JPH03173811A - 液状メイクアップ化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、不快臭のないかつ化粧もちの優れた液状メイ
クアンプ化粧料に関する。

（従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕従来よ
り、液状メイクアップ化粧料には皮膜形成剤として、ロ
ジンおよびその重合物などの誘導体のエステル化合物で
ある水素添加していないロジン（エステルガム）や、ポ
リメタクリル酸エステル、ポリアクリル酸などのアクリ
ルエステルポリマーエマルジタンを配合することが多い
。

しかしながら、エステルガムはその原料であるロジン中
に含まれる高分子物、不ケン化物、不純物のために特異
臭を有しており、これを配合した液状メイクアップ化粧
料はこの原料臭による特異臭を有しているのが常であっ
た。また、アクリルエステルポリマーエマルジ譬ンにつ
いては、乳化系のみの用途に限定されてしまい、油系の
液状メイクアップ化粧料には皮膜形成剤として配合でき
ないという問題点があった。

本発明は、不快臭のないかつ系が限定されない皮膜形成
剤を含有する液状メイクアップ化粧料を得ることを目的
としている。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、下記の一般式＋１１ で示されるテトラヒドロアビエチン酸とアルコールから
なるエステルを１〜４０重１％含有することを特徴とす
る液状メイクアップ化粧料である。

本発明で用いられるテトラヒドロアビエチン酸とはロジ
ンの主成分であるアビエチン酸を水素添加させたもので
ある。

本発明で用いられるアルコールとしては、例えばｎ−オ
クチルアルコール、２−エチルへキシルアルコール、デ
シルアルコール、ラウリルアルコール、セチルアルコー
ルなどの１価アルコール。

エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ネオペンチルグリコールなどの２価アル
コール５グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチ
ロールプロパンなどの３価アルコール、ペンタエリスリ
トール、ジグリセリンナトの４価アルコール、ポリビニ
ルアルコール。

ソルビトール、ソルビトールなどの多価アルコールがあ
げられる。

本発明に於いては、前述の一般式ｉｌｌで示されるテト
ラヒドロアビエチン酸とアルコールからなるエステル、
例えばテトラヒドロアビエチン酸グリセリンエステル、
テトラヒドロアビエチン酸ペンクエリスリトールエステ
ル、テトラヒドロアビエチン酸エチレングリコールエス
テル、テトラヒドロアビエチン酸ラウリルアルコールエ
ステルなどを調製して液状メイクアップ化粧料に配合す
る。

調製法としては、例えば特開昭６３− １８６７８３号公報に示されるように、ロジン及び／又
は不均化ロジンを精製して得られる精製物とアルコール
とをエステル化反応させたのち、これを水素添加反応さ
せて得る方法がある。このようにして得られた本発明に
用いられるテトラヒドロアビエチン酸エステルにはエス
テルガム特有の異臭がない。

テトラヒドロアビエチン酸エステルを液状メイクアップ
化粧料に配合する際の配合量は、１．０〜４０重量％（
以下、ｗｔ％と略記する）であり、１、　Ｏｗ　ｔ％未
満では皮膜形成効果が少なく、化粧くずれしやすいとい
う点で好ましくなく、また４０ｗｔ％を超えてもテトラ
ヒドロアビエチン酸エステル特有の粘着感が強すぎて液
状メイクアップ化粧料としては実用上好ましくない。

本発明に於いては、テトラヒドロアビエチン酸エステル
の他にも必要に応じて通常のメイクアップ化粧料の含有
成分が利用できる。そのような成分としては軽質流動イ
ソパラフィン、揮発性環状シリコン、ｙｉ発性フン素化
炭化水素などの油性溶剤、界面活性剤、増粘剤、中和剤
、防腐剤、酸化防止剤１色素、顔料、香料、紫外線吸収
剤、薬効剤などが挙げられ本発明の目的を連成する範囲
で適宜配合することが可能である。

本発明により提供される化粧料としては、口紅。

ファンデージタン、はぼ紅、アイライナー、アイシャド
ウ、アイブロー、マスカラ等が挙げられる。

〔実施例〕

次に、実施例によって本発明をさらに詳細に説明するが
、これにより限定されるものではない。

なお、実施例中で用いた官能試験は以下の方法に従った
。

（官能試験） 被験者５０名に各試料を使用させ、「匂いの無さ」　「
伸びの良さ」　「つきの良さＪ　「乾きの速さ」「カー
ル感の強さ」　「化粧もちの良さ」「塗膜の強さ」　「
とまりの良さ」　「香料の匂いたち」の各項目について
◎：非常に良い、○：良い、×：悪いの３段階評価をし
た０判定は最も多かった人数の段階で示した。

実施例１．比較例１　マスカラ （処方）　　　　　　　　　配合Ｗｋ（ｗｔ％〉実施例
１　比較例１ ■セレシン　　　　　　　１０，０　　１０．０■マイ
クロクリスタリン ワックス　　　　　　　１０．０　　１０．０■デキス
トリン脂肪酸 エステル　　　　　　　　６．０　　　６．０■テトラ
ヒドロアビエチン酸ペンタエ リスリトールエステル　４０．０ ■エステルガム　　　　　　　−　　４０．Ｏ■バラオ
キシ安息香酸 エステル　　　　　　　　０．２　　　０．２■アイソ
パー　　　　　　　１５．８　　　１５．８■黒酸化鉄
　　　　　　　１８．０　　１８．０（調製および試験
） Φ〜■を１００℃で均一に混合溶解し、撹拌しながら室
温まで冷却してマスカラを調製し、前記官能試験を実施
した。その結果を第１表に示した。

実施例２．比較例２　アイライナー （処方〉　　　　　　　　　配合量（ｗｔ％）実施例２
　比較例２ ■ステアリン酸　　　　　　３．０　　　３．０■セタ
ノール　　　　　　　１．０　　　１．０■サラシミツ
ロウ　　　　　１．８　　　１．８■モノステアリン酸 グリセリン　　　　　　　２．０　　　２．０■テトラ
ヒドロアビエチン 酸グリセリンエステル　　１．０ ■エステルガム　　　　　　　−　　　１．０■バラオ
キシ安息香酸 エステル　　　　　　　　０．４　　　０．４■ソルビ
ツト液 （７０％溶液）　　　　　　　３．０　　　　３．０■
セチル砿酸ナトリウム　　０．２　　　０．２）− ＠２−アミノー２メチル 一１プロパツール　　　　０．８　　　０．８０メチル
セルロース　　　　０．３　　　０．３０アクリルエス
テルポリ マーエマルジョン　　　１０．０　　１０．００精製水
　　　　　　　　６４．５　　６４．５０黒酸化鉄　　
　　　　　　９．０　　　９．０■ベンガラ　　　　　
　　　　３．０　　　　３．０（ｍＩＩ製および試Ｍ） ■〜■を１００℃で均一に混合溶解した（溶液１）、■
〜■、■、［相］、■を８０℃で均一に混合溶解した（
熔！２）、溶液２に溶液１を加えて乳化させた後、■を
加えて混合し撹拌しながら室温まで冷却してアイライナ
ーを調製し、前記官能試験を実施した。その結果を第１
表に示した。

実施例３．比較例３　口紅 （処方〉　　　　　　　　　配合！１（ｗｔ％）実施例
３　比較例３ ■パラフィン　　　　　　　５．０　　　５．０■マイ
クロクリスタリン ワックス　　　　　　　１０．０　　１０．０■デキス
トリン脂肪酸 エステル　　　　　　　　５．０　　　５．０■テトラ
ヒドロアビエチン 酸グリセリンエステル　２０．０ ■エステルガム　　　　　　　−　　２０．Ｏ■アイソ
パー　　　　　　　２０．０　　２０．０■流動パラフ
イン　　　　２９．７　　２９．７■赤色２０１号　　
　　　　２．０　　　２．０■ベンガラ　　　　’　　
　　　３．０　　　　３．００雲母チタン　　　　　　
　５．８　　　５．００香料　　　　　　　　　　０．
３　　　０．３（！１１製および試験〉 Φ〜０を１００℃で均一に混合分散し、ロールくルを通
した後０を加え、均一に分散した後撹拌しながら室温ま
で冷却して液状の口紅を！Ｐｉ製し、前記官能試験を実
施した。その結果を第１表に示（結果） 第１表から明らかなように、本発明のテトラヒドロアビ
エチン酸エステルを配合した液状メイクアップ化粧料は
、官能特性のすべてに於いて優れていた。一方、テトラ
ヒドロアビエチン酸エステルを欠いた比較例のマスカラ
、アイライナー、口紅は特に「匂いの無さ」の点で劣っ
たり、「香料の匂いだち」も阻害されており好ましくな
かった。

〔発明の効果〕

本発明によれば、不快臭のない、かつ化粧もちの改善さ
れた優れた液状メイクアップ化粧料を提供することは明
らかである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 下記の一般式（１） ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・（１） で示されるテトラヒドロアビエチン酸とアルコールから
   なるエステルを１〜４０重量％含有することを特徴とす
   る液状メイクアップ化粧料。