JPH06122610A - 化粧品用配合剤 - Google Patents

化粧品用配合剤

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JPH06122610A
JPH06122610A JP30047692A JP30047692A JPH06122610A JP H06122610 A JPH06122610 A JP H06122610A JP 30047692 A JP30047692 A JP 30047692A JP 30047692 A JP30047692 A JP 30047692A JP H06122610 A JPH06122610 A JP H06122610A
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JP
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silk protein
acid
hair
derived peptide
product
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JP30047692A
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Masato Yoshioka
正人 吉岡
Hiroshi Shintani
博 新谷
Takashi Adachi
敬 安達
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Seiwa Kasei Co Ltd
Original Assignee
Seiwa Kasei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 皮膚や粘膜への刺激が少なく穏やかに作用す
る界面活性能を有し、毛髪の保護と損傷した毛髪の再生
作用を有し、かつ皮膚に対して親和性を有し、皮膚に潤
いを与え、皮膚を保護する化粧品用配合剤を提供する。 【構成】 シルクタンパク誘導ペプチドと高級脂肪酸と
を縮合させて得られる一般式(I): 【化1】 〔式中、R1 は炭素数8〜20のアルキル基、アルケニ
ル基または脂環構造の炭化水素基、R2 はシルクタンパ
ク誘導ペプチドを構成する種々のアミノ酸の側鎖、nは
2〜50、Mはアルカリ金属、アンモニウム、または有
機アルカノールアミンのオニウムである〕で示されるシ
ルクタンパク誘導ペプチドのアシル化物の塩で化粧品用
配合剤を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特定構造のシルクタン
パク誘導ペプチドのアシル化物の塩からなる化粧品用配
合剤に関する。
【0002】
【従来の技術】コラーゲン、ケラチン、シルクなどのタ
ンパク(蛋白)質の加水分解物(ペプチド)が毛髪化粧
品に有用であることは、たとえば、特公昭55−383
58号、特公昭62−29404号公報などにおいても
報告されている。これは、それらのタンパク加水分解物
が毛髪や皮膚と同様の化学構造を有し、そのアミノ基や
カルボキシル基によって、あるいは構成アミノ酸の側鎖
の作用によって毛髪に吸着し、毛髪を保護、再生する作
用を有することによるものであると考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記コラーゲン、ケラ
チン、シルクなどの加水分解物は、前述のように毛髪の
保護、再生に有用であるが、その有用性をさらに高める
には、それらのタンパク加水分解物と同様の毛髪への有
用性を持ち、しかもタンパク加水分解物では持ち得ない
特性を付与した新規化合物を開発することが必要であ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、シルクタンパ
クを加水分解することによって得られるシルクタンパク
誘導ペプチドと高級脂肪酸とを縮合(アシル化)させ、
シルクタンパク誘導ペプチドにはない界面活性能を付与
した化合物を合成し、それによって優れた特性を有する
化粧品用配合剤を提供したものである。
【0005】すなわち、本発明は、一般式(I):
【化1】〔式中、R1 は炭素数8〜20のアルキル基、
炭素数8〜20のアルケニル基または脂環構造の炭化水
素基であり、R2 はシルクタンパク誘導ペプチドを構成
する種々のアミノ酸の側鎖である。nは2〜50であ
り、Mはナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属、ア
ンモニウム、またはモノエタノールアミン、ジエタノー
ルアミン、トリエタノールアミン、2−アミノ−2−メ
チル−1,3−プロパンジオールなどの有機アルカノー
ルアミンのオニウムである〕で示されるシルクタンパク
誘導ペプチドのアシル化物の塩からなる化粧品用配合剤
に関する。
【0006】上記一般式(I)において、その側鎖がR
2 で示されるアミノ酸としては、アラニン、グリシン、
バリン、ロイシン、イソロイシン、プロリン、フェニル
アラニン、チロシン、セリン、トレオニン、メチオニ
ン、アルギニン、ヒスチジン、リシン、アスパラギン
酸、アスパラギン、グルタミン酸、グルタミン、トリプ
トファンなどの種々のアミノ酸が挙げられる。そして、
これらのアミノ酸の組成比の一例を示すと表1のとおり
である。
【0007】ただし、通常、タンパク質のアミノ酸分析
にあたっては、分析前に6N塩酸で試料の完全加水分解
を行うので、アスパラギンとグルタミンのアミド結合は
加水分解されてそれぞれアスパラギン酸とグルタミン酸
になる。そのため、表1では、アスパラギン、グルタミ
ンはそれぞれアスパラギン酸、グルタミン酸に加算され
て表示されている。また、トリプトファンは加水分解に
よって分解し消失するので定量できず、したがって表1
には表示されていない。
【0008】
【表1】
【0009】このような一般式(I)で示されるシルク
タンパク誘導ペプチドのアシル化物の塩は、優れた界面
活性能を有し、一般の界面活性剤が使用される用途に対
してすべて使用可能であるが、通常の合成界面活性剤と
は異なり、天然の高分子化合物から誘導して得られるも
のであるから、皮膚や粘膜への刺激がきわめて少なく、
作用が非常に穏やかである。しかも、皮膚や毛髪とほぼ
同じペプチド成分を含むので、皮膚や毛髪に対しても穏
やかに作用し、皮膚や毛髪に損傷を与えることなく優れ
た洗浄効果を発揮する。
【0010】さらに、上記一般式(I)で示されるシル
クタンパク誘導ペプチドのアシル化物の塩は、シルクタ
ンパクから誘導されるペプチド成分と油脂成分から構成
されており、そのシルクタンパクから誘導されるペプチ
ド成分中のアミノ基やカルボキシル基、さらには各種ア
ミノ酸の側鎖の作用によって毛髪に吸着するので、毛髪
に必要なペプチド成分と油脂成分を同時に供給すること
ができる。
【0011】上記のように、この一般式(I)で示され
るシルクタンパク誘導ペプチドのアシル化物の塩は、優
れた界面活性能を有する上に、シルクタンパクから誘導
されるペプチド成分に由来する毛髪の保護と損傷した毛
髪を再生する作用を有し、かつ油脂成分に由来する艶や
光沢の付与、くし通り性の改善などに対して優れた効果
を発揮するので、たとえばシャンプー、リンス、ヘアー
コンディショナー、ヘアーパック、ヘアーリキッド、ヘ
アートニック、パーマネントウェーブ用剤などの各種毛
髪化粧品に毛髪の保護、コンディショニング、栄養補給
の目的で配合され、優れた効果を発揮することができ
る。
【0012】また、上記一般式(I)で示されるシルク
タンパク誘導ペプチドのアシル化物の塩は、皮膚や粘膜
への刺激が少なく、かつそのペプチド部分が皮膚に対し
て良好な親和性を有することから、皮膚に対する油脂分
の親和性も良くなり、作用の強い界面活性剤の使用によ
る皮膚の油脂分の取れすぎなどを防ぎ、皮膚に潤いを与
え、皮膚を保護し、乾燥を防ぐので、たとえばクレンジ
ングローション、シェービングローション、ボディシャ
ンプー、シェービングクリームなどの皮膚化粧品に配合
され、優れた効果を発揮する。
【0013】本発明における一般式(I)で示されるシ
ルクタンパク誘導ペプチドのアシル化物の塩を得るため
に使用するシルクタンパク誘導ペプチドは、シルクタン
パクを酸、アルカリ、または酵素で加水分解することに
よって得られる。
【0014】原料のシルクタンパクとしては、たとえば
カイコ(蚕)のマユ(繭)、絹糸、布、紡績する前の綿
状、荒糸状ものなどがあげられるが、特に加工の必要は
ないので、繭あるいは紡績する前のものが経済的に有利
である。これらシルクタンパクは、そのまま加水分解に
供することができるが、必要に応じて適当な大きさに切
断または粉砕するか、洗浄などの前処理を行ってもよ
い。
【0015】加水分解を行う際には、シルクタンパクを
一旦溶解させ、その溶液について酸、アルカリ、あるい
は酵素によって加水分解することもできる。その場合、
加水分解の進行が速くかつ穏やかな条件を選択でき、さ
らに生成分が均一に加水分解できる特長がある。シルク
タンパクを溶解するには、たとえばリチウムブロマイ
ド、塩化カリウムなどの高濃度(40重量%以上)水溶
液を用い、必要に応じて40〜100℃程度まで加熱を
行いつつ、これにシルクタンパクを加え、攪拌しながら
溶解する方法を採用することができる。このようにして
得られるシルクタンパク液について、必要に応じて希釈
し、加水分解を行うことができる。
【0016】シルクタンパクの酸加水分解、アルカリ加
水分解、酵素加水分解は次に示すようにして行われる。
【0017】(1)酸による加水分解 酸としては、たとえば塩酸、硫酸、リン酸、硝酸、臭化
水素酸などの無機酸、酢酸、ギ(蟻)酸などの有機酸が
挙げられる。また塩酸と酢酸などを混合して用いてもよ
い。これらは一般に5〜85%(重量%、以下、濃度に
関しては、いずれも重量%である)の濃度で使用される
が、加水分解の反応が常にpH4以下になるようにする
のが望ましい。酸を必要以上に使用すると、加水分解液
の色相が褐色になるので好ましくない。反応温度は40
〜100℃が好ましいが、加圧下では160℃まで上げ
ることもできる。反応時間は2〜24時間が最適であ
る。反応物は水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸
ナトリウムなどのアルカリで中和し、そのまま使用でき
るが、反応物または中和物をゲル濾過、イオン交換樹
脂、限外濾過、透析、電気透析などによって精製して使
用することもできる。
【0018】(2)アルカリに加水分解 アルカリとしては、たとえば水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、水酸化リチウム、水酸化バリウム、炭酸ナト
リウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムなどの無機アルカ
リが使用される。これらの濃度は一般に1〜20%が適
切である。反応は、室温〜100℃の温度で30分〜2
4時間行うのが好ましく、反応後、前出の酸で中和する
か、ゲル濾過、イオン交換樹脂、限外濾過、透析、電気
透析などにより精製を行うのが好ましい。
【0019】(3)酵素による加水分解 酵素としては、たとえばペプシン、プロクターゼA、プ
ロクターゼBなどの酸性タンパク分解酵素、パパイン、
ブロメライン、サーモライシン、トリプシン、プロナー
ゼ、キモトリプシンなどの中性タンパク分解酵素が使用
される。またスブチリシン、スタフィロコッカスプロテ
アーゼなどの菌産性の中性ないしアルカリ性タンパク分
解酵素も使用できる。
【0020】加水分解時のpHはペプシンなどの酸性タ
ンパク分解酵素の場合にはpH1〜4の範囲、パパイン
などの中性タンパク分解酵素の場合には4〜10の範囲
に調整するのが好ましい。pHは一般に酢酸/酢酸ナト
リウム緩衝液、リン酸緩衝液などの緩衝液により、ある
いは酸、アルカリなどの添加によって適切に調整するの
が好ましい。反応温度は30〜45℃が好ましく、反応
時間としては一般に3〜24時間が採用される。
【0021】酵素による加水分解反応では、酵素の使用
量、反応温度、反応時間により加水分解物の分子量は大
きく影響される。したがって、目的とする分子量のシル
クタンパク誘導ペプチドを得るためには、酵素使用量、
反応温度、反応時間の各条件について、得られた加水分
解物の分子量分布をゲル濾過法により調べ、経済的に最
適条件を決定するのが好ましい。
【0022】このシルクタンパクの加水分解によって得
られる加水分解物、つまりシルクタンパク誘導ペプチド
の平均分子量は200〜5000、特に300〜200
0、とりわけ300〜600であることが好ましい。シ
ルクタンパク誘導ペプチドの毛髪への吸着性や皮膚に対
する親和性はその分子量によって決まり、平均分子量2
00より小さい場合は毛髪への吸着性や皮膚に対する親
和性が小さく、平均分子量300〜600程度のものが
最も毛髪に吸着しやすく、皮膚に対する親和性も優れて
おり、かつ水に溶けやすくて取り扱いが容易であり、平
均分子量が高くなると毛髪への吸着性、皮膚に対する親
和性、水溶性などが低下し、平均分子量が5000を超
えるものは毛髪への吸着性や皮膚に対する親和性が小さ
くなり、かつ水に溶けにくくなって取り扱いにくくなる
からである。この200〜5000という分子量範囲は
前記一般式(I)においてnが2〜50に相当する。し
たがって、好ましいnの範囲は3〜20であり、特に好
ましいnの範囲は3〜6である。
【0023】一方、シルクタンパク誘導ペプチドをアシ
ル化するための高級脂肪酸側成分としては、炭素数8〜
20のアルキル基または炭素数8〜20のアルケニル基
(上記アルキル基やアルケニル基は鎖状のものでもよい
し、また分岐状のものでもよい)を有する高級脂肪酸、
あるいは樹脂酸などの脂環構造の酸が用いられるが、こ
れらの具体例を挙げると、たとえば、カプリリール酸、
カプリル酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン
酸、アラキン酸、イソパルミチン酸、イソミリスチン
酸、イソステアリン酸、ウンデシレン酸、オレイン酸、
ミリストレイン酸、エライジン酸、リノール酸、リノレ
ン酸、アラキドン酸、ヤシ油脂肪酸、牛脂脂肪酸、樹脂
酸(主成分:アビエチン酸)などである。
【0024】そして、シルクタンパク誘導ペプチドをア
シル化させる方法としては、最も一般的な方法としてシ
ョッテン−バウマン反応(Schotten−Baum
ann反応)を挙げることができる。
【0025】この反応はシルクタンパク誘導ペプチドの
水溶液に、縮合させる高級脂肪酸などの酸クロライド誘
導体をpH8〜10のアルカリ性条件下に攪拌しながら
加える反応であり、この反応によれば次式に示すよう
に、
【0026】
【化2】
【0027】塩酸が生成し、pHが低下するので、酸ク
ロライドを加えながら、水酸化ナトリウムや水酸化カリ
ウムなどのアルカリを加えてpH8〜10に維持するこ
とが必要である。反応時間は1〜6時間、反応温度は0
〜60℃、好ましくは20〜40℃が採用される。
【0028】高級脂肪酸側成分としては、上記の酸クロ
ライド以外にも、臭素(Br)、ヨウ素(I)などの高
級脂肪酸の酸ハライドが使用できる。ただし、酸クロラ
イドが最も一般的である。
【0029】また、炭素数8〜20の汎用されている脂
肪酸では、上記酸ハライドによる方法以外に、150〜
200℃の高温、高圧下、シルクタンパク誘導ペプチド
と高級脂肪酸またはそのメチルエステル、エチルエステ
ルなどの低級アルコールエステルとを処理し、脱水縮合
または脱アルコール縮合させる方法も採用できる。ただ
し、この方法は高温処理を要するため、生成物が着色す
るおそれがある。
【0030】さらにペプチド合成に使用されている試薬
を用い、高級脂肪酸をたとえばN−オキシコハク酸イミ
ドエステル、N−フタルイミドエスエルなどのカルボキ
シル基活性誘導体とした上でシルクタンパク誘導ペプチ
ドと反応させる方法も採用できるが、コスト高になる上
に、酸ハライドによる反応ほど反応性は高くない。
【0031】いずれにせよ、得られたアシル化物は、好
ましくは塩酸、硫酸などの強酸の水溶液中に放出して遊
離物を浮遊沈殿として採取し、これを水洗して精製した
後、中和して塩の形にして、水またはアルコール、プロ
ピレングリコールなどの溶剤に溶かして好ましい濃度
(10〜60%、特に20〜40%)の溶液状にする
か、あるいは乾燥して粉末状にして使用に供される。
【0032】上記一般式(I)で示されるシルクタンパ
ク誘導ペプチドのアシル化物の塩が配合される化粧品と
しては、たとえば、シャンプー、ヘアーリンス、パーマ
ネントウェーブ用第1剤、パーマネントウェーブ用第2
剤、ヘアークリーム、エアゾール型フォーム、ヘアーコ
ンディショナー、セットローション、ヘアーカラー、ヘ
アーブリーチ、ヘアートリートメント、液体整髪料(ロ
ーション)、ヘアーリキッド、ヘアーパック、ヘアート
ニック、ヘアーブローなどの毛髪化粧品、化粧水、栄養
クリーム、シェービングクリーム、フェイスローショ
ン、アフターシェーブローション、クレンジングクリー
ム、エモリエントクリーム、コールドクリーム、モイス
チャークリームなどの各種クリーム、乳液、ボディーシ
ャンプー、各種石鹸、メーキャップ用品、日焼け止め用
品などの皮膚化粧品など、各種化粧品を挙げることがで
きる。
【0033】そして、一般式(I)で示されるシルクタ
ンパク誘導ペプチドのアシル化物の塩を配合して化粧品
を調製するには、該一般式(I)で示されるシルクタン
パク誘導ペプチドのアシル化物の塩を固形分で、たとえ
ばシャンプーやボディーシャンプーの場合は0.1〜3
0%程度、その他の毛髪化粧品、皮膚化粧品には0.1
〜20%程度配合するのが好ましい。
【0034】また、上記化粧品に一般式(I)で示され
るシルクタンパク誘導ペプチドのアシル化物の塩と併用
して配合できる成分としては、たとえばアニオン性界面
活性剤、カチオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性
剤、両性界面活性剤などの各種界面活性剤、カチオン性
ポリマー、アニオン性ポリマー、ノニオン性ポリマー、
両性ポリマーなどのポリマー類、天然抽出油、高級脂肪
酸、炭化水素、脂肪酸エステル類、グリセライド、ワッ
クス、アルキルアルコール、アルキルアミド、シリコー
ンオイル(たとえば、ジメチルポリシロキサン、メチル
フェニルポリシロキサン、その他各種変性シリコーンオ
イル)などの油分、コラーゲン誘導ペプチド、ケラチン
誘導ペプチド、シルクタンパク誘導ペプチド、大豆タン
パク誘導ペプチドなどの動植物性タンパク加水分解物ま
たはそれらの誘導体〔ただし、一般式(I)で示される
シルクタンパク誘導ペプチドのアシル化物の塩を除
く〕、保湿剤、アルコール類、増粘剤、植物エキス、動
物エキス、紫外線吸収剤、pH調整剤、キレート剤、防
腐剤、色素、香料などの各種化粧品用配合剤を挙げるこ
とができる。
【0035】
【実施例】つぎに、実施例をあげて本発明をより具体的
に説明する。ただし、本発明はそれらの実施例のみに限
定されるものではない。なお、実施例に先立ち、シルク
タンパク誘導ペプチドの製造例を参考例として示す。
【0036】参考例1 内容積2リットルのビーカーに2N水酸化ナトリウム
1.5リットルを入れ、これに乾燥したカイコの繭50
0g(あらかじめ洗浄してカイコのフンやゴミを除いた
もの)の一部を入れられるだけ加え、80℃に加熱し、
攪拌を行いつつ、加水分解により繭を溶解させ、残部の
繭を追加して加えた。30分で繭全量を投入し、さらに
1時間80℃で加熱するとともに攪拌し、加水分解を終
了した。
【0037】上記の加水分解液に水1リットルを加えて
希釈した後、減圧濾過した。濾液を弱酸性カチオン交換
樹脂アンバーライトIRC−50〔商品名、オルガノ社
製〕1.3リットルの樹脂塔に通液することにより中和
した後、減圧濃縮し、濾過して、濃度30%のシルクタ
ンパク誘導ペプチドの水溶液を得た。このようにして得
られたシルクタンパク誘導ペプチドの分子量をゲル濾過
により測定したところ、平均分子量480であった。
【0038】参考例2 市販の55%リチウムブロマイド水溶液1.0kgに、
50℃で紡績前の絹繊維200gを加えて溶解させた
後、この溶液をイオン交換水で2kgに希釈した。この
液を内容積2リットルの三つ口フラスコにて80℃に加
熱するとともに攪拌し、濃塩酸25gを加えて2時間加
水分解した。冷却後、20%水酸化ナトリウム水溶液4
8gを加えて中和した後、減圧濾過した。濾液に電気透
析を行い脱塩の後、減圧濃縮し、濾過して濃度30%の
シルクタンパク誘導ペプチドの水溶液を得た。このよう
にして得られたシルクタンパク誘導ペプチドの分子量を
ゲル濾過法により測定したところ、平均分子量1680
であった。
【0039】参考例3 洗浄したカイコの繭200gを高圧容器中、10kg/
cm2 の加圧下、200℃の加熱水蒸気で1時間処理し
て膨潤させた後、内容積2リットルのビーカーに移し、
0.1N酢酸ナトリウム緩衝液(pH6)1リットルを
加え、40℃にし、中性タンパク分解酵素パパイン20
mgを加えて40℃で12時間加水分解を行った。加水
分解後、加水分解液を濾過し、濾液を減圧濃縮して濃度
30%のシルクタンパク誘導ペプチドの水溶液を得た。
このようにして得られたシルクタンパク誘導ペプチドの
分子量をゲル濾過法により測定したところ、平均分子量
1050であった。
【0040】実施例1 参考例1で得られたシルクタンパク誘導ペプチドの30
%水溶液300gに40℃恒温下攪拌しながらラウリン
酸クロライド60g(シルクタンパク誘導ペプチドの
1.0当量)を2時間かけて滴下した。その間、20%
水酸化ナトリウム水溶液を適宜加えてpHを9に維持し
た。40℃で1時間攪拌を続けた後、温度を50℃に上
げて1時間攪拌して反応を終了した。
【0041】反応混合物を5%硫酸水溶液2リットル中
に放出し、生成したアシル化物を遊離の形(ペプチドの
カルボン酸が塩でない−COOHの形)で浮遊させて分
離し、水洗した後、20%水酸化ナトリウム水溶液を加
えて中和し、シルクタンパク誘導ペプチドとラウリン酸
との縮合物のナトリウム塩の30%水溶液を385g得
た。収率は74%であった。
【0042】このようにして得られた生成物の確認は以
下のようにして行った。
【0043】得られた生成物の30%水溶液についてフ
ァン・スレーク(Van Slake)法によりアミノ
態窒素量を求めたところ0.042mg/gであった。
原料として用いた参考例1のシルクタンパク誘導ペプチ
ドの30%水溶液のアミノ態窒素は12.74mg/g
であり、生成物においてほとんどのアミノ基がアシル化
されていることが判明した。
【0044】ついで、生成物の少量を試験管にとり、こ
れに6N塩酸を加え、窒素ガスで置換後、試験管を封管
し、110℃で24時間加水分解を行った。開封し、減
圧濃縮で塩酸を除去した後、水とエーテルを加えて、分
液ロートで水層とエーテル層に分離し、抽出を行った。
【0045】得られた水層を試料とし、これのアミノ酸
分析を行ったところ、原料として用いた参考例1のシル
クタンパク誘導ペプチドとほぼ同じ組成を有しているこ
とが判明した。エーテル層は、常法に従ってN−メチル
−N−ニトロソ−p−トルエンスルホンアミドを用いて
メチルエステル化した後、ガスクロマトグラフィーを行
ったところ、同様に処理しメチルエステル化した原料の
ラウリン酸のメチルエステル化物と同じものであること
が判明した。
【0046】以上の結果から、生成物は原料として用い
た参考例1のシルクタンパク誘導ペプチドのアミノ基に
おけるラウリン酸の縮合物のナトリウム塩であることが
確認された。アミノ酸分析の結果を表2に、ガスクロマ
トグラフィーの結果を図1に示す。ガスクロマトグラフ
ィーの温度と昇温速度はチャートに記載の通りであり、
ピークの数値は検出時間(分)を示す。これは以後の図
2〜図5においても同様である。
【0047】なお、ここで、本実施例1および後記の実
施例2〜5のガスクロマトグラフィーの分析条件をまと
めて示しておくと次のとおりである。
【0048】カラム1.DEGS(ジエチレングリコー
ルサクシネート)+H3 PO4(10:1)、内径3m
m×長さ2m(実施例1〜4およびその原料) カラム2.シリコンSE30、内径3mm×長さ2m
(実施例5およびその原料) キャリアーガス:窒素(50ml/分) 検出法:水素炎イオン化検出法 カラム温度:各図に示す。
【0049】実施例2 実施例1においてラウリン酸クロライドに代えてヤシ油
脂肪酸(炭素数8〜18の混合脂肪酸)クロライド64
g(シルクタンパク誘導ペプチドの1.0当量)を用
い、中和用の20%水酸化ナトリウムに代えて20%水
酸化カリウム水溶液を用いたほかは、実施例1と同様に
して、シルクタンパク誘導ペプチドのヤシ油脂肪酸の縮
合物のカリウム塩の30%水溶液を412g得た。収率
は78%であった。
【0050】得られた生成物について、ファン・スレー
ク法によりアミノ態窒素量を求めたところ0.103m
g/gであった。原料として用いた参考例1のシルクタ
ンパク誘導ペプチドの30%水溶液のアミノ態窒素量は
12.744mg/gであったので、生成物において
は、ほとんどのアミノ基がアシル化されていることが判
明した。
【0051】ついで、実施例1と同様に生成物の一部を
6N塩酸で加水分解し、加水分解物を抽出により水層と
エーテル層に分離し、水層のアミノ酸分析を行ったとこ
ろ、原料として用いた参考例1のシルクタンパク誘導ペ
プチドとほぼ同じ組成を有していることが判明した。ま
たエーテル層も実施例1と同様にメチルエステル化を施
した後、ガスクロマトグラフィーを行ったところ、同様
に処理しエステル化した原料のヤシ油脂肪酸のメチルエ
ステル化物と同じものであることが判明した。
【0052】以上の結果から、生成物は原料として用い
た参考例1のシルクタンパク誘導ペプチドのアミノ基に
おけるヤシ油脂肪酸(炭素数8〜18の混合脂肪酸)の
縮合物のカリウム塩であることが確認された。アミノ酸
分析の結果を表2に、ガスクロマトグラフィーの結果を
図2に示す。
【0053】実施例3 参考例2で得られたシルクタンパク誘導ペプチドの30
%水溶液300gに45℃恒温下攪拌しながらウンデシ
レン酸クロライド11.5g(シルクタンパク誘導ペプ
チドの1.1当量)を1時間かけて滴下した。その間2
0%水酸化ナトリウム水溶液を適宜加えてpHを9に維
持した。さらに45℃で30分間攪拌を続けた後、55
℃で1時間攪拌し、反応を終了した。
【0054】反応混合物を5%硫酸水溶液2リットル中
に放出し、生成したアシル化物を遊離の形で浮遊させ、
浮遊物を水洗した後、トリエタノールアミンで中和し、
シルクタンパク誘導ペプチドのウンデシレン酸縮合物の
トリエタノールアミン塩の30%水溶液310gを得
た。収率は71%であった。
【0055】得られた生成物の確認は以下のようにして
行った。
【0056】得られた生成物のトリエタノールアミンに
より中和する前の浮遊物(乾燥残分36.15%)につ
いて、ファン・スレーク法によりアミノ態窒素量を求め
たところ0.208mg/gであった。原料として用い
た参考例2のシルクタンパク誘導ペプチドの30%水溶
液のアミノ態窒素量は3.583mg/gであったの
で、生成物においては、約95%のアミノ基がアシル化
されていることが判明した。なお、トリエタノールアミ
ンにより中和前のものについてアミノ態窒素の測定を行
ったのは、中和後はトリエタノールアミンのアミノ基を
測定してしまうためである。
【0057】ついで、実施例1と同様に生成物の一部を
6N塩酸で加水分解し、水層とエーテル層に分離し、水
層のアミノ酸分析を行ったところ、原料として用いた参
考例2のシルクタンパク誘導ペプチドとほぼ同じ組成を
有していることが判明した。またエーテル層も、メチル
エステル化後、ガスクロマトグラフィーを行ったとこ
ろ、同様に処理しエステル化した原料のウンデシレン酸
のメチルエステル化物と同じものであることが判明し
た。
【0058】以上の結果から、生成物は原料として用い
た参考例2のシルクタンパク誘導ペプチドのアミノ基に
おけるウンデシレン酸の縮合物のトリエタノールアミン
塩であることが確認された。アミノ酸分析の結果を表3
に、ガスクロマトグラフィーの結果を図3に示す。
【0059】実施例4 参考例3で得られたシルクタンパク誘導ペプチドの30
%水溶液300gに、45℃恒温下攪拌しながらイソス
テアリン酸クロライド33g(シルクタンパク誘導ペプ
チドの0.8当量)を2時間かけて滴下した。その間2
0%水酸化ナトリウム水溶液を適宜加えてpHを9に維
持した。滴下終了後、50%で1時間攪拌を続けた後、
反応を終了した。
【0060】反応混合物を5%硫酸水溶液2リットル中
に放出し、生成したアシル化物を遊離の形で浮遊させ、
浮遊物を水洗した後、2−アミノ−2−メチル−1,3
−プロパンジオールで中和し、エチルアルコールを加え
て、シルクタンパク誘導ペプチドのイソステアリン酸縮
合物の2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオ
ール塩の25%エチルアルコール水溶液530gを得
た。収率は76%であった。
【0061】なお、得られた生成物の2−アミノ−2−
メチル−1,3−プロパンジオールにより中和する前の
浮遊物(乾燥残分50.24%)について、ファン・ス
レーク法によりアミノ態窒素量を求めたところ0.18
8mg/gであった。原料として用いた参考例3のシル
クタンパク誘導ペプチドの30%水溶液のアミノ態窒素
量は4.777mg/gであり、生成物においては、ほ
とんどのアミノ基がアシル化されていることが判明し
た。なお、中和前の浮遊物についてアミノ態窒素を測定
したのは、中和後は2−アミノ−2−メチル−1,3−
プロパンジオールのアミノ基を測定してしまうためであ
る。
【0062】ついで、実施例1と同様に生成物の一部を
6N塩酸で加水分解し、水層とエーテル層に分離した。
水層のアミノ酸分析を行ったところ、原料として用いた
参考例3のシルクタンパク誘導ペプチドとほぼ同じ組成
を有していることが判明した。またエーテル層も、メチ
ルエステル化後、ガスクロマトグラフィーを行ったとこ
ろ、同様に処理しエステル化した原料のイソステアリン
酸のメチルエステル化物と同じものであることが判明し
た。
【0063】以上の結果から、生成物は原料として用い
た参考例3のシルクタンパク誘導ペプチドのアミノ基に
おけるイソステアリン酸の縮合物の2−アミノ−2−メ
チル−1,3−プロパンジオール塩であることが確認さ
れた。アミノ酸分析の結果を表4に、ガスクロマトグラ
フィーの結果を図4に示す。
【0064】実施例5 実施例4において、イソステアリン酸クロライドに代え
て樹脂酸(ロジン系でアビエチン酸を主成分とするも
の)クロライド35g(シルクタンパク誘導ペプチドの
0.8当量)を用いたほかは、実施例4と同様にしてシ
ルクタンパク誘導ペプチドの樹脂酸縮合物の2−アミノ
−2−メチル−1,3−プロパンジオール塩の25%エ
チルアルコール水溶液517gを得た。収率は70%で
あった。
【0065】得られた生成物の2−アミノ−2−メチル
−1,3−プロパンジオールにより中和する前の浮遊物
(乾燥残分48.25%)について、ファン・スレーク
法によりアミノ態窒素量を求めたところ0.123mg
/gであった。原料として用いた参考例3のシルクタン
パク誘導ペプチドの30%水溶液のアミノ態窒素量は
4.777mg/gであり、生成物においては、ほとん
どのアミノ基がアシル化されていることが判明した。
【0066】ついで、実施例1と同様に、生成物の一部
を6N塩酸で加水分解し、水層とエーテル層に分離し
た。水層のアミノ酸分析を行ったところ、原料として用
いた参考例3のシルクタンパク誘導ペプチドとほぼ同じ
組成であることが判明した。また、エーテル層も、メチ
ルエステル化後、ガスクロマトグラフィーを行ったとこ
ろ、同様に処理しエステル化した原料の樹脂酸のメチル
エステル化物と同じものであることが判明した。
【0067】以上の結果から、生成物は、原料として用
いた参考例3のシルクタンパク誘導ペプチドのアミノ基
における樹脂酸の縮合物の2−アミノ−2−メチル−
1,3−プロパンジオール塩であることが確認された。
アミノ酸分析の結果を表4に、ガスクロマトグラフィー
の結果を図5に示す。
【0068】前記したように、表2に実施例1のシルク
タンパク誘導ペプチドのラウリン酸縮合物のナトリウム
塩のアミノ酸分析の結果、実施例2のシルクタンパク誘
導ペプチドのヤシ油脂肪酸縮合物のカリウム塩のアミノ
酸分析の結果およびそれらの原料として用いた参考例1
のシルクタンパク誘導ペプチドのアミノ酸分析の結果を
示す。
【0069】また、表3に実施例3のシルクタンパク誘
導ペプチドのウンデシレン酸縮合物のトリエタノールア
ミン塩のアミノ酸分析の結果およびその原料として用い
た参考例2のシルクタンパク誘導ペプチドのアミノ酸分
析の結果を示す。
【0070】さらに、表4に実施例4のシルクタンパク
誘導ペプチドのイソステアリン酸縮合物の2−アミノ−
2−メチル−1,3−プロパンジオール塩のアミノ酸分
析の結果、実施例5のシルクタンパク誘導ペプチドの樹
脂酸縮合物の2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパ
ンジオール塩のアミノ酸分析の結果およびそれらの原料
として用いた参考例3のシルクタンパク誘導ペプチドの
アミノ酸分析の結果を示す。
【0071】
【表2】
【0072】
【表3】
【0073】
【表4】
【0074】つぎに、本発明の応用例について説明す
る。
【0075】応用例1 実施例1で得られたシルクタンパク誘導ペプチドのラウ
リン酸縮合物のナトリウム塩を用いて表5に示すシャン
プー(実施品1)を調製した。また、比較対照のため、
実施例1のシルクタンパク誘導ペプチドのラウリン酸縮
合物のナトリウム塩の代わりにラウリルエーテル硫酸ナ
トリウムを含むシャンプー(比較品1)を調製し、それ
ぞれのシャンプーを用いた場合の、洗髪中の泡立ちやす
さ、泡のきめ細かさ、櫛通りの軽さ、および洗髪後の毛
髪のまとまりやすさ、潤い、艶、櫛通り性を調べた。
【0076】なお、各物質名の後にカッコ(括弧)内に
成分濃度を付記していないものは、純分換算した配合量
である。また、各成分の配合量はいずれも重量%による
ものである。そして、これらは以下の応用例においても
同様である。
【0077】
【表5】
【0078】上記実施品1および比較品1のシャンプー
を2gずつ用い、重さ1gで長さ15cmの毛束を洗浄
した。この洗浄を10回繰り返し、前記各項目につい
て、10人の女性パネラーに評価させた。その結果を表
6に示す。なお、結果は、実施品1の方が良いと答えた
人数、比較品1の方が良いと答えた人数、どちらとも言
えないと答えた人数で示す。
【0079】
【表6】
【0080】表6に示すように、実施品1のシャンプー
は、洗髪中の泡立ちやすさに関しては比較品1のシャン
プーに比べやや劣っていたが、泡のきめ細かさ、櫛通り
の軽さとも優れており、10回の洗髪を繰り返した後
も、毛髪がまとまりやすく、毛髪が潤い、艶を有してお
り、櫛通り性が良好であった。
【0081】応用例2 実施例2で得られたシルクタンパク誘導ペプチドのヤシ
油脂肪酸縮合物のカリウム塩を用いて表7に示すボディ
ーシャンプー(実施品2)を調製した。また、比較対照
のため、実施例2のシルクタンパク誘導ペプチドのヤシ
油脂肪酸縮合物のカリウム塩の代わりにラウリル硫酸ナ
トリウムを用いたボディーシャンプー(比較品2)を調
製し、それぞれのボディーシャンプーを用いた場合の洗
浄時の泡立ち、泡のきめ細かさ、泡のやわらかさ、洗浄
力、すすぎ時の泡切れの良さ、洗浄後の皮膚の感触につ
いて調べた。
【0082】
【表7】
【0083】上記実施品2および比較品2のボディーシ
ャンプーを10人のパネラー(男性4人、女性6人)に
使用させ、前記各項目について、応用例1の場合と同様
の評価をさせた。その結果を表8に示す。
【0084】
【表8】
【0085】表8に示すように、実施品2のボディーシ
ャンプーは、洗浄時の泡立ちの点で比較品2のボディー
シャンプーに比べて少し劣っていたが、泡のきめ細か
さ、泡のやわらかさ、洗浄後の皮膚の感触に関しては、
実施品2のボディーシャンプーの方が比較品2のボディ
ーシャンプーより明らかに優れていた。
【0086】応用例3 実施例2で得られたシルクタンパク誘導ペプチドのヤシ
油脂肪酸縮合物のカリウム塩を配合した下記組成の染毛
剤(実施品3)を調製した。また、比較対照のため、実
施例2のシルクタンパク誘導ペプチドのヤシ油脂肪酸縮
合物のカリウム塩を含まず、他は実施品3と同じ組成の
染毛剤(比較品3)を調製した。
【0087】 [第1剤] シルクタンパク誘導ペプチドのヤシ油脂肪酸 2.0 縮合物のカリウム塩(30%) p−フェニレンジアミン 0.3 p−アミノフェノール 0.2 o−アミノフェノール 1.0 レゾルシン 1.6 イソプロパノール 10.0 プロピレングリコール 12.0 オレイン酸 20.0 ビス−2−ヒドロキシエチルソルビタンアミン 9.0 ヒドロキシエチルステアリルアミド 6.0 アンモニア水(28%) 10.0 亜硫酸ナトリウム 0.5 EDTA・2Na 0.5 滅菌イオン交換水 計100.0とする
【0088】 [第2剤] ステアリン酸 1.0 モノステアリン酸グリセリン 1.5 ポリオキシエチレンオレイルエーテル(20EO) 1.0 過酸化水素水(35%) 15.5 滅菌イオン交換水 計100.0とする
【0089】上記実施品3および比較品3の染毛剤を用
いて、それぞれ重さ1gで長さ15cmの毛束を染毛し
た。染毛処理は、第1剤と第2剤とを同量ずつ混合し、
その混合物を毛髪に塗布した後、30分間放置し、その
後、湯ですすぎ、ついで2%ポリオキシエチレンノニル
フェニルエーテル水溶液で洗浄することによって行っ
た。染毛処理後、ドライヤーで毛束を乾燥した後、毛髪
の均染性、潤い、艶および櫛通り性を10人のパネラー
(男性4人、女性6人)に評価させた。評価基準は下記
の5段階評価によるものである。
【0090】評価基準 非常に良い 5 良い 4 ふつう 3 悪い 2 非常に悪い 1
【0091】また、上記染毛処理後の毛髪を加水分解し
た後、アミノ酸分析を行い、染毛処理によって生じたシ
ステイン酸量を測定した。このシステイン酸の生成量
は、毛髪の損傷度を示すものであり、生成量が大きいほ
ど毛髪の損傷が大きいとされる。それらの結果(平均
値)を表9に示す。
【0092】
【表9】
【0093】表9に示すように、実施品3の染毛剤は、
染毛後の毛髪の状態がいずれの項目においても比較品3
の染毛剤より評価値が高く、また毛髪中のシステイン酸
量は、比較品3の染毛剤を用いた場合の約1/3であ
り、毛髪の損傷防止に有効であることを示していた。
【0094】応用例4 実施例3で得られたシルクタンパク誘導ペプチドのウン
デシレン酸縮合物のトリエタノールアミン塩を配合した
下記組成のパーマネントウェーブ用第1剤(実施品4)
を調製した。また、比較対照のため、実施例3のシルク
タンパク誘導ペプチドのウンデシレン酸縮合物のトリエ
タノールアミン塩を含まず、他は実施品4と同じ組成の
パーマネントウェーブ用第1剤(比較品4)を調製し
た。
【0095】 シルクタンパク誘導ペプチドのウンデシレン酸縮合 4.0 物のトリエタノールアミン塩(30%) 塩化ベンザルコニウム溶液(50%) 1.0 チオグリコール酸アンモニウム(50%) 12.0 モノエタノールアミン 0.7 ポリオキシエチレンラウリルエーテル混合物〔10 1.0 モル25%、15モル50%、25モル25%〕 (アヤコールPL−50、商品名、成和化成社製) アンモニア水(25%) 0.7 EDTA・2Na 0.1 香料 適 量 滅菌イオン交換水 計100.0とする
【0096】試験用の毛束としては重さ1gで長さ15
cmの毛束を用い、第2剤には6%臭素酸ナトリウム水
溶液を用いて、上記毛束に実施品4および比較品4のパ
ーマネントウェーブ用第1剤によりそれぞれパーマネン
トウェーブ処理を3回行った。処理後の毛髪について、
5人の女性パネラーに応用例3と同様の評価基準で、毛
髪のしなやかさ、艶、セット力、セット持続性について
5段階評価させた。また、パーマネントウェーブ処理後
の毛髪を加水分解した後、アミノ酸分析を行ない、パー
マネントウェーブ処理で生じたシステイン酸量を定量し
た。それらの結果(平均値)を表10に示す。
【0097】
【表10】
【0098】表10に示すように、実施品4のパーマネ
ントウェーブ用第1剤によりパーマネントウェーブ処理
した場合は、比較品4のパーマネントウェーブ用第1剤
によりパーマネントウェーブ処理した場合に比べて、い
ずれの評価値も高く、また、システイン酸量も少なく、
パーマネントウェーブ処理による毛髪の損傷が少ないこ
とが明らかであった。
【0099】応用例5 実施例4で得られたシルクタンパク誘導ペプチドのイソ
ステアリン酸縮合物の2−アミノ−2−メチル−1,3
−プロパンジオール塩を用いて、下記組成のヘアーリン
ス(実施品5)を調製した。また、比較対照のため、実
施例4のシルクタンパク誘導ペプチドのイソステアリン
酸縮合物の2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパン
ジオール塩を含まず、他は実施品5と同じ組成のヘアー
リンス(比較品5)を調製した。
【0100】 シルクタンパク誘導ペプチドのイソステアリン酸縮 1.5 合物の2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパン ジオール塩(25%エタノール−水溶液) 塩化ジステアリルジメチルアンモニウム(73%) 0.6 環状シリコーン〔デカメチルシクロペンタンシロキ 1.0 サン、トーレシリコーン社製SH245(商品名)〕 ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド 3.0 エチレングリコールジステアレート 4.0 ジグリセリンモノステアレート 1.5 ポリオキシエチレン(120EO)メチルグルコー 1.5 スジオレート〔アマコール社製DOE−120(商品名)〕 セタノール 7.0 1,3−ブチレングリコール 3.0 パラヒドロキシ安息香酸エステル・フェノキシエタ 0.5 ノール混合物(セイセプト、商品名、成和化成社製) クエン酸 pH5.0にする 香 料 適 量 滅菌イオン交換水 計100.0にする
【0101】なお、上記配合成分中のポリオキシエチレ
ン(120EO)メチルグルコースジオレートのEOは
エチレンオキサイドを示し、また、その前の数値はその
モル数を示す。
【0102】上記実施品5および比較品5のヘアーリン
スを5倍に希釈して、市販のシャンプーで洗浄後の毛髪
に使用し、使用後の毛髪の艶、しなやかさ、櫛通り性に
ついて、10人の女性パネラーに比較させた。その結果
を表11に示す。
【0103】
【表11】
【0104】表11に示すように、実施品5のヘアーリ
ンスは、使用後の毛髪の艶、しなやかさ、櫛通り性のい
ずれも、比較品5のヘアーリンスより優れていた。
【0105】応用例6 実施例5で得られたシルクタンパク誘導ペプチドの樹脂
酸縮合物の2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパン
ジオール塩を配合した下記組成のセットローション(実
施品6)を調製した。また、比較対照のため、実施例5
のシルクタンパク誘導ペプチドの樹脂酸縮合物の2−ア
ミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール塩を含ま
ず、他は実施品6と同じ組成のセットローション(比較
品6)を調製した。
【0106】 シルクタンパク誘導ペプチドの樹脂酸縮合物の2− 5.0 アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール塩 (25%エタノール−水溶液) ポリオキシエチレンラウリルエーテル混合物〔10 0.75 モル25%、15モル50%、25モル25%〕 (アヤコールPL−50、商品名、成和化成社製) エタノール 10.0 パラヒドロキシ安息香酸エステル・フェノキシエタノー 0.3 ル(セイセプト、商品名、成和化成社製) 香 料 適 量 滅菌イオン交換水 計100.0とする
【0107】上記実施品6および比較品6のセットロー
ションをそれぞれ10人のパネラー(男性4人、女性6
人)に使用させ、そのセット力、セット保持性、櫛通り
性について比較させた。その結果を表12に示す。
【0108】
【表12】
【0109】表12に示すように、実施品6のセットロ
ーションは、セット力、セット保持力、櫛通り性とも、
比較品6のセットローションより優れていた。
【0110】応用例7 実施例1で得られたシルクタンパク誘導ペプチドのラウ
リン酸縮合物のナトリウム塩を配合した下記組成の洗顔
クリーム(実施品7)を調製した。また、比較対照のた
め、実施例1のシルクタンパク誘導ペプチドのラウリン
酸縮合物のナトリウム塩を含まず、他は実施品7と同じ
組成の洗顔クリーム(比較品7)を調製した。
【0111】 シルクタンパク誘導ペプチドのラウリン酸 12.0 縮合物のナトリウム塩(30%) ミリスチン酸 20.0 ラウリン酸 8.0 セタノール 4.0 カゼイン誘導ペプチド〔プロモイスミルク 5.0 (商品名)、30%、成和化成社製〕 ポリエチレングリコール−4000 4.0 モノステアリン酸ポリエチレングリコール 3.0 (140EO) グリセリン 5.0 水酸化ナトリウム 0.7 水酸化カリウム 4.7 EDTA・2Na 0.1 パラオキシ安息香酸ブチル 0.1 パラオキシ安息香酸メチル 0.1 滅菌イオン交換水 計100.0とする
【0112】上記実施品7および比較品7の洗顔クリー
ムをそれぞれ10人の女性パネラーに使用させ、洗顔時
の泡立ちの良さ、泡のきめ細かさ、泡のやわらかさ、す
すぎ時の泡切れの良さ、洗顔後の肌の感触について比較
評価させた。その結果を表14に示す。なお、結果は、
実施品7の方が良いと答えた人数、比較品7の方が良い
と答えた人数、どちらとも言えないと答えた人数で示
す。
【0113】
【表14】
【0114】表14に示すように、実施品7の洗顔クリ
ームは、洗顔時の泡立ちに関して比較品7の洗顔クリー
ムより若干劣っていたが、その他の項目については、比
較品7より優れていて、特に洗顔後の肌の感触に関して
は、10人中8人が肌にしっとりした感じが残り、非常
に良好であるという評価であった。
【0115】
【発明の効果】本発明の一般式(I)で示されるシルク
タンパク誘導ペプチドのアシル化物の塩は、優れた界面
活性能を有し、かつ天然の高分子化合物から誘導して得
られるものであるから皮膚や粘膜への刺激が少なく、毛
髪や皮膚とほぼ同じペプチド成分を含むので、毛髪や皮
膚に対して穏やかに作用し、皮膚や毛髪に損傷を与える
ことなく、優れた洗浄効果を発揮する。
【0116】また、上記一般式(I)で示されるシルク
タンパク誘導ペプチドのアシル化物の塩は、シルクタン
パクから誘導されるペプチド成分と油脂成分から構成さ
れており、そのシルクタンパクから誘導されるペプチド
成分中のアミノ基やカルボキシル基、さらには各種アミ
ノ酸の側鎖の作用によって毛髪に吸着するので、毛髪に
必要なペプチド成分と油脂成分を同時に供給することが
できる。したがって、この一般式(I)で示されるシル
クタンパク誘導ペプチドのアシル化物の塩は、前述した
ような優れた界面活性能を有する上に、シルクタンパク
から誘導されるペプチド成分に由来する毛髪の保護と損
傷した毛髪を再生する作用を有し、かつ油脂成分に由来
する艶や光沢の付与、櫛通り性の改善などに対して優れ
た効果を発揮するので、各種毛髪化粧品に毛髪の保護、
コンディショニング、栄養補給の目的で配合され、優れ
た効果を発揮する配合剤となり得る。
【0117】さらに、上記一般式(I)で示されるシル
クタンパク誘導ペプチドのアシル化物の塩は、皮膚や粘
膜への刺激が少なく、かつシルクタンパク誘導ペプチド
が皮膚に対して良好な親和性を有することから、皮膚に
対する油脂分の親和性も良くなり、作用の強い界面活性
剤などによる皮膚の油脂分の取れすぎを防ぎ、皮膚に潤
いを与え、皮膚を保護し、乾燥を防ぐので、皮膚化粧品
に対する優れた配合剤となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のシルクタンパク誘導ペプチドのラウ
リン酸縮合物のナトリウム塩のラウリン酸部分のメチル
エステル化物と原料として用いたラウリン酸のメチルエ
ステル化物のガスクロマトグラフィーの結果を示す図で
ある。
【図2】実施例2のシルクタンパク誘導ペプチドのヤシ
油脂肪酸縮合物のカリウム塩のヤシ油脂肪酸部分のメチ
ルエステル化物と原料として用いたヤシ油脂肪酸のメチ
ルエステル化物のガスクロマトグラフィーの結果を示す
図である。
【図3】実施例3のシルクタンパク誘導ペプチドのウン
デシレン酸縮合物のトリエタノールアミン塩のウンデシ
レン酸部分のメチルエステル化物と原料として用いたウ
ンデシレン酸のメチルエステル化物のガスクロマトグラ
フィーの結果を示す図である。
【図4】実施例4のシルクタンパク誘導ペプチドのイソ
ステアリン酸縮合物の2−アミノ−2−メチル−1,3
−プロパンジオール塩のイソステアリン酸部分のメチル
エステル化物と原料として用いたイソステアリン酸のメ
チルエステル化物のガスクロマトグラフィーの結果を示
す図である。
【図5】実施例5のシルクタンパク誘導ペプチドの樹脂
酸縮合物の2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパン
ジオール塩の樹脂酸部分のメチルエステル化物と原料と
して用いた樹脂酸のメチルエステル化物のガスクロマト
グラフィーの結果を示す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I): 【化1】 〔式中、R1 は炭素数8〜20のアルキル基、炭素数8
    〜20のアルケニル基または脂環構造の炭化水素基であ
    り、R2 はシルクタンパク誘導ペプチドを構成する種々
    のアミノ酸の側鎖である。nは2〜50であり、Mはナ
    トリウム、カリウムなどのアルカリ金属、アンモニウ
    ム、またはモノエタノールアミン、ジエタノールアミ
    ン、トリエタノールアミン、2−アミノ−2−メチル−
    1,3−プロパンジオールなどの有機アルカノールアミ
    ンのオニウムである〕で示されるシルクタンパク誘導ペ
    プチドのアシル化物の塩からなる化粧品用配合剤。
JP30047692A 1992-10-12 1992-10-12 化粧品用配合剤 Pending JPH06122610A (ja)

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