JPH04154713A - パーマネントウエーブ用第1剤 - Google Patents

パーマネントウエーブ用第1剤

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JPH04154713A
JPH04154713A JP27699290A JP27699290A JPH04154713A JP H04154713 A JPH04154713 A JP H04154713A JP 27699290 A JP27699290 A JP 27699290A JP 27699290 A JP27699290 A JP 27699290A JP H04154713 A JPH04154713 A JP H04154713A
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hair
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、毛髪を損傷させることなく、毛髪に優れたウ
ェーブを付与できるパーマネントウェーブ用第1剤に関
する。
〔従来の技術〕
従来のパーマネントウェーブ用剤は、チオグリコール酸
、システィンなどの還元剤を主剤とする水溶液に、アン
モニア、モノエタノールアミン、トリュタノールアミン
などの塩基性物質を加えてpH8〜lOに調整したもの
を第1則とし、臭素酸ナトリウム、過酸化水素などの酸
化側の水溶液を第2剤としたものである。
そして、かかるパーマネントウェーブ用剤によって毛髪
にウェーブをかけるメカニズムは、毛髪に第1刑を塗布
し毛髪をロンド巻き付けて毛髪をカールした状態で、第
1剤により毛髪中のケラチンタンパクに含まれているシ
スチンのジスルフィド結合を還元することによって切断
してメルカプト基を生成させ、ついで、第2剤によって
メルカプト基を酸化して毛髪に新たな位置でジスルフィ
ド結合を生成させ、ウェーブを固定化させるものである
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来パーマネントウェーブ用
剤による場合には、第1剤による還元剤で切断させたシ
スチンのジスルフィド結合が、つづく第21f’lによ
る酸化で完全にもととおりにジスルフィド結合を形成し
てシスチンを再生することは限らず、第1剤による処理
によってシスチンより生したメルカプ)Mの一部は、第
2剤によって過剰酸化を受け、あるいは毛髪中に残存し
ているチオグリコール酸またはシスティンのメルカプト
5と反応してジスルフィド結合を生成するなどの副反応
を生し、そのため毛髪中のケラチンタンパクの一部が/
8離し、また毛髪中の残存部分も物理的、化学的変化を
受けるなとの損傷が生じる。その結果、毛髪に異和感や
パサパサした感じを与えるばかりでなく、毛髪が多大な
損傷を受けることになる。
したがって、本発明は、毛髪を損傷させることなく、毛
髪に優れたウェーブを付与しうるパーマネントウェーブ
用第1剤を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段] 本発明は、植物タンパク誘導体と、カチオン性界面活性
剤と、ソリコーンと、還元剤をパーマネントウェーブ用
第1剤に含有させることによって、上記目的を達成した
ものである。
上記植物タンパク誘導体は、後に詳しく説明するように
、大豆、小麦などの植物タンパクから誘導されるもので
あって、毛髪を構成するケラチンタンパクと類似の化学
構造を有し、そのアミン基やカルボキシル基、さらには
各種アミノ酸の側鎖の作用によって毛髪に吸着し、毛髪
を保護し、また損傷した毛髪を回復させる作用を存して
いる。そして、この毛髪に吸着した植物タンパク誘導体
が第2割処理前のかるいすすぎによっても洗い流される
ことなく毛髪上に残り、第2剤による過剰酸化や、チオ
グリコール酸などの還元剤との副反応を抑制し、毛髪の
損傷を大幅に減少させる。
また、上記植物タンパク誘導体は、毛髪内部に浸透して
毛髪の保湿性を高め、毛髪の潤いを長期間保たせると共
に、毛髪へのカチオン性界面活性剤の過剰吸着を防くの
で、カチオン性界面活性剤の過剰吸着による毛髪の損傷
が防止される。
カチオン性界面活性剤は、毛髪に吸着して毛髪を柔軟に
し、毛髪にウェーブがかかりやすくすると共に、毛髪の
くし通り性を改善し、かつ毛髪の帯電を防止する。また
、このカチオン性界面活性剤は、毛髪に吸着して毛髪上
に被膜を形成し、毛髪中に浸透して保湿性を保っている
植物タンパク誘導体を覆い、植物タンパク誘導体の流出
を抑制するので、毛髪の潤いが長期間保たれるようにな
る。
シリコーンは、毛髪の表面をなめらかにし、毛髪に艶、
光沢を与え、毛髪のくしJり性を改善すると共に、くし
通しによる枝毛の発生を防止する。
また、このシリコーンも、上記カチオン性界面活性剤I
同様に、毛髪上に被膜を形成して、毛髪中に浸透した植
物タンパク誘導体の流出を抑制するので、植物タンパク
誘導体による保湿性が長期間保たれるようになる。
還元剤は、従来のパーマネントウェーブ用第1剤で果た
していたと同様に、毛髪のジスルフィド結合を還元して
切断し、毛髪にウェーブを付与するための主剤として作
用する。
本発明においては、上記のように植物タンパク誘導体、
カチオン性界面活性剤、シリコーンおよび還元剤を必須
成分としてパーマネントウェーブ用第1剤に含有させる
が、これら植物タンパク誘導体、カチオン性界面活性剤
、シリコーン、還元剤について詳しく述べると以下の通
りである。
まず、植物タンパク誘導体としては、次の■〜■からな
るものが挙げられる。
■ −儀式(1): %式% (式中、R3は植物タンパク誘導ペプチドを構成する種
々のアミノ酸の側鎖であり、nは2〜30である) で表される植物タンパク誘導ペプチド ■ −儀式(U): OR。
II     I R,−c−(Nh−cr(−cohoeMΦ(式中、R
,とnは前記−儀式(1)の場合と同しであり、R2は
炭素数7〜21の長鎖アルキル基、炭素数7〜2Iの長
鎖アルケニル基または樹脂酸の側鎖である。MばH,N
a、KまたはNH,、モノエタノールアミン、ジェタノ
ールアミン、トリエタノールアミン、2−アミノ−2〜
メチル−1−プロパツール、2−アミノ−2−メチル−
1゜3−プロパンジオールなどの有機アルカノールアミ
ンのオニウムである) で表される植物タンパク誘導ペプチドのアノル化物また
はその塩 ■ −儀式(■): R,、R。
R,−NO−A→NH−CH−Co鮎00(式中、R3
とnは前記−儀式(1)の場合と同しであり、Rs 、
R−、Rsは炭素数1〜20のアルキル基もしくは炭素
数2〜20のアルケニル基またはR8−R6のうちの1
個あるいは2個は炭素数1〜20のアルキル基もしくは
炭素数2〜20のアルケニル基で、残りは炭素数1〜3
のアルキル基、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基ま
たはヘンシル基である。Aは炭素数2〜3のアルキレン
または炭素数2〜3のヒドロキシアルキレンである)で
表される植物タンパク誘導ペプチドの第4級アンモニウ
ム誘導体 ■ −儀式(■): HnNH−CH−CO玲OR。
(式中、R1とnは前記−儀式(1)の場合と同しであ
り、R6は炭素数1〜18の直鎖状アルキル基、炭素数
1〜18の分岐状アルキル基、炭素数1〜18の直鎖状
ヒドロキシアルキル基または炭素数1〜18の分岐状ヒ
ドロキシアルキル基である)で表される植物タンパク誘
導ペプチドのエステル上記■の一儀式N)で表される植
物タンパク誘導ペプチドを得るための原料である植物性
のタンパク(蛋白)としては、たとえば、穀類、豆類、
種実類、いも類、そば(蕎麦)、海草類などのタンパク
、具体的には、例えば、小麦、大麦、はと麦(鳩麦)、
ライ麦、えん麦(燕麦)、とうもろこし、大豆、アーモ
ンド、カシューナンツ、ごま(胡麻)、落花生、じゃが
いも、さつまいも、さといも、京いも、こんにゃくいも
、山いも、そば、わかめ(若布)、あまのり(せ海苔)
、いわのり(岩海苔)、かわのり(用海苔)、まつも(
松藻)などの植物類またはその加工物から得られるタン
パクが挙げられる。
また、上記−儀式(1)において、その側鎖がR1で示
されるアミノ酸としては、アラニン、グリシン、バリン
、ロイシン、イソロイシン、プロリン、フェニルアラニ
ン、チロシン、セリン、トレオニン、メチオニン、アル
ギニン、ヒスチジン、リジン、アスパラギン酸、アスパ
ラギン、グルタミン酸、グルタミン、シスチン、トリプ
トファンなどがあげられる。そして、これらのアミノ酸
の組成比の分析例を示すと第1表の通りである。なお、
第1表中ではアスパラギンとグルタミンは分析過程で酸
化されるためそれぞれアスパラギン酸とグルタミン酸に
含めて表示されている。そして、シスチンはアミノ基と
カルボキシル基をそれぞれ2個ずつ有するので、第1表
において組成比を示すにあたってはハーフシスチンとし
て表示されている。
上記■の一般式(1)で表される植物タンパク誘導ペプ
チドは、天然の植物タンパクから誘導されるものであっ
て、毛髪や皮膚に対する刺激性が少なく、植物タンパク
に由来するアミノ基やカルホキノル基、さらには各種ア
ミノ酸の側鎖の作用によって毛髪に吸着して、パーマネ
ントウェーブ処理による毛髪の損傷を防ぎ、かつ、損傷
した毛髪を回復させる作用を有している。また、グルタ
ミン酸やアスパラギン酸の含有量が動物タンパク誘導ペ
プチド(ケラチンやコラーゲン、絹などの動物タンパク
を加水分解して得られる動物タンパク誘導ペプチド)よ
り多く、保湿性が動物タンパク誘導ペプチドよりも優れ
ている。
この−儀式(1)で表される植物タンパク誘導ペプチド
は、植物タンパクを酸、アルカリ、あるいはタンパク分
解酵素などを用いて加水分解することによって得られる
。そして、加水分解に際して、添加する酸、アルカリ、
あるいは酵素の量、反応温度、反応時間を適宜選択する
ことによって、得られる植物タンパク誘導ペプチドのn
の値を2〜30、すなわち分子量で約200〜約4,5
00の好ましいものにすることができる(nの値が小さ
いときは、たまたま分子量の小さいアミノ酸がならんで
いて、n=2のときに分子量か約200になることがあ
るが、nの値が大きいときは、分子量の小さいアミノ酸
ばかりがならんでいることは考えられず、分子量の大き
いアミノ酸も入ってくるので、n−30のときに分子量
が約4,500になることがある)。
植物タンパクの酸加水分解に際しては、たとえば塩酸、
硫酸、リン酸、硝酸、臭化水素酸などの無機酸、酢酸、
ギ(蟻)酸などの有機酸が用いられる。
また、植物タンパクのアルカリ加水分解に際しては、た
とえば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチ
ウム、水酸化バリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム
、炭酸リチウムなどの無機アルカリが用いられる。
そして、植物タンパクの酵素加水分解に際しては、たと
えばペプシン、プロクターゼA、プロクターゼBなどの
酸性タ/バク分解酵素、パパイン、プロメライン、サー
モライノン、トリアジン、プロナーゼ、キモトリプノン
などの中性ないしアルカリ性タンパク分解酵素が使用さ
れる。また、スブチリシン、スタフィロコンカスプロテ
アーゼなどの菌産性の中性ないしアルカリ性タンパク分
解酵素も使用できる。
また、上記■の一般式(U)で表される植物タンパク誘
導ペプチドのアシル化物またはその塩は、−儀式(1)
で表される植物タンパク誘導ペプチドを高級脂肪酸また
は樹脂酸などでアシル化したものであって、毛髪への浸
透性が向上し、かつ毛髪に高級脂肪酸または樹脂酸など
に基づく油性成分を付与するので、−S式(I)で表さ
れる植物タンパク誘導ペプチドの特性に加えて、毛髪に
艷、潤いを与える作用がより一層向上している。
このような−儀式(II)で示される植物タンパク誘導
ペプチドのアシル化物またはその塩の具体例としては、
たとえば、大豆タンパク誘導ペプチドや小麦タンパク誘
導ペプチドのミリスチン酸縮合物のカリウム塩、ヤシ油
脂肪酸縮合物のトリエタノールアミン塩、バルミチン酸
縮合物のアンモニウム塩、ウンデシレン酸縮合物のカリ
ウム塩、イソステアリン酸縮合物の2−アミノ−2−メ
チル−1,3−プロパンジオール塩、オレイル酸縮合物
のナトリウム塩、ヤシ油脂肪酸縮合物、樹脂酸縮合物の
カリウム塩などが挙げられる。
前記■の一般式(I[[)で表される植物タンパク誘導
ペプチドの第4級アンモニウム誘導体は、−儀式(1)
の植物タンパク誘導ペプチドの末端のアミノ基を第4級
化したものであって、その第4級化により、毛髪に吸着
する性質がより高められていて、前記−儀式(I)で表
される植物タンパク誘導ペプチドの作用をより一層顕著
に発揮する。
このような−儀式(I[[)で表される植物タンパク誘
導ペプチドの第4級アンモニウム誘導体の具体例として
は、たとえば、大豆タンパク誘導ペプチドや小麦タンパ
ク誘導ペプチドのトリメチルアンモニオ−2−ヒドロキ
ソプロピル誘導体、ラウリルジメチルアンモニオ−2−
ヒドロキシプロピルmI 体、トリエチル゛アンモニオ
ー2−ヒドロキンプロピル誘導体、ヤン油アルキルジメ
チルアンモニオ−2−ヒドロキシプロピル誘導体、ステ
アリルジメチルアンモニオ−2−ヒドロキソプロピル誘
導体、ヘンシルジメチルアンモニオ−2−ヒドロキノプ
ロピル誘導体などが挙げられる。
そして、前記■の一般式(IV)で表される植物タンパ
ク誘導ペプチドのエステルは、−S式(I)で表される
植物タンパク誘導ペプチドを高級脂肪酸またはヒドロキ
ン高級脂肪酸でエステル化したものであり、前記−儀式
(1)で表される植物タンパク誘導ペプチドの特性に加
えて、そのエステル化による高級アルキル基または高級
ヒドロキシアルキル基の導入により毛髪に湿潤性、油性
怒、艶などを付与する作用が向上している。
このような−儀式(TV)で表される植物タンパク誘導
ペプチドのエステルの具体例としては、たとえば大豆タ
ンパク誘導ペプチドや小麦タンパク誘導ペプチドのエチ
ルエステル、イソプロピルエステル、2−エチルヘギシ
ルエステル、2−ヘキシルデシルエステル、エチレング
リコールエステル、プロピレングリコールエステル、ブ
チレングリコールエステル、グリセリンエステルなどが
挙げられる。
これらの植物タンパク誘導体は、それぞれ単独で用いる
ことができるし、また2種以上の混合物として用いるこ
とができる。
そして、この植物タンパク誘導体のパーマネントウェー
ブ用第1剤中での含有量としては、01〜5重量%、特
に0.5〜2重量%の範囲にするのが好ましい。つまり
、植物タンパク誘導体のパーマネントウェーブ用第1剤
中での含有量が上記範囲より少ない場合は、毛髪を保護
したり、毛髪の潤いを良好に保ったり、カチオン性界面
活性剤の過剰吸着を防止する効果を充分に発揮すること
ができず、また植物タンパク誘導体のパーマネントウェ
ーブ用第1剤中での含有量が上記範囲より多くなっても
効果の増加がみられず、毛髪上に残存して毛髪がヘトツ
クおそれがある。
カチオン性界面活性剤は、毛髪に吸着して、毛髪を柔軟
にし、毛髪にウェーブがかかりやすくし毛髪のくし通り
性を改善し、毛髪の帯電を防止すると共に、毛髪上に被
膜を形成して、毛髪中に浸透した植物タンパク誘導体が
洗髪などによって失われるのを防止して、植物タンパク
誘導体の有する保湿性を長期間係たせ、毛髪の潤いが長
期間係たれるようにする。
このようなカチオン性界面活性剤としては、下記の一般
式(V)で表されるものが挙げられる。
−儀式(■): 〔式中、R7〜Rtoのうちのいずれか1個または2個
は一般式R11(OCH2CH2鯖(ただし、RI+は
炭素数8〜24のアルキル基、炭素数8〜24のアルケ
ニル基、炭素数8〜24のヒドロキシアルキル基または
炭素数8〜24のヒドロキシアルケニル基、aは0〜1
0である)で表される基であり、残りは炭素数1〜3の
アルキル基、 −儀式   撃・・ (CHCH,0斥H (ただし、R1□はHまたは水素またはメチル基、bは
1〜15である)で表される基またはヘンシル基テアリ
、χはハロゲンまたは炭素数1〜3のアルキル硫酸基で
ある〕 このような−儀式(V)で表されるカチオン性界面活性
剤の具体例としては、たとえば塩化ステアリルトリメチ
ルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、
塩化セトステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ステ
アリルビス(ジエチレングリコール)ヒドロキンエチル
アンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、
臭化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ステアリ
ルジメチルヘンシルアンモニウム、臭化へヘニルトリメ
チルアンモニウム、ヨウ化セチルトリメチルアンモニウ
ム、塩化オレイルベンジルジメチルアンモニウム、塩化
オレイルビス[ポリオキンエチレン(15EO))メチ
ルアンモニウムなどが挙げられる。
これらのカチオン性界面活性剤は、それぞれ単独で用い
ることができるし、また2種以上混合して用いることが
できる。
そして、これらのカチオン性界面活性剤のパーマネント
ウェーブ用第1剤中の含有量としては、0.1〜5M景
%、特に0.2〜2重量%の範囲が好ましい。つまり、
カチオン性界面活性剤のパーマネントウェーブ用第1剤
中での含有量が上記範囲より少ない場合は、その効果を
充分に発揮することができず、また、カチオン性界面活
性剤のパーマネントウェーブ用第1剤中での含有量が上
記範囲より多くなると、毛髪に吸着する量が多くなりす
ぎ、毛髪を極端に柔軟にするなど、感触上不都合が生じ
る上に、毛髪のタンパク成分の溶出や毛髪の保湿性の低
下、毛髪のパツサキなどが生しるおそれがある。
シリコーンは、毛髪の表面をなめらかにし、毛髪に艶、
光沢を与え、毛髪のくし通り性を改善し、くし通しによ
る枝毛の発生を防止すると共に、カチオン性界面活性剤
同様に毛髪上に被膜を形成して、毛髪中に浸透した植物
タンパク誘導体が洗髪などによって失われるものを防止
して、植物タンパク誘導体の有する保湿性を長期間係た
せ、毛髪の潤いが長期間係たれるようにする。
このようなシリコーンとしては、次の■〜■に示すもの
が挙げられる。
■ −儀式(■): (式中、R1ffはメチル基またはフェニル基である。
ただし、R1ffのすべてがフェニル基になることはな
い。R+aはメチル基、メトキシ基または水酸基であり
、Cは0〜3,000である) で表される鎖状ジメチルポリシロキサンまたは鎖状メチ
ルフェニルポリシロキサン このような−儀式(Vl)で表される鎖状ジメチルポリ
シロキサンまたは鎖状メチルフェニルポリシロキサンの
具体例としては、たとえば、ヘキサメチルジシロキサン
、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラノロ
キサン、ヘキサデカメチルヘプタノロキサン、Cが3,
000以下の鎖状ジメチルポリノロキサン、Cが3.0
00以下の鎖状メチルフェニルポリンロキサンなどが挙
げられる。
■ −儀式(■): (式中、RI5はメチル基またはフェニル基であり、d
は3〜7である) で表される環状シリコーン このような−儀式(■)で表される環状シリコーンの具
体例としては、たとえば、オクタメチルシクロテトラシ
ロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、テトラ
デカメチルシクロヘプタシロキサンなどが挙げられる。
■ −儀式(■): 〔式中、Rlkはメチル基、フェニル基またはR1l+
であり、Rltはメチル基、メトキシ基、水酸基または
R11+である。fはO〜3,000である。ただし、
上記R16のすべてがR11+になることはないが少な
くとも1個がR11+であり、またRltのすべでがR
11+になることはないが少なくとも1個がIR+sで
あって、R111は一般式−(CHz ) g O(C
al HbO) h (Cz H= O) i Rlt
 (ただし、Rltは水素または炭素数1〜3のアルキ
ル基であり、gは1〜5、hはO〜500、iは0〜5
00である)で表される基である〕 で表されるポリエーテル変性シリコーンこのような一般
式(■)で表されるポリエーテル変性シリコーンの具体
例としては、たとえば、ジメチルシロキサン・メチル(
ポリオキシエチレン)シロキサン共重合体(トーレシリ
コーン社製5H3771C,5H3772C,5H37
73C,5H3775C,5H3746、東芝シリコー
ン社製TSF4440、TSF4445、TSF444
6)、ジメチルシロキサン・メチル(ポリオキシエチレ
ン)シロキサン・メチル(ポリオキシプロピレン)シロ
キサン共重合体(トーレシリコーン社製SH3748,
5H3749、東芝シリコーン社IJTSF4452、
信越シリコーン社製KF351A、KF352A、KF
353A、KF610A) 、ジメチルシロキサン・メ
チル(ポリオキシプロピレン)シロキサン共重合体(東
芝シリコーン社製TSF4460)などが挙げられる。
■ −儀式(■): 〔式中、R2゜はメチル基、フェニル基またはRltで
あり、R2+はメチル基、メトキシ基または水酸基であ
る。jはO〜3.000である。ただし、上記R2゜は
すべてがR2□になることはないが少なくとも1個がR
2□であり、Rltは一般式−R23NH2(ただし、
R23は炭素数1〜6のアルキレンである)または−儀
式−R,3−NH−R,,−NH2(ただし、R23は
前記と同じで、R24は炭素数1〜4のアルキレン基で
ある)で表される基である〕で表されるアミノ変性シリ
コーン このような−儀式(IX)で表されるアミノ変性シリコ
ーンの具体例としては、たとえば、トーレシリコーン社
製SM8702 C1信越シリコーン社製KF393、
KF857〜865、KF867などの商品名で市販さ
れているアミノ変性シリコーンが挙げられる。
■ −儀式(X): 〔式中、Rlkはメチル基、フェニル基またはR17で
あり、Rlkはメチル基、メトキシ基または水酸基であ
る。kは0〜3,000である。ただし、上記R15は
すべてがR27になることはないが少なくとも1個がR
ztであり、RZ?は一般式%式% (ただし、Rollは炭素数2〜6のアルキレンであり
、RlQは炭素数2〜4のアルキレンまたはヒドロキシ
アルキレンである。R1゜〜R3□のうち0〜2個は炭
素数1〜22のアルキル基であり、残りは炭素数1〜3
のアルキル基、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基ま
たはヘンシル基である。Yはハロゲン、No3、So、
/2または炭素数1〜3のアルキル硫酸基である)で表
される基である〕で表される第4級アンモニウム変性シ
リコーンこのような一般式(X)で表される第4級アン
モニウム変性シリコーンの具体例としては、たとえば、
ゴールドシュミット社製ABIL9905、ユニオンカ
ーバイト社製UCAR5ILICONE  AlB12
などの商品名で市販されている第4級アンモニウム変性
シリコーンなどが挙げられる。
[相] −儀式(XI)  : 〔式中、R33はメチル基、フェニル基またはR3゜で
あり、R34はメチル基、メトキシ基、水酸基またはR
3Sである。lは0〜3.000である。ただし、上記
R33のすべてがR3Sになることはなく、またR34
のすべてがRff5になることはないが、R33または
R34のうち少なくとも1個がR3Sであり、R3,は
−儀式 %式%) ○H(ただし、R36は−(CH2)P (QC,H6
) q (QC2H4) r −(pは2〜6、qは0
〜500、rは0〜500である)であり、R3?は炭
素数2〜4のアルキレンまたは炭素数2〜4のヒドロキ
シアルキレンである。Ryeはペプチドを構成する種々
のアミノ酸の側鎖であり、mは2〜30である)で表さ
れる基である〕 で表されるペプチド変性シリコーン このような一般式(XI)で表されるペプチド変性シリ
コーンの具体例としては、たとえば、エポキソ変性シリ
コーン(チッソ社製サイラブレーンFMO511、FM
O521)と動植物タンパク誘導ペプチドとの反応物な
どが挙げられる。
これらのシリコーンはそれぞれ単独で用いることができ
るし、また2種以上混合して用いることができる。
そして、このシリコーンのパーマネントウェーブ用第1
剤中での含有量としては、0.1〜5重量%、特に0.
5〜2重量%の範囲が好ましい。つまり、シリコーンの
パーマネントウェーブ用第1剤中での含有量が上記範囲
より少ない場合は、シリコーンの効果が充分に発揮され
ず、またシリコーンのパーマネントウェーブ用第1剤中
での含有量が上記範囲より多くなっても、効果の増加が
みられず、植物タンパク誘導体の効果を損なうことにな
るからである。
還元剤は、毛髪のジスルフィド結合を還元して切断し、
毛髪にウェーブがかかるようにするための主剤となるも
のであるが、この還元剤としては、たとえばチオグリコ
ール酸、チオグリコール酸アンモニウム、チオグリコー
ル酸モノエタノールアミンなどのチオグリコール酸塩、
グリセリンチオグリコレートなどのチオグリコール酸の
エステル、システィン、システィン塩酸塩などのシステ
ィンの塩、チオグリセロール、チオ乳酸、チオリンゴ酸
、システアミン、システアミンの塩などの有機メルカプ
タン化合物、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム
、亜硫酸カリウム、亜硫酸アンモニウムなどの亜硫酸塩
などが用いられる。
これらの還元剤はそれぞれ単独で用いることができるし
、また2種以上混合して用いることができる。
そして、この還元剤のパーマネントウェーブ用第1剤中
での含有量としては、1〜10重量%、特に2〜8重量
%が好ましい。つまり、還元剤のパーマネントウェーブ
用第1剤中での含有量が上記範囲より少なくなると、毛
髪に充分なウェーブをかけることができず、また、還元
剤のパーマ翠ントウエーブ用第1剤中の含有量が上記範
囲より多くなると、毛髪のジスルフィド結合を還元しす
ぎ、毛髪タンパクの?8Hが著しくなって毛髪が損傷を
受けるようになる。
本発明のパーマネントウェーブ用筆】剤は、上記植物タ
ンパク誘導体、カチオン性界面活性剤、シリコーンおよ
び還元剤を必須成分とし、これらを水に含有させること
によって調製されるが、これらの必須成分以外にも、本
発明の効果を損なわない範囲で適宜他の成分を添加する
ことができる。
そのような成分としては、たとえばラウリル硫酸アンモ
ニウム、ラウリル硫酸エタノールアミン、ラウリル硫酸
ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミンなどの
アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレン(2EO)ラウリ
ル−チル硫酸トリエタノールアミン(なお、EOはエチ
レンオキサイドで、EOの前の数値はエチレンオキサイ
ドの付加モル数を示す)、ポリオキシエチレン(3EO
)アルキル(炭素数11〜15のいずれかまたは2種以
上の混合物)エーテル硫酸ナトリウムなどのポリオキシ
エチレンアルキルエーテル硫酸塩、ラウリルヘンゼンス
ルホン酸ナトリウム、ラウリルヘンゼンスルホン酸トリ
エタノールアミンなどのアルキルヘンゼンスルホン酸塩
、ポリオキシエチレン(3EO))リゾシルエーテル酢
酸ナトリウムなどのポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル酢酸塩、ヤシ油脂肪酸サルコシンナトリウム、ラウロ
イルサルコシントリエタノールアミン、ラウロイルメチ
ル−β−アラニンナトリウム、ラウロイル−し−グルタ
ミン酸ナトリウム、ラウロイル−し−グルタミン酸トリ
エタノールアミン、ヤシ油脂肪酸−■、−グルタミン酸
ナトリウム、ヤシ油脂肪酸−L−グルタミン酸トリエタ
ノールアミン、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム
、ラウロイルメチルタウリンナトリウムなどのN−アシ
ルアミノ酸塩、エーテル硫酸アルカンスルホン酸ナトリ
ウム、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム、ラ
ンデシレノイルアミドエチルスルホコハク酸二ナトリウ
ム、オクチルフェノキシジェトキシエチルスルホン酸ナ
トリウム、オレイン酸アミドスルホコハク酸ニナトリウ
ム、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム、スルホコハ
ク酸うウリルニナトリウム、ポリオキシエチレンアルキ
ル(炭素数12〜15)エーテルリン酸(8〜l0EO
)ポリオキシエチレンオレイルエーテルリン酸ナトリウ
ム、ポリオキシエチレンセチルエーテルリン酸ナトリウ
ム、ポリオキシエチレンスルホコハク酸うウリルニナト
リウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸ナ
トリウム、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、テトラデセ
ンスルホン酸ナトリウムなどのアニオン性界面活性剤、
2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシ
エチルイミダゾリニウムヘタイン、ウンデシルヒドロキ
シエチルイミダゾリウムヘタインナトリウム、ウンデシ
ル−N−ヒドロキシエチル−N−力ルボキシメチルイミ
ダゾリニウムヘタイン、ステアリルジヒドロキシエチル
ベタイン、ステアリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤ
シ油アルキルヘタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルヘ
タイン、ヤシ油アルキルN−カルボキシエチル−N−ヒ
ドロキンエチルイミダゾリニウムヘタインナトリウム、
ヤシ油アルキルN−カルボキシエトキシエチル−N−力
ルポキシエチルイミダゾリニウムジナトリウムヒドロキ
シド、ヤシ油アルキルN−カルボキシメトキシエチル−
N−力ルボキシメチルイミダゾリニウムジナトリウムラ
ウリル硫酸、N−ヤシ油脂肪酸アシルL−アルギニンエ
チル・DL−ピロリドンカルボン酸塩などの両性界面活
性剤、ポリオキシエチレンアルキル(炭素数12〜14
)エーテル(7EO)、ポリオキエチレンオクチルフェ
ニルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、
ポリオキシエチレンオレイン酸グリセリル、ポリオキシ
エチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンセチ
ルエーテル、ポリオキシエチレンセチルステアリルジエ
ーテル、ポリオキシエチレンソルビトール・ラノリン(
40EO) 、ポリオキシエチレンノニルフェニルエー
テル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンセチル
エーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンデ
シルテトラデシルエーテル、ポリオキノエチレンラ、ノ
リン、ポリオキシエチレンラノリンアルコール、ポリオ
キシプロピレンステアリルエーテルなどのノニオン性界
面活性剤、カチオン化セルロース、カチオン化ヒドロキ
シエチルセルロース、ポリ (塩化ジアリルジメチルア
ンモニウム)、ポリビニルピリジン、ポリエチレンイミ
ンなどのカチオン性ポリマー、両性ポリマー、アニオン
性ポリマーなどの合成ポリマー、イソステアリン酸ジェ
タノールアミド、ウンデシレン酸モノエタノールアミド
、オレイン酸ジェタノールアミド、牛脂肪酸モノエタノ
ールアミド、硬化牛脂肪酸ジェタノールアミド、ステア
リン酸ジェタノールアミド、ステアリン酸ジエチルアミ
ノエチルアミド、ステアリン酸モノエタノールアミド、
ミリスチン酸ジェタノールアミド、ヤシ油脂肪酸エタノ
ールアミド、ヤシ油脂肪酸ジェタノールアミド、ラウリ
ン酸イソプロパツールアミド、ラウリン酸エタノールア
ミド、ラウリン酸ジェタノールアミド、ラノリン脂肪酸
ジェタノールアミドなどの増粘剤、ワックス、パラフィ
ン、脂肪酸エステル、グリセライド、動植物油などの油
脂類、動植物抽出物、ポリサッカライドまたはその誘導
体、プロピレングリコール、l、3−ブチレングリコー
ル、エチレングリコール、グリセリン、ポリエチレング
リコールなどの湿潤剤、エタノール、メタノール、プロ
ピルアルコール、イソプロピルアルコールなどの低級ア
ルコール類、L−アスパラギン酸、L−アスパラギン酸
ナトリウム、DL−アラニン、L−アルギニン、グリシ
ン、L−グルタミン酸、L−システィン、L−スレオニ
ンなどのアミノ酸などを挙げることができる。
〔発明の効果〕
本発明のパーマネントウェーブ用第1剤によれば、毛髪
に損傷を与えることなく、しかも毛髪の状態を良好に保
ちながら、毛髪に良好なウェーブをかけることができる
すなわち、本発明のパーマネントウェーブ用第1剤に含
有されている植物タンパク誘導体が、パーマネントウェ
ーブ処理に伴う毛髪の損傷を防止し、損傷した毛髪を回
復させ、かつ毛髪の潤いを保つ。また、カチオン性界面
活性剤が毛髪を柔軟にし、毛髪にウェーブがかかりやす
くすると共に、毛髪のくし通りを改善し、毛髪中に浸透
した植物タンパク誘導体の流出を抑制するので、植物タ
ンパク誘導体による保湿性が長期間係たれるようにする
。また、シリコーンが毛髪の表面をなめらかにし、毛髪
に艶、光沢を与え、毛髪のくし通り性を改善すると共に
、くし通しによる枝毛の発生を防止する。
〔実施例〕
つぎに実施例を挙げて本発明をより具体的に説明する。
実施例1および比較例1〜4 第2表に示す組成の5種類のパーマネントウェーブ用筆
1Wiを調製し、それぞれのパーマネントウェーブ用第
1剤と市販の第2剤とを用いて毛髪にパーマネントウェ
ーブ処理を施し、毛髪のしなやかさ、毛髪の艶、セント
力、セット保持性を調べた。
実施例1においては、植物タンパク誘導体として大豆タ
ンパク誘導ペプチド(n=5)が用いられており、カチ
オン性界面活性剤としては塩化セチルトリメチルアンモ
ニウムが用いられ、ソリコーンとしてはポリエーテル変
性ソリコーン(トーレソリコーン社製SH3749)が
用いられている。なお、植物タンパク誘導体(本実施例
では、大豆タンパク誘導ペプチド)の後に括弧書きで示
tnは、植物タンパク誘導体を表すそれぞれの一般式中
においてアミノ酸の数を表すnのことである。
第2表中の各成分の配合量は重量基準によるものであり
、配合量が固形分量でないものについては成分名の後に
括弧書きで固形分濃度を示している。
上記のようにして調製された実施例1および比較例1〜
4のパーマネントウェーブ用第1剤を用い、10人の女
性専門パネラ−にパーマネントウェーブ処理を施し、第
3表に示す項目にしたがって5段階評価を行い、その結
果を第3表に示した。
なお、上記パーマネントウェーブ処理に際し、第2剤と
しては臭素酸ナトリウム7%水溶液を使用した。
またパーマネントウェーブ処理を行なった毛髪について
アミノ酸分析を行い、パーマネントウェーブ処理によっ
て生じたシスティン酸を定量した。
システィン酸の生成量は毛髪の損傷度を示すものであり
、生成量が大きいほど毛髪の損傷が大きいとされる。そ
の結果(平均値)を第3表に示す。
実施例2〜5および比較例5 第4表に示す組成の5種類のパーマネントウェーブ用第
1剤を調製し、それぞれのバーマネン)・ウェーブ用第
1剤を用いて、実施例1と同様の評価をした。
実施例2においては、植物タンパク誘導体としての小麦
タンパク誘導ペプチド(n=10)を用い、カチオン性
界面活性剤としては塩化ヘンザルコニウムを用い、シリ
コーンとしてはアミノ変性シリコーン(トーレシリコン
社製SM8702 C)を用いている。
実施例3においては、植物タンパク誘導体として大豆タ
ンパク誘導ペプチド(n=5)のヤシ油脂肪酸締金物の
カリウム塩を用い、実施例4においては、N−(3−ラ
ウリルジメチルアンモニオ−2−ヒドロキシプロピル)
大豆タンパク誘導ペプチド(n=10)を用い、実施例
5においては、大豆タンパク誘導ペプチド(n=3)の
エチルエステルを用いている。
比較例5においては、植物タンパク誘導体を用いずに、
コラーゲン誘導ペプチド(r+−10)を用いている。
第4表中の各成分の配合量は重量基準によるものであり
、配合量が固形分量でないものについては成分芯の後に
固形分濃度を括弧書きで示している。
上記のようにして調製された実施例2および比較例5の
パーマネントウェーブ用第1剤を用い、実施例1と同様
の評価を行い、かつシスティン酸の生成量の測定を行な
った。その結果を第5表に示す。
実施例6 植物タンパク誘導体として大豆タンパク誘導ペプチド(
n=5)のヤシ油脂肪酸縮合物のカリウム塩を用い、カ
チオン性界面活性剤としては塩化オレイルビス〔ポリオ
キシエチレン(15EO))メチルアンモニウムを用い
、シリコーンとしてはカチオン化シリコーン重合体(ゴ
ールドシュミント社製ABIL9905)を用いて、下
記組成のパーマネントウェーブ用第1剤を調製した。
各成分の配合量は重量基準によるものであり、配合量が
固形分量でないものについては成分芯の後に固形分濃度
を括弧書きで示している。
大豆タンパク誘導ペプチド(n=5  1.2)のヤシ
油脂肪酸縮合物のカリウム 塩 塩化オレイルビス〔ポリオキシエチ  0.6レン(1
5EO)メチルアンモニウム〕カチオン化シリコーン重
合体(ゴー  0.5ルドシュミット社製ABIL99
0 ら ) 塩酸DL−ンステイン         7.0モノエ
タノールアミン         1.0重炭酸アンモ
ニウム          2.3乳化剤      
          1.5EDTA−2Na    
        O,1アンモニア水(25%)   
   pH8,5にする滅菌イオン交換水      
計100.0とする上記のようにして調製した実施例6
のパーマネントウェーブ用第1剤を用い、第2剤に7%
臭素酸ナトリウム水溶液を用い、毛髪にパーマネントウ
ェーブ処理を行なったところ、毛髪には良好なウェーブ
が付与され、そのセット力、セット持続性ともに良好で
あり、またパーマネントウェーブ処理後の毛髪はしなや
かで、艶を有していた。
実施例7 植物タンパク誘導体としてN−(3−トリエチルアンモ
ニオ−2−ヒドロキシプロピル)大豆タンパク誘導ペプ
チド(n=5)を用い、カチオン性界面活性剤として塩
化ステアリルジメチルヘンシルアンモニウムを用い、シ
リコーンとして乳化型メチルポリシロキサン(トーレノ
リコーン社製BY22−007)を用い、下記組成のパ
ーマ茅ントウエーブ用第1剤を調製した。各成分の配合
量は重量基準によるものであり、配合量が固形分量でな
いものについては成分者の後に固形分濃度を括弧書きで
示している。
N−(3−トリエチルアンモニオ−0,82−ヒドロキ
シプロピル)大豆タン パク誘導ペプチド(n=5) 塩化ステアリルジメチルヘンシルア    0.8ンモ
ニウム 乳化型メチルポリシロキサン(トー   1.0レシリ
コ一ン社製BY22−007) 亜硫酸水素ナトリウム         3.5モノエ
タノールアミン    pH7,2にする重炭酸アンモ
ニウム           2.0乳化剤     
           1.2EDTA−2Na   
         0.1香料       適量 滅菌イオン交換水      計100.0とする上記
のようにして調製された実施例7のパーマネントウェー
ブ用第1剤を用い、第2剤には7%臭素酸ナトリウム水
?gf!、を用い、毛髪にパーマネントウェーブ処理を
行なったところ、毛髪には良好なウェーブが付与され、
そのセント力、セット持続性ともに良好であり、またパ
ーマネントウェーブ処理後の毛髪はしなやかで、艷を有
していた。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)植物タンパク誘導体と、カチオン性界面活性剤と
    、シリコーンと、還元剤を含有することを特徴とするパ
    ーマネントウェーブ用第1剤。
  2. (2)植物タンパク誘導体が次の[1]〜[4]よりな
    る群から選ばれる少なくとも1種である請求項1記載の
    パーマネントウェーブ用第1剤。 [1]一般式( I ); ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1は植物タンパク誘導ペプチドを構成する
    種々のアミノ酸の側鎖であり、nは2〜30である) で表される植物タンパク誘導ペプチド [2]一般式(II); ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1とnは前記一般式( I )の場合と同じ
    であり、R_2は炭素数7〜21の長鎖アルキル基、炭
    素数7〜21の長鎖アルケニル基または樹脂酸の側鎖で
    ある。MはH、Na、KまたはNH_3、モノエタノー
    ルアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン
    、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、2−ア
    ミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオールなどの有
    機アルカノールアミンのオニウムである) で表される植物タンパク誘導ペプチドのアシル化物また
    はその塩 [3]一般式(III); ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1とnは前記一般式( I )の場合と同じ
    であり、R_3、R_4、R_5は炭素数1〜20のア
    ルキル基、炭素数2〜20のアルケニル基またはR_3
    〜R_5のうちの1個あるいは2個は炭素数1〜20の
    アルキル基もしくは炭素数2〜20のアルケニル基で、
    残りは炭素数1〜3のアルキル基、炭素数1〜3のヒド
    ロキシアルキル基もしくはベンジル基であり、Aは炭素
    数2〜3のアルキレンまたは炭素数2〜3のヒドロキシ
    アルキレンである) で表される植物タンパク誘導ペプチドの第4級アンモニ
    ウム誘導体 [4]一般式(IV); ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1とnは前記一般式( I )の場合と同じ
    であり、R_6は炭素数1〜18の直鎖状アルキル基、
    炭素数1〜18の分岐状アルキル基、炭素数1〜18の
    直鎖状ヒドロキシアルキル基または炭素数1〜18の分
    岐状ヒドロキシアルキル基である) で表される植物タンパク誘導ペプチドのエステル
  3. (3)カチオン性界面活性剤が下記の一般式(V)で表
    されるものである請求項1記載のパーマネントウェーブ
    用第1剤。 一般式(V); ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R_7〜R_1_0のうちのいずれか1個また
    は2個は一般式R_1_1(OCH_2CH_2■_a
    (ただし、R_1_1は炭素数8〜24のアルキル基、
    炭素数8〜24のアルケニル基、炭素数8〜24のヒド
    ロキシアルキル基または炭素数8〜24のヒドロキシア
    ルケニル基、aは0〜10である)で表される基であり
    、残りは炭素数1〜3のアルキル基、 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、R_1_2はHまたはCH_3、bは1〜1
    5である)で表される基またはベンジル基であり、Xは
    ハロゲンまたは炭素数1〜3のアルキル硫酸基である〕
  4. (4)シリコーンが次の[5]〜[10]よりなる群か
    ら選ばれる少なくとも1種である請求項1記載のパーマ
    ネントウェーブ用第1剤。 [5]一般式(VI); ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1_3はメチル基またはフェニル基である
    。ただし、R_1_3のすべてがフェニル基になること
    はない。R_1_4はメチル基、メトキシ基または水酸
    基であり、cは0〜3,000である) で表される鎖状ジメチルポリシロキサンまたは鎖状メチ
    ルフェニルポリシロキサン [6]一般式(VII); ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1_5はメチル基またはフェニル基であり
    、dは3〜7である) で表される環状シリコーン [7]一般式(VIII); ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1_6はメチル基、フェニル基またはR_
    1_8であり、R_1_7はメチル基、メトキシ基、水
    酸基またはR_1_8である。fは0〜3,000であ
    る。ただし、上記R_1_6のすべてがR_1_8にな
    ることはないが少なくとも1個がR_1_8であり、ま
    たR_1_7のすべてがR_1_8になることはないが
    少なくとも1個がR_1_8であって、R_1_8は一
    般式−(CH_2)gO(C_3H_6O)h(C_2
    H_4O)iR_1_9(ただし、R_1_9は水素ま
    たは炭素数1〜3のアルキル基であり、gは1〜5、h
    は0〜500、iは0〜500である)で表される基で
    ある〕 で表されるポリエーテル変性シリコーン [8]一般式(IX); ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R_2_0はメチル基、フェニル基またはR_
    2_2であり、R_2_1はメチル基、メトキシ基また
    は水酸基である。jは0〜3,000である。 ただし、上記R_2_0はすべてがR_2_2になるこ
    とはないが少なくとも1個がR_2_2であり、R_2
    _2は一般式−R_2_3−NH_2(ただし、R_2
    _3は炭素数1〜6のアルキレンである)または一般式
    −R_2_3−NH−R_2_4−NH_2(ただし、
    R_2_3は前記と同じで、R_2_4は炭素数1〜4
    のアルキレン基である)で表される基である〕で表され
    るアミノ変性シリコーン [9]一般式(X); ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_2_5はメチル基、フェニル基またはR_
    2_7であり、R_2_6はメチル基、メトキシ基また
    は水酸基である。kは0〜3,000である。 ただし、上記R_2_5はすべてがR_2_7になるこ
    とはないが少なくとも1個がR_2_7であり、R_2
    _7は一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、R_2_8は炭素数2〜6のアルキレンであ
    り、R_2_9は炭素数2〜4のアルキレンまたはヒド
    ロキシアルキレンである。R_3_0〜R_3_2のう
    ち0〜2個は炭素数1〜22のアルキル基であり、残り
    は炭素数1〜3のアルキル基、炭素数1〜3のヒドロキ
    シアルキル基またはベンジル基である。Yはハロゲン、
    NO_3、SO_4/2または炭素数1〜3のアルキル
    硫酸基である)で表される基である〕 で表される第4級アンモニウム変性シリコーン [10]一般式(X I ); ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R_3_3はメチル基、フェニル基またはR_
    3_5であり、R_3_4はメチル基、メトキシ基、水
    酸基またはR_3_5である。lは0〜3,000であ
    る。ただし、上記R_3_3のすべてがR_3_5にな
    ることはなく、またR_3_4のすべてがR_3_5に
    なることはないが、R_3_3またはR_3_4のうち
    少なくとも1個がR_3_5であり、R_3_5は一般
    式−R_3_6−O−R_3_7−(NH−CHR_3
    _8−CO)mOH(ただし、R_3_6は−(CH_
    2)p(OC_3H_6)q(OC_2H_4)r−(
    pは2〜6、qは0〜500、rは0〜500である)
    であり、R_3_7は炭素数2〜4のアルキレンまたは
    炭素数2〜4のヒドロキシアルキレンである。R_3_
    8はペプチドを構成する種々のアミノ酸の側鎖であり、
    mは2〜30である)で表される基である〕 で表されるペプチド変性シリコーン
  5. (5)植物タンパク誘導体の含有量が0.1〜5重量%
    で、カチオン性界面活性剤の含有量が0.1〜5重量%
    であり、シリコーンの含有量が0.1〜5重量%で、還
    元剤の含有量が1〜10重量%である請求項1記載のパ
    ーマネントウェーブ用第1剤。
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