JP3092822B2 - シャンプー - Google Patents
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- JP3092822B2 JP3092822B2 JP03268882A JP26888291A JP3092822B2 JP 3092822 B2 JP3092822 B2 JP 3092822B2 JP 03268882 A JP03268882 A JP 03268882A JP 26888291 A JP26888291 A JP 26888291A JP 3092822 B2 JP3092822 B2 JP 3092822B2
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Description
に詳しくは、毛髪に対するコンディショニング作用が良
好で、かつ繰り返し洗浄による毛髪の損傷が少ないシャ
ンプーに関する。
晩の洗髪の実施が増え、それに対応して、パサツキが少
なく、柔軟でしっとりした感じと、使用後にはサラッと
した軽い仕上感を与えるシャンプーが多く用いられるよ
うになってきた。
酸塩またはポリアルキルエーテル硫酸塩などの比較的刺
激性の強い界面活性剤を減じるか、あるいはまったく使
用せずに、より低刺激性の活性剤を用い、また柔軟でし
っとりした感じを与えるためにカチオン性界面活性剤が
添加されている(たとえば、特開昭52−66506号
公報)。
ような工夫のみでは、長期の繰り返しの使用あるいは過
剰な洗浄によって毛髪の皮脂成分が脱脂されるととも
に、カチオン性界面活性剤の過剰な吸着が生じ、タンパ
ク成分の溶出や保湿性の低下、毛髪のパサツキなどが生
じるようになる。
による毛髪の損傷を防止し、かつ毛髪に対するコンディ
ショニング作用の良好なシャンプーを提供することを目
的とする。
と、(B)と、(C)とをシャンプーに含有させること
によって、上記目的を達成したものである。(A)下記の一般式(I)
しくは2個が炭素数8〜20のアルキル基または炭素数
8〜20のアルケニル基で、残りは炭素数1〜3のアル
キル基、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基またはベ
ンジル基である。Aは炭素数2〜3のアルキレンまたは
炭素数2〜3のヒドロキシアルキレンで、R 4 はペプチ
ドを構成するアミノ酸の側鎖であり、nは2〜30であ
る〕で表されるコラーゲン以外の動物性タンパク誘導ペ
プチドの第4級アンモニウム誘導体(B)ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、ラウロ
イルサルコシントリエタノールアミン、N−ラウロイル
−N−メチル−β−アラニンナトリウムまたはN−ヤシ
油アルキル−L−グルタミン酸トリエタノールアミンか
らなる少なくとも1種の アミノ酸系アニオン性界面活性
剤(C) カチオン性界面活性剤
分としては、タンパク変性作用が少なく低刺激性のアミ
ノ酸系アニオン性界面活性剤を用い、かつ一般式(I)
で表されるコラーゲン以外の動物性タンパク誘導ペプチ
ドの第4級アンモニウム誘導体の使用によって毛髪を保
護し、毛髪の保湿性を高めると共に、毛髪へのカチオン
性界面活性剤の過剰吸着を防ぐ。
毛髪を柔軟にするなどの毛髪に対するコンディショニン
グ作用を高めると共に、一般式(I)で表されるコラー
ゲン以外の動物性タンパク誘導ペプチドの第4級アンモ
ニウム誘導体による保湿性を長期間保持させるようにし
たのである。
(I)で表されるコラーゲン以外の動物性タンパク誘導
ペプチドの第4級アンモニウム誘導体、特定のアミノ酸
系アニオン性界面活性剤およびカチオン性界面活性剤を
必須成分としてシャンプーに含有させるが、これらの必
須成分について詳しく述べると以下の通りである。
外の動物性タンパク誘導ペプチドの第4級アンモニウム
誘導体におけるペプチドとしては、天然産の動物性タン
パク、たとえばケラチン、絹(シルク)、カゼイン、卵
白、卵黄から得られるタンパクなどを、たとえば酸、ア
ルカリ、酵素などで加水分解することによって得られ
る。
鎖がR4 で示されるアミノ酸としては、アラニン、グリ
シン、バリン、ロイシン、イソロイシン、プロリン、フ
ェニルアラニン、チロシン、セリン、トレオニン、メチ
オニン、アルギニン、ヒスチジン、リシン、アスパラギ
ン酸、アスパラギン、グルタミン酸、グルタミン、シス
チン、トリプトファン、ヒドロキシプロリン、ヒドロキ
シリシン、シスチン、O−ホスホセリンなどが挙げられ
る。
の組成比の分析例を示すと表1〜表2の通りである。た
だし、通常、タンパク質のアミノ酸分析にあたっては、
アミノ酸分析を行う前に試料の完全加水分解を6N塩酸
を用いて行うので、その完全加水分解によってアスパラ
ギンとグルタミンのアミド結合は加水分解されてそれぞ
れアスパラギン酸とグルタミン酸になり、またO−ホス
ホセリンはセリンになる。
ン、グルタミン、O−ホスホセリンなどはそれぞれアス
パラギン酸、グルタミン酸、セリンに加算されて表示さ
れており、また、トリプトファンは加水分解によって分
解し消失するため、定量することができず、したがって
表1〜表2には表示されていない。また、シスチンはハ
ーフシスチンの量として表示する。
ラーゲン以外の動物性タンパク誘導ペプチドの第4級ア
ンモニウム誘導体のペプチドはコラーゲン以外の動物性
タンパクを酸、アルカリ、酵素などで加水分解すること
によって得られるが、その加水分解に際して、添加する
酸、アルカリ、酵素などの量、反応温度、反応時間など
を適宜選択することによって、得られるコラーゲン以外
の動物性タンパク誘導ペプチドのnの値を2〜30、す
なわち分子量で約200〜約4500の好ましいものに
することができる(nの値が小さいときは、たまたま分
子量の小さいアミノ酸がならんでいて、n=2の時に分
子量が約200になることがあるが、nの値が大きいと
きは、分子量の小さいアミノ酸ばかりがならんでいるこ
とは考えられず、分子量の大きいアミノ酸も入ってくる
ので、n=30のときに分子量が約4500になること
がある)。
分解に際しては、たとえば塩酸、硫酸、リン酸、硝酸、
臭化水素酸などの無機酸、酢酸、ギ(蟻)酸などの有機
酸が用いられる。
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、水
酸化バリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リ
チウムなどの無機アルカリが用いられる。
とえばペプシン、プロクターゼA、プロクターゼBなど
の酸性タンパク分解酵素、パパイン、ブロメライン、サ
ーモライシン、トリプシン、プロナーゼ、キモトリプシ
ンなどの中性ないしアルカリ性タンパク分解酵素が使用
される。また、スブチリシン、スタフィロコッカスプロ
テアーゼなどの菌産性の中性ないしアルカリ性タンパク
分解酵素も使用できる。
以外の動物性タンパク誘導ペプチドの第4級アンモニウ
ム誘導体は、上記のような加水分解によって得られたコ
ラーゲン以外の動物性タンパク誘導ペプチドの末端のア
ミノ基を4級化したものであって、その第4級化によ
り、毛髪に吸着する性質がより高められていて、コラー
ゲン以外の動物性タンパク誘導ペプチドの作用をより一
層顕著に発揮する。
ゲン以外の動物性タンパク誘導ペプチドの第4級アンモ
ニウム誘導体の具体例としては、たとえば、コラーゲン
以外の動物性タンパク誘導ペプチドのカプリリールジメ
チルアンモニオ−2−ヒドロキシプロピル誘導体、カプ
リルジメチルアンモニオ−2−ヒドロキシプロピル誘導
体、ラウリルジメチルアンモニオ−2−ヒドロキシプロ
ピル誘導体、ミリスチルジメチルアンモニオ−2−ヒド
ロキシプロピル誘導体、ヤシ油アルキルジメチルアンモ
ニオ−2−ヒドロキシプロピル誘導体、パルミチルジメ
チルアンモニオ−2−ヒドロキシプロピル誘導体、ステ
アリルジメチルアンモニオ−2−ヒドロキシプロピル誘
導体、オレイルジメチルアンモニオ−2−ヒドキシプロ
ピル誘導体、ベンジルジメチルアンモニオ−2−ヒドロ
キシプロピル誘導体などが挙げられる。
ーゲン以外の動物性タンパク誘導ペプチドの第4級アン
モニウム誘導体は、毛髪を保護し、毛髪の保湿性を高め
るとともに、毛髪へのカチオン性界面活性剤の過剰吸着
を防止するものであるが、この一般式(I)で表される
コラーゲン以外の動物性タンパク誘導ペプチドの第4級
アンモニウム誘導体のシャンプーの中での含有量として
は、0.1〜5重量%、特に0.2〜2重量%の範囲に
するのが好ましい。
ン以外の動物性タンパク誘導ペプチドの第4級アンモニ
ウム誘導体のシャンプー中での含有量が上記範囲より少
ない場合は、毛髪を保護したり、毛髪の保湿性を高めた
り、カチオン性界面活性剤の過剰吸着を防止する効果を
充分に発揮することができず、また一般式(I)で表さ
れるコラーゲン以外の動物性タンパク誘導ペプチドの第
4級アンモニウム誘導体のシャンプー中での含有量が上
記範囲より多くなると、洗髪後、毛髪上に残存した一般
式(I)で表されるコラーゲン以外の動物性タンパク誘
導ペプチドの第4級アンモニウム誘導体によって、ベト
ツキが生じるなど、かえって感触を損なうことになる。
明のシャンプーにおいて、洗浄力を発揮する主成分とな
るものであるが、毛髪がアミノ酸の重合体であるタンパ
ク質ケラチンで構成されていることから、このアミノ酸
系アニオン性界面活性剤は、タンパク変性作用が少なく
低刺激性である。
剤としては、前記のように、ラウロイルサルコシントリ
エタノールアミン、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリ
ウム、N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニンナト
リウム、N−ヤシ油アルキル−L−グルタミン酸トリエ
タノールアミンが挙げられる。
は、それぞれ単独で用いることができるし、また、2種
以上混合して用いることができる。そして、このアミノ
酸系アニオン性界面活性剤のシャンプー中での含有量と
しては、2〜25重量%、特に5〜15重量%の範囲が
好ましい。
のシャンプー中での含有量が上記範囲より少ない場合
は、洗浄効果が低くなり、それを補うため他の界面活性
剤を併用した場合は、毛髪のタンパク変性を引き起こ
し、本発明の効果が損なわれることになる。また、アミ
ノ酸系アニオン性界面活性剤のシャンプー中での含有量
が上記範囲より多くなっても効果の増加が認められな
い。
たとえば塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化
セチルトリメチルアンモニウム、塩化セトステアリルト
リメチルアンモニウム、塩化ステアリルビス(ジエチレ
ングリコール)ヒドロキシエチルアンモニウム、塩化ベ
ヘニルトリメチルアンモニウム、臭化ジステアリルジメ
チルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルア
ンモニウム、臭化ベヘニルトリメチルアンモニウム、ヨ
ウ化セチルトリメチルアンモニウム、塩化オレイルベン
ジルジメチルアンモニウム、塩化オレイルビス〔ポリオ
キシエチレン(15EO)〕メチルアンモニウム(な
お、EOはエチレンオキサイドで、EOの前の数値はエ
チレンオキサイドの付加モル数を示す)、塩化トリ〔ポ
リオキシエチレン(5EO)〕ステアリルアンモニウ
ム、アルキルトリメチルアンモニウム塩、ジアルキルジ
メチルアンモニウム塩、塩化ポリオキシプロピレンメチ
ルジエチルアンモニウム、塩化ミンク油脂肪酸アミドプ
ロピルジメチルヒドロキシエチルアンモニウム、アルキ
ルピリジニウム塩、塩化γ−グルコンアミドプロピルジ
メチルヒドロキシエチルアンモニウムなどが挙げられ
る。
して、毛髪を柔軟にし、毛髪のくし通り性を良好にし、
毛髪に艶を付与すると共に、一般式(I)で表されるコ
ラーゲン以外の動物性タンパク誘導ペプチドの第4級ア
ンモニウム誘導体の保湿性を長期間保たせる作用をす
る。これらカチオン性界面活性剤は、それぞれ単独で用
いることができるし、また2種以上混合して用いること
ができる。
シャンプー中の含有量としては、0.2〜5重量%、特
に0.5〜2.5重量%の範囲が好ましい。つまり、カ
チオン性界面活性剤のシャンプー中での含有量が上記範
囲より少ない場合は、それらの効果を充分に発揮するこ
とができず、また、カチオン性界面活性剤のシャンプー
中での含有量が上記範囲より多くなると、毛髪に吸着す
る量が多くなりすぎ、毛髪を極端に柔軟にするなど、感
触上不都合が生じることになる。
で表されるコラーゲン以外の動物性タンパク誘導ペプチ
ドの第4級アンモニウム誘導体、アミノ酸系アニオン性
界面活性剤およびカチオン性界面活性剤を必須成分と
し、これらを水または水に適宜な溶剤を加えた液に含有
させることによって調製されるが、これらの必須成分以
外にも本発明の効果を損なわない範囲で適宜他の成分を
添加することができる。
ル硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸エタノールアミン、
ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノール
アミンなどのアルキル硫酸塩、ポリオキシエチレン (2
EO) ラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミン、ポ
リオキシエチレン (3EO) アルキル (炭素数11〜1
5のいずれかまたは2種以上の混合物) エーテル硫酸ナ
トリウムなどのポリオキシエチレンアルキルエーテル硫
酸塩、ラウリルベンゼンスルホン酸ナトリウム
ールアミンなどのアルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリ
オキシエチレン (3EO) トリデシルエーテル酢酸ナト
リウムなどのポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸
塩、エーテル硫酸アルカンスルホン酸ナトリウム、硬化
ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム、ウンデシレノ
イルアミドエチルスルホコハク酸二ナトリウム、オクチ
ルフェノキシジエトキシエチルスルホン酸ナトリウム、
オレイン酸アミドスルホコハク酸二ナトリウム、
ルホコハク酸ラウリル二ナトリウム、ポリオキシエチレ
ンアルキル(炭素数12〜15)エーテルリン酸(8〜
10EO)ポリオキシエチレンオレイルエーテルリン酸
ナトリウム、ポリオキシエチレンセチルエーテルリン酸
ナトリウム、ポリオキシエチレンスルホコハク酸ラウリ
ル二ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル
リン酸ナトリウム、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、テ
トラデセンスルホン酸ナトリウムなどのアニオン
キシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベ
タイン、ウンデシルヒドロキシエチルイミダゾリニウム
ベタインナトリウム、ウンデシル−N−ヒドロキシエチ
ル−N−カルボキシメチルイミダゾリニウムベタイン、
ステアリルジヒドロキシエチルベタイン、ステアリルジ
メチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油アルキルベタイン、
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油アルキル
−N−カルボキシエチル−N−ヒドロキシエチル
シ油アルキル−N−カルボキシエトキシエチル−N−カ
ルボキシエチルイミダゾリニウムジナトリウムヒドロキ
シド、ヤシ油アルキル−N−カルボキシメトキシエチル
−N−カルボキシメチルイミダゾリニウムジナトリウム
ラウリル硫酸、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニ
ンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩などの両性界
面活性剤、ポリオキシエチレンアルキル(炭素数12〜
14)エーテル (7EO) 、ポリオキエチレンオ
レンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンオレイン酸
グリセリル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、
ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレ
ンセチルステアリルジエーテル、ポリオキシエチレンソ
ルビトール・ラノリン (40EO) 、ポリオキシエチレ
ンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオ
キシプロピレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンポ
リオキシプロピレンデシルテトラデシルエーテル
シエチレンラノリンアルコール、ポリオキシプロピレン
ステアリルエーテルなどのノニオン性界面活性剤、カチ
オン化セルロース、カチオン化グアーガム、ポリ(塩化
ジアリルジメチルアンモニウム)、ポリビニルピロリド
ン、ポリエチレンイミンなどのカチオン性ポリマー、両
性ポリマー、アニオン性ポリマーなどの合成ポリマー、
イソステアリン酸ジエタノールアミド、ウンデシレン酸
モノエタノールアミド、オレイン酸ジエタノールアミ
ド、牛脂肪酸モノエタノールアミド、硬化牛脂肪酸ジエ
タノールアミド、ス
ン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸モノエ
タノールアミド、ミリスチン酸ジエタノールアミド、ヤ
シ油脂肪酸エタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノー
ルアミド、ラウリン酸イソプロパノールアミド、ラウリ
ン酸エタノールアミド、ラウリン酸ジエタノールアミ
ド、ラノリン脂肪酸ジエタノールアミドなどの増粘剤、
ワックス、パラフィン、脂肪酸エステル、グリセライ
ド、動植物油などの油脂類、動植物抽出物、動植物由
級アンモニウム誘導体類でトリメチルアンモニオ−2−
ヒドロキシプロピル誘導体、トリエチルアンモニオ−2
−ヒドロキシプロピル誘導体、ジエチルメチルアンモニ
オ−2−ヒドロキシプロピル誘導体などアルキル鎖が1
〜7の第4級アンモニウム誘導体、ポリサッカライドま
たはその誘導体、鎖状または環状メチルポリシロキサ
ン、メチルフェニルポリシロキサン、ジメチルポリシロ
キサンポリエチレングリコール共重合体、ジメチ
体、アミノ変性シリコンオイル、第4級アンモニウム変
性シリコンオイルなどのシリコンオイル、プロピレング
リコール、1,3−ブチレングリコール、エチレングリ
コール、グリセリン、ポリエチレングリコールなどの湿
潤剤、エタノール、メタノール、プロピルアルコール、
イソプロピルアルコールなどの低級アルコール類、セチ
ルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコ
ール、ベヘニルアルコールなどの高級アルコール類
酸ナトリウム、DL−アラニン、L−アルギニン、グリ
シン、L−グルタミン酸、L−システイン、L−スレオ
ニンなどのアミノ酸、グリチルリチン酸、カルベノキソ
ロン二ナトリウムをはじめとする甘草誘導体、アライト
イン、グアイアズレン、アロエ、α−ビザボロールなど
の消炎剤、サリチル酸、ジンクピリチオン、ピロクトオ
ラミン、イオウ、硫化セ
ンA、ビタミンB6などのふけ防止剤、コラーゲン、ケ
ラチン、シルク、カゼイン、大豆、小麦などの動植物由
来のタンパク加水分解物およびそのエステル類などを挙
げることができる。
ンディショニング作用が良好であり、かつ繰り返し洗浄
による毛髪の損傷が少ない。また、本発明のシャンプー
は、洗髪中の泡立ちが良く、かつ泡がきめ細かく、しか
も洗浄力が優れている。
場合でも毛髪の損傷が少ないのは、次の理由によるもの
と考えられる。
酸系アニオン性界面活性剤が毛髪のタンパク変性を引き
起こすことが少なく、頭皮に対して低刺激性である。
ン以外の動物性タンパク誘導ペプチドの第4級アンモニ
ウム誘導体が毛髪に吸着して毛髪の損傷を防止し、損傷
した毛髪を回復させる。また、一般式(I)で表される
コラーゲン誘導以外の動物性タンパクペプチドの第4級
アンモニウム誘導体が、カチオン性界面活性剤の過剰吸
着による毛髪の損傷を防止する。
ディショニング効果が優れているのは、次の理由による
もの考えられる。
ン以外の動物性タンパク誘導ペプチドの第4級アンモニ
ウム誘導体が毛髪に吸着して、毛髪を柔軟にし、かつ毛
髪をなめらかにして、毛髪のくし通り性を良好にすると
共に、毛髪に艶、潤いを付与する。
外の動物性タンパク誘導ペプチドの第4級アンモニウム
誘導体は保湿性が優れており、しかも毛髪中に浸透して
保湿性を保つので、毛髪の潤いが長期間保たれる。
(I)で表されるコラーゲン以外の動物性タンパク誘導
ペプチドの第4級アンモニウム誘導体以上に毛髪に吸着
して、毛髪を柔軟にし、かつ毛髪をなめらかにする。ま
た、毛髪に艶、潤いを与える。
吸着し、毛髪上に被膜を形成して、毛髪中に浸透した一
般式(I)で表されるコラーゲン以外の動物性タンパク
誘導ペプチドの第4級アンモニウム誘導体の優れた保湿
性を長期間保持させる。
泡がきめ細かく、しかも洗浄力が優れているのは、次の
理由によるものと考えられる。
がそのような性質を有していて、その主要因になるが、
一般式(I)で表されるコラーゲン以外の動物性タンパ
ク誘導ペプチドの第4級アンモニウム誘導体が泡をきめ
細かくする作用をする。
良くし、洗浄力を向上させる。
に説明する。
れのシャンプーを用いた場合の洗髪中の泡のきめ細か
さ、くし通りの軽さおよび洗髪後の毛髪のまとまりやす
さ、潤い、艶、くし通り性を調べた。
れるコラーゲン以外の動物性タンパク誘導ペプチドの第
4級アンモニウム誘導体としてN−(3−ステアリルジ
メチルアンモニオ−2−ヒドロキシプロピル)ケラチン
誘導ペプチド(n=10)が用いられており、アミノ酸
系アニオン性界面活性剤としてはヤシ油脂肪酸メチルタ
ウリンナトリウムを用い、カチオン性界面活性剤として
は塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウムを用い
ている。
以外の動物性タンパク誘導ペプチドの第4級アンモニウ
ム誘導体の後に括弧書きで示すnは、コラーゲン以外の
動物性タンパク誘導ペプチドを表す一般式中においてア
ミノ酸の数を示すnのことである。
によるものであり、配合量が固形分量でないものについ
ては成分名のあとに括弧書きで固形分濃度を示してい
る。
メチルポリシロキサン・メチル(ポリオキシメチレン)
シロキサン・メチル(ポリオキプロピレン)シロキサン
共重合体の商品名 ※2:ヘキスト社製のピロクトンオラミンの商品名 ※3:成和化成社製のパラオキシ安息香酸エステル・フ
ェノキシエタノール混合物からなる防腐剤の商品名
つ用い、長さ15cmで重さ1gの毛束を洗浄した。こ
の洗浄を5回繰り返し、洗髪中の泡立ち、泡のきめ細か
さ、くし通りの軽さおよび洗髪後の毛髪(洗浄を5回繰
り返した後の毛髪)のまとまりやすさ、潤い、艶、くし
通り性を10人の女性パネラーにより評価させた。
良いものを〔2点〕にし、次に良いものを〔1点〕、最
も悪いものを〔0点〕にし、その結果を表4に10人の
平均値で示している。
例1のシャンプーは、洗髪中の泡のきめ細かさ、くし通
りの軽さとも良好であり、5回洗髪を繰り返したあと
も、毛髪がまとまりやすく、毛髪が潤い、艶を有してお
り、毛髪のくし通り性が良好であって、実施例1のシャ
ンプーが毛髪へのコンディショニング作用が良好であ
り、かつ繰り返し洗浄による毛髪の損傷が少ないことを
示していた。
れのシャンプーを用いて10人の女性パネラーに洗髪し
てもらい、洗髪中の泡立ち、泡のきめ細かさ、くし通り
の軽さおよび洗髪後の毛髪のまとまりやすさ、潤い、
艶、くし通り性を評価させた。
良いものを〔2点〕にし、次に良いものを〔1点〕、悪
いものを〔0点〕にし、その結果を表6に10人の平均
値で示している。
るコラーゲン以外の動物性タンパク誘導ペプチドの第4
級アンモニウム誘導体としてN−(3−ステアリルジメ
チルアンモニオ−2−ヒドロキシプロピル)カゼイン誘
導ペプチド(n=8)を用い、アミノ酸系アニオン性界
面活性剤としてラウロイルサルコシントリエタノールア
ミン、カチオン性界面活性剤として塩化セチルトリメチ
ルアンモニウムを用いている。
り、固形分量でないものについては成分名の後に固形分
濃度を括弧書きで示している。
例2のシャンプーは洗浄中の泡立ち、泡のきめ細かさ、
くし通りの軽さとも良く、洗髪後も毛髪がまとまりやす
く、潤い、艶を有しており、くし通り性が良好であっ
て、実施例2のシャンプーが毛髪へのコンディショニン
グ作用が良好で、かつ繰り返し洗浄による毛髪の損傷が
少ないことを示していた。
ク誘導ペプチドの第4級アンモニウム誘導体としてN−
(3−ヤシ油アルキルジメチルアンモニオ−2−ヒドロ
キシプロピル)ケラチン誘導ペプチド(n=5)を用
い、アミノ酸系アニオン性界面活性剤としてN−ラウロ
イル−N−メチル−β−アラニンナトリウムを用い、カ
チオン性界面活性剤として塩化オレイルベンジルジメチ
ルアンモニウムを用い、下記組成のシャンプーを調製し
た。各成分の配合量は重量基準によるものであり、配合
量が固形成分でないものについては成分名の後に固形分
濃度を括弧書きで示している。
洗髪中のきめ細かさ、くし通りの軽さとも良好であり、
3回洗髪したあとも、毛髪がまとまりやすく、毛髪が潤
い、艶を有しており、毛髪のくし通り性が良好であっ
て、使用した実施例3のシャンプーが毛髪へのコンディ
ショニング作用が良好であり、かつ繰り返し洗浄による
毛髪の損傷が少ないことを示していた。
ン以外の動物性タンパク誘導ペプチドの第4級アンモニ
ウム誘導体としてN−(3−ステアリルジメチルアンモ
ニオ−2−ヒドロキシプロピル)シルク誘導ペプチド
(n=10)を用い、アミノ酸系アニオン性界面活性剤
としてN−ヤシ油アルキル−L−グルタミン酸トリエタ
ノールアミンを用い、カチオン性界面活性剤としてエチ
ル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルア
ンモニウム(三洋化成社製カチオンLQ)を用いて、下
記組成のシャンプーを調製した。各成分の配合量は重量
基準によるものであり、配合量が固形分量でないものに
ついては成分名のあとに固形分濃度を括弧書きで示して
いる。
洗髪中の泡のきめ細かさ、くし通りの軽さとも良好であ
り、5回洗髪を繰り返したあとも、毛髪がまとまりやす
く、毛髪が潤い、艶を有しており、毛髪のくし通り性が
良好であって、使用した実施例4のシャンプーが毛髪へ
のコンディショニング作用が良好であり、かつ繰り返し
洗浄による毛髪の損傷が少ないことを示していた。
Claims (1)
- 【請求項1】 下記の(A)と、(B)と、(C)を含
有することを特徴とするシャンプー。(A)下記の一般式(I) 【化1】 〔式中、R 1 、R 2 、R 3 は、R 1 〜R 3 のうち1個も
しくは2個が炭素数8〜20のアルキル基または炭素数
8〜20のアルケニル基で、残りは炭素数1〜3のアル
キル基、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基またはベ
ンジル基である。Aは炭素数2〜3のアルキレンまたは
炭素数2〜3のヒドロキシアルキレンで、R 4 はペプチ
ドを構成するアミノ酸の側鎖であり、nは2〜30であ
る〕で表されるコラーゲン以外の動物性タンパク誘導ペ
プチドの第4級アンモニウム誘導体(B)ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、ラウロ
イルサルコシントリエタ ノールアミン、N−ラウロイル−N−メチル−β−アラ
ニンナトリウムまたはN−ヤシ油アルキル−L−グルタ
ミン酸トリエタノールアミンからなる少なくとも1種の
アミノ酸系アニオン性界面活性剤(C) カチオン性界面活性剤
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