するまでの時間も長くなってしまう。
ング2を絞りリセット位置から鏡枠進退領域に回動さ
せ、測光を行った後、端部の絞りセット位置まで回動さ
せ、その後、鏡枠進退領域に戻し、AF駆動を行うこと
なるが、上記離間した絞りリセット位置からセット位置
までカムリング2を回動させるため、長い回動時間が必
要となり、タイムラグが増え、さらに、AF動作を終了
するまでの時間も長くなってしまう。
【0062】この変形例のカムリングは、上述の不具合
を解決するものであって、図15のカムリング42の展
開図に示すように、絞りリセット用突起部43と絞りセ
ット用突起部44がカム部2cの鏡枠進退領域2cB に
対して、回動方向に位置調節が可能な構造を有してい
る。すなわち、実際の組立調節工程において、鏡枠3の
AF動作に必要な進退位置から鏡枠移動領域2cB の
内、実効鏡枠進退領域2cE を設定する。その領域2c
E にできるだけ接近したカムリング3の回動位置で絞り
リセット、または、セットが行えるように絞りリセット
用突起部43と絞りセット用突起部44の位置を調節し
て固定する。
を解決するものであって、図15のカムリング42の展
開図に示すように、絞りリセット用突起部43と絞りセ
ット用突起部44がカム部2cの鏡枠進退領域2cB に
対して、回動方向に位置調節が可能な構造を有してい
る。すなわち、実際の組立調節工程において、鏡枠3の
AF動作に必要な進退位置から鏡枠移動領域2cB の
内、実効鏡枠進退領域2cE を設定する。その領域2c
E にできるだけ接近したカムリング3の回動位置で絞り
リセット、または、セットが行えるように絞りリセット
用突起部43と絞りセット用突起部44の位置を調節し
て固定する。
【0063】上述のように絞りリセット,セット用突起
部の位置が調節されたカムリング42を適用することに
より、絞りセットまでの時間、AF動作終了までの時
間、さらに、絞りリセットまでの時間をそれぞれ短縮で
き、タイムラグを減らすことができ、素早い撮影が可能
になる。また、撮影レンズのフランジバック調節も可能
となる。さらに、鏡枠の進退量が制限され、占有スペ−
スを少なくすることができる。
部の位置が調節されたカムリング42を適用することに
より、絞りセットまでの時間、AF動作終了までの時
間、さらに、絞りリセットまでの時間をそれぞれ短縮で
き、タイムラグを減らすことができ、素早い撮影が可能
になる。また、撮影レンズのフランジバック調節も可能
となる。さらに、鏡枠の進退量が制限され、占有スペ−
スを少なくすることができる。
【0064】次に、上記撮影レンズ装置における図12
等に示すカムリング2に対する別の変形例について説明
する。この変形例のカムリング45は、その展開図を図
16に示し、ゾーンフォーカシングが可能なカメラに適
用することが可能な撮影レンズ装置のカムリングであ
る。すなわち、カム部45cとして、カムリング2と同
様に両端部に平坦状の絞りリセット,セット領域45c
A ,45cC が配設され、中央部に2つの段階状の位置
規制部である鏡枠進退領域45cB1,45cB2が配設さ
れている。この領域45cB1,45cB2は、それぞれ無
限遠(∞)側フォーカシングの領域と至近側フォーカシ
ングの領域である。
等に示すカムリング2に対する別の変形例について説明
する。この変形例のカムリング45は、その展開図を図
16に示し、ゾーンフォーカシングが可能なカメラに適
用することが可能な撮影レンズ装置のカムリングであ
る。すなわち、カム部45cとして、カムリング2と同
様に両端部に平坦状の絞りリセット,セット領域45c
A ,45cC が配設され、中央部に2つの段階状の位置
規制部である鏡枠進退領域45cB1,45cB2が配設さ
れている。この領域45cB1,45cB2は、それぞれ無
限遠(∞)側フォーカシングの領域と至近側フォーカシ
ングの領域である。
【0065】このカムリング45を用いると、∞側,至
近側ともにフォーカシング時の回動位置が多少ずれても
鏡枠の進退位置がずれることがなく、段階的な駆動を行
うだけでよいのでAF駆動制御が簡素化できる。なお、
上記変形例のカムリング45は、進退領域を2段階カム
面で構成したが3段階以上のカム面で構成してもよい。
さらに、上記段階状の鏡枠進退領域の一部を撮影レンズ
のマクロ撮影のための進退駆動用とすることも可能であ
る。
近側ともにフォーカシング時の回動位置が多少ずれても
鏡枠の進退位置がずれることがなく、段階的な駆動を行
うだけでよいのでAF駆動制御が簡素化できる。なお、
上記変形例のカムリング45は、進退領域を2段階カム
面で構成したが3段階以上のカム面で構成してもよい。
さらに、上記段階状の鏡枠進退領域の一部を撮影レンズ
のマクロ撮影のための進退駆動用とすることも可能であ
る。
【0066】次に、上記撮影レンズ装置におけるカムリ
ング2に代えてカム環を適用する撮影レンズ装置につい
て説明する。図17は、上記カム環を組み込んだ撮影レ
ンズ装置の主要部の縦断面図であり、図18は、上記撮
影レンズ装置の主要部の斜視図である。上記カム環72
は、円筒形状を有し、外周に沿って鏡枠73をカムフォ
ロワ73hを介して進退駆動するための溝カム72cが
設けられ、絞りリセット用突起部72dが内周部に設け
られている。なお、図示していないが絞りセット用突起
部やカム環駆動用のギヤ部等も設けられている。
ング2に代えてカム環を適用する撮影レンズ装置につい
て説明する。図17は、上記カム環を組み込んだ撮影レ
ンズ装置の主要部の縦断面図であり、図18は、上記撮
影レンズ装置の主要部の斜視図である。上記カム環72
は、円筒形状を有し、外周に沿って鏡枠73をカムフォ
ロワ73hを介して進退駆動するための溝カム72cが
設けられ、絞りリセット用突起部72dが内周部に設け
られている。なお、図示していないが絞りセット用突起
部やカム環駆動用のギヤ部等も設けられている。
【0067】この変形例のカム環72を組み込んだ撮影
レンズ装置の鏡枠73の進退駆動動作、絞り板15の駆
動動作等は、前記実施の形態の装置の場合と同一であ
る。そして、この撮影レンズ装置によれば、カム環72
の本体への収容が容易であり、実装効率を上げることが
できる。
レンズ装置の鏡枠73の進退駆動動作、絞り板15の駆
動動作等は、前記実施の形態の装置の場合と同一であ
る。そして、この撮影レンズ装置によれば、カム環72
の本体への収容が容易であり、実装効率を上げることが
できる。
【0068】次に、上記撮影レンズ装置のカムリング2
に対するさらに別の変形例について説明する。この変形
例のカムリングは、鏡枠当接部11hを駆動するカム部
2cの範囲以外にストロボ発光部回動駆動用のカム部を
設けるように構成した変形例である。上述のようにスト
ロボ発光部を回動駆動することによって、マクロ撮影時
にストロボの光軸方向を被写体に向けるように変化させ
ることができる。
に対するさらに別の変形例について説明する。この変形
例のカムリングは、鏡枠当接部11hを駆動するカム部
2cの範囲以外にストロボ発光部回動駆動用のカム部を
設けるように構成した変形例である。上述のようにスト
ロボ発光部を回動駆動することによって、マクロ撮影時
にストロボの光軸方向を被写体に向けるように変化させ
ることができる。
【0069】図19は、上記変形例のカムリング81を
組み込んだ撮影レンズ装置とストロボ装置を被写体側か
ら見た断面図である。図20は、図19のA−A′断面
図である。上記カムリング81は、上記カムリング2と
同様に、外周部に駆動用ギヤ部81aと、鏡枠3のカム
当接部11hと当接可能な、焦点調節するための焦点調
節駆動機構を構成する円筒端面カム形状のカム部81c
と、絞り板15に当接して駆動可能な絞り駆動機構を構
成するリセット用突起部81d,セット用突起部81e
と、上記カム部81cの配設領域以外にストロボ駆動用
カム部81fとが配設されている。
組み込んだ撮影レンズ装置とストロボ装置を被写体側か
ら見た断面図である。図20は、図19のA−A′断面
図である。上記カムリング81は、上記カムリング2と
同様に、外周部に駆動用ギヤ部81aと、鏡枠3のカム
当接部11hと当接可能な、焦点調節するための焦点調
節駆動機構を構成する円筒端面カム形状のカム部81c
と、絞り板15に当接して駆動可能な絞り駆動機構を構
成するリセット用突起部81d,セット用突起部81e
と、上記カム部81cの配設領域以外にストロボ駆動用
カム部81fとが配設されている。
【0070】一方、ストロボ発光部83は、本体に支持
軸83aを介して駆動自在に支持されている。上記スト
ロボ発光部83は、支持軸82aにより回動自在に支持
されるストロボ駆動レバー82の駆動ピン82cを介し
て回動駆動可能である。
軸83aを介して駆動自在に支持されている。上記スト
ロボ発光部83は、支持軸82aにより回動自在に支持
されるストロボ駆動レバー82の駆動ピン82cを介し
て回動駆動可能である。
【0071】上記カムリング81のカム部81cには、
両端部分に平坦状の領域81cA 、81cB が設けら
れ、中央部に通常撮影用の鏡枠進退領域81cB1とマク
ロ撮影用の鏡枠進退マクロ領域81cB2とが設けられて
いる。また、カム部81fには、ストロボ駆動レバー8
2のカム当接部82bが当接可能であって、上記鏡枠進
退領域81cB1に対応する平坦状の領域81f1 と、鏡
枠進退マクロ領域81cB2に対応するストロボ駆動用マ
クロ領域81f2 とが設けられている。
両端部分に平坦状の領域81cA 、81cB が設けら
れ、中央部に通常撮影用の鏡枠進退領域81cB1とマク
ロ撮影用の鏡枠進退マクロ領域81cB2とが設けられて
いる。また、カム部81fには、ストロボ駆動レバー8
2のカム当接部82bが当接可能であって、上記鏡枠進
退領域81cB1に対応する平坦状の領域81f1 と、鏡
枠進退マクロ領域81cB2に対応するストロボ駆動用マ
クロ領域81f2 とが設けられている。
【0072】以上のように構成されたこの変形例のカム
リングを適用した撮影レンズ装置で、マクロ撮影を行う
場合、カムリング81を鏡枠当接部11hが鏡枠マクロ
進退領域81cB2に当接する位置まで回動させ、鏡枠3
をマクロ撮影状態に移動させる。そのとき、ストロボ駆
動レバー82は、その当接部82bがカム部81bのマ
クロ領域81f2 に当接する状態になり、ストロボ発光
部83を回動させ、照射光軸方向を通常撮影状態での方
向DA からマクロ撮影に対応した下方の方向DB に変化
させる。
リングを適用した撮影レンズ装置で、マクロ撮影を行う
場合、カムリング81を鏡枠当接部11hが鏡枠マクロ
進退領域81cB2に当接する位置まで回動させ、鏡枠3
をマクロ撮影状態に移動させる。そのとき、ストロボ駆
動レバー82は、その当接部82bがカム部81bのマ
クロ領域81f2 に当接する状態になり、ストロボ発光
部83を回動させ、照射光軸方向を通常撮影状態での方
向DA からマクロ撮影に対応した下方の方向DB に変化
させる。
【0073】上述のように本変形例のカムリング81の
適用した撮影レンズ装置によれば、マクロ撮影時のスト
ロボ発光部の照射光軸を下方、すなわち、撮影レンズの
光軸Oに接近する方向に向けるように変化させることが
でき、マクロ撮影を良好な配光状態で行うことができ
る。なお、上記撮影レンズ装置ではストロボの照射方向
を変化させるようにしたが、これに限らず、光軸方向が
可変のファインダに対してパララックス補正のために、
カムリングの回動に伴いファインダ光軸を変化させるよ
うにしてもよい。
適用した撮影レンズ装置によれば、マクロ撮影時のスト
ロボ発光部の照射光軸を下方、すなわち、撮影レンズの
光軸Oに接近する方向に向けるように変化させることが
でき、マクロ撮影を良好な配光状態で行うことができ
る。なお、上記撮影レンズ装置ではストロボの照射方向
を変化させるようにしたが、これに限らず、光軸方向が
可変のファインダに対してパララックス補正のために、
カムリングの回動に伴いファインダ光軸を変化させるよ
うにしてもよい。
【0074】次に、前記図1,図2に示した撮影レンズ
装置が組み込まれたバリア付きAF電子スチルカメラに
ついて説明する。図21は、上記バリアつきAFカメラ
裏側から見た外観の斜視図である。図22、および、図
23は、それぞれバリアの閉鎖状態と開放状態のカメラ
の正面図である。
装置が組み込まれたバリア付きAF電子スチルカメラに
ついて説明する。図21は、上記バリアつきAFカメラ
裏側から見た外観の斜視図である。図22、および、図
23は、それぞれバリアの閉鎖状態と開放状態のカメラ
の正面図である。
【0075】本カメラ51の前面部には、撮影レンズ3
1を閉鎖位置P52A 、または、開放位置P52B にスライ
ド移動可能なバリア52を有しており、その開閉動作に
連動してカメラに内蔵されたバリアスイッチ65がオン
オフする。該バリアスイッチ65の出力信号は、モー
タ,ソレノイド等の駆動制御を行う制御回路66に入力
される。さらに、カメラ51の前面部には、ファインダ
窓53とストロボ窓54が配設されている。
1を閉鎖位置P52A 、または、開放位置P52B にスライ
ド移動可能なバリア52を有しており、その開閉動作に
連動してカメラに内蔵されたバリアスイッチ65がオン
オフする。該バリアスイッチ65の出力信号は、モー
タ,ソレノイド等の駆動制御を行う制御回路66に入力
される。さらに、カメラ51の前面部には、ファインダ
窓53とストロボ窓54が配設されている。
【0076】カメラ51の裏面部には、ファインダ56
と、CCD撮像画像のスルー画面である撮影画像や撮像
済みの再生画像、または、各種文字情報等を表示するL
CDモニタ57と、上記LCDモニタ57のオンオフを
指示するスイッチとして働き、上記LCDモニタ57の
右側であって、ホールドした右手の親指で操作し易い位
置にあるLCDスイッチ58と、画像再生時に再生コマ
を選択するコマ選択スイッチ59とが配設されている。
と、CCD撮像画像のスルー画面である撮影画像や撮像
済みの再生画像、または、各種文字情報等を表示するL
CDモニタ57と、上記LCDモニタ57のオンオフを
指示するスイッチとして働き、上記LCDモニタ57の
右側であって、ホールドした右手の親指で操作し易い位
置にあるLCDスイッチ58と、画像再生時に再生コマ
を選択するコマ選択スイッチ59とが配設されている。
【0077】上記カメラ51の上面部には、ホールドし
た手の人差し指で操作できるレリーズスイッチ55と、
マクロ撮影を指示するマクロスイッチ60と、その他の
操作スイッチ等が配設されている。また、カメラ左側面
部には別のバッテリが接続可能な外部電源コネクタ61
と、パーソナルコンピュータ等との通信用コネクタ62
とが配設されている。
た手の人差し指で操作できるレリーズスイッチ55と、
マクロ撮影を指示するマクロスイッチ60と、その他の
操作スイッチ等が配設されている。また、カメラ左側面
部には別のバッテリが接続可能な外部電源コネクタ61
と、パーソナルコンピュータ等との通信用コネクタ62
とが配設されている。
【0078】なお、このようにカメラの裏面側からみて
左側にケーブル類が接続される外部電源コネクタ61や
通信コネクタ62が配置されていることにより、ケーブ
ルが接続された状態で右手でカメラをホールディングす
るときに上記ケーブルが邪魔にならないようになってい
る。
左側にケーブル類が接続される外部電源コネクタ61や
通信コネクタ62が配置されていることにより、ケーブ
ルが接続された状態で右手でカメラをホールディングす
るときに上記ケーブルが邪魔にならないようになってい
る。
【0079】従来例の電子スチルカメラでは、撮影モー
ドと再生モードを切り換える切り換えスイッチが独立し
て配設されていた。それによって、LCDモニタ等に表
示される画をファインダ用の画像として表示するか内部
に記憶されたデータを表示するかという切替えをさせて
いた。そのような切り換えスイッチがカメラ撮影操作の
中で自然に使われるという形にならずに独立して再生、
もしくは、撮影という意志をユーザ側が示さなければな
らなかった。
ドと再生モードを切り換える切り換えスイッチが独立し
て配設されていた。それによって、LCDモニタ等に表
示される画をファインダ用の画像として表示するか内部
に記憶されたデータを表示するかという切替えをさせて
いた。そのような切り換えスイッチがカメラ撮影操作の
中で自然に使われるという形にならずに独立して再生、
もしくは、撮影という意志をユーザ側が示さなければな
らなかった。
【0080】本カメラでは、バリア52に連動するバリ
アスイッチ65の出力を用いてバリア52の開閉状態を
検出し、バリア52が開いているときは撮影モードが選
択され、バリアが閉じており、さらに、LCDスイッチ
58がオンされると再生モードが自動的に選択されるた
め、モード設定がスムーズにしかも簡単に行え、使いや
すくなっている。
アスイッチ65の出力を用いてバリア52の開閉状態を
検出し、バリア52が開いているときは撮影モードが選
択され、バリアが閉じており、さらに、LCDスイッチ
58がオンされると再生モードが自動的に選択されるた
め、モード設定がスムーズにしかも簡単に行え、使いや
すくなっている。
【0081】図24のフローチャートを用いて本カメラ
の撮影/再生のシーケンスについて説明すると、電池が
装填されると、上記シーケンス処理がスタートし、ステ
ップS10でバリア開状態であるかどうかをバリアスイ
ッチ65の出力信号により判別する。バリア閉状態であ
れば、ステップS11に進み、バリア開状態であれば、
撮像画像をメモリに記録する撮影モードが選択され、ス
テップS16にジャンプする。
の撮影/再生のシーケンスについて説明すると、電池が
装填されると、上記シーケンス処理がスタートし、ステ
ップS10でバリア開状態であるかどうかをバリアスイ
ッチ65の出力信号により判別する。バリア閉状態であ
れば、ステップS11に進み、バリア開状態であれば、
撮像画像をメモリに記録する撮影モードが選択され、ス
テップS16にジャンプする。
【0082】上記ステップS11では、LCDスイッチ
58が押圧されているかを判別し、押圧されていなけれ
ば、上記ステップS10に戻る。バリア52閉状態では
常にこのLCDスイッチ58を常にウォッチングしてい
ることになる。LCDスイッチ58が押圧されていれ
ば、再生モードであるとして、LCDモニタ57をオン
とする(ステップS12)。
58が押圧されているかを判別し、押圧されていなけれ
ば、上記ステップS10に戻る。バリア52閉状態では
常にこのLCDスイッチ58を常にウォッチングしてい
ることになる。LCDスイッチ58が押圧されていれ
ば、再生モードであるとして、LCDモニタ57をオン
とする(ステップS12)。
【0083】再生モードではLCDスイッチ58は、電
気的なトグルスイッチとして作用するので、指を一旦離
してもLCDモニタ57はオン状態を保つ。そして、最
新の撮影済み画像からコマ再生を行う(ステップS1
3)。LCDスイッチ58がオンである限りコマ再生を
続ける(ステップS14)。なお、再生時での再生コマ
の選択は、コマ選択スイッチ59で行うことができる。
LCDスイッチ58がもう一度押圧され、オフとなる
と、ステップS15に進み、LCDモニタ57をオフに
して本ルーチンを終了する。
気的なトグルスイッチとして作用するので、指を一旦離
してもLCDモニタ57はオン状態を保つ。そして、最
新の撮影済み画像からコマ再生を行う(ステップS1
3)。LCDスイッチ58がオンである限りコマ再生を
続ける(ステップS14)。なお、再生時での再生コマ
の選択は、コマ選択スイッチ59で行うことができる。
LCDスイッチ58がもう一度押圧され、オフとなる
と、ステップS15に進み、LCDモニタ57をオフに
して本ルーチンを終了する。
【0084】一方、撮影モードが選択され、ステップS
16にジャンプした場合は、まず、撮影レンズのリセッ
トを行う。ステップS17ではバリアの閉状態をバリア
スイッチ65の出力でチェックし、閉じていれば、その
まま本ルーチンを終了する。閉状態でなければ、LCD
スイッチ58の状態をチェックする(ステップS1
8)。
16にジャンプした場合は、まず、撮影レンズのリセッ
トを行う。ステップS17ではバリアの閉状態をバリア
スイッチ65の出力でチェックし、閉じていれば、その
まま本ルーチンを終了する。閉状態でなければ、LCD
スイッチ58の状態をチェックする(ステップS1
8)。
【0085】LCDスイッチ58がオフであれば、LC
Dモニタ57をオフとし(ステップS23)、後述する
ステップS24に進み、以後、LCDモニタ57のオフ
の状態でレリーズスイッチ55のオン操作待ちの状態に
なる。
Dモニタ57をオフとし(ステップS23)、後述する
ステップS24に進み、以後、LCDモニタ57のオフ
の状態でレリーズスイッチ55のオン操作待ちの状態に
なる。
【0086】上記LCDスイッチ58のチェックでオン
の場合、LCDモニタ57がファインダとして機能する
状態での撮影が行われる。なお、このLCDモニタ57
は、LCDスイッチ58が押圧されている状態の間だけ
がファインダ状態、すなわち、被写体像を表示する状態
となり、該スイッチ58から手を離すとLCDモニタ5
7はオフとなる。そのため、該スイッチ58は、前述し
たようにホールドした右手の親指で操作し易い位置にあ
る。この操作によって、比較的大きい電力を必要とする
LCDモニタ57を不必要のときはできるだけオフ状態
に保ち、節電を行うことができる。
の場合、LCDモニタ57がファインダとして機能する
状態での撮影が行われる。なお、このLCDモニタ57
は、LCDスイッチ58が押圧されている状態の間だけ
がファインダ状態、すなわち、被写体像を表示する状態
となり、該スイッチ58から手を離すとLCDモニタ5
7はオフとなる。そのため、該スイッチ58は、前述し
たようにホールドした右手の親指で操作し易い位置にあ
る。この操作によって、比較的大きい電力を必要とする
LCDモニタ57を不必要のときはできるだけオフ状態
に保ち、節電を行うことができる。
【0087】その後、ステップS19に進み、前記カム
リング2によりパンフォーカシング位置に撮影レンズを
移動させ、測光を行い、CCDシャッタ調節を行う(ス
テップS20,S21)。CCDで撮像されたスルー画
像をLCDモニタ57に表示し(ステップS22)、ス
テップS24でレリーズスイッチ55のオン待ちの状態
になる。
リング2によりパンフォーカシング位置に撮影レンズを
移動させ、測光を行い、CCDシャッタ調節を行う(ス
テップS20,S21)。CCDで撮像されたスルー画
像をLCDモニタ57に表示し(ステップS22)、ス
テップS24でレリーズスイッチ55のオン待ちの状態
になる。
【0088】レリーズスイッチ55のオンに伴い、カム
リング2が回動し、AF位置に鏡枠3を駆動し、測光を
行う(ステップS25,S26)。さらに、カムリング
2による絞り駆動が行われ、上記AF(合焦)位置に鏡
枠3が駆動される(ステップS27,S28)。その
後、シャッタを駆動し、露光を行って(ステップS2
9)、絞りリセット処理の後(ステップS30)、ステ
ップS16に戻る。なお、そこで、バリア閉が検出され
ると本ルーチンを終了する。
リング2が回動し、AF位置に鏡枠3を駆動し、測光を
行う(ステップS25,S26)。さらに、カムリング
2による絞り駆動が行われ、上記AF(合焦)位置に鏡
枠3が駆動される(ステップS27,S28)。その
後、シャッタを駆動し、露光を行って(ステップS2
9)、絞りリセット処理の後(ステップS30)、ステ
ップS16に戻る。なお、そこで、バリア閉が検出され
ると本ルーチンを終了する。
【0089】以上説明したように本カメラ51による
と、従来の電子スチルカメラでは、撮影モード,再生モ
ード切り換え用の操作スイッチが必要であったが、バリ
アの開閉に連動するバリアスイッチ65を適用すること
によって、スムーズにLCDモニタ57を再生用、また
は、撮影用に切り換え、再生モード、または、撮影モー
ドの選択が可能になる。
と、従来の電子スチルカメラでは、撮影モード,再生モ
ード切り換え用の操作スイッチが必要であったが、バリ
アの開閉に連動するバリアスイッチ65を適用すること
によって、スムーズにLCDモニタ57を再生用、また
は、撮影用に切り換え、再生モード、または、撮影モー
ドの選択が可能になる。
【0090】なお、カメラ51を左手でホールドするこ
とも考慮し、LCDスイッチ58′をLCDモニタ57
の左側に配置して、左手の親指でLCDスイッチ58′
を押圧しながら、右手の人指し指でレリーズスイッチ5
5を操作するように構成してもよい。
とも考慮し、LCDスイッチ58′をLCDモニタ57
の左側に配置して、左手の親指でLCDスイッチ58′
を押圧しながら、右手の人指し指でレリーズスイッチ5
5を操作するように構成してもよい。
【0091】なお、上記カメラがマニュアルフォーカス
式の電子スチルカメラであった場合は、図24の撮影シ
ーケンスのフローチャートのうち、ステップS25から
S28間での処理が図25のフローチャートに示すステ
ップS31からS33に入れ代えられ、撮影が実行され
る。
式の電子スチルカメラであった場合は、図24の撮影シ
ーケンスのフローチャートのうち、ステップS25から
S28間での処理が図25のフローチャートに示すステ
ップS31からS33に入れ代えられ、撮影が実行され
る。
【0092】
【発明の効果】上述したように本発明の請求項1記載の
露出制御装置は、絞り板の絞り穴の移動軌跡とシャッタ
羽根の絞り穴対向部分での移動方向とを直交させるよう
に配置したことにより、シャッタ秒時の再現性がよくな
り、絞り穴の選択を変えた場合のシャッタ秒時の精度も
向上する。
露出制御装置は、絞り板の絞り穴の移動軌跡とシャッタ
羽根の絞り穴対向部分での移動方向とを直交させるよう
に配置したことにより、シャッタ秒時の再現性がよくな
り、絞り穴の選択を変えた場合のシャッタ秒時の精度も
向上する。
【0093】本発明の請求項2記載の露出制御装置は、
容積の大きい絞り駆動機構の駆動源等を比較的像面側に
配置し、撮影レンズの中央部近くに配置されるシャッタ
の駆動機構を撮影レンズの被写体側に配置することによ
り、スペ−スを全体的に有効に利用し、露出制御装置を
コンパクトにまとめることができる。
容積の大きい絞り駆動機構の駆動源等を比較的像面側に
配置し、撮影レンズの中央部近くに配置されるシャッタ
の駆動機構を撮影レンズの被写体側に配置することによ
り、スペ−スを全体的に有効に利用し、露出制御装置を
コンパクトにまとめることができる。
【0094】本発明の請求項3記載の露出制御装置は、
絞り穴を閉じる場合、シャッタ羽根の周辺部から先に絞
り穴を覆うようにしたので、シャッタ閉じ動作の初期で
の絞り穴を覆う速度を増加させることができ、シャッタ
秒時を高速化が実現できる。
絞り穴を閉じる場合、シャッタ羽根の周辺部から先に絞
り穴を覆うようにしたので、シャッタ閉じ動作の初期で
の絞り穴を覆う速度を増加させることができ、シャッタ
秒時を高速化が実現できる。
【0095】本発明の請求項4記載の露出制御装置は、
絞り穴を閉じる場合、シャッタ羽根のV字部で絞り穴を
覆うようにしたので、シャッタ閉じ動作の初期での絞り
穴を覆う速度を上げることができ、シャッタ秒時の高速
化が実現できる。
絞り穴を閉じる場合、シャッタ羽根のV字部で絞り穴を
覆うようにしたので、シャッタ閉じ動作の初期での絞り
穴を覆う速度を上げることができ、シャッタ秒時の高速
化が実現できる。
【図1】本発明の一実施の形態の露出制御装置が組み込
まれた撮影レンズ装置の分解斜視図の1部。
まれた撮影レンズ装置の分解斜視図の1部。
【図2】本発明の一実施の形態の露出制御装置が組み込
まれた撮影レンズ装置の分解斜視図の1部。
まれた撮影レンズ装置の分解斜視図の1部。
【図3】図1,図2の撮影レンズ装置に組み込まれる鏡
枠部の分解斜視図。
枠部の分解斜視図。
【図4】図1,図2の撮影レンズ装置のカムリング装着
状態の縦断面図。
状態の縦断面図。
【図5】図4のA−A′断面図。
【図6】図1,図2の撮影レンズ装置の鏡枠の縦断面
図。
図。
【図7】図1,図2の撮影レンズ装置の鏡枠の絞り板周
りの縦断面図。
りの縦断面図。
【図8】図1,図2の撮影レンズ装置の絞り板等の光学
系部材とソレノイド,モータ等の駆動源の配置状態を示
す被写体側から見た断面図。
系部材とソレノイド,モータ等の駆動源の配置状態を示
す被写体側から見た断面図。
【図9】図8のA−A′断面図。
【図10】図1,図2の撮影レンズ装置の鏡枠を被写体
側から見た状態での絞り板,カムリングの動作状態を示
す断面図。
側から見た状態での絞り板,カムリングの動作状態を示
す断面図。
【図11】図1,図2の撮影レンズ装置の鏡枠を被写体
側から見た状態でのシャッタ羽根の動作状態を示す断面
図。
側から見た状態でのシャッタ羽根の動作状態を示す断面
図。
【図12】図1,図2の撮影レンズ装置のカムリングの
展開図。
展開図。
【図13】図1,図2の撮影レンズ装置におけるソレノ
イドのプランジャストロ−ク、または、経過時間に対す
るシャッタの光量の変化を示す図。
イドのプランジャストロ−ク、または、経過時間に対す
るシャッタの光量の変化を示す図。
【図14】図1,図2の撮影レンズ装置におけるソレノ
イドの各プランジャストロ−ク位置でのシャッタの開口
面積の変化を示す図。
イドの各プランジャストロ−ク位置でのシャッタの開口
面積の変化を示す図。
【図15】図1,図2の撮影レンズ装置のカムリングの
変形例を示すカムリング展開図。
変形例を示すカムリング展開図。
【図16】図1,図2の撮影レンズ装置のカムリングの
別の変形例を示すカムリング展開図。
別の変形例を示すカムリング展開図。
【図17】図1,図2の撮影レンズ装置のカムリングに
代えて適用されるカム環を組み込んだ撮影レンズ装置の
主要部の縦断面図。
代えて適用されるカム環を組み込んだ撮影レンズ装置の
主要部の縦断面図。
【図18】図17の撮影レンズ装置の主要部の斜視図。
【図19】図1,図2の撮影レンズ装置のカムリングの
変形例のものを組み込んだ撮影レンズ装置とストロボ装
置を被写体側から見た図。
変形例のものを組み込んだ撮影レンズ装置とストロボ装
置を被写体側から見た図。
【図20】図19のA−A′断面図。
【図21】図1,図2の撮影レンズ装置が組み込まれた
バリア付き電子スチルカメラの裏面側から見た外観の斜
視図。
バリア付き電子スチルカメラの裏面側から見た外観の斜
視図。
【図22】図21のカメラのバリア閉鎖状態の正面図。
【図23】図21のカメラのバリア開放状態の正面図。
【図24】図1,図2の撮影レンズ装置を組み込んだ電
子スチルカメラの撮影/再生のシーケンスのフローチャ
ート。
子スチルカメラの撮影/再生のシーケンスのフローチャ
ート。
【図25】図24のカメラの変形例であって、マニュア
ルフォーカスカメラにおける撮影シーケンスの一部。
ルフォーカスカメラにおける撮影シーケンスの一部。
【図26】従来の直線羽根式のシャッタ羽根の構造を示
す図。
す図。
【図27】図26の従来のシャッタ羽根によるソレノイ
ドのプランジャストロ−ク、または、経過時間に対する
光量変化を示す線図。
ドのプランジャストロ−ク、または、経過時間に対する
光量変化を示す線図。
5 ……ステッピングモータ(絞り駆動機構) 14 ……シャッタ羽根 14c……V字形状切り欠き (V字形の形状部) 15 ……絞り板 15d……開口開放部 15e……中絞り(絞り穴) 15f……小絞り(絞り穴) 22 ……ソレノイドプランジャ(シャッタ開閉機構) 31,32……撮影レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 茂雄 長野県岡谷市長地4670−5
Claims (4)
- 【請求項1】被写体を像面に結像させるための撮影レン
ズを有し、上記撮影レンズ光路中に挿入される開口面積
の異なる複数の絞り穴、または、該絞り穴と開口開放部
を有する絞り板と、露出制御に伴って該絞り板を上記複
数の絞り穴の中心が所定の軌跡に添って移動するように
駆動する絞り駆動機構と、上記絞り穴、または、上記開
口開放部を閉成可能なシャッタ羽根と、該絞り駆動機構
とは独立して上記シャッタ羽根を駆動し、上記像面への
露出時間を調停するためのシャッター開閉機構と、 を具備しており、該絞り駆動機構が上記開口面積の異な
る複数の絞り穴の内の1つ、または、上記開口開放部を
選択した後、上記シャッター開閉機構が上記絞り穴移動
軌跡に略直交するようにシャッター羽根を移動させるよ
うにしたことを特徴とする露出制御装置。 - 【請求項2】上記絞り駆動機構は上記撮影レンズの比較
的像面側に設置され、上記シャッター開閉機構は上記撮
影レンズの比較的被写体面側に設置されることを特徴と
する請求項1記載の露出制御装置。 - 【請求項3】上記シャッター開閉機構は、少なくともプ
ランジャーを含み、上記絞り穴を覆うに際して、上記シ
ャッター羽根の周辺部から上記絞り穴を覆うようにした
ことを特徴とする請求項1記載の露出制御装置 - 【請求項4】上記シャッター羽根は、V字形の形状をし
ていることを特徴とする請求項3記載の露出制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21273396A JPH1055008A (ja) | 1996-08-12 | 1996-08-12 | 露出制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21273396A JPH1055008A (ja) | 1996-08-12 | 1996-08-12 | 露出制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1055008A true JPH1055008A (ja) | 1998-02-24 |
Family
ID=16627541
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21273396A Pending JPH1055008A (ja) | 1996-08-12 | 1996-08-12 | 露出制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1055008A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006343376A (ja) * | 2005-06-07 | 2006-12-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | シャッター装置 |
-
1996
- 1996-08-12 JP JP21273396A patent/JPH1055008A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006343376A (ja) * | 2005-06-07 | 2006-12-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | シャッター装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3746574B2 (ja) | 撮影レンズ装置 | |
US6835006B2 (en) | Lens barrel and camera | |
JPH1056589A (ja) | 電子的撮像装置 | |
EP0783129B1 (en) | Optical apparatus | |
JPH1055008A (ja) | 露出制御装置 | |
JP3328036B2 (ja) | 鏡枠移動機構 | |
JP4162946B2 (ja) | 光学素子ユニット、それを備えたカメラ及び撮影レンズ | |
JPS61133933A (ja) | 2焦点カメラ | |
US5392089A (en) | Camera with portrait mode | |
JP3962941B2 (ja) | ズームレンズ装置 | |
JP3023697B2 (ja) | レンズ機構 | |
JP2000231141A (ja) | 変倍ファインダ装置 | |
JPH10333287A (ja) | ストロボ内蔵レンズ付きフィルムユニット | |
JPH10170800A (ja) | ズームレンズ鏡筒の駆動装置 | |
JP2000221376A (ja) | レンズ駆動機能を備えたカメラ用絞り装置 | |
JPH08122612A (ja) | レンズ移動機構のカムの構造 | |
JP3835743B2 (ja) | カメラ | |
JP2916729B2 (ja) | カメラのレンズ駆動方法 | |
JP2769522B2 (ja) | レンズ鏡筒 | |
JP2732507B2 (ja) | カメラ | |
JPH10170799A (ja) | ズームレンズ鏡筒の駆動装置 | |
JP2001100285A (ja) | 光学機器 | |
JP5818422B2 (ja) | 電子機器 | |
JP2576288Y2 (ja) | パノラマ写真撮影可能なカメラ | |
JPH0779376A (ja) | 撮像装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050929 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051004 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060404 |