JPH10175826A - シャンプー組成物 - Google Patents

シャンプー組成物

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JPH10175826A
JPH10175826A JP35325096A JP35325096A JPH10175826A JP H10175826 A JPH10175826 A JP H10175826A JP 35325096 A JP35325096 A JP 35325096A JP 35325096 A JP35325096 A JP 35325096A JP H10175826 A JPH10175826 A JP H10175826A
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JP
Japan
Prior art keywords
hair
derivative
surfactant
protein
shampoo composition
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Pending
Application number
JP35325096A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Suzuki
博 鈴木
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダメージヘアに対するすすぎ時における毛髪
の摩擦損傷や枝毛発生を抑制することのできるシャンプ
ー組成物を提供すること。 【解決手段】 (A)中性アミノ酸の1種又は2種以上
と(B)タンパク質の加水分解物及び/又はその誘導体
の1種又は2種以上と(C)HLBが8以上のポリオキ
シアルキレン型非イオン性界面活性剤の1種又は2種以
上を含有するシャンプー組成物が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーマやブリーチなど
で損傷を受けたダメージ毛に対し、すすぎ時の毛髪の摩
擦を低減し、枝毛になりにくいといった高品質のシャン
プー組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年のヘアケア行動やヘアスタイルの多
様化により、パーマ、ブリーチ等の薬剤や、ヘアスタイ
ルを整えるためのブローブラッシングによる毛髪の損傷
が女性の悩みとなっている。毛髪は死んだ組織と言わ
れ、生え代わるまでこのようなダメージの要因にさらさ
れ続けられるため、毛髪のダメージは一層進行すること
となり、毛髪のパサつき感の増大や枝毛の増加といった
不具合が生ずることになる。洗髪する過程においては、
毛髪が界面活性剤にさらされることにより毛髪からのタ
ンパク質の溶出が生じ、またすすぐ過程において、毛髪
を指やくしなどで梳くことにより摩擦が生じ、これらに
より毛髪の損傷は進行することとなる。これらの現象を
克服するために温和な界面活性剤の使用や、カチオン性
高分子やシリコーン誘導体などの添加が試みられている
が、その効果は充分ではなく、消費者の要求に満足して
いないのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ダメージヘ
アに対するすすぎ時における毛髪の摩擦損傷や枝毛発生
を抑制することのできるシャンプー組成物を提供するこ
とを目的とする。本発明者らは、女性の悩みである、ダ
メージ毛に対する、すすぎ時の毛髪の摩擦低減、枝毛発
生の抑制といった前記課題を解決すべく、鋭意検討を重
ねた結果、中性アミノ酸とタンパク質の加水分解物及び
/又はその誘導体とHLBが8以上のポリオキシアルキ
レン型非イオン性界面活性剤とを併用した組成物が前記
課題を克服することを見い出し、この知見に基づいて本
発明を完成させるに至った。
【0004】本発明によれば、(A)中性アミノ酸の1
種又は2種以上と(B)タンパク質の加水分解物及び/
又はその誘導体の1種又は2種以上と(C)HLBが8
以上のポリオキシアルキレン型非イオン性界面活性剤の
1種又は2種以上を含有するシャンプー組成物が提供さ
れる。
【0005】本発明のシャンプー組成物は、前記構成か
らなるもので、ダメージへアに対するすすぎ時の毛髪の
摩擦を低減し、枝毛の発生も抑制するという、優れた作
用効果を奏する。
【0006】本発明のシャンプー組成物においては、
(A)成分として中性アミノ酸が用いられる。本発明で
いう、中性アミノ酸とは、モノアミノモノカルボン酸を
意味する。このような中性アミノ酸としては、グリシ
ン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、セリ
ン、トレオニン、フェニルアラニン、チロシン、トリプ
トファン、シスチン、システィン、メチオニン、プロリ
ン、ヒドロキシプロリンが挙げられる。グリシン以外は
1個の不斉炭素を有しており、立体構造上は、L体、D
体、ラセミ体が存在し、またこれらアミノ酸の施光度に
より、+(allo)、−(threo)が存在する
が、これら立体構造上の違いには依らない。
【0007】本発明のシャンプー組成物に使用される
(B)成分として、タンパク質の加水分解物及び/又は
その誘導体がある。タンパク質としては以下に記したも
のが挙げられ、これらのタンパク質を酵素、酸、アルカ
リ等で加水分解したもの、さらにその誘導体が使用され
る。動物由来のタンパク質としてはコラーゲン、ケラチ
ン、シルク、コンキオリン、カゼイン、オボアルブミン
などがあり、植物由来のものとしては大豆タンパク質、
小麦タンパク質などがある。また、本発明においては、
上記タンパク質の加水分解物の他、タンパク質の加水分
解物の誘導体を用いることもできる。このような誘導体
の具体例としては、四級化ケラチンポリペプチド、アシ
ル化コラーゲンポリペプチド(アシル基はラウリン酸、
イソステアリン酸、ヤシ油脂肪酸などで、未中和品又
は、カリウム塩、ナトリウム塩、トリエタノールアミン
塩など)、コラーゲンタンパク質の加水分解物とイソス
テアリン酸との縮合物、四級化シルクポリペプチド、ア
シル化シルクポリペプチド、四級化コンキオリンポリペ
プチド、四級化カゼインポリペプチドなどが挙げられ
る。これらのタンパク質の加水分解物やその誘導体の中
で、効果、経済性の点からコラーゲン又はケラチン由来
のものが特に好適である。
【0008】本発明のシャンプー組成物に使用される
(C)成分として、HLBが8以上のポリオキシアルキ
レン型非イオン性界面活性剤が使用される。具体例とし
ては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキ
シエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチ
レンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキ
シエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンヒマシ油
などのうちHLBが8以上のものが挙げられる。このう
ち、効果の点でポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリ
オキシエチレンヒマシ油が特に好適である。
【0009】本発明のシャンプー組成物には、本発明の
目的が損なわれない範囲で使用目的などにより必要に応
じ、前記必須成分の他に、一般に用いられている各種添
加成分を配合することが可能である。例えば、アルキル
硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩、
脂肪酸石けん、アシル化アミノ酸又はその塩類、α−オ
レフィンスルホン酸塩などのアニオン性界面活性剤、ヤ
シ油脂肪酸アミドプロピルベタインなどのベタイン型両
性界面活性剤、イミダゾリニウムベタイン型両性界面活
性剤、スルホベタイン型両性界面活性剤、アルキルトリ
メチルアンモニウム塩などのカチオン性界面活性剤、ヤ
シ油脂肪酸アルカノールアミン、ショ糖脂肪酸エステ
ル、アルキルグルコシド、アミンオキサイドなどの極性
ノニオン界面活性剤、ジメチルポリシロキサンなどのシ
リコーン誘導体又はそのエマルション、ポリオール類、
無機塩類、有機塩類、可溶化剤、BHTやα−トコフェ
ロールなどの酸化防止剤、増粘剤、減粘剤、紫外線吸収
剤、動植物抽出液、ピロクトンオラミン、ジンクピリチ
オンなどのフケ防止剤、安息香酸及びその塩、パラベン
類、ケーソンCGなどの防腐剤、クエン酸、トリエタノ
ールアミンなどのpH調整剤、エチレングリコールジ脂
肪酸エステルなどのパール化剤、アクリル酸系高分子な
どの乳濁剤、色素、香料、カチオン化ポリマーなどのコ
ンディショニング剤などを添加することができる。
【0010】
【実施例】次に、本発明を実施例及び比較例によって更
に具体的かつ詳細に説明するが、本発明はこの実施例に
よって限定されない。尚、以下に示す%はいずれも重量
パーセントである。また、実施例及び比較例のシャンプ
ー組成物の評価は下記の方法で行った。
【0011】(1)すすぎ時のなめらかさ、指通りの良
さ パネラーによる官能試験・・・パネラーの頭髪を左右に
二分し、一方には標準試料(A)を、他方には調製した
シャンプー組成物(B)をそれぞれ3.0mlずつ塗布
し、充分泡立てた後、温水にてすすぐ。このすすぎ時の
感触として、なめらかさ、指通りの良さのそれぞれにつ
いて、パネラーの申告により次のような基準で評価を行
った。 +3点:Aと比較し、Bは明らかに良い +2 : 〃 良い +1 : 〃 やや良い 0 : 〃 同等 −1 : 〃 やや悪い −2 : 〃 悪い −3 : 〃 明らかに悪い パネラー10名の合計点を算出し、以下のように判定し
た。ここで、◎及び○を合格とした。尚、標準試料
(A)は、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナ
トリウム(酸化エチレンの平均付加モル数3)15%、
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド5%、無水硫酸ナトリ
ウム1%、カチオン化セルロース0.5%の組成物であ
る。 ◎: 20〜 30点 ○: 10〜 19点 △:−10〜 9点 ×:−30〜−11点 (2)洗髪時のすすぎモデル試験・・・調製したシャン
プー組成物1.0gを毛髪(5g、20cm)に塗布
し、もみ洗いを1分間行い、すすいだ後、温度25℃、
相対湿度65%の恒温恒湿室に24時間放置し乾燥させ
た。その後、摩擦係数メーター(NRF型動摩擦係数
計、日本レオロジー機器社製)を用いて動摩擦係数、μ
kを測定し、以下のように判定した。 ◎:動摩擦係数、μk 0.1未満 ○: 〃 0.1以上0.2未満 △: 〃 0.2以上 (3)枝毛発生率 毛髪500本からなる毛束を各シャンプー組成物で処理
し、温度25℃、相対湿度65%の恒温恒温室に5日間
放置し調整した。その後、プラスチック製の櫛で100
回櫛通しを行い、枝毛の本数を測定した。ブランクは、
アルキル硫酸ナトリウム15%水溶液で同様の処理を施
した毛束とし、ブランクに対する各シャンプー組成物処
理の毛束の枝毛発生本数の減少率により評価を行った。 ◎:減少率 50%以上 ○: 40〜50%未満 △: 30〜40%未満 ×: 30%未満
【0012】実施例及び比較例のシャンプー組成物をそ
れぞれ調製し、これらについて上記(1)すすぎ時のな
めらかさ、指通りの良さ、(2)洗髪時のすすぎモデル
試験及び(3)枝毛発生率の各評価を行った。結果を表
1、2に示す。尚、表中の各種成分の配合量は重量パー
セントで表示した。また、各組成物のpHはクエン酸又
は水酸化ナトリウムにより6.0に調整され、残部は精
製水よりなる。表1、2の結果より、実施例のシャンプ
ー組成物は比較例のそれより格段にすすぎ性能が優れて
おり、また、動摩擦係数も低く、さらに枝毛の発生率も
低いことが分かる。具体的には、本発明の3つの必須成
分の内の1つでも欠く組成物(比較例)では充分な効果
は発揮されないが、3つの必須成分を含む本発明の組成
物(実施例)では充分な効果が発揮されることが分か
る。表2に示した実施例では、本発明の組成物を商品化
する際に配合することが望ましい成分、例えば、保存安
定剤や香料等を配合してあるが、表に示した評価結果か
らそれら配合剤による性能への悪影響はないことが分か
る。
【0013】
【表1】
【0014】
【表2】
【0015】本発明のシャンプー組成物は、洗髪時のす
すぎ行程に於いて、なめらかであり、指通りが良い感触
を発現させることができる。更に本発明は、特にダメー
ジヘアに対して、すすぎ時の毛髪の摩擦を低減し、枝毛
になりにくいといった従来のシャンプー組成物より格段
に高品質のものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記成分(A)〜(C)を含有すること
    を特徴とするシャンプー組成物 (A)中性アミノ酸の1種又は2種以上 (B)タンパク質の加水分解物及び/又はその誘導体の
    1種又は2種以上 (C)HLBが8以上のポリオキシアルキレン型非イオ
    ン性界面活性剤の1種又は2種以上
JP35325096A 1996-12-16 1996-12-16 シャンプー組成物 Pending JPH10175826A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6432394B2 (en) 1999-04-19 2002-08-13 Unilever Home & Personal Care Usa, Division Of Conopco, Inc Hair conditioning compositions comprising one or more dibasic amino acids
JP2002293719A (ja) * 2001-03-29 2002-10-09 Asahi Denka Kogyo Kk 毛髪処理剤組成物
WO2016194595A1 (ja) * 2015-05-29 2016-12-08 ライオン株式会社 毛髪洗浄剤組成物

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