JP2004161758A - シャンプー組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】毛髪や地肌に適用し、洗浄中の泡立ち、泡の滑らかさ、クリーミィな感触、泡の持続性が良好で、十分な洗浄効果が得られ、かつ、すすぎ時から乾燥後の仕上りにかけて毛髪に滑らかさ、柔らかさ、しっとり感を付与する、優れたコンディショニング効果を有するシャンプー組成物を提供すること。
【解決手段】次の成分(A)〜(C)、
(A)N−アシル酸性アミノ酸塩
(B)アシル化加水分解タンパクまたはその塩
(C)カチオン性ポリマー
を含有することを特徴とするシャンプー組成物。
【選択図】なし

Description

本発明はシャンプー組成物に関し、更に詳しくは、毛髪や地肌に適用し、洗浄中の泡立ち、泡の感触、泡の持続性が良好で、十分な洗浄効果が得られ、かつ、すすぎ時から乾燥後の仕上りにかけて毛髪に滑らかさ、柔らかさ、しっとり感を与える、優れたコンディショニング効果を有するシャンプー組成物に関するものである。
近年、シャンプーに対しては毛髪や地肌の汚れを落として清潔にする洗浄機能のみならず、すすぎ時および乾燥後の仕上り時に毛髪に良好な感触を与えるコンディショニング効果が要求されてきており、そのために各種ヘアコンディショニング剤などがシャンプー基剤に配合されている。
従来、シャンプーに配合するコンディショニング剤としては、カチオン化セルロース等のカチオン性ポリマー;カチオン性界面活性剤;コラーゲン加水分解物等のタンパク質誘導体;アミノ酸類;ラノリン、エステル油、シリコーン油等の油性成分;ピロリドンカルボン酸塩、多価アルコール、尿素等の保湿剤;シリコーン誘導体などが用いられてきた。
これらのうち、特にカチオン性ポリマーやカチオン性界面活性剤は毛髪への親和性および吸着性が良好なため、毛髪にコンディショニング効果を与える点で特に有効であり、使用されている。(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
特開昭61−155311号公報 特開平8−295617号公報
しかしながら、アニオン性の洗浄剤を主成分として含有するシャンプーに、カチオン性ポリマーやカチオン性界面活性剤等のカチオン性コンディショニング剤を用いた場合、アニオン性洗浄剤とカチオン性コンディショニング剤との相互作用により疎水性の高い複合体が形成されることが多い。この複合体は毛髪にコンディショニング効果を付与する作用を有するが、複合体の形成量が多いと毛髪や地肌を洗浄する時にぬるつきを感じたり、十分な泡量や洗浄効果、良好な感触の泡が得られない場合があった。そこで、十分な泡量や洗浄効果、良好な感触の泡を得るためにアニオン性の洗浄剤を過剰に配合すると、すすぎ時や乾燥後の毛髪がごわついたり、滑らかさが不足するなど、カチオン性コンディショニング剤の効果が得られない場合があった。従って、カチオン性のコンディショニング剤を用いた場合においても十分な洗浄効果を有し、十分な泡量、良好な感触の泡質が得られ、なおかつ、すすぎ時から乾燥後の仕上り時まで一貫して毛髪の感触の良さを付与することのできるシャンプーの開発が望まれていた。
かかる実情において、本発明者は上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、N−アシル酸性アミノ酸塩、アシル化加水分解タンパクまたはその塩およびカチオン性ポリマーを組合せて配合することにより、洗浄中の泡立ち、泡の滑らかさ、クリーミィな感触、泡の持続性が良好で、十分な洗浄効果を有し、かつ、すすぎ時から乾燥後の仕上りにかけて毛髪に滑らかさ、柔らかさ、しっとり感を付与する、優れたコンディショニング効果を有するシャンプー組成物が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、次の成分(A)〜(C)、
(A)N−アシル酸性アミノ酸塩
(B)アシル化加水分解タンパクまたはその塩
(C)カチオン性ポリマー
を含有することを特徴とするシャンプー組成物を提供するものである。
また、本発明は、全組成中、成分(A)の含有量が1〜15質量%、成分(B)の含有量が1〜15質量%、成分(C)の含有量が0.01〜5質量%であることを特徴とする上記のシャンプー組成物を提供するものである。
さらに、本発明は、成分(A)と成分(C)の含有質量比(C)/(A)が1/100〜1/3の範囲にあることを特徴とする上記のシャンプー組成物を提供するものである。
また、本発明は、さらに、成分(D)カチオン性界面活性剤を含有することを特徴とする上記のシャンプー組成物を提供するものである。
また、本発明は、さらに、成分(E)グリコール脂肪酸エステルを含有することを特徴とする上記のシャンプー組成物を提供するものである。
本発明のシャンプー組成物は、毛髪や地肌に適用し、洗浄中の泡立ち、泡の滑らかさ、クリーミィな感触、泡の持続性が良好で、十分な洗浄効果が得られ、かつ、すすぎ時から乾燥後の仕上りにかけて毛髪に滑らかさ、柔らかさ、しっとり感を付与する、優れたコンディショニング効果を有するものであり、シャンプー組成物として優れた品質を有する。
以下、本発明をさらに詳述する。
本発明に用いられる成分(A)のN−アシル酸性アミノ酸塩は、毛髪や皮膚にやさしい洗浄成分として洗浄剤の重要な基剤の1つであり、本発明においても適度な泡を形成して毛髪、地肌への損傷を抑えながら汚れを落とすための必須成分である。成分(A)のN−アシル酸性アミノ酸塩は、後述の成分(C)と組み合わせることにより、上述した疎水性複合体の形成が予想されるが、本発明のシャンプー組成物においてはさらに後述の成分(B)を組み合わせることにより、洗浄中の泡立ちや泡質、泡の持続性、洗浄効果を損なうことなく、毛髪へのコンディショニング効果、特に乾燥後の毛髪の滑らかさ、柔らかさやしっとり感を付与することができる。
本発明において、成分(A)のN−アシル酸性アミノ酸塩としては、N−アシルグルタミン酸塩、N−アシルアスパラギン酸塩等を挙げることができる。具体的には、N−ラウロイル−L−グルタミン酸塩、N−ミリストイル−L−グルタミン酸塩、N−ステアロイル−L−グルタミン酸塩、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸塩等を例示することができ、N−アシル酸性アミノ酸の塩として具体的には、ナトリウム塩、カリウム塩、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、アンモニウム塩、アルギニン塩等が挙げられる。これらのうち、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸ナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸アンモニウム、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸トリエタノールアミン、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウム、Nラウロイル−L−グルタミン酸アンモニウム、N−ラウロイル−L−グルタミン酸トリエタノールアミンが特に好ましい。
本発明において、成分(A)のN−アシル酸性アミノ酸塩は必要に応じて1種または2種以上を併用して用いることができ、その含有量は全組成中1〜15質量%(以下、単に%で示す)が好ましく、4〜10%がより好ましい。
本発明に用いられる成分(B)のアシル化加水分解タンパクまたはその塩は、タンパク質の加水分解物と脂肪酸との縮合物あるいはその塩であり、タンパク系界面活性剤であるためタンパク変性を起こしにくく、また皮膚、毛髪等への浸透が少ないため、低刺激性で毛髪や地肌に対する保護作用、柔軟作用のある洗浄成分として洗浄剤の重要な基剤の1つである。本発明においても適度な泡を形成して毛髪、地肌への損傷を抑えながら汚れを落とすための必須成分である。
成分(B)のアシル化加水分解タンパクまたはその塩は、その起源となるタンパクとしてコラーゲン、シルク(絹蛋白質)、ケラチン、エラスチン、コンキオリン、ミルクカゼイン、大豆タンパク、小麦タンパク等が挙げられるが、これらのうち、コラーゲン、シルク、ケラチンが好ましく、とりわけシルクが好ましい。成分(B)として、具体的にはラウロイル加水分解シルク、ミリストイル加水分解シルク、ステアロイル加水分解シルク、ヤシ油脂肪酸アシル加水分解シルク、ラウロイル加水分解コラーゲン、ミリストイル加水分解コラーゲン、ステアロイル加水分解コラーゲン、ヤシ油脂肪酸アシル加水分解コラーゲン、ラウロイル加水分解ケラチン、ミリストイル加水分解ケラチン、ステアロイル加水分解ケラチン、ヤシ油脂肪酸アシル加水分解ケラチン、またはこれらのナトリウム塩、カリウム塩、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、アンモニウム塩、アルギニン塩、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール塩、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール塩等を例示することができる。これらのうち、ラウロイル加水分解シルクナトリウム、ラウロイル加水分解コラーゲンナトリウム、ラウロイル加水分解ケラチンナトリウム、ラウロイル加水分解シルクトリエタノールアミン、ラウロイル加水分解コラーゲンエタノールアミン、ラウロイル加水分解ケラチントリエタノールアミン、ラウロイル加水分解シルクカリウム、ラウロイル加水分解コラーゲンカリウム、ラウロイル加水分解ケラチンカリウム、ヤシ油脂肪酸アシル加水分解シルクナトリウム、ヤシ油脂肪酸アシル加水分解コラーゲンナトリウム、ヤシ油脂肪酸アシル加水分解ケラチンナトリウム、ヤシ油脂肪酸アシル加水分解シルクトリエタノールアミン、ヤシ油脂肪酸アシル加水分解コラーゲンエタノールアミン、ヤシ油脂肪酸アシル加水分解ケラチントリエタノールアミン、ヤシ油脂肪酸アシル加水分解シルクカリウム、ヤシ油脂肪酸アシル加水分解コラーゲンカリウム、ヤシ油脂肪酸アシル加水分解ケラチンカリウムが好ましく、ラウロイル加水分解シルクナトリウム、ラウロイル加水分解シルクトリエタノールアミン、ラウロイル加水分解シルクカリウム、ヤシ油脂肪酸アシル加水分解シルクナトリウム、ヤシ油脂肪酸アシル加水分解シルクトリエタノールアミン、ヤシ油脂肪酸アシル加水分解シルクカリウムが特に好ましい。
なお、本発明の成分(B)としてプロモイスECP−C(ヤシ油脂肪酸アシル加水分解コラーゲンカリウム、成和化成社製)、カワシルク(ラウロイル加水分解シルクナトリウム、川研ファインケミカル社製)等の市販品を使用することができる。
本発明において、成分(B)のアシル化加水分解タンパクまたはその塩は必要に応じて1種または2種以上を併用して用いることができ、その含有量は全組成中1〜15%が好ましく、4〜10%がより好ましい。
本発明に用いられる成分(C)のカチオン性ポリマーは、毛髪への親和性および吸着性が良好な高分子化合物であり、コンディショニング成分として毛髪にしなやかさや柔軟性等、良好な感触を付与するのに有効な成分である。本発明において、成分(C)のカチオン性ポリマーは通常化粧料等に使用され、毛髪にコンディショニング効果を付与できるものであれば特に限定はされないが、ポリマー鎖にアミノ基または第4級アンモニウム基を含む官能基がグラフト状に結合したものか、または、ポリマー鎖中にハロゲン化ジアルキルジアリルアンモニウムを構成単位として含有する水溶性のものが好ましい。これらは、カチオン化セルロース誘導体、カチオン化グアーガム誘導体、ジアルキルジアリル4級アンモニウム塩重合物、ジアルキルジアリル4級アンモニウム塩・アクリルアミド共重合物等を例示することができる。これらのうち、カチオン化セルロース誘導体が特に好ましい。
カチオン化セルロース誘導体は、通常化粧品で使用されるカチオン性基導入のセルロース系ポリマーであれば特に限定されず、一般に用いられるカチオン化セルロース誘導体を使用することができるが、好ましい例として塩化O−〔2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル〕ヒドロキシエチルセルロースや、塩化O−〔2−ヒドロキシ−3−(ラウリルジメチルアンモニオ)プロピル〕ヒドロキシエチルセルロース等を挙げることができる。
成分(C)として、市販品を使用することもでき、上記カチオン化グアーガム誘導体としてはJAGUAR C−13S(ローディア社製)等、上記ジアルキルジアリル4級アンモニウム塩重合物としてはマーコート280(カルゴン社製)等、上記ジアルキルジアリル4級アンモニウム塩・アクリルアミド共重合物としてはマーコート550(カルゴン社製)等、上記塩化O−〔2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル〕ヒドロキシエチルセルロースとしてはポリマ−JR400(ユニオンカーバイト社製)やカチナールHC100、カチナールHC200(両者とも、東邦化学工業社製)等、上記塩化O−〔2−ヒドロキシ−3−(ラウリルジメチルアンモニオ)プロピル〕ヒドロキシエチルセルロースとしてはクォータリーソフトLM−200(アマコール社製)等を使用することができる。
本発明において、成分(C)のカチオン性ポリマーは必要に応じて1種または2種以上を併用して用いることができ、その含有量は全組成中0.01〜5%が好ましく、0.1〜2%がより好ましい。
本発明においては、上記成分(A)および上記成分(C)によって形成された上述の複合体による毛髪コンディショニング効果を有しながらも、上記成分(B)を組み合わせることにより、洗浄時のぬるつきや泡量、洗浄効果の低下など上記複合体による欠点を抑制し、泡立ちや泡質、泡の持続性、洗浄効果を損なうことなく、毛髪へのコンディショニング効果、特に乾燥後の毛髪の滑らかさ、柔らかさやしっとり感を付与することができる。この効果は、成分(A)と成分(C)の含有質量比(C)/(A)が1/100〜1/3の範囲にあればより高いものとなって好ましく、とりわけ1/20〜1/4の範囲が好ましい。
本発明において、さらに成分(D)カチオン性界面活性剤を加えることにより、毛髪コンディショニング効果がさらに向上し、毛髪をより柔らかくし、しっとり感を付与することができる。本発明で用いられる成分(D)のカチオン性界面活性剤は、通常化粧料等に使用され、毛髪にコンディショニング効果を付与できるカチオン性界面活性剤であれば特に限定はされないが、モノ長鎖アルキル型の第4級アンモニウム塩、ジ長鎖アルキル型の第4級アンモニウム塩またはエチレンオキサイド(EO)付加型の第4級アンモニウム塩が好ましい。具体的には、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジベヘニルジメチルアンモニウム、塩化ジセチルジメチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ジラウリルジメチルアンモニウム、塩化ジポリオキシエチレン(15EO)ヤシ油アルキルメチルアンモニウム、塩化ジポリオキシエチレン(4EO)ラウリルエーテルジメチルアンモニウム等を例示することができる。これらのうち、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジベヘニルジメチルアンモニウムが特に好ましい。
本発明において、成分(D)カチオン性界面活性剤は必要に応じて1種または2種以上を併用して用いることができ、その含有量は全組成中0.01〜3%が好ましく、0.05〜2%がより好ましい。
本発明において、さらに成分(E)グリコール脂肪酸エステルを加えれば、この結晶がパール光沢を有するためシャンプー組成物の外観に審美性を付与すると共に、上記成分(D)カチオン性界面活性剤の存在下においてはその併用効果により、特に洗浄後、乾燥した後の毛髪にしっとり感を付与することができ、有効である。成分(E)として、具体的にはジステアリン酸エチレングリコール、モノステアリン酸エチレングリコール、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、ジパルミチン酸エチレングリコール、モノパルミチン酸エチレングリコール、モノパルミチン酸ポリエチレングリコール、ジミリスチン酸エチレングリコール、モノミリスチン酸エチレングリコール、モノミリスチン酸ポリエチレングリコール等が挙げられ、特にジステアリン酸エチレングリコール、モノステアリン酸ポリエチレングリコールが好ましい。
本発明において、成分(E)グリコール脂肪酸エステルの含有量は、全組成中0.1〜5%が好ましい。
本発明のシャンプー組成物は、上記必須成分に加え、目的に応じて本発明の効果を損なわない量的、質的範囲で、成分(A)、(B)、(D)以外のイオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、増泡剤、増粘剤、成分(E)以外の油剤、成分(C)以外のポリマー類、無機パール剤、粉体、スクラブ剤、湿潤剤、紫外線吸収剤、抗フケ剤、酸化防止剤、防腐剤、キレート剤、pH調整剤、電解質、着色剤、香料、頭皮またはヘアケア用の美容成分等、化粧料において汎用である他の成分の配合が可能である。
本発明のシャンプー組成物は、上記必須成分を撹拌混合し、場合によっては加熱、冷却処理を行い、必要に応じて上記他の成分を適宜配合することにより、コンディショニング効果の高い毛髪用のシャンプー組成物として製造することができる。また、本発明のシャンプー組成物は、他の成分との併用等により低粘度〜高粘度の液状、乳液状、クリーム状、ジェル状等、種々の形態にて実施することができる。
以下に実施例を挙げて、本発明をさらに説明する。なお、これらは本発明を何ら限定するものではない。
本発明品1〜13および比較品1〜3 シャンプー
表1および表2に示す組成および下記製法にて液状のシャンプーを調製し、使用試験により洗浄中の泡立ち、泡の感触(滑らかさ、クリーミィ感)、泡の持続性、洗浄効果、すすぎ時から乾燥後の仕上りにかけての毛髪の感触(滑らかさ、柔らかさ、しっとり感)について評価および判定を行った。結果を表1および表2に併記する。
注1:ポリマーJR400(ユニオンカーバイド社製)
(製法)
A.成分(1)〜(10)を70℃で均一に加熱混合し、後に冷却する。
B.Aを容器に充填して、シャンプー組成物を得た。
(評価方法)
10名の専門パネルに本発明品1〜13および比較品1〜3の各試料を分配して使用してもらい、各々に対して洗浄中の泡立ち、泡の滑らかさ、泡のクリーミィ感、泡の持続性、洗浄効果、すすぎ時の毛髪の感触(滑らかさ、柔らかさ、しっとり感)、乾燥後の仕上り時の毛髪の感触(滑らかさ、柔らかさ、しっとり感)の各評価項目について、下記(イ)評価基準を用いて7段階評価してもらった。その後、各試料の評点の平均値を下記(ロ)判定基準を用いて判定した。
評価項目
〈1〉洗浄中の泡立ち
〈2〉洗浄中の泡の滑らかさ
〈3〉洗浄中の泡のクリーミィ感
〈4〉洗浄中の泡の持続性
〈5〉洗浄効果
〈6〉すすぎ時の毛髪の感触(滑らかさ、柔らかさ、しっとり感)
〈7〉乾燥後の仕上り時の毛髪の感触(滑らかさ、柔らかさ、しっとり感)
(イ)評価基準
(評点): (評価)
6 : 非常に良い
5 : 良い
4 : やや良い
3 : 普通
2 : やや悪い
1 : 悪い
0 : 非常に悪い
(ロ)判定基準
(評点平均値) :(判定)
5.0以上 : ◎
3.5以上、5.0未満 : ○
1.5以上、3.5未満 : △
1.5未満 : ×
表1、表2の結果から明らかなように、本発明品のシャンプーは比較品1〜3と比べて、洗浄中の泡立ち、泡の滑らかさ、泡のクリーミィ感、泡の持続性、洗浄効果、すすぎ時から乾燥後の仕上りにかけての毛髪の感触の良さ(滑らかさ、柔らかさ、しっとり感)の全ての項目において優れた効果を示すものであることが実証された。
本発明品14 シャンプー
(成分) (%)
(1)ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸トリエタノールアミン 7.5
(2)テトラデセンスルホン酸ナトリウム 5.0
(3)ラウロイル加水分解シルクナトリウム 10.0
(4)ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 5.0
(5)2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−
ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン(注2) 4.0
(6)塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 1.2
(7)カチオン化セルロース(注3) 1.0
(8)ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 5.0
(9)エデト酸二ナトリウム 0.2
(10)メチルパラベン 0.3
(11)安息香酸ナトリウム 0.3
(12)香料 0.8
(13)精製水 残 量
注2:REWOTERIC AMC(ゴールドシュミット社製)
注3:ポリマーJR400(ユニオンカーバイド社製)
(製法)
A.上記成分(1)〜(13)を70℃で均一に加熱混合する。
B.Aを冷却し、容器に充填してシャンプーを得た。
本発明品14のシャンプーは、洗浄中は泡立ちが良く、泡質も滑らかでクリーミィ感を有するものであり、泡が持続して良好な洗浄効果を示すものであった。また、すすぎ時や乾燥後の仕上り時においても毛髪が滑らかでしっとり感を有し、シャンプーとして優れたものであった。

Claims (5)

  1. 次の成分(A)〜(C)、
    (A)N−アシル酸性アミノ酸塩
    (B)アシル化加水分解タンパクまたはその塩
    (C)カチオン性ポリマー
    を含有することを特徴とするシャンプー組成物。
  2. 全組成中、成分(A)の含有量が1〜15質量%、成分(B)の含有量が1〜15質量%、成分(C)の含有量が0.01〜5質量%であることを特徴とする請求項1記載のシャンプー組成物。
  3. 成分(A)と成分(C)の含有質量比(C)/(A)が1/100〜1/3の範囲にあることを特徴とする請求項1または2に記載のシャンプー組成物。
  4. さらに、成分(D)カチオン性界面活性剤を含有することを特徴とする請求項1ないし3の何れかの項に記載のシャンプー組成物。
  5. さらに、成分(E)グリコール脂肪酸エステルを含有することを特徴とする請求項1ないし4の何れかの項に記載のシャンプー組成物。
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