JPH10170800A - ズームレンズ鏡筒の駆動装置 - Google Patents
ズームレンズ鏡筒の駆動装置Info
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Abstract
変倍時に、これら2群の可動変倍レンズ群をそれぞれ駆
動するズームレンズ鏡筒において単純で、小型の駆動装
置を得る。 【構成】 変倍レンズ群のレンズ枠にそれぞれ一体に、
かつ同一方向に突出させてカムピンを設け、このカムピ
ンが嵌まるカム溝をそれぞれ有し、回転可能な2枚の駆
動板を互いに平行に設け、この2枚の駆動板のカム溝
を、変倍時に、該2枚の駆動板の回動により、2群の可
動変倍レンズ群を予め定めた方向に駆動する形状とした
ズームレンズ鏡筒の駆動装置。
Description
関する。
も2群の可動変倍レンズ群を備えており、変倍時には、
これらの可動変倍レンズ群を予め定めた方向に駆動す
る。その古典的な駆動機構は、カムリングに形成したカ
ム溝によって、焦点移動が生じない軌跡で各可動変倍レ
ンズ群を移動させるものであり、ズーミング中のピント
ずれを許さない一眼レフカメラに広く用いられている。
一方、コンパクトカメラやデジタルカメラでは、シャッ
タレリーズ時に厳密にピントが合えばよいことから、変
倍時には、焦点移動を許して大まかに可動変倍レンズ群
を移動させ、シャッタレリーズ時に、設定焦点距離情報
及び被写体距離情報に基づいて、可動変倍レンズ群を合
焦位置に移動させる駆動機構も用いられつつある。この
後者の機構では、2群の可動変倍レンズ群の駆動機構を
個別に設け、そのレンズ群位置をデジタル量として検出
し制御している。本発明にいう変倍あるいはズーミング
とは、前者の各変倍レンズ群を焦点移動が生じないよう
に移動させる態様と、後者の焦点移動を許して移動させ
る態様との両者を含む概念である。勿論、2群の可動変
倍レンズ群の駆動機構を個別に設け、そのレンズ群位置
をデジタル量として検出制御する態様でも、焦点移動が
生じないように、各変倍レンズ群を移動させることは可
能である。
機構を個別に設ける従来のズームレンズ鏡筒の駆動装置
は、単一のカムリングで可動変倍レンズ群を駆動する装
置に比べて、どうしても装置構成が大型化、複雑化して
いた。
ンズ群の駆動機構を個別に設けるズームレンズ鏡筒にお
いて、その駆動装置の構成の単純化、小型化を図ること
を目的とする。
ンズ群を備え、変倍時に、これら2群の可動変倍レンズ
群をそれぞれ駆動するズームレンズ鏡筒において、2群
の可動変倍レンズ群をそれぞれ支持したレンズ枠;これ
らのレンズ枠にそれぞれ一体に、かつ同一方向に突出さ
せて設けたカムピン;2群の可動変倍レンズ群のカムピ
ンが嵌まるカム溝をそれぞれ有し、回転可能な互いに平
行な2枚の駆動板;及び変倍時に、この2枚の駆動板を
個別に回転駆動する2つの駆動機構;を備え、2枚の駆
動板のカム溝は、変倍時に、該2枚の駆動板の回動によ
り、2群の可動変倍レンズ群を予め定めた方向に駆動す
るように形状が設定されていることを特徴としている。
より小型化を図るためには、2枚の駆動板は、同軸に枢
着することが好ましい。また、2枚の駆動板は、常時互
いに反対方向に回転駆動するようにすると、2枚の駆動
板の回動スペースを小さくして小型化を図ることができ
る。特に、ズームレンズ系が、変倍時に、2群の可動変
倍レンズ群を互いに反対の方向に移動させるレンズ系で
ある場合には、2枚の駆動板のカム溝を、該2枚の駆動
板の互いの反対方向の回動により、2群の可動変倍レン
ズ群が互いに反対の方向に移動するような形状とするこ
とが好ましい。
は、CCDに撮像するいわゆるデジタルカメラ用であ
る。レンズ構成は、図6、図7に示すように、固定の正
の第1レンズ群L1と、可動の負の第2レンズ群L2及
び正の第3レンズ群L3との3群構成である。このレン
ズ系は、ズーミング(変倍)は、第2レンズ群L2と第
3レンズ群L3を移動させて行ない、フォーカシング
は、第2レンズ群L2を移動させて行なうバリフォーカ
ルタイプであるが、第2レンズ群L2と第3レンズ群L
3の位置制御は、カム溝によるものではない。設定焦点
距離情報と被写体距離情報に基づいて、第2レンズ群L
2の位置をオープン制御し、第3レンズ群L3の位置を
クローズド制御するタイプである。
ボディ10は、図5ないし図9に明らかなように、大き
く前方プラスチックボディ12、後方プラスチックボデ
ィ13、及びこの前方ボディ12と後方ボディ13の間
に挟着した絞ブロック14からなっている。前方ボディ
12と後方ボディ13の間には、光軸と平行な方向の複
数のガイドロッド15(図6、図7、図9に1本のみ図
示)が固定されており、このガイドロッド15に、第2
レンズ群L2を保持した2群枠(レンズ枠)16と、第
3レンズ群L3を保持した3群枠(レンズ枠)17とが
それぞれ移動自在に案内されている。この3群枠17の
後方には、CCD(撮像素子)18が位置し、このCC
D18は、その基板20を介して後方ボディ13に固定
されている。19は、水晶フィルターである。ケーシン
グ11には、第1レンズ群L1の前方に位置するカバー
ガラス(平行平面板)25(図1、図2、図4)が固定
されている。
方に突出する2群ピン(カムピン)16aと3群ピン
(カムピン)17aが一体に設けられている。また、こ
の2群枠16と3群枠17はそれぞれ、バックラッシュ
除去用の引張ばね16b、17bにより、後方(CCD
18側)に移動付勢されている。
ンズ群L2)の原点位置を検出するフォトセンサ(原点
センサ)22が固定されており、2群枠16には、この
フォトセンサ22と協働するドッグプレート23が固定
されている。この実施形態では、第2レンズ群L2の原
点位置は、広角端の無限遠撮影位置として設定されてお
り、第2レンズ群L2がこの原点位置にあるとき、ドッ
グプレート23がフォトセンサ22を遮光して原点位置
を検出する。この原点位置からの移動量は、第2レンズ
群L2を駆動する2群パルスモータM2のパルス数を管
理するレンズ側制御回路(CPU)70(図18)が送
出する。原点位置からの移動量は、パルサーを用いて、
同様にパルス管理することもできる。
角端の状態から類推できるように、望遠端から広角端に
向けて焦点距離が変化するとき、2群枠16(第2レン
ズ群L2)は前方に移動し、3群枠17(第3レンズ群
L3)は後方に移動する。つまり、焦点距離を変化させ
るとき、2群枠16(第2レンズ群L2)と3群枠17
(第3レンズ群L3)は常に反対方向に移動する。
群枠17を駆動する駆動機構は、レンズ駆動ユニット3
0として、別に組み立てられ、前方ボディ12と後方ボ
ディ13上に跨らせて装着される。このレンズ駆動ユニ
ット30を、図1ないし図4、及び図10ないし図13
について説明する。
位置する第1親板31と第2親板32を有する。図10
においては、図示の便宜上、上方に位置する第1親板3
1を鎖線で、下方に位置する第2親板32を実線で描い
ている。下方の第2親板32には、その下面に、それぞ
れの出力軸を該第2親板32に直交させた状態で、2群
パルスモータM2と3群モータM3が固定されている。
第1親板31には、2群枠16の2群ピン16aを嵌入
させるカム溝(リード溝)35aを有する2群駆動板3
5と、3群枠17の3群ピン17aを嵌入させるカム溝
(リード溝)36aを有する3群駆動板36とが、共通
軸37で同軸に枢着されている。2群ピン16aと3群
ピン17aは、それぞれの引張ばね16bと17bによ
り、カム溝35aとカム溝36aの後側(CCD18
側)の面に常時当接し、バックラッシュが除去される。
この2群駆動板35と3群駆動板36は、互いに平行を
なしている。
群パルスモータM2の回転を2群駆動板35に伝達する
ギヤ機構38と、3群モータM3の回転を3群駆動板3
6に伝達するギヤ機構39及びボリューム機構(可変抵
抗器)40とが支持されている。まず、2群パルスモー
タM2の出力軸に固定された第1ギヤ38aは、第2ギ
ヤ38b、第3ギヤ38c、第4ギヤ38d、及び第5
ギヤ38eを介して、2群駆動板35の外周に形成した
セクタギヤ35bと噛み合っている。第2ギヤ38bな
いし第5ギヤ38eはそれぞれ、二段ギヤである。
第1ギヤ39aは、第2ギヤ39b、第3ギヤ39c、
第4ギヤ39d、第5ギヤ39e、及び第5ギヤ39f
を介して、3群駆動板36の外周に形成したセクタギヤ
36bと噛み合っている。第2ギヤ39bないし第5ギ
ヤ39eはそれぞれ、二段ギヤである。第5ギヤ39e
は、ギヤ機構39の第5ギヤ39fに噛み合うと同時
に、ボリューム機構40の回転ブラシギヤ40aに噛み
合っており、この回転ブラシギヤ40aには、その裏面
にブラシ40bが固定されている。一方、後方ボディ1
3上には、レンズ駆動ユニット30とは別に(レンズ駆
動ユニット30を固定する前に)、抵抗板40cが固定
されていて、この抵抗板40cとブラシ40bとが接触
する。抵抗板40cの二つの端子40d、40eの間の
抵抗は、回転ブラシギヤ40aの回動位置によって変化
し、よって3群駆動板36の回転位置、つまり3群枠1
7(第3レンズ群L3)の絶対位置に応じた抵抗値が取
り出される。
のように、共通軸37に同軸に枢着されており、そのカ
ム溝35aと36aは、2群駆動板35と3群駆動板3
6が図10で反時計方向に回転するとき、2群枠16
(2群ピン16a)と3群枠17(3群ピン17a)を
ともに前方に移動させる形状をしている。一方、前述の
ように、焦点距離が変化するときには、2群枠16(第
2レンズ群L2)と3群枠17(第3レンズ群L3)
は、移動方向を異ならせるから、2群駆動板35と3群
駆動板36のズーミング時の回転方向は、常時、つま
り、望遠側から焦点距離を短くするとき、及び広角側か
ら焦点距離を長くするときのいずれの場合も、反対であ
る。このように、2枚の2群駆動板35と3群駆動板3
6を同軸に枢着し、しかもその反対方向の回転で、第2
レンズ群L2と第3レンズ群L3を反対方向に動かす構
成とすることにより、小型化を図ることができる。
6は、図10、図12に示すように、平板状部材からな
っていて、共通軸37の軸方向位置を僅かに異ならせて
配置されている。この2群駆動板35と3群駆動板36
が全円状部材であれば、両者のどの回転域でも相互に干
渉するおそれはないが、小型化、軽量化を図るために、
それぞれ略セクタ状の部材として構成してある。しか
し、純粋にセクタ状であると、両者の回転角によって
は、該セクタ状部材が板厚方向に変形したとき、その先
端側の板厚端面が干渉するおそれがある。
にはそれぞれその先端部側に、最大に反対方向に回動し
たときでも、平面的に見て相互にオーバラップするウィ
ング部35c、36cを設けている。図10は、2群駆
動板35が最大に反時計方向に回動し、3群駆動板36
が最大に時計方向に回動した状態(広角端)を示してお
り、この状態でも、ウィング部35cと36cが平面的
に見てオーバラップしている。別言すると、2群駆動板
35と3群駆動板36は、できるだけ小さい略セクタ状
とし、この一対のセクタ状の駆動板の先端部にそれぞ
れ、必ず一部が平面的にオーバラップするウィング部3
5c、36cを設けることにより、2群駆動板35と3
群駆動板36の全回転域における円滑な回転を保証して
いる。
動板36の回動スペースの小型化の効果を説明する。図
10は、上述のように、2群駆動板35と3群駆動板3
6がそれぞれ一方の回動端(広角端)にある状態を示し
ており、このとき、ウィング部35cと36cが一部オ
ーバラップしている。この図10の状態から2群駆動板
35が時計方向に、3群駆動板36が反時計方向に回動
すると、両駆動板は、オーバラップ量を増加させていく
から、両者の合計平面面積は縮小していく。つまり、図
10の状態が、両回動板が最大に回動スペース(合計平
面面積)をとった状態であり、これ以上、回動スペース
が増加することはない。これに対し、仮に、2群回動板
35と3群回動板36が同方向に回動する場合を想定す
ると、より大きな回動スペースを要することが分かる。
0(抵抗板40cを除く)は、別ユニットとして構成さ
れ、抵抗板40cを後方ボディ13上に複数の固定ねじ
41で固定した後、別の複数の固定ねじ42を介して、
鏡筒ボディ10(前方ボディ12と後方ボディ13)の
上に固定される。
間に挟まれた絞ブロック14及びその駆動ユニット60
を、図14ないし図17について説明する。絞ブロック
14の基板50と、この絞ブロック14に固定ねじ51
を介して固定されたリテイナ52には、光軸上のアパー
チャ50aと、52aが形成されている。基板50上
に、アパーチャ50aの周囲に位置させて穿設したダボ
孔50bには、絞羽根53の一対のダボのうちの一方の
ダボ53aが嵌まっている。基板50とリテイナ52の
間には、開閉環54が回転自在に支持されており、この
開閉環54には、絞羽根53の他方のダボ53bが嵌ま
るカム孔54aが形成されている。この周知の絞機構
は、開閉環54を回動させると、絞羽根53による絞開
口の大きさが、図14に示す最大開口と、図15に示す
最小開口との間で変化する。
2、L3の2本のガイドロッド15の挿通孔50c(図
15参照)が穿設されている。前方ブロック12と後方
ブロック13の組立時には、この2つの挿通孔50cに
ガイドロッド15をそれぞれ挿通し、基板50より前方
のガイドロッド15に可動変倍レンズL2をガイドさ
せ、基板50より後方のガイドロッド15に可動変倍レ
ンズL3をガイドさせる。
絞開閉アーム54bが形成され、この絞開閉アーム54
bには、径方向連動溝54cが形成されている。また、
絞ブロック14には、絞機構の原点位置を検出するフォ
トセンサ(原点センサ)55が固定されており、基板5
0上には、このフォトセンサ55に対応するドッグ54
dが突出形成されている。図示例では、絞開放位置が原
点として設定されており、絞開放位置で、ドッグ54d
がフォトセンサ55を遮光して原点位置を検出する。そ
して開閉環54が開放位置から絞り込まれたときの絞り
値(開閉環54の回転角)は、絞用パルスモータM1の
パルス数を管理するレンズ側制御回路70(図18)が
送出する。原点位置からの移動量(絞値)は、パルサー
を用いて、同様にパルス管理することもできる。
基板50とは光軸方向及び径方向位置を異ならせて、後
方ボディ13に固定される別ユニット部材である。絞駆
動ユニット60の基板61には、絞用パルスモータM1
が固定されており、その出力軸の第1ギヤ62aは、第
2ギヤ62bを介して、セクタギヤ62cに噛み合って
いる。セクタギヤ62cには一体に、駆動アーム(半径
アーム)62dが設けられており、この駆動アーム62
dに、開閉環54の径方向連動溝54cに嵌まる連動ピ
ン63が突出形成されている。第2ギヤ62bは二段ギ
ヤである。
0はそれぞれ予め組み立てられてユニット化される。そ
して、絞ブロック14の基板50は、前方ボディ12と
後方ボディ13の間に挟着固定され、絞駆動ユニット6
0の基板61は、その連動ピン63を開閉環54の径方
向連動溝54cに嵌め、かつその一端部を後方ボディ1
3の挟着溝65(図8)に挟み込んだ状態で、複数の固
定ねじ64を介して後方ボディ13に固定される。
系を示すものである。レンズ側制御回路(CPU)70
には、以上に説明した要素、すなわち絞用パルスモータ
M1、2群パルスモータM2、3群モータM3、2群原
点センサー22、3群用ボリューム40、絞原点センサ
ー55、CCD18の他に、ズームスイッチ71、レリ
ーズスイッチ72、測光装置73、測距装置74が接続
されている。測光装置73は、CCD18で兼用するの
が一般的であるが、表記上、別に表示してある。測距装
置74は、パッシブタイプ、アクティブタイプを問うも
のではないが、図1ないし図3には、パッシブタイプの
測距装置74が示されている。CCD18上に結像され
た画像情報は電気信号に変換され、信号処理回路75を
介して、記憶装置76に記録される。
状ボス81(図1、図2)を介して、図示しないボディ
側ケーシングと270゜未満回転可能に接続される。ボ
ディ側ケーシングには、上記のズームスイッチ71、レ
リーズスイッチ72、信号処理回路75、記憶装置76
の他、CCD18上に結像した被写体像を表示する、フ
ァインダ機能を持つ液晶表示パネル、ボディ側CPU、
各種機能スイッチ等が搭載されている。ボディ側ケーシ
ング内の電気回路と、レンズ側ケーシング11内の電気
回路とは、筒状ボス81を通るボディ−レンズ接続FP
C基板82を介して接続されている。すなわち、ボディ
側ケーシング内のCPUと接続されたボディ−レンズ接
続FPC基板82は、筒状ボス81を通って、基板20
上に設けたコネクタ83と、レンズ側FPC基板84に
設けたコネクタ85に接続されており、このレンズ側F
PC基板84上に、ケーシング11内のすべての電気要
素を接続する印刷回路と、レンズ側CPU70等の電子
デバイスが装着されている。
続される、鏡筒ボディ10に関係するモータ等の要素
は、筒状ボス81に関してその上方に位置し、レンズ側
CPU70は、筒状ボス81に関してその下方に位置し
ている。このように、電気的雑音を発するモータ等の要
素と、雑音の影響を受けやすいレンズ側CPU70と
を、筒状ボス81を挟んで、その上下(反対側)に配置
することにより、誤動作を防ぐことができる。
動作は次の通りである。図7の広角端の状態において、
ズームスイッチ71をワイド側に操作すると、2群パル
スモータM2、ギヤ機構38及び2群駆動板35を介し
て、2群枠16(第2レンズ群L2)は前方に移動し、
3群モータM3、ギヤ機構39及び3群駆動板36を介
して、3群枠17(第3レンズ群L3)は後方に移動す
る。同様に、図6の望遠端の状態において、ズームスイ
ッチ71をテレ側に操作すると、2群枠16(第2レン
ズ群L2)は後方に、3群枠17(第3レンズ群L3)
は前方に移動する。2群枠16の原点位置からの移動量
は、レンズ側制御回路70から送出され、3群枠17の
位置は、3群用ボリューム40によって検出された位置
情報により決定される。このズーミング動作時には、ピ
ントが合っている必要、あるいは焦点移動を生じさせな
いようにする必要は必ずしもない。
第3レンズ群L3の位置は、絶対位置であり、よってこ
の第3レンズ群の位置を基準に設定焦点距離が定められ
る。ズームスイッチ71の操作力を開放したとき、ピン
トはずれていてもよい。
の半押しで、測光装置73及び測距装置74が働き、被
写体輝度情報及び被写体距離情報が得られ、全押しで、
CCD18の撮像動作が行なわれる。レリーズスイッチ
72が全押しされる前に、測光装置73による被写体輝
度情報に基づき絞用パルスモータM1、絞原点センサー
55及びレンズ側制御回路70により、絞値が設定さ
れ、上記の設定焦点距離情報と測距装置74による被写
体距離情報に基づき、2群パルスモータM2、2群原点
センサー22及びレンズ側制御回路70により、第2レ
ンズ群L2が合焦位置に移動する。すなわち、ズームス
イッチ71による設定焦点距離によって第3レンズ群L
3の絶対位置を定めると、第2レンズ群L2の位置は、
この設定焦点距離と測距装置74による被写体距離情報
により一義的に定まるから、以上の動作により、ピント
の合った被写体像がCCD18上に結像し、撮像動作が
行なわれることになる。
ンズ群を備え、変倍時に、これら2群の可動変倍レンズ
群をそれぞれ駆動するズームレンズ鏡筒において、変倍
レンズ群のレンズ枠にそれぞれ一体に、かつ同一方向に
突出させてカムピンを設け、このカムピンが嵌まるカム
溝をそれぞれ有し、回転可能な2枚の駆動板を互いに平
行に設け、この2枚の駆動板のカム溝を、変倍時に、該
2枚の駆動板の回動により、2群の可動変倍レンズ群を
予め定めた方向に駆動する形状としたので、駆動機構の
小型化、単純化を図ることができる。
示すケーシングを断面とした左側面図である。
の左側面図である。
図である。
図である。
る。
ロック図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくとも2群の可動変倍レンズ群を備
え、変倍時に、これら2群の可動変倍レンズ群をそれぞ
れ駆動するズームレンズ鏡筒において、 上記2群の可動変倍レンズ群をそれぞれ支持したレンズ
枠;これらのレンズ枠にそれぞれ一体に、かつ同一方向
に突出させて設けたカムピン;上記2群の可動変倍レン
ズ群のカムピンが嵌まるカム溝をそれぞれ有し、回転可
能な互いに平行な2枚の駆動板;及び変倍時に、この2
枚の駆動板を個別に回転駆動する2つの駆動機構;を備
え、 上記2枚の駆動板のカム溝は、変倍時に、該2枚の駆動
板の回動により、上記2群の可動変倍レンズ群を予め定
めた方向に駆動するように形状が設定されていることを
特徴とするズームレンズ鏡筒の駆動装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のズームレンズ鏡筒の駆動
装置において、2枚の駆動板は、同軸に枢着されている
駆動装置。 - 【請求項3】 請求項1または2記載のズームレンズ鏡
筒の駆動装置において、2つの駆動機構は、2枚の駆動
板を常時互いに反対方向に回転駆動する駆動装置。 - 【請求項4】 請求項3記載のズームレンズ鏡筒の駆動
装置において、ズームレンズ系は、変倍時に、上記2群
の可動変倍レンズ群を互いに反対の方向に駆動するレン
ズ系であり、上記2枚の駆動板のカム溝は、該2枚の駆
動板の互いの反対方向の回動により、上記2群の可動変
倍レンズ群を互いに反対の方向に駆動するように形状が
設定されている駆動装置。
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---|---|---|---|---|
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Family Cites Families (4)
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