JPH11107115A - 無杼織機における緯糸提供用モジュラ装置 - Google Patents

無杼織機における緯糸提供用モジュラ装置

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JPH11107115A
JPH11107115A JP10212601A JP21260198A JPH11107115A JP H11107115 A JPH11107115 A JP H11107115A JP 10212601 A JP10212601 A JP 10212601A JP 21260198 A JP21260198 A JP 21260198A JP H11107115 A JPH11107115 A JP H11107115A
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weft
rod
gripper
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slider
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JP10212601A
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Luciano Corain
ルキアーノ・コライン
Luigi Corazzola
ルイージ・コラツォーラ
Giulio Bortoli
ジュリオ・ボルトリ
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General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
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Publication date
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    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D47/00Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms
    • D03D47/34Handling the weft between bulk storage and weft-inserting means
    • D03D47/38Weft pattern mechanisms
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H54/00Winding, coiling, or depositing filamentary material
    • B65H54/02Winding and traversing material on to reels, bobbins, tubes, or like package cores or formers
    • B65H54/28Traversing devices; Package-shaping arrangements
    • B65H54/2833Traversing devices driven by electromagnetic means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 グリッパの把持動作の確実性を高める緯糸提
供選択装置。 【解決手段】 上昇待機位置から下降受渡位置へと回転
するロッドにより緯糸を提供する複数の電動リニアモー
タによって作動する、無杼織機における緯糸提供用のモ
ジュラ装置において、複数のプレゼンタが次々とV字形
を形成するように装置を構成して、緯糸受渡位置が互い
に接近するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無杼織機における緯
糸提供用のセレクタ装置に関する。より具体的には、本
発明は無杼織機のグリッパに緯糸を提供するための装置
に関するものであり、当該装置では作業に付される様々
な緯糸が狭い間隔でグリッパに提供され、該グリッパに
よって緯糸が杼口内に導入れされる。
【0002】
【従来の技術】本発明が解決しようとした課題を、無杼
織機の具体的問題点及び必要条件と併せて説明するた
め、以下、図1〜図4に概略を示すような織機における
緯糸提供の方法について言及する。図1は、右側に既に
製織された織布1並びに綜絖(簡略化のため図示せず)
の運動によって2つの平面2及び3に開いた杼口を示
す。杼口が開口する度に、適切に同期して、製造すべき
織物の柄に応じた1又はそれ以上の緯糸が杼口内に緯入
れされる。緯糸はグリッパ4に受け渡され、グリッパ4
は、時間・偏位及び速度について精密に制御された横作
動ホイール8の矢印7の方向の往復回転運動の作用によ
る両矢印6の方向の往復直線運動で巻取り・巻上げる半
硬質テープ5によって杼口内に搬送・案内される。最も
広く使われている織機では、緯入れグリッパは実際には
一対のグリッパからなり、これらは布の両側から移動し
始めて中央部で出会い、提供装置から緯糸を受け取って
布幅の半分まで移動したグリッパが反対側のグリッパに
緯糸を受け渡し、この反対側のグリッパが引き返すこと
で緯糸は布幅の残り半分を移動し終わる。このようにし
て杼口内に緯入れされた緯糸は筬(簡略化のため図示せ
ず)で打ち込むことで織布に織り込まれる。グリッパ4
はその往復直線運動の間に点線で示す水平方向の軌道9
に沿って移動する。
【0003】緯入れされかつ経糸と共に製織されて織布
を形成する複数の緯糸はボビン10に収容されている。
図1には、図の簡略化のため4つのボビン10a,b,
c,dしか図示していないが、これらはもっと多数存在
しており、一般には8つ、場合によってはさらに多数存
在する。緯糸は提供ロッド11a,b,c,d(この場
合も簡略化のため4つしか図示していない)によってグ
リッパ4に提供されるが、これらの提供ロッド11a,
b,c,dはそれぞれのボビン10a,b,c,dから
各緯糸フィーラ13a,b,c,d通過後の緯糸12
a,b,c,dを受け取る。提供ロッド11の各々には
端アイレットが設けられており、その中をそれぞれの緯
糸12が通っている。これらのロッドは、上方の休止位
置と各緯糸をグリッパ4に受け渡す下方位置との2つの
位置の間を運動できる。図1で、ロッド11a,c,d
はその上方位置にあって各緯糸をグリッパの範囲の外に
維持しているのに対して、ロッド11bは緯糸12bを
グリッパ4へと受け渡す下方位置にあり、グリッパ4は
その推進ホイール8の方に依然として引込んではいる
が、緯糸を把持する位置にほぼ到達しようとしていると
ころである。
【0004】ロッド11(例えば図1及び図2における
ロッド11b)はその下方受渡位置に動いて緯糸をスト
ップバー14にかけ、その結果グリッパ4に次々と提供
される各緯糸がバー14の上縁と杼口の頂点15で画定
される略水平な平面内に位置するようになるが、この杼
口の頂点15の領域に製織中の布のすべての緯糸が収束
する。バー14の水準を適切に調節することで、この平
面はグリッパ4の軌道線9を含むようにすることがで
き、そうするとロッド11によって適切な時間にグリッ
パへと提供される緯糸にグリッパが必ず遭遇するように
なる。
【0005】図2は、線9に沿って開口に向かって進ん
だグリッパによって緯糸が把持された後の状況を概略的
に図示したものである。緯糸の提供位置の下流には、カ
ッティング部材16(図では様式的に鋏として図示し
た)があり、これで移動グリッパと頂点15との間にあ
る緯糸の部分を切断する。開口内に搬送される緯糸がボ
ビン10から解舒される緯糸であり、既に製織された布
と同じ側にある糸は巻き込まないように適切に同期して
切り取られる。図1に示す鋏は開いており、図2に示す
鋏は閉じていて緯糸12が切断されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】グリッパ織機の必要条
件並びに本発明の特徴と長所を説明するため、次に図3
及び図4を参照するが、これらは図1及び図2に斜視図
として示す構成をそれぞれ正面図及び平面図として示し
たものである。図3は、ロッド11a,c,dが各緯糸
a,c,dを持ち上げた状態に維持しているが、ロッド
11bは下降していてその緯糸12bがバー14にかか
っているところを示している。この緯糸はバー14の縁
と頂点15との直線上にある。この構成を図4に平面図
として示す。この図は、その緯糸の順番がきたときにロ
ッドa,b,c,dを下降及び上昇させる複数のアクチ
ュエータ17a,b,c,dからなる提供装置17の作
用によって各ロッドが下降したときに、各ロッド11が
グリッパに各緯糸を受け渡す下方位置A,B,C,Dを
示している。ただし、繰り返すが、緯糸、ボビン、緯糸
フィーラ及びロッドの数は実際にはもっと多く、普通8
つ又はそれ以上である。
【0007】図1〜図4に示す通り、ロッド11は、各
種緯糸がそれぞれの待機位置にあるときになるべく広い
間隔で離隔するように、11aから11dに向かって漸
増する長さと高さで突出している。この点で、提供され
る各緯糸は、緯糸の毛羽立ちやその帯電などの影響によ
って隣接ロッドの緯糸も提供してしまうことがないよう
に、そのロッドの作動によって信頼性をもって下降しな
ければならない。このような配置の結果、複数の緯糸提
供部材を代表する位置A,B,C,Dはグリッパ4の搬
送線9に対して傾斜した線分として示される。
【0008】緯糸の提供は第一の緯糸12aから最後の
緯糸12d(この数は作図の便宜のためのものであり、
実際にはもっと多数ある)にいくにしたがって次第に難
しくなる。図4から明らかな通り、緯糸12aは点A′
でグリッパと遭遇し軌道9と極めて鋭角をなすが、最後
の緯糸12dは点D′でグリッパと遭遇し軌道9となす
角度はかなり大きい。
【0009】この点で、かかるグリッパ4は、狭い角度
でグリッパと遭遇する緯糸だけを把持し、直角もしくは
狭くない角度でグリッパと遭遇する緯糸は把持しないと
いう精密な条件で構築されているのが現状である。この
条件は、杼口が完全には開いておらず完全には上下に開
いていない経糸が一本でもあれば、グリッパ4はその経
糸を把持も引張もせず単にその経路から経糸をシフトし
て経糸が所要位置まで上下いずれかに開くようにすると
いう条件に対応する。このような条件下では、図4の左
側にある緯糸ほど正確に把持される確率が高く、右側に
ある緯糸ほど作業が正確に行われるか不確かさが大にな
る。
【0010】グリッパによるこれらの緯糸の適切な把持
が図の右側に行くほど不確実性になる別の要因として、
把持の際にグリッパがかなり加速された状態にあるとい
う事実がある。ここで問題としているタイプの織機にお
いては、製織サイクルの頻度は現状では毎分600〜7
00回の筬打というオーダーであり、そのためグリッパ
は休止位置から移動し始めて布幅の中央に達し、反対側
のグリッパに緯糸を受け渡すために正確に停止し、次い
で緯糸なしで退避するというすべての動作を合計して十
分の一秒未満の時間内に行わなければならない。このよ
うな状況の下では右側にある緯糸ほど左側の緯糸よりも
はるかに高速でグリッパに捕捉され、そのためより強い
力が加わって把持の正確性が下がる。
【0011】緯糸の提供作業並びにグリッパ織機におけ
るこの製織段階を実施する装置を改良するための技術的
課題は基本的には線分A′−D′を左側にシフトするこ
と並びに長さsを短くすることである。図4においてこ
の長さsは各種緯糸の提供されるグリッパ経路の長さを
表す。もう一つの条件として、上昇した待機位置にある
ときにはロッド11の端部が互いに適度に離れていてそ
の下降中に隣接緯糸を巻込むことがないようにしなけれ
ばならないという条件を満足する一方で、図4における
点15と点A〜D(これらの点はロッド11a〜dによ
る緯糸の受渡のための下降点を表す)を結ぶ直線の束を
含む角度αの幅をできるだけ小さくすることが要求され
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、請求項1に記
載したその顕著な特徴で定義される。すなわち、本発明
は、永久磁石を含んだ固定盤21と回転スライダ30と
からなる電動リニアモータで形成された提供装置を各緯
糸当たり1個ずつ複数個集成してなり、各回転スライダ
30はスライダ30に固着連結したロッド11の回転に
よってそれぞれの緯糸を提供し、各待機緯糸は上昇した
ロッド11の端部によって互いに十分に離隔して保持さ
れるが、緯糸12をグリッパ4に提供するための互いに
非常に近接した下方受渡位置へと移動する、無杼織機に
おける緯糸提供装置に関するものであり、当該緯糸提供
装置は、上記リニアモータは複数の固定されたフレーム
盤21で構成されており、フレーム盤21にはそれぞれ
スライダ30が中心26のまわりを回転するように軸ピ
ン取付けされていて、各スライダは緯糸提供ロッド11
を固定するための手段の設けられた突出エレメント39
を有しており、上記複数の固定フレーム盤21は次々と
V字形を形成してリニアモータの全体的配置が半開きの
本の形態となるように集成されていることを特徴とす
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図5〜図11に非限定的な
例示として挙げた典型的実施形態を参照して本発明を説
明する。本発明の緯糸提供装置は提供レバー11の作動
用に電動リニアモータを利用する。かかるモータの構造
の概略を図5及び図6に示す。これらは周知であって各
種の産業及び繊維業界で広く利用されており、例えばS
cavinoを出願人とするイタリア特許第12178
72号又はその対応欧州特許出願第347626号並び
にVamatexを出願人とするイタリア特許第124
8715号又はその対応欧州特許出願第461524号
に記載されている。後者の欧州特許出願では、緯糸提供
装置は複数の提供ロッドによって作動するが、これら複
数の提供ロッドはガイドシース内を滑動する介在フレキ
シブルケーブルを用いて電動リニアモータの往復回転を
往復直線運動に変換することにより並進的に運動する。
【0014】使用したリニアモータは、図5に示す通
り、非磁性材料の盤状固定フレーム21からなってお
り、2つのハウジング22及び22′とその中にそれぞ
れ挿入された2つの板状永久磁石23及び23′を含ん
でいる。これらの永久磁石はそのハウジング中に、可動
子に面した表面(例えば図の表面とすることもできる)
が一方の磁石では正の極性及び他方では負の極性をもつ
ように配置固定されている。固定フレーム盤21には、
そのスライダ(すなわち可動子)に対してスペーサとし
て機能する突出部24、並びに可動子30と連結し中心
26のまわりを回転させるための穴25が設けられてい
る。
【0015】図6に示す通り、可動子30は非導電性材
料(例えば良好な機械的特性をもつポリマー)の平らな
本体31からなり、軽目穴32及び固定フレームの突出
24と同様にスペーサとしても機能する補強リブ33を
もつ。可動子すなわちスライダには、フレーム21との
連結手段(例えば公知のタイプのピンと玉軸受)を取付
けるとともに中心26のまわりを回転させるための穴3
4も設けられている。スライダ30の平らな本体内部に
は平らな巻線35が組込まれていてワイヤ36,37で
DC電源用の切換/変調装置38と接続しており、この
切換/変調装置38により可逆方向の電流で巻線35を
付勢し、スライダの両面に制御可能な逆の極性の磁力を
発生させる。スライダとそのフレームとを連結するピン
から離隔したスライダの頂点には突出エレメント39が
あって、そこには、例えば突出エレメントに設けたスロ
ット40の中に緯糸提供ロッド11を挿入してその2つ
の部分の間にロッド11をボルト41とナット42で圧
締めすることなどにより、緯糸提供ロッド11を調節固
定するためのシステムが設けられている。スライダはそ
の巻線を付勢することによって駆動され、その振幅は電
気的に制御される。
【0016】固定盤とそれに連結したスライダからなる
リニアモータの作動は非常に簡単であり、例えば上記で
引用したイタリア特許第1217872号などの公知文
献に詳細に記載されている。位置変化は、磁力を誘導す
べく巻線35に直流を流すことによって求めることがで
き、巻線に流す電流の方向に応じてスライダは磁力によ
り磁石23,23′の一方に引きつけられ、他方から反
撥する。その位置を保つには、同じ方向に弱い電流を流
し続けるだけでよい。
【0017】図7に組み立てたリニアモータを示す。ロ
ッド11はスロット40内に圧締めされるが、それによ
り、図5、図6及び図7に示したような提供用リニアモ
ータを複数組み合わせることで形成される本発明の提供
装置におけるそのロッドの載置順位に応じて、エレメン
ト39からのロッドの突き出しの程度が調整される。提
供装置を形成するためこれらの部品を組み合わせる方法
は本発明の顕著な特徴の一つをなすものであり、当該方
法は、図8〜図11に示すように、該装置の複数のリニ
アモータを互いに角度の偏りをもたせて取り付け、盤2
1とスライダ30で形成されるリニアモータを次々とV
字形を形成するように取り付けて複数のリニアモータが
全体として「半開きの本」の形態をなすようにすること
からなる。
【0018】このような配置で取り付けると、複数のス
ライダがそれぞれの中心26のまわりを回転するときに
通る回転平面は互いに角度の偏りをもつ。図8にフレー
ム盤21a,b,c…を正面図としてそれぞれの可動ス
ライダ30a,b,c…は省略して図示したが、この図
に示す通り、各リニアモータのフレーム盤にはスライダ
30の運動によって影響されない周辺部に2又はそれ以
上の組の2又はそれ以上の通り穴50,51,52が設
けられており、以降の説明で例示として挙げる2つの穴
を同時に用いて複数のフレーム盤21がV字形に集成で
きるようになる。
【0019】盤21aの3つの穴501,511,521
を盤21bの3つの穴501,511,521 に重ね合わ
せ、これら3箇所で心合わせした穴には、穴50,5
1,52の中にぴったりと嵌合して貫入する両端の円筒
形端部と異なるフレーム盤の間のスペーサとして機能す
る中間拡大部とからなるスペーサピンが挿入される。盤
21bを盤21cに固定するには、それぞれの穴5
2,512,522 が使用される。
【0020】図9に示す通り、このアセンブリは、円筒
形中間部(異なるフレーム盤21の間のスペーサとして
機能する)の長さの異なるピン60,61を使用し、回
転中心26に近い部分には短いスペーサをもつピン60
を、回転中心から離れた部分には長いスペーサをもつピ
ン61用いることによって達成される。隣り合う盤と盤
との角度の幅は好ましくは0°〜10°の範囲内にあ
り、両端盤の間の全体の角度は、実際に取り付ける盤の
数を考慮しながら、0°〜90°の範囲内とされる。
【0021】このようにして配置される盤21は、例え
ば両端板を一つに連結するCブラケットなどの公知の手
段で固定されるが、ただし、最後のスライダ30dの回
転運動の邪魔をしないようにスペーサピン64が挿入さ
れる。図10に緯糸提供装置全体のアセンブリを示す。
休止位置にあるときの緯糸間の所要の間隔を得るため、
本発明の好ましい実施形態では、各ロッドはすべて同じ
に作られるが、ただし、提供装置内での各ロッドの載置
順位に応じてエレメント39からのロッドの突き出しの
程度を調整することにより、11aから11dに向かっ
て突き出し長さが漸増するようにしてそれぞれの支持体
39に取り付けられる。この場合も図の簡略化のためロ
ッドは4つしか示していないが、実際にはもっと多数存
在する。
【0022】モータ盤間の互いになす角度が図9に示す
ようであれば、複数のロッド11が緯糸提供位置へと回
転するときの軌跡のなす平面は下にいくほど互いに接近
する。ロッド11(図10にそのうちの一般的ロッドを
その下降緯糸受渡位置で示す)は互いに収束して、図1
1に示すように緯糸の提供点A*−B*−C*−D*が互い
に近づくという効果をもつ。
【0023】図4に示す公知技術の場合と比較すると、
緯糸12a〜dの受渡区間s* は格段に短く、点15と
点A*−B*−C*−D*(これらの点はロッド11a〜d
による緯糸の下降受渡点を表す)を結ぶ直線の束を含む
角度α* は相当狭い。本発明の別の実施形態では、固定
盤21は、同じ本の形態ではあるが、穴52(すなわ
ち、緯糸提供位置から離隔した上方縁に位置する穴)に
ついては、穴50(すなわち、緯糸提供位置に近い上方
縁に位置する穴)に使用されるピン61よりも長いスペ
ーサをもつピン61を使用して、集成することもでき
る。このような盤21の集成方法は、盤(21)の平面
の交差する線の位置に影響を与え、かかる交差線はもは
や水平面上になく、穴50に近い端で高く、穴52に近
い端で低くなって、緯糸受渡位置A*−B*−C*−D*
相互に接近するという効果を一段と高めて、線分s*
さらに短く、角度α* はさらに狭くなる。
【0024】本発明は、緯糸待機位置をある程度ずらし
た状態からスタートすれば緯糸提供位置の範囲を縮める
という効果だけでなく、グリッパに対する緯糸の提供位
置の範囲が同じであれば休止位置にある緯糸間の間隔は
広くなるという効果も提供できることに留意されたい。
本発明のさらに別の実施形態では、同じ部品を用いて取
り付け方を変えることで互いに絡まりやすいような緯糸
にも適合させるべく、待機位置にあるときの間隔がもっ
と離れている緯糸提供装置を与えるように、フレーム盤
21は異なる突き出し距離のロッド11を用いて、異な
る盤21間の角度で集成することもできる。
【0025】公知技術の緯糸提供装置と比べると、本発
明の装置は性能及びその構成の両面で相当な利点を提供
する。これに関して、本発明の装置は固着連結で構築さ
れており、緯糸の提供に関してはリニアモータと緯糸ガ
イドロッドの間に介在する可撓性部材は用いていない。
かかる介在は、速度、加速、減速、時間制御及び角度位
置制御などの、リニアモータによって提供される性能に
比べ、全体的性能の低下を招きかねない。このような構
成では、各提供サイクルにおいて、必要なときだけ作動
する緯糸ガイドと比べると、可撓性部材が変形してガイ
ドシース内でかなりの摩擦を生じる。この状況は、装置
に要求される性能の点で重大な意味をもつ。毎分600
〜700回の筬打という頻度で高い提供速度で、しかも
隣の緯糸を巻き込まないように正確な軌跡で作動する必
要がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 無杼織機の緯糸提供機構の概略を示す斜視図
【図2】 無杼織機の緯糸提供機構の概略を示す斜視図
【図3】 無杼織機の緯糸提供機構の概略を示す正面図
【図4】 無杼織機の緯糸提供機構の概略を示す平面図
【図5】 リニアモータのフレーム盤の概略図
【図6】 リニアモータの可動スライダの概略図
【図7】 フレーム盤と可動スライダを組み立てたリニ
アモータの概略図
【図8】 本発明によるフレーム盤の組立の概略を示す
正面図
【図9】 本発明によるフレーム盤の組立の概略を示す
側面図
【図10】 緯糸提供装置全体のアセンブリを示す概略
【図11】 第一実施形態の利点を示す概略図
【符号の説明】
1 織布 4 グリッパ 9 グリッパの往復直線運動の軌道9 11 ロッド 10 ボビン 12 緯糸 13 緯糸フィーラ 14 ストップバー 21 フレーム盤 22,22′ 永久磁石用ハウジング 23,23′ 永久磁石 26 回転中心 30 可動スライダ 31 スライダ本体 32 軽目穴 33 補強リブ 35 巻線 38 DC電源用の切換/変調装置 39 突出エレメント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジュリオ・ボルトリ イタリア、36015、スキオ、ヴィア・ジ ー・アー、グラツィアーニ、3番

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石を含んだ固定盤(21)と回転
    スライダ(30)とからなる電動リニアモータで形成さ
    れた提供装置を各緯糸当たり1個ずつ複数個集成してな
    り、各回転スライダ(30)はスライダ(30)に固着
    連結したロッド(11)の回転によってそれぞれの緯糸
    を提供し、各待機緯糸は上昇したロッド(11)の端部
    によって互いに十分に離隔して保持されるが、緯糸(1
    2)をグリッパ(4)に提供するための互いに非常に近
    接した下方受渡位置へと移動する、無杼織機における緯
    糸提供装置であって、上記リニアモータは複数の固定さ
    れたフレーム盤(21)で構成されており、フレーム盤
    (21)にはそれぞれスライダ(30)が中心(26)
    のまわりを回転するように軸ピン取付けされていて、各
    スライダは緯糸提供ロッド(11)を固定するための手
    段の設けられた突出エレメント(39)を有しており、
    上記複数の固定フレーム盤(21)は次々とV字形を形
    成してリニアモータの全体的配置が半開きの本の形態と
    なるように集成されていることを特徴とする、無杼織機
    における緯糸提供装置。
  2. 【請求項2】 スライダ(30)が、緯糸提供ロッド
    (11)の調節固定手段の備わった突出エレメント(3
    9)を含んでなり、それにより、当該提供装置内でのロ
    ッドの載置順位に応じてエレメント(39)からの該ロ
    ッドの突き出しの程度が調整できることを特徴とする、
    請求項1記載の無杼織機における緯糸提供装置。
  3. 【請求項3】 フレーム盤(21)に盤集成用の複数の
    通り穴(50,51,52)が設けられていて、中間ス
    ペーサ部の長さの異なるピン(60,61)を使用し、
    回転中心(26)に近い部分には短いスペーサを、回転
    中心から離れた部分には長いスペーサを用いることによ
    って盤が集成されることを特徴とする、請求項1記載の
    無杼織機における緯糸提供装置。
  4. 【請求項4】 フレーム盤(21)が、隣り合う盤と盤
    との角度幅を0°〜10°の範囲とし、かつ両端盤間の
    全体角度を0°〜90°の範囲として、集成されている
    ことを特徴とする、請求項3記載の無杼織機における緯
    糸提供装置。
  5. 【請求項5】 フレーム盤(21)が、盤(21)の平
    面の交差線が水平面上になく、緯糸提供位置に近い端で
    高くその反対側の端で低くなるように長さの異なるスペ
    ーサを用いて、集成されることを特徴とする、請求項3
    記載の無杼織機における緯糸提供装置。
  6. 【請求項6】 フレーム盤(21)が、緯糸提供位置か
    ら離れた上方の端に位置する穴(52)に対しては、緯
    糸提供位置に近い上方の端に位置する穴(50)に使用
    されるピン(61)よりも長いスペーサを有するピン
    (61)を使用して集成されることを特徴とする、請求
    項3記載の無杼織機における緯糸提供装置。
JP10212601A 1997-07-30 1998-07-28 無杼織機における緯糸提供用モジュラ装置 Pending JPH11107115A (ja)

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