JPH07258020A - 水性ピーリング化粧料 - Google Patents

水性ピーリング化粧料

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JPH07258020A
JPH07258020A JP7657494A JP7657494A JPH07258020A JP H07258020 A JPH07258020 A JP H07258020A JP 7657494 A JP7657494 A JP 7657494A JP 7657494 A JP7657494 A JP 7657494A JP H07258020 A JPH07258020 A JP H07258020A
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monostearate
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peeling
cellulose powder
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Kayo Sasaki
加代 佐々木
Takeshi Takarada
健士 宝田
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Kose Corp
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Kose Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 次の成分(A)及び(B) (A)セルロース粉体 1〜45重量% (B)ステアリン酸、ステアリルアルコール、モノステ
アリン酸エチレングリコール、ジステアリン酸エチレン
グリコール、モノステアリン酸プロピレングリコール、
モノステアリン酸グリセリル、コレステリルステアレー
ト、モノステアリン酸ソルビタンから選ばれる化合物の
一種又は二種以上 1〜40重量%を含有する水性ピー
リング化粧料。 【効果】 本発明の水性ピーリング化粧料の特徴は、従
来のものよりも肌上の老化角質、皮脂、メイクアップ化
粧料、汚れと馴染みやすく、なおかつ使用時に肌に加わ
る物理的刺激を緩和し、ゆるやかな力で撚出できる事で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、皮膚上の老化角質、皮
脂、メイクアップ化粧料残留物、汚れ等を除去すること
を目的として使用される水性ピーリング化粧料に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ピーリング化粧料は、一般に、使用する
際まず適量を肌上に塗擦し、手指等を用い、物理的外力
を加えることによって擦り、いわゆるピーリング剤を撚
り出させてこれに老化角質、汚れ等をくるめて取り去る
ものである。この除去作用により、肌を滑らかにすると
共に皮膚呼吸と新陳代謝を活発にし、健康な肌を保つこ
とが知られている。従来こうしたピーリング化粧料にお
いては、有機粉体、無機粉体や、水溶性高分子等が配合
されてきた。特に処方ベースが水性基剤である場合、セ
ルロース粉体をピーリング剤として配合したものが、こ
うした目的を果たすのに有効であり、多く利用されてき
た(特開昭59−210009号、特開昭62−238
211号)。
【0003】しかしながら、従来のピーリング化粧料
は、使用の際、撚出しにくく、また老化角質や汚れと共
にセルロース粉体を撚出させるため、必要以上の物理的
な力が加わることになり、これが肌への不必要な刺激と
なって負担を強いることになり、ひいては肌荒れ等のト
ラブルの原因となることがあった。また、通常の水性ベ
ースにセルロース粉体を配合したものでは、皮脂、メイ
クアップ化粧料残留物等の油性汚れと馴染みにくく、除
去効果が十分でないことがあった。
【0004】こうした点を改善するため、セルロース粉
体とともにパラフィンワックス、キャンデリラワックス
等の油性成分を配合することも試みられているが、これ
らは塗擦時の物理的刺激が大きく、かつ撚出物が細かく
なってまとまりにくく、使用後の除去がしづらく、肌上
へ残留してしまうことがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、セルロース粉
体をピーリング剤として配合する水性ピーリング化粧料
において、老化角質、余分な皮脂、メイクアップ化粧料
残留物、汚れ等を効果的に除去でき、なおかつ肌に対し
て必要以上の物理的刺激を加えることのない、十分な安
全性を確保したピーリング化粧料の提供が望まれてい
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記欠点
を克服すべく鋭意研究の結果、セルロース粉体と共に特
定の化合物を特定量配合することによって解決されるも
のであることを見いだし、本発明に到達した。すなわち
本発明は、次の成分(A)及び(B) (A)セルロース粉体 1〜45重量% (B)ステアリン酸、ステアリルアルコール、モノステ
アリン酸エチレングリコール、ジステアリン酸エチレン
グリコール、モノステアリン酸プロピレングリコール、
モノステアリン酸グリセリル、コレステリルステアレー
ト、モノステアリン酸ソルビタンから選ばれる化合物の
一種又は二種以上 1〜40重量%を含有する水性ピー
リング化粧料に関するものである。
【0007】以下本発明の詳細について説明する。本発
明に使用される(A)成分のセルロース粉体は従来化粧
品原料として汎用されているセルロース加水分解物が好
適に用いられ、平均粒径5μm程度の微粒子状のものか
ら50メッシュパス(JIS規格 Z−8801の網フ
ルイによる測定値)程度の繊維状のものがピーリング剤
として使用しやすく好ましい。市販品ではアビセル P
H−101、PH−102、PH−301、PH−30
2、FD−101、TG−101、PH−M06、PH
−M15、PH−M25(以上、旭化成工業(株)
製)、KCフロック W−50、W−100、W−20
0、W−250、W−300、W−400(以上、山陽
国策パルプ(株)製)、トスコ麻セルロースパウダー
(トスコ(株)製)等が挙げられる。セルロース粉体の
本発明水性ピーリング化粧料への配合量は、1〜45重
量%(以下単に%という。)、好ましくは1〜40%が
よい。1%より少なければ十分なピーリング効果は得ら
れず、また45%を超えると水性剤型としての滑らかな
使用感が得られない。
【0008】本発明において使用される(B)成分は、
ステアリン酸、ステアリルアルコール、モノステアリン
酸エチレングリコール、ジステアリン酸エチレングリコ
ール、モノステアリン酸プロピレングリコール、モノス
テアリン酸グリセリル、コレステリルステアレート、モ
ノステアリン酸ソルビタンの中より必要に応じて一種又
は二種以上を選択して組み合わせて配合される。これら
の化合物は、全て常温で固体であり、従来油剤あるいは
界面活性剤として化粧品に配合されてきたものであり、
乳化助剤やパール剤として機能するものも含まれている
が、本発明に係るピーリング化粧料において同様に効果
のあることが初めて見いだされたものである。(B)成
分の配合量としては1〜40%、好ましくは1〜35%
がよい。1%より少ない場合、また40%を超える場合
には、発明の効果が十分に得られない。
【0009】また本発明において、セルロース粉体と、
特定成分の総量は2〜65%、好ましくは5〜50%が
よい。2%より少ない場合、また65%より多い場合に
は、十分な発明の効果は得られない。
【0010】なお、本発明の水性ピーリング化粧料の形
態としては、乳液状、クリーム状、液状、ゲル状等が好
ましいが、これらに限るものではない。さらに、本発明
の効果を妨げない限りにおいて、(B)成分に該当しな
い油性成分及び非イオン性界面活性剤、陰イオン性界面
活性剤、エチルアルコール、多価アルコール、ポリエチ
レングリコール、高分子化合物、香料、pH調整剤、美
容成分、粉体、色材等を配合することができる。
【0011】
【実施例】以下実施例及び比較例を挙げて本発明を更に
詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるもので
はない。 実施例1 下記に示す組成のピーリング化粧料を調製し、(B)成
分について検討を行った。評価は撚出までの時間の短
さ、肌への刺激のなさ、撚出物の大きさ(大きいほど評
価点が高い)、しっとり感、べたつきのなさの5項目の
それぞれについて1〜4点の4段階評価を行ない、5項
目の合計点が16点以上のものを○、11点以上のもの
を△、10点以下のものを×として総合判定を行なっ
た。結果を表1に示す。
【0012】 (処方) (重量%) (B)成分 3.0 ポリオキシエチレンモノステアレート(55E.O.) 1.5 流動パラフィン 10.0 カルボキシビニルポリマー 0.2 トリエタノールアミン 0.2 エタノール 20.0 セルロース粉体 15.0 精製水 残 量
【0013】
【表1】
【0014】表1の結果から明らかな如く、本発明で選
ばれる(B)成分を配合した場合には、撚出までの時間
が短く、肌への刺激の少ないものであり、撚出物も大き
く、使用後の除去が簡便にでき、しかもしっとり感があ
り、べたつきのない使用感上も優れたものであった。こ
れに対して、同様常温において固体状を呈したものであ
っても、(B)成分と異なるワックス、ロウ類、高級ア
ルコール、高級脂肪酸を配合した場合には、このような
効果は得ることができなかった。
【0015】実施例2〜3及び比較例1〜2 表2に示す処方で水性ピーリング化粧料を調製し、
(B)成分の配合量の変化による効果の違いを検討し
た。表2の結果より明らかな如く、実施例1及び2にお
いて、実施例1と同様の評価項目に対し、良好な結果が
得られたが、(B)成分の総量の少なすぎる比較例1、
総量の多すぎる比較例2では良好なものは得られなかっ
た。
【0016】
【表2】
【0017】実施例4〜5及び比較例3 表3に示す処方で水性ピーリング化粧料を調製し、セル
ロース粉体の配合量の変化による効果の違いを検討し
た。表3の結果より明らかな如く、実施例4及び5にお
いて、実施例1と同様の評価項目に対し、良好な結果が
得られたが、セルロース粉体の配合量の少なすぎる比較
例3では良好なものは得られなかった。また、セルロー
ス粉体の配合量が多すぎる場合には、ベースの水性成分
を吸収してしまい、水性剤型として滑らかな使用感を有
するものが得られなかった。
【0018】
【表3】
【0019】
【発明の効果】本発明によって得られた水性ピーリング
化粧料の特徴は、従来のものよりも肌上の老化角質、皮
脂、メイクアップ化粧料、汚れと馴染みやすく、なおか
つ使用時に肌に加わる物理的刺激を緩和し、ゆるやかな
力で撚出できる事である。本発明の必須成分である
(B)成分は、皮脂、肌の汚れ、老化角質、またメイク
アップ化粧料残留物と馴染みやすいものであり、かつ常
温において固体状を呈しているためセルロース粉体に撚
込みやすい性質を持つことから、従来セルロース粉体の
みで擦り取っていたものを、該(B)成分を特定量介在
させることにより効果的に除去することができるのであ
る。さらに、効率的に老化角質や汚れを除去できるた
め、塗擦開始時よりピーリング剤が撚れ出るまでの時間
が短縮され、よって一層肌への負担をやわらげるもので
ある。また撚出物が大きくまとまるので、使用後の処理
が容易でかつ残留物が見られず、エモリエント効果とし
て必要な量以上の成分を残留させることがないのでさっ
ぱりとした使用感が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 7/02 A 7/48

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の成分(A)及び(B) (A)セルロース粉体 1〜45重量% (B)ステアリン酸、ステアリルアルコール、モノステ
    アリン酸エチレングリコール、ジステアリン酸エチレン
    グリコール、モノステアリン酸プロピレングリコール、
    モノステアリン酸グリセリル、コレステリルステアレー
    ト、モノステアリン酸ソルビタンから選ばれる化合物の
    一種又は二種以上 1〜40重量%を含有する水性ピー
    リング化粧料。
  2. 【請求項2】上記(A)成分と、上記(B)成分との総
    量が2〜65重量%である請求項1記載の水性ピーリン
    グ化粧料。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11322570A (ja) * 1998-05-15 1999-11-24 Kose Corp 角質柔軟化粧料
US6509304B1 (en) 2000-01-19 2003-01-21 Kao Corporation Fiber-containing detergent composition
KR20040043596A (ko) * 2002-11-19 2004-05-24 이경식 셀룰로스를 유효성분으로 함유하는 항각질 조성물
DE10252395A1 (de) * 2002-11-12 2004-05-27 Beiersdorf Ag Temperaturstabile kosmetische Reinigungszubereitung mit Hydroxyalkylcellulosen
JP2017206472A (ja) * 2016-05-19 2017-11-24 株式会社マンダム ゴマージュ洗浄剤用組成物
JP2017210467A (ja) * 2016-05-19 2017-11-30 株式会社マンダム ゴマージュ洗浄剤用組成物
JP2017218436A (ja) * 2016-06-10 2017-12-14 株式会社マンダム 皮膚用化粧料

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