JP2891728B2 - 養毛料 - Google Patents

養毛料

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JP2891728B2
JP2891728B2 JP1299492A JP29949289A JP2891728B2 JP 2891728 B2 JP2891728 B2 JP 2891728B2 JP 1299492 A JP1299492 A JP 1299492A JP 29949289 A JP29949289 A JP 29949289A JP 2891728 B2 JP2891728 B2 JP 2891728B2
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千春 渡辺
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、イチョウ抽出物と特定のムコ多糖類を含有
し、頭髪・頭皮機能の亢進と正常化をもたらし養毛・育
毛効果に優れた養毛料に関する。
[従来の技術] 従来種々の養毛料が禿頭、薄毛、フケ、脂漏などの生
理学的諸症状の予防や治療に用いられてきている。
これら養毛料には、頭皮の血行促進、脂質分泌抑制、
毛母細胞の活性化等種々の効果を有する各種薬剤が配合
されているが、今までのところこれら薬剤は十分な効果
を有するとはいえなかった。
最近、養毛剤として、効果および安全性の面から生薬
等の植物抽出物が注目されてきている。そして、これら
生薬抽出物の中でもイチョウ抽出物が優れた養毛剤とし
て提案されている。
しかし、このイチョウ抽出物も従来のものと比べると
養毛効果は優れているものの、未だ満足の行く十分な養
毛効果を発揮するには至っていない。
[発明が解決しようとする課題 従って、安全性が高く、より養毛・育毛効果に優れた
養毛料の開発が望まれていた。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは斯かる実情に鑑み、鋭意研究を行なった
結果、イチョウ抽出物の有する養毛・育毛効果は、特定
のムコ多糖類との組合せにより相乗的に引き上げられる
こと、従って、これら2成分を含有する養毛料は極めて
有効性が高く、優れたものであることを見出し、本発明
を完成した。
すなわち、本発明は、イチョウ抽出物0.0001〜10重量
%と、鶏冠抽出液、ヒアルロン酸またはその塩、コンド
ロイチン硫酸またはその塩から選ばれるムコ多糖類0.00
01〜5重量%とを必須成分として含有することを特徴と
する養毛料を提供するものである。
本発明において必須成分として使用されるイチョウ抽
出物は、イチョウ(Ginkgo biloba L.)の葉、花、枝、
果実などから抽出されて得られるものである。抽出方法
は特に限定されず、例えば、抽出溶媒として水、メチル
アルコール、エチルアルコール等の1級アルコール、プ
ロピンレグリコール、1,3−ブチレングリコール等の液
状多価アルコール、酢酸エチルエステル等の低級アルキ
ルエステル、ベンゼン、ヘキサン等の炭化水素、エチル
エーテル、アセトン等の公知の溶媒を用いる方法が採用
され、これら溶媒は一種または二種以上を組合せて使用
することができる。就中、好ましい抽出溶媒としては、
水と混和する有機溶媒の水溶液、特に、エチルアルコー
ル、メチルアルコール、アセトン等の水溶液が挙げれら
る。
イチョウ抽出物としては、イチョウの葉、花、枝、果
実等の原料を上記抽出溶媒に浸漬し、これを室温で、ま
たは加温下抽出し、濾過して得られた抽出液をそのまま
用いても良いが、更に必要により濃縮したものを用いて
も良い。また、これらの抽出物を精製して用いることも
できる。
本発明の養毛料におけるイチョウ抽出物の含有料は、
乾燥固形分として、0.0001〜10重量%(以下単に「%」
で示す)であり、より好ましくは0.01〜5%である。抽
出液を使用する場合は、溶質である乾燥固形分の含有量
が上記範囲内であれば、その抽出液濃度等は何ら限定さ
れるものではない。
イチョウ抽出物の含有量が0.0001%より少ないと十分
な養毛効果は得られないことがあり、また、10%を越え
て配合してもそれ以上の効果の増大は見られず、かえっ
て、着色、臭いの発生や、剤型によっては沈澱が生じる
等、製品面での問題が生じる場合がある。
一方、本発明の他の必須成分であるムコ多糖類は、鶏
冠抽出液、ヒアルロン酸またはその塩、コンドロイチン
硫酸またはその塩から選ばれる一種または二種以上であ
る。
上記ムコ多糖類の本発明養毛料中の含有量は0.0001〜
5%、好ましくは0.001〜3%である。
ムコ多糖類の含有量が0.0001%より少ない場合は、十
分な効果が得られないことがあり、また、5%を越えて
配合しても効果がほぼ一定となり、その増大は見られな
い。
本発明の養毛料は、常法に従って、必須成分であるイ
チョウ抽出物とムコ多糖類とを通常頭髪用製品として知
られる種々の形態の基剤に配合して調製することができ
る。
養毛料の形態の例としては、例えば、乳液、クリー
ム、ローション等が挙げられ、剤型としては、ヘアトニ
ック、ヘアリキッド、ヘアローション、ヘアクリーム、
ヘアリンス、シャンプー、ヘアセットローション、ヘア
スプレー、ヘアパック等が挙げられる。
また、養毛料基剤を構成する成分としては、精製水、
低級アルコール類、多価アルコール類、油脂類、界面活
性剤、美容成分、紫外線吸収剤、増粘剤、色素、防腐
剤、香料等の通常の化粧料に用いられるものを例示する
ことができ、これらは適宜選択して使用することができ
る。
本発明養毛料の特に好ましい剤型は、その使用性及び
薬剤の配合適性から、基剤として50〜70%のエタノール
水溶液を用いるヘアトニック及びヘアローションであ
る。
これら剤型の養毛料に、更にビタミン類としてビタミ
ンE及びその誘導体を0.0001〜5%配合すれば、さらに
高い養毛効果が得られる点からより好ましい。
[実施例] 次に製造例および実施例を挙げ本発明を更に説明す
る。しかし、本発明はこれら実施例等によりなんら限定
されるものではない。
製造例 1 乾燥したイチョウ緑葉の粉砕物1.0kgを酢酸エチル−
ベンゼン混合液(1:1)8リットルを用いて脱脂した
後、風乾し、溶媒を除去した。次いで、70V/V%エタノ
ール8リットルで5時間加温抽出を行なった。その後残
渣を再度70V/V%エタノール8リットルで3時間加温抽
出し、得られた抽出液を先の抽出液と合して50℃以下で
濃縮乾固し、粗結晶196gを得た。得られた粗結晶に95V/
V%のエタノール2リットルを加えて撹拌抽出を行な
い、不溶物は濾別し、更に抽出液に25%アンモニア水を
加えてpHを9.0に調整し、析出する沈澱を除去した後、
活性炭20gを加え、50℃で30分撹拌し、その後活性炭を
濾別した。その処理液を50℃以下で濃縮乾固し、粉末12
gを得た。
製造例 2 乾燥したイチョウ緑葉1.0kgを水−アセトン混合液
(1:1)5リットルを用いて、60℃で6時間抽出を行な
った。得られた抽出液にヘキサンを加えて(2リット
ル、1リットル、1リットルの計3回)分液し、ヘキサ
ン可溶部を除去後、ヘキサン不溶部に硫酸アンモニウム
200gを加え、その後メチルエチルケトン1.0リットルを
用いて抽出を行なった。更に得られた抽出液を濃縮した
後、70V/V%エタノール2リットルを加えて希釈し、イ
チョウ抽出液を得た。
実施例 1 表1に示す処方の試料を調製し、下記の試験法によっ
て養毛効果を評価した。なお、表中の配合量は重量%で
ある。
処 方: 養毛効果試験法: 被験者(パネル)10名を1群とし、試料〜を頭髪
に塗布する使用テストを行なった。
使用期間は8週間で、その間被験者に毎日洗髪させ、
その後試料〜をそれぞれ適量頭皮に塗布させた。使
用実験を始める2週間前から毎日洗髪させ、1日置きに
洗髪時の抜け毛の本数を数え、合計5回の測定の平均値
を塗布前の抜け毛の数とした。塗布を始めて8週目から
洗髪時の抜け毛の本数を数え、合計5回の測定の平均値
を塗布後の抜け毛の数とした。この塗布前抜け毛数と塗
布後抜け毛数を比較し、養毛効果を測定した。この結果
を表2に示す。
結 果: 表2に見られる如く、イチョウ抽出物とムコ多糖類を
組合せた養毛料(、)は、イチョウ抽出物またはム
コ多等類単独配合の養毛料(、、)と比べて、抜
け毛数の減少割合が明らかに大きく、顕著な養毛効果が
あった。
実施例 2 下記処方により、ヘアローションタイプの養毛料を調
製し、その養毛効果を実施例1と同様の養毛効果試験に
より調べた。
その結果、実施例2の養毛料は非常に優れた養毛効果
を示すことが認められた。
なお、ヘアローションタイプの養毛料は、処方中の成
分〜の混合溶解物中に、、及びの混合溶解物
を加え、十分に混合撹拌することにより製造した。
実施例 3 ヘアクリームタイム養毛料: (成分) (重量%) (1)ミツロウ 1.0 (2)流動パラフィン 50.0 (3)ステアリン酸 3.0 (4)セスキオレイン酸ソルビタン 2.0 (5)モノラウリン酸ポリオキシエチ レンソルビタン(20E.O) 1.5 (6)イチョウ抽出液(製造例1 で得られたものの50%水溶液) 1.0 (7)鶏冠抽出液 (ムコ多糖として0.05%含有) 3.0 (8)香料 0.2 (9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (10)精製水 残量 鶏冠抽液:三省製薬(株)製 (製法) A.(6)、(7)、(9)および(10)を混合撹拌す
る。
B.(1)〜(5)を混合加熱溶解する。
C.AにBを添加して乳化させ、冷却後、(8)を添加し
てヘアクリームタイプの養毛料を得た。
実施例 4 ヘアリンキッドタイプ養毛料: (成分) (重量%) (1)ポリオキシプロピレンブチル エーテルリン酸(35P.O) 9.0 (2)ポリオキシプロピレンモノ ブチルエーテル(60P.O) 10.0 (3)トリエタノールアミン 1.0 (4)ヒアルロン酸ナトリウム 0.05 (5)イチョウ抽出液(製造例1で得られ たものの70%エチルアルコール溶液) 0.1 (6)コンドロイチン硫酸ナトリウム 0.05 (7)エチルアルコール 30.0 (8)香料 0.2 (9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (10)精製水 残量 (製法) A.(3)、(4)および(6)を(10)を混合溶解す
る。
B.(1)、(2)、(5)および(7)〜(9)を混合
溶解する。
C.AにBを加えて混合攪拌し、ヘアリキッドタイプの養
毛料を得た。
[発明の効果] 以上の如く、本発明の養毛料は有効な脱毛防止効果を
有する。すなわち、頭髪・頭皮の機能を亢進し、正常化
して優れた養毛・育毛効果が得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−117816(JP,A) 特開 平1−242516(JP,A) 特開 平1−211529(JP,A) 特開 平1−13008(JP,A) 特開 昭63−313715(JP,A) 特開 昭63−215617(JP,A) 特開 昭63−156707(JP,A) 特開 昭63−150210(JP,A) 特開 昭63−146806(JP,A) 特開 昭63−132816(JP,A) 特開 昭62−158203(JP,A) 特開 昭61−20560(JP,A) 特公 昭33−500(JP,B1) 特公 昭32−2700(JP,B1) 特表 平1−502591(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 7/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イチョウ抽出物0.0001〜10重量%と、鶏冠
    抽出液、ヒアルロン酸またはその塩、コンドロイチン硫
    酸またはその塩から選ばれるムコ多糖類0.0001〜5重量
    %とを必須成分として含有することを特徴とする養毛
    料。
  2. 【請求項2】さらに、ビタミンEまたはその誘導体0.00
    01〜5重量%およびエタノールを含有するものである特
    許請求の範囲第1項記載の養毛料。
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FR2854066B1 (fr) * 2003-04-25 2005-07-08 Roger Dietre Composition cosmetique pour stimuler la croissance des cheveux et/ou diminuer leur chute et favoriser leur repousse, et produit capillaire incluant cette composition

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