JPH1095726A - 化粧品基材 - Google Patents

化粧品基材

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JPH1095726A
JPH1095726A JP8271729A JP27172996A JPH1095726A JP H1095726 A JPH1095726 A JP H1095726A JP 8271729 A JP8271729 A JP 8271729A JP 27172996 A JP27172996 A JP 27172996A JP H1095726 A JPH1095726 A JP H1095726A
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JP
Japan
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peptide
hydrogenated rosin
hydrolyzed
hair
condensate
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JP8271729A
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English (en)
Inventor
Masato Yoshioka
正人 吉岡
Hiroshi Shintani
博 新谷
Yoshie Matsukawa
愛絵 松川
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Seiwa Kasei Co Ltd
Original Assignee
Seiwa Kasei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ペプチドのロジン縮合物系で、保存安定性が
優れ、かつ艶、光沢の付与作用や皮膜形成作用が優れた
化粧品基材を提供する。 【解決手段】 一般式(I) 【化1】 (式中、Aは水添ロジンのペプチドのアミノ基と結合す
るカルボキシル基から水酸基を除いた残基を示し、Rは
ペプチドのアミノ酸側鎖を示し、nは2〜100であ
り、Mは水素原子、低級アルカノールアミンまたは低級
アルキルアミンである)で示されるペプチドの水添ロジ
ン縮合物またはその塩で化粧品基材を構成する。上記ペ
プチドの水添ロジン縮合物のペプチド部分としては、動
植物または微生物由来の蛋白質を部分的に加水分解して
得られた加水分解ペプチドであることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ペプチドの水添ロ
ジン縮合物またはその塩からなる化粧品基材に関し、さ
らに詳しくは、保存安定性が優れ、かつ艶、光沢の付与
作用や皮膜形成作用が優れたペプチドの水添ロジン縮合
物またはその塩からなる化粧品基材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ペプチドのロジン縮合物やそ
の塩は、ロジンの有する艶、光沢の付与作用、艶のある
皮膜形成作用と、ペプチドの有する毛髪や皮膚への収着
性、保湿作用、造膜による保護作用とを兼ね備えている
という理由で、毛髪セット剤、整髪料、ヘアトリートメ
ント、美爪剤などの化粧品に広く使用されてきた。
【0003】しかしながら、ロジンは、アビエチン酸や
デキストロピマール酸などを主成分とした混合物であっ
て、異性体や夾雑物を含むため、保存中に色が濃くなっ
たり、においが強くなり、ペプチドのロジン縮合物やそ
の塩を配合した化粧品は長期保存をすることができない
という問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来技術における問題点を解決し、保存中に色やにお
いの変化がなく、保存安定性が優れ、かつ艶、光沢の付
与作用や皮膜形成作用が優れたペプチドのロジン縮合物
系化粧品基材を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため鋭意研究を重ねた結果、ロジンを水素添
加処理した水添ロジンをペプチドのアシル化に使用する
ことによって、保存安定性が優れ、従来のペプチドのロ
ジン縮合物やその塩と同様の優れた艶、光沢の付与作用
や皮膜形成作用を有するペプチドの水添ロジン縮合物ま
たはその塩が得られることを見出し、本発明を完成する
にいたった。
【0006】すなわち、本発明は、一般式(I)
【0007】
【化2】
【0008】(式中、Aは水添ロジンのペプチドのアミ
ノ基と結合するカルボキシル基から水酸基を除いた残基
を示し、Rはペプチドのアミノ酸側鎖を示し、nは2〜
100であり、Mは水素原子、低級アルカノールアミン
または低級アルキルアミンである)で示されるペプチド
の水添ロジン縮合物またはその塩からなることを特徴と
する化粧品基材に関する。
【0009】
【発明の実施の形態】上記一般式(I)において、その
側鎖がRで示されるアミノ酸としては、たとえば、アラ
ニン、グリシン、バリン、ロイシン、イソロイシン、プ
ロリン、フェニルアラニン、チロシン、セリン、トレオ
ニン、メチオニン、アルギニン、ヒスチジン、リシン、
アスパラギン酸、アスパラギン、グルタミン酸、グルタ
ミン、シスチン、トリプトファンなどが挙げられる。
【0010】本発明において、ペプチドのアシル化に使
用する水添ロジンは、ロジンを水素添加処理したもので
あるが、ロジンは、レジン、樹脂酸とも呼ばれ、マツ科
の樹幹から分泌するテルぺンチンを水蒸気蒸留し、揮発
性のテレビン油を除いた残りの樹脂であり、植物の種類
によってその組成は多少異なるが、主成分はアビエチン
酸とデキストロピマール酸であり、その異性体も含んで
いる。これらの成分はその構造中に二重結合基を含んで
いるため、保存中に他の成分と反応して、色やにおいの
変化の原因となっている。
【0011】上記一般式(I)で示されるペプチドの水
添ロジン縮合物またはその塩において、ペプチドのアシ
ル化に使用されている水添ロジンは、ロジンに水素添加
処理を行うことによって二重結合基の反応性を消失させ
たものであり、ロジンを公知の方法で接触還元処理して
得ることができるが、水素添加処理した水添ロジンも、
たとえば荒川化学工業(株)などから市販されているの
で、それを使用することもできる。
【0012】一般に水素添加処理は、水、アルコール、
酢酸エチルなどの適当な溶媒に溶かした試料を、水素雰
囲気中で、白金、バラジウム、ラネーニッケルなどの触
媒に接触させて還元する接触還元法が採用されている
が、ロジンの場合は、通常、ロジンを酢酸エチルに溶解
し、水素雰囲気中でラネーニッケルと接触させ、攪拌混
合することによって水素添加し、触媒を除去した後、酢
酸エチルを留去する方法が採用される。
【0013】本発明における一般式(I)で示されるペ
プチドの水添ロジン縮合物またはその塩のペプチド部分
を構成する原料となるペプチド類としては、たとえば、
天然ペプチド、合成ペプチド、タンパク質(蛋白質)を
酸、アルカリまたは酵素で部分加水分解して得られる加
水分解ペプチドなどや、それらのペプチドのエステルな
どが挙げられる。
【0014】天然ペプチドとしては、たとえば、グルタ
チオン、バシトラシンA、インシュリン、グルカゴン、
オキシトシン、バソプレシンなどが挙げられ、合成ペプ
チドとしては、たとえば、ポリグリシン、ポリリシン、
ポリグルタミン酸、ポリセリンなどが挙げられる。
【0015】加水分解ペプチドのタンパク源となるタン
パク質としては、たとえば、コラーゲン(その変成物で
あるゼラチンも含む)、ケラチン、絹フィブロイン、セ
リシン、カゼイン、コンキオリン、エラスチン、鶏など
の卵の卵黄タンパク、卵白タンパクなどの動物由来のも
のや、大豆、小麦、ビール粕、トウモロコシ、米(米
糠)、イモ類のタンパクなどの植物由来のもの、さらに
は、サッカロミセス属、カンディタ属、エンドミコプシ
ス属の酵母菌や、いわゆるビール酵母、清酒酵母といわ
れる酵母菌より分離した酵母タンパク、キノコ類(担子
菌)やクロレラより分離したタンパクなどの微生物由来
のものが挙げられる。
【0016】水添ロジンのアシル化にあたって使用され
る加水分解ペプチドは、上記タンパク質を酸、アルカリ
または酵素によって加水分解することによって得られる
が、その際、使用する酸、アルカリ、酵素などの量や、
反応温度、反応時間などを適宜選定することによって、
得られる加水分解タンパクのアミノ酸重合度を2〜10
0の好ましいものにすることができる。
【0017】タンパク質の酸加水分解に際しては、たと
えば、塩酸、硫酸、リン酸、硝酸、臭化水素酸などの無
機酸や、酢酸、蟻酸などの有機酸が用いられる。タンパ
ク質のアルカリ加水分解に際しては、たとえば、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸化
バリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウ
ムなどの無機アルカリが用いられる。
【0018】そして、タンパク質の酵素分解に際して
は、たとえば、ペプシン、プロクターゼA、プロクター
ゼBなどの酸性タンパク質分解酵素、パパイン、ブロメ
ライン、サーモライシン、トリプシン、キモトリプシン
などの中性ないしアルカリ性タンパク質分解酵素が使用
される。また、スブチリシン、スタフィロコッカスプロ
テアーゼなどの菌産性の中性ないしアルカリ性タンパク
質分解酵素も使用できる。
【0019】上記ペプチドのエステルとしては、上記ペ
プチドのカルボキシル基における炭素数1〜20の炭素
水素アルコールとのエステル、たとえば、メチルエステ
ル、エチルエステル、プロピルエステル、イソプロピル
エステル、ブチルエステル、ラウリルエステル、セチル
エステル、2−エチルヘキシルエステル、2−ヘキシル
デシルエステル、ステアリルエステルなどが挙げられ
る。
【0020】上記一般式(I)において、ペプチドのア
ミノ酸重合度はnで示されるが、この一般式(I)で示
されるペプチドの水添ロジン縮合物またはその塩におい
て、水添ロジンの特徴をどのように発揮させるかは、ペ
プチド部分の分子量、すなわち、nで示されるアミノ酸
重合度が重要な係りを有している。たとえば、油溶性化
粧品または有機溶媒系化粧品に配合したり、ロジンによ
る強力な皮膜形成作用を顕著に発揮させるには、アミノ
酸重合度の小さい(すなわち、nの値が小さく、分子量
が小さい)ペプチドを使用してロジンの性質が強く出る
ようにし、水溶性化粧品に配合し、ペプチドの皮膜形成
作用を利用してロジンによる艶や光沢を付与する場合に
は、アミノ酸重合度の大きい(すなわち、nの値が大き
く、分子量が大きい)ペプチドを用いるのが適してい
る。
【0021】このような観点から、一般式(I)で示さ
れるペプチドの水添ロジン縮合物からなる化粧品基材を
毛髪用化粧品や皮膚用化粧品に配合する場合には、ペプ
チドの毛髪や皮膚への収着性、皮膜形成作用、浸透性な
どを考慮すると、ペプチドのアミノ酸重合度を示すnの
値を2〜100にすることが必要であり、特に3〜50
にすることが好ましい。アミノ酸重合度が上記より小さ
い場合は、水添ロジンとの縮合反応において、反応物が
固化してアシル化反応が進まず、また逆にアミノ酸重合
度が上記より大きい場合は、反応物の水溶性の性質が強
くなりすぎてロジンの有する特性が発揮されにくくなる
上に、反応物の精製が行えなくなるおそれがある。な
お、上記ペプチドのアミノ酸重合度を示すnは、理論的
には整数であるが、ペプチドが上記のような加水分解ペ
プチドである場合には、該加水分解ペプチドが分子量の
異なるものの混合物として得られるため、測定値は平均
値になる。
【0022】ペプチドを水添ロジンでアシル化する方法
としては、最も一般的な方法として、ショッテン−バウ
マン反応(Schotten−Baumann反応)を
挙げることができる。
【0023】この反応は、ペプチドの水溶液に、縮合さ
せる水添ロジンの酸ハライド誘導体をpH8〜10のア
ルカリ条件下に攪拌しながら加える反応であるが、水添
ロジンのハロゲン化誘導体は、五塩化リン、三塩化リ
ン、塩化チオニル、三臭化リンなどを反応させる公知の
方法によって得ることができる。
【0024】水添ロジンクロライドを用いた場合、ペプ
チドとの反応は次式に示すように、
【0025】
【化3】
【0026】塩酸が生成し、pHが低下するので、水添
ロジンクロライドを加えながら、水酸化ナトリウムや水
酸化カリウムなどのアルカリを加えてpHを8〜10に
維持する必要がある。反応時間は1〜6時間で、反応温
度は0〜60℃、好ましくは20〜50℃が採用され
る。
【0027】また、ペプチドの水添ロジン縮合物を得る
方法としては、上記酸ハライドによる方法以外に、15
0〜200℃の高温、高圧下で、ペプチドと水添ロジン
またはそのメチルエステル、エチルエステルなどの低級
アルコールエステルとを処理し、脱水縮合させる方法も
採用できる。ただし、この方法は高温処理を要するた
め、生成物が着色し、必ずしも好ましいとはいえない。
【0028】さらに、ペプチド合成に使用されている試
薬を用い、水添ロジンをたとえばN−オキシコハク酸イ
ミドエステル、N−フタルイミドエステルなどのカルボ
キシル基活性誘導体とした上でペプチドと反応させる方
法も採用できるが、コスト高になる上に、酸ハライドに
よる反応ほど反応性は高くない。
【0029】いずれにせよ、得られたアシル化物は、好
ましくはn−ブタノール、イソブタノール、n−ヘキサ
ノールなどの炭素数4以上のアルコールに溶解し、この
アルコール溶液に、塩酸、硫酸などの強酸の水溶液を添
加してアシル化物を有機層に移動させ、それを水洗して
精製した後、アルコールを留去し、アシル化物をそのま
ま、あるいは有機アミンで中和して塩の形にし、水、ア
ルコール、プロピレングリコールなどの溶剤に溶かして
好ましい濃度の溶液状にし、化粧品基材として使用に供
される。
【0030】上記のようにペプチドの水添ロジン縮合物
を中和塩の形にして化粧品基材とする場合の有機アミン
としては、たとえば、モノエタノールアミン、ジエタノ
ールアミン、トリエタノールアミン、2−アミノ−2−
メチルプロパノール、2−アミノ−2−メチル−1,3
−プロパンジオールなどの低級アルカノールアミン、ト
リエチルアミン、トリブチルアミンなどの低級アルキル
アミンなどが挙げられる。
【0031】本発明の一般式(I)で示されるペプチド
の水添ロジン縮合物またはその塩からなる化粧品基材
は、たとえば、枝毛コート、ヘアクリーム、ヘアコンデ
ィショナー、セットローション、ヘアトリートメント、
液体整髪料などの毛髪用化粧品、美爪剤、マスカラなど
のメイキャップ用化粧品など、各種化粧品に配合するこ
とができる。
【0032】そして、一般式(I)で示されるペプチド
の水添ロジン縮合物またはその塩からなる化粧品基材の
配合量としては、化粧品中0.1〜30重量%、特に
0.5〜20重量%程度にするのが好ましい。上記一般
式(I)で示されるペプチドの水添ロジン縮合物または
その塩からなる化粧品基材の化粧品中への配合量が上記
範囲より少ない場合は、毛髪用化粧品では毛髪をセット
する効果が充分に得られない上に、毛髪に艶や光沢を付
与する作用が低下し、また、皮膚用化粧品では皮膚や爪
に艶や光沢のある皮膜を形成する作用が充分に発揮でき
なくなるおそれがある。また、逆に、上記化粧品基材の
化粧品中への配合量が上記範囲より多くなっても、それ
に伴う効果の増加がみられず、むしろ毛髪や皮膚に上記
一般式(I)で示されるペプチドの水添ロジン縮合物ま
たはその塩からなる化粧品基材が過剰に収着してベトツ
キを生じるおそれがある。
【0033】また、上記化粧品に、本発明の一般式
(I)で示されるペプチドの水添ロジン縮合物またはそ
の塩からなる化粧品基材と併用して配合できる成分とし
ては、たとえば、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫
酸エタノールアミンなどのアルキル硫酸塩、ポリオキシ
エチレン(2EO)ラウリルエーテル硫酸トリエタノー
ルアミン(なお、EOはエチレンオキサイドで、EOの
前の数値はエチレンオキサイドの付加モル数を示す)、
ポリオキシエチレン(3EO)アルキル(炭素数11〜
15のいずれかまたは2種以上の混合物)エーテル硫酸
ナトリウムなどのポリオキシエチレンアルキルエーテル
硫酸塩、ラウリルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウ
リルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミンなどのア
ルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレン(3
EO)トリデシルエーテル酢酸などのポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル酢酸塩、ヤシ油脂肪酸−L−グルタ
ミン酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸ザルコシンナトリウム
などのN−アシルアミノ酸塩、コラーゲン、ケラチン、
フィブロイン、セリシン、カゼイン、大豆、小麦、トウ
モロコシなどの動植物由来のタンパク加水分解物や酵
母、キノコ類などの微生物由来のタンパク加水分解物を
炭素数8〜20の脂肪酸でアシル化したアシル化加水分
解タンパクまたはその塩、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン
硫化ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキル(炭素数
12〜15)エーテルリン酸(8〜10EO)ナトリウ
ム、ポリオキシエチレンセチルエーテルリン酸ナトリウ
ム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリン酸ナトリウム、ヤシ油
脂肪酸イセチオン酸ナトリウムなどのアニオン性界面活
性剤、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステア
リルトリメチルアンモニウムなどのカチオン性界面活性
剤、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロ
キシエチルイミダゾリニウムベタイン、ウンデシル−N
−ヒドロキシエチル−N−カルボキシメチルイミダゾリ
ニウムベタイン、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギ
ニンエチル−DL−ピロリドンカルボン酸塩、ヤシ油脂
肪酸アミドプロピルベタイン、N−アルキル(炭素数1
2〜18)ジメチルアミノ酢酸ベタインなどの両性界面
活性剤、ポリオキシエチレンアルキル(炭素数12〜1
4)エーテル(7EO)、ポリオキシエチレンオレイル
エーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテ
ル、アルキルグルコシド、アルキルポリグリコシドなど
のノニオン性界面活性剤、カチオン化セルロース、カチ
オン化ヒドロキシエチルセルロースなどのカチオン性ポ
リマー、両性ポリマー、アニオン性ポリマーなどの合成
ポリマー、イソステアリン酸ジエタノールアミド、ラウ
リン酸ジエタノールアミドなどの増粘剤、動植物抽出
物、ポリサッカライドまたはその誘導体、プロピレング
リコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリンな
どの湿潤剤、エタノール、メタノール、プロピルアルコ
ールなどの低級アルコール類、L−アスパラギン酸ナト
リウム、DL−アラニン、グリシン、L−アルギニン、
L−システインなどのアミノ酸、鎖状または環状のメチ
ルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ア
ミノ変成シリコーンオイルなどのシリコーンオイルなど
が挙げられるが、これら以外にも本発明の化粧品基材の
特性を喪失させない範囲で適宜他の成分を添加すること
ができる。
【0034】
【実施例】つぎに、実施例を挙げて本発明をより具体的
に説明する。ただし、本発明はそれらの実施例のみに限
定されるものではない。なお、以下の実施例、比較例、
応用例などにおいて、溶液の濃度を示す%はいずれも重
量%である。
【0035】実施例1 一般式(I)においてアミノ酸重合度を示すnの平均値
が20の加水分解コラーゲンの25%水溶液250gに
40℃恒温下攪拌しながら75%水添ロジンクロライド
のn−ヘキサン溶液17g(加水分解コラーゲンの1当
量)を2時間かけて滴下した。その間、20%水酸化ナ
トリウム水溶液を適宜滴下して反応液のpHを9に維持
した。水添ロジンクロライドの滴下終了後、温度を50
℃に上げ、1時間攪拌を続けて反応を終了した。
【0036】反応混合物にイソブタノール250mlを
加えて充分混合して分液ロートに移し、10%硫酸水溶
液150mlを加えて充分混合して静置した。下層の水
層を除去し、上層の有機層に5%食塩水溶液200ml
を加えて充分混合して静置し、下層の水層を除去した。
この食塩水での洗浄を3回繰り返した後、イオン交換水
200mlを用いて同様の操作で有機層を洗浄した。こ
のイオン交換水での洗浄を2回繰り返した後、有機層を
減圧下で濃縮してイソブタノールを留去した。
【0037】ついで、上記濃縮液にイオン交換水100
mlを加えて再度減圧濃縮し、残留するイソブタノール
を留去した。この操作をイソブタノール臭がなくなるま
で繰り返した後、濃縮物をエタノールに溶解し、固形分
濃度が25%になるように調整し、加水分解コラーゲン
と水添ロジンとの縮合物を25%含有するエタノール溶
液を216g得た。収率は73.2%であった。
【0038】また、反応終了時の溶液について、ファン
・スレーク法によりアミノ態窒素量を測定したところ
0.341mg/gであり、溶液全量は264gであっ
たので、アミノ態窒素全量は90mgであった。一方、
原料として用いた25%加水分解コラーゲンのアミノ態
窒素量は2.083mg/gであり、全量は520.7
mgとなるので、アミノ基への反応率は82.7%であ
った。
【0039】ついで、生成物の一部を試験管にとり、こ
れに6N塩酸を加え、窒素ガスで置換した後、試験管を
封管し、110℃で24時間加水分解を行った。開封
し、減圧濃縮により塩酸を除去した後、水とエーテルを
加えて分液ロートで水層とエーテル層に分離して抽出を
行った。
【0040】得られた水層を試料とし、これのアミノ酸
分析を行ったところ、原料として用いた加水分解コラー
ゲンペプチドとほぼ同じ組成を有していることが判明し
た。
【0041】一方、エーテル層は、常法に従って三フッ
化ホウ素メタノール錯体を用いてメチルエステル化した
後、ガスクロマトグラフィーを行ったところ、図1に示
す通りであり、同様の処理でメチルエステル化した原料
の水添ロジンのメチルエステル化物と同じものであるこ
とが判明した。なお、原料の水添ロジンのメチルエステ
ル化物のガスクロマトグラフィーの結果は、図2に示す
通りである。また、これらの図1や図2にガスクロマト
グラフィーを行った物質名を正確に表示することは、ス
ペース上むつかしいので、図1には「実施例1」と簡略
化して表示し、図2には「実施例1の原料」と簡略化し
て表示した。
【0042】以上の結果から、上記生成物は、原料とし
て用いた加水分解コラーゲンのアミノ基における水添ロ
ジンの縮合物であることが確認された。
【0043】アミノ酸分析の結果を表1に示すが、アス
パラギンとグルタミンはそれらのアミド結合が前記6N
塩酸による加水分解によって加水分解されてそれぞれア
スパラギン酸とグルタミン酸になり、それらが当初から
存在していたアスパラギン酸とグルタミン酸に加算され
て表示されている。また、トリプトファンは加水分解に
よって分解し消失するため、定量することができず、し
たがって表1および後記実施例2〜6のアミノ酸分析の
表には表示されていない。
【0044】
【表1】
【0045】また、前記のように、生成物の加水分解液
のエーテル層のメチルエステル化物のガスクロマトグラ
フィーの結果を図1に示すが、本実施例1および後記実
施例2〜6でのガスクロマトグラフィーの分析条件は次
のとおりである。
【0046】 カラム担体 :SILICONE SE−30 カラムサイズ :内径3.2mm×長さ2.1m キャリアーガス:窒素(0.5kgf/cm2 ) 検出法 :水素炎イオン化検出法 カラム初期温度:250℃
【0047】比較例1 アミノ酸重合度を示すnの平均値が20の加水分解コラ
ーゲンの25%水溶液250gと75%ロジンクロライ
ド(水素添加処理されていないロジンのクロライド)の
n−ヘキサン溶液17gを用いて、実施例1と同様の操
作で、反応、精製を行い、加水分解コラーゲンとロジン
との縮合物を25%含有するエタノール溶液を210g
得た。収率は71.2%であった。
【0048】実施例2 実施例1における加水分解コラーゲンに代えて、アミノ
酸重合度を示すnの平均値が4の加水分解大豆タンパク
の25%水溶液250gを用い、かつ75%水添ロジン
クロライドのn−ヘキサン溶液の使用量を54g(加水
分解大豆タンパクの1当量)に変えたほかは、実施例1
と同様にして、加水分解大豆タンパクと水添ロジンとの
縮合物を25%含有するエタノール溶液を293g得
た。収率は74.3%であった。
【0049】ついで、実施例1と同様に生成物の一部を
6N塩酸で加水分解し、加水分解物を抽出により水層と
エーテル層に分離した。水層のアミノ酸分析を行ったと
ころ、原料として用いた加水分解大豆タンパクとほぼ同
じ組成を有していることが判明した。
【0050】また、エーテル層をメチルエステル化した
後、ガスクロマトグラフィーを行ったところ、同様に処
理しメチルエステル化した原料の水添ロジンのメチルエ
ステル化物と同じものであることが判明した。
【0051】以上の結果から、上記生成物は、原料とし
て用いた加水分解大豆タンパクのアミノ基における水添
ロジンの縮合物であることが確認された。アミノ酸分析
の結果を表2に示すが、ガスクロマトグラフィーの結果
は図1と同じであるので省略する。
【0052】
【表2】
【0053】比較例2 アミノ酸重合度を示すnの平均値が4の加水分解大豆タ
ンパクの25%水溶液250gと75%ロジンクロライ
ドのn−ヘキサン溶液54gを用いたほかは、実施例2
と同様にして、加水分解大豆タンパクとロジンとの縮合
物を25%含有するエタノール溶液を295g得た。収
率は74.8%であった。
【0054】実施例3 アミノ酸重合度を示すnの平均値が10の加水分解ケラ
チンの25%水溶液250gに40℃恒温下攪拌しなが
ら75%水添ロジンクロライドのn−ヘキサン溶液66
g(加水分解ケラチンの0.8当量)を3時間かけて滴
下した。その間、20%水酸化ナトリウム水溶液を適宜
滴下して反応液のpHを9に維持した。水添ロジンクロ
ライドの滴下終了後、温度を50℃に上げ、1時間攪拌
を続けて反応を終了した。
【0055】反応混合物にイソブタノール250mlを
加えて充分混合して分液ロートに移し、10%硫酸水溶
液150mlを加えて充分混合して静置した。下層の水
層を除去し、上層の有機層に5%食塩水溶液200ml
を加えて充分混合して静置し、下層の水層を除去した。
この食塩水での洗浄を3階繰り返した後、イオン交換水
200mlを用いて同様の操作で有機層を洗浄した。こ
のイオン交換水での洗浄を2回繰り返した後、有機層を
減圧下で濃縮しイソブタノールを留去した。
【0056】ついで、上記濃縮液にイオン交換水100
mlを加えて再度減圧濃縮し、残留するイソブタノール
を留去した。この操作をイソブタノール臭がなくなるま
で繰り返した後、濃縮物をエタノールに溶解し、2−ア
ミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオールを加えて
pHを6.5にし、さらにエタノールとイオン交換水を
添加して、固形分濃度が25%、エタノール濃度が50
%、水分が25%になるように調整し、加水分解ケラチ
ンと水添ロジンとの縮合物の2−アミノ−2−メチル−
1,3−プロパンジオール塩を25%含有する67%エ
タノール溶液を317g得た。収率は70.8%であっ
た。
【0057】また、反応終了時の溶液について、ファン
・スレーク法によりアミノ態窒素量を測定したところ
2.089mg/gであり、溶液全量は330gであっ
たので、アミノ態窒素全量は689.7mgであった。
一方、原料として用いた25%加水分解ケラチンのアミ
ノ態窒素量は10.138mg/gであり、全量は25
34.5mgとなるので、アミノ基の72.8%がアシ
ル化されていた。
【0058】ついで、実施例1と同様に生成物の一部を
6N塩酸で加水分解し、加水分解物を抽出により水層と
エーテル層に分離した。水層のアミノ酸分析を行ったと
ころ、原料として用いた加水分解ケラチンとほぼ同じ組
成を有していることが判明した。
【0059】また、エーテル層をメチルエステル化した
後、ガスクロマトグラフィーを行ったところ、同様に処
理しメチルエステル化した原料の水添ロジンのメチルエ
ステル化物と同じものであることが判明した。
【0060】以上の結果から、上記生成物は、原料とし
て用いた加水分解ケラチンのアミノ基における水添ロジ
ンの縮合物の2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパ
ンジオール塩であることが確認された。アミノ酸分析の
結果を表3に示す。
【0061】
【表3】
【0062】比較例3 アミノ酸重合度を示すnの平均値が10の加水分解ケラ
チンの25%水溶液250gと75%ロジンクロライド
(水素添加処理されていないロジンのクロライド)のn
−ヘキサン溶液66gを用いたほかは、実施例3と同様
にして、加水分解ケラチンとロジンとの縮合物の2−ア
ミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール塩を25
%含有する67%エタノール溶液を297g得た。収率
は69.7%であった。
【0063】実施例4 実施例3における加水分解ケラチンに代えて、アミノ酸
重合度を示すnの平均値が6の加水分解小麦タンパクの
25%水溶液250gを用い、かつ75%水添ロジンク
ロライドのn−ヘキサン溶液の使用量を40g(加水分
解小麦タンパクに対して1当量)に変えたほかは、実施
例3と同様にして、加水分解小麦ペプチドと水添ロジン
との縮合物の2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパ
ンジオール塩を25%含有する67%エタノール溶液を
285g得た。収率は81.5%であった。
【0064】ついで、実施例1と同様に生成物の一部を
6N塩酸で加水分解し、加水分解物を抽出により水層と
エーテル層に分離した。水層のアミノ酸分析を行ったと
ころ、原料として用いた加水分解小麦タンパクとほぼ同
じ組成を有していることが判明した。
【0065】また、エーテル層をメチルエステル化した
後、ガスクロマトグラフィーを行ったところ、同様に処
理しメチルエステル化した原料の水添ロジンのメチルエ
ステル化物と同じものであることが判明した。
【0066】以上の結果から、上記生成物は、原料とし
て用いた加水分解小麦タンパクのアミノ基における水添
ロジンの縮合物の2−アミノ−2−メチル−1,3−プ
ロパンジオール塩であることが確認された。アミノ酸分
析の結果を表4に示す。
【0067】
【表4】
【0068】比較例4 アミノ酸重合度を示すnの平均値が6の加水分解小麦タ
ンパクの25%水溶液250gと75%ロジンクロライ
ド(水素添加処理されていないロジンのクロライド)の
n−ヘキサン溶液40gを用いたほかは、実施例4と同
様にして、加水分解小麦ペプチドとロジンとの縮合物の
2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール塩
を25%含有する67%エタノール溶液を288g得
た。収率は82.3%であった。
【0069】実施例5 実施例3における加水分解ケラチンに代えて、アミノ酸
重合度を示すnの平均値が10の加水分解フィブロイン
の25%水溶液250gを用い、75%水添ロジンクロ
ライドのn−ヘキサン溶液の使用量を37g(加水分解
フィブロインに対して1当量)に変え、2−アミノ−2
−メチル−1,3−プロパンジオールに代えてトリエタ
ノールアミンを用いたほかは、実施例3と同様にして、
加水分解フィブロインと水添ロジンとの縮合物のトリエ
タノールアミン塩を25%含有する67%エタノール溶
液を245g得た。収率は70.1%であった。
【0070】ついで、実施例1と同様に生成物の一部を
6N塩酸で加水分解し、加水分解物を抽出により水層と
エーテル層に分離した。水層のアミノ酸分析を行ったと
ころ、原料として用いた加水分解フィブロインとほぼ同
じ組成を有していることが判明した。
【0071】また、エーテル層をメチルエステル化した
後、ガスクロマトグラフィーを行ったところ、同様に処
理しメチルエステル化した原料の水添ロジンのメチルエ
ステル化物と同じであることが判明した。
【0072】以上の結果から、上記生成物は、原料とし
て用いた加水分解フィブロインのアミノ基における水添
ロジンの縮合物のトリエタノールアミン塩であることが
確認された。アミノ酸分析の結果を表5に示す。
【0073】
【表5】
【0074】比較例5 アミノ酸重合度を示すnの平均値が10の加水分解フィ
ブロインの25%水溶液250gと75%ロジンクロラ
イド(水素添加処理されていないロジンのクロライド)
のn−ヘキサン溶液37gを用いたほかは、実施例5と
同様にして、加水分解フィブロインと水添ロジンとの縮
合物のトリエタノールアミン塩を25%含有する67%
エタノール溶液を232g得た。収率は66.3%であ
った。
【0075】実施例6 実施例3における加水分解ケラチンに代えて、アミノ酸
重合度を示すnの平均値が3の加水分解酵母タンパクの
25%水溶液250gを用い、75%水添ロジンクロラ
イドのn−ヘキサン溶液の使用量を70g(加水分解酵
母タンパクの1当量)に変え、2−アミノ−2−メチル
−1,3−プロパンジオールに代えてトリエタノールア
ミンを用いたほかは、実施例3と同様にして、加水分解
酵母タンパクと水添ロジンとの縮合物のトリエタノール
アミン塩を25%含有する67%エタノール溶液を32
2g得た。収率は73.6%であった。
【0076】ついで、実施例1と同様に生成物の一部を
6N塩酸で加水分解し、加水分解物を抽出により水層と
エーテル層に分離した。水層のアミノ酸分析を行ったと
ころ、原料として用いた加水分解酵母タンパクとほぼ同
じ組成を有していることが判明した。
【0077】また、エーテル層をメチルエステル化した
後、ガスクロマトグラフィーを行ったところ、同様に処
理しメチルエステル化した原料の水添ロジンのメチルエ
ステル化物と同じものであることが判明した。
【0078】以上の結果から、上記生成物は、原料とし
て用いた加水分解酵母タンパクのアミノ基における水添
ロジンの縮合物のトリエタノールアミン塩であることが
確認された。アミノ酸分析の結果を表6に示す。
【0079】
【表6】
【0080】比較例6 アミノ酸重合度を示すnの平均値が3の加水分解酵母タ
ンパクの25%水溶液250gと75%ロジンクロライ
ド(水素添加処理されていないロジンのクロライド)の
n−ヘキサン溶液70gを用いたほかは、実施例6と同
様にして、加水分解酵母タンパクとロジンとの縮合物の
トリエタノールアミン塩を25%含有する67%エタノ
ール溶液を325g得た。収率は74.2%であった。
【0081】〔保存中の色相の変化について〕上記実施
例1〜6で得られたペプチドの水添ロジン縮合物または
その塩および比較例1〜6で得られたペプチドのロジン
縮合物またはその塩を25℃の恒温槽に90日間保存し
た時の色相の変化をガードナー法により調べた。その結
果を表7に示す。
【0082】
【表7】
【0083】表7に示すように、実施例1〜6で製造し
たペプチドの水添ロジン縮合物またはその塩は、いずれ
も、室温保存での色相の変化がほとんどなく、ペプチド
として加水分解大豆タンパクを用いた実施例2と加水分
解酵母タンパクを用いた実施例6が、90日間の保存で
ガードナー値が1高くなったのみで、他の実施例1、
3、4および5では、90日間の保存でも色相の変化が
見られなかった。
【0084】これに対して、水添していないロジンを用
いてペプチドをアシル化した比較例1〜6は、いずれ
も、保存中に色が濃くなり、保存安定性に欠けていた。
【0085】〔保存中のにおいの変化について〕上記実
施例1〜6で得られたペプチドの水添ロジン縮合物また
はその塩および比較例1〜6で得られたペプチドのロジ
ン縮合物またはその塩を25℃の恒温槽に90日間保存
した時の、においの変化を20人のパネラーに官能評価
させた。
【0086】その結果を表8に示す。評価法は、試料1
gを手の甲に塗布し、溶媒のアルコール臭がなくなった
段階でにおいを評価させたが、においの評価は人によっ
て異なり、また同一人でも体調や室内の雰囲気などで異
なるため、評価は下記のように「化粧品として肌に塗布
するのを躊躇するかどうか」の人数の割合で示した。
【0087】評価基準: ◎ : パネラー全員が躊躇しないと回答した場合 ○ : パネラーの1%以上25%未満が躊躇すると回
答した場合 △ : パネラーの25%以上75%未満が躊躇すると
回答した場合 × : パネラーの75%以上が躊躇すると回答した場
【0088】
【表8】
【0089】表8に示す結果から明らかなように、実施
例1〜6で製造したペプチドの水添ロジン縮合物または
その塩は、いずれも、室温保存でのにおいの変化がほと
んどなかった。
【0090】これに対して、比較例1〜6は、比較例5
を除いて、保存60日または90日間で、75%以上の
パネラーが「肌に塗布するのを躊躇する」という回答を
していて、保存によるにおいの変化が大きかった。
【0091】上記のように、実施例1〜6で製造したペ
プチドの水添ロジン縮合物またはその塩は、においに関
しても保存安定性が優れていた。
【0092】〔応用例〕つぎに、本発明の一般式(I)
で示されるペプチドの水添ロジン縮合物またはその塩か
らなる化粧品基材を各種化粧品に配合した応用例につい
て説明する。なお、以下の応用例において各成分の配合
量を示す数値は重量部による数値を示しており、特に括
弧内に濃度を示したもの以外は、純分としての配合量を
示す。
【0093】応用例1 実施例1で製造した加水分解コラーゲンの水添ロジン縮
合物を用いて下記組成のセットローションを調製し、そ
れを実施品1とした。
【0094】 加水分解コラーゲンの水添ロジン縮合物(25%) 8.0 ポリビニルピロリドン 1.0 ポリオキシエチレンコレステロール(24EO) 0.5 エタノール 30.0 パラオキシ安息香酸エステル・フェノキシエタノ 0.3 ール混合物(成和化成社製のセイセプトH) 滅菌イオン交換水 計100とする
【0095】また、上記とは別に、加水分解コラーゲン
の水添ロジン縮合物を配合せず、そのぶん、滅菌イオン
交換水を増量し、他の組成は実施品1と同一にしたセッ
トローションを調製し、それを比較品1とした。
【0096】上記セットローションによる処理に先立
ち、毛髪はあらかじめ2%ポリオキシエチレン(10E
O)ノニルフェニルエーテルで洗浄し、水でゆすいで室
温で風乾した。この毛髪から、20本を一束とし、毛根
側を揃えて接着剤で固定し、長さを18cmに揃え、直
径10mmで長さ80mmのロッドに巻き付け、両端を
輪ゴムで固定した。この毛束を巻き付けたロッドをそれ
ぞれ実施品1のセットローションからなる試験液および
比較品1のセットローションからなる試験液に10秒間
浸漬し、過剰の試験液をタオルで拭き取った後、毛束を
ロッドに巻き付けたまま室温で12時間風乾した。
【0097】乾燥後、毛束をロッドから外して毛根側を
上にして吊り下げ、この時の毛束の長さを測定し、その
長さをL0 とした。つぎに、この毛束を吊り下げたまま
相対湿度58%の恒湿層中で20時間放置した後、毛束
の長さを測定し、これをL20とし、下記の式に従ってセ
ット保持率を求めた。
【0098】
【0099】また、セット保持率の測定前に、これらの
毛束をロッドから外した時点で、実施品1のセットロー
ションで処理した毛髪と比較品1のセットローションで
処理した毛髪の艶や潤いに関して、どちらが良いか、あ
るいは差がないかを10人の女性パネラーに評価させ
た。
【0100】セット保持率の結果を表10に、毛髪の艶
および潤いの評価結果を表11に示す。
【0101】
【表10】
【0102】
【表11】
【0103】表10に示すように、実施品1のセットロ
ーションは、比較品1のセットローションに比べて、セ
ット保持率が約6%(5ポイント)高く、また、毛髪の
艶および潤いに関しては、表11に示すように、パネラ
ー全員が、実施品1のセットローションで処理した毛髪
の方が比較品1のセットローションで処理した毛髪より
艶や潤いがあると回答していて、実施品1のセットロー
ションに配合した加水分解コラーゲンの水添ロジン縮合
物が毛髪に対してセット力を有しており、毛髪に艶や潤
いを付与する効果が高いことが明らかにされていた。な
お、潤いの付与は加水分解コラーゲンの水添ロジン縮合
物の加水分解ペプチド部分によるものと考えられる。
【0104】 応用例2実施例2で製造した加水分解大豆タンパクの水
添ロジン縮合物を用いて下記組成のネイルエナメルを調
製し、それを実施品2とした。
【0105】 加水分解大豆タンパクの水添ロジン縮合物(25%) 1.0 ニトロセルロース 10.0 フタル酸系アルキッド樹脂 10.0 クエン酸アセチルトリブチル 5.0 酢酸エチル 20.0 酢酸ブチル 15.0 エタノール 5.0 トルエン 35.0 赤色201号 適 量
【0106】また、上記とは別に、加水分解大豆タンパ
クの水添ロジン縮合物を配合せず、そのぶん、エタノー
ルを増量し、他の組成は実施品2と同一にしたネイルエ
ナメルを調製し、それを比較品2とした。
【0107】上記実施品2のネイルエナメルと比較品2
のネイルエナメルを、それぞれ、10人の女性パネラー
に、各自の爪に塗布させ、実施品2のネイルエナメルと
比較品2のネイルエナメルのどちらの方がより艶がある
か、あるいは変わらないかを自己評価させた。その結果
を表12に示す。
【0108】
【表12】
【0109】表12に示す結果から明らかなように、パ
ネラー全員が、加水分解大豆タンパクの水添ロジン縮合
物を配合した実施品2のネイルエナメルの方が、比較品
2のネイルエナメルよりも艶があると回答していて、ペ
プチドの水添ロジン縮合物が艶の付与作用を有すること
が明らかにされていた。
【0110】応用例3 実施例3で製造した加水分解ケラチンの水添ロジン縮合
物の2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオー
ル塩を用いて下記組成のヘアスタイリングジェルを調製
し、それを実施品3とした。
【0111】 加水分解ケラチンの水添ロジン縮合物の2−アミノ 3.0 −2−メチル−1,3−プロパンジオール塩(25 %) カルボキシビニルポリマー 1.0 ポリビニルピロリドン 1.5 1,3−ブチレングリコール 1.0 トリエタノールアミン 0.1 エタノール 10.0 パラオキシ安息香酸エステル・フェノキシエタノー 0.3 ル混合物(成和化成社製のセイセプトG) 滅菌イオン交換水 計100とする
【0112】また、上記とは別に、加水分解ケラチンの
水添ロジン縮合物の2−アミノ−2−メチル−1,3−
プロパンジオール塩を配合せず、そのぶん、滅菌イオン
交換水を増量し、他の組成は実施品3と同一にしたヘア
スタイリングジェルを調製し、それを比較品3とした。
【0113】上記ヘアスタイリングジェルによる処理に
先立ち、毛髪を応用例1と同様の方法で洗浄、乾燥処理
し、かつ応用例1と同様の方法で毛髪をロッドに巻き付
け、両端を輪ゴムで固定した。ただし、これらのヘアス
タイリングジェルは、ゲルタイプのため、毛髪への処理
では、上記実施品3のヘアスタイリングジェルおよび比
較品3のヘアスタイリングジェルをそれぞれ0.2g用
い、ロッドに巻き付けた毛髪によくのばしながら塗り付
けた。ロッドから外した直後の毛髪の艶を10人の女性
パネラーに応用例1と同じ評価方法で評価させ、また、
セット保持率も応用例1と同様に調べた。表13、表1
4にそれらの結果を示す。
【0114】
【表13】
【0115】
【表14】
【0116】表13に示すように、実施品3のヘアスタ
イリングジェルは、比較品3のヘアスタイリングジェル
に比べて、セット保持率が約11%(10ポイント)高
く、また、毛髪の艶および潤いに関しては、表14に示
すように、パネラー全員が、実施品3のヘアスタイリン
グジェルで処理した毛髪の方が比較品3のヘアスタイリ
ングジェルで処理した毛髪より艶や潤いがあると回答し
ていて、実施品3のヘアスタイリングジェルに配合した
加水分解ケラチンの水添ロジン縮合物の2−アミノ−2
−メチル−1,3−プロパンジオール塩が毛髪に対して
セット力を有しており、毛髪に艶や潤いを付与する効果
が高いことが明らかにされていた。
【0117】応用例4 実施例4で製造した加水分解小麦タンパクの水添ロジン
縮合物の2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジ
オール塩を配合した下記組成のヘアリキッドを調製した
(実施品4)。
【0118】 加水分解小麦タンパクの水添ロジン縮合物の 5.0 2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパン ジオール塩(25%) アクリル酸アルキルエステル・メタクリル酸 1.0 アルキルエステル共重合体(互応化学社製の プラサイズL−53P、50%) ポリオキシプロピレンブチルエーテル(40 20.0 PO) エタノール 50.0 エデト酸二ナトリウム 0.1 香 料 適 量 滅菌イオン交換水 計100とする
【0119】また、上記とは別に、加水分解小麦タンパ
クの水添ロジン縮合物の2−アミノ−2−メチル−1,
3−プロパンジオール塩を配合せず、そのぶん、滅菌イ
オン交換水を増量し、他の組成は実施品4と同一にした
ヘアリキッドを調製し、それを比較品4とした。
【0120】上記実施品4のヘアリキッドと比較品4の
ヘアリキッドを、それぞれ10人の男性パネラーに使用
させ、毛髪の艶、髪形の形くずれを評価させたところ、
実施品4のヘアリキッドの方が比較品4のヘアリキッド
より、毛髪に艶を付与する作用が優れ、また髪形の形く
ずれが少なく、毛髪のセット保持性が優れているという
評価であった。
【0121】応用例5 実施例5で製造した加水分解フィブロインの水添ロジン
縮合物のトリエタノールアミン塩を配合した下記組成の
ヘアスタイリングムース用ベースを調製し、該ヘアスタ
イリングムース用ベースと液化石油ガス(LPG)とを
10:90でスプレー容器に充填して、ヘアスタイリン
グムースとし、それを実施品5とした。
【0122】 加水分解フィブロインの水添ロジン縮合物のトリエタ 6.0 ノールアミン塩(25%) アクリル酸アルキルエステル・メタクリル酸アルキル 3.0 エステル共重合体(互応化学社製のプラサイズL−5 3D、50%) ポリオキシエチレン(15)ラウリルエーテル 0.5 エタノール 5.0 ポリエチレングリコール(14)オレエート 1.0 塩化セチルトリメチルアンモニウム(29%) 0.5 パラヒドロキシ安息香酸エステル・フェノキシエタノ 0.3 ール混合物(成和化成社製のセイセプトG) エデト酸二ナトリウム 0.1 香 料 適 量 滅菌イオン交換水 計100とする
【0123】これとは別に、加水分解フィブロインの水
添ロジン縮合物のトリエタノールアミン塩を配合せず、
そのぶん、滅菌イオン交換水を増量し、他の組成は実施
品5と同一にしたヘアスタイリングムース用ベースを調
製し、実施品5と同様にしてヘアスタイリングムースと
し、それを比較品5とした。
【0124】上記のヘアスタイリングムースについて、
次の評価を行った。すなわち、5人の女性パネラーに、
毎日一度、最初の5日間は、比較品5のヘアスタイリン
グムースで毛髪を処理させ、次の5日間は実施品5のヘ
アスタイリングムースで毛髪を処理させた。その後、ど
ちらのヘアスタイリングムースが毛髪の形くずれ防止効
果が優れているか、また毛髪の艶はどちらのヘアスタイ
リングムースを使用したときが良いかを評価させた。そ
の結果を表15に示す。
【0125】
【表15】
【0126】表15に示すように、パネラー全員が、加
水分解フィブロインの水添ロジン縮合物のトリエタノー
ルアミン塩を配合した実施品5のヘアスタイリングムー
スの方が、毛髪のセット保持性および艶に関して、比較
品5のヘアスタイリングムースより優れていると回答し
ていて、加水分解フィブロインの水添ロジン縮合物のト
リエタノールアミン塩が、毛髪に艶を付与するとともに
毛髪のセット保持性が優れていることが明らかにされて
いた。
【0127】応用例6 実施例6で製造した加水分解酵母タンパクの水添ロジン
縮合物のトリエタノールアミン塩を用いて下記組成のマ
スカラを調製し、それを実施品6とした。
【0128】 加水分解酵母タンパクの水添ロジン縮合物 5.0 のトリエタノールアミン塩(25%) カルナバロウ 5.0 ミツロウ 1.0 マイクロクリスタリンワックス 10.0 白色ワセリン 1.0 軽質流動イソパラフィン 72.5 有機ベントナイト 0.5 酸化チタン 8.0 カーボンブラック 2.0
【0129】上記マスカラを睫毛に使用したところ、睫
毛に艶とはりが付与され、その艶とはりは長時間保持さ
れた。
【0130】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の一般式
(I)で示されるペプチドの水添ロジン縮合物またはそ
の塩からなる化粧品基材は、保存による色、においの変
化が少なく、保存安定性が優れ、かつ艶、光沢の付与作
用や皮膜形成作用が優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の生成物の加水分解物のエーテル層の
メチルエステル化物のガスクロマトグラフィーの結果を
示す図である。
【図2】実施例1の原料の水添ロジンのメチルエステル
化物のガスクロマトグラフィーの結果を示す図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、Aは水添ロジンのペプチドのアミノ基と結合す
    るカルボキシル基から水酸基を除いた残基を示し、Rは
    ペプチドのアミノ酸側鎖を示し、nは2〜100であ
    り、Mは水素原子、低級アルカノールアミンまたは低級
    アルキルアミンである)で示されるペプチドの水添ロジ
    ン縮合物またはその塩からなることを特徴とする化粧品
    基材。
  2. 【請求項2】 ペプチドの水添ロジン縮合物のペプチド
    部分が、動植物または微生物由来の蛋白質を部分的に加
    水分解して得られた加水分解ペプチドである請求項1記
    載の化粧品基材。
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