JPH037212A

JPH037212A - 肌荒れ改善外用剤

Info

Publication number: JPH037212A
Application number: JP14161689A
Authority: JP
Inventors: Kenji Kitamura; 謙始北村; Taiichi Nakayama; 泰一中山; Reiji Miyahara; 令二宮原
Original assignee: Shiseido Co Ltd
Current assignee: Shiseido Co Ltd
Priority date: 1989-06-02
Filing date: 1989-06-02
Publication date: 1991-01-14
Anticipated expiration: 2013-08-13
Also published as: JP2786674B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野１本発明は皮膚改善効果が著しく改良された安全性の高い
皮膚外用剤に関する。

［従来の技術１肌荒れ、カミソリまけ、日焼後のほてり等を改善するた
め従来より、天然物から抽出した各種原料、例えばタン
パク質、多糖類、抽出エキスなど及び各種合′成化合物
を配合した皮膚外用剤が使用［発明が解決しようとする
課題］・の、ｒ占しかしながら、従来の皮膚外用剤では、肌荒れ、カミソ
リまけ、日焼後のほてり等の皮膚障害を防止及び改善す
る効果は必ずしも十分とは言えずこれらの効果の優れた
皮膚外用剤が待望されているが、いまだ十分なものは提
供きれていない。

λ」Ｗ９」目σ 本発明は前記従来技術の問題点に鑑みなされたものであ
り、その目的は皮膚の障害を効果的に防止及び改善する
ことのできる皮膚外用剤を提供することにある。

前記目的を達成するために、本発明者等は皮膚に対し特
徴的な有効性を有する原料を得るべく鋭意研究を重ねた
結果、肌荒れ、カミソリまけ、日焼後のほてり等の皮膚
障害に対して、トラネキサム酸と特定の多価アルコール
の組合せが極めて有効であることを見出し、本発明を完
成するに至った。

［課題を解決するための手段］すなわち、本発明は、トラネキサム酸と分子内に３個以
上の水酸基を有する多価アルコールの一種又は二種以上
とを有効成分として含有することを特徴とする皮膚外用
剤を提供するものである。

以下本発明について詳しく述べる。

本発明において使用するトラネキサム酸は、−般に線溶
系阻害効果を有するものであり、このような効果を有す
る薬剤は本発明効果の一端を有するものと考えられる。

また、本発明において使用する分子内に３個以上の水酸
基を有する多価アルコールは、例えばアラビトール、キ
シリトール、グリセロール、エリスリトール、リビトー
ル、グリシドール、マンニトール、イノシトール等を挙
げることができるが、本発明はこれ等に限定されるもの
ではない。

本発明の実施にあたってはトラネキサム酸の配合量は、
通常皮膚外用剤全量中０．３〜１０重量％好ましくは、
０．５〜７％（以下単に％と記す。）である。また、ト
ラネキサム酸と組合せで使用する分子内に３個以上の水
酸基を有する多価アルコールの配合量は全量中の０．０
１〜２０％、好ましくは０．５〜２０％である。本発明
の多価アルコールをトラネキサム酸に対する重量比で示
すと、トラネキサム酸１重量部に対して０．０１〜６５
重量部である。さらに好ましくは０．７〜４０重量部で
ある。以上の範囲を極端にはずれると本発明の効果を発
揮することができない。　本発明の皮膚外用剤は、前記
の必須成分に加えて、必要に応じて本発明の効果を損な
わない範囲内で皮膚外用剤に一般に用いられる各種成分
、すなわち水性成分、粉末成分、油分、界面活性剤、保
湿剤、増粘剤、防腐剤、酸化防止剤、香料、色素等を配
合することができる。また本発明の皮膚外用剤の剤型は
任意であり、例えば化粧水等の可溶化系、乳液、クリー
ム等の乳化系あるいはファンデーション、分散液等の剤
型をとることができる。

（′ｉ埜シンク）〕次に実施例によって、本発明を更に詳細に説明する。本
発明はこれにより限定されるものでハナい実施例に先立ち、各実施例で採用した試験法、評価法を
説明する。

ズ」Ｕ１１≦（ヒ本発明に係る皮膚外用剤の外皮適用による効果を、下記
の方法による実使用テストを実施し、肌荒れ、肌のほて
り、カミソリまけに対する改善率から評価した。

肌荒れあるいは日焼は後の肌のほてりの症状で悩む被験
者釜２０名で実施し、表−１に示す組成のローションを
顔面に塗布し、日焼は後のほてりおよび１週間後の肌状
態を判定した。またカミソリまけする男性被験者２０名
を対象に、髭剃り直後に表−１に示す組成のローション
を塗布し、カミソリまけに対する効果を判定した。各判
定基準は、以下の通りとした。

茹れまたは日焼け　の肌のほてりに　する改善菱果著効：症状の消失したもの有効：症状が弱くな）たものやや有効；症状がやや弱くなったもの無効：症状に変化を認めないものカミソリまけに　する　差著効：カミソリまけの消失したもの有効：カミソリまけが非常に改善したものやや有効：カ
ミソリまけかやや改善したもの無効：カミソリまけに変
化を認めないもの（判定）０：被験者が著効、有効およびやや有効を示す割合（有
効率）が９０％以上Ｏ：被験者が著効、有効およびやや有効を示す割合（有
効率）が５０％以上〜８０％未満へ：被験者が著効、有
効およびやや有効を示す割合（有効率）が３０％以上〜
５０％未満×：被験者が著効、有効およびやや有効を示
す割合（有効率）が３０％未満表−２表−１（配合量は重量％）表−２から明かなようにトラネキサム酸とグリセリンの
両者を組合せて配合することにより、肌荒れ、日焼は後
の肌のほてりおよびカミソリまけに対して擾れた改善効
果を示した。

表−２に判定結果を示す。

夫隻勇−工　　　　化粧水（１）トラネキサム酸（２）グリセリン（３）　１．３−ブチレングリコール（４）エタノール（５）ポリオキシエチレン（２０モル）オレイルアルコ
ール５．０１．０４．０７．００．５（６）メチルパラベン　　　　　　　　　０．０５（７
）クエン酸　　　　　　　　　　　０．０１（８）クエ
ン酸ナトリウム　　　　　　　０．１（９）香料　　　
　　　　　　　　　　　０．０１（１０）精製水　　　
　　　　　　　　残余（製法）精製水に（２Ｌ（３Ｌ（７Ｌ（８）を溶解する。別にエ
タノールに（ＬＬ（５Ｌ（６Ｌ（９）を溶解し、これを
前記の精製水溶液に加えて溶解し、濾過して化粧水を得
た。

災見■−旦　　　　クリーム（１セトステアリルアルコール（２スクワラン（３ミツロウ（４還元ラノリン（５エチルパラベン（６ポリオキシエチレン（２０モル）ソルビタンモノパルミチン酸エステル３．５３０．０３．０５．００．３２．０（７）ステアリン酸モノグリセリド　　２．０（８）ト
ラネキサム酸　　　　　　　　０．９（９）香料　　　
　　　　　　　　　　０．０３（１０）１．３−ブチレ
ングリコール　　　　５．０（１１）グリセリン　　　
　　　　　１５．０（１２）精製水　　　　　　　　　
　　残余（製法）（１）、（２）、（３）、（４）、（５）、（６）、（
７）、（８）と（９）を加熱溶解し７５℃保ったものを
、７５℃に加温した（１０）、（１１）と（１２）に攪
拌しながら加える。ホモミキサーで攪拌乳化しながら冷
却してクリームを得た。

実意匠−旦　　　　パック（１）トラネキサム酸（２）ポリビニルアルコール（３）ポリエチレングリコール（４）プロとレンゲリコール（５）エタノール（６）メチルパラベン（７）エリスリトール５．０１ｏ、０３．０？、０１０．００．０５５．０（８）香料　　　　　　　　　　　　　０．０５（９）
精製水　　　　　　　　　　　　残余（製法）（９）に（３）、（４）、（６）、（７）を加え攪拌溶
解する。

次に（２）を加え加熱攪拌し、（８）を溶解した（５）
および（１）を加え攪拌溶解してバックを得た。

フ仁淀」汀−−ツー　　　　固型白粉（１）タルク（２）ステアリン酸（３）ラノリン（４）スクワラン（５）ソルビタンセスキオレイン酸エステル（６）トリエタノールアミン（７）エリスリトール（８）トラネキサム酸（９）顔料（１０）香料（製法）８５．４１．５５．０５．０２．０１．０５．０３．０適量適量タルク、顔料をニーダ−で充分混合する（粉末部）　　
トリエタノールアミンを５０χ相当量の精製水に加え７
０℃に保つ（水相）。香料を除く他の成分を混合し、加
熱溶解して７０℃に保つ（油相）。水相に油相を加えホ
モミキサーで均一に乳化し、これを粉末部に加えニーダ
−で練り合わせた後水分を蒸発させ粉砕機で処理する。

更にこれをよくかきまぜながら香料を均一に噴霧し圧縮
成形する。

】０態１ｉエ　　　口紅（１）マイクロクリスタンノンワックス　　１．０（２
）ミツロウ　　　　　　　　　　　　２・０（３）ラノ
リン　　　　　　　　　　　　２．０（４）流動パラフ
ィン　　　　　　　　　２０．０（５）スクワラン　　
　　　　　　　　　１０．０（６）ソルビタンセスキオ
レイン酸ニス　４．０チル（７）ポリオキシエチレン（２０モル）４．０ソルビタ
ンモノオレイン酸エステル（８）トラネキサム酸（９）マンニトール（１０）防腐剤・酸化防止剤（１１）香料（１２）イオン交換水（製法）常法により乳化組成物を作製する。

１０．０１０．０適量適量残余１に五−旦　　化粧水（１）９５χエタノール（２）ポリオキシエチレン（４０モル）硬化ヒマシ油エ
ーテル（３防腐剤・酸化防止剤（４香料（５ジプロピレングリコール（６グリセリン（７アラビトール（８トラネキサム酸（９イオン交換水（製法）２５．０４．０適量適量１２゜０５．０７．００．３残余水相、アルコール泪を調節後回溶化する。

（発明の効果１本発明は以上説明したように構成されているので、肌荒
れ、日焼は後のほてりあるいはカミソリまけに対する改
善効果に優れていた。

Claims

【特許請求の範囲】

１、トラネキサム酸と分子内に３個以上の水酸基を有す
る多価アルコールの一種又は二種以上とを含有すること
を特徴とする皮膚外用剤。