JPH0253714A - パーマネントウェーブ用第1剤 - Google Patents

パーマネントウェーブ用第1剤

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JPH0253714A
JPH0253714A JP20215888A JP20215888A JPH0253714A JP H0253714 A JPH0253714 A JP H0253714A JP 20215888 A JP20215888 A JP 20215888A JP 20215888 A JP20215888 A JP 20215888A JP H0253714 A JPH0253714 A JP H0253714A
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JP
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peptide
hair
agent
permanent
carbon atoms
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JP20215888A
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Kazunari Yoshioka
吉岡 一成
Yoichi Kamimura
洋一 上村
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Seiwa Kasei Co Ltd
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Seiwa Kasei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は毛髪を損傷させることなく、毛髪に優れたウェ
ーブを付与しうる新規なパーマネントウェーブ用第1剤
に関する。
〔従来の技術〕
従来のパーマネントウェーブ用剤は、チオグリコール酸
、システィンなどの有機メルカプタン類または亜硫酸塩
などの無機還元剤を主剤とする水を容液に、アンモニア
、モノエタノールアミン、トリエタノールアミンなどの
塩基性物質を加えてpH8,0〜10.0に調整したも
のを第1剤とし、臭素酸ナトリウム、過酸化水素などの
酸化剤の水溶液を第2剤としてなるものである〔例えば
、池田鉄作「化粧品学」、(1979年5月20日)、
■南山堂、P323〜324〕。
そして、かかるパーマネントウェーブ用剤により毛髪に
ウェーブをかけるメカニズムは、毛髪をロンドなどに固
定してカールし、第1剤により毛髪中のケラチン蛋白質
に含まれているシスチンのジスルフィド結合を還元切断
することによってメルカプト基を生成させ、第2剤によ
ってメルカプト基を酸化して毛髪に新たなジスルフィド
結合を生成させ、ウェーブを固定化しようとするもので
ある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来の薬剤によるパーマネン
トウェーブでは、ウェーブ効果の程度に応じて毛髪が損
傷を受けることが確認されている。
すなわち、第1剤による還元で切断されたシスチンのジ
スルフィド結合が、つづく第2剤による酸化で完全にも
とどおりにジスルフィド結合を形成してシスチンを再生
するとは限らず、第1剤による処理によってシスチンか
ら生じたメルカプト基の一部は、第2剤によって過剰酸
化を受けてシスチンを再生できなかったり、あるいは毛
髪中に残存しているチオグリコール酸またはシスティン
などのメルカプト基と反応してジスルフィド結合を形成
してシスチンを再生できなかったりする。さらには第1
剤の強いアルカリによってケラチン蛋白質の一部が溶離
し、また毛髪中の残存部分も物理的、化学的変化を受け
る。その結果、毛髪に異和感やパサパサした感じが生じ
るばかりでなく、毛髪が多大な損傷を受けることになる
そのため、チオグリコール酸、システィンなどを還元剤
とするパーマネントウェーブ用第1剤にペプチドまたは
その誘導体を添加することにより、パーマネントウェー
ブ処理による毛髪の損傷を防止することが提案されてい
る(例えば、特開昭60−243011号公報)。
しかしながら、上記の場合、ペプチドまたはその誘導体
の添加によって、チオグリコール酸やシスティンの還元
作用が弱められ、毛髪へのウェーブ付与効果やウェーブ
の保持力が低下するという現象が生じる。
また、上記パーマネントウェーブ用第1剤の還元剤とし
て汎用されているチオグリコール酸系のものは、不快臭
が強く、パーマネントウェーブ用第1剤はもとより、パ
ーマネントウェーブ処理後の毛髪にも不快臭が残るとい
う問題があった。
[課題を解決するための手段〕 本発明者らは、上記事情に鑑み種々研究を重ねた結果、
システアミンまたはその塩をパーマネントウェーブ用第
1剤の還元剤として用い、かつ、このシステアミンまた
はその塩をペプチドまたはその誘導体と組み合わせて用
いるときは、毛髪を損傷させることなく、毛髪に良好な
ウェーブを付与しうろことを見出し、本発明を完成する
にいたった。
本発明のパーマネントウェーブ用第1剤において、還元
剤として用いるシステアミンは下記の構造式で示され、 HS  CHz CHz  N Hz メルカプト基を有する有機化合物としては、分子量が小
さく (分子177、15)、そのため毛髪内部への浸
透拡散が速く、また、アミノ基を有するので毛髪との親
和性が高い。そのため、このシステアミンをパーマネン
トウェーブ用第1剤の還元剤として用いた場合、ウェー
ブがかかりやすくなり、毛髪に良好なウェーブを付与す
ることができ、しかもそのウェーブの保持力も強い、ま
た、システアミンは中性または酸性領域でもウェーブ付
与効果が優れているため、このシステアミンを還元剤と
して用いた場合には、中性ないしは酸性領域でのパーマ
ネントウェーブ処理が実施でき、アルカリによる毛髪の
損傷を防止することもできる。しかも、パーマネントウ
ェーブ処理後の毛髪は不快なメルカプト臭が少ない。
上記システアミンは、もちろん、そのままの状態で用い
ることができるが、通常は塩酸塩、硝酸塩、硫酸塩など
の塩のかたちで結晶として用いることができる。また、
塩酸塩などの結晶は、吸湿性が強いので、濃度30〜8
0重量%、pH2〜8程度の水溶液としたものを用いる
こともできる。システアミンはこれらの塩とした場合あ
るいはその塩を水溶液にした場合も、ウェーブ付与作用
など、その有する特性に大きな変動をきたすことがない
そして、本発明のパーマネントウェーブ用第1剤におい
ては、上記システアミンまたはその塩と共に、ペプチド
またはその誘導体が添加されているので、上記システア
ミンまたはその塩に基づく種々の特性の上に、パーマネ
ントウェーブ処理による毛髪の損傷がより一層少なくな
るという顕著な効果が奏される。
すなわち、本発明のパーマネントウェーブ用第1剤を毛
髪に使用した場合、システアミンまたはその塩が毛髪中
に浸透し、毛髪中のシスチンのジスルフィド結合(S−
3結合)を切断して、メルカプト基(−S H)を生成
させる。そのとき、ペプチドまたはその誘導体は毛髪の
内部に浸透して毛髪の組織内に吸収される。そして、そ
の毛髪の組織内に吸収されたペプチドまたはその誘導体
は、毛髪の構成蛋白質であるケラチンと同様のペプチド
結合を有するため、その両者が有するグルタミン酸やア
スパラギン酸などの酸性アミノ酸と、アルギニン、リジ
ン、ヒスチジンなどの塩基性アミノ酸との側鎖同士のイ
オウ結合や、ペプチド鎖同士の水素結合、さらには疎水
性アミノ酸の側鎖同士のファン・デル・ワールス力など
によって、毛髪の組織との間に結合が生じ、水洗しても
容易に洗い流されなくなり、またケラチン蛋白質の)8
離を防止する。
このようにして毛髪に吸収されたペプチドまたはその誘
導体によって毛髪は強化され、パーマネントウェーブ処
理による毛髪の損傷が防止されるようになるのである。
上記のようなペプチドとしては、天然産の蛋白質、例え
ばコラーゲンまたはその変性物であるゼラチン、ケラチ
ン、シルク、カゼイン、エラスチン、コンキオリン、大
豆蛋白、卵白、卵黄などの蛋白、糖、リン酸、脂肪など
を含んだ複合蛋白を、酸、アルカリまたは酵素により加
水分解することによって得たものが用いられる。また、
ペプチドの誘導体としては、ペプチドのアシル化物また
はその塩、ペプチドの第4級アンモニウム誘導体、ペプ
チドのエステルなどが用いられる。
上記ペプチドを得るための酸加水分解に際しては、塩酸
、硫酸、リン酸、臭化水素酸などの無機酸、酢酸、ギ酸
などの有機酸が用いられる。
アルカリ加水分解に際しては、水酸化リチウム、水酸化
カリウム、水酸化バリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリ
ウム、炭酸リチウムなどの無機アルカリが用いられる。
酵素加水分解に際しては、ペブチン、プロクターゼA、
プロクターゼBなどの酸性蛋白質分解酵素、パパイン、
ブロメライン、サーモライシン、トリプシン、プロナー
ゼ、キモトリプシンなどの中性蛋白質分解酵素が使用さ
れる。また、スブチリシン、スタフィロコッカスプロテ
アーゼなどの菌産性の中性蛋白質分解酵素も使用するこ
とができる。そして、その酵素の使用にあたっては、酵
素を含む菌体、酵素または酵素を含む菌体を固定化した
膜、粒体などの状態で使用することもできる。
これらペプチドを得るための蛋白質の酸、アルカリまた
は酵素による加水分解については、例えば特開昭61−
69717号公報や特開昭63−105000号公報な
どにその詳細が示されている。
そして、ペプチドとしては、それら酸、アルカリ、酵素
加水分解時の条件を適宜設定して、平均分子量で150
〜5,000のものを得るようにするのが好ましい。
この平均分子1150〜5.000ということは、ペプ
チドを次の一般式(I) R。
HイNH−CH−Co籍OH(1) で示すとき、nが2〜30であることに相当する。
上記一般式(1)においてR3はペプチドを構成するア
ミノ酸の側鎖を表すが、このR,でその側鎖が示される
ペプチドを構成するアミノ酸としては、アラニン、グリ
シン、バリン、ロイシン、イソロイシン、プロリン、フ
ェニルアラニン、チロシン、セリン、トレオニン、メチ
オニン、アルギニン、ヒスチジン、リジン、アスパラギ
ン酸、アスパラギン、グルタミン酸、グルタミン、シス
チン、システィン酸、トリプトファン、ヒドロキシプロ
リン、ヒドロキシリジン、0−ホスホセリンなどがあげ
られる。
ペプチドの誘導体としては、前記したように、ペプチド
のアシル化物またはその塩、ペプチドの第4級アンモニ
ウム誘導体、ペプチドのエステルなどがあげられる。
上記ペプチドのアシル化物またはその塩としては、次の
一般式(II) (式中、R1は前記一般式(1)の場合と同じくペプチ
ドを構成するアミノ酸の側鎖を表し、R2は炭素数8〜
20の長鎖アルキル基、炭素数8〜20の長鎖アルケニ
ル基または樹脂酸の側鎖を表し、nは前記一般式(1)
の場合と同じく2〜30の数を表す。Mは水素、ナトリ
ウム、カリウムなどのアルカリ金属、アンモニウムまた
はモノエタノールアミン、ジェタノールアミン、トリエ
タノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパ
ツール、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジ
オールなどの有機アルカールアミンのオニウムを表す)
で示されるペプチドのアシル化物またはその塩があげら
れる。
このようなペプチドのアシル化物またはその塩は、上記
ペプチドの特性に加えて、アシル化により界面活性能が
付与され、システアミンまたはその塩の毛髪への浸透を
促進し、また毛髪に艶と潤いを与える効果がより一層向
上している。
ペプチドの第4級アンモニウム誘導体としては下記の一
般式([[I) %式% (式中、R1およびnは前記一般式(1)の場合と同じ
であり、R1−R2は炭素数1〜20のアルキル基もし
くは炭素数2〜20のアルケニル基またはR1−R3の
うち1個または2個は炭素数1〜20のアルキル基もし
くは炭素数2〜20のアルケニル基で、残りは炭素数1
〜3のヒドロキシアルキル基またはベンジル基を表す、
Aは炭素数2〜3のヒドロキシアルキレンまたは炭素数
2〜3のアルキレンを表す) で示されるペプチドの第4級アンモニウム誘導体があげ
られる。
このペプチドの第4級アンモニウム誘導体は、第4級化
により、毛髪に吸着する性質がより高められていて、前
記のペプチドの作用をより一層顕著に発揮する。
また、ペプチドのエステルとしては、次の一般式(rV
) H−(N H−CH−CO蹟OR,(rV)(式中、R
,およびnは前記一般式(1)の場合と同じである。R
4は炭素数1〜18の直鎖状または分岐状アルキル基ま
たは炭素数1−18の直鎖状または分岐状ヒドロキシア
ルキル基を表す)で示されるペプチドエステルがあげら
れる。
このペプチドエステルは、そのエステル化による高級ア
ルキル基または高級ヒドロキシアルキル基の導入により
毛髪に湿潤性、油性感、艶などを付与する作用が向上し
ていて、これが前記ペプチドの特性と相俟って、毛髪の
仕上がりをより良好にする。
本発明のパーマネントウェーブ用第1剤の調製は、例え
ば次に示すように行われる。
基本的には従来使用のチオグリコール酸やシスナイン系
の還元剤に代えて、システアミンまたはその塩を還元剤
として使用し、これを水に添加し、かつペプチドまたは
その311体を加え、さらに所望に応じ、この種のパー
マネントウェーブ用第1剤に通常添加されている成分、
例えばアンモニア、モノエタノールアミンなどのアルカ
リ剤、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、炭酸
ナトリウム、炭酸水素ナトリウムなどの炭酸塩、アニオ
ン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、ノニオン性界
面活性剤、両性界面活性剤などの各種界面活性剤、乳化
剤、浸透剤、養毛剤、キレート剤、着色料、香料などを
適宜添加し、混合することによって調製される。従来の
パーマネントウェーブ用第1剤では、液性をアルカリ性
にするために、前記したアルカリ剤を必ず添加していた
が、本発明のパーマネントウェーブ用第1剤では、液性
が中性ないし酸性領域でも、システアミンまたはその塩
がウェーブ付与効果を発揮するので、アルカリ剤の添加
を要しなくても使用可能なものを調製することができる
本発明において、パーマネントウェーブ用第1剤中にお
けるシステアミンまたはその塩の量は、2〜12%(重
量%、以下同様)にされる、これはシステアミンまたは
その塩の量が2%より少ない場合は、充分な還元作用が
発揮されず、毛髪中のジスルフィド結合の切断が充分に
行えず、したがって毛髪に充分なパーマネントウェーブ
を施すことができず、またシステアミンまたはその塩の
量が12%より多くなると、ウェーブ付与効果が強くな
りすぎて、毛髪の質によってはウェーブのコントロール
が難しくなるからである。
そして、ペプチドまたはその誘導体の量としては、0.
1〜5%にされる。これはペプチドまたはその誘導体の
量が0.1%未満では毛髪の損傷を防止する効果が充分
に発揮されず、またペプチドまたはその誘導体の量が5
%を超えると毛髪にベタツキな″どの不快な感触を与え
るようになるからである。
また、本発明のパーマネントウェーブ用第1剤において
は、システアミンまたはその塩の効果を)員なわない範
囲で、従来使用の還元剤を一部併用してもよい。そのよ
うな還元剤としては、チオグリコール酸、チオグリコー
ル酸アンモニウム、チオグリコール酸モノエタノールア
ミン、L−システィン、塩酸L−システィン、DL−シ
スティン、塩酸DL−システィン、チオリンゴ酸または
その塩、チオ乳酸またはその塩、チオグリセリンなどの
有機メルカプタン類、亜硫酸アンモニウム、亜硫酸水素
アンモニウム、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウ
ム、亜硫酸カリウムなどの亜硫酸塩などがあげられる。
前記システアミンまたはその塩は、ウェーブの付与効果
やウェーブ保持力が良好であるという長所を有するが、
その反面、ウェーブを一定のところで制御したり、毛髪
の個人差や処理条件などによるウェーブのかかりのバラ
ツキを抑えることに若干むつかしさがある。
しかしながら、前記ペプチドやその誘導体は、その本来
の毛髪の損傷防止や…傷毛の回復という作用以外に、ペ
プチドの種々の官能基により、システアミンまたはその
塩の毛髪に対する作用を緩和し、ウェーブを一定のとこ
ろで制御したり、毛髪の個人差やパーマネントウェーブ
の処理条件差などによるウェーブのかかりのバラツキを
抑えるなどの緩衝作用がある。
しかし、そのペプチドやその誘導体の作用にもかかわら
ず、さらにウェーブのかかりのバラツキが生じるおそれ
がある場合には、ジチオジグリコール酸やシスタミンを
、システアミンまたはその塩の毛髪に対する反応を調整
する反応調整剤として用い、毛髪の個人差やパーマネン
トウェーブの処理条件などの差によるウェーブのかかり
ぐあいのバラツキを抑えるようにすればよい。
上記反応調整剤としてのジチオジグリコール酸はチオグ
リコール酸の酸化二量体であり、またシスタミンはシス
テアミンの酸化二量体である。このシスタミンの構造式
は下記のとおりである。
NHz  CHtCHz  S  S  CHzCHz
  NH2これらジチオジグリコール酸やシスタミンは
、システアミンによって容易に還元されてその反応調整
剤としての作用を発揮する。なお、上記シスタミンは通
常、硫酸塩、硝酸塩、塩酸塩などの塩のかたちで用いら
れるが、システアミン同様に水溶液にしたものも用いる
ことができる。
これらシスタミンやジチオジグリコール酸などの反応調
整剤の添加量は、通常、パーマネントウェーブ第1剤中
、6%以下にするのが好ましい。
上記システアミンまたはその塩およびペプチドまたはそ
の誘導体以外に、パーマネントウェーブ用第1剤に適宜
選択して配合される成分について、その具体名をあげる
と、例えばラウリル硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸エ
タノールアミン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫
酸トリエタノールアミンなどのアルキル硫酸塩、ポリオ
キシエチレン(2EO) ラウリルエーテル硫酸トリエ
タノールアミン、ポリオキシエチレン(3EO)アルキ
ル(炭素数11〜15のいずれかまたは2種以上の混合
物)エーテル硫酸ナトリウムなどのポリオキシエチレン
アルキルエーテル硫酸塩、ラウリルベンゼンスルホン酸
ナトリウム、ラウリルベンゼンスルホン酸トリエタノー
ルアミンなどのアルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオ
キシエチレン(3EO)トリデシルエーテル酢酸ナトリ
ウムなどのポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩
、ヤシ油脂肪酸サルコシンナトリウム、ラウロイルサル
コシントリエタノールアミン、ラウロイルメチル−β−
アラニンナトリウム、ラウロイル−L−グルタミン酸ナ
トリウム、ラウロイル−L−グルタミン酸トリエタノー
ルアミン、ヤシ油脂肪酸−L−グルタミン酸ナトリウム
、ヤシ油脂肪酸−Lグルタミン酸トリエタノールアミン
、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、ラウロイル
メチルタウリンナトリウムなどのN−アシルアミノ酸塩
、エーテル硫酸アルカンスルホン酸ナトリウム、硬化ヤ
シ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム、ランデシレノイ
ルアミドエチルスルホコハク酸二ナトリウム、オクチル
フェノキシジェトキシエチルスルホン酸ナトリウム、オ
レイン酸アミドスルホコハク酸二ナトリウム、スルホコ
ハク酸ジオクチルナトリウム、スルホコハク酸うウリル
ニナトリウム、ポリオキシエチレンアルキル(炭素数1
2〜15)エーテルリン酸(8〜l0EO) 、ポリオ
キシエチレンオレイルエーテルリン酸ナトリウム、ポリ
オキシエチレンセチルエーテルリン酸ナトリウム、ポリ
オキシエチレンスルホコハク酸うウリルニナトリウム、
ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸ナトリウム
、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、テトラデセンスルホ
ン酸ナトリウムなどのアニオン性界面活性剤、塩化ジス
テアリルジメチルアンモニウム、塩化ジポリオキシエチ
レンオレイルメチルアンモニウム、塩化ステアリルジメ
チルベンジルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチル
アンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩
化トリ (ポリオキシエチレン)ステアリルアンモニウ
ム、塩化ポリオキシプロピレンメチルジエチルアンモニ
ウム、塩化ミリスチルジメチルベンジルアンモニウム、
塩化ラウリルトリメチルアンモニウムなどのカチオン性
界面活性剤、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N
−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ウンデ
ツルヒドロキシエチルイミダゾリウムヘタインナトリウ
ム、ウンデシル−N−ヒドロキシエチル−N−力ルボキ
シメチルイミダゾリニウムベタイン、ステアリルジヒド
ロキシエチルベタイン、ステアリルジメチルアミノ酢酸
ベタイン、ヤシ油アルキルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミ
ドプロピルベタイン、ヤシ油アルキルN−カルボキシエ
チル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニラムラベタイ
ンナトリウム、ヤシ油アルキルN−カルボキシエトキシ
エチル−N−カルボキシエチルイミダゾリニウムジナト
リウムヒドロキンド、ヤシ油アルキルN−カルボキシメ
トキシエチル−N−力ルボキシメチルイミダゾリニウム
ジナトリウムヒドロキシド、ヤシ油アルキルN−カルボ
キシメトキシエチル−N−カルボキシメチルイミダゾリ
ニウムジナトリウムラウリル硫酸、N−ヤシ油脂肪酸ア
シルL−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン
酸塩などの両性界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキ
ル(炭素数12〜14)エーテル(7EO)、ポリオキ
シエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチ
レンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンオレイン酸
グリセリル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、
ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレ
ンセチルステアリルジエーテル、ポリオキシエチレンソ
ルビトール・ラノリン(40EO)、ポリオキシエチレ
ンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオ
キシプロピレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンポ
リオキシプロピレンデシルテトラデシルエーテル、ポリ
オキシエチレンラノリン、ポリオキシエチレンラノリン
アルコール、ポリオキシプロピレンステアリルエーテル
などのノニオン性界面活性剤、カチオン化セルロース、
カチオン化ヒドロキシエチルセルロース、ポリ (塩化
ジアリルジメチルアンモニウム)、ポリビニルピリジン
、ポリエチレンイミンなどのカチオン性ポリマー両性ポ
リマー、アニオン性ポリマーなどの合成ポリマー、イソ
スデアリン酸ジェタノールアミド、ウンデシレン酸モノ
エタノールアミド、オレイン酸ジェタノールアミド、牛
脂肪酸モノエタノールアミド、硬化牛脂肪酸ジェタノー
ルアミド、ステアリン酸ジェタノールアミド、ステアリ
ン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸モノエ
タノールアミド、ミリスチン酸ジェタノールアミド、ヤ
シ油脂肪酸エタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジェタノー
ルアミド、ラウリン酸イソプロパツールアミド、ラウリ
ン酸エタノールアミド、ラウリン酸ジェタノールアミド
、ラノリ゛ン脂肪酸ジェタノールアミドなどの増粘剤、
動植物抽出物、ポリサッカライドまたはその誘導体、プ
ロピレングリコール、I、3−ブチレングリコール、エ
チレングリコール、グリセリン、ポリエチレングリコー
ルなどの湿潤剤、エタノール、メタノール、プロピルア
ルコール、イソプロピルアルコールなどのアルコール類
、L−アスパラギン酸、L−アスパラギン酸ナトリウム
、DL−アラニン、L−アルギニン、グリシン、L−グ
ルタミン酸、L−システィン、L−スレオニンなどのア
ミノ酸などをあげることができる。また、パーマネント
ウェーブ用第1剤の調製にあたっては、前述したように
、上記以外にも、pH調整剤、香料、防腐剤、EDTA
またはその塩などのキレート剤、着色剤、養毛剤などが
添加される。
システアミンまたはその塩は、中性ないしは酸性領域で
もウェーブ付与効果を発揮するという、従来使用の千オ
グリコール酸やシスティンなどにない特徴を存するが、
もとよりアルカリ領域でもウェーブ付与効果を発揮でき
る。したがってシステアミンまたはその塩を還元剤とし
て用いた本発明のパーマネントウェーブ用第1剤はpH
が4.5〜10という広い領域で使用することができ、
特にアルカリ領域では毛髪に優れたウェーブを付与する
ことができる。
そして、本発明のパーマネントウェーブ用第1剤を用い
る場合、第2剤には臭素酸ナトリウムなどの臭素酸塩系
のパーマネントウェーブ用第2剤はもとより、過酸化水
素系のパーマネントウェーブ用第2剤も使用することが
できる。
〔実施例〕
つぎに実施例をあげて本発明をさらに詳細に説明する。
ただし、本発明は実施例のみに限られるもではない。
実施例1〜4および比較例1〜6 第1表に示す組成のパーマネントウェーブ用第1剤を調
製した。なお、表中の成分の配合部数を示す数値は重量
部によるものであり、使用にあたり溶液状で用いたもの
も、固形分として表示している。これらは後記の実施例
および比較例においても同様である。また、ペプチドや
その誘導体の表示にあたって記載したn(ペプチドやそ
の誘導体を示すそれぞれの一般式において、アミノ酸の
付加数を示すn)の値はいずれも平均値によるものであ
る。
上記実施例1〜4および比較例1〜6のパーマネントウ
ェーブ用第1剤を用い、パーマネントウェーブ用第2剤
には6%臭素酸ナトリウム水溶液を用いて、下記に示す
試験(試験例1〜4)により、パーマネントウェーブ用
第1剤の評価をした。
〈試験例1〉 (1)試料の調整 パーマネントウェーブや染毛などを行ったことのない女
性の毛髪(長さ約18cm)を10本ずつ束ねて毛束と
し、これらの毛束を事前にポリオキシエチレンノニルフ
ェニルエーテルの2%水mtflで洗浄し、室温で自然
乾燥して、試験用毛束とした。
(2)試験操作 上記試験用毛束を直径!lのプラスチック製ロンドに巻
き付け、この毛束に前記実施例1〜4および比較例1〜
6のパーマネントウェーブ用第1剤をそれぞれ充分に塗
付し、室温で15分間放置し、水洗した後、パーマネン
トウェーブ用第2剤を充分に塗付し、常温で10分間放
置したのちロンドから毛束をはずし、水洗後自然乾燥し
た。このカール処理した毛束をポリオキシエチレンノニ
ルフェニルエーテルの2%水溶液で24時間おきに軽く
手でのばしながら5回洗浄し、毎洗浄直後に自然乾燥し
、カールの直径を測定した。その結果を第2表に示す。
第    2    表 第2表に示すように、実施例1〜4のパーマネントウェ
ーブ用第1JM(還元剤としてシステアミン塩酸塩を用
い、ペプチドまたはその誘導体を配合したパーマネント
ウェーブ用第1剤)は、比較例1〜4のパーマネントウ
ェーブ用第1剤(還元剤としてチオグリコール酸アンモ
ニウムを用い、実施例1〜4と同様にペプチドまたはそ
の誘導体を配合したパーマネントウェーブ用第1剤)に
比べて、洗浄繰り返し後のカール直径が小さく、毛髪に
持続性のある強力なウェーブを付与することができた。
また、実施例1〜4のパーマネントウェーブ用第1剤は
、比較例5のパーマネントウェーブ用第1剤(還元剤と
してチオグリコール酸アンモニウムを用い、ペプチドや
その誘導体を配合しなかったパーマネントウェーブ用第
1剤)よりもカール直径が小さく、ウェーブ付与効果が
優れていた。なお、比較例6のパーマネントウェーブ用
第1剤(還元剤としてシステアミン塩酸塩を用い、ペプ
チドやその誘導体をまったく配合しなかったパーマネン
トウェーブ用第1剤)では、実施例1〜4のパーマネン
トウェーブ用第1剤の場合より、カール直径が小さく、
ウェーブ付与効果が若干優れていたが、この比較例6の
パーマネントウェーブ用第1剤の場合は、後記試験例3
〜4で示すように、パーマネントウェーブ処理による毛
髪の損傷があり、またパーマネントウェーブ処理後の毛
髪の状態が実施例1〜4のパーマネントウェーブ用第1
剤による場合よりも劣っていて、実用性に欠けていた。
く試験例2〉 試験例1でカール処理した毛束を試料とし、カールの保
持力の測定を行った。その結果を第3表に示す。
試験操作 試験例1でそれぞれカール処理した毛束を、水洗後直径
20霧−のローラーに巻き付けて固定し、自然乾燥後、
ローラーからはずし、つり下げて室内に放置したときの
経時変化を求めた。カールリテンション%(カール保持
力)は次式で算出した。
L−L・ L−毛束を充分のばした時の長さ(L=18a*)L、
=毛束を自然乾燥後ローラーからはずした時のカール先
端の長さ Lt=一定時間つり下げた時のカール先端の長さ 第    3    表 第3表に示すように、実施例1〜4のパーマネントウェ
ーブ用第1剤(還元剤としてシステアミン塩酸塩を用い
、ペプチドまたはその誘導体を配合したパーマネントウ
ェーブ用第1剤)は、比較例1〜4のパーマネントウェ
ーブ用第1剤(還元剤としてチオグリコール酸アンモニ
ウムを用い、実施例1〜4と同様にペプチドまたはその
誘導体を配合したパーマネントウェーブ用第1剤)に比
べて、経時後もカールリテンション%が大きく保たれ、
この結果から、ウェーブの保持性が優れていることが明
らかにされた。
また、実施例1〜4のパーマネントウェーブ用第1剤は
、比較例5のパーマネントウェーブ用第1剤(還元剤と
してチオグリコール酸アンモニウムを用い、ペプチドや
その誘導体を配合しなかったパーマネントウェーブ用第
1剤)よりカールリテンション%が大きく保たれ、ウェ
ーブの保持性が優れていた。
〈試験例3〉 前記実施例1〜4および比較例1〜6のパーマネントウ
ェーブ用第1剤ならびに6%臭素酸ナトリウム水溶液か
らなるパーマネントウェーブ用第2剤により、毛髪に通
常の手法でパーマネントウェーブをかけ、それぞれ10
人の専門パネルにより、パーマネントウェーブ処理後の
毛髪の状態(毛髪の艶、柔軟性および潤い)ならびに不
快臭の少なさ(第1剤処理時の不快臭およびパーマネン
トウェーブ処理後の毛髪の不快臭)について調べた。
その結果は第4表に示すとおりである。なお、評価は5
段階評価で行い、結果は10人の平均値で示した0毛髪
の状態に関しては、点数が高いほど毛髪の状態が良好で
あることを示しており、不快臭の少なさに関しては、点
数が高いはどメルカプタンに基づく不快臭の少ないこと
を示している。
第    4    表 第4表に示すように、実施例1〜4のパーマネントウェ
ーブ用第1剤は、パーマネントウェーブ処理後の毛髪の
状態が、比較例1〜4のパーマネントウェーブ用第1剤
の場合より良好であり、ペプチドやその誘導体を配合し
ていない比較例5〜6のパーマネントウェーブ用第1剤
に比べてはるかに優れていた。
また、不快臭に関しても、実施例1〜4のパーマネント
ウェーブ用第1剤は、チオグリコール酸アンモニウムを
還元剤として用いた比較例1〜5のパーマネントウェー
ブ用第1剤より少なかった。
〈試験例4〉 試験例3においてパーマネントウェーブ処理を行った毛
髪の一部を採取してアミノ酸分析を行い毛髪中のシステ
ィン酸の定量をした。このシスティン酸の生成は毛髪の
損傷と関連性を有しており、毛髪中のシスティン酸量が
多いほど、パーマネントウェーブ処理による毛髪の損傷
が大きいことを示している。システィン酸の測定結果(
10人の平均値)を第5表に示す。
第 表 第5表に示すように、比較例5〜6のパーマネントウェ
ーブ用第1剤では、ペプチドやその誘導体を配合してい
ないため、その還元剤の種類にかかわらず、パーマネン
トウェーブ処理後の毛髪中のシスティン酸量が多く、パ
ーマネントウェーブ処理による毛髪の損傷が大きかった
。これに対して、実施例1〜4のパーマネントウェーブ
用第1剤は、パーマネントウェーブ処理後の毛髪中のシ
スティン酸量が少なく、パーマネントウェーブ処理によ
る毛髪の損傷が少ないことが明らかにされた。
以上の結果から、還元剤としてシステアミン塩酸塩を用
い、ペプチドまたはその誘導体を配合した本発明の実施
例1〜4のパーマネントウェーブ用第1剤は、パーマネ
ントウェーブ処理による毛髪の損傷を防止しつつ、毛髪
に強力なウェーブを付与することができ、かつ、第1剤
使用時およびパーマネントウェーブ処理後の毛髪の不快
臭が少ないということができる。
実施例5〜8および比較例7〜12 第6表に示す組成のパーマネントウェーブ用第1剤を調
製した。これらの実施例および比較例では、液性を中性
領域であるpH7,5に調製し、システアミン塩酸塩が
中性領域でもウェーブ付与効果を発揮することができ、
その結果、パーマネントウェーブ処理による毛髪の損傷
を大きく低減することができることを明らかにする。な
お、使用されたカゼインペプチド、コラーゲンペプチド
のヤシ油脂肪酸アシル化物のカリウム塩、ケラチンペプ
チドの第4級アンモニウム誘導体、シルクペプチドのエ
チルエステルは前記実施例1〜4で用いたものと同種の
ものである。
上記実施例5〜8および比較例7〜12のパーマネント
ウェーブ用第1剤に関し、前記試験例1〜4に準じて、
毛髪へのウェーブ付与効果(ウェーブ付与後の洗浄回数
の増加に伴うカール直径の変化)、ウェーブの保持性(
カールリテンション%の経時変化)、パーマネントウェ
ーブ処理後の毛髪の状B(艶、柔軟性および潤い)、臭
(第1剤使用時の臭およびパーマネントウェーブ処理後
の毛髪の臭で、不快臭の少なさで示す)、パーマネント
ウェーブ処理による毛髪の損傷度(毛髪中のシスティン
酸量)を調べた。その結果を第7表に示す。
第7表に示すように、実施例5〜8のパーマネントウェ
ーブ用第1剤(システアミン塩酸塩を還元剤として用い
、ペプチドまたはその誘導体を配合したパーマネントウ
ェーブ用第1剤)は、比較例7〜lOのパーマネントウ
ェーブ用第1剤(チオグリコール酸アンモニウムを還元
剤として用い、実施例5〜8と同様にペプチドまたはそ
の誘導体を配合したパーマネントウェーブ用第1剤)に
比べて、洗浄繰り返し後のカール直径が小さく、持続性
のある強力なウェーブを毛髪に付与することができ、ま
た経時後のカールリチンシラン%も大きく保たれ、ウェ
ーブの保持性も優れていることが明らかにされた。
また、実施例5〜Bのパーマネントウェーブ用第1剤は
、比較例11〜12のパーマネントウェーブ用第1剤(
ペプチドやその誘導体をまったく配合していないパーマ
ネントウェーブ用第1剤)に比べて、パーマネントウェ
ーブ処理後の毛髪の状態が良好であり、また、パーマネ
ントウェーブ処理後の毛髪中のシスティン酸量が少なく
、パーマネントウェーブ処理による毛髪の損傷が少なか
った。
また、不快臭に関しても、実施例5〜8のパーマネント
ウェーブ用第1剤は、チオグリコール酸アンモニウムを
還元剤として用いた比較例7〜11のパーマネントウェ
ーブ用第1剤に比べて不快臭が少なかった。
そして、この実施例5〜8のパーマネントウェーブ用第
1剤は、液性をp H7,2と中性領域に調整したもの
であるが、還元剤としてチオグリコール酸アンモニウム
を用い、pH9,2に調整した比較例1〜4のパーマネ
ントウェーブ用第1割に比べても、洗浄繰り返し後のカ
ール直径が小さく (第7表および第2表参照)、また
、経時後のカールリチンシラン%の保持率も大きく (
第7表および第3表参照)、毛髪に強力なウェーブを付
与することができ、また、そのウェーブの保持性も優れ
ていた。もとより、この実施例5〜8のパーマネントウ
ェーブ用第1剤は、上記比較例1〜4のパーマネントウ
ェーブ用第1剤よりも、パーマネントウェーブ処理後の
毛髪中のシスティン酸量が少なく (第7表および第5
表参照)、パーマネントウェーブ処理による毛髪の損傷
が少なく、また、パーマネントウェーブ処理後の毛髪の
状態が良好であった(第7表および第4表参照)。
実施例9〜12および比較例13〜18第8表に示す組
成のパーマネントウェーブ用第1剤を調製した。これら
の実施例および比較例では、液性を酸性領域であるPH
6,0に調製し、システアミン塩酸塩が酸性領域でもウ
ェーブ付与効果を発揮することができ、その結果、パー
マネントウェーブ処理による毛髪の損傷を大きく低減す
ることができることを明らかにする。なお、使用された
カゼインペプチド、コラーゲンペプチドのヤシ油脂肪酸
アシル化物のカリウム塩、ケラチンペプチドの第4級ア
ンモニウム誘導体、シルクペプチドのエチルエステルは
前記実施例1〜4で用いたものと同種のものである。
上記実施例9〜12および比較例13〜18のパーマネ
ントウェーブ用第1剤に関し、前記試験例1〜4に準じ
て、毛髪へのウェーブ付与効果(ウェーブ付与後の洗浄
回数の増加に伴うカール直径の変化)、ウェーブの保持
性(カールリテンシジン%の経時変化)、パーマネント
ウェーブ処理後の毛髪の状態(艶、柔軟性および潤い)
、臭(第1剤使用時の臭およびパーマネントウェーブ処
理後の毛髪の臭で、不快臭の少なさで示す)、パーマネ
ントウェーブ処理による毛髪の損傷度(毛髪中のシステ
ィン酸りを調べた。その結果を第9表に示す。
第9表に示すように、実施例9〜12のパーマネントウ
ェーブ用第1剤(システアミン塩酸塩を還元剤として用
い、ペプチドまたはその誘導体を配合したパーマネント
ウェーブ用第1剤)は、比較例13〜16のパーマネン
トウェーブ用第1剤(チオグリコール酸アンモニウムを
還元剤として用い、実施例9〜12と同様にペプチドま
たはその誘導体を配合したパーマネントウェーブ用第1
剤)に比べて、洗浄繰り返し後のカール直径が小さく、
持続性のある強力なウェーブを毛髪に付与することがで
き、また経時後のカールリテンション%も大きく保たれ
、ウェーブの保持性も優れていることが明らかにされた
また、実施例9〜12のパーマネントウェーブ用第1剤
は、比較例17〜18のパーマネントウェーブ用第1剤
(ペプチドやその誘導体をまったく配合していないパー
マネントウェーブ用第1剤)に比べて、パーマネントウ
ェーブ処理後の毛髪の状態が良好であり、また、パーマ
ネントウェーブ処理後の毛髪中のシスティン酸量が少な
く、パーマネントウェーブ処理による毛髪のt負傷が少
なかった。
また、不快臭に関しても、実施例9〜12のパーマネン
トウェーブ用第1剤は、チオグリコール酸アンモニウム
を還元剤として用いた比較例13〜17のパーマネント
ウェーブ用第1剤に比べて不快臭が少なかった。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明では、システアミンまたは
その塩とペプチドまたはその誘導体とを併用することに
より、毛髪の損傷が少なく、毛髪に良好なウェーブを付
与することができるパーマネントウェーブ用第1剤を提
供することができた。
また、上記本発明のパーマネントウェーブ用第1剤は、
従来のチオグリコール酸系の還元剤を用いたパーマネン
トウェーブ用第1剤に比べて不快臭が少なかった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)システアミンまたはその塩を2〜12重量%含有
    し、かつペプチドまたはその誘導体を0.1〜5重量%
    含有することを特徴とするパーマネントウェーブ用第1
    剤。
  2. (2)ペプチドまたはその誘導体が次の[1]〜[4]
    より選ばれる少なくとも1種である請求項1記載のパー
    マネントウェーブ用第1剤。 [1]一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R_1はペプチドを構成するアミノ酸の側鎖を
    表し、nは2〜30の数を表す)で示されるペプチド [2]一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、R_1とnは前記一般式( I )の場合と同様
    であって、R_1はペプチドを構成するアミノ酸の側鎖
    を表し、nは2〜30の数を表す。 R_2は炭素数8〜20の長鎖アルキル基、炭素数8〜
    20の長鎖アルケニル基または樹脂酸の側鎖であり、M
    は水素、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属、ア
    ンモニウムまたはモノエタノールアミン、ジエタノール
    アミン、トリエタノールアミン、2−アミノ−2−メチ
    ル−1−プロパノール、2−アミノ−2−メチル−1,
    3−プロパンジオールなどの有機アルカノールアミンの
    オニウムを表す) で示されるペプチドのアシル化物またはその塩 [3]一般式(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中、R_1とnは前記一般式( I )の場合と同様
    であって、R_1はペプチドを構成するアミノ酸の側鎖
    を表し、nは2〜30の数を表す。 R_3、R_4、R_5は炭素数1〜20のアルキル基
    もしくは炭素数2〜20のアルケニル基またはR_3〜
    R_5のうちの1個または2個は炭素数1〜20のアル
    キル基もしくは炭素数2〜20のアルケニル基で、残り
    は炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基またはベンジル
    基を表し、Aは炭素数2〜3のヒドロキシアルキレンま
    たは炭素数2〜3のアルキレンを表す) で示されるペプチドの第4級アンモニウム誘導体 [4]一般式(IV) ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) (式中、R_1とnは前記一般式( I )の場合と同様
    であって、R_1はペプチドを構成するアミノ酸の側鎖
    を表し、nは2〜30の数を表す。 R_6は炭素数1〜18の直鎖状または分岐状アルキル
    基または炭素数1〜18の直鎖状または分岐状ヒドロキ
    シアルキル基を表す) で示されるペプチドのエステル
  3. (3)ジチオジグリコール酸またはシスタミンを反応調
    整剤として0.2〜6重量%配合した請求項1または2
    記載のパーマネントウェーブ用第1剤。
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